JP2002104690A - シート体用搬送装置 - Google Patents

シート体用搬送装置

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JP2002104690A
JP2002104690A JP2000299162A JP2000299162A JP2002104690A JP 2002104690 A JP2002104690 A JP 2002104690A JP 2000299162 A JP2000299162 A JP 2000299162A JP 2000299162 A JP2000299162 A JP 2000299162A JP 2002104690 A JP2002104690 A JP 2002104690A
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sheet
stimulable phosphor
phosphor sheet
movable
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JP2000299162A
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English (en)
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Yuzuru Otsuka
譲 大塚
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】幅寸法の異なる種々のシート体を、損傷させる
ことなく円滑に搬送するとともに、構成の簡素化を図る
ことを可能にする。 【解決手段】ガイド機構72は、蓄積性蛍光体シートS
の搬送方向に交差する幅方向に延在する軸部材82と、
前記蓄積性蛍光体シートSに接触するとともに、前記軸
部材82に対して軸方向に移動可能に設けられる第1お
よび第2可動ローラ部材84a、84bと、該蓄積性蛍
光体シートSの幅寸法に応じて、前記第1および第2可
動ローラ部材84a、84bを前記軸方向に移動させる
駆動機構86とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シート体を搬送方
向が変化するシート体搬送路に沿って搬送するためのシ
ート体用搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、蓄積性蛍光体(輝尽性蛍光体)
を利用して、人体等の被写体の放射線画像情報を一旦記
録し、この放射線画像情報を写真フイルム等の写真感光
材料等に再生し、あるいはCRT等に可視像として出力
させるシステムが知られている。
【0003】蓄積性蛍光体は、放射線(X線、α線、γ
線、電子線、紫外線等)の照射によりこの放射線エネル
ギの一部を蓄積し、後に可視光等の励起光の照射によっ
て、蓄積されたエネルギに応じて輝尽発光を示す蛍光体
をいう。この蓄積性蛍光体は、取り扱いの容易性等か
ら、通常、シート状である蓄積性蛍光体シート(シート
体)として使用されている。
【0004】上記システムでは、例えば、予め放射線画
像情報が記録された蓄積性蛍光体シートが収容されたカ
セッテを装填する装填部と、前記カセッテから取り出さ
れた前記蓄積性蛍光体シートに担持された放射線画像情
報を読み取る読み取り部と、前記蓄積性蛍光体シートに
残存する放射線画像情報を消去する消去部とが組み込ま
れた画像情報読取装置が採用されている。
【0005】さらに、上記システムでは、蓄積性蛍光体
シートから読み取った放射線画像情報を写真フイルム
(シート体)に記録する画像情報再生装置が使用されて
いる。この画像情報再生装置は、写真フイルムが収容さ
れたカセッテやマガジン等の容器を装填する装填部と、
前記写真フイルムに放射線画像情報を記録する記録部と
を備えている。
【0006】ところで、上記の画像情報読取装置および
画像情報再生装置では、装置内の各処理部にシート体を
搬送するために、シート体搬送系(シート体用搬送装
置)が設けられている。このシート体搬送系は、シート
体を装置内でターン部等を有する所望の軌跡に沿って搬
送するために、ローラ、ガイド板またはベルト等を所定
の部位に配設し、前記シート体を案内している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】この場合、上記のロー
ラとしては、搬送されるシート体の幅方向(搬送方向に
交差する方向)よりも長尺な全幅ローラが用いられてい
るが、このような全幅ローラはシート体の全面に接触す
るために前記シート体との接触面積が大きくなってしま
う。これにより、該シート体の表面に塵埃が転写したり
汚れが発生し易いという問題が指摘されている。しか
も、ローラ幅が長尺であるため、その全長にわたって寸
法精度や面粗さを均一に維持しなければならず、ローラ
の製造コストが相当に高騰するという不具合がある。
【0008】そこで、軸方向に複数に分割されたローラ
面を有する、所謂、串形ローラが採用されている。しか
しながら、この種の串形ローラでは、ローラ数が少ない
場合に、幅寸法の異なる多種類のシート体を搬送する際
に前記シート体にばたつきや撓み等が発生し易い。この
ため、幅寸法の異なる種々のシート体を効率よく案内す
ることができないという問題がある。ここで、ローラ数
を増加させようとすると、実質的に全幅ローラと同様の
不具合が発生してしまう。
【0009】一方、ガイド板が用いられる際には、シー
ト体がこのガイド板の面を摺動することにより、前記シ
ート体に損傷や汚れが発生するという問題点がある。ま
た、ベルトが使用される際には、シート体が摺接する際
に汚れ等が発生し易くなるとともに、特に、ターン部等
に採用するために滑らかな円弧を実現しようとすると、
構造が相当に複雑化してしまう。
【0010】本発明はこの種の問題を解決するものであ
り、種々の異なる幅寸法を有するシート体を損傷等が発
生することがなく、簡単な構成で高精度に案内すること
が可能なシート体用搬送装置を提供することを目的とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係るシート体用
搬送装置では、シート体の搬送方向に交差する幅方向に
延在する軸部材に、可動ローラ部材が軸方向に移動可能
に設けられている。この可動ローラ部材は、駆動機構の
作用下にシート体の幅寸法に応じて軸方向に移動し、前
記シート体の所望の部位に確実に接触するように構成さ
れている。このため、可動ローラ部材とシート体との接
触面積が有効に削減され、前記シート体に損傷や汚れ等
が発生することを阻止することができる。しかも、幅寸
法の異なる種々のート体に容易に対応することが可能に
なるとともに、構造が複雑化することはない。
【0012】また、ガイド機構は、シート体の搬送方向
が変化する部位に配置されるとともに、可動ローラ部材
は、前記シート体の撓みが発生し易い部分と一方の先端
角部とに対応して移動可能な第1および第2可動ローラ
部材を備えている。従って、例えば、ターン部通過後の
シート体に撓みによる損傷等が発生することを阻止する
とともに、可動搬送されるシート体の接触圧が大きくな
る先端角部を保護することが可能になる。これにより、
幅寸法の異なる種々のシート体を所望の軌跡に沿って円
滑かつ良好に搬送するとともに、該シート体の汚れや損
傷等の発生を有効に阻止することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施形態に係る
シート体用搬送装置が組み込まれる画像情報読取装置1
0の内部構成説明図である。
【0014】画像情報読取装置10を構成する装置本体
12内には、予め被写体の放射線画像情報が一旦記録さ
れた蓄積性蛍光体シート(シート体)Sが収容されたカ
セッテ14を装填するカセッテ装填部16と、前記放射
線画像情報が記録された前記蓄積性蛍光体シートSに励
起光であるレーザ光Lを照射して前記放射線画像情報を
光電的に読み取る読み取り部18と、読み取り後に前記
蓄積性蛍光体シートSに残存する放射線画像情報を消去
する消去部20と、本実施形態に係る搬送装置22とが
組み込まれる。
【0015】カセッテ14は、蓄積性蛍光体シートSを
収容する筐体24と、前記蓄積性蛍光体シートSの取り
出し動作および挿入動作を行うために、前記筐体24の
端部に開閉可能に装着される蓋体26とを備える。カセ
ッテ装填部16は、カセッテ14を水平姿勢で挿入する
とともに、蓋体26を開閉する図示しない蓋体開閉手段
と、蓄積性蛍光体シートSを吸着保持して前記カセッテ
14から取り出すとともに、読み取りおよび消去後の前
記蓄積性蛍光体シートSを前記カセッテ14に送り込む
枚葉機構28とを設ける。
【0016】枚葉機構28は、カセッテ装填部16で蓋
体26が開放されたカセッテ14内に進入自在な吸着盤
30a、30bと、この吸着盤30a、30bを前記カ
セッテ14と搬送装置22を構成する第1搬送系32と
の間で進退させ、該カセッテ14内の蓄積性蛍光体シー
トSを前記第1搬送系32に送り出し可能な移動手段3
4とを備える。
【0017】図2に示すように、枚葉機構28は、互い
に平行して配置される側板40a、40bを設けてお
り、側板40aには、移動手段34を構成するモータ4
2が固定される。このモータ42の駆動軸42aに小径
プーリ44が軸着されており、この小径プーリ44と、
駆動軸46の一端に固着された大径プーリ48とにベル
ト50が架け渡されている。
【0018】駆動軸46は、側板40a、40bにその
両端側を回転自在に支持されており、その一端に設けら
れた大径プーリ48にアーム52の一端が固着される。
アーム52の他端にはリンク54の一端が揺動自在に連
結されるとともに、このリンク54の他端に第1支軸5
6が設けられる。駆動軸46の他端にはアーム52の一
端が直接固着されており、このアーム52の他端に第1
支軸56を設けたリンク54が連結されている。
【0019】側板40a、40bには、吸着盤30a、
30bを蓄積性蛍光体シートSの被吸着面(記録面とは
反対側の裏面)に対し上方から斜め下方に傾斜する軌跡
に沿って移動させるために、ガイド溝60、62が設け
られる。ガイド溝60、62は、吸着盤30a、30b
に所望の軌跡を付与するためにそれぞれの形状が設定さ
れており、可動フレーム64の両端には、それぞれ前記
ガイド溝60、62に対応して第1支軸56および第2
支軸66が固着される。
【0020】搬送装置22は、図1に示すように、枚葉
機構28の下流側に位置して蓄積性蛍光体シートSを略
水平方向に搬送する第1搬送系32と、前記蓄積性蛍光
体シートSを略上下方向に搬送する第2搬送系68と、
前記第2搬送系68の下部側で該蓄積性蛍光体シートS
を略水平方向に搬送する第3搬送系70と、搬送方向が
変化する部位、すなわち、前記第1搬送系32と前記第
2搬送系68との間、および、前記第2搬送系68と前
記第3搬送系70との間に設けられるガイド機構72と
を備える。
【0021】図2に示すように、第1および第2搬送系
32、68は搬送ローラ対76を備えており、前記第1
および第2搬送系32、68間には、ターン部を構成す
る湾曲ガイド板78が配置されており、この湾曲ガイド
板78の湾曲と直線部との境界部位に対応して蓄積性蛍
光体シートSの幅方向に延在する開口部80が形成され
る。この開口部80に対応してガイド機構72が配置さ
れる。
【0022】図2および図3に示すように、ガイド機構
72は、蓄積性蛍光体シートSの搬送方向(矢印A方
向)に交差する幅方向(矢印B方向)に延在する軸部材
82と、前記蓄積性蛍光体シートSに接触するととも
に、前記軸部材82に対して軸方向に移動可能に設けら
れる第1および第2可動ローラ部材84a、84bと、
該蓄積性蛍光体シートSの幅寸法に応じて前記第1およ
び第2可動ローラ部材84a、84bを前記軸方向に移
動させる駆動機構86とを備える。
【0023】軸部材82は、図示しない回転駆動源に連
結されて搬送ローラ対76と同期して回転駆動されると
ともに、この軸部材82の一端側、すなわち、幅寸法の
異なる種々の蓄積性蛍光体シートSの基準端面側に対応
して固定ローラ部材88が一体的に設けられている。軸
部材82の外周部には、互いに対角の位置に矢印B方向
に所定の長さを有して第1溝部90a、90bが設けら
れるとともに、前記第1溝部90a、90bから所定距
離だけ離間した位置には、矢印B方向に所定の長さを有
して第2溝部92a、92bが形成される。
【0024】第1可動ローラ部材84aの内周面には、
軸部材82の第1溝部90a、90bに嵌合する第1突
起部94a、94bが膨出形成されるとともに、第2可
動ローラ部材84bの内周面部には、前記軸部材82の
第2溝部92a、92bに嵌合する第2突起部96a、
96bが膨出形成される。
【0025】駆動機構86はモータ98を備え、このモ
ータ98の駆動軸98aに駆動プーリ100が軸着され
る。この駆動プーリ100には、エンドレスベルト状の
駆動ベルト102が噛合しており、前記駆動ベルト10
2の両端側が従動プーリ104a、104bに架け渡さ
れている。駆動ベルト102の所定の位置に、それぞれ
スライド部材106a、106bが固定されるととも
に、このスライド部材106a、106bの先端側に
は、第1および第2可動ローラ部材84a、84bの軸
方向両端に係合する一対の爪部108a、108bが設
けられている。
【0026】図1に示すように、第2搬送系68には、
消去部20が配置されており、この消去部20は、水平
方向に延在する複数の消去用光源110を備えている。
なお、消去用光源110は、1本で構成してもよく、ま
た、鉛直方向に延在して配置してもよい。
【0027】読み取り部18は、蓄積性蛍光体シートS
を水平方向(矢印X方向)に副走査搬送する副走査搬送
手段112と、副走査搬送されている前記蓄積性蛍光体
シートSに対し走査光としてレーザ光Lを略鉛直下方向
(矢印Y方向)に照射して主走査するレーザ光照射手段
114と、前記蓄積性蛍光体シートSから発せられる輝
尽発光光を集光し、前記蓄積性蛍光体シートSに担持さ
れている放射線画像情報を光電的に読み取る読み取り手
段116とを備える。
【0028】レーザ光照射手段114は、レーザ光Lを
一旦水平方向に導出した後、略鉛直下方向に屈曲させて
このレーザ光Lを蓄積性蛍光体シートSに照射するため
の光学系118を設けている。蓄積性蛍光体シートSの
レーザ光Lの照射位置近傍には、このレーザ光Lの照射
によって前記蓄積性蛍光体シートSから発せられる輝尽
発光光を集光する集光ガイド120および反射ミラー1
22が配置されている。この集光ガイド120には、フ
ォトマルチプライヤ124が接続されて読み取り手段1
16が構成されている。副走査搬送手段112は、水平
方向(矢印X方向)に互いに所定間隔離間して配置され
ている第1および第2ローラ対126、128を備え
る。
【0029】このように構成される画像情報読取装置1
0の動作について、以下に説明する。
【0030】まず、装置本体12の上部に設けられてい
るカセッテ装填部16にカセッテ14が水平方向に指向
して装着される。このカセッテ14内には、予め図示し
ない被写体の放射線画像情報が記録された蓄積性蛍光体
シートSを収容しており、前記カセッテ装填部16に設
けられた図示しない蓋体開閉手段の作用下に、蓋体26
が開放される。
【0031】次いで、枚葉機構28を構成する吸着盤3
0a、30bが筐体24内に進入し、蓄積性蛍光体シー
トSを吸着保持してこの蓄積性蛍光体シートSを前記筐
体24から取り出す。すなわち、図2に示すように、移
動手段34を構成するモータ42の駆動作用下に、小径
プーリ44、ベルト50を介して大径プーリ48が駆動
軸46と一体的に所定方向に回転する。
【0032】駆動軸46にはアーム52の一端が固着さ
れており、前記アーム52が前記駆動軸46を支点にし
て揺動すると、リンク54を介して連結される第1支軸
56および第2支軸66が側板40a、40bのガイド
溝60、62に沿って移動する。第1および第2支軸5
6、66が設けられた可動フレーム64は、吸着盤30
a、30bをカセッテ14内の蓄積性蛍光体シートSの
ベース面に対して移動させる。
【0033】このため、吸着盤30a、30bが蓄積性
蛍光体シートSのベース面を吸着保持し、移動手段34
を構成するモータ42が逆方向に駆動されることによ
り、前記吸着盤30a、30bがカセッテ14から第1
搬送系32側に移動する。従って、カセッテ14内の蓄
積性蛍光体シートSは、吸着盤30a、30bに吸着さ
れてこのカセッテ14から取り出され、先端部が第1搬
送系32を構成する搬送ローラ対76に挟持される(図
2参照)。
【0034】その際、搬送ローラ対76は、予め所定の
回転速度で回転しており、蓄積性蛍光体シートSの先端
が前記搬送ローラ対76に挟持されるのと略同時に、吸
着盤30a、30bによる前記蓄積性蛍光体シートSの
吸着保持が解除される。これにより、蓄積性蛍光体シー
トSは、第1搬送系32を構成する搬送ローラ対76の
回転作用下に、湾曲ガイド板78に沿ってこの第1搬送
系32から第2搬送系68に受け渡されることになる。
【0035】この場合、本実施形態では、蓄積性蛍光体
シートSの搬送方向先端側が湾曲ガイド板78からガイ
ド機構72に受け渡されると、この蓄積性蛍光体シート
Sは、前記ガイド機構72を構成する固定ローラ部材8
8と第1および第2可動ローラ部材84a、84bとに
その幅方向の所定の部位をガイドされ、第2搬送系68
側に移送される。このため、蓄積性蛍光体シートSの幅
方向全面をガイドする全幅ローラを用いる従来の構造に
比べ、前記蓄積性蛍光体シートSの表面に塵埃が転写し
たり、汚れ等が発生することを有効に阻止することがで
きる。
【0036】さらに、第1可動ローラ部材84aは、湾
曲ガイド板78に沿ってターン部を搬送されてきた蓄積
性蛍光体シートSの撓みの発生し易い部位、すなわち、
前記蓄積性蛍光他シートSの幅方向中央付近に対応して
配置される一方、第2可動ローラ部材84bは、前記蓄
積性蛍光体シートSの一方の先端角部に対応して配置さ
れている。なお、固定ローラ部材88は、蓄積性蛍光体
シートSの基準面側に配置されており、幅寸法の異なる
種々の蓄積性蛍光体シートSの他方の先端角部に常に対
応している。
【0037】これにより、湾曲ガイド板78に沿って搬
送されてきた蓄積性蛍光体シートSは、撓みの発生し易
い部位および一方の先端角部が第1および第2可動ロー
ラ部材84a、84bに案内される。このため、簡単な
構成で、蓄積性蛍光体シートSに損傷等が発生すること
を確実に阻止することが可能になるという効果が得られ
る。
【0038】さらにまた、本実施形態では、幅寸法の異
なる種々の蓄積性蛍光体シートSが用いられる際にも、
駆動機構86の作用下に容易かつ確実に対応することが
できる。すなわち、駆動機構86を構成するモータ98
が駆動され、駆動軸98aに軸着されている駆動プーリ
100が所定の方向に回転すると、前記駆動プーリ10
0に噛合する駆動ベルト102が従動プーリ104a、
104bに架け渡された状態で所定の方向に周回走行す
る。
【0039】駆動ベルト102には、スライド部材10
6a、106bが固着されており、前記スライド部材1
06a、106bに設けられている左右一対の爪部10
8a、108bが第1および第2可動ローラ部材84
a、84bの両端を支持して軸部材82の軸方向に移動
する。このため、第1および第2可動ローラ部材84
a、84bは、第1および第2溝部90a、90bおよ
び92a、92bに嵌合する第1および第2突起部94
a、94bおよび96a、96bの案内作用下に矢印B
方向に移動し、新たな蓄積性蛍光体シートSの幅寸法に
対応して位置決めされる(図4中、実線の位置および二
点鎖線の位置参照)。
【0040】従って、幅寸法の異なる種々の蓄積性蛍光
体シートSが用いられる際にも、この蓄積性蛍光体シー
トSの撓みが発生し易い中央部近傍および固定ローラ部
材88側の他方の先端角部とは反対の一方の先端角部
が、第1および第2可動ローラ部材84a、84bに確
実にガイドされる。これにより、蓄積性蛍光体シートS
の損傷等を確実に阻止するとともに、構成が簡素化し、
経済的であるという利点が得られる。
【0041】このガイド機構72では、軸部材82が図
示しない回転駆動源を介して搬送ローラ対76と同期し
て回転されており、第1溝部90a、90bに係合する
第1突起部94a、94bおよび第2溝部92a、92
bに係合する第2突起部96a、96bを介して、第1
および第2可動ローラ部材84a、84bが前記軸部材
82と一体的に回転し、蓄積性蛍光体シートSを第2搬
送系68側に円滑に搬送することができる。
【0042】なお、第1および第2可動ローラ部材84
a、84bを、回転駆動されないフリーローラとして構
成することができる。その際、第1および第2可動ロー
ラ部材84a、84bの内周面に第1突起部94a、9
4bおよび第2突起部96a、96bを設けずに、前記
第1および第2可動ローラ部材84a、84bを軸部材
82に対して回転自在に支持するように構成すればよ
い。
【0043】ところで、蓄積性蛍光体シートSは、第2
搬送系68の作用下に略鉛直下方向に搬送されると、前
記第2搬送系68からガイド機構72を介して第3搬送
系70に受け渡された後、読み取り部18に搬送され
る。図1に示すように、この読み取り部18を構成する
副走査搬送手段112では、蓄積性蛍光体シートSが第
1ローラ対126と第2ローラ対128とに挟持されて
矢印X方向(水平方向)に副走査搬送される一方、レー
ザ光照射手段114からレーザ光Lが導出される。
【0044】このレーザ光Lは、一旦水平方向に進んだ
後、光学系118を介して略鉛直下方向(矢印Y方向)
に指向し、蓄積性蛍光体シートSの撮影面に照射されて
主走査が行われる。レーザ光Lの照射により蓄積性蛍光
体シートSの撮影面から輝尽発光光が生じ、この輝尽発
光光が直接または反射ミラー122から集光ガイド12
0を介してフォトマルチプライヤ124により光電的に
読み取られる。
【0045】放射線画像情報の読み取りが終了した蓄積
性蛍光体シートSは、副走査搬送手段112が逆方向に
駆動されることによって鉛直上方向に搬送され、消去部
20に送られる。この消去部20では、消去用光源11
0が付勢されており、蓄積性蛍光体シートSに残存する
放射線画像情報の消去が行われる。消去後の蓄積性蛍光
体シートSは、第2搬送系68から第1搬送系32に受
け渡され、枚葉機構28を介してカセッテ14内に収容
される。
【0046】なお、本実施形態では、搬送装置22がシ
ート体として蓄積性蛍光体シートSを用いる画像情報読
取装置10に組み込まれているが、これに限定されるも
のではなく、この蓄積性蛍光体シートSから読み取った
画像情報をシート体である写真フイルムに記録する画像
情報再生装置に組み込まれてもよい。
【0047】
【発明の効果】本発明に係るシート体用搬送装置では、
シート体に接触する可動ローラ部材が、このシート体の
幅方向に移動可能であり、幅寸法の異なる種々のシート
体の所定の部位を確実に案内することができる。これに
より、シート体に損傷等が発生することを有効に阻止す
るとともに、構成の簡素化が容易に図られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るシート体用搬送装置が
組み込まれる画像情報読取装置の内部構成説明図であ
る。
【図2】前記画像情報読取装置を構成する枚葉部および
前記搬送装置の側面説明図である。
【図3】前記搬送装置の概略斜視図である。
【図4】前記搬送装置の動作を説明する平面図である。
【符号の説明】
10…画像情報読取装置 12…装置本体 16…カセッテ装填部 18…読み取り部 20…消去部 22…搬送装置 28…枚葉機構 32、68、70
…搬送系 72…ガイド機構 78…湾曲ガイド
板 82…軸部材 84a、84b…
可動ローラ部材 86…駆動機構 88…固定ローラ
部材 90a、90b、92a、92b…溝部 94a、94b、96a、96b…突起部 98…モータ 102…駆動ベル
ト 106a、106b…スライド部材 108a、108
b…爪部 112…副走査搬送手段 114…レーザ光
照射手段 116…読み取り手段 S…蓄積性蛍光体
シート

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】搬送されるシート体に接触して前記シート
    体を案内するためのガイド機構を備え、 前記ガイド機構は、前記シート体の搬送方向に交差する
    幅方向に延在する軸部材と、 前記シート体に接触するとともに、前記軸部材に対して
    軸方向に移動可能に設けられる可動ローラ部材と、 前記シート体の幅寸法に応じて前記可動ローラ部材を前
    記軸方向に移動させる駆動機構と、 を備えることを特徴とするシート体用搬送装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の搬送装置において、前記ガ
    イド機構は、前記シート体の搬送方向が変化する部位に
    配置されるとともに、 前記可動ローラ部材は、前記シート体の撓みが発生し易
    い部分と一方の先端角部とに対応して移動可能な第1お
    よび第2可動ローラ部材を備えることを特徴とするシー
    ト体用搬送装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009113887A (ja) * 2007-11-02 2009-05-28 Ricoh Elemex Corp 原稿搬送装置
CN108769454A (zh) * 2018-07-23 2018-11-06 沈阳派得林科技有限责任公司 一种智能调节焊缝底片数字化扫描设备及其扫描驱动方法

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