JP2000128396A - シート体の位置決め搬送装置 - Google Patents

シート体の位置決め搬送装置

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JP2000128396A
JP2000128396A JP10305944A JP30594498A JP2000128396A JP 2000128396 A JP2000128396 A JP 2000128396A JP 10305944 A JP10305944 A JP 10305944A JP 30594498 A JP30594498 A JP 30594498A JP 2000128396 A JP2000128396 A JP 2000128396A
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sheet
conveying
stimulable phosphor
positioning
phosphor sheet
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JP10305944A
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English (en)
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健治 ▲高▼田
Kenji Takada
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】簡単な構成で、シート体の位置決め搬送作業を
容易かつ確実に遂行することを可能にする。 【解決手段】蓄積性蛍光体シート32の一側面32aを
位置決めする固定ガイド板100と、前記蓄積性蛍光体
シート32を搬送方向に対して前記固定ガイド板100
側に傾斜する方向に搬送する斜め搬送手段102とを備
える。斜め搬送手段102は、蓄積性蛍光体シート32
を挟持する一対のローラ106、108と、前記蓄積性
蛍光体シート32を固定ガイド板100側に押圧する可
動ガイド板112とを備えるとともに、前記ローラ10
6、108は、軸方向に進退可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シート体をその搬
送方向に交差する幅方向に位置決めしながら搬送するシ
ート体の位置決め搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、蓄積性蛍光体(輝尽性蛍光体)
を利用して、人体等の被写体の放射線画像情報を一旦記
録し、この放射線画像情報を写真フイルム等の写真感光
材料等に再生し、あるいはCRT等に可視像として出力
させるシステムが知られている。
【0003】蓄積性蛍光体は、放射線(X線、α線、γ
線、電子線、紫外線等)の照射によりこの放射線エネル
ギの一部を蓄積し、後に可視光等の励起光の照射によっ
て、蓄積されたエネルギに応じて輝尽発光を示す蛍光体
をいう。この蓄積性蛍光体は、通常、シート状に構成さ
れて蓄積性蛍光体シートとして使用されており、前記蓄
積性蛍光体シートが1枚ずつカセッテに収容されて取り
扱われている。
【0004】上記システムでは、例えば、蓄積性蛍光体
シートに記録された画像情報の読み取りを行う読取部
と、読み取り後に前記蓄積性蛍光体シートに残存する画
像情報を消去する消去部とを備えた画像情報読取装置が
採用されている。この画像情報読取装置では、外部の撮
影装置により被写体の放射線画像情報が記録された蓄積
性蛍光体シートを収容するカセッテが装填部に挿入され
る。次いで、カセッテが開蓋された状態で、シート体枚
葉機構の作用下に前記カセッテから蓄積性蛍光体シート
が取り出され、この蓄積性蛍光体シートがシート体搬送
機構を介して読取部に搬送される。読取部で放射線画像
情報の読み取り処理が施された蓄積性蛍光体シートは、
消去部で残像の消去が行われた後、装填部に配置されて
いるカセッテ内に収容される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記の画像
情報読取装置では、装置本体内で搬送される蓄積性蛍光
体シートを読取部に送り出す直前に、この蓄積性蛍光体
シートを搬送方向に交差する方向(幅方向)に幅寄せす
る幅寄せ構造が採用されている。蓄積性蛍光体シート
は、例えば、ローラ対等の搬送手段により搬送される際
に幅方向に位置ずれを発生し易く、高精度な読み取り処
理を遂行するためには、読取部直前で前記蓄積性蛍光体
シートを正確に幅寄せする必要があるからである。
【0006】一方、読取部で読み取り処理が施された蓄
積性蛍光体シートは、搬送手段を介して再度カセッテ内
に戻されるが、その搬送中に曲がり等の位置ずれが発生
し、前記カセッテ内に前記蓄積性蛍光体シートを確実に
戻すことができない場合がある。その際、カセッテの直
前に、読取部と同様に幅寄せ構造を設けることが考えら
れるが、このカセッテの直前にはシート体枚葉機構等が
設けられており、この種の幅寄せ構造を配置することが
できない。
【0007】このため、読取部からカセッテに戻される
蓄積性蛍光体シートに曲がり等の位置ずれが発生しない
ように、各ユニットを高精度に取り付ける等の工夫が施
されている。しかしながら、装置全体の製造コストが高
騰するとともに、取り付け作業が相当に煩雑なものにな
るという問題が指摘されている。
【0008】本発明はこの種の問題を解決するものであ
り、簡単な構成で、シート体を円滑かつ確実に位置決め
しながら搬送することが可能なシート体の位置決め搬送
装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係るシート体の
位置決め搬送装置では、シート体の幅方向の位置決め基
準側に固定ガイド手段が配置され、このシート体が斜め
搬送手段を介して前記シート体の搬送方向に対し前記固
定ガイド手段側に傾斜して搬送される。このため、シー
ト体が傾斜等の位置ずれした状態で搬送されてきても、
このシート体の一側面が固定ガイド手段側に押し当てら
れて位置決めされながら、前記シート体が搬送方向に向
かって送り出される。これにより、簡単な構成で、シー
ト体を幅寄せした状態で正確に搬送することが可能にな
る。
【0010】ここで、斜め搬送手段は、シート体を挟持
して搬送方向に送り出す一対のローラと、ばね部材を介
して固定ガイド手段に向かって押圧される可動ガイド手
段とを備えている。このため、一対のローラで挟持搬送
されるシート体は、可動ガイド手段の押圧作用下に固定
ガイド手段に向かって押し当てられ、前記シート体が幅
寄せされながら搬送される。しかも、ローラが、両端側
に配置される回転部材と、この回転部材と一体的に回転
しかつ該回転部材に対しばね部材を介して軸方向に進退
可能なローラ部材とを備えている。従って、シート体が
搬送方向に対し固定ガイド手段側に傾斜して移動する
際、ローラ部材が軸方向に移動して前記シート体の折れ
や損傷等の発生を有効に阻止することができる。
【0011】さらに、ローラ部材は、回転駆動される軸
体に嵌合する内管部とこの内管部に対して傾動可能な外
管部とを一体的に設けたゴム製二重管を有している。こ
れにより、シート体が斜め搬送される際に外管部が容易
に変形(傾動)し、このシート体に損傷等が発生するこ
とがない。
【0012】さらにまた、斜め搬送手段は、シート体を
挟持して搬送方向に対しガイド手段側に傾斜する方向に
搬送する一対のローラを備えるとともに、各ローラは、
軸方向に進退可能なローラ部材を備えている。このた
め、ローラ部材がシート体と一体的に搬送方向に傾斜す
る方向に移動し、前記シート体の折れや損傷等の発生を
確実に阻止することが可能になる。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の第1の実施形態
に係るシート体の位置決め搬送装置10を組み込む画像
情報読取システム12の概略構成説明図である。
【0014】画像情報読取システム12の前面(操作
面)上部には、操作部およびモニタの機能を有するタッ
チパネル14が設けられ、このタッチパネル14の下方
にカセッテ16を着脱自在なカセッテ装填部18が設け
られる。カセッテ装填部18の内方にシート体枚葉装置
20が組み込まれている。シート体枚葉装置20の下流
側には、第1の実施形態に係る位置決め搬送装置10お
よび搬送系22を介して消去部24および読取部26が
配設される。
【0015】搬送系22は、複数の互いに対をなすロー
ラ対28を備えており、この複数のローラ対28により
構成される鉛直搬送路上に、消去部24を構成する複数
の消去用光源30が配置される。搬送系22の途上に
は、読取部26の直前で蓄積性蛍光体シート(シート
体)32を搬送方向に交差する方向に幅寄せする幅寄せ
機構33が配置されている。
【0016】読取部26は、カセッテ16から取り出さ
れた蓄積性蛍光体シート32を副走査方向(矢印A方
向)に搬送する第1および第2ローラ対34、36を有
する副走査系38と、副走査方向に搬送される前記蓄積
性蛍光体シート32に対し主走査方向(副走査方向に略
直交する方向)にレーザ光Lを照射する光学系40と、
このレーザ光Lの照射によって蓄積性蛍光体シート32
から生ずる輝尽発光光を光電的に読み取る集光系42と
を備えている。
【0017】カセッテ16は、蓄積性蛍光体シート32
を収容する筐体44と、この筐体44の開口部46を開
閉自在な蓋体48とを有し、カセット装填部18には、
前記蓋体48を開閉するための図示しない開閉手段が設
けられている。
【0018】図2に示すように、シート体枚葉装置20
は、カセッテ装填部18で蓋体48が開放されたカセッ
テ16内に進入自在な吸着盤50a、50bと、この吸
着盤50a、50bを前記カセッテ16と位置決め搬送
装置10との間で進退させ、該カセッテ16内の蓄積性
蛍光体シート32を前記位置決め搬送装置10に送り出
し可能な移動機構54とを備える。
【0019】シート体枚葉装置20には、蓄積性蛍光体
シート32の取り出し方向(矢印B方向)に交差する矢
印C方向に所定の間隔離間して側板70a、70bが設
けられる。側板70aには、移動機構54を構成する第
1モータ72が固定され、この第1モータ72の駆動軸
72aに軸着される小径プーリ74と、駆動軸76の一
端に固着された大径プーリ78とにベルト80が設けら
れる。
【0020】駆動軸76は、側板70a、70bにその
両端側を回転自在に支持されており、その一端に設けら
れた大径プーリ78にアーム82の一端が固着される。
アーム82の他端にリンク84の一端が揺動自在に連結
されるとともに、このリンク84の他端に第1支軸86
が設けられる。駆動軸76の他端には、アーム82の一
端が直接固着されており、このアーム82の他端に第1
支軸86を設けたリンク84が連結されている。
【0021】図3に示すように、側板70a、70bに
は、吸着盤50a、50bを蓄積性蛍光体シート32の
被吸着面に対し上方から斜め下方に傾斜する軌跡に沿っ
て移動させるために、ガイド手段85を構成するガイド
溝90、92が設けられる。ガイド溝90、92は、吸
着盤50a、50bに所望の軌跡を付与するためにそれ
ぞれの形状が設定されており、可動フレーム94の両端
には、それぞれ前記ガイド溝90、92に対応して第1
支軸86および第2支軸96が固着される。
【0022】可動フレーム94には、最小寸法の蓄積性
蛍光体シート32の矢印C方向の寸法に対応して吸着盤
50a、50bが装着される。ここで、各種寸法の異な
る全ての蓄積性蛍光体シート32は、例えば、側板70
aに近接する位置を基準にして配置される。
【0023】図2に示すように、位置決め搬送装置10
は、蓄積性蛍光体シート32の搬送方向(矢印X方向)
に交差する幅方向(矢印Y方向)の位置決め基準側に配
置され、前記蓄積性蛍光体シート32の一側面32aを
位置決めする固定ガイド板(固定ガイド手段)100
と、前記蓄積性蛍光体シート32を前記搬送方向に対し
て前記固定ガイド板100側に傾斜する方向に搬送する
斜め搬送手段102とを備える。固定ガイド板100
は、矢印X方向に沿って配置されており、その両端部に
蓄積性蛍光体シート32から離間する方向に屈曲する案
内部104a、104bが設けられる。
【0024】斜め搬送手段102は、蓄積性蛍光体シー
ト32を挟持して搬送方向に搬送する一対のローラ10
6、108と、固定ガイド板100とは反対側に配置さ
れ、複数のばね部材110を介し前記固定ガイド板10
0側に向かって押圧される可動ガイド板(可動ガイド手
段)112とを備える。
【0025】可動ガイド板112は、固定ガイド板10
0と平行に矢印X方向に向かって配置されており、その
両端部には蓄積性蛍光体シート32から離間する方向に
屈曲する案内部114a、114bが形成される。可動
ガイド板112の裏面側に複数のばね部材110が当接
し、このばね部材110の弾性力を介して前記可動ガイ
ド板112が固定ガイド板100側に押圧されるととも
に、前記可動ガイド板112は、図示しないストッパを
介して所定の位置に保持されている。
【0026】図4および図5に示すように、ローラ10
6は、両端側に配置されるギア(回転部材)116と、
前記ギア116と一体的に回転するとともに、蓄積性蛍
光体シート32を挟持した状態で該ギア116に対し圧
縮コイルばね(ばね部材)118を介して軸方向(矢印
Y方向)に進退可能なローラ部材120とを備える。ロ
ーラ部材120は、矢印Y方向に延在する軸体122
と、この軸体122に嵌合する内管部124およびこの
内管部124に対して傾動可能な外管部126が一体的
に設けられるゴム製二重管128とを備える。内管部1
24と外管部126とは、薄肉状に形成された連結部1
30を介して一体的に設けられており、この連結部13
0を支点にして前記外管部126が傾動する。
【0027】軸体122の両端には、直径方向に貫通し
てピン部材132が設けられる一方、ギア116に一体
的に設けられている円筒軸部134には、前記ピン部材
132が挿入される溝部136が所定の深さまで形成さ
れている。この円筒軸部134内には、圧縮コイルばね
118が配置されている。
【0028】なお、ローラ108は、上記のローラ10
6と同様に構成されており、同一の構成要素には同一の
参照符号を付して、その詳細な説明は省略する。
【0029】位置決め搬送装置10は、図2および図3
に示すように、複数組のローラ対138を有し、これら
のローラ対138およびローラ106、108が第2モ
ータ142を介して一体的に駆動される。第2モータ1
42に連結される駆動プーリ144にベルト146が係
合し、このベルト146は、各ローラ対138およびロ
ーラ106に設けられた従動プーリ148に架け渡され
ている。
【0030】このように構成される位置決め搬送装置1
0の動作について、以下に説明する。
【0031】先ず、図示しない撮影装置により人体等の
被写体の放射線画像情報が記録された蓄積性蛍光体シー
ト32は、カセッテ16内に遮光して収容された状態で
画像情報読取システム12を構成するカセッテ装填部1
8にセットされる。その際、カセッテ装填部18に設け
られている図示しないロック解除手段によりカセッテ1
6の蓋体48が所定の角度位置まで揺動され、開口部4
6がシート体枚葉装置20に対して開放される。
【0032】次いで、移動機構54を構成する第1モー
タ72の駆動作用下に、小径プーリ74、ベルト80を
介して大径プーリ78が駆動軸76と一体的に所定方向
に回動する。大径プーリ78および駆動軸76の他方の
端部には、アーム82の一端が固着されており、これら
のアーム82が前記駆動軸76を支点にして揺動する。
各アーム82の他端には、リンク84を介して第1支軸
86が連結されるとともに、この第1支軸86および第
2支軸96が側板70a、70bのガイド溝90、92
に配置されている。
【0033】アーム82が揺動することにより、第1お
よび第2支軸86、96がガイド溝90、92に沿って
移動し、この第1および第2支軸86、96を設けた可
動フレーム94は、吸着盤50a、50bをカセッテ1
6内の蓄積性蛍光体シート32の被吸着面に対して上方
から斜め下方に傾斜する軌跡に沿って移動させる。
【0034】そこで、吸着盤50a、50bにより蓄積
性蛍光体シート32の被吸着面が吸引された状態で、移
動機構54を構成する第1モータ72が逆方向に駆動さ
れる。このため、アーム82の揺動作用下に可動フレー
ム94と一体的に吸着盤50a、50bがカセッテ16
内から位置決め搬送装置10側に移動し、このカセッテ
16内の蓄積性蛍光体シート32は、前記吸着盤50
a、50bに吸着されて前記カセッテ16の開口部46
から取り出される。
【0035】そして、蓄積性蛍光体シート32の先端が
位置決め搬送装置10を構成するローラ106、108
に挟持される。その際、ローラ106、108は、第2
モータ142の作用下に、予め所定の回転速度で回転し
ている。蓄積性蛍光体シート32の先端部がローラ10
6、108に挟持されると略同時に、吸着盤50a、5
0bによる前記蓄積性蛍光体シート32の吸着保持が解
除される。これにより、蓄積性蛍光体シート32は、ロ
ーラ106、108からローラ対138を介して搬送系
22に受け渡された後、この搬送系22の作用下に、一
旦、消去部24を通過して幅寄せ機構33に送られる。
この幅寄せ機構33で幅寄せされた蓄積性蛍光体シート
32は、読取部26に搬送される。
【0036】読取部26では、蓄積性蛍光体シート32
が副走査系38を介して矢印A方向に副走査搬送されな
がら、光学系40からレーザ光Lがこの蓄積性蛍光体シ
ート32の記録面側に主走査される。従って、蓄積性蛍
光体シート32に記録されている放射線画像情報は、集
光系42により光電的に読み取られることになる。
【0037】読取部26により放射線画像情報の読み取
り処理が終了した後、蓄積性蛍光体シート32は、搬送
系22を介して逆方向に搬送され、鉛直上方向に移動す
る際に消去部24に設けられた複数の消去用光源30を
介して残存する放射線画像情報の消去が行われる。蓄積
性蛍光体シート32は、位置決め搬送装置10に送り込
まれ、この位置決め搬送装置10を介してカセッテ16
側に搬送される。
【0038】その際、蓄積性蛍光体シート32は、搬送
系22により読取部26から消去部24を通って搬送さ
れるため、その搬送途上で曲がり等の位置ずれが惹起さ
れている場合があるが、この第1の実施形態では、蓄積
性蛍光体シート32を正確に幅寄せしてカセッテ16内
に円滑かつ確実に送り込むことができる。
【0039】すなわち、図6に示すように、蓄積性蛍光
体シート32が傾いた状態で矢印X方向に搬送されてく
ると、この蓄積性蛍光体シート32は、位置決め搬送装
置10を構成するローラ106、108に挟持されて矢
印X方向に搬送されるとともに、固定ガイド板100に
対向して配置されている可動ガイド板112が、複数の
ばね部材110の弾性力を介して前記蓄積性蛍光体シー
ト32の他側面32bを押圧する。
【0040】このため、蓄積性蛍光体シート32には、
ローラ106、108による矢印X方向への搬送力と、
可動ガイド板112による矢印Y1方向への押圧力とが
作用する。そして、図7に示すように、蓄積性蛍光体シ
ート32の後端がローラ対138から離間すると、前記
蓄積性蛍光体シート32は、矢印X方向に対して固定ガ
イド板100側に傾斜する方向に斜め搬送される。従っ
て、蓄積性蛍光体シート32は、側面32aを固定ガイ
ド板100に沿って幅寄せ(位置決め)されながら矢印
X方向に搬送されるため、この蓄積性蛍光体シート32
をカセッテ16内に円滑かつ確実に挿入することができ
るという効果が得られる。
【0041】特に、位置決め搬送装置10は、構成の複
雑な幅寄せ構造を用いる必要がなく、ローラ106、1
08と固定ガイド板100と可動ガイド板112とを用
いるだけでよい。これにより、位置決め搬送装置10全
体の構成が一挙に簡略化かつ小型化され、前記位置決め
搬送装置10をカセッテ16の直前にも容易に配置する
ことが可能となる。
【0042】さらに、第1の実施形態では、ローラ10
6、108が、ギア116と一体的に回転するととも
に、軸方向(矢印Y方向)に圧縮コイルばね118を介
して進退可能なローラ部材120を備えている。
【0043】このため、ローラ106、108で蓄積性
蛍光体シート32を挟持して矢印X方向に搬送する際、
この蓄積性蛍光体シート32に可動ガイド板112を介
して固定ガイド板100側への押圧力が作用すると、前
記ローラ106、108を構成するローラ部材120
は、前記蓄積性蛍光体シート32を挟持搬送しながら、
該蓄積性蛍光体シート32と一体的に前記固定ガイド板
100側に移動する。これにより、蓄積性蛍光体シート
32がローラ部材106、108の表面と摺接してこの
蓄積性蛍光体シート32に折れや損傷等が発生すること
を有効に阻止することができる。
【0044】さらにまた、ローラ部材120は、軸体1
22とこの軸体122に装着される内管部124および
この内管部124に対して傾動可能な外管部126が一
体的に設けられる二重管128とを備えている。
【0045】このため、蓄積性蛍光体シート32が、傾
斜した状態でローラ106、108に挟持され、可動ガ
イド板112の押圧作用下に回転しながら固定ガイド板
100により位置決めされる際、二重管128の外管部
126がこの蓄積性蛍光体シート32の回転動作に追随
して傾動する(図7参照)。従って、蓄積性蛍光体シー
ト32の回転時に、この蓄積性蛍光体シート32とロー
ラ106、108とが摺接することがなく、該蓄積性蛍
光体シート32の損傷等を確実に阻止することが可能に
なる。
【0046】ところで、上記のように、位置決め搬送装
置10を介して正確に幅寄せされた蓄積性蛍光体シート
32は、カセッテ16内に送り込まれた後、このカセッ
テ16がカセッテ装填部18から引き出される。その
際、図示しない閉蓋手段を介して蓋体48が筐体44側
に閉動するため、カセッテ16は、開口部46が遮光さ
れた状態で画像情報読取システム12から取り出され
る。
【0047】図8は、本発明の第2の実施形態に係るシ
ート体の位置決め搬送装置150の概略平面説明図であ
る。なお、第1の実施形態に係る位置決め搬送装置10
と同一の構成要素には同一の参照符号を付して、その詳
細な説明は省略する。
【0048】位置決め搬送装置150は、固定ガイド板
100と斜め搬送手段152とを備え、この斜め搬送手
段152は、蓄積性蛍光体シート32を挟持して搬送方
向(矢印X方向)に対し固定ガイド板100側に傾斜す
る方向に搬送する一対のローラ154、156を備え
る。
【0049】ローラ154、156は、その軸線Kが矢
印Y方向の軸線0に対して角度θ゜だけ傾斜しており、
このローラ154、156に挟持される蓄積性蛍光体シ
ート32の搬送方向を固定ガイド板100側に傾斜させ
るように設定されている。この固定ガイド板100に対
向する位置には、必要に応じて固定ガイド板158が配
置されている。
【0050】このように構成される位置決め搬送装置1
50では、矢印X方向に搬送されてくる蓄積性蛍光体シ
ート32が斜め搬送手段152を構成するローラ15
4、156に挟持されると、このローラ154、156
の回転作用下に前記蓄積性蛍光体シート32が矢印X方
向に対し固定ガイド板100側に傾斜する方向に搬送さ
れる。従って、蓄積性蛍光体シート32は、一側面32
aが固定ガイド板100に押し付けられた状態で搬送さ
れるため、この一側面32aが前記固定ガイド板100
に沿って案内され、前記蓄積性蛍光体シート32の位置
決め搬送が行われる(図9参照)。
【0051】その際、ローラ154、156は、ローラ
106、108と同様に、蓄積性蛍光体シート32を挟
持した状態でローラ部材120が固定ガイド板100側
に移動するとともに、外管部126が傾動する。これに
より、蓄積性蛍光体シート32とローラ154、156
との間に摩擦力が発生することがなく、前記蓄積性蛍光
体シート32の折れや損傷等の発生を有効に阻止するこ
とができる等、第1の実施形態と同様の効果が得られ
る。
【0052】なお、第1および第2の実施形態では、蓄
積性蛍光体シート32をカセッテ16に挿入する位置に
位置決め搬送装置10、150が配置されているが、こ
の蓄積性蛍光体シート32の幅寄せが必要な場所に適宜
配置することができる。また、シート体としては、蓄積
性蛍光体シート32の他、種々のフイルム等にも適応可
能である。
【0053】
【発明の効果】本発明に係るシート体の位置決め搬送装
置では、シート体が搬送方向に対して固定ガイド手段側
に傾斜する方向に搬送されるため、このシート体を前記
固定ガイド手段の案内作用下に容易かつ確実に位置決め
搬送することができる。しかも、構成が簡素化し、装置
全体の小型化が図られて設置箇所の制約を受けることが
なく、種々の用途に対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るシート体の位置
決め搬送装置を組み込む画像情報読取システムの概略構
成説明図である。
【図2】前記位置決め搬送装置およびシート体枚葉装置
の要部斜視説明図である。
【図3】図2の要部側面説明図である。
【図4】前記位置決め搬送装置を構成するローラの分解
斜視説明図である。
【図5】前記ローラの縦断面説明図である。
【図6】前記位置決め搬送装置の動作を示す平面説明図
である。
【図7】前記位置決め搬送装置の動作を示す平面説明図
である。
【図8】本発明の第2の実施形態に係るシート体の位置
決め搬送装置の概略平面説明図である。
【図9】前記位置決め搬送装置の動作説明図である。
【符号の説明】
10、150…位置決め搬送装置 12…画像情報読
取システム 16…カセッテ 18…カセッテ装
填部 20…シート体枚葉装置 22…搬送系 24…消去部 26…読取部 32…蓄積性蛍光体シート 32a、32b…
側面 50a、50b…吸着盤 54…移動機構 100…固定ガイド板 102、152…
斜め搬送手段 106、108、154、156…ローラ 110…ばね部材 112…可動ガイ
ド板 116…ギア 118…圧縮コイ
ルばね 120…ローラ部材 122…軸体 124…内管部 126…外管部 128…二重管 130…連結部 132…ピン部材 134…円筒軸部 138…ローラ対

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シート体をその搬送方向に交差する幅方向
    に位置決めしながら搬送するシート体の位置決め搬送装
    置であって、 前記幅方向の位置決め基準側に配置され、前記シート体
    の一側面を位置決めする固定ガイド手段と、 前記シート体を、前記搬送方向に対して前記固定ガイド
    手段側に傾斜する方向に搬送する斜め搬送手段と、 を備えることを特徴とするシート体の位置決め搬送装
    置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の装置において、前記斜め搬
    送手段は、前記シート体を挟持して前記搬送方向に搬送
    する一対のローラと、 前記幅方向の位置決め基準側とは反対側に配置され、ば
    ね部材を介し前記固定ガイド手段に向かって押圧される
    可動ガイド手段と、 を備え、 前記ローラは、両端側に配置される回転部材と、 前記回転部材と一体的に回転するとともに、前記シート
    体を挟持した状態で該回転部材に対しばね部材を介して
    軸方向に進退可能なローラ部材と、 を備えることを特徴とするシート体の位置決め搬送装
    置。
  3. 【請求項3】請求項1記載の装置において、前記斜め搬
    送手段は、前記シート体を挟持して前記搬送方向に対し
    前記ガイド手段側に傾斜する方向に搬送する一対のロー
    ラを備え、 前記ローラは、両端側に配置される回転部材と、 前記回転部材と一体的に回転するとともに、前記シート
    体を挟持した状態で該回転部材に対しばね部材を介して
    軸方向に進退可能なローラ部材と、 を備えることを特徴とするシート体の位置決め搬送装
    置。
  4. 【請求項4】請求項2または3記載の装置において、前
    記ローラ部材は、前記回転部材に係合して回転する軸体
    と、 前記軸体が嵌合する内管部および前記内管部に対して傾
    動可能な外管部が一体的に設けられるゴム製二重管と、 を備えることを特徴とするシート体の位置決め搬送装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100377367B1 (ko) * 2001-07-05 2003-03-26 삼성전자주식회사 잉크젯 프린터의 배지 및 위치 제어장치
JP2008238456A (ja) * 2007-03-26 2008-10-09 Kyocera Mita Corp 用紙の幅合わせ装置
US9132989B2 (en) 2013-02-28 2015-09-15 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Recording apparatus
USD763350S1 (en) 2014-05-08 2016-08-09 Esselte Ipr Ab Cartridge for printer

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