JPH062532B2 - シ−ト体枚葉機構 - Google Patents

シ−ト体枚葉機構

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JPH062532B2
JPH062532B2 JP61119976A JP11997686A JPH062532B2 JP H062532 B2 JPH062532 B2 JP H062532B2 JP 61119976 A JP61119976 A JP 61119976A JP 11997686 A JP11997686 A JP 11997686A JP H062532 B2 JPH062532 B2 JP H062532B2
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guide
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謙二 田島
博 九島
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はシート体枚葉機構に関し、一層詳細には、複数
枚積層して収納されているシートフィルム等のシート体
を1枚ずつ確実に送り出すためのシート体枚葉機構に関
する。
人体等の被写体に放射線、例えば、X線を照射して感光
性フィルムに放射線画像を記録し、これを医療上の診断
等に役立てる放射線画像撮影装置が一般的に用いられて
いる。この場合、感光性フィルムは外光によって露光さ
れないように遮光状態で前記放射線画像撮影装置内に装
填され、このフィルムの感光乳剤面に直接X線を照射し
て被写体の画像を記録している。
ところで、近年、蓄積性螢光体(輝尽性螢光体)を用い
て被写体の放射線透過像を得る放射線画像記録再生シス
テムが開発され、特に、前記のような医療分野に広汎に
普及しつつある。ここで、蓄積性螢光体とは、放射線
(X線、α線、β線、γ線、電子線、紫外線等)を照射
すると、この放射線エネルギの一部を蓄積し、後に可視
光等の励起光を照射することにより蓄積されたエネルギ
に応じた輝尽発光光を生ずる螢光体をいう。
前記の放射線画像記録再生システムはこの蓄積性螢光体
を利用したもので、人体等の放射線画像情報を一旦蓄積
性螢光体からなる層を有するシートに記録し、この蓄積
性螢光体シートをレーザ光等の励起光で走査して輝尽発
光光を生じさせ、得られた輝尽発光光を光電的に読み取
って画像信号を得、この画像信号に基づき写真感光材料
等の記録材料、CRT等に可視像として出力させるもの
である。
ここで、記録材料に画像を記録する場合、画像記録装
置、例えば、画像出力レーザプリンタ装置が利用されて
いる。この装置は記録材料であるシート状の感光性フィ
ルムをマガジンを介して積層収納し、このフィルムを吸
着盤等からなる枚葉機構により1枚ずつ取り出して後、
蓄積性螢光体シートから得られた電気信号に基づいて変
調されたレーザ光を前記フィルムに照射することにより
画像を記録するものである。そして、この新たに画像が
記録されたフィルムは自動現像装置内に搬送され、現像
工程を経た後、所定の場所に保管され、あるいは直接医
療診断等に供される。
この場合、前記枚葉機構により送り出されるフィルムは
マガジン内に積層して収納されているため、前記フィル
ムが、例えば、静電気等に起因して互いに隣接する他の
フィルムと密着している場合が多い。このため、吸着盤
でフィルムを吸着してマガジン内から取り出す際に、前
記フィルムに隣接する他のフィルムがこれに密着した状
態で前記マガジンから複数枚同時に送り出される虞が生
ずる。
そこで、マガジン内に収納されているフィルムを1枚ず
つ取り出すため、前記フィルムを煽るようにしてマガジ
ンから取り出すよう構成した枚葉機構が採用されてお
り、例えば、特開昭56-132236号にその技術的思想が開
示されている。これを第1図に示す。
すなわち、第1図において、参照符号2は枚葉機構を示
し、前記枚葉機構2を構成する支持部材4には5本の管
体6a乃至6eが摺動自在に嵌合されている。前記管体
6a乃至6eの先端部には吸着盤8a乃至8eが装着さ
れると共に、前記吸着盤8a乃至8eから夫々所定間隔
離間した位置にストッパ部材10a乃至10eが固着されて
いる。この場合、支持部材4をシート体Aに対し平行し
て位置決めする際に、吸着盤8aと8eが前記シート体
Aに最も近接し、一方、吸着盤8cがこのシート体Aか
ら最も離間すると共に、吸着盤8b、8dが前記吸着盤
8a、8eと8cとの間に位置するように夫々のストッ
パ部材10a乃至10eの取付位置が選択されている。そし
て、夫々の吸着盤8a乃至8eと支持部材4との間には
コイルスプリング12a乃至12eが配設されている。な
お、管体6a乃至6eの端部には図示しない真空吸引機構が
接続されている。
以上のような構成において、支持部材4をシート体A側
に変位させて吸着盤8a乃至8eの全てがシート体A1
の表面に当接する位置において、前記支持部材4の変位
動作を停止する。
そこで、図示しない真空吸引機構を付勢すれば、夫々の
吸着盤8a乃至8eによりシート体A1が吸着される。
次いで、前記支持部材4をシート体Aから離間する方向
に変位させると、先ず、管体6cに固着されるストッパ
部材10cがコイルスプリング12cの弾発力を介して前記
支持部材4に係合し、吸着盤8cが、図中、上方に変位
する。このため、シート体A1とこれに隣接する次なる
シート体A2との間に僅かな隙間が画成される。さら
に、支持部材4を上方に変位させるとコイルスプリング
12b、12dの弾発力を介してストッパ部材10b、10dが
支持部材4に当接して吸着盤8b、8dが上方に変位す
る。最終的に、全ての吸着盤8a乃至8eが上方に変位
した際にはシート体A1は上方に湾曲するように変形し
ている。
従って、シート体A1と次なるシート体A2との間には空
間が画成され、前記シート体A2はこのシート体A1と共
に搬送されることはない。結局、積層されているシート
体Aは枚葉機構2を介して1枚ずつ送り出されることに
なる。
然しながら、前記の従来技術では、吸着盤8a乃至8e
によりシート体Aを湾曲させるため、前記吸着盤8a乃
至8eを装着する管体6a乃至6eの長さを夫々選択し
なければならない。すなわち、第1図に例示した従来技
術では、管体は少なくとも管体6cと、管体6b、6d
と、管体6a、6eの3種類の異なる長さに形成されて
おり、このため、前記管体の製造作業が煩雑となると共
に、その製造費が高騰するという欠点がある。しかも、
個々の管体には夫々長さの異なるコイルスプリングを配
設しなければならず、前記管体と共にコイルスプリング
の長さの選択、製造並びに調整作業が極めて煩わしいも
のとなるという不都合が指摘されている。さらに、枚葉
終了時にシート体A1は湾曲した状態で保持される。こ
のため、次の搬送路はその湾曲したシート体A1を搬送
出来るような構造となっていなければならず、その構造
が複雑なものとなってしまう。
本発明は前記の不都合を克服するためになされたもので
あって、同一の管体と吸着盤を複数個用意し、前記管体
と吸着盤を一体的にアーム部材に装着すると共に、前記
アーム部材にはベアリング等のガイド部材を係着し、前
記ガイド部材をガイド板に形成された溝部に嵌合して前
記溝部の形状に沿って変位させ、前記アーム部材を少な
くとも一度揺動させて前記吸着盤に吸着されるシート体
に煽り動作を与えることにより、積層されているシート
体をマガジン等から1枚ずつ確実に送り出すことを可能
とした簡単な構造からなるシート体枚葉機構を提供する
ことを目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明は、複数枚積層さ
れているシート体を保持して順次送り出すシート体枚葉
機構であって、 吸引機構に管路を介して接続される複数の吸着盤を有す
る吸着手段と、 前記吸着手段が一体的に装着されるアーム部材と、 駆動手段に係合して前記積層されているシート体に対し
進退変位すると共に、前記アーム部材が揺動自在に係合
される摺動部材と、 前記アーム部材に設けられた係合部材が係合するガイド
部材と、 を備え、 前記ガイド部材は、前記吸着手段で吸着しているシート
体に煽り作用を与えるべく前記係合部材を嵌合して所定
の軌跡に沿って案内するためのガイド用開口部を有する
ことを特徴とする。
次に、本発明に係るシート体枚葉機構について好適な実
施態様を挙げ、添付の図面を参照しながら以下詳細に説
明する。
第2図において、参照符号20は本発明に係るシート体枚
葉機構を示す。前記シート体枚葉機構20を構成する回転
駆動源22から延在する回転駆動軸22aには第1のスプロ
ケット24が軸支され、前記第1スプロケット24にチェー
ン26の一端が懸架される。前記チェーン26の他端は第2
のスプロケツト28に懸架され、前記第2スプロケット28
は回転軸30の一端部に軸着される。また、前記回転軸30
の両端部には夫々板状の揺動部材34a、34bの端部が固
着される。そして、揺動部材34a、34bには摺動部材36
a、36bが係合している。
すなわち、画像記録装置等内に立設されている板体37a
に取付板38a、38bが鉛直方向に所定間隔離間して固着
される。夫々の取付板38a、38bには平行な一対のガイ
ドバー40a、40bが鉛直方向に指向して固着され、前記
ガイドバー40a、40bに摺動部材36aが支持される。前
記摺動部材36aには支持ピン42を介してベアリング44が
回転自在に支承され、このベアリング44に前記揺動部材
34aの端部が係合する。摺動部材36aの両側部には突起
部46a、46bを形成し、前記突起部46a、46bと取付板
38bとの間にスプリング48a、48bを介装する。さら
に、摺動部36aには支持ピン42とは反対側の面部にピン
部材50を植設しておく。
一方、摺動部材36bは前述した摺動部材36aと同様に構
成され、板体37bに固着される取付板38c、38d間には
平行な一対のガイドバー40c、40dが固着され、夫々の
ガイドバー40c、40dに摺動部材36bが摺動自在に装着
される。摺動部材36bの一面部には揺動部材34bに係合
するベアリング44aを回転自在に支承しており、前記摺
動部材36bが摺動自在に装着される。摺動部材36bの一
面部には摺動部材34bに係合するベアリング44aを回転
自在に支承しており、前記摺動部材36bの両側部に形成
される突起部46c、46dと取付板38dの間に夫々スプリ
ング48c、48dを介装すると共に、前記ベアリング44a
とは反対側の面部にピン部材52を植設しておく。
ところで、ピン部材50には連結板54の一端部を揺動自在
に係合し、この連結板54と摺動部材36aとの間にスプ
リング56が介装される。このため、連結板54はスプリン
グ56の引張力を介して常時矢印C方向に引張されてい
る。また、連結板54の他端部には固定ピン58を固着し、
前記固定ピン58の略中間部にベアリング(係合部材)60
が支承されると共に、このベアリング60はガイド板62に
係合する。
前記ガイド板62は板体37aに固定されており、このガイ
ド板62に溝部64が形成される。この場合、溝部64は鉛直
方向下方から上方に所定長さ延在する第1の開口部66a
と、前記第1開口部66aの端部から、図中、右方向に屈
曲乃至湾曲する第2の開口部66bと、前記第2開口部66
bの端部から左上方向に傾斜する第3の開口部66cとを
含む。
そして、固定ピン58並びにピン部材52にアーム部材70が
係合する。アーム部材70を構成して前記固定ピン58に固
着される第1のアーム72は前記アーム部材70を構成して
ピン部材52に揺動自在に支承される第2のアーム74より
短尺に形成される。また、前記第1アーム72と第2アー
ム74の上部には水平方向に延在して第3のアーム76が一
体的に形成され、前記第3アーム76には複数個の管体78
が嵌合している。管体78に形成される係止部80を介して
前記管体78は第3アーム76に固定されると共に、夫々の
管体78の一端部には吸着盤82が装着される。なお、管体
78の他端部には図示しない真空吸引装置を接続してお
く。
本実施態様に係るシート体枚葉機構は基本的には以上の
ように構成されるものであり、次にその作用並びに効果
について説明する。
そこで、複数枚のシートフィルムAを積層収納するマガ
ジン86から前記シートフィルムAを取り出す作業につい
て、第3図a乃至cを参照しながら以下詳細に説明す
る。
先ず、回転駆動源22の駆動作用下に回転駆動軸22aを第
2図において矢印B方向に回転させると、これに軸着さ
れる第1スプロケット24が矢印B方向に回転し、前記第
1スプロケット24に懸架されるチェーン26を介して第2
スプロケツト28が回転する。このため、第2スプロケッ
ト28を軸支する回転軸30が回転し、前記回転軸30に固着
される揺動部材34a、34bが矢印B方向に揺動するに至
る。従って、前記揺動部材34a、34bに係合する摺動部
材36a、36bはスプリング48a、48b並びに48c、48d
を介して鉛直方向下方に変位する。結局、摺動部材36
a、36bに支持されるアーム部材70はガイド板62の第1
開口部66aに案内されるベアリング60を介して鉛直方向
下方に変位し、夫々の吸着盤80はスプリング48a乃至48
dの弾発力を介してマガジン86内に収納されるシートフ
ィルムA1の上面部に圧接する(第3図a参照)。
次いで、図示しない真空吸引装置を駆動して夫々の吸着
盤82によりシートフィルムA1を吸着した状態で、回転
駆動源22を前記とは逆方向に回転駆動する。このため、
回転駆動軸22aが矢印C方向に回転し、これに軸着され
る第1スプロケット24、チェーン26並びに第2スプロケ
ット28を介して回転軸30が矢印C方向に回転し、この回
転軸30に固着される揺動部材34a、34bは矢印C方向に
揺動する。従って、夫々の揺動部材34a、34bに係合す
る摺動部材36a、36bは夫々のスプリング48a、48bお
よび48c、48dの引張力に抗して鉛直方向上方に変位
し、溝部64の第1開口部66aに案内されるベアリング60
を介してアーム部材70は鉛直方向上方に変位する。すな
わち、吸着盤82が鉛直方向上方に変位してシートフィル
ムA1の一端部側がマガジン86から取り出されることに
なる。
さらに、回転駆動源22を駆動して夫々の摺動部材36a、
36bを鉛直方向上方に変位させるとベアリング60が溝部
64の第2開口部66bに至る。その際、連結板54がスプリ
ング56の引張力を介して矢印C方向に引張されているた
め、この連結板54はピン部材50を支点として矢印C方向
に揺動し、前記連結板54に固定ピン58を介して支承され
るベアリング60は前記第2開口部66bの形状に沿って変
位する。従って、固定ビン58を介して連結板54に固着さ
れているアーム部材70は同様に矢印C方向に揺動するに
至る。ここで、第3図bに示すように、吸着盤82に吸着
保持されているシートフィルムA1にはアーム部材70の
揺動作用下に煽り動作が与えられ、このシートフィルム
1に密着状態でマガジン86から取り出されようとして
いた他のシートフィルムA2は再びマガジン86内に収納
される。
そして、回転駆動源22を駆動して摺動部材36a、36bを
鉛直方向上方に変位させると、ベアリング60は第2開口
部66bから離脱して第3開口部66cに嵌合する。従っ
て、アーム部材70は前記とは逆方向(矢印B方向)に揺
動し、吸着盤82に吸着保持されているシートフィルムA
1の端部は摺接する搬送用ローラ88a、88b間に進入す
るに至る(第3図c参照)。そこで、ローラ88a、88b
を回転駆動すると共に、図示しない真空吸引装置の駆動
を停止すれば、シートフィルムA1は前記ローラ88a、8
8bに挟持されて所定の画像記録部へと搬送されること
になる。
次いで、回転駆動源22を駆動して回転駆動軸22aを矢印
B方向に回転させて摺動部材36a、36bを下降させ、前
述した工程と同様にマガジン88内のシートフィルムAの
枚葉作業を行う。
ところで、本実施態様では、ガイド板62を単一の板体で
構成しているが、例えば、第2図中一点鎖線で示すよう
に、前記ガイド板62を複数枚の屈曲する板体で構成して
もよい。また、溝部64の形状はマガジン86に収納されて
いるフィルムAの煽り方向や、搬送用ローラ88a、88b
の位置等により好適に選択されることは容易に諒解され
よう。
そこで、本発明に係るシート体枚葉機構の他の実施態様
を第4図並びに第5図aおよびbに示す。
この場合、第1の実施態様と同一の構成要素には同一の
参照数字を付してその詳細な説明は省略する。
シート体枚葉機構20aを構成する摺動部材36aにはピン部
材50およびスプリング56を介して比較的長尺な第1の連
結板90が揺動自在に支持されており、この第1の連結板
90の一端部には固定ピン92を介して第1のベアリング
(係合部材)94aが軸支されている。第1連結板90の他
端部にはピン部材96を介して短尺な第2の連結板98が揺
動自在に支持され、この第2連結板98の端部に固定ピン
100を固着すると共に、前記固定ピン100には第2のベア
リング(係合部材)94bが支承される。固定ピン100の
端部にはアーム部材70を構成する第1アーム72が係着さ
れると共に、前記アーム部材70の第2アーム74は他方の
摺動部材36bに揺動自在に係合している。すなわち、前
記摺動部材36bには摺動部材36aと同様に、ピン部材50
に対応してピン部材50aを設けており、前記ピン部材50
aを介して長尺な連結板90aの一端部が揺動自在に支持
される。前記連結板90aの他端部にはピン部材96aが係
着され、このピン部材96aに第2アーム74が支持され
る。
また、第1連結板90の下端部にはストッパピン102が固
着され、このストッパピン102と第2連結板98との間に
スプリング104が介装される。
一方、ガイド用溝部64aを形成するために2板のガイド
板62a、62bが配設されている。溝部64aはその下端部
を外部に開放して鉛直方向上方に指向して後、図中、右
方向に屈曲乃至湾曲する第1の開口部106aを有すると共
に、その上部には、図中、左上方向に傾斜する第2の開
口部106bを設けておく。なお、溝部64aの略中央部はガ
イド板62aと62bとの間に画成される幅広な開口部108
を介して外部に開放されている。
このような構成において、前述した第1の実施態様と同
様に回転駆動源22の作用下に摺動部材36a、36bを介し
てアーム部材70を変位させ、夫々の吸着盤82を介してシ
ートフィルムAを吸着保持してこのシートフィルムAに
煽り動作を与えて後、夫々のローラ88a、88b側に傾斜
させて所定の画像記録部に搬送するものである。
この場合、第2の実施態様に係るシート体枚葉機構20a
では、第5図aおよびbに示すように夫々のベアリング
94a、94bがシートフィルムAの煽り動作並びにローラ
88a、88bへの送り動作を夫々独立して行う。
すなわち、第5図aに示すように、回転駆動源22を駆動
してアーム部材70を鉛直方向上方に変位させると、先
ず、第2ベアリング94bが第1開口部106aに嵌合し、
前記アーム部材70が傾斜して夫々の吸着盤82に係着保持
されているシートフィルムAが湾曲されて煽り動作が与
えられる。さらに、アーム部材70を鉛直方向上方に変位
させると、第1ベアリング94aが第2開口部106bに嵌
合して第1連結板90が揺動する。その際、前記第1連結
板90に固着されるストッパピン102が第2連結板98に当
接してアーム部材70を前記第1連結板90と同様に傾斜さ
せるため、吸着盤82に吸着保持されているシートフィル
ムAはその一端部をローラ88a、88b側に指向して傾斜
する(第5図b参照)。また、この場合、第2ベアリン
グ94bは開口部108内に臨入するため、アーム部材70は
好適に揺動動作することが出来る。従って、図示しない
真空吸引装置の駆動を停止して夫々のローラ88a、88b
を回転駆動すれば、シートフィルムAは前記ローラ88
a、88bに挟持されて画像記録部へと搬送されることに
なる。
以上のように、本発明によれば、同一の吸着盤と管体を
アーム部材に一体的に装着し、前記アーム部材を屈曲す
る溝部と前記溝部に嵌合して案内されるベアリング等の
ガイド部材を介して変位させ、前記吸着盤に吸着保持さ
れているシート体に煽り動作を与えてこれを枚葉するよ
う構成している。このため、マガジン内に積層収納され
ているシート体が静電気等の発生により、互いに密着し
合っていても、前記シート体を一枚づつ確実に前記マガ
ジンから次段の工程へと送り出すことが出来る。さら
に、ガイド部材を嵌合する溝部の形状を選択することに
より、シート体の取付動作を簡単に変更出来、従って、
例えば、画像記録装置等内に装填されるマガジンの配置
姿勢が異なっても、これに容易に対応することが可能と
なる効果が得られる。
以上、本発明について好適な実施態様を挙げて説明した
が、本発明はこの実施態様に限定されるものではなく、
前述した放射線画像記録再生システムを構成する放射線
画像撮影装置あるいは読取装置において複数枚積層収納
された蓄積性螢光体シートを1枚ずつ取り出す場合にも
用いることが出来る等、本発明の要旨を逸脱しない範囲
において種々の改良並びに設計の変更が可能なことは勿
論である。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来技術に係るシート体枚葉機構の概略構成
図、 第2図は本発明に係るシート体枚葉機構の一部省略斜視
図、 第3図a乃至cは本発明に係るシート体枚葉機構の動作
説明図、 第4図は本発明に係る他のシート体枚葉機構の一部省略
斜視図 第5図aおよびbは第4図に示すシート体枚葉機構の動
作説明図である。 20、20a…シート体枚葉機構 30…回転軸、34a、34b…揺動部材 36a、36b…摺動部材、54連結板 60…ベアリング、62、62a、62b…ガイド板 64、64a…溝部、66a〜c…開口部 70…アーム部材、78…管体 82…吸着盤、90…連結板 94a、94b…ベアリング 98…連結板、106a、106b…開口部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数枚積層されているシート体を保持して
    順次送り出すシート体枚葉機構であって、 吸引機構に管路を介して接続される複数の吸着盤を有す
    る吸着手段と、 前記吸着手段が一体的に装着されるアーム部材と、 駆動手段に係合して前記積層されているシート体に対し
    進退変位すると共に、前記アーム部材が揺動自在に係合
    される摺動部材と、 前記アーム部材に設けられた係合部材が係合するガイド
    部材と、 を備え、 前記ガイド部材は、前記吸着手段で吸着しているシート
    体に煽り作用を与えるべく前記係合部材を嵌合して所定
    の軌跡に沿って案内するためのガイド用開口部を有する
    ことを特徴とするシート体枚葉機構。
  2. 【請求項2】特許請求の範囲第1項記載のシート体枚葉
    機構において、前記ガイド用開口部は、前記アーム部材
    に設けられた係合部材が嵌合することにより前記吸着手
    段で吸着しているシート体に煽り作用を与えるための第
    1の開口部と、 前記係合部材が嵌合することにより前記シート体の端部
    を一対の搬送用ローラ間に臨入可能に傾斜させるための
    第2の開口部と、 を有することを特徴とするシート体枚葉機構。
  3. 【請求項3】特許請求の範囲第2項記載のシート体枚葉
    機構において、前記摺動部材に揺動自在に連結板が配設
    されると共に、 前記連結板の一端には、前記アーム部材と前記ガイド用
    開口部の第1の開口部に嵌合して前記シート体に煽り作
    用を与えるための第1の係合部材とが設けられ、 前記連結板の他端には、前記ガイド用開口部の第2の開
    口部に嵌合して前記シート体の端部を一対の搬送用ロー
    ラ間に臨入可能に傾斜させるための第2の係合部材が設
    けられることを特徴とするシート体枚葉機構。
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