JPH11322098A - シート体枚葉装置 - Google Patents

シート体枚葉装置

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JPH11322098A
JPH11322098A JP13157398A JP13157398A JPH11322098A JP H11322098 A JPH11322098 A JP H11322098A JP 13157398 A JP13157398 A JP 13157398A JP 13157398 A JP13157398 A JP 13157398A JP H11322098 A JPH11322098 A JP H11322098A
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JP
Japan
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sheet
stimulable phosphor
container
moving
sheet body
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JP13157398A
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Yuzuru Otsuka
譲 大塚
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】簡単な構成で、容器内のシート体をシート体搬
送機構に円滑かつ確実に送り出すことを可能にする。 【解決手段】吸着盤50a、50bをカセッテ16とシ
ート体搬送機構20との間で移動させる移動機構54
と、前記蓄積性蛍光体シート32の一側面32a側に設
けられ、該蓄積性蛍光体シート32を基準搬送ラインE
に沿って強制的に案内するための幅寄せガイド56とを
備える。移動機構54は、矢印B方向に進退自在な可動
ベース84と、吸着盤50a、50bを配置して前記可
動ベース84に対し矢印C方向等に進退可能に装着され
るブラケット88とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、写真フイ
ルムや蓄積性蛍光体シート等のシート体を吸着して送り
出すシート体枚葉装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、蓄積性蛍光体(輝尽性蛍光体)
を利用して、人体等の被写体の放射線画像情報を一旦記
録し、この放射線画像情報を写真フイルム等の写真感光
材料等に再生し、あるいはCRT等に可視像として出力
させるシステムが知られている。
【0003】蓄積性蛍光体は、放射線(X線、α線、γ
線、電子線、紫外線等)の照射によりこの放射線エネル
ギの一部を蓄積し、後に可視光等の励起光の照射によっ
て、蓄積されたエネルギに応じて輝尽発光を示す蛍光体
をいう。この蓄積性蛍光体は、通常、シート状に構成さ
れて蓄積性蛍光体シートとして使用されており、前記蓄
積性蛍光体シートが1枚ずつカセッテに収容されて取り
扱われている。
【0004】上記システムでは、例えば、蓄積性蛍光体
シートに記録された画像情報の読み取りを行う読取部
と、読み取り後に前記蓄積性蛍光体シートに残存する画
像情報を消去する消去部とを備えた画像情報読取装置が
採用されている。この画像情報読取装置では、外部の撮
影装置により被写体の放射線画像情報が記録された蓄積
性蛍光体シートを収容するカセッテが装填部に挿入され
る。次いで、カセッテが開蓋された状態で、シート体枚
葉機構の作用下に前記カセッテから蓄積性蛍光体シート
が取り出され、この蓄積性蛍光体シートがシート体搬送
機構を介して読取部に搬送される。読取部で放射線画像
情報の読み取り処理が施された蓄積性蛍光体シートは、
消去部で残像の消去が行われた後、装填部に配置されて
いるカセッテ内に収容される。
【0005】一方、上記のシステムでは、写真フイルム
等の写真感光材料に放射線画像情報を記録再生する画像
情報再生装置が用いられている。この画像情報再生装置
では、複数枚の写真感光材料が収容されたマガジンが装
填部に配置された後、このマガジンから前記写真感光材
料がシート体枚葉機構の作用下に1枚ずつ取り出されて
シート体搬送機構に受け渡され、このシート体搬送機構
を介して記録部に移送される。記録部では、蓄積性蛍光
体シートから得られた放射線画像情報がレーザ光等の照
射によって露光記録される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、シート体枚
葉機構は、通常、装填部に装填されたカセッテやマガジ
ン(以下、容器という)内に進入して蓄積性蛍光体シー
トや写真フイルム(以下、シート体という)を吸着する
吸着盤を備えている。そして、吸着盤を容器内とシート
体搬送機構との間で移動させることにより、この吸着盤
に吸着されたシート体を前記シート体搬送機構に送り出
している。
【0007】しかしながら、容器が装填部に装填された
際、この容器内でシート体が種々の姿勢に配置されてお
り、例えば、前記シート体に回転や幅方向の傾き等が生
じている場合がある。その際、上記のシート体枚葉機構
では、吸着盤がシート体を容器内の姿勢のまま吸着して
取り出すため、このシート体の枚葉不良が惹起したり、
前記シート体をシート体搬送機構に確実に受け渡すこと
ができないという問題が指摘されている。
【0008】本発明は、この種の問題を解決するもので
あり、簡単な構成で、容器内のシート体をシート体搬送
機構に円滑かつ確実に送り出すことが可能なシート体枚
葉装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係るシート体枚
葉装置では、移動機構を構成する吸着盤が容器内に進入
してこの容器内のシート体を吸着し、さらに前記シート
体を吸着保持してシート体搬送機構側に移動し、前記シ
ート体を前記シート体搬送機構に送り出している。その
際、シート体は、その一側面側を幅寄せガイドを介して
基準搬送ラインに沿って強制的に案内されるとともに、
このシート体を吸着している吸着盤が、ブラケットと一
体的に可動ベースに対して少なくとも該可動ベースの進
退方向に交差する方向、すなわち、前記シート体の幅方
向に移動自在である。
【0010】このため、可動ベースが容器側からシート
体搬送機構側に移動する際、吸着盤に吸着されているシ
ート体は、幅方向に容易に移動して幅寄せガイドの基準
搬送ラインに沿って強制的に幅寄せされる。従って、前
記シート体をシート体搬送機構に対して円滑かつ確実に
送り出すことができる。
【0011】しかも、吸着盤を配置するブラケットは、
弾性体、例えば、スプリング、板ばね、ゴム等を介して
可動ベースに対し移動自在に装着されている。これによ
り、移動機構は、可動ベースを容器側とシート体搬送機
構側との間で進退させるアクチュエータのみを用いるだ
けでよく、ブラケットをシート体の幅方向に進退させる
ための特別なアクチュエータ(駆動源)が不要になる。
これにより、移動機構全体の構成が有効に簡素化され
る。
【0012】また、幅寄せガイドは、容器側からシート
体搬送機構側に向かって内方に傾斜する傾斜面と、基準
搬送ラインに沿って延在するガイド面とを有しており、
容器から取り出されたシート体は、先ず、傾斜面に沿っ
て引き込まれた後、ガイド面へと円滑に案内される。こ
のため、簡単な構成で、種々の姿勢で配置されているシ
ート体を、基準搬送ラインに沿って確実に案内すること
が可能になる。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施形態に係る
シート体枚葉装置10を組み込む画像情報読取装置12
の概略構成説明図である。
【0014】画像情報読取装置12の前面(操作面)上
部には、操作部およびモニタの機能を有するタッチパネ
ル14が設けられ、このタッチパネル14の下方にカセ
ッテ16を着脱自在なカセッテ装填部18が設けられ
る。カセッテ装填部18の内方には、本実施形態に係る
シート体枚葉装置10が組み込まれる。シート体枚葉装
置10の後方にシート体搬送機構20が構成され、この
シート体搬送機構20の下方には、搬送系22を介して
消去部24および読取部26が配設される。
【0015】搬送系22は、複数の互いに対をなすロー
ラ対28を備えており、このローラ対28により構成さ
れる鉛直搬送路上に、消去部24を構成する複数の消去
用光源30が配置される。
【0016】読取部26は、カセッテ16から取り出さ
れた蓄積性蛍光体シート(シート体)32を副走査方向
(矢印A方向)に搬送する第1および第2ローラ対3
4、36を有する副走査系38と、副走査方向に搬送さ
れる前記蓄積性蛍光体シート32に主走査方向(副走査
方向に略直交する方向)にレーザ光Lを照射する光学系
40と、このレーザ光Lの照射によって蓄積性蛍光体シ
ート32から生ずる輝尽発光光を光電的に読み取る集光
系42とを備えている。
【0017】カセッテ16は、蓄積性蛍光体シート32
を収容する筐体44と、この筐体44の開口部46を開
閉自在な蓋体48とを有し、カセット装填部18には、
前記蓋体48を開閉するための図示しない開閉手段が設
けられている。
【0018】図2に示すように、シート体枚葉装置10
は、カセッテ装填部18で蓋体48が開放されたカセッ
テ16内に進入自在な吸着盤50a、50bと、この吸
着盤50a、50bを前記カセッテ16とシート体搬送
機構20との間で進退させ、該カセッテ16内の蓄積性
蛍光体シート32を前記シート体搬送機構20に送り出
し可能な移動機構54と、前記蓄積性蛍光体シート32
の一側面32a側に設けられ、該蓄積性蛍光体シート3
2を基準搬送ラインEに沿って強制的に案内するための
幅寄せガイド56とを備える。
【0019】移動機構54は、蓄積性蛍光体シート32
の取り出し方向(矢印B方向)に交差する矢印C方向に
所定の間隔離間して設けられた側板60a、60bを有
する。側板60aには、移動機構54を構成する第1モ
ータ62が固定され、この第1モータ62の駆動軸62
aに軸着される小径プーリ64と、駆動軸66の一端に
固着された大径プーリ68とにベルト70が設けられ
る。
【0020】駆動軸66は、側板60a、60bにその
両端側を回転自在に支持されており、その一端に設けら
れた大径プーリ68にアーム72の一端が固着される。
アーム72の他端にリンク74の一端が揺動自在に連結
されるとともに、このリンク74の他端に第1支軸76
が設けられる。駆動軸66の他端には、アーム72の一
端が直接固着されており、このアーム72の他端に第1
支軸76を設けたリンク74が連結されている。
【0021】図3に示すように、側板60a、60bに
は、吸着盤50a、50bを蓄積性蛍光体シート32の
被吸着面(記録面とは反対側の裏面)に対し上方から斜
め下方に傾斜する軌跡に沿って移動させるために、ガイ
ド溝80、82が設けられる。ガイド溝80、82は、
一組の可動ベース84を介して吸着盤50a、50bに
所望の軌跡を付与するためにそれぞれの形状が設定され
ており、前記可動ベース84には、それぞれ前記ガイド
溝80、82に対応して第1支軸76および第2支軸8
6が固着される。
【0022】可動ベース84には、少なくともこの可動
ベース84の進退方向(矢印B方向)に交差する矢印C
方向(幅方向)に移動自在なようにブラケット88が装
着される。各可動ベース84にピン部材90が設けられ
る一方、ブラケット88の両端にそれぞれピン部材92
が設けられ、前記ピン部材90、92に弾性体、例え
ば、スプリング94が掛け渡される。ブラケット88
は、その両端に設けられているスプリング94の弾性力
を介して少なくとも幅方向に進退可能であり、このブラ
ケット88には、最小寸法の蓄積性蛍光体シート32の
矢印C方向の寸法に対応して吸着盤50a、50bが装
着される。なお、スプリング94に代替して、板ばねや
ゴム等を使用してもよい。
【0023】寸法の異なる各種蓄積性蛍光体シート32
は、側板60a側に設けられた幅寄せガイド56を介し
て基準搬送ラインEに沿って送り出される。図2および
図4に示すように、幅寄せガイド56は、蓄積性蛍光体
シート32の取り出し方向(矢印B方向)に向かって内
方に傾斜する傾斜面96と、この傾斜面96に連なって
設けられ、基準搬送ラインEに沿って延在するガイド面
98とを有する。カセッテ16は、その内部に収容され
た蓄積性蛍光体シート32の一側面32aが基準搬送ラ
インEよりも外側に位置するようにカセッテ装填部18
に配置される。
【0024】図2および図3に示すように、シート体搬
送機構20は、複数組のローラ対100と、これらロー
ラ対100を一体的に駆動する第2モータ102とを備
える。第2モータ102に連結される駆動プーリ104
にベルト106が係合し、このベルト106は、テンシ
ョンローラ108a、108bを介して各ローラ対10
0に設けられた従動プーリ110に架け渡されている。
【0025】このように構成されるシート体枚葉装置1
0の動作について、以下に説明する。
【0026】先ず、図示しない撮影装置により人体等の
被写体の放射線画像情報が記録された蓄積性蛍光体シー
ト32は、カセッテ16内に遮光して収容された状態で
画像情報読取装置12を構成するカセッテ装填部18に
セットされる。その際、カセッテ装填部18に設けられ
ている図示しないロック解除手段によりカセッテ16の
蓋体48が所定の角度位置まで揺動され、開口部46が
シート体枚葉装置10に対して開放される。
【0027】次いで、移動機構54を構成する第1モー
タ62の駆動作用下に、小径プーリ64、ベルト70を
介して大径プーリ68が駆動軸66と一体的に所定方向
に回転する。大径プーリ68および駆動軸66の他方の
端部には、アーム72の一端が固着されており、これら
のアーム72が前記駆動軸66を支点にして揺動する。
各アーム72の他端には、リンク74を介して第1支軸
76が連結されるとともに、この第1支軸76および第
2支軸86が側板60a、60bのガイド溝80、82
に配置されている。
【0028】そして、アーム72が揺動することによ
り、第1および第2支軸76、86がガイド溝80、8
2に沿って移動する。この第1および第2支軸76、8
6を設けた可動ベース84は、ブラケット88を介し吸
着盤50a、50bをカセッテ16内の蓄積性蛍光体シ
ート32の被吸着面に対して上方から斜め下方に傾斜す
る軌跡に沿って移動させる。
【0029】そこで、図5に示すように、吸着盤50
a、50bにより蓄積性蛍光体シート32の被吸着面が
吸引された状態で、移動機構54を構成する第1モータ
62が逆方向に駆動される。このため、アーム72の揺
動作用下に可動ベース84およびブラケット88と一体
的に吸着盤50a、50bがカセッテ16内からシート
体搬送機構20側に移動し、このカセッテ16内の蓄積
性蛍光体シート32が、前記吸着盤50a、50bに吸
着されて前記カセッテ16の開口部46から取り出され
る。
【0030】カセッテ16から取り出された蓄積性蛍光
体シート32が矢印B方向に送り出される際、この蓄積
性蛍光体シート32の一側面32aより幅方向内方に配
置されている幅寄せガイド56を介して前記蓄積性蛍光
体シート32の幅方向が規制される。
【0031】具体的には、カセッテ16から取り出され
た蓄積性蛍光体シート32の一側面32aが幅寄せガイ
ド56の傾斜面96に接触し、この傾斜面96の傾斜に
沿って案内される(図6参照)。可動ベース84がさら
に矢印B方向に移動すると、吸着盤50a、50bに吸
着されている蓄積性蛍光体シート32は、矢印B方向に
引き込まれながら、図7中、矢印D方向に回転し、その
一側面32aが傾斜面96から離間してガイド面98に
接触する。
【0032】ここで、吸着盤50a、50bを配置した
ブラケット88は、その両端がスプリング94を介して
各可動ベース84に装着されており、このブラケット8
8は、前記スプリング94の弾性力を介して少なくとも
幅方向(矢印C方向)に移動自在である。このため、吸
着盤50a、50bに吸着されている蓄積性蛍光体シー
ト32が幅寄せガイド56の傾斜面96からガイド面9
8に強制的に案内される際、ブラケット88が矢印C方
向に変位するとともに所定の角度範囲で回転し、前記蓄
積性蛍光体シート32を前記幅寄せガイド56に沿って
確実に幅寄せすることができる。
【0033】このように、本実施形態では、吸着盤50
a、50bで吸着された蓄積性蛍光体シート32を矢印
B方向に送り出すと、この蓄積性蛍光体シート32の一
側面32aが幅寄せガイド56に接触する。このため、
吸着盤50a、50bとブラケット88とが一体的に矢
印C方向等に移動し、蓄積性蛍光体シート32は、幅寄
せガイド56のガイド面98に沿って幅方向の位置が規
制される。
【0034】これにより、カセッテ16内で蓄積性蛍光
体シート32に傾き等が生じていても、この蓄積性蛍光
体シート32の一側面32aを基準搬送ラインEに対し
て確実に案内することができる。従って、蓄積性蛍光体
シート32の先端をシート体搬送機構20を構成するロ
ーラ対100に受け渡すことができない等の不具合を、
簡単な構成で確実に回避することができるという効果が
得られる。
【0035】しかも、本実施形態では、吸着盤50a、
50bを配置したブラケット88が、スプリング94を
介して可動ベース84に対し少なくとも矢印C方向に移
動自在に装着されている。このため、吸着盤50a、5
0bを矢印C方向等に移動させるための駆動源が不要に
なるとともに、寸法の異なる蓄積性蛍光体シート32毎
に個別の幅寄せ機構を設ける必要がない。これにより、
シート体枚葉装置10全体の構成が一挙に簡素化される
とともに、汎用性に優れるという利点がある。
【0036】ところで、蓄積性蛍光体シート32の先端
がシート体枚葉装置10を構成するローラ対100に挟
持されると略同時に、吸着盤50a、50bによる前記
蓄積性蛍光体シート32の吸着保持が解除される。この
ため、蓄積性蛍光体シート32は、ローラ対100を介
して搬送系22に受け渡された後、この搬送系22の作
用下に、一旦、消去部24を通過して読取部26に搬送
される。
【0037】図1に示すように、読取部26では、蓄積
性蛍光体シート32が副走査系38を介して矢印A方向
に副走査搬送されながら、光学系40からレーザ光Lが
この蓄積性蛍光体シート32の記録面側に主走査され
る。従って、蓄積性蛍光体シート32に記録されていた
放射線画像情報は、集光系42により光電的に読み取ら
れることになる。
【0038】読取部26による放射線画像情報の読み取
り処理後、蓄積性蛍光体シート32は、搬送系22を介
して逆方向に搬送され、鉛直上方向に移動する際に消去
部24に設けられた複数の消去用光源30を介して残存
する放射線画像情報の消去が行われる。蓄積性蛍光体シ
ート32は、さらにカセッテ16内に送り込まれた後、
このカセッテ16がカセッテ装填部18から引き出され
る。その際、図示しない閉蓋手段を介して蓋体48が筐
体44側に閉動されるため、カセッテ16は、開口部4
6が遮光された状態で画像情報読取装置12から取り出
される。
【0039】なお、本実施形態では、蓄積性蛍光体シー
ト32の読み取り消去を行う画像情報読取装置12を用
いて説明したが、これに代替して、シート体枚葉装置1
0を、写真フイルムに放射線画像情報を記録再生する画
像情報再生装置に組み込んでも、同様の効果が得られ
る。
【0040】
【発明の効果】本発明に係るシート体枚葉装置では、可
動ベースが容器側とシート体搬送機構側との間で進退す
るとともに、この可動ベースには、少なくとも該可動ベ
ースの進退方向に交差する方向に移動自在なブラケット
が装着されている。そして、シート体が、ブラケットに
配置された吸着盤に吸着されて容器から取り出される
際、このシート体の一側面側が幅寄せガイドに接触して
前記ブラケットが前記可動ベースに対して移動し、該シ
ート体の一側面が基準搬送ラインに沿って強制的に案内
される。
【0041】このため、容器内に種々の姿勢で配置され
たシート体をこの容器から取り出してシート体搬送機構
に送り出す際、このシート体を幅寄せガイドを介して、
常に、基準搬送ラインに沿って正確に幅寄せすることが
できる。これにより、簡単な構成で、前記シート体の枚
葉不良や搬送不良等が発生することを有効に阻止するこ
とが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るシート体枚葉装置を組
み込む画像情報読取装置の概略構成説明図である。
【図2】前記シート体枚葉装置の要部斜視説明図であ
る。
【図3】シート体搬送機構の側面説明図である。
【図4】前記シート体枚葉装置の平面説明図である。
【図5】前記シート体枚葉装置により蓄積性蛍光体シー
トを吸着する際の動作説明図である。
【図6】前記蓄積性蛍光体シートが幅寄せガイドの傾斜
面に接触した際の動作説明図である。
【図7】前記蓄積性蛍光体シートが前記幅寄せガイドの
ガイド面に接触した状態の動作説明図である。
【符号の説明】
10…シート体枚葉装置 12…画像情報
読取装置 16…カセッテ 18…カセッテ
装填部 20…シート体搬送機構 22…搬送系 24…消去部 26…読取部 50a、50b…吸着盤 54…移動機構 56…幅寄せガイド 84…可動ベー
ス 88…ブラケット 94…スプリン
グ 96…傾斜面 98…ガイド面 100…ローラ対 E…基準搬送ラ
イン

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】1枚または複数枚のシート体を収容して装
    填部で開蓋された容器内に進入自在な吸着盤と、 前記吸着盤を前記容器内とシート体搬送機構との間で移
    動させ、該容器内の前記シート体を前記シート体搬送機
    構に送り出し可能な移動機構と、 前記シート体の一側面側に設けられ、該シート体を基準
    搬送ラインに沿って強制的に案内するための幅寄せガイ
    ドと、 を備え、 前記移動機構は、前記容器側とシート体搬送機構側との
    間で進退可能な可動ベースと、 前記吸着盤を配置するとともに、前記可動ベースに対し
    て少なくとも該可動ベースの進退方向に交差する方向に
    移動自在に装着されるブラケットと、 を備えることを特徴とするシート体枚葉装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載のシート体枚葉装置におい
    て、前記ブラケットは、前記可動ベースに対して弾性体
    を介し移動自在に装着されることを特徴とするシート体
    枚葉装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載のシート体枚葉装置におい
    て、前記幅寄せガイドは、前記容器側から前記シート体
    搬送機構側に向かって内方に傾斜する傾斜面と、 前記傾斜面に連なって設けられ、前記基準搬送ラインに
    沿って延在するガイド面と、 を有することを特徴とするシート体枚葉装置。
JP13157398A 1998-05-14 1998-05-14 シート体枚葉装置 Pending JPH11322098A (ja)

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