JPH11301889A - シート体の幅寄せ装置 - Google Patents

シート体の幅寄せ装置

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JPH11301889A
JPH11301889A JP10113499A JP11349998A JPH11301889A JP H11301889 A JPH11301889 A JP H11301889A JP 10113499 A JP10113499 A JP 10113499A JP 11349998 A JP11349998 A JP 11349998A JP H11301889 A JPH11301889 A JP H11301889A
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JP
Japan
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sheet
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stimulable phosphor
phosphor sheet
sheet body
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JP10113499A
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English (en)
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Satoshi Tsudo
智 津藤
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】簡単な構成で、シート体の幅寄せ処理を円滑か
つ確実に遂行することを可能にする。 【解決手段】蓄積性蛍光体シート20を幅寄せ位置に一
旦保持するためのストッパ手段46と、この蓄積性蛍光
体シート20の幅寄せ基準P1側に配置されて第1およ
び第2外周面48b、50bが該蓄積性蛍光体シート2
0の端面20aに接触して回転可能な第1および第2回
転体48、50と、押し込み側P2に配置されて前記蓄
積性蛍光体シート20の端面20bを押し込む押し込み
手段52とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、写真フイ
ルムや蓄積性蛍光体シート等のシート体を、搬送方向に
交差する方向に幅寄せするためのシート体の幅寄せ装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、蓄積性蛍光体(輝尽性蛍光体)
を利用して、人体等の被写体の放射線画像情報を一旦記
録し、この放射線画像情報を写真フイルム等の写真感光
材料等に再生し、あるいはCRT等に可視像として出力
させるシステムが知られている。
【0003】蓄積性蛍光体は、放射線(X線、α線、γ
線、電子線、紫外線等)の照射によりこの放射線エネル
ギの一部を蓄積し、後に可視光等の励起光の照射によっ
て、蓄積されたエネルギに応じて輝尽発光を示す蛍光体
をいう。この蓄積性蛍光体は、通常、シート状に構成さ
れて蓄積性蛍光体シートとして使用されており、前記蓄
積性蛍光体シートが1枚ずつカセッテに収容されて取り
扱われている。
【0004】上記システムでは、例えば、蓄積性蛍光体
シートに記録された画像情報の読み取りを行う読取部
と、読み取り後に前記蓄積性蛍光体シートに残存する画
像情報を消去する消去部とを備えた画像情報読取装置が
採用されている。この画像情報読取装置では、外部の撮
影装置により被写体の放射線画像情報が記録された蓄積
性蛍光体シートを収容するカセッテが装填部に挿入され
る。次いで、カセッテが開蓋された状態で、吸着機構の
作用下に前記カセッテから蓄積性蛍光体シートが取り出
され、この蓄積性蛍光体シートがシート体搬送機構を介
して読取部に搬送される。読取部で読み取り処理された
蓄積性蛍光体シートは、消去部で残像の消去が行われた
後、装填部に配置されているカセッテ内に収容される。
【0005】一方、上記のシステムでは、写真フイルム
等の写真感光材料に放射線画像情報を再生する画像情報
再生装置が用いられている。この画像情報再生装置で
は、複数枚の写真感光材料が収容されたマガジンから前
記写真感光材料が吸着機構の作用下に1枚ずつ取り出さ
れてシート体搬送機構に受け渡され、このシート体搬送
機構を介して記録部に移送される。記録部では、蓄積性
蛍光体シートから得られた放射線画像情報がレーザ光等
の照射によって露光記録される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記の画像
情報読取装置および画像情報再生装置では、装置本体内
で搬送される蓄積性蛍光体シートや写真フイルム等のシ
ート体を読取部や記録部に搬送する直前に、このシート
体を搬送方向に交差する方向に幅寄せする構造が採用さ
れている。シート体は、例えば、ローラ対等の搬送手段
により搬送される際に幅方向の位置ずれが発生し易く、
高精度な読み取り処理や露光記録処理を遂行するため
に、前記シート体を確実に幅寄せする必要があるからで
ある。
【0007】例えば、図6に示す従来の幅寄せ装置2
は、矢印X方向に搬送されるシート体3を前記搬送方向
に交差する矢印Y方向に幅寄せするものであり、幅寄せ
基準側に配置される位置決めブロック4a、4bと、こ
の位置決めブロック4a、4bに前記シート体3を押し
込む押し込み部材5a、5とを備えている。この押し込
み部材5a、5bは、図示しないアクチュエータを介し
て矢印Y方向に進退可能である。
【0008】このように構成される幅寄せ装置2では、
矢印X方向に搬送されるシート体3が幅寄せ位置で一旦
停止された後、押し込み部材5a、5bがY方向に移動
してこのシート体3の端面3aを位置決めブロック4
a、4b側に押し込む。これにより、位置決めブロック
4a、4bおよび押し込み部材5a、5bを介して、シ
ート体3の幅寄せ作業が行われることになる。
【0009】しかしながら、上記の従来技術では、図6
に示すように、シート体3が幅方向に傾いている場合、
先ず、押し込み部材5aがこのシート体3の端面3bに
接触し、このシート体3を矢印Z方向に回転させようと
する。このため、シート体3の端面3aが位置決めブロ
ック4bに接触したまま移動しようとするが、このシー
ト体3と前記位置決めブロック4bとの接触抵抗に起因
して前記シート体3の摺動が阻止されるおそれがある。
従って、シート体3を矢印Y方向に正確に幅寄せするこ
とが困難となり、前記シート体3の位置決め不良が惹起
されるという問題が指摘されている。
【0010】本発明は、この種の問題を解決するもので
あり、シート体を円滑かつ確実に幅寄せすることがで
き、しかも、構成を有効に簡素化することが可能なシー
ト体の幅寄せ装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係るシート体の
幅寄せ装置では、シート体がストッパ手段を介して幅寄
せ位置に一旦保持された後、押し込み手段がこのシート
体を幅寄せ基準側に押し込むことにより、前記幅寄せ基
準側に配置されている少なくとも2つの回転体が前記シ
ート体の端面に接触して該シート体の幅寄せを行う。
【0012】その際、シート体の端面が回転体の外周面
に接触して移動すると、この回転体が前記シート体の面
方向に交差する回転軸の回りに回転し、該シート体と前
記回転体との接触抵抗が一挙に低減される。これによ
り、シート体は、押し込み手段の作用下に幅寄せ基準側
の回転体に沿って円滑かつ高精度に幅寄せされ、このシ
ート体の幅寄せ精度が有効に向上することになる。しか
も、装置全体の構成が簡素化される。
【0013】また、押し込み手段が、可動台に対し第1
および第2弾性体を介して揺動可能な第1および第2回
転押し込み体を備えている。このため、シート体は、第
1および第2回転押し込み体に装着された第1および第
2弾性体の弾性力を介して幅寄せ基準側に確実に押し込
まれるとともに、前記シート体の前記第1および第2回
転押し込み体との接触抵抗を軽減することができる。
【0014】ここで、第1および第2回転押し込み体に
は、ロック方向が互いに異なる第1および第2ワンウエ
イクラッチが設けられている。従って、シート体の傾き
を補正する側の、例えば、第1回転押し込み体が回転せ
ずにこのシート体に所望の押し込み力を付与し得る一
方、第2回転押し込み体が該シート体に接触して回転
し、接触抵抗の軽減が図られる。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施形態に係る
シート体の幅寄せ装置10を組み込む画像情報読取装置
12の概略構成説明図である。
【0016】画像情報読取装置12の前面(操作面)上
部には、操作部およびモニタの機能を有するタッチパネ
ル14が設けられ、このタッチパネル14の下方にカセ
ッテ16を着脱自在なカセッテ装填部18が設けられ
る。カセッテ16は、蓄積性蛍光体シート(シート体)
20を収容する筐体22と、この筐体22の開口部24
を開閉自在な蓋体26とを有し、カセッテ装填部18に
は、前記蓋体26を開閉するための図示しない開閉手段
が設けられている。
【0017】カセッテ装填部18の内部には、カセッテ
16内に収容されている蓄積性蛍光体シート20を取り
出すとともに、後述する読み取り消去後の前記蓄積性蛍
光体シート20を該カセッテ16内に戻す枚葉部28が
設けられる。この枚葉部28は、図示しない負圧発生源
に連通する複数の吸着盤30を備えている。
【0018】枚葉部28の下方には、搬送系32を介し
て消去部34、幅寄せ部35および読取部36が配設さ
れる。この搬送系32は、互いに対をなす複数のローラ
対38を備えており、このローラ対38により構成され
る鉛直搬送路上に、消去部34を構成する複数の消去用
光源40が配置される。
【0019】幅寄せ部35には、蓄積性蛍光体シート2
0を湾曲する搬送路に沿って搬送するそれぞれ開閉自在
なローラ対42、44と、前記ローラ対42、44間で
前記蓄積性蛍光体シート20の幅寄せを行う本実施形態
に係る幅寄せ装置10とが組み込まれている。
【0020】図2および図3に示すように、幅寄せ装置
10は、蓄積性蛍光体シート20を幅寄せ位置に一旦保
持するためのストッパ手段46と、この蓄積性蛍光体シ
ート20の幅寄せ基準P1側に配置される第1および第
2回転体48、50と、この幅寄せ基準P1側に対向す
る押し込み側P2側に配置される押し込み手段52とを
備える。
【0021】ストッパ手段46は、蓄積性蛍光体シート
20の搬送方向(矢印B方向)先端側に配置され、アク
チュエータ、例えば、シリンダ53を介して昇降自在な
板状ストッパ54を有する。第1および第2回転体4
8、50は、蓄積性蛍光体シート20の面方向に交差す
る方向(矢印D方向)に第1および第2回転軸48a、
50aを有するとともに、前記蓄積性蛍光体シート20
の一方の端面20aに接触する第1および第2外周面4
8b、50bを設けている。
【0022】押し込み手段52は、モータ56を備え、
このモータ56の回転駆動軸58にプーリ60が固着さ
れる。プーリ60から搬送方向に交差する方向(矢印C
方向)に所定の距離だけ離間してプーリ62が配置さ
れ、前記プーリ60、62にタイミングベルト64が掛
け渡される。タイミングベルト64の端部には、ブラケ
ット66を介して可動台68が連結される。可動台68
の下部にガイド部70が設けられ、このガイド部70が
矢印C方向に延在するレール72に案内されて進退自在
である。
【0023】可動台68上には、第1および第2揺動ア
ーム74、76の一端が揺動自在に支持され、この第1
および第2揺動アーム74、76の他端に蓄積性蛍光体
シート20の他方の端面20bに接触して前記蓄積性蛍
光体シート20を幅寄せ基準P1側に押し込む第1およ
び第2回転押し込み体78、80が装着される。第1お
よび第2回転押し込み体78、80は、第1および第2
ワンウエイクラッチ82、84を介してロック方向が互
いに異なっている。具体的には、第1回転押し込み体7
8は、図3中、矢印E方向にのみ回転可能であり、第2
回転押し込み体80は、矢印F方向にのみ回転可能であ
る。
【0024】第1および第2揺動アーム74、76の略
中央部と可動台68とに、第1および第2スプリング8
6、88が配置され、この第1および第2スプリング8
6、88が前記第1および第2揺動アーム74、76を
矢印C方向に引っ張っている。可動台68上には、第1
および第2揺動アーム74、76の揺動範囲を規制する
ためのストッパ90a、90bが固定されている。
【0025】図1に示すように、読取部36は、カセッ
テ16から取り出された蓄積性蛍光体シート20を副走
査方向(矢印A方向)に搬送する副走査搬送機構92
と、副走査方向に搬送される前記蓄積性蛍光体シート2
0に対し主走査方向(副走査方向に略直交する方向)に
レーザ光Lを照射する光学系94と、このレーザ光Lの
照射によって蓄積性蛍光体シート20から生ずる輝尽発
光光を光電的に読み取る集光系96とを備えている。
【0026】副走査搬送機構92は、互いに同期して回
転駆動される第1および第2ローラ対98、100を備
える一方、集光系96は、蓄積性蛍光体シート20上の
レーザ光Lの走査位置に主走査線に沿って配置される光
ガイド102と、この光ガイド102の上部に装着され
るフォトマルチプライヤ104とを備える。
【0027】このように構成される幅寄せ装置10の動
作について、これを組み込む画像情報読取装置12との
関連で以下に説明する。
【0028】先ず、図示しない撮影装置により人体等の
被写体の放射線画像情報が記録された蓄積性蛍光体シー
ト20は、カセッテ16内に遮光して収容された状態
で、画像情報読取装置12を構成するカセッテ装填部1
8にセットされる。このカセッテ16の装填時に、カセ
ッテ装填部18に設けられている図示しないロック解除
手段により前記カセッテ16の蓋体26が所定の角度位
置まで揺動され、開口部24が開放される。
【0029】次いで、枚葉部28の駆動作用下に吸着盤
30がカセッテ16内に移動され、この吸着盤30によ
り前記カセッテ16内の蓄積性蛍光体シート20が吸着
される。さらに、吸着盤30が、蓄積性蛍光体シート2
0を吸着保持した状態で、カセッテ16から搬送系32
側に移動することにより、この蓄積性蛍光体シート20
の先端が前記搬送系32を構成するローラ対38に挟持
される。
【0030】その際、吸着盤30による蓄積性蛍光体シ
ート20の吸着保持が解除される。これにより、蓄積性
蛍光体シート20が搬送系32に受け渡され、この搬送
系32の作用下に、前記蓄積性蛍光体シート20が、一
旦、消去部34を通過して幅寄せ部35に搬送される。
【0031】幅寄せ部35では、幅寄せ装置10を構成
するストッパ手段46が駆動され、ストッパ54が上方
に移動することにより、このストッパ54が蓄積性蛍光
体シート20の搬送路上に配置されている。このため、
図2および図3に示すように、矢印B方向に搬送される
蓄積性蛍光体シート20は、その搬送方向先端部をスト
ッパ54に接触して幅寄せ位置に保持される。次いで、
ローラ対42、44がそれぞれ互いに離間してニップ解
除を行う一方、押し込み手段52を構成するモータ56
が駆動される。
【0032】図2に示すように、モータ56の駆動作用
下に、回転駆動軸58と一体的にプーリ60が矢印方向
に回転すると、このプーリ60とプーリ62とに掛け渡
されたタイミングベルト64を介して、可動台68がガ
イド部70およびレール72の案内作用下に矢印C方向
に移動する。
【0033】ここで、蓄積性蛍光体シート20が、図3
中、左上がりに傾斜していると、可動台68に装着され
ている第2回転押し込み体80のみが、この蓄積性蛍光
体シート20の端面20bに接触してこの端面20bの
先端側を矢印G方向に押し込む。このため、蓄積性蛍光
体シート20は、端面20aの後端側が第1回転体48
の第1外周面48bに接触した状態で矢印H方向に回転
し、この端面20aを第1および第2回転体48、50
の第1および第2外周面48b、50bに接触させて幅
寄せ基準P1側に幅寄せされる(図4および図5参
照)。
【0034】一方、蓄積性蛍光体シート20が、幅寄せ
位置で右上がりの姿勢で配置されると、可動台68が矢
印C方向に変位する際、先ず、第1押し込み手段52が
この蓄積性蛍光体シート20の端面20bに接触し、こ
の蓄積性蛍光体シート20を矢印H方向とは逆方向に回
転させる。従って、蓄積性蛍光体シート20は、第2回
転体50の第2外周面50bに接触した状態で回転し、
その端面20aが第1および第2回転体48、50の第
1および第2外周面48b、50bに当接して幅寄せ作
業が行われることになる。
【0035】この場合、本実施形態では、幅寄せ基準P
1側に配置される第1および第2回転体48、50が、
蓄積性蛍光体シート20の面方向に交差する方向(矢印
D方向)に第1および第2回転軸48a、50aを有す
るとともに、第1および第2外周面48b、50bがこ
の蓄積性蛍光体シート20の端面20aに接触して回転
可能である。このため、図3に示すように、第2回転押
し込み体80により蓄積性蛍光体シート20の端面20
bの先端側が矢印G方向に押し込まれると、この蓄積性
蛍光体シート20は、端面20aが第1回転体48の第
1外周面48bに接触した状態で矢印H方向に回転す
る。
【0036】これにより、蓄積性蛍光体シート20の端
面20aと第1回転体48の第1外周面48bとの接触
抵抗が一挙に削減され、この蓄積性蛍光体シート20を
幅寄せ基準P1側に容易かつ円滑に幅寄せすることがで
きる。従って、蓄積性蛍光体シート20の端面20aと
第1および第2回転体48、50との接触抵抗が有効に
低減され、この蓄積性蛍光体シート20の幅寄せ処理が
高精度かつ確実に遂行されるという効果が得られる。し
かも、幅寄せ装置10全体の構成が簡素化されるため、
設備費の高騰を惹起することがない。
【0037】また、本実施形態では、第1および第2回
転押し込み体78、80が、可動台68に対し第1およ
び第2スプリング86、88の引張力を介して揺動自在
に装着されるとともに、第1および第2ワンウエイクラ
ッチ82、84を介してそれぞれ異なる一方向にのみ回
転可能に構成されている。そこで、例えば、図3に示す
ように、第2回転押し込み体80が蓄積性蛍光体シート
20の端面20bに接触する際、この第2回転押し込み
体80には、矢印F方向とは逆方向に、すなわち、ロッ
ク方向に反力が作用する。このため、第2回転押し込み
体80は回転することがなく、蓄積性蛍光体シート20
を矢印G方向に確実に押し込むことができる。
【0038】一方、蓄積性蛍光体シート20が矢印H方
向に回転するため、第1回転押し込み体78には、端面
20aを介して矢印E方向への回転力が反力として作用
する。従って、第1回転押し込み体78は、蓄積性蛍光
体シート20の端面20bに接触しながら矢印E方向に
回転し、前記端面20bと前記第1回転押し込み体78
との接触抵抗を大幅に削減することが可能になる。これ
により、蓄積性蛍光体シート20の幅寄せ処理が、一層
効率的かつ確実に遂行されるという利点がある。
【0039】第1および第2回転体48、50並びに押
し込み手段52を介して蓄積性蛍光体シート20の幅寄
せ処理が終了した後、ローラ対42、44がそれぞれ閉
動してこの蓄積性蛍光体シート20を挟持する。一方、
押し込み手段52を構成するモータ56が前記とは逆方
向に駆動され、可動台68が蓄積性蛍光体シート20の
端面20bから離間する方向に退動変位するとともに、
ストッパ手段46を構成するストッパ54が下方向に移
動して該蓄積性蛍光体シート20の搬送路上から退避す
る。次いで、ローラ対42、44の回転作用下に、蓄積
性蛍光体シート20が読取部36側に送り出される。
【0040】読取部36では、第1および第2ローラ対
98、100が同期して回転駆動されるため、蓄積性蛍
光体シート20は、この第1および第2ローラ対98、
100を介して副走査方向(矢印A方向)に搬送される
一方、光学系94が駆動されてレーザ光Lが前記蓄積性
蛍光体シート20の主走査方向に照射される(図1参
照)。このため、蓄積性蛍光体シート20から輝尽発光
光が放出され、この輝尽発光光が光ガイド102からフ
ォトマルチプライヤ104に導かれ、前記蓄積性蛍光体
シート20に蓄積記録されていた放射線画像情報が光電
的に読み取られる。
【0041】読取部36により放射線画像情報の読み取
り処理が施された蓄積性蛍光体シート20は、搬送系3
2を介して逆方向に搬送され、鉛直上方向に移動する際
に消去部34に設けられた複数の消去用光源40を介し
て残存する放射線画像情報の消去が行われる。そして、
蓄積性蛍光体シート20が枚葉部28を介してカセッテ
16内に送り込まれた後、このカセッテ16がカセッテ
装填部18から引き出される。その際、図示しない閉蓋
手段を介して蓋体26が筐体22側に閉動するため、カ
セッテ16は、開口部24が遮光された状態で画像情報
読取装置12から取り出される。
【0042】なお、本実施形態では、蓄積性蛍光体シー
ト20の読み取り消去を行う画像情報読取装置12を用
いて説明したが、この画像情報読取装置12に代替し
て、幅寄せ装置10を、写真フイルムに放射線画像情報
を記録再生する画像情報再生装置に組み込んでも、同様
の効果が得られる。
【0043】
【発明の効果】本発明に係るシート体の幅寄せ装置で
は、シート体の幅寄せ基準側にこのシート体の面方向に
交差する方向に回転軸を有して少なくとも2つの回転体
が設けられ、押し込み手段を介して前記シート体が前記
幅寄せ基準側に押し込まれる際、該シート体の端面が前
記回転体の外周面に接触して該回転体が回転する。この
ため、シート体の端面と回転体との接触抵抗が大幅に削
減され、このシート体を所定の幅寄せ基準に対して円滑
かつ確実に幅寄せすることができる。しかも、回転体と
押し込み手段とを備えており、装置全体の構成が有効に
簡素化される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るシート体の幅寄せ装置
を組み込む画像情報読取装置の概略構成説明図である。
【図2】前記幅寄せ装置の概略斜視説明図である。
【図3】前記幅寄せ装置の概略平面説明図である。
【図4】前記幅寄せ装置によりシート体の幅寄せ作業を
行う際の動作説明図である。
【図5】前記幅寄せ装置により前記シート体の幅寄せ処
理が終了した状態の平面説明図である。
【図6】従来技術に係る幅寄せ装置の概略説明図であ
る。
【符号の説明】
10…幅寄せ装置 12…画像情報読
取装置 20…蓄積性蛍光体シート 28…枚葉部 32…搬送系 34…消去部 35…幅寄せ部 36…読取部 42、44…ローラ対 46…ストッパ手
段 48a、50a…回転軸 48b、50b…
外周面 56…モータ 68…可動台 74、76…揺動アーム 78、80…回転
押し込み体 82、84…ワンウエイクラッチ 86、88…スプ
リング 90a、90b…ストッパ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】搬送されるシート体を搬送方向に交差する
    方向に幅寄せするためのシート体の幅寄せ装置であっ
    て、 前記シート体を幅寄せ位置に一旦保持するためのストッ
    パ手段と、 前記シート体の幅寄せ基準側に配置され、該シート体の
    面方向に交差する方向に回転軸を有するとともに、外周
    面が前記シート体の端面に接触して回転可能な少なくと
    も2つの回転体と、 前記幅寄せ基準側に対向する押し込み側に配置され、前
    記シート体を該幅寄せ基準側に押し込んで該シート体の
    幅寄せを行う押し込み手段と、 を備えることを特徴とするシート体の幅寄せ装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の幅寄せ装置において、前記
    押し込み手段は、前記幅寄せ基準側に進退可能な可動台
    と、 前記可動台に第1および第2弾性体を介して揺動可能に
    装着されるとともに、前記シート体の端面に接触して該
    シート体を該幅寄せ基準側に押し込む第1および第2回
    転押し込み体と、 を備えることを特徴とするシート体の幅寄せ装置。
  3. 【請求項3】請求項2記載の幅寄せ装置において、前記
    第1および第2回転押し込み体には、ロック方向が互い
    に異なる第1および第2ワンウエイクラッチが設けられ
    ることを特徴とするシート体の幅寄せ装置。
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