JPH11314791A - シート体搬送装置 - Google Patents

シート体搬送装置

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JPH11314791A
JPH11314791A JP10124941A JP12494198A JPH11314791A JP H11314791 A JPH11314791 A JP H11314791A JP 10124941 A JP10124941 A JP 10124941A JP 12494198 A JP12494198 A JP 12494198A JP H11314791 A JPH11314791 A JP H11314791A
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JP
Japan
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rollers
cam member
nip
sheet
stimulable phosphor
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Application number
JP10124941A
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English (en)
Inventor
Satoshi Tsudo
智 津藤
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】簡単な構成で、ローラ対を構成する第1および
第2ローラ同士のニップを円滑かつ確実に解除すること
を可能にする。 【解決手段】蓄積性蛍光体シートを挟持して搬送する第
1および第2ローラ対42、44と、前記第1および第
2ローラ対42、44のニップを解除するためのニップ
解除機構46とを備える。ニップ解除機構46は、第1
および第2ローラ対42、44に対応して配置される第
1および第2カム部材56、58と、回転することによ
り第1および第2円弧状カム面72、74で前記第1お
よび第2カム部材56、58を変位させる第1および第
2回転カム部材60、62と、前記第1および第2回転
カム部材60、62を回転駆動する駆動手段64とを備
える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、写真フイ
ルムや蓄積性蛍光体シート等のシート体を、ローラ対で
挟持して搬送するシート体搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、蓄積性蛍光体(輝尽性蛍光体)
を利用して、人体等の被写体の放射線画像情報を一旦記
録し、この放射線画像情報を写真フイルム等の写真感光
材料等に再生し、あるいはCRT等に可視像として出力
させるシステムが知られている。
【0003】蓄積性蛍光体は、放射線(X線、α線、γ
線、電子線、紫外線等)の照射によりこの放射線エネル
ギの一部を蓄積し、後に可視光等の励起光の照射によっ
て、蓄積されたエネルギに応じて輝尽発光を示す蛍光体
をいう。この蓄積性蛍光体は、通常、シート状に構成さ
れて蓄積性蛍光体シートとして使用されており、前記蓄
積性蛍光体シートが1枚ずつカセッテに収容されて取り
扱われている。
【0004】上記システムでは、例えば、蓄積性蛍光体
シートに記録された画像情報の読み取りを行う読取部
と、読み取り後に前記蓄積性蛍光体シートに残存する画
像情報を消去する消去部とを備えた画像情報読取装置が
採用されている。この画像情報読取装置では、外部の撮
影装置により被写体の放射線画像情報が記録された蓄積
性蛍光体シートを収容するカセッテが装填部に挿入され
る。次いで、カセッテが開蓋された状態で、吸着機構の
作用下に前記カセッテから蓄積性蛍光体シートが取り出
され、この蓄積性蛍光体シートがシート体搬送機構を介
して読取部に搬送される。読取部で読み取り処理された
蓄積性蛍光体シートは、消去部で残像の消去が行われた
後、装填部に配置されているカセッテ内に収容される。
【0005】一方、上記のシステムでは、写真フイルム
等の写真感光材料に放射線画像情報を再生する画像情報
再生装置が用いられている。この画像情報再生装置で
は、複数枚の写真感光材料が収容されたマガジンから前
記写真感光材料が吸着機構の作用下に1枚ずつ取り出さ
れてシート体搬送機構に受け渡され、このシート体搬送
機構を介して記録部に移送される。記録部では、蓄積性
蛍光体シートから得られた放射線画像情報がレーザ光等
の照射によって露光記録される。
【0006】ところで、上記の画像情報読取装置および
画像情報再生装置では、蓄積性蛍光体シートや写真フイ
ルム等のシート体を搬送するために、シート体搬送路に
沿って開閉可能な複数組のローラ対を配置する構成が採
用されている。その際、シート体搬送路には、直線状レ
イアウトの他に湾曲部位が存在しており、特にシート体
が前記湾曲部位に配置されたローラ対に挟持されると
き、前記シート体に比較的大きな衝撃が発生し易い。こ
れにより、搬送中のシート体に搬送不良や位置ずれ等が
生じたり、走査中の前記シート体に読み取り不良や記録
不良が惹起されるおそれがある。
【0007】そこで、シート体がローラ対間に挿入され
る際の衝撃を有効に回避するために、例えば、特開昭6
3−193762号公報に開示されたシート体搬送機構
が知られている。この従来技術では、ローラ対を構成す
る一対の軸の間にカム部材が配置され、このカム部材の
一端側にばね等の弾性部材が設けられる一方、前記カム
部材の他端側に線状体、例えば、ワイヤの端部が固着さ
れている。そして、カム部材が弾性部材の引張力を介し
て一対の軸間に挿入されてローラ対のニップが解除され
るとともに、前記ワイヤを変位させることによって該カ
ム部材が該一対の軸間から離間する方向に移動し、該ロ
ーラ対が互いに近接する方向に変位してシート体を挟持
搬送するように構成されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記の従来
技術では、ローラ対を近接および離間変位させる線状体
として、例えば、ワイヤが用いられているが、長期間の
使用によって、このワイヤに伸びが発生し易くなり、シ
ート体の挟持搬送が円滑に遂行されないおそれがある。
また、複数組のローラ対に対応して複数個のカム部材が
採用される際には、各カム部材毎にワイヤを取り回さな
ければならない。この際、ワイヤの取り回しの自由度が
低く、装置本体内のスペースを有効に活用することがで
きないという懸念がある。
【0009】本発明は、この種の問題を解決するもので
あり、複数組のローラ対を容易かつ確実に開閉させると
ともに、設計の自由度を有効に向上させることが可能な
シート体搬送装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係るシート体搬
送装置では、ニップ解除機構を構成するカム部材が第1
および第2ローラの軸間に配置されており、駆動手段を
介して回転カム部材が回転駆動されると、この回転カム
部材の外周部に設けられている円弧状カム面が前記カム
部材に接触し、該カム部材が変位して前記第1および第
2ローラ同士のニップが解除される。これにより、従来
から用いられていたワイヤ等を使用する必要がなく、回
転カム部材に回転力を付与する構造であれば種々適用可
能であり、例えば、一般的なベルトにより回転力を伝達
する動力伝達手段を採用することができる。
【0011】従って、装置全体の構成が簡素化するとと
もに、設計の自由度が有効に向上する。しかも、回転カ
ム部材が用いられるため、ワイヤを使用した場合のよう
な伸び等による影響を排除することが可能になり、長期
間にわたって確実に使用することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施形態に係る
シート体搬送装置10を組み込む画像情報読取装置12
の概略構成説明図である。
【0013】画像情報読取装置12の前面(操作面)上
部には、操作部およびモニタの機能を有するタッチパネ
ル14が設けられ、このタッチパネル14の下方にカセ
ッテ16を着脱自在なカセッテ装填部18が設けられ
る。カセッテ16は、蓄積性蛍光体シート(シート体)
20を収容する筐体22と、この筐体22の開口部24
を開閉自在な蓋体26とを有し、カセッテ装填部18に
は、前記蓋体26を開閉するための図示しない開閉手段
が設けられている。
【0014】カセッテ装填部18の内部には、カセッテ
16内に収容されている蓄積性蛍光体シート20を取り
出すとともに、後述する読み取り消去後の前記蓄積性蛍
光体シート20を該カセッテ16内に戻す枚葉部28が
設けられる。この枚葉部28は、図示しない負圧発生源
に連通する複数の吸着盤30を備えている。
【0015】枚葉部28の下方には、搬送系32を介し
て消去部34、幅寄せ部35および読取部36が配設さ
れる。この搬送系32は、互いに対をなす複数のローラ
対38を備えており、このローラ対38により構成され
る鉛直搬送路上に、消去部34を構成する複数の消去用
光源40が配置される。
【0016】幅寄せ部35には、本実施形態に係るシー
ト体搬送装置10が組み込まれる。図2および図3に示
すように、シート体搬送装置10は、蓄積性蛍光体シー
ト20を挟持して湾曲する搬送路に沿って搬送する第1
および第2ローラ対42、44と、前記第1および第2
ローラ対42、44同士のニップを解除するためのニッ
プ解除機構46とを備える。
【0017】第1ローラ対42は所定間隔離間して配置
され、両端にばね47が設けられた第1および第2軸4
8、50を備え、この第1および第2軸50には、それ
ぞれ複数個の第1および第2ローラ52、54が設けら
れている。第1ローラ52は、図示しない回転駆動源に
連結されて回転する駆動側ローラであり、第2ローラ5
4は、前記第1ローラ52の周面にニップして回転され
る従動側ローラである。
【0018】第2ローラ対44は、第1ローラ対42と
同様に構成されており、同一の構成要素には同一の参照
数字に符号aを付して、その詳細な説明は省略する。
【0019】ニップ解除機構46は、第1ローラ対42
の第1および第2軸48、50の間に配置される第1カ
ム部材56と、第2ローラ対44の第1および第2軸4
8a、50aの間に配置される第2カム部材58と、前
記第1カム部材56を変位させて第1および第2ローラ
52、54同士のニップを解除する第1回転カム部材6
0と、前記第2カム部材58を変位させて第1および第
2ローラ52a、54a同士のニップを解除する第2回
転カム部材62と、前記第1および第2回転カム部材6
0、62を同期して回転駆動する駆動手段64とを備え
る。
【0020】第1および第2カム部材56、58は、第
1および第2ローラ対42、44の両端にそれぞれ一組
配置されており、平面略台形状に形成されてその傾斜す
る2つの面部が第1および第2軸48、50並びに第1
および第2軸48a、50aに接する。第1および第2
カム部材56、58の略中央部に長孔66、66aが形
成され、この長孔66、66aには、所定の位置に固定
されたピン部材68、68aが挿入されて前記第1およ
び第2カム部材56、58の移動範囲が規制されてい
る。第1および第2カム部材56、58の幅狭側端面に
スプリング70、70aが配置され、前記第1および第
2カム部材56、58が、常時、矢印B1方向および矢
印C1方向に押し付けられている。
【0021】第1および第2回転カム部材60、62の
外周面には、第1および第2カム部材56、58の幅広
側端面に接触し、前記第1および第2回転カム部材6
0、62が同期して回転することによって、前記第1お
よび第2カム部材56、58をそれぞれ矢印B2方向お
よび矢印C2方向に変位させて第1および第2ローラ対
42、44同士のニップを解除するための第1および第
2円弧状カム面72、74が設けられる。第1回転カム
部材56と第1回転カム部材60および第2カム部材5
8と第2回転カム部材62とには、それぞれ互いに位置
合わせを行うための合わせマーク76a、76bおよび
78a、78bが形成されている。
【0022】駆動手段64は、回転駆動源80を備え、
この回転駆動源80の回転力が歯車列82を介して回転
軸84に伝達される。回転軸84の両端には、駆動プー
リ86が固着される。第1および第2回転カム部材6
0、62に第1および第2歯車88、90が同軸的に結
合され、この第1および第2歯車88、90が駆動側歯
車92、94に噛合する。駆動側歯車92、94には従
動側プーリ96、98が同軸的に連結されるとともに、
この従動側プーリ96、98と駆動プーリ86とにベル
ト100が一体的に掛け渡される。
【0023】図1に示すように、読取部36は、カセッ
テ16から取り出された蓄積性蛍光体シート20を副走
査方向(矢印A方向)に搬送する副走査搬送機構102
と、副走査方向に搬送される前記蓄積性蛍光体シート2
0に対し主走査方向(副走査方向に略直交する方向)に
レーザ光Lを照射する光学系104と、このレーザ光L
の照射によって蓄積性蛍光体シート20から生ずる輝尽
発光光を光電的に読み取る集光系106とを備えてい
る。
【0024】副走査搬送機構102は、互いに同期して
回転駆動される第1および第2ローラ対108、110
を備える一方、集光系106は、蓄積性蛍光体シート2
0上のレーザ光Lの走査位置に主走査線に沿って配置さ
れる光ガイド112と、この光ガイド112の上部に装
着されるフォトマルチプライヤ114とを備える。
【0025】このように構成されるシート体搬送装置1
0の動作について、これを組み込む画像情報読取装置1
2との関連で以下に説明する。
【0026】先ず、図示しない撮影装置により人体等の
被写体の放射線画像情報が記録された蓄積性蛍光体シー
ト20は、カセッテ16内に遮光して収容された状態
で、画像情報読取装置12を構成するカセッテ装填部1
8にセットされる。このカセッテ16の装填時に、カセ
ッテ装填部18に設けられている図示しないロック解除
手段により前記カセッテ16の蓋体26が所定の角度位
置まで揺動され、開口部24が開放される。
【0027】次いで、枚葉部28の駆動作用下に吸着盤
30がカセッテ16内に移動され、この吸着盤30によ
り前記カセッテ16内の蓄積性蛍光体シート20が吸着
される。さらに、吸着盤30が、蓄積性蛍光体シート2
0を吸着保持した状態で、カセッテ16から搬送系32
側に移動することにより、この蓄積性蛍光体シート20
の先端が前記搬送系32を構成するローラ対38に挟持
される。
【0028】その際、吸着盤30による蓄積性蛍光体シ
ート20の吸着保持が解除される。これにより、蓄積性
蛍光体シート20が搬送系32に受け渡され、この搬送
系32の作用下に、前記蓄積性蛍光体シート20が、一
旦、消去部34を通過して幅寄せ部35に搬送される。
【0029】幅寄せ部35では、シート体搬送装置10
を構成する第1および第2ローラ対42、44が同期し
て駆動されることにより、蓄積性蛍光体シート20が湾
曲する搬送路に沿って幅寄せ位置まで搬送される。幅寄
せ位置に蓄積性蛍光体シート20が搬送されると、第1
および第2ローラ対42、44の回転が停止されるとと
もに、ニップ解除機構46を構成する駆動手段64が駆
動される。
【0030】すなわち、回転駆動源80が駆動され、歯
車列82を介して回転軸84が回転すると、この回転軸
84の両端に固定されているそれぞれの駆動プーリ86
とそれぞれ一対の従動側プーリ96、98とに掛け渡さ
れている各ベルト100を介し、駆動側歯車92、94
が一体的に回転される。各駆動側歯車92、94が第1
および第2歯車88、90に噛合しており、この第1お
よび第2歯車88、90と一体的に第1および第2回転
カム部材60、62が回転される。
【0031】第1回転カム部材60が、図3中、矢印D
方向に回転すると、この第1回転カム部材60の外周面
に設けられている第1円弧状カム面72が第1カム部材
56の幅広側端面に接触しながら回転し、この第1カム
部材56をスプリング70の弾性力に抗して矢印B2方
向に変位させる。このため、第1カム部材56の両傾斜
面が第1ローラ対42の第1および第2軸48、50に
接触してこれらを互いに離間する方向に変位させ、第1
および第2ローラ52、54同士のニップが解除され
る。
【0032】一方、第2回転カム部材62が、図3中、
矢印E方向に回転すると、その外周面に形成されている
第2円弧状カム面74が第2カム部材58の幅広側端面
に接触しながら回転し、この第2カム部材58をスプリ
ング70の弾性力に抗して矢印C2方向に変位させる。
従って、第1および第2軸48a、50aが互いに離間
する方向に変位することになり、第1および第2ローラ
52a、54a同士のニップが解除される。これによ
り、蓄積性蛍光体シート20は、自重によって幅寄せ位
置に移動してこの幅寄せ位置に配置されている図示しな
いストッパに支持された後、搬送方向に交差する方向に
幅寄せされる。
【0033】次に、第1および第2回転カム部材60、
62が矢印方向にさらに回転すると、第1および第2円
弧状カム面72、74の小径部側が第1および第2カム
部材56、58の幅広側端面に接触する(図4参照)。
従って、第1および第2カム部材56、58は、スプリ
ング70、70aの弾性力を介して矢印B1方向および
矢印C1方向に変位し、その両傾斜面に沿って第1およ
び第2軸48、50並びに第1および第2軸48a、5
0aが互いに近接する方向に変位する。このため、蓄積
性蛍光体シート20は、第1および第2ローラ対42、
44で挟持され、この第1および第2ローラ対42、4
4が回転駆動されることによって読取部36に移送され
る。
【0034】読取部36では、第1および第2ローラ対
108、110が同期して回転駆動されるため、蓄積性
蛍光体シート20は、この第1および第2ローラ対10
8、110を介して副走査方向(矢印A方向)に搬送さ
れる一方、光学系104が駆動されてレーザ光Lが前記
蓄積性蛍光体シート20に対し主走査方向に照射される
(図1参照)。これにより、蓄積性蛍光体シート20か
ら輝尽発光光が放出され、この輝尽発光光が光ガイド1
12からフォトマルチプライヤ114に導かれ、前記蓄
積性蛍光体シート20に蓄積記録されていた放射線画像
情報が光電的に読み取られる。
【0035】読取部36により放射線画像情報の読み取
り処理が施された蓄積性蛍光体シート20は、搬送系3
2を介して逆方向に搬送され、鉛直上方向に移動する際
に消去部34に設けられた複数の消去用光源40を介し
て残存する放射線画像情報の消去が行われる。そして、
蓄積性蛍光体シート20が枚葉部28を介してカセッテ
16内に送り込まれた後、このカセッテ16がカセッテ
装填部18から引き出される。その際、図示しない閉蓋
手段を介して蓋体26が筐体22側に閉動するため、カ
セッテ16は、開口部24が遮光された状態で画像情報
読取装置12から取り出される。
【0036】この場合、本実施形態では、第1および第
2ローラ対42、44を互いに近接および離間変位させ
るための第1および第2カム部材56、58に、第1お
よび第2回転カム部材60、62の第1および第2円弧
状カム面72、74が接触し、この第1および第2回転
カム部材60、62の回転作用下に前記第1および第2
カム部材56、58が進退変位している。このため、駆
動手段64は、第1および第2回転カム部材60、62
に回転力を付与するだけでよく、ベルト100を用いる
一般的な動力伝達手段を採用することができ、設計の自
由度が有効に向上するという利点が得られる。
【0037】しかも、それぞれ回転される第1および第
2回転カム部材60、62の外周面に設けられた第1お
よび第2円弧状カム面72、74を介して第1および第
2カム部材56、58を変位させている。従って、簡単
な構造で、長期間にわたって確実に使用し得るという効
果がある。
【0038】また、本実施形態では、第1および第2カ
ム部材56、58と第1および第2回転カム部材60、
62とに、それぞれ合わせマーク76a、76bおよび
78a、78bが設けられるとともに、前記第1および
第2回転カム部材60、62には、駆動側歯車92、9
4に噛合する第1および第2歯車88、90が同軸的に
連結されている。従って、それぞれの合わせマーク76
a、76bおよび78a、78bが一致する位置で第1
および第2歯車88、90を駆動側歯車92、94に噛
合させるだけで、第1および第2ローラ対42、44の
ニップ解除の同期を確実に取ることが可能になる。
【0039】なお、本実施形態では、第1および第2ロ
ーラ対42、44にニップ解除機構46を組み込んでい
るが、これに限定されるものではなく、3以上の複数の
ローラ対にも前記ニップ解除機構46を採用することが
できる。また、第1および第2回転カム部材60、62
に、直接、プーリを連結し、このプーリにベルトを掛け
渡して前記第1および第2回転カム部材60、62を回
転させるように構成するようにしてもよい。
【0040】さらにまた、蓄積性蛍光体シート20の読
み取り消去を行う画像情報読取装置12に代替して、シ
ート搬送装置10を、写真フイルムに放射線画像情報を
記録再生する画像情報再生装置に組み込んでも、同様の
効果が得られる。
【0041】
【発明の効果】本発明に係るシート体搬送装置では、ロ
ーラ対を構成する第1および第2ローラの軸間に傾斜面
を有するカム部材を配置し、前記カム部材を、回転駆動
される回転カム部材の円弧状カム面で変位させるため、
簡単な構成で、前記第1および第2ローラ同士のニップ
を円滑かつ確実に解除することができる。しかも、回転
カム部材を回転駆動するだけでよいために、駆動手段と
して、一般的なベルト等の動力伝達手段を用いることが
でき、設計の自由度の向上が図られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るシート体搬送装置を組
み込む画像情報読取装置の概略構成説明図である。
【図2】前記シート体搬送装置の概略斜視説明図であ
る。
【図3】前記シート体搬送装置の正面構成説明図であ
る。
【図4】前記シート体搬送装置の動作を説明する要部正
面図である。
【符号の説明】
10…シート体搬送装置 12…画像情報読取
装置 28…枚葉部 30…吸着盤 32…搬送系 34…消去部 35…幅寄せ部 36…読取部 42、44、108、110…ローラ対 46…ニップ解除機構 48、48a、5
0、50a…軸 52、52a、54、54a…ローラ 56、58…カム部材 60、62…回転カ
ム部材 64…駆動手段 70a、70b…ス
プリング 72、74…円弧状カム面 76a、76b、78a、78b…合わせマーク 80…回転駆動源 100…ベルト

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シート体を挟持して搬送する複数組のロー
    ラ対と、 前記ローラ対を構成する第1および第2ローラ同士のニ
    ップを解除するためのニップ解除機構と、 を備え、 前記ニップ解除機構は、前記第1および第2ローラのそ
    れぞれの軸間に配置され、少なくとも一方の軸に接触す
    る面部が傾斜面を構成する変位自在なカム部材と、 外周面に前記カム部材に接触する円弧状カム面を設け、
    回転することにより該カム部材を変位させて前記第1お
    よび第2ローラのニップを解除する回転カム部材と、 前記回転カム部材を回転駆動する駆動手段と、 を備えることを特徴とするシート体搬送装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の装置において、前記駆動手
    段は、複数の前記回転カム部材に一体的に回転力を付与
    するベルトと、 前記ベルトを駆動する回転駆動軸と、 を備えることを特徴とするシート体搬送装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011154654A (ja) * 2010-01-28 2011-08-11 Glory Ltd 紙葉類処理装置
JP2012001366A (ja) * 2010-05-17 2012-01-05 Canon Inc シート搬送装置、シート処理装置及び画像形成装置

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JP2011154654A (ja) * 2010-01-28 2011-08-11 Glory Ltd 紙葉類処理装置
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