JP4031606B2 - シート状記録媒体の走査装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、シート状記録媒体、例えば、蓄積性蛍光体シートに担持された被写体の放射線画像情報を読み取るためのシート状記録媒体の走査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、蓄積性蛍光体(輝尽性蛍光体)を利用して、人体等の被写体の放射線画像情報を一旦記録し、この放射線画像情報を写真フイルム等の写真感光材料等に再生し、あるいはCRT等に可視像として出力させるシステムが知られている。
【0003】
蓄積性蛍光体は、放射線(X線、α線、γ線、電子線、紫外線等)の照射によりこの放射線エネルギの一部を蓄積し、後に可視光等の励起光の照射によって、蓄積されたエネルギに応じて輝尽発光を示す蛍光体をいう。この蓄積性蛍光体は、取り扱いの容易性等から、通常、シート状である蓄積性蛍光体シート(シート状記録媒体)として使用されている。
【0004】
上記システムでは、例えば、蓄積性蛍光体シートに被写体の放射線画像情報を一旦記録する撮影部と、前記放射線画像情報が記録された前記蓄積性蛍光体シートに励起光を照射して前記放射線画像情報を光電的に読み取る読み取り部と、読み取り後に前記蓄積性蛍光体シートに残存する放射線画像情報を消去する消去部とを一体的に組み込み、該蓄積性蛍光体シートを装置内で循環または往復させる、所謂、ビルトイン方式の放射線画像情報読取装置が採用されている。
【0005】
ところで、最近、マンモ撮影等のように、被写体の放射線画像情報を高画質で再生するために、蓄積性蛍光体シートに蓄積されたエネルギを効率よく読み取ることが望まれている。そこで、蓄積性蛍光体シートのベース面を透明にする工夫がなされている。この種の蓄積性蛍光体シートでは、蛍光体層(記録面)側から励起光が照射されると、この蛍光体層側の他、ベース面側(裏面側)からも輝尽発光光が発せられる。従って、読み取り部は、蓄積性蛍光体シートの両面側に位置して輝尽発光光を集光するための2つの集光手段を設けており、前記集光手段を構成する集光ガイドが前記蓄積性蛍光体シートの両面に近接して配置されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記の読み取り部では、通常、励起光の照射位置を挟んで配設される一組のローラ対の回転作用下に、蓄積性蛍光体シートを挟持して副走査方向に搬送する構造が採用されている。このため、ローラ対の間で蓄積性蛍光体シートに倒れやぶれ、またはばたつき等が発生し易く、特に前記蓄積性蛍光体シートの裏面側に配置されている集光ガイドに該蓄積性蛍光体シートが当接し、前記集光ガイドが損傷するという問題が指摘されている。
【0007】
本発明はこの種の問題を解決するものであり、簡単な構成で、シート状記録媒体が集光ガイド等の他の部材に接触することを確実に阻止し、高精度な走査処理が遂行可能なシート状記録媒体の走査装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るシート状記録媒体の走査装置では、走査光の照射位置近傍でシート状記録媒体の両面を保持して前記シート状記録媒体のぶれを阻止するシート保持手段と、前記シート状記録媒体の副走査方向に平行な両側部を案内する側部ガイド手段とを備えている。このため、シート状記録媒体は、副走査方向に正確に搬送されるとともに、高精度な走査処理が遂行可能になる。
【0009】
ここで、シート保持手段は、前記シート状記録媒体の一方の面に全幅にわたって接する第1ガイド部材と、前記シート状記録媒体の他方の面に全幅にわたって接するとともに、弾性体を介して前記第1ガイド部材に対して進退自在な第2ガイド部材と、を有し、前記第1ガイド部材は固定フレームに固定され、前記第2ガイド部材内に配置されているロッドの両端に固着された一対の軸体が、前記固定フレームを貫通して配置され、前記軸体に固定されている支持板と前記固定フレームとの間にスプリングが介装され、前記第2ガイド部材は、前記スプリングによって前記第1ガイド部材側に付勢されている。これにより、簡単な構成で、シート状記録媒体のぶれを確実に阻止することができる。その際、第1および第2ガイド部材には、シート状記録媒体に接する表面に緩衝材が設けられており、前記シート状記録媒体に傷や汚れ等が発生することが回避され、該シート状記録媒体の耐久性を有効に確保することが可能になる。
【0010】
また、シート状記録媒体が両面読み取り型蓄積性蛍光体シートであり、この蓄積性蛍光体シートの両面側に第1および第2集光ガイドが配設されるとともに、前記蓄積性蛍光体シートの裏面側には側部ガイド手段が配設される。従って、蓄積性蛍光体シートの両側部が側部ガイド手段を介して案内され、この蓄積性蛍光体シートが第2集光ガイドに接触することを確実に阻止することができる。これにより、簡単な構成で、第2集光ガイドに損傷が発生することを有効に回避することが可能になる。
【0011】
さらにまた、蓄積性蛍光体シートの裏面には、略全幅にわたって補強板が設けられており、この蓄積性蛍光体シートの裏面側には、前記補強板を案内しかつ前記蓄積性蛍光体シートの裏面との間に間隙を有するガイド手段が配設されている。このため、蓄積性蛍光体シートの裏面に配設された補強板が第2集光ガイドに接触することがなく、この第2集光ガイドが損傷することを阻止することができる。しかも、読み取り時に蓄積性蛍光体シートの裏面がガイド手段に接触することがなく、画像ムラの発生を阻止して高品質な画像情報を効率的に読み取ることが可能になる。
【0012】
ここで、ガイド手段は、蓄積性蛍光体シートの全幅にわたって延在するとともに、補強板に接する表面に緩衝材が設けられている。これにより、補強板に汚れ等が発生することを有効に回避することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の第1の実施形態に係るシート状記録媒体の走査装置が組み込まれる放射線画像情報読取装置10の概略斜視説明図であり、図2は、前記放射線画像情報読取装置10の内部構成を示す概略説明図である。
【0014】
放射線画像情報読取装置10は、床面(設置面)12上に配置される装置本体14と、被写体、例えば、患者が、直接、臥位姿勢(横臥姿勢)で載置される撮影台16と、前記撮影台16を前記装置本体14に対して昇降させる昇降機構18とを備える。装置本体14は、昇降機構18を収容する第1本体部20と、この第1本体部20とは個別に構成される第2本体部22とを備えるとともに、前記第2本体部22にコントローラ24およびスイッチ部26が接続されている。
【0015】
図2に示すように、昇降機構18は、第1本体部20の一端側(第2本体部22から離間する側)に支軸28a、28bを介して揺動自在に支持される第1揺動アーム30a、30bと、前記第1本体部20の他端側(第2本体部22に近接する側)に支軸32a、32bを介して揺動自在に支持される第2揺動アーム34a、34bとを備える。第1揺動アーム30a、30bと第2揺動アーム34a、34bの揺動先端部が撮影台16を構成する昇降基台38の底部に係合しており、前記第1揺動アーム30a、30bおよび第2揺動アーム34a、34bは、油圧ユニット46により制御される油圧シリンダ(図示せず)を介して昇降基台38を昇降させる。
【0016】
昇降基台38と第1本体部20の上部には、防塵および遮光機能を有する蛇腹部材48が伸縮自在に固着される。図1に示すように、昇降基台38には、第1本体部20の短手方向(矢印X方向)および前記矢印X方向に直交する矢印Y方向(長手方向)に進退自在な天板部52が配設される。
【0017】
天板部52の矢印X方向両側部に沿って線状のタッチスイッチ54が固着される。このタッチスイッチ54は、天板部52をロックするための図示しないロック手段をON/OFF制御するものであり、前記タッチスイッチ54が押圧されている間、前記天板部52のロック作用が解除されている。天板部52には、タッチスイッチ54の外方に位置して保護カバー部材56が設けられている。
【0018】
図2に示すように、昇降基台38には、蓄積性蛍光体シート(シート状記録媒体)Sに被写体の放射線画像情報を一旦記録する撮影部80が設けられる一方、装置本体14には、前記放射線画像情報が記録された前記蓄積性蛍光体シートSに励起光(走査光)であるレーザ光Lを照射して前記放射線画像情報を光電的に読み取る読み取り部(走査装置)82と、読み取り後の前記蓄積性蛍光体シートSに残存する放射線画像情報を消去する消去部84と、放射線画像情報読取装置10内で、例えば、3枚の前記蓄積性蛍光体シートSを循環させる循環搬送系86とが組み込まれる。
【0019】
図3に示すように、蓄積性蛍光体シートSは、その両側部に設けられた耳部Sa、Sbのみを挟持されて循環搬送されるものであり、この蓄積性蛍光体シートSの裏面側には補強板88a、88bが固定されている。
【0020】
撮影部80は、図2に示すように、蓄積性蛍光体シートSを撮影位置に位置決めするための位置決め部材90と、この撮影部80に前記蓄積性蛍光体シートSを保持するための支点92を介して揺動自在な押さえ板94とを備える。撮影部80の出入口近傍には、循環搬送系86を構成するローラ対100aが配置されており、このローラ対100aから所定間隔だけ離間してローラ対100bが設けられる。ローラ対100a、100bは、昇降基台38に支持されてこの昇降基台38と一体的に昇降する。
【0021】
第1本体部20内には、循環搬送系86を構成する複数のローラ対102が配置されるとともに、第2本体部22内に前記循環搬送系86とは独立したローラ対104が配置される。ローラ対100a、100b、102および104は、蓄積性蛍光体シートSの耳部Sa、Sbのみを挟持して搬送するように構成されている。
【0022】
循環搬送系86は、撮影部80から鉛直方向に延在する鉛直搬送路106と、この鉛直搬送路106の下端から水平方向に延在してローラ対104に至る水平搬送路108と、このローラ対104により進行方向が180゜だけ変更された後、読み取り部82を通過して消去部84の先方まで延在する傾斜搬送路110と、この傾斜搬送路110の先端で進行方向を180゜だけ変更させた後、スイッチバックを行って鉛直搬送路106に連なるスイッチバック搬送路112とを備えている。スイッチバック搬送路112には、正逆回転可能なローラ対254が配置される。
【0023】
循環搬送系86には3枚の蓄積性蛍光体シートSが存在しており、この蓄積性蛍光体シートSの3つの待機位置として、撮影部80のセット位置である第1待機位置ST1と、水平搬送路108に配置される第2待機位置ST2と、消去部84に配置される第3待機位置ST3とが設けられる。
【0024】
読み取り部82は、図2および図4に示すように、第2本体部22内に設けられており、蓄積性蛍光体シートSを水平方向(矢印A方向)に副走査搬送する副走査搬送手段120と、副走査搬送されている前記蓄積性蛍光体シートSにレーザ光Lを略鉛直方向に照射して主走査するレーザ光照射手段(走査光照射手段)122と、このレーザ光Lの照射によって前記蓄積性蛍光体シートSから生じる輝尽発光光を光電的に読み取る第1および第2集光系124、126と、前記レーザ光Lの照射位置近傍で前記蓄積性蛍光体シートSの両面を保持し、前記照射位置での該蓄積性蛍光体シートSのぶれを阻止するシート保持手段127と、前記レーザ光Lの照射位置近傍で前記蓄積性蛍光体シートSの副走査方向(矢印A方向)に平行な耳部(両側部)Sa、Sbを案内する側部ガイド手段129と、前記蓄積性蛍光体シートSの裏面側に配設され、補強板88a、88bを案内しかつ前記蓄積性蛍光体シートSの裏面との間に間隙を有するガイド手段131とを備える。
【0025】
副走査搬送手段120は、互いに同期して回転駆動される第1および第2ローラ対128、130を備える。第1集光系124は、蓄積性蛍光体シートSの記録面上のレーザ光Lの照射位置に主走査線に沿って配置される第1光ガイド132aと、この第1光ガイド132aの上部に装着される第1フォトマルチプライヤ134aとを備える。第2集光系126は、蓄積性蛍光体シートSの裏面側に主走査線に沿って配置される第2光ガイド132bと、この第2光ガイド132bの端部に装着される第2フォトマルチプライヤ134bとを備える。
【0026】
図4および図5に示すように、シート保持手段127は、第1および第2ローラ対128、130間にあって前記第1ローラ対128側に近接して配置されており、蓄積性蛍光体シートSの記録面(一方の面)に全幅にわたって接する板状の第1ガイド部材140と、前記蓄積性蛍光体シートSの裏面側(他方の面)に全幅にわたって接するとともに、スプリング(弾性体)142を介して前記第1ガイド部材140に対して進退自在な略円筒状の第2ガイド部材144とを備える。
【0027】
第1ガイド部材140は、固定フレーム146に固定されるとともに、第2ガイド部材144内に配置されている小径なロッド147の両端に一対の軸体148が固着される。軸体148は、固定フレーム146を貫通して配置されており、前記軸体148に固定されている支持板150と前記固定フレーム146との間にスプリング142が介装されている。
【0028】
第2ガイド部材144は、スプリング142の弾性力を介して第1ガイド部材140側に付勢されており、軸体148には、前記第2ガイド部材144を前記第1ガイド部材140から離間する方向に押圧する駆動手段152が係合する。第2ガイド部材144がスプリング142を介して蓄積性蛍光体シートSを押さえる力は、この蓄積性蛍光体シートSの剛性よりも強い力に設定されている。
【0029】
駆動手段152は駆動モータ154を備え、この駆動モータ154にベルト・プーリ手段156を介してクランク部材158が係合する。クランク部材158に設けられた偏心ピン160に長尺な第1リンク162の一端が連結され、この第1リンク162の他端に短尺な第2リンク164の一端が揺動自在に連結される。第2リンク164には、第3リンク166を介して棒状の押圧部材168が係合し、この押圧部材168が一対の軸体148に対し接離可能である。
【0030】
第1および第2ガイド部材140、144には、少なくとも蓄積性蛍光体シートSに接する表面に緩衝材140a、144aが設けられる。緩衝材140a、144aは、例えば、ポリエステル製の織布で構成されており、前記第1および第2ガイド部材140、144を構成するSUS等の金属部材の表面に貼り付けられている。
【0031】
レーザ光Lの照射位置下流側には、蓄積性蛍光体シートSの少なくとも一面、例えば、記録面に接するムラ防止ガイド手段170が配置される。このムラ防止ガイド手段170は、第2ローラ対130の上流に近接して配置されており、蓄積性蛍光体シートSの全幅にわたって延在する板状に構成され、その表面には緩衝材172が設けられている。
【0032】
図6および図7に示すように、側部ガイド手段129は、シート保持手段127の下流側でレーザ光Lの照射位置近傍にかつムラ防止ガイド手段170に対向する位置にわたって平行に延在し、蓄積性蛍光体シートSの耳部Sa、Sbに対応する耳ガイド部材174a、174bを備える。耳ガイド部材174a、174bは、蓄積性蛍光体シートSの裏面側を耳部Sa、Sbのみで保持するとともに、矢印A方向に延在する平滑な摺動面176a、176bを有し、前記摺動面176a、176bの搬送方向上流側端部にテーパ面178a、178bが形成される。
【0033】
ガイド手段131は、第2光ガイド132bの直下流側に配置されており、蓄積性蛍光体シートSの全幅方向にわたって延在するパイプ材180を備える。このパイプ材180の周面には、ポリエステル製織布等の緩衝材182が設けられている。
【0034】
図7に示すように、耳ガイド部材174a、174bの摺動面176a、176bと、ムラ防止ガイド手段170の緩衝材172の表面との距離H1は、蓄積性蛍光体シートSの厚さより大きく設定されるとともに、第2光ガイド132bの先端面と前記摺動面176a、176bとの距離H2は、前記蓄積性蛍光体シートSの厚さと補強板88a(88b)の板厚とを加えた値よりも大きな値に設定される。
【0035】
第2光ガイド132bの先端面と、パイプ部材180の緩衝材182の摺接面との距離H3は、補強板88a、88bが前記第2光ガイド132bの先端面に触れることがないように、前記補強板88a、88bの厚さよりも大きな値に設定される。緩衝材182の摺接面と摺動面176a、176bとの距離H4は、前記緩衝材182に蓄積性蛍光体シートSの裏面が接触することがないように、距離H4>0でかつ、補強板88a、88bの厚さよりも小さな値に設定される。
【0036】
図2に示すように、消去部84は、蓄積性蛍光体シートSの記録面側に配置される第1消去ユニット190aと、前記蓄積性蛍光体シートSの裏面側に配置される第2消去ユニット190bとを備える。第1および第2消去ユニット190a、190b内には、それぞれ消去用光源192a、192bが配置されている。
【0037】
図1に示すように、コントローラ24は、複数のランプを有するランプ群200とディスプレイ202と切り替えキー付き撮影サイズ表示ランプ群204とが設けられた操作パネル206を備えている。図示しないコンソールの操作によって電源がONされる際や、撮影サイズが選択される際に、ランプ群200、204にこれらの情報が表示されるとともに、このコンソールで登録された患者のID番号や患者名、あるいは撮影メニュー等が、前記ディスプレイ202に表示される。
【0038】
スイッチ部26は、撮影台16を構成する天板部52を水平方向に移動させるためのロック解除用の第1フットスイッチ210と、前記撮影台16を下降させるための下降用の第2フットスイッチ212と、前記撮影台16を上昇させるための上昇用の第3フットスイッチ214と、前記撮影台16の昇降動作を強制的に停止させるための緊急停止用の第4フットスイッチ216とを備える。天板部52の上方には、X線照射手段218が配置されている。
【0039】
このように構成される放射線画像情報読取装置10の動作について、以下に説明する。
【0040】
まず、患者のID番号や氏名等のID情報を記録したIDカードが作成され、このIDカードが図示しないコンソールで読み取られる。このコンソールでは、患者の胸部や腹部等の撮影部位および撮影メニューの選択が行われる。さらに、必要に応じて撮影サイズの選択が行われ、次いで、被写体である患者を撮影台16上に載置させる。
【0041】
その際、患者の状態、身長の大小、あるいは車椅子やストレッチャー等の搬送形態によって撮影台16の高さ位置(矢印Z方向)の調整が行われる。具体的には、操作者が第2フットスイッチ212を踏むことにより、昇降機構18を構成する油圧ユニット46を介して昇降基台38が下方向に移動し、撮影台16が下降する。一方、操作者が第3フットスイッチ214を踏むと、第1揺動アーム30a、30bおよび第2揺動アーム34a、34bに支持されている昇降基台38が上方に移動し、撮影台16が上昇する。
【0042】
このように、撮影台16は、患者が天板部52に乗り易いように高さ位置が調整される。そして、患者が天板部52上に臥位姿勢(横臥姿勢)で横たわった状態で、操作者は、第2フットスイッチ212または第3フットスイッチ214を選択的に操作し、天板部52の高さを作業し易い高さ位置に調整する。さらに、操作者は、第1フットスイッチ210を操作し、あるいは、天板部52に設けられているタッチスイッチ54をONし続けることにより、前記天板部52のロックが解除される。
【0043】
そこで、例えば、操作者がタッチスイッチ54を押し続けた状態で天板部52を前後左右(矢印X方向および矢印Y方向)にスライドさせ、患者の撮影部位がX線照射手段218による照射枠に入るように前記患者の高さ位置を調整する。そして、患者の撮影部位の位置決めが行われた後、タッチスイッチ54から手を離すことにより、天板部52が移動不能にロックされる。
【0044】
次に、X線照射手段218が駆動され、患者の放射線画像情報が撮影部80に配置されている蓄積性蛍光体シートSに記録(撮影)される。その際、他の蓄積性蛍光体シートSは、第2および第3待機位置ST2、ST3に配置されている。
【0045】
撮影処理後の蓄積性蛍光体シートSは、循環搬送系86を構成するローラ対100aの回転作用下に、その耳部Sa、Sbが挟持されて撮影部80から取り出され、ローラ対100b、102に挟持されて鉛直搬送路106から水平搬送路108に受け渡される(図3参照)。さらに、蓄積性蛍光体シートSは、複数のローラ対102の回転作用下に第1本体部20から第2本体部22に搬送され、ローラ対104を通って上方に180゜だけ搬送方向が変更された後、読み取り部82を構成する副走査搬送手段120に送られる。
【0046】
副走査搬送手段120では、図示しないモータの駆動作用下に、第1および第2ローラ対128、130が同期して回転駆動され、蓄積性蛍光体シートSは、この第1および第2ローラ対128、130に耳部Sa、Sbを挟持されて矢印A方向に副走査搬送される。
【0047】
その際、シート保持手段127では、図8に示すように、駆動手段152の作用下に押圧部材168が軸体148をスプリング142の弾性力に抗して押圧し、第2ガイド部材144が第1ガイド部材140から離間する位置に保持されている。次いで、第1ローラ対128に挟持されて矢印A方向に副走査搬送される蓄積性蛍光体シートSの先端部が、第1および第2ガイド部材140、144間に進入すると、駆動手段152を構成する駆動モータ154が駆動される。
【0048】
このため、図4および図5に示すように、ベルト・プーリ手段156を介してクランク部材158が回転し、偏心ピン160の揺動作用下に第1および第2リンク162、164を介して押圧部材168が軸体148から離間する方向に揺動する。従って、第2ガイド部材144は、スプリング142の弾性力を介して第1ガイド部材140側に付勢され、前記第1および第2ガイド部材140、144が蓄積性蛍光体シートSの両面を全幅にわたって保持する(図9参照)。
【0049】
蓄積性蛍光体シートSは、第1および第2ガイド部材140、144に保持された状態で、その先端側の耳部Sa、Sbが第2ローラ対130に挟持され、第1および第2ローラ対128、130を介して矢印A方向に副走査搬送される。ここで、レーザ光照射手段122からレーザ光Lが導出され、蓄積性蛍光体シートSの記録面に照射されて主走査が行われる。これにより、蓄積性蛍光体シートSの記録面側から発せられる輝尽発光光が第1集光系124により光電的に読み取られるとともに、透明なベース面を透過して前記蓄積性蛍光体シートSの裏面側から発せられる輝尽発光光が第2集光系126により光電的に読み取られる。
【0050】
この場合、第1および第2ローラ対128、130は、蓄積性蛍光体シートSの耳部Sa、Sbのみを挟持して前記蓄積性蛍光体シートSを矢印A方向に副走査搬送している。このため、蓄積性蛍光体シートSが副走査搬送中に倒れたりばたついたりするおそれがあり、搬送のぶれによる放射線画像情報の読み取り不良が生じ易い。
【0051】
そこで、第1の実施形態では、レーザ光Lの照射位置近傍にシート保持手段127を配設し、このシート保持手段127を構成する第1および第2ガイド部材140、144により蓄積性蛍光体シートSの両面を全幅にわたって保持している。さらに、レーザ光Lの照射位置近傍には、蓄積性蛍光体シートSの耳部Sa、Sbを案内する側部ガイド手段129と、前記蓄積性蛍光体シートSの裏面側に設けられた補強板88a、88bを案内するガイド手段131とが配設されている。
【0052】
従って、シート保持手段127に保持されて矢印A方向に搬送される蓄積性蛍光体シートSの先端側は、その自重および補強板88aの重量によって第2光ガイド132b側に倒れることがなく、側部ガイド手段129を構成する耳ガイド部材174a、174bにより耳部Sa、Sbが確実に支持される。
【0053】
しかも、蓄積性蛍光体シートSの先端がレーザ光Lの照射位置を超えて矢印A方向に搬送されると、この蓄積性蛍光体シートSの先端部裏面側に設けられた補強板88aは、ガイド手段131を構成するパイプ材180によりその略幅方向全体にわたって支持される。このため、蓄積性蛍光体シートSが耳ガイド部材174a、174b間で下方向(第2光ガイド132b側)に撓むことがなく、矢印A方向に高精度に副走査搬送することができる。その際、蓄積性蛍光体シートSの裏面は、ガイド手段131に接触することがなく、前記蓄積性蛍光体シートSから読み取られる画像にムラが生ずることがない。
【0054】
これにより、第1の実施形態では、副走査搬送される蓄積性蛍光体シートSに倒れやばたつきが発生することがなく、前記蓄積性蛍光体シートSに担持されている放射線画像情報の読み取り作業が高精度に遂行される。さらに、蓄積性蛍光体シートSの裏面や補強板88a、88bが第2光ガイド132bに接触することがなく、この第2光ガイド132bが損傷することを確実に阻止することが可能になる。
【0055】
しかも、第1および第2ガイド部材140、144の表面やパイプ材180の表面には、緩衝材140a、144aおよび182が設けられており、蓄積性蛍光体シートSや補強板88a、88bに損傷や汚れ等が発生することを確実に防止することができる。このため、蓄積性蛍光体シートSの耐久性を有効に確保することが可能になる。
【0056】
読み取り処理後の蓄積性蛍光体シートSは、第2本体部22から第1本体部20側に搬送され、傾斜搬送路110に沿って消去部84側に送られる。この消去部84では、第1および第2消去ユニット190a、190bを構成する消去用光源192a、192bを介して蓄積性蛍光体シートSの両面に消去光が照射され、前記蓄積性蛍光体シートSに残存する放射線画像情報の消去処理が迅速に行われる。
【0057】
消去処理後の蓄積性蛍光体シートSは、傾斜搬送路110から下方向に略180゜だけ搬送方向を変更されてスイッチバック搬送路112に送られる。このスイッチバック搬送路112を構成するローラ対254が逆回転されることにより、蓄積性蛍光体シートSは、前記スイッチバック搬送路112から鉛直搬送路106に受け渡され、ローラ対100a、100bを介して撮影部80に再度配置される。
【0058】
図10は、本発明の第2の実施形態に係るシート状記録媒体の走査装置が組み込まれる放射線画像情報読取装置220の概略斜視説明図であり、図11は、前記放射線画像情報読取装置220の内部構成を示す概略説明図である。なお、第1の実施形態に係る放射線画像情報読取装置10と同一の構成要素には同一の参照符号を付して、その詳細な説明は省略する。
【0059】
放射線画像情報読取装置220は、基台222の上方に設けられる昇降部224を備え、この昇降部224には、装置本体226がボールねじやシリンダ等の図示しないアクチュエータを介して昇降自在に支持される。放射線画像情報読取装置220は、装置本体226内で2枚の蓄積性蛍光体シート(シート状記録媒体)Sを循環させ、被写体の放射線画像情報の記録および読み取り作業を繰り返し行うように機能する。
【0060】
図11に示すように、撮影部80は、装置本体226の前面側に装着される撮影カバー238を備え、この撮影カバー238には、図示しない被写体側からフォトタイマ240およびグリット242が、順次、配置されるとともに、このグリット242側には、蓄積性蛍光体シートSを撮影位置に保持するための揺動自在な押さえ板94が装着される。
【0061】
読み取り部82は、撮影部80と略平行に配設されており、蓄積性蛍光体シートSを鉛直下方向(矢印E方向)に副走査搬送する副走査搬送手段246と、副走査搬送されている前記蓄積性蛍光体シートSに対し励起光としてレーザ光Lを略水平方向(矢印F方向)に照射して主走査するレーザ光照射手段(励起光照射手段)248と、第1および第2集光系124、126と、シート保持手段127と、側部ガイド手段129と、ガイド手段131とを備える。
【0062】
循環搬送系86は、撮影部80と読み取り部82との間に配置され、蓄積性蛍光体シートSを180゜だけ旋回させて前記撮影部80から前記読み取り部82に搬送する旋回搬送手段252を備える。この旋回搬送手段252は、撮影部80のシート出入口近傍に配置されるローラ対254と読み取り部82の上方に配置されるローラ対256との間に設けられ、湾曲形成された湾曲ガイド板258、260と、前記湾曲ガイド板258、260の下方に配置された複数のガイドローラ262とを備えている。湾曲ガイド板258、260は、蓄積性蛍光体シートSの耳部Sa、Sbを案内するために幅狭に構成されている。
【0063】
ローラ対256の下方には、蓄積性蛍光体シートSの耳部両面を案内する一対のガイド板266が読み取り部82に向かって設けられるとともに、この読み取り部82の出口側には、前記蓄積性蛍光体シートSを湾曲搬送路268から鉛直上方向に案内するための耳部案内用の湾曲ガイド板270が配置される。湾曲ガイド板270の端部は、鉛直上方向に直線状に延在している。
【0064】
湾曲ガイド板270の近傍には、ローラ対274が配置され、このローラ対274の近傍から第1光ガイド132a側に向かって水平方向にガイド板276が延在し、このガイド板276の端部には、湾曲ガイド板278を介して鉛直方向に延在するガイド板280が設けられる。このガイド板280は、消去部84に沿って延在してその上部側に湾曲ガイド板282が設けられ、この湾曲ガイド板282の端部が湾曲ガイド板258に対応して配置される。ガイド板280の下方および上方には、回転駆動されるローラ対288、290が配設される。
【0065】
このように構成される第2の実施形態に係る放射線画像情報読取装置220の動作について、以下に説明する。
【0066】
装置本体226内には、2枚の蓄積性蛍光体シートSが収容されており、一方の蓄積性蛍光体シートSが撮影部80に配置される際、他方の蓄積性蛍光体シートSが消去部84に待機されている(図11参照)。撮影部80では、押さえ板94が図示しない被写体側に揺動され、この押さえ板94を介して蓄積性蛍光体シートSが撮影位置に保持された状態で、前記被写体の放射線画像情報の記録(撮影)が行われる。
【0067】
撮影処理後の蓄積性蛍光体シートSは、押さえ板94と一体的に内方に揺動した後、ローラ対254側に送り出される。ローラ対254は回転駆動されており、このローラ対254の回転作用下に蓄積性蛍光体シートSが旋回搬送手段252に送られる。この旋回搬送手段252では、湾曲ガイド板258、260および複数のガイドローラ262の案内作用下に蓄積性蛍光体シートSの撮影面が他の部材と接触することがなく、この蓄積性蛍光体シートSが180゜だけ旋回されてローラ対256に送られた後、このローラ対256の回転作用下に鉛直方向に配置されているガイド板266に受け渡される。蓄積性蛍光体シートSは、耳部Sa、Sbをガイド板266に案内されて読み取り部82を構成する副走査搬送手段246に送られる。
【0068】
副走査搬送手段246では、第1および第2ローラ対128、130が回転駆動されており、蓄積性蛍光体シートSは、まず、第1ローラ対128に耳部Sa、Sbを挟持されて矢印E方向(鉛直下方向)に副走査搬送される。その際、シート保持手段127では、蓄積性蛍光体シートSの両面を全幅にわたって保持する。次いで、蓄積性蛍光体シートSの耳部Sa、Sbが側部ガイド手段129に案内されて矢印E方向に円滑に搬送されるとともに、この蓄積性蛍光体シートSの先端裏面側に設けられている補強板88aがガイド手段131に案内されて第2ローラ対130に挟持される。
【0069】
このように、第2の実施形態では、鉛直下方向に副走査搬送される蓄積性蛍光体シートSにばたつきが発生することを確実に阻止し、この蓄積性蛍光体シートSを、常時、鉛直姿勢に維持して副走査搬送することができる。これにより、蓄積性蛍光体シートSに担持されている放射線画像情報の読み取り作業が高精度に遂行される等、第1の実施形態と同様の効果が得られる。
【0070】
さらに、蓄積性蛍光体シートSの読み取り先端側は、湾曲ガイド板270に案内されてローラ対274の回転作用下に鉛直上方向に向かって搬送される。そして、蓄積性蛍光体シートS全体の読み取り作業が終了した後、この蓄積性蛍光体シートSの読み取り後端側がローラ対274の近傍まで送り出された状態で、前記ローラ対274が逆方向に回転される。
【0071】
このため、蓄積性蛍光体シートSは、その記録面を下側にしてガイド板276に沿って一旦水平方向に搬送された後、湾曲ガイド板278を介して鉛直上方向に向かって搬送される。ここで、ローラ対288が回転駆動され、蓄積性蛍光体シートSがガイド板280の案内作用下に鉛直上方向に搬送される。そして、消去部84を構成する消去用光源192a、192bが付勢され、蓄積性蛍光体シートSの両面に残存する放射線画像情報の消去が行われる。消去後の蓄積性蛍光体シートSは、消去部84に対応して待機されている。
【0072】
一方、撮影部80で蓄積性蛍光体シートSに放射線画像情報の記録を行っている際に、消去部84に待機されている別の蓄積性蛍光体シートSは、上記のように、撮影後の蓄積性蛍光体シートSが読み取り部82で読み取り処理が行われている間、回転駆動されるローラ対290に挟持されて湾曲ガイド板282の案内作用下に湾曲ガイド板258に送られる。さらに、ローラ対254が前記とは逆方向に回転されることによって、別の蓄積性蛍光体シートSが撮影部80に送り込まれる。この別の蓄積性蛍光体シートSは、押さえ板94の揺動作用下に撮影部80に対して位置決め保持された状態で、図示しない被写体の放射線画像情報の記録(撮影)処理が遂行される。
【0073】
なお、第1および第2の実施形態では、蓄積性蛍光体シートSが装置本体14、226内で循環されるビルトイン方式の放射線画像情報読取装置10、220を用いて説明したが、この蓄積性蛍光体シートSがカセッテやマガジン等を介して装填されるタイプの放射線画像情報読取装置にも適応することができる。
【0074】
また、第1および第2の実施形態では、シート保持手段127が、板状の第1ガイド部材140と円筒状の第2ガイド部材144とを備えているが、これに限定されるものではなく、第1および第2ガイド部材140、144を共に平板状あるいは円筒状に構成してもよい。さらに、蓄積性蛍光体シートSの撮影面側に配設される第1ガイド部材140を回転可能な円筒状に構成すれば、この撮影面が損傷することを一層確実に阻止することができる。また、ムラ防止ガイド手段170は板状を有しているが、シート保持手段127と同様に構成してもよい。これにより、蓄積性蛍光体シートSのばたつき防止効果が一層向上することになる。
【0075】
さらにまた、シート状記録媒体として、蓄積性蛍光体シートに代替して画像が記録された写真感光フイルムを使用してもよく、この場合、走査装置として前記写真感光フイルムに画像記録を行う画像記録装置を用いればよい。
【0076】
【発明の効果】
本発明に係るシート状記録媒体の走査装置では、走査光の照射位置近傍にシート状記録媒体の両面を保持して該シート状記録媒体のぶれを阻止するシート保持手段と、前記シート状記録媒体の両側部を案内する側部ガイド手段とが設けられている。これにより、副走査搬送されるシート状記録媒体に倒れやばたつき等が発生することがなく、読み取り画像にムラが生ずることを阻止して高精度な走査作業が遂行可能になるとともに、該シート状記録媒体が他の部材に接触することを確実に阻止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る走査装置が組み込まれる放射線画像情報読取装置の概略斜視説明図である。
【図2】前記放射線画像情報読取装置の内部構成を示す概略説明図である。
【図3】蓄積性蛍光体シートの斜視図である。
【図4】読み取り部の正面説明図である。
【図5】前記読み取り部の要部斜視説明図である。
【図6】前記読み取り部を構成する側部ガイド手段およびガイド手段の一部斜視説明図である。
【図7】前記側部ガイド手段および前記ガイド手段の正面説明図である。
【図8】前記読み取り部を構成するシート保持手段の離間状態を説明する図である。
【図9】前記シート保持手段により蓄積性蛍光体シートを保持した状態の説明図である。
【図10】本発明の第2の実施形態に係る放射線画像情報読取装置の概略斜視説明図である。
【図11】前記放射線画像情報読取装置の内部構成を示す概略説明図である。
【符号の説明】
10、220…放射線画像情報読取装置 14、226…装置本体
16…撮影台 18…昇降機構
20、22…本体部 24…コントローラ
26…スイッチ部 80…撮影部
82…読み取り部 84…消去部
86…循環搬送系 88a、88b…補強板
120、246…副走査搬送手段 122、248…レーザ光照射手段
124、126…集光系 127…シート保持手段
128、130…ローラ対 129…側部ガイド手段
131…ガイド手段 132a、132b…光ガイド
140、144…ガイド部材 152…駆動手段
140a、144a、172、182…緩衝材
170…ムラ防止ガイド手段 174a、174b…耳ガイド部材
176a、176b…摺動面 180…パイプ材
252…旋回搬送手段 S…蓄積性蛍光体シート
Sa、Sb…耳部

Claims (5)

  1. シート状記録媒体を副走査搬送する副走査搬送手段と、
    走査光を前記シート状記録媒体に対し副走査方向に略直交する方向に照射して主走査する走査光照射手段と、
    前記走査光の照射位置近傍で前記シート状記録媒体の両面を保持し、前記照射位置での該シート状記録媒体のぶれを阻止するシート保持手段と、
    前記走査光の照射位置近傍で前記シート状記録媒体の前記副走査方向に平行な両側部を案内する側部ガイド手段と、を備え
    前記シート保持手段は、
    前記シート状記録媒体の一方の面に全幅にわたって接する第1ガイド部材と、
    前記シート状記録媒体の他方の面に全幅にわたって接するとともに、弾性体を介して前記第1ガイド部材に対して進退自在な第2ガイド部材と、を有し、
    前記第1ガイド部材は固定フレームに固定され、前記第2ガイド部材内に配置されているロッドの両端に固着された一対の軸体が、前記固定フレームを貫通して配置され、前記軸体に固定されている支持板と前記固定フレームとの間にスプリングが介装され、前記第2ガイド部材は、前記スプリングによって前記第1ガイド部材側に付勢されていることを特徴とするシート状記録媒体の走査装置。
  2. 請求項1記載の装置において
    記第1および第2ガイド部材には、少なくとも前記シート状記録媒体に接する表面に緩衝材が設けられることを特徴とするシート状記録媒体の走査装置。
  3. 請求項1または2記載の装置において、前記シート状記録媒体は、記録面に励起光が照射される際に両面側から輝尽発光光を発する両面読み取り型蓄積性蛍光体シートであり、
    前記蓄積性蛍光体シートの記録面側および該記録面とは反対の裏面側には、該蓄積性蛍光体シートから発せられる輝尽発光光を集光する第1および第2光ガイドが配設されるとともに、
    前記蓄積性蛍光体シートの裏面側には、該蓄積性蛍光体シートが前記第2光ガイドに接触することを阻止するために前記側部ガイド手段が配設されることを特徴とするシート状記録媒体の走査装置。
  4. 請求項3記載の装置において、前記蓄積性蛍光体シートの裏面には、略全幅にわたって補強板が設けられており、
    前記蓄積性蛍光体シートの裏面側には、前記補強板を案内しかつ前記蓄積性蛍光体シートの裏面との間に間隙を有するガイド手段が配設されることを特徴とするシート状記録媒体の走査装置。
  5. 請求項4記載の装置において、前記ガイド手段は、前記蓄積性蛍光体シートの全幅にわたって延在するとともに、少なくとも前記補強板に接する表面に緩衝材が設けられることを特徴とするシート状記録媒体の走査装置。
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