JP2001272738A - 画像走査装置 - Google Patents

画像走査装置

Info

Publication number
JP2001272738A
JP2001272738A JP2000085302A JP2000085302A JP2001272738A JP 2001272738 A JP2001272738 A JP 2001272738A JP 2000085302 A JP2000085302 A JP 2000085302A JP 2000085302 A JP2000085302 A JP 2000085302A JP 2001272738 A JP2001272738 A JP 2001272738A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
main body
reading
stimulable phosphor
phosphor sheet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000085302A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinji Otokuni
伸次 乙訓
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP2000085302A priority Critical patent/JP2001272738A/ja
Publication of JP2001272738A publication Critical patent/JP2001272738A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Image Input (AREA)
  • Facsimile Scanning Arrangements (AREA)
  • Radiography Using Non-Light Waves (AREA)
  • Mechanical Optical Scanning Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】ユニットの取り扱い作業性を有効に向上させる
とともに、重量の大きなユニットにも容易に対応するこ
とを可能にする。 【解決手段】読み取り部82を組み込んで第2本体部2
2に対して着脱可能なユニット144と、前記ユニット
144を前記第2本体部22に位置決めする位置決め手
段148とを備えるとともに、前記ユニット144に
は、車輪146が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像記録担体にレ
ーザ光を照射して画像の読み取りまたは記録を行う画像
走査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】画像記録担体、例えば、蓄積性蛍光体
(輝尽性蛍光体)を利用して、人体等の被写体の放射線
画像情報を一旦記録し、この放射線画像情報を写真フイ
ルム等の写真感光材料等に再生し、あるいはCRT等に
可視像として出力させるシステムが知られている。
【0003】蓄積性蛍光体は、放射線(X線、α線、γ
線、電子線、紫外線等)の照射によりこの放射線エネル
ギの一部を蓄積し、後に可視光等の励起光の照射によっ
て、蓄積されたエネルギに応じて輝尽発光を示す蛍光体
をいう。この蓄積性蛍光体は、取り扱いの容易性等か
ら、通常、シート状である蓄積性蛍光体シートとして使
用されている。
【0004】上記システムでは、例えば、蓄積性蛍光体
シートに被写体の放射線画像情報を一旦記録する撮影部
と、前記放射線画像情報が記録された前記蓄積性蛍光体
シートに励起光を照射して前記放射線画像情報を光電的
に読み取る読み取り部と、前記放射線画像情報を読み取
り後に前記蓄積性蛍光体シートに残存する放射線画像情
報を消去する消去部とを一体的に組み込み、該蓄積性蛍
光体シートを装置内で循環または往復させる、所謂、ビ
ルトイン方式の放射線画像情報読取装置(画像走査装
置)が採用されている。
【0005】また、予め被写体の放射線画像情報を記録
した蓄積性蛍光体シートがカセッテまたはマガジンを介
して装填される装填部と、前記装填部から取り出された
前記蓄積性蛍光体シートに励起光を照射して前記放射線
画像情報を光電的に読み取る読み取り部と、前記放射線
画像情報を読み取り後に前記蓄積性蛍光体シートに残存
する放射線画像情報を消去する消去部とを組み込んだ放
射線画像情報読取装置(画像走査装置)が用いられてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記の放射
線画像情報読取装置では、所定の構成部品を組み込んだ
ユニットを備えており、カバー部材の開閉だけではメン
テナンスができない場合に、前記ユニットを装置本体か
ら取り出す作業が行われている。例えば、蓄積性蛍光体
シートを副走査方向に搬送する副走査搬送手段と、副走
査搬送されている前記蓄積性蛍光体シートに励起光を照
射する励起光照射手段と、前記蓄積性蛍光体シートから
生ずる輝尽発光光を読み取る集光系とを備えた読み取り
部をユニット化することが行われている。
【0007】しかしながら、特に上記の読み取り部のよ
うに重量の大きなユニットでは、装置本体から取り出し
てメンテナンス位置に運ぶ際に、作業者に過度の負担を
強いることになり、ユニット重量が制限されている。ま
た、ユニットがレール等を介して装置本体から引き出さ
れる構造では、構成部品の配置位置や設置状態等によっ
てメンテナンスが困難になり、作業性が低下するという
問題が指摘されている。
【0008】本発明はこの種の問題を解決するものであ
り、ユニットの取り扱い作業性が有効に向上するととも
に、重量の大きなユニットにも容易に対応することが可
能な画像走査装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る画像走査装
置では、所定の構成部品を組み込んで装置本体に対して
着脱可能なユニットが、位置決め手段によりこの装置本
体に位置決めされるとともに、前記ユニットには、該ユ
ニットを支持して回転する車輪が設けられている。従っ
て、ユニットの着脱作業が容易に遂行されるとともに、
装置本体から取り出された前記ユニットは、車輪を介し
て容易に搬送されるため、前記ユニットのメンテナンス
作業が効率的に遂行される。特に、重量の大きなユニッ
トであっても容易に取り扱うことができるため、種々の
ユニットに適応可能となる。
【0010】また、ユニット本体は、車輪が装着される
基台部材に対して揺動可能に支持されている。これによ
り、ユニットが装置本体から取り出された後、ユニット
本体が前記装置本体に収容される第1姿勢からメンテナ
ンス用の第2姿勢に配置されることにより、メンテナン
ス作業性が大幅に向上する。その際、ユニット本体は、
脚部部材に支持されて第2姿勢に配置されており、前記
ユニット本体を前記第2姿勢に強固かつ確実に保持して
メンテナンス作業が円滑に行われる。
【0011】さらにまた、位置決め手段は、車輪を転動
面から離間させてユニットを保持する保持部材を設けて
おり、前記ユニットを装置本体に対し確実に位置決め保
持することが可能になる。
【0012】また、画像走査装置は、床面に直接設置さ
れた装置内に蓄積性蛍光体シートを収容して放射線画像
情報の記録および読み取り作業を繰り返し行う放射線画
像情報読取装置であり、ユニットは、前記放射線画像情
報を光電的に読み取る読み取り部を組み込んでいる。こ
のため、比較的重量物であるユニットは、床面に直接設
置されている装置内から取り出された直後に、車輪の回
転作用下に容易に取り扱うことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施形態に係る
画像走査装置である放射線画像情報読取装置10の概略
斜視説明図であり、図2は、前記放射線画像情報読取装
置10の内部構成の概略説明図である。
【0014】放射線画像情報読取装置10は、床面(設
置面)12上に配置される装置本体14と、被写体、例
えば、患者が、直接、臥位姿勢で載置される撮影台16
と、前記撮影台16を前記装置本体14に対して昇降さ
せる昇降機構18とを備える。装置本体14は、昇降機
構18を収容する第1本体部20と、この第1本体部2
0とは個別に構成される第2本体部22とを備えるとと
もに、前記第2本体部22にコントローラ24およびス
イッチ部26が接続されている。
【0015】図2および図3に示すように、昇降機構1
8は、第1本体部20の一端側(第2本体部22から離
間する側)に支軸28a、28bを介して揺動自在に支
持される第1揺動アーム30a、30bと、前記第1本
体部20の他端側(第2本体部22に近接する側)に支
軸32a、32bを介して揺動自在に支持される第2揺
動アーム34a、34bとを備える。第1揺動アーム3
0a、30bと第2揺動アーム34a、34bの略中央
部には、連結軸36a、36bが装着されるとともに、
前記第1揺動アーム30a、30bおよび前記第2揺動
アーム34a、34bの揺動先端部が撮影台16を構成
する昇降基台38の底部に係合している。
【0016】第1揺動アーム30a、30bには、支軸
28a、28bに近接して油圧シリンダ40a、40b
が装着されており、この油圧シリンダ40a、40bか
ら延在するロッド42a、42bが、取り付け部材44
a、44bを介して第2揺動アーム34a、34bの上
端側に連結されている。油圧シリンダ40a、40b
は、バルブおよびポンプを組み込んだ油圧ユニット46
により制御される。
【0017】昇降基台38と第1本体部20の上部に
は、防塵および遮光機能を有する蛇腹部材48が伸縮自
在に固着される。図1に示すように、昇降基台38に
は、第1本体部20の短手方向(矢印X方向)および前
記矢印X方向に直交する矢印Y方向(長手方向)に進退
自在な天板部52が配設される。
【0018】天板部52の矢印X方向両側部に沿って線
状のタッチスイッチ54が固着される。このタッチスイ
ッチ54は、天板部52をロックするための図示しない
ロック手段をON/OFF制御するものであり、前記タ
ッチスイッチ54が押圧されている間、前記天板部52
のロック作用が解除されている。天板部52には、タッ
チスイッチ54の外方に位置してカバー部材56が設け
られている。
【0019】図2に示すように、昇降基台38には、蓄
積性蛍光体シートSに被写体の放射線画像情報を一旦記
録する撮影部80が設けられる一方、装置本体14に
は、前記放射線画像情報が記録された前記蓄積性蛍光体
シートSに励起光であるレーザ光Lを照射して前記放射
線画像情報を光電的に読み取る読み取り部82と、読み
取り後の前記蓄積性蛍光体シートSに残存する放射線画
像情報を消去する消去部84と、放射線画像情報読取装
置10内で、例えば、3枚の前記蓄積性蛍光体シートS
を循環させる循環搬送系86とが組み込まれる。
【0020】図4に示すように、蓄積性蛍光体シートS
は、両側部に設けられた耳部Sa、Sbのみを挟持され
て循環搬送されるものであり、この蓄積性蛍光体シート
Sの裏面側には補強板88a、88bが固定されてい
る。
【0021】撮影部80は、図2に示すように、蓄積性
蛍光体シートSを位置決めするための位置決め部材90
と、この撮影部80に前記蓄積性蛍光体シートSを保持
する支点92を介して揺動自在な押さえ板94とを備え
る。撮影部80の出入口近傍には、循環搬送系86を構
成するローラ対100aが配置されており、このローラ
対100aから所定間隔だけ離間してローラ対100b
が設けられる。ローラ対100a、100bは、昇降基
台38に支持されてこの昇降基台38と一体的に昇降す
る。
【0022】第1本体部20内には、循環搬送系86を
構成する複数のローラ対102が配置されるとともに、
第2本体部22内に前記循環搬送系86とは独立したロ
ーラ対104が配置される。ローラ対100a、100
b、102および104は、蓄積性蛍光体シートSの耳
部Sa、Sbのみを挟持して搬送するように構成されて
いる。
【0023】循環搬送系86は、撮影部80から鉛直方
向に延在する鉛直搬送路106と、この鉛直搬送路10
6の下端から水平方向に延在してローラ対104に至る
水平搬送路108と、このローラ対104で進行方向が
180゜だけ変更された後、読み取り部82を通過して
消去部84の先方まで延在する傾斜搬送路110と、こ
の傾斜搬送路110の先端で進行方向を180゜だけ変
更させた後、スイッチバックを行って鉛直搬送路106
に連なるスイッチバック搬送路112とを備えている。
スイッチバック搬送路112には、正逆回転可能なロー
ラ対114が配置される。
【0024】循環搬送系86には3枚の蓄積性蛍光体シ
ートSが存在しており、この蓄積性蛍光体シートSの3
つの待機位置として、撮影部80のセット位置である第
1待機位置ST1と、水平搬送路108に配置される第
2待機位置ST2と、消去部84に配置される第3待機
位置ST3とが設けられる。
【0025】読み取り部82は、第2本体部22内に設
けられており、蓄積性蛍光体シートSを水平方向(矢印
A方向)に副走査搬送する副走査搬送手段120と、副
走査搬送されている前記蓄積性蛍光体シートSに励起光
としてレーザ光Lを略鉛直方向に照射して主走査するレ
ーザ光照射手段(励起光照射手段)122と、このレー
ザ光Lの照射によって前記蓄積性蛍光体シートSから生
じる輝尽発光光を光電的に読み取る第1および第2集光
系124、126とを備える。
【0026】副走査搬送手段120は、互いに同期して
回転駆動される第1および第2ローラ対128、130
を備える。第1集光系124は、蓄積性蛍光体シートS
の記録面上のレーザ光Lの照射位置に主走査線に沿って
配置される第1光ガイド132aと、この第1光ガイド
132aの上部に装着される第1フォトマルチプライヤ
134aとを備える。第2集光系126は、蓄積性蛍光
体シートSの裏面側に主走査線に沿って配置される第2
光ガイド132bと、この第2光ガイド132bの端部
に装着される第2フォトマルチプライヤ134bとを備
える。
【0027】消去部84は、蓄積性蛍光体シートSの記
録面側に配置される第1消去ユニット140aと、前記
蓄積性蛍光体シートSの裏面側に配置される第2消去ユ
ニット140bとを備える。第1および第2消去ユニッ
ト140a、140b内には、それぞれ消去用光源14
2a、142bが配置されている。
【0028】第1本体部20と第2本体部22とは、床
面12上にそれぞれ個別に設置されており、前記第2本
体部22には、構成部品である読み取り部82を組み込
むユニット144が着脱可能に収容されている。図5に
示すように、ユニット144は、4つの車輪146によ
って支持されるとともに、前記ユニット144が第2本
体部22に対し位置決め手段148を介して位置決め保
持される。
【0029】図5乃至図7に示すように、ユニット14
4は、車輪146が回転自在に装着される基台部材15
0と、前記基台部材150に対して揺動可能に支持さ
れ、前記第2本体部22に収容される第1姿勢S1とメ
ンテナンス作業を行うための第2姿勢S2とに配置され
るユニット本体152とを備える。基台部材150は板
状を有しており、その上部に複数の防振ゴム154が固
着され、この防振ゴム154上に支持板156が配置さ
れる。
【0030】支持板156には、基台部材150の進退
方向に平行な一方の側部に支点158を介してユニット
本体152が揺動自在に支持されるとともに、前記支持
板156と前記ユニット本体152とにダンパ160が
装着される。ユニット本体152には、前記ユニット本
体152が第2姿勢S2に配置される際に、前記ユニッ
ト本体152を支持する脚部部材162が装着される。
この脚部部材162は、通常、ユニット本体152の側
部に離脱自在に取り付けられている。
【0031】ユニット本体152には、図2に示すよう
に、読み取り部82を構成する副走査搬送手段120と
レーザ光照射手段122と、第1および第2集光系12
4、126とが装着されるとともに、基台部材150に
ローラ対104が装着されている(図6参照)。
【0032】図5に示すように、位置決め手段148
は、第2本体部22に固定される位置決めピン164
a、164bと、ばね166を介して揺動自在な固定部
材168と、ユニット144の進退方向に沿って互いに
平行に配置されるガイド板170a、170bとを備え
る。基台部材150には、位置決めピン164a、16
4bが嵌合する孔部172a、172bと、固定部材1
68が係合する係止板174とが設けられる。
【0033】第2本体部22内には、図5および図7に
示すように、車輪146を転動面である床面12から離
間させた状態で、ユニット144を保持する複数の保持
部材176が設けられる。各保持部材176は、第2本
体部22の外方(矢印B方向)に向かって下方向に傾斜
するテーパ状案内面176aを有している。基台部材1
50の底面には、保持部材176に載置されるガイド部
材178が固定されるとともに、このガイド部材178
には、矢印B方向とは逆方向に向かって上方に傾斜する
テーパ状案内面178aが形成される。
【0034】図1に示すように、コントローラ24は操
作パネル180を備えており、この操作パネル180に
は、複数のランプを有するランプ群182とディスプレ
イ184と切り替えキー付き撮影サイズ表示ランプ群1
86とが設けられる。図示しないコンソールの操作によ
って電源がONされる際や、撮影サイズが選択される際
に、ランプ群182、186にこれらの情報が表示され
るとともに、このコンソールで登録された患者のID番
号や患者名、あるいは撮影メニュー等が、前記ディスプ
レイ184に表示される。
【0035】スイッチ部26は、撮影台16を構成する
天板部52を水平方向に移動させるためのロック解除用
の第1フットスイッチ190と、前記撮影台16を下降
させるための下降用の第2フットスイッチ192と、前
記撮影台16を上昇させるための上昇用の第3フットス
イッチ194と、前記撮影台16の昇降動作を強制的に
停止させるための緊急停止用の第4フットスイッチ19
6とを備える。天板部52の上方には、X線照射手段1
98が配置されている。
【0036】このように構成される放射線画像情報読取
装置10の動作について、以下に説明する。
【0037】まず、患者のID番号や氏名等のID情報
を記録したIDカードが作成され、このIDカードが図
示しないコンソールで読み取られる。このコンソールで
は、患者の胸部や腹部等の撮影部位および撮影メニュー
の選択が行われる。さらに、必要に応じて撮影サイズの
選択が行われ、次いで、被写体である患者を撮影台16
上に載置させる。
【0038】その際、患者の状態、身長の大小、あるい
は車椅子やストレッチャー等の搬送形態によって撮影台
16の高さ位置(矢印Z方向)の調整が行われる。具体
的には、操作者が第2フットスイッチ192を踏むこと
により、昇降機構18を構成する油圧ユニット46を介
して油圧シリンダ40a、40bが駆動される(図3参
照)。このため、油圧シリンダ40a、40bのロッド
42a、42bが内方に移動し、このロッド42a、4
2bに取り付け部材44a、44bを介して連結されて
いる第2揺動アーム34a、34bが、支軸32a、3
2bを支点にして下方向に揺動する。
【0039】第2揺動アーム34a、34bには、連結
軸36a、36bを介して第1揺動アーム30a、30
bが連結されており、前記第2揺動アーム34a、34
bが下方向に揺動する際に、前記第1揺動アーム30
a、30bが支軸28a、28bを支点に下方向に揺動
する。これにより、昇降基台38が下方向に移動して撮
影台16が下降する。
【0040】一方、操作者が第3フットスイッチ194
を踏むと、油圧ユニット46を介して油圧シリンダ40
a、40bが上記とは逆方向に駆動される。このため、
第1揺動アーム30a、30bおよび第2揺動アーム3
4a、34bに支持されている昇降基台38が上方に移
動し、撮影台16が上昇する。
【0041】このように、撮影台16は、患者が天板部
52に乗り易い高さ位置に調整される。そして、患者が
天板部52上に臥位姿勢(横臥姿勢)で横たわった状態
で、操作者は、第2フットスイッチ192または第3フ
ットスイッチ194を選択的に操作し、天板部52の高
さを作業し易い高さ位置に調整する。さらに、操作者
は、第1フットスイッチ190を操作し、あるいは、天
板部52に設けられているタッチスイッチ54をONし
続けることにより、前記天板部52のロックが解除され
る。
【0042】そこで、例えば、操作者がタッチスイッチ
54を押し続けた状態で天板部52を前後左右(矢印X
方向および矢印Y方向)にスライドさせ、患者の撮影部
位がX線照射手段198による照射枠に入るように前記
患者の高さ位置を調整する。そして、患者の撮影部位の
位置決めが行われた後、タッチスイッチ54から手を離
すことにより、天板部52が移動不能にロックされる。
【0043】次に、X線照射手段198が駆動され、患
者の放射線画像情報が撮影部80に配置されている蓄積
性蛍光体シートSに記録(撮影)される。その際、他の
蓄積性蛍光体シートSは、第2および第3待機位置ST
2、ST3に配置されている。
【0044】撮影処理後の蓄積性蛍光体シートSは、循
環搬送系86を構成するローラ対100aの回転作用下
に、耳部Sa、Sbが挟持されて撮影部80から取り出
され、ローラ対100b、102に挟持されて鉛直搬送
路106から水平搬送路108に受け渡される(図4参
照)。さらに、蓄積性蛍光体シートSは、複数のローラ
対102の回転作用下に第1本体部20から第2本体部
22に搬送され、ローラ対104を通って上方に180
゜だけ搬送方向が変更された後、読み取り部82を構成
する副走査搬送手段120に送られる。
【0045】副走査搬送手段120では、図示しないモ
ータの駆動作用下に、第1および第2ローラ対128、
130が同期して回転駆動され、蓄積性蛍光体シートS
は、この第1および第2ローラ対128、130に耳部
Sa、Sbを挟持されて矢印A方向に副走査搬送され
る。その際、レーザ光照射手段122からレーザ光Lが
導出され、蓄積性蛍光体シートSの記録面に照射されて
主走査が行われる。
【0046】これにより、蓄積性蛍光体シートSの記録
面側から発せられる輝尽発光光が第1集光系124によ
り光電的に読み取られるとともに、透明なベース面を透
過して前記蓄積性蛍光体シートSの裏面側から発せられ
る輝尽発光光が第2集光系126により光電的に読み取
られる。
【0047】読み取り処理後の蓄積性蛍光体シートS
は、第2本体部22から第1本体部20側に搬送され、
傾斜搬送路110に沿って消去部84側に送られる。こ
の消去部84では、第1および第2消去ユニット140
a、140bを構成する消去用光源142a、142b
を介して蓄積性蛍光体シートSの両面に消去光が照射さ
れ、前記蓄積性蛍光体シートSに残存する放射線画像情
報の消去処理が迅速に行われる。
【0048】消去処理後の蓄積性蛍光体シートSは、傾
斜搬送路110から下方向に略180゜だけ搬送方向を
変更してスイッチバック搬送路112に送られる。この
スイッチバック搬送路112を構成するローラ対114
が逆回転されることにより、蓄積性蛍光体シートSは、
前記スイッチバック搬送路112から鉛直搬送路106
に受け渡され、ローラ対100a、100bを介して撮
影部80に再度配置される。
【0049】この場合、本実施形態では、読み取り部8
2を組み込むユニット144が第2本体部22に対して
着脱自在であり、この読み取り部82のメンテナンス作
業が以下のように円滑に行われる。まず、図1に示すよ
うに、本体部22の外板22aが取り外された後、ユニ
ット144がこの第2本体部22内から取り出される。
その際、図7に示すように、基台部材150に設けられ
ているガイド部材178が第2本体部22内に固着され
ている保持部材176に対して矢印B方向に移動し、そ
れぞれの案内面176a、178aが当接する際に、車
輪146が床面12に載置される。
【0050】次いで、ユニット144が矢印B方向に移
動すると、このユニット144は、車輪146に支持さ
れた状態で前記車輪146の回転作用下に矢印B方向に
円滑かつ容易に移動する。そして、ユニット144が第
2本体部22から取り出されて所定のメンテナンス作業
位置に配置されると、このユニット144を構成するユ
ニット本体152が、支点158を介して矢印B方向に
直交する矢印C方向に揺動する(図6参照)。ユニット
本体152には、このユニット本体152が第2姿勢S
2で配置される際に底部となる部分に脚部部材162が
装着され、この脚部部材162を介して前記ユニット本
体152が第2姿勢S2に保持される。そこで、ユニッ
ト本体152に装着されている読み取り部82に対し、
所定のメンテナンス作業が行われる。
【0051】このように、本実施形態では、第2本体部
22に着脱可能なユニット144が車輪146を備えて
おり、前記車輪146の転動作用下に、前記ユニット1
44を容易に移動させることができる。このため、読み
取り部82のように重量の大きな構成部品が組み込まれ
たユニット144を簡単に取り扱うことが可能になり、
前記ユニット144の取り扱い作業性が有効に向上する
という効果が得られる。
【0052】さらに、ユニット144では、第2本体部
22から取り出された後、ユニット本体152が支点1
58を介して第1姿勢S1から第2姿勢S2に約90゜
だけ揺動され、この第2姿勢S2に保持される。従っ
て、ユニット本体152が立位姿勢に保持されるため、
各種の作業がし易くなり、読み取り部82のメンテナン
ス作業性が有効に向上するという利点がある。
【0053】ところで、読み取り部82のメンテナンス
作業が終了した後、ユニット本体152は、ダンパ16
0の補助作用下に支点158を介して支持板156上に
揺動し、第1姿勢S1に保持される。そして、脚部部材
162が取り出されて所定の収容場所に配置された後、
ユニット144が車輪146の転動作用下に第2本体部
22内に搬入される。
【0054】その際、基台部材150の底部に固定され
たガイド部材178の案内面178aが、第2本体部2
2内に固定された保持部材176の案内面176aに摺
接し、前記基台部材150が斜め上方に向かって移動し
た後、前記ガイド部材178が前記保持部材176上に
載置される。これにより、基台部材150に装着されて
いる車輪146は、床面12から浮遊状態に維持され
る。
【0055】ユニット144が第2本体部22内に挿入
されると、位置決め手段148を介して前記ユニット1
44が前記第2本体部22に対し位置決め保持される。
具体的には、図5および図7に示すように、ユニット1
44を構成する基台部材150が、ガイド板170a、
170bの案内作用下に第2本体部22の内方に挿入さ
れると、前記基台部材150の挿入方向先端に設けられ
ている孔部172a、172bに位置決めピン164
a、164bが嵌合する。さらに、固定部材168は、
ばね166の弾性力を介して揺動し、基台部材150の
挿入方向後端側に固着されている係止板174に係合す
る。
【0056】これにより、本実施形態では、ユニット1
44は、第2本体部22内の所定の位置に正確かつ強固
に位置決めされるとともに、前記ユニット144の位置
決め作業が簡単かつ迅速に遂行されるという効果があ
る。
【0057】なお、本実施形態では、蓄積性蛍光体シー
トSが装置本体14内で循環されるビルトイン方式の放
射線画像情報読取装置10を例示して説明したが、この
蓄積性蛍光体シートSがカセッテやマガジン等を介して
装填されるタイプの放射線画像情報読取装置に採用する
ことができる。さらに、画像記録媒体としては、蓄積性
蛍光体シートSに代替して写真フイルム等の各種写真感
光材料を使用し、この写真感光材料に画像を記録する画
像記録装置を用いることも可能である。
【0058】
【発明の効果】本発明に係る画像走査装置では、所定の
構成部品を組み込んで装置本体に対して着脱可能なユニ
ットに車輪が設けられており、前記ユニットの取り扱い
作業性が有効に向上する。このため、特に重量の大きな
ユニットであっても容易に取り扱うことができ、作業者
の負担を軽減することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る放射線画像情報読取装
置の概略斜視説明図である。
【図2】前記放射線画像情報読取装置の内部構成の概略
説明図である。
【図3】前記放射線画像情報読取装置を構成する装置本
体と撮影台の内部構成を示す斜視図である。
【図4】蓄積性蛍光体シートの斜視図である。
【図5】第2本体部からユニットが取り出される際の斜
視説明図である。
【図6】前記ユニットを構成するユニット本体の動作を
示す正面図である。
【図7】前記ユニットを前記第2本体部内で支持する保
持部材の説明図である。
【符号の説明】
10…放射線画像情報読取装置 12…床面 14…装置本体 16…撮影台 18…昇降機構 20、22…本体
部 52…天板部 80…撮影部 82…読み取り部 84…消去部 86…循環搬送系 120…副走査搬
送手段 122…レーザ光照射手段 124、126…
集光系 144…ユニット 148…位置決め
手段 150…基台部材 152…ユニット
本体 158…支点 162…脚部部材 164a、164b…位置決めピン 168…固定部材 170a、170b…ガイド板 172a、172
b…孔部 174…係止板 176…保持部材 176a、178a…案内面 178…ガイド部
材 S…蓄積性蛍光体シート

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像記録担体にレーザ光を照射して画像の
    読み取りまたは記録を行う画像走査装置であって、 所定の構成部品を組み込んで装置本体に対して着脱可能
    なユニットと、 前記ユニットを前記装置本体に位置決めする位置決め手
    段と、 を備えるとともに、 前記ユニットには、該ユニットを支持して回転する車輪
    が設けられていることを特徴とする画像走査装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の画像走査装置において、前
    記ユニットは、前記車輪が装着される基台部材と、 前記基台部材に対して揺動可能に支持され、前記装置本
    体に収容される第1姿勢とメンテナンスを行うための第
    2姿勢とに配置されるユニット本体と、 を備えることを特徴とする画像走査装置。
  3. 【請求項3】請求項2記載の画像走査装置において、前
    記ユニット本体が前記第2姿勢に配置される際に、該ユ
    ニット本体を支持する脚部部材を備えることを特徴とす
    る画像走査装置。
  4. 【請求項4】請求項1記載の画像走査装置において、前
    記位置決め手段は、前記車輪を転動面から離間させて前
    記ユニットを保持する保持部材を備えることを特徴とす
    る画像走査装置。
  5. 【請求項5】請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画
    像走査装置において、前記画像走査装置は、床面に直接
    設置される装置内に収容された前記画像記録担体である
    蓄積性蛍光体シートを用いて被写体の放射線画像情報の
    記録および読み取り作業を繰り返し行う放射線画像情報
    読取装置であり、 前記ユニットは、前記放射線画像情報が記録された前記
    蓄積性蛍光体シートに励起光を照射して前記放射線画像
    情報を光電的に読み取る読み取り部を組み込むことを特
    徴とする画像走査装置。
JP2000085302A 2000-03-24 2000-03-24 画像走査装置 Pending JP2001272738A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000085302A JP2001272738A (ja) 2000-03-24 2000-03-24 画像走査装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000085302A JP2001272738A (ja) 2000-03-24 2000-03-24 画像走査装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001272738A true JP2001272738A (ja) 2001-10-05

Family

ID=18601661

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000085302A Pending JP2001272738A (ja) 2000-03-24 2000-03-24 画像走査装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001272738A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4272789B2 (ja) 放射線画像撮影装置
JP2585832B2 (ja) 放射線画像情報記録読取装置
JPH0687118B2 (ja) 放射線画像情報記録読取装置
JPH0690407B2 (ja) 放射線画像情報記録読取装置
JP2001272738A (ja) 画像走査装置
JP2001242570A (ja) 放射線画像情報読取装置
US6547239B2 (en) Roller structure for sheet feeding apparatus
JP2001337402A (ja) シート体清掃装置およびそれを組み込む放射線画像情報読取装置
JP4077609B2 (ja) シート搬送装置
JP4031606B2 (ja) シート状記録媒体の走査装置
JP2000166916A (ja) 放射線画像撮影装置用防護機構
JP2001242568A (ja) 放射線画像情報読取装置
US7855816B2 (en) Movable part locking jig and image forming apparatus incorporating such movable part locking jig
JP2001272736A (ja) 放射線画像情報処理装置
JP3782899B2 (ja) シート体の走査方法および装置
JP2000275763A (ja) 蓄積性蛍光体シート用カセッテおよびそのid認識構造
JP2001270644A (ja) シート状記録媒体の搬送装置
JP3825928B2 (ja) 放射線画像情報読取装置
JP2001242569A (ja) 放射線画像情報読取装置
JP2001261180A (ja) シート搬送装置
JP2001269329A (ja) 医療機器の支持構造
JP2001261186A (ja) シート体の搬送装置
JP2000169011A (ja) 画像記録坦体用搬送装置
JP2000166917A (ja) 放射線画像撮影装置の衝突防止機構
JP2001272737A (ja) 画像走査装置