JP3946309B2 - 着色感光性組成物 - Google Patents

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    • G03F7/0007Filters, e.g. additive colour filters; Components for display devices

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、分散性、流動性に優れ、かつ着色力に優れる顔料分散組成物を含む感光性組成物に関する。本発明の着色感光性組成物は、カラープルーフ等の基体上の多色の着色画像の形成、液晶カラーディスプレイ等に使用されるカラーフィルタの製造に有用である。
【0002】
【従来の技術】
一般に、鮮明な色調と高い着色力を示す実用上重要な顔料は微細な粒子からなっている。しかし、高い着色力を得るために顔料粒子をより微細化していくと、往々にして顔料分散液は高粘度を示すため、このような分散を工業的規模で行なった場合は、分散液の分散機からの取り出しが困難となったり、パイプラインによる輸送ができなくなるばかりでなく、貯蔵中にゲル化を起こして使用不能となることがある。
【0003】
このような顔料を含有した着色感光性組成物は、例えばカラープルーフやカラーフィルタ等を作製するための画像形成材料として有用である。顔料には、前述のように鮮明な色調と高い着色力が求められる。
着色感光性組成物を用いて着色画像を形成するには、感光性組成物の層を基板上に形成し、露光、現像を行なう。この現像の際、現像液としては、環境上の問題から、有機溶剤よりアルカリ性水溶液を使用することが多く、着色感光性層はアルカリ性水溶液に可溶であることが要求される。
また、着色感光性組成物の塗布液の溶媒(即ち顔料の分散媒体)としては塗布後の乾燥の観点から、有機溶剤を使用するのが好ましい。従って、着色感光性組成物に使用される結合剤(バインダ)は、酸性基を有し、かつ適当な有機溶媒に溶解することが必要である。着色感光性組成物においては、通常、有機顔料はこのような酸性基を有するバインダ中に分散されている。
【0004】
一般に、このような着色感光性組成物により形成される層は極めて薄く、かつ薄い膜厚で高い着色濃度を示すことが要求されることから、有機溶媒に可溶の酸性基を有するバインダ中に、有機顔料を高度に微細化、分散させることが必要となる。
【0005】
例えば、着色感光性組成物(顔料分散組成物)は、前述したように液晶ディスプレイ等に用いるカラーフィルタの形成材料として有用である。
カラーフィルタは、それぞれ赤、緑、青の3原色の画素を選択的に透過するように、着色剤を各画素部に配置することによって形成されている。着色剤を画素部に配置するには種々の方法が知られており、染色法、印刷法、電着法、顔料分散法等が実用化されている。これらの中では、得られるカラーフィルタの品質及び製造プロセスの安定性から、顔料分散法が優れている。
顔料分散法では、顔料分散組成物を含有する着色感光性組成物の溶液を透明基板上に塗布して着色感光性層を設け、パターン露光した後現像して第一色目の画素パターンを形成し、これを複数回繰り返すことで、基板上に複数色の画素パターンを形成する。着色材として顔料を用いるため、顔料の微細化が充分でない場合、顔料粒子により光が散乱、吸収され、光透過率が低下する。更に、顔料粒子による光の散乱、複屈折等で偏光軸が回転し、液晶表示装置のコントラストも低下する場合がある(1990年第7回色彩光学コンファレンス、512色表示10.4”サイズTFT−LCD用カラーフィルタ、植木、小関、福永、山中)。このため、顔料粒子の高度に微細化することが求められている。
【0006】
充分な流動性を有し、かつ微細化された顔料分散液を得るため、種々の分散剤を使用することが知られている。分散剤は、通常ポリマー系と、低分子化合物の二種に大きく分けることができる。
ポリマー系分散剤としては、ポリアクリル酸塩、マレイン酸ナトリウムオレフィン共重合体、末端カルボキシル基含有ポリエステル(特公昭54−34009号公報)、テトラキス(2−ヒドロキシアルキル)エチレンジアミンを出発物質とする酸性基及び/又は塩基性基を有するポリエステル(特開平2−245231号公報)、マクロモノマー(末端にエチレン性不飽和基を有するオリゴマー)、水酸基を有するモノマー、カルボキシ基含有モノマー及びこれら以外のモノマーの4種からなる共重合体(特開平8−259876号公報)等が知られており、また低分子化合物の分散剤としては、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルアミン、アルキルジアミン、アルカノールアミン誘導体(米国特許第3536510号)等が知られている。
【0007】
上記の分散剤の中で、特開平8−259876号公報に記載のマクロモノマー(末端にエチレン性不飽和基を有するオリゴマー)を含む共重合体は、カラーフィルタ作成用あるいはカラープルーフ作成用等の着色感光性組成物を製造するために有用であるとされている。即ち、マクロモノマー(末端にエチレン性不飽和基を有するオリゴマー)を含む共重合体を使用することにより、顔料粒径が小さく、分散安定性に優れた顔料分散液が得られることが開示されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
充分な流動性を有し、かつ微粒化された顔料分散液を作製するのに有効な分散剤を得るため、本発明者は検討を重ねた。本発明者の検討により、有機溶媒に可溶の酸性基を有するバインダ中に有機顔料を分散させた場合、その酸性基と有機顔料との間で分子間力が働いて、増粘する傾向があり、この増粘により分散安定性は向上するが、顔料の微粒化には好ましくなく、増粘せず分散を促進する分散剤が必要であることがわかった。例えば、公知の低分子化合物の分散剤の中ではアミン化合物等が比較的分散性向上に効果が大きかったが、このアミン化合物等は酸性基と塩を作り、後の現像に悪影響を与えるため好ましくない(感光性樹脂層が現像液に溶解し易くなる等)ことが明らかとなった。またアルカリ性の分散剤や水に溶け易い分散剤も、上記アミン化合物と同様な傾向があることも分かった。
前記特開平8−259876号公報に記載のマクロモノマー(末端にエチレン性不飽和基を有するオリゴマー)、水酸基を有するモノマー、カルボキシ基含有モノマー及びこれら以外のモノマーの4種からなる共重合体を分散剤として用いた場合、高分子分散剤に見られる増粘作用については小さく、良好であるが、顔料の微粒化効果は充分で無く、優れた分散性を示すものとは言えなかった。本発明者は、この共重合体の増粘作用が小さい理由が、上記マクロモノマーの高分子鎖の立体効果によるものと考え、このマクロモノマーを用いた種々の共重合体を合成し、その分散効果を検討し、その結果、本発明に到達したものである。
【0009】
本発明の目的は、アルカリ現像適性に優れ、かつ高い着色力を有する着色感光性組成物を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、有機溶剤中に、有機顔料と、末端にエチレン性不飽和二重結合を有する重合性オリゴマーと、窒素原子含有基及びエチレン性不飽和二重結合を有するモノマーとの重合反応により得られる、該モノマーの重合鎖に該オリゴマーからなる側鎖が結合している共重合体とが分散されてなる顔料分散組成物、酸性基を有するバインダポリマー、エチレン性不飽和二重結合を二個以上有する多官能モノマー及び光重合開始剤とからなる着色感光性組成物にある。
【0011】
本発明の着色感光性組成物の好ましい態様は下記の通りである。
1)該共重合体が、該重合性オリゴマー及び該モノマーと、該重合性オリゴマー及び該モノマーと共重合可能なモノマー(例、(メタ)アクリレートモノマーまたはスチレン)との共重合体からなる。
2)該共重合体が、該重合性オリゴマーに由来する繰り返し単位を全繰り返し単位の20〜99重量%の範囲で有し、そして該モノマーに由来する繰り返し単位を全繰り返し単位の1〜40重量%の範囲で有する。
3)該重合性オリゴマーが、アルキル(メタ)アクリレートの重合体、2種以上(一般に2〜4種)のアルキル(メタ)アクリレートの共重合体及びポリスチレンからなる群より選ばれる少なくとも一種からなり、かつその末端に(メタ)アクリロイル基を有する数平均分子量が1000〜10000の範囲のオリゴマーである。
4)該重合性オリゴマーが、末端に(メタ)アクリロイル基を有するポリメチルメタクリレート又はポリスチレンからなり、且つその数平均分子量が1000〜10000の範囲にある。
5)該モノマーが、下記の一般式(1):
【0012】
【化3】
Figure 0003946309
【0013】
[但し、R11は、水素原子又はメチル基を表わし、R12は炭素原子数1〜8のアルキレン基を表わし、X1 は−N(R13)(R14)(但し、R13及びR14は、それぞれ独立に水素原子、炭素原子数1〜6のアルキル基又はフェニル基を表わす)、−R15−N(R16)(R17)(但し、R15は炭素原子数1〜6のアルキレン基を表わし、そしてR16及びR17は、それぞれ独立に水素原子、炭素原子数1〜6のアルキル基又はフェニル基を表わす)、ピロリジノ基、ピロリジル基、ピリジル基、ピペリジノ基又はモルホリノ基を表わし、そしてm及びnはそれぞれ独立に1又は0である。]
で表わされる化合物である。
6)該モノマーが、下記の一般式(2):
【0014】
【化4】
Figure 0003946309
【0015】
[但し、R21はR11と同義であり、R22はR12と同義であり、そしてX2 はX1 と同義である。]
で表される化合物、下記の一般式(3):
【0016】
【化5】
Figure 0003946309
【0017】
[但し、R31はR11と同義であり、そしてX3 はX1 と同義である{好ましくはX3 は−N(R33)(R34)(但し、R33及びR34は、それぞれR13及びR14と同義である)、あるいは−R35−N(R36)(R37)(但し、R35、R36及びR37は、それぞれR15、R16及びR17と同義である)}]
で表される化合物、及び下記の一般式(4):
【0018】
【化6】
Figure 0003946309
【0019】
[但し、R41はR11と同義であり、そしてX4 はピロリジノ基、ピロリジル基、ピリジル基、ピペリジノ基又はモルホリノ基を表わす。]
で表される化合物のいずれかである。
【0020】
7)更に、酸性基を有するバインダーポリマーを含有する。
8)上記有機顔料が、黄色顔料である。
9)上記有機顔料が、酸性基を有する顔料である。
【0021】
本発明の着色感光性組成物の層を支持体に設けることにより感光性転写材料として用いることもできる。
【0022】
本発明の着色感光性組成物で用いることのできる共重合体の例を、また次に挙げる。
アルキル(メタ)アクリレートの重合体、2種以上(一般に2〜4種)のアルキル(メタ)アクリレートの共重合体及びポリスチレンからなる群より選ばれる少なくとも一種からなり、かつその末端に(メタ)アクリロイル基を有する数平均分子量が1000〜10000の範囲の重合性オリゴマーと、上記の一般式(1)で表わされるモノマーとの共重合体;あるいは上記重合性オリゴマー及び上記モノマー、更に炭素原子数4〜7のアルキル(メタ)アクリレート、炭素原子数10〜13のアリールアルキル(メタ)アクリレート及びスチレンからなる群から選ばれる少なくとも一種の他のモノマーからなる共重合体。
【0023】
上記共重合体の好ましい態様は下記のとおりである。
1)上記重合性オリゴマーが、下記一般式(5):
【0024】
【化7】
Figure 0003946309
【0025】
[但し、R51及びR53は、それぞれ独立に水素原子又はメチル基を表わし、R52は炭素原子数1〜8のアルキレン基(好ましくは炭素原子数2〜4のアルキレン基)を表わし、Yは、フェニル基、炭素原子数1〜4のアルキル基を有するフェニル基又は−COOR54(但し、R54は、炭素原子数1〜6のアルキル基、フェニル基又は炭素原子数7〜10のアリールアルキル基を表わす)を表わし、そしてqは20〜200である)]
で表されるポリマーである。
2)上記共重合体が、該重合性オリゴマーに由来する繰り返し単位を全繰り返し単位の20〜99重量%の範囲で有し、そして該モノマーに由来する繰り返し単位を全繰り返し単位の1〜40重量%の範囲で有するか、あるいはこれらの二種の繰り返し単位とさらに他のモノマーに由来する繰り返し単位を全繰り返し単位の5〜70重量%の範囲で有する。
3)上記重合性オリゴマーの数平均分子量が、2000〜9000の範囲にある。
4)上記共重合体の重量平均分子量が3000〜100000の範囲にある。
【0026】
前記着色感光性組成物は、その有機溶剤溶液を基板に塗布、乾燥して感光性層を形成し、該層に画像様に露光し、次いで現像することからなる画像形成方法に有利に利用することができる。あるいは着色感光性組成物を用いて得られる前記感光性転写材料の感光性組成物の層を基板に転写して感光性層を形成し、該層に画像様に露光し、次いで現像することからなる画像形成方法にも有利に利用することができる。また、このような方法により、カラーフィルタやカラープルーフの作成にも好適に利用することができる。
【0027】
【発明の実施の形態】
本発明の着色感光性組成物で用いる顔料分散組成物は、有機溶剤、有機顔料及び末端にエチレン性不飽和二重結合を有する重合性オリゴマー(以下マクロモノマーとも言う)と、窒素原子含有基及びエチレン性不飽和二重結合を有するモノマーとの重合反応により得られる、該モノマーの重合鎖に該オリゴマーからなる側鎖が結合している共重合体を含んでいる。上記の顔料組成物を用いて着色感光性組成物を作製する場合、更に酸性基を有するバインダポリマー、エチレン性不飽和二重結合を二個以上有する多官能性モノマー及び光重合開始剤を含む。
上記共重合体は、マクロモノマーの端部のエチレン性不飽和二重結合と、窒素原子含有基を有するモノマーの二重結合との重合反応により、形成される。従って、この共重合体は、例えば、図1で表わされるような構造を有する。
1は、マクロモノマーのエチレン性不飽和二重結合の基に相当する部分で重合反応により単結合となっている。2は、この基に接続するマクロモノマーのポリマー鎖である。3は、窒素原子含有基を有するモノマーのモノマー単位であり、該モノマーが重合反応によりマクロモノマーと結合して形成されたものである。
このような共重合体が有機顔料粒子に付着した状態を図2に示す。窒素原子含有基を有するモノマー単位3の窒素原子が、有機顔料粒子4の表面に付着し、マクロモノマーのポリマー鎖2が有機顔料粒子4から突き出て、有機顔料粒子の周辺を雲のように覆っている。
上記の本発明の顔料分散組成物を感光性組成物として使用する際、共に用いられる酸性基を有するバインダの酸性基と窒素原子含有基と塩を形成したり、強い分子間力が働いたりする場合が多いが、このマクロモノマーのポリマー鎖2の存在により、このような挙動を抑制し、むしろ分散後の安定性を向上させ、そして窒素原子含有基による分散性向上の効果も高めていると考えられる。本発明の共重合体は、窒素原子含有基を有するポリマー系分散剤に見られる有機顔料を分散させる際の増粘作用が小さく、有機顔料の分散性を向上させる効果も向上している。特に酸性の有機顔料に対して分散性向上の効果が大きい。
【0028】
上記末端にエチレン性不飽和二重結合を有する重合性オリゴマー(マクロモノマー)は、ポリマー鎖部分とその末端のエチレン性不飽和二重結合を有する基の部分からなる。エチレン性不飽和二重結合を有する基は、ポリマー鎖の一個の末端にのみ有することが好ましい。また重合性オリゴマーは、ポリスチレン換算の数平均分子量(Mn)が1000〜10000の範囲にあることが好ましく、特に、2000〜9000の範囲が好ましい。
上記ポリマー鎖の部分は、アルキル(メタ)アクリレート、スチレン、アクリロニトリル、酢酸ビニル及びブタジエンからなる群より選ばれる少なくとも一種のモノマーから形成される単独重合体あるいは共重合体であることが一般的である。アルキル(メタ)アクリレートの単独重合体あるいは共重合体、又はポリスチレンが好ましい。
エチレン性不飽和二重結合を有する基は、(メタ)アクリロイル基、ビニル基が好ましく、特に(メタ)アクリロイル基が好ましい。
【0029】
上記重合性オリゴマーは、下記一般式(5)で表されるオリゴマーであることが好ましい。
【0030】
【化8】
Figure 0003946309
【0031】
[但し、R51及びR53は、それぞれ独立に水素原子又はメチル基を表わし、R52は炭素原子数1〜8のアルキレン基(好ましくは炭素原子数2〜4のアルキレン基であり、特にエチレン基が好ましい)を表わし、Yは、フェニル基、炭素原子数1〜4のアルキル基を有するフェニル基又は−COOR54(但し、R54は、炭素原子数1〜6のアルキル基、フェニル基又は又は炭素原子数7〜10のアリールアルキル基を表わす)を表わし、そしてqは20〜200である)]
Yは、フェニル基又は−COOR54(但し、R54は、炭素原子数1〜4のアルキル基)であることが好ましい。
【0032】
上記重合性オリゴマー(マクロモノマー)の好ましい例としては、ポリスチレンポリマー、ポリメチル(メタ)アクリレート、ポリ−n−ブチル(メタ)アクリレート及びポリ−i−ブチル(メタ)アクリレートの分子末端の一個に(メタ)アクリロイル基が結合したポリマーを挙げることができる。市場で入手できるこのような重合性オリゴマーとしては、片末端メタクリロイル化ポリスチレンオリゴマー(Mn=6000、商品名:AS−6、東亜合成化学工業(株)製)、片末端メタクリロイル化ポリメチルメタクリレートオリゴマー(Mn=6000、商品名:AA−6、東亜合成化学工業(株)製)及び片末端メタクリロイル化ポリ−n−ブチルアクリレートオリゴマー(Mn=6000、商品名:AB−6、東亜合成化学工業(株)製)を挙げることができる。
【0033】
上記窒素原子含有基及びエチレン性不飽和二重結合を有するモノマーは下記の一般式(1)で表わされる化合物であることが好ましい。
【0034】
【化9】
Figure 0003946309
【0035】
[但し、R11は、水素原子又はメチル基を表わし、R12は炭素原子数1〜8のアルキルエン基を表わし、X1 は−N(R13)(R14)(但し、R13及びR14は、それぞれ独立に水素原子、炭素原子数1〜6のアルキル基又はフェニル基を表わす)、−R15−N(R16)(R17)(但し、R15は炭素原子数1〜6のアルキレン基を表わし、そしてR16及びR17は、それぞれ独立に水素原子、炭素原子数1〜6のアルキル基又はフェニル基を表わす)、ピロリジノ基、ピロリジル基、ピペリジノ基又はモルホリノ基を表わし、そしてm及びnはそれぞれ独立に1又は0である。]
さらに上記該モノマーは、下記の一般式(2)〜(4)のいずれかで表わされる化合物であることが好ましい。:
【0036】
【化10】
Figure 0003946309
【0037】
[但し、R21はR11と同義であり、R22はR12と同義であり、そしてX2 はX1 と同義である。]
【0038】
【化11】
Figure 0003946309
【0039】
[但し、R31はR11と同義であり、そしてX3 はX1 と同義である{好ましくはX3 は−N(R33)(R34)(但し、R33及びR34は、それぞれR13及びR14と同義である)、あるいは−R35−N(R36)(R37)(但し、R35、R36及びR37は、それぞれR15、R16及びR17と同義である)である。}]
【0040】
【化12】
Figure 0003946309
【0041】
[但し、R31はR11と同義であり、そしてX4 はピロリジノ基、ピロリジル基、ピリジル基、ピペリジノ基又はモルホリノ基を表わす。]
【0042】
12は炭素原子数1〜6のアルキレン基が好ましく、特に2〜3が好ましい。X1 は−N(R13)(R14)又は−R15−N(R16)(R17)であることが好ましい。−N(R13)(R14)のR13及びR14は、それぞれ独立は水素原子又は炭素原子数1〜4のアルキル基又はフェニル基であることが好ましい。−R15−N(R16)(R17)のR15は、炭素原子数2〜6のアルキレン基が好ましく、そしてR16及びR17は、それぞれ独立に炭素原子数1〜4のアルキル基が好ましい。あるいはX1 は、ピリジル基(特に1−ピリジル基、2−ピリジル基)、ピペリジノ基(1−ピペリジノ基)、ピロリジル基(特に、2−ピロリジル基)、ピロリジノ基、又はモルホリノ基(4−モルホリノ基)であることが好ましい。
特に一般式(2)又は(3)で表される化合物(一般式(1)におけるm=1かつn=1又はm=1かつn=0に対応)が好ましい。
【0043】
上記一般式(1)で表わされる化合物で、好ましい例としては、N,N−ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、N,N−ジメチルアミノプロピル(メタ)アクリレート、1−(N,N−ジメチルアミノ)−1、1−ジメチルメチル(メタ)アクリレート、N,N−ジメチルアミノヘキシル(メタ)アクリレート、N,N−ジエチルアミノエチル(メタ)アクリレート、N,N−ジイソプロピルアミノエチル(メタ)アクリレート、N,N−ジ−n−ブチルアミノエチル(メタ)アクリレート、N,N−ジ−i−ブチルアミノエチル(メタ)アクリレート、モルホリノエチル(メタ)アクリレート、ピペリジノエチル(メタ)アクリレート、1−ピロリジノエチル(メタ)アクリレート、N,N−メチル−2−ピロリジルアミノエチル(メタ)アクリレート及びN,N−メチルフェニルアミノエチル(メタ)アクリレート(以上(メタ)アクリレート類);
ジメチル(メタ)アクリルアミド、ジエチル(メタ)アクリルアミド、ジイソプロピル(メタ)アクリルアミド、ジ−n−ブチル(メタ)アクリルアミド、ジ−i−ブチル(メタ)アクリルアミド、モルホリノ(メタ)アクリルアミド、ピペリジノ(メタ)アクリルアミド、N−メチル−2−ピロリジル(メタ)アクリルアミドおよびN,N−メチルフェニル(メタ)アクリルアミド(以上(メタ)アクリルアミド類);
2−(N,N−ジメチルアミノ)エチル(メタ)アクリルアミド、2−(N,N−ジエチルアミノ)エチル(メタ)アクリルアミド、3−(N,N−ジエチルアミノ)プロピル(メタ)アクリルアミド、3−(N,N−ジメチルアミノ)プロピル(メタ)アクリルアミド、1−(N,N−ジメチルアミノ)−1,1−ジメチルメチル(メタ)アクリルアミド及び6−(N,N−ジエチルアミノ)ヘキシル(メタ)アクリルアミド(以上アミノアルキル(メタ)アクリルアミド類);及び ビニルピリジンを挙げることができる。
【0044】
本発明の着色感光性組成物で用いることのできる共重合体は、上記重合性オリゴマー及び上記モノマーと、更にこれらと共重合可能な他のモノマーとの共重合体であることも好ましい。
このようなモノマーの例として、不飽和カルボン酸(例、(メタ)アクリル酸、クロトン酸、イタコン酸、マレイン酸及びフマル酸)、芳香族ビニル化合物(例、スチレン、α−メチルスチレン及びビニルトルエン)、(メタ)アクリル酸アルキルエステル(例、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、n−ブチル(メタ)アクリレート及びi−ブチル(メタ)アクリレート)、(メタ)アクリル酸アルキルアリールエステル(例、ベンジル(メタ)アクリレート)、グリシジル(メタ)アクリレート、カルボン酸ビニルエステル(例、酢酸ビニル及びプロピオン酸ビニル)、シアン化ビニル(例、(メタ)アクリロニトリル及びα−クロロアクリロニトリル)、及び脂肪族共役ジエン(例、1、3−ブタジエン及びイソプレン)を挙げることができる。
これらの中で、不飽和カルボン酸、(メタ)アクリル酸アルキルエステル、(メタ)アクリル酸アルキルアリールエステル及びカルボン酸ビニルエステルが好ましい。
【0045】
本発明の着色感光性組成物で用いることのできる共重合体は、上記重合性オリゴマー(マクロモノマー)及び上記窒素含有基を有するモノマーとからなる共重合体、あるいはこれらの重合性オリゴマー及びモノマーに加えてこれらと共重合可能なエチレン性不飽和二重結合を有するモノマーとからなる共重合体である。
上記共重合体が、該重合性オリゴマーに由来する繰り返し単位を、全繰り返し単位の20〜99重量%(特に20〜80重量%)の範囲で有することが好ましい。そして窒素含有基を有するモノマーに由来する繰り返し単位を、全繰り返し単位の1〜40重量%(特に5〜30重量%)の範囲で有することが好ましい。さらにこれらと共重合可能な他のモノマーを使用する場合、このモノマーに由来する繰り返し単位を全繰り返し単位の5〜70重量%の範囲で有することが好ましい。
上記共重合体の重量平均分子量(Mw)は、3000〜100000の範囲が好ましく、特に5000〜50000の範囲が好ましい。この重量平均分子量は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィ(キャリア:テトラヒドロフラン)により測定されるポリスチレン換算重量平均分子量である。
【0046】
上記共重合体の例を下記に示す。
1)ジメチルアミノエチルアクリレート/末端メタクリロイル化ポリメチルメタクリレート共重合体
2)ジエチルアミノエチルアクリレート/末端メタクリロイル化ポリメチルメタクリレート共重合体
3)ジ−n−ブチルアミノエチルアクリレート/末端メタクリロイル化ポリメチルメタクリレート共重合体
4)ジ−i−ブチルアミノエチルアクリレート/末端メタクリロイル化ポリメチルメタクリレート共重合体
5)ジメチルアミノエチルアクリレート/末端メタクリロイル化ポリスチレン共重合体
6)ジメチルアミノエチルアクリレート/末端メタクリロイル化ポリメチルメタクリレート/ベンジルメタクリレート共重合体
7)ジエチルアミノエチルアクリレート/末端メタクリロイル化ポリメチルメタクリレート/ベンジルメタクリレート共重合体
8)ジ−n−ブチルアミノエチルアクリレート/末端メタクリロイル化ポリメチルメタクリレート/ベンジルメタクリレート共重合体
9)ジ−i−ブチルアミノエチルアクリレート/末端メタクリロイル化ポリメチルメタクリレート/ベンジルメタクリレート共重合体
10) ビニルピリジン/末端メタクリロイル化ポリメチルメタクリレート/ベンジルメタクリレート共重合体
11) N,N−メチル−2−ピペリジルエチルアクリレート/末端メタクリロイル化ポリメチルメタクリレート/ベンジルメタクリレート共重合体
12) 1−ピペリジノエチルアクリレート/末端メタクリロイル化ポリメチルメタクリレート/ベンジルメタクリレート共重合体
13) N,N−メチルフェニルアミノエチルアクリレート/末端メタクリロイル化ポリメチルメタクリレート/ベンジルメタクリレート共重合体
14) 4−モルホリノエチルアクリレート/末端メタクリロイル化ポリメチルメタクリレート/ベンジルメタクリレート共重合体
15) ジメチルアミノエチルアクリレート/末端メタクリロイル化ポリスチレン/ベンジルメタクリレート共重合体
16) ジメチルアミノエチルアクリレート/末端メタクリロイル化ポリスチレン/メチルメタクリレート共重合体
17) ジメチルアミノエチルアクリレート/末端メタクリロイル化ポリスチレン/スチレン共重合体
18) 3−(N,N−ジメチルアミノ)プロピルアクリルアミド/末端メタクリロイル化ポリメチルメタクリレート共重合体
19) 3−(N,N−ジメチルアミノ)プロピルアクリルアミド/末端メタクリロイル化ポリスチレン共重合体
20) 2−(N,N−ジメチルアミノ)エチルアクリルアミド/末端メタクリロイル化ポリメチルメタクリレート共重合体
21) 2−(N,N−ジエチルアミノ)エチルアクリルアミド/末端メタクリロイル化ポリメチルメタクリレート共重合体
【0047】
本発明の着色感光性組成物で用いることのできる共重合体は、上記重合性オリゴマー、窒素原子含有基を有するモノマー及び必要により他のモノマーを、溶媒中でラジカル重合させることにより得ることができる。その際、一般に、ラジカル重合開始剤が使用されるが、さらに連鎖移動剤(例、2−メルカプトエタノール及びドデシルメルカプタン)も使用することができる。
本発明の着色感光性組成物で用いることのできる共重合体の合成例を下記に示す。
【0048】
[合成例1]
1−メトキシ−2−プロピルアセテート15重量部を窒素置換した三口フラスコに導入し、スリーワンモータにて攪拌し、窒素をフラスコ内に流しながら加熱してフラスコ内を78℃まで昇温する。
別に調製した、下記のモノマー溶液と開始剤溶液をそれぞれ2時間15分かけて同時に滴下した。
(モノマー溶液)
ジメチルアミノエチルアクリレート 4.1重量部
一個の末端にメタクリロイル基を有する 25.9重量部
ポリメチルメタクリレート(数平均分子量:6000、
商品名:マクロモノマーAA−6、東亜合成化学工業(株)製)
1−メトキシ−2−プロピルアセテート 45 重量部
(開始剤溶液)
2,2−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル) 0.04重量部
(商品名:V−65、和光純薬(株)製)
1−メトキシ−2−プロピルアセテート 9.6 重量部
【0049】
滴下後、2,2−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)(商品名:V−65)0.08重量部をフラスコ内の溶液中に添加し、さらにフラスコ内を78℃に3時間保持し、その後加熱して90℃に30分間保った。次いで、フラスコ内の溶液を室温まで冷却し、ポリマー溶液を得た。
ポリマー溶液は、固形分が30重量%で、重合収率は98%であった。得られたポリマー(共重合体)の重量平均分子量は、20000であった。重量平均分子量は、ゲルパーミエーションクロマトグラフ(C−R4A、(株)島津製作所製)により得た。
【0050】
[合成例2]
1−メトキシ−2−プロピルアセテート13.4重量部を窒素置換した三口フラスコに導入し、スリーワンモータにて攪拌し、窒素を流しながら加熱してフラスコ内を78℃まで昇温する。
別に調製した、下記のモノマー溶液と開始剤溶液をそれぞれ2時間15分かけて同時に滴下した。
(モノマー溶液)
ジメチルアミノエチルアクリレート 3.1重量部
ベンジルメタクリレート 17.2重量部
一個の末端にメタクリロイル基を有する 9.3重量部
ポリメチルメタクリレート(数平均分子量:6000、
商品名:マクロモノマーAA−6、東亜合成化学工業(株)製)
1−メトキシ−2−プロピルアセテート 45 重量部
(開始剤溶液)
2,2−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル) 0.16重量部
(商品名:V−65、和光純薬(株)製)
1−メトキシ−2−プロピルアセテート 7.2 重量部
【0051】
滴下後、2,2−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)(商品名:V−65)0.32重量部をフラスコ内の溶液中に添加し、さらにフラスコ内を78℃に3時間保持し、その後加熱して90℃に30分間保った。次いで、フラスコ内の溶液を室温まで冷却し、ポリマー溶液を得た。
ポリマー溶液は固形分が30重量%で、重合収率は98%であった。得られたポリマーの重量平均分子量は20000であった。重量平均分子量は、ゲルパーミエーションクロマトグラフ(C−R4A、(株)島津製作所製)により得た。
【0052】
[合成例3]
1−メトキシ−2−プロピルアセテート15.5重量部を窒素置換した三口フラスコに導入し、スリーワンモータにて攪拌し、窒素を流しながら加熱してフラスコ内を78℃まで昇温する。
別に調製した、下記のモノマー溶液と開始剤溶液をそれぞれ2時間15分かけて同時に滴下した。
(モノマー溶液)
ジメチルアミノエチルアクリルアミド 4.4重量部
一個の末端にメタクリロイル基を有する 25.6重量部
ポリメチルメタクリレート(数平均分子量:6000、
商品名:マクロモノマーAA−6、東亜合成化学工業(株)製)
1−メトキシ−2−プロピルアセテート 45 重量部
(開始剤溶液)
2,2−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル) 0.04重量部
(商品名:V−65、和光純薬(株)製)
1−メトキシ−2−プロピルアセテート 9.5 重量部
【0053】
滴下後、2,2−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)(商品名:V−65)0.08重量部をフラスコ内の溶液中に添加し、さらにフラスコ内を78℃に3時間保持し、その後加熱して90℃に30分間保った。次いで、フラスコ内の溶液を室温まで冷却し、ポリマー溶液を得た。
ポリマー溶液は固形分が30重量%で、重合収率は98%であった。得られたポリマーの重量平均分子量は20000であった。重量平均分子量は、ゲルパーミエーションクロマトグラフ(C−R4A、(株)島津製作所製)により得た。
【0054】
[合成例4]
1−メトキシ−2−プロピルアセテート15.5重量部を窒素置換した三口フラスコに導入し、スリーワンモータにて攪拌し、窒素を流しながら加熱してフラスコ内を78℃まで昇温する。
別に調製した、下記のモノマー溶液と開始剤溶液をそれぞれ2時間15分かけて同時に滴下した。
(モノマー溶液)
3−(N,N−ジメチルアミノ)プロピルアクリルアミド 4.1重量部
一個の末端にメタクリロイル基を有する 25.9重量部
ポリメチルメタクリレート(数平均分子量:6000、
商品名:マクロモノマーAA−6、東亜合成化学工業(株)製)
1−メトキシ−2−プロピルアセテート 45 重量部
(開始剤溶液)
2,2−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル) 0.04重量部
(商品名:V−65、和光純薬(株)製)
1−メトキシ−2−プロピルアセテート 9.5 重量部
【0055】
滴下後、2,2−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)(商品名:V−65)0.08重量部をフラスコ内の溶液中に添加し、さらにフラスコ内を78℃に3時間保持し、その後加熱して90℃に30分間保った。次いで、フラスコ内の溶液を室温まで冷却し、ポリマー溶液を得た。
ポリマー溶液は固形分が30重量%で、重合収率は98%であった。得られたポリマーの重量平均分子量は20000であった。重量平均分子量は、ゲルパーミエーションクロマトグラフ(C−R4A、(株)島津製作所製)により得た。
【0056】
また本発明の共重合体(高分子分散剤)は単独で使用できるが、公知の分散剤と併用しても良い。その場合、共重合体と公知の分散剤との比が、重量で、一般に99:1〜10:90(共重合体/公知分散剤)の範囲、好ましくは99:1〜30:70で使用される。公知の分散剤の具体例としては、ノナノアミド、デカンアミド、ドデカンアミド、N−ドデシルヘキサデカンアミド、N−オクタデシルプロピオアミド、N,N−ジメチルドデカンアミド及びN,N−ジヘキシルアセトアミド等のアミド化合物、ジエチルアミン、ジヘプチルアミン、ジブチルヘキサデシルアミン、N,N,N’,N’−テトラメチルメタンアミン、トリエチルアミン、トリブチルアミン及びトリオクチルアミン等のアミン化合物、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、N,N,N’,N’−(テトラヒドロキシエチル)−1,2−ジアミノエタン、N,N,N’−トリ(ヒドロキシエチル)−1,2−ジアミノエタン、N,N,N’,N’−テトラ(ヒドロキシエチルポリオキシエチレン)−1、2−ジアミノエタン、1,4−ビス(2−ヒドロキシエチル)ピペラジン及び1−(2−ヒドロキシエチル)ピペラジン等のヒドロキシ基を有するアミン等を挙げることができ、その他にニペコタミド、イソニペコタミド、ニコチン酸アミド等の化合物を挙げることができる。また市販品として、シゲノックス−105(商品名、ハッコールケミカル社製)を挙げることができる。
【0057】
また本発明の着色感光性組成物で用いることのできる共重合体(高分子分散剤)は、下記の一般式(6)または(7)で表わされるアミン化合物と併用することも好ましい。
【0058】
【化13】
Figure 0003946309
【0059】
式中、R61、R62は各々独立に水素原子、置換基を有していてもよいアルキル基又は置換基を有していてもよいアラルキル基を表わし、R61、R62は、互いに結合して窒素原子を含んだ5ないし6の飽和環を形成してもよい。この環は更に酸素原子、硫黄原子、窒素原子から選ばれる1〜3個の原子を含んでもよい。R63は、アルキレン基又はエーテル結合を含むアルキレン基を表わす。X6 は、−CON(Y61)(Y62)、−OCON(Y61)(Y62)、−N(Y63)CO(Y64)又は−N(Y63)CON(Y61)(Y62)で表せる基を表す。Y61、Y62、Y62、Y64は、各々独立に、水素原子又は置換基を有しても良いアルキル基、置換基を有していてもよいアラルキル基又は置換基を有していてもよいアリール基を表わす。
【0060】
【化14】
Figure 0003946309
【0061】
式中、R71、R72、R76、R77は各々独立に水素原子、置換基を有していても良いアルキル基又は置換基を有していてもよいアラルキル基を表わし、R71、R72、R76、R77は各々独立に、互いに結合して窒素原子を含んだ5ないし6の飽和環を形成してもよい。この環は更に酸素原子、硫黄原子、窒素原子から選ばれる1〜3個の原子を含んでもよい。R74、R75は、アルキレン基又はエーテル結合を含むアルキレン基を表す。Z7 は、−CON(Y71)−、−OCON(Y71)−又は−N(Y72)CON(Y73)−で表せる基を表す。Y71、Y72、Y73は一般式(6)におけるY61、Y62、Y63と順に同じ意味を表す。
上記化合物として、例えばビス(2−(1−モルホリノ)エチル)テレフタルアミドを挙げることができる。
【0062】
また、各種界面活性剤の使用が分散安定性の向上に有効である。例えば、アルキルナフタレンスルホン酸塩、燐酸エステル塩に代表されるアニオン系界面活性剤、アミン塩に代表されるカチオン系界面活性剤、アミノカルボン酸、ベタイン型に代表される両性界面活性剤を挙げることができる。
【0063】
顔料分散組成物中に於ける分散剤(本発明の着色感光性組成物で用いる共重合体、及び必要により公知の分散剤)比率は、顔料100重量部に対して0.1〜200重量部が一般的であり、1〜50重量部が好ましい。
顔料を分散する際には、一般に有機溶剤を用いるが、有機溶剤は、顔料100重量部に対して10〜1000重量部が一般的であり、20〜500重量部が好ましい。
また、この分散液中の顔料含有率は、5〜80重量%の範囲が一般的であり、10〜70重量%の範囲が好ましい。
【0064】
本願発明で使用することができる有機顔料の例を以下に示す。
黄色顔料として、C.I.ピグメントイエロー20、C.I.ピグメントイエロー24、C.I.ピグメントイエロー83、C.I.ピグメントイエロー86、C.I.ピグメントイエロー93、C.I.ピグメントイエロー109 、C.I.ピグメントイエロー110 、C.I.ピグメントイエロー117 、C.I.ピグメントイエロー125 、C.I.ピグメントイエロー137 、C.I.ピグメントイエロー138,、C.I.ピグメントイエロー139 、C.I.ピグメントイエロー185 、C.I.ピグメントイエロー147 、C.I.ピグメントイエロー148 、C.I.ピグメントイエロー153 、C.I.ピグメントイエロー、C.I.ピグメントイエロー154 、C.I.ピグメントイエロー166 、C.I.ピグメントイエロー168 、C.I.ピグメントイエロー185 等を;
【0065】
オレンジ顔料として、C.I.ピグメントオレンジ36、C.I.ピグメントオレンジ43、C.I.ピグメントオレンジ51、C.I.ピグメントオレンジ゛55 、C.I.ピグメントオレンジ59、C.I.ピグメントオレンジ゛61 等を;
【0066】
赤色顔料として、C.I.ピグメントレッド゛9、C.I.ピグメントレッド97、C.I.ピグメントレッド122 、C.I.ピグメントレッド123 、C.I.ピグメントレッド149 、C.I.ピグメントレッド゛168、C.I.ピグメントレッド177 、C.I.ピグメントレッド180 、C.I.ピグメントレッド192 、C.I.ピグメントレッド215 、C.I.ピグメントレッド216 、C.I.ピグメントレッド217 、C.I.ピグメントレッド220 、C.I.ピグメントレッド223 、C.I.ピグメントレッド224 、C.I.ピグメントレッド226 、C.I.ピグメントレッド227 、C.I.ピグメントレッド228 、C.I.ピグメントレッド240 、C.I.ピグメントレッド48:1等を;
【0067】
バイオレット顔料としてC.I.ピグメントバイオレット19、C.I.ピグメントバイオレット23、C.I.ピグメントバイオレット29、C.I.ピグメントバイオレット30、C.I.ピグメントバイオレット37、C.I.ピグメントバイオレット40、C.I.ピグメントバイオレット50等を;
【0068】
青色顔料としてC.I.ピグメントブルー15、C.I.ピグメントブルー15:6、C.I.ピグメントブルー22、C.I.ピグメントブルー60、C.I.ピグメントブルー64等を;
緑色顔料としてC.I.ピグメントグリーン7,C.I.ピグメントグリーン36等を;
ブラウン顔料としてC.I.ピグメントブラウン23、C.I.ピグメントブラウン25、C.I.ピグメントブラウン26等を;
黒色顔料としてC.I.ピグメントブラック7 等を挙げることができる。
【0069】
これらの中で、ピグメントイエロー138 、ピグメントイエロー139 、ピグメントイエロー185 、ピグメントイエロー83などの酸性基を有する顔料が好ましく、特にピグメントイエロー138 、ピグメントイエロー139 、ピグメントイエロー185 が好ましい。
【0070】
本発明の着色感光性組成物で用いる顔料分散組成物は、顔料分散剤として上記特定の共重合体を用いて、例えば次のようにして作製することができる。
1)有機顔料と顔料分散剤を予め混合して得られる顔料組成物を、有機溶剤又はビヒクルに添加して分散させる。
2)有機溶剤又はビヒクルに顔料と顔料分散剤を別々に添加して分散させる。
3)顔料と顔料分散剤を予め別々に有機溶剤又はビヒクルに分散し、得られた分散体を混合する。この場合、顔料分散剤を溶媒のみで分散してもよい。
4)有機溶剤又はビヒクルに顔料を分散した後、得られた分散体に顔料分散剤を添加する。
【0071】
上記ビヒクルとは、塗料が液体状態にあるときに顔料を分散させている媒質の部分をいい、液状であって顔料と結合して塗膜を固める成分(バインダ)と、これを溶解希釈する成分(有機溶剤)とで構成されている。
上記顔料を分散させる際使用する分散機としては、ニーダー、ロールミル、アトライタ、スーパーミル、ディゾルバ、ホモミキサー、サンドミル等を挙げることができる。
【0072】
上記顔料分散組成物を用いて着色画像を形成する方法としては、例えば、支持体上に顔料分散組成物を含む塗布液を、塗布、乾燥して組成物の層を形成し、あるいは仮支持体上に形成されたこの組成物の層を支持体上に転写し、その上に公知のポジ型あるいはネガ型の感光性樹脂組成物の層を設けて露光、現像し、次いで未露光の感光性樹脂組成物と共に同じ領域の顔料分散組成物を除去する方法を挙げることができる。
【0073】
上記顔料分散組成物を用いて着色感光性組成物を得ることができ、これを用いて上記の着色画像の形成を行なうことができる。
着色感光性組成物は、顔料分散組成物と感光性組成物を混合して得られる。本発明において使用できる感光性組成物の材料としては、公知の、例えば特開平3−282404号公報に記載されている感光性組成物をすべて使用することができる。例えば、ネガ型ジアゾ樹脂とバインダからなる感光性組成物、光重合性組成物、アジド化合物とバインダとからなる感光性組成物、桂皮酸型感光性組成物等を挙げることができる。
【0074】
これらの中で特に好ましいのは、光重合性組成物である。その光重合性組成物は光重合開始剤、多官能モノマーおよびバインダを主成分とする。また感光性組成物としては、アルカリ水溶液により現像可能なものと、有機溶剤により現像可能なものが知られているが、公害防止、労働安全性の確保の観点からアルカリ水溶液現像可能なものが好ましい。
【0075】
着色感光性組成物において用いられるバインダとしては、顔料の分散安定性と感光性組成物として使用するためにアルカリ現像性を付与するための両方の性質を有することが要求される。このようなバインダは、一般に酸性基を有するポリマーで、以下のポリマーの中から適宜選択して、好ましくは組み合わせて、用いることができる。このようなポリマーとしては、顔料分散性が良く、また、多官能モノマー、光重合開始剤との相溶性が良く、アルカリ現像液溶解性、有機溶剤溶解性、強度、軟化温度等が適当であるものが好ましい。
【0076】
上記ポリマーの例として、(メタ)アクリル酸と(メタ)アクリル酸エステルとの共重合体、スチレン/無水マレイン酸共重合体、及びスチレン/無水マレイン酸共重合体とアルコール類との反応物等を挙げることができる。(メタ)アクリル酸と(メタ)アクリル酸エステルとの共重合体が好ましい。その重量平均分子量としては、5000〜200000が好ましい。着色感光性組成物中のバインダーの好ましい量は、全固形分に対して20から80重量%の範囲である。
【0077】
着色感光性組成物に好適に用いられる有機溶剤の例としては、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル等の(ポリ)アルキレングリコールモノアルキルエーテルおよびこれらの酢酸エステル類;酢酸エチル、酢酸n−プロピル、酢酸i−プロピル、酢酸n−ブチル、酢酸i−ブチル等の酢酸エステル類;ベンゼン、トルエン、キシレンなどの芳香族炭化水素類;メチルエチルケトン、アセトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノンなどのケトン類;エタノール、プロパノール、ブタノール、ヘキサノール、シクロヘキサノール、エチレングリコール、ジエチレングリコール、グリセリン等のアルコール類などを挙げることができる。特に、アルキレングリコールモノアルキルエーテル類、およびその酢酸エステル類、酢酸エステル類、メチルエチルケトンが好ましい。上記溶剤は、全固形分に対して、50から2000重量%で使用することが好ましい。
上記有機溶剤は、顔料分散用の溶剤として、即ち顔料分散組成物の作製にも好ましく使用することができる。
【0078】
着色感光性組成物に用いられる多官能モノマーとしては、特開昭60−258539号公報に記載されているような公知の(メタ)アクリル酸エステル、ウレタン(メタ)アクリレート、(メタ)アクリル酸アミド、アリル化合物、ビニルエステル等を挙げることができる。(メタ)アクリル酸エステルが好ましい。モノマーは、着色感光性組成物の固形分の10〜60重量%の量で使用することが好ましい。
【0079】
着色感光性組成物に用いられる光重合開始剤としては、約300〜500nmの範囲に少なくとも約50の分子吸光係数を有する化合物を、少なくとも1種使用することが好ましい。このような化合物としては、例えば、特開平2−48664号公報、特開平1−152449号公報及び特開平2−153353号公報に記載されているような、芳香族ケトン類、ロフィン2量体、ベンゾイン、ベンゾインエーテル類、ポリハロゲン類を挙げることができ、さらにこれらを2種以上組み合わせて使用することもできる。4,4’−ビス(ジエチルアミノ)ベンゾフェノンと2−(o−クロロフェニル)−4,5−ジフェニルイミダゾール2量体の組み合わせ、及び4−[p−N,N−ジ(エトキシカルボニルメチル)−2,6−ジ(トリクロロメチル)−s−トリアジン]が好ましい。光重合開始剤の含有量は、着色感光性組成物の固形分に対し、0.2〜10重量%の範囲が好ましい。
【0080】
本発明の着色感光性組成物を用いて着色画像の作成は、基本的に下記(1)〜(3)の工程により行なうことができる。
【0081】
(1)分散剤(本発明の共重合体)、有機顔料及び有機溶剤を混合して充分混練し、顔料分散液を得た後、アルカリ可溶性バインダモノマー、光重合開始剤、および必要に応じて希釈溶剤を添加して着色感光性組成物(塗布液)を調製する工程、
(2)得られた着色感光性組成物を基板上に塗布乾燥して、又は別の仮支持体上に塗布して形成した層を基板上に転写して、着色感光性層を形成する工程、
(3)基板上に形成された着色感光性組成物層を露光、現像し、パターンを形成する工程。
【0082】
液晶ディスプレイ等に用いるカラーフィルタの場合には、(2)、(3)の工程を繰り返し行い、2色目以降のパターンを組み合わせて作成する。転写法によりカラーフィルタを作成する方法については、例えば特開平4−208940号公報、特開平5−72724号公報、特開平5−80503号公報、特開平5−173320号公報等に記載されている。
【0083】
基板としては、ガラス板や透明プラスティック板等の透明な材料が一般に用いられる。基板と着色感光性組成物との密着力を向上させるために、市販の各種シランカップリング剤等を組成物に添加するか、あるいはあらかじめ基板に処理しておいても良い。
【0084】
着色感光性組成物の塗布液の基板への塗布は、スピンナ、ロールコータ、バーコータ、カーテンコータ等の塗布機用いて行なわれる。
【0085】
仮支持体上に形成された組成物の層を、基板上に転写する方法としては、常圧または減圧下にヒートロールラミネータを用いる方法が好ましい。
【0086】
現像時に使用される現像液の例としては、アルカリ金属またはアルカリ土類金属の水酸化物または炭酸塩、炭酸水素塩、アンモニア水、4級アンモニウム塩の水溶液等を挙げることができる。特に炭酸ナトリウム水溶液が好ましい。
【0087】
以下に本発明の実施例を記載する(但し、実施例1〜6は、本発明の着色感光性組成物で用いる顔料分散組成物の調製と特性を示す参考例である)が、本願はこれによって限定されるものではない。
【0088】
【実施例】
【0089】
[実施例1]
下記組成の黄色顔料分散液を調製した。
C.I.ピグメントイエロー138 8.28g
本発明の共重合体(合成例1の化合物) 8.28g
1−メトキシ−2−プロピルアセテート 63.44g
【0090】
上記組成の材料を、モーターミルM50(アイガー社製)で、直径0.65mmのジルコニアビーズを用い、周速9m/sで9時間分散し、顔料分散液を作製した。
【0091】
[実施例2]
実施例1において合成例1の化合物の代わりに前記合成例2の化合物を使用した以外は同様にして黄色顔料分散液を調製した。
【0092】
[実施例3]
実施例1において合成例1の化合物の代わりに合成例3の化合物を使用した以外は同様にして黄色顔料分散液を調製した。
【0093】
[実施例4]
実施例1において合成例1の化合物の代わりに合成例4の化合物を使用した以外は同様にして黄色顔料分散液を調製した。
【0094】
[実施例5]
実施例1においてC.I.ピグメントイエロー138の代わりにC.I.ピグメントイエロー139を使用した以外は同様にして黄色顔料分散液を調製した。
【0095】
[実施例6]
実施例1において、黄色顔料分散液調製用の組成の代わりに下記の緑色顔料分散液調製用の組成を使用した以外は同様にして顔料分散液を調製した。
(緑色顔料分散液調製用の組成)
C.I.ピグメントグリーン36 9.20g
C.I.ピグメントイエロー138 4.96g
本発明の共重合体(合成例1の化合物) 14.16g
1−メトキシ−2−プロピルアセテート 51.68g
【0096】
[比較例1]
実施例1において合成例1の化合物の代わりにジメチルアミノエチルアクリレートとメチルメタクリレートの共重合体(重量比:15/85、重量平均分子量:20000)を使用した以外は同様にして黄色顔料分散液を調製した。
【0097】
[比較例2]
実施例1において合成例1の化合物の代わりに下記の共重合体を使用した以外は同様にして黄色顔料分散液を調製した。
前記の合成例2に於て、下記のモノマー溶液を用いて、同様にして共重合体(ポリマー溶液)を得た。
(モノマー溶液)
2−ヒドロキシエチルメタクリレート 4.5重量部
メタクリル酸 4.5重量部
ベンジルメタクリレート 18.0重量部
一個の末端にメタクリロイル基を有する 3.0重量部
ポリメチルメタクリレート(数平均分子量:6000、
商品名:マクロモノマーAA−6、東亜合成化学工業(株)製)
1−メトキシ−2−プロピルアセテート 45 重量部
【0098】
得られた顔料分散液を下記の方法にしたがって評価した。
(1)粘度測定:
得られた顔料分散液を、E型粘度計を用いて粘度を測定、増粘の程度を評価した。
【0099】
(2)コントラスト測定:
得られた顔料分散液をガラス基板上に膜厚6μmに塗布し、サンプルを作製した。2枚の偏光板の間にこのサンプルを置き、偏光軸が平行のときと垂直のときとの透過光量を測定し、その比をコントラストとした(「1990年第7回色彩光学コンファレンス、512色表示10.4”サイズTFT−LCD用カラーフィルター、植木、小関、福永、山中」を参考にした)。
【0100】
[実施例7]
<カラーフィルター作成用緑色感光性組成物の調製>
(光重合性感光性組成物の調製)
メタクリル酸/メタクリル酸ベンジル共重合体 30g
(モル比:28/72、重量平均分子量:3万)
ペンタエリスリトールテトラアクリレート 7.7g
4−[p−N,N−ジ(エトキシカルボニルメチル) 0.3g
−2,6−ジ(トリクロロメチル)−s−トリアジン]
ハイドロキノンモノメチルエーテル 0.01g
1−メトキシ−2−プロピルアセテート 62g
【0101】
上記の感光性組成物に、緑の顔料として、C.I.ピグメントグリーン36を1−メトキシ−2−プロピルアセテートに分散させた液(固形分含有量33%)45gと、色補正のため、実施例1で調製した黄色顔料分散液40gとを加えて混合し、カラーフィルタ作成用緑色感光性組成物を調製した。
【0102】
[実施例8]
実施例7において実施例1で調製した黄色顔料分散液の代わりに実施例2で調製した黄色顔料分散液を使用した以外は同様にしてカラーフィルタ作成用緑色感光性組成物を調製した。
【0103】
[実施例9]
実施例7において実施例1で調製した黄色顔料分散液の代わりに実施例3で調製した黄色顔料分散液を使用した以外は同様にしてカラーフィルタ作成用緑色感光性組成物を調製した。
【0104】
[実施例10]
実施例7において実施例1で調製した黄色顔料分散液の代わりに実施例4で調製した黄色顔料分散液を使用した以外は同様にしてカラーフィルタ作成用緑色感光性組成物を調製した。
【0105】
[実施例11]
実施例7において実施例1で調製した黄色顔料分散液の代わりに実施例5で調製した黄色顔料分散液を使用した以外は同様にしてカラーフィルタ作成用緑色感光性組成物を調製した。
【0106】
[実施例12]
実施例7において、実施例7で調製した緑色顔料分散液45gと実施例1で調製した黄色顔料分散液40gの代わりに実施例6で調製した緑色顔料分散液を85g使用した以外は同様にしてカラーフィルタ作成用緑色感光性組成物を調製した。
【0107】
[比較例3]
実施例7において実施例1で調製した黄色顔料分散液の代わりに比較例1で調製した黄色顔料分散液を使用した以外は同様にしてカラーフィルタ作成用緑色感光性組成物を調製した。
【0108】
得られたカラーフィルタ作成用緑色感光性組成物について、上記と同様にして粘度を測定し、下記のようにしてカラーフィルタを作成し、上記と同様にそのコントラストを測定した。
ガラス基板上にカラーフィルタ作成用緑色感光性組成物をスピナーで塗布し、100℃で2分間乾燥させて、約2μmの膜を形成した。次いで窒素気流下、超高圧水銀灯で露光した後、1%炭酸ナトリウム水溶液で現像した。得られたカラーフィルタのコントラストを前記と同様に測定した。
【0109】
実施例と比較例で得られた顔料分散液及び緑色感光性組成物の評価結果を表1に示す。
【0110】
Figure 0003946309
【0111】
上記結果から、分散剤として本発明の着色感光性組成物は、粘度が低く、カラーフィルタを作成した場合に高いコントラストが得られることが分かる。高いコントラストは、顔料粒子が微細化されているためと考えられる。
【0112】
【発明の効果】
本発明の着色感光性組成物は、流動性、分散安定性に優れ、かつ顔料粒子が微細化されていて着色力に優れている。また、本発明の着色感光性組成物を用いてアルカリ性水溶液で現像して画像を形成した場合、良好な現像適性を示し、かつ高い着色力を有する着色画像を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の着色感光性組成物で用いる共重合体の構造を示す模式図である。
【図2】 本発明の着色感光性組成物で用いる共重合体が有機顔料表面に吸着した時の状態を示す模式図である。
【符号の説明】
1 マクロモノマーのエチレン性不飽和二重結合の基に相当する部分
2 マクロモノマーのポリマー鎖
3 窒素原子含有基を有するモノマーのモノマー単位
4 有機顔料粒子

Claims (6)

  1. 有機溶剤中に、有機顔料と、末端にエチレン性不飽和二重結合を有する重合性オリゴマーと、窒素原子含有基及びエチレン性不飽和二重結合を有するモノマーとの重合反応により得られる、該モノマーの重合鎖に該オリゴマーからなる側鎖が結合している共重合体とが分散されてなる顔料分散組成物、酸性基を有するバインダポリマー、エチレン性不飽和二重結合を二個以上有する多官能モノマー及び光重合開始剤とからなる着色感光性組成物。
  2. 該共重合体が、該重合性オリゴマー及び該モノマーと、更に該重合性オリゴマー及び該モノマーと共重合可能なエチレン性不飽和二重結合を有する他のモノマーとの共重合体からなる請求項1に記載の着色感光性組成物。
  3. 該共重合体が、該重合性オリゴマーに由来する繰り返し単位を全繰り返し単位の20〜99重量%の範囲で有し、そして該モノマーに由来する繰り返し単位を全繰り返し単位の1〜40重量%の範囲で有する請求項1に記載の着色感光性組成物。
  4. 該重合性オリゴマーが、アルキル(メタ)アクリレートの重合体、2種以上のアルキル(メタ)アクリレートの共重合体及びポリスチレンからなる群より選ばれる少なくとも一種からなり、かつその末端に(メタ)アクリロイル基を有する数平均分子量が1000〜10000の範囲のオリゴマーである請求項1に記載の着色感光性組成物。
  5. 該モノマーが、下記の一般式(1):
    Figure 0003946309
    [但し、R11は、水素原子又はメチル基を表わし、R12は炭素原子数1〜8のアルキレン基を表わし、X1 は−N(R13)(R14)、(但し、R13及びR14は、それぞれ独立に水素原子、炭素原子数1〜6のアルキル基又はフェニル基を表わす)、−R15−N(R16)(R17)(但し、R15は炭素原子数1〜6のアルキレン基を表わし、そしてR16及びR17は、それぞれ独立に水素原子、炭素原子数1〜6のアルキル基又はフェニル基を表わす)、ピロリジノ基、ピロリジル基、ピリジル基、ピペリジノ基又はモルホリノ基を表わし、そしてm及びnはそれぞれ独立に1又は0である。]
    で表わされる化合物である請求項1に記載の着色感光性組成物。
  6. 該有機顔料が、黄色顔料である請求項1に記載の着色感光性組成物。
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