JPH0931351A - 顔料分散組成物、それを用いた着色画像の形成方法及び着色画像 - Google Patents

顔料分散組成物、それを用いた着色画像の形成方法及び着色画像

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JPH0931351A
JPH0931351A JP7189188A JP18918895A JPH0931351A JP H0931351 A JPH0931351 A JP H0931351A JP 7189188 A JP7189188 A JP 7189188A JP 18918895 A JP18918895 A JP 18918895A JP H0931351 A JPH0931351 A JP H0931351A
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pigment
pigment dispersion
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dispersion composition
group
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JP7189188A
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Akihiko Takeda
明彦 竹田
Hideaki Ito
英明 伊藤
Katsumi Araki
勝巳 荒木
Takekatsu Sugiyama
武勝 杉山
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用適性、特に非集合性、非結晶性、流動性
に優れ、かつ顔料粒子が微細化され、着色力に優れる顔
料分散物、及びそれを用い、アルカリ性水溶液による現
像適性を有し、なおかつ高い着色力を有する着色画像を
提供する。 【解決手段】 少なくとも有機顔料及び該有機顔料の分
散剤として同一分子内に窒素原子を2個以上含有するカ
ルボン酸アミド基、好ましくは、同一分子内に塩基性ア
ミノ基とカルボン酸アミド基を有する顔料分散組成物、
及びそれを用いた着色画像。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、使用適性、特に非
集合性、非結晶性、流動性に優れ、かつ着色力に優れる
顔料分散組成物に関する。本発明になる顔料分散組成物
は、塗料、印刷インキ、それらを用いたカラー表示板、
あるいはカラープルーフ等の基体上の多色の着色画像の
形成、特に液晶カラーディスプレイ等に使用されるカラ
ーフィルターの製造に好適に使用される。
【0002】
【従来の技術】一般に鮮明な色調と高い着色力を発揮す
る実用上有用な顔料は微細な粒子からなっている。しか
し、高い着色力を得るために顔料粒子をより微細化して
いくと、往々にして顔料分散液は高粘度を示し、分散液
の分散機からの取り出し、パイプラインによる輸送が困
難になるばかりでなく、貯蔵中にゲル化を起こして使用
困難となることがある。
【0003】また、着色材として顔料を含有した着色感
光性組成物は、画像形成材料として有用であり、種々の
分野で利用されている。顔料には、前述のように鮮明な
色調と高い着色力が求められるが、感光性組成物として
使用する場合、以下に述べるような問題が生じ、顔料の
微細化が困難である。
【0004】着色感光性組成物を用いて着色画像を形成
するには、感光性組成物の層を基板上に形成し、露光、
現像する。この際、現像液としては、環境上の問題か
ら、有機溶剤よりアルカリ性水溶液が好んで使用される
ため、着色層はアルカリ性水溶液に可溶であることが要
求される。また、着色感光性組成物の塗布液の分散媒体
としては塗布後の乾燥の観点から、有機溶剤を使用する
のが好ましく、着色感光性組成物に使用される結合剤
(バインダー)は、酸性基を有し、かつ適当な有機溶媒
に溶ける必要が生じる。有機顔料はこのような酸性バイ
ンダー中に分散されている。
【0005】しかしながら、有機溶媒に可溶の酸性バイ
ンダー中に有機顔料を分散することは困難であり、顔料
が十分に微細化され、高い着色力を有し、かつアルカリ
性水溶液で現像可能な着色感光性組成物を得ることは困
難であった。
【0006】顔料分散組成物の利用分野の一つとして、
液晶ディスプレー等に用いるカラーフィルターがある。
カラーフィルターは、それぞれ赤、緑、青の3原色を選
択的に透過するように、着色材を各画素部に配置するこ
とによって形成されている。着色材を画素部に配置する
には種々の方法が知られており、染色法、印刷法、電着
法、顔料分散法等が実用化されている。これらの中で
は、得られるカラーフィルターの品質及び製造プロセス
の安定性から、顔料分散法が優れている。
【0007】顔料分散法では、顔料分散組成物を含有す
る着色感光性組成物溶液を透明基板上に設け、パターン
露光した後現像して第1色目の画素パターンを形成し、
これを複数回繰り返すことで、基板上に複数色の画素パ
ターンを形成する。着色材として顔料を用いるため、顔
料の微細化が十分になされない場合、顔料粒子により光
が散乱、吸収され、光透過率が低下する。更に、顔料粒
子による光の散乱、複屈折等で偏光軸が回転し、液晶表
示装置のコントラストも低下してしまう(1990年第7回
色彩光学コンファレンス 512色表示10.4”サイ
ズTFT−LCD用カラーフィルター 植木、小関、福
永、山中)。このため、顔料粒子の一層の微細化が要求
されている。
【0008】以上のような種々の問題を解決するため、
充分な流動性を有し、かつ微細化された顔料分散液を製
造するため、これまでも数多くの提案がなされている。
その内容を技術的手法から分類すると大きく2つに分け
られる。
【0009】一つは、有機顔料を母体骨格とし、側鎖に
スルフォン基、スルフォンアミド基、アミノメチル基、
フタルイミドメチル基等の置換基を導入して得られる顔
料誘導体を混合し、顔料表面を被覆する方法である(特
公昭41−2466)。具体例として、英国特許第94
9739号、米国特許第4313766号、特公昭39
−2884号、特開昭57−12067号等の各公報に
はフタロシアニン顔料の分散に有効なフタロシアニン誘
導体が挙げられている。しかしながらこれらの顔料誘導
体を分散剤として使用するためには、それによって処理
される顔料が同様の色調、あるいは類似骨格を有する必
要があり、適用できる顔料が極めて限定されるという欠
点がある。
【0010】もう一つは、実質的に無色の化合物で顔料
表面を被覆する方法である。これまでに種々の化合物が
提案されているが、分散剤として汎用性のある化合物と
して、特公昭54−34009号、英国特許第1342
746号の公報には、ヒドロキシカルボン酸を脱水して
得られる末端カルボキシル基含有ポリエステルまたはそ
の塩からなる化合物が記載されている。また特開平2−
245231号には、テトラキス(2−ヒドロキシアル
キル)エチレンジアミンをヒドロキシル基含有および不
含有高級モノカルボン酸でエステル化して得られる生成
物に高級モノカルボン酸グリシジルエステルを開環付加
せしめ、ついで酸性基、塩基性基または両者を導入して
得られる変性ポリエステル型化合物からなる高分子分散
剤が記載されている。しかしながら、これらの高分子分
散剤を用いても上記の問題を解決できるほどの十分な流
動性と、顔料粒子の微細化の両立は困難であった。
【0011】一方低分子分散剤の例として、米国特許第
3536510号には水系媒体中への酸化チタンの分散
にアルカノールアミン化合物を用いることが開示されて
いる。しかしながら非水系での有機顔料の分散への適用
例の知見はなかった。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、使用
適性、特に非集合性、非結晶性、流動性に優れ、かつ顔
料粒子が微細化され、着色力に優れる顔料分散物、及び
それを用い、アルカリ性水溶液による現像適性を有し、
なおかつ高い着色力を有する着色画像を提供することに
ある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、少なく
とも有機顔料及び該有機顔料の分散剤として同一分子内
に窒素原子を2個以上含有するカルボン酸アミド基、好
ましくは、同一分子内に塩基性アミノ基とカルボン酸ア
ミド基を有する顔料分散組成物、及びそれを用いた着色
画像により達成された。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明において顔料の分散剤とし
て作用する、同一分子内に塩基性アミノ基とカルボン酸
アミド基を有する化合物の例としては、一般式(I)で
表される化合物が挙げられる。
【0015】
【化2】
【0016】(I)式中のR1〜R4は水素原子、分岐し
ていてもよい(置換)アルキル基(例えはメチル基、エ
チル基、ヘプチル基等のアルキル基、−CH2CONH
5(R5は炭素数1から20のアルキル基等の置換アル
キル基)、(置換)アリール基(例えばフェニル基、ト
ルイル基)を表わし、R1とR2、R3とR4はそれぞれ連
結してヘテロ環を形成してもよい。Xは連結基であっ
て、R1及び/又はR2と連結してヘテロ環を形成しても
良い、分岐していてもよい炭素数1から20のアルキレ
ン基、炭素数1から20のアリーレン基を表す。
【0017】同一分子内に塩基性アミノ基とカルボン酸
アミド基を有する化合物の好ましい具体例としては、ニ
ペコタミド、イソニペコタミド、1−ピロリジンアセト
アミド、4−(エチルアミノ)イソニペコタミド、N−
エチル−N−ヘプチル−1−ピロリジンアセトアミド、
4−カルバモイル−4−メチルアミノピペリジン、3−
カルバモイル−N−ドデシル−1−ピペリジンアセトア
ミド、4−カルバモイル−4−(ジメチルアミノ)−ピ
ペリジン、1−ペンチルニペコタミド、1−イソペンチ
ルニペコタミド、1−ヘプチルニペコタミド、1−ドデ
シルニペコタミド、N,N−ジエチル−1−プロピルニ
ペコタミド、1−ヘキシルイソニペコタミド、2−(ジ
メチルアミノ)エチル−N−シクロヘキシルカルバメー
ト、2−アミノベンズアニリド、4−エチルアミノベン
ズアミド、4−(フェニルアミノ)ベンズアミド、ニコ
チン酸アミド、N,N−ジエチルニコチン酸アミド等が
挙げられ、より好ましくは、ニペコタミド、イソニペコ
タミド等の(イソ)ニペコタミド誘導体、ニコチン酸ア
ミド、N,N−ジエチルニコチン酸アミドが挙げられ
る。
【0018】これらの分散剤は単独で使用できるが、一
般に知られている分散剤と混合して使用してもよい。混
合比率は、本発明の分散剤/他の分散剤が10/90以
上の範囲、好ましくは30/70以上の範囲である。公
知の分散剤の具体例としては、ノナノアミド、デカンア
ミド、ドデカンアミド、N−ドデシルヘキサデカンアミ
ド、N−オクタデシルプロピオアミド、N,N−ジメチ
ルドデカンアミド、N,N−ジヘキシルアセトアミド等
に代表されるアミド化合物、ジエチルアミン、ジヘプチ
ルアミン、ジブチルヘキサデシルアミン、N,N,
N’,N’−テトラメチルメタンアミン、トリエチルア
ミン、トリブチルアミン、トリオクチルアミン等に代表
されるアミン化合物、モノエタノールアミン、ジエタノ
ールアミン、トリエタノールアミン、N,N,N’,
N’−(テトラヒドロキシエチル)−1,2−ジアミノ
エタン、N,N,N’−トリ(ヒドロキシエチル)−
1,2−ジアミノエタン、N,N,N’,N’−テトラ
(ヒドロキシエチルポリオキシエチレン)−1、2−ジ
アミノエタン、1,4−ビス(2−ホドロキシエチル)
ピペラジン、1−(2−ヒドロキシエチル)ピペラジン
等に代表される化合物がある。
【0019】また、各種界面活性剤の使用が分散安定性
向上に大きな効果をもたらすことは公知ある。例えば、
アルキルナフタレンスルホン酸塩、燐酸エステル塩に代
表されるアニオン系界面活性剤、アンミ塩に代表される
カチオン系界面活性剤、アミノカルボン酸、ベタイン型
に代表される両性界面活性剤がある。
【0020】顔料分散組成物中に於ける分散剤の比率
は、顔料100重量部に対して0.1〜200重量部、
好ましくは1〜50重量部で使用するのが好ましい。
【0021】顔料を分散する際には溶媒を用いるが、こ
の分散液中の顔料含有率は5〜80重量%、好ましくは
10〜70重量%である。
【0022】以下に、本願発明で有用な有機顔料の具体
例を示す。黄色顔料としてC.I.ヒ゜ク゛メントイエロー20,C.I.ヒ゜ク゛
メントイエロー24,C.I.ヒ゜ク゛メントイエロー83,C.I.ヒ゜ク゛メントイエロー86,C.I.
ヒ゜ク゛メントイエロー93,C.I.ヒ゜ク゛メントイエロー109,C.I.ヒ゜ク゛メントイエロー11
0,C.I.ヒ゜ク゛メントイエロー117,C.I.ヒ゜ク゛メントイエロー125,C.I.ヒ゜ク゛メン
トイエロー137,C.I.ヒ゜ク゛メントイエロー138,C.I.ヒ゜ク゛メントイエロー139,C.
I.ヒ゜ク゛メントイエロー185,C.I.ヒ゜ク゛メントイエロー147,C.I.ヒ゜ク゛メントイエロ
ー148,C.I.ヒ゜ク゛メントイエロー153,C.I.ヒ゜ク゛メントイエロー,C.I.ヒ゜ク゛メン
トイエロー154,C.I.ヒ゜ク゛メントイエロー166,C.I.ヒ゜ク゛メントイエロー168、
【0023】オレンジ顔料としてC.I.ヒ゜ク゛メントオレンシ゛36,
C.I.ヒ゜ク゛メントオレンシ゛43,C.I.ヒ゜ク゛メントオレンシ゛51,C.I.ヒ゜ク゛メントオ
レンシ゛55,C.I.ヒ゜ク゛メントオレンシ゛59,C.I.ヒ゜ク゛メントオレンシ゛61、
【0024】赤色顔料としてC.I.ヒ゜ク゛メントレット゛9,C.I.ヒ゜ク
゛メントレット゛97,C.I.ヒ゜ク゛メントレット゛122,C.I.ヒ゜ク゛メントレット゛123,
C.I.ヒ゜ク゛メントレット゛149,C.I.ヒ゜ク゛メントレット゛168,C.I.ヒ゜ク゛メントレ
ット゛177,C.I.ヒ゜ク゛メントレット゛180,C.I.ヒ゜ク゛メントレット゛192,C.I.ヒ
゜ク゛メントレット゛215,C.I.ヒ゜ク゛メントレット゛216,C.I.ヒ゜ク゛メントレット゛21
7,C.I.ヒ゜ク゛メントレット゛220,C.I.ヒ゜ク゛メントレット゛223,C.I.ヒ゜ク゛メン
トレット゛224,C.I.ヒ゜ク゛メントレット゛226,C.I.ヒ゜ク゛メントレット゛227,C.
I.ヒ゜ク゛メントレット゛228,C.I.ヒ゜ク゛メントレット゛240,C.I.ヒ゜ク゛メントレット
゛48:1、
【0025】バイオレット顔料としてC.I.ヒ゜ク゛メントハ゛イオレ
ット19,C.I.ヒ゜ク゛メントハ゛イオレット23,C.I.ヒ゜ク゛メントハ゛イオレット29,C.
I.ヒ゜ク゛メントハ゛イオレット30,C.I.ヒ゜ク゛メントハ゛イオレット37,C.I.ヒ゜ク゛メン
トハ゛イオレット40,C.I.ヒ゜ク゛メントハ゛イオレット50、
【0026】青色顔料としてC.I.ヒ゜ク゛メントフ゛ルー15,C.I.ヒ゜
ク゛メントフ゛ルー15:6,C.I.ヒ゜ク゛メントフ゛ルー22,C.I.ヒ゜ク゛メントフ゛ルー60,
C.I.ヒ゜ク゛メントフ゛ルー64、
【0027】緑色顔料としてC.I.ヒ゜ク゛メントク゛リーン7,C.I.ヒ゜
ク゛メントク゛リーン36、
【0028】ブラウン顔料としてC.I.ヒ゜ク゛メントフ゛ラウン23,
C.I.ヒ゜ク゛メントフ゛ラウン25,C.I.ヒ゜ク゛メントフ゛ラウン26、
【0029】黒色顔料としてC.I.ヒ゜ク゛メントフ゛ラック7等が挙
げられる。
【0030】好ましくは、ヒ゜ク゛メントエロー139、ヒ゜ク゛メントエロー1
85、ヒ゜ク゛メントエロー83であり、特に好ましくはヒ゜ク゛メントエロー13
9である。
【0031】本発明に係る顔料分散剤を用いた顔料分散
組成物の作製方法としては、例えばつぎの方法があり、
いずれの方法によっても目的とする効果が得られる。
【0032】1.顔料と顔料分散剤を予め混合して得ら
れる顔料組成物をビヒクルに添加して分散する。 2.ビヒクルに顔料と顔料分散剤を別々に添加して分散
する。 3.顔料と顔料分散剤を予め別々にビヒクルに分散し得
られた分散体を混合する。この場合、顔料分散剤を溶媒
のみで分散してもよい。 4.ビヒクルに顔料を分散した後、得られた分散体に顔
料分散剤を添加する。
【0033】ここで、ビヒクルとは、塗料が液体状態に
あるときに顔料を分散させている媒質の部分をいい、液
状であって顔料を結合して塗膜を固める成分(バインダ
ー)と、これを溶解希釈する成分(溶剤)とで構成され
ている。
【0034】本発明の顔料分散組成物の調整方法として
は、ニーダー、ロールミル、アトライター、スーパーミ
ル、ディゾルバー、ホモミキサー、サンドミル、等の各
種分散機を使用すれば、顔料の良好な分散ができる。
【0035】上記顔料分散組成物を用いて着色画像を形
成するには、支持体上に顔料分散組成物液を塗布乾燥し
て層を形成し、あるいは仮支持体上に形成された該組成
物の層を転写し、その上に公知ポジ型あるいはネガ型の
感光性樹脂組成物を設けて露光、現像する方法がある。
【0036】着色感光性組成物として用いる場合には、
顔料分散組成物と感光性組成物を混合する。本発明にお
いて使用できる感光性組成物の素材としては、公知の、
例えば特開平3−282404に記載されている感光性
組成物がすべて使用できる。具体的には、ネガ型ジアゾ
樹脂とバインダーからなる感光性組成物、光重合性組成
物、アジド化合物とバインダーとからなる感光性組成
物、桂皮酸型感光性組成物等が挙げられる。
【0037】その中でも特に好ましいのは光重合性組成
物である。その光重合性組成物は光重合開始剤、多官能
モノマーおよびバインダーを基本構成要素として含む。
また感光性組成物としては、アルカリ水溶液により現像
可能なものと、有機溶剤により現像可能なものが知られ
ているが、公害防止、労働安定性の確保の観点からアル
カリ水溶液現像可能なものが好ましい。
【0038】着色感光性組成物において用いられるバイ
ンダーは、顔料の分散性と感光性組成物として使用する
ためにアルカリ現像性を付与するための両方の性能が要
求される。具体的には、以下の広範な種類の高分子物質
の中から選ばれた化合物を組み合わせて用いることがで
きる。組み合わせることのできる化合物としては、顔料
分散性が良く、また、多官能モノマー、光重合開始剤と
の相溶性が良く、アルカリ現像液溶解性、有機溶剤溶解
性、強度、軟化温度等が適当であるものが好ましい。
【0039】具体的には、(メタ)アクリル酸と(メ
タ)アクリル酸エステルとの共重合体、スチレン/無水
マレイン酸共重合体、及び該共重合体とアルコール類と
の反応物などである。好ましくは、(メタ)アクリル酸
と(メタ)アクリル酸エステルとの共重合体が用いられ
る。分子量は、5、000〜200、000が好まし
い。組み合わせて用いることのできるバインダーの好ま
しい量は、バインダーの合計量が全固形分に対して20
から80重量%の範囲である。
【0040】本発明に好適に用いられる顔料の分散用の
溶剤としては、エチレングリコールモノメチルエーテ
ル、エチレングリコールモノエチルエーテル、プロピレ
ングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコー
ルモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチ
ルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル等
のアルキレングリコールモノアルキルエーテル、ポリア
ルキレングリコールモノアルキルエーテル、およびこれ
らの酢酸エステル類、酢酸エチル、酢酸n−プロピル、
酢酸i−プロピル、酢酸n−ブチル、酢酸i−ブチル等
の酢酸エステル類、ベンゼン、トルエン、キシレンなど
の芳香族炭化水素類、メチルエチルケトン、アセトン、
メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノンなどのケト
ン類、エタノール、プロパノール、ブタノール、ヘキサ
ノール、シクロヘキサノール、エチレングリコール、ジ
エチレングリコール、グリセリン等のアルコール類など
が挙げられる。特に好ましいものは、アルキレングリコ
ールモノアルキルエーテル類、およびその酢酸エステル
類、酢酸エステル類、メチルエチルケトンである。溶剤
の好ましい量は、全固形分に対して、50から2000
重量%である。
【0041】着色感光性組成物に用いられる多官能モノ
マーとしては、特開昭60−258539号公報に記載
されているような公知の(メタ)アクリル酸エステル、
ウレタン(メタ)アクリレート、(メタ)アクリル酸ア
ミド、アリル化合物、ビニルエステル等が挙げられる。
好ましくは、(メタ)アクリル酸エステルが用いられ
る。モノマーの量は、着色感光性組成物の固形分に対
し、10〜60重量%が好ましい。
【0042】着色感光性組成物に用いられる光重合開始
剤としては、約300〜500nmの範囲に少なくとも
約50の分子吸光係数を有する成分を少なくとも1種含
有していることが好ましい。例えば、特開平2−486
64号公報、特開平1−152449号公報、特開平2
−153353号公報に記載されているような芳香族ケ
トン類、ロフィン2量体、ベンゾイン、ベンゾインエー
テル類、ポリハロゲン類、及びこれらの2種以上の組み
合わせ、などがある。好ましくは、4,4’−ビス(ジ
エチルアミノ)ベンゾフェノンと2−(o−クロロフェ
ニル)−4,5−ジフェニルイミダゾール2量体の組み
合わせ、4−[p−N,N−ジ(エトキシカルボニルメ
チル)−2,6−ジ(トリクロロメチル)−s−トリア
ジン]である。光重合開始剤の含有量は、感光性組成物
の固形分に対し、0.2〜10重量%が好ましい。
【0043】本発明の着色感光性組成物を用いて着色画
像を作成する場合には、少なくとも以下の(1)から
(3)までの工程を含む。
【0044】(1)本発明に係る分散剤、有機顔料、ア
ルカリ可溶性バインダー及び有機溶剤を混合して十分混
練し顔料分散液とした後、モノマー、光重合開始剤およ
び必要に応じて希釈溶剤を添加して着色感光性組成物を
調製する工程、
【0045】(2)得られた着色感光性組成物を基板上
に塗布乾燥して、又は別の仮支持体上に塗布して形成し
た層を基板上に転写して、着色感光性層を形成する工
程、
【0046】(3)基板上に形成された着色感光性組成
物層を露光、現像しパターンを形成する工程。
【0047】液晶ディスプレー等に用いるカラーフィル
ターの場合には、(2)、(3)の工程を繰り返し行
い、2色目以降のパターンを組み合わせて作成する。転
写法によりカラーフィルターを作成する方法について
は、例えば特開平4−208940、同5−7272
4、同5−80503、同5−173320等の公報に
詳細に記載されている。
【0048】基板としては、ガラス板や透明プラスティ
ック板等の透明な材料が好んで用いられる。基板と着色
感光性組成物との密着力を向上させるために、市販の各
種シランカップリング剤等を組成物に添加するか、また
は、あらかじめ基板に作用させた後、組成物を設けても
よい。
【0049】着色感光性組成物を基板に塗布する方法と
しては、スピンナー、ロールコーター、バーコーター、
カーテンコーターなどの方法が用いられる。
【0050】仮支持体上に塗布された組成物を基板上に
転写する好適な方法としては、常圧または減圧下にヒー
トロールラミネーターを用いる方法が挙げられる。
【0051】現像液として好適に用いられるものは、ア
ルカリ金属またはアルカリ土類金属の水酸化物または炭
酸塩、炭酸水素塩、アンモニア水、4級アンモニウム塩
の水溶液等が挙げられる。特に好ましくは、炭酸ナトリ
ウム水溶液である。
【0052】以下に本発明の実施例について述べるが、
これによって本願を限定するものではない。
【0053】
【実施例】 実施例1 下記処方の黄色顔料分散液を調製した。 ・ピグメントイエロー139 17.86g ・イソニペコタミド 0.64g ・メタクリル酸/メタクリル酸ベンジル共重合体 14.88g (モル比28/72、重量平均分子量3万) ・1−メトキシ−2−プロピルアセテート 66.62g
【0054】上記分散液をアイガー社製モーターミルM
50で、直径0.65mmのジルコニアビーズを用い、
周速9m/sで9時間分散し、顔料分散液を作製した。
【0055】実施例2 実施例1で添加しているイソニペコタミドを、同重量の
ニペコタミドに変更した以外は実施例1と同様に顔料分
散液を作製した。
【0056】実施例3 実施例1で添加しているイソニペコタミドを、1−ヘプ
チルニペコタミド1.13gに変更した以外は実施例1
と同様に顔料分散液を作製した。
【0057】実施例4 実施例1で添加しているイソニペコタミドをイソニペコ
タミド0.44g、N,N,N’,N’−テトラ(ヒド
ロキシエチル)−1,2−ジアミノエタン0.27gの
混合系に変更した以外は実施例1と同様に顔料分散液を
作製した。
【0058】比較例1 実施例1の処方からイソニペコタミドを除去した以外は
実施例1と同様に顔料分散液を作製した。
【0059】得られた顔料分散液を下記の方法にしたが
って評価した。 1.粘度測定:得られた顔料分散液を、E型粘度計を用
いて粘度を測定、評価した。 2.コントラスト測定:得られた顔料分散液をガラス基
板上に膜厚6μmに塗布し、サンプルを作製した。2枚
の偏光板の間にこのサンプルを置き、偏光軸が平行のと
きと垂直のときとの透過光量を測定し、その比をコント
ラストとした(「1990年第7回色彩光学コンファレンス
512色表示10.4”サイズTFT−LCD用カラ
ーフィルター 植木、小関、福永、山中」を参考にし
た)。
【0060】実施例5〜8 以下の方法によりカラーフィルター用着色感光性組成物
を作成し、コントラストを測定した。 <光重合性組成物の調製> ・メタクリル酸/メタクリル酸ベンジル共重合体 30g (モル比28/72、重量平均分子量3万) ・ペンタエリスリトールテトラアクリレート 7.7g ・4−[p−N,N−ジ(エトキシカルボニルメチル) 0.3g −2,6−ジ(トリクロロメチル)−s−トリアジン] ・ハイドロキノンモノメチルエーテル 0.01g ・1−メトキシ−2−プロピルアセテート 62g
【0061】上記の感光性樹脂に、赤の顔料として、
C.I.ピグメントレッド177をアクリル系樹脂に分
散した粉末加工顔料(カラーテックスレッド U3B
N、山陽色素株式会社製)を1−メトキシ−2−プロピ
ルアセテートに分散させた液(固形分含有量33%)4
5gと、色補正のため、実施例1〜4で調製した黄色顔
料分散液をそれぞれ9g混合して、カラーフィルター用
赤色感光性組成物を調製した。
【0062】次にガラス基板上に該カラーフィルター用
赤色感光性組成物をスピナーで塗布し、100℃で2分
間乾燥させて、約2μmの膜を形成した。次いで窒素気
流下、超高圧水銀灯で露光した後、1%炭酸ナトリウム
水溶液で現像した。得られたサンプルのコントラスト
を、上述した方法により測定した。
【0063】比較例2 実施例5において調製した光重合性組成物と比較例1に
おいて調製した顔料分散液を用いた以外は実施例5と同
様にしてサンプルを作成し、同様にしてコントラストを
測定した。
【0064】実施例と比較例で得られた顔料分散液の評
価結果を表1に示す
【0065】 表1:評価結果 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 粘度(cp) コントラスト 顔料分散液塗膜 赤色感光性組成物 ───────────────────────────── 実施例1 70 170 − 2 75 165 − 3 100 140 − 4 60 165 − 5 70 − 1750 6 70 − 1700 7 70 − 1750 8 70 − 1750 比較例1 1200以上 10 − 2 70 − 150 ─────────────────────────────
【0066】これから、本発明に係る分散剤を添加した
顔料分散液は、粘度が低く、カラーフィルターを作成し
た場合に高いコントラストが得られることが判る。
【0067】
【発明の効果】本発明になる顔料分散組成物は、非集合
性、非結晶性、流動性に優れ、かつ顔料粒子が微細化さ
れて着色力に優れ、それを用いて、アルカリ性水溶液に
よる現像適性を有し、なおかつ高い着色力を有する着色
画像を提供することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 杉山 武勝 静岡県富士宮市大中里200番地 富士写真 フイルム株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも、有機顔料及び該有機顔料の
    分散剤として同一分子内に窒素原子を2個以上含むカル
    ボン酸アミド基を有する化合物を含有することを特徴と
    する顔料分散組成物。
  2. 【請求項2】 請求項1において、該同一分子内に窒素
    原子を2個以上含むカルボン酸アミド基を有する化合物
    が、一般式(I)で表されることを特徴とする顔料分散
    組成物。 【化1】 (I)式中、R1〜R4は水素原子、分岐していてもよい
    (置換)アルキル基、(置換)アリール基を表し、R1
    とR2、R3とR4はそれぞれ連結してヘテロ環を形成し
    てもよい。Xは連結基であって、R1及び/又はR2と連
    結してヘテロ環を形成してもよい分岐していてもよい炭
    素数1から20のアルキレン基、炭素数1から20のア
    リーレン基を表す。
  3. 【請求項3】 請求項1もしくは請求項2において、更
    に酸性バインダーを含有することを特徴とする顔料分散
    組成物。
  4. 【請求項4】 請求項3において、更に多官能モノマー
    及び光重合開始剤を含有することを特徴とする顔料分散
    組成物。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の顔料分散組成物を基板
    上に設け、露光、現像して画像を形成することを特徴と
    する着色画像の形成方法。
  6. 【請求項6】 請求項5の方法により形成された着色画
    像。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007284592A (ja) * 2006-04-18 2007-11-01 Dainippon Ink & Chem Inc ポリハロゲン化亜鉛フタロシアニン顔料組成物及びカラーフィルタ
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JP2013010811A (ja) * 2011-06-28 2013-01-17 Canon Inc 顔料分散体、該顔料分散体を用いたトナー、カラーフィルター用レジスト組成物、インク組成物の製造方法
JP2013532200A (ja) * 2010-05-20 2013-08-15 ルブリゾル アドバンスド マテリアルズ, インコーポレイテッド 分散性組成物

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