JPH1020485A - 顔料分散組成物、それを用いた着色画像の形成方法及び着色画像 - Google Patents
顔料分散組成物、それを用いた着色画像の形成方法及び着色画像Info
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- JPH1020485A JPH1020485A JP17402196A JP17402196A JPH1020485A JP H1020485 A JPH1020485 A JP H1020485A JP 17402196 A JP17402196 A JP 17402196A JP 17402196 A JP17402196 A JP 17402196A JP H1020485 A JPH1020485 A JP H1020485A
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- JP
- Japan
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- pigment
- group
- pigment dispersion
- dispersion composition
- acrylic resin
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- Pigments, Carbon Blacks, Or Wood Stains (AREA)
- Optical Filters (AREA)
- Liquid Crystal (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 使用適性、特に非集合性、非結晶性、流動性
に優れ、かつ顔料粒子が微細化され、着色力に優れる顔
料分散組成物、及びそれを用い、アルカリ性水溶液によ
る現像適性を有し、なおかつ高い着色力を有する着色画
像及びその形成方法を提供する。 【構成】 有機顔料、(メタ)アクリル樹脂、溶剤を主
成分とする顔料分散組成物において、上記(メタ)アク
リル樹脂を構成するモノマーの内すくなくとも2種類が
下記一般式で表され、各モノマーのモル比が(a) 50〜
90、(B) 10〜50である。 【化1】
に優れ、かつ顔料粒子が微細化され、着色力に優れる顔
料分散組成物、及びそれを用い、アルカリ性水溶液によ
る現像適性を有し、なおかつ高い着色力を有する着色画
像及びその形成方法を提供する。 【構成】 有機顔料、(メタ)アクリル樹脂、溶剤を主
成分とする顔料分散組成物において、上記(メタ)アク
リル樹脂を構成するモノマーの内すくなくとも2種類が
下記一般式で表され、各モノマーのモル比が(a) 50〜
90、(B) 10〜50である。 【化1】
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、有機顔料を含有す
る、分散性の優れた顔料分散組成物及びそれを用いた着
色画像の形成方法に関する。本発明になる顔料分散組成
物は、塗料、印刷インキ、それらを用いたカラー表示
板、あるいはカラープルーフ等の基体上の多色の着色画
像の形成、特に液晶カラーディスプレイ等に使用される
カラーフィルターの製造に好適に使用される。
る、分散性の優れた顔料分散組成物及びそれを用いた着
色画像の形成方法に関する。本発明になる顔料分散組成
物は、塗料、印刷インキ、それらを用いたカラー表示
板、あるいはカラープルーフ等の基体上の多色の着色画
像の形成、特に液晶カラーディスプレイ等に使用される
カラーフィルターの製造に好適に使用される。
【0002】
【従来の技術】一般に鮮明な色調と高い着色力を発揮す
る実用上有用な顔料は微細な粒子からなっている。しか
し、高い着色力を得るために顔料粒子をより微細化して
いくと、往々にして顔料分散液は高粘度を示し、分散液
の分散機からの取り出し、パイプラインによる輸送が困
難になるばかりでなく、貯蔵中にゲル化を起こして使用
困難となることがある。
る実用上有用な顔料は微細な粒子からなっている。しか
し、高い着色力を得るために顔料粒子をより微細化して
いくと、往々にして顔料分散液は高粘度を示し、分散液
の分散機からの取り出し、パイプラインによる輸送が困
難になるばかりでなく、貯蔵中にゲル化を起こして使用
困難となることがある。
【0003】また、着色材として顔料を含有した着色感
光性組成物は、画像形成材料として有用であり、種々の
分野で利用されている。顔料には、前述のように鮮明な
色調と高い着色力が求められるが、感光性組成物として
使用する場合、以下に述べるような問題が生じ、顔料の
微細化が困難である。
光性組成物は、画像形成材料として有用であり、種々の
分野で利用されている。顔料には、前述のように鮮明な
色調と高い着色力が求められるが、感光性組成物として
使用する場合、以下に述べるような問題が生じ、顔料の
微細化が困難である。
【0004】着色感光性組成物を用いて着色画像を形成
するには、感光性組成物の層を基板上に形成し、露光、
現像する。この際、現像液としては、環境上の問題か
ら、有機溶剤よりアルカリ性水溶液が好んで使用される
ため、着色層はアルカリ性水溶液に可溶であることが要
求される。また、着色感光性組成物の塗布液の分散媒体
としては塗布後の乾燥の観点から、有機溶剤を使用する
のが好ましく、着色感光性組成物に使用される結合剤
(バインダー)は、酸性基を有し、かつ適当な有機溶媒
に溶ける必要が生じる。有機顔料はこのような酸性バイ
ンダー中に分散されている。
するには、感光性組成物の層を基板上に形成し、露光、
現像する。この際、現像液としては、環境上の問題か
ら、有機溶剤よりアルカリ性水溶液が好んで使用される
ため、着色層はアルカリ性水溶液に可溶であることが要
求される。また、着色感光性組成物の塗布液の分散媒体
としては塗布後の乾燥の観点から、有機溶剤を使用する
のが好ましく、着色感光性組成物に使用される結合剤
(バインダー)は、酸性基を有し、かつ適当な有機溶媒
に溶ける必要が生じる。有機顔料はこのような酸性バイ
ンダー中に分散されている。
【0005】しかしながら、有機溶媒に可溶の酸性バイ
ンダー中に有機顔料を分散することは困難であり、顔料
が十分に微細化され、高い着色力を有し、かつアルカリ
性水溶液で現像可能な着色感光性組成物を得ることは困
難であった。
ンダー中に有機顔料を分散することは困難であり、顔料
が十分に微細化され、高い着色力を有し、かつアルカリ
性水溶液で現像可能な着色感光性組成物を得ることは困
難であった。
【0006】顔料分散組成物の利用分野の一つとして、
液晶ディスプレー等に用いるカラーフィルターがある。
カラーフィルターは、それぞれ赤、緑、青の3原色を選
択的に透過するように、着色材を各画素部に配置するこ
とにより形成されている。
液晶ディスプレー等に用いるカラーフィルターがある。
カラーフィルターは、それぞれ赤、緑、青の3原色を選
択的に透過するように、着色材を各画素部に配置するこ
とにより形成されている。
【0007】液晶ディスプレイの製造では、透明電極の
蒸着、液晶を配向させるためのポリイミド樹脂の塗布、
及び焼成が行われるため、カラーフィルターには高い耐
熱性が要求される。また画像表示時には、カラーフィル
ターを透過した光が画像情報となるため、カラーフィル
ターには高い耐光性も要求される。このような高い耐性
を要求されるため着色材としては、顔料が主に用いられ
る。顔料を着色材とするカラーフィルターの作成方法と
しては、以下の方法が知られている。
蒸着、液晶を配向させるためのポリイミド樹脂の塗布、
及び焼成が行われるため、カラーフィルターには高い耐
熱性が要求される。また画像表示時には、カラーフィル
ターを透過した光が画像情報となるため、カラーフィル
ターには高い耐光性も要求される。このような高い耐性
を要求されるため着色材としては、顔料が主に用いられ
る。顔料を着色材とするカラーフィルターの作成方法と
しては、以下の方法が知られている。
【0008】すなわち、顔料分散組成物を含有する着色
感光性組成物層を透明基板上に設け、パターン露光した
後現像して第1色目の画素パターンを形成し、これを複
数回繰り返すことで、基板上に複数色の画素パターンを
形成する。着色材として顔料を用いるため、顔料の微細
化が十分になされない場合、顔料粒子により光が散乱、
吸収され、光透過率が低下する。更に、顔料粒子による
光の散乱、複屈折等で偏光軸が回転し、液晶表示装置の
コントラストも低下してしまう(1990年第7回色彩光学
コンファレンス 512色表示10.4”サイズTFT
−LCD用カラーフィルター 植木、小関、福永、山
中)。このため、カラーフィルターに用いる際にも、顔
料粒子の一層の微細化が要求されている。
感光性組成物層を透明基板上に設け、パターン露光した
後現像して第1色目の画素パターンを形成し、これを複
数回繰り返すことで、基板上に複数色の画素パターンを
形成する。着色材として顔料を用いるため、顔料の微細
化が十分になされない場合、顔料粒子により光が散乱、
吸収され、光透過率が低下する。更に、顔料粒子による
光の散乱、複屈折等で偏光軸が回転し、液晶表示装置の
コントラストも低下してしまう(1990年第7回色彩光学
コンファレンス 512色表示10.4”サイズTFT
−LCD用カラーフィルター 植木、小関、福永、山
中)。このため、カラーフィルターに用いる際にも、顔
料粒子の一層の微細化が要求されている。
【0009】顔料の微細化のためには、顔料粒子の再凝
集を防ぐため、ポリマーを顔料表面に吸着させることが
有効であることが知られている。カラーフィルターに使
用する場合、このポリマーにも高い耐性と透明性が要求
される。アクリル系樹脂は耐熱性、耐光性、透明性、耐
薬品性に優れているのでアクリル系樹脂を用いて顔料を
高度に分散することにより、高い耐熱性、耐光性、透明
性を有するカラーフィルターを得ることができる。
集を防ぐため、ポリマーを顔料表面に吸着させることが
有効であることが知られている。カラーフィルターに使
用する場合、このポリマーにも高い耐性と透明性が要求
される。アクリル系樹脂は耐熱性、耐光性、透明性、耐
薬品性に優れているのでアクリル系樹脂を用いて顔料を
高度に分散することにより、高い耐熱性、耐光性、透明
性を有するカラーフィルターを得ることができる。
【0010】しかし、カラーフィルター作成工程には、
露光後の現像工程があり、前述のように環境の問題か
ら、現像液としては有機溶剤よりもアルカリ性水溶液が
好まれる。カラーフィルターを形成する着色感光性組成
物にアルカリ性水溶液への現像適性を付与するために
は、顔料の分散時に使用されるポリマーにアルカリ溶解
性が要求される。
露光後の現像工程があり、前述のように環境の問題か
ら、現像液としては有機溶剤よりもアルカリ性水溶液が
好まれる。カラーフィルターを形成する着色感光性組成
物にアルカリ性水溶液への現像適性を付与するために
は、顔料の分散時に使用されるポリマーにアルカリ溶解
性が要求される。
【0011】従って、アクリル樹脂には酸性基を含有す
ることが要求されるが、前述のように酸性バインダー中
に有機顔料を分散することは困難である。
ることが要求されるが、前述のように酸性バインダー中
に有機顔料を分散することは困難である。
【0012】このような背景のもと、良好な顔料分散性
とアルカリ現像適性を両立させるアクリル系樹脂が望ま
れている。
とアルカリ現像適性を両立させるアクリル系樹脂が望ま
れている。
【0013】カラーフィルターに使用されるアクリル系
樹脂としては、特公平8−12292にポリ(メタクリ
ル酸/ヒドロキシエチルメタクリレート/アルキルメタ
クリレート)の記載がある。この樹脂を用いて得られる
着色感光性組成物は、非画像部のアルカリ溶解性は良好
だが、画像部のアルカリ性水溶液への耐性が不十分であ
り、良好な画像形成が困難であった。
樹脂としては、特公平8−12292にポリ(メタクリ
ル酸/ヒドロキシエチルメタクリレート/アルキルメタ
クリレート)の記載がある。この樹脂を用いて得られる
着色感光性組成物は、非画像部のアルカリ溶解性は良好
だが、画像部のアルカリ性水溶液への耐性が不十分であ
り、良好な画像形成が困難であった。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、使用
適性、特に非集合性、非結晶性、流動性に優れ、かつ顔
料粒子が微細化され、着色力に優れる顔料分散組成物、
及びそれを用い、アルカリ性水溶液による現像適性を有
し、なおかつ高い着色力を有する着色画像及びその形成
方法を提供することにある。
適性、特に非集合性、非結晶性、流動性に優れ、かつ顔
料粒子が微細化され、着色力に優れる顔料分散組成物、
及びそれを用い、アルカリ性水溶液による現像適性を有
し、なおかつ高い着色力を有する着色画像及びその形成
方法を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の課題は、有機顔
料、(メタ)アクリル樹脂、溶剤を主成分とする顔料分
散組成物において、上記(メタ)アクリル樹脂を構成す
るモノマーの内すくなくとも2種類が下記一般式で表さ
れ、各モノマーのモル比が(a) 50〜90、(B) 10〜
50であることを特徴とする顔料分散組成物、それを用
いた着色画像の形成方法により解決された。
料、(メタ)アクリル樹脂、溶剤を主成分とする顔料分
散組成物において、上記(メタ)アクリル樹脂を構成す
るモノマーの内すくなくとも2種類が下記一般式で表さ
れ、各モノマーのモル比が(a) 50〜90、(B) 10〜
50であることを特徴とする顔料分散組成物、それを用
いた着色画像の形成方法により解決された。
【0016】
【化2】
【0017】
【発明の実施の形態】一般式(a) で示されるモノマーの
具体例としては、ベンジルメタクリレート、ベンジルア
クリレート等が挙げられる。また、一般式(b) で示され
るモノマーの具体例としては、メタクリル酸、アクリル
酸等が挙げられる
具体例としては、ベンジルメタクリレート、ベンジルア
クリレート等が挙げられる。また、一般式(b) で示され
るモノマーの具体例としては、メタクリル酸、アクリル
酸等が挙げられる
【0018】アクリル樹脂は上記(a) 、(b) のモノマー
を共重合することにより得られる。これらモノマーの望
ましい配合モル比は(a) 50〜90、(b) 10〜50、
より好ましくは、(a) 60〜80、(b) 20〜40であ
る。(b) の配合比が50を越えると分散液の粘度が上昇
し、分散性が悪化するとともに、画像部のアルカリ現像
液耐性が悪化する。(b) の配合比が10未満でも同様に
分散性が悪化するとともに、非画像部のアルカリ現像液
への溶解性も悪化する。
を共重合することにより得られる。これらモノマーの望
ましい配合モル比は(a) 50〜90、(b) 10〜50、
より好ましくは、(a) 60〜80、(b) 20〜40であ
る。(b) の配合比が50を越えると分散液の粘度が上昇
し、分散性が悪化するとともに、画像部のアルカリ現像
液耐性が悪化する。(b) の配合比が10未満でも同様に
分散性が悪化するとともに、非画像部のアルカリ現像液
への溶解性も悪化する。
【0019】分子量は、5、000〜200、000が
好ましい。分子量が200,000を越えると、分散液
の粘度が増加し、5000未満でも分散液の粘度が増加
する。
好ましい。分子量が200,000を越えると、分散液
の粘度が増加し、5000未満でも分散液の粘度が増加
する。
【0020】これらの組成のアクリル樹脂を合成すると
きには更に、少量の他のモノマーを添加することも可能
である。少量添加できるモノマーとしては、フェニルア
クリレート、アクリロニトリル、ビニルアセテート、N
−ビニルピロリドン、2−ヒドロキシエチルメタクリレ
ート、2−ヒドロキシエチルアクリレート、2−エチル
ヘキシルアクリレート、メチルメタクリレート等が挙げ
られる。
きには更に、少量の他のモノマーを添加することも可能
である。少量添加できるモノマーとしては、フェニルア
クリレート、アクリロニトリル、ビニルアセテート、N
−ビニルピロリドン、2−ヒドロキシエチルメタクリレ
ート、2−ヒドロキシエチルアクリレート、2−エチル
ヘキシルアクリレート、メチルメタクリレート等が挙げ
られる。
【0021】本発明の顔料分散組成物中のアクリル樹脂
/顔料の重量比は95/5〜10/90、好ましくは9
0/10〜40/60とするのがよい。
/顔料の重量比は95/5〜10/90、好ましくは9
0/10〜40/60とするのがよい。
【0022】本発明の顔料分散組成物は溶剤を含有す
る。好適に使用される溶剤としては、エチレングリコー
ルモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチル
エーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、
プロピレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレン
グリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモ
ノエチルエーテル等のアルキレングリコールモノアルキ
ルエーテル、ポリアルキレングリコールモノアルキルエ
ーテル、およびこれらの酢酸エステル類、酢酸エチル、
酢酸n−プロピル、酢酸i−プロピル、酢酸n−ブチ
ル、酢酸i−ブチル等の酢酸エステル類、ベンゼン、ト
ルエン、キシレンなどの芳香族炭化水素類、メチルエチ
ルケトン、アセトン、メチルイソブチルケトン、シクロ
ヘキサノンなどのケトン類、エタノール、プロパノー
ル、ブタノール、ヘキサノール、シクロヘキサノール、
エチレングリコール、ジエチレングリコール、グリセリ
ン等のアルコール類などが挙げられる。
る。好適に使用される溶剤としては、エチレングリコー
ルモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチル
エーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、
プロピレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレン
グリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモ
ノエチルエーテル等のアルキレングリコールモノアルキ
ルエーテル、ポリアルキレングリコールモノアルキルエ
ーテル、およびこれらの酢酸エステル類、酢酸エチル、
酢酸n−プロピル、酢酸i−プロピル、酢酸n−ブチ
ル、酢酸i−ブチル等の酢酸エステル類、ベンゼン、ト
ルエン、キシレンなどの芳香族炭化水素類、メチルエチ
ルケトン、アセトン、メチルイソブチルケトン、シクロ
ヘキサノンなどのケトン類、エタノール、プロパノー
ル、ブタノール、ヘキサノール、シクロヘキサノール、
エチレングリコール、ジエチレングリコール、グリセリ
ン等のアルコール類などが挙げられる。
【0023】特に好ましいものは、アルキレングリコー
ルモノアルキルエーテル類、およびその酢酸エステル
類、酢酸エステル類、メチルエチルケトンである。
ルモノアルキルエーテル類、およびその酢酸エステル
類、酢酸エステル類、メチルエチルケトンである。
【0024】本発明の顔料分散組成物の固形分濃度は3
〜70重量%、より好ましくは5〜50重量%である。
〜70重量%、より好ましくは5〜50重量%である。
【0025】以下に、本願発明で有用な有機顔料の具体
例を示す。黄色顔料としてC.I.ピグメントイエロー20,
C.I.ピグメントイエロー24, C.I.ピグメントイエロー8
3, C.I.ピグメントイエロー86,C.I.ピグメントイエロ
ー93 ,C.I.ピグメントイエロー109, C.I. ピグメントイ
エロー110, C.I. ピグメントイエロー117, C.I. ピグメ
ントイエロー125, C.I. ピグメントイエロー137, C.I.
ピグメントイエロー138,C.I. ピグメントイエロー139,
C.I. ピグメントイエロー185, C.I. ピグメントイエロ
ー147, C.I. ピグメントイエロー148, C.I. ピグメント
イエロー153, C.I. ピグメントイエロー,C.I.ピグメン
トイエロー154, C.I. ピグメントイエロー166, C.I. ピ
グメントイエロー168 、
例を示す。黄色顔料としてC.I.ピグメントイエロー20,
C.I.ピグメントイエロー24, C.I.ピグメントイエロー8
3, C.I.ピグメントイエロー86,C.I.ピグメントイエロ
ー93 ,C.I.ピグメントイエロー109, C.I. ピグメントイ
エロー110, C.I. ピグメントイエロー117, C.I. ピグメ
ントイエロー125, C.I. ピグメントイエロー137, C.I.
ピグメントイエロー138,C.I. ピグメントイエロー139,
C.I. ピグメントイエロー185, C.I. ピグメントイエロ
ー147, C.I. ピグメントイエロー148, C.I. ピグメント
イエロー153, C.I. ピグメントイエロー,C.I.ピグメン
トイエロー154, C.I. ピグメントイエロー166, C.I. ピ
グメントイエロー168 、
【0026】オレンジ顔料としてC.I.ピグメントオレン
ジ36, C.I.ピグメントオレンジ43,C.I.ピグメントオレ
ンジ51, C.I.ピグメントオレンジ55, C.I.ピグメントオ
レンジ59, C.I.ピグメントオレンジ61、
ジ36, C.I.ピグメントオレンジ43,C.I.ピグメントオレ
ンジ51, C.I.ピグメントオレンジ55, C.I.ピグメントオ
レンジ59, C.I.ピグメントオレンジ61、
【0027】赤色顔料としてC.I.ピグメントレッド9,
C.I. ピグメントレッド97, C.I.ピグメントレッド122,
C.I. ピグメントレッド123, C.I. ピグメントレッド14
9,C.I.ピグメントレッド168, C.I. ピグメントレッド17
7, C.I. ピグメントレッド180,C.I.ピグメントレッド19
2, C.I. ピグメントレッド215,C.I.ピグメントレド216,
C.I.ピグメントレッド217,C.I.ピグメントレッド220,C.
I.ピグメントレッド223,C.I.ピグメントレッド224,C.I.
ピグメントレッド226,C.I.ピグメントレッド227,C.I.ピ
グメントレッド228,C.I.グメントレッド240,C.I.ピグメ
ントレッド48:1、
C.I. ピグメントレッド97, C.I.ピグメントレッド122,
C.I. ピグメントレッド123, C.I. ピグメントレッド14
9,C.I.ピグメントレッド168, C.I. ピグメントレッド17
7, C.I. ピグメントレッド180,C.I.ピグメントレッド19
2, C.I. ピグメントレッド215,C.I.ピグメントレド216,
C.I.ピグメントレッド217,C.I.ピグメントレッド220,C.
I.ピグメントレッド223,C.I.ピグメントレッド224,C.I.
ピグメントレッド226,C.I.ピグメントレッド227,C.I.ピ
グメントレッド228,C.I.グメントレッド240,C.I.ピグメ
ントレッド48:1、
【0028】バイオレット顔料としてC.I.ピグメントバ
イオレット19, C.I.ピグメントバイオレット23,C.I. ピ
グメントバイオレット29, C.I.ピグメントバイオレット
30,C.I. ピグメントバイオレット37, C.I.ピグメントバ
イオレット40, C.I.ピグメントバイオレット50、
イオレット19, C.I.ピグメントバイオレット23,C.I. ピ
グメントバイオレット29, C.I.ピグメントバイオレット
30,C.I. ピグメントバイオレット37, C.I.ピグメントバ
イオレット40, C.I.ピグメントバイオレット50、
【0029】青色顔料としてC.I.ピグメントブルー15,
C.I.ピグメントブルー15:6, C.I.ピグメントブルー22,
C.I.ピグメントブルー60, C.I.ピグメントブルー64、
C.I.ピグメントブルー15:6, C.I.ピグメントブルー22,
C.I.ピグメントブルー60, C.I.ピグメントブルー64、
【0030】緑色顔料としてC.I.ピグメントグリーン7,
C.I.ピグメントグリーン36、
C.I.ピグメントグリーン36、
【0031】ブラウン顔料としてC.I.ピグメントブラウ
ン23, C.I.ピグメントブラウン25,C.I.ピグメントブラ
ウン26、
ン23, C.I.ピグメントブラウン25,C.I.ピグメントブラ
ウン26、
【0032】黒色顔料としてC.I.ピグメントブラック7
等が挙げられる。
等が挙げられる。
【0033】本発明の顔料分散組成物中の顔料含有率は
5〜80重量%、好ましくは10〜70重量%である。
5〜80重量%、好ましくは10〜70重量%である。
【0034】本発明の顔料分散組成物には、分散剤を添
加することが好ましい。分散剤としては、例えば、有機
顔料を母体骨格とし、側鎖にスルフォン基、スルフォン
アミド基、アミノメチル基、フタルイミドメチル基等の
置換基を導入して得られる顔料誘導体(特公昭41−2
466、英国特許第949739号、米国特許第431
3766号、特公昭39−2884号、特開昭57−1
2067号)、または、高分子分散剤(特公昭54−3
4009号、英国特許第1342746号、特開平2−
245231号)、あるいは、アルカノールアミン、カ
ルボン酸アミド、ウレアあるいはアミド系の低分子分散
剤を用いることができる。
加することが好ましい。分散剤としては、例えば、有機
顔料を母体骨格とし、側鎖にスルフォン基、スルフォン
アミド基、アミノメチル基、フタルイミドメチル基等の
置換基を導入して得られる顔料誘導体(特公昭41−2
466、英国特許第949739号、米国特許第431
3766号、特公昭39−2884号、特開昭57−1
2067号)、または、高分子分散剤(特公昭54−3
4009号、英国特許第1342746号、特開平2−
245231号)、あるいは、アルカノールアミン、カ
ルボン酸アミド、ウレアあるいはアミド系の低分子分散
剤を用いることができる。
【0035】アルカノールアミン系分散剤としては、分
子中に2個以上窒素原子を含むアルカノールアミンが好
ましい。これらの例としては、(1) 式、(2) 式もしくは
(3)式で表される化合物が挙げられる。
子中に2個以上窒素原子を含むアルカノールアミンが好
ましい。これらの例としては、(1) 式、(2) 式もしくは
(3)式で表される化合物が挙げられる。
【0036】
【化3】
【0037】(1) 式中のR1 〜R4 の少なくとも一つは
ヒドロキシアルキル基、ヒドロキシアルキレンオキシア
ルキル基、ヒドロキシポリアルキレンオキシアルキル基
である。ここでいうヒドロキシアルキル基、ヒドロキシ
アルキレンオキシアルキル基、ヒドロキシポリアルキレ
ンオキシアルキル基としては、-(CH2CH2O)n -H(nは1
〜40)、-(CH2CHCH3O)m -H(mは1〜40)、-(CH2C
H2O)n -(CH2CHCH3O) m-H(n+mは2〜40)、-(CH2C
HCH3O)n -(CH2CH2O)m -H(n+mは1〜40)、-(CH
R6) x -OH(xは1〜40)が挙げられる。R6 は水素原
子または置換基を有しても良い低級アルキル基である。
置換基としてはアルコキシ基、ヒドロキシ基である。残
りのR1 〜R4 は水素原子または置換基を有しても良い
アルキル基である。置換基としてはアルコキシ基、ヒド
ロキシ基である。R1 〜R4 のうち2つ以上がヒドロキ
シアルキル基、ヒドロキシアルキレンオキシアルキル
基、ヒドロキシポリアルキレンオキシアルキル基である
場合、それぞれは同じでも良いし、異なっていてもよ
い。R5 は水素原子または置換基を有しても良い低級ア
ルキル基である。置換基としてはアルコキシ基、ヒドロ
キシ基である。(1) 式中のaは1〜20の整数である。
ヒドロキシアルキル基、ヒドロキシアルキレンオキシア
ルキル基、ヒドロキシポリアルキレンオキシアルキル基
である。ここでいうヒドロキシアルキル基、ヒドロキシ
アルキレンオキシアルキル基、ヒドロキシポリアルキレ
ンオキシアルキル基としては、-(CH2CH2O)n -H(nは1
〜40)、-(CH2CHCH3O)m -H(mは1〜40)、-(CH2C
H2O)n -(CH2CHCH3O) m-H(n+mは2〜40)、-(CH2C
HCH3O)n -(CH2CH2O)m -H(n+mは1〜40)、-(CH
R6) x -OH(xは1〜40)が挙げられる。R6 は水素原
子または置換基を有しても良い低級アルキル基である。
置換基としてはアルコキシ基、ヒドロキシ基である。残
りのR1 〜R4 は水素原子または置換基を有しても良い
アルキル基である。置換基としてはアルコキシ基、ヒド
ロキシ基である。R1 〜R4 のうち2つ以上がヒドロキ
シアルキル基、ヒドロキシアルキレンオキシアルキル
基、ヒドロキシポリアルキレンオキシアルキル基である
場合、それぞれは同じでも良いし、異なっていてもよ
い。R5 は水素原子または置換基を有しても良い低級ア
ルキル基である。置換基としてはアルコキシ基、ヒドロ
キシ基である。(1) 式中のaは1〜20の整数である。
【0038】(2) 式中のR7 〜R10の少なくとも一つは
ヒドロキシアルキル基、ヒドロキシアルキレンオキシア
ルキル基、ヒドロキシポリアルキレンオキシアルキル基
である。ここでいうヒドロキシアルキル基、ヒドロキシ
アルキレンオキシアルキル基、ヒドロキシポリアルキレ
ンオキシアルキルとしては、-(CH2CH2O)n -H(nは1〜
40)、-(CH2CHCH3O)m -H(mは1〜40)、-(CH2CH2
O) n -(CH2CHCH3O) m-H(n+mは2〜40)、-(CH2CH
CH3O)n -(CH2CH2O)m -H(n+mは2〜40)、-(CH
R12) x -OH(xは1〜40)が挙げられる。R12は水素
原子または置換基を有しても良い低級アルキル基であ
る。置換基としてはアルコキシ基、ヒドロキシ基であ
る。残りのR7 〜R10は水素原子または置換基を有して
も良いアルキル基である。置換基としてはアルコキシ
基、ヒドロキシ基である。R7 〜R10のうち2つ以上が
ヒドロキシアルキル基、ヒドロキシアルキレンオキシア
ルキル基、ヒドロキシポリアルキレンオキシアルキル基
である場合、それぞれは同じでも良いし、異なっていて
もよい。R11は水素原子または置換基を有しても良い低
級アルキル基である。置換基としてはアルコキシ基、ヒ
ドロキシ基である。(2) 式中のbは1〜3の整数であ
る。
ヒドロキシアルキル基、ヒドロキシアルキレンオキシア
ルキル基、ヒドロキシポリアルキレンオキシアルキル基
である。ここでいうヒドロキシアルキル基、ヒドロキシ
アルキレンオキシアルキル基、ヒドロキシポリアルキレ
ンオキシアルキルとしては、-(CH2CH2O)n -H(nは1〜
40)、-(CH2CHCH3O)m -H(mは1〜40)、-(CH2CH2
O) n -(CH2CHCH3O) m-H(n+mは2〜40)、-(CH2CH
CH3O)n -(CH2CH2O)m -H(n+mは2〜40)、-(CH
R12) x -OH(xは1〜40)が挙げられる。R12は水素
原子または置換基を有しても良い低級アルキル基であ
る。置換基としてはアルコキシ基、ヒドロキシ基であ
る。残りのR7 〜R10は水素原子または置換基を有して
も良いアルキル基である。置換基としてはアルコキシ
基、ヒドロキシ基である。R7 〜R10のうち2つ以上が
ヒドロキシアルキル基、ヒドロキシアルキレンオキシア
ルキル基、ヒドロキシポリアルキレンオキシアルキル基
である場合、それぞれは同じでも良いし、異なっていて
もよい。R11は水素原子または置換基を有しても良い低
級アルキル基である。置換基としてはアルコキシ基、ヒ
ドロキシ基である。(2) 式中のbは1〜3の整数であ
る。
【0039】(3) 式中のR13、R14の少なくとも一つは
ヒドロキシアルキル基、ヒドロキシアルキレンオキシア
ルキル基、ヒドロキシポリアルキレンオキシアルキル基
である。ここでいうヒドロキシアルキル基、ヒドロキシ
アルキレンオキシアルキル基、ヒドロキシポリアルキレ
ンオキシアルキル基としては、-(CH2CH2O)n -H(nは1
〜40)、-(CH2CHCH3O)m -H(mは1〜40)、-(CH2C
H2O) n -(CH2CHCH3O) m -H(n+mは2〜40)、-(CH2
CHCH3O)n -(CH2CH2O)m -H(n+mは2〜40)、-(CHR
15) x -OH(xは1〜40)が挙げられる。R15は水素
原子または置換基を有しても良い低級アルキル基であ
る。置換基としてはアルコキシ基、ヒドロキシ基であ
る。残りのR13、R14は水素原子または置換基を有して
も良いアルキル基である。置換基としてはアルコキシ
基、ヒドロキシ基である。R13、R14の両方がヒドロキ
シアルキル基、ヒドロキシアルキレンオキシアルキル
基、ヒドロキシポリアルキレンオキシアルキル基である
場合、それぞれは同じでも良いし、異なっていてもよ
い。R16〜R19は水素原子または置換基を有しても良い
低級アルキル基である。置換基としてはアルコキシ基、
ヒドロキシ基である。
ヒドロキシアルキル基、ヒドロキシアルキレンオキシア
ルキル基、ヒドロキシポリアルキレンオキシアルキル基
である。ここでいうヒドロキシアルキル基、ヒドロキシ
アルキレンオキシアルキル基、ヒドロキシポリアルキレ
ンオキシアルキル基としては、-(CH2CH2O)n -H(nは1
〜40)、-(CH2CHCH3O)m -H(mは1〜40)、-(CH2C
H2O) n -(CH2CHCH3O) m -H(n+mは2〜40)、-(CH2
CHCH3O)n -(CH2CH2O)m -H(n+mは2〜40)、-(CHR
15) x -OH(xは1〜40)が挙げられる。R15は水素
原子または置換基を有しても良い低級アルキル基であ
る。置換基としてはアルコキシ基、ヒドロキシ基であ
る。残りのR13、R14は水素原子または置換基を有して
も良いアルキル基である。置換基としてはアルコキシ
基、ヒドロキシ基である。R13、R14の両方がヒドロキ
シアルキル基、ヒドロキシアルキレンオキシアルキル
基、ヒドロキシポリアルキレンオキシアルキル基である
場合、それぞれは同じでも良いし、異なっていてもよ
い。R16〜R19は水素原子または置換基を有しても良い
低級アルキル基である。置換基としてはアルコキシ基、
ヒドロキシ基である。
【0040】分子中に窒素原子を1個含む化合物も用い
ることができる。例として、(4) 式で表される化合物が
挙げられる。
ることができる。例として、(4) 式で表される化合物が
挙げられる。
【0041】
【化4】
【0042】式中R20〜R22の少なくとも一つはヒドロ
キシアルキル基、ヒドロキシアルキレンオキシアルキル
基、ヒドロキシポリアルキレンオキシアルキル基であ
る。ここでいうヒドロキシアルキル基、ヒドロキシアル
キレンオキシアルキル基、ヒドロキシポリアルキレンオ
キシアルキル基としては、-(CH2CH2O)n -H(nは1〜4
0)、-(CH2CHCH3O)m -H(mは1〜40)、-(CH2CH2O)
n -(CH2CHCH3O) m -H(n+mは2〜40)、-(CH2CHC
H3O)n -(CH2CH2O)m -H(n+mは2〜40)、-(CHR23)
x -OH(xは1〜40)が挙げられる。R23は水素原子
または置換基を有しても良い低級アルキル基である。置
換基としてはアルコキシ基、ヒドロキシ基である。残り
のR20〜R22は水素原子または置換基を有しても良いア
ルキル基である。置換基としてはアルコキシ基、ヒドロ
キシ基である。R20〜R22のうち2つ以上がヒドロキシ
アルキル基、ヒドロキシアルキレンオキシアルキル基、
ヒドロキシポリアルキレンオキシアルキル基である場
合、それぞれは同じでも良いし、異なっていてもよい。
キシアルキル基、ヒドロキシアルキレンオキシアルキル
基、ヒドロキシポリアルキレンオキシアルキル基であ
る。ここでいうヒドロキシアルキル基、ヒドロキシアル
キレンオキシアルキル基、ヒドロキシポリアルキレンオ
キシアルキル基としては、-(CH2CH2O)n -H(nは1〜4
0)、-(CH2CHCH3O)m -H(mは1〜40)、-(CH2CH2O)
n -(CH2CHCH3O) m -H(n+mは2〜40)、-(CH2CHC
H3O)n -(CH2CH2O)m -H(n+mは2〜40)、-(CHR23)
x -OH(xは1〜40)が挙げられる。R23は水素原子
または置換基を有しても良い低級アルキル基である。置
換基としてはアルコキシ基、ヒドロキシ基である。残り
のR20〜R22は水素原子または置換基を有しても良いア
ルキル基である。置換基としてはアルコキシ基、ヒドロ
キシ基である。R20〜R22のうち2つ以上がヒドロキシ
アルキル基、ヒドロキシアルキレンオキシアルキル基、
ヒドロキシポリアルキレンオキシアルキル基である場
合、それぞれは同じでも良いし、異なっていてもよい。
【0043】分散剤として、上記のアルカノールアミン
を単独に用いても良いし、併用してもよい。分子中に2
個以上の窒素原子を含むアルカノールアミンと、分子中
に1個の窒素原子を含むアルカノールアミンを併用する
場合には、両者の混合物中、前者の比率は5%以上、好
ましくは50%以上である。
を単独に用いても良いし、併用してもよい。分子中に2
個以上の窒素原子を含むアルカノールアミンと、分子中
に1個の窒素原子を含むアルカノールアミンを併用する
場合には、両者の混合物中、前者の比率は5%以上、好
ましくは50%以上である。
【0044】また、他の分散剤と上記のアルカノールア
ミンを併用してもよい。この場合には、上記アルカノー
ルアミンを5%以上、好ましくは50%以上で使用する
のが有利である。
ミンを併用してもよい。この場合には、上記アルカノー
ルアミンを5%以上、好ましくは50%以上で使用する
のが有利である。
【0045】好ましいアルカノールアミンの具体例とし
ては、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、ト
リエタノールアミン、ヒドロキシエチルポリオキシエチ
レンオキシエチルジメチルアミン、ヒドロキシエチルポ
リオキシエチレンオキシエチルジエチルアミン、ヒドロ
キシプロピルポリオキシプロピレンオキシエチルジメチ
ルアミン、ヒドロキシプロピルポリオキシプロピレンオ
キシエチルジエチルアミン、ヒドロキシプロピルポリオ
キシプロピレンポリオキシエチレンオキシエチルジメチ
ルアミン、ヒドロキシプロピルポリオキシプロピレンポ
リオキシエチレンオキシエチルジエチルアミン、
ては、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、ト
リエタノールアミン、ヒドロキシエチルポリオキシエチ
レンオキシエチルジメチルアミン、ヒドロキシエチルポ
リオキシエチレンオキシエチルジエチルアミン、ヒドロ
キシプロピルポリオキシプロピレンオキシエチルジメチ
ルアミン、ヒドロキシプロピルポリオキシプロピレンオ
キシエチルジエチルアミン、ヒドロキシプロピルポリオ
キシプロピレンポリオキシエチレンオキシエチルジメチ
ルアミン、ヒドロキシプロピルポリオキシプロピレンポ
リオキシエチレンオキシエチルジエチルアミン、
【0046】より好ましくは、N,N,N′,N′−テ
トラ(ヒドロキシエチル)−1,2−ジアミノエタン、
N,N,N′−トリ(ヒドロキシエチル)−1,2−ジ
アミノエタン、N,N′−ジ(ヒドロキシエチル)−
1,2−ジアミノエタン、N,N−ジ(ヒドロキシエチ
ル)−1,2−ジアミノエタン、ヒドロキシエチル−
1,2−ジアミノエタン、N,N,N′,N′−テトラ
(ヒドロキシエチルポリオキシエチレン)−1,2−ジ
アミノエタン、N,N,N′−トリ(ヒドロキシエチル
ポリオキシエチレン)−1,2−ジアミノエタン、N,
N−ジ(ヒドロキシエチルポリオキシエチレン)−1,
2−ジアミノエタン、N,N′−ジ(ヒドロキシエチル
ポリオキシエチレン)−1,2−ジアミノエタン、ヒド
ロキシエチルポリオキシエチレン−1,2−ジアミノエ
タン、1−(2−ヒドロキシエチル)ピペラジン、1,
4−ビス(2−ヒドロキシエチル)ピペラジン等が挙げ
られる。
トラ(ヒドロキシエチル)−1,2−ジアミノエタン、
N,N,N′−トリ(ヒドロキシエチル)−1,2−ジ
アミノエタン、N,N′−ジ(ヒドロキシエチル)−
1,2−ジアミノエタン、N,N−ジ(ヒドロキシエチ
ル)−1,2−ジアミノエタン、ヒドロキシエチル−
1,2−ジアミノエタン、N,N,N′,N′−テトラ
(ヒドロキシエチルポリオキシエチレン)−1,2−ジ
アミノエタン、N,N,N′−トリ(ヒドロキシエチル
ポリオキシエチレン)−1,2−ジアミノエタン、N,
N−ジ(ヒドロキシエチルポリオキシエチレン)−1,
2−ジアミノエタン、N,N′−ジ(ヒドロキシエチル
ポリオキシエチレン)−1,2−ジアミノエタン、ヒド
ロキシエチルポリオキシエチレン−1,2−ジアミノエ
タン、1−(2−ヒドロキシエチル)ピペラジン、1,
4−ビス(2−ヒドロキシエチル)ピペラジン等が挙げ
られる。
【0047】カルボン酸系の分散剤としては、同一分子
内に塩基性アミノ基とカルボン酸アミド基を有する化合
物が好ましく、例としては、一般式(5) で表される化合
物が挙げられる。
内に塩基性アミノ基とカルボン酸アミド基を有する化合
物が好ましく、例としては、一般式(5) で表される化合
物が挙げられる。
【0048】
【化5】
【0049】(5) 式中のR31〜R34は水素原子、分岐し
ていてもよい(置換)アルキル基(例えばメチル基、エ
チル基、ヘプチル基等のアルキル基、-CH2CONHR35(R35
は炭素数1から20のアルキル基等の置換アルキル
基)、(置換)アリール基(例えばフェニル基、トルイ
ル基)を表わし、R31とR32、R33とR34はそれぞれ連
結してヘテロ環を形成してもよい。Xは連結基であっ
て、R31及び/又はR32と連結してヘテロ環を形成して
も良い。分岐していてもよい炭素数1から20のアルキ
レン基、炭素数1から20のアリーレン基を表す。
ていてもよい(置換)アルキル基(例えばメチル基、エ
チル基、ヘプチル基等のアルキル基、-CH2CONHR35(R35
は炭素数1から20のアルキル基等の置換アルキル
基)、(置換)アリール基(例えばフェニル基、トルイ
ル基)を表わし、R31とR32、R33とR34はそれぞれ連
結してヘテロ環を形成してもよい。Xは連結基であっ
て、R31及び/又はR32と連結してヘテロ環を形成して
も良い。分岐していてもよい炭素数1から20のアルキ
レン基、炭素数1から20のアリーレン基を表す。
【0050】同一分子内に塩基性アミノ基とカルボン酸
アミド基を有する化合物の好ましい具体例としては、ニ
ペコタミド、イソニペコタミド、1−ピロリジンアセト
アミド、4−(エチルアミノ)イソニペコタミド、N−
エチル−N−ヘプチル−1−ピロリジンアセトアミド、
4−カルバモイル−4−メチルアミノピペリジン、3−
カルバモイル−N−ドデシル−1−ピペリジンアセトア
ミド、4−カルバモイル−4−(ジメチルアミノ)−ピ
ペリジン、1−ペンチルニペコタミド、1−イソペンチ
ルニペコタミド、1−ヘプチルニペコタミド、1−ドデ
シルニペコタミド、N,N−ジエチル−1−プロピルニ
ペコタミド、1−ヘキシルイソニペコタミド、2−(ジ
メチルアミノ)エチル−N−シクロヘキシルカルバメー
ト、2−アミノベンズアニリド、4−エチルアミノベン
ズアミド、4−(フェニルアミノ)ベンズアミド、ニコ
チン酸アミド、N,N−ジエチルニコチン酸アミド等が
挙げられ、より好ましくは、ニペコタミド、イソニペコ
タミド等の(イソ)ニペコタミド誘導体、ニコチン酸ア
ミド、N,N−ジエチルニコチン酸アミド等が挙げられ
る。
アミド基を有する化合物の好ましい具体例としては、ニ
ペコタミド、イソニペコタミド、1−ピロリジンアセト
アミド、4−(エチルアミノ)イソニペコタミド、N−
エチル−N−ヘプチル−1−ピロリジンアセトアミド、
4−カルバモイル−4−メチルアミノピペリジン、3−
カルバモイル−N−ドデシル−1−ピペリジンアセトア
ミド、4−カルバモイル−4−(ジメチルアミノ)−ピ
ペリジン、1−ペンチルニペコタミド、1−イソペンチ
ルニペコタミド、1−ヘプチルニペコタミド、1−ドデ
シルニペコタミド、N,N−ジエチル−1−プロピルニ
ペコタミド、1−ヘキシルイソニペコタミド、2−(ジ
メチルアミノ)エチル−N−シクロヘキシルカルバメー
ト、2−アミノベンズアニリド、4−エチルアミノベン
ズアミド、4−(フェニルアミノ)ベンズアミド、ニコ
チン酸アミド、N,N−ジエチルニコチン酸アミド等が
挙げられ、より好ましくは、ニペコタミド、イソニペコ
タミド等の(イソ)ニペコタミド誘導体、ニコチン酸ア
ミド、N,N−ジエチルニコチン酸アミド等が挙げられ
る。
【0051】ウレアあるいはアミド系の分散剤として
は、一般式(6) 又は(7) で表される化合物が挙げられ
る。
は、一般式(6) 又は(7) で表される化合物が挙げられ
る。
【0052】
【化6】
【0053】式中、R41、R42は各々独立に水素原子、
置換基を有していてもよいアルキル基又は置換基を有し
ていてもよいアラルキル基を表し、R41とR42は互いに
結合して窒素原子を含んだ5ないし6の飽和環を形成し
てもよい。この環は更に酸素原子、硫黄原子、窒素原子
から選ばれる1〜3個の原子を含んでもよい。R43はア
ルキレン基又はエーテル結合を含むアルキレン基を表
す。Xは、-CON(Y1)(Y2), -OCON(Y1)(Y2), -N(Y3)CO
(Y4) 又は-N(Y3)CON(Y1)(Y2) で表せる基を表す。
Y 1 、Y2 、Y3 、Y4 は各々独立に、水素原子又は置
換基を有していてもよいアルキル基、置換基を有してい
てもよいアラルキル基、又は置換基を有していてもよい
アリール基を表す。
置換基を有していてもよいアルキル基又は置換基を有し
ていてもよいアラルキル基を表し、R41とR42は互いに
結合して窒素原子を含んだ5ないし6の飽和環を形成し
てもよい。この環は更に酸素原子、硫黄原子、窒素原子
から選ばれる1〜3個の原子を含んでもよい。R43はア
ルキレン基又はエーテル結合を含むアルキレン基を表
す。Xは、-CON(Y1)(Y2), -OCON(Y1)(Y2), -N(Y3)CO
(Y4) 又は-N(Y3)CON(Y1)(Y2) で表せる基を表す。
Y 1 、Y2 、Y3 、Y4 は各々独立に、水素原子又は置
換基を有していてもよいアルキル基、置換基を有してい
てもよいアラルキル基、又は置換基を有していてもよい
アリール基を表す。
【0054】式中、R41、R42、R46、R47は各々独立
に水素原子、置換基を有していても良いアルキル基又は
置換基を有していてもよいアラルキル基を表し、R41と
R42又はR46とR47は各々独立に、互いに結合して窒素
原子を含んだ5ないし6の飽和環を形成してもよい。こ
の環は更に酸素原子、硫黄原子、窒素原子から選ばれる
1〜3個の原子を含んでもよい。R44、R45は、アルキ
レン基又はエーテル結合を含むアルキレン基を表す。Z
は、-CON(Y1)-, -OCON(Y1)- 又は-N(Y2)CON(Y3)-で表せ
る基を表す。Y1 、Y2 、Y3 は一般式(6) におけるY
1 、Y2 、Y3と同じ意味を表す。
に水素原子、置換基を有していても良いアルキル基又は
置換基を有していてもよいアラルキル基を表し、R41と
R42又はR46とR47は各々独立に、互いに結合して窒素
原子を含んだ5ないし6の飽和環を形成してもよい。こ
の環は更に酸素原子、硫黄原子、窒素原子から選ばれる
1〜3個の原子を含んでもよい。R44、R45は、アルキ
レン基又はエーテル結合を含むアルキレン基を表す。Z
は、-CON(Y1)-, -OCON(Y1)- 又は-N(Y2)CON(Y3)-で表せ
る基を表す。Y1 、Y2 、Y3 は一般式(6) におけるY
1 、Y2 、Y3と同じ意味を表す。
【0055】置換基としては、C1 〜C4 のアルコキシ
基、ヒドロキシ基及びハロゲン原子が好ましい。
基、ヒドロキシ基及びハロゲン原子が好ましい。
【0056】これら化合物の好ましい具体例としては、
【0057】
【化7】
【0058】
【化8】
【0059】
【化9】
【0060】
【化10】
【0061】が挙げられる。これらの分散剤は単独で使
用できるが、一般に知られている分散剤と混合して使用
してもよい。混合比率は、本発明の分散剤/他の分散剤
が10/90以上の範囲、好ましくは30/70以上の
範囲である。公知の分散剤の具体例としては、ノナノア
ミド、デカンアミド、ドデカンアミド、N−ドデシルヘ
キサデカンアミド、N−オクタデシルプロピオアミド、
N,N−ジメチルドデカンアミド、N,N−ジヘキシル
アセトアミド等に代表されるアミド化合物、ジエチルア
ミン、ジヘプチルアミン、ジフチルヘキサデシルアミ
ン、N,N,N′,N′−テトラメチルメタンアミド、
トリエチルアミン、トリブチルアミン、トリオクチルア
ミン等に代表されるアミン化合物、モノエタノールアミ
ン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、N,
N,N′,N′−(テトラヒドロキシエチル)−1,2
−ジアミノエタン、N,N,N′−トリ(ヒドロキシエ
チル)−1,2−ジアミノエタン、N,N,N′,N′
−テトラ(ヒドロキシエチルポリオキシエチレン)−
1,2−ジアミノエタン、1,4−ビス(2−ヒドロキ
シエチル)ピペラジン、1−(2−ヒドロキシエチル)
ピペラジン等に代表される化合物、ニペコタミド、イソ
ニペコタミド、ニコチン酸アミド等の化合物がある。
用できるが、一般に知られている分散剤と混合して使用
してもよい。混合比率は、本発明の分散剤/他の分散剤
が10/90以上の範囲、好ましくは30/70以上の
範囲である。公知の分散剤の具体例としては、ノナノア
ミド、デカンアミド、ドデカンアミド、N−ドデシルヘ
キサデカンアミド、N−オクタデシルプロピオアミド、
N,N−ジメチルドデカンアミド、N,N−ジヘキシル
アセトアミド等に代表されるアミド化合物、ジエチルア
ミン、ジヘプチルアミン、ジフチルヘキサデシルアミ
ン、N,N,N′,N′−テトラメチルメタンアミド、
トリエチルアミン、トリブチルアミン、トリオクチルア
ミン等に代表されるアミン化合物、モノエタノールアミ
ン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、N,
N,N′,N′−(テトラヒドロキシエチル)−1,2
−ジアミノエタン、N,N,N′−トリ(ヒドロキシエ
チル)−1,2−ジアミノエタン、N,N,N′,N′
−テトラ(ヒドロキシエチルポリオキシエチレン)−
1,2−ジアミノエタン、1,4−ビス(2−ヒドロキ
シエチル)ピペラジン、1−(2−ヒドロキシエチル)
ピペラジン等に代表される化合物、ニペコタミド、イソ
ニペコタミド、ニコチン酸アミド等の化合物がある。
【0062】顔料分散組成物中に於ける分散剤の比率
は、顔料100重量部に対して0.1〜200重量部、
好ましくは1〜50重量部で使用するのが好ましい。
は、顔料100重量部に対して0.1〜200重量部、
好ましくは1〜50重量部で使用するのが好ましい。
【0063】本発明の顔料分散組成物の調製方法として
は、ニーダー、ロールミル、アトライター、スーパーミ
ル、ディゾルバー、ホモミキサー、サンドミル、等の各
種分散機を使用すれば、顔料の良好な分散ができる。
は、ニーダー、ロールミル、アトライター、スーパーミ
ル、ディゾルバー、ホモミキサー、サンドミル、等の各
種分散機を使用すれば、顔料の良好な分散ができる。
【0064】特に好ましい分散方法としては、ニーダ
ー、ロールミル等の高粘度液用分散機で、顔料、分散
剤、溶剤を混合した液を粗分散し、その後バインダー、
溶剤等を添加し、分散機に応じ好ましい粘度に調整した
分散液を、サンドミル等のメディアを用いた分散機で微
分散を実施する方法が挙げられる。このメディアを用い
た分散機での分散時の液温度は低い方が好ましく、30
℃以下に冷却した方が好ましい。
ー、ロールミル等の高粘度液用分散機で、顔料、分散
剤、溶剤を混合した液を粗分散し、その後バインダー、
溶剤等を添加し、分散機に応じ好ましい粘度に調整した
分散液を、サンドミル等のメディアを用いた分散機で微
分散を実施する方法が挙げられる。このメディアを用い
た分散機での分散時の液温度は低い方が好ましく、30
℃以下に冷却した方が好ましい。
【0065】上記顔料分散組成物を用いて着色画像を形
成するには、支持体上に顔料分散組成物液を塗布・乾燥
して層を形成し、あるいは仮支持体上に該組成物を塗布
乾燥して形成した層を支持体上に転写し、その上に公知
ポジ型あるいはネガ型の感光性樹脂組成物層を設けて露
光、現像する方法がある。
成するには、支持体上に顔料分散組成物液を塗布・乾燥
して層を形成し、あるいは仮支持体上に該組成物を塗布
乾燥して形成した層を支持体上に転写し、その上に公知
ポジ型あるいはネガ型の感光性樹脂組成物層を設けて露
光、現像する方法がある。
【0066】上記顔料分散組成物に感光性を付与するこ
ともできる。この場合には、顔料分散組成物と感光性組
成物を混合する。本発明において使用できる感光性組成
物の素材としては、公知の、例えば特開平3−2824
04に記載されている感光性組成物がすべて使用でき
る。具体的には、ネガ型ジアゾ樹脂とバインダーからな
る感光性組成物、光重合性組成物、アジド化合物とバイ
ンダーとからなる感光性組成物、桂皮酸型感光性組成物
等が挙げられる。
ともできる。この場合には、顔料分散組成物と感光性組
成物を混合する。本発明において使用できる感光性組成
物の素材としては、公知の、例えば特開平3−2824
04に記載されている感光性組成物がすべて使用でき
る。具体的には、ネガ型ジアゾ樹脂とバインダーからな
る感光性組成物、光重合性組成物、アジド化合物とバイ
ンダーとからなる感光性組成物、桂皮酸型感光性組成物
等が挙げられる。
【0067】その中でも特に好ましいのは光重合性組成
物である。その光重合性組成物は光重合開始剤、多官能
モノマーおよびバインダーを基本構成要素として含む。
本発明の顔料分散組成物に光重合開始剤、多官能モノマ
ーを添加することで、アルカリ水溶液により現像可能な
顔料分散感光性組成物を得ることができる。
物である。その光重合性組成物は光重合開始剤、多官能
モノマーおよびバインダーを基本構成要素として含む。
本発明の顔料分散組成物に光重合開始剤、多官能モノマ
ーを添加することで、アルカリ水溶液により現像可能な
顔料分散感光性組成物を得ることができる。
【0068】本発明において用い得る多官能モノマーと
しては、特開昭60−258539号公報に記載されて
いるような公知の(メタ)アクリル酸エステル、ウレタ
ン(メタ)アクリレート、(メタ)アクリル酸アミド、
アリル化合物、ビニルエステル等が挙げられる。好まし
くは、(メタ)アクリル酸エステルが用いられる。モノ
マーの量は、顔料分散感光性組成物中の他の固形分に対
し、10〜60重量%が好ましい。
しては、特開昭60−258539号公報に記載されて
いるような公知の(メタ)アクリル酸エステル、ウレタ
ン(メタ)アクリレート、(メタ)アクリル酸アミド、
アリル化合物、ビニルエステル等が挙げられる。好まし
くは、(メタ)アクリル酸エステルが用いられる。モノ
マーの量は、顔料分散感光性組成物中の他の固形分に対
し、10〜60重量%が好ましい。
【0069】本発明において用い得る光重合開始剤とし
ては、約300〜500nmの範囲に少なくとも約50
の分子吸光係数を有する成分を少なくとも1種含有して
いることが好ましい。例えば、特開平2−48664号
公報、特開平1−152449号公報、特開平2−15
3353号公報に記載されているような芳香族ケトン
類、ロフィン2量体、ベンゾイン、ベンゾインエーテル
類、ポリハロゲン類、及びこれらの2種以上の組み合わ
せ、などがある。好ましくは、4,4’−ビス(ジエチ
ルアミノ)ベンゾフェノンと2−(o−クロロフェニ
ル)−4,5−ジフェニルイミダゾール2量体の組み合
わせ、4−〔p−N,N−ジ(エトキシカルボニルメチ
ル)−2,6−ジ(トリクロロメチル)−s−トリアジ
ン〕である。光重合開始剤の含有量は、多官能モノマー
に対し、0.1〜20重量%であり、より好ましくは、
0.5〜10重量%である。
ては、約300〜500nmの範囲に少なくとも約50
の分子吸光係数を有する成分を少なくとも1種含有して
いることが好ましい。例えば、特開平2−48664号
公報、特開平1−152449号公報、特開平2−15
3353号公報に記載されているような芳香族ケトン
類、ロフィン2量体、ベンゾイン、ベンゾインエーテル
類、ポリハロゲン類、及びこれらの2種以上の組み合わ
せ、などがある。好ましくは、4,4’−ビス(ジエチ
ルアミノ)ベンゾフェノンと2−(o−クロロフェニ
ル)−4,5−ジフェニルイミダゾール2量体の組み合
わせ、4−〔p−N,N−ジ(エトキシカルボニルメチ
ル)−2,6−ジ(トリクロロメチル)−s−トリアジ
ン〕である。光重合開始剤の含有量は、多官能モノマー
に対し、0.1〜20重量%であり、より好ましくは、
0.5〜10重量%である。
【0070】このような顔料分散感光性組成物を用いて
着色画像を作成する場合には、少なくとも以下の(1)
から(3)までの工程を含む。
着色画像を作成する場合には、少なくとも以下の(1)
から(3)までの工程を含む。
【0071】(1)本発明に係る顔料分散組成物を調製
した後、多官能モノマー、光重合開始剤、必要に応じて
希釈溶剤を添加して顔料分散感光性組成物を調製する工
程、(2)得られた顔料分散感光性組成物を基板上に塗
布・乾燥し、又は別の仮支持体上に塗布・乾燥して形成
した層を基板上に転写して、顔料が分散された感光性層
を形成する工程、(3)基板上に形成された、顔料が分
散された感光性組成物層を露光、現像しパターンを形成
する工程。
した後、多官能モノマー、光重合開始剤、必要に応じて
希釈溶剤を添加して顔料分散感光性組成物を調製する工
程、(2)得られた顔料分散感光性組成物を基板上に塗
布・乾燥し、又は別の仮支持体上に塗布・乾燥して形成
した層を基板上に転写して、顔料が分散された感光性層
を形成する工程、(3)基板上に形成された、顔料が分
散された感光性組成物層を露光、現像しパターンを形成
する工程。
【0072】液晶ディスプレー等に用いるカラーフィル
ターの場合には、(2)、(3)の工程を繰り返し行
い、2色目以降のパターンを組み合わせて作成する。転
写法によりカラーフィルターを作成する方法について
は、例えば特開平4−208940、同5−7272
4、同5−80503、同5−173320等の公報に
詳細に記載されている。
ターの場合には、(2)、(3)の工程を繰り返し行
い、2色目以降のパターンを組み合わせて作成する。転
写法によりカラーフィルターを作成する方法について
は、例えば特開平4−208940、同5−7272
4、同5−80503、同5−173320等の公報に
詳細に記載されている。
【0073】基板としては、ガラス板や透明プラスティ
ック板等の透明な材料が好んで用いられる。基板と顔料
分散感光性組成物との密着力を向上させるために、市販
の各種シランカップリング剤等を組成物に添加するか、
または、あらかじめ基板に作用させた後、組成物を設け
てもよい。
ック板等の透明な材料が好んで用いられる。基板と顔料
分散感光性組成物との密着力を向上させるために、市販
の各種シランカップリング剤等を組成物に添加するか、
または、あらかじめ基板に作用させた後、組成物を設け
てもよい。
【0074】顔料分散感光性組成物を基板に塗布する方
法としては、スピンナー、ロールコーター、バーコータ
ー、カーテンコーターなどの方法が用いられる。
法としては、スピンナー、ロールコーター、バーコータ
ー、カーテンコーターなどの方法が用いられる。
【0075】仮支持体上に塗布された組成物を基板上に
転写する好適な方法としては、常圧または減圧下にヒー
トロールラミネーターを用いる方法が挙げられる。
転写する好適な方法としては、常圧または減圧下にヒー
トロールラミネーターを用いる方法が挙げられる。
【0076】現像液として好適に用いられるものは、ア
ルカリ金属またはアルカリ土類金属の水酸化物または炭
酸塩、炭酸水素塩、アンモニア水、4級アンモニウム塩
の水溶液等が挙げられる。特に好ましくは、炭酸ナトリ
ウム水溶液である。
ルカリ金属またはアルカリ土類金属の水酸化物または炭
酸塩、炭酸水素塩、アンモニア水、4級アンモニウム塩
の水溶液等が挙げられる。特に好ましくは、炭酸ナトリ
ウム水溶液である。
【0077】以下に本発明を実施例により更に詳細に説
明するが、これによって本発明を限定するものではな
い。
明するが、これによって本発明を限定するものではな
い。
【0078】
実施例1 下記処方の黄色顔料分散組成物を調製した。 ・ピグメントイエロー139 17.86g ・イソニペコタミド 0.64g ・ベンジルメタクリレート/メタクリル酸共重合体 14.88g (モル比72/28、重量平均分子量3万) ・1−メトキシ−2−プロピルアセテート 66.62g
【0079】上記分散液をアイガー社製モーターミルM
50で、直径0.65mmのジルコニアビーズを用い、
周速9m/sで9時間分散し、顔料分散液を作製した。
50で、直径0.65mmのジルコニアビーズを用い、
周速9m/sで9時間分散し、顔料分散液を作製した。
【0080】実施例2 実施例1で用いたベンジルメタクリレート/メタクリル
酸共重合体のモル比を67/33に変えた以外は実施例
1と同様にして顔料分散組成物を作製した。
酸共重合体のモル比を67/33に変えた以外は実施例
1と同様にして顔料分散組成物を作製した。
【0081】比較例1 実施例1で添加しているベンジルメタクリレート/メタ
クリル酸共重合体のモル比を45/55に変えた以外は
実施例1と同様にして分散を試みたが、粘度上昇が著し
く、分散機での分散液の搬送が困難となり、5時間しか
分散できなかった。
クリル酸共重合体のモル比を45/55に変えた以外は
実施例1と同様にして分散を試みたが、粘度上昇が著し
く、分散機での分散液の搬送が困難となり、5時間しか
分散できなかった。
【0082】比較例2 実施例1で添加しているベンジルメタクリレート/メタ
クリル酸共重合体のモル比を95/5に変えた以外は実
施例1と同様にして分散を試みたが、粘度上昇が著し
く、分散機での分散液の搬送が困難となり1時間しか分
散できなかった。
クリル酸共重合体のモル比を95/5に変えた以外は実
施例1と同様にして分散を試みたが、粘度上昇が著し
く、分散機での分散液の搬送が困難となり1時間しか分
散できなかった。
【0083】得られた顔料分散液を下記の方法にしたが
って評価した。 1.粘度測定:得られた顔料分散組成物の粘度を、E型
粘度計を用いて測定した。 2.コントラスト測定:得られた顔料分散組成物をガラ
ス基板上に膜厚6μmに塗布・乾燥し、サンプルを作製
した。2枚の偏光板の間にこのサンプルを置き、偏光軸
が平行のときと垂直のときとの透過光量を測定し、その
比をコントラストとした(「1990年第7回色彩光学コン
ファレンス 512色表示10.4”サイズTFT−L
CD用カラーフィルター 植木、小関、福永、山中」を
参考にした)。
って評価した。 1.粘度測定:得られた顔料分散組成物の粘度を、E型
粘度計を用いて測定した。 2.コントラスト測定:得られた顔料分散組成物をガラ
ス基板上に膜厚6μmに塗布・乾燥し、サンプルを作製
した。2枚の偏光板の間にこのサンプルを置き、偏光軸
が平行のときと垂直のときとの透過光量を測定し、その
比をコントラストとした(「1990年第7回色彩光学コン
ファレンス 512色表示10.4”サイズTFT−L
CD用カラーフィルター 植木、小関、福永、山中」を
参考にした)。
【0084】実施例3〜4 以下の方法によりカラーフィルター用顔料分散感光性組
成物を作成し、コントラストを測定した。 <光重合性組成物の調製> ・ベンジルメタクリレート/メタクリル酸共重合体 30g (モル比72/28、重量平均分子量3万) ・ペンタエリスリトールテトラアクリレート 7.7g ・4−〔p−N,N−ジ(エトキシカルボニルメチル) 0.3g −2,6−ジ(トリクロロメチル)−s−トリアジン〕 ・ハイドロキノンモノメチルエーテル 0.01g ・1−メトキシ−2−プロピルアセテート 62g
成物を作成し、コントラストを測定した。 <光重合性組成物の調製> ・ベンジルメタクリレート/メタクリル酸共重合体 30g (モル比72/28、重量平均分子量3万) ・ペンタエリスリトールテトラアクリレート 7.7g ・4−〔p−N,N−ジ(エトキシカルボニルメチル) 0.3g −2,6−ジ(トリクロロメチル)−s−トリアジン〕 ・ハイドロキノンモノメチルエーテル 0.01g ・1−メトキシ−2−プロピルアセテート 62g
【0085】上記の光重合性組成物に、赤の顔料とし
て、C.I.ピグメントレッド177をアクリル系樹脂
に分散した粉末加工顔料(カラーテックスレッド U3
BN、山陽色素株式会社製)を1−メトキシ−2−プロ
ピルアセテートに分散させた液(固形分含有量33%)
45gと、色補正のため、実施例1〜2で調製した黄色
顔料分散液をそれぞれ9g混合して、実施例3及び実施
例4のカラーフィルター用赤色感光性組成物を調製し
た。
て、C.I.ピグメントレッド177をアクリル系樹脂
に分散した粉末加工顔料(カラーテックスレッド U3
BN、山陽色素株式会社製)を1−メトキシ−2−プロ
ピルアセテートに分散させた液(固形分含有量33%)
45gと、色補正のため、実施例1〜2で調製した黄色
顔料分散液をそれぞれ9g混合して、実施例3及び実施
例4のカラーフィルター用赤色感光性組成物を調製し
た。
【0086】次にガラス基板上に該カラーフィルター用
赤色感光性組成物を、それぞれスピナーで塗布し、10
0℃で2分間乾燥させて、約2μmの膜を形成した。次
いで窒素気流下、超高圧水銀灯で20mJ/cm2のエネル
ギー量を露光した後、1%炭酸ナトリウム水溶液で現像
した。得られたサンプルのコントラストを、上述した方
法により測定した。
赤色感光性組成物を、それぞれスピナーで塗布し、10
0℃で2分間乾燥させて、約2μmの膜を形成した。次
いで窒素気流下、超高圧水銀灯で20mJ/cm2のエネル
ギー量を露光した後、1%炭酸ナトリウム水溶液で現像
した。得られたサンプルのコントラストを、上述した方
法により測定した。
【0087】実施例5 下記処方の黄色顔料分散液を調製した。 ・ピグメントイエロー139 17.86g ・イソニペコタミド 0.64g ・ベンジルメタクリレート/メタクリル酸共重合体 14.88g (モル比50/50、重量平均分子量3万) ・1−メトキシ−2−プロピルアセテート 66.62g
【0088】上記分散液をアイガー社製モーターミルM
50で、直径0.65mmのジルコニアビーズを用い、
周速9m/sで9時間分散し、顔料分散液を作製した。
50で、直径0.65mmのジルコニアビーズを用い、
周速9m/sで9時間分散し、顔料分散液を作製した。
【0089】実施例6 下記処方の黄色顔料分散液を調製した。 ・ピグメントイエロー139 17.86g ・イソニペコタミド 0.64g ・ベンジルメタクリレート/メタクリル酸共重合体 14.88g (モル比90/10、重量平均分子量3万) ・1−メトキシ−2−プロピルアセテート 66.62g
【0090】上記分散液をアイガー社製モーターミルM
50で、直径0.65mmのジルコニアビーズを用い、
周速9m/sで9時間分散し、顔料分散液を作製した。
50で、直径0.65mmのジルコニアビーズを用い、
周速9m/sで9時間分散し、顔料分散液を作製した。
【0091】また、実施例5及び6で作製した顔料分散
液を用い、実施例3と同様にしてコントラストを測定し
た。
液を用い、実施例3と同様にしてコントラストを測定し
た。
【0092】比較例3 実施例3において調製した光重合性組成物と比較例1に
おいて調製した顔料分散液を用いた以外は実施例3と同
様にして、約2μmの膜を形成し、同様に露光した後、
1%炭酸ナトリウム水溶液で現像を試みた。しかし、露
光部の塗膜が現像液に溶解してしまい、画像を形成する
ことができなかった。
おいて調製した顔料分散液を用いた以外は実施例3と同
様にして、約2μmの膜を形成し、同様に露光した後、
1%炭酸ナトリウム水溶液で現像を試みた。しかし、露
光部の塗膜が現像液に溶解してしまい、画像を形成する
ことができなかった。
【0093】比較例4 実施例3において調製した光重合性組成物と比較例2に
おいて調製した顔料分散液を用いた以外は実施例3と同
様にして、約2μmの膜を形成し、同様に露光した後、
1%炭酸ナトリウム水溶液で現像を試みた。しかし、未
露光部の塗膜が現像液に溶解せず、画像を形成すること
ができなかった。
おいて調製した顔料分散液を用いた以外は実施例3と同
様にして、約2μmの膜を形成し、同様に露光した後、
1%炭酸ナトリウム水溶液で現像を試みた。しかし、未
露光部の塗膜が現像液に溶解せず、画像を形成すること
ができなかった。
【0094】実施例と比較例で得られた顔料分散液の評
価結果を表1に示す 表1:評価結果 ─────────────────────────────── 粘度(cp) コントラスト 顔料分散液塗膜 赤色感光性組成物 ─────────────────────────────── 実施例1 70 170 − 2 75 165 − 3 − − 1750 4 − − 1700 5 250 185 1970 6 200 150 1530 比較例1 1200以上 50 − 2 1200以上 20 − 3 − − − 4 − − − ───────────────────────────────
価結果を表1に示す 表1:評価結果 ─────────────────────────────── 粘度(cp) コントラスト 顔料分散液塗膜 赤色感光性組成物 ─────────────────────────────── 実施例1 70 170 − 2 75 165 − 3 − − 1750 4 − − 1700 5 250 185 1970 6 200 150 1530 比較例1 1200以上 50 − 2 1200以上 20 − 3 − − − 4 − − − ───────────────────────────────
【0095】これから、本発明に係るアクリル樹脂を用
いた顔料分散液は、粘度が低く、またアルカリ現像によ
りカラーフィルターを作成することが可能であり、しか
も、高いコントラストが得られることが判る。
いた顔料分散液は、粘度が低く、またアルカリ現像によ
りカラーフィルターを作成することが可能であり、しか
も、高いコントラストが得られることが判る。
【0096】
【発明の効果】本発明になる顔料分散組成物は、非集合
性、非結晶性、流動性に優れ、かつ顔料粒子が微細化さ
れて着色力に優れ、それを用いて、アルカリ性水溶液に
よる現像適性を有し、なおかつ高い着色力を有する着色
画像を提供することができる。
性、非結晶性、流動性に優れ、かつ顔料粒子が微細化さ
れて着色力に優れ、それを用いて、アルカリ性水溶液に
よる現像適性を有し、なおかつ高い着色力を有する着色
画像を提供することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G02B 5/20 101 G02B 5/20 101 G02F 1/1335 505 G02F 1/1335 505 G03F 7/027 501 G03F 7/027 501 7/028 7/028 7/033 7/033 // C08L 33/02 LHR C08L 33/02 LHR
Claims (6)
- 【請求項1】 有機顔料、(メタ)アクリル樹脂、溶剤
を主成分とする顔料分散組成物において、上記(メタ)
アクリル樹脂を構成するモノマーの内すくなくとも2種
類が下記一般式で表され、各モノマーのモル比が(a) 5
0〜90、(B) 10〜50であることを特徴とする顔料
分散組成物。 【化1】 - 【請求項2】 請求項1において、更に多官能モノマー
及び光重合開始剤を含有することを特徴とする顔料分散
組成物。 - 【請求項3】 請求項2に記載の顔料分散組成物から溶
剤を除去した組成物層を基板上に設け、露光、現像して
画像を形成することを特徴とする着色画像の形成方法。 - 【請求項4】 請求項3の方法により形成された着色画
像。 - 【請求項5】 請求項2に記載の顔料分散組成物から溶
剤を除去した組成物層を透明基板上に設け、露光、現像
して画素パターンを形成することを特徴とするカラーフ
ィルターの製造方法。 - 【請求項6】 請求項5の方法により製造されたカラー
フィルターを用いることを特徴とする液晶表示パネル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17402196A JPH1020485A (ja) | 1996-07-03 | 1996-07-03 | 顔料分散組成物、それを用いた着色画像の形成方法及び着色画像 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17402196A JPH1020485A (ja) | 1996-07-03 | 1996-07-03 | 顔料分散組成物、それを用いた着色画像の形成方法及び着色画像 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1020485A true JPH1020485A (ja) | 1998-01-23 |
Family
ID=15971262
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17402196A Pending JPH1020485A (ja) | 1996-07-03 | 1996-07-03 | 顔料分散組成物、それを用いた着色画像の形成方法及び着色画像 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1020485A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6344300B1 (en) | 1999-03-03 | 2002-02-05 | Sumitomo Chemical Co., Ltd. | Color filter, method of manufacturing color filter and photosensitive coloring composition |
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1996
- 1996-07-03 JP JP17402196A patent/JPH1020485A/ja active Pending
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