JP3925366B2 - 弾性表面波装置およびその製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、窒化シリコン膜(SiN膜)、酸化シリコン膜(SiO膜)および酸化窒化シリコン膜(SiON膜)の少なくとも一種からなる薄膜を有する弾性表面波装置及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、SiN膜、SiO膜、およびSiON膜は、弾性表面波装置(以下、SAWデバイス)に広く用いられている。それらの用途としては、SAWデバイスの周波数を調整する微調膜、耐候性を向上させるための保護膜(防湿膜)、温度特性を向上させるための膜等などの機能膜が挙げられる。これら機能膜は、SAWデバイスの性能を左右する膜のため、その製造に関しては、安定性よく、かつ再現性よく形成されなければならない。
【0003】
また近年は、SAWデバイスの小型化や軽量化への対応などでパッケージの一部にエポキシ樹脂等の樹脂材料を使用することが多くなってきている。この場合、上記樹脂材料が水分を透過させるので、パッケージの樹脂材料部を透過した水分は、主にAlを中心とした材料で構成されるくし形電極部(以下、IDTという)に腐食を発生させる原因となり、SAWデバイスとしての特性を劣化させてきた。
【0004】
そのため耐湿性を向上させるための保護膜形成技術は、特に重要になってきている。それぞれの膜についてその形成方法は、SiO膜に関しては、一般にスパッタリング法と言われるRFスパッタリング、DCスパッタリング、RFマグネトロンスパッタリング等が用いられ、SiN膜、SiON膜は、プラズマ−CVD(Chemical Vapor Deposition)法(以下P−CVDという)などを用い成膜されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述の各薄膜をSAWデバイスのチップ(圧電基板上のIDT)上に機能膜として形成した場合、問題となるのは、SAWデバイスの電気的特性の劣化であった。特に挿入損失の劣化に関しては、機能膜の膜厚を厚くできない理由の一つとなっている。例えば、許容される劣化量となる膜厚にて保護膜を機能膜として形成すると、例えば、耐湿性向上のための保護膜としては、十分な性能を実現できないというような課題があった。
【0006】
例を挙げると2GHz帯のSAWフィルタに耐湿性向上のためにP−CVDで10nmのSiN膜を形成した場合、約0.3dBの挿入損失の劣化が見られる。この原因として、考えられるのが、P−CVDで成膜されたSiN膜が緻密でないということが挙げられる。
【0007】
本発明の目的は、SAWデバイスに用いた場合に特性劣化の抑制された、より緻密な、SiN膜、SiO膜、及びSiON膜の少なくとも一種を機能膜として有するSAWデバイス、及びそれを安定に得ることが可能な製造方法を提供することにある。
【0008】
またSAWデバイスの圧電基板にニオブ酸リチウム(LiNbO3)を用いた場合、成膜時に圧電基板の温度を上げることができず、300℃〜400℃程度までの加熱を必要とするP−CVDでの成膜は、LiNbO3からなる圧電基板には、適用不可能であった。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明のSAWデバイスは、上記課題を解決するために、圧電基板上に、くし形電極部が設けられ、耐候性を向上させるための窒化シリコン膜を有する機能膜が、くし形電極部上の少なくとも一部に成膜され、くし形電極部及び機能膜を備えた圧電基板を収納するパッケージが、少なくとも一部に透湿性を有する部材にて設けられ、上記機能膜は、電子サイクロトロン共鳴スパッタリング法により室温で成膜され、上記くし形電極部及び機能膜を備えた圧電基板を収納するパッケージは、前記圧電基板をフリップチップボンディングで実装し、かつ透湿性を有する樹脂にて前記圧電基板を封止する構造であり、上記窒化シリコン膜の膜厚が3nm以上、およびくし形電極部における弾性表面波の波長の2.0%以下に設定されていることを特徴としている。
また、本発明の弾性表面波装置の製造方法は、上記課題を解決するために、圧電基板上に、くし形電極部を有する弾性表面波装置の製造方法において、耐候性を向上させるための窒化シリコン膜を有する機能膜を、くし形電極部上の少なくとも一部に、上記窒化シリコン膜の膜厚が3nm以上、およびくし形電極部における弾性表面波の波長の2.0%以下になるように、電子サイクロトロン共鳴スパッタリング法により室温にて成膜することを特徴とする。
【0012】
上記構成によれば、ECRスパッタ法により機能膜を成膜したので、より緻密な機能膜を形成でき、耐候性の向上を確実化できる。また、ECRスパッタ法では、機能膜の形成に圧電基板の加熱を必要とせず、例えば室温にて上記機能膜を形成できるので、加熱による特性劣化が生じるLiNbO3基板にも適用できると共に、圧電基板上のIDTに対する加熱に起因する焦電破壊を回避できる。
【0013】
この結果、上記構成では、耐候性を向上できるので、エポキシ樹脂等の安価で小型化できるが透湿性を有する部材を例えばパッケージの少なくとも一部に用いても、透過した水分による経時的な特性劣化を低減できて、コストダウンを図れる。
【0017】
また、上記構成によれば、上記SiN膜を上記のように設定することにより、耐湿性をより確実に確保できる。
【0018】
また、本発明の他のSAWデバイスは、上記の課題を解決するために、圧電基板上に、くし形電極部が設けられ、耐候性を向上させるための機能膜が、くし形電極部上の少なくとも一部に成膜され、くし形電極部及び機能膜を備えた圧電基板を収納するパッケージが、少なくとも一部に透湿性を有する部材にて設けられ、上記機能膜は、電子サイクロトロン共鳴スパッタリング法により室温で形成され、上記くし形電極部及び機能膜を備えた圧電基板を収納するパッケージは、前記圧電基板をフリップチップボンディングで実装し、かつ透湿性を有する樹脂にて前記圧電基板を封止する構造であり、上記機能膜は、最下層(電極側)に酸化シリコン膜、中間層に酸化窒化シリコン膜、最上層に窒化シリコン膜を有していることを特徴とする。
【0019】
上記SAWデバイスにおいては、中間層は、SiN膜とSiO膜とが互いに積層された多層構造を備えていてもよい。
【0020】
上記構成によれば、上記SiN膜を最上層に設定することにより、耐湿性をより確実に確保できる。
【0021】
本発明の他のSAWデバイスは、前記の課題を解決するために、圧電基板上に、IDTが設けられ、耐候性を向上させるための、SiN膜を含む機能膜が、IDT上の少なくとも一部にECRスパッタ法により成膜され、IDT及び機能膜を備えた圧電基板を収納するパッケージが、少なくとも一部に透湿性を有する部材にて設けられ、上記機能膜は、膜厚方向にて窒素濃度が変化していることを特徴としている。
【0022】
上記SAWデバイスでは、前記機能膜は、表面側の窒素濃度がくし形電極部側の窒素濃度より大きくなっていることが好ましい。
【0023】
上記構成によれば、機能膜としてSiN膜を備え、機能膜がその膜厚方向にて窒素濃度を変化、例えば表面側の窒素濃度をIDT側の窒素濃度より大きく設定することで、耐湿性の向上と圧電基板への密着性の改善とを両立することができる。
【0024】
上記SAWデバイスにおいては、前記機能膜上に、周波数調整のための酸化シリコン膜が形成されていてもよい。上記構成によれば、機能膜上に、周波数調整のための酸化シリコン膜を形成することにより、圧電基板上のIDTの周波数を、耐候性を維持しながら微調整できる。
【0025】
本発明のSAWデバイスの製造方法は、前記の課題を解決するために、圧電基板上に、IDTを有する弾性表面波装置の製造方法において、耐候性を向上させるための、SiN膜、SiO膜およびSiON膜の少なくとも1種類からなる機能膜を、IDT上の少なくとも一部に、ECRスパッタ法により成膜することを特徴としている。
【0026】
上記方法によれば、ECRスパッタ法を用いて、IDT上に緻密で高純度のSiN、SiO、SiONの少なくとも一種の機能膜が形成されるため、他の成膜方法で見られるような特性劣化が軽減されたSAWデバイスが安定に得られる、それにより、特性劣化のために、SiN、SiO、SiONの成膜ができなかったSAWデバイスにも、成膜することが可能になり、信頼性の高い、または特性の改善をはかったSAWデバイスが実現できる。
【0027】
特に、近年用いられるようになってきた、パッケージの一部が透湿性を有する材料で構成されるSAWデバイスについても、特性劣化のない、SiN膜等の形成が可能になったため、より良好な電気的特性と高い信頼性と低コストを兼ね備えたSAWデバイスを、より確実に実現可能になる。
【0028】
【発明の実施の形態】
本発明に係るSAWデバイスの実施の各形態について図1ないし図9に基づいて説明すれば、以下の通りである。本実施の第一形態では、図1に示すように、SAWフィルタ1がパッケージ2内に収納されている。
【0029】
SAWフィルタ1では、例えば40±5°YcutX伝搬LiTaO3からなる圧電基板1a上に、複数のIDT(くし形電極部)1bや、上記IDT1bに対する入出力端子1cがフォトリソグラフィー法等により形成されたアルミニウム・銅(AlCu)電極(箔)によって設けられている。
【0030】
IDT1bは、帯状の基端部(バスバー)と、その基端部の一方の側部から直交する方向に延びる複数の、互いに平行な電極指とを備えた電極指部を2つ備えており、上記各電極指部の電極指の側部を互いに対面するように互いの電極指間に入り組んだ状態にて上記各電極指部を有するものである。
【0031】
このようなIDT1bでは、各電極指の長さや幅、隣り合う各電極指の間隔、互いの電極指間での入り組んだ状態の対面長さを示す交叉幅を、それぞれ設定することにより信号変換特性や、通過帯域の設定が可能となっている。さらに、SAWフィルタ1においては、入出力端子1c上に、後述するバンプボンディングを確実化するためのパッド層1dが導体により形成されている。
【0032】
一方、パッケージ2は、アルミナ等のセラミックスからなる有底箱状の本体2aと、本体2aの開口を覆って本体2a内を封止するキャップとしての、板状のセラミックリッド2bと、本体2aに対しセラミックリッド2bを接着する接着剤部2cとを有している。接着剤部2cには、エポキシ樹脂を用いている。これにより、SAWデバイスでは、パッケージ2の一部にエポキシ樹脂からなる透湿部を有することになる。
【0033】
また、本体2aの内表面上には、本体2a内にSAWフィルタ1を、金(Au)からなるバンプ3のバンプボンディングにより装着したときに、各入出力端子1cにそれぞれ対面する位置に、金(Au)からなる内部端子2dが形成されている。
【0034】
そして、SAWデバイスにおいては、バンプボンディングの位置を除く、IDT1b、入出力端子1c、パッド層1d及びそれらを有する圧電基板1aの表面上を全面にて覆うように、保護膜(機能膜)としてのSiN膜4がECRスパッタ法により成膜されている。
【0035】
SiN膜4は、コストダウンや鉛フリー化のためにパッケージ2の樹脂封止化やプラスティックパッケージを用いた場合のSAWフィルタ1の電極(IDT等)の耐湿性を向上させるために、用いられている。
【0036】
一般的な条件でP−CVDにより、SiN膜を成膜した場合、十分な耐湿性(今回の場合、60℃,90−95%RH中で6Vの負荷を印加した耐湿負荷試験で評価した)を得るには、10nm程度の膜厚が最低でも必要になる。
【0037】
しかし、P−CVDで成膜した場合、SAWデバイスの特性の劣化は大きく、2GHz帯のラダー型フィルタの場合、なにも成膜しないSAWデバイスと比較すると0.3dB程度の挿入損失の劣化が見られる。RF帯で使用されるSAWデバイスでこの0.3dBは大きく、電極設計の改善でもカバーしきれない値である。
【0038】
次に、ECRスパッタ装置を用いてSiN膜4を成膜した場合について説明する。ECRスパッタ装置(代表例としてNTTアフティ株式会社製、固体ソースECRプラズマ成膜装置を例に説明する。)の原理を説明する(詳細については、精密工学会誌VoL.66、NO.4,2000 pp511〜516「ECRプラズマを用いた高品質薄膜形成」天沢他に詳しい)。
【0039】
磁界の中でサイクロトロン運動(回転運動)している電子に対してサイクロトロン周波数と同一のマイクロ波を与えると共鳴が起こる。これが電子サイクロトロン共鳴(ECR)である。
【0040】
ECRを用いた場合、電子を効率よく加速させることができ、高密度のプラズマの発生が可能になる。図2にECRスパッタ装置の代表例(前述NTTアフティ製装置の概略図)を示す。
【0041】
成膜のプロセスは以下のように進行する。プラズマ室11の周囲の磁気コイル12からECR条件を与える磁界を発生させる。この状態でプラズマ室11内にガス13を導入し、マイクロ波14を印加するとプラズマが発生する。このプラズマがプラズマ流15として引き出され、基板16に到達する。
【0042】
この装置の特徴として、プラズマ流15の周囲に固体ソースをターゲット17として配置してRF電力18を例えば13.56MHzにて印加できる機能を備えている。これにより、プラズマ流15にてスパッタされた固体ソースの各種元素を、プラズマ流15とともに基板16上に成膜することができる。
【0043】
固体ソースにSiを用い、導入ガスにAr+N2を用いると基板16上には、SiNが、Ar+O2ではSiOが成膜される。また、Ar+N2+O2を用いることで、SiONが成膜される。
【0044】
また、RFスパッタ法や蒸着法の場合は基板加熱が必要になるが、実施の形態でも示すように、ECRスパッタ法を用いた場合、特に基板加熱を必要としないで、室温成膜が可能となる。また、Si固体ソースの場合、Si結晶を切り出す形で製造されるため、不純物のほとんど無い固体ソースの製造が可能で、その結果、純度の高い膜が成膜可能である。
【0045】
今回は、SiN膜4の成膜なので固体ソースには、Si単結晶から切り出し加工をしたものを用いる。以下の条件で成膜を行なった。
【0046】
【表1】
Figure 0003925366
【0047】
上記条件でECRスパッタ法にて成膜した場合(図3では▲2▼)およびP−CVD法で、膜厚10nmのSiN膜を成膜した場合(図3では▲3▼)の、SAWフィルタの各フィルタ特性を図3に示す。
【0048】
上記条件でECR法にて成膜した場合は、成膜無しのSAWフィルタ(図3では▲1▼)と比較してもほとんど、挿入損失の劣化の無いことが判る。図4(c)に示すように、成膜無しのSAWフィルタ1’は、図1(c)に示すSAWフィルタ1から、SiN膜4を省いたものである。
【0049】
また、図5に、P−CVD法とECRスパッタ法とでSiN膜をそれぞれ成膜した場合におけるSAWフィルタの挿入損失の膜厚依存性を示す。この結果からもECRスパッタ法で成膜したSiN膜4を保護膜として用いたSAWデバイスの特性劣化が少ないことが判る。
【0050】
また、図5の結果から、SiN膜4のSAWデバイスの特性劣化から見た場合の成膜上限値は、約30nm(今回は、タンタル酸リチウム基板使用の2GHz帯フィルタのため、30nmは、弾性表面波(SAW)の中心波長の2.0%に相当する)である。
【0051】
また、図6には、ECRスパッタ法で成膜したSiN膜(膜厚は、1nm、3nm、5nm、10nm)の耐湿試験結果を示す。特性の劣化を挿入損失の劣化量でみた場合、SiN膜の膜厚が1nmでは、特性劣化が見られ、耐湿性から見た必要な膜厚は、3nm以上と言える。SiN膜無しのものは、図4(a)ないし(c)に示したSAWデバイスである。
【0052】
また、図3、図5に示した試験結果に用いた各SAWデバイスはすべて同じIDT1b及びパッケージ2の規格を有するSAWデバイスを用い、フィルタ特性の違いは、SiN膜4の有無、および成膜方法の違いに起因している。
【0053】
ECRスパッタ法は、以下の各利点を有している。SAWデバイスは、成膜時の温度の上昇、下降によって、その焦電性により内部に電荷が蓄積され、電極が破壊される場合(焦電破壊)がある。その対応のため、本来、電気的には接続されていない、互いに対向するIDTの各電極を、外部で互いに接続し、成膜プロセスが終了次第、その接続をカットするという工程を別に設けている。このような接続を設けてもIDT電極の破壊を完全には回避できない。このため、ECRスパッタ法のように、加熱プロセスが少ない、または省略できることはSAWデバイスの製造に有利となる。
【0054】
圧電基板に、LiNbO3基板を用いた場合、一般にP−CVDでSiNを成膜する350℃程度でLiNbO3基板自体が劣化し、挿入損失が悪化する。したがって、P−CVDは、LiNbO3基板には使用できないが、ECRスパッタ法は、室温で成膜できるため、電極の焦電破壊を生じ易いLiNbO3基板にも適用できる。
【0055】
その上、ECRスパッタ法の他の利点として、保護膜の平坦性が挙げられる。P−CVDで得られた保護膜に比べて、ECRスパッタ法にて得られた保護膜の方が平坦に近くなる。保護膜は、SAWの伝搬する部分に成膜されるため、SAWデバイスのフィルタ特性に与える影響が非常に大きい。
【0056】
まず、P−CVDにより保護膜を成膜すると、保護膜にポア(空孔)が発生し、保護膜は、電極・基板に対して均一な厚みに形成されるため、上記ポアによって凹凸の大きなものとなる。この場合、その凹凸部分を伝搬するSAWはロスが大きくなる。
【0057】
しかしながら、ECRスパッタ法で得られる保護膜は、ポアの発生が抑制されて緻密で、電極の端面ではテーパー状になるので、平坦に近くなり、そこを伝搬するSAWのロスがP−CVDと比べて小さくできる。
【0058】
さらに、保護膜上に、酸化シリコン膜を付加してもよい。上記酸化シリコン膜の付加により、耐候性の向上と共に、周波数調整も可能となる。ECRスパッタ法では、酸化シリコン膜を連続成膜できる。
【0059】
次に、実施の第二形態について図7に基づき説明する。実施の第二形態では、実施の第一形態と同様に耐湿性向上のための保護膜として、SiN膜4に代えて、SiO膜〜SiON膜〜SiN膜をこの順にてIDT1b上に互いに積層して順次成膜した連続膜が、組成を順次変えた保護膜として設けられている。
【0060】
今回は、以下の条件で、上記連続膜の成膜を行なった。
【0061】
【表2】
Figure 0003925366
【0062】
【表3】
Figure 0003925366
【0063】
表3のガス流量の変化(単位はsccm:Arガスは、40sccm一定)
ステップ▲1▼時の成膜レートは、10nm/min、ステップ▲6▼時は4nm/minであった。
【0064】
この▲1▼〜▲6▼のステップでSAWデバイス上にSiO膜〜SiON膜〜SiN膜の連続膜を約300nmの成膜した。また各ステップでは、連続的にガス流量を変化させた。
【0065】
上記連続膜の膜厚方向での各元素濃度(モル%)を測定した。その結果を図7に示した。この測定は、連続膜をその表面側からArガス等で削っていき、削った部分の元素の含量を、例えば原子吸光やICP分析により定量分析して行なった。
【0066】
この条件で成膜したSAWフィルタのフィルタ特性を測定したところ(対照デバイスは、2GHz帯のラダー型フィルタ)成膜無しのものと比較してもほとんど劣化の無いことが判った。
【0067】
また、このデバイスを樹脂で封止したパッケージに入れ、耐湿負荷試験(60℃、90−95%RH(相対湿度)中で6Vの負荷)で評価したところ、1000H(時間)をクリアし十分な耐湿性が見られた。試験後の電極を観察したところ、保護膜のハガレや割れは見られなかった。
【0068】
【表4】
Figure 0003925366
【0069】
表4にガス流量の変化と屈折率(単位はsccm:Arガスは、40sccm一定)成膜時の各ステップにおける屈折率の測定結果を表4に示す。屈折率は、ポイントでの分析になるが、SiO(1.46)からSiN(1.97)まで連続的に変化していることが判る。また、最下層をSiOにすることで、IDT1bと連続層との密着性を高めることができる。
【0070】
次に、本発明に係る実施の第三形態について説明する。実施の第三形態では、実施の第一形態のSiN膜4に代えて、耐湿性向上のための保護膜として、最下層(電極側)はSiO、中間層はSiN+SiO、最上層はSiNとなるような4層の多層構造にて成膜した多層膜が設けられている。
【0071】
今回は、以下の条件で成膜を行なった。
【0072】
【表5】
Figure 0003925366
【0073】
【表6】
Figure 0003925366
【0074】
この▲1▼〜▲4▼のステップでSAWデバイス上に最下層(電極側)はSiO、中間層はSiN+SiO、最上層はSiNとなるような4層の多層構造を有する保護膜を形成した。この条件で成膜したSAWフィルタのフィルタ特性を測定したところ、(対照デバイスは、2GHz帯のラダー型フィルタ)成膜無しのものと比較してもほとんど劣化の無いことが判った。
【0075】
またこのデバイスを樹脂で封止したパッケージに入れ、耐湿負荷試験(60℃、90−95%RH中で6Vの負荷)で評価したところ、1000Hをクリアし十分な耐湿性が見られた。試験後の電極を観察したところ、保護膜のハガレや割れは見られなかった。
【0076】
また、上記の各実施の形態から明らかなように、本発明では、ECRスパッタ法を用いたことにより、圧電基板1aに対する加熱を必要としないため、保護膜の形成時における温度の上下で生じる、IDT1b等の電極膜の破壊は発生していない。また、ニオブ酸リチウム(LiNbO3)基板のように加熱すると基板の特性が変化してしまうような材料にも、本発明は適用可能である。
【0077】
上記の成膜条件は、一例であり、成膜レートを上げるためにガス流量を変化させても構わない。また、SAWデバイスも説明のために一例を挙げたもので、周波数帯やSAWフィルタ1の構造に、本発明は拘束されるものではない。また、上記では、バンプボンディングを用いた例を挙げたが、ワイヤボンディングを用いたSAWデバイスでも同様に有効である。
【0078】
なお、上記の実施の各形態では、ケース状のパッケージ2を用いた例を挙げたが、上記に限定されることはなく、例えば図8及び図9に示すように、チップサイズパッケージ22であってもよい。上記チップサイズパッケージ22は、SAWフィルタ1を、多層基板24に対してフリップチップボンディングで実装した後、封止樹脂26により覆うようにSAWフィルタ1を多層基板24上にて封止したものである。このとき、封止樹脂26は、水蒸気を透過させる透湿性を有する部材である。
【0079】
このようなチップサイズパッケージ22を有する弾性表面波装置においては、SAWフィルタ1は、透湿性を有する封止樹脂26でのみ封止されているだけであるため、図1に示すような有底箱状のパッケージ2に比べて、IDT1b、入出力端子1c、パッド層1d等の、SAWフィルタ1の特性に影響する部材の保護が困難である。
【0080】
しかしながら、本発明では、ECRスパッタ法により成膜された保護膜(機能膜)によって、SAWフィルタ1のバンプボンディングの位置を除く、IDT1b、入出力端子1c、パッド層1dおよびそれらを有する圧電基板1aの表面上の全面が覆われているため、ECRスパッタ法により成膜された緻密な保護膜(機能膜)による耐候性の向上が得られると共に、SAWフィルタ1の圧電基板1aにおいて、圧電基板1aと封止樹脂26とが互いに接している部分にも保護膜(機能膜)が成膜されている。
【0081】
これにより、本発明においては、特に水分が侵入しやすい、圧電基板1aと封止樹脂26との界面からの水分の侵入を防ぐことができ、耐候性のさらなる向上が得られる。
【0082】
【発明の効果】
本発明のSAWデバイスは、以上のように、圧電基板上に、IDTが設けられ、耐候性を向上させるための、SiN膜、SiO膜およびSiON膜の少なくとも1種類からなる機能膜が、IDT上の少なくとも一部に成膜され、IDT及び機能膜を備えた圧電基板を収納するパッケージが、少なくとも一部に透湿性を有する部材にて設けられ、上記機能膜は、ECRスパッタ法により形成されている構成である。
【0083】
それゆえ、上記構成は、ECRスパッタ法により機能膜を成膜したので、より緻密な機能膜を形成でき、耐候性の向上を確実化できる。また、ECRスパッタ法では、機能膜の形成に圧電基板の加熱を必要としないので、圧電基板上に設けられたIDTへの加熱による悪影響も抑制できる。
【0084】
この結果、上記構成では、耐候性を向上できるので、エポキシ樹脂等の安価で小型化できるが透湿性を有する部材を例えばパッケージに用いても、吸湿による経時的な特性劣化を低減できて、コストダウンを図れるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のSAWデバイスの説明図であって、(a)は要部破断平面図、(b)は要部破断正面図、(c)は要部拡大断面図である。
【図2】上記SAWデバイスの一製造プロセスに用いる、ECRスパッタ装置の概略構成図である。
【図3】上記SAWデバイスのSAWフィルタと、従来のSAWフィルタと、機能膜としてのSiN膜無しのSAWフィルタとにおける、各挿入損失をそれぞれ示すグラフである。
【図4】SiN膜無しのSAWデバイスの説明図であって、(a)は要部破断平面図、(b)は要部破断正面図、(c)は要部拡大断面図である。
【図5】上記SAWデバイスのSAWフィルタと、従来のSAWフィルタとにおける、SiN膜の膜厚に対する挿入損失の関係をそれぞれ示すグラフである。
【図6】上記SAWデバイスのSAWフィルタにおける、SiN膜の各膜厚と挿入損失の経時的変化の関係をそれぞれ示すグラフである。
【図7】上記SAWフィルタにおける、連続膜の膜厚方向での各元素の含量変化を示すグラフである。
【図8】上記SAWデバイスに関するパッケージの一変形例を示す概略断面図である。
【図9】上記パッケージの斜視図である。
【符号の説明】
1a 圧電基板
1b IDT(くし形電極部)
4 SiN膜(機能膜)

Claims (6)

  1. 圧電基板上に、くし形電極部が設けられ、
    耐候性を向上させるための窒化シリコン膜を有する機能膜が、くし形電極部上の少なくとも一部に成膜され、
    くし形電極部及び機能膜を備えた圧電基板を収納するパッケージが、少なくとも一部に透湿性を有する部材にて設けられ、
    上記機能膜は、電子サイクロトロン共鳴スパッタリング法により室温で成膜され
    上記くし形電極部及び機能膜を備えた圧電基板を収納するパッケージは、前記圧電基板をフリップチップボンディングで実装し、かつ透湿性を有する樹脂にて前記圧電基板を封止する構造であり、
    上記窒化シリコン膜の膜厚が3nm以上、およびくし形電極部における弾性表面波の波長の2.0%以下に設定されていることを特徴とする、弾性表面波装置。
  2. 圧電基板上に、くし形電極部が設けられ、
    耐候性を向上させるための機能膜が、くし形電極部上の少なくとも一部に成膜され、
    くし形電極部及び機能膜を備えた圧電基板を収納するパッケージが、少なくとも一部に透湿性を有する部材にて設けられ、
    上記機能膜は、電子サイクロトロン共鳴スパッタリング法により室温で形成され
    上記くし形電極部及び機能膜を備えた圧電基板を収納するパッケージは、前記圧電基板をフリップチップボンディングで実装し、かつ透湿性を有する樹脂にて前記圧電基板を封止する構造であり、
    上記機能膜は、最下層(電極側)に酸化シリコン膜、中間層に酸化窒化シリコン膜、最上層に窒化シリコン膜を有していることを特徴とする、弾性表面波装置。
  3. 前記中間層は、窒化シリコン膜と酸化シリコン膜とが互いに積層された多層構造を備えていることを特徴とする、請求項記載の弾性表面波装置。
  4. 圧電基板上に、くし形電極部が設けられ、
    耐候性を向上させるための、窒化シリコン膜を含む機能膜が、くし形電極部上の少なくとも一部に電子サイクロトロン共鳴スパッタリング法により成膜され、
    くし形電極部及び機能膜を備えた圧電基板を収納するパッケージが、少なくとも一部に透湿性を有する部材にて設けられ、
    上記機能膜は、膜厚方向にて窒素濃度が変化していることを特徴とする、弾性表面波装置。
  5. 前記機能膜は、表面側の窒素濃度がくし形電極部側の窒素濃度より大きくなっていることを特徴とする、請求項記載の弾性表面波装置。
  6. 圧電基板上に、くし形電極部を有する弾性表面波装置の製造方法において、
    耐候性を向上させるための窒化シリコン膜を有する機能膜を、くし形電極部上の少なくとも一部に、上記窒化シリコン膜の膜厚が3nm以上、およびくし形電極部における弾性表面波の波長の2.0%以下になるように、電子サイクロトロン共鳴スパッタリング法により室温にて成膜することを特徴とする弾性表面波装置の製造方法。
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