JP3885773B2 - インピーダンス調整回路及び調整方法、インピーダンス調整回路を備える半導体装置 - Google Patents

インピーダンス調整回路及び調整方法、インピーダンス調整回路を備える半導体装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体集積回路、特に、出力インピーダンス、入力インピーダンス等を調整可能なインピーダンス調整回路及びインピーダンス調整方法、及び、このインピーダンス調整回路を備える半導体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
高速なインタフェースにおいては、送信回路、受信回路、LSI間の伝送線路共に分布定数回路としての取り扱いが要求されると共に、インピーダンス整合を行うことが不可欠である。なぜならば、伝送線路のインピーダンスと負荷のインピーダンスとの不整合は反射波を生じさせ、反射波は、入力バッファの誤動作を生じさせるからである。従って、従来、高速にインタフェースを行う出力バッファ回路は、例えば、出力バッファの出力側であってLSI内部に抵抗を内蔵したりLSI外部に抵抗を接続していた。
【0003】
インピーダンス整合のために抵抗をLSI内に内蔵したり外付けする方式では、温度変動、電源電圧の変動、プロセスの変動による影響を受けにくい抵抗素子による抵抗値の割合を大きくする必要があり、ドライブ用のMOSトランジスタの抵抗を比較的小さくするために、そのサイズを大きくする必要があった。しかし、MOSトランジスタのサイズを大きくすると、LSI内部領域の収容性の悪化や、貫通電流の増加、ノイズの増加、消費電力の増加等により、LSIの性能悪化が問題となる。
【0004】
この様な悪影響を改善するために、近時のLSIは、インピーダンス調整回路を内蔵している。このインピーダンス調整回路による調整方法としては、精度の良い外部抵抗素子に出力バッファの出力インピーダンスを合わせる方法が主流である。
【0005】
例えば、出力バッファと同一構成の一または複数のMOSトランジスタを有するトランジスタ群(ダミーバッファ回路)のインピーダンスを、コンパレータ及びカウンタを用いることにより調整する構成が、特許文献に開示されている(例えば、特許文献1、2、3、4及び5参照)。
【0006】
また、出力バッファから出力される信号のインピーダンスを測定することによって、インピーダンスを調整する構成が特許文献に開示されている(例えば、特許文献6参照)。また、出力バッファからの出力信号が伝送されるダミー伝送線を設けて、送信された先でのインピーダンス変化も考慮してインピーダンス調整を行う構成が特許文献に開示されている(例えば、特許文献7参照)。また、動作中にLSI内部の温度が上昇し抵抗値が変動することに対応して一定時間経過後に再度インピーダンス調整を行うために、タイマ回路、論理活性化回路、及びインピーダンス変動検知回路を備える構成が特許文献に開示されている(例えば、特許文献8参照)。
【0007】
また、PMOSトランジスタ及びNMOSトランジスタ系の両方のインピーダンス調整回路に接続する外部抵抗端子を共通して用いることによって、収容性、ノイズ、消費電力などの改善を図った構成も特許文献に開示されている(例えば、特許文献9参照)。
【0008】
【特許文献1】
特開2001−94048号公報
【特許文献2】
特開2000−183717号公報
【特許文献3】
特開平8−321769号公報
【特許文献4】
特開平8−32435号公報
【特許文献5】
特開平11−55106号公報
【特許文献6】
特開2001−217705号公報
【特許文献7】
特開平11−17518号公報
【特許文献8】
特開2001−168704号公報
【特許文献9】
特開2001−94409号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
インタフェースのさらなる高速化により、LSI間を接続する出力バッファで、インピーダンス調整回路のさらなる精度が要求されている。このため、調整したインピーダンスのバラツキを低減させて、外部抵抗の大きさに正確に一致させる必要がある。従って、例えば、検出部(比較器)における検出精度が要求されてきている。
【0010】
しかしながら、インピーダンス調整回路はLSI内に配置されるため、この回路自身が発生するノイズ(電源ノイズ等)、及び、周りの回路から受けるノイズで誤動作してしまう虞がある。すなわち、検出精度をさらに上げるためには、これらのノイズによる誤動作をなくすことが重要となる。
【0011】
例えば、上述した要求される検出精度は、電源電圧が1Vの時に、比較回路による電位検出精度は数mV程度である。しかしながら、LSI内のノイズは数十mV程度有るので、比較回路による検出信号にノイズが乗ると誤動作してしまう。
【0012】
この点において、上述した従来技術を考慮すると、概して検出部の検出精度を高める目的の構成であり、したがって、ノイズによる誤動作を減少させることを主眼とした構成は提案されておらず、また、ノイズによる誤動作の影響を減少可能な構成も提案されていない。
【0013】
本発明はこのような従来の問題点に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、ノイズによる誤動作を防止可能なインピーダンス調整回路を提供することにある。
また、具体的には、ノイズが混入してもノイズの影響を排除することが出来るインピーダンス調整回路を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するため、本発明のインピーダンス調整回路は、
アレイ回路の動作をシミュレートし、シミュレート結果に従って該アレイ回路のインピーダンスを調整するインピーダンス調整回路であって、
前記シミュレートを異なったタイミングで複数回実行し、複数回のシミュレート結果の多数決論理に従って前記アレイ回路のインピーダンスを調整する、
ことを特徴とする。
【0015】
前記アレイ回路は、例えば、トランジスタアレイから構成され、
前記インピーダンス調整回路は、前記アレイ回路の動作をシミュレートする調整用アレイ回路と、前記調整用アレイ回路のシミュレートの結果を異なったタイミングでサンプリングする複数のサンプリング手段と、前記複数のサンプリング手段の出力の多数決論理に従って、前記調整用アレイ回路の動作を制御すると共に、前記アレイ回路を構成するトランジスタのオン・オフを制御する調整手段と、を備える。
【0016】
また、本発明の第1の観点にかかるインピーダンス調整回路を備える半導体装置は、
複数のトランジスタから構成された調整対象のインピーダンス回路と、
信号ラインと、一端が前記信号ラインに接続され、他端に第1の電圧が印加され、複数のトランジスタから構成される調整用インピーダンス回路と、前記信号ラインの電圧と第2の電圧とを比較する比較回路と、前記比較回路の出力を異なったタイミングでサンプリングするサンプリング回路と、前記サンプリング回路でサンプリングされた複数のタイミングでの前記比較回路の出力を、多数決論理に従って調停して出力する多数決回路と、前記多数決回路の出力に従って、カウント値を更新し、カウント値に応じて、前記調整対象のインピーダンス回路を構成する各トランジスタと前記調整用インピーダンス回路を構成する各トランジスタとを制御する制御回路と、を備えるインピーダンス調整回路と、
を備える、ことを特徴とする。
【0017】
このような構成によれば、インピーダンス調整回路内でノイズ(電源ノイズ等)が発生、また、周りの回路からノイズを受け誤判定・誤測定が発生しても、異なったタイミングでサンプリングした比較回路の出力を多数決論理により処理して最終的な調整を行う。従って、誤信号・誤測定は排除され正しい出力が得られ易い。その結果、インピーダンス調整を適切に行うことが出来る。
【0018】
また、本発明の第2の観点にかかるインピーダンス調整回路を備える半導体装置は、
複数のトランジスタから構成された調整対象のインピーダンス回路と、
信号ラインと、一端が前記信号ラインに接続され、他端に第1の電圧が印加され、複数のトランジスタから構成される調整用インピーダンス回路と、前記信号ラインの電圧と第2の電圧とを比較する比較回路と、前記比較回路の出力を複数のタイミング信号に応答してサンプリングするサンプリング回路と、前記サンプリング回路でサンプリングされた前記比較回路の複数の出力を、多数決論理に従って調停して出力する多数決回路と、前記多数決回路の出力に従って、カウント値を更新し、カウント値に応じて、前記調の整対象インピーダンス回路を構成する各トランジスタと前記調整用インピーダンス回路を構成する各トランジスタとを制御する制御回路と、を備えるインピーダンス調整回路と、
を備える、ことを特徴とする。
【0019】
このような構成によれば、インピーダンス調整回路内でノイズ(電源ノイズ等)が発生、また、周りの回路からノイズにより、いずれかのタイミング信号でのサンプリングに誤判定や誤測定が発生しても、他のタイミング信号でのサンプリングでの正常な判定や測定により、誤信号・誤測定は排除され正しい出力が得られ易い。その結果、インピーダンス調整を適切に行うことが出来る。
【0020】
本発明のインピーダンス調整回路は、
複数のトランジスタから構成された調整対象のインピーダンス回路と、
信号ラインと、
一端が前記信号ラインに接続され、他端に第1の電圧が印加され、複数のトランジスタから構成される調整用インピーダンス回路と、
前記信号ラインの電圧と第2の電圧とを比較する比較回路と、
前記比較回路の出力を異なったタイミングでサンプリングするサンプリング回路と、前記サンプリング回路でサンプリングされた複数のタイミングでの前記比較回路の出力を、多数決論理に従って調停して出力する多数決回路と、
前記多数決回路の出力に従って、カウント値を更新し、カウント値に応じて、調整対象のインピーダンス回路を構成する各トランジスタと前記調整用インピーダンス回路を構成する各トランジスタとを制御する制御回路と、
を備える。
【0021】
また、本発明のインピーダンス調整方法は、
複数のトランジスタから構成されたインピーダンス回路のインピーダンスを調整するインピーダンス調整方法であって、
調整用の基準インピーダンスと複数のトランジスタから構成される調整用インピーダンス回路とから構成される分圧回路の出力電圧と所定の基準電圧とを比較して、比較結果を出力し、
前記比較結果を異なったタイミングでサンプリングし、
サンプリングした複数のタイミングでの比較結果を、多数決論理に従って調停して出力し、
調停結果に従って、前記調整対象のインピーダンス回路を構成する各トランジスタと前記調整用インピーダンス回路を構成する各トランジスタとを制御する、
ことを特徴とする。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態に係るインピーダンス調整回路を図面を参照して説明する。
まず、インピーダンス調整回路を含む半導体集積回路の全体構成について、図1を参照して説明する。
【0023】
図1に示すように、半導体装置(以後、LSIと称する。)10は、内部回路11と,出力回路12と,インピーダンス調整回路13と、を備えている。
【0024】
内部回路11は、様々な信号処理を行い、LSI10の外部に出力すべき信号Dinを出力する。信号Dinは、ハイレベルとローレベルを有する二値信号である。
【0025】
出力回路12は、内部回路11の出力信号Dinを、そのダイナミックレンジと電流駆動能力を拡大してDoutとして出力する。この信号Doutは、LSI10の出力ターミナル14を介して外部に出力される。
【0026】
本発明のポイントであるインピーダンス調整回路13は、出力回路12の出力インピーダンスを調整するために設けられている。
【0027】
出力回路12の構成例について、図2を参照して説明する。
図示するように、出力回路12は、信号Doutを出力する出力ラインOLの電圧を接地電圧レベルにプルダウンするためのプルダウン回路PDと、電源電圧VDDレベルにプルアップするプルアップ回路PUとから構成されている。出力回路12のプルダウン回路PD及びプルアップ回路PUは、インピーダンス調整対象の回路であって、トランジスタアレイで形成されたアレイ回路又はインピーダンス回路とも称する。
【0028】
プルダウン回路PDは、NMOSトランジスタN1〜N5とアンドゲートAND1〜AND4と、から構成されている。
【0029】
NMOSトランジスタN1〜N5は、それぞれ、そのドレインが出力ラインOLに接続され、ソースが接地されている。
NMOSトランジスタN1〜N4のソース−ドレイン間のオン抵抗は、重み付けされており、NMOSトランジスタN1のオン抵抗をRn1、コンダクタンスをCn1、とすると、NMOSトランジスタN2のオン抵抗は2・Rn1、コンダクタンスはCn1/2、NMOSトランジスタN3のオン抵抗は4・Rn1、コンダクタンスはCn1/4、NMOSトランジスタN4のオン抵抗は8・Rn1、コンダクタンスはCn1/8、の関係にある。また、NMOSトランジスタN5のオン抵抗とコンダクタンスは、例えば、NMOSトランジスタN1とN5との並列回路のインピーダンスが出力回路12の目的とする出力インピーダンスに一致するように、適宜設定される。
【0030】
AND1〜AND4の一方の入力端子はデータ入力端子に接続され、内部回路11からのデータDinが入力される。また、AND1〜AND4の他方の入力端子には、インピーダンス調整回路13からの、4ビットのバイナリ制御信号の各ビットNCB1(LSB)〜NCB4(MSB)がそれぞれ1対1で入力される。
【0031】
AND1〜AND4の出力端子は、それぞれNMOS用トランジスタN1〜N4のゲートに接続されている。NMOS用トランジスタN5のゲートには、データDinが直接供給される。
【0032】
NMOS用トランジスタN1〜N5は、基本的に、入力信号がハイ(H)レベルの時にオンして、信号ラインの電圧を接地レベルにプルダウンし、入力信号がロー(L)レベルの時にオフする。但し、インピーダンス調整回路13から供給されるバイナリ制御信号NCB1〜NCB4の値に応じて、アンドゲートAND1〜AND4が開閉するため、このバイナリ制御信号NCB1〜NCB4によって、オン可能なNMOSトランジスタN1〜N5の組合せが定まる。後述するように、オンしたNMOSトランジスタN1〜N5の合成抵抗が、インピーダンス調整用の高精度外部抵抗(基準抵抗)R20(図3)の抵抗値に一致するようにバイナリ制御信号NCB1〜NCB4は設定されている。
【0033】
プルアップ回路PUは、PMOSトランジスタP1〜P5と、ナンドゲートNAND1〜NAND4と、から構成されている。
【0034】
NAND1〜NAND4の反転入力端子はデータ入力端子に接続され、内部回路11からのデータDinが入力される。また、NAND1〜NAND4の正転入力端子には、インピーダンス調整回路13からの、4ビットのバイナリ制御信号の各ビットPCB1(LSB)〜PCB4(MSB)がそれぞれ1対1で入力される。
【0035】
PMOSトランジスタP1〜P5は、それぞれ、そのドレインが出力ラインOLに接続され、ソースが電源電圧VDDに接続されている。
PMOSトランジスタP1〜P4のソース−ドレイン間のオン抵抗は、重み付けされており、PMOSトランジスタP1のオン抵抗をRp1、コンダクタンスをCp1、とすると、PMOSトランジスタP2のオン抵抗は2・Rp1、コンダクタンスはCp1/2、PMOSトランジスタP3のオン抵抗は4・Rp1、コンダクタンスはCp1/4、PMOSトランジスタP4のオン抵抗は8・Rp1、コンダクタンスはCp1/8、の関係にある。また、PMOSトランジスタP5のオン抵抗とコンダクタンスは、例えば、PMOSトランジスタP1とP5との並列回路のインピーダンスが出力回路12の目的とする出力インピーダンスに一致するように、適宜設定される。
NAND1〜NAND4の出力端子は、それぞれPMOS用トランジスタP1〜P4のゲートに接続されている。PMOS用トランジスタP5のゲートには、データDinが直接供給される。
【0036】
PMOS用トランジスタP1〜P5は、基本的に、入力信号がロー(L)レベルの時にオンして、信号ラインの電圧を電源電圧VDDにプルアップし、入力信号がハイ(H)レベルの時にオフする。但し、インピーダンス調整回路13から供給されるバイナリ制御信号PCB1(LSB)〜PCB4(MSB)の値に応じて、ナンドゲートNAND1〜NAND4が開閉するため、このバイナリ制御信号によって、オン可能なPMOSトランジスタP1〜P5の組合せが定まる。後述するように、オンしたPMOSトランジスタP1〜P5の合成抵抗が、インピーダンス調整用の高精度外部抵抗R30(図3)の抵抗値に一致するようにバイナリ制御信号PCB1〜PCB4は設定されている。
【0037】
次に、出力インピーダンス調整回路13の構成について、図3を参照して説明する。図3に示すように、インピーダンス調整回路13は、NMOS用インピーダンス調整回路21と、PMOS用インピーダンス調整回路31と、を備えている。
【0038】
図3に示すように、NMOS用インピーダンス調整回路21は、外部抵抗接続端子22、NMOS用比較回路(コンパレータ)23、NMOS用調停回路24、カウンタ25、NMOSアレイ(トランジスタアレイ)26、NMOS用カウンタ値保持回路27、を備えている。
【0039】
外部抵抗接続端子22には、LSI10の外部において、正確な基準抵抗である外部抵抗R20の一端が接続される。この外部抵抗R20の他端には電圧VDDが印加される。
【0040】
NMOS用インピーダンス調整回路21内において、NMOS用コンパレータ23は、正転入力端が外部抵抗接続端子22に接続され、反転入力端には、参照電位Vrnが印加される。ここで、参照電位Vrnは、例えば、VDD/2に設定される。換言すると、NMOS用コンパレータ23は、基準抵抗R20とNMOSアレイ26による電源電圧VDDの分圧電圧と基準電圧Vrnとを比較することにより、基準抵抗R20とNMOSアレイ26のインピーダンスとを比較して、NMOSアレイ26のインピーダンスを測定し、測定結果を出力する。
【0041】
NMOS用コンパレータ23は、正転入力端に供給される電圧と反転入力端に供給される参照電位Vrnとを比較し、正転入力端の電圧が高いときにはハイレベル、低いときにはローレベルの信号を出力する。
【0042】
NMOS用調停回路24は、NMOS用コンパレータ23の出力と複数のクロック(タイミング)信号C3(C3〜C3)とを入力し、NMOS用コンパレータ23の出力信号D1の電圧レベルについて、多数決を取り、その結果を出力する。具体的には、複数のクロック信号C3が指示する異なったm個のタイミングで、NMOS用コンパレータ23の出力信号の信号レベルを判別し、多数決により一番多い信号レベルを有する信号を出力する。
【0043】
NMOS用調停回路24の構成について図4(a)を参照して説明する。なお、NMOS用調停回路24は、NMOS用コンパレータ23の出力を3回以上検出し、この検出した信号の多数決論理(UD)で決まる信号を出力する回路である。図4(a)に示した調停回路は、クロック信号C31〜C3mにおいてm=3とした場合の回路を示している。
このNMOS用調停回路24は、NMOS用コンパレータ23の出力を3回検出し、この検出した信号の多数決論理で決まる信号を出力する回路であり、3つのフリップ・フロップ(F/F)41,42,43、多数決論理のための4個のNANDゲート45,46,47,48から構成される。
【0044】
第1のF/F41は、NMOS用コンパレータ23からの出力信号D1をクロック信号C3の立ち上がりエッジに同期してラッチ(サンプリング)する。第2のF/F42は、NMOS用コンパレータ23からの出力信号D1をクロック信号C3の立ち上がりエッジに同期してラッチ(サンプリング)する。第3のF/F43は、NMOS用コンパレータ23からの出力信号D1をクロック信号C3の立ち上がりエッジに同期してラッチ(サンプリング)する。なお、3つのクロック信号C3、C3及びC3は、図4(b)に示すように、互いに位相がずれたクロック信号である。つまり、F/F41、42、及び43は、ラッチ回路(サンプリング回路)として機能する。
【0045】
3つのF/F41、42及び44からの出力をA,B及びCとすると、これら出力から2つずつ選んだ全ての組み合わせのそれぞれを、2入力NANDゲート45、46及び47の入力端に供給する。さらに、NANDゲート45、46及び47の出力を3入力NANDゲート48に供給する。これにより、A,B及びCの3つの信号(ハイ又はローレベル)のうち、多数決で選ばれたどちらかの信号が出力信号U/DとしてNANDゲート48から出力される。つまり、NANDゲート45、46及び47は、多数決回路として機能する。
【0046】
図3のカウンタ25は4ビットのUP/DOWNカウンタであり、NMOS用調停回路24の出力信号とクロック信号C1を受け、クロック信号C1の立ち上がりエッジで、NMOS用調停回路24の出力信号の信号レベルを判別し、ハイレベルならカウント値を1だけ増加させ、ローレベルなら1だけ減少させ、4ビットのカウント値NCB1(LSB)〜NCB4(MSB)を出力する。その結果、調整対象のインピーダンス回路を構成する各トランジスタと調整用インピーダンス回路を構成する各トランジスタとを制御することになり、したがって、制御回路として機能する。
【0047】
NMOS用カウンタ値保持回路27は、カウンタ25の4ビット出力信号を、クロック信号C2に同期して取り込んで保持し、保持した4ビットのバイナリ信号を前述の制御信号NCB1(LSB)〜NCB4(MSB)として出力する。
【0048】
NMOSアレイ26について、図5を参照して説明する。NMOSアレイ26は、外部抵抗接続端子22とNMOS用コンパレータ23の正入力端を接続する信号線SL1をプルダウンする回路であり、出力回路12のプルダウン回路PDの動作・特性をシミュレートする回路である。換言すれば、外部抵抗接続端子22に接続された基準抵抗R20とで、電源電圧VDDを分圧する回路である。従って、アレイ回路の動作をシミュレートする調整用アレイ回路又は調整用インピーダンス回路とも称する。つまり、NMOSアレイ26の構成は、図2に示した出力回路12のプルダウン回路PDと実質的に同一であり、各トランジスタのサイズ等も同一であり、同一の製造プロセスにより製造される。但し、入力信号Dinがイネーブル信号ENNに置き換えられる。
【0049】
即ち、NMOSアレイ26は、図5に示すように、信号線SL1とグランドとの間に、5つのNMOSトランジスタN11〜N15が並列に接続された構成を有する。NMOSトランジスタN11〜N14のゲート端子は、それぞれアンドゲートAND11〜AND14の出力端子に接続されている。これらAND11〜AND14の一方の入力端子にはイネーブル信号ENNがそれぞれ入力され、その他方の端子にはカウンタ25の出力信号NCB1〜NCB4が供給される。また、NMOSトランジスタN15のゲートにはイネーブル信号ENNが直接供給される。
【0050】
NMOSトランジスタN11〜N14のソース−ドレイン間のオン抵抗は、重み付けされており、NMOSトランジスタN11のオン抵抗をRn11、コンダクタンスをCn11、とすると、NMOSトランジスタN12のオン抵抗は2・Rn11、コンダクタンスはCn11/2、NMOSトランジスタN13のオン抵抗は4・Rn11、コンダクタンスはCn11/4、NMOSトランジスタN14のオン抵抗は8・Rn11、コンダクタンスはCn11/8、の関係にある。また、NMOSトランジスタN15のオン抵抗とコンダクタンスは、例えば、出力回路12の目的とする出力インピーダンスに応じて、適宜設定される。
なお、理解を容易にするため、本実施の形態においては、NMOSトランジスタN11〜N14は、NMOSトランジスタN1〜N4と実質的に同一の構成、サイズ、特性を有するものとする。
【0051】
プルダウン回路PDと同様に、4ビットのカウンタ25からのバイナリ信号NCB1〜4によって、オン可能なトランジスタが決定される。また、実際にオンしたトランジスタの組み合わせによって、NMOSアレイ26のプルダウン時の抵抗値が定まる。
【0052】
イネーブル信号ENNは、インピーダンス調整処理を行う際に、ハイレベルに設定される信号である。
【0053】
図3に示すように、PMOS用インピーダンス調整回路31は、外部抵抗接続端子32、PMOS用比較回路(コンパレータ)33、PMOS用調停回路34、カウンタ35、PMOSアレイ(トランジスタアレイ)36、PMOS用カウンタ値保持回路37、を備えている。
【0054】
外部抵抗接続端子32には、LSI10の外部において、正確な基準抵抗である外部抵抗R30の一端が接続される。この外部抵抗R30の他端は接地される。
【0055】
PMOS用インピーダンス調整回路31内において、PMOS用コンパレータ33は、反転入力端が信号線SL2を介して外部抵抗接続端子32に接続され、正転入力端には、参照電位Vrpが印加される。ここで、参照電位Vrpは、例えば、VDD/2に設定される。換言すると、PMOS用コンパレータ33は、基準抵抗R30とPMOSアレイ36による電源電圧VDDの分圧電圧と基準電圧Vrpとを比較することにより、基準抵抗R30とPMOSアレイ36のインピーダンスとを比較して、PMOSアレイ36のインピーダンスを測定し、測定結果を出力する。
【0056】
PMOS用コンパレータ33は、反転入力端に供給される電圧と正転入力端に供給される参照電位Vrpとを比較し、正転入力端の電圧が高いときにはハイレベル、低いときにはローレベル、等しい時には中間レベルの信号を出力する。
【0057】
PMOS用調停回路34は、PMOS用コンパレータ33の出力と複数のクロック信号C3とを入力し、PMOS用コンパレータ33の出力信号D1の電圧レベルについて、多数決を取り、その結果を出力する。具体的には、複数のクロック信号C31〜C3が指示するm個の異なったタイミングで、PMOS用コンパレータ33の出力信号の信号レベルを判別し、多数決により一番多い信号レベルを有する信号を出力する。
【0058】
m=3とした場合のPMOS用調整回路34の構成は、図4(a)に示す構成と同一である。
【0059】
図3のカウンタ35は4ビットのUP/DOWNカウンタであり、PMOS用調停回路34の出力信号とクロック信号C1を受け、クロック信号C1の立ち上がりエッジで、PMOS用調停回路34の出力信号の信号レベルを判別し、ハイレベルならカウント値を1だけ増加させ、ローレベルなら1だけ減少させ、4ビットのカウント値PBC1(LSB)〜PBC4(MSB)を出力する。その結果、調整対象のインピーダンス回路を構成する各トランジスタと調整用インピーダンス回路を構成する各トランジスタとを制御することになり、したがって、制御回路として機能する。
【0060】
PMOS用カウンタ値保持回路37は、カウンタ35の4ビット出力信号を、クロック信号C2に同期して取り込んで保持し、保持した4ビットのバイナリ信号を前述の制御信号PCB1(LSB)〜PCB4(MSB)として出力する。
【0061】
PMOSアレイ36は、外部抵抗接続端子32とPMOS用コンパレータ33の正入力端を接続する信号線SL2をプルアップする回路であり、出力回路12のプルアップ回路PUの動作・特性をシミュレートする回路である。換言すれば、外部抵抗接続端子32に接続された基準抵抗R30とで、電源電圧VDDを分圧する回路である。従って、アレイ回路の動作をシミュレートする調整用アレイ回路又は調整用インピーダンス回路とも称する。PMOSアレイ36の、基本的構成は、図2に示した出力回路12のプルアップ回路PUと同一である。但し、入力信号Dinがイネーブル信号ENPに置き換えられる。
【0062】
即ち、PMOSアレイ36は、図6に示すように、信号線SL2と電源電圧VDDとの間に、5つのP型MOSトランジスタP11〜P15が並列に接続された構成を有する。PMOSトランジスタP11〜P14のゲートは、それぞれナンドゲートNAND1〜NAND4の出力端子に接続されている。これらNAND11〜NAND14の一方の入力端子にはイネーブル信号ENPがそれぞれ入力され、その他方の端子(反転入力端)にはカウンタ35の出力信号PCB1〜PCB4が供給される。また、PMOSトランジスタP5のゲートにはイネーブル信号ENPが直接供給される。
【0063】
PMOSトランジスタP11〜P14のソース−ドレイン間のオン抵抗は、重み付けされており、PMOSトランジスタP11のオン抵抗をRp11、コンダクタンスをCp11、とすると、PMOSトランジスタP12のオン抵抗は2・Rp11、コンダクタンスはCp11/2、PMOSトランジスタP13のオン抵抗は4・Rp11、コンダクタンスはCp11/4、PMOSトランジスタP4のオン抵抗は8・Rp11、コンダクタンスはCp11/8、の関係にある。また、PMOSトランジスタP15のオン抵抗とコンダクタンスは、例えば、出力回路12の目的とする出力インピーダンスに応じて、適宜設定される。
なお、理解を容易にするため、本実施の形態においては、PMOSトランジスタP11〜P14は、PMOSトランジスタP1〜P4と実質的に同一の構成、サイズ、特性を有するものとする。
【0064】
プルアップ回路PUと同様に、4ビットのカウンタ35からのバイナリ信号PCB1〜4によって、オン可能なトランジスタが決定される。また、実際にオンしたトランジスタの組み合わせによって、PMOSアレイ36のプルアップ時の抵抗値が定まる。
【0065】
イネーブル信号ENPは、インピーダンス調整処理を行う際に、ハイレベルに設定される信号である。
【0066】
次に、本発明の実施の形態に係るLSI10における出力インピーダンス調整動作を説明する。
【0067】
出力回路12のプルダウン回路PDの抵抗値(出力インピーダンス)は、NMOS用インピーダンス調整回路21によって設定され、プルアップ回路PUの抵抗値(出力インピーダンス)は、PMOS用インピーダンス調整回路31によって設定される。
ここでは、まず、NMOS用インピーダンス調整回路21を動作させてプルダウン回路PDのインピーダンスを調整する動作について説明する。
【0068】
まず、イネーブル信号ENNをオン(ハイレベル)に設定し、また、クロック信号C1,C2,C3〜C3を供給する。
【0069】
外部抵抗接続端子22に接続された基準抵抗R20により電源電圧にプルアップされ、NMOSアレイ26によりグランドにプルダウンされた信号線SL1の電圧、即ち、基準抵抗R20とNMOSアレイ26とにより分圧された電源電圧VDDは、NMOS用コンパレータ23の正入力端に供給される。NMOS用コンパレータ23は、この電圧と参照電位Vrnとを比較する。
【0070】
信号線SL1の電圧が参照電位Vrnより大きい場合、NMOS用コンパレータ23はハイレベルの信号を出力する。この信号は、NMOS用調停回路24へ入力し、ハイレベルの信号がNMOS用調停回路24から出力される。そして、この信号はカウンタ25に入力され、カウンタ25は、カウント値を1だけ増加する。
【0071】
このため、カウンタ25から出力される4ビットバイナリ出力NCB1〜NCB4の値も1だけ大きくなる。従って、NMOSアレイ26内のアンドゲートAND11〜14のうち、より上位のアンドゲートが開いた状態となり、オン抵抗のより小さいNMOSトランジスタがオンするようになる。従って、信号線SL1とグランドとの間の抵抗値(NMOSアレイ26を構成するトランジスタN11〜N15の並列回路の抵抗値)が低下し、信号ラインSL1の電位が下がる。このようにして信号ラインSL1の電位が参照電位Vrnより大きいときは、カウンタ25がカウント・アップし、NMOSアレイ26の抵抗値は低下する。
【0072】
一方、信号線SL1の電圧が参照電位Vrnより小さい場合、NMOS用コンパレータ23はローレベルの信号を出力する。この信号は、NMOS用調停回路24へ入力し、ローレベルの信号がNMOS用調停回路24から出力される。そして、この信号はカウンタ25に入力され、カウンタ25は、カウント値を1だけ減少する。
【0073】
このため、カウンタ25から出力される4ビットバイナリ出力NCB1〜NCB4の値も1だけ小さくなる。従って、NMOSアレイ26内のアンドゲートAND11〜14のうち、より上位のアンドゲートが閉じた状態となり、オン抵抗の小さいNMOSトランジスタがオフするようになる。したがって、信号線SL1とグランドとの間の抵抗値(NMOSアレイ26を構成するトランジスタN11〜N15の並列回路の抵抗値)が上昇し、信号ラインSL1の電位が上がる。このようにして信号ラインSL1の電位が参照電位Vrnより小さいときは、カウンタ25はカウントダウンし、NMOSアレイ26の抵抗値は上昇する。
【0074】
カウンタ25から出力された4ビットのバイナリ信号は、NMOS用カウンタ値保持回路27にも供給される。NMOS用カウンタ値保持回路27は、クロック信号C2に応じてそのバイナリ制御信号NCB1〜NCB4を保持する。このバイナリ制御信号をプルダウン回路PDに供給することにより、プルダウン回路PDのプルダウン抵抗は、NMOSアレイ26のプルダウン抵抗と同一の値、即ち、基準抵抗R20と同一の値となる。
【0075】
次に、PMOS用インピーダンス調整回路31を動作させてプルアップ回路PUのインピーダンスを調整する動作について説明する。
【0076】
まず、イネーブル信号ENPをオン(ハイレベル)に設定し、また、クロック信号C1,C2,C3〜C3を供給する。
【0077】
外部抵抗接続端子32によりグランドにプルダウンされ、PMOSアレイ36により電源電圧VDDにプルアップされた信号線SL2の電圧、即ち、基準抵抗R30とPMOSアレイ36とにより分圧された電源電圧VDDは、PMOS用コンパレータ33の反転入力端に供給される。PMOS用コンパレータ33は、この電圧と参照電位Vrpとを比較する。
【0078】
信号線SL2の電圧が参照電位Vrpより大きい場合、PMOS用コンパレータ33はローレベルの信号を出力する。この信号は、PMOS用調停回路34へ入力し、ローレベルの信号がPMOS用調停回路34から出力される。そして、この信号はカウンタ35に入力され、カウンタ35は、カウント値を1だけ減少する。
【0079】
このため、カウンタ35から出力される4ビットバイナリ出力PCB1〜PCB4の値も1だけ小さくなる。従って、PMOSアレイ36内のナンドゲートNAND11〜14のうち、より上位のNANDゲートが閉じた状態となり、オン抵抗のより小さいPMOSトランジスタがオフするようになる。従って、信号線SL2と電源電圧VDDとの間の抵抗値が増加し、信号ラインSL2の電位が下がる。このようにして信号ラインSL2の電位が参照電位Vrpより大きいときは、カウンタ35がカウント・ダウンし、PMOSアレイ36の抵抗値は上昇する。
【0080】
一方、信号線SL2の電圧が参照電位Vrpより小さい場合、PMOS用コンパレータ33はハイレベルの信号を出力する。この信号は、PMOS用調停回路34へ入力し、ハイレベルの信号がPMOS用調停回路34から出力される。そして、この信号はカウンタ35に入力され、カウンタ35は、カウント値を1だけ増加する。
【0081】
このため、カウンタ35から出力される4ビットバイナリ出力PCB1〜PCB4の値も1だけ大きくなる。従って、PMOSアレイ36内のナンドゲートNAND11〜14のうち、より上位のアンドゲートが開いた状態となり、オン抵抗の小さいトランジスタがオンするようになる。したがって、信号線SL2と電源電圧VDDとの間の抵抗値が低下し、信号ラインSL2の電位が上昇する。このようにして信号ラインSL2の電位が参照電位Vrpより小さいときは、カウンタ35はカウントアップし、PMOSアレイ36の抵抗値は低下する。
【0082】
カウンタ35から出力された4ビットのバイナリ信号は、PMOS用カウンタ値保持回路37にも供給される。PMOS用カウンタ値保持回路37は、クロック信号C2に応じてそのバイナリ制御信号PCB1〜PCB4を保持する。このバイナリ制御信号をプルアップ回路PUに供給することにより、プルアップ回路PUのプルアップ抵抗は、PMOSアレイ36のプルアップ抵抗と同一の値、即ち、基準抵抗R30と同一の値となる。
【0083】
このようにして、プルダウン回路PDの抵抗値は基準抵抗R20に、プルアップ回路PUの抵抗値は基準抵抗R30に一致するように制御され、出力回路12の出力インピーダンスは、常時所望の値に維持される。
【0084】
次に、調停回路24及び34に関連した動作について図7を参照して説明する。図7は、調停回路24及び34内のそれぞれの信号の状態を示すタイミングチャートである。
調停回路24及び34は、タイミングが異なるC3、C3、C3の3つのクロック信号を使用しており、F/F41、42及び43は、それぞれC3、C3、C3の立ち上がりに同期して、入力信号D1をラッチし出力する。インピーダンス調整回路21、31の作動中において、通常は、アレイ26又は36のインピーダンスのレベルを表している入力信号D1をそのまま保持する信号が出力される。しかし、何らかの原因により、例えば、入力信号D1にクロック信号C3が立ち上がるタイミングでノイズが発生した場合、C3に同期するF/F41は誤検出した結果を格納してしまう。すなわち、図7の例では、本来ハイレベルであるべき信号がローレベルになってしまう。もし、調停回路24及び34を備えていないインピーダンス調整回路であれば、カウンタ25又は35のカウントアップとカウントダウンとが入れ替わってしまう。したがって、NMOSアレイ26とPMOSアレイ36に対してに誤ったバイナリコードを伝達してしまう。
【0085】
ところで、調停回路24及び34においては、誤信号を出力してしまったF/F41以外に、タイミングのずれたクロック信号C3及びC3が入力されるF/F42とF/F43を備えている。したがって、クロック信号C3が立ち上がるタイミングで入力信号D1に発生したノイズは、F/F42及びF/F43には検知されず、両者の出力信号は正常なものとなる。その結果、出力信号Aが誤りであっても、出力信号B及びCが正しいので、A、B及びCの多数決論理信号であるU/Dは、正しい信号が出力される。このように、異なるタイミングを有する複数のクロック信号でコンパレータ23,33の出力D1を取り込み、多数決論理を組むことにより、ノイズ等による信号の誤検出を排除することができる。つまり、インピーダンス調整回路13やLSI10内でノイズ(電源ノイズ等)が発生、また、周りの回路からノイズを受けても、誤動作をすることなくインピーダンス調整を行うことが出来る。
【0086】
ここでは、クロック信号C3のタイミングでノイズが発生した例を示したが、C3、C3のタイミングで発生したノイズも、同様に補正することができる。
【0087】
尚、本発明は、上記実施の形態に限られるものではなく、種々の変形及び応用が可能である。
【0088】
例えば、上述の実施の形態においては、調停回路24及び34のmの値を3とした。しかし、4以上の任意の整数において適用可能である。この場合、一般的に述べると、F/Fがm個のとき、すべてのF/Fの出力から2つを選ぶ組み合わせはm(m−1)/2通りなので、2入力NANDゲートは、m(m−1)/2個必要になる。しかしながら、F/Fの出力から2つ選ぶすべての組み合わせを用いない簡易な構成として、2入力NANDゲートの数を減らす構成も可能である。このとき、多数決論理による出力が誤信号を排除する程度の数を用いる必要がある。
【0089】
上記実施の形態においては、出力インピーダンスを調整する場合を例にこの発明を説明したが、これに限定されず、図8に例示するように、入力インピーダンスを調整する場合にもこの発明を適用可能である。
図8に示す回路は、入力データDinが外部より内部回路111に供給するための信号ラインに入力インピーダンス回路112を備える構成を示す。
この入力インピーダンス回路112は、図3に示すNMOSアレイ26とPMOSアレイ36と同様の構成を有するNMOSアレイ126とPMOSアレイ136とを備え、インピーダンス調整回路113により、各アレイのインピーダンスが調整される。
このような構成においても、各アレイのインピーダンスを適切に調整して、LSI回路110の入力インピーダンスを適切な値に維持することができる。
尚、入力インピーダンス回路112の構成は、図2に示すような、バッファ回路であってもよい。インピーダンス調整回路113により、各アレイのインピーダンスが調整される。
【0090】
また、上記実施の形態においては、インピーダンス回路としてプルダウン回路とプルアップ回路とを対で備える回路を示したが、この発明は、単独で使用されるプルダウン回路やプルアップ回路のインピーダンスを調整する場合に広く適用可能である。
【0091】
上記実施の形態においては、調整対象のインピーダンス回路として、複数のMOSトランジスタの並列回路から構成される回路を例示したが、インピーダンス回路の構成は、外部からの制御信号でインピーダンスを調整できるものならば、任意である。
【0092】
上記実施の形態においては、理解を容易にするため、調整対象のプルダウン回路PDの回路構成と調整用(シミュレート用)のNMOSアレイ26の回路構成とを同一とし、調整対象のプルアップ回路PUとの回路構成と調整用(シミュレート用)のPMOSアレイ36の回路構成とを同一としたが、これらは互いに異なっていてもよい。調整対象のインピーダンス回路の構成と調整用(シミュレート用)のアレイ回路の構成とが異なる場合には、予め定められた変換規則に従って、調整用(シミュレート用)のアレイ回路の状態から調整対象のインピーダンス回路の状態を判別して、調整を行えばよい。
【0093】
上記実施の形態においては、理解を容易にするため、プルダウン回路PDのインピーダンスを基準抵抗R20と同一に、プルアップ回路PUのインピーダンスを基準抵抗R30と同一に設定し、基準レベルVrn、Vrpを電源電圧VDDの1/2としたが、抵抗値の設定や基準電圧の設定は任意である。
【0094】
また、プルダウン回路をNチャネルMOSトランジスタで、プルアップ回路をPチャネルMOSトランジスタで、構成する例を示したが、
プルダウン回路とプルアップ回路とを共にNチャネルMOSトランジスタで構成したり、プルダウン回路とプルアップ回路とを共にPチャネルMOSトランジスタで構成することも可能である。
【0095】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、アレイ回路の動作のシミュレートを異なったタイミングで複数回実行する構成を有する、つまり、比較回路の出力を複数回サンプリングするサンプリング回路及び多数決論理で決まる信号を出力する多数決回路を備えているので、ノイズの影響を排除することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】インピーダンス調整回路を備える半導体装置の構成例を示す図である。
【図2】出力回路の構成例を示す図である。
【図3】インピーダンス調整回路の具体的構成を示す図である。
【図4】(a)図3に示す調停回路の一例を示す回路図であり、(b)調停回路に供給されるクロック信号の例を示すタイミングチャートである。
【図5】図3に示すNMOSアレイの回路構成の一例を示す回路図である。
【図6】図3に示すPMOSアレイの回路構成の一例を示す回路図である。
【図7】調停回路内のそれぞれの信号の状態を示すタイミングチャートである。
【図8】この発明を入力インピーダンス調整回路に適用した場合の構成例を示す図である。
【符号の説明】
10 半導体装置
11 内部回路
12 出力回路
13 インピーダンス調整回路
23 NMOS用比較回路
24 NMOS用調停回路
25 (4ビット)カウンタ
26 NMOSアレイ
33 PMOS用比較回路
34 PMOS用調停回路
35 (4ビット)カウンタ
36 PMOSアレイ

Claims (6)

  1. アレイ回路の動作をシミュレートし、シミュレート結果に従って該アレイ回路のインピーダンスを調整するインピーダンス調整回路であって、
    前記シミュレートを異なったタイミングで複数回実行し、複数回のシミュレート結果の多数決論理に従って前記アレイ回路のインピーダンスを調整する、
    ことを特徴とするインピーダンス調整回路。
  2. 前記アレイ回路はトランジスタアレイから構成され、
    前記アレイ回路の動作をシミュレートする調整用アレイ回路と、
    前記調整用アレイ回路のシミュレートの結果を異なったタイミングでサンプリングする複数のサンプリング手段と、
    前記複数のサンプリング手段の出力の多数決論理に従って、前記調整用アレイ回路の動作を制御すると共に、前記アレイ回路を構成するトランジスタのオン・オフを制御する調整手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載のインピーダンス調整回路。
  3. 複数のトランジスタの並列回路から構成された調整対象のインピーダンス回路と、
    信号ラインと、一端が前記信号ラインに接続され、他端に第1の電圧が印加され、複数のトランジスタの並列回路から構成される調整用インピーダンス回路と、前記信号ラインの電圧と第2の電圧とを比較する比較回路と、前記比較回路の出力を異なったタイミングでサンプリングするサンプリング回路と、前記サンプリング回路でサンプリングされた複数のタイミングでの前記比較回路の出力を、多数決論理に従って調停して出力する多数決回路と、前記多数決回路の出力に従って、カウント値を更新し、カウント値に応じて、前記調整対象のインピーダンス回路を構成する各トランジスタと前記調整用インピーダンス回路を構成する各トランジスタとを制御する制御回路と、を備えるインピーダンス調整回路と、
    を備える、ことを特徴とするインピーダンス調整回路を備える半導体装置。
  4. 複数のトランジスタから構成された調整対象のインピーダンス回路と、
    信号ラインと、一端が前記信号ラインに接続され、他端に第1の電圧が印加され、複数のトランジスタから構成される調整用インピーダンス回路と、前記信号ラインの電圧と第2の電圧とを比較する比較回路と、前記比較回路の出力を複数のタイミング信号に応答してサンプリングするサンプリング回路と、前記サンプリング回路でサンプリングされた前記比較回路の複数の出力を、多数決論理に従って調停して出力する多数決回路と、前記多数決回路の出力に従って、カウント値を更新し、カウント値に応じて、前記調整対象のインピーダンス回路を構成する各トランジスタと前記調整用インピーダンス回路を構成する各トランジスタとを制御する制御回路と、を備えるインピーダンス調整回路と、
    を備える、ことを特徴とするインピーダンス調整回路を備える半導体装置。
  5. 複数のトランジスタから構成された調整対象のインピーダンス回路と、
    信号ラインと、
    一端が前記信号ラインに接続され、他端に第1の電圧が印加され、複数のトランジスタから構成される調整用インピーダンス回路と、
    前記信号ラインの電圧と第2の電圧とを比較する比較回路と、
    前記比較回路の出力を異なったタイミングでサンプリングするサンプリング回路と、前記サンプリング回路でサンプリングされた複数のタイミングでの前記比較回路の出力を、多数決論理に従って調停して出力する多数決回路と、
    前記多数決回路の出力に従って、カウント値を更新し、カウント値に応じて、調整対象のインピーダンス回路を構成する各トランジスタと前記調整用インピーダンス回路を構成する各トランジスタとを制御する制御回路と、
    を備えるインピーダンス調整回路。
  6. 複数のトランジスタから構成されたインピーダンス回路のインピーダンスを調整するインピーダンス調整方法であって、
    調整用の基準インピーダンスと複数のトランジスタの並列回路から構成される調整用インピーダンス回路とから構成される分圧回路の出力電圧と所定の基準電圧とを比較して、比較結果を出力し、
    前記比較結果を異なったタイミングでサンプリングし、
    サンプリングした複数のタイミングでの比較結果を、多数決論理に従って調停して出力し、
    調停結果に従って、前記調整対象のインピーダンス回路を構成する各トランジスタと前記調整用インピーダンス回路を構成する各トランジスタとを制御する、
    ことを特徴とするインピーダンス調整方法。
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