JP5642935B2 - インピーダンス調整回路及びこれを備える半導体装置 - Google Patents

インピーダンス調整回路及びこれを備える半導体装置 Download PDF

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Description

本発明はインピーダンス調整回路に関し、特に、半導体装置に設けられた出力バッファのインピーダンスを調整するためのインピーダンス調整回路に関する。また、本発明は、このようなインピーダンス調整回路を備える半導体装置に関する。
近年、半導体装置間(CPUとメモリ間など)におけるデータ転送には、非常に高いデータ転送レートが要求されており、これを実現するため、入出力信号の振幅はますます小振幅化されている。入出力信号が小振幅化すると、出力バッファに対するインピーダンスの要求精度は非常に厳しくなる。
出力バッファのインピーダンスは、製造時のプロセス条件によってばらつくのみならず、実使用時においても、周辺温度の変化や電源電圧の変動の影響を受ける。このため、出力バッファに高いインピーダンス精度が要求される場合には、インピーダンス調整機能を持った出力バッファが採用される。このような出力バッファに対するインピーダンスの調整は、一般に「キャリブレーション回路」と呼ばれるインピーダンス調整回路を用いて行われる(特許文献1参照)。
特許文献1に記載されているように、インピーダンス調整回路には出力バッファと同じ構成を有するレプリカ回路が含まれている。そして、インピーダンス調整動作を行う場合、キャリブレーション端子に外部抵抗を接続した状態で、キャリブレーション端子に現れる電圧と基準電圧とを比較し、これによってレプリカ回路のインピーダンスを調整する。そして、レプリカ回路の調整内容を出力バッファに反映させることによって、出力バッファのインピーダンスを所望の値に設定する。
インピーダンス調整動作においては、まず外部抵抗のインピーダンスを基準としてプルアップ側のレプリカ回路のインピーダンスを調整し、次に、調整されたプルアップ側のレプリカ回路のインピーダンスを基準としてプルダウン側のレプリカ回路のインピーダンスを調整する。
レプリカ回路のインピーダンス調整は、カウンタ回路によって行われる。具体的には、レプリカ回路のインピーダンスが目標とするインピーダンスよりも高い場合には、カウンタ回路のカウント値を更新することによってレプリカ回路のインピーダンスを1ステップずつ低下させる。そして、レプリカ回路のインピーダンスが目標とするインピーダンス未満になったことが検知されると、レプリカ回路のインピーダンスが目標値に達したと判断し、カウンタ回路のカウント値更新を終了する。逆に、レプリカ回路のインピーダンスが目標とするインピーダンスよりも低い場合には、カウンタ回路のカウント値を更新することによってレプリカ回路のインピーダンスを1ステップずつ上昇させる。そして、レプリカ回路のインピーダンスが目標とするインピーダンスを超えたことが検知されると、レプリカ回路のインピーダンスが目標値に達したと判断し、カウンタ回路のカウント値更新を終了する。
特開2008−48361号公報
上述の通り、レプリカ回路のインピーダンス調整はカウンタ回路によって行われることから、得られるインピーダンス値は離散的となる。このため、調整後のレプリカ回路のインピーダンスは、目標とするインピーダンスに対して調整誤差を有することがある。この調整誤差は、外部抵抗を基準としてインピーダンス調整が行われるプルアップ側のレプリカ回路において最大でカウント値の1ビット分となる。
このため、プルアップ側のレプリカ回路のインピーダンスを基準として調整が行われるプルダウン側のレプリカ回路においては、調整誤差が加算され、最大でカウント値の2ビット分の調整誤差が生じることがある。
図24は、この問題を説明するためのグラフである。
図24に示すように、プルアップ側のレプリカ回路のインピーダンスaを外部抵抗のインピーダンスZeより低い状態から、外部抵抗のインピーダンスZeに一致するように調整すると、その結果は、外部抵抗のインピーダンスZeよりも上述の調整誤差△ZPU分だけインピーダンスだけ高くなる(=Ze+△ZPU)。そして、次に行われるプルダウン側のレプリカ回路のインピーダンス調整は、誤差を含むインピーダンス目標値Ze+△ZPUよりも低い状態からスタートすると、調整後のプルダウン側のレプリカ回路のインピーダンスは、インピーダンス目標値Ze+△ZPUよりも調整誤差△ZPD分だけインピーダンスが高くなる(=Ze+△ZPU+△ZPD)。
このように、従来のインピーダンス調整回路では、プルアップ側のレプリカ回路よりもプルダウン側のレプリカ回路の方が調整誤差が大きくなることがあり、その値は最大でカウント値の2ビット分に達してしまうという問題があった。
上記の問題は、プルアップ側及びプルダウン側のレプリカ回路とも、調整開始時におけるインピーダンスが目標値よりも低い場合だけでなく、逆のケース、つまり、プルアップ側及びプルダウン側のレプリカ回路とも、調整開始時におけるインピーダンスが目標値よりも高い場合においても同様に生じる。
本発明によるインピーダンス調整回路は、インピーダンスが可変である第1及び第2のレプリカ回路と、前記第1及び第2のレプリカ回路のインピーダンスをそれぞれ変化させる第1及び第2のカウンタ回路と、前記第1及び第2のカウンタ回路のカウント値を更新する制御回路とを備え、前記制御回路は、前記第1のレプリカ回路のインピーダンスが所定のインピーダンスよりも高い状態から低い状態及び低い状態から高い状態のどちらか一方向に変化したことに応答して前記第1のカウンタ回路のカウント値更新を終了し、前記第2のレプリカ回路のインピーダンスが前記第1のレプリカ回路のインピーダンスよりも高い状態から低い状態及び低い状態から高い状態の他方向に変化したことに応答して前記第2のカウンタ回路のカウント値更新を終了することを特徴とする。
また、本発明による半導体装置は、上記のインピーダンス調整回路と、前記第1のレプリカ回路と同じインピーダンスに設定される第1の駆動回路と、前記第2のレプリカ回路と同じインピーダンスに設定される第2の駆動回路と、前記第1の駆動回路と前記第2の駆動回路の接続点に設けられた出力端子とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、第1のレプリカ回路にて生じる調整誤差と、第2のレプリカ回路にて生じる調整誤差とが相殺されることから、第1のレプリカ回路のインピーダンスを基準として調整される第2のレプリカ回路のインピーダンス調整誤差が小さくなる。これにより、より正確なインピーダンス調整動作を行うことが可能となる。
本発明の好ましい実施形態による半導体装置の主要部の構成を示すブロック図である。 出力回路130及びインピーダンス調整回路140の構成を示すブロック図である。 プルアップ駆動回路131及びプルダウン駆動回路132の回路図である。 前段回路133の回路図である。 レプリカ回路1441の回路図である。 レプリカ回路1443の回路図である。 判定回路1471、1472の回路図である。 第1の実施形態によるインピーダンス調整回路140の動作を示す波形図である。 第1の実施形態において、インピーダンス調整中のレプリカ回路1441,1443のインピーダンス変化を模式的に表した図である。 第1の実施形態において、インピーダンス調整中のレプリカ回路1441,1443のインピーダンス変化を模式的に表した図である。 判定回路1471に含まれるフリップフロップ回路61、62の値の変化を示す図であり、(a)はノイズの影響が無い場合、(b)はノイズの影響を受けた場合を示している。 判定回路1473の回路図である。 判定回路2471、2472の回路図である。 第2の実施形態によるインピーダンス調整回路の動作を示す波形図である。 第2の実施形態において、インピーダンス調整中のレプリカ回路1441,1443のインピーダンス変化を模式的に表した図である。 第2の実施形態の問題点を説明するための図である。 判定回路347の回路図である。 判定回路3471、3472の回路図である。 第3の実施形態において、インピーダンス調整中のレプリカ回路1441,1443のインピーダンス変化を模式的に表した図である。 第4の実施形態によるインピーダンス調整回路140bのブロック図である。 第4の実施形態によるインピーダンス調整回路140bの動作を示す波形図である。 判定回路5472の回路図である。 第5の実施形態によるインピーダンス調整回路の動作を示す波形図である。 従来のインピーダンス調整回路の問題を説明するためのグラフである。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の好ましい実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の好ましい実施形態による半導体装置の主要部の構成を示すブロック図である。
図1に示すように、本実施形態による半導体装置は、クロック端子CLK、コマンド端子CMD、コマンドデコーダ回路110、内部回路120、出力回路130、インピーダンス調整回路140、出力端子DQ、及びキャリブレーション端子ZQを備える。キャリブレーション端子ZQには外部抵抗REが接続されている。
クロック端子CLKは、外部からクロック信号が入力される端子である。また、コマンド端子CMDは、内部回路120及びインピーダンス調整回路140の動作を制御するコマンド信号が外部から入力される端子である。
コマンドデコーダ回路110は、クロック信号に同期してコマンド信号を取り込み、コマンド信号をデコードして、入力されたコマンド信号に対応する動作を示す内部コマンド信号ICMDを生成する。内部コマンドICMDは、内部回路120及びインピーダンス調整回路140に供給される。
内部回路120は、内部コマンド信号ICMDによって指示される所定の処理を行なう回路ブロックである。内部回路120は、内部コマンド信号ICMDが外部に信号を出力する指示を示す場合、出力信号RDを出力回路に供給する。後述するように、出力信号RDは出力信号P,Nによって構成されている。
出力回路130は、内部回路120から供給される出力信号RDを出力端子DQを介して外部に供給する回路である。
インピーダンス調整回路140は、出力回路130のインピーダンス調整を指示する内部コマンド信号ICMDが供給されると、出力端子DQからみた出力回路130のインピーダンスを所望のインピーダンスに調整する回路である。
図2は、出力回路130及びインピーダンス調整回路140の構成を示すブロック図である。
図2に示すように、出力回路130は、第1の駆動回路であるプルアップ駆動回路(Pull−upドライバ)131と、第2の駆動回路であるプルダウン駆動回路(Pull−downドライバ)132と、前段回路133とを備える。
プルアップ駆動回路131は、出力端子DQを第1の論理レベルであるHレベルに駆動する回路である。プルダウン駆動回路132は、出力端子DQを第2の論理レベルであるLレベルに駆動する回路である。本実施形態による半導体装置がODT(On Die Termination)機能を有している場合には、プルアップ駆動回路131及びプルダウン駆動回路132は終端抵抗としても機能する。かかる半導体装置の例としては、半導体記憶装置の一つであるDRAM(Dynamic Random Access Memory)が挙げられる。
図3は、プルアップ駆動回路131及びプルダウン駆動回路132の回路図である。
図3に示すように、プルアップ駆動回路131は、電源電位VDDと出力端子DQとの間に並列接続された複数(本実施形態では5つ)のPチャンネルMOSトランジスタからなる出力トランジスタ211〜215によって構成されている。また、プルダウン駆動回路132は、出力端子DQと接地電位VSSとの間に並列接続された複数(本実施形態では5つ)のNチャンネルMOSトランジスタからなる出力トランジスタ221〜225によって構成されている。また、出力端子DQとプルアップ駆動回路131及びプルダウン駆動回路132との間には、抵抗Rが接続されている。抵抗Rとしては、例えばタングステン(W)抵抗を用いることができる。
プルアップ駆動回路131を構成する出力トランジスタ211〜215のゲート(制御電極)には、オン信号Ponを構成する5つの動作信号Pon1〜Pon5がそれぞれ供給されている。したがって、プルアップ駆動回路131を構成する出力トランジスタ211〜215は、動作信号Pon1〜Pon5に基づいて個々にオン/オフ制御がされることになる。同様に、プルダウン駆動回路132を構成する出力トランジスタ221〜225のゲート(制御電極)には、オン信号Nonを構成する5つの動作信号Non1〜Non5がそれぞれ供給されている。したがって、プルダウン駆動回路132を構成する出力トランジスタ221〜225も、動作信号Non1〜Non5に基づいて個々にオン/オフ制御がされることになる。
プルアップ駆動回路131及びプルダウン駆動回路132は、導通時に所定のインピーダンスとなるように設計されている。しかしながら、トランジスタのオン抵抗は製造条件によってばらつくとともに、動作時における環境温度や電源電圧によって変動することから、必ずしも所望のインピーダンスが得られるとは限らない。このため、実際のインピーダンスを所望の値とするためには、オンさせるべきトランジスタの数を調整する必要があり、かかる目的のために、複数の出力トランジスタからなる並列回路が用いられている。
出力回路130のインピーダンスを微細且つ広範囲に調整するためには、プルアップ駆動回路131及びプルダウン駆動回路132を構成する複数の出力トランジスタのW/L比(ゲート幅/ゲート長比)を互いに異ならせることが好ましく、2のべき乗の重み付けをすることが特に好ましい。すなわち、出力トランジスタ211のW/L比を「1WLp」とした場合、出力トランジスタ212〜215のW/L比をそれぞれ「2WLp」、「4WLp」、「8WLp」、「16WLp」に設定することが特に好ましい。同様に、出力トランジスタ221のW/L比を「1WLn」とした場合、出力トランジスタ222〜225のW/L比をそれぞれ「2WLn」、「4WLn」、「8WLn」、「16WLn」に設定することが特に好ましい。
このような構成により、動作信号Pon1〜Pon5,Non1〜Non5によってオンさせる出力トランジスタを適宜選択することで、製造条件によるばらつきや温度変化などにかかわらず、プルアップ駆動回路131及びプルダウン駆動回路132のインピーダンスを所望の値とすることが可能となる。
一方、前段回路133は、インピーダンス調整回路140からのインピーダンス調整信号DRZQPo,DRZQNoを受けて、プルアップ駆動回路131及びプルダウン駆動回路132のインピーダンスを設定する回路である。また、前段回路133には、内部回路120からの出力信号RD(=P,N)も供給される。
図4は、前段回路133の回路図である。
図4に示すように、前段回路133は、5つのOR回路311〜315と、5つのAND回路321〜325によって構成されている。OR回路311〜315には出力信号Pが共通に供給されているとともに、インピーダンス調整信号DRZQP1〜DRZQP5がそれぞれ供給されている。一方、AND回路321〜325には出力信号Nが共通に供給されているとともに、インピーダンス調整信号DRZQN1〜DRZQN5がそれぞれ供給されている。
出力信号P,Nは出力信号RDを構成する信号であり、出力端子DQより出力すべき信号がハイレベルであればいずれもローレベルとされ、出力端子DQより出力すべきデータがローレベルであればいずれもハイレベルとされる。したがって、出力信号P,Nを単一の信号とすることも可能であるが、出力回路130がODT動作を行う場合には、出力信号Pをローレベル、出力信号Nをハイレベルとする必要があり、このようなケースを想定して本実施形態では別個の信号を用いている。上述の通り、出力信号P,Nは図1に示した内部回路120によって生成される信号である。
このような構成により、出力信号P,Nがローレベルである場合には、OR回路311〜315の出力である動作信号Pon1〜Pon5の少なくとも一つがローレベルに活性化する一方、AND回路321〜325の出力である動作信号Non1〜Non5は全てローレベルに非活性化される。この場合、動作信号Pon1〜Pon5のいずれを活性化させるかは、インピーダンス調整信号DRZQPoによって決まる。
同様に、出力信号P,Nがハイレベルである場合には、AND回路321〜325の出力である動作信号Non1〜Non5の少なくとも一つがハイレベルに活性化する一方、OR回路311〜315の出力である動作信号Pon1〜Pon5は全てハイレベルに非活性化される。この場合、動作信号Non1〜Non5のいずれを活性化させるかは、インピーダンス調整信号DRZQNoによって決まる。
以上が出力回路130の回路構成である。次に、インピーダンス調整回路140の回路構成について説明する。
図2に示すように、インピーダンス調整回路140は、インピーダンス調整制御回路141、カウンタ回路1421、1422、レプリカ回路1441、1442、1443、基準電圧発生回路1451、1452、比較回路1461、1462、判定回路1471、1472を備える。
インピーダンス調整制御回路141は、インピーダンス調整を示す内部コマンド信号(例えば、ZQCS又はZQCL)とクロック信号CLKとを取り込み、カウンタ回路1421、1422に其々インピーダンス調整用クロックCLK1(a)及びCLK2(a)を供給し、判定回路1471、1472に其々インピーダンス調整用クロックCLK1(b)及びCLK2(b)と、リセット信号JRSET1及びJRSET2とを供給する。
ここで、インピーダンス調整制御回路141は、クロック信号CLKを所定の分周比で分周する分周器を有し、分周器の出力を各インピーダンス調整用クロックとして出力する。さらに、インピーダンス調整制御回路141は、インピーダンス調整用クロックCLK1(a)とインピーダンス調整用クロックCLK2(a)とを、其々インピーダンス調整用クロックCLK1(b)とインピーダンス調整用クロックCLK2(b)とに対して、所定の遅延時間を有するように出力する。さらに、インピーダンス調整制御回路141は、カウンタ回路1421にプルアップイネーブル信号PUEnableを供給し、カウンタ回路1422にプルダウンイネーブル信号PDEnableを供給する。
本実施形態では、一例としてプルアップイネーブル信号PUEnableは、インピーダンス調整を示す内部コマンド信号(ZQCS又はZQCL)によって活性化し、ヒット信号hit1の活性化によって非活性化する。また、本実施形態では、一例としてプルダウンイネーブル信号PDEnableは、ヒット信号hit1の活性化によって活性化し、ヒット信号hit2の活性化によって非活性化する。
カウンタ回路1421は、プルアップイネーブル信号PUEnableがハイレベルに活性化している期間に、インピーダンス調整用クロックCLK1(a)をカウントする回路である。カウンタ回路1421は、判定回路1471の出力信号である判定信号JCOMP1の論理レベルに応じて、カウント値をアップするか又はダウンするか変更し、レプリカ回路1441、1442のインピーダンスを調整するためにカウント値であるインピーダンス調整信号DRZQPrをレプリカ回路1441、1442に供給する。さらに、カウンタ回路1421は、カウント値であるインピーダンス調整信号DRZQPoをプルアップ駆動回路131に供給する。
カウンタ回路1422は、プルダウンイネーブル信号PDEnableがハイレベルに活性化している期間に、インピーダンス調整用クロックCLK2(a)をカウントする回路である。カウンタ回路1422は、判定回路1472の出力信号である判定信号JCOMP2の論理レベルに応じて、カウント値をアップするか又はダウンするか変更し、レプリカ回路1443のインピーダンスを調整するためにカウント値であるインピーダンス調整信号DRZQNrをレプリカ回路1443に供給する。さらに、カウンタ回路1422は、カウント値であるインピーダンス調整信号インピーダンス調整信号DRZQNoをプルダウン駆動回路132に供給する。
図5は、レプリカ回路1441の回路図である。
図5に示すように、レプリカ回路1441は、ドレイン側がキャリブレーション端子ZQに接続されている他は、出力回路130に含まれるプルアップ駆動回路131と実質的に同じ回路構成を有している。具体的には、電源電位VDDとキャリブレーション端子ZQとの間に並列接続された複数(本実施形態では5つ)のPチャンネルMOSトランジスタ411〜415と抵抗Rによって構成されている。レプリカ回路1441に含まれるトランジスタ411〜415は、図3に示したトランジスタ211〜215に対応しており、それぞれ同一のインピーダンスを有している。但し、インピーダンスが実質的に同じである限り、レプリカ回路1441に含まれるトランジスタ411〜415と、図3に示したトランジスタ211〜215とが全く同じトランジスタサイズである必要はなく、シュリンクしたトランジスタを用いても構わない。
図1に示したように、キャリブレーション端子ZQには外部抵抗REが接続されている。外部抵抗REのインピーダンスは、出力回路130を構成するプルアップ駆動回路131及びプルダウン駆動回路132のインピーダンスと一致している。換言すれば、プルアップ駆動回路131及びプルダウン駆動回路132のインピーダンス目標値と同じインピーダンスをもった外部抵抗REがキャリブレーション端子ZQに接続される。
トランジスタ411〜415のゲートには、カウンタ回路1421よりインピーダンス調整信号DRZQP1〜DRZQP5がそれぞれ供給されており、これによってレプリカ回路1441の動作が制御される。インピーダンス調整信号DRZQP1〜DRZQP5は、図2に示したインピーダンス調整信号DRZQPrを構成する信号である。インピーダンス調整信号DRZQPrは、図4に示したインピーダンス調整信号DRZQPoと基本的に同じ信号である。
レプリカ回路1442は、ドレイン側が図2に示すノードAに接続されている他は、図5に示すレプリカ回路1441と同一の回路構成を有している。したがって、レプリカ回路1442に含まれる5つのトランジスタのゲートには、同じくインピーダンス調整信号DRZQP1〜DRZQP5が供給される。
図6は、レプリカ回路1443の回路図である。
図6に示すように、レプリカ回路1443は、ドレイン側がノードAに接続されている他は、出力回路130に含まれるプルダウン駆動回路132と実質的に同じ回路構成を有している。具体的には、ノードAと接地電位VSSとの間に並列接続された複数(本実施形態では5つ)のNチャンネルMOSトランジスタ421〜425と抵抗Rによって構成されている。レプリカ回路1443に含まれるトランジスタ421〜425は、図3に示したトランジスタ221〜225に対応しており、それぞれ同一のインピーダンスを有している。但し、インピーダンスが実質的に同じである限り、レプリカ回路1443に含まれるトランジスタ421〜425と、図3に示したトランジスタ221〜225とが全く同じトランジスタサイズである必要はなく、シュリンクしたトランジスタを用いても構わない。
トランジスタ421〜425のゲートには、カウンタ回路1422よりインピーダンス調整信号DRZQN1〜DRZQN5がそれぞれ供給されており、これによってレプリカ回路1443の動作が制御される。インピーダンス調整信号DRZQN1〜DRZQN5は、図2に示したインピーダンス調整信号DRZQNrを構成する信号である。インピーダンス調整信号DRZQNrは、図4に示したインピーダンス調整信号DRZQNoと基本的に同じ信号である。
基準電圧発生回路1451、1452は、其々比較回路1461、1462の一方の端子に基準電圧を供給する回路である。具体的には、電源電圧(VDD)の1/2の基準電圧を其々の比較回路に供給する。尚、基準電圧発生回路1452を削除し、基準電圧発生回路1451から、比較回路1461、1462に基準電圧を供給する構成としてもよい。
比較回路1461は、キャリブレーション端子ZQの電位と、基準電圧発生回路1451から供給される基準電位(VDD/2)とを比較し、その比較結果を判定回路1471に供給する回路である。比較回路1461の非反転入力端子(+)は、キャリブレーション端子ZQに接続されており、反転入力端子(−)は、基準電圧発生回路1451の出力に接続されている。
上述の通り、キャリブレーション端子ZQには外部抵抗RE(例えば240Ω)が接続されており、従って、キャリブレーション端子ZQは、レプリカ回路1441と外部抵抗REとの接点に相当する。比較回路1461は、キャリブレーション端子ZQの電位が基準電位よりも高い場合、つまり、レプリカバッファ1441のインピーダンスが外部抵抗REのインピーダンスよりも低い場合、比較信号COMP1をハイレベルとする。一方、キャリブレーション端子ZQの電位が基準電位よりも低い場合、つまり、レプリカバッファ1441のインピーダンスが外部抵抗REのインピーダンスよりも高い場合、比較信号COMP1をローレベルとする。
比較回路1462は、レプリカ回路1442とレプリカ回路1443との接点Aの電位と、基準電圧発生回路1452から供給される基準電位(VDD/2)とを比較し、その比較結果を判定回路1472に供給する回路である。比較回路1462の非反転入力端子(+)は、接点Aに接続されており、反転入力端子(−)は、基準電圧発生回路1452の出力に接続されている。比較回路1462は、接点Aの電位が基準電位よりも高い場合、つまり、レプリカ回路1443のインピーダンスがレプリカ回路1442のインピーダンスよりも高い場合、比較信号COMP2をハイレベルとする。一方、接点Aの電位が基準電位よりも低い場合、つまり、レプリカ回路1443のインピーダンスがレプリカ回路1442のインピーダンスよりも低い場合、比較信号COMP2をローレベルとする。
判定回路1471、1472は、其々比較信号COMP1、COMP2の論理レベルの変化パターンを検出し、所定の変化パターンが現れた場合に、ヒット信号hit1、2を活性化する。ヒット信号hit1、hit2は、インピーダンス調整制御回路141に供給される。インピーダンス調整制御回路141は、ヒット信号hit1が活性化すると、カウンタ回路1421へのインピーダンス調整用クロックCLK1(a)の供給を停止し、ヒット信号hit2が活性化すると、カウンタ回路1422へのインピーダンス調整用クロックCLK2(a)の供給を停止する。また、判定回路1471、1472は、カウンタ回路1421、1422に比較信号JCOMP1、JCOMP2をそれぞれ供給する。ここで、JCOMP1、JCOMP2は、其々上述の比較信号COMP1、COMP2と同一の信号である。
図7は、判定回路1471、1472の回路図である。
図7に示すように、判定回路1471、1472は互いに同じ回路構成を有しており、従属接続された2つのフリップフロップ回路61、62と、インバータ回路63と、NAND回路64とを備える。図7に示した構成を備えることで、判定回路1471、1472は、其々COMP1、COMP2のハイレベルからローレベルへの変化に応じて、ヒット信号hit1、ヒット信号hit2を活性レベルであるローレベルへと遷移させる。つまり、判定回路1471は、レプリカ回路1441のインピーダンスが外部抵抗REのインピーダンスよりも低い状態から高い状態に変化した際にのみ、ヒット信号hit1を活性化させる。また、判定回路1472は、レプリカ回路1443のインピーダンスがレプリカ回路1442のインピーダンスよりも高い状態から低い状態に変化した際にのみ、ヒット信号hit2を活性化させる。判定回路1471、1472は、其々インピーダンス調整制御回路141から判定回路リセット信号JRSET1、JRSET2が入力されると、各フリップフロップの保持データを共にローレベルにリセットする。
図8は、本実施形態によるインピーダンス調整回路140の動作を示す波形図である。
まず、時刻T0において、キャリブレーションコマンド(ZQCS)に応じてプルアップイネーブル信号PUEnableが活性化すると、リセット信号JRSET1が活性化する。(T0〜T1)。リセット信号JRSET1のパルスに応じて、判定回路1471に含まれるフリップフロップ回路61、62がリセットされる。この時、図8に示す例では比較信号COMP1がハイレベルである。
カウンタ回路1421は、比較信号COMP1のハイレベルに応じて、インピーダンス調整用クロックCLK1(a)に同期してカウント値をカウントアップする。これにより、カウンタ回路1421のカウント値は、前回のカウント値からカウントアップされる(#4→#5→#6)。カウンタ回路1421のカウント値が大きくなると、これに連動してインピーダンス調整信号DRZQPrの値が変化し、レプリカ回路1441のインピーダンスが上昇する。
図8に示す例では、カウンタ回路1421のカウント値が#7までカウントアップされた時点で、レプリカ回路1441のインピーダンスが外部抵抗REのインピーダンスを超え、これにより、比較信号COMP1がハイレベルからローレベルに変化する。その結果、判定回路1471は、インピーダンス調整用クロックCLK1(b)に同期してhit1をローレベルに活性化させる。
hit1の活性化を受けて、インピーダンス調整制御回路141は、カウンタ回路1421へのインピーダンス調整用クロックCLK1(a)の供給を停止するとともに、プルアップイネーブル信号PUEnableを非活性化し、代わりにプルダウンイネーブル信号PDEnableを活性化する。さらに、リセット信号JRSET2を活性化させる。リセット信号JRSET2のパルスに応じて、判定回路1472に含まれるフリップフロップ回路61、62がリセットされる。この時、図8に示す例では比較信号COMP2がハイレベルである。
カウンタ回路1422は、比較信号COMP2のハイレベルに応じて、インピーダンス調整用クロックCLK2(a)に同期してカウント値をカウントアップする。これにより、カウンタ回路1422のカウント値は、前回のカウント値からカウントアップされる(#4→#5→#6)。カウンタ回路1422のカウント値が大きくなると、これに連動してインピーダンス調整信号DRZQNrの値が変化し、レプリカ回路1443のインピーダンスが低下する。
図8に示す例では、カウンタ回路1422のカウント値が#7までカウントアップされた時点で、レプリカ回路1443のインピーダンスがレプリカ回路1441、1442のインピーダンスを下回り、これにより、比較信号COMP2がハイレベルからローレベルに変化する。その結果、判定回路1472は、インピーダンス調整用クロックCLK2(b)に同期してhit2をローレベルに活性化させる。
hit2の活性化を受けて、インピーダンス調整制御回路141は、カウンタ回路1422へのインピーダンス調整用クロックCLK2(a)の供給を停止するとともに、プルダウンイネーブル信号PDEnableを非活性化する。さらに、リセット信号JRSET2を活性化させる。
尚、本実施形態では、キャリブレーションコマンドZQCSに応じて、プルアップイネーブル信号PUEnableが活性化させる構成を例として示したが、1回目のインピーダンス調整の開始時のみ、キャリブレーションコマンドによってプルアップイネーブル信号PUEnableを活性状態とし、2回目以降のキャリブレーション時には、ヒット信号hit2の活性化に応じて、プルアップイネーブル信号PUEnableを活性化させる構成とすることも可能である。このような構成とすることで、2回目以降のインピーダンス調整は、外部からキャリブレーションコマンドを入力する必要が無く、その結果、コマンドの利用効率が上がるという効果がある。
図9は、本実施形態において、インピーダンス調整中のレプリカ回路1441,1443のインピーダンス変化を模式的に表した図である。線Z1441はプルアップ側であるレプリカ回路1441のインピーダンス変化を示し、線Z1443はプルダウン側であるレプリカ回路1443のインピーダンス変化を示している。
図9に示すように、レプリカ回路1441のインピーダンスZ1441を外部抵抗REのインピーダンスZeより低い状態から、外部抵抗のインピーダンスZeに近づけるように調整すると、その結果は、外部抵抗REのインピーダンスZeよりも調整誤差△ZPU分だけインピーダンスだけ大きくなる(=Ze+△ZPU)。そして、次に行われるプルダウン側のレプリカ回路1443のインピーダンス調整は、誤差を含むインピーダンス目標値Ze+△ZPUよりも高い状態からスタートすると、調整後におけるレプリカ回路1443のインピーダンスは、インピーダンス目標値Ze+△ZPUよりも調整誤差△ZPD分だけインピーダンスが低くなる(=Ze+△ZPU−△ZPD)。
このように、レプリカ回路1441側で生じる調整誤差△ZPUと、レプリカ回路1443側で生じる調整誤差△ZPDとが相殺されることから、従来のインピーダンス調整回路のように、プルアップ側のレプリカ回路よりもプルダウン側のレプリカ回路の方が調整誤差が大きくなるという現象が防止される。具体的には、プルアップ側及びプルダウン側とも、調整誤差は最大でカウント値の1ビット分に抑えられる。
以上の説明では、レプリカ回路1441のインピーダンスZ1441が外部抵抗REのインピーダンスZeより低い状態からスタートし、且つ、レプリカ回路1443のインピーダンスZ1443がレプリカ回路1441のインピーダンスZe+△ZPUよりも高い状態からスタートする例を説明したが、他のケースにおいても同様の効果を得ることができる。
図10は、レプリカ回路1441のインピーダンスZ1441が外部抵抗REのインピーダンスZeより低い状態からスタートし、且つ、レプリカ回路1443のインピーダンスZ1443がレプリカ回路1441のインピーダンスZe+△ZPUよりも低い状態からスタートする例を示す図である。
図10に示す例においては、プルダウン側であるレプリカ回路1443のインピーダンスZ1443がインピーダンス目標値Ze+△ZPUを2回超える(1回目はインピーダンス目標値Ze+△ZPUを上回り、2回目はインピーダンス目標値Ze+△ZPUを下回る)必要があるものの、最終的に得られるレプリカ回路1443のインピーダンスは、インピーダンス目標値Ze+△ZPUよりも調整誤差△ZPD分だけ低いZe+△ZPU−△ZPDとなり、同じ効果が得られることが分かる。
他のケースについても全て同様であり、プルアップ側及びプルダウン側とも、調整誤差を最大でカウント値の1ビット分に抑えることが可能となる。
但し、上記実施形態によるインピーダンス調整回路140はノイズの影響をやや受けやすく、ノイズによって誤動作を起こすケースが想定される。以下これについて説明する。
図11は、判定回路1471に含まれるフリップフロップ回路61、62の値の変化を示す図であり、(a)はノイズの影響が無い場合、(b)はノイズの影響を受けた場合を示している。
図11(a)に示すように、フリップフロップ回路61、62がリセットされた後、カウンタ回路1421のカウントアップ進行によってレプリカ回路1441のインピーダンスが徐々に上昇する。これにより、時刻t11でフリップフロップ回路62にハイレベルが取り込まれ、時刻t12でフリップフロップ回路61、62の両方にハイレベルが取り込まれる。その後もカウンタ回路1421のカウントアップが進行し、これによってレプリカ回路1441のインピーダンスが外部抵抗REのインピーダンスZeよりも高くなると、時刻t15においてフリップフロップ回路61、62の値はそれぞれハイレベル、ローレベルとなる。これにより、ヒット信号hit1が活性化し、レプリカ回路1441のインピーダンス調整が完了する。以上は、ノイズの影響が無かった場合の正常な動作である。
これに対し、図11(b)に示すように、ノイズの影響によって基準電圧発生回路1451の出力が変動し、これによって時刻t13における比較回路1461の出力がハイレベルからローレベルに反転すると、時刻t13におけるフリップフロップ回路61、62の値はそれぞれハイレベル、ローレベルとなり、誤ってヒット信号hit1が活性化してしまう。つまり、レプリカ回路1441のインピーダンスがまだ外部抵抗REのインピーダンスZeに達していないにもかかわらず、インピーダンス調整が終了してしまう。
このような問題は、特にレプリカ回路1441の出力レベルと基準電圧発生回路1451の出力レベルの差が小さく、その結果、比較回路1461の出力が反転しやすい状態、つまり、インピーダンス調整終了直前に生じる可能性が高い。もちろん、上記の問題は、プルダウン側であるレプリカ回路1443のインピーダンス調整動作においても生じる。
次に説明する第2の実施形態は、このようなノイズの影響を受けにくくした例である。
本実施形態によるインピーダンス調整回路は、全体構成については図示しないが、図2に示した判定回路1471、1472に代えて、それぞれ判定回路2471、2471を用いている点において第1の実施形態と異なる。
図13は、判定回路2471、2472の回路図である。
図13に示すように、判定回路2471、2472は互いに同じ回路構成を有しており、従属接続された3つのフリップフロップ回路71〜73と、インバータ回路74と、NAND回路75とを備える。図13に示した構成を備えることで、判定回路2471、2472は、比較信号COMP1、COMP2がハイレベル、ローレベル、ハイレベルの順に変化したこと応じて、ヒット信号hit1、ヒット信号hit2を活性レベルであるローレベルへと遷移させる。
つまり、判定回路2471は、レプリカ回路1441のインピーダンスが外部抵抗REのインピーダンスよりも低い状態、高い状態、低い状態と連続に変化した場合に応じてのみ、ヒット信号hit1を活性化させる。また、判定回路2472は、レプリカ回路1443のインピーダンスがレプリカ回路1442のインピーダンスよりも高い状態、低い状態、高い状態と連続に変化した場合に応じてのみ、ヒット信号hit2を活性化させる。また、判定回路2471、2472は、其々インピーダンス調整制御回路141から判定回路リセット信号JRSETS1、JRSET2が入力されると、各フリップフロップの保持データを共にローレベルにリセットする。
図14は、第2の実施形態によるインピーダンス調整回路の動作を示す波形図である。
まず、時刻T0において、キャリブレーションコマンド(ZQCS)に応じてプルアップイネーブル信号PUEnableが活性化し、同時に、リセット信号JRSET1が活性化する。(T0〜T1)。リセット信号JRSET1のパルスに応じて、判定回路2471に含まれるフリップフロップ回路71〜73がリセットされる。この時、図14に示す例では比較信号COMP1がハイレベルである。
カウンタ回路1421は、比較信号COMP1のハイレベルに応じて、インピーダンス調整用クロックCLK1(a)に同期してカウント値をカウントアップする。これにより、カウンタ回路1421のカウント値は、前回のカウント値からカウントアップされる(#4→#5→#6)。カウンタ回路1421のカウント値が大きくなると、これに連動してインピーダンス調整信号DRZQPrの値が変化し、レプリカ回路1441のインピーダンスが上昇する。
図14に示す例では、カウンタ回路1421のカウント値が#6までカウントアップされた時点で、レプリカ回路1441のインピーダンスが外部抵抗REのインピーダンスを超え、これにより、比較信号COMP1がハイレベルからローレベルに変化する。これにより、カウンタ回路1421は次のカウント値を#5にカウントダウンする。その結果、判定回路2471に含まれるフリップフロップ回路71〜73にはそれぞれハイ、ロー、ハイが取り込まれた状態となることから、判定回路2471は、インピーダンス調整用クロックCLK1(b)に同期してhit1をローレベルに活性化させる。
hit1の活性化を受けて、インピーダンス調整制御回路141は、カウンタ回路1421へのインピーダンス調整用クロックCLK1(a)の供給を停止するとともに、プルアップイネーブル信号PUEnableを非活性化し、プルダウンイネーブル信号PDEnableを活性化する。さらに、リセット信号JRSET2を活性化させる。リセット信号JRSET2のパルスに応じて、判定回路2472に含まれるフリップフロップ回路71〜73がリセットされる。この時、図14に示す例では比較信号COMP2がハイレベルである。
カウンタ回路1422は、比較信号COMP2のハイレベルに応じて、インピーダンス調整用クロックCLK2(a)に同期してカウント値をカウントアップする。これにより、カウンタ回路1422のカウント値は、前回のカウント値からカウントアップされる(#4→#5→#6)。カウンタ回路1422のカウント値が大きくなると、これに連動してインピーダンス調整信号DRZQNrの値が変化し、レプリカ回路1443のインピーダンスが低下する。
図14に示す例では、カウンタ回路1422のカウント値が#6までカウントアップされた時点で、レプリカ回路1441のインピーダンスがレプリカ回路1441、1442のインピーダンスを下回り、これにより、比較信号COMP2がハイレベルからローレベルに変化する。これにより、カウンタ回路1421は次のカウント値を#5にカウントダウンする。その結果、判定回路2472に含まれるフリップフロップ回路71〜73にはそれぞれハイ、ロー、ハイが取り込まれた状態となることから、判定回路2472は、インピーダンス調整用クロックCLK2(b)に同期してhit2をローレベルに活性化させる。
hit2の活性化を受けて、インピーダンス調整制御回路141は、カウンタ回路1422へのインピーダンス調整用クロックCLK2(a)の供給を停止するとともに、プルダウンイネーブル信号PDEnableを非活性化する。さらに、リセット信号JRSET2を活性化させる。
図15は、第2の実施形態において、インピーダンス調整中のレプリカ回路1441,1443のインピーダンス変化を模式的に表した図である。
図15に示すように、本実施形態では、プルアップ側のレプリカ回路1441及びプルダウン側のレプリカ回路1443とも、インピーダンス目標値を2回又は3回超えた場合に調整完了となる。インピーダンス目標値を超える回数が2回であるか3回であるかは、スタート時点のインピーダンスによる。
具体的に説明すると、図15には、プルアップ側であるレプリカ回路1441のインピーダンスZ1441がインピーダンス目標値Zeを2回超える(1回目はインピーダンス目標値Zeを上回り、2回目はインピーダンス目標値Zeを下回る)と調整完了となる例を示しており、得られるインピーダンスはZe−△ZPUとなる。また、プルダウン側であるレプリカ回路1443のインピーダンスZ1443については、インピーダンス目標値Ze−△ZPUを2回超える(1回目はインピーダンス目標値Ze−△ZPUを下回り、2回目はインピーダンス目標値Ze−△ZPUを上回る)と調整完了となる例と、インピーダンス目標値Ze−△ZPUを3回超える(1回目はインピーダンス目標値Ze−△ZPUを上回り、2回目はインピーダンス目標値Ze−△ZPUを下回り、3回目はインピーダンス目標値Ze−△ZPUを上回る)と調整完了となる例を示している。得られるインピーダンスは、インピーダンス目標値Ze−△ZPUよりも調整誤差△ZPD分だけ高いZe−△ZPU+△ZPDとなり、調整誤差が相殺されることが分かる。
このように、本実施形態では、レプリカ回路1441、1443のインピーダンスが目標値を2回又は3回超えた場合に調整完了としている。その結果、ノイズの影響によって基準電圧発生回路1451の出力が変動した場合でも、第1の実施形態よりも少なくとも1回多くインピーダンス調整が可能であるため、第1の実施形態に比べノイズの影響を受けにくい。
本実施形態では、レプリカ回路1441のインピーダンスが外部抵抗REのインピーダンスよりも低い状態、高い状態、低い状態と連続に変化した場合に応じてのみ、ヒット信号hit1を活性化させるような構成としている。このため、図16に示すとおり、インピーダンス調整開始時のレプリカ回路1441のインピーダンスが外部抵抗REのインピーダンスよりも高い状態であった場合、インピーダンス調整開始時のレプリカ回路1441のインピーダンスが外部抵抗REのインピーダンスよりも低い状態であった場合に比べ、目標インピーダンスを跨ぐインピーダンス変化の回数が1回多くなる。その結果、インピーダンス調整開始時のレプリカ回路1441のインピーダンスが外部抵抗REのインピーダンスよりも高い状態であった場合、かかるインピーダンスが低い状態であった場合よりも、ヒット判定に要する時間が長くなってしまう。ここで、ヒット判定に要する時間とは、レプリカ回路のインピーダンスが、目標インピーダンスを跨ぐ直前の状態に最初に達してから、ヒット判定信号が活性化されるまでの時間をいう(図16参照)。
次に説明する第3の実施形態は上記の問題を解決するものであり、インピーダンス調整開始時のレプリカ回路1441のインピーダンスが外部抵抗REのインピーダンスよりも高いか低いかに係らず、ヒット判定に要する時間が同一となるインピーダンス調整回路を提供する。
第3の実施形態によるインピーダンス調整回路は、全体構成については図示しないが、図2に示した判定回路1471、1472に代えて、判定回路347を用いている点において第1の実施形態と異なる。
図17は、判定回路347の回路図である。
図17に示すように、判定回路347は、判定回路2471a、3471、2472a、3472と、切り換え器3473と、AND回路3474とを備える。判定回路2471a、2472aは、図13に示した判定回路2471、2472から比較信号JCOMP1、2の出力パスを除いた回路である。
図18は、判定回路3471、3472の回路図である。
図18に示すように、判定回路3471、3472は互いに同じ回路構成を有しており、従属接続された3つのフリップフロップ回路81〜83と、インバータ回路84,85と、NAND回路86とを備える。図18に示した構成を備えることで、判定回路3471、3472は、比較信号COMP1、COMP2がローレベル、ハイレベル、ローレベルの順に変化したこと応じて、ヒット信号hit1、ヒット信号hit2を活性レベルであるローレベルへと遷移させる。
つまり、判定回路3471は、レプリカ回路1441のインピーダンスが外部抵抗REのインピーダンスよりも高い状態、低い状態、高い状態と連続に変化した場合に応じてのみ、ヒット信号hit1を活性化させる。また、判定回路3472は、レプリカ回路1443のインピーダンスがレプリカ回路1442のインピーダンスよりも低い状態、高い状態、低い状態と連続に変化した場合に応じてのみ、ヒット信号hit2を活性化させる。また、判定回路3471、3472は、其々インピーダンス調整制御回路141から判定回路リセット信号JRSET1、JRSET2が入力されると、各フリップフロップの保持データを共にローレベルにリセットする。
図17に戻り、切り換え器3473は、判定回路2472aの出力であるヒット信号hit2(a)と判定回路3472の出力であるヒット信号hit2(b)とを、判定回路2471aの出力信号であるヒット信号hit1(a)の論理レベルに応じて切り換える回路である。具体的には、hit1(a)がローレベルを取るとhit2(a)をヒット信号hit2として出力し、hit1(a)がハイレベルを取るとhit2(b)をヒット信号hit2として出力する。
AND回路3474は、判定回路2471aの出力であるヒット信号hit1(a)と判定回路3471の出力であるヒット信号hit1(b)とのどちらか一方がローレベル(活性状態)をとると、ローレベル(活性状態)のヒット信号hit1を出力し、hit1(a)とhit1(b)とが共にハイレベル(非活性状態)の場合には、ハイレベル(非活性状態)のヒット信号hit1を出力する。
図19は、第3の実施形態において、インピーダンス調整中のレプリカ回路1441,1443のインピーダンス変化を模式的に表した図である。
図19に示すように、本実施形態では、レプリカ回路1441のインピーダンスが外部抵抗REのインピーダンスよりも低い状態、高い状態、低い状態と連続に変化した場合、並びに、高い状態、低い状態、高い状態と連続に変化した場合のいずれの場合においても、ヒット信号hit1が活性化する。つまり、プルアップ側であるレプリカ回路1441のインピーダンスZ1441がインピーダンス目標値Zeを2回超えると必ず調整完了となる。このため、スタート時のインピーダンスが外部抵抗REのインピーダンスよりも高いか低いかに関わらず、ヒット判定に要する時間は一定となる。
そして、レプリカ回路1441のインピーダンスが外部抵抗REのインピーダンスよりも低い状態、高い状態、低い状態と連続に変化した場合には、判定回路2472aの出力であるヒット信号hit2(a)が選択されるため、レプリカ回路1443のインピーダンスがレプリカ回路1441のインピーダンスのインピーダンスよりも高い状態、低い状態、高い状態と連続に変化した場合に調整完了となる。逆に、レプリカ回路1441のインピーダンスが外部抵抗REのインピーダンスよりも高い状態、低い状態、高い状態と連続に変化した場合には、判定回路3472の出力であるヒット信号hit2(b)が選択されるため、レプリカ回路1443のインピーダンスがレプリカ回路1441のインピーダンスのインピーダンスよりも低い状態、高い状態、低い状態と連続に変化した場合に調整完了となる。
このように、本実施形態によれば、スタート時におけるレプリカ回路1441のインピーダンスに関わらず、ヒット判定に要する時間を一定とすることが可能となる。これにより、より高速なインピーダンス調整が可能となる。
次に、本発明の好ましい第4の実施形態について説明する。
上記第1の実施形態では、プルダウン側の比較信号COMP2の変化方向とプルダウン側であるレプリカ回路1443のインピーダンスの変化方向とが、逆相の関係となっていた。具体的には、比較信号COMP2がハイレベルを取るときに、プルダウン側のインピーダンスは低下し、比較信号COMP2がローレベルを取るときに、プルダウン側のインピーダンスは増加していた。
本実施形態によるインピーダンス調整回路は、比較信号COMP2の変化方向とプルダウン側であるレプリカ回路1443のインピーダンスの変化方向とが、同相の関係となるような構成を示す。具体的には、比較信号COMP2がハイレベルを取るときに、プルダウン側のインピーダンスは増加し、比較信号COMP2がローレベルを取るときに、プルダウン側のインピーダンスが減少する構成である。したがって、判定回路1471と同じ回路構成を有する判定回路1472ではなく、異なる回路構成を有する判定回路を用いる必要がある。
図20は、第4の実施形態によるインピーダンス調整回路140aのブロック図である。
図20に示すように、本実施形態によるインピーダンス調整回路140aは、図2に示したインピーダンス調整回路140と比べ、比較回路1462に代えて比較回路4162が用いられ、判定回路1472に代えて判定回路1473が用いられている点、並びに、判定回路1473とカウンタ回路1422との間にインバータ回路448が設けられている点において異なる。その他の構成は図2に示したインピーダンス調整回路140と同じである。
比較回路4162は、レプリカ回路1442とレプリカ回路1443との接点Aの電位と、基準電圧発生回路1452から供給される基準電位(VDD/2)とを比較し、その比較結果を判定回路1473に供給する回路である。比較回路4162の非反転入力端子(+)は、基準電圧発生回路1452の出力に接続されており、反転入力端子(−)は、接点Aに接続されている。比較回路4162は、接点Aの電位が基準電位よりも高い場合、つまり、レプリカ回路1443のインピーダンスがレプリカ回路1442のインピーダンスよりも高い場合、比較信号COMP2をローレベルとする。一方、接点Aの電位が基準電位よりも低い場合、つまり、レプリカ回路1443のインピーダンスがレプリカ回路1442のインピーダンスよりも低い場合、比較信号COMP2をハイレベルとする。
判定回路1473は、比較信号COMP2の論理レベルの変化を検出し、比較信号COMP2が所定のパターンで変化した際に、ヒット信号hit2を活性化し、ヒット信号hit2をインピーダンス調整制御回路141aに供給する回路である。その回路構成は、図12に示したとおりである。インピーダンス調整制御回路141aは、ヒット信号hit2が活性化されると、カウンタ回路1422へのインピーダンス調整用クロックCLK2(a)の供給を停止する。また、判定回路1473は、インバータ回路448を介してカウンタ回路1422に、比較信号COMP2の反転信号である比較信号JCOMP2Bを供給する。
既に説明したとおり、判定回路1473は、比較信号COMP2がローレベルからハイレベルに変化した際にのみ、ヒット信号hit2を活性化状態であるローレベルとする。つまり、判定回路1473は、レプリカ回路1443のインピーダンスがレプリカ回路1442のインピーダンスよりも高い状態から低い状態に変化した際にのみ、ヒット信号hit2を活性化させる。また、判定回路1473は、インピーダンス調整制御回路141aから判定回路リセット信号JRSET2が入力されると、各フリップフロップ61,62の保持データを共にハイレベルにリセットする。
図21は、本実施形態によるインピーダンス調整回路140aの動作を示す波形図である。
図21に示すように、本実施形態によるインピーダンス調整回路140aの動作は、図8に示した第1の実施形態によるインピーダンス調整回路140の動作と同様であるが、比較信号COMP2の論理レベルが反転している点において異なる。但し、判定回路1473の出力である比較信号JCOMP2はインバータ回路448によって反転され、反転された比較信号JCOMP2Bがカウンタ回路1422に供給されることから、カウンタ回路1422の動作としては、第2の実施形態によるインピーダンス調整回路140と同じである。
このように、比較信号COMP2の変化方向とプルダウン側のインピーダンスの変化方向とが同相の関係となるような構成としても、第2の実施形態と同様の効果を得ることが出来る。
次に、本発明の好ましい第5の実施形態について説明する。
第5の実施形態は、上述した第3の実施形態において、比較信号COMP2の変化方向とプルダウン側のインピーダンスの変化方向とが同相の関係となるような構成したものである。回路構成としては、比較回路1462に代えて上述した比較回路4162が用いられ、判定回路2472に代えて後述する判定回路5472が用いられている点、並びに、判定回路5472とカウンタ回路1422との間にインバータ回路が設けられている点において異なる。第3の実施形態と同一であることから、全体構成を示す図については省略する。
図22は、判定回路5472の回路図である。
図22に示すように、判定回路5472は、判定信号COMP2が連続してローレベル、ハイレベル、ローレベルと変化した場合に応じてのみ、ヒット信号hit2を活性レベルであるローレベルへと遷移させる。つまり、判定回路5472は、レプリカ回路1443のインピーダンスがレプリカ回路1442のインピーダンスよりも低い状態、高い状態、低い状態と連続に変化した場合に応じてのみ、ヒット信号hit2を活性化させる。さらに、判定回路5472は、インピーダンス調整制御回路242から判定回路リセット信号JRSET2が入力されると、各フリップフロップの保持データを共にローレベルにリセットする。
図23は、第5の実施形態によるインピーダンス調整回路の動作を示す波形図である。
図23に示すように、本実施形態によるインピーダンス調整回路の動作は、図14に示した第3の実施形態によるインピーダンス調整回路の動作と同様であるが、比較信号COMP2の論理レベルが反転している点において異なる。但し、判定回路5472の出力である比較信号JCOMP2はインバータ回路によって反転され、反転された比較信号JCOMP2Bがカウンタ回路1422に供給されることから、カウンタ回路1422の動作としては、第3の実施形態によるインピーダンス調整回路と同じである。
このように、比較信号COMP2の変化方向とプルダウン側のインピーダンスの変化方向とが同相の関係となるような構成としても、第3の実施形態と同様の効果を得ることが出来る。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は、上記の実施形態に限定されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることはいうまでもない。
110 コマンドデコーダ回路
120 内部回路
130 出力回路
131 プルアップ駆動回路
132 プルダウン駆動回路
133 前段回路
140,140a インピーダンス調整回路
141,141a,242 インピーダンス調整制御回路
1421,1422 カウンタ回路
1441,1442,1443 レプリカ回路
1451,1452 基準電圧発生回路
1461,1462,4162 比較回路
1471〜1473,2471,2471a,2472,2472a,3471,3472,347,5472 判定回路
3473 切り換え器

Claims (5)

  1. 出力端子と、
    それぞれが前記出力端子に接続され、それぞれが前記出力端子を駆動する第1及び第2の駆動回路と、
    前記第1の駆動回路に接続された第1のカウンタ回路であって、前記第1の駆動回路の第1のインピーダンスが第1の基準インピーダンスに接近するように、又は、当該第1のインピーダンスが当該第1の基準インピーダンスと実質的に等しくなるように、前記第1の駆動回路の前記第1のインピーダンスを変化させる前記第1のカウンタ回路と、
    前記第1の駆動回路の前記第1のインピーダンスが前記第1の基準インピーダンスよりも高いレベル又は低いレベルのいずれか一方のレベルから前記第1の基準インピーダンスよりも高いレベル又は低いレベルの他方のレベルへと変化し、さらに、前記第1の駆動回路の前記第1のインピーダンスが前記第1の基準インピーダンスよりも高いレベル又は低いレベルのいずれか前記他方のレベルから前記第1の基準インピーダンスよりも高いレベル又は低いレベルの前記一方のレベルへと変化したときに、第1の判定信号を発生する第1の判定回路と、
    前記第2の駆動回路に接続された第2のカウンタ回路であって、前記第1の判定回路が前記第1の判定信号を発生した後に、前記第2の駆動回路の第2のインピーダンスが第2の基準インピーダンスに接近するように、又は、当該第2のインピーダンスが当該第2の基準インピーダンスと実質的に等しくなるように、前記第2の駆動回路の前記第2のインピーダンスを変化させる前記第2のカウンタ回路と、
    前記第2の駆動回路の前記第2のインピーダンスが前記第2の基準インピーダンスよりも高いレベル又は低いレベルの前記他方のレベルから前記第2の基準インピーダンスよりも高いレベル又は低いレベルの前記一方のレベルへと変化し、さらに、前記第2の駆動回路の前記第2のインピーダンスが前記第2の基準インピーダンスよりも高いレベル又は低いレベルのいずれか前記一方のレベルから前記第2の基準インピーダンスよりも高いレベル又は低いレベルの前記他方のレベルへと変化したときに、第2の判定信号を発生する第2の判定回路と、
    前記第1の判定信号に応答して前記第1のカウンタ回路が前記第1の駆動回路の前記第1のインピーダンスを変化させる動作を停止し、前記第2の判定信号に応答して前記第2のカウンタ回路が前記第2の駆動回路の前記第2のインピーダンスを変化させる動作を停止する制御回路と、
    を備えることを特徴とする半導体装置。
  2. 前記第1の判定回路が、前記第2の判定回路と実質的に同一の回路構成を有することを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記第1の判定回路が、互いに直列に接続された少なくとも3つの第1のフリップフロップ回路を有し、前記第2の判定回路が、互いに直列に接続された少なくとも3つの第2のフリップフロップ回路を有することを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  4. キャリブレーション端子と、
    前記キャリブレーション端子に接続され、前記第1の駆動回路の前記第1のインピーダンスに関連する第3のインピーダンスを示す第1のレプリカ回路と、
    前記キャリブレーション端子の電位と基準電圧とを比較し、比較結果に応じて第1又は第2の論理レベルをとる第1の比較信号を発生する第1の比較回路と、
    前記第1のレプリカ回路の前記第3のインピーダンスと実質的に同一の第4のインピーダンスを示す第2のレプリカ回路と、
    前記第2のレプリカ回路と第1のノードで接続され、前記第2の駆動回路の前記第2のインピーダンスに関連する第5のインピーダンスを示す第3のレプリカ回路と、
    前記第1のノードの電位と前記基準電圧とを比較し、比較結果に応じて前記第1又は前記第2の論理レベルをとる第2の比較信号を発生する第2の比較回路と、を有し、
    前記第1の判定回路は、互いに直列に接続された少なくともつの第1のフリップフロップ回路であって、当該少なくともつの第1のフリップフロップ回路のうちの先頭の1つは、自身の入力端子で前記第1の比較信号を受け取る少なくともつの前記第1のフリップフロップ回路を含み、
    前記第2の判定回路は、互いに直列に接続された少なくともつの第2のフリップフロップ回路であって、当該少なくともつの第2のフリップフロップ回路のうちの先頭の1つは、自身の入力端子で前記第2の比較信号を受け取る少なくともつの前記第2のフリップフロップ回路を含む、ことを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  5. 出力端子に接続された第1の駆動回路のインピーダンスを第1の基準インピーダンスに向かって段階的に調整し、
    前記第1の駆動回路の前記インピーダンスが前記第1の基準インピーダンスと少なくとも回交差し、前記第1の駆動回路の前記インピーダンスが前記第1の基準インピーダンスよりも第1の幅高い状態と前記第1の基準インピーダンスよりも第2の幅低い状態のいずれか一方である第1の最終インピーダンスに調整されたときに、前記第1の駆動回路の前記インピーダンスの調整を終了し、
    前記出力端子に接続された第2の駆動回路のインピーダンスを第2の基準インピーダンスに向かって段階的に調整し、
    前記第2の駆動回路の前記インピーダンスが前記第2の基準インピーダンスと少なくとも回交差し、前記第2の駆動回路の前記インピーダンスが前記第2の基準インピーダンスよりも第3の幅高い状態と前記第2の基準インピーダンスよりも第4の幅低い状態のいずれか一方である第2の最終インピーダンスに調整されたときに、前記第2の駆動回路の前記インピーダンスの調整を終了し、
    前記第1の駆動回路の前記第1の最終インピーダンスが前記第1の基準インピーダンスよりも前記第1の幅高い状態であるときは、前記第2の駆動回路の前記第2の最終インピーダンスを選択的に前記第2の基準インピーダンスよりも前記第4の幅低い状態とし、前記第1の駆動回路の前記第1の最終インピーダンスが前記第1の基準インピーダンスよりも前記第2の幅低い状態であるときは、前記第2の駆動回路の前記第2の最終インピーダンスを選択的に前記第2の基準インピーダンスよりも前記第3の幅高い状態とする、ことを特徴とする半導体装置の制御方法。
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