JPH1155106A - 半導体集積回路装置 - Google Patents

半導体集積回路装置

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JPH1155106A
JPH1155106A JP9225667A JP22566797A JPH1155106A JP H1155106 A JPH1155106 A JP H1155106A JP 9225667 A JP9225667 A JP 9225667A JP 22566797 A JP22566797 A JP 22566797A JP H1155106 A JPH1155106 A JP H1155106A
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output
circuit
input
signal
voltage
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JP9225667A
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Tsuyoshi Isezaki
剛志 伊勢崎
Toshiro Takahashi
敏郎 高橋
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】双方向入出力バッファの入力レベルマージンを
拡大する。 【解決手段】入出力バッファB〜Bのうち、B
はダミー回路とされ、信号伝送線路の特性インピー
ダンスと等価な抵抗R、Rが接続される。カウンタ
、Cは、それぞれ、ダミー回路の入力回路I
、IBの出力信号に対応して、アップ又はダウン
の計数方向が指示され、ゲート回路G、Gを経て供
給されるクロック信号を計数し、計数出力によって、入
出力バッファの出力回路OB〜OBの電源電圧側と
接地電位側の出力MOSFETの出力インピーダンスを
制御する。ホールド信号発生回路LOGは、制御信号R
eqに応じてカウンタの計数値を固定する。入力レベル
マージン拡大のため極性検出回路が設けられ、信号出力
時の出力回路の電源電圧側と接地電位側の出力インピー
ダンスが同じになるように制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体集積回路
装置に関し、特に同時双方向出力バッファにおける出力
インピーダンス制御技術に利用して有効な技術に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】同時双方向入出力バッファにおけるイン
ピーダンス制御方式として、カウンタと出力インピーダ
ンスモニタピンを用いたものがある。インピーダンス制
御信号は上記カンウタより与える。上記モニタピンの入
出力端子を所望の抵抗値の抵抗で終端し、入出力端子の
電圧と基準電圧とをコンパレータで比較し、カウンタの
アップ/ダウン信号を出力し、カウンタの動作方向を決
定する。そして、十分な時間が経過してからカウンタを
ホールドさせて出力インピーダンスを固定する。上記の
ような同時双方向入出力バッファに関しては、1996
年12月、アイ・イー・イー・イー ジャーナル オブ
ソリッド−ステート サーキッツ(IEEEJOURNAL OF S
OLID-STATE CIRCUITS) 第31巻第1995頁〜200
3頁に記載の「A 660 MB/s Interface Megacell Portab
le Circuit in 0.3 μm CMOS ASIC)」がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のインピーダンス
制御方式では、図6に示すようにホールド直前のインピ
ダンス値は所望のインピーダンス値Z0の近傍のZHと
ZLを往復する。したがって、ある時間tにおいてホー
ド信号を出力すると上記ZH又はZLのどちから不定と
なる。したがって、それぞれ別のLSIに搭載され、か
つ上記のように出力インピーダンス値がZH又はZLの
いずれかとなり、一方がZL側に他方がZHのように固
定されると、中間電圧Vmid がVTT/2からずれてし
まい、例えばVTT=1.2Vとし、基準電圧Vref =
0.3Vあるいは0.9Vとした時の入力レベルマージ
ンは次のようになる。すなわち、ZH=55Ω、ZL=
45Ωとすると、中間電圧Vmid のバラツキは120m
Vになり、基準電圧Vref に対するマージンを300m
Vから240mVにも減らしてしまう。
【0004】この発明の目的は、入力レベルマージンの
向上を実現した同時双方向入出力バッファを備えた半導
体集積回路装置を提供することにある。この発明の前記
ならびにそのほかの目的と新規な特徴は、本明細書の記
述および添付図面から明らかになるであろう。
【0005】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば、下
記の通りである。すなわち、同時双方向入出力バッファ
において、少なくとも並列接続された電源電圧側と接地
電位側の複数からなる第1と第2の出力MOSFET
と、上記第1と第2の出力MOSFETをそれぞれオン
状態にさせる第1と第2の入力信号を第1と第2の制御
信号に対応してそれぞれ伝達させるゲート手段と、上記
第1と第2の出力MOSFETが接続された第1と第2
の出力端子の電圧を受ける第1と第2の入力回路とを備
えた第1と第2のダミー回路と、上記第1の制御信号と
第2の制御信号とを形成するインピーダンス制御回路と
を設け、信号伝送路のインピーダンスに対応した第1の
抵抗を上記第1のダミー回路の第1の出力端子と接地電
位との間に接続し、第2の抵抗を上記第2のダミー回路
の第2の出力端子と動作電圧との間に接続した状態で、
上記インピーダンス制御回路により上記第1と第2の入
力回路に上記動作電圧の1/2に設定された基準電圧を
供給し、上記第1と第2の出力端子の電圧の大小比較結
果に対応して上記両電圧差が小さくなるようアップダウ
ンの計数動作を行って上記第1と第2の制御信号をそれ
ぞれ形成するとともに、上記第1と第2の入力回路の出
力信号が予め決められた極性であることを検出する検出
回路を設け、ホールド信号が供給されたとき上記指定さ
れた極性の検出信号によりそれぞれのアップダウン計数
動作を停止させる。
【0006】
【発明の実施の形態】図1には、この発明に係る同時双
方向入出力バッファの一実施例のブロック図が示されて
いる。同図の各回路ブロックは、図示しない内部論理回
路とともに公知の半導体集積回路の製造技術によって、
例えば単結晶シリコンのような1個の半導体基板上にお
いて形成される。
【0007】入出力バッファB1〜Bnのうち、入出力
バッファB3ないしBnが実際の同時双方向の信号伝達
に用いられ、入出力バッファB1とB2は、上記実際の
信号の入出力を行う回路と同一の回路からなるダミー回
路とされ、かかるダミー回路を用いて、上記入出力バッ
ファB3〜Bnの出力インピーダンスと信号伝送線路の
特性インピーダンスとが等しくなるように制御される。
上記ダミー回路を入出力バッファB3ないしBnと同じ
同一の回路で構成することにより、ダミー回路のための
格別な回路設計及びレイアウト設計が簡略化できる。つ
まり、ダミー回路としての入出力バッファB1では接地
電位側出力MOSFETを不要であり、入出力バッファ
B2では電源電圧側出力MOSFETが不要であり、か
かる不要の出力MOSFETを削除して回路構成として
もよいことはいうまでもない。
【0008】上記入出力バッファB1は、第1のダミー
回路とされてその出力端子と回路の接地電位との間に、
上記信号伝送線路の特性インピーダンスと同一の抵抗値
を持つようにされた抵抗R1が接続される。その入力に
は上記電源電圧側の出力MOSFETをオン状態にさせ
るようなハイレベルの信号が定常的に供給される。上記
入出力バッファB2は、第2のダミー回路とされてその
出力端子と回路の動作電圧との間に、上記信号伝送線路
の特性インピーダンスと同一の抵抗値を持つようにされ
た抵抗R2が接続される。その入力には、上記接地電位
側の出力MOSFETをオン状態にさせるようなロウレ
ベルの信号が定常的に供給される。
【0009】上記第1のダミー回路に対応してカウンタ
C1が設けられ、第2のダミー回路に対応してカウンタ
C2が設けられる。上記カウンタC1は、上記第1のダ
ミー回路の入力回路IB1の出力信号Cctl1に対応して
アップ又はダウンの計数方向が指示され、ゲート回路G
1通して供給されたクロック信号の計数動作を行う。上
記カウンタC2は、上記第2のダミー回路の入力回路I
B2の出力信号に対応してアップ又はダウンの計数方向
が指示され、ゲート回路G2通して供給されたクロック
信号の計数動作を行う。この場合、後述するような出力
インピーダンスの固定値の極性を合わせるように上記入
力回路IB2の出力信号はインバータ回路IN1により
反転され、上記カウンタC2のアップ又はダウンの計数
方向を指示する信号Cctl2とされる。
【0010】上記カウンタC1とC2の計数出力は、上
記入出力バッファB1〜Bnの出力回路OB1〜OBn
の電源電圧側の出力MOSFETの出力インピーダンス
制御と接地電位側の出力MOSFETの出力インピーダ
ンス制御に用いられる。つまり、出力回路OB1〜OB
nは、並列接続された複数の出力MOSFETと、かか
る出力MOSFETのゲートに入力信号を上記制御信号
に従って選択的に供給するゲート回路とを持つ。特に制
限されないが、並列形態に接続された複数の出力MOS
FETは、そのオン抵抗値が2進の重みを持つようにさ
れ、その重みに対応して上記カウンタC1とC2の計数
出力が上記ゲート回路の制御信号として供給される。
【0011】ホールド信号発生回路LOGは、制御信号
Reqに応じて上記カウンタC1とC2の計数値を固定制
御するものである。この実施例では、入力レベルマージ
ンの拡大のために極性検出回路が設けられ、上記出力回
路OB1〜OBnの電源電圧側の信号出力時の出力イン
ピーダンスと、回路の接地電位側の信号出力時の出力イ
ンピーダンスとが同じ極性になるように制御される。言
い換えるならば、ハイレベル出力時の出力電圧とロウレ
ベル出力時その出力電圧が電源電圧と回路の接地電位の
中点電位に対して同じ極性(大きいか小さいか)になる
ように設定される。
【0012】図2には、この発明が適用される同時双方
向入出力バッファの一実施例の概略回路図が示されてい
る。同図には、2つの半導体集積回路装置LSI1とL
SI2の間での同時双方向での信号伝達を行うそれぞれ
1つの同時双方向入力出力バッファが代表して例示的に
示されている。
【0013】出力回路は、出力端子と電源電圧との間に
設けられた5個のNチャンネル型MOSFETと、上記
出力端子と回路の接地電位との間に設けられた5個のN
チャンネル型MOSFETとで構成される。上記それぞ
れ5個の出力MOSFETのうち、一対の出力MOSF
ETは入力信号がインバータ回路を通してそれぞれ相補
的に供給されることにより、ハイレベル/ロウレベルの
出力信号を形成する。つまり、出力すべき信号は、一方
においてインバータ回路を通して電源電圧側の出力MO
SFETのゲートに供給され、他方において2つのイン
バータ回路を通して接地電位側の出力MOSFETのゲ
ートに供給される。
【0014】上記一対の出力MOSFETに対して、2
進の重みのオン抵抗値をもった4個の出力MOSFET
が並列形態に接続される。つまり、8X、4X、2X及
び1Xのように2進の重みを持ってオン抵抗値が設定さ
れるようにチャンネル幅が1:2:4:8に形成された
4個のMOSFETが上記電源電圧側と接地電位側の出
力MOSFETに対してそれぞれ並列に設けられる。こ
れらの出力MOSFET8X,4X,2X,1Xのゲー
トには、ゲート回路を通して上記出力すべき信号が供給
される。
【0015】上記電源電圧側と接地電位側のそれぞれの
出力MOSFET8X,4X,2X,1Xに対応して設
けられたゲート回路には、制御回路から制御信号が供給
される。これらの制御回路は前記のようなカウンタC1
とC2に対応されており、上記カウンタC1とC2で形
成された4ビットからなるそれぞれの計数出力23 、2
2 、21 、20 に対応した2進の重みそれぞれを持つよ
うにされた出力MOSFET8X,4X,2X,1Xの
ゲート回路に供給される。
【0016】上記同時双方向入出力バッファでの同時双
方向データ転送において、両バッファが異なるレベルを
出力しているとき、伝送線路レベルは電源電圧VTTと
接地電位VSSの中間レベルVmid となり、その電圧値
は両バッファの出力インピーダンスが等しければVTT
/2になる。しかし、上記両バッファは異なる半導体集
積回路装置LSI1とLSI2に搭載されており、それ
ぞれが勝手にインピーダンス調整を行うと、前記のよう
にZLとZHに分かれて上記中間レベルVmidからずれ
てしまい、前述のようにVTT=1.2Vとし、基準電
圧Vref =0.3Vあるいは0.9Vとした時に、ZH
=55Ω、ZL=45Ωとすると、中間電圧Vmid のバ
ラツキは120mVになり、基準電圧Vref に対するマ
ージンを300mVから240mVにも減らしてしま
う。
【0017】つまり、同時双方向入出力バッファでの同
時双方向データ転送において、半導体集積回路装置LS
I1においてロウレベルの出力動作を行っているとき、
半導体集積回路装置LSI2が異なるハイレベルを出力
させていると上記のように中間電位Vmid が入力回路に
供給され、半導体集積回路装置LSI1が同じロウレベ
ルを出力させていると接地電位VSSが入力回路に供給
されるので、Vref 生成回路では約VTT/4のような
0.3Vに設定されて、上記半導体集積回路装置LSI
2から出力されるハイレベル又はロウレベルを判定す
る。
【0018】逆に、半導体集積回路装置LSI1におい
てハイレベルの出力動作を行っているとき、半導体集積
回路装置LSI2が異なるロウレベルを出力させている
と上記のように中間電位Vmid が入力回路に供給され、
半導体集積回路装置LSI1が同じハイレベルを出力さ
せていると電源電圧VTTが入力回路に供給されるの
で、Vref 生成回路では約VTT×3/4のような0.
9Vに設定されて、上記半導体集積回路装置LSI2か
ら出力されるハイレベル又はロウレベルを判定する。上
記のような同時双方入出力動作において、上記2つの出
力回路が異なるレベルを出力させているとき、図3に示
すように正しく中間電位に設定されないとその差分だけ
信号レベルマージンを減少させてしまうものとなる。
【0019】図4には、上記ホールド信号発生回路LO
Gに含まれる検出回路の一実施例の回路図が示されてい
る。フリップフロップ回路FF1とFF3は、エッジト
リガ式D型フリップフロップ回路であり、フリップフロ
ップ回路FF2とFF4は、RS(リセット/セット)
フリップフロップ回路である。上記フリップフロップ回
路FF1〜FF4のリセット端子Rには制御信号Reqが
供給され、フリップフロップ回路FF1とFF3の入力
端子D1とD2には、上記信号Cctl1とCctl2が供給さ
れ、クロック端子にはクロック信号が供給される。そし
て、上記フリップフロップ回路FF1の出力Q1がフリ
ップフロップ回路FF2のセット入力端子S1に供給れ
さ、上記フリップフロップ回路FF2の出力信号Q2が
フリップフロップ回路FF4のセット入力端子S1に供
給される。そして、これらのフリップフロップ回路FF
2とFF4の出力信号Out1 とOut2 が図1の上記ゲー
ト回路G1とG2の制御信号とされる。
【0020】図1の実施例において、電源投入により動
作が開始されると、第1と第2のダミー回路では、その
出力インピーダンスは上記抵抗R1とR2に比べて小さ
いから、入力回路IB1ではハイレベルの出力信号を形
成し信号Cctl1をハイレベルにし、入力回路IB2では
ロウレベルの出力信号を形成してインバータ回路IN1
を通して信号Cctl2をハイレベルにする。これにより、
カウンタC1とC2はアップ計数動作が指示されてクロ
ック信号の計数動作を行う。この計数動作によりカウン
タC1とC2の計数出力が増大し、それの2進の重みに
対応して上記出力MOSFETがオン状態にされて図5
の特性図に示すように出力インピーダンスが増大させら
れる。
【0021】上記出力インピーダンスが信号伝送路の特
性インピーダンスZ0に対応した上記抵抗R1、R2に
比べてZHのようにそれぞれ大きくなると、入力回路I
B1ではロウレベルの出力信号を形成し信号Cctl1をロ
ウレベルにし、入力回路IB2ではロウレベルの出力信
号を形成してインバータ回路IN1を通して信号Cctl2
をロウレベルにする。これにより、カウンタC1とC2
はダウン計数動作が指示されてクロック信号の計数動作
を行う。この計数動作によりカウンタC1とC2の計数
出力が減少してZLのように小さくなる。
【0022】このように出力インピーダンスがZLのよ
うにZ0(R1,R2)に対して小さくなると、入力回
路IB1ではハイレベルの出力信号を形成し信号Cctl1
をハイレベルにし、入力回路IB2ではロウレベルの出
力信号を形成してインバータ回路IN1を通して信号C
ctl2をハイレベルにする。これにより、カウンタC1と
C2はアップ計数動作が指示されてクロック信号の計数
動作を行う。この計数動作によりカウンタC1とC2の
計数出力が増大して上記ZHのように大きくする。以下
同様な動作の繰り返しにより上記インピーダンス制御回
路では、Z0を中心にしてZHとZLのように出力イン
ピーダンス制御を行うようにされる。
【0023】半導体集積回路装置間での同時双方向の信
号伝送が指示されると、時刻tにおいて信号Reqがハイ
レベルからロウレベルに変化する。これにより、図4の
検出回路ではフリップフロップ回路FF1〜FF4はリ
セット状態が解除され、クロック信号が供給されたタイ
ミングで信号Cctl1とCctl2の取り込みを行う。信号C
ctl1、Cctl2がロウレベルならフリップフロップ回路F
F1とFF3の出力信号Q1とQ2はリッセト状態のま
ま変化せず、信号Cctl1、Cctl2がそれぞれハイレベル
に変化した時点でハイレベルになる。このようなフリッ
プフロップ回路FF1とFF3の出力信号Q1とQ2の
ハイレベルへの変化に対応して、フリップフロップ回路
FF2とFF4がセットされて出力信号Out1 とOut2
をハイレベル(論理1)にし、ゲート回路G1とG2の
出力信号をクロック信号に無関係にハイレベルに固定レ
ベルとし、カウンタC1とC2の計数動作を停止させ
る。これにより、図5の特性図に示すように上記出力回
路の電源電圧側出力インピーダンスと接地電位側の出力
インピーダンスが共にZH側に固定される。
【0024】図2の実施例において、同時双方向の信号
伝送を行う半導体集積回路装置LSI1とLSI2は、
上記同じインーピーダンス制御回路を持つものであり、
それぞれの出力インピーダンスをZ1〜Z4を共にZH
のような極性が同じ大きめの出力インピーダンスに揃え
るようにする。この結果、同時双方向の信号伝達時にお
ける中間電圧Vmid は、上記Z1=Z2=Z3=Z4=
ZHとなってVTT/2のような中間電位に設定できる
ので、入力信号のレベルマージンの拡大を図ることがで
きる。
【0025】上記の実施例から得られる作用効果は、下
記の通りである。すなわち、 (1) 同時双方向入出力バッファにおいて、少なくと
も並列接続された電源電圧側と接地電位側の複数からな
る第1と第2の出力MOSFETと、上記第1と第2の
出力MOSFETをそれぞれオン状態にさせる第1と第
2の入力信号を第1と第2の制御信号に対応してそれぞ
れ伝達させるゲート手段と、上記第1と第2の出力MO
SFETが接続された第1と第2の出力端子の電圧を受
ける第1と第2の入力回路とを備えた第1と第2のダミ
ー回路と、上記第1の制御信号と第2の制御信号とを形
成するインピーダンス制御回路とを設け、信号伝送路の
インピーダンスに対応した第1の抵抗を上記第1のダミ
ー回路の第1の出力端子と接地電位との間に接続し、第
2の抵抗を上記第2のダミー回路の第2の出力端子と動
作電圧との間に接続した状態で、上記インピーダンス制
御回路により上記第1と第2の入力回路に上記動作電圧
の1/2に設定された基準電圧を供給し、上記第1と第
2の出力端子の電圧の大小比較結果に対応して上記両電
圧差が小さくなるようアップダウンの計数動作を行って
上記第1と第2の制御信号をそれぞれ形成するととも
に、上記第1と第2の入力回路の出力信号が予め決めら
れた極性であることを検出する検出回路を設け、ホール
ド信号が供給されたとき上記指定された極性の検出信号
によりそれぞれのアップダウン計数動作を停止させるこ
とにより、出力インピーダンスの均一化が図られて入力
レベルマージンを拡大させることができるという効果が
得られる。
【0026】(2) 上記第1のダミー回路と第2のダ
ミー回路を上記出力回路と同じ回路で構成し、上記第1
と第2の出力MOSFETは、そのオン抵抗値が2進の
重みを持つように形成することにより、回路設計が簡単
で比較的短き時間での出力インヒーダンス制御が実現で
きるという効果が得られる。
【0027】(3) 上記入出力バッファを複数個で構
成し、上記第1と第2の制御信号を共通に供給すること
により、複数ビット単位での同時双方向でのデータ転送
が実現できるという効果が得られる。
【0028】(4) 上記検出回路として、ホールド信
号が非活性レベルのときにリセット状態とされ、上記ホ
ールド信号が活性化レベルのときに上記リセット状態が
解除されるとともに、上記アップダウン計数動作に用い
られるクロック信号により上記第1と第2の入力回路の
出力信号を取り込む第1と第2のフリップフロップ回路
と、上記ホールド信号が非活性レベルのときにリセット
状態とされ、上記ホールド信号が活性化レベルのときに
上記リセット状態が解除されるとともに、上記第1と第
2の出力信号が活性レベルに変化したタイミングでセッ
トされる第3と第4のフリップフロップ回路とを用い、
上記第3のフリップフロップ回路のセット出力により上
記第1の制御信号を形成するアップダウン計数動作を停
止させ、上記第4のフリップフロップ回路のセット出力
により上記第2の制御信号を形成するアップダウン計数
動作を停止させることにより、カウンタ動作に対応して
検出信号を得ることができるという効果が得られる。
【0029】以上本発明者よりなされた発明を実施例に
基づき具体的に説明したが、本願発明は前記実施例に限
定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種
々変更可能であることはいうまでもない。例えば、出力
回路はPチャンネル型MOSFETとNチャンネル型M
OSFETとを用いたCMOS回路構成とするものであ
ってもよい。出力MOSFETは、必ずしも2進の重み
をもったMOSFETの組み合わせによるものの他、同
じオン抵抗値を持つものあるいは適当に重みを持って設
定するもの等種々実施形態を採ることができる。カウン
タの出力をいったんデコードして上記同じオン抵抗値を
持つものあるいは適当に重みを持って設定されたものを
選択するようにしてもよい。
【0030】上記出力インピーダンスの極性の設定を行
うための検出回路は、前記のようなフリップフロップ回
路を用いるもの他、種々の実施形態を採ることができる
ものである。出力インピーダンスの極性は、ZHに揃え
るもの他ZL側に揃えるようにするものであってもよい
ことはいうまでもない。この発明は、同時双方向入出力
バッファを備えた半導体集積回路装置に広く利用でき
る。
【0031】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記の通りである。すなわち、同時双方向入出力バッファ
において、少なくとも並列接続された電源電圧側と接地
電位側の複数からなる第1と第2の出力MOSFET
と、上記第1と第2の出力MOSFETをそれぞれオン
状態にさせる第1と第2の入力信号を第1と第2の制御
信号に対応してそれぞれ伝達させるゲート手段と、上記
第1と第2の出力MOSFETが接続された第1と第2
の出力端子の電圧を受ける第1と第2の入力回路とを備
えた第1と第2のダミー回路と、上記第1の制御信号と
第2の制御信号とを形成するインピーダンス制御回路と
を設け、信号伝送路のインピーダンスに対応した第1の
抵抗を上記第1のダミー回路の第1の出力端子と接地電
位との間に接続し、第2の抵抗を上記第2のダミー回路
の第2の出力端子と動作電圧との間に接続した状態で、
上記インピーダンス制御回路により上記第1と第2の入
力回路に上記動作電圧の1/2に設定された基準電圧を
供給し、上記第1と第2の出力端子の電圧の大小比較結
果に対応して上記両電圧差が小さくなるようアップダウ
ンの計数動作を行って上記第1と第2の制御信号をそれ
ぞれ形成するとともに、上記第1と第2の入力回路の出
力信号が予め決められた極性であることを検出する検出
回路を設け、ホールド信号が供給されたとき上記指定さ
れた極性の検出信号によりそれぞれのアップダウン計数
動作を停止させることにより、出力インピーダンスの均
一化が図られて入力レベルマージンを拡大させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る同時双方向入出力バッファの一
実施例を示すブロック図である。
【図2】この発明が適用される同時双方向入出力バッフ
ァの一実施例を示す概略回路図である。
【図3】この発明を説明するための電圧分布図である。
【図4】図1のホールド信号発生回路LOGに含まれる
検出回路の一実施例を示す回路図である。
【図5】この発明を説明するための出力インピーダンス
特性図である。
【図6】従来の同時双方向入出力バッファにおける出力
インピーダンス特性図である。
【符号の説明】
B1〜Bn…入出力バッファ、OB0〜OBn…出力回
路、IB0〜IBn…入力回路、C1,C2…カウン
タ、LOG…ホールド信号発生回路、G1,G2…ゲー
ト回路、R1,R2…抵抗、FF1〜FF4…フリップ
フロップ回路。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも並列接続された電源電圧側の
    複数からなる第1の出力MOSFETと、上記第1の出
    力MOSFETをそれぞれオン状態にさせる第1の入力
    信号を第1の制御信号に対応して伝達させるゲート手段
    と、上記第1の出力MOSFETが接続された第1の出
    力端子の電圧を受ける第1の入力回路とを備えた第1の
    ダミー回路と、 少なくとも並列接続された接地電位側の複数からなる第
    2の出力MOSFETと、上記第2の出力MOSFET
    をそれぞれオン状態にさせる入力信号を第2の制御信号
    に対応して伝達させるゲート手段と、上記第2の出力M
    OSFETが接続された第2の出力端子の電圧を受ける
    第2の入力回路とを備えた第2のダミー回路と、 上記第1のダミー回路と同等の第1の出力MOSFET
    及び上記第1の制御信号により出力すべき信号を伝達さ
    せるゲート手段と、上記第2のダミー回路と同等の第2
    の出力MOSFET及び上記第2の制御信号により出力
    すべき信号を伝達させるゲート手段とを備えてなる出力
    回路と、上記出力回路の出力端子の信号を受け、上記出
    力回路が電源電圧側の出力信号を送出しているときに中
    間電圧と電源電圧との間の第1の基準電圧が供給され、
    上記出力回路が接地電位側の出力信号を送出していると
    きに中間電圧と接地電位との間の第2の基準電圧が供給
    される入力回路とを備えた同時双方向入出力バッファ
    と、 上記第1の制御信号と第2の制御信号とを形成するイン
    ピーダンス制御回路とを備えてなり、 上記インピーダンス制御回路は、 上記入出力バッファが接続される信号伝送路のインピー
    ダンスに対応した第1の抵抗を上記第1のダミー回路の
    第1の出力端子と接地電位との間に接続し、第2の抵抗
    を上記第2のダミー回路の第2の出力端子と動作電圧と
    の間に接続した状態で、 上記第1と第2の入力回路に上記動作電圧の1/2に設
    定された基準電圧を供給し、上記第1の出力端子の電圧
    の大小比較結果に対応して上記両電圧差が小さくなるよ
    うアップダウンの計数動作を行って上記第1の制御信号
    を形成し、上記第2の出力端子の電圧の大小比較結果に
    対応してアップダウンの計数動作を行って上記第2の制
    御信号を形成するとともに、 上記第1と第2の入力回路の出力信号が予め決められた
    極性であることを検出する検出回路を設け、ホールド信
    号が供給されたとき上記指定された極性の検出信号によ
    りアップダウン計数動作を停止させるようにしてなるこ
    とを特徴とする半導体集積回路装置。
  2. 【請求項2】 上記第1のダミー回路と第2のダミー回
    路は、上記出力回路と同じ回路で構成され、 上記第1と第2の出力MOSFETは、そのオン抵抗値
    が2進の重みを持つように形成されてなるものであるこ
    とを特徴とする請求項の半導体集積回路装置。
  3. 【請求項3】 上記入出力バッファは、複数個から構成
    され、上記第1と第2の制御信号が共通に供給されるも
    のであることを特徴とする請求項1又は請求項2の半導
    体集積回路装置。
  4. 【請求項4】 上記検出回路は、ホールド信号が非活性
    レベルのときにリセット状態とされ、上記ホールド信号
    が活性化レベルのときに上記リセット状態が解除される
    とともに、上記アップダウン計数動作に用いられるクロ
    ック信号により上記第1と第2の入力回路の出力信号を
    取り込む第1と第2のフリップフロップ回路と、 上記ホールド信号が非活性レベルのときにリセット状態
    とされ、上記ホールド信号が活性化レベルのときに上記
    リセット状態が解除されるとともに、上記第1と第2の
    出力信号が活性レベルに変化したタイミングでセットさ
    れる第3と第4のフリップフロップ回路とからなり、 上記第3のフリップフロップ回路のセット出力により上
    記第1の制御信号を形成するアップダウン計数動作を停
    止させ、 上記第4のフリップフロップ回路のセット出力により上
    記第2の制御信号を形成するアップダウン計数動作を停
    止させるものであることを特徴とする請求項1、請求項
    2又は請求項3の半導体集積回路装置。
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