JP3210567B2 - 半導体出力回路 - Google Patents

半導体出力回路

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JP3210567B2
JP3210567B2 JP05208796A JP5208796A JP3210567B2 JP 3210567 B2 JP3210567 B2 JP 3210567B2 JP 05208796 A JP05208796 A JP 05208796A JP 5208796 A JP5208796 A JP 5208796A JP 3210567 B2 JP3210567 B2 JP 3210567B2
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    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K19/00Logic circuits, i.e. having at least two inputs acting on one output; Inverting circuits
    • H03K19/003Modifications for increasing the reliability for protection
    • H03K19/00315Modifications for increasing the reliability for protection in field-effect transistor circuits

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、異なる2種類以上
の信号電圧レベルを持ったLSI等において異電圧レベ
ル間のインタフェースを可能とする半導体出力回路に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、LSIの低電圧化が進んでおり、
また将来においてもこの傾向は続くと考えられている
が、この低電圧化の過渡期では異種の電圧を持ったLS
Iの混在は避けられないものであり、ここに異レベル間
のインタフェースが必要になる。最近特に5V電源から
3V電源への移行が行われており、そのブリッジ役とし
て5V/3Vインタフェース技術が種々検討されてい
る。
【0003】図10は、従来の半導体出力回路(第1の
従来回路)の構成を示す回路図である。
【0004】この半導体出力回路は、入力信号INを反
転駆動するプリバッファ201を有し、その出力側のノ
ードN201がPチャネルMOSトランジスタ(以下、
単にP−MOSという)202のゲートに接続されてい
る。P−MOS202は、ソース及びサブストレートを
VCC電源(3V:低レベル電源)に、ドレインをノー
ドN202に接続し、3V(低レベル)をノードN20
2に出力するプルアップ回路を構成している。
【0005】さらに、ノードN202と出力パッド20
4との間には、NチャネルMOSトランジスタ(以下、
単にN−MOSという)203が接続されている。この
N−MOS203は、ゲートをVCC電源に、ドレイン
(またはソース)をノードN202に、ソース(または
ドレイン)を出力パッド204にそれぞれ接続すると共
に、サブストレートをグランドに接続したデプレッショ
ンタイプ(D−type)のN−MOSであり、出力パ
ッド204に接続されたバスライン210に印加される
5V(高レベル)トレラント(5V対応)動作を可能に
する。
【0006】上記構成の半導体出力回路(5Vトレラン
ト3V出力)の動作を説明する。
【0007】まず、出力パッド204が低レベル(3
V)にある場合を考える。プリバッファ201に“1”
レベルの入力信号INが入力してノードN201が0V
の電位となるプルアップ時では、P−MOS202がオ
ンして、ノードN202には3Vの電位が伝えられる。
そして、N−MOS203を通してノードN202には
3Vの電位が伝えられ、次いでN−MOS203を通し
てノードN202の電位が出力パッド204に伝えられ
る。
【0008】この時、通常、N−MOS203のゲート
電位(3V)から素子閾値Vth分だけ電位が下がる。
すなわち、出力パッド204の電位は、3Vから素子閾
値Vthを差し引いた(3V−Vth)値になるのが一
般的であるが、N−MOS203は、Vthが「0」
(ゼロ)のデプレッションタイプのトランジスタである
ので、この低下を防ぐように働く。
【0009】また、出力パッド204がバスライン21
0を介して外部より5V(高レベル)に上げられた時
は、デプレッションタイプのN−MOS203のゲート
電圧として逆バイアスが印加されるため、該N−MOS
203がカットオフする。このN−MOS203の動作
により、ノードN202はN−MOS203のゲート電
圧と同じ3V(低レベル)までしか上がらない。従っ
て、出力パッド204を介して、5V(高レベル)バス
ライン210から3V(低レベル)電源へ電流が逆流す
ることはない。
【0010】図11は、特開平7−86910号公報に
開示された従来の半導体出力回路(第2の従来回路)の
構成を示す回路図である。
【0011】この半導体出力回路では、データin入力
用の入力端子221と、出力イネーブル信号en(バ
ー)入力用の入力端子222とを有している。さらに、
入力端子221,222を介してそれぞれ入力されたデ
ータinと出力イネーブル信号en(バー)との論理和
をとるORゲート223と、インバータ224による出
力イネーブル信号en(バー)の反転信号と前記データ
inとの論理積をとるANDゲート225とを備えてい
る。
【0012】一方、出力段は、VCC(3.3V)電源
とグランドとの間に、P−MOS226、P−MOS2
27、N−MOS228、及びN−MOS229が直列
接続され、そのうち、P−MOS227とN−MOS2
28の接続点が出力端子230に接続されている。プル
アップ用のP−MOS226とプルダウン用のN−MO
S229のゲートには、それぞれ前記ORゲート223
及びANDゲート225の出力が供給されるようになっ
ており、N−MOS228のゲートはVCC電源に接続
され、P−MOS227のゲートはノードN210に接
続されている。
【0013】さらに、前記ノードN210とグランドと
の間には、N−MOS231,232が直列接続され、
そのうちN−MOS231のゲートはVCC電源に接続
され、N−MOS232のゲートは、前記インバータ2
24の出力側に接続されている。加えて、前記ノードN
210と出力端子230との間にはゲートがVCC電源
に接続されたP−MOS233が接続されている。
【0014】また、P−MOS226のサブストレート
はソースと共にVCC電源に接続され、N−MOS22
8,229,231,232の各サブストレートはグラ
ンドに接続され、P−MOS227,233のサブスト
レートは出力端子230に接続されている。そして、出
力信号outを出力する出力端子230には、外部のバ
スライン241が接続されている。
【0015】上記構成の半導体出力回路によれば、
“0”レベルに設定された出力イネーブル信号en(バ
ー)が端子222に印加される出力イネーブル状態にお
いて、入力端子221へ“0”レベルのデータinが入
力されたときは、出力端子230のレベルが“1”とな
り、“1”レベルのときは“0”レベルとなるようなイ
ンバータ動作を行う。
【0016】そして、バスライン241を駆動しない出
力ディスエーブル状態では、出力イネーブル信号en
(バー)が“1”レベルに設定される。このとき、P−
MOS226、N−MOS229及びN−MOS232
は全てオフ状態となり、出力端子230はハイインピー
ダンス状態となる。
【0017】この状態において、バスライン231が電
源電圧3.3Vよりも高い電圧(例えば5V)になる
と、P−MOS233がオン状態となるためにノードN
210は出力端子230と同電位となる。これにより、
P−MOS227は、完全にオフ状態となる結果、出力
端子230とVCC電源間の電流経路が断ち切られる。
このようにして、出力端子230を介してバスライン2
41からVCC電源(低レベル)へ電流が逆流するのを
防いでいる。
【0018】図12は、特開昭64−72618号公報
に開示された従来の半導体出力回路(第3の従来回路)
の構成を示す回路図である。
【0019】この半導体出力回路は、データin入力用
の入力端子251と、出力イネーブル信号en入力用の
入力端子252とを有している。さらに、入力端子25
1,252を介してそれぞれ入力されたデータinと出
力イネーブル信号enとの否定論理積をとるNANDゲ
ート253と、インバータ254による出力イネーブル
信号enの反転信号と前記データinとの否定論理和を
とるNORゲート255とを備えている。
【0020】また、出力イネーブル信号enは、入力端
子252を介してN−MOS256(入力トランジス
タ)のゲートに印加されるようにされ、該N−MOS2
56は、N−MOS257を介してノードN250とグ
ランド間に接続されている。
【0021】一方、出力段は、VCC電源(3.3V)
とグランドとの間に、P−MOS258(スイッチング
・トランジスタ)、P−MOS259(プルアップ・ト
ランジスタ)、N−MOS260(パストランジス
タ)、及びN−MOS261(プルダウン・トランジス
タ)が直列接続されている。
【0022】さらに、P−MOS258のゲートには前
記ノードN250が接続され、P−MOS259及びN
−MOS261のゲートには、それぞれ前記NANDゲ
ート253及びNORゲート255の出力が供給される
ようになっている。また、N−MOS260のゲートは
VCC電源に接続されている。
【0023】また、前記ノードN250は、ゲートが入
力端子252に接続されたP−MOS262(制御トラ
ンジスタ)を介して、前記P−MOS258とP−MO
S259の接続点に接続され、P−MOS259とN−
MOS260の接続点が出力端子263に接続されてい
る。
【0024】さらに、出力端子263は、P−MOS2
64(N−ウェル・バイアス・トランジスタ)のゲート
に接続され、そのソースにはVCC電源が、また、その
ドレイン及びサブストレートには、前記P−MOS25
8、P−MOS259、及びP−MOS262のサブス
トレートと共にN型ウェル領域270が接続されてい
る。そして、出力端子263には、外部回路280が接
続可能になっている。
【0025】上記構成の半導体出力回路によれば、出力
イネーブル時(信号en=“1”レベル)において、デ
ータ入力端子251Iに3.3Vの入力データinが印
加されると、出力端子263の電圧が高くなって第1の
出力状態を示し、データ入力端子251が0Vの入力デ
ータinが印加されると、出力端子263の電圧が低く
なって第2の出力状態を示す。
【0026】そして、外部回路280を出力端子263
に接続するときには、出力イネーブル信号enを“0”
レベルにして、出力端子263をハイインピーダンス状
態にする。
【0027】この状態において、外部回路280から、
3.3Vを越える5.5Vまでの高い電圧(例えば4
V)が出力端子263に印加されると、P−MOS25
9はオンするため、ゲートに0Vが印加されたP−MO
S262もオンする。その結果、出力端子263上の高
い電圧がノードN250にも供給されるため、P−MO
S258がオフして、電流がVCC電源へ逆流するのを
防いでいる。
【0028】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の半導体出力回路では、次のような問題点があった。
まず、上記第1の従来回路では、3V(低レベル)をフ
ルに出力するためにデプレッションタイプのN−MOS
203を用いているため、エンハンストメントタイプに
比べてイオン注入工程が増えて製造プロセスが複雑にな
り、コスト高を招く。さらに、N−MOS203で3V
ぎりぎりの出力を行うが、この3V近傍のN−MOSの
駆動力は極めて低く、そのため“1”レベルの出力電流
を十分にとるのが困難である。
【0029】上記第2の従来回路では、逆流防止用のP
−MOS227のサブストレートが出力パッド230に
接続されている。そのため、P−MOS226,227
がオンするプルアップ時には、P−MOS227の概略
断面構造を表す図13中のD1に示すように、P型領域
227a(ソース)とN型ウェル領域227b(サブス
トレート)とがPNダイオードの順方向バイアス状態と
なり、P型領域227aとN型ウェル領域227bとP
型領域227cによってバイパーラ動作を引き起こすこ
とになる。その結果、VCC電源からP型領域227
a、N型ウェル領域227b、及びP型領域227cを
介してグランドへ過電流が流れて素子を破壊する(ラッ
チアップ)等の恐れがあった。
【0030】第3の従来回路では、出力端子263に接
続されたプルアップ用のP−MOS259のゲートは、
出力端子263に3.3Vを越える高い電圧が印加され
ているときでも、0Vにバイアスされる可能性がある。
そのため、P−MOS259に高耐圧プロセス(ゲート
酸化膜を厚くするなど)が要求されるという問題があ
る。
【0031】本発明は、上述の如き従来の問題点を解決
するためになされたもので、その目的は、特別なプロセ
ス技術を必要とせず、高速で高駆動力を持つ高/低レベ
ル同時対応の半導体出力回路を提供するものである。ま
たその他の目的は、ラッチアップ等のない的確な動作を
行うことができ、且つ特別なプロセス技術を必要とせ
ず、高速で高駆動力を持つ高/低レベル同時対応の半導
体出力回路を提供するものである。さらにその他の目的
は、特別なプロセス技術を必要とせず、回路全体を低レ
ベル用のデバイスで構成することができ、高速で高駆動
力を持つ高/低レベル同時対応の半導体出力回路を提供
するものである。
【0032】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1の発明の特徴は、入力電圧を増幅するプリバッ
ファと、外部回路により高レベルの電圧を印加し得る出
力パッドと前記高レベルよりも低いレベルの低レベル電
源との間に接続され前記プリバッファの出力に基づいて
オン/オフ動作するプルアップ用トランジスタを有する
出力段とを備えた半導体出力回路において、前記プリバ
ッファを、グランドレベルから前記高レベルの範囲の電
圧を出力する構成にし、前記出力段は、第1電極が前記
出力パッドに直接接続され、ゲート電極に前記プリバッ
ファの出力が印加されて前記プルアップ用トランジスタ
として機能するプルアップ用NチャネルMOS型トラン
ジスタと、前記低レベル電源と前記プルアップ用Nチャ
ネルMOS型トランジスタの第2電極との間に接続さ
れ、前記出力パッドに前記高レベルの電圧が印加された
とき前記低レベル電源への電流の逆流を遮断する逆流防
止回路とを備えたことにある。
【0033】この第1の発明によれば、入力電圧に応じ
て低レベルの電圧を出力パッドに出力する一方、出力パ
ッドに高レベルの電圧が印加されても、逆流防止回路が
低レベル電源への電流の逆流を遮断するので、何等支障
を来さない。さらに、プルアップ時には、プルアップ用
NチャネルMOS型トランジスタのゲート電極には、プ
リバッファからの高レベルの電圧が印加されるので、従
来回路よりも十分に大きい電流供給能力を持つことがで
きる。
【0034】第2の発明の特徴は、上記第1の発明にお
いて、前記逆流防止回路は、前記低レベル電源と前記プ
ルアップ用NチャネルMOS型トランジスタの第2電極
とにそれぞれ第1及び第2電極が接続されたPチャネル
MOS型トランジスタと、前記PチャネルMOS型トラ
ンジスタのゲート電極とグランドとの間に接続されたプ
ルダウン回路と、ゲート電極と第1電極が前記出力パッ
ドに接続され第2電極が前記PチャネルMOS型トラン
ジスタのゲート電極に接続されたNチャネルMOS型ト
ランジスタとで構成したことにある。
【0035】この第2の発明によれば、逆流防止回路を
簡単な構成にすることができ、しかもラッチアップ等の
支障もなく的確に動作させることができる。
【0036】第3の発明の特徴は、外部回路により高レ
ベルの電圧を印加し得る出力パッドと前記高レベルより
も低い低レベルの電圧源である低レベル電源との間に接
続され入力電圧に基づいてオン/オフ動作するプルアッ
プ用PチャネルMOS型トランジスタを有する半導体出
力回路において、前記出力パッドの電位が所定のレベル
より高くなったときに、この電位を前記プルアップ用P
チャネルMOS型トランジスタのゲート電極に伝達する
第1の電位伝達回路と、少なくとも前記プルアップ用P
チャネルMOS型トランジスタのサブストレートを、前
記出力パッドの電位が前記低レベルよりも低くなったと
きに該低レベルにバイアスし、該出力パッドの電位が前
記低レベルよりも高くなったときにフローティング状態
にするスイッチド・フローティング・Nウエル回路とを
備えたことにある。
【0037】この第3の発明によれば、入力電圧に応じ
て低レベルの電圧を出力パッドに出力する一方、出力パ
ッドの電位が所定のレベルより高くなったときは、第1
の電位伝達回路によりその電位がプルアップ用Pチャネ
ルMOS型トランジスタのゲート電極に伝達され、該プ
ルアップ用PチャネルMOS型トランジスタがオフす
る。これにより、出力パッドからプルアップ用Pチャネ
ルMOS型トランジスタを介して低レベル電源へ電流が
逆流することはない。これと同時に、出力パッドの電位
が所定のレベルより高くなった場合は、スイッチド・フ
ローティング・Nウエル回路が少なくてもプルアップ用
PチャネルMOS型トランジスタのサブストレートをフ
ローティング状態にするので、少なくてもこのトランジ
スタのサブストレートから低レベル電源への電流の逆流
も防ぐことができる。そして、回路全体を低レベルの単
一電圧で動作させることも可能である。
【0038】第4の発明の特徴は、上記第3の発明にお
いて、第1の信号に基づいて動作がイネーブル状態また
はディセーブル状態になり、イネーブル状態のときには
グランドレベルから前記低レベルの範囲の電圧を前記プ
ルアップ用PチャネルMOS型トランジスタのゲート電
極へ出力するプリバッファと、前記出力パッドの電位が
前記所定のレベルより高くなったときに前記プリバッフ
ァをディセーブル状態に、前記出力パッドの電位が前記
所定のレベルよりも低いときには前記プリバッファをイ
ネーブル状態にするように前記第1の信号を出力する第
2の電位伝達回路とを設けたことにある。
【0039】この第4の発明によれば、出力パッドの電
位が所定のレベルより高くなったときは、第2の電位伝
達回路からの第1の信号によりプリバッファがディセー
ブル状態になる。これにより、出力パッドの電位が所定
のレベルより高くなったときに、第1の電位伝達回路に
よりその電位がプルアップ用PチャネルMOS型トラン
ジスタのゲート電極側に伝達されても、該ゲート電極側
からプリバッファへ電流が逆流するのを防ぐことができ
る。
【0040】第5の発明の特徴は、上記第3の発明にお
いて、前記低レベル電源と出力ノードとの間に接続され
入力電圧によりオン/オフ動作する第1のPチャネルM
OS型トランジスタと、前記出力ノードとグランドとの
間に接続され、前記入力電圧により前記第1のPチャネ
ルMOS型トランジスタに対して相補的にオン/オフ動
作する第1のNチャネルMOS型トランジスタと、前記
出力ノードとグランドとの間に前記第1のNチャネルM
OS型トランジスタと直列接続され、第1の信号に基づ
いてオフする第2のNチャネルMOS型トランジスタと
を有する第1のプリバッファと、第1電極が前記出力ノ
ードに接続され且つ第2電極及びゲート電極が前記プル
アップ用PチャネルMOS型トランジスタのゲート電極
に接続された第2のPチャネルMOS型トランジスタ
と、第1及び第2電極が前記プルアップ用PチャネルM
OS型トランジスタのゲート電極及び前記出力ノードに
それぞれ接続され且つゲート電極が前記低レベル電源に
接続された第3のNチャネルMOS型トランジスタとを
有する第2のプリバッファと、前記出力パッドの電位が
前記所定のレベルより高くなったときに前記第1の信号
を出力する第2の電位伝達回路とを設けたことにある。
【0041】この第5の発明によれば、出力パッドの電
位が所定のレベルより高くなったときには、第2の電位
伝達回路より第1の信号が出力され、第1のプリバッフ
ァの第2のNチャネルMOS型トランジスタをオフす
る。これにより、出力パッドの電位が所定のレベルより
高くなったときに第1の電位伝達回路によりその電位が
プルアップ用PチャネルMOS型トランジスタのゲート
電極側に伝達されても、該ゲート電極側から第1のプリ
バッファへ電流が逆流するのを防ぐことができる。そし
て、この作用において、いなかるトランジスタも低レベ
ル以上の電圧が印加されることはなく、回路全体を低レ
ベル用のトランジスタで構成することも可能となる。
【0042】第6の発明の特徴は、外部回路により高レ
ベルの電圧を印加し得る出力パッドと前記高レベルより
も低い低レベルの電圧源である低レベル電源との間に接
続され、入力電圧に基づいてオン/オフ動作するプルア
ップ用PチャネルMOS型トランジスタを有する半導体
出力回路において、前記出力パッドの電位が前記所定の
レベルより高くなったときに第1の信号を出力する電位
伝達回路と、前記プルアップ用PチャネルMOS型トラ
ンジスタと前記出力パッドとの間に接続され、前記第1
の信号によりオフする逆流防止用PチャネルMOS型ト
ランジスタと、少なくとも前記逆流防止用PチャネルM
OS型トランジスタのサブストレートを、前記出力パッ
ドの電位が前記低レベルよりも低くなったときに該低レ
ベルにバイアスし、該出力パッドの電位が前記低レベル
よりも高くなったときにフローティング状態にするスイ
ッチド・フローティング・Nウエル回路とを設けたこと
にある。
【0043】この第6の発明によれば、入力電圧に応じ
て低レベルの電圧を出力パッドに出力する一方、出力パ
ッドの電位が所定のレベルより高くなったときは、スイ
ッチド・フローティング・Nウエル回路により少なくと
も逆流防止用PチャネルMOS型トランジスタのサブス
トレートがフローティング状態になる。これにより、少
なくてもこのトランジスタのサブストレートから低レベ
ル電源への電流の逆流を防ぐことができる。さらに、電
位伝達回路の第1の信号により逆流防止用PチャネルM
OS型トランジスタがオフされるので、出力パッドから
プルアップ用PチャネルMOS型トランジスタを介して
低レベル電源へ電流が逆流することもない。そして、こ
の作用において、いなかるトランジスタも低レベル以上
の電圧が印加されることはなく、回路全体を低レベル用
のトランジスタで構成することも可能となる。
【0044】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係
る半導体出力回路の構成図である(第1及び第2の発明
に対応)。
【0045】この半導体出力回路は、VDD(5V)電
源に接続され入力電圧INに基づいて0〜5Vを出力す
るプリバッファ1を備え、その出力側がノードN1に接
続されている。一方、出力段には、VCC(3V)電源
とノードN2との間に逆流防止回路2が接続され、さら
にノードN2がN−MOS3(プルアップ用Nチャネル
MOS型トランジスタ:エンハンスメント型)を介して
出力パッド4に接続されている。
【0046】また、前記N−MOS3は、そのゲートが
前記プリバッファ1の出力側のノードN1に、ドレイン
(またはソース)がノードN2に、ソース(またはドレ
イン)が出力パッド4にそれぞれ接続され、且つサブス
トレートがグランドに接続されている。そして、出力パ
ッド4にはバスライン10が接続されている。ここで、
逆流防止回路2は、出力パッド4に3V以上の電圧が印
加されたときに、出力段のVCC電源へ電流が逆流する
のを防ぐ機能を有する。
【0047】図2は、図1に示した半導体出力回路の具
体的構成を示す回路図である。
【0048】図1に示した半導体出力回路において、前
記逆流防止回路2は、P−MOS2a、抵抗(プルダウ
ン回路)2b、及びN−MOS2c(エンハンスメント
型)で構成されている。すなわち、P−MOS2aは、
そのソース及びサブストレートがVCC電源に接続さ
れ、ドレインがノードN2に接続されている。また、P
−MOS2aのゲートはノードN3に接続され、該ノー
ドN3は、抵抗2bを介してグランドに接続されると共
に、N−MOS2cのドレイン(またはソース)に接続
されている。そして、N−MOS2cのゲートとソース
(またはドレイン)が共通に出力パッド4に接続され、
そのサブストレートがグランドに接続されている。
【0049】次に、本実施形態の動作を説明する。
【0050】出力パッド4がVCC(低レベル:3V)
よりも低い電圧にある場合では、ノードN3は、N−M
OS2cの動作により出力パッド4の電圧からN−MO
S2cの閾値電圧Vthを差し引いた値で決まる電位に
バイアスされる。このとき、抵抗2bはN−MOS2c
のオン抵抗に比べて極めて大きいものとする。
【0051】この状態ではP−MOS2aはオンしてい
るため、ノードN1に5Vが印加されて回路がプルアッ
プ状態にあるとき、つまりN−MOS3がオン状態にあ
るときは、出力パッド4はVCC(3V)まで引き上げ
られる。このとき、プルアップ用としてN−MOS3を
使用しているが、このN−MOS3のゲートには5V
(高レベル)の電圧が印加されているため、出力電位と
しては通常3.6V前後まで出力する能力を持つことに
なる。従って、前述の第1の従来回路(図10)よりも
十分に大きい電流供給能力が得られる。
【0052】このようなプルアップ時において、出力パ
ッド4にバスライン10を介して外部より5Vが印加さ
れると、ノードN2は3.6V前後までバイアスされ
る。すなわち、出力パッド4(N−MOS3のドレイ
ン)の電位が5Vまで上昇する過程で、ゲートに5Vが
印加されたN−MOS3のN型領域(ドレイン)中の電
子とP型領域(サブストレート)中のホールはそれぞれ
の電極側に移動して、このN型領域とP型領域との境界
付近には空乏層が広がる(バックゲート効果)ため、該
N−MOS3のドレインが5Vに上昇してもそのソース
側(ノードN2)の電位は3.6V前後までしか上昇し
ない。
【0053】一方、N−MOS2cもゲート・ドレイン
に5V(高レベル)が印加されてN−MOS3と同じ状
態になり、従ってノードN3も3.6V前後にバイアス
される。その結果、P−MOS2aのゲート・ソース間
にP−MOS2aがオンするのに必要な電圧が印加され
ず、このP−MOS2aはオフする。つまり、出力パッ
ド4からVCC電源への電流の逆流は起こらない。
【0054】このように、本実施形態では、デプレッシ
ョンタイプのトランジスタを用いることがないため、特
別の余分なプロセス技術を必要とせずに、高速で高駆動
力を持つ5V/3V両レベル同時対応のインタフェース
用の半導体出力回路を実現することができる。
【0055】図3は、本発明の第2実施形態に係る半導
体出力回路の構成図である(第3、第4及び第5の発明
に対応)。
【0056】この第2実施形態では、回路全体が3V
(低レベル)の単一電圧で動作する半導体出力回路の例
を説明するものである。
【0057】この半導体出力回路は、VCC(3V)電
源に接続され入力電圧INに基づいて0〜3Vの電圧を
出力するプリバッファ21を備え、その出力側がノード
N21に接続されている。このプリバッファ21は、ト
ライステート型でありノードN22の電位により出力が
イネーブル/ディセーブル状態に制御される。
【0058】一方、出力段は、VCC電源とノードN2
3との間に、前記ノードN22にゲートが接続されるプ
ルアップ用のP−MOS22が接続され、さらにそのノ
ードN22と前記ノードN23との間には、3Vよりも
P−MOSの閾値Vth分低い電圧がゲートに印加され
たP−MOS23(第1の電位伝達回路)が接続されて
いる。このP−MOS23は、ノードN23の電位が3
Vより高くなったときにこの電位を前記P−MOS22
のゲートに伝える機能を有する。
【0059】また、前記ノードN23と前記ノードN2
2との間には、出力電位伝達回路24(第2の電位伝達
回路)が接続されている。この出力電位伝達回路24
は、ノードN23の電位が3V以上のレベルになったと
きにこの電位を前記ノードN22へ伝達する回路であ
る。そして、ノードN23には出力パッド26を介して
5V用バスライン30が接続されている。
【0060】さらに、ノードN23には、スイッチド・
フローティング・N−well回路25が接続されてい
る。この回路25は、前記P−MOS22を含むP−M
OSのサブストレート(N型ウェル領域)の電位を、ノ
ードN23の電位が3Vより低くなった時に3Vの低レ
ベルにバイアスし、ノードN23の電位が3Vより高く
なった時にはフローティング状態にする回路である。
【0061】図4は、図3に示した半導体出力回路の具
体的構成を示す回路図である(第4の発明に対応)。
【0062】図3に示した半導体出力回路において、ト
ライステート型プリバッファ21は、VCC電源とグラ
ンドとの間に、P−MOS21a,21bとN−MOS
21c,21dが直列接続され、そのうちのP−MOS
21bとN−MOS21cとの接続点が前記ノードN2
1に接続されている。さらに、P−MOS21bとN−
MOS21cのゲートには共通して入力電圧INが供給
されるようになっており、加えて、前記出力電位伝達回
路24の出力がノードN22を介してP−MOS21a
のゲートに供給されると共に、インバータ21eを介し
てN−MOS21dのゲートに供給されるようになって
いる。
【0063】出力電位伝達回路24は、出力パッド26
が接続された前記ノードN23と、グランドとの間に直
列接続されたP−MOS24aと抵抗24bとで構成さ
れ、その接続点が出力端となって前記ノードN22に接
続されている。ここで、P−MOS24aのゲートに
は、3VよりもP−MOSの閾値Vth分低い電圧が印
加されている。
【0064】また、スイッチド・フローティング・N−
well回路25は、P−MOS25aで構成され、そ
のソースがVCC電源に接続され、そのサブストレート
及びドレインが、P−MOS21a,21b、P−MO
S22、P−MOS23、及びP−MOS24aの各サ
ブストレートに共通接続されている。
【0065】次に、以上のように構成される半導体出力
回路の動作をプルアップ時を例にして説明する。
【0066】入力電圧INが“1”レベルのプルアップ
時では、プリバッファ21よりノードN21に0Vが印
加されることでP−MOS22はオンし、VCC(3
V)レベルを出力パッド26へ出力する。この時、出力
パッド26(ノードN23)がVCCからP−MOSの
閾値電圧Vthを差し引いた値よりも低い電位にあると
き、P−MOS25aは、VCCの電位をP−MOS2
1a,21b、P−MOS22、P−MOS23、及び
P−MOS24aの各サブストレート(N型ウェル)へ
供給する。また、P−MOS23及びP−MOS24a
はオフ状態にあり、よって、ノードN22の電位は0V
(グランド)となる。これによって、プリンバッファ2
1は通常のインバータ回路として動作している。
【0067】このようなプルアップ時に状態で出力パッ
ド26にバスライン30より5Vが印加されると、P−
MOS22のドレイン(P型領域)とサブストレート
(N型ウェル領域)間がPNダイオードの順方向バイア
ス状態となり、P−MOS22のサブストレートは4.
3V前後にバイアスされる。しかし、この時、P−MO
S25aはオフ状態となるので、このサブストレートか
らVCC電源へ電流が流れることはない。
【0068】さらに、P−MOS23はそのゲ一トが
(3V−Vth)にバイアスされているためオンし、出
力パッド26の電位をノードN21へ伝え、ノードN2
1は5Vにバイアスされる。その結果、P−MOS22
そのものがオフし、従って出力パッド26に印加された
5Vが出力段にてVCC電源へ逆流することは全てなく
なる。
【0069】また、この時、プリバッファ21の出力側
のノードN21が強制的に5Vにバイアスされるため、
このノードN21からのプリバッファ21への電流の流
れ込みが懸念されるが、回路24のP−MOS24aと
プリバッファ21の動作によりこの懸念も無用となる。
すなわち、出力パッド26が5Vのときは、P−MOS
24aはオン状態となり、ノードN22は出力パッド2
6及びノードN21と同じ電位となる。この時、プリバ
ッファ21において、グランド側のN−MOS21dが
オフし、またVCC側のP−MOS21aもオフとな
り、プリバッファ21はハイインピーグンス状態とな
る。これによって、ノードN21からの電流の流れ込み
はなくなる。このハイイビーダンス状態は、出力パッド
26の電位が3V(低レベル)以下になることで解除さ
れ、通常の動作に支障を来すことはない。
【0070】なお、P−MOS23,24aのゲート電
圧は(3V−Vth)の電圧として説明したが、これは
自由に設定できることは言うまでもない。また、P−M
OS24aがオフ状態にあるときノードN22の電位を
0V(グランド)にする手段も、抵抗24a以外に例え
ば、図5に示すようにゲートをVCC電源に接続すると
共に、ソース及びサブストレートをグランドに接続した
N−MOS24’で構成してもよい。
【0071】図6は、図4に示した半導体出力回路の変
形例を示す回路図であり、図4と共通する要素には同一
の符号が付されている(第5の発明に対応)。
【0072】この例の回路の特徴は、上記図4に示す回
路と同じく3V(低レベル)の単一電源で動作すること
の他に、ゲートとソースまたはドレインあるいはサブス
トレートとの間に5V電圧を印加できない3Vデバイス
で構成できることにある。
【0073】本例の回路が上記図4に示す回路と異なる
点は、図4のプリバッファ21に代えて第1のプリバッ
ファ41を設け、さらにその出力側と前記ノードN21
との間に第2のプリバッファ42を設けたことであり、
その他の構成は図4と同一である。
【0074】より具体的に説明すると、第1のプリバッ
ファ41は、VCC(3V)電源とグランド間にP−M
OS41a(第1のPチャネルMOS型トランジス
タ)、N−MOS41b(第1のNチャネルMOS型ト
ランジスタ)、及びN−MOS41c(第2のNチャネ
ルMOS型トランジスタ)が直列接続されたインバータ
回路と、P−MOS41d及び抵抗41eからなる電位
変換回路とで構成されている。
【0075】すなわち、P−MOS41aは、VCC電
源と出力ノードN24との間に接続されて入力電圧IN
によりオン/オフ動作する。N−MOS41b,41c
は、前記出力ノードN24とグランドとの間に直列接続
され、N−MOS41bは入力電圧INにより前記P−
MOS41aに対して相補的にオン/オフ動作し、N−
MOS41cは、前記電位変換回路の出力によりオン/
オフ動作する。また、前記電位変換回路は、VCC電源
とグランドとの間にP−MOS41d及び抵抗41eが
直列接続され、その接続点が前記N−MOS41cのゲ
ートに接続されて、ノードN22の電位によりP−MO
S41dがオン/オフ動作するようになっている。
【0076】また、第2のプリバッファ42は、ノード
N21とノードN24との間に並列接続されたP−MO
S42a(第2のPチャネルMOS型トランジスタ)と
N−MOS42b(第3のNチャネルMOS型トランジ
スタ)によって構成されている。ここで、P−MOS4
2aのサブストレート(N型ウェル領域)は、前記P−
MOS22、P−MOS23、P−MOS24a、及び
P−MOS25a、の各サブストレート(N型ウェル領
域)と共通であり、N−MOS42bのサブストレート
はグランドに接続されている。
【0077】次に、本例回路の動作を説明する。
【0078】出力パッド26に5V(高レベル)が印加
されたとき、ノードN21は5Vにバイアスされる。こ
の時、第2のプリバッファ42のP−MOS42aはオ
フし、N−MOS42bはオンするが、N−MOS42
aのバックゲート効果によりノードN24の電位は3V
前後となる。一方、出力パッド26の電位つまり5V
(高レベル)にバイアスされたノードN22上の第1の
信号は、第1のプリバッファ41の電位変換回路で
“0”レベルに変換され、N−MOS41cをオフさせ
る。
【0079】その結果、ノードN24からVCC電源ま
たはグランドに電流が流れることはなくなる。また、上
記動作において、いかなるトランジスタもそのゲートと
ソースあるいはドレインまたはサブストレートとの間に
3V(低レベル)以上の電圧が印加されることはない。
【0080】また、第2のプリバッファ42では、第1
のプリバッファ41が“0”レベルを出力するときはN
−MOS42b側が動作し、“1”レベルを出力すると
きはP−MOS42a側が動作し、本半導体出力回路の
動作に何等問題を生ずることはない。
【0081】図7は、本発明の第3実施形態に係る半導
体出力回路の構成図である(第6の発明に対応)。
【0082】本実施形態の回路も図6に示す回路と同
様、3V(低レベル)単一電源で動作し、また純粋な3
Vデバイスを用いることができる。
【0083】この半導体出力回路は、VCC(3V)電
源に接続され入力電圧INに基づいて0〜3Vの電圧を
出力するプリバッファ51を備え、その出力側がノード
N51に接続されている。
【0084】一方、出力段は、VCC電源と出力パッド
52との間に、前記ノードN51にゲートが接続される
プルアップ用のP−MOS53と、逆流防止用のP−M
OS54とが直列接続されている。さらに、出力パッド
52と前記P−MOS54のゲートとの間には、出力電
位伝達回路56が接続されている。この出力電位伝達回
路56は、出力パッド52の電位が3V以上のレベルに
なったときにこの電位をP−MOS54のゲートへ伝達
する回路である。
【0085】さらに、出力パッド52には、スイッチド
・フローティング・N−well回路55が接続されて
いる。この回路55は、前記P−MOS53,54など
のP−MOSのサブストレート(N型ウェル)を、出力
パッド52の電位が3Vより低くなった時に3Vの低レ
ベルにバイアスし、3Vより高くなった時にはフローテ
ィング状態にする回路である。そして、出力パッド52
には5V用バスライン60が接続されている。
【0086】図8は、図7に示した半導体出力回路の具
体的構成を示す回路図である。
【0087】図7に示した半導体出力回路において、出
力電位伝達回路56は、出力パッド52とグランドとの
間に直列接続されたP−MOS56aと抵抗56bとで
構成され、その接続点が出力端となってP−MOS54
のゲートに接続されている。ここで、P−MOS56a
のゲートには、3VよりもP−MOSの閾値Vth分低
い電圧が印加されている。
【0088】また、スイッチド・フローティング・N−
well回路55は、P−MOS55aで構成され、そ
のソースがVCC電源に接続され、そのサブストレート
及びドレインが、P−MOS54とP−MOS56aの
各サブストレートに共通接続されている。
【0089】次に動作をプルアップ時を例に説明する。
【0090】プリバッファ51によりノードN51に”
0”レベルが印加されると、P−MOS53がオンする
と同時に、P−MOS56aから”0”レベルが印加さ
れているP−MOS54もオンし、出力パッド52の電
位はVCC(3V・低レベル)のレベルになる。
【0091】このようなプルアップ時において、出力パ
ッド52に5Vが印加されると、まずP−MOS55a
がオフし、PNダイオードの順方向バイアス状態にある
P−MOS54のサブストレート(N型ウェル領域)を
介してVCC電源に電流が逆流するのを止める。一方、
P−MOS56aがオンし,P−MOS54のゲートは
出力パッド52と同電位になり、この結果、該P−MO
S54がオフにする。
【0092】従って、プルアップ時に、出力パッド52
からVCC電源へ電流が逆流することは一切なくなる。
また、この時、いかなるトランジスタのゲートとソース
あるいはドレインまたはサブストレートとの間に3V
(低レベル)以上の電圧が印加されることもない。
【0093】なお、本発明は、図示の上記各実施形態に
限定されず種々の変形が可能である。例えば、上記各実
施形態では、図9に示すように、0〜3V(低レベル)
を出力し且つ出力ピンは外部の5Vバス70に接続が可
能な5Vトレラント3V出力の半導体出力回路71を示
したが、0〜2V(低レベル)を出力し且つ出力ピンは
外部の3Vバス70’に接続が可能な3Vトレラント2
V出力等、他の電位関係においても利用できるものであ
る。
【0094】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、第1の発明
によれば、プリバッファを、グランドレベルから高レベ
ルの範囲の電圧を出力する構成にし、出力段は、第1電
極が出力パッドに直接接続され、ゲート電極に前記プリ
バッファの出力が印加されてプルアップ用トランジスタ
として機能するプルアップ用NチャネルMOS型トラン
ジスタと、低レベル電源と前記プルアップ用Nチャネル
MOS型トランジスタの第2電極との間に接続され、出
力パッドに高レベルの電圧が印加されたとき低レベル電
源への電流の逆流を遮断する逆流防止回路とを備えたの
で、特別なプロセス技術を必要とせず低コストで、しか
も高速で高駆動力を持つ高/低レベル同時対応の半導体
出力回路を実現することが可能となる。
【0095】第2の発明によれば、上記第1の発明にお
いて、前記逆流防止回路は、PチャネルMOS型トラン
ジスタと、プルダウン回路と、NチャネルMOS型トラ
ンジスタとで構成したので、逆流防止回路を簡単な構成
にすることができ、しかもラッチアップ等の支障もなく
的確に動作させることが可能になる。
【0096】第3の発明によれば、出力パッドの電位が
所定のレベルより高くなったときに、この電位をプルア
ップ用PチャネルMOS型トランジスタのゲート電極に
伝達する第1の電位伝達回路と、少なくとも前記プルア
ップ用PチャネルMOS型トランジスタのサブストレー
トを、出力パッドの電位が低レベルよりも低くなったと
きに該低レベルにバイアスし、出力パッドの電位が低レ
ベルよりも高くなったときにフローティング状態にする
スイッチド・フローティング・Nウエル回路とを備えた
ので、上記第1の発明の効果に加え、回路全体を低レベ
ルの単一電圧で動作させることが可能になる。
【0097】第4の発明によれば、上記第3の発明にお
いて、プリバッファと、第2の電位伝達回路とを設けた
ので、出力パッドの電位が所定のレベルより高くなった
ときにプルアップ用PチャネルMOS型トランジスタの
ゲート電極側からプリバッファへ電流が逆流するのを防
ぐことが可能となる。
【0098】第5の発明によれば、上記第3の発明にお
いて、第1及び第2のプリバッファと、第2の電位伝達
回路とを設けたので、出力パッドの電位が所定のレベル
より高くなったときにプルアップ用PチャネルMOS型
トランジスタのゲート電極側から第1のプリバッファへ
電流が逆流するのを防ぐことができ、しかも回路全体を
低レベル用のトランジスタで構成することが可能とな
る。
【0099】第6の発明によれば、出力パッドの電位が
所定のレベルより高くなったときに第1の信号を出力す
る電位伝達回路と、プルアップ用PチャネルMOS型ト
ランジスタと出力パッドとの間に接続され、前記第1の
信号によりオフする逆流防止用PチャネルMOS型トラ
ンジスタと、少なくとも前記逆流防止用PチャネルMO
S型トランジスタのサブストレートを、前記出力パッド
の電位が低レベルよりも低くなったときに該低レベルに
バイアスし、該出力パッドの電位が低レベルよりも高く
なったときにフローティング状態にするスイッチド・フ
ローティング・Nウエル回路とを設けたので、上記第1
の発明の効果に加え、回路全体を低レベル用のトランジ
スタで構成することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る半導体出力回路の
構成図である。
【図2】図1に示した半導体出力回路の具体的構成を示
す回路図である。
【図3】本発明の第2実施形態に係る半導体出力回路の
構成図である。
【図4】図3に示した半導体出力回路の具体的構成を示
す回路図である。
【図5】図4に示した出力電位伝達回路24の他の構成
例を示す回路図である。
【図6】図4に示した半導体出力回路の変形例を示す回
路図である。
【図7】本発明の第3実施形態に係る半導体出力回路の
構成図である。
【図8】図7に示した半導体出力回路の具体的構成を示
す回路図である。
【図9】5Vトレラントの概念図である。
【図10】従来の半導体出力回路(第1の従来回路)の
構成を示す回路図である。
【図11】従来の半導体出力回路(第2の従来回路)の
構成を示す回路図である。
【図12】従来の半導体出力回路(第3の従来回路)の
構成を示す回路図である。
【図13】図11に示したP−MOS227の概略断面
構造図である。
【符号の説明】
1,21,51 プリバッファ 2 逆流防止回路 3 プルアップ用NチャネルMOS型トランジスタ 4,26,52 出力パッド 22,53, プルアップ用PチャネルMOS型トラン
ジスタ 23 第1の電位伝達回路(P−MOS) 24 出力電位伝達回路(第2の電位伝達回路) 25,55 スイッチド・フローティング・N−wel
l回路 41 第1のプリバッファ 42 第2のプリバッファ 41a 第1のPチャネルMOS型トランジスタ 41b 第1のNチャネルMOS型トランジスタ 41c 第2のNチャネルMOS型トランジスタ 42a 第2のPチャネルMOS型トランジスタ 42b 第3のNチャネルMOS型トランジスタ 54 逆流防止用PチャネルMOS型トランジスタ 56 出力電位伝達回路

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力電圧を増幅するプリバッファと、外
    部回路により高レベルの電圧を印加し得る出力パッドと
    前記高レベルよりも低いレベルの低レベル電源との間に
    接続され前記プリバッファの出力に基づいてオン/オフ
    動作するプルアップ用トランジスタを有する出力段とを
    備えた半導体出力回路において、 前記プリバッファを、グランドレベルから前記高レベル
    の範囲の電圧を出力する構成にし、 前記出力段は、 第1電極が前記出力パッドに直接接続され、ゲート電極
    に前記プリバッファの出力が印加されて前記プルアップ
    用トランジスタとして機能するプルアップ用Nチャネル
    MOS型トランジスタと、 前記低レベル電源と前記プルアップ用NチャネルMOS
    型トランジスタの第2電極との間に接続され、前記出力
    パッドに前記高レベルの電圧が印加されたとき前記低レ
    ベル電源への電流の逆流を遮断する逆流防止回路とを備
    えたことを特徴とする半導体出力回路。
  2. 【請求項2】 前記逆流防止回路は、 前記低レベル電源と前記プルアップ用NチャネルMOS
    型トランジスタの第2電極とにそれぞれ第1及び第2電
    極が接続されたPチャネルMOS型トランジスタと、 前記PチャネルMOS型トランジスタのゲート電極とグ
    ランドとの間に接続されたプルダウン回路と、 ゲート電極と第1電極が前記出力パッドに接続され第2
    電極が前記PチャネルMOS型トランジスタのゲート電
    極に接続されたNチャネルMOS型トランジスタとで構
    成したことを特徴とする請求項1記載の半導体出力回
    路。
  3. 【請求項3】 外部回路により高レベルの電圧を印加し
    得る出力パッドと前記高レベルよりも低い低レベルの電
    圧源である低レベル電源との間に接続され入力電圧に基
    づいてオン/オフ動作するプルアップ用PチャネルMO
    S型トランジスタを有する半導体出力回路において、 前記出力パッドの電位が所定のレベルより高くなったと
    きに、この電位を前記プルアップ用PチャネルMOS型
    トランジスタのゲート電極に伝達する第1の電位伝達回
    路と、 少なくとも前記プルアップ用PチャネルMOS型トラン
    ジスタのサブストレートを、前記出力パッドの電位が前
    記低レベルよりも低くなったときに該低レベルにバイア
    スし、該出力パッドの電位が前記低レベルよりも高くな
    ったときにフローティング状態にするスイッチド・フロ
    ーティング・Nウエル回路とを備えたことを特徴とする
    半導体出力回路。
  4. 【請求項4】 第1の信号に基づいて動作がイネーブル
    状態またはディセーブル状態になり、イネーブル状態の
    ときにはグランドレベルから前記低レベルの範囲の電圧
    を前記プルアップ用PチャネルMOS型トランジスタの
    ゲート電極へ出力するプリバッファと、 前記出力パッドの電位が前記所定のレベルより高くなっ
    たときに前記プリバッファをディセーブル状態に、前記
    出力パッドの電位が前記所定のレベルよりも低いときに
    は前記プリバッファをイネーブル状態にするように前記
    第1の信号を出力する第2の電位伝達回路とを設けたこ
    とを特徴とする請求項3記載の半導体出力回路。
  5. 【請求項5】 前記低レベル電源と出力ノードとの間に
    接続され入力電圧によりオン/オフ動作する第1のPチ
    ャネルMOS型トランジスタと、前記出力ノードとグラ
    ンドとの間に接続され、前記入力電圧により前記第1の
    PチャネルMOS型トランジスタに対して相補的にオン
    /オフ動作する第1のNチャネルMOS型トランジスタ
    と、前記出力ノードとグランドとの間に前記第1のNチ
    ャネルMOS型トランジスタと直列接続され、第1の信
    号に基づいてオフする第2のNチャネルMOS型トラン
    ジスタとを有する第1のプリバッファと、 第1電極が前記出力ノードに接続され且つ第2電極及び
    ゲート電極が前記プルアップ用PチャネルMOS型トラ
    ンジスタのゲート電極に接続された第2のPチャネルM
    OS型トランジスタと、第1及び第2電極がそれぞれ前
    記プルアップ用PチャネルMOS型トランジスタのゲー
    ト電極及び前記出力ノードに接続され且つゲート電極が
    前記低レベル電源に接続された第3のNチャネルMOS
    型トランジスタとを有する第2のプリバッファと、 前記出力パッドの電位が前記所定のレベルより高くなっ
    たときに前記第1の信号を出力する第2の電位伝達回路
    とを設けたことを特徴とする請求項3記載の半導体出力
    回路。
  6. 【請求項6】 外部回路により高レベルの電圧を印加し
    得る出力パッドと前記高レベルよりも低い低レベルの電
    圧源である低レベル電源との間に接続され、入力電圧に
    基づいてオン/オフ動作するプルアップ用PチャネルM
    OS型トランジスタを有する半導体出力回路において、 前記出力パッドの電位が前記所定のレベルより高くなっ
    たときに第1の信号を出力する電位伝達回路と、 前記プルアップ用PチャネルMOS型トランジスタと前
    記出力パッドとの間に接続され、前記第1の信号により
    オフする逆流防止用PチャネルMOS型トランジスタ
    と、 少なくとも前記逆流防止用PチャネルMOS型トランジ
    スタのサブストレートを、前記出力パッドの電位が前記
    低レベルよりも低くなったときに該低レベルにバイアス
    し、該出力パッドの電位が前記低レベルよりも高くなっ
    たときにフローティング状態にするスイッチド・フロー
    ティング・Nウエル回路とを設けたことを特徴とする半
    導体出力回路。
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