JP3812287B2 - 成形型、成形装置、成形方法、射出成形機、射出圧縮成形機、圧縮成形機及びガラス成形機 - Google Patents

成形型、成形装置、成形方法、射出成形機、射出圧縮成形機、圧縮成形機及びガラス成形機 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、高精度の光学部品等の成形部品を安定して生産できる型構造を有する成形型、この成形型を備える成形装置、上記成形型または上記成形装置を用いる成形方法、射出成形機、射出圧縮成形機、圧縮成形機及びガラス成形機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、光学面などの高精度な形状を成形する成形型においては、図8に示すように、一対のダイ1a,1bと、それらの間に形成される成形キャビティ1cと、一対のダイ1a,1bを接触させて保持する胴型2とから構成される型構造が一般的であった。
【0003】
また、多数個取りのため複数の成形キャビティを有する型構造の場合は、各胴型を一体化して板状にした型板と呼ばれる厚板にダイが嵌合または摺動する孔をキャビティの数だけ形成し、それぞれの孔にダイを埋め込む構成であった。例えば、プラスチック光学素子の射出成形金型は、図9に示すように、成形機に固定される固定側型板5と、可動プラテン7に固定されて開閉可動する可動側型板4により構成され、それぞれに通常は複数の成形キャビティを構成するために複数のダイ5a、4aがそれぞれ埋め込まれて保持されている。可動側型板4を閉じると、両型板4,5のパーティング面6,6が密着して、それぞれのダイ5a,4aが対向し成形キャビテイを構成し、樹脂がそこヘ射出される構造となっている。射出圧縮成形の金型においても同様で、固定側と可動側の型板が閉じて樹脂などの光学材料がキャビティ内に射出された後、一方のダイが光学面の光軸方向に摺動してキャビティ体積を減少させることによりキャビティ内の樹脂に10kN/cm2以上の圧力を加えて、成形形状の転写性を高めている。
【0004】
特に、レンズなどの成形型においては、各ダイは対となる高精度な光学面形状を有し、型が閉じたときに一方の光学面形状が相手方の光学面に対して、ティルトやシフトなどの偏心を生ぜす高精度に同軸度が保たれることが、高精度なレンズを成形するために重要である。
【0005】
従来、多数個取りの場合は前述したようにダイを型に固定するには型板に孔を形成し、ダイを嵌合させる方式が一般的であり、従って、対となるダイ同士の同軸度を高めるには、型板の孔位置精度と孔径、パーティング面に対する垂直度などの公差やダイの外径寸法、円筒度などの公差を厳しくして、嵌合公差を小さくすることが一般的に行われてきた。しかしながら、成形品に対する性能要求が高精度化するにつれて偏心公差も厳しくなり、従来の部品加工技術ではダイと型板の嵌合公差を小さくすることが限界に近くなっている。例えば、射出成形金型では、通常、成形効率を上げるため成形品を多数個取りするので、型板中心部の樹脂射出口(スプルー)に対して同心円上に、ダイを複数個配置する。このピッチ円直径は、比較的小さな成形品でも100mm以上となり、固定型と可動型の成形中の温度差が1℃あると互いのピッチ円直径は1ミクロンずれてしまう。また、型板の孔加工精度は、ジグ研削盤などを用いて高精度に加工しても、孔径で3ミクロン程度、孔配置で5ミクロン程度が限界である。さらに、孔に嵌合させるダイの外径加工精度は、やはり3ミクロン程度が限界であり、これらの部品加工の限界公差を積み上げると、型を閉じたときのダイの同軸度は8ミクロン程度は起こり得ることになる。このように、ダイ同士の光学面の同軸度を8ミクロン以下にすることは、非常に大きな労力と費用、無駄をかけても一般に難しい状況にある。また、仮にダイ間の同軸度を8ミクロン以下に押さえられたとしても、成形した光学素子の取り出しや加圧のためにダイを光学面の光軸方向に摺動させると、嵌合隙問が非常に小さいため摩擦の増大やかじりなどの発生を招き、作動不良が生じ易くなる。そのため、結局、成形光学素子の厚みを高精度に再現性良く一定に保つことができない。以上から、例えばNAが0.85といった高NAの光ディスク用ピックアップ対物レンズなどでは、光学面の偏心や軸上厚のバラツキが1ミクロン程度しか許されず、従って、従来の部品加工精度に依存する多数個取り金型構造では、どのように高精度に製作を試みても光学面の偏心や軸上厚のバラツキがその数倍に達し、成形レンズ性能に大きな球面収差やコマ収差を発生して充分な光学性能が得られない。
【0006】
また、ガラスレンズを成形するガラスモールド技術では、一個取りと多数個取りの型があり、多数個取りではプラスチックレンズの射出成形金型と全く同様の構造のため、個々の部品加工精度の限界が同様に偏心公差を8ミクロン以下にするのを難しくしている。また、一個取りの揚合は光学面を有する一対のダイとそれを保持する胴型の3つの部品が基本となる型構造を取っている。これは、図10に示すように胴型8にテーパ部8aを有し、このテーパ部8aが一対のダイ9a,9bに設けられたテーパ部とそれぞれ嵌合しダイ9a,9bの間に成形キャビテイが形成される構造である。胴型8の両テーパ部の同軸度やダイ9a,9bのテーパ部の光学面との同軸度といった部品加工精度がダイ同士の同軸度を決めている。テーパの同軸度は1ミクロン程度が従来の通常の加工限界であり、従って、部品加工精度を累積すると、光学面のシフト偏心は3ミクロン程度が限界となる。また、ダイ9a,9bと胴型8とがテーパ嵌合のため、突き当て嵌合と異なり嵌合面が摩耗しやすいので、胴型はセラミックなどの硬度の高い難加工材料で作られる。
【0007】
以上から、ガラスモールド成形においても成形光学素子の偏心精度は型部品の加工精度に大きく依存して限界がある状況に変わりはなく、その偏心のバラツキ状態は再現性が乏しく、管理が困難であるため、上述した高NAレンズなどの次世代高精度光学素子の成形性能の確保と安定した生産を困難にしている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上述のような従来技術の問題に鑑み、成形品の偏心精度や軸方向精度を複雑な機構を用いることなく向上させ、高精度の光学素子や成形部品を安定して生産できるようにする型構造を有する成形型、成形装置、成形方法、射出成形機、射出圧縮成形機、圧縮成形機、ガラス成形機及び成形方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明による成形型は、成形品を成形するための成形キャビティを形成する一対の成形型部材と、前記成形型部材がその内部で摺動可能に保持される保持部材とを備え、前記成形型部材と前記保持部材との間の隙間に圧力伝達媒体が供給されることにより前記成形型部材が非接触で前記保持部材内に保持されることを特徴とする。
【0010】
この成形型によれば、一対のダイ等の成形型部材の外周と型板または胴型等の保持部材との間の隙間に圧力伝達媒体を流し、その静圧によって成形型部材を保持部材内で非接触で高精度に保持し偏心精度の向上を実現できるとともに、成形型部材が軸方向に低摩擦で円滑に摺動可能となるので、成形型部材による成形キャビティ内の成形品に対する突き当て力の再現性が向上し、成形品の軸方向厚さの高精度化が達成できる。また、もし、隙間が成形型部材と保持部材の加工による加工精度不良で大きくなっても、保持剛性が若干低下するだけで、成形型部材は静圧保持により常に高精度で保持部材の中心に位置するから、成形型部材や保持部材の部品加工精度が偏心精度に直接影響しない。このように、成形品の偏心精度や軸方向精度を複雑な機構を用いることなく向上させることができ、高精度の成形部品が安定して生産できる。
【0011】
この場合、前記圧力伝達媒体の供給が前記成形型部材側から行われるように構成することができ、また、前記保持部材側から行われるように構成することもでき、更に成形型部材側及び保持部材側の両方から行われるようにしてもよい。
【0012】
また、前記圧力伝達媒体が供給される前記隙間が0.1〜100μmの範囲内にあることが好ましい。隙間が0.1μm以上であると、保持部材や成形型部材の加工負担がかからず、また加工による表面粗さの影響が少ない。また、隙間が100μm以下であると、成形型部材を外力に抗して保持部材の中心に保持しようとする剛性を充分に得ることができる。隙間は3〜15μmが更に好ましい。
【0013】
また、前記圧力伝達媒体の供給のために前記成形型部材と前記保持部材との少なくとも一方に、前記隙間に開口した供給口を設け、前記供給口を前記成形型部材と前記保持部材の軸方向及び円周方向にそれぞれ複数設けることができる。
【0014】
また、前記供給口の上流側に前記圧力伝達媒体の流れを制限するオリフィス等の固定絞りを設けることができ、また、前記圧力伝達媒体を供給するために設けられた配管の経路内に自動調整絞りを設けることができる。これにより、供給する圧力伝達媒体の圧力を積極的に調整することができる。また、前記供給口が設けられた前記成形型部材または前記保持部材の前記供給口の周囲部分を凹ませてリセスを設けることにより、剛性を増すことができる。なお、前記圧力伝達媒体としては、気体または液体とすることができ、気体としては、窒素ガス、水素ガスやこれらの混合ガス、を使用できるが、これらに限定されるものではない。また、液体としては、油や水を使用できるが、これらに限定されるものではない。
【0015】
また、前記成形型部材と前記保持部材との少なくとも一方が多孔質部材を含み、前記多孔質部材を通して前記圧力伝達媒体が前記隙間に供給されるように構成できる。また、前記成形型部材と前記保持部材がセラミック材料より構成できる。 また、前記成形品が光学品である場合には、高精度な光学品を得ることができるので、高NAレンズなどの次世代高精度光学素子が生産可能となる。
【0016】
また、本発明による成形装置は、成形品を成形するための成形キャビティを形成する一対の成形型部材と、前記成形型部材がその内部で摺動可能に保持される保持部材とを備え、前記成形型部材と前記保持部材との間の隙間に圧力伝達媒体が供給されることにより前記成形型部材が非接触で前記保持部材内で摺動し保持されるように構成した成形型と、前記圧力伝達媒体を前記隙間に供給するための圧力伝達媒体供給手段とを具備することを特徴とする。
【0017】
この成形装置によれば、一対のダイ等の成形型部材の外周と型板または胴型等の保持部材との間の隙間に圧力伝達媒体供給手段により圧力伝達媒体を流し、その静圧によって成形型部材を保持部材内で非接触で高精度に保持し偏心精度の向上を実現できるとともに、成形型部材が軸方向に低摩擦で円滑に摺動可能となるので、成形型部材による成形キャビティ内の成形品に対する突き当て力の再現性が向上し、成形品の軸方向厚さの高精度化が達成できる。このように、成形品の偏心精度や軸方向精度を複雑な機構を用いることなく向上させることができ、高精度の成形部品が安定して生産できる。
【0018】
前記圧力伝達媒体としては、気体または液体とすることができ、気体としては、窒素ガス、水素ガスやこれらの混合ガス、を使用できるが、これらに限定されるものではない。また、液体としては、油や水を使用できるが、これらに限定されるものではない。
【0019】
また、前記圧力伝達媒体は前記成形型の隙間に対してその圧力が200kPa〜2MPaで供給されることが好ましく、300kPa〜1MPaが更に好ましい。圧力が200kPa以上であると、充分な静圧による保持剛性を得ることができ、2MPa以下であると、汎用のコンプレッサ等の圧力伝達媒体供給手段を使用できる。
【0020】
また、前記圧力伝達媒体が100〜1000℃の範囲の温度に加熱されて前記成形型の隙間に供給されることにより、成形時に成形型を加熱する際の熱効率が向上し、好ましい。
【0021】
この場合、前記成形品は光学品であり、前記光学品の光学材料のガラス転移点をT℃とすると、前記圧力伝達媒体が、(T−200℃)〜(T+200℃)の範囲の温度に加熱されて前記成形型の隙間に供給されることが好ましい。温度が(T−200℃)以上であると、成形後に光学材料を徐冷することが可能となり、冷却収縮に伴う内部応力の発生や変形、割れ等の発生を防止できる。また、(T+200℃)以下であると、成形時の光学材料の温度をより低くできるので、光学材料の成形型部材の光学面への貼り付きや反応によるくもりの発生等を防止できる。
【0022】
また、前記圧力伝達媒体の供給のために前記成形型部材と前記保持部材との少なくとも一方に、前記成形型の隙間に開口した供給口を設け、前記供給口を前記成形型部材と前記保持部材の軸方向及び円周方向にそれぞれ複数設け、前記供給口における前記圧力伝達媒体の圧力を他の供給口の圧力と異なるように調整することにより、前記成形型部材と前記保持部材との間隔を制御するように構成することが好ましい。このように成形型部材と保持部材との間隔を制御することにより、円周方向の複数の供給口で保持部材に対する成形型部材の偏心を調整することができ、また、軸方向の複数の供給口で保持部材に対し成形型部材の軸方向の倒れを調整することができる。このようにして、成形型部材の偏心及び倒れを調整することができるので、高精度に成形品を成形することができる。
【0023】
また、上述の圧力調整のために複数の圧力調整機構を具備することが好ましい。また、前記成形型を複数備えることにより、多数個の同時成形が可能となり、大量生産に適する。
【0024】
また、本発明による成形方法は、上述の成形型または成形装置を使用して成形を行うことを特徴とする。なお、成形品を得るための材料としては、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、光硬化性樹脂、ガラス等、材料の種類はいずれでもよい。
【0025】
また、本発明による射出成形機は、上述の成形型または成形装置を含むことを特徴とする。なお、射出成形機とは、材料を加熱し溶融させ高圧でキャビティ内に押し込み、冷却固化させて所望の成形品を成形する機械をいう。
【0026】
また、本発明による射出圧縮成形機は、上述の成形型または成形装置を含むことを特徴とする。なお、射出圧縮成形機とは、材料を加熱し溶融させ高圧でキャビティ内に押し込んだ後、キャビティ体積を小さくして更に高圧でキャビティ形状を転写させて冷却固化し、所望の成形品を成形する成形機をいう。
【0027】
また、本発明による圧縮成形機は、上述の成形型または成形装置を含むことを特徴とする。なお、圧縮成形機とは、一次加工された材料をキャビティ内で加熱し圧縮して所望の成形品を成形する成形機をいう。
【0028】
また、本発明によるガラス成形機は、上述の成形型または成形装置を含むことを特徴とする。なお、ガラス成形機とは、ガラス材料を加熱し溶融し、プレスによりキャビティ形状を転写して所望の成形品を成形する成形機をいう。なお、ガラス成形機以外では、成形品を得るための材料としては、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、光硬化性樹脂、ガラス等、材料の種類はいずれでもよい。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下、本発明による実施の形態について図面を用いて説明する。図1は本発明の実施の形態を示す成形型の縦断面図である。
【0030】
図1に示す成形型11は、一個取り用の一対のダイ12,13と、ダイ12,13をその内部で摺動可能に保持する円筒状の胴型部材14とを備える。ダイ12,13の外周面12c,13cと胴型部材14の内周面14aとの間には隙間16が形成されるようになっている。ダイ12,13は、それぞれ成形時に光学品の面を形成するための光学面12a、13aを有し、ダイ13の突き当て面13bがダイ12の面12bに当接することにより、光学面12a、13a等により成形キャビティが形成される。
【0031】
胴型部材14には圧力伝達媒体を隙間16に供給するための供給口15が貫通孔として軸方向及び円周方向に複数形成されている。各供給口15は、圧力伝達媒体として圧縮気体を胴型部材14の外周面14b側から内周面14aへ流すために、大径部15bと、隙間16へ圧縮気体が吹き出すように小径に絞られたオリフィス部15aとを備える。
【0032】
成形型11の外部の圧力媒体伝達手段としてのコンプレッサ等から窒素ガス等の圧縮気体を供給口15に向けて流すと、オリフィス部15aより隙間16に吹き出す。この圧縮気体により隙間16が静圧フィルムとなり、ダイ12,13が等方的に胴型部材14から圧縮気体で押され、胴型部材14の中心に位置決めされる。仮に、ダイ12,13が外力を受けシフトし偏心したときには、狭くなった隙間の方の気体圧力が上昇し、広くなった隙間の圧力が下がるので、ダイ12,13を中心に戻そうとする力が働き、調心される。この調心された状態のダイ12,13の剛性は、隙間16の距離に反比例し、気体の供給圧力や静圧フィルムの面積に比例し、吹き出し口の構造などにも依存する。
【0033】
ダイ12,13と胴型部材14との間の隙間16は、0.1〜100μmであれば静圧保持の効果が得られるが、隙間が小さいほどダイ12,13を外力に抗して胴型部材14の中心に保持しようとする剛性は高くなる。しかし、あまり隙間が小さいと、ダイ12,13の外周面12c、13cの外径や胴型部材14の内周面14aの内径に対する加工負担が増え、また加工表面粗さの影響を受け易くなってダイ12,13の周りの圧力分布が不均一になったり圧縮気体の圧縮性によりニューマチックハンマーが発生したりして、振動発生の原因となる。これらを鑑みると、隙間16は、3〜15μm程度がより好ましい。この隙間量であれば、胴型部材14の内径や円筒度とダイ12,13の外径や円筒度も比較的容易に加工で得られ、しかも仮に、隙間が加工精度不良で大きくなっても保持剛性が低下するだけで、ダイ12,13は静圧保持により常に1ミクロン以下で胴型部材14の中心に位置するから、部品加工精度が偏心精度に直接影響しないという優れた効果を発揮できる。
【0034】
気体の供給圧力は、一般的には200kPa〜2MPa気圧程度が扱い易く、300kPa〜1MPaが更に好ましい。
【0035】
また、静圧フィルムの面積を増やすということは、ダイの径を大きくしたり、軸方向に長くして、ダイの胴型部材との摺動面積を増やすことであるが、胴型部材の内周面の加工に関し、一般的に長さLと直径Dとの比(L/D)が5程度までであると、従来加工法で作りやすい。
【0036】
また、圧縮気体は、図1のように胴型部材側から隙間に供給する方式であっても良く、また、ダイの内部から隙間に供給される方式であっても良い。前者の揚合は、成形対象が変わっても比較的共有されることの多い胴型部品で、しかも外径方向に配管するので加工しやすくスペース的に余裕が取りやすい。後者の場合は、ダイの大きさに制約されて配管するため加工が複雑となるが、ダイを加熱するために圧縮気体を加熱して供給する場合は、熱効率が良いといった特徴がある。また、ダイと胴型部材の両方から隙間に供給するようにしてもよい。
【0037】
次に、多数個取り型に適用した例を図2により説明する。図2は、多数個取りの成形型であって、ダイと固定側型板(胴型)の断面図(a)及びダイと可動側型板の断面図(b)である。
【0038】
図2(a)に示すように、成形型21は固定側に、成形キャビティを形成するように凹んだ成形面23aを有する複数のダイ23,23’と、これらの複数のダイ23,23’が入り込んで摺動可能に保持される孔22,22の形成された固定側型板25とを備える。固定側型板25には圧力伝達媒体の供給のために供給通路30,31,32が形成されており、供給通路30は、外部の圧力媒体伝達手段としてのコンプレッサ等に連通し、固定側型板25内で複数の供給通路31,32に連通している。供給通路31,32は、孔22,22の内周面にそれぞれ開口した複数の供給口31a,32aを有し、各供給口31a,32aからダイ23,23’と孔22,22との間に形成される隙間28に圧力伝達媒体としての圧縮気体等が供給されるようになっている。
【0039】
また、図2(b)に示すように、成形型21は可動側に、成形キャビティを形成するように凹んだ成形面24aを有する複数のダイ24,24’と、これらの複数のダイ24,24’が入り込んで摺動可能に保持される孔36,36の形成された可動側型板26とを備える。可動側型板26には圧力伝達媒体の供給のために供給通路33,34,35が形成されており、供給通路33は、外部の圧力媒体伝達手段としてのコンプレッサ等に連通し、可動側型板26内で複数の供給通路34,35に連通している。供給通路34,35は、孔36,36にそれぞれ開口した供給口34a,35aを有し、ダイ24,24’と孔36,36との間に形成される隙間29に圧力伝達媒体としての圧縮気体等が供給されるようになっている。
【0040】
以上のような成形型21において、固定側型板25と可動側型板26とをパーティング面27,27で合わせて型閉した後、外部の圧力媒体伝達手段としてのコンプレッサ等から窒素ガス等の圧縮気体を、固定側型板25では供給通路30,31,32を通して隙間28に、可動側型板26では供給通路33,34,35を通して隙間29にそれぞれ供給する。これにより、ダイと孔との間の各隙間28,29に静圧フィルムを形成する。このため、偏心精度は、図1の場合と同様に、ダイの型板の孔に対しては1μm以下となり、型板における各孔の位置精度だけが従来と同様の5μmの加工誤差を有しているので、5μmとなり、従来と同様の部品加工精度でありながら、2/3以下の限界値にできる。
【0041】
次に、図3により成形型部材側から圧力伝達媒体を隙間に供給するようにした成形型の例を説明する。図3の成形型41は、成形キャビティを形成する成形面42a、43aを有する一対のダイ42,43と、これらのダイ42,43をその内部で摺動可能に保持する胴型部材44とを備える。ダイ42,43の内部には、圧力伝達媒体の圧縮気体等の通る供給通路42b,43bが軸方向及び径方向に形成されている。また、ダイ42,43の外周面42c,43cには、圧縮気体等の供給口45aが軸方向及び円周方向にそれぞれ複数形成されており、各供給口45aは、それぞれ供給通路42bまたは43bに連通している。また、各供給口45aの周囲近傍の外周面42c,43cには、リセス45が約5〜50μmの深さに凹んで形成されている。また、ダイ42、43の各端面には供給通路42b,43bに連通して金属製フレキシブルホース48、50が接続部47、49を介してねじ止めされている。ダイ42,43の型閉じ後、フレキシブルホース48、50を通して、供給通路42b,43bに圧縮気体を流し、各供給口45aから圧縮気体が、胴型部材44の内周面44aとダイ42,43の外周面42c、43cとの間に形成される隙間46に流れ、隙間46に静圧フィルムを形成する。なお、胴型部材44には排気孔44bが設けられている。
【0042】
図3に示す成形型41により、図1と同様の効果を得ることができる。また、リセス45により、リセス部分の圧力伝達媒体は圧力損失がなく、ほぼ供給圧力となるために、剛性を増すことができる。
【0043】
次に、本実施例では、ダイや胴型部材は所望の光学素子等の成形品の大きさに対し大きすぎないことが、型部材の熱容量を低く押さえ、光学材料等の成形材料を冷却固化する成形の際に熱の給出が小さくエネルギー効率が高いばかりでなく、熱慣性が小さいので応答特性の良い高精度な温度制御が可能となる。しかしながら、静圧受けの剛性は前述したように受ける面積に比例するので、ダイや胴型部材をできる限り大きく作る方が型部材の偏心規制に有利となるが、熱的な有利性を低下させてしまうので、偏心剛性をダイや胴型部材を大きくすることなく高めるための工夫を2種類行った。
【0044】
一つは、圧縮気体の配管内で吹き出し口の手前に固定絞りを設けたるものであり、もう一つは次の図4に示すように自動調整絞りを設けるものである。静圧軸受けの高剛性化としてこれらの方法は公知であるが、本実施の形態ではこれを成形光学面に偏心規制手段に用いたことで、ダイや胴型部材を小型にしながら十分な剛性を確保することができる。
【0045】
固定絞りとしては、毛細管方式、オリフィス方式などがある。毛細管方式は、細く長い絞りを配管内に設置し、外力によりダイが偏心し勘合際間が狭くなると圧縮空気の背圧が増し押し戻されようとするが、毛細管内の流れの粘性抵抗と流量制限により押し戻し量を低減し背圧を高め戻す力を増加させる者である。また、オリフィス方式は配管内に小さな孔を設け、圧縮気体の流量制限により剛性を向上するものである。いすれにせよ、本発明では固定絞りの手段は問わない。一般に、固定絞りを設けることにより剛性は1.5〜2倍程度に増加するが、このことは本実施の形態においてダイや胴型部材の直径を同じ偏心剛性で半分にできることを意味し、体積としては1/4にできるため熱的な成形条件を制御する上で非常に効果が大きい。
【0046】
また、自動調整絞りは、隙間間隔や圧力変動によりサーボバルプやダイアフラム弁などを駆動して、供給する圧縮気体の圧力を積極的に調整する方式である。図4に示したものは、スプール弁の一種であるMIT弁と呼ばれる差動弁で、対向供給する配管の背圧差によって弁の重合量を変えて流量調整を行い、背圧の高い方の圧力をさらに増加させるものである。調整方式は、このようなスプール弁タイプの他にダイアフラム弁を用いても良いし、センサーにより偏心を検出して電気サーボバルフにより圧力調整を行って剛性を増加させても良い。本実施の形態ではその方式は問わず、能動的に圧縮気体の吹き出し圧力または流量を変動させることで剛性を高め、ダイと胴型の小型化に寄与する自動調整絞り全てを指す。
【0047】
次に、図4により、図1とほぼ同様の成形型に自動調整絞りを設けた例を説明する。図4の成形型51は、図1と同様の一対のダイ12,13と、これらのダイ12,13を摺動可能に保持する胴型部材14とに加えて、自動調整絞り機構52を備える。また、胴型部材14には圧力伝達媒体の供給通路18が軸方向及び円周方向にそれぞれ複数形成され、各供給通路18は胴型部材14の内周面14aに開口した供給口18aを有し、各供給口18aの近傍には、図3と同様のリセス19がそれぞれ形成されている。
【0048】
自動調整絞り機構52では、シリンダ60内のほぼ中央にピストン55が摺動可能に収容され、第1の室61と第2の室62とに仕切っている。ピストン55に第1の室61で第1の円盤部56に連結棒55aにより連結され、更に第2の室62で第2の円盤部57に連結棒55bにより連結されている。シリンダ60の一端面と第1の円盤部56との間にコイルばね58が配置され、シリンダ60の他端面と第2の円盤部57との間にコイルばね59が配置されている。成形型の隙間16に連通した連通路53が、通路60aを介して第1の室61と連通し、更に通路60bを介してコイルばね58のある室58aと連通している。同様に、成形型の隙間16に連通した連通路54が、通路61aを介して第2の室62と連通し、更に通路61bを介してコイルばね59のある室59aと連通している。
【0049】
図4において、シリンダ60の入口60aから圧縮気体がシリンダ60内に供給されると、第1の室61,通路60a,連通路53を通して隙間16に供給されるとともに通路60bを通して室58a内にも供給される。同様のことが、第2の室62側においても行われる。隙間16において圧力に変動がなければ、ピストン55は図のような中立位置にあるが、隙間16が例えば連通路53側で広くなり圧力が低下した場合、背圧差によりピストン55が第2の室62側の高圧力によりコイルばね58の圧縮復元力に抗しながら図の方法hに移動すると、通路60aの開口を塞ぐ。これにより、隙間16の連通路53側への圧縮気体の流れが絞られて圧力が更に低下し連通路54側の圧力を更に高くするから、連通路53側の隙間16を狭く調整することができる。これにより、供給する圧縮気体の圧力を積極的に調整することが可能となる。
【0050】
以上のようにして、隙間16でその距離に変動が生じ圧力が変わった場合でも、一方の連通路側への圧縮気体の供給を制限することにより、自動的に圧力を調整し、隙間16の距離を元に戻すことができる。
【0051】
次に、図5により、図1とほぼ同様の成形型に多孔質部材を配置した例を説明する。図5の成形型71は、図1と同様の一対のダイ12,13と、これらのダイ12,13を摺動可能に保持する胴型部材14とに加えて、胴型部材14の内周側に円筒状の多孔質部材65,66を配置したものである。
【0052】
軸方向及び円周方向にそれぞれ複数形成された供給通路67から圧力伝達媒体としての圧縮気体が供給されると、その供給口から圧縮気体が多孔質部材65,66に入り込んでその内周面65a,66aから隙間68に供給される。これにより、図1と同様の効果が得られる。
【0053】
次に、図6(a),(b)により、上述の成形型においてダイ(成形型部材)の中心の偏心調整について説明する。
【0054】
図6(b)のようにダイ75に形成された光学面75aの中心75bがダイ75の中心75cとずれている場合、精度のよい成形が難しくなるのであるが、図6(a)のように、胴型部材76の円周方向に、90゜の等間隔で設けられた圧縮気体の供給口a,b,c,dにおいて、その圧力を供給口aよりも180゜反対側の供給口c側を高くして圧縮気体を隙間77に供給する。これにより、光学面75aの中心75bとダイ75の中心75cとを一致させることができるから、高精度の成形が可能となる。このように、各供給口a,b,c,dの圧力を適宜に制御することにより、光学面75aの中心75bを胴型部材76の中心とを一致させるように調整できる。かかる調整は従来の型構造では殆ど不可能であったのであるが、本発明によれば簡単に行うことができる。
【0055】
次に、図7により、図6のような圧力調整を行う複数の圧力調整機構を備えた成形装置について説明する。
【0056】
図7の成形装置80は、一対のダイ82,83と胴型部材84とを備えた成形型81と、成形型81内のダイ82,83と胴型部材84との間の隙間に圧縮気体を供給するコンプレッサ85と、コンプレッサ85からの圧縮気体の圧力を一定にするためのリザーバタンク86と、胴型部材84に設けられた圧縮気体の複数の供給口a,b,c,d(図6参照)にそれぞれ圧縮気体を圧力を制御しながら供給する複数のサーボバルブA,B,C,Dと、各サーボバルブの制御のための制御パネル87とを備える。複数の供給口a,b,c,dは軸方向に多段に設けられており、これらの供給口a,b,c,dに対応してサーボバルブがそれぞれ設けられている。
【0057】
各サーボバルブを制御パネル87により制御し、複数の供給口a,b,c,dにおける圧力を調整することにより、図6で説明したような圧力調整を行うことができる。また、軸方向に多段に設けられた供給口間の圧力をかえることによりダイのティルトも補正できる。
【0058】
【実施例】
次に、図2に示すような多数個取りの成形型により、従来の部品加工精度の制約のもとに行った実施例を説明する。
【0059】
(実施例1) 直径50mm、長さ60mm、円筒度1μmの鋼材料による1対のダイと隙間10μmの鋼材料の胴型を用い、ダイの外径表面の径1.5mmの供給口から10気圧の窒素ガスを噴出して保持した。圧縮気体の供給口としてオリフィスをダイ一個当たりに外周三等分配置で2段の計6個設けた。
【0060】
このとき、ダイを対向させた時の偏心は、0.5μmであった。この偏心量の繰り返し再現性は、0.05μm以下であり、0.5μmの偏心が偏り誤差として確実に再現した。また、外力に対する剛性は、120N/μmであり、通常の成形ではほとんどかかることのないシフト方向の力に対して十分な値であった。さらに、ダイの後端から30Nの力を加えて突き合わせたところ、ダイは胴型内を極めて滑らかに摺動し、突き当て時の2つのダイの合計全長が0.3ミクロン以下のバラツキで再現した。つまり、プレス成形したときに成形品の厚みを決定するキャビテイ厚みの再現性も、加えた力が損失することなく再現性良く突き当てる力となるため、極めて高くすることができた。
【0061】
このように、本発明による偏心の再現性と軸方向の突き当て再現性は、従来の型構造の限界を10倍以上向上しており、特に、従来公差を厳しくしていた胴型の孔径とダイ外周の加工精度は、緩くしても高精度な再現性が得られるので、特にセラミックなどの難加工部材でダイや胴型を製作する際には、著しい部品加工工数の低減と容易さをもたらすものである。
【0062】
(実施例2) 上述の実施例1のダイの窒素ガスを噴出する供給口に、径0.2mm、長さ5mmのオリフィスを設け、オリフィス周辺に段差50μmで10×20mmのリセスを設けた。外力に対する剛性は、256N/μmまで向上した。
【0063】
(実施例3) 直径50mm、長さ60mm、円筒度2μmの一対のセラミック製ダイと、10μmの嵌合隙間を設けて多孔質セラミックを内側に有するセラミック製の胴型を用い、600℃に加熱した窒素ガスを7気圧で供給した。胴型の窒素ガスの供給口は、各ダイとの摺動面位置であり胴型外径の4等分配置で2段、8ヵ所、ダイ二つ分で合計16ヵ所である。ダイの間隔を10mmとした時の対向面の温度は556℃であった。シフト偏心精度は1.2μm、再現性は0.03μm以下であった。シフト方向剛性は185N/μmであった。シフト偏心を補正するため、一方のダイの偏心方向の窒素ガスの供給圧力を0.3気圧上昇させたところ、シフト偏心は0.3μmまで減少した。また、対抗するダイを30Nの力で突き当てた時のダイの合計全長の再現性は、0.5μm以下であった。このように、光学素子を成形するに十分なガラスの加熱温度が得られ、偏心のほとんど無い滑らかなダイの摺動と突き当てが再現性良く得られた。
【0064】
以上のように本発明を実施の形態により説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内で各種の変形が可能である。例えば、圧力伝達媒体として気体以外にも水や各種の油等の液体であってもよいことは勿論である。また、ダイの断面形状は円でなくとも良く、四角や六角などの多角形などとしてダイの胴型部材内での回転が規制される形状であっても良いことは勿論である。
【0065】
【発明の効果】
本発明によれば、成形品の偏心精度や軸方向精度を複雑な機構を用いることなく向上させ、高精度の光学素子や成形部品を安定して生産できるようにする型構造を有する成形型、成形装置、成形方法、射出成形機、射出圧縮成形機、圧縮成形機、ガラス成形機及び成形方法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態による成形型の縦断面図である。
【図2】本実施の形態による多数個取りの成形型の縦断面図(a)、(b)である。
【図3】本実施の形態による別の成形型の縦断面図である。
【図4】本実施の形態による自動調整絞りを有する更に別の成形型の縦断面図である。
【図5】本実施の形態による更に別の成形型の縦断面図である。
【図6】本実施の形態の芯ずれを調整する例を説明するための成形型の横断面図(a),(b)である。
【図7】本実施の形態による成形装置を示す図である。
【図8】従来の成形型を示す縦断面図である。
【図9】従来の多数個取りの成形型を示す斜視図である。
【図10】従来の別の成形型を示す縦断面図である。
【符号の説明】
11 成形型
12,13 一対のダイ(成形型部材)
14 胴型部材(保持部材)
15 供給口
15a オリフィス部
16 隙間
22,36 孔
23,24 一対のダイ(成形型部材)
23’,24’ 一対のダイ(成形型部材)
25 固定側型板
26 可動側型板
28,29 隙間
30〜32 供給通路
31a,32a 供給口
33〜35 供給通路
34a,35a 供給口
41 成型型
42,43 一対のダイ(成形型部材)
42b,43b 供給通路
44 胴型部材
45 リセス
45a 供給口
51 成形型
52 自動調整絞り機構
19 リセス
18a 供給口
71 成形型(成形型部材)
65,66 多孔質部材
67 供給通路
80 成形装置
81 成形型(成形型部材)
82,83 一対のダイ
84 胴型部材
85 コンプレッサ(圧力伝達媒体供給手段)

Claims (26)

  1. 成形品を成形するための成形キャビティを形成する一対の成形型部材と、前記成形型部材がその内部で摺動可能に保持される保持部材と、を備え、
    前記成形型部材と前記保持部材との間の隙間に圧力伝達媒体が供給されることにより前記成形型部材が非接触で前記保持部材内で摺動し保持されることを特徴とする成形型。
  2. 前記圧力伝達媒体の供給が前記成形型部材側から行われるように構成したことを特徴とする請求項1に記載の成形型。
  3. 前記圧力伝達媒体の供給が前記保持部材側から行われるように構成したことを特徴とする請求項1または2に記載の成形型。
  4. 前記圧力伝達媒体が供給される前記隙間が0.1〜100μmの範囲内にあることを特徴とする請求項1,2または3に記載の成形型。
  5. 前記圧力伝達媒体の供給のために前記成形型部材と前記保持部材との少なくとも一方に、前記隙間に開口した供給口を設け、前記供給口を前記成形型部材と前記保持部材の軸方向及び円周方向にそれぞれ複数設けたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の成形型。
  6. 前記供給口の上流側に前記圧力伝達媒体の流れを制限する固定絞りを設けたことを特徴とする請求項5に記載の成形型。
  7. 前記供給口が設けられた前記成形型部材または前記保持部材の前記供給口の周囲部分を凹ませてリセスを設けたことを特徴とする請求項5または6に記載の成形型。
  8. 前記圧力伝達媒体を供給するために設けられた配管の経路内に自動調整絞りを設けたことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の成形型。
  9. 前記成形型部材と前記保持部材との少なくとも一方が多孔質部材を含み、前記多孔質部材を通して前記圧力伝達媒体が前記隙間に供給されることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の成形型。
  10. 前記成形型部材と前記保持部材がセラミック材料よりなることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の成形型。
  11. 前記成形品は光学品であることを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の成形型。
  12. 成形品を成形するための成形キャビティを形成する一対の成形型部材と、前記成形型部材がその内部で摺動可能に保持される保持部材と、を備え、前記成形型部材と前記保持部材との間の隙間に圧力伝達媒体が供給されることにより前記成形型部材が非接触で前記保持部材内で摺動し保持されるように構成した成形型と、
    前記圧力伝達媒体を前記隙間に供給するための圧力伝達媒体供給手段と、を具備することを特徴とする成形装置。
  13. 前記圧力伝達媒体は気体または液体であることを特徴とする請求項12項に記載の成形装置。
  14. 前記圧力伝達媒体は前記成形型の隙間に対してその圧力が200kPa〜2MPaで供給されることを特徴とする請求項12または13に記載の成形装置。
  15. 前記圧力伝達媒体が100〜1000℃の範囲の温度に加熱されて前記成形型の隙間に供給されることを特徴とする請求項12,13または14に記載の成形装置。
  16. 前記成形品は光学品であり、前記光学品の光学材料のガラス転移点をT℃とすると、前記圧力伝達媒体が、(T−200℃)〜(T+200℃)の範囲の温度に加熱されて前記成形型の隙間に供給されることを特徴とする請求項12〜15のいずれか1項に記載の成形装置。
  17. 前記圧力伝達媒体の供給のために前記成形型部材と前記保持部材との少なくとも一方に、前記成形型の隙間に開口した供給口を設け、前記供給口を前記成形型部材と前記保持部材の軸方向及び円周方向にそれぞれ複数設け、
    前記供給口における前記圧力伝達媒体の圧力を他の供給口の圧力と異なるように調整することにより、前記成形型部材と前記保持部材との間隔を制御することを特徴とする請求項12〜16のいずれか1項に記載の成形装置。
  18. 前記円周方向の複数の供給口のうちで前記圧力を調整することにより前記保持部材に対する前記成形型部材の偏心を調整することを特徴とする請求項17に記載の成形装置。
  19. 前記軸方向の複数の供給口のうちで前記圧力を調整することにより前記保持部材に対し前記成形型部材の軸方向の倒れを調整することを特徴とする請求項17または18に記載の成形装置。
  20. 前記圧力調整のために複数の圧力調整機構を具備することを特徴とする請求項17,18または19に記載の成形装置。
  21. 前記成形型を複数備えることを特徴とする請求項12〜20のいずれか1項に記載の成形装置。
  22. 請求項1〜11のいずれか1項に記載の成形型または請求項12〜21のいずれか1項に記載の成形装置を使用して成形を行うことを特徴とする成形方法。
  23. 請求項1〜11のいずれか1項に記載の成形型または請求項12〜21のいずれか1項に記載の成形装置を含むことを特徴とする射出成形機。
  24. 請求項1〜11のいずれか1項に記載の成形型または請求項12〜21のいずれか1項に記載の成形装置を含むことを特徴とする射出圧縮成形機。
  25. 請求項1〜11のいずれか1項に記載の成形型または請求項12〜21のいずれか1項に記載の成形装置を含むことを特徴とする圧縮成形機。
  26. 請求項1〜11のいずれか1項に記載の成形型または請求項12〜21のいずれか1項に記載の成形装置を含むことを特徴とするガラス成形機。
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