JPH0243009A - プラスチック成形金型 - Google Patents

プラスチック成形金型

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JPH0243009A
JPH0243009A JP19275688A JP19275688A JPH0243009A JP H0243009 A JPH0243009 A JP H0243009A JP 19275688 A JP19275688 A JP 19275688A JP 19275688 A JP19275688 A JP 19275688A JP H0243009 A JPH0243009 A JP H0243009A
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Japan
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movable
medium flow
sleeve
fixed
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JP19275688A
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Hisao Inage
久夫 稲毛
Norio Yatsuda
則夫 谷津田
Shoki Eguchi
江口 昭喜
Masao Takagi
正雄 高木
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/72Heating or cooling
    • B29C45/73Heating or cooling of the mould
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C33/00Moulds or cores; Details thereof or accessories therefor
    • B29C33/02Moulds or cores; Details thereof or accessories therefor with incorporated heating or cooling means
    • B29C33/04Moulds or cores; Details thereof or accessories therefor with incorporated heating or cooling means using liquids, gas or steam
    • B29C2033/042Meander or zig-zag shaped cooling channels, i.e. continuous cooling channels whereby a plurality of cooling channel sections are oriented in a substantial parallel direction
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
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    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/72Heating or cooling
    • B29C45/73Heating or cooling of the mould
    • B29C45/7312Construction of heating or cooling fluid flow channels

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はプラスチック成形金型に係り、特に、軸対称形
状のプラスチック成形品、たとえばプラスチックレンズ
などの光学素子を、高精度に且つ高能率に成形するに好
適なプラスチック成形金型に関するものである。
[従来の技術] 従来、光学素子など高精度が要求される成形品を成形す
るための成形金型は、どのようにしてキャビティを均一
温度に調節するかにその設計の重点が払われてきた。た
とえば、温度不均一の原因となる熱源や冷却水が、直接
キャビティへ影響しないように、該キャビティを間接的
に温度調節する方法が知られている。この種の金型とし
て関連するものには、特開昭59−123631号公報
が挙げられる。
また、厚肉で偏肉比の大きい光学素子を成形するための
成形金型では、形状精度を確保するために該金型を急速
加熱し、また冷却するというヒートサイクル成形法なる
方法も提案されている。この種の金型として関連するも
のには、特開昭58−12738号公報がある。
さらにまた、製品コスト引き上げの要望から、プラスチ
ック成形金型を速く効率よく生産することが重視され、
キャビティを直接温度調節する方法も提案されている。
この種の金型として関連するものには、特開昭49−9
013号公報が挙げられる。
[発明が解決しようとする課題] 従来の成形金型は、プラスチック成形品の形状精度を高
精度に維持するとともに、高能率に生産する(換言すれ
ば、成形サイクルを短縮する)という点について配慮が
されておらず、高精度化と高能率化とは両立しないもの
であった。
すなわち、成形サイクルを速くするめたには、キャビテ
ィ内へ充填された溶融樹脂を効率よく冷却することであ
り、このためには、前記キャビティとできるだけ近接し
た位置に温度調節用媒体流路を設けることが有効であっ
た。
一方、成形品の高精度化には、キャビティの温度均一性
が重要であり、このためには溶融樹脂の冷却むらを発生
させてはならない。これを実施するためには、たとえば
成形金型の熱的性質を利用して、前記キャビティから離
れた位置に温度調節用媒体流路を設ける間接的な冷却法
が有効であった。しかし、この場合には、成形サイクル
が長くなった。
ところで、本発明者らの研究によれば、温度調節用媒体
流路をキャビティと近接することによる精度への影響は
、以下のようであった。すなわち、温度調節用媒体流路
を流れる媒体は、高温の溶融樹脂から熱を取ることを役
目とするので、成形金型から排出されるときには該媒体
の温度は上昇している。すなわち媒体温度は、金型流入
直前と排出直後とで温度差を発生する。この温度差が、
充填された溶融樹脂へ直接影響して、そこに冷却むらが
発生する。この冷却むらは、溶融樹脂の収縮過程に影響
を及ぼして、成形品の反りや変形を引き起こし形状精度
を著しく損うものであった。
上記は、成形金型の温度を所定温度に保持して成形する
場合であるが、急速加熱、急速冷却をともなうヒートサ
イクル成形においても、事情は同じである。このヒート
サイクル成形は、成形品の外観を良好にするため、たと
えばウェルドやフラッシュマークを防止するため、およ
び成形品の超高精度化のため、たとえばレーザディスク
のビットパターンの転写性を向上するために使用される
ものであるが、通常、成形金型の加熱および冷却用媒体
の熱ポテンシヤルは高く設定される。
しかし、熱ポテンシヤルを高く設定すれば、媒体温度は
、金型流入直前と排出直後とで温度差が大きくなり、冷
却むらに起因して、成形品の反りや変形をもたらし、熱
ポテンシヤルを低く設定すれば、成形サイクルが長くな
るものであった。
本発明は、上記した従来技術の問題点を解決して、高精
度のプラスチック成形品を、高能率で生産することがで
きるプラスチック成形金型の提供を、その目的とするも
のである。
[課題を解決するための手段] 上記問題点を解決するめだの本発明に係るプラスチック
成形金型の構成は、固定側と、これと対向して配設され
、型開きおよび型閉め動作を行なうことができる可動側
とからなり、前記固定側は、固定架体と、この固定架体
に取付けられ、固定入駒を保持する固定スリーブとを有
し、前記可動側は、可動架体と、この可動架体に取付け
られ、可動入駒を保持する可動スリーブとを有するもの
であり、前記固定入駒、固定スリーブ、可動入駒。
可動スリーブは、型閉めしたとき、軸対称形状のキャビ
ティを形成するものであって、このキャビティ内へ溶融
樹脂を充填することにより、軸対称形状のプラスチック
成形品を成形することができるプラスチック成形金型に
おいて、固定側の固定架体、固定スリーブ、固定入駒の
それぞれに、キャビティの軸心に関して軸対称形状の温
度調節用媒体流路を形成し、可動側の可動架体、可動ス
リーブ、可動入駒のそれぞれに、前記キャビティの軸心
に関して軸対称形状の温度調節用媒体流路を形成し、前
記固定架体、可動架体の温度調節用媒体流路同士を接続
する第1の配管系と、前記固定スリーブ、可動スリーブ
の温度調節用媒体流路同士を接続する第2の配管系と、
前記固定入駒、可動入駒の温度調節用媒体流路同士を接
続する第3の配管系とを設け、前記第1の配管系を流れ
る媒体の温度を制御することができる第1の金型温度調
節機と、前記第2,3の配管系を流れる媒体の温度を制
御することができる第2の金型温度調節機とを具備した
ものである。
さらに詳しくは、本発明は、次の第1,2および第3の
手段を、必須の構成とするものである。
その第1の手段は、温度調節用媒体流路の入口。
出口間の温度差を小さくするために、キャビティを形成
する入駒とスリーブの温度調節用媒体流路を、それぞれ
別個に温度調節することができるように、分離独立させ
て、前記キャビティ近傍に設けた。
第2の手段は、上記目的と同様に、架体の温度調節用媒
体流路を、前記入駒とスリーブとで形成するキャビティ
部とは別個に温度調節をすることができるように、分離
独立して設けた。
第3の手段は、上記の温度調節用媒体流路をキャビティ
を中心とした軸対称形状、配置とした。
なお、第4の手段のとして、前記スリーブの温度調節用
流路を多重構造(詳細は、実施例で説明する)にすれば
、前記温度差を、さらに小さくすることができる。
さらに、第5の手段として、前記キャビティ部と架体部
とを熱的に断熱構造とすれば、最も好ましい。
[作用] 第1の手段によって、プラスチック成形金型の温度調節
すべき熱量を一定とした場合には、その温度調節用媒体
流路を細分化することにより、媒体の金型入口温度と出
口温度との温度差が低減される。すなわち、入駒とスリ
ーブとを一体にした流路を、各々独立して設けることに
より、前記温度差は単純には半減される。
第2の手段によって架体部の温度変動すなわち、外気温
等による外乱要素が排除できる。換言すれば、キャビテ
ィ部の温度調節系と架体部の温度調節系とを各々独立し
て制御できるので、架体用の温度調節用媒体流路を、外
乱にともなう架体の温度変動を制御するために用いるこ
とができる。
第3の手段によって、キャビティの軸心から温度調節用
媒体流路までの距離は、どの点においてもほぼ等距離に
なるので、軸対称性温度分布がきわめて良好になる。
第4の手段によって、媒体の入口、出口温度差は多重流
路による互いの熱移動により低減される。
この場合、反転方式の多重流路とすれば、入口。
出口が互いに近接して、前記温度差をさらに低減するこ
とができる。前記入口、出口をキャビティから離して設
けることにより、流路の対称性がさらに良好になる。
第5の手段によって、キャビティ部と架体部とが熱的に
分離され、架体の温度的外乱によるキャビティへの影響
を防止する。
以上の諸作用により、温度調節用媒体流路をキャビティ
と近接して設けることができ、またヒートサイクル成形
法では、キャビティ温度の上昇あるいは下降時の温度均
一性が確保される。これにより、高精度のプラスチック
成形品を、高能率で生産することができる。これに加え
て、従来のように、架体ごと加熱及び冷却する必要がな
くなり、キャビティ部のみ加熱、冷却すればよいので、
プラスチック成形金型の構造が簡単になる。
[実施0例] 以下、本発明を実施例によって説明する。
第1図は、本発明の第1の実施例に係るプラスチック成
形金型を示す要部断面図、第2図は、第1図のA−A矢
視断面図、第3図は、第1図における固定スリーブの詳
細を示す断面斜視図、第4図は、第3図における反転多
重媒体流路(これはインサート品)の詳細を示す断面斜
視図、第5図は、第1図に係るプラスチック成形金型の
温度調節用媒体流路群とその配管系とを示す模式図であ
る。
このプラスチック成形金型は、2個取り、すなわちキャ
ビティ2個の金型であって、その概要を、図面を用いて
説明すれば、これは、固定側Fとこれと対向して配設さ
れ、型開きおよび型閉め動作を行なうことができる可動
側Mとからなり、前記固定側Fは、固定架体3と、この
固定架体3に取付けられ、固定入駒10を保持する固定
スリーブ9とを有し、前記可動側Mは、可動架体3′と
、この可動架体3′に取付けられ、可動入駒10′を保
持する可動スリーブ9′とを有するものであり、前記固
定入駒10.固定スリーブ9.可動入駒10′、可動ス
リーブ9′は、型閉めしたとき、軸対称形状のキャビテ
ィ16を形成し、このキャビティ16内へ溶融樹脂を充
填することにより、軸対称形状のプラスチック成形品を
成形することができるものであって、固定側Fの固定架
体3゜固定スリーブ9.固定入駒10のそれぞれに、キ
ャビティ16の軸心に関して軸対称形状の温度調節用媒
体流路(符号19,12,11が該当するが、詳細後述
)を形成し、可動側Mの可動架体3゜可動スリーブ9′
、可動入駒10’のそれぞれに、前記キャビティ16の
軸心に関して軸対称形状の温度調節用媒体流路(符号1
9’、12’、11が該当するが、詳細後述)を形成し
、前記固定架体3.可動架体3′の温度調節用媒体流路
同士を接続する第1の配管系Pcと、前記固定スリーブ
9、可動スリーブ9′の温度調節用媒体流路同士を接続
する第2の配管系pbと、前記固定入駒10、可動入駒
10′の温度調節用媒体流路同士を接続する第3の配管
系Paとを設け、前記第1の配管系Pcを流れる媒体の
温度を制御することができる第1の金型温度調節機25
と、前記第2゜3の配管系Pb、Paを流れる媒体の温
度を制御することができる第2の金型温度調節機24と
を具備してなるプラスチック成形金型である。
以下、詳細に説明する。
第1図において、1.1′は、それぞれ固定。
可動取付板、2,2′は、固定、可動断熱板、3゜3′
は、固定、可動架体、4はバックプレート、5,5′は
押出板、6はロケートリング、7はスプルブツシュであ
る。前記した各構成要素は、既知の手段によって一体に
組込まれている。固定側Fと可動側MとはC−0面のパ
ーティングから、図中の左右方向へ分離し、所謂型開き
動作が行なえる構造となっている。
8は固定蓋、9は固定スリーブ、10は固定入駒である
。固定入駒10と固定蓋8には、固定入駒の温度調節用
媒体流路11がキャビティの軸心方向へ穿設されており
、この流路11は、中仕切り板11aの介在によって往
復する反転流路になっている。そして、該流路11は、
第2の配管系pbを介して第2の金型温度調節機24へ
連通している。固定スリーブ9には、この固定スリーブ
9に穿設されたインサート収納溝9aへ、温度調節用媒
体流路に係るインサート品12(詳細後述)が収納され
ており、ニップル13を介して第2の温度調節機24へ
連通している。前記固定入駒10、スリーブ9、蓋8は
、互いに媒体の洩れを防止するためのOリング(図示せ
ず)とともに一体に組立てられ、これが断熱部材14を
介して固定架体3へ嵌着されている。
同様に、可動蓋8′、可動スリーブ9′、可動入駒10
’にも、可動入駒の温度調節用媒体流路11′、スリー
ブの温度調節用媒体流路に係るインサート品12′ (
詳細後述)が設けられ、断熱部材14′を介して可動架
体3′へ嵌着されている。前記、可動入駒10’は、可
動スリーブ9′に対して摺動自在に嵌入されるとともに
、そのフランジ10’aには、リターンピン15が取付
けられ、該リターンピン15は可動架体3′に対して摺
動可能になっている。
一方キャビティ16は、固定入駒10.可動入駒10′
と、固定スリーブ9.可動スリーブ9′とによって、形
成されるようになっており、該キャビティ16へ連通し
て、ランナ17.スプル18が設けられている。19.
19’は、固定、可動架体用の温度調節用媒体流路であ
り、これらの媒体流路19.19’は、前記第2の金型
温度調節機24とは別の第1の金型温度調節機25へ。
ニップル20.20’を介して連通している。21は2
ピン、22はサポートピンである。
前記各温度調節用媒体流路について、第2〜5図を用い
て、さらに詳細に説明する。
まず、温度調節用媒体流路の配置関係について、第2図
と第5図とを用いて説明する。
第2図に示すように、可動入駒10′の温度調節用媒体
流路11′、可動スリーブ9′のインサート品12′、
可動架体3′の温度調節用媒体流路19′は、いずれも
可動入駒10′の軸中心(すなわちキャビティの軸心)
に対してほぼ軸対称配置となっている。また断熱部材1
4′も軸対称に配置している。固定側Fについても全く
同様である。
また、第5図に示すように、入駒の温度調節用媒体流路
11.11’は、途中に流量調節弁23a、23’aを
有する第3の配管系Paを介して第2の金型温度調節機
24へ接続され、スリーブ用のインサート品12.12
’は、途中に流量調節弁23b、23’bを有する第2
の配管系pbを介して前記第2の金型温度調節機24へ
接続され、架体用の温度調節用媒体流路19.19’は
、途中に流量調節弁23c、23’cを有する第1の配
管系Pcを介して第1の金型温度調節機25へ接続され
ている。このように、キャビティ16を形成する入駒お
よびスリーブの温度調節系と、架体の調節系とを区別し
、精密温度制御を必要とするキャビティ部を、より高精
度に温度制御できるようになっている。
前記スリーブ用の温度調節用媒体流路である、固定側の
インサート品12(可動側のインサート品12′も同一
構成)は第4図に示すように、流路リング26の内側へ
、入口から出口へ至る途中に、キャビティの軸方向(第
4図において上下方向)と直交して、連通部27aを有
する仕切壁27を、前記軸方向に沿って3枚取付け、前
記出口を入口へ近接して設けてなる反転多重媒体流路を
形成した、銅製のものである。そして、このインサート
品12が、前記入口、出口がキャビティ16から最も離
れるようにして、固定スリーブ9のインサート収納溝9
aへ嵌入されている。
以上のように構成した本実施例の動作を、■架体および
キャビティの温度を同一に保持して、−定温度で成形す
る場合と、■ヒートサイクル成形法で成形する場合とに
分けて説明する。
■、架体およびキャビティの温度を同一に保持して、一
定温度で成形する場合 プラスチック成形金型をONにすると、第1゜2.3の
配管系Pc、Pb、Pcの温度がそれぞれ温度検知器(
図示せず)によって検知され、これが該当する流量調節
弁23c、23 ’ c、23b、23’b、23a、
23’aヘフイードバツクされて、架体3,3’;スリ
ーブ9.9’;入駒10,10’の温度調節用媒体流路
19.19′;インサート品12.12’;温度調節用
媒体流路11.11’を流れる媒体くたとえばパラフィ
ン系油)の流量が制御される。そして、プラスチック成
形金型の温度が予め設定した一定温度に保持されると、
溶融樹脂がスプル18.ランナ17を経てキャビティ1
6内へ充填される。この溶融樹脂は、前記各媒体流路1
9,19’;12゜12’;11,11’を通る媒体に
より熱が奪われ冷却固化する。パーティングC−C面が
型開きし、可動入駒10′が前進して、キャビティ16
から所望の成形品が離型される。この動作が繰返えされ
、所定個数の成形品が得られたとき、プラスチック成形
金型がOFFになる。
■、ヒートサイクル成形で成形する場合急速加熱、急速
冷却を行なうために、プラスチック成形金型の温度を8
0℃から140℃まで加熱する場合には、媒体温度を1
60℃〜170℃程度まで高めて行なう。従来の成形金
型では、この金型温度と媒体温度との差による、媒体流
路の入口出口間の温度差が極めて大きいため、前記のよ
うに、媒体の熱ポテンシヤルを高く設定することができ
なかったが、本実施例においては、前記構成を採用する
ようにしたので、温度調節用媒体流路の入口出口間の温
度差が低下し、これとともに温度分布の軸封性も向上す
る。これにより、高精度のプラスチック成形品を、高能
率に生産することができる。
以上説明した実施例によれば1次の効果がある。
■、たとえばレンズのような軸対称の光学素子では、キ
ャビティに均一な軸対称温度分布を付与しながら冷却固
化することが、非対称変形を防止する上で重要である。
本実施例において、固定入駒10.可動入駒10’の中
心に温度調節用媒体流路11.11’を形成したので、
入駒中心から外側へ放射状に分布する温度は、同心円上
のどの位置においても温度差の少い分布によって冷却固
化されることになる。
@、スリーブ9,9′の温度調節用媒体流路は、反転多
重媒体流路であるインサート品12.12にしたので、
多重構成による温度の緩和効果、すなわち仕切壁27を
介して熱交換しながら流れることによる媒体入口、出口
間の温度差の低下と、媒体出口をキャビティ16から離
して、入口と隣接して設けたことのため、スリーブ9,
9′で形成されるキャビティ16の軸対称温度分布が著
しく向上する。したがってスリーブ9,9′に接する樹
脂も軸対称温度差の少い分布によって冷却固化される。
ノ、架体の温度調節用媒体流路19.19’も軸対称に
配設したため、外気温等の外乱による影響を、低減する
ことができる。
0、架体と、スリーブ間に断熱部材14.14を配した
ことから、前記架体の外気温度等の外乱を一層低減する
ことができる。
■、前記温度調節用媒体流路は互いに分離独立して制御
できるので、媒体の入口、出口温度差を容易に低減させ
ることができる。
■、前記ノ〜[相]によって前記温度調節用媒体流路を
キャビティ16に近接して配設することができ、樹脂の
冷却効率がきわめて高い。
■9本実施例のプラスチック成形金型を使用してヒート
サイクル成形を行なえば、高精度のプラスチック成形品
を、高能率に成形することができる。 以上要するに、
本実施例によれば、キャビティに近接して温度調節用媒
体流路を軸対称に配設するとともに、入駒用、スリーブ
用、架体用として、それぞれ前記媒体流路を独立させた
。さらに、スリーブの温度調節用媒体流路を反転多重媒
体流路にした。これにより、キャビティの軸対称温度分
布が向上する6また。高精度のプラスチック成形品が得
られるばかりでなく、キャビティの温度分布を損うこと
なく、成形サイクルの高速化が達成でき、生産効率が大
幅に向上する。
なお、スリーブの温度調節用媒体流路としてのインサー
ト品12(第4図)は、仕切壁27を3枚、すなわち3
重構造にしたが、2重もしくは4重以上の構造であって
もよい、また、その材質は銅に限らず、鉄よりも熱伝導
率の大きい非鉄材料であればよく、たとえばアルミニウ
ムでもよい。
さらに、スリーブと架体間に配設した断熱部材14.1
4’も、鉄系材に比べ低熱伝導率のものであればよく、
たとえば空気などのガスと他部材との抱合せ構成のもの
でもよい。
以下、他の実施例を説明する。
第6〜8図は、それぞれ、本発明の第2〜4の実施例に
係るプラスチック成形金型の要部を示すものであり、第
6図は、4個取り金型の架体の温度調節用媒体流路の配
置を示す平面図、第7,8図は、前記架体の温度調節用
媒体流路の形状の他の例を示す平面図である。
第6図に係るプラスチック成形金型は、円環状をなした
温度調節用媒体流路19′を、各キャビティ16毎に、
その軸心に関して軸対称位置に配置したものである。こ
のように構成することにより、それぞれのキャビティ1
6で、所望のプラスチック成形品を成形することができ
る。
第7図に係るものは、架体の温度調節用媒体流路を、キ
ャビティの軸心に関して、正方形状の媒体流路19′A
に、第8図に係るものは、六角形状の媒体流路19′B
に、それぞれ形成したものであり、前記第6図に係る実
施例と同様の効果を奏するものである。
第9図は、本発明の第5の実施例に係るプラスチック成
形金型におけるインサート品を示す斜視図である。
このインサート品12Aは、流路リング26の外側へ仕
切壁27を取付けたものであるが、前記第4図に係るイ
ンサート品12と全く同様の効果を奏するものである。
[発明の効果コ 以上詳細に説明したように本発明によれば、高精度のプ
ラスチック成形品を、高能率で生産することができるプ
ラスチック成形金型を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の第1の実施例に係るプラスチック成
形金型を示す要部断面図、第2図は、第1図のA−A矢
視断面図、第3図は、第1図における固定スリーブの詳
細を示す断面斜視図、第4図は、第3図における反転多
重媒体流路(これはインサート品)の詳細を示す断面斜
視図、第5図は、第1図に係るプラスチック成形金型の
温度調節用媒体流路群とその配管系とを示す模式図、第
6〜8図は、それぞれ、本発明の第2〜4の実施例に係
るプラスチック成形金型の要部を示すものであり、第6
図は、4個取り金型の架体の温度調節用媒体流路の配置
を示す平面図、第7,8図は、前記架体の温度調節用媒
体流路の形状の他の例を示す平面図、第9図は、本発明
の第5の実施例に係るプラスチック成形金型におけるイ
ンサート品を示す斜視図である。 3・・・固定架体、3′・・・可動架体、9・・・固定
スリーブ、9′・・・可動スリーブ、10・・・固定入
駒、10′・・・可動入駒、11.11’・・・(入駒
の)温度調節用媒体流路、12.12’・・・(スリー
ブの)インサート品、16・・・キャビティ、19.1
9’・・・(架体の)温度調節用媒体流路、24・・・
第2の金型温度調節機、25・・・第1の金型温度調節
機、F・・・固定側、M・・・可動側、Pa・・・第3
の配管系。 pb・・・第2の配管系、Pc・・・第1の配管系。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、固定側と、これと対向して配設され、型開きおよび
    型閉め動作を行なうことができる可動側とからなり、 前記固定側は、固定架体と、この固定架体に取付けられ
    、固定入駒を保持する固定スリーブとを有し、 前記可動側は、可動架体と、この可動架体に取付けられ
    、可動入駒を保持する可動スリーブとを有するものであ
    り。 前記固定入駒、固定スリーブ、可動入駒、可動スリーブ
    は、型閉めしたとき、軸対称形状のキャビティ内を形成
    するものであって、 このキャビティ内へ溶融樹脂を充填することにより、軸
    対称形状のプラスチック成形品を成形することができる
    プラスチック成形金型において、 固定側の固定架体、固定スリーブ、固定入駒のそれぞれ
    に、キャビティの軸心に関して軸対称形状の温度調節用
    媒体流路を形成し、 可動側の可動架体、可動スリーブ、可動入駒のそれぞれ
    に、前記キャビティの軸心に関して軸対称形状の温度調
    節用媒体流路を形成し、前記固定架体、可動架体の温度
    調節用媒体流路同士を接続する第1の配管系と、前記固
    定スリーブ、可動スリーブの温度調節用媒体流路同士を
    接続する第2の配管系と、前記固定入駒、可動入駒の温
    度調節用媒体流路同士を接続する第3の配管系とを設け
    、 前記第1の配管系を流れる媒体の温度を制御することが
    できる第1の金型温度調節機と、前記第2、3の配管系
    を流れる媒体の温度を制御することができる第2の金型
    温度調節機とを具備した ことを特徴とするプラスチック成形金型。 2、温度調節用媒体流路の形状を、キャビティの軸心を
    中心とする円形状もとくは円環状にしたことを特徴とす
    る請求項1記載のプラスチック成形金型。 3、固定側の架体とスリーブとの間、および可動側の架
    体とスリーブとの間に、それぞれ断熱部を形成した ことを特徴とする請求項1記載のプラスチック成形金型
    。 4、固定スリーブ、可動スリーブの温度調節用媒体流路
    を、入口から出口へ至る途中に、キャビティの軸方向と
    直交して、連通部を有する仕切壁を、前記軸方向に沿っ
    て複数枚設けてなる多重媒体流路にした ことを特徴とする請求項1記載のプラスチック成形金型
    。 5、多重媒体流路を、入口に近接して出口を設けてなる
    反転多重媒体流路にした ことを特徴とする請求項4記載のプラスチック成形金型
    。 6、反転多重媒体流路を、固定スリーブ、可動スリーブ
    のそれぞれに穿設したインサート収納溝へ収納した、鉄
    よりも熱伝導率の大きい非鉄材料製のインサート品にし
    た ことを特徴とする請求項5記載のプラスチック成形金型
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