JP3261107B2 - 射出成形金型 - Google Patents

射出成形金型

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JP3261107B2
JP3261107B2 JP2615199A JP2615199A JP3261107B2 JP 3261107 B2 JP3261107 B2 JP 3261107B2 JP 2615199 A JP2615199 A JP 2615199A JP 2615199 A JP2615199 A JP 2615199A JP 3261107 B2 JP3261107 B2 JP 3261107B2
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泰良 坂本
裕之 澤石
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Seikoh Giken Co Ltd
Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Seikoh Giken Co Ltd
Sumitomo Heavy Industries Ltd
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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、射出成形金型に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、射出成形機においては、加熱シリ
ンダ内において溶融させた樹脂を、射出成形金型のキャ
ビティ空間に充填(てん)することによって成形品を成
形することができるようになっている。図2は従来の射
出成形金型の断面図である。
【0003】図において、12は図示されない固定プラ
テンにボルトによって取り付けられた固定側組立体であ
り、該固定側組立体12は、固定側ベースプレート1
5、該固定側ベースプレート15にボルト17によって
固定された固定側円盤プレート16、該固定側円盤プレ
ート16の外周に配設され、前記固定側ベースプレート
15にボルト19によって固定された環状の固定側ガイ
ドリング18、前記固定側ベースプレート15の前記固
定プラテン側に配設され、固定側ベースプレート15を
固定プラテンに対して位置決めするロケートリング2
3、該ロケートリング23に隣接させて配設されたスプ
ルーブッシュ24、及び前端面(図における下端面)を
可動側円盤プレート36と対向させて、前記スプルーブ
ッシュ24と前記固定側円盤プレート16との間に配設
されたスリーブ状の固定側ブシュ25から成る。
【0004】前記スプルーブッシュ24内の中央には、
図示されない射出装置の射出ノズルから射出された樹脂
を通すためのスプルー26が形成される。また、前記ス
プルーブッシュ24の前端(図における下端)にはダイ
28が形成される。なお、前記固定側ブシュ25は、図
示されないスタンパプレートを着脱するためのスタンパ
プレートブシュ、固定側エアブローブシュ等から成る。
【0005】一方、32は図示されない可動プラテンに
ボルトによって取り付けられた可動側組立体であり、該
可動側組立体32は、可動側ベースプレート35、該可
動側ベースプレート35にボルト37によって固定され
た中間プレート40、該中間プレート40にボルト42
によって固定された前記可動側円盤プレート36、該可
動側円盤プレート36の外周に配設され、前記中間プレ
ート40にボルト39によって固定された環状の可動側
ガイドリング38、前記可動側ベースプレート35内に
おいて前記可動プラテンに臨ませて配設され、可動側ベ
ースプレート35にボルト45によって固定されたシリ
ンダ44、該シリンダ44によって進退(図における上
下方向に移動)させられ、前記ダイ28と対応する形状
を有するカットパンチ48、及び前端面(図における上
端面)を固定側円盤プレート16と対向させて、カット
パンチ48と可動側円盤プレート36との間に配設され
たスリーブ状の可動側ブシュ49から成る。
【0006】また、前記可動側円盤プレート36におけ
る固定側円盤プレート16と対向する面には凹部36a
が形成される。そして、図示されない型締装置を作動さ
せて前記可動プラテンを固定プラテン側に移動させ、可
動側円盤プレート36と固定側円盤プレート16とを当
接させることによって型閉じ及び型締めを行うと、前記
凹部36aはキャビティ空間Cになる。続いて、前記射
出ノズルから溶融させられた樹脂を射出すると、樹脂
は、スプルー26を通ってキャビティ空間Cに充填さ
れ、成形品になる。そして、前記シリンダ44内には前
記カットパンチ48と一体に形成されたピストン51が
進退自在に配設され、該ピストン51の後方(図におけ
る下方)には図示されない油室が形成される。また、ピ
ストン51の前方(図における上方)にカットパンチ戻
し用ばね52が配設され、該カットパンチ戻し用ばね5
2は前記ピストン51を後方に付勢する。
【0007】したがって、型締状態において、前記油室
に油を供給することによってピストン51を前進(図に
おける上方に移動)させると、前記カットパンチ48が
前進させられ、ダイ28内に進入する。その結果、前記
キャビティ空間C内に成形された成形品に穴空け加工が
施されて貫通穴が形成され、成形品が、例えば、光ディ
スク基板であるときに、成形品の内径抜きを行うことが
できる。
【0008】なお、前記可動側ブシュ49は可動側エア
ブローブシュ等から成る。また、可動側組立体32にエ
ジェクタブシュ、エジェクタピン等を配設することもで
きる。ところで、前記固定側円盤プレート16における
固定側ベースプレート15と対向する面には、適宜パタ
ーンによって溝61が形成され、該溝61を前記固定側
ベースプレート15によって閉鎖することにより、冷却
媒体流路62が形成され、該冷却媒体流路62は、入口
側マニホルド63及び出口側マニホルド64を介して図
示されない冷却媒体源に接続される。また、前記スプル
ーブッシュ24内には、図示されない冷却媒体流路が形
成され、該冷却媒体流路は図示されない入口側マニホル
ド及び出口側マニホルドを介して前記冷却媒体源に接続
される。そして、該冷却媒体源、前記冷却媒体流路6
2、及び前記スプルーブッシュ24内の冷却媒体流路に
よって固定側の冷却媒体系が形成され、該固定側の冷却
媒体系において冷却媒体を循環させることによって固定
側円盤プレート16及びスプルーブッシュ24を冷却す
ることができる。
【0009】一方、前記可動側円盤プレート36におけ
る中間プレート40と対向する面には、適宜パターンに
よって溝66が形成され、該溝66を前記中間プレート
40によって閉鎖することにより、冷却媒体流路67が
形成され、該冷却媒体流路67は、入口側マニホルド6
8及び出口側マニホルド69を介して前記冷却媒体源に
接続される。また、前記カットパンチ48内には、図示
されない冷却媒体流路が形成され、該冷却媒体流路は図
示されない入口側マニホルド及び出口側マニホルドを介
して前記冷却媒体源に接続される。そして、該冷却媒体
源、前記冷却媒体流路67、及び前記カットパンチ48
内の冷却媒体流路によって可動側の冷却媒体系が形成さ
れ、該可動側の冷却媒体系において前記冷却媒体を循環
させることによって可動側円盤プレート36及びカット
パンチ48を冷却することができる。
【0010】また、前記固定側の冷却媒体系と可動側の
冷却媒体系とで、冷却媒体の温度を、それぞれ独立させ
て制御し、互いに異ならせることによって、成形品の特
性を調整することができる。したがって、成形品が、例
えば、光ディスク基板であるときに、反り角、面振れ等
の機械的な特性を調整することができる。そのために、
前記固定側の冷却媒体系及び可動側の冷却媒体系には、
それぞれ温度調整手段が配設され、図示されない制御装
置によって各温度調整手段が作動させられる。
【0011】なお、前記冷却媒体流路62、67、入口
側マニホルド63、68及び出口側マニホルド64、6
9から冷却媒体が漏れないように、図示されないOリン
グによってシールが行われる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の射出成形金型においては、穴空け加工が施された成
形品の中央部分及び外周縁は、固定側円盤プレート16
及び可動側円盤プレート36と接触しているので、冷却
媒体流路62、67内を流れる冷却媒体によって冷却さ
れるのに対して、成形品の内周縁は、固定側ブシュ25
及び可動側ブシュ49と接触しているので冷却されな
い。
【0013】したがって、成形品が大きく変形し、成形
品の特性が低下してしまう。例えば、光ディスク基板に
おいては、反り角、面振れ等が大きくなって機械的な特
性が低下してしまう。本発明は、前記従来の射出成形金
型の問題点を解決して、成形品が変形して成形品の特性
が低下するのを防止することができる射出成形金型を提
供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明の射
出成形金型においては、樹脂を充填するためのスプルー
が形成されたスプルーブッシュと、該スプルーブッシュ
より径方向外方において、前端面をキャビティ空間に臨
ませて配設された固定側部材と、該固定側部材より径方
向外方において、前端面をキャビティ空間に臨ませて配
設された固定側円盤プレートと、前記スプルーブッシュ
と対向させて配設された穴抜き部材と、該穴抜き部材よ
り径方向外方において、前記固定側部材と対向させて、
かつ、前端面をキャビティ空間に臨ませて配設された可
動側部材と、該可動側部材より径方向外方において、前
記固定側円盤プレートと対向させて、かつ、前端面をキ
ャビティ空間に臨ませて配設された可動側円盤プレート
と、前記固定側円盤プレートを冷却するための冷却媒体
系と、前記可動側円盤プレートを冷却するための冷却媒
体系と、前記固定側部材を冷却するための冷却媒体系
と、前記可動側部材を冷却するための冷却媒体系と、前
記スプルーブッシュを冷却するための冷却媒体系と、前
記穴抜き部材を冷却するための冷却媒体系と、前記固定
側円盤プレートを冷却するための冷却媒体系、前記可動
側円盤プレートを冷却するための冷却媒体系、前記固定
側部材を冷却するための冷却媒体系、前記可動側部材を
冷却するための冷却媒体系、前記スプルーブッシュを冷
却するための冷却媒体系、及び前記穴抜き部材を冷却す
るための冷却媒体系の冷却媒体の温度をそれぞれ独立さ
せて制御する温度調整手段とを有する。
【0015】
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら詳細に説明する。図1は本発明の
実施の形態における射出成形金型の断面図である。図に
おいて、12は図示されない固定プラテンにボルトによ
って取り付けられた固定側組立体、32は該固定側組立
体12と対向させて、かつ、進退(図における上下方向
に移動)自在に配設され、図示されない可動プラテンに
ボルトによって取り付けられた可動側組立体であり、該
可動側組立体32を進退させることによって型閉じ、型
締め及び型開きを行うことができる。そして、型締状態
において、固定側組立体12と可動側組立体32との間
に図示されないキャビティ空間が形成される。
【0017】前記固定側組立体12は、固定側ベースプ
レート15、該固定側ベースプレート15にボルト17
によって固定され、前端面(図における下端面)を前記
キャビティ空間に臨ませて配設された固定側円盤プレー
ト16、該固定側円盤プレート16の外周に配設され、
前記固定側ベースプレート15にボルト19によって固
定された環状の固定側ガイドリング18、前記固定側ベ
ースプレート15の前記固定プラテン側に配設され、固
定側ベースプレート15を固定プラテンに対して位置決
めするロケートリング23、該ロケートリング23に隣
接させて、かつ、前端面を前記キャビティ空間に臨ませ
て配設されたスプルーブッシュ24、及び前端面を可動
側円盤プレート36と対向させて、前記スプルーブッシ
ュ24と前記固定側円盤プレート16との間に配設され
た固定側部材としてのスリーブ状の固定側ブシュ25か
ら成る。なお、該固定側ブシュ25はスプルーブッシュ
24より径方向外方に、固定側円盤プレート16は固定
側ブシュ25より径方向外方にそれぞれ配設される。
【0018】前記スプルーブッシュ24内の中央には、
図示されない射出装置の射出ノズルから射出された樹脂
を通すためのスプルー26が形成される。また、前記ス
プルーブッシュ24の前端(図における下端)にはダイ
28が形成される。なお、前記固定側ブシュ25は、図
示されないスタンパプレートを着脱するためのスタンパ
プレートブシュ、固定側エアブローブシュ等から成る。
【0019】一方、前記可動側組立体32は、可動側ベ
ースプレート35、該可動側ベースプレート35にボル
ト37によって固定された中間プレート40、該中間プ
レート40にボルト42によって固定され、かつ、前端
面(図における上端面)を前記キャビティ空間に臨ませ
て配設された可動側円盤プレート36、該可動側円盤プ
レート36の外周に配設され、前記中間プレート40に
ボルト39によって固定された環状の可動側ガイドリン
グ38、前記可動側ベースプレート35内において前記
可動プラテンと隣接させて配設され、可動側ベースプレ
ート35にボルト45によって固定されたシリンダ4
4、前端面を前記キャビティ空間に臨ませて、前記ダイ
28と対向させて配設され、前記シリンダ44によって
進退させられるカットパンチ48、及び前端面を前記キ
ャビティ空間に臨ませて、カットパンチ48と可動側円
盤プレート36との間に配設された可動側部材としての
スリーブ状の可動側ブシュ49から成る。なお、該可動
側ブシュ49はカットパンチ48より径方向外方に、可
動側円盤プレート36は可動側ブシュ49より径方向外
方にそれぞれ配設される。そして、前記ダイ28及びカ
ットパンチ48によって穴抜き部材が構成され、ダイ2
8とカットパンチ48とは互いに対応する形状を有す
る。
【0020】また、前記可動側円盤プレート36におけ
る固定側円盤プレート16と対向する面には凹部36a
が形成されるそして、図示されない型締装置を作動させ
て前記可動プラテンを固定プラテン側に移動させ、可動
側円盤プレート36と固定側円盤プレート16とを当接
させることによって型閉じ及び型締めを行うと、前記凹
部36aは前記キャビティ空間になる。続いて、前記射
出ノズルから溶融させられた樹脂を射出すると、樹脂
は、スプルー26を通ってキャビティ空間に充填され、
成形品になる。そして、前記シリンダ44内には前記カ
ットパンチ48と一体に形成されたピストン51が進退
自在に配設され、該ピストン51の後方(図における下
方)には図示されない油室が形成される。また、ピスト
ン51の前方(図における上方)にカットパンチ戻し用
ばね52が配設され、該カットパンチ戻し用ばね52は
前記ピストン51を後方に付勢する。
【0021】したがって、型締状態において、前記油室
に油を供給することによってピストン51を前進(図に
おける上方に移動)させると、前記カットパンチ48が
前進させられ、ダイ28内に進入する。その結果、前記
キャビティ空間内に成形された成形品に穴空け加工が施
されて貫通穴が形成され、成形品が、例えば、光ディス
ク基板であるときに、成形品の内径抜きを行うことがで
きる。
【0022】なお、前記可動側ブシュ49は可動側エア
ブローブシュ等から成る。また、可動側組立体32にエ
ジェクタブシュ、エジェクタピン等を配設することもで
きる。ところで、前記固定側円盤プレート16における
固定側ベースプレート15と対向する面には、適宜パタ
ーンによって溝61が形成され、該溝61を前記固定側
ベースプレート15によって閉鎖することにより、第1
の冷却媒体流路162が形成され、該第1の冷却媒体流
路162は図示されない入口側マニホルド及び出口側マ
ニホルドを介して図示されない冷却媒体源に接続され
る。また、前記スプルーブッシュ24内には、図示され
ない第2の冷却媒体流路が形成され、該第2の冷却媒体
流路は図示されない入口側マニホルド及び出口側マニホ
ルドを介して前記冷却媒体源に接続される。さらに、固
定側ブシュ25内には、第3の冷却媒体流路71が形成
され、該第3の冷却媒体流路71は、環状に、かつ、固
定側ベースプレート15及び固定側円盤プレート16を
貫通させて形成された入口側マニホルド72及び出口側
マニホルド73を介して前記冷却媒体源に接続される。
そして、該冷却媒体源及び第1の冷却媒体流路162に
よって第1の冷却媒体系が、前記冷却媒体源及び第2の
冷却媒体流路によって第2の冷却媒体系が、前記冷却媒
体源及び第3の冷却媒体流路71によって第3の冷却媒
体系が形成される。
【0023】したがって、前記第1〜第3の冷却媒体系
において冷却媒体を循環させることによって、固定側円
盤プレート16、スプルーブッシュ24及び固定側ブシ
ュ25を冷却することができる。一方、前記可動側円盤
プレート36における中間プレート40と対向する面に
は、適宜パターンによって溝66が形成され、該溝66
を前記中間プレート40によって閉鎖することにより、
第4の冷却媒体流路167が形成される。そして、該第
4の冷却媒体流路167は、図示されない入口側マニホ
ルド及び出口側マニホルドを介して前記冷却媒体源に接
続される。また、前記カットパンチ48内には、図示さ
れない第5の冷却媒体流路が形成され、該第5の冷却媒
体流路は図示されない入口側マニホルド及び出口側マニ
ホルドを介して前記冷却媒体源に接続される。さらに、
可動側ブシュ49内には、第6の冷却媒体流路74が形
成され、該第6の冷却媒体流路74は、環状に、かつ、
中間プレート40及び可動側円盤プレート36を貫通さ
せて形成された入口側マニホルド75及び出口側マニホ
ルド76を介して前記冷却媒体源に接続される。そし
て、該冷却媒体源及び第4の冷却媒体流路167によっ
て第4の冷却媒体系が、前記冷却媒体源及び第5の冷却
媒体流路によって第5の冷却媒体系が、前記冷却媒体源
及び第6の冷却媒体流路74によって第6の冷却媒体系
が形成される。
【0024】したがって、前記第4〜第6の冷却媒体系
において前記冷却媒体を循環させることによって、可動
側円盤プレート36、カットパンチ48及び可動側ブシ
ュ49を冷却することができる。その結果、穴空け加工
が施された成形品の中央部分及び外周縁は、固定側円盤
プレート16及び可動側円盤プレート36と接触してい
るので、第1、第4の冷却媒体流路162、167内を
流れる冷却媒体によって冷却され、成形品の内周縁は、
固定側ブシュ25及び可動側ブシュ49と接触している
ので、第3、第6の冷却媒体流路71、74内を流れる
冷却媒体によって冷却される。
【0025】また、固定側の前記第1〜第3の冷却媒体
系と可動側の第4〜第6の冷却媒体系とで、冷却媒体の
温度を、それぞれ独立させて制御し、互いに異ならせる
ようにしている。そのために、第1〜第3の冷却媒体系
及び第4〜第6の冷却媒体系には、それぞれ図示されな
い温度調整手段が配設され、図示されない制御装置によ
って各温度調整手段が作動させられる。
【0026】このように、固定側の第1〜第3の冷却媒
体系と可動側の第4〜第6の冷却媒体系とで、冷却媒体
の温度を独立させて制御し、かつ、成形品の内周縁を冷
却することができるので、成形品の特性を調整すること
ができる。したがって、成形品が変形して成形品の特性
が低下するのを防止することができる。また、例えば、
光ディスク基板においては、反り角、面振れ等を小さく
することができるので、光ディスク基板の機械的な特性
が低下するのを防止することができる。
【0027】さらに、成形品の中央部分及び外周縁が冷
却されるだけでなく、成形品の内周縁も冷却されるの
で、成形品を十分に冷却することができるので、成形品
の成形サイクルをその分短くすることができる。なお、
前記第1、第3、第4、第6の冷却媒体流路162、7
1、167、74、入口側マニホルド72、75及び出
口側マニホルド73、76等から冷却媒体が漏れないよ
うに、図示されないOリングによってシールが行われ
る。
【0028】本実施の形態においては、固定側の第1〜
第3の冷却媒体系と可動側の第4〜第6の冷却媒体系と
で、冷却媒体の温度を、それぞれ独立させて制御し、互
いに異ならせるようにしているが、各冷却媒体系間で冷
却媒体の温度を、独立させて制御し、互いに異ならせる
こともできる。また、本実施の形態においては、固定側
ブシュ25及び可動側ブシュ49にそれぞれ第3の冷却
媒体流路71及び第6の冷却媒体流路74が形成される
ようになっているが、固定側ブシュ25及び可動側ブシ
ュ49の一方にだけ冷却媒体流路を形成することもでき
る。
【0029】なお、本発明は前記実施の形態に限定され
るものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させ
ることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除す
るものではない。
【0030】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、射出成形金型においては、樹脂を充填するための
スプルーが形成されたスプルーブッシュと、該スプルー
ブッシュより径方向外方において、前端面をキャビティ
空間に臨ませて配設された固定側部材と、該固定側部材
より径方向外方において、前端面をキャビティ空間に臨
ませて配設された固定側円盤プレートと、前記スプルー
ブッシュと対向させて配設された穴抜き部材と、該穴抜
き部材より径方向外方において、前記固定側部材と対向
させて、かつ、前端面をキャビティ空間に臨ませて配設
された可動側部材と、該可動側部材より径方向外方にお
いて、前記固定側円盤プレートと対向させて、かつ、前
端面をキャビティ空間に臨ませて配設された可動側円盤
プレートと、前記固定側円盤プレートを冷却するための
冷却媒体系と、前記可動側円盤プレートを冷却するため
の冷却媒体系と、前記固定側部材を冷却するための冷却
媒体系と、前記可動側部材を冷却するための冷却媒体系
と、前記スプルーブッシュを冷却するための冷却媒体系
と、前記穴抜き部材を冷却するための冷却媒体系と、前
記固定側円盤プレートを冷却するための冷却媒体系、前
記可動側円盤プレートを冷却するための冷却媒体系、前
記固定側部材を冷却するための冷却媒体系、前記可動側
部材を冷却するための冷却媒体系、前記スプルーブッシ
ュを冷却するための冷却媒体系、及び前記穴抜き部材を
冷却するための冷却媒体系の冷却媒体の温度をそれぞれ
独立させて制御する温度調整手段とを有する。
【0031】この場合、各冷却媒体系の冷却媒体の温度
を独立させて制御し、かつ、成形品の内周縁を冷却する
ことができるので、成形品の特性を調整することができ
る。したがって、成形品が変形して成形品の特性が低下
するのを防止することができる。また、例えば、光ディ
スク基板においては、反り角、面振れ等を小さくするこ
とができるので、光ディスク基板の機械的な特性が低下
するのを防止することができる。
【0032】さらに、成形品の中央部分及び外周縁が冷
却されるだけでなく、成形品の内周縁も冷却されるの
で、成形品を十分に冷却することができる。したがっ
て、成形品の成形サイクルをその分短くすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における射出成形金型の断
面図である。
【図2】従来の射出成形金型の断面図である。
【符号の説明】
16 固定側円盤プレート 24 スプルーブッシュ 25 固定側ブシュ 26 スプルー 28 ダイ 36 可動側円盤プレート 48 カットパンチ 49 可動側ブシュ 71 第3の冷却媒体流路 74 第6の冷却媒体流路 162 第1の冷却媒体流路 167 第4の冷却媒体流路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平10−291236(JP,A) 特開 平4−1016(JP,A) 特開 平5−212767(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 45/72 - 45/78 B29C 45/26 - 45/37 B29D 17/00 B29L 11:00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)樹脂を充填するためのスプルーが
    形成されたスプルーブッシュと、 (b)該スプルーブッシュより径方向外方において、前
    端面をキャビティ空間に臨ませて配設された固定側部材
    と、 (c)該固定側部材より径方向外方において、前端面を
    キャビティ空間に臨ませて配設された固定側円盤プレー
    トと、 (d)前記スプルーブッシュと対向させて配設された穴
    抜き部材と、 (e)該穴抜き部材より径方向外方において、前記固定
    側部材と対向させて、かつ、前端面をキャビティ空間に
    臨ませて配設された可動側部材と、 (f)該可動側部材より径方向外方において、前記固定
    側円盤プレートと対向させて、かつ、前端面をキャビテ
    ィ空間に臨ませて配設された可動側円盤プレートと、 (g)前記固定側円盤プレートを冷却するための冷却媒
    体系と、 (h)前記可動側円盤プレートを冷却するための冷却媒
    体系と、 (i)前記固定側部材を冷却するための冷却媒体系と (j)前記可動側部材を冷却するための冷却媒体系と、 (k)前記スプルーブッシュを冷却するための冷却媒体
    系と、 (l)前記穴抜き部材を冷却するための冷却媒体系と、 (m)前記固定側円盤プレートを冷却するための冷却媒
    体系、前記可動側円盤プレートを冷却するための冷却媒
    体系、前記固定側部材を冷却するための冷却媒体系、前
    記可動側部材を冷却するための冷却媒体系、前記スプル
    ーブッシュを冷却するための冷却媒体系、及び前記穴抜
    き部材を冷却するための冷却媒体系の冷却媒体の温度を
    それぞれ独立させて制御する温度調整手段とを有するこ
    とを特徴とする射出成形金型。
  2. 【請求項2】 (a)前記固定側円盤プレートは固定側
    ベースプレートに固定され、 (b)前記固定側部材の冷却媒体系は前記固定側ベース
    プレートを貫通して冷却媒体源に接続される請求項1に
    記載の射出成形金型。
  3. 【請求項3】 (a)前記可動側円盤プレートは中間プ
    レートに固定され、 (b)前記可動側部材の冷却媒体系は前記中間プレート
    を貫通して冷却媒体源に接続される請求項1に記載の射
    出成形金型。
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