JP3905339B2 - ディスク成形用金型及びガイドリング - Google Patents

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    • B29C45/26Moulds
    • B29C45/2602Mould construction elements
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ディスク成形用金型及びガイドリングに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、ディスク基板を成形するための射出成形機においては、加熱シリンダ内において溶融させられた樹脂をディスク成形用金型内のキャビティ空間に充填し、該キャビティ空間内において樹脂を冷却し、固化させることによってディスク基板を得るようにしている。
【0003】
図2は従来のディスク成形用金型の断面図である。
【0004】
図において、12は図示されない固定プラテンに図示されないボルトによって取り付けられた固定側の金型組立体であり、該金型組立体12は、ベースプレート15、該ベースプレート15にボルト17によって取り付けられた円盤プレート16、前記ベースプレート15内において固定プラテンに臨ませて配設され、ベースプレート15を固定プラテンに対して位置決めするロケートリング23、及び該ロケートリング23に隣接させて配設されたスプルーブッシュ24を備える。該スプルーブッシュ24の前端(図における左端)にキャビティ空間Cに臨ませてダイ28が形成され、該ダイ28と連通させて、図示されない射出装置の射出ノズルから射出された樹脂を通すためのスプルー26が形成される。
【0005】
一方、32は図示されない可動プラテンに図示されないボルトによって取り付けられた可動側の金型組立体であり、該金型組立体32は、ベースプレート35、該ベースプレート35にボルト37によって取り付けられた中間プレート40、該中間プレート40にボルト42によって取り付けられた円盤プレート36、前記ベースプレート35内において可動プラテンに臨ませて配設され、中間プレート40にボルト45によって取り付けられたシリンダ44、及び該シリンダ44に沿って進退(図における右方向及び左方向に移動)させられ、前記ダイ28に対応する形状を有するカットパンチ48から成る。
【0006】
また、前記円盤プレート36における円盤プレート16と対向する面には、前記キャビティ空間Cを形成するための凹部が形成される。したがって、図示されない型締装置を作動させて可動プラテンを固定プラテン側に移動させ、型閉じ及び型締めを行うと、円盤プレート16に円盤プレート36が押し付けられ、キャビティ空間Cが形成される。
【0007】
そして、前記シリンダ44内には、前記カットパンチ48と一体に形成されたフランジ51が進退自在に配設され、該フランジ51の後端(図における左端)が前記シリンダ44によって受けられる。また、フランジ51の前方(図における右方)にカットパンチ戻し用ばね52が配設され、該カットパンチ戻し用ばね52によって付勢されることにより前記フランジ51が後方に押される。
【0008】
したがって、型締め状態において、図示されない駆動シリンダに油を供給することによってフランジ51を前進(図における右方に移動)させると、前記カットパンチ48が前進させられ、ダイ28内に進入する。その結果、前記キャビティ空間C内の樹脂に穴開け加工を施し、ディスク基板の内径抜きを行うことができる。
【0009】
ところで、前記金型組立体12、32は、ガイドポスト54によって心合せが行われる。そのために、前記ベースプレート15には、金型組立体12の中心に対して同心円周上に4個のガイドポスト孔53(図においてはそのうちの2個のガイドポスト孔53だけを示す。)が研削加工によって形成され、該ガイドポスト孔53にガイドポスト54が金型組立体32側に向けて突出させて圧入固定によって取り付けられ、かつ、ボルト55によって前記ベースプレート15に固定される。
【0010】
一方、中間プレート40の前記ガイドポスト孔53に対応する位置には、ガイドブシュ孔56が研削加工によって形成され、該ガイドブシュ孔56にガイドブシュ57が圧入固定によって取り付けられ、該ガイドブシュ57によってガイドポスト54を案内することができるようになっている。そして、型閉じ時において、前記ガイドブシュ57のガイド孔に図示されないボールベアリング部を介して前記ガイドポスト54を進入させることによって、前記金型組立体12、32の心合せを行うことができる。
【0011】
なお、円盤プレート16、36にはそれぞれ温調用流路61、62が形成され、該温調用流路61、62に水、油、空気等の媒体を供給することによって、円盤プレート16、36を冷却することができる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来のディスク成形用金型においては、射出ノズルから射出された樹脂がスプルー26を通ってキャビティ空間Cに充填されるのに伴って、金型組立体32側においては、キャビティ空間C内の樹脂の熱が円盤プレート36及び中間プレート40を介してガイドブシュ57に伝達されるのに対して、金型組立体12側においては、キャビティ空間C内の樹脂の熱が円盤プレート16及びベースプレート15を介してガイドポスト54に伝達されるだけでなく、スプルー26を通る樹脂の熱がスプルーブッシュ24及びベースプレート15を介してガイドポスト54に伝達されるので、ガイドブシュ57の熱膨張量とガイドポスト54の熱膨張量とに差が生じ、前記ガイド孔にガイドポスト54を円滑に進入させることができないことがある。この場合、前記金型組立体12、32の心合せを確実に行うことができなくなったり、ガイドポスト54にかじりが生じたりしてしまう。
【0013】
本発明は、前記従来のディスク成形用金型の問題点を解決して、固定側の金型組立体と可動側の金型組立体との心合せを確実に行うことができ、ガイドポストにかじりが生じることがないディスク成形用金型及びガイドリングを提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
そのために、本発明のディスク成形用金型においては、固定側に配設された第1の支持プレートと、該第1の支持プレートに取り付けられた第1の鏡面盤と、該第1の鏡面盤より径方向外方において前記第1の支持プレートに取り付けられた第1のガイドリングと、可動側に配設された第2の支持プレートと、該第2の支持プレートに取り付けられた第2の鏡面盤と、該第2の鏡面盤より径方向外方において前記第2の支持プレートに取り付けられた第2のガイドリングと、前記第1、第2のガイドリングのうちの一方のガイドリングに取り付けられ、他方のガイドリングに向けて突出させて配設されたガイドポストと、前記他方のガイドリングに取り付けられ、前記ガイドポストを案内するガイドブシュとを有する。
【0015】
そして、前記一方のガイドリングに、温調用の媒体を供給するための温調用流路が前記ガイドポストと隣接させて形成される。
また、前記他方のガイドリングに、温調用の媒体を供給するための温調用流路が前記ガイドブシュと隣接させて形成される。
【0016】
本発明の他のディスク成形用金型においては、さらに、前記ガイドポストは前記一方のガイドリングに対して位置決めされる。
【0017】
本発明の更に他のディスク成形用金型においては、さらに、前記第1の鏡面盤は第1のガイドリングに対して、前記第2の鏡面盤は第2のガイドリングに対して位置決めされる。
【0018】
本発明の更に他のディスク成形用金型においては、さらに、前記一方のガイドリングにガイドポスト孔が形成される。そして、前記ガイドポストは前記ガイドポスト孔に圧入固定によって取り付けられる。
【0019】
本発明の更に他のディスク成形用金型においては、さらに、前記ガイドブシュは前記他方のガイドリングに対して位置決めされる。
【0020】
本発明の更に他のディスク成形用金型においては、さらに、前記他方のガイドリングにガイドブシュ孔が形成される。そして、前記ガイドブシュは前記ガイドブシュ孔に圧入固定によって取り付けられる。
【0021】
本発明の更に他のディスク成形用金型においては、さらに、前記ガイドポストの外周面には、ガイドブシュとガイドポストとの摺動性を向上させるためのボールベアリング部が形成される。
【0022】
本発明の更に他のディスク成形用金型においては、さらに、前記第1、第2の鏡面盤は、温調用の媒体を供給するための温調用流路を備える。
【0023】
本発明の更に他のディスク成形用金型においては、さらに、前記第2の支持プレートにガイドブシュを挿入するためのガイドブシュ挿入孔が形成される。そして、該ガイドブシュ挿入孔の内周面に開口させて、温調用の媒体を供給するための温調用流路が形成される。
【0024】
本発明の更に他のディスク成形用金型においては、さらに、前記ガイドブシュの外周面に開口させて、温調用の媒体を供給するための温調用流路が形成される。
【0025】
本発明の更に他のディスク成形用金型においては、さらに、前記ガイドポスト内に、温調用の媒体を供給するための温調用流路が形成される。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
【0027】
図1は本発明の第1の実施の形態におけるディスク成形用金型の要部を示す断面図、図3は本発明の第1の実施の形態におけるディスク成形用金型の断面図である。
【0028】
図において、12は図示されない固定プラテンに、図示されないボルトによって取付板13を介して取り付けられた固定側の金型組立体であり、該金型組立体12は、第1の支持プレートとしてのベースプレート15、該ベースプレート15に図示されないボルトによって取り付けられた第1の鏡面盤としての円盤プレート16、前記ベースプレート15内において固定プラテン側に臨ませて配設され、ベースプレート15を固定プラテンに対して位置決めするロケートリング23、及び該ロケートリング23に隣接させて配設されたスプルーブッシュ24を備える。該スプルーブッシュ24の前端(図3における左端)にキャビティ空間Cに臨ませてダイ28が形成され、該ダイ28と連通させて、図示されない射出装置の射出ノズルから射出された樹脂を通すためのスプルー26が形成される。前記スプルーブッシュ24の前半部(図3における左半部)の径方向外方には、図示されないスタンパの内周縁を押さえるためのスタンパ押えブシュ14が配設される。なお、金型組立体12には、図示されないエアブローブシュ等も配設される。
【0029】
また、前記円盤プレート16の外周縁には環状の突当リング18がボルトb1によって取り付けられ、前記円盤プレート16及び突当リング18より径方向外方に環状の第1のガイドリング19がベースプレート15に取り付けられる。なお、前記円盤プレート16は第1のガイドリング19に対して位置決めされる。
【0030】
一方、32は図示されない可動プラテンに図示されないボルトによって取り付けられた可動側の金型組立体であり、該金型組立体32は、ベースプレート35、該ベースプレート35にボルトb2によって取り付けられた第2の支持プレートとしての中間プレート40、該中間プレート40にボルトb3によって取り付けられた第2の鏡面盤としての円盤プレート36、前記ベースプレート35内において可動プラテンに臨ませて配設され、中間プレート40にボルトb4によって取り付けられたシリンダ44、及び該シリンダ44に沿って進退(図3における右方向及び左方向に移動)させられ、前記ダイ28に対応する形状を有するカットパンチ48から成る。
【0031】
また、前記円盤プレート36の外周縁に沿って、かつ、突当リング18と対向させて環状のキャビリング37が配設され、前記円盤プレート36及びキャビリング37より径方向外方において前記第1のガイドリング19と対向させて環状の第2のガイドリング38が中間プレート40に取り付けられる。なお、前記円盤プレート36は第2のガイドリング38に対して位置決めされる。前記キャビリング37は、ボルトb5によってロッド41に取り付けられ、該ロッド41を介して中間プレート40に対して移動自在に配設される。そして、前記キャビリング37の外周縁にキャビリング押え39が係止させられ、該キャビリング押え39が図示されないボルトによって第2のガイドリング38に取り付けられる。前記キャビリング37は円盤プレート36の前端面(図3における右端面)より突出させて形成され、キャビリング37の内周面によって、ディスク基板の外周縁が形成される。
【0032】
そして、前記シリンダ44内には、前記カットパンチ48と一体に形成されたフランジ51が進退自在に配設され、該フランジ51の後端(図3における左端)51aが前記シリンダ44によって受けられる。また、フランジ51の前方(図3における右方)にカットパンチ戻し用ばね52が配設され、該カットパンチ戻し用ばね52によって付勢されることにより前記フランジ51が後方に押される。
【0033】
したがって、型締め状態において、図示されない駆動シリンダに油を供給することによってフランジ51を前進(図3における右方に移動)させると、前記カットパンチ48が前進させられ、ダイ28内に進入する。その結果、前記キャビティ空間C内の樹脂に穴開け加工を施し、ディスク基板の内径抜きを行うことができる。なお、前記カットパンチ48の前半部(図3における右半部)より径方向外方には、ディスク基板を突き出すための図示されないエジェクタブッシュが、該エジェクタブッシュより径方向外方には、ディスク基板に圧縮空気を吹き付けてディスク基板を円盤プレート36から離型させるためのエアブローブッシュ47が配設される。また、前記金型組立体32には、図示されないエジェクタピン等も配設される。
【0034】
ところで、前記第1のガイドリング19には、金型組立体12の中心に対して同心円周上に4個のガイドポスト孔83(説明の便宜上、図1においてそのうちの1個のガイドポスト孔83だけを示す。)が研削加工によって形成される。そして、該ガイドポスト孔83にガイドポスト84が、金型組立体32側に向けて突出させて、圧入固定によって取り付けられ、かつ、ボルトb7によって前記ベースプレート15と連結される。そのために、該ベースプレート15にはボルト挿入孔85が形成され、該ボルト挿入孔85の内周面とボルトb7の外周面との間に、所定のクリアランスが形成される。
【0035】
一方、第2のガイドリング38における前記ガイドポスト孔83に対応する位置には、ガイドブシュ孔87が研削加工によって形成される。そして、案内部材としてのガイドブシュ88が、前記ガイドブシュ孔87に圧入固定によって取り付けられ、前記ガイドブシュ88によってガイドポスト84を案内することができるようになっている。また、該ガイドポスト84の外周面には、ガイドブシュ88とガイドポスト84との摺動性を向上させるために、ボールベアリング部89が形成される。
【0036】
型閉じ時において、前記ガイドブシュ88によって形成されるガイド孔に前記ガイドポスト84を進入させることによって、前記金型組立体12、32の心合せを行うことができる。なお、前記ガイドブシュ88は、ガイドブシュ孔87だけでなく、中間プレート40に形成されたガイドブシュ挿入孔86内にも延在させられ、ガイドブシュ挿入孔86の内周面とガイドブシュ88の外周面との間に所定のクリアランスが形成される。また、型閉じが終了したときに、前記ガイドポスト84の前端(図1における左端)を収容することができるように、前記ベースプレート35に収容孔91が形成される。
【0037】
そして、前記円盤プレート16、36にそれぞれ第1、第2の温調用流路93、94が形成され、該第1、第2の温調用流路93、94に水、油、空気等の温調用の媒体が供給されることによって、円盤プレート16、36が冷却される。
【0038】
ところで、前記射出ノズルから射出された樹脂がスプルー26を通ってキャビティ空間Cに充填されるのに伴って、金型組立体32側においては、キャビティ空間C内の樹脂の熱が、円盤プレート36及び第2のガイドリング38を介して、また、円盤プレート36及び中間プレート40を介してガイドブシュ88に伝達されるのに対して、金型組立体12側においては、キャビティ空間C内の樹脂の熱が、円盤プレート16及び第1のガイドリング19を介して、また、円盤プレート16及びベースプレート15を介してガイドポスト84に伝達されるだけでなく、スプルー26を通る樹脂の熱がスプルーブッシュ24及びベースプレート15を介してガイドポスト84に伝達される。この場合、第1、第2のガイドリング19、38の熱膨張量に差が生じると、前記ガイド孔にガイドポスト84を円滑に進入させることができず、前記金型組立体12、32の心合せを確実に行うことができなくなったり、ガイドポスト84にかじりが生じたりしてしまう。
【0039】
そこで、前記第1、第2のガイドリング19、38にそれぞれ第3、第4の温調用流路95、96が形成され、該第3、第4の温調用流路95、96に水、油、空気等の温調用の媒体が供給され、第1、第2のガイドリング19、38が冷却される。そして、前記第3、第4の温調用流路95、96と図示されない温調器とが図示されない管路によって接続され、該管路によって所定の温度に調整された媒体が循環させられ、第3、第4の温調用流路95、96に供給される。その結果、第1、第2のガイドリング19、38を冷却することができる。
【0040】
そして、第1、第2のガイドリング19、38の温度をほぼ等しくすることができるので、第1、第2のガイドリング19、38の熱膨張量に差が生じるのを防止することができる。また、ガイドポスト孔83にガイドポスト84が、ガイドブシュ孔87にガイドブシュ88がそれぞれ圧入固定によって取り付けられ、前記第1のガイドリング19に対してガイドポスト84が位置決めされ、第2のガイドリング38に対してガイドブシュ88が位置決めされる。そして、前記第1、第2のガイドリング19、38の熱膨張量が等しくされるので、前記ガイド孔にガイドポスト84を円滑に進入させることができ、前記金型組立体12、32の心合せを確実に行うことができ、ガイドポスト84にかじりが生じるのを防止することができる。
【0041】
また、第1、第2のガイドリング19、38に第3、第4の温調用流路95、96を形成するのは、ベースプレート15及び中間プレート40に温調用流路を形成するのと比較して容易であるので、ディスク成形用金型のコストを低くすることができる。
【0042】
本実施の形態においては、前記第1、第2の温調用流路93、94と第3、第4の温調用流路95、96とにそれぞれ別の媒体を供給するようになっているが、前記管路を分岐させ、前記第1〜第4の温調用流路93〜96に共通の媒体を供給することもできる。
【0043】
また、本実施の形態においては、第1(一方)のガイドリング19にガイドポスト84が取り付けられ、第2(他方)のガイドリング38にガイドブシュ88が取り付けられるようになっているが、第1のガイドリング19にガイドブシュを取り付け、第2のガイドリング38にガイドポストを取り付けるようにすることもできる。
【0044】
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。なお、第1の実施の形態と同じ構造を有するものについては、同じ符号を付与することによってその説明を省略する。
【0045】
図4は本発明の第2の実施の形態におけるディスク成形用金型の要部を示す断面図である。
【0046】
この場合、中間プレート40に、ガイドブシュ挿入孔86の内周面に開口させて第5の温調用流路97が形成され、ガイドブシュ88に、外周面に開口させて第6の温調用流路98が形成され、前記第5、第6の温調用流路97、98に媒体が供給されることによって、ガイドブシュ88が冷却される。さらに、ガイドポスト84内に第7の温調用流路99が形成され、該温調用流路99に媒体が供給されることによって、ガイドポスト84が冷却される。
【0047】
なお、前記ガイドブシュ88の前端(図における左端)の近傍にシール部材としてのOリング90が配設され、該Oリング90によって、ガイドブシュ挿入孔86の内周面とガイドブシュ88の外周面との間のクリアランスがシールされる。
【0048】
なお、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
【0049】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明によれば、ディスク成形用金型においては、固定側に配設された第1の支持プレートと、該第1の支持プレートに取り付けられた第1の鏡面盤と、該第1の鏡面盤より径方向外方において前記第1の支持プレートに取り付けられた第1のガイドリングと、可動側に配設された第2の支持プレートと、該第2の支持プレートに取り付けられた第2の鏡面盤と、該第2の鏡面盤より径方向外方において前記第2の支持プレートに取り付けられた第2のガイドリングと、前記第1、第2のガイドリングのうちの一方のガイドリングに取り付けられ、他方のガイドリングに向けて突出させて配設されたガイドポストと、前記他方のガイドリングに取り付けられ、前記ガイドポストを案内するガイドブシュとを有する。
【0050】
そして、前記一方のガイドリングに、温調用の媒体を供給するための温調用流路が前記ガイドポストと隣接させて形成される。
また、前記他方のガイドリングに、温調用の媒体を供給するための温調用流路が前記ガイドブシュと隣接させて形成される。
【0051】
この場合、前記一方のガイドリングに、温調用の媒体を供給するための温調用流路がガイドポストと隣接させて形成され、前記他方のガイドリングに、温調用の媒体を供給するための温調用流路がガイドブシュと隣接させて形成されるので、第1、第2のガイドリングの熱膨張量が等しくされる。したがって、ガイドブシュによって形成されるガイド孔にガイドポストを円滑に進入させることができるので、金型組立体の心合せを確実に行うことができ、ガイドポストにかじりが生じるのを防止することができる。
【0052】
また、第1、第2のガイドリングに温調用流路を形成するのは、第1、第2の支持プレートに温調用流路を形成するのと比較して容易であるので、ディスク成形用金型のコストを低くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態におけるディスク成形用金型の要部を示す断面図である。
【図2】従来のディスク成形用金型の断面図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態におけるディスク成形用金型の断面図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態におけるディスク成形用金型の要部を示す断面図である。
【符号の説明】
15 ベースプレート
16、36 円盤プレート
19、38 第1、第2のガイドリング
40 中間プレート
84 ガイドポスト
88 ガイドブシュ
95、96 第3、第4の温調用流路

Claims (13)

  1. (a)固定側に配設された第1の支持プレートと、
    (b)該第1の支持プレートに取り付けられた第1の鏡面盤と、
    (c)該第1の鏡面盤より径方向外方において前記第1の支持プレートに取り付けられた第1のガイドリングと、
    (d)可動側に配設された第2の支持プレートと、
    (e)該第2の支持プレートに取り付けられた第2の鏡面盤と、
    (f)該第2の鏡面盤より径方向外方において前記第2の支持プレートに取り付けられた第2のガイドリングと、
    (g)前記第1、第2のガイドリングのうちの一方のガイドリングに取り付けられ、他方のガイドリングに向けて突出させて配設されたガイドポストと、
    (h)前記他方のガイドリングに取り付けられ、前記ガイドポストを案内するガイドブシュとを有するとともに、
    (i)前記一方のガイドリングに、温調用の媒体を供給するための温調用流路が前記ガイドポストと隣接させて形成され
    (j)前記他方のガイドリングに、温調用の媒体を供給するための温調用流路が前記ガイドブシュと隣接させて形成されることを特徴とするディスク成形用金型。
  2. 前記ガイドポストは前記一方のガイドリングに対して位置決めされる請求項1に記載のディスク成形用金型。
  3. 前記第1の鏡面盤は第1のガイドリングに対して、前記第2の鏡面盤は第2のガイドリングに対して位置決めされる請求項1に記載のディスク成形用金型。
  4. (a)前記一方のガイドリングにガイドポスト孔が形成され、
    (b)前記ガイドポストは前記ガイドポスト孔に圧入固定によって取り付けられる請求項2に記載のディスク成形用金型。
  5. 前記ガイドブシュは前記他方のガイドリングに対して位置決めされる請求項1又は2に記載のディスク成形用金型。
  6. (a)前記他方のガイドリングにガイドブシュ孔が形成され、
    (b)前記ガイドブシュは前記ガイドブシュ孔に圧入固定によって取り付けられる請求項5に記載のディスク成形用金型。
  7. 前記ガイドポストの外周面には、ガイドブシュとガイドポストとの摺動性を向上させるためのボールベアリング部が形成される請求項1に記載のディスク成形用金型。
  8. 前記第1、第2の鏡面盤は、温調用の媒体を供給するための温調用流路を備える請求項1に記載のディスク成形用金型。
  9. (a)前記第2の支持プレートにガイドブシュを挿入するためのガイドブシュ挿入孔が形成され、
    (b)該ガイドブシュ挿入孔の内周面に開口させて、温調用の媒体を供給するための温調用流路が形成される請求項1に記載のディスク成形用金型。
  10. 前記ガイドブシュの外周面に開口させて、温調用の媒体を供給するための温調用流路が形成される請求項1に記載のディスク成形用金型。
  11. 前記ガイドポスト内に、温調用の媒体を供給するための温調用流路が形成される請求項1に記載のディスク成形用金型。
  12. 固定側に配設された第1の支持プレート、該第1の支持プレートに取り付けられた第1の鏡面盤、該第1の鏡面盤より径方向外方において前記第1の支持プレートに取り付けられた第1のガイドリング、可動側に配設された第2の支持プレート、該第2の支持プレートに取り付けられた第2の鏡面盤、該第2の鏡面盤より径方向外方において前記第2の支持プレートに取り付けられた第2のガイドリング、前記第1、第2のガイドリングのうちの一方のガイドリングに取り付けられ、他方のガイドリングに向けて突出させて配設されたガイドポスト、及び前記他方のガイドリングに取り付けられ、前記ガイドポストを案内するガイドブシュを有するとともに、前記他方のガイドリングに、 温調用の媒体を供給するための温調用流路が前記ガイドブシュと隣接させて形成されたディスク成形用金型に使用される一方のガイドリングにおいて、
    温調用の媒体を供給するための温調用流路が前記ガイドポストと隣接させて形成されることを特徴とするガイドリング。
  13. 固定側に配設された第1の支持プレート、該第1の支持プレートに取り付けられた第1の鏡面盤、該第1の鏡面盤より径方向外方において前記第1の支持プレートに取り付けられた第1のガイドリング、可動側に配設された第2の支持プレート、該第2の支持プレートに取り付けられた第2の鏡面盤、該第2の鏡面盤より径方向外方において前記第2の支持プレートに取り付けられた第2のガイドリング、前記第1、第2のガイドリングのうちの一方のガイドリングに取り付けられ、他方のガイドリングに向けて突出させて配設されたガイドポスト、及び前記他方のガイドリングに取り付けられ、前記ガイドポストを案内するガイドブシュを有するとともに、前記一方のガイドリングに、温調用の媒体を供給するための温調用流路が前記ガイドポストと隣接させて形成されたディスク成形用金型に使用される他方のガイドリングにおいて、
    温調用の媒体を供給するための温調用流路が前記ガイドブシュと隣接させて形成されることを特徴とするガイドリング。
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