JP2002248656A - 射出成形装置、及び、射出成形装置のホットランナー部の取り付け構造、並びに、ホットランナー部の組み込み方法 - Google Patents

射出成形装置、及び、射出成形装置のホットランナー部の取り付け構造、並びに、ホットランナー部の組み込み方法

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JP2002248656A
JP2002248656A JP2001050196A JP2001050196A JP2002248656A JP 2002248656 A JP2002248656 A JP 2002248656A JP 2001050196 A JP2001050196 A JP 2001050196A JP 2001050196 A JP2001050196 A JP 2001050196A JP 2002248656 A JP2002248656 A JP 2002248656A
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injection molding
molding apparatus
manifold
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Yasuo Nakajima
靖夫 中島
Juichi Morinaga
寿一 森永
Yoshitaka Sato
佳孝 佐藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 射出成形装置のホットランナーを複数の成形
用金型に共用的にする。 【解決手段】 固定側型板に取り付ける固定側駒部材と
可動側型板に取り付ける可動側駒部材とで形成するキャ
ビテイに溶融樹脂材料を射出するホットランナー部を備
える射出成形装置であって、前記固定側型板に取り付け
たホットランナー部を前記可動側駒部材に位置合わせす
る際に、前記ホットランナー部を前記可動側型板に対し
て調芯させる手段を備えた射出成形装置を提供すること
で、共用性のある射出成形装置を得ることが出来た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は溶融した樹脂材料を
成形金型のキャビテイに射出して樹脂成形品を成形製造
する射出成形装置に関する。更に、本発明は樹脂材料を
前記キャビテイに導入するホットランナーに関する。更
に本発明は、固定側金型駒部材と可動側金型駒部材の一
対の成形用金型(駒)を1組とし、複数の組の成形用金
型(駒)に使用できる共用性のあるホットランナーに関
する。
【0002】
【従来の技術】溶融した樹脂材料を成形用キャビテイ内
に射出し、金型駒部材を圧力を維持した状態で冷却して
樹脂材料を固化して所定形状の成形品を製造するため
の、ホットランナーに関する技術は特許国際分類 B2
9C45/26のクラスにおいてその先行資料は多く調
査することができる。ホットランナー部を複数の組の成
形用金型駒部材に対して共用して使用する考えの提案は
例えば、特開2000−33632号公報に見られる。
これは金型の駒部材(カセット)を交換できる構成であ
る。
【0003】公開実用 昭和55−169412号公報
には、マニホールドの交換を容易にした提案がある。複
数の金型間で共用することにできるホットランナー装置
の提案としては特開2000−127203号公報があ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】固定側金型の取り付け
板に取り付けられ固定側の金型駒部材のゲート部に位置
決められて緊密状態に組み込まれるホットランナー部は
射出シリンダーからの高温高圧の樹脂材料を射出するた
めにホットランナー部と該ホットランナー部を位置決め
する固定側の金型取り付け部及び固定側金型駒部材の取
り付けのための精度寸法は高い寸法精度を要求される。
【0005】1組の固定側金型駒部材と可動側金型駒部
材のキャビテイに複数のキャビテイを形成して単一のホ
ットランナー部から分枝されたゲートを介して夫々のキ
ャビテイに樹脂材料を射出し、冷却固化して複数の成形
品を同時に成形する多数個取り成形することで、成形製
造の生産性を向上させることができる。
【0006】複写機、レーザービームプリンター、等の
事務機器、パソコン、携帯通信装置などの情報機器等の
部品を樹脂成形加工で作る場合に、前記多数個取り成形
加工は好適な製造方法である。しかし、近年、上記の機
器は使用形態の多様化等により新機種の製品寿命の短期
化の傾向が顕著であり、1組の成形金型を長期に渡って
稼動する状態でなくなりつつある。
【0007】一方、射出成形用の金型駒部材は上記機器
の高性能化、小型化などにより高い加工精度を要求さ
れ、高コスト化になっている。このような状況におい
て、夫々の成形用金型(駒)部材に対して専用的なホッ
トランナーを採用することはコスト的問題がある。
【0008】上記の状況において、ホットランナー部を
1組の成形用金型から他の組の成形用金型に使用できる
ようにする共用化の考えの提案がある。1組の成形金型
での成形加工の終了後、他の組の成形金型に組替えて使
用する考えがあるが、前記したように、ホットランナー
を組み込む固定側の金型部分の構造は高温高圧の樹脂材
料の射出操作と、他の組の成形用金型の交換のための冷
却操作のため、冷却収縮作用と加熱膨張作用を受けるた
め各部の寸法精度を高く保つ必要がある。ホットランナ
ー部の樹脂射出先端部と固定側型板の取り付け部の形状
寸法の精度を高く保たないと、組み合わせ時のカジリ、
組み付け不良等の問題を起こす。
【0009】又、カメラ、インクジェットプリンター、
通信機器などは小型化、高精度化に伴い、成形部品も小
型化、高精度化しており、射出樹脂量の少量化が進み、
ホットランナーからゲートへの射出動作時の位置合わせ
の精度も高い精度が要求されている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、固定側型板に取り付ける固定側駒部材と
可動側型板に取り付ける可動側駒部材とで形成するキャ
ビテイに溶融樹脂材料を射出するホットランナー部を備
える射出成形装置であって、前記固定側型板に取り付け
たホットランナー部を前記固定側駒部材に位置合わせす
る際に、前記ホットランナー部を前記固定側型駒部材対
して調芯させる手段を備えたことを特徴とした射出成形
装置を提案する。更に、前記調芯手段は前記ホットラン
ナー部の外周部に配置し、ホットランナー部に対して弾
性部材で保持された調整部材を備えていることを特徴と
した請求項1記載の射出成形装置の態様がある。
【0011】又、前記調整部材は前記ホットランナー部
に対して浮動状態に保持され、該調整部材の一部は前記
ホットランナー部の外周面と摺接して前記固定側型板に
対して調芯作用を行うことを特徴とした請求項2記載の
射出成形装置を提案する。前記調整部材の先端側の形状
はテーパ部を成していることを特徴としている。前記ホ
ットランナーを保持するマニホールド又は、ホットラン
ナー外周部、又は前記のいずれかに摩擦力低減被膜を施
したことを特徴とした請求項4記載の射出成形装置の態
様の提案がある。
【0012】射出成形装置のホットランナー部の取り付
け構造であって、ホットランナー本体部に弾性部材を介
して調整部材を取り付け、前記マニホールド部材と前記
ホットランナー部との間に移動調整手段を設けたことを
特徴とした射出成形装置の提案がある。本発明は、固定
側型板部材上に保持したホットランナー部を前記固定側
型板部材に取り付けた固定側駒部材に組み込む方法にお
いて、前記ホットランナー部先端を前記固定側駒部材の
樹脂注入口に位置合わせする際に前記ホットランナー部
を前記マニホールドに対してスライド操作するようにし
たことを特徴としたホットランナー部の組み込み方法を
提案する。
【0013】又、前記ホットランナー部の前記固定側駒
部材への位置合わせにおいて、前記ホットランナー部を
所定温度に加熱した状態に維持して調整操作するように
したことを特徴とした請求項8記載のホットランナー部
の組み込み方法を提案する。本発明の1つは、第一の樹
脂成形品を成形する第一の組の成形用金型の駒部材の第
一のキャビテイに樹脂材料を射出するホットランナーを
有し、前記第一の樹脂成形品の成形加工終了後、前記ホ
ットランナーを第二の組の成形用金型に組み込むに際
し、前記ホットランナーを前記第二の成形用金型に対し
て調芯作用を行うようにしたことを特徴としたホットラ
ンナーの組み込み方法の提案により上記課題の解決方法
を提案する。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に図を参照して本発明の実施
例について説明する。
【0015】図1は本発明の1つの実施形態を示す射出
成形装置の要部構造を示す。符号1は固定側取り付け
板、2は固定側型板部材で、固定側成形用駒部材4が固
定されている。4Aは固定側成形駒部材4のキャビテイ
部である。2Aは固定側型板部材2に形成した後述する
ホットランナー部6の挿入用の開口部である。8はガイ
ドピンであり、前記固定側取付板部材1に植設して、前
記固定側型板部材2に穿孔した孔部2aにはめ込んだガ
イドブッシュ8Aに摺動して固定側型板部材2を固定側
取り付け板部材1に位置合わせする。10は固定側成形
用金型駒部材4を固定側型板部材2に取り付けるボル
ト。12は固定側成形用駒部材4の温調用配管。14は
固定側成形用駒部材4の温調用配管。
【0016】固定側成形用駒部材4にはホットランナー
部6の着脱用のテーパ状の開口部4Dと該開口部に樹脂
材料流通用のゲート部gが形成されている。
【0017】16は固定側取り付け板部材1に形成した
マニホールド取り付けの切り欠き部、18はマニホール
ド、20は前記ホットランナー部6の筒体である。
【0018】(ホットランナー部の説明)ホットランナ
ー部6は前記マニホールド18に取り付けられる筒体2
0と、該筒体20の外周に配置した加熱用ヒータ22、
ヒータカバー24と、該ヒーターカバー24の外周に配
置した調整部材26、調整部材26の保持用のスナップ
リング28等から構成されている。前記スナップリング
28は前記筒体20の下端部に形成した溝部に嵌め込
む。
【0019】又、前記調整部材26はバネなどの弾性部
材30により前記筒体20から浮動状態に保持されてい
る。前記調整部材26は前記筒体20の外周と接触しな
い内径寸法で、筒体20の外周に対して微小な隙間寸法
を持つように構成し、かつ、その外周部先端はテーパ形
状に成してある。
【0020】前期調整部材26の内周側は前期ヒータカ
バー24との間に空気を滞留させる空間部を形成して、
断熱機能を持たせてある。
【0021】前記の隙間寸法はホットランナー部6がヒ
ーターなどで加熱状態での寸法設定である。本例では樹
脂材料はハイインパクトポリスチレン(HIPS)、加
熱温度は210℃、調整部材26の材料は鋼材(SK
D)である。
【0022】前記筒体20の上部にはバルブピン32の
ガイドブッシュ34が嵌め込まれている。又、筒体20
には前記バルブピン挿通と樹脂材料注入用の孔部20A
が形成されている。
【0023】(マニホールドの構成の説明)前記マニホ
ールド18は取り付けボルト36により前記型板部材1
の下側に形成したマニホールド取り付け用の切り欠き部
16に固定される。マニホールド18には図示符号Aで
示す位置に配置される不図示の射出シリンダーからの溶
融樹脂材料の流路18Aが形成され、該流路18Aは流
路18Bを経てホットランナー6の筒体20の前記孔部
20Aに接続している。
【0024】(マニホールドとホットランナーとの接続
関係の説明)マニホールド18は前記保持部16にボル
ト36により固定関係にされている。ホットランナー部
6とマニホールド18は移動許動手段により、ホットラ
ンナー部6がマニホールド18に対して移動できるよう
に接続関係が保たれている。即ち、マニホールド18に
貫通孔18Cを形成し、該貫通孔18C内に、筒状のリ
テーナー38を挿入配置し、マニホールト18とホット
ランナー部の筒体20とはボルト40により結合されて
いる。
【0025】前記リテーナー38はマニホールド18の
幅寸法より5〜10μm長く作られており、ボルト40
を締め付けても筒体20とマニホールド18との間には
樹脂漏れを生じない程度の隙間が形成される。
【0026】マニホールド18とホットランナー部6の
前記筒体20との接触面には両者間の摩擦係数を小さく
するための表面処理、例えば、硬質クロームメッキ処理
を施してある。
【0027】符号42は前記の射出シリンダーを接続す
るためのスプルーブッシュであり、前記保持部材18に
ボルト44により固定されている。46は加熱用のヒー
ター。
【0028】マニホールド18にはヒーター49を配設
してある。50は前記バルブピン32の駆動用ピスト
ン、52はピストン室、54,56はピストン駆動用の
油圧配管、58はピストン固定用スクリュープラグであ
る。
【0029】(成形装置の作動説明)本発明に係る図1
に示した構成のホットランナー部6及びマニホールド1
8は発明の課題の項で述べたように、複数の成形用金型
(駒)に対して共用性のあるホットランナーを提案する
ものである。それ故、図1の状態は第一の組の成形用金
型(図では第一の組の固定側成形用駒部材4のみを図示
してある。)に本発明のホットランナー部を装着する状
態である。ホットランナー部のヒーター22及びマニホ
ールドのヒーター48、更に、射出スプルーブッシュ4
2のヒーター46は所定の温度に加熱されているので中
の樹脂材料は溶融状態である。ホットランナー内部の加
熱されている樹脂材料はサックバック操作により樹脂材
料の流出を止めている。ホットランナー部6を第一の組
の固定側金型部材2及び成形用駒部材4に装着するに際
し、ホットランナー部6はマニホールド18に前記許動
手段のリテーナー38を介してボルト40によって固定
されている。
【0030】固定側取り付け板1を移動させ、調整部材
26を前記固定側金型部材2の開口2A内に挿入し、ホ
ットランナー部の筒体20の先端部20Cを固定側成形
型板部材2の開口部2Aに進入させ、更に、成形用駒部
材4の開口部4C内に挿入操作する。該ホットランナー
部6の挿入操作において、図2に示すように、成形用駒
部材4の中心位置とホットランナーの前記筒体内のバル
ブピン32の中心位置が図示のように変位(G)してい
る場合には、調整部材26の先端テーパー部26Aが成
形用駒部材4の開口テーパー部4Dの入り口部(H)と
接触する。
【0031】ホットランナー部を更に挿入すると、調整
部材26は駒部材のテーパー4Dに沿って矢印のC方向
に変位させられる。調整部材26のC方向への変位動作
は調整部材26先端部のアングル部26Bにより筒体20
をC方向に移動させる力が作用する。
【0032】この力の作用は前記調整部材26を支持し
ているバネ部材30を圧縮する力となり、更に、調整部
材26のアングル部26Bによって筒体20を成形用駒
部材4の案内テーパーガイド面4Dに沿って移動させる
ように作用し、更に、前記調整部材26の図示C方向へ
の力は筒体20とマニホールド18との間の相対変位作
用を生じる。(図2) そして、前記したように、ホットランナー部の筒体20
はリテーナー部材38を介してボルト40によってマニ
ホールド18に締結されている。
【0033】このリテーナー部材は筒体20のマニホー
ルド18との締結力を一定に保つ作用を成すものであ
り、筒体20のC方向への移動力が締結力より大きく働
いた場合に、筒体20がマニホールドに対して相対的に
移動することを許動するものである。このように、本構
成では調整部材と前記許動構成により、結果として、成
形用駒部材4のゲート部とホットランナーのバルブピン
32の中心位置の位置合わせが行なわれる。(図3) 上記の操作により、成形用駒部材4とホットランナー部
6との位置合わせの調整が行なわれつつ、ホットランナ
ー部6は固定側金型部材内に設置され、固定側取り付け
いた部材1と固定側成形金型部材2との結合が完了す
る。
【0034】前記のホットランナー部6の成形用駒部材
4への装着操作が行なわれると、前記調整部材26はホ
ットランナーのヒーター22からの熱により加熱状態に
なって、調整部材が加熱されて膨張状態になっている
が、成形用駒部材に配置されている温調配管により熱が
吸収されて、調整部材の温度低下が始まり、調整部材が
収縮し、筒体20と調整部材のアングル部とのクリアラ
ンスが無くなり、ホットランナー部と固定側形成用駒部
材4との間の位置決めが強化される。(図4、図5) (ホットランナーの離脱操作)前記固定側成形用駒部材
4と不図示の可動側成形用駒部材の第一の組の成形型に
よる樹脂成形品の成形加工が所定ショット数終了し、ホ
ットランナーを次の第二の組の成形用金型に使用するた
めに、ホットランナー部6を固定側型部材2、駒部材4
から離脱させる必要がある。離脱操作は前記挿入操作と
逆の手順で行なう。
【0035】媒体流路56にエアーなどの媒体を流して
ピストン50、バルブピン32を後退させる。更に、サ
ックバック操作により、スプルー42、マニホールド1
8、ホットランナー筒体20内の樹脂流路18A,18B
の圧力を抜く。その後、型締め装置を解除して、固定側
金型部材2をガイドピン8に沿って矢印D方向に移動さ
せる。この固定側金型部材2のD方向移動に伴い、調整
部材26の先端テーパ部が前記駒部材4のテーパー部4
Cから離間し、調整部材26のアングル部はスナップリ
ング28に当たるまで移動する。この操作により調整部
材26はばね部材30による浮動状態に保持される。
【0036】ホットランナー部6が固定側金型部材2の
開口部2Aから離間して、図1の状態に復帰する。
【0037】その後、固定側金型部材2に第二の組の固
定側成形用駒部材を組み込み、同じく、不図示の可動側
金型部材にも可動側成形用駒部材を組み込んで、第二組
目の成形用駒部材を配置し、再び、ホットランナー部6
の第二の組の固定側成形用駒部材への装着操作を実行す
る。
【0038】固定側と可動側の各部材の型締め操作の終
了後、温度制御手段により各部材の加熱操作が行なわ
れ、続いて、図示Aの位置に設置された射出シリンダー
手段から樹脂材料が射出され、樹脂流路18A、18Bを
介して、ホットランナー筒体20の孔20Aを経て、ゲ
ートを通って、キャビテイ内に射出される。
【0039】
【発明の効果】本発明は、固定側型板に取り付ける固定
側駒部材と可動側型板に取り付ける可動側駒部材とで形
成するキャビテイに溶融樹脂材料を射出するホットラン
ナー部を備える射出成形装置であって、前記固定側型板
に取り付けたホットランナー部を前記固定側駒部材に位
置合わせする際に、前記ホットランナー部を前記固定側
駒部材に対して調芯させる手段を備えた射出成形装置を
提供することで、共用性のある射出成形装置を得ること
が出来た。更に、本発明に因れば、前記調芯手段は前記
ホットランナー部の外周部に配置し、ホットランナー部
本体に対して弾性部材で保持された調整部材を備えてい
る射出成形装置の構成とすることによりホットランナー
を共用とした場合のホットランナーを異なる組の成形用
金型に組み込む場合の精度保証を得ることが出来た。
【0040】又、本発明は、前記ホットランナー部の外
周部と又は、マニホールド、又は前記のいずれかに摩擦
力低減被膜を施したことによりホットランナー部と成形
用駒部材との機密性を確保でき、成形精度の高い射出成
形装置を得ることが出来た。それゆえに、又、樹脂材料
の溶融状態を保って、成形用の駒部材の交換作業を行な
うことができた。更に、第一の樹脂成形品を成形する第
一の組の成形用金型の駒部材の第一のキャビテイに樹脂
材料を射出するホットランナーを有し、前記第一の樹脂
成形品の成形加工終了後、前記ホットランナーを前記第
一の組の成形用金型から第二の組の成形用金型に組み込
むに際し、前記ホットランナーを前記第二の成形用駒部
材に対して調芯作用を行うようにしたことを特徴とした
ホットランナーの組み込み方法により、複数の成形用金
型に共用して使用できるホットランナーの組み込み作業
の精度保証が出来た。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1つの実施例の射出成形装置の、ホッ
トランナー部の装着操作説明のための射出成形装置要部
構成の説明図。
【図2】ホットランナー部6を固定側成形用駒部材に装
着する途中の状態の説明図。
【図3】ホットランナーの装着説明図。
【図4】ホットランナーの装着説明図。
【図5】装着完了状態の説明図。
【符号の説明】
1 固定側取り付け板部材 2 固定側金型部材 4 固定側成形用駒部材 6 ホットランナー部 8 ガイドピン 12 温調用配管 14 温調用配管 16 マニホールド保持用の板部材1の切り欠き部 18 マニホールド 20 ホットランナー本体の筒体 22 ホットランナーのヒーター 24 ヒーターカバー 26 調整部材 28 スナップリング 30 ばね 32 バルブピン 34 ガイドブッシュ 38 リテーナー 40 ボルト 42 スプルーブッシュ 46 ヒータ 50 ピストン
フロントページの続き (72)発明者 佐藤 佳孝 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 Fターム(参考) 4F202 CA11 CB01 CK03 CK07

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定側型板に取り付ける固定側駒部材と
    可動側型板に取り付ける可動側駒部材とで形成するキャ
    ビテイに溶融樹脂材料を射出するホットランナー部を備
    える射出成形装置であって、前記固定側型板に取り付け
    たホットランナー部を前記固定側駒部材に位置合わせす
    る際に、前記ホットランナー部を前記固定側型板に対し
    て調芯させる手段を備えたことを特徴とした射出成形装
    置。
  2. 【請求項2】 前記調芯手段は前記ホットランナー部の
    外周部に配置し、ホットランナー部に対して弾性部材で
    保持された調整部材を備えていることを特徴とした請求
    項1記載の射出成形装置。
  3. 【請求項3】 前記調整部材は前記ホットランナー部の
    本体部に対して浮動状態に保持され、該調整部材の一部
    は前記ホットランナー部の外周面と摺接して前記固定側
    型板に対して前記ホットランナー部の調芯作用を行うこ
    とを特徴とした請求項2記載の射出成形装置。
  4. 【請求項4】 前記調整部材の先端側の形状はテーパ部
    を成していることを特徴とした請求項3記載の射出成形
    装置。
  5. 【請求項5】 前記ホットランナー部を保持するマニホ
    ールド又は、前記ホットランナー外周部、又は前記のい
    ずれかに摩擦力低減被膜を施したことを特徴とした請求
    項4記載の射出成形装置。
  6. 【請求項6】 前記調整部材は筒状体と成し、該筒状体
    の内側に空間部を設けてホットランナー部内部の樹脂材
    料の温度調整機能を備えるようにしたことを特徴とした
    請求項4記載の射出成形装置。
  7. 【請求項7】 射出成形装置のホットランナー取り付け
    構造であって、ホットランナー部を保持するマニホール
    ド部材と前記ホットランナー部を許動させる手段を配置
    したことを特徴とした射出成形装置のホットランナー取
    り付け構造。
  8. 【請求項8】 射出成形装置のホットランナー部の取り
    付け構造であって、ホットランナー本体部に弾性部材を
    介して調整部材を取り付け、前記マニホールド部材と前
    記ホットランナー部との間に移動調整手段を設けたこと
    を特徴とした射出成形装置。
  9. 【請求項9】 ホットランナー部を前記固定側型板部材
    に取り付けた固定側駒部材に組み込む方法において、前
    記ホットランナー部先端を前記固定側駒部材の樹脂注入
    口に位置合わせする際に前記ホットランナー部を前記マ
    ニホールドに対してスライド操作するようにしたことを
    特徴としたホットランナー部の組み込み方法。
  10. 【請求項10】 前記ホットランナー部の前記固定側駒
    部材への位置合わせにおいて、前記ホットランナー部を
    所定温度に加熱した状態に維持して調整操作するように
    したことを特徴とした請求項9記載のホットランナー部
    の組み込み方法。
  11. 【請求項11】 第一の樹脂成形品を成形する第一の組
    の成形用金型の駒部材の第一のキャビテイに樹脂材料を
    射出するホットランナーを有し、前記第一の樹脂成形品
    の成形加工終了後、前記ホットランナーを前記第一の組
    の成形用金型から第二の組の成形用金型に組み込むに際
    し、前記ホットランナーを前記第二の成形用金型に対し
    て調芯作用を行うようにしたことを特徴としたホットラ
    ンナーの組み込み方法。
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