JPH1170529A - ディスク成形用金型 - Google Patents
ディスク成形用金型Info
- Publication number
- JPH1170529A JPH1170529A JP9233868A JP23386897A JPH1170529A JP H1170529 A JPH1170529 A JP H1170529A JP 9233868 A JP9233868 A JP 9233868A JP 23386897 A JP23386897 A JP 23386897A JP H1170529 A JPH1170529 A JP H1170529A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fixed
- movable
- plate
- guide ring
- disk
- Prior art date
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- Pending
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/17—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C45/26—Moulds
- B29C45/263—Moulds with mould wall parts provided with fine grooves or impressions, e.g. for record discs
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29D—PRODUCING PARTICULAR ARTICLES FROM PLASTICS OR FROM SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE
- B29D17/00—Producing carriers of records containing fine grooves or impressions, e.g. disc records for needle playback, cylinder records; Producing record discs from master stencils
- B29D17/005—Producing optically read record carriers, e.g. optical discs
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/17—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C45/26—Moulds
- B29C45/263—Moulds with mould wall parts provided with fine grooves or impressions, e.g. for record discs
- B29C2045/2648—Outer peripheral ring constructions
Abstract
(57)【要約】
【課題】固定側組立体と可動側組立体との心合せを行う
ことができ、耐久性を高くすることができるようにす
る。 【解決手段】固定側の鏡面板と、固定側の鏡面板の外周
に配設され、固定側の鏡面板を位置決めする固定側ガイ
ドリング７８と、固定側の鏡面板との間にキャビティ空
間を形成する可動側の鏡面板と、可動側の鏡面板の外周
に配設され、可動側の鏡面板を位置決めし、かつ、固定
側ガイドリング７８との心合せを行う可動側ガイドリン
グ３８とを有する。固定側ガイドリング７８及び可動側
ガイドリング３８のうちの少なくとも一方は、対応する
鏡面板に対して移動自在に支持され、固定側ガイドリン
グ７８及び可動側ガイドリング３８のうちの他方に向け
て付勢される。型閉じが終了する手前、及び型開きが開
始された直後に固定側ガイドリング７８と可動側ガイド
リング３８との心合せが行われる。
ことができ、耐久性を高くすることができるようにす
る。 【解決手段】固定側の鏡面板と、固定側の鏡面板の外周
に配設され、固定側の鏡面板を位置決めする固定側ガイ
ドリング７８と、固定側の鏡面板との間にキャビティ空
間を形成する可動側の鏡面板と、可動側の鏡面板の外周
に配設され、可動側の鏡面板を位置決めし、かつ、固定
側ガイドリング７８との心合せを行う可動側ガイドリン
グ３８とを有する。固定側ガイドリング７８及び可動側
ガイドリング３８のうちの少なくとも一方は、対応する
鏡面板に対して移動自在に支持され、固定側ガイドリン
グ７８及び可動側ガイドリング３８のうちの他方に向け
て付勢される。型閉じが終了する手前、及び型開きが開
始された直後に固定側ガイドリング７８と可動側ガイド
リング３８との心合せが行われる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディスク成形用金
型に関するものである。
型に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、射出成形機においては、加熱シリ
ンダ内に供給された樹脂を溶融させ、ディスク成形用金
型内に形成されたキャビティ空間に前記樹脂を充填（て
ん）し、固化させることによってディスク基板を得るよ
うにしている。前記ディスク成形用金型は固定側組立体
及び可動側組立体から成り、型締装置によって前記可動
側組立体を固定側組立体に対して接離させ、型閉じ、型
締め及び型開きを行うことができるようになっている。
そして、前記固定側組立体と可動側組立体との心合せを
行うために、両者間にガイドリングを配設するようにし
ている。
ンダ内に供給された樹脂を溶融させ、ディスク成形用金
型内に形成されたキャビティ空間に前記樹脂を充填（て
ん）し、固化させることによってディスク基板を得るよ
うにしている。前記ディスク成形用金型は固定側組立体
及び可動側組立体から成り、型締装置によって前記可動
側組立体を固定側組立体に対して接離させ、型閉じ、型
締め及び型開きを行うことができるようになっている。
そして、前記固定側組立体と可動側組立体との心合せを
行うために、両者間にガイドリングを配設するようにし
ている。
【０００３】図２は従来の第１のディスク成形用金型に
おける型開状態図、図３は従来の第１のディスク成形用
金型における型閉状態図である。図において、１１は固
定プラテン、１２は該固定プラテン１１にボルト１３に
よって取り付けられた固定側組立体である。該固定側組
立体１２は、固定側ベースプレート１５、該固定側ベー
スプレート１５にボルト１７によって固定された固定側
円盤プレート１６、該固定側円盤プレート１６の外周に
配設され、前記固定側ベースプレート１５にボルト１９
によって固定された環状の固定側ガイドリング１８、前
記固定側ベースプレート１５における固定プラテン１１
側に配設され、固定側ベースプレート１５を固定プラテ
ン１１に対して位置決めするロケートリング２３、及び
該ロケートリング２３に隣接して配設されたスプルーブ
ッシュ２４から成る。
おける型開状態図、図３は従来の第１のディスク成形用
金型における型閉状態図である。図において、１１は固
定プラテン、１２は該固定プラテン１１にボルト１３に
よって取り付けられた固定側組立体である。該固定側組
立体１２は、固定側ベースプレート１５、該固定側ベー
スプレート１５にボルト１７によって固定された固定側
円盤プレート１６、該固定側円盤プレート１６の外周に
配設され、前記固定側ベースプレート１５にボルト１９
によって固定された環状の固定側ガイドリング１８、前
記固定側ベースプレート１５における固定プラテン１１
側に配設され、固定側ベースプレート１５を固定プラテ
ン１１に対して位置決めするロケートリング２３、及び
該ロケートリング２３に隣接して配設されたスプルーブ
ッシュ２４から成る。
【０００４】該スプルーブッシュ２４の中心には、図示
しない射出ノズルから射出された樹脂を通すためのスプ
ルー２６が形成される。また、前記スプルーブッシュ２
４の先端はキャビティ空間Ｃに臨ませて配設され、ダイ
２８を形成する。なお、前記固定側組立体１２には、図
示しないスタンパプレート着脱ブシュ、固定側エアブロ
ーブシュ等も配設される。
しない射出ノズルから射出された樹脂を通すためのスプ
ルー２６が形成される。また、前記スプルーブッシュ２
４の先端はキャビティ空間Ｃに臨ませて配設され、ダイ
２８を形成する。なお、前記固定側組立体１２には、図
示しないスタンパプレート着脱ブシュ、固定側エアブロ
ーブシュ等も配設される。
【０００５】一方、３１は可動プラテン、３２は該可動
プラテン３１にボルト３３によって取り付けられた可動
側組立体である。該可動側組立体３２は、可動側ベース
プレート３５、該可動側ベースプレート３５にボルト３
７によって固定された中間プレート４０、該中間プレー
ト４０にボルト４２によって固定された可動側円盤プレ
ート３６、該可動側円盤プレート３６の外周に配設さ
れ、前記中間プレート４０にボルト３９によって固定さ
れた環状の可動側ガイドリング３８、前記可動側ベース
プレート３５内において可動プラテン３１に臨ませて配
設され、中間プレート４０にボルト４５によって固定さ
れたシリンダ４４、及び該シリンダ４４によって進退さ
せられ、前記ダイ２８と対応する形状を有するカットパ
ンチ４８から成る。
プラテン３１にボルト３３によって取り付けられた可動
側組立体である。該可動側組立体３２は、可動側ベース
プレート３５、該可動側ベースプレート３５にボルト３
７によって固定された中間プレート４０、該中間プレー
ト４０にボルト４２によって固定された可動側円盤プレ
ート３６、該可動側円盤プレート３６の外周に配設さ
れ、前記中間プレート４０にボルト３９によって固定さ
れた環状の可動側ガイドリング３８、前記可動側ベース
プレート３５内において可動プラテン３１に臨ませて配
設され、中間プレート４０にボルト４５によって固定さ
れたシリンダ４４、及び該シリンダ４４によって進退さ
せられ、前記ダイ２８と対応する形状を有するカットパ
ンチ４８から成る。
【０００６】また、前記可動側円盤プレート３６におけ
る固定側円盤プレート１６と対向する面には凹部５０が
形成される。したがって、図示しない型締装置を作動さ
せて可動プラテン３１を固定プラテン１１側に移動さ
せ、可動側円盤プレート３６と固定側円盤プレート１６
とを当接させることによって、前記凹部５０はキャビテ
ィ空間Ｃになる。
る固定側円盤プレート１６と対向する面には凹部５０が
形成される。したがって、図示しない型締装置を作動さ
せて可動プラテン３１を固定プラテン１１側に移動さ
せ、可動側円盤プレート３６と固定側円盤プレート１６
とを当接させることによって、前記凹部５０はキャビテ
ィ空間Ｃになる。
【０００７】そして、前記シリンダ４４内には前記カッ
トパンチ４８と一体に形成されたピストン５１が進退自
在に配設され、該ピストン５１の後方（図における左
方）に図示しない油室が形成される。また、ピストン５
１の前方（図における右方）にカットパンチ戻し用ばね
５２が配設され、該カットパンチ戻し用ばね５２は前記
ピストン５１を後方に付勢する。
トパンチ４８と一体に形成されたピストン５１が進退自
在に配設され、該ピストン５１の後方（図における左
方）に図示しない油室が形成される。また、ピストン５
１の前方（図における右方）にカットパンチ戻し用ばね
５２が配設され、該カットパンチ戻し用ばね５２は前記
ピストン５１を後方に付勢する。
【０００８】したがって、型締状態において、前記油室
に油を供給することによってピストン５１を前進（図に
おける右方に移動）させると、前記カットパンチ４８が
前進させられ、ダイ２８内に侵入する。その結果、前記
キャビティ空間Ｃ内において成形された図示しない成形
基板に穴開け加工を施し、ディスク基板の内径抜きを行
うことができる。
に油を供給することによってピストン５１を前進（図に
おける右方に移動）させると、前記カットパンチ４８が
前進させられ、ダイ２８内に侵入する。その結果、前記
キャビティ空間Ｃ内において成形された図示しない成形
基板に穴開け加工を施し、ディスク基板の内径抜きを行
うことができる。
【０００９】なお、前記可動側組立体３２には、図示し
ないエジェクタブシュ、エジェクタピン、可動側エアブ
ローブシュ等も配設される。ところで、前記固定側ガイ
ドリング１８の外周縁には、可動側ガイドリング３８側
に突出させられる環状凸部１８ａが形成され、前記可動
側ガイドリング３８の外周縁には、前記環状凸部１８ａ
に対応する形状の環状凹部３８ａが形成される。したが
って、図３に示すように、型締装置によって可動プラテ
ン３１を前進させて型閉じを行うと、前記固定側ガイド
リング１８のテーパ面Ｓ１と前記可動側ガイドリング３
８のテーパ面Ｓ２とが面圧接触させられ、型締めの終了
時点において固定側ガイドリング１８と可動側ガイドリ
ング３８との心合せが行われる。すなわち、固定側組立
体１２と可動側組立体３２との心合せを行うことができ
る。なお、射出成形中は、１ショットごとに前記テーパ
面Ｓ１、Ｓ２の面圧接触が行われる。
ないエジェクタブシュ、エジェクタピン、可動側エアブ
ローブシュ等も配設される。ところで、前記固定側ガイ
ドリング１８の外周縁には、可動側ガイドリング３８側
に突出させられる環状凸部１８ａが形成され、前記可動
側ガイドリング３８の外周縁には、前記環状凸部１８ａ
に対応する形状の環状凹部３８ａが形成される。したが
って、図３に示すように、型締装置によって可動プラテ
ン３１を前進させて型閉じを行うと、前記固定側ガイド
リング１８のテーパ面Ｓ１と前記可動側ガイドリング３
８のテーパ面Ｓ２とが面圧接触させられ、型締めの終了
時点において固定側ガイドリング１８と可動側ガイドリ
ング３８との心合せが行われる。すなわち、固定側組立
体１２と可動側組立体３２との心合せを行うことができ
る。なお、射出成形中は、１ショットごとに前記テーパ
面Ｓ１、Ｓ２の面圧接触が行われる。
【００１０】ところが、図２に示すように、型開状態に
なると、型締装置の構造によって可動プラテン３１及び
可動側組立体３２に重力がかかるので、固定側組立体１
２の中心線と可動側組立体３２の中心線とが値ΔＳだけ
偏心してしまう。したがって、型閉状態において、前記
各テーパ面Ｓ１、Ｓ２に、部分的に異常な接触圧力が発
生し、固定側ガイドリング１８及び可動側ガイドリング
３８が損傷してしまうことがある。
なると、型締装置の構造によって可動プラテン３１及び
可動側組立体３２に重力がかかるので、固定側組立体１
２の中心線と可動側組立体３２の中心線とが値ΔＳだけ
偏心してしまう。したがって、型閉状態において、前記
各テーパ面Ｓ１、Ｓ２に、部分的に異常な接触圧力が発
生し、固定側ガイドリング１８及び可動側ガイドリング
３８が損傷してしまうことがある。
【００１１】そこで、前記固定側組立体１２と可動側組
立体３２との心合せを行うために、両者間にガイドポス
トを配設した従来のディスク成形用金型について説明す
る。図４は従来の第２のディスク成形用金型の断面図で
ある。図において、１２は固定側組立体であり、該固定
側組立体１２は、固定側ベースプレート１５、固定側円
盤プレート１６、ロケートリング２３及びスプルーブッ
シュ２４から成る。
立体３２との心合せを行うために、両者間にガイドポス
トを配設した従来のディスク成形用金型について説明す
る。図４は従来の第２のディスク成形用金型の断面図で
ある。図において、１２は固定側組立体であり、該固定
側組立体１２は、固定側ベースプレート１５、固定側円
盤プレート１６、ロケートリング２３及びスプルーブッ
シュ２４から成る。
【００１２】一方、３２は可動側組立体であり、該可動
側組立体３２は、可動側ベースプレート３５、中間プレ
ート４０、型閉じ時及び型締め時に前記固定側円盤プレ
ート１６と共にキャビティ空間Ｃを形成する可動側円盤
プレート３６、シリンダ４４及びカットパンチ４８から
成る。また、前記固定側ベースプレート１５には、固定
側組立体１２の中心に対して同心円周上に４個（図にお
いては２個だけを示す。）のガイドポスト孔５３が研削
加工によって形成され、該ガイドポスト孔５３にガイド
ポスト５４がそれぞれ圧入固定され、ボルト５５によっ
て前記固定側ベースプレート１５に固定される。
側組立体３２は、可動側ベースプレート３５、中間プレ
ート４０、型閉じ時及び型締め時に前記固定側円盤プレ
ート１６と共にキャビティ空間Ｃを形成する可動側円盤
プレート３６、シリンダ４４及びカットパンチ４８から
成る。また、前記固定側ベースプレート１５には、固定
側組立体１２の中心に対して同心円周上に４個（図にお
いては２個だけを示す。）のガイドポスト孔５３が研削
加工によって形成され、該ガイドポスト孔５３にガイド
ポスト５４がそれぞれ圧入固定され、ボルト５５によっ
て前記固定側ベースプレート１５に固定される。
【００１３】一方、中間プレート４０の前記各ガイドポ
スト孔５３に対応する位置には、ガイドブシュ孔５６が
研削加工によって形成され、該ガイドブシュ孔５６にガ
イドブシュ５７がそれぞれ圧入固定される。そして、型
閉じ中において、前記ガイドブシュ５７の図示しないボ
ールベアリング部に前記ガイドポスト孔５４が入り込む
ことによって、前記固定側組立体１２と可動側組立体３
２との心合せを行うことができる。
スト孔５３に対応する位置には、ガイドブシュ孔５６が
研削加工によって形成され、該ガイドブシュ孔５６にガ
イドブシュ５７がそれぞれ圧入固定される。そして、型
閉じ中において、前記ガイドブシュ５７の図示しないボ
ールベアリング部に前記ガイドポスト孔５４が入り込む
ことによって、前記固定側組立体１２と可動側組立体３
２との心合せを行うことができる。
【００１４】なお、固定側円盤プレート１６及び可動側
円盤プレート３６にはそれぞれ温調用水路６１、６２が
形成され、該温調用水路６１、６２に温調水を供給する
ことによって、固定側円盤プレート１６及び可動側円盤
プレート３６を冷却するようになっている。
円盤プレート３６にはそれぞれ温調用水路６１、６２が
形成され、該温調用水路６１、６２に温調水を供給する
ことによって、固定側円盤プレート１６及び可動側円盤
プレート３６を冷却するようになっている。
【００１５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来のディスク成形用金型においては、前記固定側組立体
１２と可動側組立体３２との間で温度差が発生するよう
な成形条件で成形を行おうとすると、ガイドポスト５４
とガイドブシュ５７との間においてピッチエラーが発生
し、ガイドポスト５４及びガイドブシュ５７に偏摩耗が
発生してしまう。
来のディスク成形用金型においては、前記固定側組立体
１２と可動側組立体３２との間で温度差が発生するよう
な成形条件で成形を行おうとすると、ガイドポスト５４
とガイドブシュ５７との間においてピッチエラーが発生
し、ガイドポスト５４及びガイドブシュ５７に偏摩耗が
発生してしまう。
【００１６】その結果、ディスク成形用金型の耐久性が
低くなるだけでなく、偏摩耗によって発生した摩耗粉が
キャビティ空間Ｃの内面、図示しない成形基板等に付着
し、ディスク基板に不良が発生してしまう。本発明は、
前記従来のディスク成形用金型の問題点を解決して、固
定側組立体と可動側組立体との心合せを行うことがで
き、耐久性を高くすることができ、ディスク基板に不良
が発生することがないディスク成形用金型を提供するこ
とを目的とする。
低くなるだけでなく、偏摩耗によって発生した摩耗粉が
キャビティ空間Ｃの内面、図示しない成形基板等に付着
し、ディスク基板に不良が発生してしまう。本発明は、
前記従来のディスク成形用金型の問題点を解決して、固
定側組立体と可動側組立体との心合せを行うことがで
き、耐久性を高くすることができ、ディスク基板に不良
が発生することがないディスク成形用金型を提供するこ
とを目的とする。
【００１７】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明のデ
ィスク成形用金型においては、固定側の鏡面板と、該固
定側の鏡面板の外周に配設され、固定側の鏡面板を位置
決めする固定側ガイドリングと、前記固定側の鏡面板と
の間にキャビティ空間を形成する可動側の鏡面板と、該
可動側の鏡面板の外周に配設され、可動側の鏡面板を位
置決めし、かつ、前記固定側ガイドリングとの心合せを
行う可動側ガイドリングとを有する。
ィスク成形用金型においては、固定側の鏡面板と、該固
定側の鏡面板の外周に配設され、固定側の鏡面板を位置
決めする固定側ガイドリングと、前記固定側の鏡面板と
の間にキャビティ空間を形成する可動側の鏡面板と、該
可動側の鏡面板の外周に配設され、可動側の鏡面板を位
置決めし、かつ、前記固定側ガイドリングとの心合せを
行う可動側ガイドリングとを有する。
【００１８】そして、前記固定側ガイドリング及び可動
側ガイドリングのうちの少なくとも一方は、対応する鏡
面板に対して移動自在に支持され、固定側ガイドリング
及び可動側ガイドリングのうちの他方に向けて付勢され
る。
側ガイドリングのうちの少なくとも一方は、対応する鏡
面板に対して移動自在に支持され、固定側ガイドリング
及び可動側ガイドリングのうちの他方に向けて付勢され
る。
【００１９】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら詳細に説明する。図１は本発明の
実施の形態におけるディスク成形用金型の型開状態図、
図５は本発明の実施の形態におけるディスク成形用金型
の型閉状態図である。図において、１２は固定プラテン
１１に取付板７１を介して取り付けられた固定側組立体
であり、該固定側組立体１２は、固定側ベースプレート
１５、該固定側ベースプレート１５にボルト１７によっ
て固定された固定側の鏡面板としての固定側円盤プレー
ト１６、該固定側円盤プレート１６の外周に配設され、
固定側円盤プレート１６を位置決めする環状の固定側ガ
イドリング７８、前記固定側ベースプレート１５におけ
る固定プラテン１１側に配設され、固定側ベースプレー
ト１５を固定プラテン１１に対して位置決めするロケー
トリング２３、及び該ロケートリング２３に隣接して配
設されたスプルーブッシュ２４から成る。
て図面を参照しながら詳細に説明する。図１は本発明の
実施の形態におけるディスク成形用金型の型開状態図、
図５は本発明の実施の形態におけるディスク成形用金型
の型閉状態図である。図において、１２は固定プラテン
１１に取付板７１を介して取り付けられた固定側組立体
であり、該固定側組立体１２は、固定側ベースプレート
１５、該固定側ベースプレート１５にボルト１７によっ
て固定された固定側の鏡面板としての固定側円盤プレー
ト１６、該固定側円盤プレート１６の外周に配設され、
固定側円盤プレート１６を位置決めする環状の固定側ガ
イドリング７８、前記固定側ベースプレート１５におけ
る固定プラテン１１側に配設され、固定側ベースプレー
ト１５を固定プラテン１１に対して位置決めするロケー
トリング２３、及び該ロケートリング２３に隣接して配
設されたスプルーブッシュ２４から成る。
【００２０】該スプルーブッシュ２４の中心には、図示
しない射出ノズルから射出された樹脂を通すためのスプ
ルー２６が形成される。また、前記スプルーブッシュ２
４の先端はキャビティ空間Ｃに臨ませて配設され、ダイ
２８を形成する。この場合、前記固定側ベースプレート
１５、固定側円盤プレート１６、ロケートリング２３、
スプルーブッシュ２４及び固定側ガイドリング７８はい
ずれも同心状に配設される。なお、前記固定側組立体１
２には、図示しないスタンパプレート着脱ブシュ、固定
側エアブローブシュ等も配設される。また、７３は取付
板７１を固定プラテン１１に固定するためのボルト、７
４は取付板７１を固定側ベースプレート１５に固定する
ためのボルトである。
しない射出ノズルから射出された樹脂を通すためのスプ
ルー２６が形成される。また、前記スプルーブッシュ２
４の先端はキャビティ空間Ｃに臨ませて配設され、ダイ
２８を形成する。この場合、前記固定側ベースプレート
１５、固定側円盤プレート１６、ロケートリング２３、
スプルーブッシュ２４及び固定側ガイドリング７８はい
ずれも同心状に配設される。なお、前記固定側組立体１
２には、図示しないスタンパプレート着脱ブシュ、固定
側エアブローブシュ等も配設される。また、７３は取付
板７１を固定プラテン１１に固定するためのボルト、７
４は取付板７１を固定側ベースプレート１５に固定する
ためのボルトである。
【００２１】一方、３２は可動プラテン３１に取り付け
られた可動側組立体であり、該可動側組立体３２は、可
動側ベースプレート３５、該可動側ベースプレート３５
にボルト３７によって固定された中間プレート４０、該
中間プレート４０にボルト４２によって固定された可動
側の鏡面板としての可動側円盤プレート３６、該可動側
円盤プレート３６の外周に配設され、前記中間プレート
４０にボルト３９によって固定されて可動側円盤プレー
ト３６を中間プレート４０に対して位置決めする環状の
可動側ガイドリング３８、前記可動側ベースプレート３
５内において可動プラテン３１に臨ませて配設され、中
間プレート４０にボルト４５によって固定されたシリン
ダ４４、及び該シリンダ４４によって進退させられ、前
記ダイ２８と対応する形状を有するカットパンチ４８か
ら成る。
られた可動側組立体であり、該可動側組立体３２は、可
動側ベースプレート３５、該可動側ベースプレート３５
にボルト３７によって固定された中間プレート４０、該
中間プレート４０にボルト４２によって固定された可動
側の鏡面板としての可動側円盤プレート３６、該可動側
円盤プレート３６の外周に配設され、前記中間プレート
４０にボルト３９によって固定されて可動側円盤プレー
ト３６を中間プレート４０に対して位置決めする環状の
可動側ガイドリング３８、前記可動側ベースプレート３
５内において可動プラテン３１に臨ませて配設され、中
間プレート４０にボルト４５によって固定されたシリン
ダ４４、及び該シリンダ４４によって進退させられ、前
記ダイ２８と対応する形状を有するカットパンチ４８か
ら成る。
【００２２】また、前記可動側円盤プレート３６におけ
る固定側円盤プレート１６と対向する面には凹部５０が
形成される。したがって、図示しない型締装置を作動さ
せて可動プラテン３１を固定プラテン１１側に移動さ
せ、可動側円盤プレート３６と固定側円盤プレート１６
とを当接させることによって、前記凹部５０がキャビテ
ィ空間Ｃになる。
る固定側円盤プレート１６と対向する面には凹部５０が
形成される。したがって、図示しない型締装置を作動さ
せて可動プラテン３１を固定プラテン１１側に移動さ
せ、可動側円盤プレート３６と固定側円盤プレート１６
とを当接させることによって、前記凹部５０がキャビテ
ィ空間Ｃになる。
【００２３】そして、前記シリンダ４４内には前記カッ
トパンチ４８と一体に形成されたピストン５１が進退自
在に配設され、該ピストン５１の後方（図における左
方）に図示しない油室が形成される。また、前記ピスト
ン５１の前方（図における右方）にカットパンチ戻し用
ばね５２が配設され、該カットパンチ戻し用ばね５２は
前記ピストン５１を後方に付勢する。
トパンチ４８と一体に形成されたピストン５１が進退自
在に配設され、該ピストン５１の後方（図における左
方）に図示しない油室が形成される。また、前記ピスト
ン５１の前方（図における右方）にカットパンチ戻し用
ばね５２が配設され、該カットパンチ戻し用ばね５２は
前記ピストン５１を後方に付勢する。
【００２４】したがって、型締状態において、前記油室
に油を供給することによってピストン５１を前進（図に
おける右方に移動）させると、前記カットパンチ４８が
前進させられ、ダイ２８内に侵入する。その結果、前記
キャビティ空間Ｃ内において成形された図示しない成形
基板に穴開け加工を施し、ディスク基板の内径抜きを行
うことができる。
に油を供給することによってピストン５１を前進（図に
おける右方に移動）させると、前記カットパンチ４８が
前進させられ、ダイ２８内に侵入する。その結果、前記
キャビティ空間Ｃ内において成形された図示しない成形
基板に穴開け加工を施し、ディスク基板の内径抜きを行
うことができる。
【００２５】なお、前記可動側組立体３２には、図示し
ないエジェクタブシュ、エジェクタピン、可動側エアブ
ローブシュ等も配設される。ところで、前記固定側ガイ
ドリング７８の外周縁には、可動側ガイドリング３８側
に突出させられる環状凸部７８ａが形成され、前記可動
側ガイドリング３８の外周縁には、前記環状凸部７８ａ
に対応する形状の環状凹部３８ａが形成される。したが
って、型締装置によって可動プラテン３１を前進させ、
型閉じが行われると、前記固定側ガイドリング７８のテ
ーパ面Ｓ１と可動側ガイドリング３８のテーパ面Ｓ２と
が面圧接触させられ、固定側ガイドリング７８と可動側
ガイドリング３８との心合せが行われる。
ないエジェクタブシュ、エジェクタピン、可動側エアブ
ローブシュ等も配設される。ところで、前記固定側ガイ
ドリング７８の外周縁には、可動側ガイドリング３８側
に突出させられる環状凸部７８ａが形成され、前記可動
側ガイドリング３８の外周縁には、前記環状凸部７８ａ
に対応する形状の環状凹部３８ａが形成される。したが
って、型締装置によって可動プラテン３１を前進させ、
型閉じが行われると、前記固定側ガイドリング７８のテ
ーパ面Ｓ１と可動側ガイドリング３８のテーパ面Ｓ２と
が面圧接触させられ、固定側ガイドリング７８と可動側
ガイドリング３８との心合せが行われる。
【００２６】また、前記テーパ面Ｓ１、Ｓ２はいずれも
ディスク成形用金型の軸心に対して５〔°〕傾斜させら
れる。そして、前記テーパ面Ｓ１、Ｓ２に研削加工を施
し、擦（すり）合せラップ加工を施して完全な嵌（か
ん）状態を形成し、その後、必要に応じて、膜厚が１〜
２〔μｍ〕の固体潤滑被膜を形成するようにしている。
ところで、本実施の形態においては、型締状態から型開
きが開始された直後の一定のストローク間において、固
定側組立体１２と可動側組立体３２との心合せをするこ
とができるように、固定側ガイドリング７８が、固定側
円盤プレート１６に対して移動自在に支持され、かつ、
固定側ベースプレート１５に対して浮動自在に支持され
る。
ディスク成形用金型の軸心に対して５〔°〕傾斜させら
れる。そして、前記テーパ面Ｓ１、Ｓ２に研削加工を施
し、擦（すり）合せラップ加工を施して完全な嵌（か
ん）状態を形成し、その後、必要に応じて、膜厚が１〜
２〔μｍ〕の固体潤滑被膜を形成するようにしている。
ところで、本実施の形態においては、型締状態から型開
きが開始された直後の一定のストローク間において、固
定側組立体１２と可動側組立体３２との心合せをするこ
とができるように、固定側ガイドリング７８が、固定側
円盤プレート１６に対して移動自在に支持され、かつ、
固定側ベースプレート１５に対して浮動自在に支持され
る。
【００２７】そのために、固定側ガイドリング７８と固
定側円盤プレート１６との間にリニアベアリング７５が
配設され、固定側円盤プレート１６に対して固定側ガイ
ドリング７８を相対的に移動させることができるように
してある。また、固定側ガイドリング７８に、固定側ベ
ースプレート１５に向けて開口する溝８２が形成され、
該溝８２に圧縮ばね８３が収容される。したがって、該
圧縮ばね８３によって、固定側ガイドリング７８は可動
側ガイドリング３８に向けて付勢される。この場合、デ
ィスク成形用金型を温調状態にしたとき、すなわち、成
形中において、前記リニアベアリング７５は、固定側ガ
イドリング７８が固定側円盤プレート１６に対して自由
に移動することができるように圧入され、また、前記圧
縮ばね８３の荷重は、型開き直後において、可動プラテ
ン３１及び可動側組立体３２の重量を支えることができ
るように設定される。
定側円盤プレート１６との間にリニアベアリング７５が
配設され、固定側円盤プレート１６に対して固定側ガイ
ドリング７８を相対的に移動させることができるように
してある。また、固定側ガイドリング７８に、固定側ベ
ースプレート１５に向けて開口する溝８２が形成され、
該溝８２に圧縮ばね８３が収容される。したがって、該
圧縮ばね８３によって、固定側ガイドリング７８は可動
側ガイドリング３８に向けて付勢される。この場合、デ
ィスク成形用金型を温調状態にしたとき、すなわち、成
形中において、前記リニアベアリング７５は、固定側ガ
イドリング７８が固定側円盤プレート１６に対して自由
に移動することができるように圧入され、また、前記圧
縮ばね８３の荷重は、型開き直後において、可動プラテ
ン３１及び可動側組立体３２の重量を支えることができ
るように設定される。
【００２８】そして、固定側ガイドリング７８には、固
定側ベースプレート１５を貫通して延びるストップボル
ト７２が固定され、固定側ベースプレート１５の所定箇
所に形成された段部Ｋ１とストップボルト７２のヘッド
８４とが選択的に係止させられるようになっている。し
たがって、型開状態において、固定側ガイドリング７８
は圧縮ばね８３によって可動側ガイドリング３８に向け
て付勢されるとともに、前記段部Ｋ１とヘッド８４とが
係止させられる。このとき、固定側ガイドリング７８と
固定側ベースプレート１５との間に隙（すき）間Ｓ
（０．５〔ｍｍ〕）が形成される。また、型閉状態にお
いて、固定側ガイドリング７８が圧縮ばね８３の付勢力
に抗して可動側ガイドリング３８によって固定プラテン
１１側に押され、固定側ベースプレート１５と当接す
る。このとき、前記段部Ｋ１とヘッド８４との間に隙間
Ｓが形成される。
定側ベースプレート１５を貫通して延びるストップボル
ト７２が固定され、固定側ベースプレート１５の所定箇
所に形成された段部Ｋ１とストップボルト７２のヘッド
８４とが選択的に係止させられるようになっている。し
たがって、型開状態において、固定側ガイドリング７８
は圧縮ばね８３によって可動側ガイドリング３８に向け
て付勢されるとともに、前記段部Ｋ１とヘッド８４とが
係止させられる。このとき、固定側ガイドリング７８と
固定側ベースプレート１５との間に隙（すき）間Ｓ
（０．５〔ｍｍ〕）が形成される。また、型閉状態にお
いて、固定側ガイドリング７８が圧縮ばね８３の付勢力
に抗して可動側ガイドリング３８によって固定プラテン
１１側に押され、固定側ベースプレート１５と当接す
る。このとき、前記段部Ｋ１とヘッド８４との間に隙間
Ｓが形成される。
【００２９】なお、本実施の形態においては、固定側ガ
イドリング７８を固定側円盤プレート１６に対して移動
自在に支持するようになっているが、可動側ガイドリン
グ３８を可動側円盤プレート３６に対して移動自在に支
持することもできる。さらに、固定側ガイドリング７８
及び可動側ガイドリング３８をそれぞれ固定側円盤プレ
ート１６及び可動側円盤プレート３６に対して移動自在
に支持することもできる。
イドリング７８を固定側円盤プレート１６に対して移動
自在に支持するようになっているが、可動側ガイドリン
グ３８を可動側円盤プレート３６に対して移動自在に支
持することもできる。さらに、固定側ガイドリング７８
及び可動側ガイドリング３８をそれぞれ固定側円盤プレ
ート１６及び可動側円盤プレート３６に対して移動自在
に支持することもできる。
【００３０】このように、本実施の形態においては、型
開状態において、固定側ガイドリング７８が固定側円盤
プレート１６に対して隙間Ｓ分だけ前進（図における左
方に移動）させられるので、型閉じ時において、型閉じ
が終了する直前の隙間Ｓ分だけ手前の位置でテーパ面Ｓ
１、Ｓ２の面圧接触が開始され、固定側組立体１２と可
動側組立体３２との心合せが開始される。また、型開き
時において、型開きが開始された直後の隙間Ｓ分だけ固
定側ガイドリング７８が可動側ガイドリング３８に追随
するので、その間、テーパ面Ｓ１、Ｓ２の面圧接触が維
持され、固定側組立体１２と可動側組立体３２との心合
せが行われたままになる。
開状態において、固定側ガイドリング７８が固定側円盤
プレート１６に対して隙間Ｓ分だけ前進（図における左
方に移動）させられるので、型閉じ時において、型閉じ
が終了する直前の隙間Ｓ分だけ手前の位置でテーパ面Ｓ
１、Ｓ２の面圧接触が開始され、固定側組立体１２と可
動側組立体３２との心合せが開始される。また、型開き
時において、型開きが開始された直後の隙間Ｓ分だけ固
定側ガイドリング７８が可動側ガイドリング３８に追随
するので、その間、テーパ面Ｓ１、Ｓ２の面圧接触が維
持され、固定側組立体１２と可動側組立体３２との心合
せが行われたままになる。
【００３１】したがって、高密度で、かつ、複雑な、転
写不良が発生しやすい形状のピット、グループ等を有す
る成形基板を成形することができる。また、キャビティ
空間Ｃに充填された樹脂の圧力によってパーティングラ
イン面がわずかに開かれても、固定側組立体１２と可動
側組立体３２との心合せが行われたままになるので、固
定側円盤プレート１６の鏡面と可動側円盤プレート３６
の鏡面との平行度を保持することができる。したがっ
て、成形基板の厚さを一定にすることができる。
写不良が発生しやすい形状のピット、グループ等を有す
る成形基板を成形することができる。また、キャビティ
空間Ｃに充填された樹脂の圧力によってパーティングラ
イン面がわずかに開かれても、固定側組立体１２と可動
側組立体３２との心合せが行われたままになるので、固
定側円盤プレート１６の鏡面と可動側円盤プレート３６
の鏡面との平行度を保持することができる。したがっ
て、成形基板の厚さを一定にすることができる。
【００３２】そして、型開きが開始された直後におい
て、固定側組立体１２と可動側組立体３２との心合せが
行われたままになるので、カットパンチ４８を前進させ
た状態のまま型開きを行うこともできる。しかも、ガイ
ドポスト、ガイドブッシュ等を使用しないので、ディス
ク成形用金型の耐久性を高くすることができ、ディスク
基板に不良が発生することがなくなる。
て、固定側組立体１２と可動側組立体３２との心合せが
行われたままになるので、カットパンチ４８を前進させ
た状態のまま型開きを行うこともできる。しかも、ガイ
ドポスト、ガイドブッシュ等を使用しないので、ディス
ク成形用金型の耐久性を高くすることができ、ディスク
基板に不良が発生することがなくなる。
【００３３】なお、本発明は前記実施の形態に限定され
るものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させ
ることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除す
るものではない。
るものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させ
ることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除す
るものではない。
【００３４】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、ディスク成形用金型においては、固定側の鏡面板
と、該固定側の鏡面板の外周に配設され、固定側の鏡面
板を位置決めする固定側ガイドリングと、前記固定側の
鏡面板との間にキャビティ空間を形成する可動側の鏡面
板と、該可動側の鏡面板の外周に配設され、可動側の鏡
面板を位置決めし、かつ、前記固定側ガイドリングとの
心合せを行う可動側ガイドリングとを有する。
れば、ディスク成形用金型においては、固定側の鏡面板
と、該固定側の鏡面板の外周に配設され、固定側の鏡面
板を位置決めする固定側ガイドリングと、前記固定側の
鏡面板との間にキャビティ空間を形成する可動側の鏡面
板と、該可動側の鏡面板の外周に配設され、可動側の鏡
面板を位置決めし、かつ、前記固定側ガイドリングとの
心合せを行う可動側ガイドリングとを有する。
【００３５】そして、前記固定側ガイドリング及び可動
側ガイドリングのうちの少なくとも一方は、対応する鏡
面板に対して移動自在に支持され、固定側ガイドリング
及び可動側ガイドリングのうちの他方に向けて付勢され
る。この場合、型開状態においては、前記固定側ガイド
リング及び可動側ガイドリングのうちの少なくとも一方
が他方に向けて付勢されるので、型閉じ時において、型
閉じが終了する手前の位置で固定側ガイドリングのテー
パ面と可動側ガイドリングのテーパ面との面圧接触が開
始され、固定側ガイドリングと可動側ガイドリングとの
心合せが開始される。また、型開き時において、型開き
が開始された直後に固定側ガイドリングと可動側ガイド
リングとの心合せが行われたままになる。
側ガイドリングのうちの少なくとも一方は、対応する鏡
面板に対して移動自在に支持され、固定側ガイドリング
及び可動側ガイドリングのうちの他方に向けて付勢され
る。この場合、型開状態においては、前記固定側ガイド
リング及び可動側ガイドリングのうちの少なくとも一方
が他方に向けて付勢されるので、型閉じ時において、型
閉じが終了する手前の位置で固定側ガイドリングのテー
パ面と可動側ガイドリングのテーパ面との面圧接触が開
始され、固定側ガイドリングと可動側ガイドリングとの
心合せが開始される。また、型開き時において、型開き
が開始された直後に固定側ガイドリングと可動側ガイド
リングとの心合せが行われたままになる。
【００３６】したがって、高密度で、かつ、複雑な、転
写不良が発生しやすい形状のピット、グループ等を有す
る成形基板を成形することができる。また、キャビティ
空間に充填された樹脂の圧力によってパーティングライ
ン面がわずかに開かれても、固定側ガイドリングと可動
側ガイドリングとの心合せが行われたままになるので、
固定側の鏡面板と可動側の鏡面板との平行度を保持する
ことができる。したがって、成形基板の厚さを一定にす
ることができる。
写不良が発生しやすい形状のピット、グループ等を有す
る成形基板を成形することができる。また、キャビティ
空間に充填された樹脂の圧力によってパーティングライ
ン面がわずかに開かれても、固定側ガイドリングと可動
側ガイドリングとの心合せが行われたままになるので、
固定側の鏡面板と可動側の鏡面板との平行度を保持する
ことができる。したがって、成形基板の厚さを一定にす
ることができる。
【００３７】しかも、ガイドポスト、ガイドブッシュ等
を使用しないので、ディスク成形用金型の耐久性を高く
することができ、ディスク基板に不良が発生することが
なくなる。
を使用しないので、ディスク成形用金型の耐久性を高く
することができ、ディスク基板に不良が発生することが
なくなる。
【図１】本発明の実施の形態におけるディスク成形用金
型の型開状態図である。
型の型開状態図である。
【図２】従来の第１のディスク成形用金型における型開
状態図である。
状態図である。
【図３】従来の第１のディスク成形用金型における型閉
状態図である。
状態図である。
【図４】従来の第２のディスク成形用金型の断面図であ
る。
る。
【図５】本発明の実施の形態におけるディスク成形用金
型の型閉状態図である。
型の型閉状態図である。
１２ 固定側組立体 １６ 固定側円盤プレート ３２ 可動側組立体 ３６ 可動側円盤プレート ３８ 可動側ガイドリング ７８ 固定側ガイドリング Ｃ キャビティ空間
Claims (1)
- 【請求項１】 （ａ）固定側の鏡面板と、（ｂ）該固定
側の鏡面板の外周に配設され、固定側の鏡面板を位置決
めする固定側ガイドリングと、（ｃ）前記固定側の鏡面
板との間にキャビティ空間を形成する可動側の鏡面板
と、（ｄ）該可動側の鏡面板の外周に配設され、可動側
の鏡面板を位置決めし、かつ、前記固定側ガイドリング
との心合せを行う可動側ガイドリングとを有するととも
に、（ｅ）前記固定側ガイドリング及び可動側ガイドリ
ングのうちの少なくとも一方は、対応する鏡面板に対し
て移動自在に支持され、固定側ガイドリング及び可動側
ガイドリングのうちの他方に向けて付勢されることを特
徴とするディスク成形用金型。
Priority Applications (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9233868A JPH1170529A (ja) | 1997-08-29 | 1997-08-29 | ディスク成形用金型 |
| SG1998003296A SG72859A1 (en) | 1997-08-29 | 1998-08-25 | Disc-molding die |
| CN98117704A CN1210059A (zh) | 1997-08-29 | 1998-08-27 | 盘成形用金属模具 |
| KR1019980034945A KR19990023950A (ko) | 1997-08-29 | 1998-08-27 | 디스크성형용 금형 |
| EP98116353A EP0899075A1 (en) | 1997-08-29 | 1998-08-28 | Disc-molding die |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9233868A JPH1170529A (ja) | 1997-08-29 | 1997-08-29 | ディスク成形用金型 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1170529A true JPH1170529A (ja) | 1999-03-16 |
Family
ID=16961838
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9233868A Pending JPH1170529A (ja) | 1997-08-29 | 1997-08-29 | ディスク成形用金型 |
Country Status (5)
| Country | Link |
|---|---|
| EP (1) | EP0899075A1 (ja) |
| JP (1) | JPH1170529A (ja) |
| KR (1) | KR19990023950A (ja) |
| CN (1) | CN1210059A (ja) |
| SG (1) | SG72859A1 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2002051609A1 (fr) * | 2000-12-25 | 2002-07-04 | Mitsubishi Materials Corporation | Procede de formage d'un disque optique et dispositif de moulage metallique pour le formage d'un disque optique selon ledit procede |
| JP7109633B1 (ja) * | 2021-05-10 | 2022-07-29 | ▲張▼洪雷 | 冷却機能付き金型用部品装置 |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN1140396C (zh) * | 2000-08-04 | 2004-03-03 | 株式会社精工技研 | 圆盘模制模具 |
| US20060051552A1 (en) * | 2002-11-18 | 2006-03-09 | Sumitomo Heavy Industries, Ltd. | Molding die,molding method, disc substrate, and molding machine |
| ATE438498T1 (de) | 2003-09-08 | 2009-08-15 | Awm Mold Tech Ag | Spritzgusswerkzeug für die herstellung von scheibenförmigen informationsträgern |
| US7214052B2 (en) | 2005-01-06 | 2007-05-08 | Awm Mold Tech Ag | Injection-molding tool for the production of disc-shaped information carriers |
| EP1683620A1 (en) * | 2005-01-20 | 2006-07-26 | TDK Corporation | An injection mould for an optical disc and a moulding method |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE3311136C2 (de) * | 1983-03-26 | 1986-01-16 | Strack-Norma Gmbh, 5600 Wuppertal | Spritzgießform mit mehreren zylindrischen Zentriereinheiten |
| JPS63144028A (ja) * | 1986-12-05 | 1988-06-16 | Meiki Co Ltd | ディスク基盤用成形型 |
| JP3258188B2 (ja) * | 1994-12-09 | 2002-02-18 | 株式会社精工技研 | 鰓クラッチ状型開き案内手段をもつディスク射出成形金型装置 |
| JP2974238B2 (ja) * | 1994-11-30 | 1999-11-10 | 株式会社精工技研 | 型開き案内手段をもつディスク射出成形金型装置 |
-
1997
- 1997-08-29 JP JP9233868A patent/JPH1170529A/ja active Pending
-
1998
- 1998-08-25 SG SG1998003296A patent/SG72859A1/en unknown
- 1998-08-27 KR KR1019980034945A patent/KR19990023950A/ko not_active Application Discontinuation
- 1998-08-27 CN CN98117704A patent/CN1210059A/zh active Pending
- 1998-08-28 EP EP98116353A patent/EP0899075A1/en not_active Withdrawn
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2002051609A1 (fr) * | 2000-12-25 | 2002-07-04 | Mitsubishi Materials Corporation | Procede de formage d'un disque optique et dispositif de moulage metallique pour le formage d'un disque optique selon ledit procede |
| JP7109633B1 (ja) * | 2021-05-10 | 2022-07-29 | ▲張▼洪雷 | 冷却機能付き金型用部品装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| CN1210059A (zh) | 1999-03-10 |
| EP0899075A1 (en) | 1999-03-03 |
| SG72859A1 (en) | 2000-05-23 |
| KR19990023950A (ko) | 1999-03-25 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20030624 |