JPH1015949A - ディスク成形用金型 - Google Patents
ディスク成形用金型Info
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- JPH1015949A JPH1015949A JP17343696A JP17343696A JPH1015949A JP H1015949 A JPH1015949 A JP H1015949A JP 17343696 A JP17343696 A JP 17343696A JP 17343696 A JP17343696 A JP 17343696A JP H1015949 A JPH1015949 A JP H1015949A
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- piston
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/17—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C45/38—Cutting-off equipment for sprues or ingates
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/17—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C45/26—Moulds
- B29C45/263—Moulds with mould wall parts provided with fine grooves or impressions, e.g. for record discs
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】ダイとカットパンチとの間の心合せを容易に行
うことができるディスク成形用金型を提供する。 【解決手段】固定側に配設された固定側円盤プレート
と、該固定側円盤プレートの内側に配設され、前端にダ
イ２８を形成する固定側ブシュ１４と、可動側に配設さ
れ、前記固定側円盤プレートとの間にキャビティ空間Ｃ
を形成する可動側円盤プレートと、可動側に配設された
シリンダ４４と、該シリンダ４４内において進退自在に
配設され、前端に前記固定側ブシュ１４と対向するカッ
トパンチ４８が形成されたピストン５１と、前記シリン
ダ４４内におけるピストン５１の外周に配設され、前記
ダイ２８とカットパンチ４８との偏心を調整する調整ね
じ６１、６２とを有する。該調整ねじ６１、６２をピス
トン５１に捩（ね）じ込むと、該ピストン５１が応力を
受けて変形し、局部的に直径が変化させられる。
うことができるディスク成形用金型を提供する。 【解決手段】固定側に配設された固定側円盤プレート
と、該固定側円盤プレートの内側に配設され、前端にダ
イ２８を形成する固定側ブシュ１４と、可動側に配設さ
れ、前記固定側円盤プレートとの間にキャビティ空間Ｃ
を形成する可動側円盤プレートと、可動側に配設された
シリンダ４４と、該シリンダ４４内において進退自在に
配設され、前端に前記固定側ブシュ１４と対向するカッ
トパンチ４８が形成されたピストン５１と、前記シリン
ダ４４内におけるピストン５１の外周に配設され、前記
ダイ２８とカットパンチ４８との偏心を調整する調整ね
じ６１、６２とを有する。該調整ねじ６１、６２をピス
トン５１に捩（ね）じ込むと、該ピストン５１が応力を
受けて変形し、局部的に直径が変化させられる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディスク成形用金
型に関するものである。
型に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、射出成形機において、成形品とし
て、例えば、光ディスク基盤等のディスク成形品を成形
する場合、加熱シリンダ内に供給された樹脂を溶融さ
せ、ディスク成形用金型内に形成されたキャビティ空間
に前記樹脂を充填（てん）し、固化させることによって
成形品を得ることができるようになっている。
て、例えば、光ディスク基盤等のディスク成形品を成形
する場合、加熱シリンダ内に供給された樹脂を溶融さ
せ、ディスク成形用金型内に形成されたキャビティ空間
に前記樹脂を充填（てん）し、固化させることによって
成形品を得ることができるようになっている。
【０００３】図３は従来のディスク成形用金型の概念図
である。図において、１２は固定側金型組立体、１４は
該固定側金型組立体１２に配設された固定側ブシュであ
り、該固定側ブシュ１４の前端（図における左端）の内
側にダイ２８が形成される。また、３２は可動側金型組
立体、４４はシリンダ、３４は該シリンダ４４内に進退
自在に配設されたピストンであり、該ピストン３４の前
端（図における右端）にカットパンチ４８が形成され
る。
である。図において、１２は固定側金型組立体、１４は
該固定側金型組立体１２に配設された固定側ブシュであ
り、該固定側ブシュ１４の前端（図における左端）の内
側にダイ２８が形成される。また、３２は可動側金型組
立体、４４はシリンダ、３４は該シリンダ４４内に進退
自在に配設されたピストンであり、該ピストン３４の前
端（図における右端）にカットパンチ４８が形成され
る。
【０００４】前記構成のディスク成形用金型において、
図示しない型締装置によって前記可動側金型組立体３２
の図示しない鏡面板を固定側金型組立体１２の図示しな
い鏡面板に対して接離させ、型閉じ、型締め及び型開き
を行うことができるようになっている。そして、型締状
態で、前記可動側金型組立体３２の鏡面板と固定側金型
組立体１２の鏡面板との間に形成されたキャビティ空間
Ｃに溶融させられた樹脂を充填し、固化させ、その後、
前記シリンダ４４を作動させてピストン３４を前進（図
における右方に移動）させ、ダイ２８及びカットパンチ
４８によって穴開け加工が施される。
図示しない型締装置によって前記可動側金型組立体３２
の図示しない鏡面板を固定側金型組立体１２の図示しな
い鏡面板に対して接離させ、型閉じ、型締め及び型開き
を行うことができるようになっている。そして、型締状
態で、前記可動側金型組立体３２の鏡面板と固定側金型
組立体１２の鏡面板との間に形成されたキャビティ空間
Ｃに溶融させられた樹脂を充填し、固化させ、その後、
前記シリンダ４４を作動させてピストン３４を前進（図
における右方に移動）させ、ダイ２８及びカットパンチ
４８によって穴開け加工が施される。
【０００５】この場合、前記固定側金型組立体１２及び
可動側金型組立体３２に図示しないガイドリングがそれ
ぞれ配設され、型締め時に各ガイドリングを互いに当接
させることによって固定側金型組立体１２と可動側金型
組立体３２との間の心合せを行うようにしている。ま
た、固定側金型組立体１２及び可動側金型組立体３２を
組み立てたときに、ダイ２８及びカットパンチ４８がそ
れぞれ固定側金型組立体１２及び可動側金型組立体３２
の中心に位置するように、前記固定側金型組立体１２及
び可動側金型組立体３２を構成する各部品の寸法精度を
高くするようにしている。
可動側金型組立体３２に図示しないガイドリングがそれ
ぞれ配設され、型締め時に各ガイドリングを互いに当接
させることによって固定側金型組立体１２と可動側金型
組立体３２との間の心合せを行うようにしている。ま
た、固定側金型組立体１２及び可動側金型組立体３２を
組み立てたときに、ダイ２８及びカットパンチ４８がそ
れぞれ固定側金型組立体１２及び可動側金型組立体３２
の中心に位置するように、前記固定側金型組立体１２及
び可動側金型組立体３２を構成する各部品の寸法精度を
高くするようにしている。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来のディスク成形用金型においては、固定側金型組立体
１２及び可動側金型組立体３２を組み立てると、前記固
定側金型組立体１２及び可動側金型組立体３２を構成す
る各部品の製造誤差が累積され、ダイ２８及びカットパ
ンチ４８をそれぞれ固定側金型組立体１２及び可動側金
型組立体３２の中心に位置させるのが困難になってしま
う。
来のディスク成形用金型においては、固定側金型組立体
１２及び可動側金型組立体３２を組み立てると、前記固
定側金型組立体１２及び可動側金型組立体３２を構成す
る各部品の製造誤差が累積され、ダイ２８及びカットパ
ンチ４８をそれぞれ固定側金型組立体１２及び可動側金
型組立体３２の中心に位置させるのが困難になってしま
う。
【０００７】また、成形時の温度の上昇に伴って固定側
金型組立体１２及び可動側金型組立体３２を構成する各
部品が変形してしまうので、成形前においてダイ２８及
びカットパンチ４８をそれぞれ固定側金型組立体１２及
び可動側金型組立体３２の中心に位置させることができ
ても、成形時にはダイ２８及びカットパンチ４８をそれ
ぞれ固定側金型組立体１２及び可動側金型組立体３２の
中心に位置させることが困難になってしまう。
金型組立体１２及び可動側金型組立体３２を構成する各
部品が変形してしまうので、成形前においてダイ２８及
びカットパンチ４８をそれぞれ固定側金型組立体１２及
び可動側金型組立体３２の中心に位置させることができ
ても、成形時にはダイ２８及びカットパンチ４８をそれ
ぞれ固定側金型組立体１２及び可動側金型組立体３２の
中心に位置させることが困難になってしまう。
【０００８】したがって、ダイ２８とカットパンチ４８
とが偏心し、カット時の嵌（かん）合クリアランスが不
均一になり、各部品の耐久性が低くなり、ディスク成形
品の内径の外観が悪くなってしまう。本発明は、前記従
来のディスク成形用金型の問題点を解決して、ダイとカ
ットパンチとの間の心合せを容易に行うことができるデ
ィスク成形用金型を提供することを目的とする。
とが偏心し、カット時の嵌（かん）合クリアランスが不
均一になり、各部品の耐久性が低くなり、ディスク成形
品の内径の外観が悪くなってしまう。本発明は、前記従
来のディスク成形用金型の問題点を解決して、ダイとカ
ットパンチとの間の心合せを容易に行うことができるデ
ィスク成形用金型を提供することを目的とする。
【０００９】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明のデ
ィスク成形用金型においては、固定側に配設された固定
側円盤プレートと、該固定側円盤プレートの内側に配設
され、前端にダイを形成する固定側ブシュと、可動側に
配設され、前記固定側円盤プレートとの間にキャビティ
空間を形成する可動側円盤プレートと、可動側に配設さ
れたシリンダと、該シリンダ内において進退自在に配設
され、前端に前記固定側ブシュと対向するカットパンチ
が形成されたピストンと、前記シリンダ内におけるピス
トンの外周に配設され、前記ダイとカットパンチとの偏
心を調整する調整ねじとを有する。
ィスク成形用金型においては、固定側に配設された固定
側円盤プレートと、該固定側円盤プレートの内側に配設
され、前端にダイを形成する固定側ブシュと、可動側に
配設され、前記固定側円盤プレートとの間にキャビティ
空間を形成する可動側円盤プレートと、可動側に配設さ
れたシリンダと、該シリンダ内において進退自在に配設
され、前端に前記固定側ブシュと対向するカットパンチ
が形成されたピストンと、前記シリンダ内におけるピス
トンの外周に配設され、前記ダイとカットパンチとの偏
心を調整する調整ねじとを有する。
【００１０】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら詳細に説明する。図１は本発明の
実施の形態におけるディスク成形用金型の概念図、図２
は図１のＸ−Ｘ断面図、図４は本発明の実施の形態にお
けるディスク成形用金型の断面図である。
て図面を参照しながら詳細に説明する。図１は本発明の
実施の形態におけるディスク成形用金型の概念図、図２
は図１のＸ−Ｘ断面図、図４は本発明の実施の形態にお
けるディスク成形用金型の断面図である。
【００１１】図において、１１は固定プラテン、１２は
該固定プラテン１１にボルト１３によって取り付けられ
た固定側金型組立体である。該固定側金型組立体１２
は、固定側ベースプレート１５、該固定側ベースプレー
ト１５にボルト１７によって固定された固定側円盤プレ
ート１６、該固定側円盤プレート１６の外側に配設さ
れ、前記固定側ベースプレート１５にボルト１９によっ
て固定された環状の固定側ガイドリング１８、前記固定
側ベースプレート１５の固定プラテン１１側に配設さ
れ、固定側ベースプレート１５を固定プラテン１１に対
して位置決めするロケートリング２３、及び該ロケート
リング２３に隣接させて配設されたスプルーブッシュ２
４、該スプルーブッシュ２４の外側で、かつ、固定側円
盤プレート１６の内側に配設された固定側ブシュ１４か
ら成る。
該固定プラテン１１にボルト１３によって取り付けられ
た固定側金型組立体である。該固定側金型組立体１２
は、固定側ベースプレート１５、該固定側ベースプレー
ト１５にボルト１７によって固定された固定側円盤プレ
ート１６、該固定側円盤プレート１６の外側に配設さ
れ、前記固定側ベースプレート１５にボルト１９によっ
て固定された環状の固定側ガイドリング１８、前記固定
側ベースプレート１５の固定プラテン１１側に配設さ
れ、固定側ベースプレート１５を固定プラテン１１に対
して位置決めするロケートリング２３、及び該ロケート
リング２３に隣接させて配設されたスプルーブッシュ２
４、該スプルーブッシュ２４の外側で、かつ、固定側円
盤プレート１６の内側に配設された固定側ブシュ１４か
ら成る。
【００１２】前記スプルーブッシュ２４の中心には、図
示しない射出ノズルから射出された樹脂を通すためのス
プルー２６が形成される。また、前記固定側ブシュ１４
の前端（図１及び４における左端）は、キャビティ空間
Ｃに臨ませて、かつ、スプルー２６の前端より設定距離
だけ突出させて配設され、前端の内側にダイ２８を形成
する。
示しない射出ノズルから射出された樹脂を通すためのス
プルー２６が形成される。また、前記固定側ブシュ１４
の前端（図１及び４における左端）は、キャビティ空間
Ｃに臨ませて、かつ、スプルー２６の前端より設定距離
だけ突出させて配設され、前端の内側にダイ２８を形成
する。
【００１３】なお、前記固定側金型組立体１２には、図
示しないスタンパプレート着脱ブシュ、固定側エアブロ
ーブシュ等も配設される。また、３１は可動プラテン、
３２は該可動プラテン３１にボルト３３によって取り付
けられた可動側金型組立体である。該可動側金型組立体
３２は、可動側ベースプレート３５、該可動側ベースプ
レート３５にボルト３７によって固定された中間プレー
ト４０、該中間プレート４０にボルト４２によって固定
された可動側円盤プレート３６、該可動側円盤プレート
３６の外側に配設され、前記中間プレート４０にボルト
３９によって固定された環状の可動側ガイドリング３
８、前記可動側ベースプレート３５内において可動プラ
テン３１に臨ませて配設され、可動側ベースプレート３
５にボルト４５によって固定されたシリンダ４４、及び
該シリンダ４４によって進退させられ、前記ダイ２８に
対応する形状を有するカットパンチ４８から成る。
示しないスタンパプレート着脱ブシュ、固定側エアブロ
ーブシュ等も配設される。また、３１は可動プラテン、
３２は該可動プラテン３１にボルト３３によって取り付
けられた可動側金型組立体である。該可動側金型組立体
３２は、可動側ベースプレート３５、該可動側ベースプ
レート３５にボルト３７によって固定された中間プレー
ト４０、該中間プレート４０にボルト４２によって固定
された可動側円盤プレート３６、該可動側円盤プレート
３６の外側に配設され、前記中間プレート４０にボルト
３９によって固定された環状の可動側ガイドリング３
８、前記可動側ベースプレート３５内において可動プラ
テン３１に臨ませて配設され、可動側ベースプレート３
５にボルト４５によって固定されたシリンダ４４、及び
該シリンダ４４によって進退させられ、前記ダイ２８に
対応する形状を有するカットパンチ４８から成る。
【００１４】また、前記可動側円盤プレート３６におけ
る前記固定側円盤プレート１６と対向する面には凹部５
０が形成される。したがって、図示しない型締装置を作
動させて可動プラテン３１を固定プラテン１１側に移動
させ、可動側円盤プレート３６と固定側円盤プレート１
６とを当接させることによって、前記凹部５０はキャビ
ティ空間Ｃになる。
る前記固定側円盤プレート１６と対向する面には凹部５
０が形成される。したがって、図示しない型締装置を作
動させて可動プラテン３１を固定プラテン１１側に移動
させ、可動側円盤プレート３６と固定側円盤プレート１
６とを当接させることによって、前記凹部５０はキャビ
ティ空間Ｃになる。
【００１５】そして、前記シリンダ４４内には、前記カ
ットパンチ４８と一体に形成されたピストン５１が進退
自在に配設され、該ピストン５１の後方（可動プラテン
３１側）に図示しない油室が形成される。また、ピスト
ン５１の前方（固定プラテン１１側）にカットパンチ戻
し用ばね５２が配設され、前記ピストン５１を後方に付
勢する。
ットパンチ４８と一体に形成されたピストン５１が進退
自在に配設され、該ピストン５１の後方（可動プラテン
３１側）に図示しない油室が形成される。また、ピスト
ン５１の前方（固定プラテン１１側）にカットパンチ戻
し用ばね５２が配設され、前記ピストン５１を後方に付
勢する。
【００１６】したがって、型締状態において、前記油室
に油を供給することによってピストン５１を前進させる
と、前記カットパンチ４８が前進させられ、ダイ２８内
に進入する。その結果、前記キャビティ空間Ｃ内に成形
された図示しないディスク成形品に穴開け加工を施し、
例えば、光ディスク基盤の内径抜きを行うことができ
る。
に油を供給することによってピストン５１を前進させる
と、前記カットパンチ４８が前進させられ、ダイ２８内
に進入する。その結果、前記キャビティ空間Ｃ内に成形
された図示しないディスク成形品に穴開け加工を施し、
例えば、光ディスク基盤の内径抜きを行うことができ
る。
【００１７】なお、前記可動側金型組立体３２には、図
示しないエジェクタブシュ、エジェクタピン、可動側エ
アブローブシュ等も配設される。また、前記固定側ガイ
ドリング１８の外周縁には、可動側ガイドリング３８に
向けて突出させられる環状凸部１８ａが形成され、前記
可動側ガイドリング３８の外周縁には、前記環状凸部１
８ａに対応する形状の環状凹部３８ａが形成される。し
たがって、型締装置によって可動プラテン３１を前進さ
せて型閉じを行うと、前記固定側ガイドリング１８のテ
ーパ面Ｓ１に前記可動側ガイドリング３８のテーパ面Ｓ
２が面圧接触させられ、型締めの終了時点において心合
せが行われる。すなわち、射出成形中は、１ショットご
とに前記テーパ面Ｓ１、Ｓ２の面圧接触が行われる。
示しないエジェクタブシュ、エジェクタピン、可動側エ
アブローブシュ等も配設される。また、前記固定側ガイ
ドリング１８の外周縁には、可動側ガイドリング３８に
向けて突出させられる環状凸部１８ａが形成され、前記
可動側ガイドリング３８の外周縁には、前記環状凸部１
８ａに対応する形状の環状凹部３８ａが形成される。し
たがって、型締装置によって可動プラテン３１を前進さ
せて型閉じを行うと、前記固定側ガイドリング１８のテ
ーパ面Ｓ１に前記可動側ガイドリング３８のテーパ面Ｓ
２が面圧接触させられ、型締めの終了時点において心合
せが行われる。すなわち、射出成形中は、１ショットご
とに前記テーパ面Ｓ１、Ｓ２の面圧接触が行われる。
【００１８】ところで、固定側金型組立体１２及び可動
側金型組立体３２を組み立てると、前記固定側金型組立
体１２及び可動側金型組立体３２を構成する各部品の製
造誤差が累積され、ダイ２８及びカットパンチ４８をそ
れぞれ固定側金型組立体１２及び可動側金型組立体３２
の中心に位置させるのが困難になってしまう。また、成
形時の温度の上昇に伴って固定側金型組立体１２及び可
動側金型組立体３２を構成する各部品が変形してしまう
ので、成形前においてダイ２８及びカットパンチ４８を
それぞれ固定側金型組立体１２及び可動側金型組立体３
２の中心に位置させることができても、成形時にはダイ
２８及びカットパンチ４８をそれぞれ固定側金型組立体
１２及び可動側金型組立体３２の中心に位置させること
が困難になってしまう。
側金型組立体３２を組み立てると、前記固定側金型組立
体１２及び可動側金型組立体３２を構成する各部品の製
造誤差が累積され、ダイ２８及びカットパンチ４８をそ
れぞれ固定側金型組立体１２及び可動側金型組立体３２
の中心に位置させるのが困難になってしまう。また、成
形時の温度の上昇に伴って固定側金型組立体１２及び可
動側金型組立体３２を構成する各部品が変形してしまう
ので、成形前においてダイ２８及びカットパンチ４８を
それぞれ固定側金型組立体１２及び可動側金型組立体３
２の中心に位置させることができても、成形時にはダイ
２８及びカットパンチ４８をそれぞれ固定側金型組立体
１２及び可動側金型組立体３２の中心に位置させること
が困難になってしまう。
【００１９】その結果、ダイ２８とカットパンチ４８と
が偏心してしまう。そこで、ピストン５１の外周面の円
周方向における１箇所以上に、ダイ２８とカットパンチ
４８との偏心を調整するために調整ねじ６１、６２が配
設される。本実施の形態においては、シリンダ４４内に
位置する径大部５１ａの円周方向における４箇所に調整
ねじ６１が、シリンダ４４内に位置する径小部５１ｂの
円周方向における４箇所に調整ねじ６２がそれぞれ配設
される。
が偏心してしまう。そこで、ピストン５１の外周面の円
周方向における１箇所以上に、ダイ２８とカットパンチ
４８との偏心を調整するために調整ねじ６１、６２が配
設される。本実施の形態においては、シリンダ４４内に
位置する径大部５１ａの円周方向における４箇所に調整
ねじ６１が、シリンダ４４内に位置する径小部５１ｂの
円周方向における４箇所に調整ねじ６２がそれぞれ配設
される。
【００２０】前記各調整ねじ６１、６２は、テーパねじ
によって形成されているので、各調整ねじ６１、６２を
ピストン５１に捩（ね）じ込むことによって、ピストン
５１の径大部５１ａ又は径小部５１ｂが、応力を受けて
変形し、局部的に直径が変化させられる。したがって、
シリンダ４４とピストン５１との間の隙（すき）間が局
部的に変化するので、ピストン５１の前端のカットパン
チ４８の位置を固定側金型組立体１２に対して移動させ
ることができる。その結果、ダイ２８とカットパンチ４
８との偏心を調整することができ、心合せを容易に行う
ことができる。
によって形成されているので、各調整ねじ６１、６２を
ピストン５１に捩（ね）じ込むことによって、ピストン
５１の径大部５１ａ又は径小部５１ｂが、応力を受けて
変形し、局部的に直径が変化させられる。したがって、
シリンダ４４とピストン５１との間の隙（すき）間が局
部的に変化するので、ピストン５１の前端のカットパン
チ４８の位置を固定側金型組立体１２に対して移動させ
ることができる。その結果、ダイ２８とカットパンチ４
８との偏心を調整することができ、心合せを容易に行う
ことができる。
【００２１】その結果、カット時の嵌合クリアランスが
均一になり、各部品の耐久性を高くし、ディスク成形品
の内径の外観を良くすることができる。なお、前記各調
整ねじ６１、６２は、トルクレンチによって、締付トル
ク力を管理しながらピストン５１に捩じ込まれる。例え
ば、調整ねじ６１が配設された位置からカットパンチ４
８の前端までの距離を１２０〔ｍｍ〕としたとき、締付
トルク力を２０〔ｋｇｆ／ｃｍ〕とすると、カットパン
チ４８の前端の変位量は６〔μｍ〕になり、締付トルク
力を４０〔ｋｇｆ／ｃｍ〕とすると、カットパンチ４８
の前端の変位量は１０〔μｍ〕になる。
均一になり、各部品の耐久性を高くし、ディスク成形品
の内径の外観を良くすることができる。なお、前記各調
整ねじ６１、６２は、トルクレンチによって、締付トル
ク力を管理しながらピストン５１に捩じ込まれる。例え
ば、調整ねじ６１が配設された位置からカットパンチ４
８の前端までの距離を１２０〔ｍｍ〕としたとき、締付
トルク力を２０〔ｋｇｆ／ｃｍ〕とすると、カットパン
チ４８の前端の変位量は６〔μｍ〕になり、締付トルク
力を４０〔ｋｇｆ／ｃｍ〕とすると、カットパンチ４８
の前端の変位量は１０〔μｍ〕になる。
【００２２】なお、本発明は前記実施の形態に限定され
るものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させ
ることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除す
るものではない。
るものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させ
ることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除す
るものではない。
【００２３】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、ディスク成形用金型においては、固定側に配設さ
れた固定側円盤プレートと、該固定側円盤プレートの内
側に配設され、前端にダイを形成する固定側ブシュと、
可動側に配設され、前記固定側円盤プレートとの間にキ
ャビティ空間を形成する可動側円盤プレートと、可動側
に配設されたシリンダと、該シリンダ内において進退自
在に配設され、前端に前記固定側ブシュと対向するカッ
トパンチが形成されたピストンと、前記シリンダ内にお
けるピストンの外周に配設され、前記ダイとカットパン
チとの偏心を調整する調整ねじとを有する。
れば、ディスク成形用金型においては、固定側に配設さ
れた固定側円盤プレートと、該固定側円盤プレートの内
側に配設され、前端にダイを形成する固定側ブシュと、
可動側に配設され、前記固定側円盤プレートとの間にキ
ャビティ空間を形成する可動側円盤プレートと、可動側
に配設されたシリンダと、該シリンダ内において進退自
在に配設され、前端に前記固定側ブシュと対向するカッ
トパンチが形成されたピストンと、前記シリンダ内にお
けるピストンの外周に配設され、前記ダイとカットパン
チとの偏心を調整する調整ねじとを有する。
【００２４】この場合、型閉状態で前記キャビティ空間
に溶融させられた樹脂を充填し、固化させることによっ
てディスク成形品を成形し、その後、前記カットパンチ
を前進させることによって前記ディスク成形品に穴開け
加工を施すことができる。そして、前記調整ねじをピス
トンに捩じ込むと、該ピストンが応力を受けて変形し、
局部的に直径が変化させられる。
に溶融させられた樹脂を充填し、固化させることによっ
てディスク成形品を成形し、その後、前記カットパンチ
を前進させることによって前記ディスク成形品に穴開け
加工を施すことができる。そして、前記調整ねじをピス
トンに捩じ込むと、該ピストンが応力を受けて変形し、
局部的に直径が変化させられる。
【００２５】したがって、シリンダとピストンとの間の
隙間が局部的に変化するので、ピストンの前端のカット
パンチの位置を固定側に対して移動させることができ
る。その結果、ダイとカットパンチとの偏心を調整する
ことができ、心合せを容易に行うことができる。また、
カット時の嵌合クリアランスが均一になり、各部品の耐
久性を高くし、ディスク成形品の内径の外観を良くする
ことができる。
隙間が局部的に変化するので、ピストンの前端のカット
パンチの位置を固定側に対して移動させることができ
る。その結果、ダイとカットパンチとの偏心を調整する
ことができ、心合せを容易に行うことができる。また、
カット時の嵌合クリアランスが均一になり、各部品の耐
久性を高くし、ディスク成形品の内径の外観を良くする
ことができる。
【図１】本発明の実施の形態におけるディスク成形用金
型の概念図である。
型の概念図である。
【図２】図１のＸ−Ｘ断面図である。
【図３】従来のディスク成形用金型の概念図である。
【図４】本発明の実施の形態におけるディスク成形用金
型の断面図である。
型の断面図である。
１４ 固定側ブシュ １６ 固定側円盤プレート ２８ ダイ ３６ 可動側円盤プレート ４４ シリンダ ４８ カットパンチ ５１ ピストン ６１、６２ 調整ねじ Ｃ キャビティ空間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 波多野 成 千葉県千葉市稲毛区長沼原町731番地の１ 住友重機械工業株式会社千葉製造所内
Claims (1)
- 【請求項１】 （ａ）固定側に配設された固定側円盤プ
レートと、（ｂ）該固定側円盤プレートの内側に配設さ
れ、前端にダイを形成する固定側ブシュと、（ｃ）可動
側に配設され、前記固定側円盤プレートとの間にキャビ
ティ空間を形成する可動側円盤プレートと、（ｄ）可動
側に配設されたシリンダと、（ｅ）該シリンダ内におい
て進退自在に配設され、前端に前記固定側ブシュと対向
するカットパンチが形成されたピストンと、（ｆ）前記
シリンダ内におけるピストンの外周に配設され、前記ダ
イとカットパンチとの偏心を調整する調整ねじとを有す
ることを特徴とするディスク成形用金型。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17343696A JPH1015949A (ja) | 1996-07-03 | 1996-07-03 | ディスク成形用金型 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17343696A JPH1015949A (ja) | 1996-07-03 | 1996-07-03 | ディスク成形用金型 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1015949A true JPH1015949A (ja) | 1998-01-20 |
Family
ID=15960440
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17343696A Withdrawn JPH1015949A (ja) | 1996-07-03 | 1996-07-03 | ディスク成形用金型 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1015949A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1122725A2 (en) * | 2000-02-02 | 2001-08-08 | Sony Disc Technology Inc. | Optical disc and injection compression molding die for producing the same |
-
1996
- 1996-07-03 JP JP17343696A patent/JPH1015949A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1122725A2 (en) * | 2000-02-02 | 2001-08-08 | Sony Disc Technology Inc. | Optical disc and injection compression molding die for producing the same |
| EP1122725A3 (en) * | 2000-02-02 | 2004-12-01 | Sony Disc Technology Inc. | Optical disc and injection compression molding die for producing the same |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20031007 |