JP2896495B2 - 合成樹脂製のキャップの製造装置 - Google Patents
合成樹脂製のキャップの製造装置Info
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- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ねじ嵌合により容器の
口部に取り付けられるように、内周面にねじを一体成形
した合成樹脂製のキャップを、一回の射出成形により製
造する装置に関する。
口部に取り付けられるように、内周面にねじを一体成形
した合成樹脂製のキャップを、一回の射出成形により製
造する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のねじ付のキャップを射出成形に
より、成形しようとすると、金型の成形空間内に充填さ
れた溶融状態の樹脂が、冷却固化の際に収縮し、表面に
ひけやあれが生じると共に、ねじ部の成形精度も低くな
り、ねじ嵌合により容器の口部に取り付けられるキャッ
プに必要な精度が得られないという問題点があった。
より、成形しようとすると、金型の成形空間内に充填さ
れた溶融状態の樹脂が、冷却固化の際に収縮し、表面に
ひけやあれが生じると共に、ねじ部の成形精度も低くな
り、ねじ嵌合により容器の口部に取り付けられるキャッ
プに必要な精度が得られないという問題点があった。
【0003】このため従来は、精度の低い射出成形の一
次成形品を、二次成形により更に成形する二重成形を行
ったり、あるいはキャップを表面側と内面側とに分け、
別々に成形した後、両者を合体させる分割成形が行われ
ていた。
次成形品を、二次成形により更に成形する二重成形を行
ったり、あるいはキャップを表面側と内面側とに分け、
別々に成形した後、両者を合体させる分割成形が行われ
ていた。
【0004】またリブやボスなどの厚肉部に生じるひけ
を防止するものとしては、実開昭63−191013号
や特開昭60−8026号、実開平2−104211
号、特開昭63−281817号などの各公報に示され
るように、成形品の厚肉部と対応する位置に押圧体を設
け、合成樹脂の冷却時にこの厚肉部を押圧するようにし
たものがあった。
を防止するものとしては、実開昭63−191013号
や特開昭60−8026号、実開平2−104211
号、特開昭63−281817号などの各公報に示され
るように、成形品の厚肉部と対応する位置に押圧体を設
け、合成樹脂の冷却時にこの厚肉部を押圧するようにし
たものがあった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の二重成
形や分割成形によるキャップの製造方法では、製造に手
間がかかると共に、製造装置となる金型も二種類必要と
し、広い設置面積を要すると共に、コストアップの要因
にもなるという問題点があった。
形や分割成形によるキャップの製造方法では、製造に手
間がかかると共に、製造装置となる金型も二種類必要と
し、広い設置面積を要すると共に、コストアップの要因
にもなるという問題点があった。
【0006】また上記の分割成形で製造されたキャップ
は、二部材を合体させているので、一体成形のものに比
し、強度や耐久性に劣ると共に、外観も悪くなりがちで
あるという問題点を有していた。
は、二部材を合体させているので、一体成形のものに比
し、強度や耐久性に劣ると共に、外観も悪くなりがちで
あるという問題点を有していた。
【0007】また上記各公報に示されたものは、いずれ
も厚肉部に生じるひけを防止するものであり、このこと
から押圧体をゲートとは、別の位置に設けており、また
固定側の金型も回転可能な構成ではないことからねじ抜
きのために金型を回転させなくてはならないキャップな
どの成形が、行えないという問題点を有していた。
も厚肉部に生じるひけを防止するものであり、このこと
から押圧体をゲートとは、別の位置に設けており、また
固定側の金型も回転可能な構成ではないことからねじ抜
きのために金型を回転させなくてはならないキャップな
どの成形が、行えないという問題点を有していた。
【0008】本発明は、上記の問題点の解決を課題とす
る。
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の問題点を解決する
ために本発明は、可動側の金型と、この金型との間で成
形空間を形成する固定側の金型とを有し、上記固定側の
金型は、略円柱形で周囲にねじの成形部を設けると共
に、その中心を貫通して、一端が射出機のノズルと連通
し、他端がピンゲートを介して前記成形空間内に連通し
たランナーブッシュを設け、上記ねじの成形部の下方に
はリング状の押圧体を、摺動可能に嵌合させたことを特
徴とする。
ために本発明は、可動側の金型と、この金型との間で成
形空間を形成する固定側の金型とを有し、上記固定側の
金型は、略円柱形で周囲にねじの成形部を設けると共
に、その中心を貫通して、一端が射出機のノズルと連通
し、他端がピンゲートを介して前記成形空間内に連通し
たランナーブッシュを設け、上記ねじの成形部の下方に
はリング状の押圧体を、摺動可能に嵌合させたことを特
徴とする。
【0010】
【0011】
【0012】
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図示した実施の形態に基づ
き本発明を詳細に説明する。
き本発明を詳細に説明する。
【0014】図2は、本発明に係る合成樹脂製のキャッ
プの製造装置を示す断面図である。図示したように本発
明の製造装置は、分割可能な可動側の金型1と、この可
動側の金型1に嵌合し、両者間で成形空間7を形成する
固定側の金型2とを有し、前記成形空間7内に溶融状態
の合成樹脂を加圧充填することにより、成形を行うもの
である。
プの製造装置を示す断面図である。図示したように本発
明の製造装置は、分割可能な可動側の金型1と、この可
動側の金型1に嵌合し、両者間で成形空間7を形成する
固定側の金型2とを有し、前記成形空間7内に溶融状態
の合成樹脂を加圧充填することにより、成形を行うもの
である。
【0015】ここにおいて、本発明では固定側の金型2
は、中空の略円筒形に形成され、内部に押圧体3を摺動
可能に挿入している。この押圧体3は、後端(図2にお
いて左方)に一体的に設けられたピストン部3aが、金
型2のシリンダー部2aに密嵌され、図示しない油圧装
置を用いて送油口8(または9)から油圧室10(また
は11)内に送油することにより、その先端(図2にお
いて右方)が成形空間7内に出没する方向に駆動される
ようになっている。
は、中空の略円筒形に形成され、内部に押圧体3を摺動
可能に挿入している。この押圧体3は、後端(図2にお
いて左方)に一体的に設けられたピストン部3aが、金
型2のシリンダー部2aに密嵌され、図示しない油圧装
置を用いて送油口8(または9)から油圧室10(また
は11)内に送油することにより、その先端(図2にお
いて右方)が成形空間7内に出没する方向に駆動される
ようになっている。
【0016】また上記押圧体3の中心には、溶融した合
成樹脂の通路となるランナ4aを有するランナブッシュ
4が内挿されている。このランナブッシュ4は、一端が
図示しない射出機のノズルに連通すると共に、他端が極
めて小径の孔であるピンゲート6を介して前記成形空間
7内に連通している。
成樹脂の通路となるランナ4aを有するランナブッシュ
4が内挿されている。このランナブッシュ4は、一端が
図示しない射出機のノズルに連通すると共に、他端が極
めて小径の孔であるピンゲート6を介して前記成形空間
7内に連通している。
【0017】なお、このように成形品の裏側となる固定
側(射出機のノズルを設けた側)の金型2にピンゲート
6を配したものは、特に裏ピンゲートと称される。
側(射出機のノズルを設けた側)の金型2にピンゲート
6を配したものは、特に裏ピンゲートと称される。
【0018】また上記固定側の金型2は、図示しない駆
動機構と連結され、内部に挿入された押圧体3を軸とし
て回転し得るようになされている。
動機構と連結され、内部に挿入された押圧体3を軸とし
て回転し得るようになされている。
【0019】なお、図2において符号2bは、固定側の
金型2の外周部に設けられたねじの成形部、5はランナ
ブッシュ4の周囲を循環し、このランナブッシュ4を冷
却する冷却水を示す。
金型2の外周部に設けられたねじの成形部、5はランナ
ブッシュ4の周囲を循環し、このランナブッシュ4を冷
却する冷却水を示す。
【0020】本発明の合成樹脂製のキャップの製造装置
は、上記の構成を有している。
は、上記の構成を有している。
【0021】次にこの製造装置を用いた合成樹脂製のキ
ャップの製造方法について述べると、まず図2に示すよ
うに可動側の金型1と固定側の金型2とを嵌合させた状
態で、射出機(図示せず)を作動させると、この射出機
から送りだされた溶融状態の合成樹脂が、ランナブッシ
ュ4内のランナ4aを通過して、先端のピンゲート6か
ら成形空間7内に勢い良く噴射される。そして、成形空
間7内に合成樹脂が充填されると、射出機を停止すると
共に、図示しない油圧装置を作動させ、送油口9から油
圧室11内に油を送り込む。このことにより、シリンダ
ー部2aに密嵌されたピストン部3aが、図2において
右方向に押され、このピストン部3aと一体の押圧体3
は、その先端が成形空間7内に充填された溶融状態の合
成樹脂を押圧することとなる。よって、成形空間7内に
充填された溶融状態の合成樹脂は、ねじの成形部2bな
ど、細部にまで行き渡ることとなる。また、この合成樹
脂は、冷却固化するに従って収縮し、その体積が減少す
るが、その際、常に押圧体3が一定の圧力で合成樹脂の
表面を押圧しているので、この体積変化は、合成樹脂中
に押圧体3が進入することにより、この部分で吸収さ
れ、他の箇所には、ひけやあれが生ぜず、またねじの成
形部2bなどの細部の成形精度が低下することもない。
なお、成形時に発生するガスは、固定側の金型2と、こ
の金型2に摺動可能に挿入された押圧体3との間から抜
けることとなり、成形品にガス溜まりに起因するやけも
生じない。
ャップの製造方法について述べると、まず図2に示すよ
うに可動側の金型1と固定側の金型2とを嵌合させた状
態で、射出機(図示せず)を作動させると、この射出機
から送りだされた溶融状態の合成樹脂が、ランナブッシ
ュ4内のランナ4aを通過して、先端のピンゲート6か
ら成形空間7内に勢い良く噴射される。そして、成形空
間7内に合成樹脂が充填されると、射出機を停止すると
共に、図示しない油圧装置を作動させ、送油口9から油
圧室11内に油を送り込む。このことにより、シリンダ
ー部2aに密嵌されたピストン部3aが、図2において
右方向に押され、このピストン部3aと一体の押圧体3
は、その先端が成形空間7内に充填された溶融状態の合
成樹脂を押圧することとなる。よって、成形空間7内に
充填された溶融状態の合成樹脂は、ねじの成形部2bな
ど、細部にまで行き渡ることとなる。また、この合成樹
脂は、冷却固化するに従って収縮し、その体積が減少す
るが、その際、常に押圧体3が一定の圧力で合成樹脂の
表面を押圧しているので、この体積変化は、合成樹脂中
に押圧体3が進入することにより、この部分で吸収さ
れ、他の箇所には、ひけやあれが生ぜず、またねじの成
形部2bなどの細部の成形精度が低下することもない。
なお、成形時に発生するガスは、固定側の金型2と、こ
の金型2に摺動可能に挿入された押圧体3との間から抜
けることとなり、成形品にガス溜まりに起因するやけも
生じない。
【0022】そして、成形空間7内の合成樹脂の冷却固
化が完了すると、今度は、送油口8から油圧室10内に
油を送り込み、押圧体3を後退させると共に、可動側の
金型1を固定側の金型2から外し、この固定側の金型2
を、成形部2bで成形されたねじが緩む方向に回転させ
ることにより、成形されたキャップを取り出すものであ
る。この時、固定側の金型2は円筒形であり、押圧体3
やランナブッシュ4は、この金型2の中心に配されてい
るため、金型2はこの押圧体3を中心として回転し、な
んら妨げられることはない。
化が完了すると、今度は、送油口8から油圧室10内に
油を送り込み、押圧体3を後退させると共に、可動側の
金型1を固定側の金型2から外し、この固定側の金型2
を、成形部2bで成形されたねじが緩む方向に回転させ
ることにより、成形されたキャップを取り出すものであ
る。この時、固定側の金型2は円筒形であり、押圧体3
やランナブッシュ4は、この金型2の中心に配されてい
るため、金型2はこの押圧体3を中心として回転し、な
んら妨げられることはない。
【0023】図1は、このようにして成形された合成樹
脂製のキャップ20を示す。図示したようにこのキャッ
プ20は、その製造方法の特徴から裏面に、合成樹脂冷
却時の体積変化を吸収した押込痕20aが形成されると
共に、この押込痕20aの中心に溶融した合成樹脂の供
給個所を示すゲート痕20bが形成されている。またそ
の内周には、ねじ20cが一体成形により、高い精度で
成形されている。
脂製のキャップ20を示す。図示したようにこのキャッ
プ20は、その製造方法の特徴から裏面に、合成樹脂冷
却時の体積変化を吸収した押込痕20aが形成されると
共に、この押込痕20aの中心に溶融した合成樹脂の供
給個所を示すゲート痕20bが形成されている。またそ
の内周には、ねじ20cが一体成形により、高い精度で
成形されている。
【0024】図3は、製造装置の他の実施形態を示す断
面図である。図示したようにこの製造装置では、押圧体
13をリング状とし、この押圧体13を固定側の金型1
2の外側に摺動可能に嵌合させている。そして、この場
合は、成形時にキャップの下端周縁を押圧し、この箇所
で合成樹脂冷却時の体積変化を吸収するようにしてい
る。よって、この装置で成形されたキャップには、前記
装置で製造されたもののように内面に押込痕が残らな
い。なお、この製造装置においても固定側の金型12に
は、その中心を貫通するようにランナブッシュ4が内挿
されており、成形されたキャップの裏面には、前記装置
で製造されたものと同様に溶融した合成樹脂の供給箇所
を示すゲート痕20bが残る。またこの金型12は、上
記装置のものと同様に回転可能であり、成形品取り出し
の際に回転し成形されたねじをねじの成形部12bから
外すようにしている。
面図である。図示したようにこの製造装置では、押圧体
13をリング状とし、この押圧体13を固定側の金型1
2の外側に摺動可能に嵌合させている。そして、この場
合は、成形時にキャップの下端周縁を押圧し、この箇所
で合成樹脂冷却時の体積変化を吸収するようにしてい
る。よって、この装置で成形されたキャップには、前記
装置で製造されたもののように内面に押込痕が残らな
い。なお、この製造装置においても固定側の金型12に
は、その中心を貫通するようにランナブッシュ4が内挿
されており、成形されたキャップの裏面には、前記装置
で製造されたものと同様に溶融した合成樹脂の供給箇所
を示すゲート痕20bが残る。またこの金型12は、上
記装置のものと同様に回転可能であり、成形品取り出し
の際に回転し成形されたねじをねじの成形部12bから
外すようにしている。
【0025】以上のようにして本発明では、内周部にね
じ20cを有するキャップ20が一回の射出成形で、そ
の表面にあれやひけを生じることなく、またねじ20c
の精度も高く、成形されるものである。
じ20cを有するキャップ20が一回の射出成形で、そ
の表面にあれやひけを生じることなく、またねじ20c
の精度も高く、成形されるものである。
【0026】なお、図2に示した製造装置を用いたキャ
ップ20の成形では、冷却時に押圧体3がキャップ20
の裏面に押し込まれるようにした例を示したが、予め熱
収縮により押し込まれる量を想定して押圧体3を、金型
2内に後退させておいても良く、このようにすることに
より、押込痕20aを目立たなくすることもできる。ま
たこの押圧体3の上面の形状を変えることにより、冷却
時の体積変化を吸収した押込痕20aの形成時に、同時
に環状のリブ(図示せず)をキャップ20の裏面に成形
することもできる。このようにすれば、押込痕20aが
形成された箇所の強度が向上すると共に、このリブをキ
ャップ20が取り付けられる容器口部(図示せず)との
密着度の向上、あるいはパッキン(図示せず)の取り付
けなどにも利用することができる。
ップ20の成形では、冷却時に押圧体3がキャップ20
の裏面に押し込まれるようにした例を示したが、予め熱
収縮により押し込まれる量を想定して押圧体3を、金型
2内に後退させておいても良く、このようにすることに
より、押込痕20aを目立たなくすることもできる。ま
たこの押圧体3の上面の形状を変えることにより、冷却
時の体積変化を吸収した押込痕20aの形成時に、同時
に環状のリブ(図示せず)をキャップ20の裏面に成形
することもできる。このようにすれば、押込痕20aが
形成された箇所の強度が向上すると共に、このリブをキ
ャップ20が取り付けられる容器口部(図示せず)との
密着度の向上、あるいはパッキン(図示せず)の取り付
けなどにも利用することができる。
【0027】さらにまた、本発明のように成形空間内の
冷却過程にある溶融樹脂を押圧することにより、成形品
の外観ばかりではなく、その内側の寸法精度も向上させ
ることができるので、例えば、嵌合精度を要する嵌合キ
ャップなどの成形にこの方法を利用することもできる。
冷却過程にある溶融樹脂を押圧することにより、成形品
の外観ばかりではなく、その内側の寸法精度も向上させ
ることができるので、例えば、嵌合精度を要する嵌合キ
ャップなどの成形にこの方法を利用することもできる。
【0028】なお、また上記では、押圧体3の駆動手段
として油圧を用いた例を示したが、押圧体3の駆動手段
は油圧に限らず、空気圧、その他、電気的、機械的に駆
動するものであっても良い。
として油圧を用いた例を示したが、押圧体3の駆動手段
は油圧に限らず、空気圧、その他、電気的、機械的に駆
動するものであっても良い。
【0029】以上説明したように、本発明は、一つの金
型からなる製造装置で内周にねじを設けたキャップを高
い精度で成形できるので、従来のように複数の金型を必
要とせず、設置スペースが少なくて済むと共に設備投資
費も削減されることとなり、資金面並びにスペース面で
導入が困難であった工場などへの導入も可能になるとい
う効果がある。さらに、成形されるキャップに押込痕が
残らず、その外観を良好に成形できるという効果もあ
る。
型からなる製造装置で内周にねじを設けたキャップを高
い精度で成形できるので、従来のように複数の金型を必
要とせず、設置スペースが少なくて済むと共に設備投資
費も削減されることとなり、資金面並びにスペース面で
導入が困難であった工場などへの導入も可能になるとい
う効果がある。さらに、成形されるキャップに押込痕が
残らず、その外観を良好に成形できるという効果もあ
る。
【0030】
【0031】
【0032】
【図1】本発明に係る合成樹脂製のキャップの実施形態
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【図2】本発明に係る製造装置の実施形態を示す断面図
である。
である。
【図3】本発明に係る製造装置の他の実施形態を示す断
面図である。
面図である。
1 可動側の金型 2,12 固定側の金型 2a シリンダー部 2b,12b ねじの成形部 3,13 押圧体 3a ピストン部 4 ランナブッシュ 4a ランナ 5 冷却水 6 ピンゲート 7 成形空間 8,9 送油口 10,11 油圧室 20 キャップ 20a 押込痕 20b ゲート痕 20c ねじ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B29C 45/00 B29C 45/26 - 45/44 B29C 45/56 - 45/58 B29D 1/00 B29L 1:00,31:56
Claims (1)
- 【請求項1】 可動側の金型と、この金型との間で成形
空間を形成する固定側の金型とを有し、 上記固定側の金型は、略円柱形で周囲にねじの成形部が
設けられると共に、中心を貫通して、一端が射出機のノ
ズルと連通し、他端がピンゲートを介して前記成形空間
内に連通したランナーブッシュが設けられ、上記ねじの
成形部の下方にはリング状の押圧体が、摺動可能に嵌合
されたことを特徴とする合成樹脂製のキャップの製造装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8170886A JP2896495B2 (ja) | 1996-07-01 | 1996-07-01 | 合成樹脂製のキャップの製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8170886A JP2896495B2 (ja) | 1996-07-01 | 1996-07-01 | 合成樹脂製のキャップの製造装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1016017A JPH1016017A (ja) | 1998-01-20 |
JP2896495B2 true JP2896495B2 (ja) | 1999-05-31 |
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ID=15913148
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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