JP3663039B2 - 低い電源電圧での動作に適したメモリおよびそのためのセンスアンプ - Google Patents

低い電源電圧での動作に適したメモリおよびそのためのセンスアンプ Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
一般的に、本発明はセンスアンプ(sense amplifier)に関し、かつより特定的には低電圧メモリのためのセンスアンプに関する。
【0002】
【従来の技術】
電気的に消去可能かつプログラム可能なリードオンリメモリ(EEPROM)は電気的信号を使用して消去しかつプログラムされる不揮発性のメモリ装置である。EEPROM装置は典型的には何千ものメモリセルを含み、その各々は個々にプログラムおよび消去できる。一般に、EEPROMセルはフローティングゲートトランジスタおよび選択用トランジスタを含む。EEPROM装置における選択用トランジスタは消去またはプログラムされるべき個々のEEPROMセルを選択するために使用される。装置のフローティングゲートトランジスタは各々の特定のメモリセルのデジタル値を実際に記憶するトランジスタである。
【0003】
セルをプログラムしかつ消去するためには、ファウラー・ノードハイムトンネル効果(Fowler Nordheim tunneling)として知られた現象が通常使用されて前記フローティングゲートトランジスタのフローティングゲート電極上に正または負の電荷を蓄積する。例えば、プログラミングは選択ゲートトランジスタのドレインおよびゲートに正の電圧を印加し、一方フローティングゲートトランジスタの制御ゲートはグランドに維持することによって達成される。その結果、フローティングゲートトランジスタのフローティングゲートから、トンネル誘電体を通ってドレインに電子が通り抜け(tunnel)、フローティングゲートを正に帯電された状態に留める。
【0004】
EEPROMの1つの特定の構造はフラッシュEEPROMである。フラッシュEEPROMは電気的消去およびプログラミング能力を提供しかつ一般に大きな回路密度を有する。この大きな回路密度は典型的にはフラッシュEEPROMアレイをブロック消去できるのみであるという犠牲を払って生じる。典型的には、前記アレイは単一ステップまたはフラッシュで消去され、これがフラッシュEEPROMと称される理由である。
【0005】
一般に、最小の回路面積で高速度で動作する集積回路EEPROMを作成することが望ましい。さらに、該集積回路EEPROMはますます低い電圧で動作することが望ましい。時間がたつに応じて、電力を低減する必要性はより低い電圧の集積回路の必要性につながってきている。今日の技術では、この低電圧は典型的には2.7および3.0ボルトの間にあるが、さらなる低減が期待されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
典型的なフラッシュEEPROM集積回路はアドレスを受けかつそれに応じて1つまたはそれ以上のメモリセルを選択する。メモリセルは典型的には行またはロー(rows)および列またはコラム(columns)に編成され、前記アドレスの第1の部分、ローアドレス、に応じて、メモリは選択されたローに沿って位置するメモリセルを選択する。前記アドレスの第2の部分、コラムアドレス、に応じて、センスおよび出力のために前記選択されたローに沿ったメモリセルが選択される。メモリセル自体は小さな差動信号を提供できるのみであり、それはビット線として知られた信号ラインが高い容量性負荷を有するからであり、従ってこの比較的小さな差動信号を出力可能な信号に変換するために効率的なセンスアンプが要求される。一般に、書込み動作は逆に進行し、1つまたはそれ以上のデータ信号が受信されかつ選択されたローに沿って配置された選択コラムにおけるメモリセルにドライブされる。
【0007】
従って、センスアンプは小さな差動信号を検知することができかつスペース効率がよいことが望ましい。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明においては、制御回路は消去電圧、正のプログラム電圧、および負のプログラム電源を受ける。制御回路はバイアス回路を介してバイアス電圧を発生する。選択されたメモリセルへのプログラムサイクルの間に、負のプログラム電源が制御ゲートラインに供給される。非選択メモリセルへのプログラムサイクルの間に、正のプログラム電圧が制御ゲートラインに供給される。選択メモリセルへの消去サイクルの間に、前記消去電圧が制御ゲートラインに供給される。読出しサイクルの間に、前記バイアス電圧が制御ゲートラインに供給される。
【0009】
本発明は不揮発性メモリアレイのドレインディスターブまたはドレイン外乱問題(drain disturb problem)およびバンド−バンドリーケージ(band to band leakage)を改善するための方法を提供する。これらの問題に対処するため、従来の知られた装置はメモリアレイの配置を修正するかあるいはアレイにおける各メモリセルの構造を調整した。しかしながら、本発明はメモリアレイの物理的設計を修正するよりはむしろどのようにメモリアレイが動作するかを修正する。
【0010】
不揮発性メモリアレイの動作のみが変更されるから、メモリアレイのレイアウトあるいは個々のメモリセル構造の設計変更に対する高価な変更を行う必要はない。本発明はメモリアレイに対する変更を含まないから、特定のEEPROMセル構造に限定されない。これは本発明のプログラミングおよび読出し技術が多様な不揮発性メモリアレイ構造と共に使用できるようにする。
【0011】
【発明の実施の形態】
次に、図1を参照して、本発明に係わる不揮発性メモリアレイをプログラミングする方法の詳細な説明を行う。図1は、各々アイソレーショントランジスタおよびフローティングゲートトランジスタを有する個々のメモリセルからなるメモリアレイ25を示している。図1は不揮発性メモリアレイの概略的な表現を与えるために設けられておりかつ本発明はメモリアレイ25内のこの構造そのものまたはメモリセルの数に限定されないことが理解されるべきである。本発明の数多くの特徴の内の1つは以下の動作技術が種々の寸法および構造のメモリアレイと両立することである。
【0012】
この特定の例では、メモリアレイ25は2つの行またはローのメモリセルを有し各々のローが4つのセルを備えているように構成されている。点線ボックスはメモリアレイ25内の2つの特定のメモリセルの要素を識別するために使用されている。以下の説明のために、メモリアレイ25は選択メモリセル10および非選択メモリセル30を備える。選択メモリセル10はプログラムされ、消去されまたは読み出されているメモリセルに言及し、かつ非選択メモリセル30は近傍のイネーブルされずかつ前記ドレイン外乱現象の影響を受ける可能性のあるメモリアレイ25のセルに言及している。
【0013】
メモリアレイ25内の各メモリセルは制御ゲートライン、アイソレーションゲートライン、ソースライン、およびドレインラインによってイネーブルされる。これらの信号ラインのすべてはメモリアレイ25の動作の間に各々のメモリセルの適切な部分に必要な電位を提供する。前に述べたように、本発明の実施形態はあるメモリセルの構造に制限されるものではない。しかしながら、明瞭化のためにメモリアレイ25において使用できるメモリセルの例としてある特定のメモリセル構造が与えられる。図2は各々のメモリセルのロケーションを構成するために使用できるメモリセル10の拡大された断面図である。
【0014】
図2に示されるように、メモリセル10は2つのトランジスタ、アイソレーショントランジスタ22およびフローティングゲートトランジスタ23、を備えている。メモリセル10の構造および製造については1995年11月28日にチャン(Chang)他に発行された米国特許第5,471,422号に記載されておりかつ参照のためここに導入される。アイソレーショントランジスタ22はソース端子12およびドレイン端子13の間のチャネルを変調するために使用されるゲート端子19を有する。フローティングゲートトランジスタ23は誘電体材料17によってフローティングゲート構造18から電気的に絶縁されたゲート端子21を有し、かつゲート端子21はソース端子13とドレイン端子14との間のチャネルを変調するための制御ゲートとして使用される。アイソレーショントランジスタ22のドレイン端子13はまたフローティングゲートトランジスタ23のソース端子13として作用することに注意を要する。トランジスタ22および23の双方は共通の誘電体層16の上に形成され、該共通の誘電体層16は基板11とゲート端子19およびフローティングゲート構造18との間の電気的絶縁を提供する。
【0015】
従来知られた不揮発性メモリアレイは典型的には各メモリセルの論理状態を記憶する単一のフローティングゲートトランジスタから形成されたメモリセルを備えている。そのようなメモリアレイは一般に特定のコラムにおけるすべてのトランジスタに対するドレイン電圧が共用されかつ従ってゲート電圧が共通のローにおけるすべてのトランジスタによって共用されるよう構成される。個々のメモリセルをプログラムするためには、負の電圧がゲート端子に印加され、ソースラインは接地され、かつ正の電圧がドレインラインに印加される。アレイ構造においては、選択されたフローティングゲートトランジスタのみがゲート上の負の電圧およびドレイン上の正の電圧の双方を有しプログラミングを促進するための大きな電圧差を生じさせる。しかしながら、プログラムされているメモリセルと同じコラムにある他のフローティングゲートトランジスタもまた同様にそれらのドレイン上に正の電圧をもつことはよく知られている。これらの非選択メモリセルは、しかしながら、それらのゲート端子に印加される負の電圧をもたない。従って、それらはプログラムされているメモリセルと同じ大きさの電圧差をもたないが、それでも前記ドレイン外乱問題を誘発するのに十分大きな電圧差をもつことになる。
【0016】
本発明のプログラミング技術は従来知られたメモリアレイのこの欠点をすべての非選択メモリセルに存在する電圧差を低減することによって対処する。以下の説明のために図1に戻ると、選択メモリセル10は非選択メモリセル30が乱されていない状態の間にプログラムされる。大部分の信号ラインは意図的に図2において使用される構造の同じエレメント番号で識別されるが、これはそれらがこれらの構造に電位を提供するために使用されるからである。本発明に従って選択メモリセル10をプログラムするために、約−5ボルト〜−15ボルトの、負の電圧が制御ゲートライン21によってゲート端子21に印加される。ドレインライン14が使用されて正の電圧、約0.1ボルト〜10ボルト、をフローティングゲートトランジスタ23のドレイン端子14に印加する。アイソレーションゲートライン19は典型的には接地され、すなわち0ボルトであり、あるいはアイソレーショントランジスタ22をターンオフするのに十分低い電圧を有する。選択メモリセル10および非選択メモリセル30の双方によって共用されるソースライン12は約−5ボルト〜5ボルトの電位を有する。
【0017】
本発明は今や従来技術と選択メモリセルがプログラムされ照合される(verified)際に非選択メモリセル30の端子に異なる電圧を印加するために異なっている。非選択トランジスタのゲート端子を接地する代わりに、約0.1ボルト〜10ボルトの電圧が制御ゲートライン32を使用して非選択メモリセル30に印加される。ゲート端子32の電位はゲート端子21よりも約0.1ボルト〜20ボルト高いから、非選択メモリセル30におけるドレイン外乱問題は大幅に改善される。非選択ゲートのゲート端子に、従来技術におけるような接地と異なり、正の電圧が印加されるから、非選択ゲートのドレイン端子に沿った垂直方向の電界が大幅に低減される。
【0018】
本発明のプログラミング技術は各々のメモリセルに対して単一のフローティングゲートトランジスタを有する従来知られたメモリアレイによって使用することはできないことも指摘すべきである。これらの従来知られたメモリセルはアイソレーショントランジスタを持たないから、単一のフローティングゲートトランジスタがメモリアレイに存在するすべての電圧にさらされることになる。もし正の電圧が非選択メモリセルのゲート端子に印加されるとすれば、該電圧はすべてのフローティングゲートトランジスタのソースおよびドレインの間にチャネルを誘発するであろう。この電流は莫大な量の電力を消費するのみならず、非選択トランジスタがホットキャリア注入(HCI)によりプログラムされることになる。
【0019】
本発明のプログラミング技術は非選択メモリセルをドレイン外乱問題から保護するのみならず、チャージポンプから流れる電流の量をも低減する。すべての非選択メモリセルのドレイン端子の垂直方向の電界を低減することにより、基板からドレイン端子に流れる電流の量は大幅に低減される。これは次にプログラミングシーケンスの間にチャージポンプによって提供されることが要求される電流の量を低減する。従って、本発明は小さなチャージポンプを使用して不揮発性メモリアレイが設計できるようにし、これはメモリアレイの最終的な製造コストを低減する。
【0020】
本発明はまたいったん選択メモリセル10がプログラムされたときにメモリアレイ25を読み出すための改善された技術を提供する。選択メモリセル10に記憶された値を読み出すためには、約0.1ボルト〜5ボルトがドレインライン14および制御ゲートライン21に与えられる。電源電圧Vddがアイソレーションゲートライン19に与えられ、かつソースライン12は接地される。いったん前記電圧が設定されると、フローティングゲートトランジスタ23を通る電流が測定または検出されてメモリセル10の状態を決定する。
【0021】
従来知られた読出し技術は一般に読出し動作の間に非選択メモリロケーションのゲート端子を接地する。グランド電位でも、各々のメモリセルを通るいくらかの有限の量のリーケージ電流がある。大きなアレイ構造では、この寄生リーケージは読出し動作の電力消費を増大させる。しかしながら、本発明はこれらのメモリセルが導通しないことを保証するために非選択メモリセルのアイソレーショントランジスタのゲート端子に知られた電圧レベルを与える。例えば、アイソレーションゲートライン31は非選択メモリセル30が導通するのを防止するために接地される。これはチャージポンプによって必要とされる電流の量を低減するのみならず、メモリアレイ25の電力消費を低減する。本発明のこの特徴は非選択メモリロケーションの制御ゲートが任意の電位になることを許容する。非選択メモリロケーションはリーケージ電流に寄与しないが、それはこれらがアイソレーショントランジスタによって電気的に絶縁されているからである。
【0022】
図3はプログラム、消去、および読出し動作の間における選択および非選択メモリセルの双方に対する特定の一組の状態を示すために与えられている。この特定の例は本発明によって提供される範囲内に入るが、図3は決して本発明の範囲を決定する際に制限的なものと考えられるべきでないことに注意を要する。
【0023】
図4は、部分的ブロック図および部分的平面図形式で、本発明に係わるメモリモジュール400を示す。メモリモジュール400は概略的に制御およびプリデコード部410、低電圧ワードデコード部420および460、高電圧ワードデコード部430および470、高電圧プリデコード部432および474、ビットセルアレイ440および480、およびセンスアンプ(アンプ)部450を含む。制御およびプリデコード部410は「アドレス/制御(ADDRESS/CONTROL)」と名付けられたアドレスおよび制御情報を受けるための入力、「データ(DATA)」と名付けられた信号を導くための双方向端子、および低電圧ワードデコード部420および460、高電圧プリデコード部432および472、およびセンスアンプ部450に接続された出力を有する。低電圧ワードデコード部420および460はそれぞれビットセルアレイ440およびビットセルアレイ480に接続された出力を有し信号をビットセルアレイ440および480のトランジスタの選択ゲートに提供する。高電圧プリデコード部432および472は高電圧ワードデコード部430および高電圧ワードデコード部470にそれぞれ接続された出力を有する。高電圧ワードデコード部430および高電圧ワードデコード部470はビットセルアレイ440および480に接続されている。
【0024】
メモリモジュール400は左ハーフ(left half)ビットセルアレイ440および右ハーフ(right half)ビットセルアレイ480を有するフラッシュEEPROMメモリアレイである。各ビットセルアレイは、各々制御ゲートラインおよび選択ゲートラインによって表される、ローおよび、ビットラインによって表される、コラムの交差部に位置するメモリセルを含む。前記ビットラインは、8つのコラムを選択する、センスアンプ部450の対応する入力に接続されている。読出しモードの間に、センスアンプ部450は8つの選択されたビットラインからの信号を検知しかつ該検知された信号を制御およびプリデコード部410に提供し、該制御およびプリデコード部410はこれに応じて「データ」を出力する。プログラムモードの間に、「データ」が制御およびプリデコード部410を介してセンスアンプ部450に入力されかつ対応するメモリセル内へプログラムするために8つの選択ビットラインへとドライブされる。図4には2つの代表的なメモリセル10および30が示されており、これらは図1のメモリセルと同じであり、従って同じ参照数字が与えられている。「選択ゲート(select gate)」および「アイソレーションゲート(isolation gate)」はこの説明においては相互交換可能に使用されていることに注意を要する。ドレイン端子14および同じコラムに位置する他のメモリセルのドレイン端子はセンスアンプ部450に接続されたビットラインに接続されている。読出しサイクルに関連して“IBIT”と名付けられたビットセル電流があり、これは便宜的に選択メモリセルへと流れる方向で名付けられており、かつこれは以下の読出しサイクルの動作をより完全に理解する上で有用である。
【0025】
図示された実施形態では、メモリモジュール400はマイクロコントローラ(図示せず)の一部としてのマイクロコントローラコアへの接続のために構成されたモジュールである。しかしながら、メモリモジュール400は単一チップのフラッシュメモリに適応するよう同様に構成できることは明らかである。制御およびプリデコードブロック410はマイクロコントローラの内部バスへの接続が可能なように構成されそこからアドレスおよび制御信号を受けるための入力およびマイクロコントローラの内部バスのデータ部分への双方向接続を有している。「データ」はメモリモジュール400の構成に応じて任意の数の信号を含むことができるが、図示された実施形態では8つのデータ信号を含んでいる。
【0026】
制御およびプリデコードブロック410はいくつかの機能を行う。制御およびプリデコード410はメモリモジュール400の異なる動作を可能にするために種々のレジスタを含む。そのような動作は、制限的なものではないが、チャージポンプイネーブル、書込みイネーブル、および消去イネーブルを含む。さらに、制御およびプリデコードブロック410は「アドレス/制御」を受けかつアドレスを完全にデコードするために必要なデコード機能の一部を行うロジックを含む。制御およびプリデコードブロック410はまた後に図11に示されるチャージポンプ1120に関連する電圧を含む種々の電力信号をルーティングするためのスイッチング機能を含む。読出しまたはプログラムサイクルに応じて、制御およびプリデコードブロック410はプリデコードされたアドレスをさらなるデコードのために低電圧ワードデコードブロック420および460に提供する。付加的なデコードがさらに行われてそこから完全にデコードされた選択ゲートドライブ信号が出力できるようにする。
【0027】
さらに、低電圧ワードデコードブロック420および460はビットセルアレイ440および480にわたるプリデコードされた信号を高電圧ワードデコードブロック430および470に提供する。例えば、図4は「プリデコード信号(PREDECODED SIGNAL)」と名付けられた例示的な信号を示しており、これは低電圧ワードデコード部420がビットセルアレイ440にわたり高電圧ワードデコート部430に提供する。アレイの2つの端部の間で低電圧および高電圧デコーダを分割することによりかつプリデコードされた信号をアレイ内のメモリセルの利用可能なピッチ内に適合する信号ライン上に送信することにより、メモリ400はデコードのために必要な回路面積を低減する。
【0028】
高電圧プリデコードブロック432および472はそれぞれ高電圧ワードデコードブロック430および470において使用するために高電圧信号を提供する。高電圧プリデコードブロック432および472の各々は+5ボルト、+15ボルト、および−12ボルトを含む3つの入力電源電圧を受けかつさらにアドレスの一部および種々の制御信号を受ける。高電圧プリデコードブロック432および472はこれに応じて高電圧ワードデコードブロック430および470にそれぞれ高電圧プリデコードアドレス信号を提供する。高電圧ワードデコードブロック430および470は低電圧ワードデコードブロック420および460ならびに高電圧プリデコードブロック432および472の双方からプリデコードされた信号を受け、かつこれに応じて選択ローにおけるトランジスタ制御ゲートをドライブする。該制御ゲートは前に図3に関して説明したように適切な電圧にドライブされる。
【0029】
ビットセルアレイ440および480の各々はメモリモジュール400の各ハーフ内にワードラインおよびビットラインの独自の交差部に位置する個々のビットセルを含む。例えば、ビットセルアレイ440および480は各々256ワードライン×512ビットラインに編成されている。各々のワードラインに対し、独自の制御および選択ゲート信号が使用されることに注意を要する。512のビットラインの各々はビットライン信号をセンスアンプ部450に提供する。ビットセルアレイ440内には図1のメモリセル10および30に対応する代表的な一対のビットセルが示されており、かつ従って同じ参照数字で示されている。
【0030】
センスアンプ部450は64のセンスアンプを含みかつ制御およびプリデコード部410に対し双方向接続を有する。64のセンスアンプの各々は8つのビットラインに接続されかつ、プリデコード部410からのデコード情報に基づき、読出しモードの間に8対1のマルチプレクス(multiplex)機能を達成する。プログラムモードまたは消去モードの間は、1対8のデマルチプレクス(de−multiplex)機能が行われることに注意を要する。64のセンスアンプからの8つの多重化された出力はさらに選択されて8ビットの出力を提供する。本発明の一態様によれば、センスアンプの一部はさらにプログラムサイクルの間にデータを格納するために使用され、図8を参照して後により詳細に説明するように集積回路面積を節約する。
【0031】
読出しサイクルの間に、制御およびプリデコードブロック410は入力アドレスおよび読出しサイクルを指定する制御信号を受信する。このサイクルの間に、制御およびプリデコードブロック410は1バイトのメモリセルがアレイ440またはアレイ480のみがアクティブになるように左ハーフのアレイにおいて選択されるべきかあるいは右ハーフのアレイにおいて選択されるべきかを決定する。読出しサイクルの間に、すべてのメモリセルの制御ゲートは一定の電圧レベルに保持される。図示された実施形態では、この一定のレベルは“VSS”と名付けられた電源電圧プラス“VTP”で示されるPチャネルしきい値プラスほぼ200ミリボルトに等しい小さな付加的な電圧に等しくなる。VSSはほぼゼロボルトの公称値を有するより負のまたはグランドの電源電圧端子である。非選択メモリセルに対しては、アイソレーションゲートは0ボルトに留まっており、一方選択メモリセルに対してはアイソレーションゲートは“VDD”と名付けられた電源電圧端子の値にドライブされる。VDDは2.7ボルトの公称値を有するより正の電源電圧端子であるが、本発明によれば、その実際の値はほぼ1.8ボルトまで低下させることができる。これらの電圧はビットセルアレイの1つのワードラインを選択する。例えば、もしメモリセル10が所在するワードラインが選択されるべき場合は、選択ゲート1“SG1”はVDDの電圧にドライブされかつ制御ゲート1“CG1”は一定レベルに保持される。その結果、メモリセル10のコンダクタンスはビットライン14を放電するよう作用する。しかしながら、メモリセル30の制御ゲートCG2は一定の(DC)レベルに保たれ、そのアイソレーションゲートはほぼ0ボルトにドライブされることになる。
【0032】
書込みサイクルとしても知られた、プログラムサイクルの間は、制御およびプリデコードブロック410はアドレスおよび書込みサイクルが進行中であることを示す制御信号を受信しかつデコードされたアドレス信号を読出しサイクルと同様に提供する。しかしながら、書込みサイクルの間は、データの流れが逆転される。センスアンプ部450におけるセンスアンプは入力データをラッチしかつ該入力データを選択ビットラインにドライブすることにより付加的な機能を果たす。書込みサイクルの間は、選択ワードライン上のメモリセルはそれらのアイソレーションゲートが0ボルトにドライブされかつそれらの制御ゲートは高電圧ワードデコードブロック430または470により−12ボルトにドライブされる。しかしながら、非選択ワードライン上のメモリセルはそれらのアイソレーションゲートが0ボルトにドライブされかつそれらの制御ゲートが3.5ボルトにドライブされる。3.5ボルトの電圧は5ボルトのチャージポンブ電圧を適切な寸法とされたNチャネルトランジスタのNチャネルトランジスタしきい値“VTN”に等しい量だけ低減することによって得られる。読出しサイクルの間は、前記アイソレーションゲートの電圧がメモリセル10がアクティブなワードラインにあるか否かを決定し、一方、プログラムモードにおいては、制御ゲートの電圧がセル10がアクティブなワードラインにあるか否かを決定する。
【0033】
消去サイクルの間は、選択されたワードライン、選択されたブロックのワードライン、あるいはビットセルアレイ全体が消去できる。消去のためのオプションの選択は実施形態によって変わることに注意を要する。消去サイクルの間は、制御ゲート上にドライブされる電圧は選択されたワードラインのメモリセルが消去されるか否かを決定する。選択されたワードラインのメモリセルはそれらの制御ゲートが高電圧ワードデコードブロック430または470によって十分な量の時間の間15ボルトにドライブされている。選択ワードラインのメモリセルの制御ゲートに印加される15ボルトはほぼ50ミリセカンドの間維持されなければならないことに注意を要する。マイクロコントローラコアと共に使用するよう構成された、メモリモジュール400においては、前記50ミリセカンドはマイクロコントローラコアによって決定され、これはメモリモジュール400がそのような時間が経過するまでアクセスされないことを保証しなければならない。しかしながら、もしメモリモジュール400がスタンドアローンまたは独立型のメモリとして実施されれば、消去モードの間に経過時間を測定するためにオンチップタイマを含むことが好ましい。消去モードの間は、選択ワードラインのアイソレーションゲートはVDDの電圧にドライブされる。消去モードの間にはまた、すべてのビットラインはゼロボルトの電圧に保持される。アイソレーションゲートをVDDの値に保持することはトンネル現象がチャネルにわたりより一様に行われることができるようにしかつ信頼性を改善することができる。
【0034】
図5は、部分的ブロック図、部分的論理図、および部分的回路図形式で、図4のメモリモジュール400のデコードおよびセンスアンプ部(センスアンプ)500を示す。センスアンプ500は図4に示される任意のセンスアンプSA1〜SANを表している。センスアンプ500はデコード論理部510および520、P型MOSトランジスタ542,544,562,564、インバータ546および566、電流源548,550,568および570、そして電圧比較器530を含む。デコード論理部510はトランジスタ512および513、選択回路515、およびしきい値電圧発生器511を含む複数のN型MOSトランジスタを有する。トランジスタ512はゲート、ビットセルアレイ440から複数のビットラインの1つを受ける第1の電流電極、および第2の電流電極を有する。トランジスタ513はゲート、ビットセルアレイ440から複数のビットラインの1つを受ける第1の電流電極、および第2の電流電極を有する。選択回路515は伝送ゲート518および517を含む複数の伝送ゲートを有する。伝送ゲート518は前記制御およびデコード部410に接続された正および負の制御電極、トランジスタ513の第2の電流電極に接続された第1の電流電極、そして“INA”と名付けられたノード513に接続された第2の電流電極を有する。伝送ゲート517は前記制御およびデコード部410に接続された正および負の制御電極、トランジスタ512の第2の電流電極に接続された第1の電流電極、そしてノードINA 531に接続された第2の電流電極を有する。
【0035】
デコード論理520はトランジスタ522および523、選択回路525、およびしきい値電圧発生器521を含む複数のN型MOSトランジスタを有する。トランジスタ522はゲート、ビットセルアレイ480から複数のビットラインの1つを受ける第1の電流電極、および第2の電流電極を有する。トランジスタ523はゲート、ビットセルアレイ480から複数のビットラインの1つを受ける第1の電流電極、そして第2の電流電極を有する。選択回路525は伝送ゲート528および527を含む複数の伝送ゲートを有する。伝送ゲート528は前記制御およびデコード部410に接続された正および負の制御電極、トランジスタ523の第2の電流電極に接続された第1の電流電極、および“INB”と名付けられたノード532に接続された第2の電流電極を有する。伝送ゲート527は前記制御およびデコード部410に接続された正および負の制御電極、トランジスタ522の第2の電流電極に接続された第1の電流電極、そしてノードINBに接続された第2の電流電極を有する。
【0036】
トランジスタ542はゲート、VDDに接続されたソース、およびドレインを有する。トランジスタ544はノードINA 531に接続されたゲート、トランジスタ542のドレインに接続されたソース、およびノードINAに接続されたドレインを有する。インバータ546は「右アレイイネーブル(RIGHT ARRAY ENABLE)」584と名付けられた信号を受けるための入力端子、およびトランジスタ542のゲートに接続された出力端子を有する。電流源548は信号「左アレイイネーブル(LEFT ARRAY ENABLE)」580を受けるためのイネーブル入力端子、VDDに接続された第1の電流端子、およびノードINA 531に接続された第2の電流端子を有する。電流源550は信号「右アレイイネーブル」584を受けるためのイネーブル入力端子、ノードINA 531に接続された第1の電流端子、およびVSSに接続された第2の電流端子を有する。
【0037】
P型MOSトランジスタ562はゲート、VDDに接続されたソース、およびドレインを有する。P型トランジスタ564はノードINBに接続されたゲート、トランジスタ562のドレインに接続されたソース、および端子INBに接続されたドレインを有する。インバータ566は「左アレイイネーブル」580を受けるための入力端子、およびトランジスタ562のゲートに接続された第2の出力を有する。電流源568は「右アレイイネーブル」584と名付けられた信号を受けるためのイネーブル信号端子、VDDに接続された第1の電流端子、およびノードINBに接続された第2の電流端子を有する。電流源570は「左アレイイネーブル」580と名付けられた信号を受けるためのイネーブル端子、グランドに接続された第1の電流端子、およびノードINBに接続された第2の電流端子を有する。電圧比較器530は「比較イネーブル(COMPARE ENABLE)582と名付けられた信号を受けるための制御入力端子、ノードINAに接続された第1の入力端子、ノードINBに接続された第2の入力端子、および「データ出力(DATA OUT)」534と名付けられた信号を提供するための出力端子を有する。
【0038】
センスアンプ500はセンスアンプ450の1つのセンスアンプの一部を表している。センスアンプ500に示された要素は読出しモードに関連するセンスアンプの部分である。
【0039】
動作においては、読出しサイクルの始めの間に、電圧比較器530の両側の、ノード531および532の電圧レベルは図5に示されていない回路によってVDDに等化される。センスアンプ500は、ノードINA 531およびノードINB 532の間で異なる放電レートを生じさせることによって、電圧比較器530においてビットセルにおける適切な記憶されたデータ状態を検知しかつそれに応じて信号「データ出力」534をドライブすることができる。
【0040】
もしノードINA 531がビットセルアレイ440から情報を受信するよう選択され、かつアレイ440の非導通ビットセルが選択されれば、ノードINA531上には放電レートはない。その結果、ノードINA 531はVDDのそのプリチャージレベルを維持する。しかしながら、ビットセルアレイ480から情報を受信するよう選択されていない、ノードINB 532は所定のレートで放電することが可能になり、電圧比較器がノードINA 531上よりはノードINB 532上により低い電圧を検出できるようにする。この比較に基づき、電圧比較器530は信号「データ出力」534をシステムによって特定される論理レベルハイまたは論理レベルローの信号として提供する。
【0041】
もしノードINA 531がビットセルアレイ440から情報を受けるよう選択され、かつアレイ440の導通ビットセルが選択されれば、ノードINA 531上にある放電レート(discharge rate)が生じる。センスアンプ500はノードINA 531における放電レートがノードINB 532上の放電レートより大きくなるように設計される。この放電レートの相違は電圧比較器530がノードINB 532上よりはノードINA 531上により低い電圧を検出できるようにする。その結果、電圧比較器530は非導通ビットセルが読み出される場合に読み出されるものと相補的な状態を検出することになる。
【0042】
ビットセルアレイ440からデータが読み出されているときに基準として作用する、ノードINB 532の放電レートは「左アレイイネーブル」580が肯定されて読出しサイクルの始めを示している場合にイネーブルされる電流源570によって実質的に固定されたレートに制御される。また、信号「左アレイイネーブル」580の活性化は電流源548をイネーブルし、該電流源548は選択されたときノードINA 531をある与えられたレートで充電するよう電流を供給する。電流源548が電荷をノードINA 531に供給するレートは非導通ビットセルがアレイ440において選択されたときノードINA 531がVDDのプリチャージ電圧を維持するようにされる。さらに、電流源548が電荷をノードINA 531に提供するレートは電流源570の放電レートと振幅が異なり、従って導通ビットが検知されている場合にノードINA 531上の放電レートがノードINB 532上の放電レートより大きくなるようにされる。従って、電流源548の充電レートは電流源570の放電レートよりもずっと小さい。
【0043】
電流源548および570の関係は電圧比較器530が、ノードINB 532および/またはノードINA 531が放電しているときにビットセルの導通状態を適切に検知するようにされる。この関係は高い動作頻度または動作周波数で動作しているときに、放電が比較的短い期間にわたり生じる点で重要である。センスアンプ500はもし長い時間にわたりノード531および532が完全にゼロボルトに放電されれば、導通ビットセルを読み出すことができず、それによって電圧比較器530が正確なデータを読むことができないようになる。この問題を解決するため、センスアンプ500はダイオード接続されたPチャネルトランジスタ564およびイネーブルPチャネルトランジスタ562によって形成されるクランプ回路を含んでいる。トランジスタ562および564はノードINB 532をあらかじめ規定された電圧にクランプし、かつ従って、電流源570がノード532を完全に放電することを防止する。その結果、低速のシステムにおいて、ノード531および532が放電を終了した場合、ノードINB 532はノードINA 531よりもより高い電圧レベルを維持し、この電圧差は電圧比較器530によって検知することができる。逆に、非導通ビットが読み出されている場合、ノードINB 532はノードINA 531よりも低い電圧になる。
【0044】
上に述べたようにしてデータを検知するために、アレイ440におけるビットセルから検知された電流をノードINA 531における電圧に変換することが必要である。センスアンプ500はこの検知機能を電流−電圧変換機能をローディング機能から分離しかつそれらを選択回路515の異なる側に分配することによって非常に低い電源電圧で動作できるようにする方法で達成する。センスアンプ500は電圧比較器530において検知される電圧降下の量が、電圧降下を発生するためにより少ない電流を有していた従来技術に対して、最適化されることを保証することによって低い電圧の動作を可能にする。
【0045】
これらの構成要素の間での電圧変換関係は伝送ゲート517が選択されたときに始まる。伝送ゲート517はビットセルアレイ440から8ビットのゲートの1つを選択するためにデコード論理によって制御される左ビットデコードブロック519における8つの伝送ラインの内の1つであることに注意を要する。いったん選択されると、選択されたビットラインからの検知された電流はNチャネルトランジスタ512を通って流れることができ、該Nチャネルトランジスタ512は電圧基準511によってVSSよりもNチャネルしきい値2つ分高いレベルにバイアスされている。これはNチャネルトランジスタ512が低い入力インピーダンスおよび比較的高い出力インピーダンスを有するコモンゲート増幅器のものと同様に動作できるようにする。トランジスタ512の低い入力インピーダンス特性はトランジスタ512のビットラインサイドが読出しサイクルの始まりで迅速にプリチャージされ、一方電流源548の非常に高いインピーダンス特性と組合わされた高いインピーダンス出力特性はノードINA 531へのトランジスタ512にわたる高い電圧利得を可能にする。
【0046】
センスアンプ機能の分配の結果として、本実施形態におけるトランジスタ512は従来技術によって提供されたよりも低いインピーダンスをビットラインに与える。電流−電圧変換器をこのように配置する利点は伝送ゲート517にわたりより低い電圧降下が得られ、より少ないビットライン充電時間、あるいはより小さなプリチャージ用トランジスタを要求する結果となることである。従来技術に対する本発明のさらに他の利点はノードINA 531が読出しサイクルの始めに先立ちVDDに充電されるという事実である。その結果、伝送ゲート517が選択されたとき、伝送ゲート517のPチャネルゲート−ソース電圧は全電源電圧VDDである。これは電圧伝送ゲート517のPチャネル部分が完全に導通できるようにする。従来技術においては、ゲート−ソース間はVDD−ビットライン動作レベルに制限され、これは装置のしきい値に非常に近いゲートドライブを提供する。その結果、従来技術の伝送ゲートはカットオフ近くで動作する。本発明では、低速動作のメモリサイクルの間に、ノードINA 531は完全にグランドに放電できることが保証される。ゲート517のNチャネル部分なしでは、これは生じることはできない。
【0047】
前の説明はメモリアレイ部分440からの読出し動作に集中したが、データがメモリアレイ部分480から読出される場合は、回路は同様にかつミラー対称で動作する。
【0048】
図6は、図5のセンスアンプ500の動作を理解する上で有用な、導通および非導通メモリセルの双方の読出しサイクルに関連する種々の信号のタイミング図を示す。水平軸は各々のグラフ部分の時間を表す。導通ビット読出しおよび非導通ビット読出しは各々3つのグラフ部分で表される。第1のグラフ部分は垂直アクセスに関する電圧を表し、第2のグラフ部分は電流を表し、一方第3のグラフ部分は比較器の出力状態を表す。
【0049】
図6は、導通ビット読出しおよび非導通ビット読出しに対する図5に関して説明した信号関係を示している。図6に示される信号の相対値はメモリモジュール400の動作を理解する上で有用であるが、それらは必ずしも比例して描かれていないことに注意を要する。前に述べたように導通ビット読出しの間に、データがノードINA 531において読み出されるときに、ノードINB 532の電圧レベルはノードINA 531の信号と異なるレートで放電されかつ完全にグランドまで放電されない。その結果、電圧比較器530は、比較器530の内部電圧オフセットによってのみひずみを受ける、ノードINA 531とノードINB 532との間の電圧差を検知することによって選択メモリセルの状態を読み出すことができる。
【0050】
同様に、グラフ600は“IBIT”612と称される、アレイ440のビットセルに関連するメモリセル電流の表現、“S1”614と称される、電流源548および568を通る電流の表現、および“S1”614と称される、電流源550および570を通る電流の表現を示している。同様に、非選択ビット読み出しに対するグラフ情報もグラフ600に与えられている。
【0051】
図7は、ブロック図形式で、図4のメモリモジュール400において使用するためのプログラミングドライバ700を示す。プログラミングドライバ700は図5のセンスアンプ500の一部を形成し、かつ読出しサイクルと共通の要素および書込みサイクル独自の要素の双方を含む。プログラミングドライバ700は図5の電圧比較器530の一部、プログラムドライバ710、デコーダ720および760、そしてフォーシング回路(forcing circuits)740および780を含む。プログラミングドライバ700に関連する電圧比較器530の部分はアイソレーション回路730および770、そしてバランス型ラッチ750を含む。アイソレーション回路730はノード731に接続された入力、そしてノードINA 531に接続された出力を有する。アイソレーション回路770はノード771に接続された入力、そして端子INBを有する。バランス型ラッチ750は「読出しラッチ(READ LATCH)」、「読出しラッチB(READ LATCHB)」、「プログラムラッチ(PROGRAM LATCH)」、「プログラムラッチB(PROGRAM LATCHB)」と名付けられた信号を受けるための制御入力端子、ノード731および771に接続されたデータ入力端子、および信号「データ出力(DATA OUT)」534を提供するための出力端子を有する。
【0052】
フォーシング回路740は「データL(DATAL)」と名付けられた信号を受けるための入力端子およびノード731に接続された出力端子を有する。フォーシング回路780は「データR(DATAR)」と名付けられた信号を受けるための入力端子、およびノード771に接続された出力端子を有する。プログラムドライバ710は“VPGM”と名付けられたチャージポンプされた(charge pumped)基準電圧を受けるための電圧基準入力端子、ノード731に接続された“IN1”と名付けられた第1の入力端子、ノード771に接続された“IN2”と名付けられた第2の入力端子、“OUT1”と名付けられ“VOUTL”と名付けられた第1の出力信号を提供するための第1の出力端子、および“OUT2”と名付けられ“VOUTR”と名付けられた信号を提供するための第2の出力端子を有する。
【0053】
動作においては、プログラミングドライバ700は図5のセンスアンプ500と共通のエレメントを含み、これは回路面積を節約する。図7に示されるように、電圧比較器530はまたプログラムモードの間に使用されかつバランス型ラッチ750および2つのアイソレーション回路730および770を含む。バランス型ラッチ750はフォーシング回路740および780から選択ビットラインにドライブされるべきデータを受信する。プログラムモードにあるときは、信号「データL」および「データR」は共にドライブされるが、相補様式でドライブされる。信号「データL」および「データR」の内のどの1つが真(true)でありかつどの1つが補(complementary)であるかはどのアレイのハーフが選択されるかに依存する。この状態は「PGMラッチ(PGM LATCH)」および「PGMラッチB(PGM LATCHB)」と名付けられた信号が活性化されるときにラッチに格納される。ラッチされたデータはプログラムドライバ710によって受信され、該プログラムドライバ710は選択ビットラインが位置するビットラインデコーダに対し適切な電圧レベルを与える。同様に、右のビットセルアレイ480が書込みモードの間に選択された場合、フォーシング回路780は適切な状態をラッチ740にドライブし、かつプログラムドライバ710は適切な信号をビットラインデコーダ760に提供する。
【0054】
プログラムドライバ710は入力IN1およびIN2においてそれぞれノード731および771の信号を受信しかつそれぞれOUT1およびOUT2と名付けられた出力電圧を提供するよう構成されている。OUT1およびOUT2の電圧は受信電圧よりも高い電圧レベルにある。より高い電圧レベルはほぼ5ボルトである入力電圧信号VPGMによって決定される。プログラムドライバ710の動作のため、電圧比較器530は信号OUT1およびOUT2のより高い電圧がバランス型ラッチ750の回路を損傷するのを防止するためアイソレーション回路730および770を必要とする。また、プログラムサイクルの間は、選択メモリセルの電流要求はVPGMの電圧に大きな影響を与え、従って、VPGMから分離されたアンテナVDD電源からバランス型ラッチ750に電力を供給することが重要である。電圧比較器530の再使用は回路面積の低減を可能にしかつプログラムのドライブ機能が比較的小さなピッチ内で、すなわちセンスアンプに関連する8つのビットラインのピッチで、達成できるようにする。
【0055】
図8および図9は合わせて部分的論理図および部分的回路図形式で図5のセンスアンプ500および図7のプログラミングドライバ700の一部を構成するために使用できる特定の回路を示す。図8および図9の回路はこれらの回路の特定の例であるから、図8および図9の信号と図5のものとの間に1対1の対応は必ずしも行なわれていない。例えば、図5の信号「比較イネーブル(COMPARE ENABLE)」582は図8および図9の相補信号SALATBおよびSALATを使用して構成される。信号「データ出力(DATA OUT)」534はバスの一部を形成する図8および図9の相補信号「データL(DATAL)」「データR(DATAR)」によって構成される。図8および図9の信号CDECLおよびCDECRは図5のそれぞれノードINA 531およびノードINB 532である。図5および図7における要素に対応する他の要素は同じ参照数字で示されている。
【0056】
図10は、部分的ブロック図、部分的論理図、そして部分的回路図形式で本発明に係わる制御ゲートドライバ回路900を示す。制御ゲートドライバ回路900は図4の高電圧ワードデコード部430の一部を表わしている。制御ゲートドライバ回路900はアイソレーション回路/レベルシフタ910、電圧基準スイッチ912、P型MOSトランジスタ925,932,934および936、バイアス回路920、消去電源914、正のプログラム電源916、負のプログラム電源930、パルス回路940、そして高電圧ローデコーダ950を含んでいる。
【0057】
アイソレーション回路/レベルシフタ910は「プログラム/消去デコード(PROGRAM/ERASE DECODE)」964と名付けられた信号を受けるための第1の入力端子、「読出し信号(READ SIGNAL)」962と名付けられた信号を受けるための第2の入力端子、第1の電圧基準端子、グランド電位に接続された第2の電圧基準端子、そして出力端子を有する。電圧基準スイッチ912は第1の入力電圧基準端子、第2の入力電圧基準端子、そして第3の入力電圧基準端子、ならびにアイソレーション回路910の前記第1の電圧基準端子に電圧基準出力を提供するよう接続された出力端子を有する。
【0058】
トランジスタ925はグランド電位に接続されたゲート、グランド電位に接続されたドレイン、電圧基準スイッチ912の第1の入力電圧基準端子に接続されたソース、そしてバルク端子を有する。バイアス回路920はトランジスタ925のソースに接続された第1の端子、およびトランジスタ925のバルク端子に接続された第2の端子を有する。バイアス回路920は抵抗921および922を含む。抵抗921はVDDに接続された第1の端子、およびトランジスタ925のバルク電極に接続された第2の端子を有する。抵抗922は抵抗921の第2の端子に接続された第1の端子、およびトランジスタ925のソースに接続された第2の端子を有する。
【0059】
消去電源914はグランド基準電位に接続された第1の端子、および電圧基準スイッチ912の第2の電圧基準入力に接続された第2の端子を有する。正のプログラム電源916はグランド電位基準に接続された第1の電圧端子、および電圧基準スイッチ912の第3の入力電圧基準端子に接続された第2の電圧基準端子を有する。トランジスタ936はグランド基準電位に接続されたゲート、アイソレーション回路912の出力端子に接続された第1の電流電極、選択ローに沿ったトランジスタの制御ゲートに接続された第2の電流電極、そして第1の電流電極に接続されたバルク電極を有する。トランジスタ934はゲート、第1の電流電極、トランジスタ936の第2の電流電極に接続された第2の電流電極、そしてトランジスタ936の第1の電流電極に接続されたバルク電極を有する。トランジスタ932はゲート、第1の電流電極、トランジスタ934の第1の電流電極に接続された第2の電流電極、そしてトランジスタ936の第1の電流電極に接続されたバルク電極を有する。負のプログラミング電源930はグランド電源に接続された第1の端子、およびトランジスタ932の第1の電流電極に接続された第2の端子を有する。パルス回路940は「デコードアドレス(DECODED ADDRESS)」と名付けられた信号を受けるための入力、およびトランジスタ932のゲートに接続された第1の出力端子、ならびにトランジスタ934のゲートに接続された第2の出力端子を有する。高電圧ローデコーダ950は「アドレス(ADDRESS)」960と名付けられた信号を受けるための入力、そして前記「デコードアドレス」をパルス回路940に提供するための出力を有する。
【0060】
図10に示されるように、制御ゲートドライバ回路900は高電圧プリデコードブロック432および高電圧ワードデコーダ430の一部を含むことに注意を要する。しかしながら、他の実施形態では、これらの機能の指定は異なるものとすることができる。したがって、制御ゲートドライバ回路900によって総合的に機能が達成されることを認識することが重要である。
【0061】
動作においては、制御ゲートドライバ回路900は図3に示されかつさらに図4に関して説明された制御ゲートをドライブする。読出しモードの間には、電圧基準スイッチ912は第1の位置にセットされてトランジスタ925のソースへの電気的接続を許容する。また、読出しモードの間には、「読出し信号」962がアクティブになってアイソレーション回路/レベルシフタ910がその出力端子に第1の電圧基準端子における電圧に等しい電圧を提供するようにさせる。この電圧はトランジスタ925のPチャネルしきい値電圧+小さな付加的な値に等しい。この小さな付加的な値は抵抗921および922の相対的な寸法およびトランジスタ925の特性によって決定される。バイアス回路920はMOSFETの基板効果(body effect)を使用してトランジスタ925のしきい値がやや増大するようにさせ、したがってダイオード接続されたトランジスタ925のソースの電圧がトランジスタ936のソースにおいてそれを導通させるために必要とされる電圧よりもやや高くなる。トランジスタ925およびトランジスタ936の間のバイアスにおける増分的な差のため、トランジスタ936はやや導通的になる。トランジスタ936をやや導通的にするこの制御はトランジスタ925のバルクをバイアス回路920によってソースよりもやや高くバイアスしかつトランジスタ925および936の間の整合を行なうことによって達成される。好ましくはトランジスタ925および936は同じゲート幅および同じゲート長さ寸法を与えられかつ集積回路上で同じ方向に向けられる。さらに、前記小さな付加的な電圧は好ましくは全ての予期されるプロセス変動に対してトランジスタ936が導通的になることを保証するよう選択される。
【0062】
消去モードの間は、電圧基準スイッチ912は第2の位置にセットされて消去電源914およびアイソレーション回路/レベルシフタ910の第1の電圧基準端子を電気的に接続する。「読出し信号」962は消去モードの間はインアクティブであるから、アイソレーション回路/レベルシフタ910が+15ボルトを制御ゲートに供給するか否かは「PGM/消去デコード信号」964によって決定される。「PGM/消去デコード信号」964はプログラム/消去信号および低電圧ワードデコードブロック420または460から受信されるプリデコード信号の双方の論理的組合わせを表わす。消去モードの間に、もし「PGM/消去デコード信号」964がアクティブであれば、制御ゲートドライバ900は対応する制御ゲートを消去電源914によって発生される+15ボルトのレベルにドライブする。
【0063】
プログラムモードの間に、電圧基準スイッチ912は前記第3の位置にセットされて正のプログラム電源916およびアイソレーション回路/レベルシフタ910の第1の電圧基準端子を電気的に接続する。消去モードと異なり、信号「PGR/消去デコード」964は対応する制御ゲートが選択ローに位置しない場合はプログラムモードの間アクティブである。非選択ローをドライブする場合、アイソレーション回路/レベルシフタ910は3.5ボルトに等しい電圧をドライブしこれは正のプログラム電源916によって提供される。トランジスタ936の第1の電流電極に印加される3.5ボルトの信号はトランジスタ936を導通させ、それによって3.5ボルトの電圧をプログラミングのために選択されていないセルの制御ゲートに提供する。
【0064】
信号「PGM/消去デコード」964がインアクティブであり、対応する制御ゲートが選択ローに位置することを示している場合、アイソレーション回路/レベルシフタ910はVSSをトランジスタ936の第1の電流電極にドライブし、トランジスタ936を非導通にする。同時に、高電圧ローデコーダ950はパルス回路940への信号「デコードアドレス」をアクティベイトする。パルス回路940はトランジスタ932および934を導通させ、負のプログラム電源930が制御ゲートに接続されるようにする。このようにして選択されたとき、トランジスタ936はアイソレーショントランジスタとして作用し負のプログラム電源930によって提供される−12ボルトがアイソレーション回路/レベルシフタ910の出力端子に到達するのを防止することに注意を要する。
【0065】
3.5ボルトのバイアスをプログラミングのために選択されていないセルに提供することにより、制御ゲートドライバ回路900は2つの目的を達成する。第1に、それはフローティングゲートのエッジ近くの電界によって影響されるビットセル接合リーケージ電流の部分を低減する。このリーケージ電流の低減は次にプログラミング電源からの電流要求を低減する。制御ゲートドライバ回路900はまた非選択制御ゲートに対する3.5ボルトのバイアスを使用しプログラミングのために選択されたビットライン上の非選択セルのトンネル酸化物にわたる電界を適度のものにする。これはビットライン電圧がプログラムされているビットラインの非選択セルに蓄積されているデータ状態を乱すレートを低減する。
【0066】
負のプログラム電源930、正のプログラム電源916、および消去電圧914は左ハーフのビットセルアレイ440および右ハーフのビットセルアレイ480の双方に共通のものである。高電圧ワードデコードブロック430内には4つのトランジスタがありトランジスタ932が代表している。さらに、各々のワードラインに対応してトランジスタ934に対応するトランジスタがある。
【0067】
プログラムモードの間に、選択ワードラインに連続的なアクティブ信号を提供する代わりに、パルス回路940は選択トランジスタ932および934にパルスの流れを提供して選択ワードライン上に−12ボルトのプログラム電圧を除々に展開する。負のプログラム電源930を接続するための回路は読出しモードの速度が重要な経路にないから、速度を最大にする必要はなく、これはパルス回路940が必要とされる−12ボルトを除々に展開できるようにする。さらに、トランジスタ932および934はより小さくすることができる。図示された実施形態では、トランジスタ934はメモリセルのピッチ内に適合するよう充分小さくできる。さらに、このパルス作用は負のプログラム電源930を発生するあるいは負のプログラム電源930として機能するチャージポンプにおける容量がより小さくできるようにする。
【0068】
図11は、図10のパルス回路940の一部を実施するために使用できる特定の回路を回路図形式で示す。この回路は例示的なものでありかつ他の回路も使用できることに注意を要する。図11はまたトランジスタ934およびPチャネルトランジスタ1002を示している。トランジスタ1002はトランジスタ934と同様のものであるが、トランジスタ934とは異なるワードラインによって制御ゲートをドライブする。トランジスタ934は“CG0”と名付けられた制御ゲートドライブ信号を提供し、一方トランジスタ1002は“CG1”と名付けられた異なる制御ゲート信号を提供する。本発明の特定の構成であるから、図11の信号と図10のものとの間に1対1の対応は必要ではない。
【0069】
図12は、部分的ブロック図および部分的回路図形式で本発明にしたがって図10の制御ゲートドライバ回路900のための電源電圧を発生するために使用されるチャージポンプ1120を示す。チャージポンプ1120は非線形段(non−linear stage)1130、基準電圧発生段1140、および線形段(linear stages)1150および1160を含む。電圧基準発生回路1140は第1の電圧基準端子(VDD)に接続され、かつ“Vz”と名付けられた基準電圧を生成する。VDDは2.7ボルトの公称値を有するより正の電源電圧端子であるが、これはさらに低い値を持つこともできる。回路段1130はVDDに接続され、基準電圧Vzおよび「プログラム/消去制御(PROGRAM/ERASE CONTROL)」と名付けられた信号を受け、かつ「プログラム電圧1(PROGRAM VOLTAGE1)」と名付けられた信号および“φA”,“φB”,“φC”および“φD”と名付けられた信号を生成する。線形段1150は信号φC,φDおよび「プログラム電圧1」を受けかつ「消去電圧(ERASE VOLTAGE)」と名付けられた出力信号を発生する。線形段1160は信号φAおよびφBを受けかつ「プログラム電圧2(PROGRAM VOLTAGE2)」と名付けられた信号を発生する。図3に示されように、「プログラム電圧1」はほぼ5ボルトであり、一方「プログラム電圧2」はほぼ−12ボルトであり、したがってこれらは図1のEEPROMセルをプログラムするのに使用するのに適している。前記「消去電圧」もまたほぼ15.5ボルトにセットされる。
【0070】
非線形段1130は、VDDに接続された入力、電圧基準信号を受けるための“Vz”と名付けられた入力、および該入力において受信された電圧をほぼ倍化する(double)出力電圧を生成するための出力を有する調整電圧倍化段(regulated voltage doubling stage)1132を含む。非線形段1130はまた、前記回路段1132の出力に接続された入力、電圧基準信号を受けるための“Vz”と名付けられた入力、および該入力において受信された電圧をほぼ倍化した出力電圧を生成するための出力を有する電圧倍化段(voltage doubling stage)1134を含む。非線形段1130はさらに、前記回路段1134の出力に接続された入力、電圧基準信号を受けるための“Vz”と名付けられた入力、信号「プログラム電圧1」および位相信号φA,φB,φC,φDを生成するための出力を有する電圧倍化段1136を含んでいる。
【0071】
好ましくは前記電圧Vzはいずれの回路段も「プログラム電圧1」によって要求される5ボルトより大きな出力を生成するのを制限するように選択される。本発明のこの実施形態では、各回路段は同じ電圧基準を受け、それらは全て同じ電圧Vzを受ける。別の実施形態では、異なる基準電圧を各々の回路段に使用することができる。調整電圧倍化段1136はほぼ「プログラム電圧1」に等しい電圧振幅を有する一連のドライブ信号を発生する。これらのドライブ信号は前記線形段1150および1160にタイミングおよび電力を供給するために使用される。
【0072】
前記電圧基準発生回路1140は調整電圧倍化段1144に接続された調整電圧倍化段1142を含む。前記回路段1144は線形段1146に接続されている。回路段1146は電流シャント調整ダイオード1148に接続され、該ダイオード1148は“VSS”と名付けられた電源電圧端子に接続されている。VSSは一般にVDDより低い電位であるゼロボルトの公称値を有する。前記調整電圧倍化段1142および1144は非調整(non regulated)様式で使用される。したがって、回路段1142は、回路段1144と同様に、その入力に提供された電圧を倍化する。同様に、線形段1146もまた非調整(nuregulated)である。しかしながら、当業者にはこれらの回路段1142,1144および1146のいずれの1つも固有のトランジスタのブレークダウンを防止するために2次的調整(secondary regulation)を有することが必要であることを理解するであろう。回路段1142,1144および1146は与えられた用途の電流および面積の制約に応じて線形および電圧倍化段の種々の組合わせとすることができることが理解される。チャージポンプ1120のためには、回路段1142,1144および1146はダイオード1148をそれがブレークダウンするようにバイアスするのに充分な電圧Vzを発生し、それによって基準電圧Vzを発生することが必要である。
【0073】
線形段1150および1160はそれぞれ「消去電圧」および「プログラム電圧2」を発生するために使用される。回路段1150および1160は技術的に良く知られたディクソン型(Dickson type)の線形チャージポンプである。
【0074】
図13は、部分的ブロック図および部分的回路図形式で電圧倍化段(voltage doubling stage)1132を示す。電圧倍化段1132は図12の他の電圧倍化段の1つとして使用できることに注意を要する。電圧倍化段1132は容量1282(C1),1292(C2)および1204(C3)、P型トランジスタ1283,1284,1285,1286,1293,1294,1295,1296および1202、N型トランジスタ1287,1297および1206、そしてレベルシフタ1270を含む。容量C1は第1の電極および第2の電極を有する。P型トランジスタ1283は“CK3”と名付けられた信号を受けるための制御電極、第1の電流電極、容量C1の第1の電極に接続された第2の電流電極、そしてその第1の電流電極に接続されたN型バルク端子を有する。トランジスタ1284はCK7と名付けられた信号を受けるよう接続された制御電極、第1の電流電極、容量C1の第1の電極に接続された第2の電流電極、そしてトランジスタ1283のバルク端子に接続されたN型バルク端子を有する。P型トランジスタ1285はCK6と名付けられた信号を受けるよう接続された制御電極、トランジスタ1284の第2の電流電極に接続された第1の電流電極、“VIN”と名付けられた入力電圧を受けるよう接続された第2の電流電極、そしてP型トランジスタ1283のNバルク端子に接続されたNバルク端子を有する。P型トランジスタ1286はCK5と名付けられた信号を受けるよう接続された制御電極、トランジスタ1285の第2の電流電極に接続された第1の電流電極、C1の第2の電極に接続された第2の電流電極、そして入力電圧VINを受けるよう接続されたNバルク端子を有する。トランジスタ1287はCK1と名付けられた信号を受けるよう接続された制御電極、トランジスタ1286の第2の電流電極に接続された第1の電流電極、そして第1の電圧基準端子に接続された第2の電流電極を有する。トランジスタ1294はCK8と名付けられた信号を受けるよう接続された制御電極、トランジスタ1284の第1の電流電極に接続された第1の電流電極、第2の電流電極、そしてP型トランジスタ1283のNバルク端子に接続されたNバルク端子を有する。P型トランジスタ1295はトランジスタ1286の制御電極に接続された制御電極、トランジスタ1294の第2の電流電極に接続された第1の電流電極、VINを受けるよう接続された第2の電流電極、そしてトランジスタ1283のNバルク端子に接続されたNバルク端子を有する。P型トランジスタ1296はトランジスタ1285の制御電極に接続された制御電極、トランジスタ1295の第2の電流電極に接続された第1の電流電極、第2の電流電極、そしてVINを受けるよう接続されたNバルク端子を有する。トランジスタ1297はCK2と名付けられた信号を受けるよう接続された制御電極、トランジスタ1296の第2の電流電極に接続された第1の電流電極、そして第1の電圧基準端子に接続された第2の電流電極を有する。C2はトランジスタ1294の第2の電流電極に接続された第1の電極、そしてトランジスタ1296の第2の電流電極に接続された第2の電極を有する。トランジスタ1293はCK4と名付けられたクロック信号を受けるよう接続された制御ノード、トランジスタ1283の第1の電流電極に接続された第1の電流電極、C2の第1の電流電極に接続された第2の電流電極、そしてトランジスタ1283のNバルク端子に接続されたNバルク端子を有する。
【0075】
トランジスタ1202は第1の電圧基準端子に接続された制御電極、トランジスタ1283の第1の電流電極に接続された第1の電流電極、トランジスタ1294の第1の電流電極に接続された第2の電流電極、そしてトランジスタ1283のNバルク端子に接続されたNバルク端子を有する。容量C3はトランジスタ1202の第2の電流電極に接続されかつ「未調整出力電圧(UNREGULATED OUTPUT VOLTAGE)」と名付けられた信号をそこに提供する第1の電極、および第1の電圧基準端子に接続された第2の電圧を有する。トランジスタ1206は電圧Vzを受けるよう接続された制御電極、C3の第1の電極に接続された第1の電流電極、そして「調整出力電圧(REGULATEDOUTPUT VOLTAGE)」と名付けられた出力を提供するための第2の電流電極を有する。レベルシフタ1270はトランジスタ1206の第1の電流電極に接続され、VIN,φ1〜φ4を受け、かつ信号CK3,CK4,CK5,CK6,CK7およびCK8を生成する。
【0076】
動作においては、電圧基準回路1140は基準電圧Vzを非線形段1130の電圧倍化段1132,1134および1136の各々に提供する。Vzは電圧基準を提供するのみであるから、回路1140によって最少量の電荷が提供される必要があるのみである。非線形段1130は「プログラム電圧1」を提供し、かつしたがって、外部負荷(図示せず)によって必要とされる電荷を提供する。非線形段を使用することにより、より薄い誘電体層を有する第1ステージの容量を半導体装置の上に形成することができ、これはこれらの第1ステージにおける非常に低い電圧のためである。より薄い誘電体は、後に図15を参照して説明するように、より高いキャパシタンスを有する容量を可能にする。これはより少ない半導体面積を使用したチャージポンプを可能にする。
【0077】
図14は図13の電圧倍化段1132の動作を理解する上で有用な信号のタイミング図を示す。図14は図13の調整電圧倍化段1132の動作を制御する信号φ1〜φ4およびCK1〜CK8のタイミング関係を示している。図13と組合せて図14を考察すると、各々のクロック信号はクロックサイクルの特定の時間、または部分、の間アクティブであるかあるいはインアクティブである。クロックサイクルの各部分はt1,t2,t3およびt4として参照される。CK1はt1およびt2の間にアクティブハイである。CK4はt1の間アクティブローである。CK6はt1の間アクティブローである。CK8はt1の間アクティブローである。CK2は期間t3およびt4の間アクティブハイであり、CK3はt3の間アクティブローである。CK5はt3の間アクティブローである。CK7はt3の間アクティブローである。図14の矢印はt2またはt4の間に実質的に同じ時間に、しかしながら実際には実質的に同じ時間に生じる他のエッジに続いて、エッジが発生することを示していることに注意を要する。例えば、時間t2のCK4の立上がりエッジは時間t2の間のCK6の立上がりエッジの後に発生する。これは、結果的にCK6によって制御されるトランジスタがCK4信号がインアクティブになる前に遷移することを保証する。CK1およびCK2はそれぞれ時間t2およびt4の終わりでアクティブローに遷移する。図14のタイミングは前記容量1282および1292が入力信号によって交互に充電されるようにし、一方トランジスタ1206を通して「調整された出力電圧」を提供できるようにする。
【0078】
t1の間に、いったん定常状態が得られると、容量C1が充電され、一方容量C2が放電される。容量C1の充電はトランジスタ1285および1287がアクティブにドライブされるため容易に可能であり、一方トランジスタ1284,1286および1283はインアクティブにドライブされる。これは容量C1をVINおよび前記第1の電圧基準の間に接続し、一方容量C1を回路1132の残りの部分から隔離する。その結果、電荷はそれが電圧VINに充電されるまで、あるいはそのサイクルが終了するまでC1に流れ込む。t3の間に、容量C2が同様の方法でVINに充電される。
【0079】
t1の間に、C2は前記「未調整出力電圧」を生成するのに必要な2倍にされた電圧を発生している。これはトランジスタ1293,1296および1294がアクティブにドライブされ、一方トランジスタ1297,1295,1284,1286がインアクティブにドライブされることによって可能となる。これはC2を「未調整出力電圧」端子とVINとの間に接続し、一方容量C2を回路1132の残りから分離する。未調整出力電圧を表す、トランジスタ1294の第1の電極に生成される電圧はC2に渡る電圧とVINの加算したものである。前に述べたように、C2に渡る電圧はほぼVINであり、したがって2倍、または倍化された、VINを生成する。前記未調整出力電圧は実質的に一定である信号Vzによってバイアスされるトランジスタ1206によって調整されて「調整された出力電圧」を提供する。t3の間に、容量C1はVINと出力端子との間に同様の方法で接続される。
【0080】
時間t2の間に、電荷がトランジスタ1286および1287に共通の電極において注入されるのを防止するため、トランジスタ1287をアクティブ状態に保持することが必要である。これは前記電極がグランドに保持されることを保証し、それによって前記電極によって表されるドレイン−基板接合が順方向バイアスされないことを保証する。例えば、トランジスタ1284,1285および1286がトランジスタ1287がインアクティブになる前に完全に遷移することを保証することによって、基板接合の順方向バイアスの可能性が避けられる。同様に、トランジスタ1294,1295および1296が時間t4の間に遷移している間に、トランジスタ1297はアクティブに保持されてトランジスタ1296および1297に共通のノードにおいて同じ影響を避けることが保証される。
【0081】
トランジスタ1283,1284,1285,1293,1294,1295および1202は共通のNバルク端子を有する。本発明の一実施形態に係わるNバルク端子は実際にはNウェルである。このNウェルは時間t3およびt1の間にアクティブであるそれぞれトランジスタ1283および1293を通して「未調整出力電圧」に充電される。トランジスタ1202はNウェル電圧が「調整された出力電圧」より大幅に上昇せずかつ長い期間の間そこにとどまっていることを保証するために使用される弱いトランジスタである。例えば、スタートアップに際して、あるいは出力ロードがチャージポンプの出力に加えられた時、Nウェルが「未調整出力電圧」よりもかなり上の電圧に充電される状況が存在する可能性がある。そのような電圧差はMOSトランジスタがそうでない場合よりも導通しにくくする。もし持続されればそのような状態はポンプの総合的な出力を低減することになる。そのため、トランジスタ1202はいずれの電圧差も単に過渡的な性質のものであることを保証する。Nバルクを「未調整出力電圧」にドライブし、それがそれぞれのサイクルに充電および放電させないようにすることにより、前記ウェルに関連する容量寄生によって何等の電荷も失われないため高い効率を得ることができる。
【0082】
時間t2およびt4の間に、CK4が遷移しかつCK1が遷移しない期間となることが可能である。この時間の間に、「調整された出力電圧」はその電圧を容量C1またはC2から受けることは可能ではなく、したがって、容量C3はこの期間の間のギャップを橋渡しする(bridge)ために必要であり、かつ時間t2およびt4の間にレベルシフタ1270によって必要とされる電荷を供給する。一般に、t2によって表される時間はt1よりもずっと小さいため、容量C3は容量C1およびC2よりもずっと小さくなるであろう。同様に、C3は時間t4の間に必要な電圧を提供する。
【0083】
レベルシフタ1270は図14に示されるように信号φ1〜φ4を受ける。φ1は時間t1の間にアクティブ信号を表す。信号φ2は時間t2の間アクティブな信号を表す。信号φ3は時間t3の間アクティブ期間を表す。信号φ4は時間t4の間アクティブな信号を表す。これらの信号は組み合わされてCK1〜CK8のための適切なアクティブ信号およびインアクティブ信号を発生する。CK1およびCK2はゼロまたはグランドのインアクティブロー電圧を有し、かつVDDのアクティブハイの電圧基準を有する。CK3〜CK8は、アクティブであってもあるいはインアクティブであっても、ゼロまたはグランドに等しいロー信号を有し、一方ハイ状態は、アクティブであってもあるいはインアクティブであっても容量C3の第1の電極に現れる「未調整出力電圧」に等しい。さらに、CK1およびCK2はそれぞれ信号φ1およびφ2そして信号φ3およびφ4を組合せることによって発生される。したがって、レベルシフタは図12のチャージポンプ1120内の回路段をドライブするのに必要な適切な電圧レベルを印加する。
【0084】
図12に戻ると、回路段1142および1144は図13の調整された電圧倍化段回路を使用して実施される。しかしながら、ブロック1144はディクソン型(Dickson type)回路段1146をドライブするために2つの信号、φ5およびφ6、をドライブするよう示されている。ディクソン回路段1146の要求のため、信号φ5およびφ6は実質的に回路段1144のバイアスまたは出力電圧に等しくなければならない。この条件が適合すると、3つの内部回路段を有する、ディクソン回路段1146はその入力電圧の4倍程度の出力電圧を提供できるが、いずれの場合も、ダイオード1148のブレークダウン電圧に制限される。
【0085】
非線形段1130の回路段1132,1134および1136は図13の調整された電圧倍化段回路1132を使用する。これらの場合のいずれにおいても、調整電圧Vzはいずれの回路段によって発生される電圧をも5ボルトに制限する。非線形段1130の最終段は付加的なフェーズ信号φA,φB,φCおよびφDを提供する。これらの信号は「調整された出力電圧」ノードおよびグランドの間に接続された2つのNおよびPトランジスタ対(図示せず)を使用して回路1132から発生される。タイミングは図14のタイミング信号によって制御される。NおよびPトランジスタのどの対が選択されるかは実際には「プログラム/消去制御」信号によって制御される。選択されたNおよびPトランジスタ対はディクソン型チャージポンプ1150および1160が動作できるようにするのに必要な相補出力信号を発生する。回路段1150および回路段1160の動作は1つの回路段のみが任意の与えられた時間にドライブされる点でお互いに排他的であることが注目されるべきである。
【0086】
調整されたに電圧倍化段1132,1134,1136,1142および1148の各々に対するC1およびC2のための容量値を推定または計算するために、以下の式を使用することができる。
【数1】
Q=Iout/Freq
【数2】
V(n)=VDD (Vout/VDD**(n/N)
【数3】
Vc(n)=2V(n−1)−V(n)
【数4】
C(n)=QE12((2**(N−n))(eff
**(n−1−N)))/Vc(n)
【数5】
Ctotal(N)=(n=1からNまでのすべてのC(n)の合計)
この場合、VDDは電源電圧であり、
Nはチャージポンプにおける回路段の数であり、
Ioutは所望の出力電流であり、
Voutは所望の出力電圧であり、
effは回路の効率であり、
Freqはチャージポンプがスイッチングしている周波数である。
【0087】
数式1はチャージポンプ出力において得られる電荷の量を示す。数式2は回路段が一様なステージ間電圧利得を生じるような寸法とされている場合のある与えられた回路段nの出力における電圧を示す。数式3はC1またはC2のような容量の充電および放電を含む、ある与えられた回路段の容量にわたるかつポンプサイクルの間における電圧の変化を示す。数式4はある回路段のかつピコファラッドで示されたチャージポンプの合計の容量を示す。値C(n)はC1およびC2の容量の合計である。一般に、C1およびC2は実質的に同じである。例えば、1.8ボルトのVDDおよび1マイクロアンペアの出力電流および4.5ボルトの要求出力電圧を必要とし、1メガヘルツのクロック信号および98%の回路効率を有する3段のチャージポンプに対し、第1の回路段に対する容量値は出力電流のマイクロアンペアあたり3.7ピコファラッドである。回路段2は出力電流のマイクロアンペアあたり1.3ピコファラッドの容量要求を有し、一方回路段3は出力電流のマイクロアンペアあたり0.5ピコファラッドの容量要求を有する。これはC1およびC2の組み合わされたキャパシタンスに対して必要な容量値である。
【0088】
上に述べたような選択された容量値は本発明の非線形チャージポンプを使用する利点を示している。回路段1(ステージ1)の容量は組み合わされた回路段2(ステージ2)または回路段3(ステージ3)において要求される容量よりも遥かに大きい。この関係は図15に示されており、同図はグラフ形式で図12のチャージポンプ1120の各回路段に関連する容量を示している。前記利点は第1の回路段の動作電圧が第2および第3の回路段のものより遥かに低く、それによって容量C1の形成においてより薄い誘電体層が使用できることである。例えば、本発明の1実施形態では、容量C1の誘電体層はビットセルにおいて使用されるトンネル酸化物誘電体と同じ厚さとすることができる。これは回路段C2およびC3において要求される厚膜誘電体を使用するものよりも、それらに関連する大きな電圧のため、ずっと小さな表面積を使用して容量を形成できるようにする。
【0089】
本発明の1つの態様はロード装置(loading device)(548)が電流源を備えることである。
【0090】
本発明の他の態様は複数の電流−電圧変換器(512,513)の各々が対応するビットラインに結合された第1の電流電極、基準電圧を受けるためのゲート、および選択回路(515)の対応する入力端子に結合された第2の電流電極を有する金属酸化物半導体(MOS)トランジスタを備えることである。
【0091】
本発明のさらに別の態様は、前記選択回路(515)が複数の相補MOS(CMOS)伝送ゲートを備えることであり、各々の伝送ゲートは前記選択回路(515)の対応するトランジスタの第2の電流電極に結合された第1の端子、コラムデコーダ(410)の出力端子に結合された第1および第2の制御電極、そして前記選択回路(515)の出力端子に結合された第2の端子を有する。
【0092】
本発明のさらに別の態様は、メモリセルのアレイ(440)が不揮発性メモリセルのアレイを具備することであり、該不揮発性メモリセルの各々は電気的に消去可能なプログラム可能(EEPROM)メモリセルによるような、フローティングゲート上に蓄積される電荷によって決定されるその論理状態を有し、かつ前記アレイ(440)はさらにフラッシュEEPROMアレイとすることができる。
【0093】
本発明が好ましい実施形態に関して説明されたが、当業者には本発明が数多くの方法で変更できかつ特に上に述べかつ説明したもの以外の数多くの実施形態を取り得ることは明らかであろう。例えば、メモリセルをプログラムするために他の電圧レベルを使用することができ、あるいは制御回路によって異なる数の制御ゲートを制御することができる。従って、添付の特許請求の範囲により本発明の真の精神および範囲内に入る本発明のすべての変更をカバーすることを意図している。
【図面の簡単な説明】
【図1】メモリアレイを示す電気回路図である。
【図2】本発明と共に使用することができるメモリセルの断面図である。
【図3】本発明に従ってメモリアレイを動作させるための方法を示す説明図である。
【図4】本発明に係わるメモリモジュールを部分的ブロック図および部分的平面図形式で示す説明図である。
【図5】図4のメモリモジュールの読み出しに関連するデコードおよびセンスアンプ部を部分的にブロック図、部分的論理図、および部分的回路図形式で示す説明図である。
【図6】導通および非導通メモリセルの双方の読出しサイクルに関連する種々の信号を示すタイミング図である。
【図7】図4のメモリモジュールにおいて使用するためのプログラミング用ドライバを示すブロック図である。
【図8】図9と組合せて、図5および図7に関連して示される回路の部分を構成するために使用できる回路を部分的論理図および部分的回路図形式で示す電気回路図である。
【図9】図8と組合せて、図5および図7を参照して示す回路の部分を実施するために使用できる回路を部分的論理図および部分的回路図形式で示す電気回路図である。
【図10】本発明に係わる制御ゲートドライバ回路を部分的ブロック図、部分的論理図、および部分的回路図形式で示す説明図である。
【図11】図10のパルス回路の一部を実施するために使用できる特定の回路を示す電気回路図である。
【図12】本発明に従って図10の制御ゲートドライバ回路のための供給電圧を発生するために使用されるチャージポンプを部分的ブロック図および部分的回路図形式で示す説明図である。
【図13】図12の電圧倍化段の1つを部分的ブロック図および部分的回路図形式で示す説明図である。
【図14】図13の電圧倍化段の動作を理解する上で有用な信号のタイミング図である。
【図15】図12のチャージポンプの各々の回路段に関連する容量をグラフ形式で示す説明図である。
【符号の説明】
25 メモリアレイ
10 選択メモリセル
30 非選択メモリセル
22 アイソレーション用トランジスタ
23 フローティングゲートトランジスタ
400 メモリモジュール
410 制御およびプリデコード部
420,460 低電圧ワードデコード部
430,470 高電圧ワードデコード部
432,472 高電圧プリデコード部
440,480 ビットセルアレイ
450 センスアンプ部
500 デコードおよびセンスアンプ部
510,520 デコード論理部
542,544,562,564 P型MOSトランジスタ
546,566 インバータ
548,550,568,570 電流源
530 電圧比較器
512,513 N型MOSトランジスタ
515 選択回路
511 しきい値電圧発生器
517,518 伝送ゲート
522,523 N型MOSトランジスタ
521 しきい値電圧発生器
525 選択回路
527,528 伝送ゲート
700 プログラミング用ドライバ
710 プログラムドライバ
720,760 デコーダ
740,780 フォーシング回路
730,770 アイソレーション回路
750 バランス型ラッチ
900 制御ゲートドライバ回路
910 アイソレーション回路/レベルシフタ
912 電圧基準スイッチ
925 932,934,936 P型MOSトランジスタ
920 バイアス回路
914 消去電源
916 正のプログラム電源
930 負のプログラム電源
940 パルス回路
950 高電圧ローデコーダ
1120 チャージポンプ
1130 非線形段
1140 基準電圧発生段
1150,1160 線形段

Claims (2)

  1. 複数の選択ラインおよび複数のビットラインの交差部に配置されたメモリセルのアレイ(440)、ローアドレスを受けるための入力および複数の選択ラインの1つを活性化するための出力を有するローデコーダ(410,420)、そしてコラムアドレスを受けるための入力および複数の選択信号の内の少なくとも1つを活性化するための出力を有するコラムデコーダ(410)を備えたメモリ(400)であって、
    各々前記複数のビットラインの対応する1つに結合された入力端子、および出力端子を有する複数の電流−電圧変換器(512,513)、
    各々前記複数の電流−電圧変換器(512,513)の対応する出力端子に結合された複数の入力端子、前記コラムデコーダ(410)の前記出力に結合された複数の制御入力端子、そして出力端子を有する選択回路(515)であって、該選択回路はその入力端子の内の任意の1つを任意の時点で前記出力端子に選択的に結合し、かつ前記複数の電流−電圧変換器(512,513)は、各々対応するビットラインに結合された第1の電流電極、バイアス電圧を受けるための制御電極、および前記選択回路(515)の対応する入力端子に結合された第2の電流電極を有する対応する複数のトランジスタを備え、前記バイアス電圧はほぼ基準電圧と2つのトランジスタのしきい値とを加えたものに等しいもの、
    電源電圧端子に結合された第1の端子、および前記選択回路(515)の前記出力端子に結合された第2の端子を有し、電流源からなるローディング装置(548)、そして
    前記選択回路(515)の前記出力端子に結合された第1の入力端子、基準信号を受けるための第2の入力端子、そして選択メモリセルの論理状態を表すデータ出力信号を提供するための出力端子を有する電圧比較器(530)、
    を具備することを特徴とするメモリ(400)。
  2. 前記選択回路(515)は、各々前記選択回路(515)の対応するトランジスタの第2の電流電極に結合された第1の端子、前記コラムデコーダ(410)の前記出力端子に結合された第1および第2の制御電極、および前記選択回路(515)の前記出力端子に結合された第2の端子を有する、複数の相補MOS(CMOS)伝送ゲートを具備することを特徴とする請求項1に記載のメモリ(400)。
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