JP3648764B2 - 機器操作支援方法、およびその装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は電子機器操作に対する支援技術に関し、画面を用いたわかりやすい操作環境を提供する機器操作支援装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
電子機器操作に対する支援技術としてヘルプシステムがある。ヘルプシステムは利用者が機器を操作している途中で予想外の事態が生じたり、操作目的を達成するために行うべきことがわからないといった困難な状況に陥った場合に、その状況に応じて適切な情報や指示を表示するものである。従来より、コンピュータ、ワープロを中心に、利用者が所定のキーを押した場合に機器操作のマニュアルが即座に画面上に表示されるオンラインヘルプが多く用いられてきた。これに対し、近年では米国アップル社のマッキントッシュコンピュータ上で稼働するバルーンヘルプなど、利用者がヘルプを要求していなくても、機器の側から能動的にヘルプが表示されるといった技術がある。この技術では、利用者がマウスを使って、画面上のカーソルをアイコン上に移動した場合に、そのアイコンに関する説明が自動的に表示されるものである。これにより、利用者はアイコンを実際にクリック、ドラッグしてアイコンの動作や意味を理解するといった煩わしい操作をすることなく、アイコンが何を意味するのかを知ることができる。
【0003】
また、別の技術として利用者の操作履歴を記憶し、この操作履歴に基づいて利用者の意図を推論し、意図に適した指示内容を提供する技術がある。例として、特開平2−236608号公報に開示されている技術がある。この技術では、操作履歴に基づいて利用者の習得度を推論し、習得度に応じてエラーメッセージを出力する技術が開示されている。たとえば、利用者の習得度が1から5までの5段階であると仮定した場合、「利用者の過去の操作履歴の中にエラーがなく、利用者の習得度が5でなければ習得度を1レベル上げる」などのルールに基づいて利用者の習得度を推論する。習得度が高ければ、熟練者向けのエラーメッセージを出力し、習得度が低ければ初心者向けのメッセージを出力する。
【0004】
さらに、電子機器操作の支援方法として利用者の習得度に合わせて使えるコマンドを制限する技術が特開平5ー11990号公報に開示されている。この技術では、習得度の低い利用者に対しては少数のコマンドのみを実行可能とし、習得度が高くなるにつれて種々のコマンドを使えるようにしている。その結果、初心者は基本的な機能のみが使用可能な環境で電子機器操作を行うことができ、応用機能にまどわされることにより基本的機能さえも使えなくなるといった問題を回避することができる。したがって、初心者でも安心して電子機器を使えるといった効果が生じる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上述したバルーンヘルプ、および特開平2ー236608号公報の技術では、利用者がヘルプを要求しなくても自動的に必要な情報が表示されるものの、ヘルプの内容は説明だけである。このため、利用者は表示されたヘルプの内容を自分自身で読み、理解した後に自分自身で全ての操作を行わなければならない。さらに、上述のバルーンヘルプではアイコン、メニューなどの説明が得られるのみであり、利用者の目的を達成するための操作が複数のステップから構成される場合、ステップの組み立ては利用者自身が行わなければならない。たとえば、入力モードを「ローマ字入力」から「外字入力」に変更したい場合、入力設定アイコンの選択、モード切替メニューの選択、外字入力モードの選択を、順に行わなければならないワープロを考える。このワープロに対してバルーンヘルプを適用した場合、入力設定アイコンの上にカーソルを持っていっても、「文字入力に関する設定ができる」といった説明が表示されるのみであり、利用者はこの表示のみから外字入力に変更できることを推定し、さらに自分自身で入力設定アイコンのクリック、モード設定メニューの選択、外字入力モードの選択を順にクリックしなければならない。このような問題に対し、たとえば入力設定アイコンの上にカーソルを持っていった際に、よく用いられそうな操作である外字入力モードへの変更ができることを機器側が能動的に示し、さらに利用者が外字モードへの変更をしたい場合には簡単な操作で変更できるような方法を提供する機能の実現が考えられる。したがって、例えば外字モードへの変更など利用者の操作目的を直接含んだメッセージを能動的に表示し、かつ利用者が望めば簡単な操作で目的が達成されるようなヘルプを実現するための技術開発が課題である。
【0006】
電子機器を操作する際に利用者が持つ操作目的が多様な場合にヘルプシステムを適用することを考える。この時、上述のように操作目的を含んだメッセージの表示と、簡単な操作による目的達成を実現しようとすれば、表示するべきメッセージの数が膨大になる。また、機器側で利用者の意図を正確に推論することは困難であり、推論した結果、候補となる操作目的は数多く、表示するべき操作目的は多くなる。一方、インタフェースに大きな画面を用いたとしても機器が一度に表示できる操作目的の数には限界があり、推論の結果得られた操作目的の候補全てを表示することはできないといった問題が生じる。この問題に対し、全てのメッセージを同時に表示するのではなく、重要なものから順に表示することが考えられる。このようにメッセージを順番に表示する場合には、メッセージの重要度合い、内容などに応じて各メッセージの表示時間を制御するための技術が必要である。
【0007】
利用者に対して機器の側から能動的に表示する操作目的の候補が多くなれば、各目的を上述のように順番に表示したとしても、利用者の操作を邪魔する場合がある。このような場合、利用者は不必要なメッセージが次々に表示されることによる不快感を抱くといった問題が生じる。しかしながら、メッセージの量を押さえれば、利用者が本当に困っているときに適切な支援ができなくなる。また、利用者が困っているかどうかを機器で自動的に判定することは困難である。したがって、利用者にとって煩わしくなく、かつ困っている時には次々にメッセージを出して適切な操作支援ができるような技術の開発が課題である。
【0008】
上述の従来技術である特開平5−11990号公報では、基本的にインタフェースを変えることなく、コマンドを制限することにより利用者の習得度に対処しようとしている。しかしながら、家庭内で用いる電子機器の場合、初心者が使う機能、上級者が使う機能といったように上手く分けられない機能がある。初心者は使い方が分からないだけであり、便利な高機能は初心者にとっても便利である。したがって、機能やコマンドを制限するのではなく、使い方自体を利用者の習得度に合わせて変化させて使いやすくするための技術開発が課題である。
【0009】
上述の従来技術で示したヘルプシステムは、基本的に利用者に説明するのみである。しかしながら、実際の教育現場で見られるように、人間が操作方法を習得する上で練習することが重要である。このため、一方的な説明を行うのみでなく、利用者が操作の練習を行えるようなヘルプシステムを構築する技術が必要である。
【0010】
ヘルプシステムを用いて利用者が操作を練習できるようになれば、練習を効果的にする技術が新たに必要になる。そのような技術として利用者の操作に対して、ヘルプシステムによる指導が、あたかも人間の指導者による指導のように思われ、利用者が親近感を覚えるとともに、自然な感覚で練習できるようにすることが考えられる。したがって、より人間的な練習指導を実現するための技術を開発することが課題である。
【0011】
【課題を解決するための手段】
第1の発明は、電子機器を操作するためのグラフィックインタフェースを画面上に表示する表示手段と、利用者からの入力を受け付ける入力手段とを有し、
前記入力手段で受け付けた利用者の入力に基づいて電子機器を制御し、前記利用者の入力に基づいて前記表示手段に表示されているグラフィックインタフェースを変化させ、機器の状態あるいは前記利用者の入力の系列を所定の数だけ記憶した入力の系列のうち少なくとも一方に基づいて、手続きを生成する規則を記憶する手続き生成規則記憶手段に記憶されている規則を適用して手続きを生成し、前記生成した手続きに識別子を付して記憶し、前記識別子に対応づけて前記表示手段の画面上に利用者の入力により選択できるボタンを表示し、前記ボタンが選択された時に前記記憶した手続きのうちボタンに対応づけられた識別子と同一の識別子が付いている手続きを検索して実行するものである。
【0012】
第2の発明は、電子機器を操作するためのグラフィックインタフェースを画面上に表示する表示手段と、利用者からの入力を受け付ける入力手段とを有し、
前記入力手段で受け付けた利用者の入力に基づいて電子機器を制御し、前記利用者の入力に基づいて前記表示手段に表示されているグラフィックインタフェースを変化させ、機器の状態あるいは前記利用者の入力の系列を所定の数だけ記憶した入力の系列のうち少なくとも一方に基づいて、手続きを生成する規則を記憶する手続き生成規則記憶手段に記憶されている規則を適用して手続きを生成し、前記生成した手続きに識別子を付して記憶し、前記識別子に対応づけて前記表示手段の画面上に利用者の入力により選択できるボタンを表示し、前記ボタンの表示限界時間を前記手続き生成規則に基づく所定の操作で算出し、前記表示手段の画面上にボタンが表示されている場合にボタンの表示時間をカウントし、このカウント結果がボタンの表示限界時間を越えたときにボタンを消去するものである。
【0013】
【作用】
第1の発明によれば、利用者の入力の系列、あるいは機器の状態の片方あるいは両方に応じて手続きが生成され、この手続きに対応づけてインタフェース上にボタンが生成される。生成されたボタンは手続きと対応づけられており、利用者の操作目的に適したボタンが生成された場合に、利用者がボタンを選択すればボタンに対応づけられた手続きが実行され、目的が自動的に達成される。
【0014】
第2の発明によれば、インタフェース上に表示されたボタンの表示時間が決定される。この表示時間が過ぎれば表示されているボタンは消去される。このため、インタフェース側から表示されたボタンが利用者にとって有用でない場合でも、利用者は無視して操作を続ければ時間の経過により自動的にボタンが消去される。このように一定時間でボタンが消去されることにより、多くのボタンを表示する場合にでも、表示させるボタンの数を限定し、時間をずらして重要なものから順にボタンを表示するようにシステムを設計することができる。
【0015】
【実施例】
本発明の第一の実施形態は、電子機器を操作するためのグラフィックインタフェースを画面上に表示する表示手段と、利用者からの入力を受け付ける入力手段とを有し、 前記入力手段で受け付けた利用者の入力に基づいて電子機器を制御し、前記利用者の入力に基づいて前記表示手段に表示されているグラフィックインタフェースを変化させ、機器の状態あるいは前記利用者の入力の系列を所定の数だけ記憶した入力の系列のうち少なくとも一方に基づいて、手続きを生成する規則を記憶する手続き生成規則記憶手段に記憶されている規則を適用して手続きを生成し、前記生成した手続きに識別子を付して記憶し、前記識別子に対応づけて前記表示手段の画面上に利用者の入力により選択できるボタンを表示し、前記ボタンが選択された時に前記記憶した手続きのうちボタンに対応づけられた識別子と同一の識別子が付いている手続きを検索して実行するものである。
【0016】
本発明の第二の実施形態は、電子機器を操作するためのグラフィックインタフェースを画面上に表示する表示手段と、利用者からの入力を受け付ける入力手段とを有し、前記入力手段で受け付けた利用者の入力に基づいて電子機器を制御し、前記利用者の入力に基づいて前記表示手段に表示されているグラフィックインタフェースを変化させ、機器の状態あるいは前記利用者の入力の系列を所定の数だけ記憶した入力の系列のうち少なくとも一方に基づいて、手続きを生成する規則を記憶する手続き生成規則記憶手段に記憶されている規則を適用して手続きを生成し、前記生成した手続きに識別子を付して記憶し、前記識別子に対応づけて前記表示手段の画面上に利用者の入力により選択できるボタンを表示し、前記ボタンの表示限界時間を前記手続き生成規則に基づく所定の操作で算出し、前記表示手段の画面上にボタンが表示されている場合にボタンの表示時間をカウントし、このカウント結果がボタンの表示限界時間を越えたときにボタンを消去するものである。
【0017】
本発明の第三の実施形態は、電子機器を操作するためのグラフィックインタフェースを画面上に表示する表示手段と、利用者からの入力を受け付ける入力手段と、利用者がアドバイスを必要とする度合いを設定するアドバイス度合い設定手段と、アドバイスを生成する規則を記憶するアドバイス生成規則記憶手段とを有し、前記入力手段で受け付けた利用者の入力の系列を所定の数だけ記憶し、この記憶した入力の系列と機器の状態のうち片方あるいは両方と、前記アドバイス度合い設定手段に設定された度合いに基づいて前記アドバイス生成規則記憶手段からアドバイスを生成する規則を検索して実行し、アドバイスを生成する規則の実行により生成されたアドバイスを前記表示手段に表示することを特徴とするものである。
【0018】
本発明の第四の実施形態は、電子機器を操作するためのグラフィックインタフェースを画面上に表示する表示手段と、利用者からの入力を受け付ける入力手段と、利用者が電子機器操作に対する熟練度を設定する熟練度設定手段と、前記グラフィックインタフェースの部分を構成する画面データとグラフィック制御手順を部品として蓄積するインタエース部品記憶手段とを有し、
前記入力手段で受け付けた利用者の入力と前記熟練度設定手段で設定された熟練度の両方に基づいて前記インタフェース部品記憶手段から部品を検索し、この検索した部品を組み合わせてグラフィックインタフェースを構成して前記表示手段に表示することを特徴とするものである。
【0019】
本発明の第五の実施形態は、電子機器を操作するためのグラフィックインタフェースと、入力位置を表すカーソルを画面上に表示するカーソル付表示手段と、利用者が所定の操作により前記カーソルの移動と、カーソルの移動以外の少なくとも1種類以上の所定の操作により入力を行うポインティング入力手段と、グラフィックインタフェースの状態を識別する識別子、カーソルの位置、操作の種類、指示データの組を含む操作データを複数個つなげた操作列と、この操作列によって達成される操作目的を組み合わせて記憶する操作列記憶手段とを有し、
前記カーソル付表示手段に電子機器に対する操作目的の候補を表示し、利用者に少なくとも1つを選択させ、選択させた操作目的に基づいて前記操作列記憶手段から操作列を検索し、この検索した操作列から操作データを1つずつ順に取り出し、操作データを取り出す度に以下の(1)〜(3)の処理を順に行い、取り出す操作データがなくなるまで繰り返すことを特徴とするものである。
(1) 操作データのうち指示データを前記カーソル付表示手段に表示し、前記ポインティング入力手段のカーソル位置と、操作データのカーソル位置との比較を行い、この比較結果に基づいて前記カーソル付表示手段に所定のメッセージを表示するカーソル位置指導処理。
(2) 利用者がカーソルの移動以外の操作を行った時の操作の種類と、操作データの操作の種類を比較し、この比較結果と前記 (1) の処理で行った比較結果の両方に基づいて、あらかじめ与えられた所定の指示メッセージを前記カーソル付表示手段に表示する操作指導処理。
(3) 前記 (1) の処理で行った比較結果と前記 (2) の処理で行った比較結果のうち少なくとも片方が異なっている場合に前記 (1) の処理から再び行う繰り返し制御処理。
【0020】
本発明の第六の実施形態は、電子機器を操作するためのグラフィックインタフェースと、入力位置を表すカーソルを画面上に表示するカーソル付表示手段と、利用者が所定の操作により前記カーソルの移動と、カーソルの移動以外の少なくとも1種類以上の所定の操作により入力を行うポインティング入力手段と、グラフィックインタフェースの状態を識別する識別子、カーソルの位置、操作の種類、指示データの組を含む操作データを複数個つなげた操作列と、この操作列によって達成される操作目的を組み合わせて記憶する操作列記憶手段と、利用者に対して表示する指導メッセージを記憶する指導内容記憶手段を有し、
前記カーソル付表示手段に電子機器に対する操作目的の候補を表示し、利用者に少なくとも1つを選択させ、選択させた操作目的に基づいて前記操作列記憶手段から操作列を検索し、この検索した操作列から操作データを1つずつ順に取り出し、操作データを取り出す度に以下の(1)〜(3)の処理を順に行い、取り出す操作データがなくなるまで繰り返すことを特徴とするものである。
(1) 操作データのうち指示データを前記カーソル付表示手段に表示し、前記ポインティング入力手段のカーソル位置と、操作データのカーソル位置が異なっているか否かの比較を行い、この比較の結果前記2つのカーソル位置が異なっている場合には第1のカウントを1増加させ、第1のカウントと前記カーソル位置の比較結果に基づいて前記指導内容記憶手段から指導メッセージを検索し、前記カーソル付表示手段に出力するカーソル位置指導処理。
(2) 利用者がカーソルの移動以外の操作を行った時の操作の種類と、操作データの操作の種類が異なるか否かを判定し、この判定の結果前記2つの操作の種類が異なる場合に第2のカウントを1増やし、第2のカウントと前記判定の結果と前記 (1) の処理で行ったカーソル位置の比較結果に基づいて前記指導内容記憶手段から指導メッセージを検索し、前記カーソル付表示手段に表示する操作指導処理。
(3) 前記 (1) の処理で行った比較結果と前記 (2) の処理で行った比較結果のうち少なくとも片方が異なっている場合に前記 (1) の処理から再び行う繰り返し制御処理。
【0021】
第一の実施形態によれば、利用者の入力の系列、あるいは機器の状態の片方あるいは両方に応じて手続きが生成され、この手続きに対応づけてインタフェース上にボタンが生成される。生成されたボタンは手続きと対応づけられており、利用者の操作目的に適したボタンが生成された場合に、利用者がボタンを選択すればボタンに対応づけられた手続きが実行され、目的が自動的に達成される。
第ニの実施形態によれば、インタフェース上に表示されたボタンの表示時間が決定される。この表示時間が過ぎれば表示されているボタンは消去される。このため、インタフェース側から表示されたボタンが利用者にとって有用でない場合でも、利用者は無視して操作を続ければ時間の経過により自動的にボタンが消去される。このように一定時間でボタンが消去されることにより、多くのボタンを表示する場合にでも、表示させるボタンの数を限定し、時間をずらして重要なものから順にボタンを表示するようにシステムを設計することができる。
【0022】
第三の実施形態によれば、アドバイス度合い設定手段で設定されたアドバイス度合いに基づいて利用者にアドバイスするためのメッセージを生成することにより、利用者がインタフェース側から行われるアドバイスの量を調整できる。これにより、利用者が電子機器操作に自信がないときにはアドバイス度合いを大きくすることによって操作し、自信があるときにはアドバイス度合いを低く設定することにより、操作の邪魔にならないようにできるといった利点が生じる。
第四の実施形態によれば、熟練度設定手段で設定された利用者の熟練度に基づいて画面インタフェースを構成する部品をインタフェース部品記憶手段から検索する。このように、利用者の熟練度に合わせてインタフェース部品を検索し、この検索された部品を組み合わせてインタフェースを構成して表示することにより、利用者の熟練度に応じたインタフェースが提供される。この結果、初心者はレベルを低く設定すれば、選択肢から目的に合うものを選ぶだけの単純なインタフェースで操作でき、上級者はレベルを高く設定することにより応用操作キーなど効率よく機器を使いこなすインタフェースで機器操作を行うことができる。
第五の実施形態によれば、教授するべき操作と利用者の操作との間でカーソル位置の比較と操作の種類の比較の両方を行うことにより、利用者の操作が教授するべき操作と異なるか否かを判断することができる。この判断の結果、利用者の操作が間違っている場合には間違いを指摘する内容のメッセージを出力し、正しい場合には誉める内容のメッセージを出力することによって励ますことができる。
第六の実施形態によれば、教授するべき操作と利用者の操作との間でカーソル位置の比較と操作の種類の比較を行うと同時に、利用者のカーソル位置や操作の種類が教授するべき操作と異なる回数をカウントする。このカウントした結果に基づいて指導データ蓄積手段から指導データを検索する。あらかじめ指導データ蓄積手段に厳しい内容の指導データや優しい内容の指導データなどいくつかの指導データを蓄積させておくことにより、利用者が教授するべき操作と異なる操作を行った回数に応じて厳しい指導データや優しい指導データを出すことができる。
【0023】
以下、第1の発明の一実施例を図面を参照しながら説明する。
【0024】
図1は第1の発明の一実施例のシステム構成図である。図1において、1は電子機器を操作するためのインタフェースを画面上に表示する表示部、2は表示されたインタフェースを操作するための入力をポインティングデバイスを用いた入力として受け付ける入力部、3は利用者の入力に基づいて表示部1に表示されているインタフェースを変化させるとともに電子機器を制御する電子機器制御部。4は電子機器制御部3によって制御される電子機器、5は入力部2が受け付けた利用者の入力の系列を所定の数だけ記憶する入力監視プロセス、6は手続きを生成する規則を、規則間で優先的に適用する度合いにしたがった順序で記憶する手続き生成規則記憶部、7は入力監視プロセス5に記憶されている入力系列と、機器の状態のうち片方あるいは両方と、手続き生成規則記憶部6に記憶されている規則に基づいて手続き生成規則を選択する規則選択プロセス、8はこの選択された規則に基づいて手続きを生成する規則生成実行プロセスである。9はこの生成された手続きに識別子を付して記憶する手続き蓄積プロセス、10はこの識別子に対応づけて表示部1に入力部2からの入力により選択できる画面上のボタンを表示するボタン生成プロセス、11はボタン生成プロセス10により表示されたボタンが選択されたときに、選択されたボタンに対応づけられた識別子に基づいて手続き蓄積プロセス9で蓄積した手続き群から適切な手続きを検索して実行する手続き実行プロセスである。
【0025】
以上のように構成されたシステムが実行されるハードウェア構成を図2に示す。図2は、基本的に汎用の計算機システムの構成と同じであり、図1で示したシステム構成の構成部分として説明した表示部1と、入力部2と、電子機器制御部3と、電子機器4と手続き生成規則記憶部6とを備えている。図2の構成部分のうち図1のシステム構成と同一構成部分については同一番号を付して説明を省略する。図2において、21は表示部1に表示されるデータを記憶するVRAM、22は処理のためのプログラムやデータを実行時に記憶する主記憶装置、23はプログラムやデータを蓄積しておく外部記憶装置、24は外部記憶装置13に記憶されているプログラムを主記憶装置12に転送し実行するCPUである。
【0026】
以上のように構成された機器操作支援方法、及び装置の動作を図3のフローチャートを参照しながら説明する。また、本実施例では操作の対象となる電子機器として家庭用のテレビと家庭用のビデオが一体となった融合機器を考える。
[ステップa1]
表示部1に電子機器操作のためのグラフィックインタフェースを表示する。例えば、図4に示すような操作インタフェースを表示する。
[ステップa2]
利用者が入力部2を通じて行う入力を受け付ける。本実施例では、マウス、十字キーなどのポインティングデバイスで画面上のカーソルを操作したいアイコンなど画面上に表示されたボタンを意味する図柄(オブジェクト)の上に移動し、ポインティングデバイスに付けられていて選択を意味するボタンを押すことによって電子機器を操作する。たとえば、図4においてビデオの再生をしたい場合には、画面上の再生ボタンの上にカーソルを移動させ、ポインティングデバイスについている選択ボタンを押す。また、このステップでは、利用者が電源を切るためのボタンを選択するなど、電子機器操作を終了することを意味する操作を行った場合、機器の動作を終了させる。
[ステップa3]
表示部1に、後述のステップa15で生成されたボタン(以降ではダイナミックボタンと呼ぶ)が表示されている場合に、ステップa2で受け付けた操作がダイナミックボタンの選択か否かを判定する。判定の結果、ダイナミックボタンの選択である場合にはステップa10へ進む。ダイナミックボタンの選択でない場合にはステップa4へ進む。また、表示部1にダイナミックボタンが表示されていない場合はステップa4へ進む。
[ステップa4]
ステップa2で受け付けた操作を順に記憶する。本実施例では、操作内容を識別する記号列で操作を記憶する。たとえば、図4に示したグラフィックインタフェースでは、再生ボタンを選択するなどの操作内容を(表1)のような記号列で表す。
【0027】
【表1】
Figure 0003648764
【0028】
ただし、(表1)には図4に表示されているボタンに対する操作以外のものも示している。たとえば、図5の数字で示した順序で利用者がボタンを選択した場合を考える。この場合、利用者が各ボタンを選択した一連の操作に対し、{play,stop,ff,play,rew}といったように操作を識別する記号の列が記憶される。
【0029】
また、このステップでは利用者の操作を順に記憶するために、利用者が操作を行っていくと記憶すべき操作の数が膨大になってしまう。このため、所定数の操作を記憶した後、新しい操作を記憶する際には、記憶している操作の中で一番古い操作を消去するようにしている。記憶する操作の数は、ハードウェアの制限、実行速度を考慮して予め定める。たとえば、10,20などの数でよい。以降、本実施例では20にする。また、このステップでは、次のステップa5において手続き生成規則記憶部6から規則を読み出すための準備として、読み出し終了フラグを0にする。この読み出し終了フラグは0か1の値を覚えておく変数で1は手続き生成規則記憶部6の規則をすべて読み出したことを、0はまだ読みだしていない規則が残っていることを表す。
[ステップa5]
手続き生成規則記憶部6に記憶されている手続き生成用の規則を1つ読み出す。このステップでは、ステップが実行される度に手続き生成規則記憶部6に記憶されている規則を1つずつ順に読み出す。この結果、何度も繰り返し実行されるうちに記憶されているすべての規則を読み出してしまう。すべての規則を読み出したことをステップa7で判定できるように規則をすべて読み出した時に、読み出し終了フラグの値を1にする。また、ステップa4を実行した後に初めてこのステップを実行する時に限り、生成規則記憶部6に記憶されている規則の1つ目から再び読み出す。
【0030】
手続き生成規則記憶部6に記憶されている生成規則は、条件部と結論部からなっている。条件部は、規則を発火させるための条件を記述したもので、結論部は条件部の条件が満足されたときに生成するべき手続きが記述されている。また、規則の間で、より優先的に発火させたい場合には、優先する規則の方を、このステップで先に読み出されるように記憶させておく。本実施例では規則に識別子として規則名をつけ,その規則名の順にこのステップで読み出すようにしている。たとえば、規則名がR1,R2,...の場合、R1,R2,...の順に読み出される。したがって、2つの規則A,BでAの方がBよりも優先的に発火させたい場合、Aに比べてBの方が後に読み出される規則名を付ける。先に発火させたい規則としては、より重要な内容のダイナミックボタンを発生させるような規則、即座に表示しなければ意味のない内容のダイナミックボタンを発生させる規則などが考えられる。これらの順序づけは、機器操作支援方法、あるいは装置の設計者が設定する。
【0031】
本実施例で用いる生成規則の例を図6に示す。図6のR1〜R4は規則名であり、Ifの後に条件部、thenの後に結論部が記述されている。たとえば、規則R1は、ステップa4で記憶した操作履歴の中で早送りを表すff、巻き戻しを表すrewが頻繁に繰り返されている場合には、現在のビデオテープの位置からの頭だし機能を実行するための手続きを生成することを意味する。結論部の「頭だし(前)と頭だし(後)の生成」は、現在のテープ位置から前に進んで初めて見つかった番組の先頭までテープを進める機能と、現在のテープの位置から巻き戻して初めて見つかった番組の先頭までテープを戻す機能の両方を実現する手続きを生成することを意味する。手続きの内容は、各電子機器の制御用のマイコンプログラムで表され、以下の(表2)のように手続き生成規則の結論部に記述される機能名に合わせて制御用マイコンで実行可能なプログラムを予め準備する。
【0032】
【表2】
Figure 0003648764
【0033】
(表2)において、たとえば”ch変更(ch)”、”プログラム5(ch)”の”ch”のように制御用マイコンで実行可能なプログラムとして準備するプログラムの一部分はパラメータとして準備され、手続き生成規則実行時に具体化される部分がある。たとえば、図6に示したR4の条件部のように利用者がいつも見ているチャンネルchといったあらかじめ用意できない部分をパラメータ化しておき、利用者の操作履歴からチャンネルchの部分を具体的な数値に置き換えて手続きを生成する。
[ステップa6]
記憶されている利用者の操作が、ステップa5で読み出した規則の条件部を満足するか否かを判定する。判定の結果、条件部が満足された場合にはステップa13へ進み、満足されなかった場合にはステップa7へ進む。本実施例では図6に示したように、規則の条件部に「頻繁に」、「いつも」などの曖昧な表現を用いている。このような、あいまいな条件に対し、本実施例ではたとえば連続する20操作のうち30%以上の操作が特定の操作Aであれば、「頻繁に」操作Aを行っているとみなすなど簡単なしきい値で判定する。ただし、このようなあいまいな条件をファジィ推論手法で処理しても構わない。
【0034】
例として、利用者の操作履歴が{play,stop,ff,play,ff,play,ff,rew,stop,rew,play,rew,play,ff,stop,ff,play,rew,ff,play,ff,stop,play}のようになっている場合に、ステップa5で規則R1が読み出されたとする。また、条件「頻繁に」は新しい20操作のうち30%以上であれば、満足されるものとする。このとき、上記の操作履歴のうち新しい20操作{play,ff,play,ff,rew,stop,rew,play,rew,play,ff,stop,ff,play,rew,ff,play,ff,stop,play}が記憶されており、playが7個、ffが6個、rewが4個、stopが3個である。生成規則R1の条件部は、ffやrewが頻繁に行われている場合に満足される。これに対して、この例題では20操作のうち、ffとrewを合計して10個であり、30%以上を占めている。したがって、R1の条件部は満足される。
[ステップa7]
ステップa5により、手続き生成規則記憶部6からすべての規則が読み出されたか否かを判定する。判定の方法は、読み出し終了フラグが1か0かを調べる。読み出し終了フラグが1の場合、すべての規則が読み出されていると判断し、生成すべき手続きが存在しないと判断する。この時には、ステップa8へ進む。読み出し終了フラグが0である場合、読み出されていない規則が残っていると判断し、ステップa5へ戻る。
[ステップa8]
このステップでは、電子機器制御部3において、利用者の操作に対応して電子機器を制御する。たとえば、図4のインタフェースに対して利用者が再生ボタンを選択した場合には、ビデオテープを再生する制御を行う。制御の方法には本発明の特徴はなく、従来の電子機器と同様の一般的な制御方法で構わない。
[ステップa9]
このステップでは、利用者の操作に応じて表示部1に表示されているグラフィックインタフェースを更新する。更新の方法は、たとえばグラフィックインタフェース上に利用者がビデオの予約録画をするためのボタンがあり、利用者がそのボタンを選択した場合には、時間、チャンネルなど予約内容を入力するグラフィックインタフェースに更新する。このようなグラフィックインタフェースの更新については、あらかじめプログラムとして実現しておき、外部記憶装置23に記憶させておく。このプログラムの実現には本発明の特徴はなく、通常のグラフィックインタフェース実現と同様である。たとえば、パーソナルコンピュータ上のインタフェース作成用の言語であるVisual Basicを使って簡単に実現することができる。
[ステップa10]
このステップは、ステップa2の利用者の入力がダイナミックボタンの選択であった場合に実行され、まず選択されたダイナミックボタンに対応づけられた識別子を検索する。この識別子は、後述のステップa14で手続き生成時に割り当てられるもので、ステップa15でダイナミックボタンに1対1で割り当てられる。したがって、利用者が選択したダイナミックボタンに対応する識別子は容易に取り出すことができる。
[ステップa11]
このステップでは、後述のステップa16で蓄積された手続きを、ステップa10で取り出した識別子に基づいて検索する。ステップa16で蓄積される手続きは図7に示すように、実行するべき手続きと識別子が組になって記憶されている。このため、たとえばステップa10で得られた識別子がid3であれば、手続き「タイマーオフ」が検索される。また、本実施例では手続きは電子機器の制御プログラムになっており、図7に示した手続きの項目に蓄積されているのは手続きのプログラム名である。このプログラム名を用いてプログラムを呼び出し、実行することができる。
[ステップa12]
このステップでは、ステップa11で検索した手続きのプログラム名を呼び出し、プログラムを実行する。
[ステップa13]
ステップa5で読み出した生成規則の結論部を実行する。結論部には、図6に示したように、「頭だし」など、電子機器の機能が記述されている。この機能を実行するための制御プログラムが生成される。この制御プログラムは、一部のパラメータを除いて予め用意し、手続き生成規則記憶部6に規則と合わせて記憶させておく。記憶形式は、(表3)に示すように、機能名と制御プログラムが組になっているものである。
【0035】
【表3】
Figure 0003648764
【0036】
なお、本実施例では手続き生成規則の結論部に手続き名を記述し、実際に実行するべきプログラムは(表2)のように、手続き名を介して検索できるようにしたが、手続き生成規則の結論部にプログラムを直接記述してもよい。
[ステップa14]
ステップa13で生成された手続きに対して識別子を割り当てる。識別子は、このステップを実行した時点で表示部1に表示されているダイナミックボタンに使用されていないものを用いる。たとえば、表示部1に2つのダイナミックボタンが表示されており、各ダイナミックボタンに割り当てられた識別子が、それぞれid1,id2である場合、id3を割り当てる。
[ステップa15]
このステップでは、ステップa13で生成した手続きに対応づけたダイナミックボタンを表示部1に表示する。ダイナミックボタンには、そのボタンを選択した場合にどのような手続きが実行されるかを利用者に明示的に示すメッセージを表示する。たとえば、ステップa13で生成した手続きがテープの頭だし(後)であれば、ダイナミックボタンに「この番組の先頭へ飛ぶ」といったメッセージを表示する。本実施例では、このようにダイナミックボタンに付すメッセージは(表4)に示すように手続きごとに予め定義し、手続き生成規則記憶部6に記憶させる。なお、本実施例では、ダイナミックボタンに付すメッセージを(表4)に示すように手続きごとに用意したが、手続き生成規則の結論部に直接付加して準備しても構わない。たとえば、図8ではビデオ再生中において、画面左上に2つのダイナミックボタンが表示されている例を示している。
【0037】
【表4】
Figure 0003648764
【0038】
[ステップa16]
ステップa14で識別子を割り当てた手続きをステップa11の説明で示したように図7の形式で記憶する。
【0039】
本発明の各部は、コンピュータを用いてソフトウェア的に実現しても、それら各部の有する各機能を専用のハード回路を用いて実現しても構わない。
【0040】
次に、第2の発明の一実施例のシステム構成を図9を参照しながら説明する。なお、図9に示す第2の発明の一実施例のシステム構成は、図1に示した第1の発明の一実施例のシステム構成と同一構成部分があるので、その部分には同一番号を付して詳細な説明は省略する。第1の発明のシステム構成と異なるのは、ボタン生成プロセス10で生成されたボタンに対し、規則生成実行プロセス8で生成された手続きに基づいて前記ボタンの表示時間を生成する表示時間生成プロセス31と、表示部1に表示されたボタンに対し、表示されている時間を所定の時間間隔でカウントし、表示時間生成プロセス31により生成された表示時間を越えている場合には前記ボタンを消去するボタン消去プロセス32を備えたことである。
【0041】
第2の発明の一実施例のハードウェア構成は第1の発明のハードウェア構成である図2と同じである。
【0042】
以上のように構成された第2の発明の一実施例の動作を図10、図11のフローチャートを参照しながら説明する。まず、図10のフローチャートを参照しながら説明する。
[ステップb1]〜[ステップb4]
ステップb1〜ステップb4は、第1の発明の一実施例のステップa1〜ステップa4と同じ処理を行う。
[ステップb5]
表示部1に表示されているダイナミックボタンの数が予め定めた数をこえているか否かを調べる。こえている場合には、ステップb9へ進み、こえていない場合にはステップb6へ進む。
[ステップb6]〜[ステップb16]
ステップb6〜ステップb16は、第1の発明の一実施例のステップa5〜ステップa15と同じ処理を行う。
[ステップb17]
ステップb14で生成した手続きに合わせて、ダイナミックボタンの表示時間を規定する。本実施例では、表示時間は生成する手続きに合わせて予め定めておいた時間にする。たとえば、(表5)のように手続き名と表示時間を対応づけて手続き生成規則記憶部6に記憶させる。(表5)において表示時間の単位として用いているカウントとは後述のステップc1〜ステップc6で表される一定時間間隔の割り込み処理が割り込みを起こす回数を単位としたものである。本実施例は、図2に示したように基本的に汎用の計算機のハードウェア構成になっており、計算機が内蔵するクロック、あるいは時計を用いて表示時間をクロック数、秒などの単位で表すこともできる。なお、本実施例では表示時間を手続き名との対応で(表5)のように予め用意したが、手続き生成規則の結論部に直接表示時間を付加させても構わない。
【0043】
【表5】
Figure 0003648764
【0044】
[ステップb18]
各ダイナミックボタンに対応づけて表示時間を記憶する。たとえば、ダイナミックボタンが3個生成されており、各ダイナミックボタンの識別子がid1,id2,id3である場合、(表6)のように識別子と表示時間を組にして記憶する。
【0045】
【表6】
Figure 0003648764
【0046】
[ステップb19]
第1の発明の一実施例のステップa16と同じ処理を行う。
【0047】
次に図11のフローチャートを参照しながら、ダイナミックボタンの表示時間管理の動作を説明する。図11のフローチャートで示される処理は、図10で示される処理を行っている場合にでも、割り込み処理として一定時間間隔で繰り返し実行する。
[ステップc1]
表示部1にダイナミックボタンが1つ以上表示されているか否かを調べる。表示部1にダイナミックボタンが1つ以上表示されている場合にはステップc2へ進み、表示されていない場合には処理を終了する。また、ステップc6の判断で参照する変数である取り出し終了フラグの値を0に初期化する。
[ステップc2]
表示部1に表示されているダイナミックボタンを1つ取り出す。ダイナミックボタンを取り出すというのは、表示されているものを消すのではなく後述のステップc3、ステップc4、ステップc5で処理の対象とするダイナミックボタンを1つ決めることである。このステップは、呼び出される度に順に表示中のダイナミックボタンを取り出し、すべてを取りだした時点で取り出し終了フラグを1にする。また、ステップc1を実行した後に初めてこのステップを実行する際には、改めて1つ目のダイナミックボタンから取り出す。
[ステップc3]
ダイナミックボタンごとに表示時間の累計を算出するために、図10のフローチャートのステップb17で割り当てられた表示時間から1を減じる。このように、ダイナミックボタンに対応づけられた表示時間から1ずつ順に減じていくことにより表示時間の残りを算出する。
[ステップc4]
ダイナミックボタンに割り付けられた表示時間が0以下になっているかどうかを判断する。その結果、表示時間が0以下になっている場合、ステップc5へ進む。表示時間が0より大きい場合にはステップc6へ進む。
[ステップc5]
表示部1からステップc2で取り出したダイナミックボタンを消去する。
[ステップc6]
ステップc2で、表示部1に表示されているダイナミックボタンを順にすべて取り出したか否かを判定する。判定の方法は、取り出し終了フラグの値を調べて1になっていれば、すべてのダイナミックボタンを取り出しており、0であれば取り出していないものが残っていると判断する。判定の結果、すべてのダイナミックボタンを取り出していれば処理を終了し、まだ取り出していないダイナミックボタンがあればステップc2へ戻る。
【0048】
本発明の各部は、コンピュータを用いてソフトウェア的に実現しても、それら各部の有する各機能を専用のハード回路を用いて実現しても構わない。
【0049】
次に、第3の発明の一実施例のシステム構成を図12を参照しながら説明する。
【0050】
なお、図12に示す第3の発明の一実施例のシステム構成は、図1に示した第1の発明の一実施例のシステム構成と同一構成部分があるので、その部分には同一番号を付して詳細な説明は省略する。第1の発明の構成と異なるのは、利用者がアドバイスを必要とする度合いをアドバイス度合いとして入力することを受け付けるアドバイス度合い設定部41と、入力監視プロセス5が記憶した入力の系列と機器の状態のうち片方あるいは両方と前記アドバイス度合い設定部41で受け付けたアドバイス度合いに基づいて利用者にアドバイスするためのメッセージを生成するアドバイス生成プロセス42と、表示部1に前記メッセージを表示させるアドバイス実行プロセス43である。
【0051】
以上のように構成されたシステムが実行されるハードウェア構成を図13に示す。なお、図13は基本的に汎用の計算機システムの構成に同じであり、図2に示した第1の発明の一実施例のハードウェア構成、図12に示したシステム構成と同一構成部分があるので、その部分には同一番号を付して詳細な説明は省略する。第1の発明の一実施例のハードウェア構成、図12に示したシステム構成と異なるのは、アドバイスを生成するための規則を記憶するアドバイス生成規則記憶部51を備えていることである。
【0052】
以上のように構成された第3の発明の一実施例の動作を図14のフローチャートを参照しながら説明する。
[ステップd1]
本実施例では、利用者がアドバイスを必要とするアドバイス度合いを[0,10]の整数である11段階で設定できるようになっており、このステップではその初期値を設定する。例として、初期値は真中の値である5に初期設定する。なお、このアドバイス度合いの設定範囲は、予め定めた範囲であれば[0,10]以外の範囲であっても構わない。
[ステップd2]〜[ステップd3]
このステップでは、第2の発明の一実施例のステップb1〜ステップb2と同じ処理を行う。
[ステップd4]
ステップd3で利用者が行った操作がアドバイス度合いの設定に関することか否かを判定する。実施例では、図15に示すようにアドバイス度合いをグラフィックインタフェース上にバー表示しており、マウスを用いてバーをドラッグしてアドバイス度合いを上げたり下げたりできる。なお、グラフィックインタフェースを操作するための入力部をリモコン上の十字キーなどで構成し、アドバイス度合いの設定を図16に示すようにリモコン上のスライドバーで構成しても構わない。このように、スライドバーで構成すれば利用者が好きなときに簡単にアドバイス度合いを変化させることができる。図16の十字キーは、グラフィックインタフェース上のカーソルを移動させるためのポインティングデバイスである。なお、ポインティングデバイスは、タブレット、トラックボールを用いたものでも構わない。また、アドバイス度合いの設定は、スライドバー以外に、アップダウンキーや10キーによる数値入力など数値を設定できる方法であれば別の方法でも構わない。
[ステップd5]
このステップでは、第2の発明の一実施例のステップb4と同じ処理を行う。
[ステップd6]
このステップでは、アドバイス生成規則記憶部51に記憶されている手続き生成用の規則を1つ読み出す。このステップでは、アドバイス生成規則記憶部51に記憶されている規則を順に読み出しており、記憶されているすべての規則を読み出したことをステップd8で判定することができるようにする。ステップd8で判定できるようにする方法は第2の発明の一実施例で示したようにフラグを用いる方法で構わない。また、ステップd5を実行した後に初めてこのステップを実行する際に限り、アドバイス生成規則記憶部51に記憶されている規則の1つ目から再び読み出す。
【0053】
アドバイス生成規則記憶部51に記憶されている生成規則は、図17に示すように条件部と結論部からなっている。また、生成規則に付されている"ad:数字"は、数字以上のアドバイス度合いでなければ規則が発火しないことを表している。生成規則の条件部は、規則を発火させるための条件を記述したもので、結論部は条件部の条件とアドバイス度合いが"ad:数字"で指定された値以上の場合に表示するべきアドバイスが文字列データで記述されている。図17のR5〜R8は各規則を識別するための規則名であり、Ifの後に条件部thenの後に結論部が記述されている。たとえば、規則R5は、ステップd5で記憶した利用者の操作履歴の中に予約を表すres、開始時刻9:00を入力する操作start(9:00)、終了時刻11:30を入力する操作end(11:30)が含まれている場合には、条件部の条件が満足され、結論部のメッセージが表示するべきアドバイスとして取り出される。
[ステップd7]
記憶されている利用者の操作が、ステップd6で取り出した規則を発火させる条件を満足しているか否かを判定する。判定の結果、条件部が満足された場合にはステップd12へ進み、満足されなかった場合にはステップd8へ進む。本実施例では図17に示したように、規則の条件部に「頻繁に」などの曖昧な表現を用いている。このような、あいまいな条件に対し、たとえば連続する20操作のうち30%以上の操作が特定の操作Aであれば、「頻繁に」操作Aを行っているとみなすなどのように簡単なしきい値で判定する。ただし、このようなあいまいな条件をファジィ推論手法で処理しても構わない。
【0054】
あいまいな条件を処理する例は、第1の発明の一実施例のステップa6の説明で示したので、ここでは、あいまいな条件を含まない例について述べる。利用者の操作履歴が{play,stop,ff,play,ff,play,ff,rew,stop,rew,play,rew,play,ff,stop,ff,play,rew,ff,res,start(9:00),end(11:30),rew}のようになっており、かつアドバイス度合が10に設定されているものとする。この場合に、ステップd6で図17のR5が取り出されたとする。このとき、上記の操作履歴から予約録画スタート時間が9:00で終了時間が11:30であることが判明し、予約録画した番組の時間は2時間以上である。また、アドバイス度合いは9以上なのでR5の発火条件は満足される。
[ステップd8]〜[ステップd10]
このステップでは、第2の発明の一実施例のステップb8〜ステップb10と同じ処理を行う。
[ステップd11]
このステップは、ステップd3での利用者の入力がステップd4によりアドバイス度合い更新のための入力であると判断された時に実行される。したがって、入力に従ってアドバイス度合いを更新する。
[ステップd12]
このステップでは、ステップd7で発火条件が満足されていると判断された規則の結論部にあるメッセージを取り出す。たとえば、図17の規則からR5がステップd6で読み出され、ステップd7で発火条件が満足されていると判断された場合、結論部のメッセージ”大事な内容をテープに録画したときはテープの底面のツメを折っておくと間違えて消してしまうことを防げます”を取り出す。
[ステップd13]
ステップd12で取り出したメッセージをアドバイスとして表示部1に表示する。
【0055】
本発明の各部は、コンピュータを用いてソフトウェア的に実現しても、それら各部の有する各機能を専用のハード回路を用いて実現しても構わない。
【0056】
また、本発明は第1の発明、第2の発明と組み合わせることができる。
次に、第4の発明の一実施例のシステム構成を図18を参照しながら説明する。
【0057】
なお、図18に示す第4の発明の一実施例のシステム構成は、図1に示した第1の発明の一実施例のシステム構成と同一構成部分があるので、その部分には同一番号を付して詳細な説明は省略する。第1の発明の構成と異なるのは、利用者から電子機器に対する熟練度合いの指定を受け付ける熟練度設定部61と、表示部1に表示する画面データを部品として蓄積するインタフェース部品記憶部62と、熟練度設定部61で設定された熟練度に基づいてインタフェース部品記憶部62から画面上のインタフェースを構成する部品データを検索するインタフェース部品選択プロセス63と、インタフェース部品選択プロセス63で検索した部品データを用いてインタフェースを構成し表示部1に表示する表示実行プロセス64である。
【0058】
以上のように構成されたシステムが実行されるハードウェア構成を図19に示す。なお、図19は基本的に汎用の計算機システムの構成に同じであり、図2に示した第1の発明の一実施例のハードウェア構成、図18に示したシステム構成と同一構成部分からなるので、各部分に同一番号を付して詳細な説明は省略する。
【0059】
以上のように構成された第4の発明の一実施例の動作を図20のフローチャートを参照しながら説明する。
[ステップe1]
本実施例では、利用者が電子機器に対する熟練度を[0,10]の整数である11段階で設定できるようになっており、このステップではその初期値を設定する。例として、初期値は真中の値である5に初期設定する。なお、この熟練度の設定範囲は、予め定めた範囲であれば[0,10]以外の範囲であっても構わない。
[ステップe2]
インタフェース部品記憶部62から、熟練度に基づいて部品を選択する。インタフェース部品記憶部62には、図21に示すように部品を識別する部品名、部品を表示するために必要な画面データ、動作を規定するための部品プログラム、検索の際に用いる部品ごとの熟練度が組にして記憶されている。画面データには、実際に表示する図柄の大きさ(縦と横の長さ)も含まれている。インタフェース部品は、表示されるのみでなく、利用者にとってはグラフィックインタフェースの部分であり、ポインティングデバイスを用いて選択操作する。このときに、どのような機能を実行するべきか、インタフェースはどのように変化させるのかを記述したものが部品プログラムである。図21の例では、インタフェース部品として初級選択部品、中級選択部品などが記憶されている。図21の例で初級選択部品は、もっとも熟練度の低い利用者を対象とした部品で、基本的に利用者は、”はい”か”いいえ”のいずれかを答えていくことにより操作目的を達成することが出来るインタフェースを提供する。たとえば、図23(a)のようなインタフェースが初級選択部品で実現される。中級選択部品は、3つの選択肢から操作目的を選ぶもので、上級選択部品は4つの選択肢から操作目的を選ぶものである。たとえば、上級選択部品で提供されるインタフェースの例を図23(b)に示す。また、初級ボタン部品は、ビデオの再生、停止以外の操作ボタンはすべて応用機能ボタンに含ませ、応用機能ボタンを選択したときにのみ表示するインタフェースを提供する部品である。中級ボタン部品、上級ボタン部品は、初級ボタン部品に比べて応用機能ボタンに含まれていた応用操作用のボタンをより多く初めから表示するもので、中級ボタン部品によって提供されるインタフェースの例を図23(c)に示す。
【0060】
インタフェース部品の検索方法は、設定されている熟練度がxとすると、インタフェース部品記憶部62から熟練度がxのものを検索する。たとえば、熟練度x=0の場合、初級選択部品が検索される。
[ステップe3]
ステップe2で検索されたインタフェース部品を構成し、1つのグラフィックインタフェースにする。図21の例では1つの熟練度に対して1つの部品しか検索されないが、複数の部品が検索されるように設計されている。たとえば、テレビとビデオが一体となった機器において、同じ熟練度でもビデオ関係は初級選択部品でテレビ関係は初級ボタンで操作させるような場合などが考えられる。この場合、インタフェース部品記憶部62にはビデオ用初級選択部品とテレビ用初級ボタンという2つの部品が同じ熟練度で記憶される。構成の方法は、インタフェース部品を所定の順で画面上に配置する。配置は図柄が重ならないように画面データに含まれる図柄の大きさに基づいて行う。たとえば、ビデオ用初級選択部品とテレビ用初級ボタンが同時に検索された場合、前者を画面上方に、後者を画面下方に配置して重ならないようにする。
[ステップe4]
ステップe3で構成したグラフィックインタフェースを表示部1に表示する。
[ステップe5]
このステップは、第3の発明の一実施例のステップd3と同じ処理を行う。
[ステップe6]
ステップe5で利用者が行った操作が熟練度の変更に関することか否かを判定する。実施例では、熟練度をリモコン上のスライドバーで設定できるようにしている。たとえば、図16に示したリモコンのアドバイス度合を設定するスライドバーと同様のものを熟練度の設定に用いる。このように、スライドバーで構成すれば利用者が好きなときに簡単に熟練度を変化させることができる。また、図23に示すように熟練度をグラフィックインタフェース上にバー表示し、マウスを用いてバーをドラッグして熟練度を上げたり下げたりできるようにしても構わない。このようにグラフィックインタフェース上のバーで表現すれば、スライドバーといった部品を新たに用いる必要がないといった利点が生じる。なお、熟練度の設定は、スライドバー以外に、アップダウンキーや10キーによる数値入力など数値を設定できる方法であれば何でも構わない。
[ステップe7]
このステップは、第3の発明の一実施例のステップd9と同じ処理を行う。
[ステップe8]
ステップe5での利用者の入力が熟練度更新のための入力であり、入力に従って熟練度を更新する。
【0061】
本発明の各部は、コンピュータを用いてソフトウェア的に実現しても、それら各部の有する各機能を専用のハード回路を用いて実現しても構わない。
【0062】
また、本発明は第1の発明、第2の発明、第3の発明と組み合わせることが可能である。
【0063】
次に、第5の発明の一実施例のシステム構成を図24を参照しながら説明する。
【0064】
図24において、71は電子機器を操作するためのインタフェースと、入力位置を表すカーソルを画面上に表示するカーソル付表示部、72は利用者が所定の操作により前記カーソルの移動と、カーソルの移動以外の少なくとも1種類以上の所定の操作により入力を行うポインティング入力部、73は電子機器に対する操作目的の候補をカーソル付表示部71に表示し、利用者に少なくとも1つを選択させる目的選択プロセス、74は表示されているインタフェースの状態、カーソルの位置、操作の種類、指示データの組を含む操作データを複数個つなげた操作列と、この操作列によって達成される操作目的を組み合わせて記憶する操作列記憶部、75は目的選択プロセス73において利用者に選択させた操作目的に基づいて操作列記憶部74から操作列を検索する操作列検索プロセス、76はこの検索された操作列を記憶する指導操作記憶プロセス、77は操作データを1つ記憶する現操作記憶プロセス、78は指導操作記憶プロセス76から操作データを1つ取り出して現操作記憶プロセス77に記憶させる現操作初期化プロセス、79は現操作記憶プロセス77に記憶されている操作データのうち指示データをカーソル付表示部71に表示する指示表示プロセス、80はポインティング入力部72で利用者がカーソルを移動させた場合のカーソル位置と、現操作記憶プロセス77で記憶されている操作データのカーソル位置との比較を行う位置比較プロセス、81はポインティング入力部72で利用者がカーソルの移動以外の操作を行った場合の操作の種類を検出し、現操作記憶プロセス77で記憶されている操作の種類と比較する操作比較プロセス、82は位置比較プロセス80での比較結果に基づいてカーソル付表示部71にあらかじめ与えられた所定の指示データを表示する位置注意励ましプロセス、83は位置比較プロセス80での比較結果と操作比較プロセス81での比較結果の両方に基づいて、あらかじめ与えられた所定の指示データをカーソル付表示部71に表示する操作注意励ましプロセス、84は位置比較プロセス80での比較結果と操作比較プロセス81での比較結果の両方に基づいて、指導操作記憶プロセス76で記憶した操作列から操作を1つ取り出すか否かを決定し、取り出すことが決定された場合に操作データを取り出して現操作記憶プロセス77に記憶させる取り出しプロセスである。
【0065】
以上のように構成されたシステムが実行されるハードウェア構成を図25に示す。なお、図25は基本的に汎用の計算機システムの構成と同じであり、図2に示した第1の発明の一実施例のハードウェア構成、図24に示したシステム構成と同一構成部分で構成されており、各部分には同一番号を付して詳細な説明は省略する。
【0066】
以上のように構成された第5の発明の一実施例の動作を図26のフローチャートを参照しながら説明する。
[ステップf1]
このステップでは、カーソル付表示部71に操作目的の候補を表示し、利用者に選択させる。操作目的の表示方法は、図27に示すように選択肢を表示する。
[ステップf2]
このステップでは、ステップf1で表示した選択肢の中から利用者が十字キーなどを用いて操作目的を選択する。
[ステップf3]
ステップf2で利用者が選択した目的に合わせて操作列を検索する。操作列は、操作列記憶部74から検索する。操作列記憶部74には、図28に示すようなデータが記憶されており、操作目的をキーにした検索は容易に行えるようになっている。先にも述べたように操作列を構成する各操作は[インタフェースの状態,カーソル位置,操作の種類,指示データ]の4項組で表される。インタフェースの状態とは、画面上のグラフィックインタフェースの切り替わりの各場面に名前を付けたもので、例えば電源を入れた時点で初めに表示される画面を初期画面と名付けて、インタフェースの状態は初期画面と呼ぶことにする。また、初期画面に予約モードにするための予約ボタンがあり、このボタンを押すと予約するために必要な情報入力する画面になる場合は、その画面を予約画面と名付ける。カーソル位置は、本実施例では画面上に表示されているアイコンなどのオブジェクトの図柄の範囲内か範囲外で表している。たとえば、再生ボタン上というカーソル位置は、表示部1上に表示されている再生ボタンが四角形で画面上のxy座標で、(10,200),(10,230),(30,230),(30,200)の4点を頂点としているとき、10≦x≦30,200≦y≦230の範囲にカーソルのxy座標が入っている場合、再生ボタン上にカーソルがあることになる。
【0067】
操作の種類は、カーソルを特定の場所へ移動させた後に選択を意味するボタンを押す、他の意味を持つボタンを押す、あるいはボタンを2回続けて押すなどの操作を識別する識別名である。本実施例の図28では選択を意味するボタンを押す操作の種類を”選択”と表している。指示データは、図28に示すように利用者への指示として表示する文字列データである。
【0068】
たとえば、利用者が操作目的として”番組を予約録画する”を選択した場合、図28の操作列記憶部からは、[初期画面,予約ボタン上,選択,”予約ボタンを押して下さい”]→[予約情報入力画面,開始時刻設定ボタン上,選択,”予約する番組の開始時刻を入力するために開始時刻設定ボタンを押して下さい”]→...が検索される。
[ステップf4]
ステップf3で検索した操作列を一時的に記憶する。記憶する場所は主記憶上であっても外部記憶上であっても構わない。
[ステップf5]
ステップf4で記憶した操作列から1つ目の操作を取り出す。たとえば、ステップf3の説明中の例で示したように番組を予約録画するための操作列がステップf3で検索された場合、このステップでは1つ目の操作[初期画面,予約ボタン上,選択,”予約ボタンを押して下さい”]を取り出す。取り出した操作は、ステップf4で記憶している操作列から消去する。また、このステップは呼び出される度にステップf4で記憶した操作列から操作を1つずつ取り出すために、最終的に取り出すべき操作がなくなってしまう。このように取り出すべき操作がなくなってしまった場合には処理を終了する。
[ステップf6]
操作の中に含まれる指示データを表示部1に表示する。たとえば、ステップf5で操作[初期画面,予約ボタン上,選択,”予約ボタンを押して下さい”]を取りだした場合、指示データ”予約ボタンを押して下さい”を表示する。
[ステップf7]
利用者の行った操作を検出する。検出するのは、操作がカーソルの移動である場合には、異動先の位置、操作がカーソル移動以外の操作である場合には、操作の種類である。また、このステップは利用者が何か操作を行うまで実行を停止して待つ。
[ステップf8]
ステップf7で検出した利用者の操作がカーソル移動であった場合、ステップf9へ進み、そうでない場合にはステップf12へ進む。
[ステップf9]
このステップでは、ステップf5で取り出した操作のカーソル位置とステップf7で検出したカーソル位置の比較を行う。カーソル位置が等しいかどうかは、ステップf3の説明中で示したようにステップf5で取り出した操作に含まれるカーソル位置が画面上のオブジェクトの図柄の範囲内として与えられるために、その範囲内に利用者の動かしたカーソル位置が含まれている時にカーソル位置が同じであると判断する。判断の結果、ステップf5で取り出した操作のカーソル位置とステップf7で検出したカーソル位置が異なるときには、ステップf10へ進み、同じであるときにはステップf11へ進む。
[ステップf10]
予め準備しておいた、カーソル位置が間違えていることを指摘するメッセージを表示部1に表示する。たとえば、「カーソルの位置が間違っています」といったメッセージを表示する。
[ステップf11]
予め準備しておいた、カーソルの位置が正しいことを伝えるメッセージを表示部1に表示する。たとえば、「そこです。その位置で結構です」といったメッセージを表示する。
[ステップf12]
このステップでは、ステップf5で取り出した操作の種類とステップf7で検出した操作の種類の比較を行う。操作の種類が等しい場合は、ステップf14へ進み、等しくない場合はステップf13へ進む。たとえば、ステップf5で取りだした操作の種類が”選択”である場合に、ステップf7で検出した操作が選択以外の操作である場合、ステップf13へ進む。
[ステップf13]
予め準備した、操作の種類が間違えていることを指摘するメッセージを表示部1に表示する。たとえば、検出した操作の種類がAであった時には「操作Aは間違えています」といったメッセージを表示する。
[ステップf14]
予め準備した、操作の種類が正しいことを伝えるメッセージを表示部1に表示する。たとえば、「その調子です。頑張って下さい」といったメッセージを表示する。
【0069】
本発明の各部は、コンピュータを用いてソフトウェア的に実現しても、それら各部の有する各機能を専用のハード回路を用いて実現しても構わない。
【0070】
次に、第6の発明の一実施例のシステム構成を図29を参照しながら説明する。
【0071】
なお、図29に示す第6の発明の一実施例のシステム構成は、図24に示した第5の発明の一実施例のシステム構成と同一構成部分があるので、その部分には同一番号を付して詳細な説明は省略する。第5の発明の構成と異なるのは、位置比較プロセス80の比較結果が所定の条件を満たす場合に回数をカウントする位置誤りカウントプロセス91と、操作比較プロセス81の比較結果が所定の条件を満たす場合に満たした回数をカウントする操作誤りカウントプロセス92と、利用者に対して指導する内容を蓄積した指導内容記憶部93と、位置比較プロセス80での比較結果と位置誤りカウントプロセス91のカウント結果に基づいて指導内容記憶部93から指導データを検索してカーソル付表示部71に表示するカウント位置注意励ましプロセス94と、位置比較プロセス80での比較結果、操作比較プロセス81での比較結果、操作誤りカウントプロセス92のカウント結果に基づいて指導内容記憶部93から指導データを検索してカーソル付表示部71に表示するカウント操作注意励ましプロセス95を備えたことである。
【0072】
以上のように構成されたシステムが実行されるハードウェア構成を図30に示す。なお、図30は基本的に汎用の計算機システムの構成に同じであり、図25に示した第5の発明の一実施例のハードウェア構成、図29に示したシステム構成と同一構成部分からなるので、各部分に同一番号を付して詳細な説明は省略する。
【0073】
以上のように構成された第6の発明の一実施例の動作を図31のフローチャートを参照しながら説明する。
[ステップg1]〜[ステップg9]
図26に示した第5の発明の一実施例のフローチャートのステップf1〜ステップf9と同じ処理を行う。
[ステップg10]
位置誤りの回数をカウントする。カウントの方法は、ある変数を1つ用意してその値を順に増やすといった一般的手法により実現する。
[ステップg11]
指導内容記憶部93から指導データを検索する。検索の際には、位置誤りの回数をカウントする変数の値を参照する。指導内容記憶部93には、図32のようなデータが蓄積されている。検索の方法は、”位置誤りor操作誤り”の属性値が”位置誤り”で、かつ位置誤りの回数が誤り回数の属性値として記憶されている条件を満たすものを検索する。たとえば、位置誤り回数が10回であれば、指導データとして「全然違います。落ちつきましょう」を検索する。
[ステップg12]〜[ステップg13]
図26に示した第5の発明の一実施例のフローチャートのステップf11〜ステップf12と同じ処理を行う。ただし、ステップg12においては、位置誤り回数を0にクリアする。
[ステップg14]
操作誤りの回数をカウントする。カウントの方法は、ある変数を1つ用意してその値を順に増やすといった一般的手法により実現する。
[ステップg15]
指導内容記憶部93から指導データを検索する。検索の際には、操作誤りの回数をカウントする変数の値を参照する。指導内容記憶部93からの検索は、”位置誤りor操作誤り”の属性値が”操作誤り”で、かつ操作誤りの回数が誤り回数の属性値として記憶されている条件を満たすものを検索する。たとえば、図32の例では操作誤り回数が10回であれば、指導データとして「全然違う操作ばかりをしています。落ちつきましょう」を検索する。
[ステップg16]
図26に示した第5の発明の一実施例のフローチャートのステップf14と同じ処理を行う。ただし、このステップでは操作誤り回数を0にクリアする。
【0074】
本発明の各部は、コンピュータを用いてソフトウェア的に実現しても、それら各部の有する各機能を専用のハード回路を用いて実現しても構わない。
【0075】
第一の実施形態によれば、利用者が電子機器を操作している際に機器側から能動的にダイナミックボタンが表示される。ダイナミックボタンには、便利機能などが含まれ、利用者はそれまでに使ったことのない機能の存在を新たに知ることができる。さらに、利用者はダイナミックボタンを選択するのみで、ダイナミックボタンとして表示された機能を実行することもできる。この結果、従来の機器では予めマニュアルを読まなくては存在することさえ知ることのなかった応用機能についても、使っているうちに目につくことになり、マニュアルを読まずに使うことができるようになる。また、ダイナミックボタンにすでに知っている機能が示された場合でも、ボタンを選択するといった簡単な操作で実行できるために、操作の面倒な高機能であっても少ない手数で操作することができるといった利点が得られる。
【0076】
第二の実施形態によれば、多数のダイナミックボタンが表示される場合にでも、一定数以上は時間的にずらして順に表示されるために、ダイナミックボタンの表示位置を一定の範囲に限ることができる。この結果、利用者は画面上で行っている操作を邪魔されずにすむといった利点が生じる。
【0077】
第三の実施形態によれば、利用者がアドバイス度合いを自由に設定することにより機器の側からの能動的な働きかけを制限することができる。利用者が電子機器を操作する場合、ある機能に関連する操作には自信があり、普段あまり使わない別の機能に関しては操作に自信がないといった場合がある。操作に自信がある場合、操作に集中したい場合などはアドバイス度合いを低く設定することにより操作が邪魔されないようにすることができる。また、操作に自信がない場合、応用機能があれば使ってみたい場合などは、アドバイス度合いを高く設定することにより、機器によるヘルプ、応用機能の紹介などを受けることができる。この結果、機器を使いこなすことができる。
【0078】
第四の実施形態によれば、利用者が熟練度を自由に設定することにより、わかりやすいインタフェースから効率の良いインタフェースまで自由に使い分けることができる。一般に、わかりやすいインタフェースは一度にできることが限られていたり、用語が初心者向けに丁寧であったりするために操作回数が多くなると言った点で効率が悪くなる。逆に、効率よく操作できるインタフェースは、よけいな説明は省略され、用語や操作が専門的になり、一度にいろいろなことができる反面、わかりにくいといった欠点がある。また、ビデオにおける頭だし機能など高機能は初心者にとっても使えれば便利であり、高機能の中には初心者でも本質的には使いたい機能が多くある。第4の発明では、熟練度の設定により、使える機能を制限するのではなく、インタフェースのわかりやすさを変化させ、初心者は効率が悪いが解りやすいインタフェースですべての機能を使い、上級者は専門家のみの効率の良いインタフェースで機器を使いこなせるといった利点が得られる。これにより、利用者の年齢層が幅広い家庭内などで複数の利用者が一つの電子機器を使う場合にでもすべての利用者が、それぞれに使いこなすことができる。
【0079】
第五の実施形態によれば、従来のヘルプのように機器の画面上に使い方の説明がでるのみでなく、実際にインタフェース上で操作の練習をすることができる。また、練習の際には間違った操作に対する指摘が表示されるために、実際に人間の指導者についてもらっているような状況が得られる。これにより、単純に説明書を読みながら使い方を学習するのに比べて、操作法の習得が促進される。
第六の実施形態によれば、インタフェース上で操作法を練習する際に、間違った操作、正しい操作に対して注意や励ましが得られる。特に、注意や励ましの内容が、操作を間違えた回数に応じて変化するために、実際に人間の指導者が付いて練習している状況に非常に近くなり、習得が促進される。
【0080】
【発明の効果】
本発明によれば操作の面倒な高機能であっても少ない手数で操作することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明の一実施例である機器操作支援方法、および装置のシステム構成を示すブロック図
【図2】同実施例におけるハードウェア構成図
【図3】同実施例における機器操作支援方法の動作手順を示すフローチャート
【図4】同実施例におけるグラフィックインタフェースの表示例を示す図
【図5】同実施例におけるグラフィックインタフェースの操作例を示す図
【図6】同実施例における手続き生成規則記憶部に記憶させておく手続き生成規則の記述例を示す図
【図7】同実施例における識別子と手続きの対応付けの例を表す対応図
【図8】同実施例におけるダイナミックボタンの表示例を示す図
【図9】第2の発明の一実施例である機器操作支援方法のシステム構成を示すブロック図
【図10】同実施例における機器操作支援方法の動作手順を示すフローチャート
【図11】同実施例におけるダイナミックボタン表示時間管理動作の手順を示すフローチャート
【図12】第3の発明の一実施例である機器操作支援方法のシステム構成を示すブロック図
【図13】同実施例におけるハードウェア構成図
【図14】同実施例における機器操作支援方法、および装置の動作手順を示すフローチャート
【図15】同実施例におけるアドバイス度合い表示、設定部の表示例を示す図
【図16】同実施例におけるアドバイス度合い設定部の構成図
【図17】同実施例におけるアドバイス生成規則記憶部に記憶させておくアドバイス生成規則の記述例を示す図
【図18】第4の発明の一実施例である機器操作支援方法のシステム構成を示すブロック図
【図19】同実施例におけるハードウェア構成図
【図20】同実施例における機器操作支援方法の動作手順を示すフローチャート
【図21】同実施例におけるインタフェース部品記憶部に記憶させておくインタフェース部品の記述例を示す図
【図22】同実施例における熟練度に応じて検索したインタフェース部品により構成されるグラフィックインタフェースの表示例を示す図
【図23】同実施例における熟練度設定部のグラフィックインタフェース上での表示例を示す図
【図24】第5の発明の一実施例である機器操作支援方法のシステム構成を示すブロック図
【図25】同実施例におけるハードウェア構成図
【図26】同実施例における機器操作支援方法の動作手順を示すフローチャート
【図27】同実施例における目的選択プロセスでの表示例を示す図
【図28】同実施例における操作列記憶部に記憶させておく操作列の記述例を示す図
【図29】第6の発明の一実施例である機器操作支援方法のシステム構成を示すブロック図
【図30】同実施例におけるハードウェア構成図
【図31】同実施例における機器操作支援方法の動作手順を示すフローチャート
【図32】同実施例における指導内容記憶部に記憶させておく指導内容の記述例を示す図
【符号の説明】
1 表示部
2 入力部
3 電子機器制御部
4 電子機器
5 入力監視プロセス
6 手続き生成規則記憶部
7 規則選択プロセス
8 規則生成実行プロセス
9 手続き蓄積プロセス
10 ボタン生成プロセス
11 手続き実行プロセス
21 VRAM
22 主記憶装置
23 外部記憶装置
24 CPU
31 表示時間生成プロセス
32 ボタン消去プロセス
41 アドバイス度合い設定部
42 アドバイス生成プロセス
43 アドバイス実行プロセス
51 アドバイス生成規則記憶部
61 熟練度設定部
62 インタフェース部品記憶部
63 インタフェース部品選択プロセス
64 表示実行プロセス
71 カーソル付表示部
72 ポインティング入力部
73 目的選択プロセス
74 操作列記憶部
75 操作列検索プロセス
76 指導操作記憶プロセス
77 現操作記憶プロセス
78 現操作初期化プロセス
79 指示表示プロセス
80 位置比較プロセス
81 操作比較プロセス
82 位置注意励ましプロセス
83 操作注意励ましプロセス
84 取り出しプロセス
91 位置誤りカウントプロセス
92 操作誤りカウントプロセス
93 指導内容記憶部
94 カウント位置注意励ましプロセス
95 カウント操作注意励ましプロセス

Claims (8)

  1. 電子機器を操作するためのグラフィックインタフェースを画面上に表示する表示手段と、利用者からの入力を受け付ける入力手段と、手続きを生成する規則を記憶する手続き生成規則記憶手段とを有し、
    前記入力手段で受け付けた利用者の入力に基づいて電子機器を制御し、前記利用者の入力に基づいて前記表示手段に表示されているグラフィックインタフェースを変化させ、前記利用者の入力の系列を所定の数だけ記憶し、この記憶した入力の系列と機器の状態のうち片方あるいは両方に基づいて前記手続き生成規則記憶手段に記憶されている規則を適用して手続きを生成し、この生成した手続きに識別子を付して記憶すると同時に、この識別子に対応づけて前記表示手段の画面上に利用者の入力により選択できるボタンを表示し、このボタンが選択された時に前記記憶した手続きのうちボタンに対応づけられた識別子と同一の識別子が付いている手続きを検索して実行することを特徴とする機器操作支援方法。
  2. 電子機器を操作するためのグラフィックインタフェースを画面上に表示する表示手段と、利用者からの入力を受け付ける入力手段と、手続きを生成する規則を記憶する手続き生成規則記憶手段とを有し、
    前記入力手段で受け付けた利用者の入力に基づいて電子機器を制御し、前記利用者の入力に基づいて前記表示手段に表示されているグラフィックインタフェースを変化させ、前記利用者の入力の系列を所定の数だけ記憶し、この記憶した入力の系列と機器の状態のうち片方あるいは両方に基づいて前記手続き生成規則記憶手段に記憶されている規則を適用して手続きを生成し、この生成した手続きに識別子を付して記憶すると同時に、この識別子に対応づけて前記表示手段の画面上に利用者の入力により選択できるボタンを表示し、このボタンが選択された時に前記記憶した手続きのうちボタンに対応づけられた識別子と同一の識別子が付いている手続きを検索して実行する手段を備えたことを特徴とする機器操作支援装置。
  3. 電子機器を操作するためのグラフィックインタフェースを画面上に表示する表示手段と、利用者からの入力を受け付ける入力手段と、手続きを生成する規則を記憶する手続き生成規則記憶手段と、
    前記入力手段で受け付けた利用者の入力に基づいて電子機器を制御し、前記利用者の入力に基づいて前記表示手段に表示されているグラフィックインタフェースを変化させ、前記利用者の入力の系列を所定の数だけ記憶し、この記憶した入力の系列と機器の状態のうち片方あるいは両方に基づいて前記手続き生成規則記憶手段に記憶されている規則を適用して手続きを生成し、この生成した手続きに識別子を付して前記手続き記憶手段に記憶すると同時に、この識別子に対応づけて前記表示手段の画面上に利用者の入力により選択できるボタンを表示し、このボタンの表示限界時間を前記手続き生成規則に基づく所定の操作で算出し、前記表示手段の画面上にボタンが表示されている場合にボタンの表示時間をカウントし、このカウント結果がボタンの表示限界時間を越えたときにボタンを消去し、前記表示手段の画面上に表示されているボタンが利用者により選択された時に、前記記憶した手続きの中から選択されたボタンに対応づけられた識別子と同一の識別子を持つ手続きを検索して実行することを特徴とする機器操作支援方法。
  4. 電子機器を操作するためのグラフィックインタフェースを画面上に表示する表示手段と、利用者からの入力を受け付ける入力手段と、手続きを生成する規則を記憶する手続き生成規則記憶手段とを有し、
    前記入力手段で受け付けた利用者の入力に基づいて電子機器を制御し、前記利用者の入力に基づいて前記表示手段に表示されているグラフィックインタフェースを変化させ、前記利用者の入力の系列を所定の数だけ記憶し、この記憶した入力の系列と機器の状態のうち片方あるいは両方に基づいて前記手続き生成規則記憶手段に記憶されている規則を適用して手続きを生成し、この生成した手続きに識別子を付して前記手続き記憶手段に記憶すると同時に、この識別子に対応づけて前記表示手段の画面上に利用者の入力により選択できるボタンを表示し、このボタンの表示限界時間を前記手続き生成規則に基づく所定の操作で算出し、前記表示手段の画面上にボタンが表示されている場合にボタンの表示時間をカウントし、このカウント結果がボタンの表示限界時間を越えたときにボタンを消去し、前記表示手段の画面上に表示されているボタンが利用者により選択された時に、前記記憶した手続きの中から選択されたボタンに対応づけられた識別子と同一の識別子を持つ手続きを検索して実行する手段を備えたことを特徴とする機器操作支援装置。
  5. 電子機器を操作するためのグラフィックインタフェースを画面上に表示する表示手段と、利用者からの入力を受け付ける入力手段とを有し、
    前記入力手段で受け付けた利用者の入力に基づいて電子機器を制御し、
    前記利用者の入力に基づいて前記表示手段に表示されているグラフィックインタフェースを変化させ、
    機器の状態あるいは前記利用者の入力の系列を所定の数だけ記憶した入力の系列のうち少なくとも一方に基づいて、手続きを生成する規則を記憶する手続き生成規則記憶手段に記憶されている規則を適用して手続きを生成し、
    前記生成した手続きに識別子を付して記憶し、前記識別子に対応づけて前記表示手段の画面上に利用者の入力により選択できるボタンを表示し、
    前記ボタンが選択された時に前記記憶した手続きのうちボタンに対応づけられた識別子と同一の識別子が付いている手続きを検索して実行することを特徴とする機器操作支援方法。
  6. 電子機器を操作するためのグラフィックインタフェースを画面上に表示する表示手段と、利用者からの入力を受け付ける入力手段と、
    前記入力手段で受け付けた利用者の入力に基づいて電子機器を制御し、前記利用者の入力に基づいて前記表示手段に表示されているグラフィックインタフェースを変化させる電子機器制御部と、
    前記利用者の入力の系列を所定の数だけ記憶する手段と、
    前記記憶した入力の系列と機器の状態のうち一方あるいは両方に基づいて、手続きを生成する規則を記憶する手続き生成規則記憶手段に記憶されている規則を適用して手続きを生成する手段と、
    前記生成した手続きに識別子を付して記憶し、前記識別子に対応づけて前記表示手段の画面上に利用者の入力により選択できるボタンを表示する手段と、
    前記ボタンが選択された時に前記記憶した手続きのうちボタンに対応づけられた識別子と同一の識別子が付いている手続きを検索して実行する手段とを備えたことを特徴とする機器操作支援装置。
  7. 電子機器を操作するためのグラフィックインタフェースを画面上に表示する表示手段と、利用者からの入力を受け付ける入力手段とを有し、
    前記入力手段で受け付けた利用者の入力に基づいて電子機器を制御し、
    前記利用者の入力に基づいて前記表示手段に表示されているグラフィックインタフェースを変化させ、
    機器の状態あるいは前記利用者の入力の系列を所定の数だけ記憶した入力の系列のうち少なくとも一方に基づいて、手続きを生成する規則を記憶する手続き生成規則記憶手段に記憶されている規則を適用して手続きを生成し、
    前記生成した手続きに識別子を付して記憶し、前記識別子に対応づけて前記表示手段の画面上に利用者の入力により選択できるボタンを表示し、
    前記ボタンの表示限界時間を前記手続き生成規則に基づく所定の操作で算出し、前記表示手段の画面上にボタンが表示されている場合にボタンの表示時間をカウントし、このカウント結果がボタンの表示限界時間を越えたときにボタンを消去し、前記表示手段の画面上に表示されているボタンが利用者により選択された時に、前記記憶した手続きの中から選択されたボタンに対応づけられた識別子と同一の識別子を持つ手続きを検索して実行することを特徴とする機器操作支援方法。
  8. 電子機器を操作するためのグラフィックインタフェースを画面上に表示する表示手段と、利用者からの入力を受け付ける入力手段と、
    前記入力手段で受け付けた利用者の入力に基づいて電子機器を制御し、前記利用者の入力に基づいて前記表示手段に表示されているグラフィックインタフェースを変化させる電子機器制御部と、
    前記利用者の入力の系列を所定の数だけ記憶する手段と、
    前記記憶した入力の系列と機器の状態のうち一方あるいは両方に基づいて、手続きを生成する規則を記憶する手続き生成規則記憶手段に記憶されている規則を適用して手続きを生成する手段と、
    前記生成した手続きに識別子を付して記憶し、前記識別子に対応づけて前記表示手段の画面上に利用者の入力により選択できるボタンを表示する手段と、
    前記ボタンの表示限界時間を前記手続き生成規則に基づく所定の操作で算出し、前記表示手段の画面上にボタンが表示されている場合にボタンの表示時間をカウントし、このカウント結果がボタンの表示限界時間を越えたときにボタンを消去し、前記表示手段の画面上に表示されているボタンが利用者により選択された時に、前記記憶した手続きの中から選択されたボタンに対応づけられた識別子と同一の識別子を持つ手続きを検索して実行する手段を備えたことを特徴とする機器操作支援装置。
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