JPWO2008099505A1 - テキスト表示制御装置及びコンピュータプログラム - Google Patents

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Abstract

パーソナルコンピュータにおいて制御装置(110)は記憶装置(140)に記憶されたアプリケーションを実行する。アプリケーションの実行中にテキスト挿入モードが選択されると、ユーザの操作に応じてアプリ画面上にテキスト入力ボックス(200)が設定される。制御装置(110)のアプリ制御部(111)は、テキスト入力ボックス(200)の高さ(HT)から所定のマージンを差し引いた値を上限値とし、予め複数設定されたテキストサイズの候補値の中から、テキストの高さが当該上限値以下の範囲で最大となるテキストサイズを、テキストの表示に供すべきテキストサイズ(SZ)として決定する。テキストの入力がなされると、アプリ制御部(111)は、決定されたテキストサイズ(SZ)でテキスト(TXT)が表示されるように、表示データ生成部(113)及び表示制御部(112)を制御する。

Description

本発明は、例えば画面上にテキストを入力する場合等に使用可能なテキスト表示制御装置及びコンピュータプログラムの技術分野に関する。
この種の装置として、テキストを表示範囲の中央に表示するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に開示されたテキスト入力方式(以下、「従来の技術」と称する)によれば、テキスト表示範囲の高さ及び幅を表すテキスト表示高さ及びテキスト表示幅が求められ、またテキストを標準テキスト表示高さで表示した場合の標準テキスト表示幅が求められる。この際、テキスト表示高さを標準テキスト高さで除した表示倍率と、テキスト表示幅を標準テキスト幅で除した表示倍率とのうち小さい方の倍率に従ってテキストを表示することにより、テキスト表示範囲を指示し、表示するテキストを入力するだけで、入力したテキストを最大倍率でテキスト表示範囲の中央に表示することができるとされている。
特開平5−119762号公報
ユーザがテキストを入力する場合、画面上にどの程度の大きさでテキストを入力するかについて、幾らかなりともイメージを抱いていることが多い。テキストの大きさは、例えばポイント数といった、直感的に把握し難い指標値によって規定されることが多く、多くの場合、ユーザは、例えばテキスト入力後に大きさを変更する等、数多のプロセスを経て所望の場所に所望の大きさでテキストを入力することになる。上述した従来の技術も同様であり、ユーザによって指示された表示範囲の幅又は高さに対し入力したテキストが整合するように、表示倍率が自動的に変更された状態でテキストが表示されるため、例えば入力されるテキストが相対的に長ければテキストの大きさは相対的に小さくなり、例えば入力されるテキストが相対的に短ければテキストの大きさは相対的に大きくなる。この際、ユーザが、所望するテキストの大きさと入力しようとするテキストの長さとによって表示領域がどの程度必要になるかを把握するのは困難であるから、結局テキストの入力過程においてテキストの大きさはユーザの意志から乖離し易く、所望の大きさでテキストを表示するには数多のプロセスを経る必要が生じる。
このように、所望の大きさでテキストを表示させるに際して数多のプロセスを経る必要が生じる場合、例えば、打合せ、会議、授業、講義、説明会又はプレゼンテーション等、複数の参加者を前にしてリアルタイムにテキストの入力を伴いつつ進行し得る各種のイベントにおいて、或いは、資料作成等基本的には個人的に進行するイベントにおいて、テキストを所望の大きさで表示させるプロセス自体が、これら各種のイベントの進行自体を阻害する懸念がある。このような場合、これらイベントに要する時間は長くなり、また参加者や当事者の集中力は極端に殺がれ、これら各種イベントの効率的且つ効果的な進行が妨げられかねない。即ち、従来の技術には、ユーザが簡便に所望の大きさでテキストを表示させることが困難であるという技術的な問題点に起因して生じる各種の問題点が回避し得ない。
本発明は上述した問題点に鑑みてなされたものであり、簡便に所望の大きさでテキストを表示させることが可能なテキスト表示制御装置及びコンピュータプログラムを提供することを課題とする。
<テキスト表示制御装置>
上述した課題を解決するため、本発明のテキスト表示制御装置は、表示装置の画面にテキストを表示するためのテキスト表示制御装置であって、前記画面に前記テキストを表示するための表示領域が設定された場合に、該設定された表示領域における前記テキストの表示方向と交わる方向の長さを特定する特定手段と、前記特定された長さに基づいて前記表示領域における表示に供すべき前記テキストの大きさを決定する決定手段と、前記設定された表示領域に対し前記テキストが入力された場合に、該入力されたテキストが前記決定された大きさで前記設定された表示領域に表示されるように前記表示装置を制御する表示制御手段とを具備する。
本発明における「テキスト」とは、例えばプラズマディスプレイ装置、液晶ディスプレイ装置又はCRTディスプレイ装置等の各種態様を採り得る表示装置の画面上に表示することが可能な、例えば文字、数字及び記号等を包括する概念である。尚、本発明においては、個々の文字、数字及び記号等、並びにこれら個々の文字、数字及び記号等の集合体(有意か否かによらない)等を基本的に相互に別無く「テキスト」と表現することとする。
本発明に係る表示装置における画面には、例えばユーザによる、キーボード、タッチペン、或いはマウス、トラックボール、タッチパッド又はスクロールボタン等を含む各種のポインティングデバイス等を介した入力操作等によって、テキストの入力に供される例えばテキストボックス等の表示領域が、好適にはユーザが所望するタイミングで設定される。この表示領域は、例えば、表示装置に表示されるワードプロセッサ、表計算、プレゼンテーション、データベース、ペイント、ドロー、作図、フォトレタッチ或いは電子黒板等の各種アプリケーションに係る画面上で、その呼び出し、選択、決定、拡大及び縮小、ドラッグ及びドロップ、並びに移動等の各種操作を施すことが可能に構成される。尚、「表示領域が設定される」とは、表示領域が、例えばこのような呼び出し、選択、決定、拡大及び縮小、ドラッグ及びドロップ、並びに移動等の各種操作を経て、少なくとも一時的にしろテキストの入力に供し得る状態に固定されることを指す。
本発明のテキスト表示制御装置によれば、その動作時には、この表示領域が設定された場合に、特定手段の作用により、この設定された表示領域における、テキストの表示方向と交わる方向(以下、適宜「交差方向」と称する)、例えばテキストの表示方向と直交する方向の長さ(以下、適宜「対象長」と称する)が特定される。ここで、「テキストの表示方向」とは、最終的に画面における表示に供された段階における、テキストを構成する個々の文字等の配列方向であり、例えば横書きと称される態様の下では横方向を、縦書きと称される態様の下では縦方向を指す。この際、例えば、縦書きであってもテキストの入力方向は横書きである場合があるから、当該表示方向は、必ずしもテキストの入力方向と一致せずともよい趣旨である。また、便宜的に、画面における横方向の長さを「幅」、縦方向の長さを「高さ」と表現すれば、対象長とは即ち、横書きの態様の下では高さであり、縦書きの態様の下では幅を指す。
一方、本発明のテキスト表示制御装置によれば、この特定された対象長に基づいて、決定手段が、例えばポイント数等によって表され得る、表示領域における表示に供すべきテキストの大きさを決定する。ここで、「テキストの大きさ」とは、例えばポイント数等の定量的な指標や、基準となる大きさよりも大きいのか小さいのかといった定性的な指標等によって表され得る、画面におけるテキストの視覚上の大きさである。決定手段はこの際、例えば、ユーザによる認識の分解能を超える程度に連続的(シームレス)に、又は例えばユーザによる認識が必ずしも不可能とはならない程度に比較的精細な変化幅を有する形で連続的若しくは段階的に、或いは例えばユーザによる認識が十分に可能となる程度に比較的大きい変化幅を有する形で段階的に、テキストの大きさを決定する。
このテキストの大きさを、特定された対象長に基づいて如何に決定するかについては、例えば予め設定された対応関係や判断基準に従って、対象長とテキストの大きさとを少なくともユーザが幾らかなりとも視覚的直感的にテキストの大きさを指定できるように、相互に一対一、一対多、多対一又は多対多に対応付け得る限りにおいて何ら限定されるものではなく、例えば、設定された表示領域において交差方向に対向し得る可視的又は仮想的な枠線にテキストにおける当該交差方向の両端部分が接合するように(即ち、交差方向の余白がゼロ又はゼロとみなし得る程度に少なくなるように)テキストの大きさが決定されてもよいし、この交差方向における枠線部分とテキストとの間に所定の余白が介在するようにテキストの大きさが決定されてもよい。尚、ここで、「テキストにおける交差方向の長さ」とは、個々の文字、数字及び記号相互間で、文字部分の交差方向の長さが相違することに鑑みれば、好適には、一のテキストの大きさに対し一義的に決定される(無論、フォント毎に異なっていてもよい)値である。
また、一の対象長に対し複数のテキストの大きさが例えば候補値等として用意される、或いは検出される場合等には、例えば予め実験的に、経験的に、理論的に或いはシミュレーション等に基づいてユーザの意志や感性により即し得るように設定されてなる判断基準に従って一の候補値が選択されてもよい。同様に、基本的にテキストの大きさが一義的に定まり得る場合であっても、テキストの大きさは、ユーザの意思や感性により即し得るように設定されてなる補正処理に基づいた適宜の補正を受ける形で他の大きさに決定されてもよい。いずれにせよ最終的には、特定された対象長に基づいて、テキストの大きさが決定される。
更に、本発明のテキスト表示制御装置によれば、設定された表示領域に対しテキストが入力された場合に、表示制御手段により、この入力されたテキストが上述した如くに決定された大きさで表示領域に表示されるように表示装置が例えば直接的に、又は例えば画面への表示に供すべき表示用のデータを生成すること等によって間接的に、或いは例えばこのような表示領域を介したテキスト入力を受け付けるアプリケーションにおけるテキスト表示機能の制御等を介して間接的に制御される。尚、このように、本発明において「表示装置が制御される」とは、必ずしも表示装置における例えば表示回路若しくは表示ユニット又は駆動回路若しくは駆動ユニット等の物理的、機械的又は電気的な構成要素に対する物理的、機械的又は電気的な制御を伴うものでなくともよく、最終的に表示装置の制御を介して画面に決定された大きさでテキストを表示させ得る物理的、機械的又は電気的な処理や制御を包括する概念である。
以上説明したように、本発明のテキスト表示制御装置によれば、表示領域を設定すべき旨の操作(例えば各種のポインティングデバイスを介した、表示領域の始点から終点までのドラッグ操作等)が、テキストの表示場所を規定するのみならず、テキストの大きさを指定する操作を兼用しており、ユーザが画面上でテキストの表示を所望する場合に少なからず抱き得るテキストの大きさのイメージは、表示領域を設定すべき旨の操作と、この操作によって設定される例えば矩形の表示領域へのテキスト入力のみにより簡便に具現化され得る。従って、例えばユーザが直感的には想起し難いポイント数等の指標値を考慮する必要はなく、極めて直感的に画面上にテキストを表示させることが可能であると共に、入力されるテキストの長さ等によってテキストの大きさがユーザの意思や感性に反して変化することもない。即ち、簡便に所望の大きさでテキストを表示させることが可能となるのである。
本発明のテキスト表示制御装置の一の態様では、前記入力されたテキストが前記決定された大きさで表示されることにより該表示されたテキストにおける前記表示方向の長さが前記表示領域を超える場合に、前記設定された表示領域を所定方向に拡大することにより修正する修正手段を更に具備する。
この態様によれば、テキストを決定された大きさで表示(実質的、体感的には入力操作と同時に進行する)させる過程等において表示領域の大きさが不足したとしても、例えばテキストの表示方向に、或いは前述した交差方向に、一旦設定された表示領域が拡大され修正される。従って、ユーザ側としてみれば、表示領域の不足を気に掛ける必要はなく、表示領域に対し自由にテキストを入力することができる。即ち、この態様によれば、テキストの表示がより一層簡素化され、効率的である。
本発明のテキスト表示制御装置の他の態様では、前記決定手段は、予め設定された前記テキストの大きさに関する複数の候補値の中から前記表示に供すべきテキストの大きさを決定する。
この態様によれば、予め候補値として複数設定されたテキストの大きさの中から、特定された対象長に基づいて一の大きさを選択すればよいため、テキストの大きさを決定するに際しての決定手段の処理負荷が軽減される。
尚、このような候補値の数が多い程テキストの大きさがより精細に変化し得、ユーザの満足感をより高め得るが、候補値の数量は、例えば予め実験的に、経験的に、理論的に又はシミュレーション等に基づいて、ユーザに実践上の不足感を抱かせることなく、且つ必要以上に多くならない程度にすることも可能であり、その場合、実質的にユーザに何ら不足のない満足感を与えつつ処理負荷を軽減するといった高い利益が提供される。
尚、この態様では、前記候補値に対し前記表示領域におけるテキストの表示方向と交わる方向の長さに対応付けられた適用範囲を割り当てる割り当て手段を更に具備し、前記決定手段は、前記特定された長さが前記割り当てられた適用範囲に該当する場合に、該該当する適用範囲が割り当てられた前記候補値を前記表示に供すべきテキストの大きさとして決定してもよい。
例えば、複数の表示領域を順次設定し、同一カテゴリ(例えば、議事録等)に属するテキストの入力及び表示を順次行う旨の意思をユーザが有している場合等には、テキストの大きさを一の大きさで統一すべき旨の意思をユーザが有することは少なくとも不自然ではない。ところが、複数のテキストを相互に同一の大きさで表示すべく、ユーザが複数の表示領域を相互に同一形状に設定しようとしても、実践上は、少なくとも若干の誤差が含まれるほうが自然である。この際、このような人為操作に起因する誤差にリニアに反応する形でシームレスに相互に異なるテキストの大きさが決定されていては、テキストの表示形態は、逆にユーザの意思又は感性から乖離し易い。
この態様によれば、複数の候補値の各々に対し表示領域における交差方向の長さに対応付けられた適用範囲を割り当てることが可能な割り当て手段が備わり、特定された対象長がこの割り当てられた単数又は複数の適用範囲に該当する場合には、該当する適用範囲が割り当てられた候補値が表示に供すべきテキストの大きさとして決定される。
従って、割り当て手段が適用範囲の割り当て対象とする候補値の数量(即ち、実質的な選択肢の数)、及び割り当て対象とする候補値各々に割り当てる適用範囲の規模(例えば、一のテキストの大きさが表示に供される表示領域の高さの範囲)に応じて、特定される対象長に対する決定されるテキストの大きさの感度を相対的に高くする(即ち、ユーザが入力領域を設定するに際し、より精細な作業が必要となる分、よりテキストの大きさを精細に設定し得る状態を採る)ことも、相対的に低くする(即ち、テキストの大きさの変化は幾らかなり段階的となるにしても、ユーザが入力領域を設定するに際しての操作の誤差がより多く許容される状態を採る)ことも可能となる。
尚、本発明において「割り当てる」とは、リアルタイムに候補値と適用範囲とを対応付けることのみを表すものではなく、予め候補値と適用範囲との対応関係を少なくとも記述してなるリストやマップ等が、例えばRAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ、USBメモリ、HDD(Hard Disk Drive)又はバッファメモリ等の書き換え可能な、或いはROM(Read Only Memory)等の書き換え不能な各種の記憶手段に記憶されている状態において、適宜このような記憶手段へのアクセスを介して、適用範囲が割り当てられた候補値の有無及び割り当てられた適用範囲の読み込みや紹介を行うこと等を含み、決定手段に係るテキストの大きさの決定を、常に或いは何らかの条件が満たされた場合に、この適用範囲が割り当てられた候補値の中から行わしめ得る限りにおいて、その物理的、機械的、電気的又はソフトウェア的な処理は限定されない趣旨である。従って、このような割り当て手段の好適な一態様としては、デフォルト状態で一部の候補値に適用範囲が割り当てられ、以後ユーザの操作を反映して経時的に適用範囲が割り当てられる候補値の数量や割り当てられる適用範囲を、例えば上述した記憶手段への書き込みや削除を行うこと等により適宜変化させてもよい。
このような割り当て手段による割り当ての態様の一例として、例えば候補値の全てに対し適用範囲が夫々相互に重複しないように且つ隣接する適用範囲と相互に連続するように設定されていれば、特定された対象長に応じて一義的に一の候補値が選択され、テキストの大きさは可及的に連続的に決定され得る。また、候補値の一部に対し、適用範囲が夫々相互に重複しないように且つ隣接する適用範囲と相互に連続するように設定されていれば、特定された対象長に応じて一義的に一の候補値が選択される点は同じでも、決定されるテキストの大きさは、適用範囲を割り当てられた候補値相互間の大小関係に応じて、ユーザに知覚され得るか否かは別として幾らかなりとも段階的に決定され得る。
このように、この態様によれば、割り当て手段によって、表示領域の形状(例えば、交差方向の長さ)に対する、決定されるテキストの大きさの感度を、適用範囲を付与する候補値の数量及び適用範囲の大きさ(適用範囲が相互に重複するように且つ相互に連続するように決定される場合には、これらは相互に影響し得る)に応じて可変とし得、ユーザによる設定過程にある表示領域の形状が、例えば人為的な操作上生じ得る比較的小さな誤差を含んでいたとしても、決定されるテキストの大きさに与える影響を可及的に排除することが可能となる。従って、よりユーザの意思又は感性に即したテキスト表示が可能となる。
尚、候補値の選択及び適用範囲の割り当ての態様は、例えば上述したように操作上の誤差をユーザの意思と誤判断する可能性を可及的に排除しつつ、反対にユーザが明確な意思で異なる大きさのテキストを所望している場合には、然るべきテキストの大きさが表示に供されるように、例えば人間工学上の見地からなされ得る各種の実験やシミュレーション等に基づいて事前に決定されていてもよい。また、然るべき操作手段を介した操作により、例えばユーザの意思を反映してその都度適宜に変更することが可能に構成されていてもよい。
また、更に、入力領域におけるテキストの表示方向と交わる方向の長さに応じて(即ち、理想的にはユーザの意志に応じて)テキストの大きさが自動的に決定されるといった、本発明に顕著な利益をより効率的に享受する観点からは、このような割り当て手段による入力誤差の補償は、本発明のテキスト表示制御装置が備える機能の一部として、例えばユーザによる当該機能の選択がなされた場合等に限って実行されてもよい。
割り当て手段を備える本発明のテキスト表示制御装置の一の態様では、前記割り当て手段は、前記候補値のうち過去に決定された前記テキストの大きさに対応する前記候補値に対し、前記テキストにおける前記テキストの表示方向と交わる方向の長さに所定の許容値を加減算してなる範囲として前記適用範囲を割り当てる。
ユーザによる表示領域を使用したテキストの入力及びそれに伴うテキストの表示は、時間軸上でランダムに発生し得る事象であるが、その各々が全て異なる大きさのテキストであることは稀である。特に、一の画面上に表示されるテキストについてはその傾向が顕著である。例えば、プレゼンテーション、会議、打ち合わせ等、画面に表示される画像や映像に対し適宜情報、意見、指示又は質問事項等が書き込まれ得る場合には、どちらかと言えば、テキストの大きさは統一されている或いは系統立てて設定される場合が多い。
この態様によれば、割り当て手段は、候補値のうち、過去に決定されたテキストの大きさ、即ち、過去にユーザの意思や感性に整合したテキストの大きさ(好適な一形態としては、画面に既に表示されているテキストの大きさ)に対応する候補値に対してのみ、或いはこのような候補値を優先して、前述した適用範囲を割り当てる。
この際、割り当て手段は、このような過去に表示されたテキスト(即ち、過去に決定されたテキストの大きさに対応するテキスト)における交差方向の長さ(即ち、横書きであれば、高さ)に対し所定の許容値を加減算することによって、当該交差方向の長さを含む適用範囲を設定する。尚、許容値とは、例えばユーザが当該テキストの大きさを所望している可能性が高いとみなし得る値等を指し、例えば表示領域の設定に際し生じ得る操作上の誤差をユーザの意思と誤判断する可能性を可及的に排除しつつ、反対にユーザが明確な意思で異なる大きさのテキストを所望している場合には、然るべきテキストの大きさが表示に供されるように、例えば人間工学上の見地からなされ得る各種の実験やシミュレーション等に基づいて事前に決定され得る判断基準に従って決定されてもよい。従って、この態様に準じた好適な一態様としては、適用範囲は相互に連続しない。尚、許容値は加算側及び減算側で相互に異なっていてもよいし、等しくてもよい。
このように、この態様によれば、ユーザが再び使用する可能性の高いテキストの大きさについて、表示領域の交差方向の長さに基づいた決定がなされ易くなるようにすることが可能であり、ユーザによる実使用に供された場合のユーザ側の精神的、肉体的又は時間的な負荷が軽減され得る。
本発明のテキスト表示制御装置の他の態様では、前記決定手段は、前記特定された長さと前記テキストにおける前記テキストの表示方向と交わる方向の長さとの差分が所定値以上となる範囲で最大となる前記テキストの大きさを前記表示に供すべきテキストの大きさとして決定する。
この態様によれば、交差方向に所望の余白を設けつつ、可及的に大きくテキストを表示させることが可能となる。従って、テキストを所望する大きさで表示させるための操作が一層直感的となり、利便性が向上し得る。また、当該所定値がゼロであれば、テキストは表示領域における交差方向の端部に接することとなり、テキストの大きさは、当該所定値の設定如何により比較的に自由に決定される。
尚、当該所定値は、例えばユーザ側の操作により可変に設定可能であってもよく、この場合、表示領域を設定すべき旨の操作と、決定されるテキストの大きさとの相対関係を、実質的にユーザが設定することも可能となる。従って、ユーザが、決定されるテキストの大きさを自身の感性に整合するように調整することが可能となるため、効果的である。
本発明のテキスト表示制御装置の他の態様では、前記表示領域が設定される過程において前記表示領域におけるテキストの表示方向と交わる方向の長さに対応する前記テキストの大きさを告知する第1の告知手段を更に具備する。
この態様によれば、表示領域が設定された時点、表示領域が設定されている途中、或いは表示領域が設定されて以降の時間領域を含む概念としての表示領域が設定される過程において、表示領域におけるテキストの表示方向と交わる方向の長さ(即ち交差方向の長さ)に対応するテキストの大きさが、第1の告知手段により、例えば、視覚情報、文字情報或いは音声情報等の表示等を介して告知される。
ここで、「表示領域におけるテキストの表示方向と交わる方向の長さに対応するテキストの大きさ」とは、即ち、その時点で表示領域の設定が完了した場合に決定手段により決定されると推定される、言わば現時点でアクティブなテキストの大きさを指す。
このような情報の提供は、このような情報の提供がなくともテキストの表示が直感的に且つ簡便になされるとした所で、例えば表示領域の大きさと決定手段により決定されるテキストの大きさとの対応関係をユーザに学習させるための補足情報等として有効である。
尚、第1の告知手段は、例えば画面上に例えばこのような視覚情報や文字情報等を表示させることにより、或いは例えば音声情報をユーザに提供することにより、ユーザに現時点で表示に供されるアクティブなテキストの大きさを告知せしめ得る限りにおいて、例えばその物理的、機械的、機構的又は電気的な構成は限定されない。例えば第1の告知手段は、上述した視覚情報や文字情報に対応する表示用のデータを生成する手段を少なくとも含み、該表示用のデータを表示装置に提供することによって、或いは更に生成された視覚情報や文字情報が表示されるように表示装置を制御することによって、テキストの大きさを告知してもよい。
本発明のテキスト表示制御装置の他の態様では、過去に決定された前記テキストの大きさを告知する第2の告知手段を更に具備する。
この態様によれば、過去に決定されたテキストの大きさ、即ち、過去にユーザの意思や感性に整合したテキストの大きさ(好適な一形態としては、画面に既に表示されているテキストの大きさ)が、第2告知手段により、例えば、視覚情報、文字情報或いは音声情報等として告知される。このため、ユーザ側では、例えば過去に決定され現時点で表示に供されているテキストの大きさを、現在及び未来にわたって踏襲すること等が可能となり、テキストの表示がより効率的に実行される。
尚、第2の告知手段に係る告知の態様は、例えばユーザ等に対し過去に決定されたテキストの大きさを告知し得る限りにおいて限定されないが、過去に決定されたテキストとの相対関係をユーザが直感的に把握できた方がより効果的であることに鑑みれば、第1の告知手段に係る告知のように、テキストのポイント数等、直感的とは言い難い指標に基づく情報(例えば、「過去に使用されたテキストの大きさは、○○ポイントです」等の文字情報)では相対的にみて効果が現れ難い。そこで、好適な一態様としては、表示領域を設定する過程において、表示領域の形状(例えば、交差方向の長さ)が、過去にテキストの表示に使用された形状と一致した場合、或いはテキストの大きさが過去に使用されたテキストの大きさに決定される形状となった場合等に、例えば表示領域の表示色が変更されるように、或いは表示領域の枠線又は枠内が反転表示又は点滅表示されるように、第2の告知手段が直接、或いは然るべき手段の制御を介して間接的に告知を行ってもよい。
尚、第2の告知手段は、例えばこのような画面上における視覚効果等を介して、ユーザに対し過去に決定されたテキストの大きさ(そのままテキストが表示された場合には即ち、現時点で表示されているか否かは別として過去に表示されたテキストの大きさ)を告知せしめ得る限りにおいて、例えばその物理的、機械的、機構的又は電気的な構成は限定されない。例えば第2の告知手段は、設定過程における表示領域に対し上述した視覚効果が付与されるように表示制御手段に対しコマンドや制御信号を供給すること等に表示制御手段を介して間接的に、或いは一時的に表示制御手段の制御を乗っ取る形で直接的に表示装置を制御することによって告知を行ってもよい。
<コンピュータプログラム>
上述した課題を解決するために、本発明のコンピュータプログラムは、コンピュータシステムを上記のテキスト表示制御装置(但し、その各種態様を含む)として機能させる。
本発明のコンピュータプログラムによれば、当該コンピュータプログラムを格納するROM、CD−ROM、DVD−ROM、ハードディスク等の記録媒体から、当該コンピュータプログラムをコンピュータシステムに読み込んで実行させれば、或いは、当該コンピュータプログラムを、例えば、通信手段等を介してコンピュータシステムにダウンロードさせた後に実行させれば、上述した本発明のテキスト表示制御装置を比較的簡単に実現できる。
尚、上述した本発明のテキスト表示制御装置における各種態様に対応して、本発明のコンピュータプログラムも各種態様を採ることが可能である。
上記課題を解決するために、コンピュータ読取可能な媒体内のコンピュータプログラム製品は、コンピュータにより実行可能なプログラム命令を明白に具現化し、該コンピュータを、上記テキスト表示制御装置(但し、その各種態様を含む)として機能させる。
本発明のコンピュータプログラム製品によれば、当該コンピュータプログラム製品を格納するROM、CD−ROM、DVD−ROM、ハードディスク等の記録媒体から、当該コンピュータプログラム製品をコンピュータに読み込めば、或いは、例えば伝送波である当該コンピュータプログラム製品を、通信手段を介してコンピュータにダウンロードすれば、上述した本発明のテキスト表示制御装置を比較的容易に実施可能となる。更に具体的には、当該コンピュータプログラム製品は、上述した本発明のテキスト表示制御装置として機能させるコンピュータ読取可能なコード(或いはコンピュータ読取可能な命令)から構成されてよい。
以上説明したように、本発明のテキスト表示制御装置は、特定手段、決定手段及び表示制御手段を備えるので、簡便に且つ所望の大きさでテキストを表示させることが可能となる。
以上説明したように、本発明のコンピュータプログラムは、コンピュータシステムを本発明のテキスト表示制御装置として機能させるので、簡便に且つ所望の大きさでテキストを表示させることが可能となる。
本発明のこのような作用及び他の利得は次に説明する実施例から明らかにされる。
本発明の第1実施例に係るパーソナルコンピュータ(PC)の構成を概念的に表してなるブロック図である。 図1のPCに記憶されるアプリケーションが実行される場合の図1のPCにおける制御装置のブロック図である。 アプリケーションの実行中に適宜実行されるテキスト表示処理のフローチャートである。 テキスト表示処理の実行過程における画面の様子を表す模式図である。 本発明の第2実施例に係るテキスト表示処理のフローチャートである。 図5のテキスト表示処理において参照されるテキストサイズリストの模式図である。 本発明の第3実施例に係るテキスト表示処理のフローチャートである。 図7のテキスト表示処理において参照されるテキストサイズリストの模式図である。 テキスト表示処理の実行過程における画面の様子を表す他の模式図である。
符号の説明
100…パーソナルコンピュータ(PC)、110…制御装置、111…アプリ制御部、112…表示制御部、113…表示データ生成部、114…入力処理部、120…入力装置、130…表示装置、140…記憶装置。
以下、本発明を実施するための最良の形態について実施例毎に順に図面に基づいて説明する。
<第1実施例>
以下、適宜図面を参照し、本発明の第1実施例に係るパーソナルコンピュータ(以下、適宜「PC」と略称する)100について説明する。
<実施例の構成>
始めに、図1を参照し、PC100の構成について説明する。ここに、図1は、PC100の構成を概念的に表してなるブロック図である。
図1において、PC100は、制御装置110、入力装置120、表示装置130及び記憶装置140を備え、不図示のユーザの使用に供されるコンピュータシステムである。
制御装置110は、例えばCPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等の演算処理装置及びRAM(Random Access Memory)等のバッファメモリを備え、PC100の動作全体を制御することが可能に構成された制御ユニットである。制御装置110は、後述するアプリケーション141を実行することにより、本発明に係る「テキスト表示制御装置」の一例として機能するように構成されている。
入力装置120は、キーボード、入力ペン、及びマウス等のポインティングデバイス(夫々不図示)を適宜含み、ユーザによる適宜の入力操作が可能に構成されている。
表示装置130は、例えばプラズマディスプレイ装置や液晶ディスプレイ装置等の各種ディスプレイ装置であり、制御装置110により実行されるアプリケーションプログラム(以下、適宜「アプリケーション」と称する)141に関する画面(即ち、本発明に係る「画面」の一例であり、以下、適宜「アプリ画面」と称する)を表示することが可能に構成されている。
記憶装置140は、例えばHDD等比較的大きい且つ不揮発性の記憶領域を有する記憶装置である。記憶装置140には、複数のアプリケーションプログラム(以下、適宜「アプリケーション」と称する)141が記憶されている。アプリケーション141は、例えば、ワードプロセッサ、表計算、プレゼンテーション、データベース、ペイント、ドロー、作図、フォトレタッチ或いは電子黒板等、多様なジャンルに属するコンピュータプログラムであり、各々制御装置110に実行されることによって、ユーザの適宜の操作に対応する各種の機能を、当該実行されるアプリケーションに固有のアプリ画面上で実現することが可能に構成されている。即ち、各アプリケーション141は、本発明に係る「コンピュータプログラム」の一例である。
制御装置110は、アプリケーション141を実行することにより、ソフトウェア的に複数の機能ブロックとして機能する。ここで、図2を参照し、アプリケーション141の実行時における制御装置110の機能ブロックについて説明する。ここに、図2は、アプリケーション141の実行時における制御装置110のブロック図である。尚、同図において、図1と重複する箇所には同一の符号を付してその説明を適宜省略することとする。
図2において、制御装置110は、アプリ制御部111、表示制御部112、表示データ生成部113及び入力処理部114を備える。
アプリ制御部111は、アプリケーション141に係る動作を統括するメインの機能ブロックであり、表示制御部112、表示データ生成部113及び入力処理部114を夫々上位に制御することが可能に構成された、本発明に係る「特定手段」及び「決定手段」の一例である。
表示制御部112は、表示装置130におけるアプリ画面の表示状態を制御することが可能に構成された機能ブロックであり、本発明に係る「表示制御手段」の一例として機能するように構成されている。
表示データ生成部113は、表示装置130に表示させるべきアプリ画面に関する表示用のデータを生成する機能ブロックであり、表示制御部112と共に、本発明に係る「表示制御手段」の一例を構成している。
入力処理部114は、入力装置120から入力装置120を介したユーザの操作(即ち、入力)に応じた信号を取得し、その内容を解析することが可能に構成された機能ブロックであり、アプリ制御部111と共に、本発明に係る「特定手段」の一例として機能するように構成されている。
<実施例の動作>
アプリケーション141には、一機能として、アプリ画面上でユーザが所望する位置に、文字、数字又は記号等で構成されたテキスト(これらの集合体及びこれら個々を夫々別なくテキストと表現する)を挿入するテキスト挿入モードが備わる。テキスト挿入モードに従ってテキストを表示させるプロセスは、アプリケーション141における標準のテキスト表示(ユーザ側から見れば、テキスト入力)のプロセス(例えばワードプロセッサであれば主としてキーボードを使用した文章入力のプロセス、また表計算であれば主としてキーボード等を使用した数値や項目の入力プロセス等)とは異なっている。
本実施例において、テキスト挿入モードに従ったテキスト表示は、アプリ画面上に展開される各種ソフトウェアスイッチ(例えば、アプリケーション141に係るアプリ画面(例えばウィンドウ等の形態を採り得る)におけるメインメニュー、サブメニュー又はプルダウンメニュー等の一選択肢、或いはアイコンやボタン等視覚的なスイッチ等)の中からテキスト挿入モードに対応するスイッチが選択された場合にアプリ画面上に現れる、テキスト入力ボックス(即ち、本発明に係る「表示領域」の一例)を介して実行される。テキスト挿入モードは、アプリ制御部111により実行される、以下に説明する「テキスト表示処理」によって、その実行状態が制御される。
ここで、図3及び図4を適宜参照し、テキスト表示処理の詳細について説明する。ここに、図3は、テキスト表示処理のフローチャートである。また、図4は、テキスト表示処理の実行過程におけるアプリ画面の様子を表す模式図である。尚、本実施例では、説明の煩雑化を防ぐ目的から、ユーザが、テキストの入力に関してはキーボードを、またアプリ画面上の位置指定や各種ソフトウェアスイッチの操作等に関してはマウスを夫々使用しているものとする。但し、同様の操作が可能である限りにおいて、ユーザが使用するデバイスは入力装置120を構成する如何なる手段であってもよい。
図3において、アプリ制御部111は、始めにテキスト挿入モードが選択されたか否かを判別する(ステップS101)。入力装置120は、ユーザによって操作された場合に、その操作に対応する電気信号を入力処理部114に供給する。アプリ制御部111は、この電気信号を、或いはこの電気信号に基づいて解析されたユーザの操作内容に対応する電気信号を入力処理部114から取得し、ユーザの操作内容に対応する機能が実行されるように、表示データ生成部113及び表示制御部112を制御する。
例えば、ユーザが、アプリ画面上でマウスポインタを所望の位置に移動させるべくマウスを操作した場合、入力処理部114はマウスから供給される電気信号に基づいて、ユーザの操作量と操作方向とによって一義的に規定されるマウスポインタの表示位置を算出すると共に、この表示位置を表す位置データをアプリ制御部111に供給する。アプリ制御部111は、この供給された位置データに対応するアプリ画面上の表示位置にマウスポインタが表示されるように、表示データ生成部113及び表示制御部112を制御する。この結果、マウスポインタは、アプリ画面上でユーザの指定した位置に表示される。このような処理は、ユーザが知覚し得ない程度に極短い周期で繰り返し実行されており、マウスポインタは、基本的にはアプリ画面上で連続的に移動表示される。
また、例えば、ユーザがアプリ画面上の何らかのソフトウェアスイッチ(上述した各種態様を採り得る)に対し、マウスにより選択若しくは決定等の各種操作(例えばクリック)を行った場合、入力処理部114は、その操作内容を解析し、解析された操作内容に対応する電気信号を生成してアプリ制御部111に供給する。ステップS101に係る処理において、アプリ制御部111は、このような入力処理部114の動作の一部として、前述したテキスト挿入モードの実行を促すソフトウェアスイッチが選択された旨を表す電気信号が供給された場合に、テキスト挿入モードが選択された旨の判別を行う。テキスト挿入モードが選択されていない場合(ステップS101:NO)、アプリ制御部111は、ステップS101に係る処理を繰り返し、処理を待機状態に制御する。
一方、テキスト挿入モードが選択されている場合(ステップS101:YES)、アプリ制御部111は、ドラッグ開始点DGSTAを特定する(ステップS102)。ドラッグ開始点DGSTAは、テキスト入力ボックス200の始点である。また、ドラッグ開始点DGSTAを検出すると、アプリ制御部111は更にドラック終了点DGENDを特定する(ステップS103)。
図4(a)に示すように、ドラッグ開始点DGSTA及びドラッグ終了点DGENDは、矩形のテキスト入力ボックス200(破線参照)における、夫々左上及び右下の頂点である。このようなテキスト入力ボックス200の設定に係る実際の操作としては、例えば、ドラッグ開始点DGSTAにおいてマウスボタンが押下され(或いはクリックされ)、当該押下状態を維持したまま(クリックの場合は押下状態でなくてよい)マウスポインタが図示ドラッグ方向へ移動するようにマウスが操作され(即ち、ドラッグされ)、所望のドラッグ終了点DGENDにおいて押下状態が解除される(或いは再度クリックされる)こと等が挙げられ、このような各種態様を採り得る設定操作を経て、アプリ画面上には図4(a)に例示するテキスト入力ボックス200が表示される。
このようなテキスト入力ボックス200の表示制御は、アプリ制御部111によって実行される。即ち、入力処理部114は、テキスト挿入モードが選択された場合に、当該テキスト挿入モードが何らかの理由で解除されなければ、ドラッグ開始点DGSTAを指定する旨のマウス操作に応じてドラッグ開始点DGSTAの表示位置に関する位置データを生成し、アプリ制御部111に供給する。同様に、ドラッグ終了点DGENDを指定する旨のマウス操作に応じてドラッグ終了点DGENDの表示位置に関する位置データ(即ち、この時点で、ドラッグ方向も考慮されている)が生成され、アプリ制御部111に供給される。また、ドラッグ開始点DGSTAが確定してからは、現時点のマウスポインタの位置が暫定的なドラッグ終了点DGENDとして扱われ、ドラッグ終了点DGEND(即ち、暫定的なドラッグ終了点と対比させる意味では最終的なドラッグ終了点)を指定する旨の操作がなされるまでは、上述したマウスポインタの移動表示と同様に、暫定的なドラッグ終了点DGENDに係る位置データがアプリ制御部111に供給され続ける。ステップS102及びステップS103に係る処理は、このように位置データが供給される過程において完了する。
アプリ制御部111は、この暫定的なドラッグ開始点DGSTAに対応する位置データに応じて暫定的なテキスト入力ボックス200の表示(即ち、表示データ生成部113及び表示制御部112の制御を介した、ドラッグ終了点DGENDが確定していない現時点でのテキスト入力ボックス200の表示)を開始し、以後、暫定的なドラッグ終了点DGENDの変化に応じて、暫定的なテキスト入力ボックス200の形状が連続的に変化して表示されるように表示データ生成部113及び表示制御部112を制御する。即ち、このような暫定的なテキスト入力ボックス200が表示されている期間は、本発明に係る「表示領域が設定される過程」の一例である。
この暫定的なテキスト入力ボックス200の表示中に、ユーザによってドラッグ終了点DGENDを指定する旨の操作がなされた場合には、その旨を含む前述した位置データが入力処理部114から供給され(即ち、この時点でステップS103に係る処理が実行される)、アプリ制御部111は、表示態様(例えば、表示位置、形状、表示色及び表示効果等)が確定したテキスト入力ボックス200(即ち、本発明に係る「設定された表示領域」の一例)をアプリ画面に表示させる。図4(a)は、このようにして表示態様が確定したテキスト入力ボックス200が示されている。
尚、このような暫定的なドラッグ終了点DGENDに係る位置データは必ずしもアプリ制御部111に供給される必要はなく(この場合、暫定的なドラッグ終了点に関する位置データ自体が生成されなくてもよい)、ドラッグ開始点DGSTAに関する位置データが供給された後、アプリ制御部111は、ドラッグ終了点DGENDを指定する旨の操作に伴う位置データが供給されるまで、或いはテキスト挿入モードが解除されるまで(即ち、テキスト表示処理が強制的に終了されるまで)待機していてもよい。この場合も、マウスポインタの表示に関する処理は行われ得るから、ユーザがテキスト入力ボックス200の表示態様を推定することに実践上の困難は生じない。
また、暫定的なドラッグ終了点DGENDに関する位置データの供給自体は行われ、且つ暫定的なテキスト入力ボックス200が表示されなくともよい。この場合、アプリ制御部111は、暫定的なテキスト入力ボックス200の表示に代えて、ドラッグ開始点DGSTAから暫定的なドラッグ終了点DGENDに至る線分(即ち、暫定的なテキスト入力ボックス200の対角線に相当する線分)等、ユーザの操作を支援する何らかの情報が表示されるように、表示データ生成部113及び表示制御部112を制御してもよい。また、供給される暫定的なドラッグ終了点DGENDに関する位置データが、後に生じ得る演算処理を迅速に行い得るように単にバッファリングされるだけであってもよい。
テキスト入力ボックス200が表示されると、アプリ制御部111は、テキスト入力ボックス200の高さHT(以下、適宜「ボックス高さHT」と略称する)を算出する(ステップS104)。ここで、ボックス高さHTは、図4(a)において、矢線テキスト入力方向と直交する(即ち、本発明に係る「交わる」の一例)方向(以下、適宜「高さ方向」等と称する)の長さであり、本発明に係る「テキストの表示方向と交わる方向の長さ」の一例である。尚、本実施例において、テキストの入力方向は、常に図示左右方向であり、テキストの表示方向は、テキスト表示処理の実行に相前後して入力装置120を介して選択される「縦書き」又は「横書き」のいずれかに応じた態様を採る。本実施例では横書きが選択されており、テキストの入力方向とテキストの表示方向とは相互に等しいものとなっている。
ステップS104に係る処理において、アプリ制御部111は、既にステップS102及びステップS103に係る処理の過程で供給されている位置データに基づいて、即ち、ドラッグ開始点DGSTAの縦方向の座標と、ドラッグ終了点DGENDの縦方向の座標との差分として(いずれが差し引かれるかは、座標の設定態様に応じて適宜に選択される)、ボックス高さHTを算出する。尚、本実施例では、上述したように暫定的なドラッグ終了点DGENDに対応する位置データが供給されるため、このボックス高さHTの算出自体は、ドラッグ終了点DGENDが確定する以前の段階で行われていてもよい。即ち、この場合、暫定的なボックス高さHTがユーザのマウス操作に応じて連続的に算出されてもよい。このような暫定的なボックス高さHTが例えばRAMやバッファメモリ等然るべき記憶手段に記憶される場合には、ステップS104に係る処理は、既に算出済みのボックス高さHTをこれら記憶手段から取得するだけであってもよい。
ボックス高さHTを算出すると、アプリ制御部111は、設定されたテキスト入力ボックス200に表示すべきテキストの大きさを表すテキストサイズSZを決定する(ステップS105)。テキスサイズSZを決定すると、アプリ制御部111は、設定されたテキスト入力ボックス200に、テキストの表示位置を規定し且つテキストの入力を促すカーソルCSが表示されるように、表示データ生成部113及び表示制御部112を制御する。その結果、テキスト入力ボックス200には、カーソルCSが表示され、テキスト入力待ちの状態となる。図4(b)には、このようなテキスト入力待ちの状態が示される。
テキストサイズSZを決定する際、アプリ制御部111は、テキストの高さ(即ち、テキストを構成する文字、数字或いは記号等一つ一つの高さであり、一のテキストサイズでは全て等しい(必ずしもこれら一つ一つで文字の上端と下端との間の長さが等しい訳ではない))が、算出されたボックス高さHTよりもマージンMGに相当する量だけ低い上限値以下の範囲で最大となるように、予め用意された複数の候補値の中から一のテキストサイズを選択し、テキストサイズSZとして決定する。ここで、テキストサイズの候補値は、例えばテキストサイズをポイント値で表現するなら、1〜1500ポイント程度の範囲で、且つ0.5ポイント刻みで用意されており、決定されるテキストサイズSZは、実質的にボックス高さHTの値に応じてシームレスに決定される。尚、テキストサイズの候補値各々における高さは、予め当該各々についてROMに記憶されている。
ここで、上限値を規定するマージンMGの値は、テキスト表示処理の実行に相前後して、入力装置120から適宜に指定可能となっている。尚、ユーザによる指定がなされていない場合、マージンMGは、予め設定されたデフォルト値であるゼロに設定される。即ち、初期設定状態では上限値はボックス高さHTであり、テキストサイズSZは、ボックス高さHT以下の範囲で最大となるように決定される。上述したように、テキストサイズの候補値は、実践上十分に細分化されており、実際には、ほぼ上限値(デフォルトではボックス高さHT)と同等の高さを有するテキストサイズがテキストサイズSZとして採用される。
テキスト入力待ちの状態において、アプリ制御部111は、テキストが入力されたか否かを判別する(ステップS106)。テキストの入力は上述したようにキーボードを使用して行われるため、アプリ制御部111は、入力処理部114からキーボード操作が行われた旨を表す制御信号が供給されたか否かを判別すること等により、当該判別を行う。テキストの入力がなされていない場合(ステップS106:NO)、アプリ制御部111は、ステップS106に係る処理を繰り返し実行する。
入力処理部114は、キーボードが操作された場合に操作されたキーから入力されるキー各々を識別可能な電気信号に基づいていずれのキーが押下されたのかを解析し、操作されたキーを告知する旨の制御信号をアプリ制御部111に供給する。このような制御信号を取得する等してテキストの入力がなされた旨が判別された場合(ステップS106:YES)、アプリ制御部111は、操作されたキーに対応するテキストTXTが、ステップS106に係る処理で決定されたテキストサイズSZで表示されるように、表示データ生成部113及び表示制御部112を制御する(ステップS107)。この結果、ユーザによるキーボードを介した入力操作に応じてテキスト入力ボックス200にテキストTXTが順次表示されることとなる。図4(c)には、このようにしてテキストTXTが入力され表示された状態のテキスト入力ボックス200の様子が示される。
尚、図4(c)において、テキストTXTの上下には、夫々マージンMGH及びマージンMGLが設けられる。これらマージンMGH及びMGLの値は、アプリ制御部111により算出される。この際、アプリ制御部111は、ボックス高さHTからテキストサイズSZの高さを減算し、減算結果(即ち、上述したマージンMGに相当する量)を二等分することによって各マージンの値を決定する。図4(c)には、テキストTXTがテキスト入力ボックス200内でテキスト入力ボックス200の上端部及び下端部に夫々マージンMGH及びMGLを隔てて表示される様子が示されている。
入力がなされたテキストの表示を行うと、アプリ制御部111は、テキスト入力が終了したか否かを判別する(ステップS108)。テキストの入力が継続している場合(ステップS108:NO)、アプリ制御部111は、ステップS107に処理を戻し、入力されたテキストを順次テキスト入力ボックス200へ表示させる。一方、テキストの入力が終了した場合(ステップS108:YES)、アプリ制御部111はテキスト表示処理を終了する。
以上説明したように、本実施例に係るテキスト表示処理によれば、アプリ画面上で設定されるテキスト入力ボックス200の高さHTと実際に表示に供されるテキストサイズSZとが相互に関連付けられるため、テキストサイズSZの指定が極めて直感的になされ得る。従って、実践的にみればユーザは、表示されているアプリ画面の内容、アプリ画面の大きさ、或いは挿入するテキストの属性、訴求度及び優先度等に基づいてその都度抱く表示イメージに従ってアプリ画面上でテキスト入力ボックス200を設定し、テキストの入力を実行するのみによって、所望の位置に所望の大きさでテキストを表示させることができる。即ち、物理的な、精神的な及び時間的な負荷が著しく軽減され、アプリ画面上に所望の大きさでテキストを表示させることが簡便にして可能となるのである。
このように、所望の大きさでテキストを表示させるに際しての物理的な、精神的な及び時間的な負荷が著しく軽減されることに鑑みれば、例えば、打合せ、会議、授業、講義、説明会又はプレゼンテーション等、複数の参加者を前にしてリアルタイムにテキストの入力を伴いつつ進行し得る各種のイベントにおいて、或いは、資料作成等基本的には個人的に進行するイベントにおいて、本来この種のイベントの進行とは無関係な、テキストサイズの決定プロセスが、ユーザ及びイベントの参加者(例えば、打合せの参加者又は講義や授業の受講者等)の集中力を阻害する事態が防止され、これら各種イベントの効率的且つ効果的な進行が可能となる。
このような本実施例に係る効果は、例えば、テキストの入力及び表示がなされた後に、例えばポイント数の指定等、表示状態を直感し難いプロセス(即ち、複数回の試行を伴い易いプロセス)を介してテキストサイズが設定される場合や、例えば入力されるテキストの長さに合わせてユーザの意思に反してテキストの大きさが変化してしまう場合等には得られ難い本発明に特有の効果である。
尚、テキスト入力ボックス200の形状は、テキストの入力が可能であって、且つ決定されるテキストサイズSZをユーザが直感的に把握し得る限りにおいて必ずしも矩形に限定されない。
尚、マージンMZなる概念はテキストサイズSZの決定に際し必ずしも必須ではなく、ボックス高さHTのみに基づいてテキストサイズSZが決定されても何ら問題は生じない。
尚、本実施例では、このようなテキストの入力及び表示が、アプリケーション141の機能の一つであるテキスト挿入モードにおいて実行されるものとされているが、無論このようなテキストの入力及び表示を実現し得る独立したアプリケーションが構成されてもよい。また、この場合、汎用のアプリケーションに適宜組み込まれる形で、例えばテキスト挿入モードに相当するテキスト表示機能が汎用アプリケーションに追加されるように機能してもよい。
尚、テキストサイズSZは、必ずしもこのように予め設定された候補値の中から選択されることによって決定されずともよい。例えばテキストサイズSZは、予め該当するテキストサイズが候補値に存在するか否かによらず、ボックス高さHTとマージンMGとによって規定されるテキストの高さに整合する(好適には一致する)値に決定されてもよい。この際、候補値の中に決定されたテキストサイズが存在しない場合には、決定されたテキストサイズに最も近い候補値のアウトラインが補正される等して、あくまで決定されたテキストサイズでのテキスト表示(即ち、より厳密にシームレスなテキスト表示)が実現されてもよい。
尚、本実施例では、上述したように暫定的なドラッグ終了点DGENDに関する位置データが絶えず(少なくとも、ユーザが時間軸上連続したタイミングと感じ得る程度に短い周期で)アプリ制御部111に供給されている。従って、アプリ制御部111は、ユーザのマウス操作に応じて適宜高さや幅が変化する、設定過程のテキスト入力ボックス200(即ち、上述した暫定的なテキスト入力ボックス200)について、ステップS104及びステップS105に係る処理と同等の処理を行って、暫定的なテキストサイズSZを算出することができる。この際、好適な一態様としては、アプリ制御部111による各部の制御を経て、このような暫定的なテキストサイズSZが、例えば「現在のテキスト入力ボックスの大きさに対応するテキストサイズは○○ポイントです」等といったインフォメーションとしてアプリ画面上に表示されてもよい。即ち、アプリ制御部111は、本発明に係る「第1の告知手段」の一例として機能してもよい。
このような暫定的なテキストサイズを例えばポイント数等として数値的に告知されても、ユーザ側で実際のテキストサイズ(即ち、アプリ画面上で表示された際のイメージ)を正確に想起することは難しいが、上述したプロセスにより直感的に決定されるテキストサイズSZと数値的なテキストサイズとを相互に整合させることによって、ユーザ側に「自分がイメージしていたのは○○ポイントの大きさである」旨の学習を行わしめることは可能であり、少なくとも一インフォメーションとして有効である。また、このような暫定的なテキストサイズを告知する場合、テキスト入力ボックス200内外に、暫定的なテキストサイズを有するサンプルテキストが表示されるようにアプリ制御部111が表示データ生成部113及び表示制御部112を制御することも可能であり、この場合、ユーザのテキストサイズの直感的な指定が支援されて好適である。
<第2実施例>
第1実施例では、テキスト入力ボックス200の高さに応じて実質的にシームレスにテキストサイズSZが決定された。然るに、ユーザによるマウスの操作は人為的な操作であり、同じ大きさのテキストを表示させるべく、テキスト入力ボックス200を設定したつもりでも、微妙にテキストサイズSZが相違してしまう可能性がある。そこで、そのような問題に対処し得る本発明の第2実施例について説明する。
始めに、図5を参照し、第2実施例に係るテキスト表示処理について説明する。ここに、図5は第2実施例に係るテキスト表示処理のフローチャートである。尚、同図において、図3と重複する箇所には同一の符号を付してその説明を適宜省略することとする。
図5において、ボックス高さHTを算出すると(ステップS104)、アプリ制御部111は、このボックス高さHTに基づいてテキストサイズSZを決定する(ステップS200)。ここで、ステップS200に係るテキストサイズSZの決定は、第1実施例と異なり、予め設定され、例えばROMに固定値として或いはRAMに更新可能に記憶される、テキストサイズリストSZL1を使用して行われる。
ここで、図6を参照し、テキストサイズリストSZL1の詳細について説明する。ここに、図6は、テキストサイズリストSZL1の模式図である。
図6において、テキストサイズリストSZL1は、テキストサイズの候補値に対し、その適用範囲が定められてなるリストである。図6において、候補値は、12ポイントに相当するテキストサイズSZ12、以下24、36、48及び60ポイントに相当する夫々テキストサイズSZ24、SZ36、SZ48及びSZ60の5種類設定されている。
この5種類の候補値にはボックス高さHTに応じた適用範囲が、ボックス高さHTが如何なる値であっても少なくとも一の候補値に該当するように定められており、図示する通り、テキストサイズSZ12はボックス高さHTがHT1未満の範囲、テキストサイズ24はボックス高さHTがHT1以上且つHT2(HT2>HT1)未満の範囲、テキストサイズSZ36はボックス高さHTがHT2以上且つHT3(HT3>HT2)未満の範囲、テキストサイズSZ48はボックス高さHTがHT3以上且つHT4(HT4>HT3)未満の範囲、テキストサイズSZ60はボックス高さHTがHT4以上の範囲で適用される。即ち、本実施例において、アプリ制御部111は、本発明に係る「割り当て手段」の一例としても機能する。
例えば、図5におけるステップS104に係る処理においてボックス高さHTがHT1’(HT<HT1’<HT2)と算出された場合、ステップS200で決定されるテキストサイズSZはテキストサイズSZ24(即ち、24ポイントに相当するテキストサイズ)となる。また、ユーザが次なるテキスト挿入タイミングにおいて(即ち、異なるテキスト入力ボックス200を使用して)、従前のテキストサイズSZを踏襲すべく(即ち、テキストサイズSZ24のテキストを表示させるべく)設定したテキスト入力ボックス200に係るボックス高さHTがHT1’’(HT1’<HT1’’<HT2)であった場合も、テキストサイズSZはテキストサイズSZ24に設定される。
第2実施例において、テキストサイズSZは、このようにテキスト入力ボックス200の大きさの変化に対するテキストサイズSZの感度を相対的に低下せしめ得るように定められてなるテキストサイズリストSZL1に従って決定されるため、従前のテキストサイズを踏襲しようとした場合のユーザ側の操作感覚としては、概ね従前のテキスト入力ボックス200と同程度のテキスト入力ボックス200を設定すればよいことになる。即ち、第2実施例に係るテキストサイズSZの決定態様によれば、ユーザの意思に沿うようにし過ぎたためにテキストサイズSZがかえってユーザの意思に反した値となるといった事態が防止され、ユーザが直感的にテキストサイズを指定することが可能であるといった、本発明に係る特有の効果を維持しつつ、ユーザに与えられ得る肉体的な又は精神的な負荷が軽減され得る。
尚、テキストサイズリストSZL1において、候補値及び適用範囲は、夫々入力装置120を介して、即ちユーザの意思を反映して適宜に変更可能であってよい。例えば図6に示す5種類で候補値が不足する場合には、より候補値を増設してもよいし、反対により候補値を削減してもよい。適用範囲についても、複数の候補値で重複するように設定してもよいし、相互隣接する候補値における適用範囲の各々が相互に連続しておらずともよい。複数の候補値で重複する適用範囲が設定された場合には、実際にテキストサイズSZが決定される際に、「○○ポイントと△△ポイントのどちらにしますか?」等のインフォメーションが表示されるように表示データ生成部113及び表示制御部112が制御されてもよい。また、相互に隣接する候補値各々に対する適用範囲が連続していない場合、即ち、該当するテキストサイズがテキストサイズリスト上で決定不可能である場合には、予めそのような場合に備えて用意された緊急用のテキストサイズがテキストサイズSZとして採用されるようにアプリ制御部111が各部を制御してもよい。
尚、このようにボックス高さHTに対しテキストサイズSZが多対一に対応付けられる場合、必然的にテキストサイズSZに係るテキストの高さがボックス高さHTよりも大きくなる可能性もある。このような事態が生じてもテキストの入力及び表示に実践上の問題は生じないが、ユーザに違和感が与えられる可能性もある。そのような可能性に鑑みれば、各候補値に対応する適用範囲の上限値は、各候補値に該当するテキストの高さに設定されていてもよい。即ち、テキスト入力ボックス200の枠内に収まる範囲で最大のテキストサイズが、テキストサイズリストSZL1から選択され、テキストサイズSZとして決定されてもよい。
<第3実施例>
テキストが挿入される場合、挿入されるテキストのテキストサイズ(即ちテキストサイズSZ)は、アプリ画面上に既に表示されているテキストと何らかの相関を有することが多い。例えば、第2実施例でも述べた如く、従前のテキストサイズが踏襲される、或いは過去に使用されたテキストサイズの使用が所望されることが多い。このような場合に好適な一例として、本発明の第3実施例について説明する。
始めに、図7を参照し、第3実施例に係るテキスト表示処理について説明する。ここに、図7は、第3実施例に係るテキスト表示処理のフローチャートである。尚、同図において、図3と重複する箇所には同一の符号を付してその説明を適宜省略することとする。
図7において、ボックス高さHTを算出すると(ステップS104)、アプリ制御部111は、テキストサイズリストSLZ2を参照し、算出されたボックス高さHTが、テキストサイズリストSZL2に登録されたテキストサイズの候補値各々に対応する適用範囲に該当するか否かを判別する(ステップS300)。
ここで、図8を参照し、第3実施例に係るテキストサイズリストSZL2について説明する。ここに、図8は、テキストサイズリストSZL2の模式図である。尚、同図において、図6と重複する箇所には同一の符号を付してその説明を適宜省略することとする。
図8において、テキストサイズリストSZL2は、第2実施例に係るテキストサイズリストSZL1と同様に、テキストサイズの候補値と、その適用範囲が定められてなるリストである。但し、テキストサイズリストSZL2において、テキストサイズの候補値各々は、アプリ画面上で、例えば同一データファイル或いは同一ページの中等において過去に使用されたテキストに係るテキストサイズとなっている。即ち、アプリ制御部111は、アプリケーション141が実行されて以降(好適には、アプリケーション141に係る一のデータファイル或いは一のデータファイルにおける一のページ等が表示されて以降)、テキスト挿入モードが選択され実行される毎に、表示に供されたテキストサイズSZをテキストサイズリストSZL2に登録する。この際、アプリ制御部111は、登録対象となるテキストサイズに係るテキストの高さ(ここでは、テキストサイズSZxxに対応する値をHTxxと表現することとする)に対し、所定の許容幅ΔHT(即ち、本発明に係る「許容値」の一例)を加減算してなる範囲を、当該テキストサイズSZの適用範囲として設定する。図8では、候補値が図6に示すテキストサイズSZ12、SZ24、SZ36.SZ48及びSZ60となっているが、夫々に対応する適用範囲がテキストサイズリストSZL1と異なっている。
図7に戻り、算出されたボックス高さHTが、テキストサイズリストSZL2に登録された候補値各々に対応する適用範囲のいずれかに該当する場合(ステップS300:YES)、アプリ制御部111は、該当する適用範囲に対応付けられた候補値を、テキストサイズSZとして決定する(ステップS301)。例えば、算出されたボックス高さHTが、HT12−ΔHTである場合、アプリ制御部111は、ユーザが過去に使用されたテキストサイズSZ12で(即ち、12ポイントで)テキストを表示させようとしているものと判断し、テキストサイズSZ12をテキストサイズSZとして決定する。
一方、算出されたボックス高さHTが、テキストサイズリストSZL2に登録された候補値各々に対応する適用範囲のいずれにも該当しない場合(ステップS300:NO)、アプリ制御部111は、第1実施例と同様に、ボックス高さHTに応じて実質的にシームレスにテキストサイズSZを決定する(ステップS105)。
但し、アプリ制御部111は、ステップS105に係る処理により、アプリ画面上で初めて表示に供されるテキストサイズSZが発生した場合、当該テキストサイズSZをテキストサイズリストSZL2に適用範囲と共に登録する(ステップS302)。ステップS301又はステップS302に係る処理を経ると、処理はステップS106に移行する。
このように、第3実施例では、テキストサイズリストSZL2が、ユーザによるテキストサイズSZの使用履歴に基づいて適宜に更新され記憶される。即ち、アプリ制御部111は、本発明に係る「割り当て手段」の他の一例として機能する。この際、リストに登録されるテキストサイズSZには許容幅ΔHTに応じて定まる適用範囲が割り付けられるため、ユーザが過去に使用したテキストサイズの使用を所望する場合にテキスト入力ボックス200の大きさが若干異なっていても、確実に所望のテキストサイズを表示に供することが可能となる。即ち、利便性が著しく向上する。
尚、このように過去に使用されたテキストサイズSZを例えばバッファメモリ等に記憶可能である場合、テキストサイズリストSZL2とは異なる手法によって、過去に表示に供されたテキストサイズをユーザに告知することも可能である。
例えば、ボックス高さHTに応じて実質的にシームレスにテキストサイズSZが決定される場合、一のテキストサイズSZが適用されるボックス高さHTは、マージンMGに対し、或いはマージンMGが設定されない場合(ゼロである場合を含む)には当該テキストサイズSZに対し、夫々一義に定まる。アプリ制御部11は、この過去に表示に供されたテキストサイズSZに対応するボックス高さHTをバッファメモリに記憶させておき、ユーザがマウス操作等によりテキスト入力ボックス200を設定する過程で、暫定的なボックス高さHTが、記憶されたボックス高さHTのいずれかに一致した場合に、テキスト入力ボックス200の表示態様の変更(例えば、表示色の変更、或いはエンハンス表示又は点滅表示等を含む表示効果の設定)或いは何らかのインフォメーション(例えば、「ここで決定すると、過去に使用された○○ポイントのテキストサイズが採用されます」等の文字情報)の表示等が行われるように表示データ生成部113及び表示制御部112を制御してもよい。即ち、アプリ制御部111は、本発明に係る「第2の告知手段」の一例として機能してもよい。
このような過去に表示に供されたテキストサイズSZの告知は、テキストサイズSZL2を利用することなくユーザが過去に使用したテキストサイズを使用することを、実践上の負荷の大小は除き可能とする点において効果的であるが、このような告知に係る機能と、テキストサイズリストSLZ2を利用したテキストサイズの決定機能とは、相互に相容れないものではないから、望ましい態様として、相互に協調してよりユーザの負担を軽減すべく機能してもよい。
更に、過去に使用されたテキストサイズをユーザにより効率よく利用させ得る手法として、テキスト入力ボックス200におけるドラッグ開始点DGSTAの画面上の位置(例えば、画面をXY座標平面と捉えた場合のドラッグ開始点DGSTAのX座標或いはY座標)を利用することも可能である。
例えば、ユーザが過去に使用されたテキストサイズでのテキスト表示を所望する場合、上下左右に隣接するテキストと大きさを整合させる旨の意志を有することが多い。従って、ドラッグ開始点DGSTAと、上下左右に隣接する、或いはその周囲に存在する、既に表示されているテキストに関するテキストサイズSZをバッファメモリから読み出す等して、テキスト入力ボックス200の設定が開始された時点で、或いはその設定過程で(より好適には、ボックス高さHTが決定する前に)、ユーザが所望するテキストサイズを決定することも可能である。
<第4実施例>
上記各実施例に示すように、テキストサイズSZは、テキスト入力ボックス200の高さHTに応じて定まるから、テキストの入力は、必ずしもテキスト入力ボックス200の幅(即ち、テキスト入力方向の長さ)の範囲内で終了するとは限らない。そのような場合に好適な本発明の第4実施例について、図9を参照して説明する。ここに、図9は、テキスト表示処理の実行過程におけるアプリ画面の様子を表す他の模式図である。尚、同図において、図4と重複する箇所には同一の符号を付してその説明を適宜省略することとする。
図9において、テキスト入力ボックス200内へのテキストの入力が継続しているものとする(図9(a)参照)。ここで、テキストの長さがテキスト入力ボックス200の幅を超える場合、例えばアプリ制御部111は、テキスト入力ボックス200の幅をテキストの長さに応じて伸長させても(即ち、伸長させるべく表示データ生成部113及び表示制御部112を制御しても)よい(図9(b)参照)。或いは、このような幅方向への伸長ではなく、或いは幅方向への伸長に加えて、例えばアプリ制御部111は、テキスト入力ボックス200の幅を維持した状態で、或いは適度に幅を伸長させつつテキスト入力ボックス200を二段構成としてもよい。図9(c)には、幅が維持された状態が示される。このように、入力されるテキストに応じてテキスト入力ボックス200の形状を変化させることにより一層効果的なテキスト表示が実現される。このように、アプリ制御部111は、本発明に係る「修正手段」の一例として機能してもよい。
尚、上述した第1乃至第4実施例では、テキストの表示方向が全て横方向、即ち横書きが選択されているが、第1乃至第4実施例に係る効果は、テキストが縦書きされる場合であっても同様に担保される。縦書きの場合、テキスト入力ボックス200におけるテキストの表示方向と交わる方向の長さとは、即ちテキストの入力方向の長さ、即ちテキスト入力ボックス200の幅である。従って、第1乃至第4実施例におけるボックス高さHTに相当する値は、ボックス幅となり、テキストサイズSZを決定するに際し参照される指標は、このボックス幅と、テキストの幅(テキストを構成する一の文字、数字又は記号等の幅)となる。
尚、上述した各種実施例において、テキスト挿入モードの採り得る選択肢の一つとして、例えば入力装置120がタッチペン等のペン入力手段を備える場合等に有効な、手書き入力が設定されていてもよい。
上述したように、本発明に係るテキスト表示制御装置によれば、表示に供されるテキストサイズSZが、テキスト入力ボックス200の設定操作のみにより、実質的には一アクションで決定される。従って、その後に引き続く手書きによるテキスト入力に際し、ユーザの操作感覚としては、実際にペン等によってテキストを書いている間隔に非常に近くなる。即ち、上述した各種実施例の、テキスト入力に係る変形例の一つとして、手書き入力が行われる場合には、ユーザによるより直感的な操作が実現され好適である。
本発明は、上述した実施例に限られるものではなく、請求の範囲及び明細書全体から読み取れる発明の要旨或いは思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴うテキスト表示制御装置及びコンピュータプログラムもまた本発明の技術的範囲に含まれるものである。
本発明に係るテキスト表示制御装置及びコンピュータプログラムは、例えば表示装置の表示アプリ画面にテキストを表示させるためのテキスト表示制御装置等に利用可能である。また、例えば民生用或いは業務用の各種コンピュータ機器に搭載される又は各種コンピュータ機器に接続可能なテキスト表示制御装置等にも利用可能である。
上述した課題を解決するため、本発明の第1のテキスト表示制御装置は、表示装置の画面にテキストを表示するためのテキスト表示制御装置であって、前記画面に前記テキストを表示するための表示領域が設定された場合に、該設定された表示領域における前記テキストの表示方向と交わる方向の長さを特定する特定手段と、前記特定された長さに基づいて前記表示領域における表示に供すべき前記テキストの大きさを決定する決定手段と、前記設定された表示領域に対し前記テキストが入力された場合に、該入力されたテキストが前記決定された大きさで前記設定された表示領域に表示されるように前記表示装置を制御する表示制御手段と、前記入力されたテキストが前記決定された大きさで表示されることにより該表示されたテキストにおける前記表示方向の長さが前記表示領域を超える場合に、前記設定された表示領域を所定方向に拡大することにより修正する修正手段とを具備する。
また、本発明に係るテキスト表示制御装置は、前記入力されたテキストが前記決定された大きさで表示されることにより該表示されたテキストにおける前記表示方向の長さが前記表示領域を超える場合に、前記設定された表示領域を所定方向に拡大することにより修正する修正手段を更に具備する。
そのため、テキストを決定された大きさで表示(実質的、体感的には入力操作と同時に進行する)させる過程等において表示領域の大きさが不足したとしても、例えばテキストの表示方向に、或いは前述した交差方向に、一旦設定された表示領域が拡大され修正される。従って、ユーザ側としてみれば、表示領域の不足を気に掛ける必要はなく、表示領域に対し自由にテキストを入力することができる。即ち、この態様によれば、テキストの表示がより一層簡素化され、効率的である。
本発明のテキスト表示制御装置の一の態様では、前記決定手段は、予め設定された前記テキストの大きさに関する複数の候補値の中から前記表示に供すべきテキストの大きさを決定する。
上述した課題を解決するため、本発明の第2のテキスト表示制御装置は、表示装置の画面にテキストを表示するためのテキスト表示制御装置であって、前記画面に前記テキストを表示するための表示領域が設定された場合に、該設定された表示領域における前記テキストの表示方向と交わる方向の長さを特定する特定手段と、前記特定された長さに基づいて前記表示領域における表示に供すべき前記テキストの大きさを決定する決定手段と、前記設定された表示領域に対し前記テキストが入力された場合に、該入力されたテキストが前記決定された大きさで前記設定された表示領域に表示されるように前記表示装置を制御する表示制御手段とを具備し、前記決定手段は、前記特定された長さと前記テキストにおける前記テキストの表示方向と交わる方向の長さとの差分が所定値以上となる範囲で最大となる前記テキストの大きさを前記表示に供すべきテキストの大きさとして決定する。
上述した課題を解決するため、本発明の第3のテキスト表示制御装置は、表示装置の画面にテキストを表示するためのテキスト表示制御装置であって、前記画面に前記テキストを表示するための表示領域が設定された場合に、該設定された表示領域における前記テキストの表示方向と交わる方向の長さを特定する特定手段と、前記特定された長さに基づいて前記表示領域における表示に供すべき前記テキストの大きさを決定する決定手段と、前記設定された表示領域に対し前記テキストが入力された場合に、該入力されたテキストが前記決定された大きさで前記設定された表示領域に表示されるように前記表示装置を制御する表示制御手段と、前記表示領域が設定される過程において前記表示領域におけるテキストの表示方向と交わる方向の長さに対応する前記テキストの大きさを告知する第1の告知手段とを具備する。
上述した課題を解決するため、本発明の第4のテキスト表示制御装置は、表示装置の画面にテキストを表示するためのテキスト表示制御装置であって、前記画面に前記テキストを表示するための表示領域が設定された場合に、該設定された表示領域における前記テキストの表示方向と交わる方向の長さを特定する特定手段と、前記特定された長さに基づいて前記表示領域における表示に供すべき前記テキストの大きさを決定する決定手段と、前記設定された表示領域に対し前記テキストが入力された場合に、該入力されたテキストが前記決定された大きさで前記設定された表示領域に表示されるように前記表示装置を制御する表示制御手段と、過去に決定された前記テキストの大きさを告知する第2の告知手段とを具備する。

Claims (9)

  1. 表示装置の画面にテキストを表示するためのテキスト表示制御装置であって、
    前記画面に前記テキストを表示するための表示領域が設定された場合に、該設定された表示領域における前記テキストの表示方向と交わる方向の長さを特定する特定手段と、
    前記特定された長さに基づいて前記表示領域における表示に供すべき前記テキストの大きさを決定する決定手段と、
    前記設定された表示領域に対し前記テキストが入力された場合に、該入力されたテキストが前記決定された大きさで前記設定された表示領域に表示されるように前記表示装置を制御する表示制御手段と
    を具備することを特徴とするテキスト表示制御装置。
  2. 前記入力されたテキストが前記決定された大きさで表示されることにより該表示されたテキストにおける前記表示方向の長さが前記表示領域を超える場合に、前記設定された表示領域を所定方向に拡大することにより修正する修正手段を更に具備する
    ことを特徴とする請求項1に記載のテキスト表示制御装置。
  3. 前記決定手段は、予め設定された前記テキストの大きさに関する複数の候補値の中から前記表示に供すべきテキストの大きさを決定する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のテキスト表示制御装置。
  4. 前記候補値に対し前記表示領域におけるテキストの表示方向と交わる方向の長さに対応付けられた適用範囲を割り当てる割り当て手段を更に具備し、
    前記決定手段は、前記特定された長さが前記割り当てられた適用範囲に該当する場合に、該該当する適用範囲が割り当てられた前記候補値を前記表示に供すべきテキストの大きさとして決定する
    ことを特徴とする請求項3に記載のテキスト表示制御装置。
  5. 前記割り当て手段は、前記候補値のうち過去に決定された前記テキストの大きさに対応する前記候補値に対し、前記テキストにおける前記テキストの表示方向と交わる方向の長さに所定の許容値を加減算してなる範囲として前記適用範囲を割り当てる
    ことを特徴とする請求項3又は4に記載のテキスト表示制御装置。
  6. 前記決定手段は、前記特定された長さと前記テキストにおける前記テキストの表示方向と交わる方向の長さとの差分が所定値以上となる範囲で最大となる前記テキストの大きさを前記表示に供すべきテキストの大きさとして決定する
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載のテキスト表示制御装置。
  7. 前記表示領域が設定される過程において前記表示領域におけるテキストの表示方向と交わる方向の長さに対応する前記テキストの大きさを告知する第1の告知手段を更に具備する
    ことを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載のテキスト表示制御装置。
  8. 過去に決定された前記テキストの大きさを告知する第2の告知手段を更に具備する
    ことを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載のテキスト表示制御装置。
  9. コンピュータシステムを請求項1から8のいずれか一項に記載のテキスト表示制御装置として機能させることを特徴とするコンピュータプログラム。
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