JP2756035B2 - ガイダンスシステム - Google Patents

ガイダンスシステム

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JP2756035B2
JP2756035B2 JP2339159A JP33915990A JP2756035B2 JP 2756035 B2 JP2756035 B2 JP 2756035B2 JP 2339159 A JP2339159 A JP 2339159A JP 33915990 A JP33915990 A JP 33915990A JP 2756035 B2 JP2756035 B2 JP 2756035B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、ユーザに対して最適な操作方法やその段階
ですべき操作等を指示するガイダンスメッセージを与え
るガイダンスシステムに関し、例えば、ユーザの操作履
歴に応じてガイダンスメッセージの出力を自動的に決定
するシステムに適用して好適なものである。
[従来の技術] ワードプロセッサやパーソナルコンピュータ等の情報
処理装置だけでなくビデオテープレコーダやルームエア
コン等の電子機器も、最近のものは多数の機能を備えて
いる。しかしながら、ユーザが装置を購入直後にマニュ
アルを読んで全ての機能に対する操作を知得することは
実際上困難である。そのため、使用中においても頻繁に
マニュアルを利用することになる。しかし、操作してい
る装置から離れてマニュアルを利用することになり、ユ
ーザは繁雑感を抱く。
そこで、ユーザに対して最適な操作方法やその段階で
すべき操作等を指示するガイダンスメッセージを与える
ガイダンスシステムが提供されている。
このようなガイダンスシステムとしては、ユーザがガ
イダンスメッセージを求めるためのキー(例えば「HEL
P」キー)を押下したときや操作エラーが発生したとき
に、メニュー方式や索引方式でガイダンスメッセージを
表示するシステムがある。また、ユーザによる操作履歴
を管理して操作履歴からみてガイダンスメッセージをユ
ーザに与える必要がある場合に自動的にガイダンスメッ
セージを表示させる、本特許出願人によって既に提案さ
れているシステム(特願平2−81832号明細書及び図
面)がある。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、従来のガイダンスシステムは共に、以
下のような問題を有している。
すなわち、ユーザが既に知得している機能や操作に関
するガイダンスメッセージも表示していた。そのため、
例えば、メニュー方式等で表示する場合において所要の
ガイダンスメッセージをユーザが発見し難いという問題
がある。また、操作履歴を利用したガイダンスシステム
においては、知得している機能や操作に関するガイダン
スメッセージが表示されても、ユーザは一瞬そのメッセ
ージに目を向けることになり、そのために操作や思考が
一時中断されるという問題がある。
従来のある種のガイダンスシステムの場合、システム
の立上げ時にガイダンスメッセージを表示するための各
種データを2次メモリから所定メモリにロードするので
あるが、ユーザが既に知得している機能や操作に関する
ガイダンスメッセージについてのデータもロードしてい
る。また、他のガイダンスシステムの中には、ガイダン
スメッセージやデータをROMに格納しているものもある
が、ユーザが既に知得している機能や操作に関するガイ
ダンスメッセージについてのデータも当然にそのROM内
に残る。そのため、いずれのシステム共に、メモリ容量
を大きくとらなければならない、検索処理等に時間がと
られて処理速度が遅くなるという問題がある。
本発明は、以上の点を考慮してなされたものであり、
ユーザが既に知得している機能や操作に関するガイダン
スメッセージの出力をできるだけ押さえることができる
ガイダンスシステムを提供しようとするものである。
また、本発明は、ガイダンスメッセージの出力動作の
ための各種データがロードされるメモリを有効に利用で
きて処理速度を向上させることができるガイダンスシス
テムを提供しようとするものである。
[課題を解決するための手段] かかる課題を解決するため、本発明は、ユーザに対す
るガイダンスメッセージを出力するガイダンスシステム
において、各ガイダンスメッセージに対応付けて、その
ガイダンスメッセージの出力許可レベルを表すレベルデ
ータを格納するレベルデータ格納手段と、ガイダンスメ
ッセージを出力しようとする際に、出力しようとするガ
イダンスメッセージについての上記レベルデータにより
そのガイダンスメッセージの出力可否を判断し、上記レ
ベルデータが出力可のレベルを表しているときにガイダ
ンスメッセージを出力するメッセージ出力手段とを備え
た。
ここで、ガイダンスメッセージに係る機能が利用され
たことを検出したときに、そのガイダンスメッセージに
対するレベルデータを出力禁止側のレベルに更新する第
1のレベル更新手段を設けることが好ましい。
また、ガイダンスメッセージが出力されたことを検出
したときに、そのガイダンスメッセージに対するレベル
データを出力禁止側のレベルに更新する第2のレベル更
新手段を設けることが好ましい。
さらに、レベルデータ格納手段に格納されているレベ
ルデータが、ガイダンスメッセージの出力を許可してい
るレベルにあるガイダンスメッセージに関する各種デー
タだけを、ガイダンスシステム本体に対してローディン
グローディング手段を設けることが好ましい。
[作用] 本発明は、レベルデータ格納手段に、各ガイダンスメ
ッセージに対応付けて、そのガイダンスメッセージの出
力許可レベルを表すレベルデータを格納しておき、メッ
セージ出力手段が、ガイダンスメッセージを出力しよう
とする際に、出力しようとするガイダンスメッセージに
ついての上記レベルデータを参照してそのガイダンスメ
ッセージの出力可否を判断し、上記レベルデータが出力
可のレベルを表しているときにガイダンスメッセージを
出力することとし、各機能のガイダンスメッセージの出
力をユーザの知得レベルに応じて制御するようにした。
ここで、第1のレベル更新手段によって、ガイダンス
メッセージに係る機能が利用されたときに、そのガイダ
ンスメッセージに対するレベルデータを出力禁止側のレ
ベルに更新するようにし、ユーザが機能を使用するに従
い(熟知するに従い)、ガイダンスメッセージの出力を
禁止するようにすることが好ましい。
また、第2のレベル更新手段によって、ガイダンスメ
ッセージが出力されたときに、そのガイダンスメッセー
ジに対するレベルデータを出力禁止側のレベルに更新す
るようにし、ユーザが機能を知得するに従い、ガイダン
スメッセージの出力を禁止する方向に処理することが好
ましい。
さらに、ローディング手段が、レベルデータ格納手段
に格納されているレベルデータが、ガイダンスメッセー
ジの出力を許可しているレベルにあるガイダンスメッセ
ージに関する各種データだけを、ガイダンスシステム本
体に対してローディングすることとし、ガイダンスシス
テム本体のメモリ容量を有効に利用すると共に、処理時
間の短縮化を実現するようにすることが好ましい。
[実施例] 以下、本発明を、ワードプロセッサに対する操作履歴
を利用したガイダンスシステムに適用した一実施例を図
面を参照しながら詳述する。
第1図において、ワードプロセッサ本体10は、周知の
ように、キーボード11と、文書作成編集処理部12と、デ
ィスプレイ13とから構成されている。そして、ユーザが
キーボード11上のキーを操作すると、文書作成編集処理
部12がそのキー入力を解読してそのときのモードに応じ
た情報処理を行ない、ディスプレイ13の表示内容を処理
結果に応じて可変させる。
ワードプロセッサ本体10に関連してガイダンスシステ
ム本体20が設けられている。ガイダンスシステム本体20
は、処理部として、データ採取部21と、レベル更新部22
と、照合部23と、メッセージ出力部24とを備えている。
これら処理部21〜24は、実際上、1個又は複数のマイク
ロコンピュータによって構成されている。
また、ガイダンスシステム本体20は、メモリとして、
データ保存メモリ25と、採取データテーブル26と、照合
パターンテーブル27と、メッセージテーブル28と、レベ
ルデータメモリ29とを備えている。当該ガイダンスシス
テム本体20の立上げ時に、採取データテーブル26、照合
パターンテーブル27及びメッセージテーブル28に所定の
データがローディングされる。
ローディングのための構成としてローダ30が設けられ
ている。また、採取データテーブル26に与えるデータを
格納している採取データベース31と、照合パターンテー
ブル27に与えるデータを格納している照合パターンベー
ス32と、メッセージテーブル28に与えるデータ(ガイダ
ンスメッセージ)を格納しているメッセージベース33と
が設けられている。
なお、データ保存メモリ25、採取データテーブル26、
照合パターンテーブル27及びメッセージテーブル28は、
1個又は複数の随時書込読出可能なメモリで構成されて
おり、レベルデータメモリ29は1個又は複数の随時書込
読出可能な不揮発性メモリで構成されており、採取デー
タベース31、照合パターンベース32及びメッセージベー
ス33は少なくとも読出しが可能な不揮発性メモリで構成
されている。
第2図は、採取データベース31の格納データ構造を示
すものである。第2図に示すように、インデックス欄31
aと、ガイダンスメッセージの出力を必要とする機能を
格納した機能欄31bと、その機能のガイダンスメッセー
ジを出力させるか否かを決定するために採取することを
要するデータを格納している採取データ欄31cとから構
成されている。
採取データ欄31cは、さらに操作履歴データ欄31c1と
操作内容データ欄31c2とからなる。操作履歴データ欄31
c1は、メッセージを出力すべきと判定するために必要な
操作履歴データを格納している。操作内容データ欄31c2
は、メッセージの出力可否を決定する際の用いる文字デ
ータや画像制御情報等の操作内容データを格納してい
る。
例えば、文字列の移動機能の存在をユーザに教えるた
めのガイダンスメッセージ『文章又は文字列を移すとき
は「移動機能」が便利です』については、所定のインデ
ックス(例えば「1」)が付与された機能欄31bに「移
動機能」が格納され、操作履歴データ欄31c1に「前削除
コマンド、一字削除コマンド、削除コマンド、文字入力
(挿入モードによる文字入力)、カーソル移動コマン
ド」が格納されており、操作内容データ欄31c2に「削除
文字列、挿入文字列」が格納されている。これは、文字
列の削除及び挿入を通じて文字列の移動を実行している
ユーザ用である。
第3図及び第4図は照合パターンベース32の格納デー
タ構造を示すものであり、第3図は操作履歴データにつ
いての格納データ構造を示し、第4図は操作内容データ
についての格納データ構造を示す。
操作履歴データについての照合パターンのデータ構造
は、第3図に示すように、インデックス欄321aと、ガイ
ダンスメッセージの出力を必要とする機能を格納した機
能欄321bと、最新の操作を格納した最新操作データ欄32
1cと、この最新の操作がその機能欄321bに格納された機
能のガイダンスメッセージを出力するに値する操作であ
る場合にその操作によって遷移する状態を格納した遷移
後状態データ欄321dと、最新の操作によって状態を遷移
させるための条件としての前状態を格納した遷移前デー
タ格納欄321eとからなる。
例えば、インデックス「101」は、「初期状態」にお
いて、前削除コマンドが与えられた場合は「移動機能」
を文字列の削除及び挿入で実行している可能性がある第
1の状態「移動A」に遷移させることを意味している。
インデックス「105」は、「移動A」の状態において、
カーソル移動コマンドが与えられた場合は「移動機能」
を文字列の削除及び挿入で実行している可能性がある第
2の状態「移動B」に遷移させることを意味している。
インデックス「110」は、「移動B」の状態において、
文字入力があった場合は「移動機能」を文字列の削除及
び挿入で実行している可能性がある第3の状態「移動
C」に遷移させることを意味している。インデックス
「115」は、「移動C」の状態において、文字入力以外
の操作があった場合は「移動機能」を文字列の削除及び
挿入で実行していると操作履歴面からは捕らえられるの
で詳細な判定を行なっても良い「判定状態」に遷移させ
ることを意味する。
操作内容データについての照合パターンのデータ構造
は、第4図に示すように、インデックス欄322aと、ガイ
ダンスメッセージの出力を必要とする機能を格納した機
能欄322bと、その機能のガイダンスメッセージを出力さ
せるか否かを決定するために照合する操作内容データの
パターン(条件等)を格納した照合パターン欄322cから
なる。照合パターンベース32のインデックス欄322a及び
機能欄322bは、採取データベース31のインデックス欄31
a及び機能欄31bに対応している。例えば、上述した「移
動機能」の操作内容データについての照合パターンは、
「削除文字列と挿入文字列とが等しい」というパターン
である。
第5図は、メッセージベース33の格納データ構造を示
すものである。第5図に示すように、インデックス欄33
aと、ガイダンスメッセージの出力を必要とする機能を
格納した機能欄33bと、その機能のガイダンスメッセー
ジを格納したメッセージ欄33cからなる。メッセージベ
ース33のインデックス欄33a及び機能欄33bも、採取デー
タベース31のインデックス欄31a及び機能欄31bに対応し
ている。
採取データテーブル26、照合パターンテーブル27及び
メッセージテーブル28もそれぞれ、採取データベース3
1、照合パターンベース32及びメッセージベース33と同
様なデータ構造をしているが、後述するように、ローダ
30が各ベース内の機能を選択してこれらテーブルに転送
しているので、その分、データ量が少なくなっている。
第6図は、レベルデータメモリ29の格納データ構造を
示すものである。第6図に示すように、インデックス欄
29aと、ガイダンスメッセージの出力を必要とする機能
を格納した機能欄29bと、その機能のガイダンスメッセ
ージを出力すべきか否かを表す出力許可レベルのデータ
を格納したレベルデータ欄29cからなる。レベルデータ
メモリ29のインデックス欄29a及び機能欄29bも、採取デ
ータベース31のインデックス欄31a及び機能欄31b等に対
応している。
レベルデータは例えば数値データでなり、所定値以上
がメッセージの出力禁止を意味し、それより小さい値が
メッセージの出力許可を意味し、機能が使われたり、メ
ッセージの出力が実行されたりしたときに値が出力禁止
側に更新されるものである。
上述したレベル更新部22は、所定機能がユーザによっ
て使用されたことやガイダンスメッセージが出力された
ことを検出して、レベルデータメモリ29内のレベルデー
タを出力禁止側に更新するものである。
データ採取部21は、文書作成編集処理部12から、この
処理部12が解読したキー情報(コマンドデータや文字デ
ータ)や画面制御情報(カーソル位置情報や表示画面の
頁情報等)を採取するものである。
照合部23は、照合パターンテーブル27の操作履歴デー
タについての照合パターンに基づいて、操作履歴からみ
てガイダンスメッセージを出力すべき該当する機能があ
るか否かを検出するものである。また、操作履歴からみ
てガイダンスメッセージを出力すべき該当する機能があ
る場合に、照合パターンテーブル27の操作内容データに
ついての照合パターンに基づいて、その機能について、
ガイダンスメッセージを出力すべきか否かを決定するも
のである。
メッセージ出力部21は、照合部23によってガイダンス
メッセージを出力すべきと指示された機能について、レ
ベルデータメモリ29のレベルデータに基づいて出力すべ
きレベルの機能であるか否かを検出するものであり、出
力すべきレベルの機能である場合にメッセージテーブル
28からその機能に対するガイダンスメッセージを取り出
してディスプレイ13に与えるものである。また、メッセ
ージを出力した場合の、その旨のデータをレベル更新部
22に与えるものである。
次に、以上の構成を有するガイダンスシステムの処理
を、ローディング処理、レベル更新処理、メッセージ出
力制御処理の順に説明する。
第7図は、ローダ30が実行するローディング処理を示
すフローチャートである。
ローダ30は、ガイダンスシステムの立上げ時に第7図
に示す処理を開始し、まず、レベルデータメモリ29を検
索して、ガイダンスメッセージの出力の必要性が残って
いる機能のインデックスをピックアップする(ステップ
SP1)。そして、インデックスをピックアップした全て
の機能についての項目データを採取データベース31から
取り出して採取データテーブル26にロードし、同様に、
インデックスをピックアップした全ての機能についての
項目データを照合パターンベース32から取り出して照合
パターンテーブル27にロードし、また、インデックスを
ピックアップした全ての機能についての項目データをメ
ッセージベース33から取り出してメッセージテーブル28
にロードする(ステップSP2〜SP4)。
従って、ユーザが熟知している機能についての採取デ
ータ等は、ローディングされない。
このようなローディング後にガイダンスシステム本体
20が機能する。
第8図は、レベル更新部22によるレベル更新処理を示
すフローチャートである。
このレベル更新部22には、データ採取部21から機能を
指示するコマンド(移動コマンドや削除コマンド等)が
与えられる。データ採取部21は機能を指示するコマンド
の他に、文字データや罫線データ等を採取するものであ
るが、上述のように、機能を指示するコマンドをレベル
更新部22に与える。また、レベル更新部22には、上述し
たようにメッセージ出力部24からメッセージを出力した
旨のデータが与えられる。
レベル更新部22は、機能を指示するコマンドやメッセ
ージを出力した旨のデータが与えられたときに、第8図
に示す処理を開始する。そして、まず、そのコマンドや
データに係る機能が、ガイダンスメッセージが用意され
ている機能か否かを判別する(ステップSP10)。用意さ
れていない場合には、直ちに更新処理を終了する。他
方、用意されていると、そのレベルデータの値を取り出
してその値が出力を禁止している値か否かを判断する
(ステップSP11、SP12)。出力を禁止している値である
と、更新処理を終了し、出力を禁止している値でない場
合には、その値を出力禁止側の値に更新して再格納する
(ステップSP13、SP14)。
なお、メッセージを出力した場合と、機能を使用した
場合とでレベルデータの更新の仕方を変えるようにして
も良い。
このようにしてユーザが機能を知得して使ったり、ま
た、メッセージを出力して機能の存在を学習させたりし
たときに、レベルデータの値を更新し、熟知したとみな
せるときにレベルデータの値を出力禁止の値にすること
ができる。
第9図及び第10図は、データ採取部21、照合部23及び
メッセージ出力部24が実行する一連のメッセージ出力制
御処理を示すフローチャートである。なお、第9図は文
書作成編集処理部12が作成編集処理を実行中に並行して
行われる処理を示しており、第10図は文書作成編集処理
部12が作成編集処理を休止している(例えばキー入力待
ち期間)等に行われる処理を示している。
まず、データ採取部21は、文書作成編集処理部12か
ら、この処理部12が解読したキー情報(コマンドや文字
データ等)や画面制御情報(カソード位置情報や表示画
面の頁情報等)を採取し、操作履歴をとらえるコマンド
をデータ保存メモリ25の操作履歴データ領域25aに格納
すると共に、文字データや画面制御情報等をデータ保存
メモリ25の操作内容データ領域25bに格納する(ステッ
プSP20)。
そして、照合部23は、最新の操作に係るコマンドを含
めた操作履歴データ領域25aに格納されている実際の操
作履歴データと、照合パターンテーブル27に格納されて
いる操作履歴データについての照合パターン(第3図参
照)とを照合する(ステップSP21)。すなわち、最新の
操作(第3図符号321c)が、データ保存メモリ25の遷移
状態データ領域25cに格納されている遷移状態データ
(第3図符号321e)を次の状態(第3図符号321d)を指
示するものに遷移させるものであるか否かを判別する。
なお、ユーザが熟知している機能についての操作履歴
データは、上述したようにローディングされていないの
で、当然照合はなされない。
このような照合後に操作が操作履歴データについての
照合パターンに一致しているか否かを判断する(ステッ
プSP22)。一致していない場合には、状態遷移データを
初期状態を表すものとした後、最新の採取コマンドに対
する第9図に示した一連の処理を終了する(ステップSP
23)。他方、一致している場合には、遷移状態データ領
域25cに格納されている遷移状態データを更新した後
(同一状態に対する遷移を含む)、その遷移状態データ
が判定状態を示しているか否かを判別する(ステップSP
24)。
判定状態でないと、最新の採取コマンドに対する第9
図に示した一連の処理を終了する。判定状態であると、
実際の操作履歴が照合パターンテーブル27に格納された
操作履歴データについての照合パターンと一致した機能
を指示するインデックスと共に、操作内容データ領域25
bに格納されている操作内容データをデータ保存メモリ2
5の出力候補領域25dに保存して最新の採取コマンドに対
する第9図に示した一連の処理を終了する(ステップSP
25)。
例えば、採取データテーブル26にインデックス「1」
の「移動機能」の採取データが格納されている状態(ロ
ーディングが行われた状態)において、1字削除キーが
操作された場合、1字削除コマンドが操作履歴データ領
域25aに格納されると共に、削除文字が操作内容データ
領域25bに格納される。この段階で、「移動機能」の遷
移状態データは初期状態を表しており、一致という照合
結果が得られ、遷移状態データを1字削除コマンド又は
カーソル移動コマンド等を待ち受ける「移動A」状態に
更新する。この更新された状態は判定状態でないので、
出力候補領域25dに対する保存動作は実行されない。
1字削除キーの繰返し操作、カーソル移動操作、文字
挿入操作が行われている間は、このような遷移状態デー
タを更新しながら(例えば「移動A」、「移動B」、
「移動C」の順に)、判定状態になるのを待ち受ける。
そして、文字挿入操作の次の操作が実行されると、この
「移動機能」を示すインデックスと共に、削除文字列や
挿入文字列が出力候補領域25dに格納される。
なお、途中で「移動機能」の操作履歴データの照合パ
ターンと異なる操作コマンドが与えられると、出力候補
領域25dへの格納が実行されることなく、この「移動機
能」についての遷移状態データが初期状態を示すものに
更新される。
照合部23は、上述したように、文書作成編集処理部12
の処理の休止時に第10図に示す処理を開始する。
まず、データ保存メモリ25の出力候補領域25dに格納
されている出力候補機能があるか否かを判別する(ステ
ップSP30)。ない場合にはメッセージ出力部24に出力指
令を与えることなく処理を終了する。他方、出力候補機
能がある場合には、照合パターンテーブル27に格納され
ている操作内容データについての照合パターン(第4図
参照)を取り出して、データ保存メモリ25の出力候補領
域25dに格納されている操作内容データがその照合パタ
ーンを満足するか否かを判断する(ステップSP31)。
例えば、上述した「移動機能」であれば、削除した文
字列と挿入した文字列とが一致しているか否かを判断す
る。ユーザが文字列の「移動」を行なう場合以外にも、
文字列を削除した後カーソルを移動し、さらに文字列を
挿入する動作を行なうこともある。
照合部23は、操作内容データが照合パターンを満足し
ていない場合には、メッセージ出力部24に出力指令を与
えることなく処理を終了する。操作内容データが照合パ
ターンを満足している場合には、メッセージ出力部24に
出力指令を与える。(ステップSP32)。
メッセージ出力部24は、ある機能のガイダンスメッセ
ージの出力を求められると、まず、レベルデータメモリ
29からその機能についてのレベルデータを取り出し、そ
のレベルデータが出力を禁止しているか否かを判断する
(ステップSP33)。ユーザが熟知している機能について
は、採取データテーブル26等に対するローディングは実
行されず、そのような機能に対する出力指令が与えられ
ることは当然にないが、ローディングされた機能であっ
てもその後レベル更新部22によってレベルが更新されて
出力に値しなくなった機能もあり、そのため、当該判断
ステップを設けている。
メッセージ出力部24は、レベルデータが出力を禁止し
ていると、ガイダンスメッセージを出力することなく処
理を終了する。他方、レベルデータが出力を禁止してい
ない場合には、メッセージテーブル28からその機能につ
いてのガイダンスメッセージを取り出してディスプレイ
13に与えると共にレベル更新部22に出力した旨のデータ
を与えて一連の処理を終了する(ステップSP34)。
このとき、ディスプレイ13はガイダンスメッセージを
表示する。
従って、上述の実施例によれば、ユーザの知得レベル
が低い機能に対するガイダンスメッセージだけを出力す
ることができる。その結果、不要なガイダンスメッセー
ジが出力されることはなく、ユーザが真に欲しているガ
イダンスメッセージだけを与えることができて不要なガ
イダンスメッセージのためにユーザの操作が遅れたり混
乱したりするようなことを防止することができる。しか
も、この実施例の場合、機能の使用に応じてレベルデー
タを更新するようにしたので、ユーザの知得レベルが上
がるに従い、自動的にガイダンスメッセージの出力を禁
止することができる。
例えば、ユーザが「移動機能」を熟知していても1文
字を削除してカーソルを移動し、その後同一の1文字を
挿入するようなことも実際上生じるが、これは文字の移
動をユーザが意識して実行したものでないのに、従来で
は「移動機能」についてのガイダンスメッセージが出力
され、かえって不便を与えていた。この実施例ではこの
ような不都合は生じない。
また、上述の実施例によれば、ガイダンスシステム本
体20に各種データをローディングする際に、ユーザの知
得レベルが高い機能に関する各種データをローディング
しないようにしたので、ガイダンスシステム本体20内の
メモリを有効に利用できると共に、データ採取部21や照
合部23やメッセージ出力部24等が検索処理を短時間で実
行することができる。
なお、上述の実施例においては、ユーザが機能を使用
するに従ってレベルデータを更新し、ガイダンスメッセ
ージの出力処理やローディング処理を禁止させるものを
示したが、各機能に対して複数レベルのうちのいずれか
固定レベルを割当てておき、ユーザがキー操作等で申告
したユーザのレベルと固定レベルとを比較してメッセー
ジ出力等を制御するようにしても良い。
また、上述の実施例においては、操作履歴を利用した
ガイダンスシステムに適用したものを示したが、操作履
歴を用いないガイダンスシステムにも適用することがで
きる。要は、ユーザの知得レベルに応じてガイダンスメ
ッセージの出力等を制御するものであれば良い。
さらに、本発明のガイダンスシステムの適用対象は、
ワードプロセッサに限定されるものでなく、各種の電子
機器に適用することができる。
ガイダンスメッセージの出力方法は、視覚的方法に限
定されるものだけでなく、聴覚的方法等他の感覚に対す
る方法であっても良い。
[発明の効果] 以上のように、本発明によれば、レベルデータを用い
て、ガイダンスメッセージの出力可否を制御するように
したので、ユーザが既に知得している機能や操作に関す
るガイダンスメッセージの出力をできるだけ押さえるこ
とができるガイダンスシステムを実現することができ
る。
また、本発明によれば、レベルデータを用いて、ガイ
ダンスメッセージの出力動作のための各種データのロー
ディングを制御するようにしたので、ローディングされ
るメモリを有効に利用できると共に、処理速度を向上さ
せることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるガイダンスシステムの一実施例を
示すブロック図、第2図は採取データベース31のデータ
構造を示す説明図、第3図及び第4図は照合パターンベ
ース32のデータ構造を示す説明図、第5図はメッセージ
ベース33のデータ構造を示す説明図、第6図はレベルデ
ータメモリ29のデータ構造を示す説明図、第7図はロー
ダ30による処理を示すフローチャート、第8図はレベル
更新部22の処理を示すフローチャート、第9図及び第10
図は上記実施例の一連のメッセージ出力制御処理を示す
フローチャートである。 10…ワードプロセッサ本体、20…ガイダンスシステム本
体、21…データ採取部、22…レベル更新部、23…照合
部、24…メッセージ出力部、25…データ保存メモリ、26
…採取データテーブル、27…照合パターンテーブル、28
…メッセージテーブル、29…レベルデータメモリ、30…
ローダ、31…採取データベース、32…照合パターンベー
ス、33…メッセージベース。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ユーザに対するガイダンスメッセージを出
    力するガイダンスシステムであって、前記ガイダンスメ
    ッセージに対応付けて、前記ガイダンスメッセージの出
    力許可レベルを表すレベルデータを格納するレベルデー
    タ格納手段と、前記ガイダンスメッセージを出力しよう
    とする際に、出力しようとする前記ガイダンスメッセー
    ジについての前記レベルデータにより前記ガイダンスメ
    ッセージの出力可否を判断し、前記レベルデータが出力
    可のレベルを表しているときに前記ガイダンスメッセー
    ジを出力するメッセージ出力手段と、を備えるガイダン
    スシステムにおいて、前記レベルデータが出力可のレベ
    ルを表しているレベルのガイダンスメッセージに関する
    各種データをだけをガイダンスシステム本体に格納する
    手段を設けたことを特徴とするガイダンスシステム。
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