JPH0675774A - Cad処理方法および装置 - Google Patents

Cad処理方法および装置

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JPH0675774A
JPH0675774A JP4248583A JP24858392A JPH0675774A JP H0675774 A JPH0675774 A JP H0675774A JP 4248583 A JP4248583 A JP 4248583A JP 24858392 A JP24858392 A JP 24858392A JP H0675774 A JPH0675774 A JP H0675774A
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tool
program
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tool program
area
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JP4248583A
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Cho Oga
超 大賀
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Mutoh Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】CADプログラム本体の動作中でも、所定のツ
ールプログラムの配置されているメモリ領域を解放し、
その解放された領域を含むメモリの空き領域に他の新た
なツールプログラムをロードすることを可能とする。 【構成】ツールロード制御部13は、記憶装置5に格納
されたツールプログラムを選択的に読出して、メインメ
モリ15の空き領域にロードするとともに、そのツール
プログラムに関するツール情報をメインメモリ15の所
定の領域に書き込むための制御を行う。アンロード制御
部14は、メインメモリ15にロードされているツール
プログラムのうちのアンロードしようとするツールプロ
グラムを選択的に指定し、そのツールプログラムに対応
する前記ツール情報に基づいて、ツールプログラムおよ
びツール情報がロードされているメモリ領域を解放する
ための制御を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、CAD(computer-aid
ed design)システムに係り、特にCADシステムのメ
インメモリ上に常駐して動作するオプションプログラム
としてのツールプログラムのローディングのためのCA
D処理方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】CADシステムにおいては、CADプロ
グラム本体としてのメインプログラムの他に一種のオプ
ションプログラムとして、ツールキット等と称されるツ
ールプログラムを、メインメモリの空き領域にロードし
て使用することが行われる。このようなツールプログラ
ムは、CADプログラム本体が動作している間に、オペ
レータの所望に応じて実行させることができ、あたかも
CADプログラム本体の一部の機能であるかのように使
用することも可能である。現実に、CADシステムの一
部の機能を、CADプログラム本体の起動時に、このよ
うなツールプログラムを読み込むことにより実現してい
る場合もある。
【0003】また、このようなツールプログラムは、所
定のソフトウェアインタフェース仕様さえ満たしていれ
ばよいので、ユーザが独自に作成することもでき、ある
いは特定のユーザのための特別な機能を提供するために
作成することもできる。このような、ユーザ特有のツー
ルプログラムは、ユーザカスタマイズツールキット等と
称される。上述のようなツールプログラムは、近年多用
される傾向にある。このようなツールプログラムは、メ
インメモリ上の空き領域にロードされて使用されるが、
従来は、一旦ロードされたツールプログラムは、CAD
プログラム本体の動作を終了するまでメインメモリ上に
常駐していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、メイ
ンメモリ上の空き領域にロードされて使用されるツール
プログラムは、近年多用される傾向にあり、従来は、一
旦ロードされたツールプログラムは、CADプログラム
本体の動作が終了するまでメインメモリ上に常駐してい
た。このため、大きなツールプログラムや、多くのツー
ルプログラムをロードしている場合には、新たなツール
プログラムをロードすることができなくなることがあっ
た。
【0005】たとえ既に用済みとなり、さしあたって使
用する必要がなくなったツールプログラムがメインメモ
リ上に常駐していても、そのプログラムが使用していた
メモリ領域を解放することができず、新たなツールプロ
グラムを使用できるようにするには、CADプログラム
本体を、一旦終了してから、再起動しなければならなか
った。このように、常駐しているツールプログラムの使
用しているメモリ領域を解放することができないのは、
主として、ツールプログラムがメインメモリ上にロード
される際に、CADプログラム本体の動作に関連する他
のデータ等と混在してロードされるため(システムは、
ツールプログラムのエントリポイント程度を認識してい
るに過ぎない)、メインメモリ内のツールプログラムの
存在するメモリ領域のみを正確に解放することが容易で
はないことに起因している。
【0006】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たもので、ツールプログラムのローディングシステムを
改善し、CADプログラム本体の動作中でも、所定のツ
ールプログラムの配置されているメモリ領域を解放し、
その解放された領域を含むメモリの空き領域に他の新た
なツールプログラムをロードすることを可能とするCA
D処理方法および装置を提供することを目的としてい
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係るCAD処理
方法は、CADシステムのメインメモリ上に常駐して動
作するオプションプログラムとしての少なくとも1つの
ツールプログラムを、外部記憶装置から読出し前記メイ
ンメモリの空き領域にロードするとともに、そのツール
プログラムに関するツール情報を前記メインメモリの所
定の領域に書き込むツールロードステップと、このツー
ルロードステップにより、前記メインメモリにロードさ
れているツールプログラムのうちの所定のツールプログ
ラムがロードされていたメモリ領域を、そのツールプロ
グラムに対応する前記ツール情報に従って解放するアン
ロードステップと、このアンロードステップにより解放
されたメモリ領域を含むメインメモリ上の空き領域に新
たなツールプログラムをロードする再ロードステップと
を有することを特徴としている。
【0008】本発明に係るCAD処理装置は、CADシ
ステムのメインメモリと、このメインメモリ上に常駐し
て動作するオプションプログラムとしての少なくとも1
つのツールプログラムを格納するための外部記憶装置
と、この外部記憶装置から前記ツールプログラムを読出
し前記メインメモリの空き領域にロードするとともに、
そのツールプログラムに関するツール情報を前記メイン
メモリの所定の領域に書き込むためのツールロード手段
と、このツールロード手段により、前記メインメモリに
ロードされているツールプログラムのうちの所定のツー
ルプログラムがロードされていたメモリ領域を、そのツ
ールプログラムに対応する前記ツール情報に従って解放
するためのアンロード手段とを具備することを特徴とし
ている。
【0009】
【作用】本発明のCAD処理方法および装置において
は、CADシステムのメインメモリ上に常駐して動作す
るオプションプログラムとしての1つ以上のツールプロ
グラムを、外部記憶装置から読出し、ツール情報と共に
前記メインメモリにロードし、所定のツールプログラム
がロードされていたメモリ領域を、そのツールプログラ
ムに対応する前記ツール情報に従って解放して、このメ
モリ領域を含むメインメモリ上の空き領域に新たなツー
ルプログラムをロードし得るように、ツールプログラム
のローディングシステムを改善したので、CADプログ
ラム本体の動作中でも、所定のツールプログラムの配置
されているメモリ領域を解放し、その解放された領域を
含むメモリの空き領域に他の新たなツールプログラムを
ロードすることが可能となる。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の実施例を説
明する。図1は、本発明の一実施例に係るCAD処理装
置が組み込まれたCADシステムの概略的な構成を示し
ている。本実施例のCADシステムでは、CADシステ
ムのメインメモリ上に常駐して動作するオプションプロ
グラムとしてのツールプログラムを、ツール情報と共に
前記メインメモリにロードするようにし、前記ツールプ
ログラムに対応するツール情報に従って、所定のツール
プログラムがロードされていたメモリ領域を解放して、
このメモリ領域を含むメインメモリ上の空き領域に新た
なツールプログラムをロードし得るようにするツールプ
ログラムのローディング機能を有している。
【0011】図1に示すCADシステムは、CAD処理
部1、入力装置2、ディスプレイ3、出力装置4および
記憶装置5を備えている。CAD処理部1は、CPU
(中央処理装置)(図示していない)を含んでおり、ツ
ールプログラムのロード/アンロード処理を含むCAD
処理を実行する。入力装置2は、キーボード等の操作入
力装置、マウス等のポインティングデバイス、およびイ
メージスキャナ等の画像読み取り装置を含み、オペレー
タによる操作入力情報およびCAD処理に必要なその他
の外部情報をCAD処理部1に入力する。ディスプレイ
3は、CAD処理部1によるCAD処理にかかわる画像
情報、入力装置2による入力に関連した情報等の必要な
情報を表示する。
【0012】出力装置4は、プロッタおよびプリンタ等
の少なくともいずれかを含み、CAD処理部1により処
理された図面情報をハードコピーとして出力する。記憶
装置5は、例えばハードディスク装置のようなディスク
装置等からなり、CAD処理部1と関連して動作して、
処理前、処理後および処理中の画像情報等のデータを必
要に応じて格納する。ツールキット等のツールプログラ
ムも、この記憶装置5に予め格納されている。
【0013】CAD処理部1は、この場合、図面データ
の作成および編集等のCAD処理を実行するための構成
に加えて、本発明実施例に係るツールプログラムのロー
ド/アンロード文字処理を実行するための表示制御部1
1、CAD処理制御部12、ツールロード制御部13、
アンロード制御部14、メインメモリ15およびメモリ
制御部16を含んでいる。表示制御部11は、ディスプ
レイ3による表示を制御する。この表示制御部11の制
御により、ディスプレイ3の画面上に図面データ等が表
示される。
【0014】CAD処理制御部12は、オペレータによ
る入力装置2を介しての操作に応じて、図面データの作
成・編集等の一般的なCAD処理およびメインメモリに
ロードされたツールプログラムの実行を制御する。ツー
ルロード制御部13は、オペレータによる入力装置2を
介しての操作に応じて、記憶装置5に格納されたツール
プログラムを選択的に読出して、メインメモリ15の空
き領域にロードするとともに、そのツールプログラムに
関するツール情報をメインメモリ15の所定の領域に書
き込むための制御を行う。
【0015】前記ツール情報は、例えば、ツールプログ
ラム本体のアプリケーションの標識、メインメモリ15
におけるツールプログラム本体のロードされた領域の情
報およびそのツールプログラムで使用する関数名、変数
名等のシンボルのリストを含むアプリケーション情報
と、前記ツールプログラムで使用する関数名、変数名等
のシンボル名およびそれに対応する関数、変数のロード
された領域の情報を含むシンボル情報とからなり、前記
アプリケーション情報は、メインメモリ15内のアプリ
ケーションテーブルに追加して書き込まれ、前記シンボ
ル情報は、メインメモリ15内のシンボルテーブルに追
加して書き込まれる。
【0016】アプリケーションテーブルおよびシンボル
テーブルは、メインメモリ15内に予め所定の領域サイ
ズだけ確保され、それぞれ予め確保した領域が一杯にな
ると、さらにメインメモリ15の空き領域内に領域をと
る。前記アプリケーションテーブルに登録されるアプリ
ケーション情報のシンボルのリストには、シンボルテー
ブル内の各シンボルを参照するために必要な情報も含ま
れている。ロードされるツールプログラムが既にロード
されている他のツールプログラムと共通の関数、変数等
を用いている場合、これらの関数、変数等はロードせ
ず、既にロードされたそれらの関数名、変数名等のシン
ボルテーブルを参照するようにする。
【0017】アンロード制御部14は、オペレータによ
る入力装置2を介しての操作に応じて、メインメモリ1
5にロードされているツールプログラムのうちのアンロ
ードしようとするツールプログラムを選択的に指定し、
そのツールプログラムに対応する前記ツール情報に基づ
いて、ツールプログラムがロードされているメモリ領域
を解放するための制御を行う。この場合、ツールプログ
ラムの指定に従って、メインメモリ15の前記アプリケ
ーションテーブルおよびシンボルテーブル内の該当する
ツールプログラムに対応するアプリケーション情報およ
びシンボル情報の部分を解放することにより、該当する
ツールプログラムの本体、それに用いられている関数お
よび変数等のロードされているメモリ領域を解放する。
【0018】なお、シンボルテーブルに関しては、他の
ツールプログラムで使用している関数名、変数名等のシ
ンボル情報は解放しないようにする。シンボルテーブル
に、そのシンボルを参照しているツールプログラムの名
称または個数を登録しておくと、他にそのシンボルを使
用しているツールプログラムがあるか否かを容易に判別
することができる。
【0019】メインメモリ15は、表示制御部11によ
り表示されるべきCAD図面データ、CADプログラム
本体および通常のCAD処理の実行に伴って必要な種々
のデータを含む情報を記憶するとともに、前記ロードさ
れたツールプログラム、アプリケーションテーブルおよ
びシンボルテーブル等を格納する。このメインメモリ1
5の記憶内容は必要に応じて記憶装置5に転送される。
メモリ制御部16は、メインメモリ15の書込み/読出
し操作を制御する。
【0020】次に、このような構成のCADシステムに
おける特にツールプログラムのロードおよびアンロード
に係る動作を、図2および図3に示すフローチャートを
参照して、詳細に説明する。図2に示す処理はCADシ
ステムにおいて、ツールプログラムのロードに際して割
り込み処理として起動されるものとする。図2のルーチ
ンが起動されるのは、CADシステムの起動時に、予め
設定されたツールプログラムが自動的にロードされると
き、およびCADシステムの動作中に所定の操作により
ツールプログラムのロードが指示されたときである。
【0021】ツールロード制御部13によるツールロー
ドルーチンがスタートすると、まずCADシステムの起
動時であるか否かが判定され(ステップS11)、シス
テムの起動時でない場合(動作中)は、ロードすべきツ
ールプログラムの(コマンド)指定を行う(ステップS
12)。CADシステムの起動時である場合には、記憶
装置5に予め格納された起動時の読み込み指定ツールプ
ログラム名の情報を含むファイルから指定ツールプログ
ラム名が読出される(ステップS15)。次に、ツール
ロード制御部13は、指定されたツールプログラムを、
ツールプログラムが格納されている記憶装置5から読出
し(ステップS13)、メインメモリ15の空き領域に
ロードするとともに、メインメモリ15の所定領域にツ
ール情報を格納する(ステップS14)。
【0022】前記ツール情報は、この場合、アプリケー
ション情報とシンボル情報とからなる。前記アプリケー
ション情報は、先に述べたように、ツールプログラム本
体のアプリケーションの標識、メインメモリ15におけ
るツールプログラム本体のロードされた領域の情報およ
びそのツールプログラムで使用する関数名、変数名等の
シンボルのリストを含む(図4参照)。前記シンボル情
報は、先に述べたように、前記ツールプログラムで使用
する関数名、変数名等のシンボル名およびそれに対応す
る関数、変数のロードされた領域の情報を含む。図4に
示すように、前記アプリケーション情報は、メインメモ
リ15内のアプリケーションテーブルに既に登録されて
いる情報に追加して書き込まれ、前記シンボル情報は、
メインメモリ15内のシンボルテーブルに既に登録され
ている情報に追加して書き込まれる。
【0023】アプリケーションテーブルおよびシンボル
テーブルは、メインメモリ15の予めプログラムのワー
クエリアとして確保した領域内または空き領域内に予め
所定のサイズで確保され、それぞれ予め確保された領域
が一杯になると、さらにメインメモリ15の空き領域内
に領域をとる。この場合、新たに領域を取り直すように
しても、領域を追加するようにしてもよい。前記アプリ
ケーションテーブルのアプリケーション情報のシンボル
のリストには、シンボルテーブル内の各シンボルを参照
するために必要な情報も含まれている。
【0024】ロードされるツールプログラムが既にロー
ドされている他のツールプログラムと共通の関数、変数
等を用いている場合、これらの関数、変数等はロードせ
ず、既にロードされたそれらの関数名、変数名等のシン
ボルテーブルを参照するようにする。このときシンボル
テーブルの情報を一部書き換えて、そのシンボルを参照
しているツールプログラムの名称または個数を登録する
ようにすることが望ましい。
【0025】このようにして、ツールロードルーチンが
終了すると、通常のCAD処理に戻る。上述のようにツ
ールロードルーチンでロードされたツールプログラム
は、CAD処理実行中に必要に応じて、所定の操作によ
り呼び出して実行させることができる。そして、CAD
処理実行中に、さらに新たなツールプログラムをロード
しようとしたが、メインメモリ15の空き領域が不足し
て新たなツールプログラムをロードすることができなか
ったという場合には、次のようにして既にロードしたツ
ールプログラムをアンロードする。
【0026】図3に示す処理はCADシステムにおい
て、ツールプログラムのアンロードに際して割り込み処
理として起動されるものとする。図3のルーチンが起動
されるのは、CADシステムの動作中に所定の操作によ
りツールプログラムのアンロードが指示されたときであ
る。アンロード制御部14によるツールアンロードルー
チンがスタートすると、まず、入力装置2を介してのオ
ペレータの操作に応じて、メインメモリ15にロードさ
れているツールプログラムのうちの既に不要となったツ
ールプログラムが選択的に指定される(ステップS2
1)。
【0027】次に、そのツールプログラムに対応する前
記メインメモリ15内のツール情報をサーチして(ステ
ップS22)、そのツール情報に基づいて、ツールプロ
グラムがロードされているメモリ領域を解放する(ステ
ップS23)。すなわち、ステップS22では、ステッ
プS21におけるツールプログラムの指定に従って、メ
インメモリ15の前記アプリケーションテーブルおよび
シンボルテーブル内の該当するツールプログラムに対応
するアプリケーション情報およびシンボル情報(例えば
図4に斜線を付して示している)がサーチされる。ステ
ップS23においては、ステップS22で得られたアプ
リケーション情報およびシンボル情報の領域(図4の斜
線部)を解放する。これによって、該当するツールプロ
グラムの本体、それに用いられている関数および変数等
のロードされているメモリ領域も解放される。
【0028】なお、シンボルテーブルにおける、他のツ
ールプログラムで使用している関数名、変数名等のシン
ボル情報の領域は解放しないようにする。先に述べたよ
うに、シンボルテーブルに、そのシンボルを参照してい
るツールプログラムの名称または個数を登録するように
しておき、対応するツールプログラムの解放に際して、
逐次これらを修正するようにすれば、関数名、変数名等
のシンボル情報を他のツールプログラムで使用している
かいないかを容易に判別することができる。このように
して、ツールアンロードルーチンが終了すると、通常の
CAD処理に戻る。
【0029】ここで、このCADシステムにおけるツー
ルプログラムのロード/アンロードの具体的な例を説明
する。まず、例えば、CADシステムにおいて、図面上
の要素を編集するためのツールプログラムとして、要素
の削除のためのツールA、要素のコピーのためのツール
Bおよび属性(プロパティ)の変更のためのツールCの
3種類のツールプログラムがあるとする。ユーザが、C
ADシステム上で、通常、例えば属性の変更のためのツ
ールCを使用するように予めシステムに設定してあると
すると、CADプログラムの起動時に、ツールロード制
御部13のツールロードルーチンが自動的に起動され
て、ツールCが自動的にロードされる。CADシステム
の使用中は、このツールCを随時使用することができ
る。
【0030】CADシステムの使用中に、要素のコピー
のためのツールBが必要になった場合には、ユーザは所
定の操作によりツールロード制御部13のツールロード
ルーチンを起動して、さらにツールBをメインメモリ1
5の空き領域にロードすればよい。この状態では、ツー
ルBおよびツールCがロードされており、さらに要素の
削除のためのツールAを使用したい場合、ユーザは、ツ
ールBのときと同様にツールAをメインメモリ15の空
き領域にロードすればよい。しかしながら、ツールBお
よびツールCがロードされた状態で、もしもメインメモ
リ15にツールAをロードするのに必要な空き領域がな
い場合には、ツールAをロードすることができない。
【0031】このとき、ツールBが既に必要でなくなっ
ていれば、上述したアンロード制御部14によるツール
アンロードルーチンの処理によって、ツールBをアンロ
ードして、メインメモリ15内のツールBが占有してい
たメモリ領域を解放することができる。ツールBのアン
ロードによって、メインメモリ15に充分な空き領域が
できれば、ツールAをロードすることが可能となる。こ
うして、ツールAをロードすると、ツールAおよびツー
ルCがロードされた状態となる。このような場合、従来
のシステムのように、もしも、ツールBをアンロードす
ることができなければ、それがわかった時点で、処理中
のデータをひとまず保存して、CADプログラムを一旦
終了し、再度CADプログラムを起動して、ツールCの
みがロードされた状態としてから、さらにツールAをロ
ードしなければならない。
【0032】このように、本発明実施例により、ツール
プログラムのロード/アンロードを容易に行えるように
することにより、ツールプログラムの利用が非常に容易
になり、システムの操作性も著しく向上する。また、上
述のように、ツール情報としてアプリケーション情報お
よびシンボル情報をアプリケーションテーブルおよびシ
ンボルテーブルにそれぞれ登録して、ツールプログラム
の管理を行うようにしているので、少ない占有メモリ領
域合理的なツールプログラムの管理を行うことができ
る。
【0033】なお、メインメモリ15は、CADシステ
ム自体の動作のためのワークエリア、データ一時記憶エ
リア等として使用しているので、ツールプログラムのロ
ード時にツールプログラムの優先順位を適宜設定してお
き、メインメモリ15の空き領域が少なくなったとき
に、優先順位の低いツールプログラムから順次自動的に
アンロードを行うようにしてもよい。この場合には、新
たにツールプログラムを利用しようとするときに、その
都度アンロードの指示およびアンロードするツールプロ
グラムの指定のための操作を行う必要がなくなる。ま
た、ツール情報として、単にツールプログラムに対応し
てツールプログラムの存在領域を示す情報を用いてもよ
い。要は、ツール情報は、ツールプログラムの占有する
メモリ領域を容易に解放するための情報であればよい。
【0034】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、C
ADシステムのメインメモリ上に常駐して動作するオプ
ションプログラムとしての1つ以上のツールプログラム
を、外部記憶装置から読出し、ツール情報と共に前記メ
インメモリにロードし、所定のツールプログラムがロー
ドされていたメモリ領域を、そのツールプログラムに対
応する前記ツール情報に従って解放して、このメモリ領
域を含むメインメモリ上の空き領域に新たなツールプロ
グラムをロードし得るように、ツールプログラムのロー
ディングシステムを改善し、CADプログラム本体の動
作中でも、所定のツールプログラムの配置されているメ
モリ領域を解放し、その解放された領域を含むメモリの
空き領域に他の新たなツールプログラムをロードするこ
とを可能とするCAD処理方法および装置を提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係るツールロード/アン
ロード機能を備えたCAD処理装置が組み込まれたCA
Dシステムの概略的な構成を示すブロック図である。
【図2】 図1のCADシステムにおけるツールロード
処理の概略的な動作を説明するためのフローチャートで
ある。
【図3】 図1のCADシステムにおけるツールアンロ
ード処理の概略的な動作を説明するためのフローチャー
トである。
【図4】 図1のCADシステムの概略的な動作を説明
するためのメインメモリのアプリケーションテーブルと
シンボルテーブルの様子を模式的に示すメモリマップで
ある。
【符号の説明】
1…CAD処理部、2…入力装置、3…ディスプレイ、
4…出力装置、5…記憶装置、11…表示制御部、12
…CAD処理制御部、13…ツールロード制御部、14
…アンロード制御部、15…メインメモリ、16…メモ
リ制御部。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 CADシステムのメインメモリ上に常駐
    して動作するオプションプログラムとしての少なくとも
    1つのツールプログラムを、外部記憶装置から読出し前
    記メインメモリの空き領域にロードするとともに、その
    ツールプログラムに関するツール情報を前記メインメモ
    リの所定の領域に書き込むツールロードステップと、 このツールロードステップにより、前記メインメモリに
    ロードされているツールプログラムのうちの所定のツー
    ルプログラムがロードされていたメモリ領域を、そのツ
    ールプログラムに対応する前記ツール情報に従って解放
    するアンロードステップと、 このアンロードステップにより解放されたメモリ領域を
    含むメインメモリ上の空き領域に新たなツールプログラ
    ムをロードする再ロードステップとを有することを特徴
    とするCAD処理方法。
  2. 【請求項2】 ツールロードステップは、CADシステ
    ム起動後にツールプログラムをロードするステップを含
    むことを特徴とする請求項1に記載のCAD処理方法。
  3. 【請求項3】 ツールロードステップは、CADシステ
    ム起動時に少なくとも一部のツールプログラムをロード
    するステップを含むことを特徴とする請求項1または2
    に記載のCAD処理方法。
  4. 【請求項4】 ツールロードステップは、ツール情報と
    して、ツールプログラム本体のアプリケーション情報
    と、そのツールプログラムに関連するシンボル情報と
    を、メインメモリ上に設定されるアプリケーション情報
    領域とシンボル情報領域とにそれぞれ配置格納するステ
    ップを含むことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1
    項に記載のCAD処理方法。
  5. 【請求項5】 アンロードステップは、解放すべきツー
    ルプログラムを指定するステップと、 このステップで指定されたツールプログラムに対応する
    ツール情報に基づいてそのツールプログラムのみに対応
    するメモリ領域を解放するステップとを含むことを特徴
    とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のCAD処理
    方法。
  6. 【請求項6】 CADシステムにおけるCAD処理装置
    において、 CADシステムのメインメモリと、 このメインメモリ上に常駐して動作するオプションプロ
    グラムとしての少なくとも1つのツールプログラムを格
    納するための外部記憶装置と、 この外部記憶装置から前記ツールプログラムを読出し前
    記メインメモリの空き領域にロードするとともに、その
    ツールプログラムに関するツール情報を前記メインメモ
    リの所定の領域に書き込むためのツールロード手段と、 このツールロード手段により、前記メインメモリにロー
    ドされているツールプログラムのうちの所定のツールプ
    ログラムがロードされていたメモリ領域を、そのツール
    プログラムに対応する前記ツール情報に従って解放する
    ためのアンロード手段とを具備することを特徴とするC
    AD処理装置。
  7. 【請求項7】 ツールロード手段は、CADシステム起
    動後にツールプログラムをロードするための手段を含む
    ことを特徴とする請求項6に記載のCAD処理装置。
  8. 【請求項8】 ツールロード手段は、CADシステム起
    動時に少なくとも一部のツールプログラムをロードする
    ための手段を含むことを特徴とする請求項6または7に
    記載のCAD処理装置。
  9. 【請求項9】 ツールロード手段は、ツール情報とし
    て、ツールプログラム本体のアプリケーション情報と、
    そのツールプログラムに関連するシンボル情報とを、メ
    インメモリ上に設定されるアプリケーション情報領域と
    シンボル情報領域とにそれぞれ配置格納するための手段
    を含むことを特徴とする請求項6〜8のいずれか1項に
    記載のCAD処理装置。
  10. 【請求項10】 アンロード手段は、解放すべきツール
    プログラムを指定するための指定手段と、 この指定手段で指定されたツールプログラムに対応する
    ツール情報に基づいてそのツールプログラムのみに対応
    するメモリ領域を解放するためのメモリ解放手段とを含
    むことを特徴とする請求項6〜9のいずれか1項に記載
    のCAD処理装置。
  11. 【請求項11】 指定手段は、メインメモリ領域に余裕
    がなくなったときに所定の優先順位に従って、優先度の
    低いツールプログラムを削除すべきツールプログラムと
    して自動的に指定するための手段を含むことを特徴とす
    る請求項10に記載のCAD処理装置。
JP4248583A 1992-08-25 1992-08-25 Cad処理方法および装置 Pending JPH0675774A (ja)

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JP4248583A Pending JPH0675774A (ja) 1992-08-25 1992-08-25 Cad処理方法および装置

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