JP2611490B2 - システム稼働環境設定装置 - Google Patents

システム稼働環境設定装置

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JP2611490B2
JP2611490B2 JP2120736A JP12073690A JP2611490B2 JP 2611490 B2 JP2611490 B2 JP 2611490B2 JP 2120736 A JP2120736 A JP 2120736A JP 12073690 A JP12073690 A JP 12073690A JP 2611490 B2 JP2611490 B2 JP 2611490B2
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俊一 大沼
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Description

【発明の詳細な説明】 〔概要〕 本発明は計算機システムのIPL(イニシャルプログラ
ムロード)時に、システムの運用に必要なシステム定数
(環溝制御情報)を主記憶装置へ格納するシステム稼働
環境設定装置に関し、 計算機システムのシステム定数を、実際の運用規模に
合わせてIPL時に主記憶装置へ格納することにより、メ
モリ資源の使用効率向上を目的とし、 システムの動作環境を設定制御するシステム定数を当
該システムの機能および規模に応じて分類して格納する
システム定数ファイルと、入力装置により指定されたシ
ステム規模に応じたシステム定数に対応する格納アドレ
スを前記システム定数ファイルから検索する定数設定部
と、検索された格納アドレスを保持する定数指標部と、
前記定数指標部に保持された格納アドレスに基づき、シ
ステム運用時に前記システム定数ファイルから該当する
システム定数を読み出して主記憶装置のシステム定数領
域へ格納する定数処理部とによって構成する。
〔産業上の利用分野〕
本発明は計算機システムのイニシャルプログラムロー
ド(IPLと呼ぶ)時において、システムの運用の必要な
システム定数(環境制御情報)を主記憶装置へ格納する
システム稼働環境設定装置に関する。
計算機システムが装備するシステム構成の制御を全て
満たすシステム定数をIPL時に主記憶装置に展開する方
式では、計算機システムの構成規模の拡大に伴い、シス
テム定数の占有する主記憶装置の領域が構成規模に比例
して増大するという問題を生じる。
計算機システムの実際の運用規模に合わせて、必要不
可欠なシステム定数のみを主記憶装置へ格納することに
より、メモリ資源の使用効率向上をはかる。
〔従来の技術〕
第3図は従来のシステム構成図である。
本図において、二次記憶装置63は計算機システムが装
備するシステム構成に関する全てのシステム定数を、シ
ステム定数62として保持し、 定数展開部8は、IPLの要請を受けるとシステム定数6
2を記憶装置3のシステム定数領域61へ展開格納する。
計算機システムの構成規模が拡大すると、その規模に比
例してシステム定数62が増大し、IPL時に必要とする記
憶装置3のシステム定数領域61が増加し、十分なプログ
ラム実行領域の確保に支障をきたす。
〔発明が解決しようとする課題〕
計算機システムの稼働はIPL時に、システムの実行に
必要なシステム定数(環境制御情報)が二次記憶装置か
ら主記憶装置の特定領域へ格納されることにより開始さ
れるが、公知の技術では、計算機システムが装備するシ
ステム構成の規模に対応したシステム定数が全て主記憶
装置に展開格納されるため、計算機システムの構成規模
が拡大すると、システム定数の占有する主記憶装置の領
域が増加していくという問題を生じていた。本発明は、
IPL時のシステム定数を計算機システムの運用規模に合
わせて主記憶装置へ格納することにより、メモリ資源の
使用効率向上を目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
第1図は本発明動作のフローチャート図である。
ステップ91でシステムの動作環境を設定制御するシス
テム定数をシステムの機能および規模に応じて分類して
システム定数ファイル7に格納し、 ステップ92でシステム規模で定まる該システム定数の
範囲を定数設定部1に入力し、 ステップ93で該システム定数ファイル7から該当する
範囲のシステム定数を検索し、当該システム定数ファイ
ル7の格納アドレスを定数指標部5に格納し、 ステップ94でステップ運用時には、定数処理部2が該
定数指標部5から読み出した格納アドレスにより、該シ
ステム定数ファイル7から当該システム定数を読み出
し、処理系のシステム定数領域6へ格納する。
〔作用〕
本装置により、計算機システムで使用するシステム定
数を、定数設定部1が予め定数指標部5にIPLアドレス
として設定しておくことにより、該計算機システムが運
用時使用する構成規模に合わせたシステム定数の記憶装
置3への展開が可能となり、IPLでの主記憶装置メモリ
資源の使用効率向上が実現される。
〔実施例〕
第5図は、システム定数ファイルの説明図を示す。本
図において、計算機システムが使用するシステム定数
は、該計算機システムのシステム構成に対応して制御デ
ータが作成され、制御情報の種別毎に分類(本実施例で
は構成制御、装置制御、通信制御に分類する)されて、
システム定数ファイル7として必要ブロック数(n+m
+k個)格納されている。
第4図は、定数指標部の説明図を示し、定数指標部5
は、IPL時に記憶装置3へ格納されるシステム定数のIPL
アドレス(ロードアドレス)を保持している。
第2図において、定数設定部1は、計算機システムが
運用で使用するシステム定数の設定処理において、シス
テム定数ファイル7に格納されているシステム定数(第
5図のシステム定数ai,bi,ci)が入力装置4から指定さ
れると、該システム定数のアドレス(第5図のシステム
定数ai,bi,ciに対応するアドレスAi,Bi,Ci)を、定数指
標部5に登録する。
定数処理部2は、IPL時に定数指標部5に登録されて
いるアドレス情報に基づき該システム定数を、記憶装置
3のシステム定数領域6の固定アドレスへ登録する。
〔発明の効果〕
本発明は、計算機システムのIPL時に行われる初期情
報設定において、運用時使用する構成規模に合わせたシ
ステム定数を主記憶装置へ格納可能とするものであり、
主記憶装置の使用効率向上が実現される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明動作のフローチャート図、 第2図は本発明のシステム構成図、 第3図は従来のシステム構成図、 第4図は定数指標部の説明図、 第5図はシステム定数ファイルの説明図、 図において、 1は定数設定部、2は定数処理部、3は記憶装置、4は
入力装置、5は定数指標部、6、61はシステム定数領
域、62はシステム定数、63は二次記憶装置、7はシステ
ム定数ファイル、8は定数展開部を示し、91〜94は処理
ステップを表す。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】システムの動作環境を設定制御するシステ
    ム定数を当該システムの機能および規模に応じて分類し
    て格納するシステム定数ファイルと、 入力装置により指定されたシステム規模に応じたシステ
    ム定数に対応する格納アドレスを前記システム定数ファ
    イルから検索する定数設定部と、 検索された格納アドレスを保持する定数指標部と、 前記定数指標部に保持された格納アドレスに基づき、シ
    ステム運用時に前記システム定数ファイルから該当する
    システム定数を読み出して主記憶装置のシステム定数領
    域へ格納する定数処理部と、 を備えたことを特徴とするシステム稼働環境設定装置。
JP2120736A 1990-05-09 1990-05-09 システム稼働環境設定装置 Expired - Lifetime JP2611490B2 (ja)

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JPH0415823A JPH0415823A (ja) 1992-01-21
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JPS5914066A (ja) * 1982-07-14 1984-01-24 Hitachi Ltd 電子計算機組織の切替制御装置
JPS60258645A (ja) * 1984-06-05 1985-12-20 Nec Corp 情報処理システム

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