JP2605476B2 - ダンプ採取処理方法 - Google Patents

ダンプ採取処理方法

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JP2605476B2 JP2281652A JP28165290A JP2605476B2 JP 2605476 B2 JP2605476 B2 JP 2605476B2 JP 2281652 A JP2281652 A JP 2281652A JP 28165290 A JP28165290 A JP 28165290A JP 2605476 B2 JP2605476 B2 JP 2605476B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔概 要〕 計算機の中央処理装置の障害発生時等における、主記
憶のダンプ処理に関し、 なるべく大量のデータを一括して出力できるようにし
て高速化できるダンプ採取処理方法を目的とし、 所定のページに分割して管理される主記憶領域を有す
る計算機の、該主記憶領域の記憶内容を所定の外部記憶
装置にダンプする方法であって、 所定のページ順序で該主記憶領域の各該ページごとの
所定の付加情報を採取して、該順序に並べた該付加情報
からなる付加情報レコードを該外部記憶装置に出力する
付加情報処理ステップと、すべての該ページについて、
該ページの内容を、前記所定のページ順序で所定の数の
該ページごとに該外部記憶装置に出力するダンプ処理ス
テップとからなり、該付加情報処理ステップの処理と、
該ダンプ処理ステップによる処理とをそれぞれ独立して
行うようにする。
〔産業上の利用分野〕
本発明は、計算機の中央処理装置の障害発生時等にお
ける、主記憶のダンプ処理のためのダンプ採取処理方法
に関する。
〔従来の技術〕
第2図は計算機システムの構成例を示すブロック図で
ある。
中央処理装置1は主記憶領域2を持ち、プログラムを
実行する。中央処理装置1で実行される管理プログラム
は、主記憶領域を例えば4キロバイト固定長の実記憶ペ
ージに分割して管理し、プログラムの論理空間の必要な
ページを、必要の都度ページングファイル3から主記憶
領域の適当な実記憶ページにロードして使用し、更新さ
れたページの内容は、適当な時にページングファイル3
に書き出しておくように制御する。
このために、中央処理装置1は主記憶領域内に空間管
理情報4を設け、例えば論理空間ごとの空間テーブル5
と、空間テーブル5から指示されるセグメントテーブル
6と、セグメントテーブル6の各項で指示される各ペー
ジテーブル7を設け、ページテーブル7の各項で各ペー
ジの状態と、そのページが実記憶ページにロードされて
いる場合には、その実記憶ページのアドレス情報を保持
し、セグメントテーブル6から指示される1以上のペー
ジテーブル7によって、1論理空間の全ページの管理情
報を保持するようにする。
又リングレベルテーブル8を持ち、記憶保護のために
設ける保護情報であるページごとのリングレベルの値
を、当該ページをロードした実記憶ページに対応して、
リングレベルテーブル8に保持し、主記憶領域へのアク
セス動作時に中央処理装置1内の記憶保護機構によって
使用する。
又、中央処理装置1はリングレベルテーブル8に値を
設定し、又実記憶ページのリングレベル値をリングレベ
ルテーブル8から読み取るための命令を持つ。
中央処理装置1の障害等によってシステムが停止する
ような場合に、障害原因の調査や回復処置等のために、
公知のように、例えば中央処理装置の最小限の機能を使
用するダンプ処理機構9が単独で処理を実行することに
より、主記憶領域2の情報を外部記憶装置のダンプファ
イル12に書き出して保存する処理が行われる。
その場合にダンプ処理機構9は、主記憶領域の各実記
憶ページごとに、リングレベルテーブル8からリングレ
ベルを読出し、実記憶ページのアドレス等と共に付加情
報を作成して、その実記憶ページの内容と付加情報とを
一体にしてダンプファイル12に書き出す。
そのために、主記憶領域2の各実記憶ページを、適当
なダンプ用のバッファ領域に移して付加情報と結合した
後、バッファ領域の内容をダンプファイル12へ書き出
す。
〔発明が解決しようとする課題〕
公知のように、外部記憶装置との入出力処理の前後に
は必要なオーバヘッド処理があるので、データを書き出
す場合には、1回の出力処理でなるべく長いデータを書
き出すようにして、なるべく出力処理の回数を少なくす
ることが、処理時間を短くするために必要である。しか
し、前記のダンプ処理の場合には、バッファ領域を大き
くとることは当然できないので、1回の出力データ長が
バッファ領域の大きさに制限されて、あまり長くできな
いと共に、前記のように実記憶ページごとにバッファ領
域へ転送する時間が必要になり、ダンプ処理時間を短縮
し難い。
本発明は、なるべく大量のデータを一括して出力でき
るようにして高速化できるダンプ採取処理方法を目的と
する。
〔課題を解決するための手段〕
第1図は、本発明の構成を示す処理の流れ図である。
図はダンプ採取処理方法の構成であって、所定のペー
ジに分割して管理される主記憶領域を有する計算機の、
該主記憶領域の記憶内容を所定の外部記憶装置へダンプ
するに際し、ダンプ処理機構を付加情報処理ステップ10
と、ダンプ処理ステップ11とに分割し、付加情報処理ス
テップ10により、所定のページ順序で該主記憶領域の各
該ページごとの所定の付加情報を採取して(処理ステッ
プ20〜23)、該ページ順序に並べた該付加情報からなる
付加情報レコードを該外部記憶装置に出力し(処理ステ
ップ24,25)、該ダンプ処理ステップ11により、すべて
の該ページについて、該ページの内容を、前記所定のペ
ージ順序で所定の数の該ページごとに該外部記憶装置に
出力する(処理ステップ30〜33)ようにして、付加情報
とダンプ情報とをそれぞれ独立に採取するようにする。
〔作 用〕
本処理方法により、付加情報は実記憶ページとは別に
まとめて出力されるので、実記憶ページは、例えば主記
憶領域の0番地からアドレス順の連続領域にあるページ
を、一括出力が許される最大ページ数ごとに分けて、バ
ッファ領域を介することなく、主記憶領域から直接出力
することが可能になる。可能な最小の出力処理回数で高
速に主記憶領域のダンプを行うことができる。
〔実施例〕
第2図のダンプ処理機構9は、本発明により第1図の
処理の流れに従ってダンプを行うために、先ず付加情報
処理ステップ10を実行するものとし、処理ステップ20で
必要な制御情報等の初期設定を行って、主記憶領域の実
記憶ページが0番地からN番地まであるものとして、ア
ドレス順に処理を行うようにし、0番地からの処理を始
める。
各ページについての処理は、先ず処理ステップ21で、
リングレベルテーブル8から、その実記憶ページのリン
グレベルを読出し、リングレベルと、実記憶ページのア
ドレスと、その他所要の情報(例えば実記憶の内容であ
ることを示す所定の情報)からなる1ページ分の付加情
報を生成し、処理ステップ22で付加情報レコードを作る
ためのバッファに設定する。
処理ステップ23で、例えば処理したページの番地と最
大番地Nとを照合することによって、処理の終了を識別
し、未処理ページがあれば処理ステップ21に戻って前記
の処理を繰り返すことにより、必要な全実記憶ページに
ついて処理する。
以上のようにして、付加情報レコードが完成すると、
処理ステップ24でバッファ上の付加情報レコードをダン
プファイル12に出力するための出力開始処理を行い、処
理ステップ25で付加情報レコードの出力が実行される。
以上で全実記憶ページの付加情報の出力が完了し、次
にダンプ処理ステップ11を行うために、まず処理ステッ
プ30で制御情報の必要な初期設定を行って、主記憶領域
の実記憶ページを0番地からN番地まで、アドレス順に
出力する準備をする。
処理ステップ31で先ず0番地から所定のページ数の実
記憶ページの終わりまでの連続領域をダンプファイル12
に出力するように、出力開始処理を行い、処理ステップ
32で実記憶ページの出力が実行される。
処理ステップ23で最終番地Nまで出力が終わったか識
別して、未出力ページがあればシステム31に戻り、以上
の処理を繰り返して、主記憶領域の全実記憶ページを出
力する。
以上の説明では付加情報処理ステップ10を実行した
後、ダンプ処理ステップ11を実行したが、両処理ステッ
プはいずれを先に実行してもよい。以上によってダンプ
ファイル12に出力された付加情報レコードには、前述し
たように、付加情報として、リングレベル,実記憶ペー
ジのアドレス等が含まれており、また、ダンプ情報は、
通常、実記憶のアドレス対応でダンプされるので、付加
情報とダンプ情報とを対応付けして外部出力することが
でき、また別々に印刷出力しても、同時に出力される実
記憶アドレスにより容易に対応付けすることができる。
また、各実記憶ページと論理空間との対応は、既知の固
定番地の実記憶ページ群の内容として出力されている空
間管理情報4の各種テーブルから得られるので、それら
の情報を利用することにより、ダンプリスト出力処理で
見易い形式に編集し、例えば印刷出力することができ
る。
〔発明の効果〕
以上の説明から明らかなように本発明によれば、計算
機の中央処理装置の障害発生時等における、主記憶のダ
ンプ処理が、なるべく大量のデータを一括して出力して
高速化できるので、障害時の処理を迅速化して、システ
ムの利用性を向上するという著しい工業的効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の構成を示す処理の流れ図、 第2図は計算機の構成例を示すブロック図である。 図において、 1は中央処理装置、2は主記憶領域、 3はページングファイル、 4は空間管理情報、5は空間テーブル、 6はセグメントテーブル、 7はページテーブル、 8はリングレベルテーブル、 9はダンプ処理機構、10は付加情報処理ステップ、 11はダンプ処理ステップ、12はダンプファイル、 20〜25、30〜33は処理ステップ を示す。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定のページに分割して管理される主記憶
    領域を有する計算機の、該主記憶領域の記憶内容を所定
    の外部記憶装置にダンプする方法であって、 所定のページ順序で該主記憶領域の各該ページごとの所
    定の付加情報を採取して、該順序に並べた該付加情報か
    らなる付加情報レコードを該外部記憶装置に出力する付
    加情報処理ステップと、 すべての該ページについて、該ページの内容を、前記所
    定のページ順序で所定の数の該ページごとに該外部記憶
    装置に出力するダンプ処理ステップとからなり、該付加
    情報処理ステップの処理と、該ダンプ処理ステップによ
    る処理とをそれぞれ独立して行うことを特徴とするダン
    プ採取処理方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5856053A (ja) * 1981-09-29 1983-04-02 Fujitsu Ltd メモリ・ダンプ・リストの出力処理方式

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5856053A (ja) * 1981-09-29 1983-04-02 Fujitsu Ltd メモリ・ダンプ・リストの出力処理方式

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