JPH09511351A - 遠隔通信装置内のソフトウェア構成 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 本発明は、機能ルーチンを制御するために用いられるソフトウェアを持つ遠隔通信装置に関し、当該ソフトウェアは、数個の別々のコンパイル可能なプログラムユニット（２０ａ，２０ｂ，２０ｃ）を有する。遠隔通信装置を製造するために必要な時間と、ソフトウェアの変更を実行するために必要な時間とを減らすために、前記各プログラムユニット（２０ａ，２０ｂ，２０ｃ）は、処理手順（２９、３１）をアドレスするために用いられるアドレス（Ａｐ１，Ａｐ２，Ａｄ）及び／又は前記プログラムユニット（２０ａ，２０ｂ，２０ｃ）内に結合されたデータ（３２）を含むヘッダ（２１）を有する。さらに、全てのロードされたプログラムユニット（２０ａ，２０ｂ，２０ｃ）に利用できるカタログ（３３）が設けられ、このカタログは、前記プログラムユニット（２０ａ，２０ｂ，２０ｃ）のヘッダ（２１）をアドレスするためのリファレンスを含む。前記遠隔通信装置の製造の枠組み内で、あらかじめ決められたプログラムユニット（２０ａ，２０ｂ，２０ｃ）は、この遠隔通信装置のソフトウェアが実行されるときリンクされる必要はない。

Description

【発明の詳細な説明】 遠隔通信装置内のソフトウェア構成 技術分野 本発明は、機能ルーチンを制御するために用いられ、且つ数個の別々にコンパ イル可能なプログラムユニットを含むソフトウェアを有する遠隔通信装置に関す る。 背景技術 デジタル遠隔通信装置、特にデジタルサービススイッチングポイントは、しば しばソフトウェア制御される。このソフトウェアは、例えば数メガバイトのかな りの容量を有する。このソフトウェアは、個別にコンパイルされリンクされる数 個のプログラムユニットを有する。このような遠隔通信装置の様々なアプリケー ションにおいて、様々なソフトウェア構成が用いられ、利用可能なプログラムユ ニットの数とは異なる副セットを持つ。従って、様々なソフトウェア構成が、小 さなプログラム消費で確立できる。この利用可能なプログラムユニットは、ソフ トウェア開発システムに用いられるライブラリに記憶される。これらは、高い再 利用を持つ。 遠隔通信装置の製造中、必要なプログラムユニットは、前記ライブラリから選 択される。リンカによりリンクされた後で、当該ソフトウェアは、この遠隔通信 装置の不揮発性記憶媒体、例えばフロッピーディスク、又は磁気ディスクメモリ に複製される。コンパイル及びリンクは、膨大なプログラムユニットを有するソ フトウェアのためにかなりの時間がかかる。例えば、プログラムユニットのコン パイル及びリンクは、数時間の処理時間を必要とする。さらに、例えば修理のた めにプログラムユニットが交換されるとき、又は新しいプログラムユニットが追 加されるとき、この遠隔通信装置内の変更されたソフトウェアの実行は、長い処 理時間を必要とする。 発明の目的 本発明の目的は、冒頭に述べられたような遠隔通信装置を改良することであり 、この遠隔通信装置を製造するために必要な時間とソフトウェアの変更を実行す るために必要な時間とが短縮される。 発明の開示 この目的は、各プログラムユニットが、前記プログラムユニット内で結合され る処理手順及び／又はデータをアドレスするために用いられるアドレスを含むヘ ッダを持ち、前記プログラムユニットのヘッダをアドレスするためのリファレン スを含むカタログがロードされたプログラムユニット全てに利用できることで達 成される。 ソフトウェア開発システムのライブラリから、遠隔通信装置に具備される不揮 発性記憶媒体にコンパイルされ個別にリンクされる必要なプログラムユニットを 直接複製し、前記カタログを更新することは、この遠隔通信装置の製造の過程内 でこの上記やり方で構成されるソフトウェアにより充分である。協働するプログ ラムユニットの先行する時間集約的コンパイル及びリンケージは必要ではない。 なぜならば当該プログラムユニットが、前記ライブラリ内にコンパイルされた形 式で利用でき、プログラムユニット間のコヒーレンスが、このプログラムユニッ トのヘッダを持つ前記カタログにより確立されるからである。当該プログラムユ ニット内で、個別のプログラムユニットでリンクされる一つ又は数個の処理手順 及び／又はデータが組み合わされる。 ジャンプテーブルに結合されるジャンプアドレスは、データと見なされてもよ い。例えば、第１のプログラムユニットの処理手順が、第２のプログラムユニッ トの処理手順により呼ばれる。当該プログラムユニットの目録であるカタログ内 のリファレンスを介して、呼ばれるべき当該処理手順とともに第１プログラムユ ニットの前記ヘッダの位置が最初に実行メモリ内で決められる。呼び出し処理手 順又は関連する第２のプログラムユニットそれぞれは、第１のプログラムユニッ トのヘッダ内のどの位置に、呼ばれるべき処理手順をアドレスするためのアドレ スが記憶されるかを知るので、呼ばれるべきこの処理手順は、このアドレスを介 してアドレスされることができる。他の利点は、余分なコンパイル及びリンク処 理手順なしに、プログラムユニットの簡易な交換ができることである。不完全な 処理手順又は追加すべき処理手順、又はプログラムユニットのデータは、訂正さ れ又は追加され、一方、その変更バージョンの結果として当該プログラムユニッ トは、実行されるプログラムユニットを再コンパイル及び再リンクする必要がな く、交換できる。このソフトウェアの訂正のための時間の消費は、非常に減少さ れる。本発明は、サービススイッチングポイント内で特に実行できるだけでなく 、例えば伝送装置内でも実行できる。 本発明の実施例においては、各プログラムユニットのヘッダは、あらかじめソ フトウェアに対して固定される構造を持つ第１区域を持つ。 前記プログラムユニットの一つのヘッダの第１区域の構造は、最も古いソフト ウェアプログラムユニット、より特定すると操作システムのプログラムユニット が展開される前に、既に規則により固定される。特に、確立されるべきである最 初のソフトウェアプログラムユニットである、操作システムのプログラムユニッ トは、プログラムユニットヘッダの各第１区域のエントリアドレスを介して、こ の操作システムのプログラムユニットが起こるとき、それぞれのプログラムユニ ットヘッダの第１区域を除いて、結局まだ定められてないプログラムユニットを 利用する立場にある。 本発明の他の実施例においては、各プログラムユニットのヘッダは、関連する プログラムユニットに特定の構造を持つ第２区域をそれぞれ持つ。 このプログラムユニットの各第２区域は、同時に又は後で展開されるプログラ ムユニットによってだけ使えるエントリアドレスを含む。なぜならば、第２区域 の構造は、プログラムユニットヘッダのそれぞれの第１区域のように、あらかじ め固定されないからである。第２区域のこの構造は、前記関連のプログラムユニ ットが展開されるまで確立されないだろう。第２区域を介して呼ぶことができる 処理手順又はデータは、従って、それぞれのヘッダの第１区域に割り当てられる 処理手順及びデータに比べて、アプリケーションにもっと依存する。このソフト ウェアは、従って遠隔通信装置のそれぞれの特定のアプリケーションに適用でき る。このソフトウェアのアプリケーションに依存する実行は、様々なソフトウェ ア構成を識別する特により若いプログラムユニットにより、決められる。 本発明は他に、プログラムユニットのヘッダが、このプログラムユニットの処 理手順をアドレスするために使われるジャンプテーブルをアドレスするためのア ドレスを含むことを具現化する。 このソフトウェア構成に依存して変化する、呼ばれるべき多数の処理手順がシ ングルのエントリアドレスを介して、前記プログラムユニットのヘッダ内にアド レスできるとき、この実施例は使われる。このやり方では、呼ばれるべき処理手 順の数が、それぞれのプログラムユニットのヘッダを変える必要なく、変更でき る。これは、操作システム処理手順を呼ぶのに、特に有利である。なぜならば、 ソフトウェアが変わるとき、これらは、変わらないからである。 図面の簡単な説明 本発明のこれら及び他の特徴が明らかとなり、これ以降述べられる実施例を参 照して説明されるだろう。 第１図はサービススイッチングポイントのブロック回路図を示し、第２図は当 該サービススイッチングポイントのためのソフトウェアのブロック回路図を示し 、第３図及び第４図は協働する種々のプログラムユニットのブロック回路図を示 す。 発明を実施するための最良の形態 第１図に表されるサービススイッチングポイント１は、１以上のネットワーク インタフェースを持つ機能ブロック３、サービス機能ブロック４、及び少なくと も１つの加入者インタフェースを持つ機能ブロック５を含む周辺モジュラユニッ ト２を有する。機能ブロック３は、サービススイッチングポイント１をコミュニ ケーションネットワーク６と結合する。この結合は、コミュニケーションネット ワーク６として集約されるサービススイッチングポイントの一つを介して特に表 される。当該スイッチングポイントは、第１図に交点として示されている。サー ビス機能ブロック４は、例えばスピーチアナウンス又は信号音を発生し、又は例 えば会議の回線をセットするための呼のサポートのような、特定のサービスを供 給するために使われる。機能ブロック５は、例えば電話、ファックス装置のよう な加入者ユニット７を、機能ブロック５として集約されるこれら独自のインタフ ェースを介して、サービススイッチングポイント１と結合する。周辺モジュラユ ニット２の機能ブロック３、４及び５は、バス８によりスイッチングネットワー ク９と結合される。順にこのスイッチングネットワーク９は、バス１０により中 央制御ユニット１１と通信する。制御ユニット１１は、独立的に動作する２個の マイクロプロセッサユニット１２及び１３を持つので、マイクロプロセッサユニ ットのどちらかが故障しても、もう一つのマイクロプロセッサユニットがサービ ススイッチングポイント１の制御を引き継ぐ。中心制御ユニット１１と周辺モジ ュラユニット２とのコミュニケーションは、スイッチングネットワーク９を通し て実施される。マイクロプロセッサユニット１２及び１３は、マイクロプロセッ サ及び動作メモリ（揮発性メモリ、ＲＡＭ）を有する。示されてはいないが、不 揮発性メモリ（ＥＰＲＯＭ、フロッピディスク、磁気ディスクメモリ）を含むメ モリユニットも設けられている。さらに、中央制御ユニット１１の構成部分とし て表される機能ブロック１４は、機能ブロック１５内に組み合わされているユニ ットへのインタフェースを有し、このユニットは、保守及び修理のために、キー パッド及び画面スクリーンを介して、外部からサービススイッチングポイント１ に影響を与えられる。 第２図は、マイクロプロセッサ１２及び１３内の制御シーケンス、従ってサー ビススイッチングポイント１の機能的流れを決定するソフトウェアの構造を表す 。このソフトウェアは、少なくとも一つの処理手順及び／又は少なくとも一つの データブロックを組み合わせるプログラムユニット２０を有する。このソフトウ ェアは、各複数のプログラムユニット２０を組み合わせた階層である、Ｌ０，Ｌ １，．．．，Ｌｎの階層構造である。この図に位置される階層が低い程、当該階 層に含まれるプログラムユニット２０は、より抽象的、アプリケーション非依存 的且つ古い。例えば、底の階層Ｌ０では、操作システム機能を実施するために用 いられる、従って全てのソフトウェア構成に対して同じであるプログラムユニッ ト２０が本質的に、存在する。これらのプログラムユニットは、このソフトウェ アが展開されるとき、最初に定められ、確立される。上層のＬｎに位置するプロ グラムユニット２０は、サービススイッチングポイント１の、又は使用されてい るソフ トウェア構成の特定の実施例を決定し、従って当該アプリケーションに依存して 交換されるか又は省略される。プログラムユニット２０は、別々にコンパイルさ れ、リンクできる。これらは、当該アプリケーションに依存して全ての利用可能 な展開されたプログラムユニット２０を含むライブラリから、コンパイルされリ ンクされた構成で採用でき、サービススイッチングポイント１のソフトウェアで 集約できる。プログラムユニット２０間の矢印は、例としてプログラムユニット ２０の呼び出し可能な機構を示す。一般に、プログラムユニット２０は、高レベ ルの階層に割り当てられる他のプログラムユニット２０により呼ばれる。しかし 、特に底の階層Ｌ０のプログラムユニット２０もまた、高レベルの階層から他の プログラムユニット２０を呼ぶ。この場合は、第４図に詳細に説明される。 サービススイッチングポイント１のプログラムユニット２０の協働は、より区 別できるように番号２０に記号ａ，ｂ及びｃを付加した参照番号を持つ３個のプ ログラムユニット２０ａ，２０ｂ及び２０ｃにより、第３図を参照して説明され るだろう。各プログラムユニットは、プログラムユニット２０ｃのように、第１ 区域２２及び第２区域２３を有するヘッダ２１を含む。プログラムユニット２０ ａ及び２０ｂに関連するプログラムユニットヘッダは、表されていない。第１区 域２２は、領域２４、２５及び２６を有する。領域２４内では、エラー修正のた めのデータが又は管理データも記憶される。領域２５は、データ又はデータフィ ールドをアドレスするためのアドレスを含む。領域２６は、処理手順をアドレス するためのアドレスを含む。ちょうど領域２６のように領域２７もまた、処理手 順をアドレスするためのアドレスを含む。 ヘッダ２１の第１区域２２は、規則によりあらかじめ固定され、よって実行さ れるべきプログラムユニットバージョンとは独立している。プログラムユニット ２０ｃの新しいバージョンについての変更は、第１区域２２の構造に影響を与え ない。任意のプログラムユニットの第１区域２２の構造は、従ってまだ展開され ていないプログラムユニットに対してでさえ既に固定される。ヘッダ２１の第２ 区域２３は、プログラムユニット２０ｃに特有である。プログラムユニット２０ ｃが変更されるならば、第２区域２３は変更できる。例えば、プログラムユニッ ト２０ｃの追加の処理手順のためにそれぞれのエントリアドレスが、区域２３に 追加できる。プログラムユニット２０ｃの第２区域２３のエントリアドレスは、 第２図において同じレベル以上にあり、従って同時に又は後で展開されるプログ ラムユニットにより呼ぶことができるだけである。全てのプログラムユニット２ ０、従ってプログラムユニット２０ａ及び２０ｂも、この図において構築される ヘッダを持つ。 プログラムユニット２０ｃより高いソフトウェアレベルである、プログラムユ ニット２０ａは、現在例示の実施例では処理手順２８を含む。処理手順２８のプ ログラム実行中において、この処理手順は、ヘッダ２１の領域２７のメモリセル Ａ₁が最初にアドレスされて、プログラムユニット２０ｃの処理手順２９を呼ぶ 。このアドレスＡ₁は、処理手順２９の初めのアドレスＡ_p1を有するので、処理 手順２９は処理手順２８のヘッダ２１を介して間接的に呼ぶことができる。 プログラムユニット２０ｂは、処理手順３０の実行中において、プログラムユ ニット２０ｃに含まれる処理手順３１を呼び、さらにプログラムユニット２０ｃ のデータフィールド３２からデータを読みとる処理手順３０を含む。プログラム ユニット２０ｂは、サービススイッチングポイント１の操作システムに属するの で、サービススイッチングポイント１のソフトウェアの底の階層Ｌ０上にある。 このプログラムユニット２０ｂは、ヘッダ２１の領域２５及び２６を介してプロ グラムユニット２０ｃの処理手順及びデータをアドレスする。この場合には、処 理手順３１を呼ぶために、処理手順３０は最初にアドレスＡ_kにより領域２６の メモリセルにアドレスする。当該セル内には処理手順３１の初めのアドレスＡ_p2 が記憶されている。これを介して処理手順３１を、呼ぶことができる。さらに、 プログラムユニット２０ｂの処理手順３０は、プログラムユニット２０ｃのヘッ ダ２１の領域２５内のメモリセルをアドレスする。このセルにはアドレスＡ_iが 割り当てられ、データフィールド３２が読み出されるとき与えられるべきである データフィールド３２の初めのアドレスＡ_dを収容している。領域２５及び２６ の構造は、規則により決められる。例えばソフトウェアバージョンの変更の場合 にも、領域２５及び２６の順応はなされない。従ってこれらの領域２５及び２６ は、固定的に定められたエントリアドレスを利用可能にする。 さらに、サービススイッチングポイント１のソフトウェアで集約される全ての プログラムユニット２０（従ってプログラムユニット２０ｃもまた）を登録する ために使われる、カタログ３３が具備される。カタログ３３は、それぞれのプロ グラムユニット番号に、全てのプログラムユニット２０のためのリファレンスを 収容する。サービススイッチングポイント１が操作されるとき、必要なプログラ ムユニット２０とともにカタログ３３が、前記不揮発性メモリからサービススイ ッチングポイント１の動作メモリへロードされる。当該リファレンス（例えばア ドレスデータ）は、サービススイッチングポイント１の動作メモリ内で、プログ ラムユニット２０ｃのヘッダ２１の位置／初めのアドレスを定めることを補助す る。処理手順２８をともなうプログラムユニット２０ａ及び処理手順３０をとも なうプログラムユニット２０ｂは、プログラムユニット２０ｃからの処理手順又 はデータを利用したいとき、カタログ３３をアクセスする。処理手順２９及び３ １、並びにデータフィールド３２へアクセスするためには、プログラムユニット ２０ｃのヘッダ２１内のアドレスＡ_l，Ａ_j及びＡ_kそれぞれの相対的位置が、上 述のようにコンパイルされたプログラムユニット２０ａ及び２０ｂの呼び出し処 理手順２８及び３０へアクセス可能である必要があるだけである。これらの相対 的位置は、特に処理手順２８及び３０自身内で見つけられるが、これらはプログ ラムユニット２０ａ及び２０ｂ内の異なる位置に記憶もできる。サービススイッ チングポイント１の前記動作メモリ内のカタログ３３の位置は、規則により決め られ、従って固定されるので、当該カタログは、それぞれ見つけられアドレスで き、（この場合処理手順２８及び３０内で）各プログラムユニット２０の処理手 順に利用できる。 プログラムユニット２０ｂのようなサービススイッチングポイント１の操作シ ステムに属するプログラムユニットは、前記ソフトウェア構成の変更がなされる とき、及びプログラムユニット２０ｃの変更がなされるとき、もはや変更、再コ ンパイルされる必要がないので、アドレスＡ_j及びＡ_kを持つ前記メモリセルを含 む領域２５及び２６は、ヘッダ２１の前記アドレス領域内の固定された相対位置 を持っプログラムユニット２０ｂからプログラムユニット２０ｃの処理手順及び データフィールドを呼び出し／読み出しすることは可能にちがいない。また、プ ログラムエラーを排除するためのデータであり、領域２４の第１区域２２に記憶 されるデータは、ヘッダ２１に固定された相対位置を持たなければならない。な ぜならば、プログラムエラーのこの排除は、前記操作システムに割り当てられる べきプログラムユニット２０によっても、効果的だからである。 この構造のソフトウェアにより、特定のソフトウェア構成に対して要求される プログラムユニット２０をサービススイッチングポイント１で使われる前にリン クさせる必要はもはやない。なぜならば、プログラムユニット２０の当該協働は 、プログラムユニット２０のカタログ３３及び個別のヘッダを介して、可能だか らである。同様にこれらをコンパイルする必要もない。なぜならば、当該プログ ラムユニットは、コンパイルされた形式のライブラリが利用できるからである。 拡張ソフトウェアがサービススイッチングポイントで必要であり、関連するプロ グラムユニット２０のコンパイル及びリンクは数時間かかるので、本発明により 、サービススイッチングポイント１の製造時間を短縮することが、可能である。 別々にコンパイル及びリンクされるあらかじめ決められたプログラムユニットは 、ライブラリから伝送可能なデータキャリア（例えばフロッピディスク）へ複製 でき、この伝送可能なデータキャリアからサービススイッチングポイント１の前 記不揮発性メモリ（例えば磁気ディスクメモリ）へ複製できる。個別のプログラ ムユニット２０は、各々ファイルに記憶される。サービススイッチングポイント のソフトウェアの本発明に従う特別な構造は、前記伝送可能なデータキャリアへ 複製すること、及び前記サービススイッチングポイントの不揮発性メモリへ複製 することにとって重要ではない。 前記プログラムユニットの本発明に従うこの構造は、前記プログラムユニット がサービススイッチングポイント１の前記動作メモリへロードされるとき、使わ れるだけである。プログラムユニット２０のヘッダは、ローダにより最初に評価 される。この評価は、制御ユニット１１の（図示されない）割り当てられないメ モリ管理があるならば、それぞれのメモリ位置が要求できるように当該プログラ ムユニットの長さを決めることと、カタログ３３のための前記プログラムユニッ ト番号を決定することと、アクセス許可を制御するための制御ユニット１１の（ 図示されない）メモリ管理ユニット（ＭＭＵ）により評価される、例えばそれぞ れのデータクラス及びデータ長のような、前記プログラムユニット内のデータ 領域についての情報を決定することとを含む。前記プログラムユニットヘッダの 評価の結果に依存して、前記プログラムユニットが、前記動作メモリ内へロード され、ＭＭＵはセットされ、カタログ３３が与えられる。この時まで、このソフ トウェアをともなう前記サービススイッチングポイントは、まだ操作される用意 がない。操作するために、例えばデータが初期化され処理手順が始まる、いわゆ る回復操作が続く。この目的のため、前記ローダは、前記プログラムユニットヘ ッダを介して、前記プログラムユニットの特定の処理手順を呼ぶ。当該処理手順 は、前記プログラムユニット内で処理手順の特定の形式を考慮してもよい。 サービススイッチングポイント１のソフトウェアのプログラムユニット２０が 、例えば改良バージョンにより修理されるか又は置き換えられるべきならば、こ れは、更新されるリンクの必要なしに、前のプログラムユニットを消去し、新し いプログラムユニットを加えることで、本発明に従うサービススイッチングポイ ント１により簡単にできる。カタログ３３の前記プログラムユニット番号及び関 連するリファレンスは、同じまま残る。前記それぞれのプログラムユニットの前 記伝送パラメータは変更してはならず、交換されたプログラムユニットのヘッダ 内の前記エントリアドレスの順番が保持されなければならない。これとは別に、 前記プログラムユニットの新しいバージョンは、当該プログラムユニットの古い バージョンより確かに大きくても小さくてもよい。例えば、プログラムユニット の新しいバージョンが追加の処理手順をも含んでもよい。このような追加の処理 手順に対するリファレンスが、当該ヘッダの第２区域の端部へ、プログラムユニ ットの拡張されるバージョンのヘッダに付記される。このやり方で、前記プログ ラムユニットの前のバージョンに続いて展開され、従って後の段階でソフトウェ アに加えられる他のプログラムユニットは、当該プログラムユニットの前記新し いバージョンのために呼ぶことができる追加の処理手順により達成される。カタ ログ３３の前記リファレンスが適宜変更されるとき、プログラムユニットは、前 記動作メモリ内でシフトされてもよい。さらに、適切なローダが使われるとき、 サービススイッチングポイント１が動作中は、プログラムユニットを交換するこ ともできる。 プログラムユニット２０がサービススイッチングポイント１のソフトウェアか ら除かれるとき、カタログ３３のそれぞれのエントリ、従ってこのプログラムユ ニット２０のそれぞれのヘッダへの前記リファレンスも消去される。このプログ ラムユニット２０により利用されるメモリが、リリースされる。他のプログラム ユニット２０は、変更されないままである。 第４図は、２個のプログラムユニット２０ｄ及び２０ｅによるプログラムユニ ット２０の間のコミュニケーションの他の可能性を示す。プログラムユニット２ ０ｅは、第３図のプログラムユニット２０ｃのヘッダ２１のように、３個の領域 ４１、４２及び４３をともなう固定の区域と、１個の領域４４をともなう可変区 域とを含むヘッダ４０を有する。プログラムユニット２０ｄは、処理手順４５を 有する。プログラムユニット２０ｄは、サービススイッチングポイント１の操作 システムに割り当てられ、サービススイッチングポイント１のソフトウェアの底 の階層Ｌ０に割り当てられる。実行中では、処理手順４５がプログラムユニット ２０ｅの処理手順４６を呼ぶ。アドレスＡ_jによりヘッダ４０の領域４２内のメ モリセルを最初にアドレスし、このメモリセルに記憶されている前記リファレン ス又はアドレスを介して、プログラムユニット２０ｅのジャンプテーブル４７の 特定のエントリをアドレスする。このジャンプテーブルには、呼ばれるべき処理 手順４６の初めのアドレスＡ_pが記憶されている。ジャンプテーブル４７のエン トリは、連続して順に（今の場合は０から６に）番号付けされる。呼び出し処理 手順４５とプログラムユニット２０ｅとの間のコミュニケーション中に、処理手 順４５が呼ぶとき、他の伝送パラメータと一緒にジャンプテーブル４７のリクエ ストされたエントリの相対的位置を処理手順４５は伝送する。 プログラムユニット２０ｄは、カタログ３３を介して第３図での記述と同じよ うに、サービススイッチングポイント１の動作メモリ内のプログラムユニット２ ０ｅの相対的位置を決める。このカタログ３３には、利用可能なプログラムユニ ット２０全てが（従ってプログラムユニット２０ｅもまた）カタログされている 。 第４図に従う本発明のサービススイッチングポイント１の実施例では、（図示 されない）他の処理手順が、ヘッダ４０の領域４２のＡ_jによりここにアドレス されるシングルのメモリセルの内容により、且つ処理手順４６に加えてテーブル ４７の他の相対的位置を伝送することにより、アドレスできるということが得ら れ る。テーブル４７の必要なテーブルエントリの相対的位置とプログラムユニット ２０ｅの処理手順４６の相対的位置とだけが保持されるならば、テーブル４７及 びこのテーブルを介してアドレスされる処理手順の番号は、プログラムユニット ２０ｄを変更し、且つ処理手順４５により処理手順４６の記述された呼びのため にそれを再コンパイルする必要なしに、ランダムに拡張されてもよい。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．機能ルーチンを制御するために用いられ、且つ数個の別々のコンパイル可能 なプログラムユニット（２０ａ，．．．，２０ｅ）を有するソフトウェアを持つ 遠隔通信装置において、当該プログラムユニット（２０ａ，．．．，２０ｅ）が 、当該プログラムユニット（２０ａ，．．．，２０ｅ）に結合された処理手順（ ２９、３１、４６）及び／又はデータ（３２）をアドレスするために用いられる アドレス（Ａ_p1，Ａ_p2，Ａ_d，Ａ_p）を含む各ヘッダ（２１、４０）を有し、前記 プログラムユニット（２０ａ，．．．，２０ｅ）の前記ヘッダ（２１）４０）を アドレスするためのリファレンスを含むカタログ（３３）が、ロードされた前記 プログラムユニット（２０ａ，．．．，２０ｅ）全てに利用できることを特徴と する遠隔通信装置。 ２．請求項１に記載の遠隔通信装置において、前記プログラムユニット（２０ｃ ）の前記ヘッダ（２１）各々が、前記ソフトウェアに対して構造があらかじめ固 定された第１区域（２２）を有することを特徴とする遠隔通信装置。 ３．請求項１又は２に記載の遠隔通信装置において、前記プログラムユニット（ ２０ｃ）の前記ヘッダ（２１）各々が、関連するプログラムユニットに特定の構 造を持つ第２区域（２３）を有することを特徴とする遠隔通信装置。 ４．請求項１乃至３の何れか１項に記載の遠隔通信装置において、プログラムユ ニット（２０ｅ）の前記ヘッダ（４０）がこのプログラムユニット（２０ｅ）の 処理手順（４６）をアドレスするために用いられるジャンプテーブル（４７）を アドレスするためのアドレスを含むことを特徴とする遠隔通信装置。