JP2008186044A - 電子機器及び電子機器における制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】複数のアプリケーションの実行中において、どのアプリケーションが実行可能であり、どのアプリケーションがそうでないのかをユーザが容易に把握することが可能な電子機器及び電子機器における制御方法を提供する。
【解決手段】実行部2は、実行中或いは中断中のアプリケーションがある際に、新たなアプリケーションの実行を要求され、揮発性メモリ12に新たなアプリケーションの実行に必要なメモリ容量が残っていなかった場合に、不揮発性メモリ11内の優先順位情報の優先順位に従って、実行中或いは中断中のアプリケーションのうち優先順位が最も低いアプリケーションを終了させてから新たなアプリケーションを実行させる。
【選択図】図3
【解決手段】実行部2は、実行中或いは中断中のアプリケーションがある際に、新たなアプリケーションの実行を要求され、揮発性メモリ12に新たなアプリケーションの実行に必要なメモリ容量が残っていなかった場合に、不揮発性メモリ11内の優先順位情報の優先順位に従って、実行中或いは中断中のアプリケーションのうち優先順位が最も低いアプリケーションを終了させてから新たなアプリケーションを実行させる。
【選択図】図3
Description
本発明は、複数のアプリケーションを実行可能な電子機器及び電子機器における制御方法に関する。
現在、携帯端末等の電子機器においては、多種多様なアプリケーションを実行可能となっている。
携帯端末の実行可能なアプリケーションとしては、例えば、Eメール、カレンダー、アドレス帳、ウェブブラウザ、地図やGPSによるナビゲーション、音楽再生、ゲーム等が挙げられる。
携帯端末の実行可能なアプリケーションとしては、例えば、Eメール、カレンダー、アドレス帳、ウェブブラウザ、地図やGPSによるナビゲーション、音楽再生、ゲーム等が挙げられる。
携帯端末は、上述したような多様なアプリケーションを実行可能ではあるが、携帯端末は小型であることがユーザビリティ上必然的に要求されるため、実行要求されたアプリケーションの実行の際に必要な情報を記憶するメモリを大容量化することが困難であるため、基本的には同時に1つのアプリケーションしか実行することしかできない、という仕様になっていた。例えば、Eメールアプリケーション実行中にカレンダーアプリケーションを実行しようとした場合、現在実行中のEメールアプリケーションを一度終了させた後、改めてカレンダーアプリケーションを実行させる必要があり、操作が大変煩わしい、という第1の不利益があった。
そのような第1の不利益を解消するために、現在実行中のアプリケーションを一時中断して待機させておいて、その間に他のアプリケーションを実行する携帯端末が存在する。
このような携帯端末では、中断させたアプリケーションを待機させたまま他のアプリケーションを実行し、他のアプリケーションが終了したら中断させたアプリケーションを中断されたときの状態で再び実行するようになっており、使い勝手を向上させていた。
このような携帯端末では、中断させたアプリケーションを待機させたまま他のアプリケーションを実行し、他のアプリケーションが終了したら中断させたアプリケーションを中断されたときの状態で再び実行するようになっており、使い勝手を向上させていた。
しかし、上述したように、一般に携帯端末のメモリ容量は小さく、実行中のアプリケーションを中断して待機させて他のアプリケーションを新たに実行させる場合、新たに実行させるアプリケーションのメモリ使用量によっては、待機中のアプリケーションのメモリ使用量と新たに実行させるアプリケーションのメモリ使用量との合計が、携帯端末のメモリ容量の最大値を超えてしまう場合があり、この場合には新たなアプリケーションを実行することができなくなってしまう、という第2の不利益があった。特に、複数のアプリケーションを中断して待機状態にした状態において、新たなアプリケーションを実行させることが可能な携帯端末においては、こうした第2の不利益が顕著であった。
こうした第2の不利益を解消する技術として、例えば特許文献1に開示された技術がある。
特開平10−63567号公報
特許文献1には、複数のアプリケーションが実行している状態で新たなアプリケーションの実行が要求された場合に、新たなアプリケーションの実行に必要なメモリ容量が残存メモリ容量を超えるか否かを判断し、残存メモリ容量が新たなアプリケーションの実行に必要なメモリ容量より小さい場合には、その旨を通知すると共に、実行中のアプリケーションのメモリ使用状況を表示するメモリ不足表示方法が開示されている。
すなわち、特許文献1に開示されたメモリ不足表示方法では、新たなアプリケーションの実行に必要なメモリ容量が足りなかった場合には、ユーザが実行中の各アプリケーションのメモリ使用量が表示されるのを見て、手動で例えば最もメモリ容量を使用しているアプリケーションの実行を終了させる、等の操作を行う必要がある。従って、特許文献1に開示されたメモリ不足表示方法では、新たなアプリケーションの実行要求がなされるまで、そのアプリケーションの実行に必要なメモリ容量が残存メモリ容量より大きいか小さいかがユーザにはわからないため、新たなアプリケーションの実行要求操作をユーザが行って初めてそのアプリケーションが(実行中のアプリケーションを終了させないと)実行できないことがわかり、操作が煩雑である、という第3の不利益があった。
すなわち、特許文献1に開示されたメモリ不足表示方法では、新たなアプリケーションの実行に必要なメモリ容量が足りなかった場合には、ユーザが実行中の各アプリケーションのメモリ使用量が表示されるのを見て、手動で例えば最もメモリ容量を使用しているアプリケーションの実行を終了させる、等の操作を行う必要がある。従って、特許文献1に開示されたメモリ不足表示方法では、新たなアプリケーションの実行要求がなされるまで、そのアプリケーションの実行に必要なメモリ容量が残存メモリ容量より大きいか小さいかがユーザにはわからないため、新たなアプリケーションの実行要求操作をユーザが行って初めてそのアプリケーションが(実行中のアプリケーションを終了させないと)実行できないことがわかり、操作が煩雑である、という第3の不利益があった。
本発明は、上述した不利益を解消するために、複数のアプリケーションの実行中において、どのアプリケーションをさらに実行可能であり、どのアプリケーションはそうでないのかをユーザが容易に把握することが可能な電子機器及び電子機器における制御方法を提供することを目的とする。
上述した目的を達成するために、第1の発明の電子機器は、優先順位がそれぞれ付された複数のアプリケーションを記憶する記憶部と、前記記憶部に記憶された複数のアプリケーションのうち、実行要求が行われたアプリケーションを実行する実行部と、前記実行部でのアプリケーションの実行を制御する制御部と、を有し、前記制御部は、前記複数のアプリケーションのうちいずれかのアプリケーションが前記実行部により実行されているときに前記複数のアプリケーションのうちいずれかのアプリケーションが前記実行部により新たに実行要求された場合に、前記新たに実行要求されたアプリケーションの実行により所定のパラメータが許容値を越える際には、前記実行部により実行されていたアプリケーションのうち前記優先順位が最も低いアプリケーションの実行を終了するとともに前記新たに実行要求されたアプリケーションを実行する制御を行う。
第2の発明の電子機器における制御方法は、複数のアプリケーションを実行可能な電子機器における制御方法であって、前記複数のアプリケーションのうちいずれかのアプリケーションが実行されているときに、前記複数のアプリケーションのうちいずれかのアプリケーションが新たに実行要求された場合に、前記新たに実行要求されたアプリケーションの実行により所定のパラメータが許容値を越えるか否かの判定を行う第1の工程と、前記第1の工程において、前記新たに実行要求されたアプリケーションの実行により所定のパラメータが許容値を越えると判定された際には、実行されていたアプリケーションのうち前記優先順位が最も低いアプリケーションの実行を終了するとともに前記新たに実行要求されたアプリケーションを実行する第2の工程と、を有する。
本発明によれば、複数のアプリケーションの実行中において、どのアプリケーションをさらに実行可能であり、どのアプリケーションはそうでないのかをユーザが容易に把握することが可能な電子機器及び電子機器における制御方法を提供することができる。
以下、本発明の電子機器の一例としての携帯端末100について説明する。
図1に、携帯端末100の構成例の一例を示す。
図1に示すように、携帯端末100は、記憶部1、実行部2、表示部3、操作部4、優先順位変更部5、制御部6を有する。
図1に、携帯端末100の構成例の一例を示す。
図1に示すように、携帯端末100は、記憶部1、実行部2、表示部3、操作部4、優先順位変更部5、制御部6を有する。
記憶部1は、携帯端末100の動作に関する各種データを記憶する。
記憶部1は、不揮発性メモリ11と揮発性メモリ12とをさらに有する。
不揮発性メモリ11は、例えばフラッシュメモリ等の書き換え可能であり、電源を切ってもデータが消えないメモリである。不揮発性メモリ11には、携帯端末100上で動作する各種アプリケーションのプログラムが記憶されている。不揮発性メモリ11に記憶されたアプリケーションには、例えば、音楽アプリケーション、TVアプリケーション及びラジオアプリケーション(本発明の放送アプリケーションに対応)、位置情報取得アプリケーション、電子メールアプリケーション、ウェブブラウザアプリケーション、ゲームアプリケーション、機能設定アプリケーション等がある。
記憶部1は、不揮発性メモリ11と揮発性メモリ12とをさらに有する。
不揮発性メモリ11は、例えばフラッシュメモリ等の書き換え可能であり、電源を切ってもデータが消えないメモリである。不揮発性メモリ11には、携帯端末100上で動作する各種アプリケーションのプログラムが記憶されている。不揮発性メモリ11に記憶されたアプリケーションには、例えば、音楽アプリケーション、TVアプリケーション及びラジオアプリケーション(本発明の放送アプリケーションに対応)、位置情報取得アプリケーション、電子メールアプリケーション、ウェブブラウザアプリケーション、ゲームアプリケーション、機能設定アプリケーション等がある。
音楽アプリケーションは、別途不揮発性メモリ11に記憶された音楽データを再生し、図1に図示しない音声出力部から出力するアプリケーションである。
TVアプリケーション及びラジオアプリケーションは、図1に図示しないアンテナにより受信されたテレビ放送波或いはラジオ放送波を再生し、これに応じて表示部3に映像を表示させたり音声出力部から音声を出力させたりするアプリケーションである。
位置情報取得アプリケーションは、例えば図示しないGPS(Global Positioning System)受信部にGPS衛星との通信を行わせ、携帯端末100が現在位置する現在位置情報を取得したり、取得した現在位置を地図上に表示させたりするアプリケーションである。
TVアプリケーション及びラジオアプリケーションは、図1に図示しないアンテナにより受信されたテレビ放送波或いはラジオ放送波を再生し、これに応じて表示部3に映像を表示させたり音声出力部から音声を出力させたりするアプリケーションである。
位置情報取得アプリケーションは、例えば図示しないGPS(Global Positioning System)受信部にGPS衛星との通信を行わせ、携帯端末100が現在位置する現在位置情報を取得したり、取得した現在位置を地図上に表示させたりするアプリケーションである。
電子メールアプリケーションは、電子メールを作成する電子メール作成機能を有するとともに、例えば図1に図示しない通信部を介して、メールサーバと無線通信を行い、電子メールの送受信を行うアプリケーションである。
ウェブブラウザアプリケーションは、通信部を介して各種ウェブサーバと無線通信を行い、ウェブページデータをダウンロード等して表示部3に当該ウェブページを表示させるアプリケーションである。
ゲームアプリケーションは、ゲームプログラムを実行するアプリケーションである。
機能設定アプリケーションは、例えば携帯端末100の各機能に関する設定(例えば、携帯端末100の待ち受け状態の際に表示部3に表示する壁紙の設定や、音声通話着信があった際に報知する着信音に関する設定(例えば着信音の音量の設定等))を行うアプリケーションである。
また、不揮発性メモリ11は、これらのアプリケーションを実行する優先順位情報を有する。優先順位情報については後述する。
ウェブブラウザアプリケーションは、通信部を介して各種ウェブサーバと無線通信を行い、ウェブページデータをダウンロード等して表示部3に当該ウェブページを表示させるアプリケーションである。
ゲームアプリケーションは、ゲームプログラムを実行するアプリケーションである。
機能設定アプリケーションは、例えば携帯端末100の各機能に関する設定(例えば、携帯端末100の待ち受け状態の際に表示部3に表示する壁紙の設定や、音声通話着信があった際に報知する着信音に関する設定(例えば着信音の音量の設定等))を行うアプリケーションである。
また、不揮発性メモリ11は、これらのアプリケーションを実行する優先順位情報を有する。優先順位情報については後述する。
揮発性メモリ12は、上述した各アプリケーションの実行時に使用するプログラムやデータを一時的に記憶するメモリであり、アプリケーションの実行が終了すれば、一時記憶していたプログラムやデータは制御部8の制御のもと消去される。また、揮発性メモリ12は、所定の最大メモリ容量を有しているが、上述した各アプリケーションは、実行時に揮発性メモリ12上に記憶する必要のあるメモリ容量をそれぞれ有しており、それぞれのメモリ容量は、実行中のアプリケーションにより使用されているメモリ容量の合計が最大メモリ容量を超えないようになっている。
なお、揮発性メモリ12のメモリ容量が本発明のパラメータに対応しており、最大メモリ容量が本発明の許容値に対応している。
なお、揮発性メモリ12のメモリ容量が本発明のパラメータに対応しており、最大メモリ容量が本発明の許容値に対応している。
実行部2は、上述した不揮発性メモリ11に記憶された各種アプリケーションのうち、後述する操作部4等によるユーザの操作等により実行要求されたアプリケーションを実行する。
また、実行部2は、上記各種アプリケーションを実行させている際に、実行中のアプリケーションを中断し、他のアプリケーションを新たに実行することが可能である。
具体的には、例えば、音楽アプリケーション実行中に、電子メールアプリケーションの実行が要求された場合には、音楽アプリケーションを一時中断して、電子メールアプリケーションが実行される。
ただし、アプリケーションの中断中でも、そのアプリケーションが実行されていることには変わりないため、当該アプリケーションは揮発性メモリ12上に実行中と同程度のメモリ容量を必要とする。
また、実行部2は、上記各種アプリケーションを実行させている際に、実行中のアプリケーションを中断し、他のアプリケーションを新たに実行することが可能である。
具体的には、例えば、音楽アプリケーション実行中に、電子メールアプリケーションの実行が要求された場合には、音楽アプリケーションを一時中断して、電子メールアプリケーションが実行される。
ただし、アプリケーションの中断中でも、そのアプリケーションが実行されていることには変わりないため、当該アプリケーションは揮発性メモリ12上に実行中と同程度のメモリ容量を必要とする。
実行部2は、中断中及び実行中のアプリケーションに必要なメモリ容量の合計が、揮発性メモリ12の最大メモリ容量を超えないようにしなければならない。このため、揮発性メモリ12の最大メモリ容量から中断中及び実行中のアプリケーションが使用しているメモリ容量を引いた残りのメモリ容量よりも大きなメモリ容量を実行のために必要とするアプリケーションが新たに実行要求された際には、中断中及び実行中のアプリケーションのうちいずれかを終了させてからでないと新たに実行要求されたアプリケーションを実行することができない。ここで、中断中及び実行中のアプリケーションのうちのいずれを終了させるかは、上述した不揮発性メモリ11が記憶する優先順位情報に従って決定する。
なお、上述したアプリケーションの終了とは、中断とは異なり、完全にそのアプリケーションの実行を終了させることを意味している。すなわち、終了するアプリケーションは実行中使用していた揮発性メモリ12のメモリ容量を完全に消去する。
また、優先順位情報とは、上述した各種アプリケーションの実行に関する優先順位であり、実行部2は、中断中及び実行中のアプリケーションのうち、当該優先順位が最も低いアプリケーションを終了して新たなアプリケーションを実行する。また、不揮発性メモリ11は、優先順位情報の優先順位を後述する判断基準により自動的に設定することができる。不揮発性メモリ11の優先順位の設定方法については後述する。
なお、上述したアプリケーションの終了とは、中断とは異なり、完全にそのアプリケーションの実行を終了させることを意味している。すなわち、終了するアプリケーションは実行中使用していた揮発性メモリ12のメモリ容量を完全に消去する。
また、優先順位情報とは、上述した各種アプリケーションの実行に関する優先順位であり、実行部2は、中断中及び実行中のアプリケーションのうち、当該優先順位が最も低いアプリケーションを終了して新たなアプリケーションを実行する。また、不揮発性メモリ11は、優先順位情報の優先順位を後述する判断基準により自動的に設定することができる。不揮発性メモリ11の優先順位の設定方法については後述する。
表示部3は、LCD(Liquid Crystal Display)や有機EL(electro luminescence)ディスプレイ等の表示デバイスであり、携帯端末100の各種動作に応じてその動作に関連する画面を表示する。例えば、音声通話発信時には発信先の情報、着信時には着信元の情報を表示し、また、実行部2が各種アプリケーションを実行する際にはそれぞれのアプリケーションに対応した画面を表示する。
操作部4は、例えばテンキーや十字キー等の入力デバイスであり、携帯端末100の各種動作時のユーザの入力を受け付ける。また、操作部4は例えば表示部3と重ねて配置されたタッチセンサ等であってもよい。
優先順位変更部5は、操作部4を介したユーザの操作等に応じて、上述した不揮発性メモリ11が有する優先順位情報の優先順位を変更して、新たな優先順位の優先順位情報を不揮発性メモリ11に記憶させる。なお、優先順位変更部5は、上述したように、設定された優先順位を無視して新たな優先順位を決定し、その新たな優先順位を新たな優先順位情報として不揮発性メモリ11に上書きすることができる。
優先順位変更部5は、操作部4を介したユーザの操作等に応じて、上述した不揮発性メモリ11が有する優先順位情報の優先順位を変更して、新たな優先順位の優先順位情報を不揮発性メモリ11に記憶させる。なお、優先順位変更部5は、上述したように、設定された優先順位を無視して新たな優先順位を決定し、その新たな優先順位を新たな優先順位情報として不揮発性メモリ11に上書きすることができる。
制御部6は、携帯端末100を統括的に制御する中央処理装置である。すなわち、携帯端末100の各種動作時には、上記説明したような携帯端末100の各構成、すなわち、不揮発性メモリ11、揮発性メモリ12、実行部2、表示部3、操作部4、優先順位変更部5を制御してその動作を行わせる処理を実行する。
また、制御部6は判定部61を有し、複数のアプリケーションの実行中または中断中に、実行部2が新たなアプリケーションを実行させようとした場合に、揮発性メモリ12の残存メモリ容量が新たに実行するアプリケーションの必要とするメモリ容量よりも大きいか小さいかを判定する。言い換えれば、判定部61は、新たに実行要求されたアプリケーションの実行に必要なメモリ容量が揮発性メモリ12に記憶されたとき、揮発性メモリ12の最大メモリ容量(許容値)を超えるか否かについて判定する。これにより、実行中或いは中断中のアプリケーションのうちいずれのアプリケーションも終了させることなく新たなアプリケーションが実行可能か否かを判定することができる。
また、制御部6は判定部61を有し、複数のアプリケーションの実行中または中断中に、実行部2が新たなアプリケーションを実行させようとした場合に、揮発性メモリ12の残存メモリ容量が新たに実行するアプリケーションの必要とするメモリ容量よりも大きいか小さいかを判定する。言い換えれば、判定部61は、新たに実行要求されたアプリケーションの実行に必要なメモリ容量が揮発性メモリ12に記憶されたとき、揮発性メモリ12の最大メモリ容量(許容値)を超えるか否かについて判定する。これにより、実行中或いは中断中のアプリケーションのうちいずれのアプリケーションも終了させることなく新たなアプリケーションが実行可能か否かを判定することができる。
図2は、携帯端末100の外観の一例を示す図である。
図2に示すように、携帯端末100は、上部筐体101と下部筐体102とがヒンジ部103によって開閉可能に接続されている。
図2(a)は携帯端末100の筐体が開かれた状態を、図2(b)は携帯端末100の筐体が閉じられた状態を示している。
上部筐体101は、表示部3を有する。
下部筐体102は、テンキーや十字キー等の操作部4を有する。
図2に示すように、携帯端末100は、上部筐体101と下部筐体102とがヒンジ部103によって開閉可能に接続されている。
図2(a)は携帯端末100の筐体が開かれた状態を、図2(b)は携帯端末100の筐体が閉じられた状態を示している。
上部筐体101は、表示部3を有する。
下部筐体102は、テンキーや十字キー等の操作部4を有する。
次に、不揮発性メモリ11の優先順位の設定の際の判断基準について説明する。
実行部2が実行可能なアプリケーションとして、上述した音楽アプリケーション、TVアプリケーション、ラジオアプリケーション、位置情報取得アプリケーション、電子メールアプリケーション、ウェブブラウザアプリケーション、ゲームアプリケーション、機能設定アプリケーションが不揮発性メモリ11に記憶されているとする。
実行部2が実行可能なアプリケーションとして、上述した音楽アプリケーション、TVアプリケーション、ラジオアプリケーション、位置情報取得アプリケーション、電子メールアプリケーション、ウェブブラウザアプリケーション、ゲームアプリケーション、機能設定アプリケーションが不揮発性メモリ11に記憶されているとする。
(1) 判断基準1
不揮発性メモリ11は、履歴機能付きのアプリケーションの優先順位を、履歴機能のないアプリケーションの優先順位よりも低く設定する。
履歴機能とは、アプリケーションが終了する際に、終了前に実行した処理の履歴情報を不揮発性メモリ11に保持しておき、再度そのアプリケーションが実行されたとき、その履歴情報を基に終了前の状態に復帰することができる機能である。例えば、ウェブブラウザアプリケーションは、過去にダウンロード等して表示部3に表示したウェブページのURL(Uniform Resource Locator)情報を履歴情報として不揮発性メモリ11に保持し、その履歴情報を基に、その過去に表示部3に表示したウェブページを再度表示部3に表示することができる履歴機能を有する。
不揮発性メモリ11は、履歴機能付きのアプリケーションの優先順位を、履歴機能のないアプリケーションの優先順位よりも低く設定する。
履歴機能とは、アプリケーションが終了する際に、終了前に実行した処理の履歴情報を不揮発性メモリ11に保持しておき、再度そのアプリケーションが実行されたとき、その履歴情報を基に終了前の状態に復帰することができる機能である。例えば、ウェブブラウザアプリケーションは、過去にダウンロード等して表示部3に表示したウェブページのURL(Uniform Resource Locator)情報を履歴情報として不揮発性メモリ11に保持し、その履歴情報を基に、その過去に表示部3に表示したウェブページを再度表示部3に表示することができる履歴機能を有する。
(2) 判断基準2
不揮発性メモリ11は、キャッシュ機能付きのアプリケーションの優先順位を、キャッシュ機能のないアプリケーションの優先順位よりも低く設定する。
キャッシュ機能とは、アプリケーションが終了する際に、終了時の動作状態(実行状態)に関する情報をキャッシュとして揮発性メモリ12に保持しておき、再度そのアプリケーションが実行されたとき、キャッシュを基に終了前の動作状態に復帰することができる機能である。
上述したアプリケーションのうち、電子メールアプリケーション、ウェブブラウザアプリケーション、ゲームアプリケーション、機能設定アプリケーションがキャッシュ機能を有している。
不揮発性メモリ11は、キャッシュ機能付きのアプリケーションの優先順位を、キャッシュ機能のないアプリケーションの優先順位よりも低く設定する。
キャッシュ機能とは、アプリケーションが終了する際に、終了時の動作状態(実行状態)に関する情報をキャッシュとして揮発性メモリ12に保持しておき、再度そのアプリケーションが実行されたとき、キャッシュを基に終了前の動作状態に復帰することができる機能である。
上述したアプリケーションのうち、電子メールアプリケーション、ウェブブラウザアプリケーション、ゲームアプリケーション、機能設定アプリケーションがキャッシュ機能を有している。
(3) 判断基準3
不揮発性メモリ11は、お気に入り機能付きのアプリケーションの優先順位を、お気に入り機能のないアプリケーションの優先順位よりも低く設定する。
お気に入り機能とは、アプリケーションを所定の動作状態(実行状態)とするために必要な情報があらかじめ不揮発性メモリ11に記憶されて用意されており、この情報を利用してその所定の動作状態となることが可能な機能である。
上述したアプリケーションのうち、ウェブブラウザ機能がお気に入り機能を有している。
不揮発性メモリ11は、お気に入り機能付きのアプリケーションの優先順位を、お気に入り機能のないアプリケーションの優先順位よりも低く設定する。
お気に入り機能とは、アプリケーションを所定の動作状態(実行状態)とするために必要な情報があらかじめ不揮発性メモリ11に記憶されて用意されており、この情報を利用してその所定の動作状態となることが可能な機能である。
上述したアプリケーションのうち、ウェブブラウザ機能がお気に入り機能を有している。
上述した判断基準1〜3で示したアプリケーションは、終了した後再度実行された場合に、終了前の動作状態に容易に復帰可能な機能を有するアプリケーションである。すなわち、複数のアプリケーションが実行中である場合に、一度終了しても再実行時に容易に終了前の動作状態に復帰できるアプリケーションの優先順位を低く設定する、という意図の下、判断基準1〜3は設定されている。
(4) 判断基準4
音楽アプリケーションについて、音楽再生中、あるいは音楽録音中である間は、そうでない場合に比べて音楽アプリケーションの優先順位を高く設定する。
音楽再生中に音楽アプリケーションが終了されてしまうと、音楽アプリケーションが再生中の音楽に関する情報が失われ、次回実行時には終了前と無関係に音楽再生が始まってしまう。また、音楽録音中に音楽アプリケーションが終了されてしまうと、録音途中の音声データが消去されてしまい、ユーザに対して重大な損害を与えてしまうことになる。
また、音楽アプリケーションは中断中の状態であっても、音楽を再生し続けることが可能であり(すなわち、表示部3の画面等は通常状態あるいは他のアプリケーションの実行画面に遷移し、音楽のみ再生)、終了されてしまうと音楽アプリケーションの中断状態で音楽を聴いていた或いは録音していたユーザに対して不快感を与えてしまうことがある。
これらのことに鑑み、音楽アプリケーションの音楽再生中あるいは録音中には音楽アプリケーションの優先順位を上げ、音楽アプリケーションが終了されにくいようにする、という意図の下、判断基準4は設定されている。
音楽アプリケーションについて、音楽再生中、あるいは音楽録音中である間は、そうでない場合に比べて音楽アプリケーションの優先順位を高く設定する。
音楽再生中に音楽アプリケーションが終了されてしまうと、音楽アプリケーションが再生中の音楽に関する情報が失われ、次回実行時には終了前と無関係に音楽再生が始まってしまう。また、音楽録音中に音楽アプリケーションが終了されてしまうと、録音途中の音声データが消去されてしまい、ユーザに対して重大な損害を与えてしまうことになる。
また、音楽アプリケーションは中断中の状態であっても、音楽を再生し続けることが可能であり(すなわち、表示部3の画面等は通常状態あるいは他のアプリケーションの実行画面に遷移し、音楽のみ再生)、終了されてしまうと音楽アプリケーションの中断状態で音楽を聴いていた或いは録音していたユーザに対して不快感を与えてしまうことがある。
これらのことに鑑み、音楽アプリケーションの音楽再生中あるいは録音中には音楽アプリケーションの優先順位を上げ、音楽アプリケーションが終了されにくいようにする、という意図の下、判断基準4は設定されている。
(5) 判断基準5
TVアプリケーション及びラジオアプリケーションについて、TV(ラジオ)再生中、あるいはTV(ラジオ)記録中である間は、そうでない場合に比べてTV(ラジオ)アプリケーションの優先順位を高く設定する。
TVアプリケーションは中断中の状態であっても、音声のみを再生し続けることが可能であり(すなわち、表示部3の画面等は通常状態あるいは他のアプリケーションの実行画面に遷移し、受信したTV放送の音声のみ再生)、終了されてしまうとTVアプリケーションの中断状態でTV音声を聴いていたユーザに対して不快感を与えてしまうことがある。ラジオアプリケーションに関しても同様のことが言える。
また、TV(ラジオ)記録中にTV(ラジオ)アプリケーションが終了されてしまうと、記録途中のTV(ラジオ)データが消去されてしまい、ユーザに対して重大な損害を与えてしまうことになる。
これらのことに鑑み、TV(ラジオ)アプリケーションのTV(ラジオ)再生中あるいは記録中にはTV(ラジオ)アプリケーションの優先順位を上げ、TV(ラジオ)アプリケーションが終了されにくいようにする、という意図の下、判断基準5は設定されている。
TVアプリケーション及びラジオアプリケーションについて、TV(ラジオ)再生中、あるいはTV(ラジオ)記録中である間は、そうでない場合に比べてTV(ラジオ)アプリケーションの優先順位を高く設定する。
TVアプリケーションは中断中の状態であっても、音声のみを再生し続けることが可能であり(すなわち、表示部3の画面等は通常状態あるいは他のアプリケーションの実行画面に遷移し、受信したTV放送の音声のみ再生)、終了されてしまうとTVアプリケーションの中断状態でTV音声を聴いていたユーザに対して不快感を与えてしまうことがある。ラジオアプリケーションに関しても同様のことが言える。
また、TV(ラジオ)記録中にTV(ラジオ)アプリケーションが終了されてしまうと、記録途中のTV(ラジオ)データが消去されてしまい、ユーザに対して重大な損害を与えてしまうことになる。
これらのことに鑑み、TV(ラジオ)アプリケーションのTV(ラジオ)再生中あるいは記録中にはTV(ラジオ)アプリケーションの優先順位を上げ、TV(ラジオ)アプリケーションが終了されにくいようにする、という意図の下、判断基準5は設定されている。
(6) 判断基準6
位置情報取得アプリケーションについて、位置情報取得中である間は、そうでない場合に比べて位置情報取得アプリケーションの優先順位を高く設定する。
位置情報取得中に位置情報取得アプリケーションが終了されてしまうと、位置情報取得アプリケーションが取得中の位置情報が失われ、次回実行時には再度位置情報を取得しなおさなければならない。
これらのことに鑑み、位置情報取得アプリケーションの位置情報取得中には位置情報取得アプリケーションの優先順位を上げ、位置情報取得アプリケーションが終了されにくいようにする、という意図の下、判断基準6は設定されている。
位置情報取得アプリケーションについて、位置情報取得中である間は、そうでない場合に比べて位置情報取得アプリケーションの優先順位を高く設定する。
位置情報取得中に位置情報取得アプリケーションが終了されてしまうと、位置情報取得アプリケーションが取得中の位置情報が失われ、次回実行時には再度位置情報を取得しなおさなければならない。
これらのことに鑑み、位置情報取得アプリケーションの位置情報取得中には位置情報取得アプリケーションの優先順位を上げ、位置情報取得アプリケーションが終了されにくいようにする、という意図の下、判断基準6は設定されている。
(7) 判断基準7
電子メールアプリケーションについて、電子メール作成中である間は、そうでない場合に比べて電子メールアプリケーションの優先順位を高く設定する。
電子メール作成中に電子メールアプリケーションが終了されてしまうと、作成中の電子メール情報が失われ、次回実行時には再度電子メールを作成しなおさなければならない。
これらのことに鑑み、電子メールアプリケーションの電子メール作成中には電子メールアプリケーションの優先順位を上げ、電子メールアプリケーションが終了されにくいようにする、という意図の下、判断基準7は設定されている。
電子メールアプリケーションについて、電子メール作成中である間は、そうでない場合に比べて電子メールアプリケーションの優先順位を高く設定する。
電子メール作成中に電子メールアプリケーションが終了されてしまうと、作成中の電子メール情報が失われ、次回実行時には再度電子メールを作成しなおさなければならない。
これらのことに鑑み、電子メールアプリケーションの電子メール作成中には電子メールアプリケーションの優先順位を上げ、電子メールアプリケーションが終了されにくいようにする、という意図の下、判断基準7は設定されている。
(8) 判断基準8
各アプリケーションの実行頻度に応じて、実行頻度の低いアプリケーションの優先順位を実行頻度の高いアプリケーションの優先順位と比べて低く設定する。
これにより、ユーザがよく使用するアプリケーションが終了されにくくなり、ユーザにとっての使い勝手が向上する。
各アプリケーションの実行頻度に応じて、実行頻度の低いアプリケーションの優先順位を実行頻度の高いアプリケーションの優先順位と比べて低く設定する。
これにより、ユーザがよく使用するアプリケーションが終了されにくくなり、ユーザにとっての使い勝手が向上する。
不揮発性メモリ11は、上述したような判断基準を基に、記憶している全アプリケーションの優先順位を設定し、優先順位情報として記憶する。
なお、優先順位情報の形式等については本発明では限定しない。
なお、優先順位情報の形式等については本発明では限定しない。
以下、本実施形態の携帯端末100において、実行部2のアプリケーション実行中に他のアプリケーションの実行が要求された場合の動作例について説明する。
図3にそのフローチャートを示す。
ステップST1:
実行部2は、ユーザの操作部4を介した操作等に応じて、不揮発性メモリ11に記憶されたアプリケーションの実行を開始する。
ステップST2:
ユーザの操作部4を介した操作等により、ステップST1において実行されたアプリケーションが実行された状態で新たにアプリケーションの実行が要求された場合にはステップST3に進み、そうでない場合にはステップST2に戻る。
図3にそのフローチャートを示す。
ステップST1:
実行部2は、ユーザの操作部4を介した操作等に応じて、不揮発性メモリ11に記憶されたアプリケーションの実行を開始する。
ステップST2:
ユーザの操作部4を介した操作等により、ステップST1において実行されたアプリケーションが実行された状態で新たにアプリケーションの実行が要求された場合にはステップST3に進み、そうでない場合にはステップST2に戻る。
ステップST3:
判定部61が、揮発性メモリ12に、ステップST2において実行要求された新たなアプリケーションの実行に必要なメモリ容量が残っていると判定した場合にはステップST6に進み、残っていないと判定した場合はステップST4に進む。
ステップST4:
実行部2は、ステップST2以前に実行していたアプリケーションのうち、不揮発性メモリ11に記憶された優先順位情報の優先順位が最も低いアプリケーションを終了させてステップST3に戻る。
判定部61が、揮発性メモリ12に、ステップST2において実行要求された新たなアプリケーションの実行に必要なメモリ容量が残っていると判定した場合にはステップST6に進み、残っていないと判定した場合はステップST4に進む。
ステップST4:
実行部2は、ステップST2以前に実行していたアプリケーションのうち、不揮発性メモリ11に記憶された優先順位情報の優先順位が最も低いアプリケーションを終了させてステップST3に戻る。
ステップST5:
実行部2は、ステップST2以前に実行していたアプリケーションを中断し、ステップST2において新たに実行を要求されたアプリケーションを実行し、ステップST2に戻る。
実行部2は、ステップST2以前に実行していたアプリケーションを中断し、ステップST2において新たに実行を要求されたアプリケーションを実行し、ステップST2に戻る。
以上説明したように、本第1実施形態の携帯端末100によれば、実行部2は、実行中或いは中断中のアプリケーションがある際に、新たなアプリケーションの実行を要求され、判定部61が新たなアプリケーションの実行に必要なメモリ容量が揮発性メモリ12内に残っていないと判定した場合に、不揮発性メモリ11内の優先順位情報の優先順位に従って、実行中或いは中断中のアプリケーションのうち優先順位が最も低いアプリケーションを終了させてから新たなアプリケーションを実行させるので、実行中或いは中断中のアプリケーションのうちのいずれを終了させて新たなアプリケーションを実行するのかをユーザ自身により決定する必要がなくなり、携帯端末100の使い勝手が向上する。
なお、優先順位が最も高いアプリケーションが複数あった場合に、どのアプリケーションを優先して終了させるかは、本発明では限定しない。例えばランダムで選択したアプリケーションを終了してもよいし、あらかじめより詳細な優先順位を設定しておき、これにしたがって決定されたアプリケーションを終了させてもよい。
本発明は上述した実施形態には限定されない。
すなわち、本発明の実施に際しては、本発明の技術的範囲またはその均等の範囲内において、上述した実施形態の構成要素に関し様々な変更、コンビネーション、サブコンビネーション、並びに代替を行ってもよい。
すなわち、本発明の実施に際しては、本発明の技術的範囲またはその均等の範囲内において、上述した実施形態の構成要素に関し様々な変更、コンビネーション、サブコンビネーション、並びに代替を行ってもよい。
上述した実施形態では、本発明の所定のパラメータの一例として、各アプリケーションの実行時に必要なメモリ容量を挙げたが、本発明はこれには限定されない。すなわち、例えば、所定のパラメータとして、実行中或いは中断中のアプリケーションの数とすることも可能である。この場合、例えば実行中或いは中断中のアプリケーションの数が4つを超える場合に優先順位の最も低いアプリケーションを終了するようにすればよい。
また、本発明では、不揮発性メモリ11が記憶する優先順位情報の優先順位は、必ずしも上述した判断基準による設定方法により設定される必要はない。すなわち、例えば、不揮発性メモリ11は、実行開始からの時間が長いアプリケーションの優先順位を低く設定し、実行部2に最も長い時間実行(中断)中であるアプリケーションを優先的に終了させるようにしてもよい。
100…携帯端末、101…上部筐体、102…下部筐体、103…ヒンジ部、1…記憶部、11…不揮発性メモリ、12…揮発性メモリ、2…実行部、3…表示部、4…操作部、5…優先順位変更部、6…制御部、61…判定部
Claims (13)
- 優先順位がそれぞれ付された複数のアプリケーションを記憶する記憶部と、
前記記憶部に記憶された複数のアプリケーションのうち、実行要求が行われたアプリケーションを実行する実行部と、
前記実行部でのアプリケーションの実行を制御する制御部と、
を有し、
前記制御部は、前記複数のアプリケーションのうちいずれかのアプリケーションが前記実行部により実行されているときに前記複数のアプリケーションのうちいずれかのアプリケーションが前記実行部により新たに実行要求された場合に、前記新たに実行要求されたアプリケーションの実行により所定のパラメータが許容値を越える際には、前記実行部により実行されていたアプリケーションのうち前記優先順位が最も低いアプリケーションの実行を終了するとともに前記新たに実行要求されたアプリケーションを実行する制御を行う
ことを特徴とする電子機器。 - 前記記憶部は、
前記優先順位がそれぞれ付された複数のアプリケーションを記憶する不揮発性メモリと、
前記実行部による前記アプリケーションの実行の際に必要な情報を記憶する揮発性メモリと、
を有し、
前記制御部は、前記アプリケーションの実行に必要な情報の情報量が前記揮発性メモリに記憶可能な情報量の許容値を超えるか否かを判定する判定部を有し、
前記制御部は、前記複数のアプリケーションのうちいずれかのアプリケーションが前記実行部により新たに実行要求された場合に、前記判定部により前記新たに実行要求されたアプリケーションの実行に必要な情報の情報量を前記揮発性メモリに記憶させると前記揮発性メモリに記憶される情報量が許容値を超えるか否かを判定し、その結果、前記揮発性メモリに記憶される情報量が前記許容値を超えると判定された場合には、前記実行部により実行されていたアプリケーションのうち前記優先順位が最も低いアプリケーションの実行を終了するとともに前記新たなアプリケーションを実行する制御を行う
ことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。 - 前記複数のアプリケーションの一は、音楽録音機能或いは音楽再生機能を有する音楽アプリケーションであり、
前記制御部は、前記実行部により前記音楽アプリケーションが実行されて、且つ、前記音楽録音機能または前記音楽再生機能が動作中である場合には、前記実行部により前記音楽アプリケーションが実行されて、且つ、前記音楽録音機能或いは前記音楽再生機能が動作中でない場合に比べて前記音楽アプリケーションの前記優先順位を繰り上げる制御を行う
ことを特徴とする請求項1または2に記載の電子機器。 - 前記複数のアプリケーションの一は、放送信号に基づいた放送記録機能或いは放送再生機能を有する放送アプリケーションであり、
前記制御部は、前記実行部により前記放送アプリケーションが実行されて、且つ、前記放送記録機能または前記放送再生機能が動作中である場合には、前記実行部により前記放送アプリケーションが実行されて、且つ、前記放送記録機能或いは前記放送再生機能が動作中でない場合に比べて前記放送アプリケーションの前記優先順位を繰り上げる制御を行う
ことを特徴とする請求項1または2に記載の電子機器。 - 前記複数のアプリケーションの一は、位置情報を取得する位置情報取得機能を有する位置情報取得アプリケーションであり、
前記制御部は、前記実行部により前記位置情報取得アプリケーションが実行されて、且つ、前記位置情報取得機能が動作中である場合には、前記実行部により前記位置情報取得アプリケーションが実行されて、且つ、前記位置情報取得機能が動作中でない場合に比べて前記位置情報取得アプリケーションの前記優先順位を繰り上げる制御を行う
ことを特徴とする請求項1または2に記載の電子機器。 - 前記複数のアプリケーションの一は、電子メールを作成する電子メール作成機能を有する電子メールアプリケーションであり、
前記制御部は、前記実行部により前記電子メールアプリケーションが実行されて、且つ、前記電子メール作成機能が動作中である場合には、前記実行部により前記電子メールアプリケーションが実行されて、且つ、前記電子メール作成機能が動作中でない場合に比べて前記電子メールアプリケーションの前記優先順位を繰り上げる制御を行う
ことを特徴とする請求項1または2に記載の電子機器。 - 前記複数のアプリケーションの一は、過去の実行履歴を有するとともに当該実行履歴に基づいて過去に実行した動作状態に復帰することができる履歴機能を有する履歴機能付きアプリケーションであり、
前記記憶部は、前記履歴機能付きアプリケーションの前記優先順位を前記履歴機能のないアプリケーションの前記優先順位よりも低く記憶する
ことを特徴とする請求項1または2に記載の電子機器。 - 前記複数のアプリケーションの一は、過去の実行状態に係る情報を前記記憶部に記憶するとともに、前記実行部により前記過去の実行状態と同一の実行状態にするための要求がされると前記記憶部に記憶された過去の実行状態に係る情報を利用して前記過去の実行状態と同一の実行状態に復帰することができるキャッシュ機能を有するキャッシュ機能付きアプリケーションであり、
前記記憶部は、前記キャッシュ機能付きアプリケーションの前記優先順位を前記キャッシュ機能のないアプリケーションの前記優先順位よりも低く記憶する
ことを特徴とする請求項1または2に記載の電子機器。 - 前記複数のアプリケーションの一は、所定の実行状態にするための要求がされると前記記憶部にあらかじめ記憶された前記所定の実行状態にするために必要な情報を利用し手前記所定の実行状態になることができるお気に入り機能を有するお気に入り機能付きアプリケーションであり、
前記記憶部は、前記お気に入り機能付きアプリケーションの前記優先順位を前記お気に入り機能のないアプリケーションの前記優先順位よりも低く記憶する
ことを特徴とする請求項1または2に記載の電子機器。 - 前記記憶部に記憶された前記複数のアプリケーションごとの優先順位を変更する優先順位変更部をさらに有し、
前記優先順位変更部は、前記実行部による前記複数のアプリケーションの実行頻度に応じて前記優先順位を変更する
ことを特徴とする請求項1から9のいずれか一項に記載の電子機器。 - 操作部をさらに有し、
前記優先順位変更部は、前記操作部に対する操作に応じて前記優先順位を変更する
ことを特徴とする請求項1から10のいずれか一項に記載の電子機器。 - 前記優先順位変更部は、前記実行部による前記アプリケーションの実行が開始される際、或いは前記実行部によるアプリケーションの実行中に前記優先順位を変更する
ことを特徴とする請求項1から11のいずれか一項に記載の電子機器。 - 複数のアプリケーションを実行可能な電子機器における制御方法であって、
前記複数のアプリケーションのうちいずれかのアプリケーションが実行されているときに、前記複数のアプリケーションのうちいずれかのアプリケーションが新たに実行要求された場合に、前記新たに実行要求されたアプリケーションの実行により所定のパラメータが許容値を越えるか否かの判定を行う第1の工程と、
前記第1の工程において、前記新たに実行要求されたアプリケーションの実行により所定のパラメータが許容値を越えると判定された際には、実行されていたアプリケーションのうち前記優先順位が最も低いアプリケーションの実行を終了するとともに前記新たに実行要求されたアプリケーションを実行する第2の工程と、
を有することを特徴とする電子機器における制御方法。
Priority Applications (3)
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---|---|---|---|
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US12/524,717 US8631413B2 (en) | 2007-01-26 | 2008-01-28 | Determining the termination priority of applications based on capability of applications to retain operation state information |
PCT/JP2008/051163 WO2008091008A1 (ja) | 2007-01-26 | 2008-01-28 | 電子機器及び電子機器における制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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- 2007-01-26 JP JP2007016322A patent/JP2008186044A/ja active Pending
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