JP2010130252A - 携帯電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】電池残量に応じてファイルのダウンロードを制限して、電池残量の無駄な消費を抑制する。
【解決手段】携帯電話機100は外部とデータの通信をする通信部11と、通信によってダウンロードされたデータを記憶する記憶部16と、電池残量を検出する電源制御部10と、を有し、電源制御部10から検出された電池残量に応じてダウンロードを停止し、ダウンロードを停止する際には、ダウンロード済みの部分だけの未完成ファイルを記憶部16に記憶し、ダウンロード再開時には、ダウンロードされていない部分からダウンロードを再開する。
【選択図】図5

Description

本発明は携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistant)、携帯型ゲーム機、携帯用テレビジョン受信機、携帯用ラジオ受信機等の携帯電子機器に関する。
携帯電子機器の技術分野において、移動体通信網を介してサーバから移動体端末にユーザがデジタルファイルをダウンロードする方法について、下記の特許文献1に記載がある。
この文献に係る発明においては、ダウンロード中に中断があった場合、ファイルの部分的バージョンを保存し、次に、ファイルの失われた部分のみをダウンロードしている。また、リアルタイムで帯域幅を監視し必要があれば、ファイルのダウンロードの中断を行っている。
特表2007―520960号公報
ところで、ファイルのダウンロードは大量の情報を無線で受信するために、常に基地局と通信し続ける必要があり電波を発信し、受信し続ける必要がある。それには大量の電力を消費する。さらに、受信したデータを処理するためにデータ処理回路も高速で駆動し続ける必要がある。この場合も大量の電力を消費する。その結果、ファイルのダウンロードには大量の電力を消費する。特に、近年のダウンロードするファイルサイズの大容量化はこの傾向に拍車をかけている。
例えば、前述の特許文献1にかかるダウンロードの方法では、携帯電子機器の電池残量について考慮されていないため、大量のデータをダウンロードした場合には、ダウンロードの途中で電池残量がなくなるおそれがあり、途中で電池残量がなくなるとダウンロードを最初からやり直すことになる。
また、たとえダウンロードが完了したとしても、その後の携帯電子機器の操作中に電池が切れてしまっては、その時点ではファイル利用できないのでダウンロードを行った意味がない。
さらに、電池残量がなくならなくても、即時のダウンロードを要するような重要なファイルでなかったにもかかわらず、ユーザがダウンロードを強行してしまった場合には、ダウンロードによって電池残量が少なくなってしまい、その後、ユーザが電池残量を気にして携帯電子機器の操作を控えるということも生じかねない。このような場合には、それほど電池残量が減ってしまうことが前もって分かっていれば、ユーザは即時の緊急性まではなかったのであるから、ダウンロードは別の機会にすると必然的に考える。
本発明は、電池残量に応じてファイルのダウンロードを制限可能で、電池残量を有効に活用することが可能な携帯電子機器を提供することにある。
本発明の携帯電子機器は、外部とデータの通信をする通信部と、通信によってダウンロードされたデータを記憶する記憶部と、電池残量を検出する電源制御部と、ダウンロード処理を制御する制御部と、を有し、前記制御部は、前記電源制御部から検出された電池残量に応じてダウンロードを停止し、ダウンロードを停止する際には、ダウンロード済みの部分だけの未完成ファイルを前記記憶部に記憶し、ダウンロード再開時には、ダウンロードされていない部分からダウンロードを再開する。
好適には、本発明の前記制御部は、前記電源制御部から検出された電池残量と、外部とデータの通信をする通信部の通信速度との関係から、電池残量が所定の残量になるまでにダウンロードが完了する場合にのみダウンロードを開始又は再開する。
好適には、本発明の前記制御部は、前記電源制御部から検出された電池残量及びダウンロード時の単位時間当たりの電池消費量からダウンロード可能継続時間を算出し、前記通信部での通信速度とダウンロードされるファイルのサイズからダウンロード必要時間を算出し、前記ダウンロード可能継続時間と前記ダウンロード必要時間との関係から、ダウンロードを停止し又は再開する。
好適には、本発明の前記制御部は、ダウンロード開始時にダウンロードする優先度を予め定めておき、これに応じてダウンロード停止及び再開を決定する。
好適には、本発明の前記制御部は、ダウンロードをバックグラウンドで行う。
本発明によって、電池残量に応じてファイルのダウンロードを制限して、電池残量の無駄な消費を抑制することが可能となる。
図1は、本発明の実施の形態に係る携帯電子機器の外観構造の一例を示す図である。ここでは、携帯電子機器の一例として、折り畳み型の携帯電話機100を想定している。
図1に示されるように、携帯電話機100は、上部筐体101と、下部筐体102と、ヒンジ部103とを有する。
図1(a)は携帯電話機100が開かれた状態(開状態)を示した図であり、図1(b)は携帯電話機100の折り畳まれた状態(閉状態)を示した図である。
図1(a)に示されるように、上部筐体101には、図1(b)に示す携帯電話機100の閉状態においては外部に露出しない一面に表示部14が配置されている。
また、図1(a)に示されるように、下部筐体102には、図1(b)に示す携帯電話機100の閉状態において外部には露出しない一面に操作部12が配置されている。
ヒンジ部103は、上部筐体101と下部筐体102とを開閉し、図1(a)に示す携帯電話機100の開状態と図1(b)に示す閉状態とを遷移可能とする回転軸を有するヒンジ機構である。なお、携帯電話機100の開状態/閉状態は、後述する制御部17により監視されており、制御部17は携帯電話機100の開閉状態を検出することが可能である。
具体的には、携帯電話機100は例えば上部筐体101に配置した図示しない突起部により、下部筐体102の図示しない検出スイッチが押されているか否かを制御部17が監視することにより開閉状態を検出している。すなわち、携帯電話機100は検出スイッチが押下されていれば閉状態、そうでなければ開状態と判定する。なお、開閉検出は、スイッチに限らず、各種センサであってもよい。
図2は、本実施形態に係る携帯電話機100が適用されるファイルダウンロードシステムを示す図である。携帯電話機100がWeb(World Wide Web)上のダウンロードサイト401からファイルをダウンロードする場合、携帯電話機100はまず、基地局300と無線でデータ通信を行う。そして、基地局300はインターネットを含む通信網を利用して、通信網中のダウンロードしたいファイルのあるWeb上のダウンロードサイト401へアクセスする。
図3は図1及び図2の携帯電話機100の信号処理を示すブロック図である。
図3に示されるように、携帯電話機100は、制御・処理の中枢である制御部17と、電源制御部10と、通信部11と、操作部12と、音声入出力部13と、表示部14と、撮像部15と、記憶部16のそれぞれが、アドレス、データ、コントロールのためのラインが複数本からなるシステムバス18に共通に接続され、構成される。
電源制御部10は、例えば、図4にその内部構成の一例が示されるように、電源供給部31と、電流アンプ32から構成される。
電源供給部31は、電池30に接続された電流監視抵抗(R)を介して得られる電流を、携帯電話機100を構成する各構成ブロックに供給する。
また、電流監視抵抗(R)の両端に接続された電流アンプ32は、電流監視抵抗(R)による電圧降下を増幅して制御部17が内蔵するADコンバータ80に出力する。ADコンバータ80はこの電圧降下をデジタル信号に変換する。この変換されたデジタル信号から制御部17は電池残量を算出している。
通信部11は、無線通信システムを捕捉し、通信ネットワークに接続される基地局300との間で無線通信を行い、各種データの送受信を行う。各種データとは、Web上のダウンロードサイト401のからダウンロードされるファイルのデータ、音声通話時の音声データ、メール送受信時のメールデータ、ウェブ閲覧時のウェブページデータ、等である。
操作部12は、例えば、電源キー、通話キー、数字キー、文字キー、方向キー、決定キー、発信キー、ファンクションキーなど、各種の機能が割り当てられたキーを有しており、これらのキーがユーザによって操作された場合に、その操作内容に対応する信号を発生し、これをユーザの指示として制御部17に出力する。
音声入出力部13は、スピーカから出力される音声信号やマイクロフォンにおいて入力される音声信号の入出力処理を行う。
すなわち、音声入出力部13は、マイクロフォンから入力された音声を増幅し、アナログ/デジタル変換を行い、更に符号化等の信号処理を施し、デジタルの音声データに変換して制御部17に出力する。
また、音声入出力部13は、制御部17から供給される音声データに復号化、デジタル/アナログ変換、増幅等の信号処理を施し、アナログの音声信号に変換してスピーカに出力する。
表示部14は、例えばLCDやOLED(Organic light-emitting diode(有機EL))を用いて構成されており、制御部17から供給される映像信号に応じた画像を表示する。
表示部14は、例えば、通信部11による無線発信時における発信先の電話番号、着信時における発信元の電話番号、受信メールや送信メールの内容、日付、時刻、電池残量、発信成否、待ち受け画面等を表示する。
撮像部15は、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサ等の光電変換素子とその制御回路等により構成されるカメラである。
記憶部16では、携帯電話機100の各種処理に利用される各種データを記憶する。制御部16は、例えば制御部17が実行するコンピュータのプログラム、通信相手の電話番号や電子メールアドレス等の個人情報を管理するアドレス帳、着信音やアラーム音を再生するための音声ファイル、待ち受け画面用の画像ファイル、各種の設定データ、プログラムの処理過程で利用される一時的なデータが記憶される。
また、記憶部16ではダウンロードが完了したファイルも記憶する。
なお、記憶部16は、例えば、不揮発性の記憶デバイス(不揮発性半導体メモリ、ハードディスク装置、光ディスク装置など)やランダムアクセス可能な記憶デバイス(例えばSRAM、DRAM)などによって構成される。
制御部17は、携帯電話機100の全体的な動作を統括的に制御する。
すなわち、制御部17は、携帯電話機100の各種処理(回線交換網を介して行われる音声通話、電子メールの作成と送受信、インターネットのWeb上のダウンロードサイト401の閲覧など)が操作部12の操作に応じて適切な手順で実行されるように、上述した各ブロックの動作(通信部11における信号の送受信、表示部14における画像の表示、撮像部15における撮像処理等)を制御する。
さらに、制御部17は、記憶部16に格納されるプログラム(オペレーティングシステム、アプリケーションプログラム等)に基づいて処理を実行するコンピュータ(マイクロプロセッサ)を備えており、このプログラムにおいて指示された手順に従って上述した処理を実行する。
すなわち、制御部17は、記憶部16に格納されるオペレーティングシステムやアプリケーションプログラム等のプログラムから命令コードを順次受け取って処理を実行する。
また、制御部17は、電池残量及び受信電波強度を算出し、その都度、表示更新の有無を判定し、表示部14に表示させる電池残量および受信電波強度の表示を変化させる機能を有する。
また、制御部17は、後述する処理によって消費電流量Iが特定されると、その値の最新のもののみを記憶部16の、電源OFFされても消去されない領域に記憶し、電源ON中においては最新の情報に更新を続ける。
以上の構成を有する携帯電話機100において、インターネット上の画像、映像、音声、プログラム、データ、文書等をダウンロードする場合の制御方法を以下に記載する。
まず、ダウンロードにはユーザの操作によってなされるものと、システム上自動的になされるものとがある。自動的になされる例としては、システムの更新、ウイルスワクチンソフトの更新などを挙げることができる。
電子メールの本文又は電子メールに添付されているファイルが巨大な場合にもダウンドード時と同じ状況となるので、ダウンロードと同じような処理がされる場合がある。
以下に、インターネット上のWebを閲覧中に、ユーザがファイルをダウンロードする操作をした場合について図5に関連付けて説明する。図5はダウンロード指示があった場合の携帯電話機100での制御部17における処理を説明するためのフローチャートである。
<ステップ201及びステップ203の処理の説明>
ステップ201の処理によって、制御部17はダウンロードを開始する命令をうける。つまり、ユーザによって操作部12でダウンロードする旨の操作がされる。
ステップ203の処理において、ユーザによってダウンロードの優先度を選択させる。つまり、ユーザによって操作部12でダウンロードするファイルの優先度の入力がなされる。ここでは2段階に優先度「大」と「小」のみを選択可能である例を記載する。もっとも、後述するように(図6)より細かく優先度を選択させることもできるし、全く選択させないことも可能である。
優先度選択は、ダウンロードするファイルの容量が極めて少ない場合、又は、多少ファイルの容量が大きくても通信環境が極めてよくほとんど時間を消費せずにダウンロードが完了する場合には、これを省略することもできる。また逆に、ファイルの量が巨大すぎて通信時間と無関係にダウンロードできない、またはダウンロードするべきではない場合には、ダウンロード処理を一切行うべきではないのであるから、表示部14においてファイルの容量が巨大すぎてダウンロードできない旨の表示を出して、同じくこれを省略する。
また、ダウンロードするファイルの大きさが一定以上であって、その通信による料金などがあまりに高額になる場合には、ダウンロードする際にその旨の警告を表示部14で行うことも可能である。
<ステップ205及びステップ207の処理の説明>
ステップ205の処理は、制御部17は、既にダウンロードするファイルのあるWeb上のダウンロードサイト401にアクセスしているか否かを判定している。そして、もしアクセスしていない場合には、ステップ207の処理に移行する。
もしアクセスしている場合には、ダウンロードするファイルのあるWeb上のダウンロードサイト401にアクセスする必要はないのであるから、ステップ207の処理を省略してステップ209の処理に移行する。
例えば、システムの自動アップグレードの場合には、ダウンロードするファイルがあるWeb上のダウンロードサイト401にはアクセスしていないので、この場合にはダウンロードを開始するために、別にダウンロードするファイルのあるWeb上のダウンロードサイト401にアクセスすることが必要になり、ステップ207の処理に移行する。
また、電子メールに添付ファイルが添付されていて電子メールの本文は通知されたが、その添付ファイルは携帯電話機100にはいまだダウンロードされていない場合に、そのファイルをダウンロードする旨の操作する場合にも同様に、ステップ207の処理に移行する。
ステップ207の処理がなされると、制御部17は通信部11を制御し基地局300との通信を開始する。次いで、ファイルのあるWeb上のダウンロードサイト401またはサーバにアクセスして、通信回線を確保する。
<ステップ209の処理の説明>
ステップ209の処理は、ダウンロード命令を受けた制御部17は通信部11を制御して、ファイルのあるWeb上のダウンロードサイト401からファイルサイズを取得する。そのファイルサイズは関数D_maxに代入される。
<ステップ211の処理の説明>
次に、ステップ211の処理において制御部17は電池30が充電中か否かを判断する。そして、充電中の時には後述するステップ228の処理へ移行する。ここで、充電中とは充電が先ほどから継続されてなされている場合のみならず、先ほどまでは充電中ではなかったが、電源装置と接続されて現在は充電中となった場合をも含む。
これらの場合には、もはや電池残量を気にする必要はないのであるからダウンロードにどれだけの時間がかかってもよい。充電中の場合には、電池の残量、電波状況による通信速度及びダウンロードするファイルの容量と無関係に、ダウンロードが実行中であるときにはそのままダウンロードを継続することができるし、ダウンロードが停止中であるときにはダウンロードを再開する。
<ステップ213の処理の説明>
充電中ではない場合には、ステップ213の処理によって、制御部17は電源制御部10から電池残量情報を取得する。この電池残量情報は関数P_batteryに代入される。もっとも、電池残量の最大容量は使用及び時間を経るごとに減少するので、制御部17において時間経過をも計測して補正をする必要がある。
なお、図示していないが、検出された電池残量情報が、一定以下(例えば、フル充電の1/10)であるときには、後述するステップ226の処理であるダウンロードを停止する処理を行い、以後のダウンロードを一切停止することが望ましい。
その理由は、この場合にはたとえダウンロードが完了したとしても、電池残量があまりにも少なく、ダウンロード情報を利用することはほとんどできず、ダウンロード完了することに意味がないからである。この場合であっても、充電が始まった時にはステップ211の処理によってダウンロードが再開される。
<ステップ214の処理の説明>
次に、ステップ214の処理によって、制御部17は記憶部16から、データ通信を行っている時に単位時間(秒)あたりに電池残量をどれだけ消費するのかという情報を取得する。そして、この電池消費量情報は関数P_lostに代入される。
この単位時間当たりの電池消費量情報(P_lost)は携帯電話機100の工場出荷時に最初から記憶部16に記憶しておく。
もっとも、必ずしも工場出荷時に記憶している情報のみを用いる必要はなく、過去一定時間の通信を行った時にどれだけの電池残量が減ったかの情報から制御部17が割り出して記憶部16に記憶しておくこともできる。さらに、既にダウンロード継続中であるときには、その継続中であるダウンロードにおいて、一定時間の間にどれだけ電池残量が減少してきたのかを算出して求めることもできる。
<ステップ216の処理の説明>
その次に、ステップ216の処理において、制御部17は単位時間あたりにどれだけのダウンロードが可能かの情報を得る。すでにダウンロード継続中の時にはそのほんの少し前の瞬間のダウンロードの速度(bit/s)がこの情報となる。一方、ダウンロードが停止されていた時には、ほんの少し前にはダウンロードの速度を有していないことから、再度ダウンロードを開始して一定時間経過後にダウンロード速度を求める。
もっとも、電池残量が一定以下(たとえば、フル充電の1/4以下)となっているときには、前回アクセスしたときのダウンロードの速度をこのダウンロード速度とする。その理由は、再度そのWeb上のダウンロードサイト401にアクセスしてファイルの一部をダウンロードしてそのダウンロード速度を求めるということは、携帯電話機100は再度電波を出して基地局300と通信を行うということである。そして、それには多くの電池残量を消費してしまうのであるから、電池残量がすでに一定以下(たとえば、完全充電の1/4以下)になっている状態ではそれ自体が電池残量に負担をかけてしまうからである。
以上の操作によって得られた、ダウンロード速度を関数D_possibleに入力する。
<ステップ218の処理の説明>
その後、制御部17は、ダウンロードするファイルサイズから既にダウンロード完了したファイルの容量を引いて、今後ダウンロードしなければならないファイルの残量を計算する。
このファイル残量(D_max)−(ダウンロード済みのファイルの容量)を関数D_restに代入する。
<ステップ220、ステップ222の処理の説明>
ステップ220の処理はダウンロードを開始(再開)するか停止するかを決定するための判断を行う。具体的には、(D_rest/D_possible)÷(P_battery/P_Lost)を計算して、その値が一定以上(この実施例では、9/10以上)であるか、一定以下(この実施例では、1/10以下)であるか、それともその中間であるかを算出する。
そして、制御部17は、その値によって各々後述するステップ222の処理、ステップ226の処理又はステップ228の処理に移行するかを判断する。
この演算の意味を説明する。最初に、D_rest/D_possibleは残りのファイルを全てダウンロードするには、あとどれだけの時間がかかるかを演算している。
つまり、ダウンロードしなければならないファイル残量(D_rest)を現在の単位時間当たりのダウンロード量であるダウンロード速度(D_possible)で割ると、残りのファイルを全てダウンロードするのに必要な時間(秒)が求められる(ダウンロード必要時間)。
次に、P_battery/P_Lostは、現在のバッテリー残量でダウンロードを続けることができる時間を演算している。つまり、現在の電池残量情報(P_battery)をダウンロード時の単位時間当たりの消費電力である電池消費量情報(P_lost)で割ると、ダウンロードを継続可能な時間(秒)が求められる(ダウンロード継続可能時間)。
ダウンロード必要時間(D_rest/D_possible)をダウンロード継続可能時間(D_rest/D_possible)で割った値(以下、「電力消費割合」といい、符号「W」で表す)について説明する。
電力消費量割合(W)が1以上であるということは、残りのファイルを全てダウンロードするのに必要な時間がダウンロードを継続可能な時間を上回っていることを表している。
この場合にはダウンロードを開始して、電池残量が残っているうちにダウンロードは終了しないのであるから、ダウンロードしたファイルを即時で利用することはできず、ダウンロードを開始しても無意味である。また、ダウンロード中であっても、同じくダウンロードしたファイルを即時で利用することはできず、これ以上ダウンロードを続けても無意味である。
そこで、この場合には、ダウンロード中であれば直ちにダウンロードを停止し、ダウンロードが既に停止しているのであればその停止を継続する必要がある。
もっとも、電力消費割合(W)が1でない場合であっても、ダウンロードしても無意味である場合がある。その理由は、ダウンロードが完了しても電池残量があまりに少ない場合にはダウンロードしてもほとんど携帯電話機100の操作を行えないからである。そこで、1よりも少ない値を基準としてこれ以上であるか否かによってダウンロードを停止するか否かを判定するべきである。たとえば、9/10とすることが考えられ、ここではこの値を用いて説明する。
逆に、電力消費量割合(W)が小さい値であるということは、ダウンロードを行っても電池残量が十分に確保できているので、ユーザの要求に従ってダウンロードを行っても問題がないことを示している。その場合には、ダウンロード中であればそのダウンロードを継続すればよいし、ダウンロードが停止中であれば再開する。そのために、この場合には後述のステップ232の処理に移る。
ステップ222の処理は、その中間(9/10〜1/10)である場合の処理を行っている。具体的には、ステップ203の処理で入力された優先度が「大」のときには、ダウンロードを再開又は継続する処理であるステップ228の処理に移る。逆に、ステップ203の処理で入力された優先度が「小」のときには、ダウンロードを停止又は停止を継続する処理である226処理に移る。
このような処理をする必要性について述べる。その中間(9/10〜1/10)である場合には、ダウンロードすると一定割合で電池残量の減少がおこり、以後、携帯電話機100を操作すると電池残量がなくなる可能性が生ずる。その状態ではユーザは、携帯電話機100の使用を控える必要が生ずる可能性が高まり、不都合が生ずるおそれがある。もっとも、ユーザはそのおそれを承知の上でダウンロードをしなければならない様な緊急の必要性がある場合も考えられる。この場合には、ダウンロードを行う必要がある。
そこで、ステップ203の処理でダウンロードの優先度を選択させたことが生きる。つまり、ダウンロードの優先度が「大」であるときにはダウンロードを再開又は継続(ステップ232の処理へ移行)し、優先度が「小」であるときにはダウンロードを停止又は停止を継続(ステップ230の処理へ移行)する。
なお、たとえダウンロードの優先度が「大」であっても、ダウンロードの結果として電池残量がゼロとなったのではダウンロードした意味がないのであるから、その優先度にかかわらず電力消費割合(W)が9/10以上の時にはダウンロードしないことが必要である。したがって、電力消費割合(W)が9/10以上の時には、ダウンロード優先度にかかわらずダウンロード停止又は停止を継続する。
また逆に、たとえダウンロードの優先度が「小」であっても、ダウンロードの結果として電池の消耗が極めて少ない時にはダウンロードを行っても何ら問題がないので、その優先度にかかわらず電力消費割合(W)が1/10以下の時にはダウンロードしてもよい。したがって、電力消費割合(W)が1/10以上の時には、ダウンロード優先度にかかわらずダウンロード再開又は継続する。
なお、以上の判定に用いた値である9/10及び同じく判定に用いた値である1/10は、適宜変更可能であることは当然である。電池残量を例えば4段階(3本、2本、1本、0本)で区分けしている時には、2本から1本となる区切としている値に該当する値を9/10代わりに用いてもよい。
<ステップ220及びステップ222処理の変形例>
図6は、本発明の実施形態の変形例を説明するためのフローチャートである。基本的な構成は図5と同じであるから、変更のあった部分であるステップ220の処理以下の部分のみを記載している。変更のあった点は、優先度を前述の「大」「小」のみではなく、「中」をも加えてより細かくダウンロード制御を可能としたものである。
220処理部において、4段階に区別される。まず9/10以上の時に無条件でダウンロードの停止又は停止が継続されること、及び、1/10以下の場合にも無条件でダウンロードの再開又は継続がなされることは同様である。
しかし、前述の例では電力消費割合(W)が9/10〜1/10では一つの区分けであったが、本変形例ではこれを2分割している。これによって、電力消費割合(W)9/10〜5/10では、ダウンロードの優先度が「大」のときのみダウンロードを再開又は継続し、「中」及び「小」の時にはダウンロードを停止又は停止を継続する。そして、電力消費割合(W)5/10〜1/10では、ダウンロードの優先度が「大」及び「中」のときダウンロードを再開又は継続し、「小」の時のみダウンロードを停止又は停止を継続する。これによって、より細かい制御が可能となる。さらに、優先度をより細かく選択させて、よりきめ細かい制御も可能である。
<ステップ226の処理の説明>
ステップ226の処理は、制御部17がダウンロードを停止又は停止を継続させるための処理をおこなっている。具体的には、ダウンロードが既に停止しているときにはそのまま何もせずにしておき、ダウンロード継続中であればダウンロードを停止する後述のステップ230の処理をおこなうための区分けをおこなっている。
<ステップ228の処理の説明>
ステップ228の処理は、制御部17がダウンロードを再開又は継続させるための処理をおこなっている。具体的には、ダウンロードが既に継続しているときにはそのまま何もせずにしておき、ダウンロード停止中であればダウンロードを再開する後述のステップ232の処理をおこなうための区分けをおこなっている。
<ステップ230の処理の説明>
ステップ230の処理は、制御部17がダウンロードを停止する処理をおこなう。停止する場合には、その時点までに終了したダウンロード済みのファイルを記憶部16に保存し、ダウンロードがどこまで終了したか、それによってどこから再開すればよいのかを記憶部16又は制御部17内の短期記憶部に記憶する。また、ファイルの存在するWebのアドレスについても同様に記憶部16又は制御部17内の短期記憶部に記憶する。これは、後述するステップ232処理によってダウンロード再開するときに必要となるからである。
なお、この時には途中で停止した旨の表示を携帯電話機100の表示部14に表示することもできるし、一定の操作された時に表示部14に表示することとしてもよい。
<ステップ232の処理の説明>
ステップ230の処理は、ダウンロードを再開する処理をおこなう。再開する場合には、記憶部16又は制御部17内の短期記憶部に記憶されているWebのアドレスを参照してWebの上のファイルに再びアクセスする。そして、同じく記憶部16又は制御部17内の短期記憶部に記憶されているどこから再開すればよいかの情報を参照して、その部分からダウンロードを再開する。
なお、この再開した旨の表示を携帯電話機100の表示部14に表示することもできるし、一定の操作がなされた時に表示部14に表示することとしてもよい。
<ステップ234の処理の説明>
ステップ234の処理は、ダウンロードが完了していないかを判定する。そして、ダウンロードが完了している場合にはステップ236に移行する。ダウンロードが完了していない時には、前述のステップ211に戻って再度繰り返し処理を行う。
<ステップ236の処理の説明>
ステップ236の処理は、ダウンロードを終了する処理を行う。具体的には、ダウンロードしたファイルを記憶部16の中でも携帯電話機100の電源を切っても消去されない領域に記憶する。
<ステップ211の処理へ戻る繰り返し処理>
ステップ234の処理でダウンロードが完了していない時には、再びステップ211の処理に戻って、これを繰り返す。
ところで、繰り返しがあるとステップ211〜ステップ232の処理が再度行われるが、ステップ216の処理について述べる。ステップ216の処理は、すでにダウンロード継続中の時にはそのほんの少し前の瞬間のダウンロードの速度(bit/s)をダウンロード速度とするが、ダウンロードが停止されていた時には、再度そのWeb上のダウンロードサイト401にアクセスしてファイルの一部をダウンロードしてそのダウンロード速度を求めるものであった。
これにより、ダウンロード停止中にステップ216の処理をおこなうと、それを行うだけで多くの電池残量を消費することになる。そして、ダウンロード停止中には通常電池残量に余裕がない場合が多いであろうから、この繰返し間隔を短くしてしまうと電池残量を消費してしまうステップ216の処理を何度も繰り返すことになり、ただでさえ少ない電池残量を消費してしまう。
したがって、ダウンロード停止中はこの繰返し間隔を短くすることはできない。一方、ダウンロード継続中の場合には、ダウンロード処理においてダウンロード速度は特段の処理なく容易に求められるのであるから、新たに多くの消費電力を消費するわけではないので、この繰返し間隔は短くてよい。
そこで、繰返し間隔は、ダウンロード継続中は10秒とし、ダウンロード停止中は20分としている。もっとも、この間隔はあくまで一例でありこの数値に限定されない。
さらに、ダウンロード停止中であっても、この20分の間隔があかなくてもこの繰返しを開始する方が望ましい場合もある。そのような場合について説明する。
ところで、携帯電話機100においてファイルをダウンロードする場合の通信速度は、大きく分けて2つの部分の通信速度に依存する。一つは図2の携帯電話機100と基地局300との間の無線での通信速度であり、もう一つは図2の基地局300とダウンロードするファイルのあるWeb上のダウンロードサイト401との間の通信速度である。そして、ファイルを現実にダウンロード可能な速度は両者のうち遅い方である。したがって、通信速度が遅くなっていることによって、D_possibleの値が小さくなる原因には、携帯電話機100と基地局300との間の無線での通信速度(以下、この通信速度を「無線通信速度」という。)が遅い場合と、基地局300とダウンロードするファイルのあるWeb上のダウンロードサイト401との間の通信速度(以下、この通信速度を「インターネット通信速度」という)が遅い場合の2つがある。
そのうち、インターネット通信速度は携帯電話機100の位置などの受信状況によって基本的に影響されないし、短時間で大きくその値は変化しない。一方、無線通信速度は携帯電話機100の位置・状況によって極めて大きな影響を受け、短時間で大きくその値は変化する。
そこで、この20分の間隔中であっても電波状況が極めて悪い状態から、電波状況が改善し無線通信速度が急上昇したときには、臨時で繰返し開始を行ってステップ211処理以下の処理を開始するのが望ましい。
ただし、この臨時の繰返し開始が短時間に何度も起こる時には、たとえば地下鉄の電車内などであるときには、その可能性が高く、ダウンロードを開始してもすぐにダウンロードできなくなってしまうのであるから、このときには臨時の繰り返しは行わないこととする。
また、携帯電話機100のオペレーションシステム(OS)はシングルタスク方式ではなく、マルチタスク方式とする。そうすることによって、以上で述べてきたダウンロード操作に伴う処理はバックグラウンドで行うことが可能となる。つまり、ダウンロード実行中であっても、ユーザは携帯電話機100の通常の操作を行えるようになる。
これによって、ユーザは通常の操作はもちろん、ダウンロード操作も複数並列に行うことも可能となる。
このようにマルチタスク方式で制御部17は携帯電話機100を制御しているが、マルチタスク方式の制御においては同時に複数の処理を行うと、ユーザがその時に行いたい処理に機敏に対応できなくなってしまうことが起こりえる。ダウンロード処理はユーザがその時に行いたい処理に比べれば緊急性がないのであるから、ダウンロード処理の優先度は低くする。
その方法として、携帯電話機100の開状態/閉状態は制御部17が検出可能であるのであるから、携帯電話機100が閉状態にある場合にダウンロード処理の優先順位を高くして優先的に処理を行い、開状態にある場合にはユーザがその時に要求する処理の優先度を高くして優先的に処理を行う方法がある。
なお、スライド式の携帯電話機100においてはスライドクローズ状態にある場合にダウンロード処理の優先順位を高くして優先的に処理を行い。スライドオープン状態ではユーザがその時に要求する処理の優先度を高くして優先的に処理を行う方法がある。
また、別の方法としては、キーロックがあった場合に、同じくダウンロード処理の優先順位を高くして優先的に処理を行い、キーロック解除の状態ではユーザがその時に要求する処理の優先度を高くして優先的に処理を行う方法がある。
この処理によって、ダウンロード処理の命令を受けている状態であっても、ユーザが携帯電話機100を操作するときにユーザの操作に対して迅速に対応できる。
上記のように複数のファイルを同時にダウンロード操作ができるとなると、複数のダウンロードファイルが同時にダウンロードされている時には、どれを優先するかの問題が生じる。この優先順位の決定方法は複数考えられるがその一例として、第一に、ユーザが選択した優先順位が高いものを優先する。そして、第二に、優先順位が同じであればダウンロード完了までの時間が短いものを優先する。
この方法によって、複数のダウンロードファイルについて第1順位から第2順位・・と全て順位がつけられる。なお、ダウンロードの途中でそのファイルがあるWeb上のダウンロードサイト401との通信速度が低下したことや、ユーザによって優先度が変化させられることによって、このダウンロードする優先順位は適時に変更される。
このように優先順位が決定されて優先順位の高いものから順次ダウンロードしてゆく。もっとも、このダウンロードは、必ずしも優先順位の高いファイルのダウンロードが完了してから次の優先順位のファイルをダウンロードするようなシングルタスク方法によってダウンロードしてゆく必要はない。複数のファイルを平行にダウンロードしてゆくことができるマルチタスク方法によるべきである。この点について以下で説明する。
まず、前提として、携帯電話機100においてファイルをダウンロードする場合の通信速度は、大きく分けて2つの部分の通信速度に依存する。一つは携帯電話機100と基地局300との間の無線での通信速度である無線通信速度であり、もう一つは基地局300とダウンロードするWeb上のダウンロードサイト401との間の通信速度であるインターネット通信速度である。
そして、ファイルを現実にダウンロード可能な速度は両者のうち遅いほうである。ここで、無線通信速度はインターネット通信速度よりも遅いのが通常であるが、多くの人間がアクセスするWeb上のダウンロードサイト401のファイルをダウンロードするときや、ダウンロードするファイルのあるWeb上のダウンロードサイト401が遅い回線にしかつながっていないときには、インターネット通信速度は無線通信速度よりも遅いことがあり得る。
上記の前提をもとに、優先順位が1位のファイルをダウンロードしているときのインターネット通信速度が無線通信速度を上回っている場合について説明する。
インターネット通信速度が無線通信速度を上回っているということは、無線通信回線を最大限利用して優先順位が1位のファイルをダウンロードしていることになる。この場合には、そのまま、優先順位が1位のファイルをダウンロードし続ければよい。そして優先順位が1位のファイルのダウンロードが完了してから、第2順位であるファイルをダウンロードする。
では逆に、無線通信速度が、優先順位が1位のファイルをダウンロードしているときのインターネット通信速度を上回っている場合について説明する。
このときは、携帯電話機100と基地局300との間の無線通信回線はその無線通信速度がインターネット通信速度を上回っている分だけ使われずに有効利用されていないことになる。この有効利用されていない回線を優先順位が第1位のファイルのダウンロードしているファイルのダウンロードに使うことはできない。なぜなら、優先順位が第1位のファイルが基地局300までに転送される速度が遅いことであるから回線が有効利用されていない原因となっているのであり、これを早くすることはできないからである。そうすると、この有効利用されていない回線は優先順位が2番目のファイルのダウンロードに割り振って有効利用するべきである。そうしても、余った無線通信回線を利用しただけであり、優先順位第1のファイルのダウンロード速度が遅くなるということはない。
優先順位が1位のファイルに加えてこの優先順位第2位のファイルをダウンロードしてもなお、無線通信回線が余っている時にはさらに、優先順位第3位のファイルをダウンロードする。以下、可能であればさらに加えてダウンロードを行うことが可能である。
また、無線通信速度が低下した時には、優先順位が下位のものから順次ダウンロードを停止する。
図7は、上記方法を用いた携帯電話機100の表示部14の表示方法の一例である。図7(a)は表示部14の右下の電波型のマーク141はダウンロード中のファイルがあることを示している。そして、その隣の数字143である「2」は2個のファイルをダウンロード中であることを示している。もっとも、この表示方法はこれに限られるわけではなく、ダウンロード中の数に加えてダウンロード完了したものの数をも表示していてもよい。
また、アンテナピクト142は電波状況を表示しており、たとえば、5段階(4本、3本、2本、1本、0本)に区分されて表示される。さらに、電池ピクト144は電磁状況を表示しており、たとえば、4段階(3本、2本、1本、0本)に区分されて表示される。
そして、通常は図7(a)のように、携帯電話機100の操作に邪魔にならないように表示を行うが、一定の操作を行うと図7(b)のように、その内容が表示される。この表示はウインドウ145形式で表示されていて、そのウインドウ145内部には、たとえば、ダウンロード中なのか完了したのか、ファイル名、ダウンロードしているWeb上のダウンロードサイトのアドレス、ダウンロードするファイルのファイル全量情報(D_max)、ダウンロード速度(D_possible)、ダウンロード完了予定時間、ファイルダウンロードの優先順位が表示される。
ウインドウ145内にはピクト表示147もなされる。このピクト表示147はダウンロードの完了分に合わせて棒グラフが順次伸びていく方式で、どの程度完了したのかが分かるように表示する。これによって、携帯電話機100の操作者はどの程度までダウンロードが完了しているのか、あとどれほど時間がかかるのかを知ることができる。
また、ウインドウ145の画面において、ユーザはダウンロードの撤回や、優先度の変更も可能とする。
ユーザは、ウインドウ145の画面を参照してダウンロードの状況を知ることができる上に、ユーザはダウンロードの撤回、優先度の変更をもできるのであるから、ユーザはダウンロードするファイルの重要性をダウンロード指示した後に再度判断して、これに応じてダウンロードの撤回及び優先度の変更することができる。
以上の実施形態によれば、携帯電話機100は外部とデータの通信をする通信部11と、通信によってダウンロードされたデータを記憶する記憶部16と、電池残量を検出する電源制御部10と、を有し、電源制御部10から検出された電池残量に応じてダウンロードを停止し、ダウンロードを停止する際には、ダウンロード済みの部分だけの未完成ファイルを記憶部16に記憶し、ダウンロード再開時には、ダウンロードされていない部分からダウンロードを再開するので、電池残量が少ない場合にはダウンロード停止されるので、電池残量の消費を防ぐことができる。
また、ダウンロードの途中でダウンロードを停止していてその後ダウンロードが再開されたときには、既にダウンロードが完了した部分についてはダウンロードする必要がなく、ダウンロードが完了していない部分からダウンロードを始めることができる。そして、すでにダウンロードが完了した部分についてはダウンロードしなくて済むので電池残量の消費を抑えることができる。
電源制御部10から検出された電池残量(P_battery)と、外部とデータの通信をする通信部11の通信速度(D_possible)との関係から、電池残量(P_battery)が所定の残量になるまでにダウンロードが完了する場合にのみダウンロードを開始又は再開するので、ダウンロードの途中で電源が切れてしまうこと、または、ダウンロードはしたものの電池残量が少なくて携帯電話機100を使うことを控えるということが生じないという効果を有する。
また、これによって、通信速度が遅くなったときにもダウンロードを中止することができ、電池残量の消費を抑えることができる。さらに、このことは通信速度が遅くなったときにはダウンロードするための通信を行わないということであるから、無駄な通信を行わなくてすむ。
電源制御部10からの電池残量(P_battery)及び前記記憶部16が記憶しているダウンロードを続けることによる電池消費量(P_lost)からダウンロード可能継続時間を算出し、 前記通信部11での通信速度(D_possible)とダウンロードされるファイルのサイズ(D_max)からダウンロード必要時間を算出し、前記ダウンロード可能継続時間とダウンロード必要時間との関係から、ダウンロードを停止し又は再開している。
これによって、電池残量(P_battery)がなくなるまでにダウンロードが完了する場合にのみダウンロードを開始又は再開するので、ダウンロードの途中で電源が切れてしまうこと、または、ダウンロードはしたものの電池残量が少なくて携帯電話機100を使うことを控えるということが生じないという効果を有する。
ダウンロード開始時に、ダウンロードする優先度を予め定めておき、これに応じてダウンロード停止及び再開を決定することから、電池残量が残り少なくてもダウンロードを行うか否かについて細かい制御が可能となる。そして、そのことから、ユーザは必要なファイルのみを急いでダウンロードして利用可能となるので、より利便性が増す。
ダウンロードはバックグラウンドで行い、ダウンロード作業中であっても操作が可能であることから、ダウンロードの途中であっても他の携帯電話機100の操作が可能であるし、複数のファイルを同時にダウンロードすることも可能となる。
また、バックグラウンドで行い、ダウンロードの途中でダウンロード停止操作をも行えるようにすることができるのであるから、途中で必要なくなったファイルをそれ以上ダウンロードしなくて済むので、無駄なダウンロードを避けることができる。
さらに、実際に前もって電池の容量が減ってしまう旨の表示のみがあって、それによってダウンロードをやめてしまうと、ダウンロードをしようとしたこと自体を忘れてしまう恐れがあるが、ダウンロードはバックグラウンドで行い、ダウンロード作業中であっても携帯電話機100の操作を可能であることから、このようなことを避けることができる。
なお、以上の実施形態において、携帯電話機100は本発明の携帯電子装置の一例である。
本発明は、以上の実施形態に限定されず、種々の態様で実施されてよい。
携帯電子機器は、携帯電話機100に限定されない。例えば、携帯電子機器は、ノートパソコン、PDA、ゲーム機、カメラであってもよい。また、携帯電子機器は、折り畳み式のものに限定されない。ケースが一体的に構成されたもの(1つのみのケース)であってもよい。
<異なる実施形態>
また、以上の実施形態では、ダウンロード完了までに要する時間と電池残量の消費を計算して、ダウンロードを再開・継続するか、それとも、停止・停止を継続するかを決定していたが、それほど厳密な制御をしない実施形態も可能である。
具体的には、表示部14においては電池残量を例えば4段階(3本、2本、1本、0本)に分けて表示しているが、これが最大を示す3本からその次の2本になった場合にはダウンロードを停止するということもできる。また、同じく表示部14においては、電波環境を例えば5段階(4本、3本、2本、1本、0本)に分けて表示しているが、これが最大を示す4本からその次の3本になった場合にはダウンロードを停止するということもできる。さらに、ダウンロード速度が50bpsとなった時にはダウンロードを停止するということもできる。そして、これらは工場出荷時に予め設定しておくが、ユーザが後に設定変更できるようにすることも可能である。
本発明の実施の形態に係る携帯電子機器の外観構造の一例を示す図である。 携帯電話機100が適用されるファイルダウンロードシステムを示す図である。 携帯電話機100の信号処理を示すブロック図である。 電源制御部10の内部構造を示す説明図である。 ダウンローロード指示があった場合の制御部17における処理を説明するためのフローチャートである。 本発明の実施形態の変形例を説明するためのフローチャートである。 本発明の携帯電話機100の表示部14の表示方法の一例である。
符号の説明
10…電源制御部、11…通信部、12…操作部、13…音声入出力部、14…表示部、15…撮影部、16…記憶部、17…制御部、18…システムパス、30…電池、31…電源供給部、32…電流アンプ、80…ADコンバータ80、100…携帯電話機、101…上部筐体、102…下部筐体、300…基地局、401…ダウンロードサイト、P_battery…電池残量情報、P_lost…電池消費量情報、D_possible…ダウンロード速度、D_rest…ファイル残量、D_max…ファイルサイズ情報、W…電力消費割合

Claims (5)

  1. 外部とデータの通信をする通信部と、
    通信によってダウンロードされたデータを記憶する記憶部と、
    電池残量を検出する電源制御部と、
    ダウンロード処理を制御する制御部と、を有し、
    前記制御部は、前記電源制御部から検出された電池残量に応じてダウンロードを停止し、ダウンロードを停止する際には、ダウンロード済みの部分だけの未完成ファイルを前記記憶部に記憶し、ダウンロード再開時には、ダウンロードされていない部分からダウンロードを再開する
    携帯電子機器。
  2. 前記制御部は、前記電源制御部から検出された電池残量と、外部とデータの通信をする通信部の通信速度との関係から、電池残量が所定の残量になるまでにダウンロードが完了する場合にのみダウンロードを開始又は再開する
    請求項1に記載の携帯電子機器。
  3. 前記制御部は、
    前記電源制御部から検出された電池残量及びダウンロード時の単位時間当たりの電池消費量からダウンロード可能継続時間を算出し、
    前記通信部での通信速度とダウンロードされるファイルのサイズからダウンロード必要時間を算出し、
    前記ダウンロード可能継続時間と前記ダウンロード必要時間との関係から、ダウンロードを停止し又は再開する
    請求項1又は2に記載の携帯電子機器。
  4. 前記制御部は、ダウンロード開始時にダウンロードする優先度を予め定めておき、当該優先度に応じてダウンロード停止及び再開を決定する
    請求項1〜3いずれか1項に記載の携帯電子機器。
  5. 前記制御部は、ダウンロードをバックグラウンドで行う
    請求項1〜4いずれか1項に記載の携帯電子機器。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012037601A (ja) * 2010-08-04 2012-02-23 Hitachi Automotive Systems Ltd 地図データ配信システム、端末装置及び地図データ配信方法
JP2013042302A (ja) * 2011-08-12 2013-02-28 Buffalo Inc 無線端末及びプログラム
JP2014209330A (ja) * 2013-03-26 2014-11-06 株式会社リコー 端末、端末システム及びプログラム

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