JP2008141421A - 携帯端末、携帯端末制御装置、携帯端末制御方法および携帯端末制御プログラム - Google Patents

携帯端末、携帯端末制御装置、携帯端末制御方法および携帯端末制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】携帯端末のみで、携帯端末が置き忘れられたかを判定する。
【解決手段】使用者によって携帯されて操作される携帯端末であって、携帯端末は、電話の着信やメール受信などに応じてスピーカーやバイブレータなどが動作すると、タイマーの計測をスタートさせるとともに、かかる動作後の携帯端末に対する使用者の操作を監視する。そして、動作してから使用者が操作で反応するまでの時間が、予め定めた時間内にない場合には、例えば、受信したメールを開封する操作が携帯端末に対して行われず、予め定めた時間が経過した場合には、置き忘れられたと判定する。一方、予め定めた時間内に、携帯端末に対する使用者の操作がある場合には、置き忘れられたとは判定しない。これにより、携帯端末のみで、置き忘れられたか否かを判定することができる。
【選択図】 図1

Description

この発明は、使用者によって携帯されて操作される携帯端末、携帯端末制御装置、携帯端末制御方法および携帯端末制御プログラムに関する。
従来、携帯端末(例えば、携帯電話、PHS、PDA、ノートパソコンなど)が置き忘れられた際に、使用者に発生する不都合を回避する目的で、様々な工夫がなされている。特に、使用者が携帯端末の置き忘れに気づかない場合において、携帯端末が置き忘れられたことに自動的に対応できるようにするために、携帯端末が、置き忘れられたことを自動的に認識するためにはどうすべきかという点に関して、様々な取り組みがなされている。
例えば、特許文献1(特開2003−87368号公報)では、携帯端末が、携帯端末と付属無線装置との間の距離を用いて、置き忘れられたことを自動的に認識する技術が開示されている。具体的には、付属無線装置は、使用者に常に保持され、携帯端末と付属無線装置とは、近距離無線通信(ブルートゥース等)による通信を行うことにより両端末の距離が一定の範囲に存在しているか否かを判断している。そして、携帯端末は、付属無線装置の一定の範囲にないことを(使用者からの距離が一定の範囲を超えていることを)探知すると、置き忘れられたと自動的に認識する。
特開2003−87368号公報(第1−3頁、第1図)
ところで、上記した従来の技術では、携帯端末だけでは携帯端末の置き忘れ判断を実現
することができないという問題点があった。具体的には、携帯端末が置き忘れられているかの判断は、携帯端末のみで行うことはできず、置き忘れられたかどうかを監視する装置(例えば、近距離通信無線を利用した付属無線装置)等がなければ実現することができなかった。
そこで、この発明は、上述した従来技術の課題を解決するためになされたものであり、携帯端末が、携帯端末のみで置き忘れられたことを判定することが可能な携帯端末、携帯端末制御装置、携帯端末制御方法および携帯端末制御プログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、請求項1に係る発明は、使用者によって携帯されて操作される携帯端末であって、前記携帯端末に対する使用者の操作内容であって当該携帯端末の置き忘れを判定する際に用いられる置き忘れ条件を記憶する置き忘れ条件記憶手段と、前記携帯端末が動作した後に、当該携帯端末に対する使用者の操作を監視する操作監視手段と、前記操作監視手段による監視結果と前記置き忘れ条件記憶手段に記憶された置き忘れ条件とを比較し、当該監視結果が当該置き忘れ条件を満たす場合に、前記携帯端末が置き忘れられたと判定する置き忘れ判定手段と、を備えたことを特徴とする。
また、請求項2に係る発明は、上記の発明において、前記置き忘れ条件記憶手段は、前記置き忘れ条件として、前記携帯端末が動作してから前記使用者が操作で反応するまでに要する時間を示す反応時間を記憶し、前記操作監視手段は、前記携帯端末が動作した後に、当該携帯端末に対する使用者の操作があったか否かを監視し、前記置き忘れ判定手段は、前記携帯端末が動作してから前記置き忘れ条件記憶手段に記憶された反応時間を経過するまでに、当該携帯端末に対する使用者の操作がないことが前記操作監視手段によって監視された場合に、当該携帯端末が置き忘れられたと判定することを特徴とする。
また、請求項3に係る発明は、上記の発明において、前記携帯端末の動作ごとに、各動作を監視するか否かの設定および/または各動作の前記反応時間の設定を前記使用者から受け付ける設定受付手段をさらに備え、前記置き忘れ条件記憶手段は、前記設定受付手段によって監視および反応時間が設定された動作ごとに、各動作の反応時間を記憶することを特徴とする。
また、請求項4に係る発明は、上記の発明において、前記置き忘れ条件記憶手段は、前記置き忘れ条件として、当該携帯端末に対して使用者が通常行う操作内容を示す通常操作を記憶し、前記操作監視手段は、前記携帯端末が動作した後に、前記置き忘れ条件記憶手段に記憶された通常操作と同様の操作があったか否かを監視し、前記置き忘れ判定手段は、前記置き忘れ条件記憶手段に記憶された通常操作と同様の操作が行われなかったことが前記操作監視手段によって監視された場合に、前記携帯端末が置き忘れられたと判定することを特徴とする。
また、請求項5に係る発明は、上記の発明において、前記置き忘れ条件記憶手段は、前記携帯端末の置き忘れを判定すべき時間帯を示す判定時間帯をさらに記憶し、前記操作監視手段は、前記置き忘れ条件記憶手段に記憶された判定時間帯に限り、前記携帯端末に対する使用者の操作を監視し、前記置き忘れ判定手段は、前記置き忘れ条件記憶手段に記憶された判定時間帯に限り、前記携帯端末の置き忘れを判定することを特徴とする。
また、請求項6に係る発明は、使用者によって携帯されて操作される携帯端末を制御する携帯端末制御装置であって、前記携帯端末に対する使用者の操作内容であって当該携帯端末の置き忘れを判定する際に用いられる置き忘れ条件を記憶する置き忘れ条件記憶手段と、前記携帯端末が動作した後に、当該携帯端末に対する使用者の操作を監視する操作監視手段と、前記操作監視手段による監視結果と前記置き忘れ条件記憶手段に記憶された置き忘れ条件とを比較し、当該監視結果が当該置き忘れ条件を満たす場合に、前記携帯端末が置き忘れられたと判定する置き忘れ判定手段と、を備えたことを特徴とする。
また、請求項7に係る発明は、使用者によって携帯されて操作される携帯端末を制御する携帯端末制御方法であって、前記携帯端末に対する使用者の操作内容であって当該携帯端末の置き忘れを判定する際に用いられる置き忘れ条件を所定の記憶部に記憶する置き忘れ条件記憶工程と、前記携帯端末が動作した後に、当該携帯端末に対する使用者の操作を監視する操作監視工程と、前記操作監視手段による監視結果と前記所定の記憶部に記憶された置き忘れ条件とを比較し、当該監視結果が当該置き忘れ条件を満たす場合に、前記携帯端末が置き忘れられたと判定する置き忘れ判定工程と、を含んだことを特徴とする。
また、請求項8に係る発明は、使用者によって携帯されて操作される携帯端末を制御する方法をコンピュータに実行させる携帯端末制御プログラムであって、前記携帯端末に対する使用者の操作内容であって当該携帯端末の置き忘れを判定する際に用いられる置き忘れ条件を所定の記憶部に記憶する置き忘れ条件記憶手順と、前記携帯端末が動作した後に、当該携帯端末に対する使用者の操作を監視する操作監視手順と、前記操作監視手順による監視結果と前記所定の記憶部に記憶された置き忘れ条件とを比較し、当該監視結果が当該置き忘れ条件を満たす場合に、前記携帯端末が置き忘れられたと判定する置き忘れ判定手順と、をコンピュータに実行させることを特徴とする。
請求項1、6、7または8の発明によれば、携帯端末は、置き忘れ条件を記憶し、使用者の操作を監視し、監視結果が置き忘れ条件を満たす場合に、携帯端末が置き忘れられたと判定するので、携帯端末が動作した後の携帯端末に対する使用者の操作を監視して、携帯端末のみで置き忘れられたことを判定することができる。
また、請求項2の発明によれば、携帯端末は、置き忘れ条件として反応時間を記憶し、携帯端末が動作した後に使用者の操作があるかどうかを監視し、携帯端末が動作してから反応時間を経過するまでに、使用者の操作がない場合に、携帯端末が置き忘れられたと判定するので、使用者が携帯端末から離れており、動作に対して操作がなければ、置き忘れとみなすことで、携帯端末のみで置き忘れられたことを判定することができる。
また、請求項3の発明によれば、携帯端末は、携帯端末の動作ごとに、各動作を監視するか否かの設定および/または各動作の反応時間の設定を使用者から受け付け、設定された動作ごとに各動作の反応時間を記憶するので、携帯端末の動作ごとに監視の有無や反応時間を使用者の好みで設定することで、携帯端末の動作ごとに使用者の使用態様に応じて、的確に置き忘れられたことを判定することができる。
また、請求項4の発明によれば、携帯端末は、置き忘れ条件として、携帯端末に対して使用者が通常行う操作内容を示す通常操作を記憶し、携帯端末が動作した後に、通常操作と同様の操作があったか否かを監視し、通常操作と同様の操作が行われなかった場合に、置き忘れられたと判定するので、使用者以外の者が操作しており、通常行う操作でなければ、置き忘れとみなすことで、携帯端末は、携帯端末のみで置き忘れられたことを判定することができる。
また、請求項5の発明によれば、携帯端末は、判定時間帯をさらに記憶し、判定時間帯に限り、使用者の操作を監視し、また、携帯端末の置き忘れを判定するので、置き忘れられていない状態での誤判定(例えば、睡眠中に置き忘れられたと判定されることなど)を防止することができる。
以下に添付図面を参照して、この発明に係る携帯端末、携帯端末制御装置、携帯端末制御方法および携帯端末制御プログラムの実施例を詳細に説明する。なお、以下では、本実施例に係る携帯端末の概要および特徴、携帯端末の構成および処理の流れを順に説明する。
[用語の説明]
まず最初に、以下の実施例で用いる主要な用語を説明する。「携帯端末」とは、通常、携帯され操作される電気通信機器である。一般には、携帯電話、PHS、PDA、ノートパソコンなどが該当する。また、携帯端末の「動作」とは、通常、携帯端末が、なんらかの情報(例えば、電話の着信があったこと、メールを受信したこと、設定した予定やアラームの条件を満たしたこと、電池の残量がすくないことなど)を使用者に知らせるためにする携帯端末の動作である。一般には、携帯端末が、スピーカーから音声を鳴らすことや、バイブレータを用いて振動を出すこと、ディスプレイになんらかの表示を行うこと(例えば、電話の着信等があること示す文字や図形を表示すること、ディスプレイの明るさを変化させること)などが該当する。
[携帯端末の概要および特徴]
続いて、図1を用いて、実施例1に係る携帯端末の概要および特徴を説明する。図1は、実施例1に係る携帯端末の概要および特徴を説明するための図である。
同図に示すように、実施例1に係る携帯端末は、使用者によって携帯され、操作される携帯端末であり、主に、携帯端末の動作を使用者に伝える各部(例えば、ディスプレイやスピーカー、バイブレータなど)と、携帯端末に対する使用者の操作を受け付ける各部(例えば、テンキー、操作キー、回転型セレクタなど)とを有している。そして、例えば、携帯端末がメールを受信した場合に、携帯端末は、受信したことを使用者に伝えるために、スピーカーから音声を出し、バイブレータを用いて振動し、ディスプレイにメールを受信した旨を表示するなどの動作を行う。また、例えば、携帯端末は、受信したメールを開封する使用者の操作を、操作キーなどから受け付ける。そして、このような概要を有する携帯端末は、以下で説明するように、携帯端末のみで置き忘れられたことを判定することができる点に主たる特徴がある。
すなわち、実施例1に係る携帯端末は、使用者の操作の内容であって置き忘れられたと判定する際に用いられる置き忘れ条件を記憶している。具体的には、携帯端末が動作してから使用者が操作で反応するまでの時間(反応時間)を記憶している。例えば、携帯端末が動作してから「30分間」に使用者の操作がなければ置き忘れられたと判定する場合に、反応時間として「30分間」を記憶している。
そして、実施例1に係る携帯端末は、電話の着信やメール受信に応じてスピーカーやバイブレータが動作すると、タイマーの計測をスタートさせるとともに、かかる動作後の携帯端末に対する使用者の操作を監視する。具体的には、携帯端末が動作した後に、携帯端末に対する使用者の操作があるかどうかを監視する(図1の(1)参照)。
ここで、かかる携帯端末の動作に対する使用者の操作が予め記憶している反応時間内(例えば、「30分」以内)にある場合に、実施例1に係る携帯端末は、置き忘れられてはいないと判定し、置き忘れ設定を行わない。つまり、携帯端末は、通常通りに機能する(図1の(A)参照)。
一方、かかる携帯端末の動作に対する使用者の操作が予め定めた時間内にない場合に(例えば、受信したメールを開封する操作が携帯端末に対して行われず、反応時間を経過した場合)、実施例1に係る携帯端末は置き忘れられたと判定し、置き忘れ設定を行う(図1の(B)参照)。
そして、実施例1に係る携帯端末は、置き忘れ設定を行った場合は、置き忘れられたことにより使用者に生じる不都合(例えば、連絡が取れない、携帯端末が保持する情報に対するセキュリティーの低下など)を軽減する処理を行う。例えば、携帯端末は、特定のあて先からメールを受信すると、そのメールの内容を伝言メモの応答メッセージに登録し、着信時に応答メッセージを伝えることによって、連絡がとれないという不利益を軽減する。
このようなことから、実施例1に係る携帯端末は、使用者が携帯端末から離れており、動作に対して操作がなければ、置き忘れとみなすことで、上記した主たる特徴の如く、携帯端末のみで置き忘れられたことを判定することができる。
[携帯端末の構成]
次に、図2を用いて、実施例1に係る携帯端末の構成を説明する。図2は、実施例1に係る携帯端末の構成を示すブロック図である。同図に示すように、この携帯端末は、無線部11と、ディスプレイ12と、スピーカー13と、カメラ14と、バイブレータ15と、マイク16と、操作部17と、入出力制御IF部20と、制御部30と、記憶部40とを備えている。なお、本実施例に示す携帯端末の装置の構成に関する説明は、本実施例に密接に関連する箇所のみを重点的に説明し、その他の構成に係る説明は、従来の携帯端末と同様であるため、省略または簡潔に行う。
無線部11は、電波を受信または電波を放射し、また、携帯端末が受信した電波を通信データに復元する処理や、携帯端末から放射する通信データを電波に変換する処理を行う。
ディスプレイ12は、文字や図形などを表示するディスプレイ(例えば液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイなど)である。また、スピーカー13は、音声を出すために用いるスピーカーであり、例えば、携帯端末に電話の着信があった場合やメールを受信した場合に、呼び出し音を鳴らす。カメラ14は、画像を撮影し、撮影した画像に関するデータを生成する。バイブレータ15は、携帯端末を振動させる。マイク16は、周囲の音声を収集し、例えば、音声通信時に使用者の音声を収集する。
操作部17は、使用者からの操作を受け付けて、携帯端末に対して使用者からの操作内容を伝える。例えば、テンキーや、操作キー、回転セレクタ、カーソル、十字キー、設定キー、決定キー、応答キー、終話キー(電源キー)などで構成される。
入出力制御IF部20は、無線部11やディスプレイ12、スピーカー13、カメラ14、バイブレータ15、マイク16、操作キー17、制御部30、記憶部40との間でやり取りする各種情報に関する通信を制御する。
記憶部40は、各種処理に必要なデータおよびプログラムを格納する。そして、本発明に密接に関連するものとしては、図2に示すように、置き忘れ時設定記憶部41と、置き忘れ条件記憶部42とを備える。なお、置き忘れ条件記憶部42は、特許請求の範囲に記載の「置き忘れ条件記憶手段」に対応する。
置き忘れ条件記憶部42は、携帯端末に対する使用者の操作内容であって、携帯端末の置き忘れを判定する際に用いられる置き忘れ条件を記憶する。具体的には、携帯端末が動作してから使用者が操作で反応するまでに要する時間を示す反応時間を記憶する。より詳細には、図3に示すように、置き忘れを判定する条件として、携帯端末が置き忘れられたかを判定するか否かを示す「置き忘れ判定」と、置き忘れ判定を開始する時間を示す「判定開始時間」と、置き忘れ判定を終了する時間を示す「判定終了時間」と、反応時間を示す「無操作時間」とを記憶する。
例えば、図3に示す例では、置き忘れ条件記憶部42は、「置き忘れ判定」として「有り」を記憶し、「判定開始時間」として「06:00」を記憶し、「判定終了時間」として「23:00」を記憶し、「無操作時間(反応時間)」として「30分」を記憶する。なお、図3は、実施例1における置き忘れ条件記憶部42に記憶される条件の一例を示す図である。
ここで、図4を用いて、置き忘れ条件記憶部42に記憶される条件の設定処理の一例を説明する。図4は、実施例1における置き忘れ条件の設定時の処理の一例を示す図である。同図の(A)に示すように、携帯端末は、ディスプレイ12に、「置き忘れ判定」(置き忘れを判定する否か)を受け付けるフィールドと、「判定時間帯(開始)」(置き忘れ判定を開始する時刻)を受け付けるフィールドと、「判定時間帯(終了)」(置き忘れ判定を終了する時刻)を受け付けるフィールドと、「無操作時間」(反応時間)を受け付けるフィールドと、「登録」(置き忘れ条件を登録すること)指示を受け付けるボタンとから成る「置き忘れ条件設定」画面を表示する。そして、携帯端末は、操作部17を介して、「置き忘れ判定」として「有り」、「判定開始時間」として「06:00」、「判定終了時間」として「23:00」、「無操作時間(反応時間)」として「30分」を設定する登録指示を受け付けると、置き忘れ条件記憶部42は、同図の(B)に示すように、これらを記憶する。なお、置き忘れ条件記憶部42は、例えば、不揮発メモリとして構成される。
置き忘れ時設定記憶部41は、置き忘れられたと判定された携帯端末が行う動作条件である置き忘れ時動作条件を記憶する。より詳細には、図5に示すように、後述する置き忘れ設定中に携帯端末がメールを受信した場合に監視すべき受信アドレス(メールアドレス)を示す「登録アドレス(メールアドレス)」を記憶するとともに、置き忘れ設定中に携帯端末が電話を着信した場合に監視すべき着信アドレス(電話番号)を示す「応答アドレス(電話番号)」と、後述する「メッセージ」を一意に識別する「メッセージ番号」とを対応付けて「特殊応答用テーブル」に記憶する。また、置き忘れ設定中に携帯端末が「応答アドレス」から着信した時に相手への伝言メモとして使用するメッセージを示す「メッセージ」と、「メッセージ番号」とを対応付けて「メッセージテーブル」に記憶する。
例えば、図5に示す例では、置き忘れ時設定記憶部41は、「登録アドレス(メールアドレス)」として「富士通太郎」のメールアドレスを記憶する(図5の(A)参照)。また、「応答アドレス(電話番号)」および「メッセージ番号」として、「富士通次郎」と「No.1」とを対応付けて「特殊応答用テーブル」に記憶するとともに、「富士通三郎」と「No.2」とを対応付けて「特殊応答用テーブル」に記憶する(図5の(B)参照)。また、「メッセージ番号」および「メッセージ」として、「No.1」と「ごめん今日携帯わすれて連絡とれない。5時に予定どおり4プラでまってるね。」とを対応付けて「メッセージテーブル」に記憶するとともに、「No.2」と「今携帯もっていないので、連絡とれません。」とを対応付けて「メッセージテーブル」に記憶する(図5の(C)参照)。なお、図5は、実施例1における置き忘れ時設定記憶部に記憶される条件の一例を示す図である。
制御部30は、OS(Operating System)などの制御プログラム、各種の処理手順などを規定したプログラムおよび所要データを格納するための内部メモリを有し、これらによって種々の処理を実行して携帯端末を制御する。そして、本発明に密接に関連するものとしては、図2に示すように、操作監視部31と、置き忘れ判定部32と、置き忘れ時制御部33とを備える。なお、操作監視部31は、特許請求の範囲に記載の「操作監視手段」に対応し、置き忘れ判定部32は、特許請求の範囲に記載の「置き忘れ判定手段」に対応する。
操作監視部31は、携帯端末が動作した後に、携帯端末に対する使用者の操作を監視する。具体的には、携帯端末が動作した後(例えば、携帯端末がメールを受信した場合に、ディスプレイ12がメールを受信した旨を表示し、スピーカー13が音を鳴らし、バイブレータ15が振動した後)に、携帯端末に対する使用者の操作があったか否か(例えば、携帯端末に対する使用者の操作が操作部17で行われたかどうか)を監視する。なお、操作監視部31は、後述する置き忘れ判定部32からの指示を受けて、携帯端末に対する使用者の操作があったか否かの監視を開始し、反応時間が経過するまで、または、携帯端末に対する操作があるまで、携帯端末に対する使用者の操作を監視する。
置き忘れ判定部32は、操作監視部31による監視結果と置き忘れ条件記憶部42に記憶された置き忘れ条件とを比較して、監視結果が置き忘れ条件を満たす場合に、携帯端末が置き忘れられたと判定する。具体的には、携帯端末が動作してから置き忘れ時設定記憶部41に記憶されている反応時間を経過するまでに、携帯端末に対する使用者の操作がないという監視結果である場合に、携帯端末が置き忘れられたと判定する。
さらに詳細には、置き忘れ判定部32は、携帯端末が動作すると、置き忘れ条件記憶部42に記憶された置き忘れ判定時間帯(判定時間帯)かを判定し、置き忘れ判定時間帯である場合には、携帯端末への使用者の操作を監視する旨の指示(監視を開始する旨の指示)を操作監視部31に送るとともに、タイマーの計測を開始する。一方、置き忘れ判定時間帯でない場合には、携帯端末への使用者の操作を監視する指示(監視を開始する指示)を操作監視部31に送らず、タイマーの計測を開始せず、携帯端末が置き忘れられているかどうかの判定も行わず、処理を終了する。
そして、置き忘れ判定部32は、タイマーの計測を開始した後、置き忘れ条件記憶部42に記憶された反応時間を経過するまでに携帯端末に対する使用者の操作がない場合には、置き忘れられたと判定し、置き忘れ時制御部33に置き忘れ設定を行う。一方、反応時間を経過するまでに携帯端末に対する使用者の操作がある場合には、置き忘れられたと判定せず、置き忘れ設定も行わず、処理を終了する。
例えば、反応時間(無操作時間)として「30分」と置き忘れ条件記憶部42に記憶されている場合を例にあげて説明すると、携帯端末が置き忘れ判定時間帯(判定時間帯)にメールを受信し、ディスプレイ12がメールを受信した旨の表示を行ってから「30分」経過前に、使用者による操作が操作キー17で行われなかった場合には、置き忘れ判定部32は、置き忘れられたと判定し、置き忘れ設定を行う。一方、「30分」経過前に使用者による操作が操作部17で行われた場合には、置き忘れ判定部32は、置き忘れられたとは判定しない。
置き忘れ時制御部33は、置き忘れ判定部32によって置き忘れ設定が行われた場合に、置き忘れ時の動作を制御する。具体的には、置き忘れ時設定記憶部41に記憶された置き忘れ時動作条件に従って、携帯端末の動作を制御する。
ここで、例をあげて説明すると、図6に示すように、置き忘れ設定中に(置き忘れ判定部32によって置き忘れ設定が行われた後)、携帯端末がメールを受信すると、置き忘れ時制御部33は、受信したメールの送信元アドレスが、置き忘れ時設定記憶部41に記憶してある「登録アドレス」と一致するかを判定する。そして、一致した場合に、置き忘れ時制御部33は、メール本文に記載してあるテキストから、「to:」の次に記載してある名前である「富士通次郎」を「応答アドレス」として抽出するとともに、それ以外のメール本文のテキストである「ごめん今日携帯わすれて連絡とれない。5時に予定どおり4プラでまってるね。」を「メッセージ」として抽出する。そして、置き忘れ時制御部33は、「No.1」(メッセージ番号)と抽出した「応答アドレス」とを対応付けて、置き忘れ時設定記憶部41の「特殊応答用テーブル」に記憶するとともに、「No.1」(メッセージ番号)と抽出した「メッセージ」とを対応付けて、置き忘れ時設定記憶部41の「メッセージテーブル」に記憶する。なお、図6は、実施例1における置き忘れ設定中のメール受信処理の一例を示す図である。
その後、置き忘れ時設定記憶部41に記憶してある「特殊応答用テーブル」に記載してある人物から電話の着信があると、置き忘れ時制御部33は、該当する「メッセージ番号」を選び、対応する「メッセージ」を再生する。
これを詳細に説明すると、置き忘れ設定中に、実施例1に係る携帯端末に電話の着信があると、置き忘れ時制御部33は、電話の発信元と、置き忘れ時設定記憶部41の「特殊応答用テーブル」に記憶されている「応答アドレス」とが一致するかを判定する。例えば、置き忘れ時設定記憶部41の「特殊応答用テーブル」に「富士通次郎」と「富士通三郎」とが記憶されている場合において、「富士通次郎」から電話の着信があった場合に、電話の着信の発信元が「応答アドレス」と一致していると判定する(図6参照)。
そして、一致した場合には、置き忘れ時制御部33は、置き忘れ時設定記憶部41の「特殊応答テーブル」から「応答アドレス」に対応する「メッセージ番号」を抽出し、抽出した「メッセージ番号」に対応する「メッセージ」を「メッセージテーブル」から抽出して応答メッセージとして再生する。例えば、「富士通次郎」に対応する「No.1」(「メッセージ番号」)を抽出し、「No.1」に対応する「ごめん今日携帯わすれて連絡とれない。5時に予定どおり4プラでまってるね。」という「メッセージ」を抽出して伝言メモの応答メッセージとして再生する。一方、一致しない場合には、処理を終了する。
[携帯端末による置き忘れ判定時の処理]
次に、図7を用いて、実施例1における置き忘れ判定の処理手順を説明する。図7は、実施例1における置き忘れ判定の処理を示すフローチャートである。
図7に示すように、置き忘れ判定部32は、携帯端末が動作すると(ステップS101肯定)、置き忘れ条件記憶部42に記憶された置き忘れ判定時間帯(判定時間帯)かを判定する(ステップS102)。
ここで、置き忘れ判定部32は、置き忘れ判定時間帯である場合には(ステップS102肯定)、携帯端末への使用者の操作を監視する旨の指示(監視を開始する旨の指示)を操作監視部31に送り、タイマーの計測を開始する(ステップS103)。なお、監視をする旨の指示を受けた操作監視部31は、使用者の操作があるかどうかを監視する。一方、置き忘れ判定時間帯でない場合には(ステップS102否定)、タイマーの計測を開始せず、監視を開始する指示を操作監視部31に送らず、処理を終了する。
そして、置き忘れ判定部32は、タイマーを開始した後(ステップS102肯定およびS103)、無操作時間(反応時間)経過までに携帯端末に対する使用者の操作があるかどうかを判定する(ステップS104およびS105)。
ここで、置き忘れ判定部32は、無操作時間(反応時間)を経過するまでに携帯端末に対する使用者の操作がない場合には(ステップS104肯定およびS105否定)、携帯端末が置き忘れられたと判定し、置き忘れ時制御部33に置き忘れ設定を行う(ステップS106)。一方、無操作時間内を経過するまでに携帯端末に対する使用者の操作がある場合には(ステップS104否定およびS105肯定)、携帯端末が置き忘れられたとは判定せず、置き忘れ時制御部33に置き忘れ設定を行わず、処理を終了する。
[置き忘れ設定中のメール受信の処理]
次に、図8を用いて、実施例1における置き忘れ設定中のメール受信処理手順を説明する。図8は、実施例1における置き忘れ設定中のメール受信処理を示すフローチャートである。
図8に示すように、置き忘れ時制御部33は、置き忘れ設定中にメールを受信すると(ステップS201肯定)、受信したメールの送信元アドレスをチェックし(ステップS202)、置き忘れ時設定記憶部41に記憶してある「登録アドレス」と一致するかを判定する(ステップS203)。
そして、置き忘れ時制御部33は、送信元アドレスと置き忘れ時設定記憶部41に記憶してある「登録アドレス」とが一致する場合には(ステップS203肯定)、受信したメールから「応答アドレス」を抽出して、「メッセージ番号」と対応付けて「特殊応答用テーブル」に設定し(記憶させ)、また、「メッセージ」を抽出し、「メッセージ番号」と対応付けて「メッセージテーブル」に設定する(記憶させる)(ステップS204)。一方、一致しない場合には、処理を終了する(ステップS203否定)。
[置き忘れ設定中の電話着信の処理]
次に、図9を用いて、実施例1における置き忘れ設定中の電話着信処理手順を説明する。図9は、実施例1における置き忘れ設定中の電話着信処理を示すフローチャートである。
図9に示すように、置き忘れ時制御部33は、置き忘れ設定中に着信(電話)があると(ステップS301肯定)、電話の発信元が置き忘れ時設定記憶部41に登録されているかを判定する(ステップS302)。つまり、電話の発信元と置き忘れ時設定記憶部41の「特殊応答用テーブル」に記憶されている「応答アドレス」とが一致するかを判定する。
そして、置き忘れ時制御部33は、電話の発信元が置き忘れ時設定記憶部41に登録されている場合には(ステップS302肯定)、つまり、電話の発信元と「登録アドレス」とが一致する場合には、置き忘れ時設定記憶部41の「特殊応答テーブル」から「応答アドレス」に対応する「メッセージ番号」を抽出する(ステップS303)。そして、抽出した「メッセージ番号」に対応する「メッセージ」を伝言メモの応答メッセージとして再生する(ステップS304)。一方、登録されていない場合には(ステップS302否定)、処理を終了する。
[実施例1の効果]
上記したように、実施例1によれば、携帯端末は、置き忘れ条件を記憶し、使用者の操作を監視し、監視結果が置き忘れ条件を満たす場合に、携帯端末が置き忘れられたと判定するので、携帯端末が動作した後の携帯端末に対する使用者の操作を監視して、携帯端末のみで置き忘れられたことを判定することができる。
また、実施例1によれば、携帯端末は、置き忘れ条件として反応時間を記憶し、携帯端末が動作した後に使用者の操作があるかどうかを監視し、携帯端末が動作してから反応時間を経過するまでに、使用者の操作がない場合に、携帯端末が置き忘れられたと判定するので、使用者が携帯端末から離れており、動作に対して操作がなければ、置き忘れとみなすことで、携帯端末のみで置き忘れられたことを判定することができる。
また、実施例1によれば、携帯端末は、判定時間帯をさらに記憶し、判定時間帯に限り、使用者の操作を監視し、また、携帯端末の置き忘れを判定するので、置き忘れられていない状態での誤判定(例えば、睡眠中に置き忘れられたと判定されることなど)を防止することができる。
さて、これまで、実施例1として、携帯端末の動作を区別することなく、携帯端末が置き忘れを同一の反応時間判定する場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、携帯端末の動作種別(例えば、電話の着信、メール受信など)ごとに置き忘れを判定してもよい。
そこで、以下では、実施例2として、携帯端末の動作種別ごとに置き忘れ条件を設定して、動作種別ごとに置き忘れられたかを判定する場合について説明する。なお、以下では、実施例1または2に係る携帯端末と同様の点については、簡単に説明することにする。
[実施例2の概要および特徴]
まず最初に、図10を用いて、実施例2に係る携帯端末の概要および特徴を説明する。図10は、実施例2における置き忘れ条件の詳細設定時の画面の一例を示す図である。実施例2に係る携帯端末は、携帯端末の動作ごとに、反応時間を記憶し、さらに、携帯端末の動作ごとに各動作を監視するか否かの設定および/または各動作の反応時間の設定を使用者から受け付ける。
すなわち、実施例2に係る携帯端末は、携帯端末の動作種別ごとに置き忘れ条件の有無を設定することができ、また、携帯端末の動作種別ごとに、無操作時間を設定することができる。例えば、図10に示すように、実施例2に係る携帯端末は、「置き忘れ判定」を受け付けるフィールドや、マナーモード時(携帯端末はスピーカー13から音声を鳴らさない状態)に置き忘れ判定をするかどうかを示す「マナーモード時」を受け付けるフィールドや、「判定時間帯(開始)」を受け付けるフィールドや、「判定時間帯(終了)」を受け付けるフィールドや、携帯端末の動作を示す「動作」ごとに、対応する「動作」時の「置き忘れ判定」と、対応する「動作」時の「無操作時間」とを受け付けるフィールドから成る「置き忘れ判定条件詳細設定」画面を表示する。
例えば、図10に示すような設定を受け付けると、実施例2に係る携帯端末は、「置き忘れ判定」として「有り」、「マナーモード時」として「無し」、「判定時間帯(開始)」として「06:00」、「判定時間帯(終了)」として「23:00」を記憶し、「電話」の動作について、「置き忘れ判定」として「有り」、「無操作時間」として「30分」を対応付けて記憶し、「メール」の動作について、「置き忘れ判定」として「有り」、「無操作時間」として「300分」を対応付けて記憶し、「チャット」の動作について、「置き忘れ判定」として「有り」、「無操作時間」として「20分」を対応付けて記憶し、「アラーム」の動作について、「置き忘れ判定」として「無し」、「無操作時間」として「無し」を対応付けて記憶し、「目覚まし」の動作について、「置き忘れ判定」として「有り」、「無操作時間」として「15分」を対応付けて記憶し、「予定通知」の動作について、「置き忘れ判定」として「無し」、「無操作時間」として「無し」を対応付けて記憶する。
そして、実施例2に係る携帯端末は、携帯端末の動作に応じて、かかる動作について記憶された反応時間を経過するまでに、携帯端末に対する使用者の操作がないことが監視された場合に、携帯端末が置き忘れられたと判定する。例えば、「電話」について動作した場合には、「30分」以内に使用者の操作がなければ置き忘れられたと判定し、「メール」について動作した場合には、「300分」以内に使用者の操作がなければ、置き忘れられたと判定する。なお、実施例2における置き忘れ判定の詳細は、図11を用いて、詳述する。
このようなことから、実施例2に係る携帯端末は、携帯端末の動作ごとに監視の有無や反応時間を使用者の好みで設定することで、携帯端末の動作ごとに使用者の使用態様に応じて、的確に置き忘れられたことを判定することができる。
[携帯端末による置き忘れ判定時の処理]
次に、図11を用いて、実施例2における置き忘れ判定の処理手順を説明する。図11は、実施例2における置き忘れ判定を示すフローチャートである。なお、以下では、実施例1に係る携帯端末と同様の点については、簡単に説明することにする。
図11に示すように、実施例2に係る携帯端末は、動作すると(ステップS401肯定)、動作種別を判定する(ステップS402)。つまり、動作種別が「電話」であるか「メール」であるか「チャット」であるかなどを判定する。そして、実施例2に係る携帯端末は、その動作が置き忘れ判定有りかどうかを判定する(ステップS403)。つまり、かかる動作の置き忘れ設定において、置き忘れ判定をする設定となっているかどうかを判定する。
そして、実施例2に係る携帯端末は、置き忘れ判定をする設定である場合において(ステップS403肯定)、置き忘れ判定時間帯であれば(ステップS404肯定)、動作に対応する無操作時間(反応時間)の設定を行い(ステップS405)、タイマーの計測を開始し、使用者の操作を監視する(ステップS406)。例えば、「電話」について動作した場合には、無操作時間として「30分」と設定して使用者の操作を監視し、「メール」について動作した場合には、無操作時間を「300分」と設定して使用者の操作を監視する。一方、かかる動作について、置き忘れ判定をおこなう設定でない場合には(ステップS403否定)、または、置き忘れ判定時間帯でなければ(ステップS404否定)、携帯端末は置き忘れ判定は行わず、処理を終了する。例えば、「目覚まし」について動作した場合に、置き忘れ判定を行わず、処理を終了する。
そして、実施例2に係る携帯端末は、使用者の操作を監視する場合であって(ステップS403〜S406)、設定した無操作時間内に使用者の操作がある場合には(ステップS407否定およびS408肯定)、携帯端末が置き忘れられたとは判定せず、処理を終了する。例えば、「電話」について動作した場合であって、「30分」以内に使用者の操作がある場合に、置き忘れられたとは判定せず、処理を終了する。一方、設定した無操作時間内に使用者の操作がない場合には(ステップS407肯定およびS408否定)、置き忘れられたと判定し、置き忘れ設定を行う(ステップS409)。例えば、「メール」について動作した場合であって、「300分」以内に使用者の操作がない場合に、置き忘れられたと判定し、置き忘れ設定を行う。なお、上記した置き忘れ判定処理は、主に、図2における置き忘れ判定部32が行う。
[実施例2の効果]
上記したように、実施例2によれば、携帯端末は、携帯端末の動作ごとに反応時間を記憶し、かかる動作に対応する反応時間を経過するまでに使用者の操作がない場合に、置き忘れられたと判定するので、携帯端末の動作ごとに反応時間を設定することで、携帯端末の動作ごとに的確に置き忘れられたことを判定することができる。
また、実施例2によれば、携帯端末は、携帯端末の動作ごとに、各動作を監視するか否かの設定および/または各動作の反応時間の設定を使用者から受け付け、設定された動作ごとに各動作の反応時間を記憶するので、携帯端末の動作ごとに監視の有無や反応時間を使用者の好みで設定することで、携帯端末の動作ごとに使用者の使用態様に応じて、的確に置き忘れられたことを判定することができる。
さて、これまで実施例1および2として、操作の有無で携帯端末が置き忘れを判定する場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、携帯端末に対する使用者の操作が通常行われるものか否かを監視することにより置き忘れを判定してもよい。
そこで、以下では、実施例3として、携帯端末に対する使用者の操作が、通常おこなわれるものかどうかを監視することにより、携帯端末が置き忘れられたかを判定する場合について説明する。なお、以下では、実施例1〜2に係る携帯端末と同様の点については、簡単に説明することにする。
[実施例3の概要および特徴]
まず最初に、図12を用いて、実施例3に係る携帯端末の概要および特徴を説明する。なお、図12は、実施例3における置き忘れ条件記憶部に記憶されている通常の操作の一例を示す図である。実施例3に係る携帯端末は、置き忘れ条件として、携帯端末に対して使用者が通常行う操作内容を示す通常操作を記憶する。具体的には、図12に示すように、携帯端末の動作種別である「動作種別」と、携帯端末の動作種別に対する使用者の操作である「通常の操作」とを対応付けて記憶する。
例えば、図12に示す例では、実施例3に係る携帯端末は、「動作種別」として「メール受信」、「通常の操作」として「カーソルをあわせてメールを確認する」を対応付けて記憶し、「動作種別」として「目覚まし」、「通常の操作」として「終話キー(電源キー)を用いて目覚ましを止める」を対応付けて記憶する。
そして、実施例3に係る携帯端末は、動作した後に、置き忘れ条件に記憶された操作条件と同様の操作があったか否かを監視する。そして、通常操作と同様の操作が行われなかったと監視された場合に、置き忘れられたと判定する。つまり、上記の例で言えば、「メール受信」について動作した場合において、例えば、通常の操作ではない操作である「選択キーを用いてメールを確認する」があった場合には、置き忘れられたと判定する。一方、通常操作と同様の操作が行われたと監視された場合には、置き忘れられたとは判定せず、処理を終了する。つまり、上記の例で言えば、「メール受信」について動作した場合において、「カーソルをあわせてメールを確認する」操作があった場合には、置き忘れられたとは判定せず、処理を終了する。
このようなことから、実施例3に係る携帯端末は、使用者以外の者が操作しており、通常行う操作でなければ、置き忘れとみなすことで、携帯端末のみで置き忘れられたことを判定することができる。
[携帯端末による置き忘れ判定時の処理]
次に、図13を用いて、実施例3に係る携帯端末における置き忘れ判定の処理手順を説明する。図13は、実施例3における置き忘れ判定の処理を示すフローチャートである。なお、以下では、実施例1および2に係る携帯端末と同様の点については、簡単に説明することにする。
図13に示すように、実施例3に係る携帯端末は、動作し(例えば、「メール受信」)、タイマーの計測を開始し、監視指示を行い(ステップS501〜S503)、無操作時間(反応時間)内に携帯端末への使用者の操作があるかどうかを監視する(ステップS504およびS505)。ここで、実施例3に係る携帯端末は、無操作時間(反応時間)内に、使用者の操作がない場合には(ステップS504肯定およびS505否定)、置き忘れられたと判定し、置き忘れ設定を行う(ステップS507)。
一方、実施例3に係る携帯端末は、無操作時間(反応時間)内に使用者の操作がある場合には(ステップS504否定およびS505肯定)、かかる使用者の操作が通常の操作かを監視する(ステップS506)。そして、かかる使用者の操作が通常の操作である場合には(ステップS504否定およびS505肯定およびS506肯定)、置き忘れられていないと判定し、置き忘れ設定も行わずに処理を終了する。一方、かかる使用者の操作が通常の操作でない場合には(ステップS504否定およびS505肯定およびS506否定)、置き忘れられたと判定し、置き忘れ設定を行う(ステップS507)。
例えば、実施例3に係る携帯端末は、メールを受信して、使用者の操作があると、かかる使用者の操作が「カーソルをあわせてメールを確認する」に該当するかどうかを監視する。そして、使用者の操作が「カーソルをあわせてメールを確認する」に該当する場合には、置き忘れられていないと判定し、置き忘れ設定も行わずに処理を終了する。一方、使用者の操作が「カーソルをあわせてメールを確認する」に該当しない場合には(例えば、「回転型セレクタを用いてメールを確認」である場合)、置き忘れられたと判定し、置き忘れ設定を行う。
[実施例3の効果]
上記したように、実施例3によれば、携帯端末は、置き忘れ条件として、携帯端末に対して使用者が通常行う操作内容を示す通常操作を記憶し、携帯端末が動作した後に、通常操作と同様の操作があったか否かを監視し、通常操作と同様の操作が行われなかった場合に、置き忘れられたと判定するので、使用者以外の者が操作しており、通常行う操作でなければ、置き忘れとみなすことで、携帯端末は、携帯端末のみで置き忘れられたことを判定することができる。
さて、これまで、実施例1〜3として、メール受信や電話着信による動作があった後に、携帯端末が置き忘れを判定する場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、携帯端末が置き忘れられたかを確認するためだけの動作を自発的に行い、置き忘れを判定してもよい。
そこで、以下では、実施例4として、携帯端末が任意のタイミングで、自発的に動作を行い、携帯端末が置き忘れられたかを判定する場合について説明する。なお、以下では、実施例1〜3に係る携帯端末と同様の点については、簡単に説明することにする。
[実施例4の概要および特徴]
まず最初に、図14を用いて、実施例4に係る携帯端末の概要および特徴を説明する。図14は、実施例4における確認動作時の概要および特徴を説明するための図である。実施例4に係る携帯端末は、置き忘れられたか否かを確認するためだけに、所定の条件下で携帯端末を動作させる。例えば、所定の条件として、「最後の携帯端末に対する使用者の操作が行われた後、一定時間が経過する」という条件を記憶しておき、かかる条件を満たすと(図14の(A)参照)、タイマーの計測を開始し、バイブレータを振動させ、スピーカーから音声をだし、ディスプレイを点滅させるなどの動作を行う(図14の(B)参照)。
そして、実施例4に係る携帯端末は、携帯端末に対する使用者の操作内容を監視する。具体的には、置き忘れたか否かを確認するためだけに、バイブレータを振動させるなどの動作を行った後に、使用者の操作があるかどうかを監視する。その後、使用者の操作がある場合には、置き忘れられたと判定せず(通常通り機能する)(図14の(C)参照)、処理を終了する。一方、使用者の操作がない場合には、置き忘れられたと判定し、置き忘れ設定を行う(図14の(D)参照)。
このようなことから、実施例4に係る携帯端末は、例えば、メールや電話の着信がなく、動作しない期間であっても、任意のタイミングで自発的に動作することで、置き忘れられたかどうかの判定を行うことができる。
[携帯端末による置き忘れ判定時の処理]
次に、図15を用いて、実施例4における置き忘れ判定の処理手順を説明する。図15は、実施例4における置き忘れ判定の処理を示すフローチャートである。なお、以下では、実施例1〜3に係る携帯端末と同様の点については、簡単に説明することにする。
図15に示すように、実施例4に係る携帯端末は、一定時間経過すると(ステップS601肯定)、置き忘れ時間帯かを判定する(ステップS602)。ここで、置き忘れ判定時間帯であれば(ステップS602肯定)、確認動作を行い(ステップS603)、タイマーの計測を開始して使用者の操作を監視する(ステップS604)。つまり、実施例4に係る携帯端末は、置き忘れられたか否かを確認するためだけに、バイブレータを振動させ、スピーカーから音声をだし、ディスプレイを点滅させるなどの動作を行う。一方、置き忘れ判定時間帯でなければ(ステップS602否定)、置き忘れ判定を行わず、処理を終了する。
そして、実施例4に係る携帯端末は、確認動作に対する使用者の操作内容を監視し、無操作時間(反応時間)内に携帯端末への使用者の操作がない場合には、置き忘れ設定を行う(ステップS605〜ステップS607)。一方、使用者の操作がある場合には、置き忘れられたと判定せず、処理を終了する(ステップS605否定およびS606肯定)。なお、上記した置き忘れ判定処理は、主に、図2における置き忘れ判定部32が行う。
[実施例4の効果]
上記したように、実施例4によれば、携帯端末は、置き忘れたかを判定するためだけに所定の条件下で携帯端末を動作させ、その後の使用者の操作内容を監視して置き忘れられたかを判定するので、例えば、メールや電話の着信がなく、携帯端末が動作しない期間であっても、携帯端末は、任意のタイミングで自発的に動作することで、置き忘れられたかどうかの判定を行うことができる。
さて、これまで、実施例1〜4として、携帯端末が動作した後に使用者の操作を監視することにより、置き忘れを判定する場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、最後に携帯端末に対して使用者の操作があってから再び操作があるまでの時間を用いて、置き忘れを判定してもよい。
そこで、以下では、実施例5として、最後に携帯端末に対して使用者の操作があってから再び操作があるまでの時間を用いて、携帯端末が置き忘れられたかを判定する場合について説明する。なお、以下では、実施例1〜4に係る携帯端末と同様の点については、簡単に説明することにする。
[実施例5の概要および特徴]
まず最初に、実施例5に係る携帯端末の概要と特徴について簡単に説明する。実施例5に係る携帯端末は、携帯端末に対する使用者の操作があった後にも、携帯端末に対する使用者の操作があるか否かをさらに監視する。具体的には、実施例5に係る携帯端末は、携帯端末が動作した後に、携帯端末に対する使用者の操作があり、置き忘れられたとは判定されなかった場合にも、その後、さらに、タイマーの計測を開始し、使用者の次の操作があるまでの時間を監視する。
そして、実施例5に係る携帯端末は、使用者の次の操作が所定時間ないことが監視された場合に、置き忘れられたと判定する。具体的には、最後に携帯端末に対する使用者の操作があった後、使用者の操作が所定時間ない場合に、置き忘れられたと判定し、置き忘れ設定をする。
このようなことから、実施例5に係る携帯端末は、例えば、メールや電話の着信がなく、動作しない期間であっても、使用者の操作が一定時間なければ、置き忘れとみなすことで、携帯端末のみで置き忘れられたことを判定することができる。
[携帯端末による置き忘れ判定時の処理]
次に、図16を用いて、実施例5における置き忘れ判定の処理手順を説明する。図16は、実施例5における置き忘れ判定を示すフローチャートである。なお、以下では、実施例1〜4に係る携帯端末と同様の点については、簡単に説明することにする。
図16に示すように、実施例5に係る携帯端末は、動作した後に、使用者の操作があった場合において(ステップS701〜ステップS705)、置き忘れ判定時間帯である場合には(ステップS706肯定)、タイマーの計測を開始し、使用者の次の操作があるかどうかを監視する(ステップS707)。一方、置き忘れ判定時間帯ではない場合には、処理を終了する(ステップS706否定)。
そして、実施例5に係る携帯端末は、所定の時間内に使用者の次の操作がない場合には、置き忘れられたと判定し(ステップS708肯定およびS709否定)、置き忘れ設定を行う(ステップS710)。一方、所定の時間内に携帯端末に対する使用者の操作がある場合には(ステップS708否定〜ステップS709肯定)、置き忘れられたとは判定せず、処理を終了する。なお、上記した置き忘れ判定処理は、主に、図2における置き忘れ判定部32が行う。
[実施例5の効果]
上記したように、実施例5によれば、携帯端末は、使用者の操作があった後にも、携帯端末に対する使用者の操作があるか否かをさらに監視し、使用者の操作が所定時間ない場合にも、置き忘れられたと判定するので、例えば、メールや電話の着信がなく、携帯端末が動作しない期間であっても、使用者の操作が一定時間なければ、置き忘れとみなすことで、携帯端末のみで置き忘れられたことを判定することができる。
さて、これまで、実施例1〜5として、使用者の操作のみを監視して、携帯端末が置き忘れを判定する場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、携帯端末の位置情報の変動を監視して、置き忘れを判定してもよい。
そこで、以下では、実施例6として、携帯端末の位置情報の変動を監視して、置き忘れられたかを判定する場合について説明する。なお、以下では、実施例1〜5に係る携帯端末と同様の点については、簡単に説明することにする。
[実施例6の概要および特徴]
まず最初に、図17を用いて、実施例6に係る携帯端末の概要および特徴を説明する。図17は、実施例6における移動監視時の置き忘れ判定の概要および特徴を説明するための図である。実施例6に係る携帯端末は、携帯端末の位置情報を監視する。例えば、携帯端末の移動や振動や加速の有無などを検出して、位置情報の変動を監視する。
そして、実施例6に係る携帯端末は、上述した携帯端末に対する使用者の操作のほかに、携帯端末の位置情報の監視結果に応じて、置き忘れられたかを判定する。例えば、携帯端末の移動がない場合に(図17の(A)参照)、タイマーの計測を開始し、置き忘れ判定を行う。そして、置き忘れと判定する時間内(移動がない場合に置き忘れと判定できる時間、例えば、「180分」)に携帯端末の移動がない場合には(図17の(B)参照)、置き忘れられたと判定し、置き忘れ設定を行う(図17の(C)参照)。一方、置き忘れと判定する時間内に携帯端末の移動がある場合には(図17の(D)参照)、置き忘れられたと判定せず、処理を終了する(図17の(E)参照)。
このようなことから、実施例6に係る携帯端末は、携帯端末の位置情報も監視することができる結果、携帯端末の位置情報にも基づいた高度な置き忘れ判定(例えば、携帯端末が一定時間移動していない場合に置き忘れられたと判定するなど)を行うこともできる。
[携帯端末による置き忘れ判定時の処理]
次に、図18を用いて、実施例6における置き忘れ判定の処理手順を説明する。図18は、実施例6における置き忘れ判定の処理を示すフローチャートである。なお、以下では、実施例1〜5に係る携帯端末と同様の点については、簡単に説明することにする。
図18に示すように、実施例6に係る携帯端末は、携帯端末の移動がない場合には(ステップS801否定)、置き忘れ判定時間帯かを判定する(ステップS802)。そして、置き忘れ判定時間帯である場合には(ステップS802肯定)、タイマーの計測を開始するとともに、携帯端末に移動があるかどうかを監視し、使用者の操作があるかどうかを監視する(ステップS803〜S805)。一方、移動がある場合には(ステップS801肯定)、または、置き忘れ判定時間帯でない場合には(ステップS801否定およびS802否定)、タイマーの計測を開始せず、移動があるかどうかを監視せず、使用者の操作があるかどうかを監視せず、処理を終了する。
そして、実施例6に係る携帯端末は、置き忘れと判定する時間経過前に、携帯端末に移動がある場合には、または、使用者の操作がある場合には(ステップS804否定およびS805肯定)、置き忘れられていないと判定し、処理を終了する。一方、携帯端末に移動がなく、さらに、使用者の操作がない場合には(ステップS804肯定およびS805否定)、置き忘れられたと判定し、置き忘れ設定をする(ステップS806)。なお、上記した置き忘れ判定処理は、主に、図2における置き忘れ判定部32が行う。
[実施例6の効果]
上記したように、実施例6によれば、携帯端末は、携帯端末の位置情報を監視し、携帯端末に対する使用者の操作のほかに、携帯端末の位置情報の変化に応じて、置き忘れをさらに判定するので、携帯端末の位置情報も監視することができる結果、携帯端末の位置情報にも基づいた高度な置き忘れ判定(例えば、携帯端末が一定時間移動していない場合に置き忘れられたと判定するなど)を行うこともできる。
さて、これまで、実施例1〜5として、使用者の操作のみを監視して、携帯端末が置き忘れを判定する場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、携帯端末の周囲の音声の変動を監視して、置き忘れを判定してもよい。
そこで、以下では、実施例7として、実施例1〜5で説明した置き忘れ判定を、携帯端末の周囲の音声の変動を監視して、携帯端末が置き忘れられたかを判定する場合について説明する。なお、以下では、実施例1〜6に係る携帯端末と同様の点については、簡単に説明することにする。
[実施例7の概要および特徴]
まず最初に、図19を用いて、実施例7に係る携帯端末の概要および特徴を説明する。図19は、実施例7における周囲音声監視時の置き忘れ判定の概要および特徴を説明するための図である。実施例7に係る携帯端末は、周辺音を監視する。例えば、周辺の音声の変動の大きさを監視する。
そして、実施例7に係る携帯端末は、上述した携帯端末に対する使用者の操作のほかに、携帯端末の周辺音の監視結果に応じて、置き忘れられたかを判定する。例えば、周辺の音声の変化が少ない場合に(図19の(A)参照)、タイマーの計測を開始し、置き忘れ判定を行う。そして、置き忘れと判定する時間内(周囲音声の変化がない場合に置き忘れと判定できる時間、例えば、「180分」)に周囲の音声の変化がない場合には(図19の(B)参照)、置き忘れられたと判定し、置き忘れ設定を行う(図19の(C)参照)。一方、置き忘れと判定する時間内に周囲の音声の変化が大きい場合には(図19の(D)参照)、置き忘れられたと判定せず、処理を終了する(図19の(E)参照)。
このようなことから、実施例7に係る携帯端末は、携帯端末の周囲音声も監視することができる結果、携帯端末の周囲の音声にも基づいた高度な置き忘れ判定(例えば、周囲の音声が変動しない場合に置き忘れられたと判定するなど)をすることもできる。
[携帯端末による置き忘れ判定時の処理]
次に、図20を用いて、実施例7における置き忘れ判定の処理手順を説明する。図20は、実施例7における置き忘れ判定の処理を示すフローチャートである。なお、以下では、実施例1〜6に係る携帯端末と同様の点については、簡単に説明することにする。
図20に示すように、実施例7に係る携帯端末は、携帯端末の周囲音声に変動がない場合には(ステップS901肯定)、置き忘れ判定時間帯かを判定する(ステップS902)。そして、置き忘れ判定時間帯である場合には(ステップS902肯定)、タイマーの計測を開始するとともに、携帯端末の周囲音声に変化があるかどうかを監視し、携帯端末に対する使用者の操作があるかどうかを監視する(ステップS903〜S905)。一方、周囲音声に変動がある場合には(ステップS901肯定)、または、置き忘れ時間帯でない場合には(ステップS902否定)、タイマーの計測を開始せず、周囲音声の変動を監視せず、使用者の操作があるかどうかを監視せず、処理を終了する。
そして、実施例7に係る携帯端末は、置き忘れと判定する時間経過前に、携帯端末の周囲音声に変化がない場合には、または、使用者の操作がある場合には、(ステップS904否定およびS905肯定)、置き忘れられていないと判定し、処理を終了する。一方、周囲音声に変動がなく、さらに、使用者の操作がない場合には、(ステップS904肯定およびステップS905否定)、置き忘れられたと判定し、置き忘れ設定を行う(ステップS906)。なお、上記した置き忘れ判定処理は、主に、図2における置き忘れ判定部32が行う。
[実施例7の効果]
上記したように、実施例7によれば、携帯端末は、携帯端末の周辺音を監視し、携帯端末に対する使用者の操作のほかに、携帯端末の周辺音の変化に応じて、置き忘れをさらに判定するので、携帯端末の周囲音声も監視することができる結果、携帯端末の周囲の音声にも基づいた高度な置き忘れ判定(例えば、周囲の音声が変動しない場合に置き忘れられたと判定するなど)をすることもできる。
ところで、これまで実施例1〜7に係る携帯端末について説明してきたが、この発明は上記した実施例以外にも種々の異なる形態にて実施されてよいものである。そこで、以下では、実施例8に係る携帯端末として、異なる実施例を説明する。
例えば、実施例3では、携帯端末は、置き忘れ条件として、携帯端末に対して使用者が通常行う操作を記憶したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、置き忘れ条件として通常行われない操作を記憶して、通常行われない操作がされた場合に置き忘れられたと判定してもよい。また、例えば、携帯端末が使用者の操作履歴を記憶し、携帯端末に対して使用者の操作が行われると、使用者の操作が操作履歴に記憶されている操作と一致するか(または、操作履歴に同様の操作が多く記憶されているか)により、置き忘れ判定を行ってもよい。
また、実施例4では、携帯端末は、所定の条件として一定時間経過した場合に、自発的に動作したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、所定の条件として、通信圏外になると自発的に動作する場合、決まった時間に自発的に動作する場合などでもよい。
また、実施例7では、周囲音声の変化があるかないかを用いて、置き忘れ判定を行う場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、周囲音声が特定の状況(例えば、使用者の音声を一定時間検知できなかった場合など)に該当したときに、置き忘れと判定する場合などでもよい。
また、上記文書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報(例えば、図3、図4、図5、図6、図10、図12など)については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず(例えば、図2における置き忘れ判定部32と置き忘れ時制御部33を統合するなど)、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。さらに、各装置にて行なわれる各処理機能は、その全部または任意の一部が、CPUおよびCPUにて解析実行されるプログラムにて実現され、あるいは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現され得る。
[携帯端末制御プログラム]
ところで、上記実施例1では、ハードウェアロジックによって各種の処理を実現する場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、予め用意されたプログラムをコンピュータで実行することによって実現するようにしてもよい。そこで、以下では、図21を用いて、上記の実施例1に示した携帯端末と同様の機能を有する携帯端末制御プログラムを実行するコンピュータの一例を説明する。図21は、実施例1における携帯端末のプログラムを示す図である。
同図に示すように、携帯端末は、無線部2101、スピーカー2102、カメラ2103、マイク2104、操作部2105、バイブレータ2106、ディスプレイ2108、CPU2110、ROM2111、HDD2112、RAM2113をバス2109などで接続して構成されている。
ROM2111には、上記の実施例1で示した制御部30および入出力制御IF部20と同様の機能を発揮する制御プログラムおよび入出力制御プログラム、つまり、図21に示すように、操作監視プログラム2111aと、置き忘れ判定プログラム2111bと、置き忘れ時制御プログラム2111cと、データ入出力制御プログラム2111dと、とが予め記憶されている。なお、これらのプログラム2111a〜2111dについては、図2に示した携帯端末の各構成要素と同様、適宜統合または分離してもよい。
そして、CPU2110が、これらのプログラム2111a〜2111dをROM2111から読み出して実行することにより、図21に示すように、各プログラム2111a〜2111dについては、操作監視プロセス2110aと、置き忘れ判定プロセス2110bと、置き忘れ時制御プロセス2110cと、データ入出力制御プロセス2110dとして機能するようになる。なお、各プロセス2110a〜2110dは、図2に示した、操作監視部31、置き忘れ判定部32、置き忘れ時制御部33、入出力制御IF部20にそれぞれ対応する。
そして、CPU2110は、RAM2113に格納された置き忘れ条件データ2113aと、置き忘れ時設定データ2113bとに基づいて携帯端末制御プログラムを実行する。
なお、本実施例で説明した各プログラム2111a〜2111dについては、必ずしも最初からROMに記憶させておく必要はなく、例えば携帯端末に挿入されるメモリーカード、フレキシブルディスク、CD−ROM、MOディスク、DVDディスク、光磁気ディスク、ICカードなどの「可搬用の物理媒体」、または、携帯端末の内外に備えられるHDDなどの「固定用の物理媒体」、さらには、公衆回線、インターネット、LAN、WANなどを介して携帯端末に接続される「他のコンピュータ(またはサーバ)」などに各プログラムを記憶させておき、携帯端末がこれらから各プログラムを読みだして実行するようにしてもよい。
(付記1)使用者によって携帯されて操作される携帯端末であって、
前記携帯端末に対する使用者の操作内容であって当該携帯端末の置き忘れを判定する際に用いられる置き忘れ条件を記憶する置き忘れ条件記憶手段と、
前記携帯端末が動作した後に、当該携帯端末に対する使用者の操作を監視する操作監視手段と、
前記操作監視手段による監視結果と前記置き忘れ条件記憶手段に記憶された置き忘れ条件とを比較し、当該監視結果が当該置き忘れ条件を満たす場合に、前記携帯端末が置き忘れられたと判定する置き忘れ判定手段と、
を備えたことを特徴とする携帯端末。
(付記2)前記置き忘れ条件記憶手段は、前記置き忘れ条件として、前記携帯端末が動作してから前記使用者が操作で反応するまでに要する時間を示す反応時間を記憶し、
前記操作監視手段は、前記携帯端末が動作した後に、当該携帯端末に対する使用者の操作があったか否かを監視し、
前記置き忘れ判定手段は、前記携帯端末が動作してから前記置き忘れ条件記憶手段に記憶された反応時間を経過するまでに、当該携帯端末に対する使用者の操作がないことが前記操作監視手段によって監視された場合に、当該携帯端末が置き忘れられたと判定することを特徴とする付記1に記載の携帯端末。
(付記3)前記置き忘れ条件記憶手段は、前記携帯端末の動作ごとに、各動作の前記反応時間を記憶し、
前記置き忘れ判定手段は、前記携帯端末の動作に応じて、前記置き忘れ条件記憶手段に記憶された当該動作の反応時間を経過するまでに、当該携帯端末に対する使用者の操作がないことが前記操作監視手段によって監視された場合に、当該携帯端末が置き忘れられたと判定することを特徴とする付記2に記載の携帯端末。
(付記4)前記携帯端末の動作ごとに、各動作を監視するか否かの設定および/または各動作の前記反応時間の設定を前記使用者から受け付ける設定受付手段をさらに備え、
前記置き忘れ条件記憶手段は、前記設定受付手段によって監視および反応時間が設定された動作ごとに、各動作の反応時間を記憶することを特徴とする付記2に記載の携帯端末。
(付記5)前記置き忘れ条件記憶手段は、前記置き忘れ条件として、当該携帯端末に対して使用者が通常行う操作内容を示す通常操作を記憶し、
前記操作監視手段は、前記携帯端末が動作した後に、前記置き忘れ条件記憶手段に記憶された通常操作と同様の操作があったか否かを監視し、
前記置き忘れ判定手段は、前記置き忘れ条件記憶手段に記憶された通常操作と同様の操作が行われなかったことが前記操作監視手段によって監視された場合に、前記携帯端末が置き忘れられたと判定することを特徴とする付記1に記載の携帯端末。
(付記6)前記置き忘れ条件記憶手段は、前記携帯端末の置き忘れを判定すべき時間帯を示す判定時間帯をさらに記憶し、
前記操作監視手段は、前記置き忘れ条件記憶手段に記憶された判定時間帯に限り、前記携帯端末に対する使用者の操作を監視し、
前記置き忘れ判定手段は、前記置き忘れ条件記憶手段に記憶された判定時間帯に限り、前記携帯端末の置き忘れを判定することを特徴とする付記1〜5のいずれか一つに記載の携帯端末。
(付記7)前記携帯端末が置き忘れたか否かを確認するためだけに所定の条件下で当該携帯端末を動作させる確認動作手段をさらに備え、
前記操作監視手段は、前記確認動作手段によって前記携帯端末が動作した後に、当該携帯端末に対する使用者の操作内容を監視することを特徴とする付記1〜6のいずれか一つに記載の携帯端末。
(付記8)前記操作監視手段は、前記携帯端末に対する使用者の操作があった後にも、当該携帯端末に対する使用者の操作があるか否かをさらに監視し、
前記置き忘れ判定手段は、前記携帯端末に対する使用者の操作が所定時間ないことが前記操作監視手段によって監視された場合にも、当該携帯端末が置き忘れられたと判定することを特徴とする付記1〜7のいずれか一つに記載の携帯端末。
(付記9)前記携帯端末の位置情報を監視する位置情報監視手段をさらに備え、
前記置き忘れ判定手段は、前記操作監視手段による監視結果のほかに、前記位置情報監視手段による監視結果に応じて、前記携帯端末の置き忘れをさらに判定することを特徴とする付記1〜8のいずれか一つに記載の携帯端末。
(付記10)前記携帯端末の周辺音を監視する周辺音監視手段とをさらに備え、
前記置き忘れ判定手段は、前記操作監視手段による監視結果のほかに、前記周辺音監視手段による監視結果に応じて、前記携帯端末の置き忘れをさらに判定することを特徴とする付記1〜9のいずれか一つに記載の携帯端末。
(付記11)使用者によって携帯されて操作される携帯端末を制御する携帯端末制御装置であって、
前記携帯端末に対する使用者の操作内容であって当該携帯端末の置き忘れを判定する際に用いられる置き忘れ条件を記憶する置き忘れ条件記憶手段と、
前記携帯端末が動作した後に、当該携帯端末に対する使用者の操作を監視する操作監視手段と、
前記操作監視手段による監視結果と前記置き忘れ条件記憶手段に記憶された置き忘れ条件とを比較し、当該監視結果が当該置き忘れ条件を満たす場合に、前記携帯端末が置き忘れられたと判定する置き忘れ判定手段と、
を備えたことを特徴とする携帯端末制御装置。
(付記12)使用者によって携帯されて操作される携帯端末を制御する携帯端末制御方法であって、
前記携帯端末に対する使用者の操作内容であって当該携帯端末の置き忘れを判定する際に用いられる置き忘れ条件を所定の記憶部に記憶する置き忘れ条件記憶工程と、
前記携帯端末が動作した後に、当該携帯端末に対する使用者の操作を監視する操作監視工程と、
前記操作監視手段による監視結果と前記所定の記憶部に記憶された置き忘れ条件とを比較し、当該監視結果が当該置き忘れ条件を満たす場合に、前記携帯端末が置き忘れられたと判定する置き忘れ判定工程と、
を含んだことを特徴とする携帯端末制御方法。
(付記13)使用者によって携帯されて操作される携帯端末を制御する方法をコンピュータに実行させる携帯端末制御プログラムであって、
前記携帯端末に対する使用者の操作内容であって当該携帯端末の置き忘れを判定する際に用いられる置き忘れ条件を所定の記憶部に記憶する置き忘れ条件記憶手順と、
前記携帯端末が動作した後に、当該携帯端末に対する使用者の操作を監視する操作監視手順と、
前記操作監視手順による監視結果と前記所定の記憶部に記憶された置き忘れ条件とを比較し、当該監視結果が当該置き忘れ条件を満たす場合に、前記携帯端末が置き忘れられたと判定する置き忘れ判定手順と、
をコンピュータに実行させることを特徴とする携帯端末制御プログラム。
以上のように、本発明に係る携帯端末は、使用者によって携帯されて操作される携帯端末に有用であり、特に、携帯端末が動作した後の当該携帯端末に対する使用者の操作を監視して、携帯端末のみで、携帯端末が置き忘れられたことを判定することができる携帯端末の実現に適する。
実施例1に係る携帯端末の概要および特徴を説明するための図である。 実施例1における携帯端末の構成を示すブロック図である。 実施例1における置き忘れ条件記憶部に記憶される条件の一例を示す図である。 実施例1における置き忘れ条件の設定時の処理の一例を示す図である。 実施例1における置き忘れ時設定記憶部に記憶される条件の一例を示す図である。 実施例1における置き忘れ設定中のメール受信処理の一例を示す図である。 実施例1における置き忘れ判定の処理を示すフローチャートである。 実施例1における置き忘れ設定中のメール受信処理を示すフローチャートである。 実施例1における置き忘れ設定中の電話着信処理を示すフローチャートである。 実施例2における置き忘れ条件の詳細設定時の画面の一例を示す図である。 実施例2における置き忘れ判定の処理を示すフローチャートである。 実施例3における置き忘れ条件記憶部に記憶されている通常の操作の一例を示す図である。 実施例3における置き忘れ判定の処理を示すフローチャートである。 実施例4における確認動作時の概要および特徴を説明するための図である。 実施例4における置き忘れ判定の処理を示すフローチャートである。 実施例5における置き忘れ判定の処理を示すフローチャートである。 実施例6における移動監視時の置き忘れ判定の概要および特徴を説明するための図である。 実施例6における置き忘れ判定の処理を示すフローチャートである。 実施例7における周囲音声監視時の置き忘れ判定の概要および特徴を説明するための図である。 実施例7における置き忘れ判定の処理を示すフローチャートである。 実施例1における携帯端末のプログラムを示す図である。
符号の説明
12 ディスプレイ
13 スピーカー
15 バイブレータ
17 操作部
20 入出力制御IF部
31 操作監視部
32 置き忘れ判定部
33 置き忘れ時制御部
41 置き忘れ時設定記憶部
42 置き忘れ条件記憶部

Claims (8)

  1. 使用者によって携帯されて操作される携帯端末であって、
    前記携帯端末に対する使用者の操作内容であって当該携帯端末の置き忘れを判定する際に用いられる置き忘れ条件を記憶する置き忘れ条件記憶手段と、
    前記携帯端末が動作した後に、当該携帯端末に対する使用者の操作を監視する操作監視手段と、
    前記操作監視手段による監視結果と前記置き忘れ条件記憶手段に記憶された置き忘れ条件とを比較し、当該監視結果が当該置き忘れ条件を満たす場合に、前記携帯端末が置き忘れられたと判定する置き忘れ判定手段と、
    を備えたことを特徴とする携帯端末。
  2. 前記置き忘れ条件記憶手段は、前記置き忘れ条件として、前記携帯端末が動作してから前記使用者が操作で反応するまでに要する時間を示す反応時間を記憶し、
    前記操作監視手段は、前記携帯端末が動作した後に、当該携帯端末に対する使用者の操作があったか否かを監視し、
    前記置き忘れ判定手段は、前記携帯端末が動作してから前記置き忘れ条件記憶手段に記憶された反応時間を経過するまでに、当該携帯端末に対する使用者の操作がないことが前記操作監視手段によって監視された場合に、当該携帯端末が置き忘れられたと判定することを特徴とする請求項1に記載の携帯端末。
  3. 前記携帯端末の動作ごとに、各動作を監視するか否かの設定および/または各動作の前記反応時間の設定を前記使用者から受け付ける設定受付手段をさらに備え、
    前記置き忘れ条件記憶手段は、前記設定受付手段によって監視および反応時間が設定された動作ごとに、各動作の反応時間を記憶することを特徴とする請求項1または2に記載の携帯端末。
  4. 前記置き忘れ条件記憶手段は、前記置き忘れ条件として、当該携帯端末に対して使用者が通常行う操作内容を示す通常操作を記憶し、
    前記操作監視手段は、前記携帯端末が動作した後に、前記置き忘れ条件記憶手段に記憶された通常操作と同様の操作があったか否かを監視し、
    前記置き忘れ判定手段は、前記置き忘れ条件記憶手段に記憶された通常操作と同様の操作が行われなかったことが前記操作監視手段によって監視された場合に、前記携帯端末が置き忘れられたと判定することを特徴とする請求項1に記載の携帯端末。
  5. 前記置き忘れ条件記憶手段は、前記携帯端末の置き忘れを判定すべき時間帯を示す判定時間帯をさらに記憶し、
    前記操作監視手段は、前記置き忘れ条件記憶手段に記憶された判定時間帯に限り、前記携帯端末に対する使用者の操作を監視し、
    前記置き忘れ判定手段は、前記置き忘れ条件記憶手段に記憶された判定時間帯に限り、前記携帯端末の置き忘れを判定することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の携帯端末。
  6. 使用者によって携帯されて操作される携帯端末を制御する携帯端末制御装置であって、
    前記携帯端末に対する使用者の操作内容であって当該携帯端末の置き忘れを判定する際に用いられる置き忘れ条件を記憶する置き忘れ条件記憶手段と、
    前記携帯端末が動作した後に、当該携帯端末に対する使用者の操作を監視する操作監視手段と、
    前記操作監視手段による監視結果と前記置き忘れ条件記憶手段に記憶された置き忘れ条件とを比較し、当該監視結果が当該置き忘れ条件を満たす場合に、前記携帯端末が置き忘れられたと判定する置き忘れ判定手段と、
    を備えたことを特徴とする携帯端末制御装置。
  7. 使用者によって携帯されて操作される携帯端末を制御する携帯端末制御方法であって、
    前記携帯端末に対する使用者の操作内容であって当該携帯端末の置き忘れを判定する際に用いられる置き忘れ条件を所定の記憶部に記憶する置き忘れ条件記憶工程と、
    前記携帯端末が動作した後に、当該携帯端末に対する使用者の操作を監視する操作監視工程と、
    前記操作監視手段による監視結果と前記所定の記憶部に記憶された置き忘れ条件とを比較し、当該監視結果が当該置き忘れ条件を満たす場合に、前記携帯端末が置き忘れられたと判定する置き忘れ判定工程と、
    を含んだことを特徴とする携帯端末制御方法。
  8. 使用者によって携帯されて操作される携帯端末を制御する方法をコンピュータに実行させる携帯端末制御プログラムであって、
    前記携帯端末に対する使用者の操作内容であって当該携帯端末の置き忘れを判定する際に用いられる置き忘れ条件を所定の記憶部に記憶する置き忘れ条件記憶手順と、
    前記携帯端末が動作した後に、当該携帯端末に対する使用者の操作を監視する操作監視手順と、
    前記操作監視手順による監視結果と前記所定の記憶部に記憶された置き忘れ条件とを比較し、当該監視結果が当該置き忘れ条件を満たす場合に、前記携帯端末が置き忘れられたと判定する置き忘れ判定手順と、
    をコンピュータに実行させることを特徴とする携帯端末制御プログラム。
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