JP3589791B2 - Dramセルの製造方法 - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はDRAMセル装置およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
DRAMセル装置、すなわちダイナミックランダムアクセスメモリセル装置では、ほとんど専らいわゆるワントランジスタメモリセルが使用される。ワントランジスタメモリセルは読出しトランジスタおよびメモリコンデンサを含んでいる。メモリコンデンサでは情報は論理値である0または1を表す電荷の形態で記憶される。ワード線を介しての読出しトランジスタの駆動によりこの情報がビット線を介して読出される。
【0003】
メモリ世代から次のメモリ世代へとメモリ密度が増大するので、ワントランジスタメモリセルの必要とされる面積は世代から世代へと減少されなければならない。構造的大きさの減少はそのつどのテクノロジーで製造可能な最小の構造的大きさFにより限度を課せられているので、このことはワントランジスタメモリセルの変更とも結び付けられている。たとえば1MBit世代までは読出しトランジスタもメモリコンデンサもプレーナ構成要素として実現された。4MBit世代からはさらに面積減少が読出しトランジスタおよびメモリコンデンサの三次元配置により行われなければならなかった。その1つの可能性は、メモリコンデンサをトレンチ内に実現することにある(たとえばヤマダ(K.Yamada)ほか著「4MBit・DRAM用の深く掘られたキャパシタテクノロジー」国際電子デバイスおよび材料IEDM85論文集、第702頁参照)。
【0004】
さらに、メモリコンデンサをスタックコンデンサ、いわゆる積層キャパシタとして構成することも提案されている(たとえばヤマダ(K.Yamada)ほか著「64MBit・DRAMテクノロジー用の1.28μm2 ビット線遮蔽メモリセルテクノロジー」VLSIシンポジウム1990年の抄録、第13頁参照)。その際ワード線の上に基板と接触されるポリシリコンから成る構造、たとえば冠構造または円筒が形成される。このポリシリコン構造がメモリ節点を形成する。この節点にはコンデンサ誘電体およびコンデンサ板が設けられる。このコンセプトは、広範囲に論理プロセスと両立可能であるという利点を有する。
【0005】
1GBit世代のDRAMのメモリセルの面積は約0.2μm2 以下でなければならない。その際にメモリコンデンサは20ないし30fFのキャパシタンスを有する。このようなキャパシタンスは、1GBit世代で利用可能なセル面積においてスタックコンデンサにおいてポリシリコン構造の比較的複雑な構造によってしか実現可能でない。これらの複雑な構造は追加的にそのテクノロジーによりしばしば製造に困難を伴う。
【0006】
さらに、面積あたり達成可能なキャパシタンスを高い誘電定数を有する誘電体の使用により高めることが提案されている。高い誘電定数を有する誘電体としては特に常および強誘電体が適している(たとえば国際特許出願公開第WO93/12542号明細書参照)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の課題は、メモリセルとしてワントランジスタメモリセルを含んでおり、また1GBit世代に対して必要な実装密度で製造可能であるDRAMセル装置を提供することにある。さらに、このようなDRAMセル装置に対する製造方法が示されなければならない。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この課題は請求項1によるDRAMセル装置ならびに請求項7によるその製造のための方法により解決される。本発明の実施態様は従属請求項にあげられている。
【0009】
本発明によるDRAMセル装置にはワントランジスタメモリセルが設けられており、そのなかに読出しトランジスタが垂直MOSトランジスタとして構成されている。その際に垂直MOSトランジスタの第1のソース/ドレイン領域は、DRAMセル装置が実現されている半導体基板の主面に境を接している。第2のソース/ドレイン領域は埋められたビット線に境を接している。
【0010】
メモリコンデンサは主面の上側に配置されている。それは第1のソース/ドレイン領域と電気的に接続されているメモリ節点を含んでいる。メモリ節点はプレーナに構成されていてもよいし、スタックコンデンサから知られているような多少複雑なポリシリコン構造として構成されていてもよい。
【0011】
1つの実施態様では、主面上に境を接している第1のソース/ドレイン領域の表面にコンデンサ誘電体が、またその上にコンデンサ板が配置されている。主面に境を接している第1のソース/ドレイン領域は、この実施態様では、追加的に、コンデンサ板、コンデンサ誘電体およびソース/ドレイン領域から形成されるメモリコンデンサに対するメモリ節点として使用される。メモリ節点の小さい面積において十分なキャパシタンスを達成するため、コンデンサ誘電体として100と1000との間の範囲内の相対的誘電定数を有する材料を使用することは有利である。
【0012】
第1のソース/ドレイン領域と第2のソース/ドレイン領域との間の半導体基板には、ゲート酸化物およびゲート電極によりリング状に囲まれるチャネル領域が配置されている。ワード線に沿って隣接する垂直MOSトランジスタのゲート電極は互いに境を接している。
【0013】
DRAMセル装置は、好ましくは、少なくともDRAMセル装置に対する範囲内に単結晶シリコンを含んでいる半導体基板において実現される。この基板は単結晶シリコンだけから成る円板であってもよいし、シリコン円板の上に絶縁層、またその上に薄い単結晶シリコン層を含んでいるSOI基板であってもよい。
【0014】
本発明によるDRAMセル装置は、メモリ節点として第1のソース/ドレイン領域を使用する際に、平らな表面を有するものとして、または平らなトポロジーを有する表面を有するものとして製造され得るので、コンデンサ誘電体として強誘電性層または常誘電性層が使用され得る。強誘電性層および常誘電性層は500ないし1000の範囲内の高い相対的誘電定数εr を有する。これらの層がスパッタリングにより析出されるならば、それらは平らな表面または平らなトポロジーを有する表面の上にのみ使用可能である。一層良好なエッジカバリングを有するCVDまたはゾル‐ゲル法の際にも、層の必要とされる厚みのため、複雑な三次元構造は製造できない。コンデンサ誘電体として、好ましくは、バリウム‐ストロンチウム‐チタン酸塩、ストロンチウム‐チタン酸塩または鉛‐ジルコニア‐チタン酸塩が使用される。さらに、国際特許出願公開第WO93/12542号明細書から公知の材料がコンデンサ誘電体として適している。高い相対的誘電定数を有するこの誘電体により20ないし30fFの必要なキャパシタンスが約0.1ないし0.4μmの面積上にも達成され得る。
【0015】
ワード線がそれぞれ互いに境を接するゲート電極から形成されることは本発明の範囲内にある。
【0016】
本発明によるDRAMセル装置の製造は、好ましくは、自己整合法で行われる。その際に半導体基板には、DRAMセル装置に対する範囲の上に延びておりまたソース/ドレイン領域に対する相応のドーピングを有する領域と、それらの間に配置されているチャネル領域とが形成される。続いて、ソース/ドレイン領域に対する領域、チャネル領域およびビット線を切断する第1のトレンチが形成される。第1のトレンチのエッチングの際にこうしてビット線が画定される。第1のトレンチを絶縁構造で満たした後に、それに対して横方向に延びている第2のトレンチがエッチングされ、この第2のトレンチはソース/ドレイン領域に対する領域およびチャネル領域を切断するが、ビット線は切断しない。第2のトレンチには第2の絶縁構造が設けられる。続いて、第1のトレンチおよび第2のトレンチの側面においてチャネル領域および第1のソース/ドレイン領域に対するドープされた領域の表面が露出されるまで、第1の絶縁構造および第2の絶縁構造が半導体材料に対して選択的にエッチングされる。次いでゲート酸化物が形成される。続いてゲート電極を形成するため、ほぼ同一のエッジカバリングを有するドープされたポリシリコン層が形成される。
【0017】
第1のトレンチは第2のトレンチよりも小さい幅を有するものとして形成される。ポリシリコン層の厚みは、ポリシリコン層が第1のトレンチは満たすが、第2のトレンチは満たさないように選定される。ポリシリコン層の異方性バックエッチングにより第2のトレンチ内で第2の絶縁構造の表面が部分的に露出される。第2のトレンチの側面にその際にドープされたポリシリコンスペーサがとどまる。この異方性バックエッチングの際に、第1のトレンチ内にとどまるポリシリコン層は同じく侵食されるが、第1のトレンチ内の第1の絶縁構造の表面はドープされたポリシリコンで覆われた状態にとどまる。このようにしてゲート電極がドープされたポリシリコンから成るリング状の構造として生じ、その際にそれぞれ第1のトレンチ内に配置されている構造部分は2つの隣接するゲート電極に属し、またこれらを製造上互いに接続する。
【0018】
ゲート電極は最後に第3の絶縁構造により覆われる。第3の絶縁構造はほぼ完全にゲート電極の上側で第1のトレンチおよび第2のトレンチを満たす。第2のトレンチ内では第3の絶縁構造は向かい合う側面に配置されているゲート電極を絶縁する。続いてコンデンサ誘電体およびコンデンサ板が被覆される。第3の絶縁構造は好ましくは同じくほぼ同一のエッジカバリングを有する層の析出およびこの層のバックエッチングにより形成される。
【0019】
自己整合法による製造のために、ポリシリコン層が第1のトレンチは満たすが、第2のトレンチは満たさないように、第1のトレンチおよび第2のトレンチの幅が相い異なっていることが重要である。それにより同時にワード線を形成するゲート電極の構造化がホトリソグラフ過程なしに可能にされる。この方法では2つのホトリソグラフ過程のみが必要とされる。第1のトレンチのエッチングおよび第2のトレンチのエッチングはそれぞれトレンチマスクにより行われる。しかし、これらのトレンチマスクはそれらの整合に関して完全に非臨界的である。
【0020】
第1のトレンチをエッチングするために、下記のように製造される第1のトレンチマスクを使用すると特に有利である。第1のSiO2層が析出され、またホトリソグラフ法を用いて構造化される。その上に、構造化された第1のSiO2層の側面に第1のトレンチの幅を定めるSiO2スペーサが生ずるように、第1のSiO 2 層のエッジをほぼ同形に被覆するように第2のSiO2層が析出され、かつ異方性にエッチングされる。このようにして各テクノロジーでの最小製造可能な構造寸法Fの幅よりも小さい幅を有する第1のトレンチを製造することが可能である。このようにして第2のトレンチの幅は各テクノロジーでの最小の構造寸法F、たとえば0.25μmであり得るし、第1のトレンチの幅はスペーサ幅の2倍だけ小さい幅であり得る。なぜならば、第1のSiO2層内に形成される構造は同じく最小構造幅Fにより制限されているからである。それにより4F2のメモリセルあたり占有場所を有するDRAMセル装置が製造される。
【0021】
ソース/ドレイン領域およびチャネル領域ならびにビット線に対する領域を全面的な層としてエピタキシャル成長させることは本発明の範囲内にある。その際に、DRAMセル装置の範囲内に単結晶シリコンを含んでいる基板を使用する際に、ビット線の導電性を改善するために第2のソース/ドレイン領域の下にエピタキシャル成長させられたCoSi2 から成る導電層が形成される。この導電層は第1のトレンチのエッチングの際に同じく切断され、またビット線の構成部分である。
【0022】
【実施例】
以下、図面に示す実施例により本発明を一層詳細に説明する。
【0023】
出発材料は、たとえば1017cm−3のドーピング濃度を有するたとえばpドープされた単結晶シリコンから成る範囲1と、たとえば1020cm−3のドーピング濃度を有するn+ ドープされたシリコンから成る第1の層2と、たとえば3×1017cm−3のドーピング濃度を有するpドープされたシリコンから成る第2の層3と、たとえば1021cm−3のドーピング濃度を有するn+ ドープされたシリコンから成る第3の層4とを有する基板である(図1参照)。第1の層2、第2の層3および第3の層4は好ましくはエピタキシャル成長より形成される。第3の層4は基板の主面5を形成する。第1の層2はたとえば500nmの厚みを、第2の層3はたとえば200nmの厚みを、また第3の層4はたとえば100nmの厚みを有する。
【0024】
主面5の上に第1のSiO2 層6が被覆され、また構造化される。第1のSiO2 層6はたとえばTEOS法で150nmの厚みに析出される。第1のSiO2 層6を構造化するためホトレジストマスク(図示せず)が使用される。構造化は乾式エッチングプロセスで行われる。その際に主面5が露出される。
【0025】
ホトレジストマスクの除去後に構造化された第1のSiO2層6の垂直な側面にSiO2スペーサ7が形成される。そのため第2のSiO2層がTEOS法でたとえば80nmの厚みに析出される。異方性の乾式エッチングによりシリコンに対して選択的に第2のSiO2層からスペーサ7が形成される(図2参照)。
【0026】
構造化された第1のSiO2 層6およびSiO2 スペーサ7の使用のもとに異方性乾式エッチングプロセスで第1のトレンチ8がエッチングされる。エッチングプロセスとしてはたとえばHBr、NF3 、He、O2 が適している。第1のトレンチ8はたとえば1000nmの深さで形成される。それによって第1のトレンチ8は半導体基板のpドープされた範囲1内まで達する。第1のトレンチ8は第1の層2、第2の層3および第3の層4を切断する。主面5に対して平行に第1のトレンチ8はストリップ状の横断面を有する。第1のトレンチ8はセル領域全体にわたりほぼ平行に延びている。第1のトレンチ8はたとえば90nmの幅および64nmの長さを有する。隣接する第1のトレンチ8の中心間の間隔はたとえば500nmであり、これは使用されるテクノロジーでの最小構造寸法F=250nmの2倍に相当する。
【0027】
続いてたとえばNH4 F(30%)/HF(6%)による湿式エッチングにより構造化された第1のSiO2 層6およびSiO2 スペーサ7が除去される。
【0028】
TEOS法により100nmの層厚に別のSiO2 層を析出することにより第1のトレンチ8が第1の絶縁構造9(図7)で満たされる。第1の絶縁構造9を形成するため、トレンチ8の外側に主面5が露出されるまで、SiO2 層がバックエッチングされ、またプレーナ化される。バックエッチングはたとえばCHF3 、O2 により乾式エッチングプロセスで行われる。
【0029】
続いて、第2のトレンチ10をエッチングするためのエッチングマスクとして使用される別のトレンチマスクがホトリソグラフ法を用いて形成される(図3参照)。第2のトレンチ10を形成するためには、シリコンをSiO2に対して選択的に侵食するエッチング法が使用されなければならない。特にそのためにHBr、Cl2、He、O2が適している。第2のトレンチ10はたとえば第1のトレンチ8に対して垂直に延びている(図3は図2に対して垂直に装置を通る断面を示す)。後で短絡が生じるのを防止するため、第2のトレンチ10のエッチングの際に第1の絶縁構造9の側面においてシリコンが残滓なしに除去されることが重要である。このことを確実にするため、異方性の乾式エッチングの後にたとえばコリン(Cholin)による湿式エッチングも追加される。第2のトレンチ10はたとえば500nmの深さにエッチングされる。第2のトレンチ10は第1の層2内まで達するが、これを切断はしない。完成したDRAMセル装置において第1の層2の通しの部分、即ちトレンチ10が到達していない、横方向に連続した部分はそれぞれビット線として作用する。主面5に対して平行に第2のトレンチ10はストリップ状の横断面を有する。それらはほぼ平行に延びており、また250nmの幅および128μmの長さを有する。隣接する第2のトレンチ10の中心間隔はたとえば500nm、すなわち2Fである。
【0030】
トレンチマスクを除去した後に第2のトレンチ10はたとえば300nmの層厚でTEOS法でSiO2 層11´を析出することにより満たされる。
【0031】
たとえばCHF3 、O2 による異方性乾式エッチングによりSiO2 層11´がバックエッチングされる。その際に第2のトレンチ10内に第2の絶縁構造11が形成される(図4)。異方性乾式エッチングプロセスはSiO2 をシリコンに対して選択的に侵食する。エッチングプロセスは、第2の絶縁構造11の表面が主面5の下400nmに位置するまで継続される。この乾式エッチングプロセスで第1の絶縁構造9も侵食され、その表面は乾式エッチングプロセスの後に第2の絶縁構造11の表面と等しい高さに位置する。バックエッチングの際に第1のトレンチ8および第2のトレンチ10内でそのつどのトレンチの側面に境を接する第3の層4および第2の層3の表面は完全に露出される。必要な場合には、これはたとえばHF(1%)による追加的な湿式エッチング過程により確実にされる。
【0032】
第2の層3の表面にゲート酸化物12を形成するため、続いて、たとえば800°Cにおいて熱的酸化が行われる。ゲート酸化物12はたとえば5nmの厚みに形成される。熱的酸化の際にすべての露出したシリコン表面に5nm厚みのSiO2層が生ずる。最後に、本来の場所にドープされたポリシリコン層13´が析出される。ドープされたポリシリコン層、たとえば燐により1021cm-3のドーピング濃度でnドープされたポリシリコン層は80nmの厚みに析出される(図4参照)。ドープされたポリシリコン層13´はゲート酸化物12のエッジを同形にカバーするように析出される。それにより第2のトレンチ10は満たされない。しかし、その際に、第2のトレンチ10よりも小さい幅を有する第1のトレンチ8は満たされる。
【0033】
ゲート電極13を形成するため、ドープされたポリシリコン層13´が異方性乾式エッチングプロセスでバックエッチングされる。その際に第2のトレンチ10内で第2の絶縁構造11の表面が露出される。第2のトレンチ10内に配置されているゲート電極13の部分は第2のトレンチ10の側面に沿うスペーサとして生ずる。異方性エッチングがたとえばHBr、Cl2、He、O2により行われ、その際に150nmのポリシリコンの厚みがエッチングされる。すなわちエッチングは、ゲート酸化物で覆われた第3の層4の側面が第2のトレンチ10の範囲内で露出されるように、強く行われる(図5参照)。主面5の範囲内の第3の層4の表面にゲート酸化の際に形成される薄いSiO2層は異方性エッチングの際にエッチングストップとして作用する。
【0034】
ゲート電極13を形成するための異方性エッチングの際に、ドープされたポリシリコン層13´により満たされている第1のトレンチ8内のドープされたポリシリコン層13´は主面5の高さの下側までバックエッチングされる(図7参照)。ゲート電極13はそれぞれ、2つの隣接する第1のトレンチおよび2つの隣接する第2のトレンチにより境される第2の層3の部分をリング状に囲んでいる(図6参照)。第1のトレンチ8の幅は小さいので、隣接するゲート電極13はそのつどの第1のトレンチ8内に配置されている部分を介して互いに接続されている。
【0035】
別のSiO2 層がTEOS法でたとえば150nmの厚みに析出され、また乾式エッチング法で異方性にバックエッチングされる。それにより第3の絶縁構造14が形成される。第3の絶縁構造14は同一の第2のトレンチ10の向かい合う側面に配置されているゲート電極13を互いに絶縁する(図5参照)。第1のトレンチ内で第3の絶縁構造14はゲート電極13を覆う。第2のトレンチ10は同じく第3の絶縁構造14によりほぼ満たされている。より大きい厚みでSiO2 層を析出することにより避けられ得るわずかな非平坦性だけが残留する。
【0036】
続いてコンデンサ誘電体15が被覆される。コンデンサ誘電体15は高い相対的誘電定数εr を有する材料から製造される。好ましくはコンデンサ誘電体15はバリウム‐ストロンチウム‐チタン酸塩、ストロンチウム‐チタン酸塩または鉛‐ジルコニア‐チタン酸塩の1つから形成される。これらの強誘電性および常誘電性層はたとえばスパッタリングにより、またはCVDまたはゾル‐ゲル法により被覆される。コンデンサ誘電体15はたとえば50nmの層厚で形成される。
【0037】
コンデンサ誘電体15の材料による第3の層4のシリコンの損傷が危惧される場合に、第3の層4とコンデンサ誘電体15との間にたとえばTiN、Pt、WまたはRuO2から成る中間層を設けることは本発明の範囲内にある。
【0038】
メモリ応用に対してコンデンサ誘電体内の漏れ電流が受け入れられない場合には、コンデンサ誘電体が構造化され得る。しかし、そのためには追加的なマスクが必要である。
【0039】
コンデンサ誘電体の上に全面にコンデンサ板16が被覆される。そのためにたとえばTiN、Pt、W、RuO2 またはn+ ドープされたポリシリコンから成る導電層が析出される。コンデンサ板16はたとえば100nmの厚みに形成される。
【0040】
DRAMセル装置内で各メモリセルは、それぞれ隣接する第1のトレンチおよび隣接する第2のトレンチにより境界付けられており、またそこに配置されているソース/ドレイン領域としての第1の層2、チャネル領域としての第2の層3およびソース/ドレイン領域としての第3の層4の部分を含んでいる垂直MOSトランジスタから成る読出しトランジスタを含んでいる。第1の層2の通しの部分、すなわちトレンチ10が到達しない連続した部分(図5参照)はビット線として作用する。ビット線方向に対して垂直に隣接しておりまた第1のトレンチ8の範囲内で互いに接続されているゲート電極13は、埋められたワード線を形成する。隣接するワード線は第3の絶縁構造により互いに絶縁されている。メモリセルはさらに、メモリ節点としての第3の層4の各部分、コンデンサ誘電体15およびコンデンサ板17から形成されるメモリコンデンサを含んでいる。
【0041】
DRAMセル装置を製造するために、ただ2つのマスクが必要である。第1のSiO2 層6を構造化するための第1のマスク、第2のトレンチ10をエッチングするための第2のマスク。両マスク内の構造が最小製造可能な構造寸法Fに相応してそのつどのテクノロジーで製造されると、メモリセルあたり4F2 の占有場所が生ずる。F=0.25μmを有するテクノロジーを基礎とすると、0.25μm2 のメモリセルあたりの占有場所が生ずる。使用される両マスクはそれらの調整に関して非臨界的である。ゲート電極、従ってまたワード線の構造化のために別のマスクは必要でない。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の構造化されたSiO2 層を有する半導体基板の断面図。
【図2】第1のトレンチマスクの形成および第1のトレンチのエッチング後の半導体基板の断面図。
【図3】第2のトレンチのエッチングおよび第2のトレンチの充填後の半導体基板を通る図2に示されている断面に対して垂直な断面図。
【図4】ゲート酸化物の形成およびドープされたポリシリコン層の析出後の半導体基板を通る図3に示されている断面図。
【図5】ゲート電極の形成およびメモリコンデンサの完成後の半導体基板を通る図4に示されている断面図。
【図6】半導体基板を通る図5中にVI−VIにより示されている断面図。
【図7】半導体基板を通る図6中にVII−VIIにより示されている断面図。
【符号の説明】
2 第2のソース/ドレイン領域
3 チャネル領域
4 第1のソース/ドレイン領域
5 主面
8 第1のトレンチ
9 第1の絶縁構造
10 第2のトレンチ
12 ゲート酸化物
13 ゲート電極
15 コンデンサ誘電体
16 コンデンサ板
【発明の属する技術分野】
本発明はDRAMセル装置およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
DRAMセル装置、すなわちダイナミックランダムアクセスメモリセル装置では、ほとんど専らいわゆるワントランジスタメモリセルが使用される。ワントランジスタメモリセルは読出しトランジスタおよびメモリコンデンサを含んでいる。メモリコンデンサでは情報は論理値である0または1を表す電荷の形態で記憶される。ワード線を介しての読出しトランジスタの駆動によりこの情報がビット線を介して読出される。
【0003】
メモリ世代から次のメモリ世代へとメモリ密度が増大するので、ワントランジスタメモリセルの必要とされる面積は世代から世代へと減少されなければならない。構造的大きさの減少はそのつどのテクノロジーで製造可能な最小の構造的大きさFにより限度を課せられているので、このことはワントランジスタメモリセルの変更とも結び付けられている。たとえば1MBit世代までは読出しトランジスタもメモリコンデンサもプレーナ構成要素として実現された。4MBit世代からはさらに面積減少が読出しトランジスタおよびメモリコンデンサの三次元配置により行われなければならなかった。その1つの可能性は、メモリコンデンサをトレンチ内に実現することにある(たとえばヤマダ(K.Yamada)ほか著「4MBit・DRAM用の深く掘られたキャパシタテクノロジー」国際電子デバイスおよび材料IEDM85論文集、第702頁参照)。
【0004】
さらに、メモリコンデンサをスタックコンデンサ、いわゆる積層キャパシタとして構成することも提案されている(たとえばヤマダ(K.Yamada)ほか著「64MBit・DRAMテクノロジー用の1.28μm2 ビット線遮蔽メモリセルテクノロジー」VLSIシンポジウム1990年の抄録、第13頁参照)。その際ワード線の上に基板と接触されるポリシリコンから成る構造、たとえば冠構造または円筒が形成される。このポリシリコン構造がメモリ節点を形成する。この節点にはコンデンサ誘電体およびコンデンサ板が設けられる。このコンセプトは、広範囲に論理プロセスと両立可能であるという利点を有する。
【0005】
1GBit世代のDRAMのメモリセルの面積は約0.2μm2 以下でなければならない。その際にメモリコンデンサは20ないし30fFのキャパシタンスを有する。このようなキャパシタンスは、1GBit世代で利用可能なセル面積においてスタックコンデンサにおいてポリシリコン構造の比較的複雑な構造によってしか実現可能でない。これらの複雑な構造は追加的にそのテクノロジーによりしばしば製造に困難を伴う。
【0006】
さらに、面積あたり達成可能なキャパシタンスを高い誘電定数を有する誘電体の使用により高めることが提案されている。高い誘電定数を有する誘電体としては特に常および強誘電体が適している(たとえば国際特許出願公開第WO93/12542号明細書参照)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の課題は、メモリセルとしてワントランジスタメモリセルを含んでおり、また1GBit世代に対して必要な実装密度で製造可能であるDRAMセル装置を提供することにある。さらに、このようなDRAMセル装置に対する製造方法が示されなければならない。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この課題は請求項1によるDRAMセル装置ならびに請求項7によるその製造のための方法により解決される。本発明の実施態様は従属請求項にあげられている。
【0009】
本発明によるDRAMセル装置にはワントランジスタメモリセルが設けられており、そのなかに読出しトランジスタが垂直MOSトランジスタとして構成されている。その際に垂直MOSトランジスタの第1のソース/ドレイン領域は、DRAMセル装置が実現されている半導体基板の主面に境を接している。第2のソース/ドレイン領域は埋められたビット線に境を接している。
【0010】
メモリコンデンサは主面の上側に配置されている。それは第1のソース/ドレイン領域と電気的に接続されているメモリ節点を含んでいる。メモリ節点はプレーナに構成されていてもよいし、スタックコンデンサから知られているような多少複雑なポリシリコン構造として構成されていてもよい。
【0011】
1つの実施態様では、主面上に境を接している第1のソース/ドレイン領域の表面にコンデンサ誘電体が、またその上にコンデンサ板が配置されている。主面に境を接している第1のソース/ドレイン領域は、この実施態様では、追加的に、コンデンサ板、コンデンサ誘電体およびソース/ドレイン領域から形成されるメモリコンデンサに対するメモリ節点として使用される。メモリ節点の小さい面積において十分なキャパシタンスを達成するため、コンデンサ誘電体として100と1000との間の範囲内の相対的誘電定数を有する材料を使用することは有利である。
【0012】
第1のソース/ドレイン領域と第2のソース/ドレイン領域との間の半導体基板には、ゲート酸化物およびゲート電極によりリング状に囲まれるチャネル領域が配置されている。ワード線に沿って隣接する垂直MOSトランジスタのゲート電極は互いに境を接している。
【0013】
DRAMセル装置は、好ましくは、少なくともDRAMセル装置に対する範囲内に単結晶シリコンを含んでいる半導体基板において実現される。この基板は単結晶シリコンだけから成る円板であってもよいし、シリコン円板の上に絶縁層、またその上に薄い単結晶シリコン層を含んでいるSOI基板であってもよい。
【0014】
本発明によるDRAMセル装置は、メモリ節点として第1のソース/ドレイン領域を使用する際に、平らな表面を有するものとして、または平らなトポロジーを有する表面を有するものとして製造され得るので、コンデンサ誘電体として強誘電性層または常誘電性層が使用され得る。強誘電性層および常誘電性層は500ないし1000の範囲内の高い相対的誘電定数εr を有する。これらの層がスパッタリングにより析出されるならば、それらは平らな表面または平らなトポロジーを有する表面の上にのみ使用可能である。一層良好なエッジカバリングを有するCVDまたはゾル‐ゲル法の際にも、層の必要とされる厚みのため、複雑な三次元構造は製造できない。コンデンサ誘電体として、好ましくは、バリウム‐ストロンチウム‐チタン酸塩、ストロンチウム‐チタン酸塩または鉛‐ジルコニア‐チタン酸塩が使用される。さらに、国際特許出願公開第WO93/12542号明細書から公知の材料がコンデンサ誘電体として適している。高い相対的誘電定数を有するこの誘電体により20ないし30fFの必要なキャパシタンスが約0.1ないし0.4μmの面積上にも達成され得る。
【0015】
ワード線がそれぞれ互いに境を接するゲート電極から形成されることは本発明の範囲内にある。
【0016】
本発明によるDRAMセル装置の製造は、好ましくは、自己整合法で行われる。その際に半導体基板には、DRAMセル装置に対する範囲の上に延びておりまたソース/ドレイン領域に対する相応のドーピングを有する領域と、それらの間に配置されているチャネル領域とが形成される。続いて、ソース/ドレイン領域に対する領域、チャネル領域およびビット線を切断する第1のトレンチが形成される。第1のトレンチのエッチングの際にこうしてビット線が画定される。第1のトレンチを絶縁構造で満たした後に、それに対して横方向に延びている第2のトレンチがエッチングされ、この第2のトレンチはソース/ドレイン領域に対する領域およびチャネル領域を切断するが、ビット線は切断しない。第2のトレンチには第2の絶縁構造が設けられる。続いて、第1のトレンチおよび第2のトレンチの側面においてチャネル領域および第1のソース/ドレイン領域に対するドープされた領域の表面が露出されるまで、第1の絶縁構造および第2の絶縁構造が半導体材料に対して選択的にエッチングされる。次いでゲート酸化物が形成される。続いてゲート電極を形成するため、ほぼ同一のエッジカバリングを有するドープされたポリシリコン層が形成される。
【0017】
第1のトレンチは第2のトレンチよりも小さい幅を有するものとして形成される。ポリシリコン層の厚みは、ポリシリコン層が第1のトレンチは満たすが、第2のトレンチは満たさないように選定される。ポリシリコン層の異方性バックエッチングにより第2のトレンチ内で第2の絶縁構造の表面が部分的に露出される。第2のトレンチの側面にその際にドープされたポリシリコンスペーサがとどまる。この異方性バックエッチングの際に、第1のトレンチ内にとどまるポリシリコン層は同じく侵食されるが、第1のトレンチ内の第1の絶縁構造の表面はドープされたポリシリコンで覆われた状態にとどまる。このようにしてゲート電極がドープされたポリシリコンから成るリング状の構造として生じ、その際にそれぞれ第1のトレンチ内に配置されている構造部分は2つの隣接するゲート電極に属し、またこれらを製造上互いに接続する。
【0018】
ゲート電極は最後に第3の絶縁構造により覆われる。第3の絶縁構造はほぼ完全にゲート電極の上側で第1のトレンチおよび第2のトレンチを満たす。第2のトレンチ内では第3の絶縁構造は向かい合う側面に配置されているゲート電極を絶縁する。続いてコンデンサ誘電体およびコンデンサ板が被覆される。第3の絶縁構造は好ましくは同じくほぼ同一のエッジカバリングを有する層の析出およびこの層のバックエッチングにより形成される。
【0019】
自己整合法による製造のために、ポリシリコン層が第1のトレンチは満たすが、第2のトレンチは満たさないように、第1のトレンチおよび第2のトレンチの幅が相い異なっていることが重要である。それにより同時にワード線を形成するゲート電極の構造化がホトリソグラフ過程なしに可能にされる。この方法では2つのホトリソグラフ過程のみが必要とされる。第1のトレンチのエッチングおよび第2のトレンチのエッチングはそれぞれトレンチマスクにより行われる。しかし、これらのトレンチマスクはそれらの整合に関して完全に非臨界的である。
【0020】
第1のトレンチをエッチングするために、下記のように製造される第1のトレンチマスクを使用すると特に有利である。第1のSiO2層が析出され、またホトリソグラフ法を用いて構造化される。その上に、構造化された第1のSiO2層の側面に第1のトレンチの幅を定めるSiO2スペーサが生ずるように、第1のSiO 2 層のエッジをほぼ同形に被覆するように第2のSiO2層が析出され、かつ異方性にエッチングされる。このようにして各テクノロジーでの最小製造可能な構造寸法Fの幅よりも小さい幅を有する第1のトレンチを製造することが可能である。このようにして第2のトレンチの幅は各テクノロジーでの最小の構造寸法F、たとえば0.25μmであり得るし、第1のトレンチの幅はスペーサ幅の2倍だけ小さい幅であり得る。なぜならば、第1のSiO2層内に形成される構造は同じく最小構造幅Fにより制限されているからである。それにより4F2のメモリセルあたり占有場所を有するDRAMセル装置が製造される。
【0021】
ソース/ドレイン領域およびチャネル領域ならびにビット線に対する領域を全面的な層としてエピタキシャル成長させることは本発明の範囲内にある。その際に、DRAMセル装置の範囲内に単結晶シリコンを含んでいる基板を使用する際に、ビット線の導電性を改善するために第2のソース/ドレイン領域の下にエピタキシャル成長させられたCoSi2 から成る導電層が形成される。この導電層は第1のトレンチのエッチングの際に同じく切断され、またビット線の構成部分である。
【0022】
【実施例】
以下、図面に示す実施例により本発明を一層詳細に説明する。
【0023】
出発材料は、たとえば1017cm−3のドーピング濃度を有するたとえばpドープされた単結晶シリコンから成る範囲1と、たとえば1020cm−3のドーピング濃度を有するn+ ドープされたシリコンから成る第1の層2と、たとえば3×1017cm−3のドーピング濃度を有するpドープされたシリコンから成る第2の層3と、たとえば1021cm−3のドーピング濃度を有するn+ ドープされたシリコンから成る第3の層4とを有する基板である(図1参照)。第1の層2、第2の層3および第3の層4は好ましくはエピタキシャル成長より形成される。第3の層4は基板の主面5を形成する。第1の層2はたとえば500nmの厚みを、第2の層3はたとえば200nmの厚みを、また第3の層4はたとえば100nmの厚みを有する。
【0024】
主面5の上に第1のSiO2 層6が被覆され、また構造化される。第1のSiO2 層6はたとえばTEOS法で150nmの厚みに析出される。第1のSiO2 層6を構造化するためホトレジストマスク(図示せず)が使用される。構造化は乾式エッチングプロセスで行われる。その際に主面5が露出される。
【0025】
ホトレジストマスクの除去後に構造化された第1のSiO2層6の垂直な側面にSiO2スペーサ7が形成される。そのため第2のSiO2層がTEOS法でたとえば80nmの厚みに析出される。異方性の乾式エッチングによりシリコンに対して選択的に第2のSiO2層からスペーサ7が形成される(図2参照)。
【0026】
構造化された第1のSiO2 層6およびSiO2 スペーサ7の使用のもとに異方性乾式エッチングプロセスで第1のトレンチ8がエッチングされる。エッチングプロセスとしてはたとえばHBr、NF3 、He、O2 が適している。第1のトレンチ8はたとえば1000nmの深さで形成される。それによって第1のトレンチ8は半導体基板のpドープされた範囲1内まで達する。第1のトレンチ8は第1の層2、第2の層3および第3の層4を切断する。主面5に対して平行に第1のトレンチ8はストリップ状の横断面を有する。第1のトレンチ8はセル領域全体にわたりほぼ平行に延びている。第1のトレンチ8はたとえば90nmの幅および64nmの長さを有する。隣接する第1のトレンチ8の中心間の間隔はたとえば500nmであり、これは使用されるテクノロジーでの最小構造寸法F=250nmの2倍に相当する。
【0027】
続いてたとえばNH4 F(30%)/HF(6%)による湿式エッチングにより構造化された第1のSiO2 層6およびSiO2 スペーサ7が除去される。
【0028】
TEOS法により100nmの層厚に別のSiO2 層を析出することにより第1のトレンチ8が第1の絶縁構造9(図7)で満たされる。第1の絶縁構造9を形成するため、トレンチ8の外側に主面5が露出されるまで、SiO2 層がバックエッチングされ、またプレーナ化される。バックエッチングはたとえばCHF3 、O2 により乾式エッチングプロセスで行われる。
【0029】
続いて、第2のトレンチ10をエッチングするためのエッチングマスクとして使用される別のトレンチマスクがホトリソグラフ法を用いて形成される(図3参照)。第2のトレンチ10を形成するためには、シリコンをSiO2に対して選択的に侵食するエッチング法が使用されなければならない。特にそのためにHBr、Cl2、He、O2が適している。第2のトレンチ10はたとえば第1のトレンチ8に対して垂直に延びている(図3は図2に対して垂直に装置を通る断面を示す)。後で短絡が生じるのを防止するため、第2のトレンチ10のエッチングの際に第1の絶縁構造9の側面においてシリコンが残滓なしに除去されることが重要である。このことを確実にするため、異方性の乾式エッチングの後にたとえばコリン(Cholin)による湿式エッチングも追加される。第2のトレンチ10はたとえば500nmの深さにエッチングされる。第2のトレンチ10は第1の層2内まで達するが、これを切断はしない。完成したDRAMセル装置において第1の層2の通しの部分、即ちトレンチ10が到達していない、横方向に連続した部分はそれぞれビット線として作用する。主面5に対して平行に第2のトレンチ10はストリップ状の横断面を有する。それらはほぼ平行に延びており、また250nmの幅および128μmの長さを有する。隣接する第2のトレンチ10の中心間隔はたとえば500nm、すなわち2Fである。
【0030】
トレンチマスクを除去した後に第2のトレンチ10はたとえば300nmの層厚でTEOS法でSiO2 層11´を析出することにより満たされる。
【0031】
たとえばCHF3 、O2 による異方性乾式エッチングによりSiO2 層11´がバックエッチングされる。その際に第2のトレンチ10内に第2の絶縁構造11が形成される(図4)。異方性乾式エッチングプロセスはSiO2 をシリコンに対して選択的に侵食する。エッチングプロセスは、第2の絶縁構造11の表面が主面5の下400nmに位置するまで継続される。この乾式エッチングプロセスで第1の絶縁構造9も侵食され、その表面は乾式エッチングプロセスの後に第2の絶縁構造11の表面と等しい高さに位置する。バックエッチングの際に第1のトレンチ8および第2のトレンチ10内でそのつどのトレンチの側面に境を接する第3の層4および第2の層3の表面は完全に露出される。必要な場合には、これはたとえばHF(1%)による追加的な湿式エッチング過程により確実にされる。
【0032】
第2の層3の表面にゲート酸化物12を形成するため、続いて、たとえば800°Cにおいて熱的酸化が行われる。ゲート酸化物12はたとえば5nmの厚みに形成される。熱的酸化の際にすべての露出したシリコン表面に5nm厚みのSiO2層が生ずる。最後に、本来の場所にドープされたポリシリコン層13´が析出される。ドープされたポリシリコン層、たとえば燐により1021cm-3のドーピング濃度でnドープされたポリシリコン層は80nmの厚みに析出される(図4参照)。ドープされたポリシリコン層13´はゲート酸化物12のエッジを同形にカバーするように析出される。それにより第2のトレンチ10は満たされない。しかし、その際に、第2のトレンチ10よりも小さい幅を有する第1のトレンチ8は満たされる。
【0033】
ゲート電極13を形成するため、ドープされたポリシリコン層13´が異方性乾式エッチングプロセスでバックエッチングされる。その際に第2のトレンチ10内で第2の絶縁構造11の表面が露出される。第2のトレンチ10内に配置されているゲート電極13の部分は第2のトレンチ10の側面に沿うスペーサとして生ずる。異方性エッチングがたとえばHBr、Cl2、He、O2により行われ、その際に150nmのポリシリコンの厚みがエッチングされる。すなわちエッチングは、ゲート酸化物で覆われた第3の層4の側面が第2のトレンチ10の範囲内で露出されるように、強く行われる(図5参照)。主面5の範囲内の第3の層4の表面にゲート酸化の際に形成される薄いSiO2層は異方性エッチングの際にエッチングストップとして作用する。
【0034】
ゲート電極13を形成するための異方性エッチングの際に、ドープされたポリシリコン層13´により満たされている第1のトレンチ8内のドープされたポリシリコン層13´は主面5の高さの下側までバックエッチングされる(図7参照)。ゲート電極13はそれぞれ、2つの隣接する第1のトレンチおよび2つの隣接する第2のトレンチにより境される第2の層3の部分をリング状に囲んでいる(図6参照)。第1のトレンチ8の幅は小さいので、隣接するゲート電極13はそのつどの第1のトレンチ8内に配置されている部分を介して互いに接続されている。
【0035】
別のSiO2 層がTEOS法でたとえば150nmの厚みに析出され、また乾式エッチング法で異方性にバックエッチングされる。それにより第3の絶縁構造14が形成される。第3の絶縁構造14は同一の第2のトレンチ10の向かい合う側面に配置されているゲート電極13を互いに絶縁する(図5参照)。第1のトレンチ内で第3の絶縁構造14はゲート電極13を覆う。第2のトレンチ10は同じく第3の絶縁構造14によりほぼ満たされている。より大きい厚みでSiO2 層を析出することにより避けられ得るわずかな非平坦性だけが残留する。
【0036】
続いてコンデンサ誘電体15が被覆される。コンデンサ誘電体15は高い相対的誘電定数εr を有する材料から製造される。好ましくはコンデンサ誘電体15はバリウム‐ストロンチウム‐チタン酸塩、ストロンチウム‐チタン酸塩または鉛‐ジルコニア‐チタン酸塩の1つから形成される。これらの強誘電性および常誘電性層はたとえばスパッタリングにより、またはCVDまたはゾル‐ゲル法により被覆される。コンデンサ誘電体15はたとえば50nmの層厚で形成される。
【0037】
コンデンサ誘電体15の材料による第3の層4のシリコンの損傷が危惧される場合に、第3の層4とコンデンサ誘電体15との間にたとえばTiN、Pt、WまたはRuO2から成る中間層を設けることは本発明の範囲内にある。
【0038】
メモリ応用に対してコンデンサ誘電体内の漏れ電流が受け入れられない場合には、コンデンサ誘電体が構造化され得る。しかし、そのためには追加的なマスクが必要である。
【0039】
コンデンサ誘電体の上に全面にコンデンサ板16が被覆される。そのためにたとえばTiN、Pt、W、RuO2 またはn+ ドープされたポリシリコンから成る導電層が析出される。コンデンサ板16はたとえば100nmの厚みに形成される。
【0040】
DRAMセル装置内で各メモリセルは、それぞれ隣接する第1のトレンチおよび隣接する第2のトレンチにより境界付けられており、またそこに配置されているソース/ドレイン領域としての第1の層2、チャネル領域としての第2の層3およびソース/ドレイン領域としての第3の層4の部分を含んでいる垂直MOSトランジスタから成る読出しトランジスタを含んでいる。第1の層2の通しの部分、すなわちトレンチ10が到達しない連続した部分(図5参照)はビット線として作用する。ビット線方向に対して垂直に隣接しておりまた第1のトレンチ8の範囲内で互いに接続されているゲート電極13は、埋められたワード線を形成する。隣接するワード線は第3の絶縁構造により互いに絶縁されている。メモリセルはさらに、メモリ節点としての第3の層4の各部分、コンデンサ誘電体15およびコンデンサ板17から形成されるメモリコンデンサを含んでいる。
【0041】
DRAMセル装置を製造するために、ただ2つのマスクが必要である。第1のSiO2 層6を構造化するための第1のマスク、第2のトレンチ10をエッチングするための第2のマスク。両マスク内の構造が最小製造可能な構造寸法Fに相応してそのつどのテクノロジーで製造されると、メモリセルあたり4F2 の占有場所が生ずる。F=0.25μmを有するテクノロジーを基礎とすると、0.25μm2 のメモリセルあたりの占有場所が生ずる。使用される両マスクはそれらの調整に関して非臨界的である。ゲート電極、従ってまたワード線の構造化のために別のマスクは必要でない。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の構造化されたSiO2 層を有する半導体基板の断面図。
【図2】第1のトレンチマスクの形成および第1のトレンチのエッチング後の半導体基板の断面図。
【図3】第2のトレンチのエッチングおよび第2のトレンチの充填後の半導体基板を通る図2に示されている断面に対して垂直な断面図。
【図4】ゲート酸化物の形成およびドープされたポリシリコン層の析出後の半導体基板を通る図3に示されている断面図。
【図5】ゲート電極の形成およびメモリコンデンサの完成後の半導体基板を通る図4に示されている断面図。
【図6】半導体基板を通る図5中にVI−VIにより示されている断面図。
【図7】半導体基板を通る図6中にVII−VIIにより示されている断面図。
【符号の説明】
2 第2のソース/ドレイン領域
3 チャネル領域
4 第1のソース/ドレイン領域
5 主面
8 第1のトレンチ
9 第1の絶縁構造
10 第2のトレンチ
12 ゲート酸化物
13 ゲート電極
15 コンデンサ誘電体
16 コンデンサ板
Claims (7)
- それぞれ1つの読出しトランジスタと1つのメモリコンデンサを備える複数のメモリセルが形成され、
前記読出しトランジスタがそれぞれ半導体基板に集積された垂直MOSトランジスタとして構成されており、その各第1のソース/ドレイン領域(4)が基板の主面(5)に境を接しており、
各メモリコンデンサが、それぞれ第1のソース/ドレイン領域(4)の1つと電気的に接続されたメモリ節点により形成され、
第1の導電形にドープされている第1の層(2)と、第1の導電形と逆の第2の導電形にドープされている第2の層(3)と、前記第1の導電形にドープされており、かつ主面(5)に境を接している第3の層(4)とを含む半導体基板内に、それぞれストリップ状で互いに平行に延び、更に第1の層(2)、第2の層(3)および第3の層(4)を切断する第1のトレンチ(8)がエッチングにて形成され、
第1のトレンチ(8)が第1の絶縁構造(9)により満たされ、
それぞれストリップ状で互いに平行に延びて第1のトレンチ(8)と交わり、しかも第1の層(2)を切断することなしに第1の層(2)内まで達する第2のトレンチ(10)がエッチングにより形成され、隣接する第1のトレンチ(8)間に配置された第1の層(2)の部分が埋め込まれたビット線(2)を形成し、
第2のトレンチ(10)に第2の絶縁構造(11)が設けられ、
第2のトレンチ(10)の幅が第1のトレンチ(8)の幅よりも大きく、
構造化された第2の層(3)および第3の層(4)の表面が第1のトレンチ(8)および第2のトレンチ(10)の側面に露出するまで、第1の絶縁構造(9)および第2の絶縁構造(11)が半導体材料に対して選択的にエッチングされ、
第2の層(3)の少なくとも露出した表面を覆うゲート酸化物(12)が形成され、
ゲート電極(13)を形成するため、ゲート酸化物(12)のエッジ部を同形にカバーするようにしてドープされたポリシリコン層(13´)が形成され、その厚みは第1のトレンチ(8)を満たすが第2のトレンチ(10)は満たさないように選定され、第2のトレンチの側面にドープされたポリシリコンスペーサが生じ、かつ第2のトレンチ内で第2の絶縁構造(11)の表面が部分的に露出し、他方第1のトレンチ(8)内の第1の絶縁構造の表面がドープされたポリシリコンにより覆われた状態にとどまるように異方性にバックエッチングされ、他方第1の絶縁構造の表面が、第1のトレンチ(8)内でドープされたポリシリコンにより覆われた状態にとどまり、その結果隣接するゲート電極(13)が第2のトレンチの方向において互いに隣接し、
ゲート電極(13)を覆う第3の絶縁構造(14)が形成される
ことを特徴とするDRAMセルの製造方法。 - 第1のトレンチ(8)をエッチングするために第1のトレンチマスクが使用され、
第1のトレンチマスクを形成するために第1のSiO 2 層(6)が析出され、かつホトリソグラフ法を用いて構造化され、
第1のSiO 2 層(6)のエッジ部を同形にカバーする第2のSiO 2 層が析出されて構造化された第1のSiO 2 層(6)の側面にSiO 2 スペーサを形成し、該スペーサにより第1のトレンチ(8)の幅が定まるように、前記第2のSiO 2 層が異方性にバックエッチングされることを特徴とする請求項1記載の方法。 - 半導体基板が少なくともDRAMセル装置の範囲内に単結晶シリコンを含んでおり、
第1の層(2)、第2の層(3)および第3の層(4)がエピタキシャル成長させられることを特徴とする請求項1または2記載の方法。 - 第1の層(2)の下に、エピタキシャル成長にてCoSi 2 から成る導電層が形成され、この導電層が第1のトレンチ(8)のエッチングの際に切断されることを特徴とする請求項3記載の方法。
- 第1のソース/ドレイン領域(4)上にメモリコンデンサを形成するため、第1のソース/ドレイン領域(4)の上側にコンデンサ誘電体(15)およびコンデンサ板(16)が被着され、その結果第1のソース/ドレイン領域(4)が同時にメモリ節点として作用することを特徴とする請求項1ないし4の1つに記載の方法。
- コンデンサ誘電体(15)がバリウム‐ストロンチウム‐チタン酸塩、ストロンチウム‐チタン酸塩および鉛‐ジルコニア‐チタン酸塩の1つから形成されることを特徴とする請求項5記載の方法。
- コンデンサ誘電体(15)が連続した層として形成されることを特徴とする請求項5または6記載の方法。
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