JP3558994B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、フルカラー複写機やカラープリンタなどの画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、カラー画像を出力する画像形成装置として、色分解された画像信号に基づいて、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(B)の各色のトナー像を形成する4つの画像形成ユニットを搬送ベルトに沿って並設した、いわゆる4連タンデム式のフルカラー複写機が知られている。
【0003】
各色の画像形成ユニットは、搬送ベルトに転接された感光体ドラム、ドラム表面を所定の電位に帯電させる帯電装置、ドラム表面を露光して静電潜像を形成する露光装置、ドラム表面上の静電潜像にトナーを供給して現像する現像装置、および現像されたトナー像を搬送ベルト上に吸着されて搬送される記録紙上に転写する転写装置を有している。しかして、搬送ベルトに吸着された記録紙が4つの画像形成ユニットを通して搬送され、記録紙上に各色のトナー像が重ねて転写され、定着装置に送り込まれて各色のトナー像が記録紙上に定着されてカラー画像が形成される。
【0004】
このような、感光体ドラムの駆動のためDCモータを使用した4連タンデム式のフルカラー複写機において、4つの感光体ドラムの径を同一にし、回転精度を高めるため多パルスエンコーダを使用して、このパルス信号を利用した角速度一定制御を採用している。
【0005】
しかしながら、感光体ドラムは装置全体に対し寿命が短く、数万枚印刷毎に交換する必要が有る為、感光体ドラムの駆動器としてのDCモータとつなぐカップリングを介して着脱可能な構成(機構)となっている。この機構の軸ぶれを最小限に抑えたいものの、着脱可能構成である分、分離部品が増え、相互間の寸法ずれや隙間がたで軸ぶれが大きくなる。軸ぶれが有ると、感光体ドラムの1回転毎における周期性(正弦波的に現れる)の回転角度変動(周速の変動)が発生する。
【0006】
このため、4連タンデム式のフルカラー複写機では、各感光体ドラムの回転変動の周期が異なるので、画像重ね合わせずれ(濃淡のずれ、レインボーノイズ)が大きく発生してしまうという欠点がある。
【0007】
また、上記各感光体ドラムの駆動器としてDCモータを用いている場合、起動時、あるいは停止時に、無制御状態となってしまい、一旦、各感光体ドラムの回転変動の周期を調整したとしても、それぞれの感光体ドラムの周速変動の位相がずれてしまうという欠点がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
この発明は、4連タンデム式のフルカラー複写機では、各感光体ドラムの回転変動の周期が異なり、画像重ね合わせずれが大きく発生してしまうという欠点を回避して、各感光体ドラムの回転変動の周期の位相を合わせることにより、画像重ね合わせずれを極力抑制でき、低減できることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、
この発明は、記録媒体を搬送する搬送部と、
この搬送部上に並んで設けられ、それぞれ回転する感光体ドラムを有し、それぞれ別々の色の画像を上記搬送部にて搬送される記録媒体上に転写するイエロー、マゼンタ、シアン、ブラック用の画像形成ユニットと、
上記各画像形成ユニットの感光体ドラムの1回転における速度変化を示すパターンとして、上記記録媒体の搬送方向に対して平行する方向に、マゼンタ、シアン、ブラックの各色の組で交互になる均一濃度のハーフトーン帯と、マゼンタ、シアン、イエロー、ブラックの各色の所定周期の線分パターンとを印刷出力する出力手段と、
この出力手段の出力により判断される上記感光体ドラムの1回転における速度変化の位相差に基づく補正値を設定する設定手段と、
この設定手段により設定される補正値に基づいて、上記感光体ドラムの回転速度を加速あるいは減速することにより、各感光体ドラムの1回転ごとの速度変化の位相を合わせる補正手段と、
を具備したことを特徴とする画像形成装置を提供するものである。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照してこの発明の実施形態に係る画像形成装置を説明する。
【0013】
[第1の実施形態]
図1は、この発明のカラー画像形成装置の一例であるカラーデジタル複写装置1を説明するブロック構成図である。
【0014】
図1に示すように、カラーデジタル複写装置1は、制御部(CPU)61、スキャナ62、画像形成装置63、操作パネル64により構成され、LAN等の回線65を介してパーソナルコンピュータ等の外部装置66に接続されている。
【0015】
制御部(CPU)61は、カラーデジタル複写装置1の全体を制御するものである。
【0016】
スキャナ62は、図示しない複写対象物の画像情報を光の明暗として読み取って、画像信号を生成するものである。
【0017】
画像形成装置63は、スキャナ62あるいは外部装置66から供給される画像信号に対応する画像を形成するものである。
【0018】
操作パネル64は、種々の設定を行うものである。
【0019】
制御部61は内部メモリ61aを有している。この内部メモリ61aには回転角度変動位相認識用の自己印刷画像パターンが登録されている。
【0020】
図2は、カラーデジタル複写装置1を説明する内部構成図である。
【0021】
図2に示すように、スキャナ62は、原稿置き台12上に置かれた原稿(図示せず)を照明するための照明ランプ13、照明ランプ13からの光を原稿に向けて収束させるリフレクタ14、原稿から反射されてきた光を反射ミラー15、16、17、結像レンズ18等を使って受光素子19に導くための光学システム、原稿からの光を電気信号に変換するためのCCD等の受光素子19、光電変換された電気信号を色分解してイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(B)の各色毎の画像信号を作成するための画像処理装置20を有している。
【0022】
図2に示すように、画像形成装置63は、subtractive primariesにおける各色成分であるY(yellow)、M(magenta)およびC(cyan)の3色と明暗の補強のためのB(black)の4色の画像を形成する4つの画像形成部4Y、4M、4Cおよび4Bと、それぞれの画像形成部4Y、4M、4Cおよび4Bに設けられている感光体ドラム21Y、21M、21C、21Bに、スキャナ62または外部から供給される画像信号に対応して光強度が断続的に変化されている露光光、例えばレーザビームを照射する露光装置5、被転写材(被画像形成媒体)である用紙Pを搬送しながら各画像形成部4Y、4M、4Cおよび4Bにおいて形成された画像を、用紙P上に順に重ね合わせる転写ベルト6、転写ベルト6により搬送された用紙Pおよび用紙P上の画像(現像剤像)を加熱しながら加圧することで用紙Pに現像剤像を定着する定着装置7を有している。
【0023】
各画像形成部4Y、4M、4Cおよび4Bは、それぞれほぼ同様の構成を有し、公知の電子写真プロセスにより各色に応じた画像を形成するようになっている。ただし、感光体ドラム21Y、21M、21C、21Bの径は同じである。
【0024】
感光体ドラム21Y、21M、21C、21Bの周囲には、その回転方向に沿って、帯電装置22Y、22M、22C、22B、対応する色の現像剤(トナー)を収容している現像装置23Y、23M、23C、23B、転写装置26Y、26M、26C、26B、クリーニング装置24Y、24M、24C、24B、および除電装置25Y、25M、25C、25B、が各々配置され、色ごとに分解された画像信号に応じて露光装置5から射出されポリゴンミラー5aによって走査されるレーザビーム5Y、5M、5C、5Bに対応するカラー画像を形成するようになっている。
【0025】
転写装置26Y、26M、26C、26Bは、感光体ドラム21Y、21M、21C、21Bの下部の転写ベルト6を挟んだ対向位置に設けられている。
【0026】
転写ベルト6の下方の所定の位置には、各画像形成部4Y、4M、4Cおよび4Bで形成されたトナー像が転写される用紙Pを保持する用紙カセット8a、8bが設けられている。なお、それぞれの用紙カセット8a、8bには、カセット内に収容されている用紙Pを1枚ずつ取り出すためのピックアップローラ9a、9bが設けられている。また、それぞれの用紙カセット8a、8bと転写ベルト6との間には、ピックアップローラ9a、9bにより取り出された用紙Pを、転写ベルト6に向けて給送するためのガイドやローラからなる用紙搬送部10が形成されている。なお、用紙搬送部10の転写ベルト6側の所定の位置には、いずれかのカセットから取り出されて用紙搬送部10を搬送されている用紙Pと各画像形成部4Y、4M、4Cおよび4Bにおいて形成される画像との位置を整合するために、用紙Pを転写ベルト6に向けて送り出すタイミングを設定するアライニングローラ11が設けられている。
【0027】
図2に示したカラー画像形成装置1においては、スキャナ62あるいは外部装置66から画像信号が供給されると、時系列に従って、図示しない帯電電源装置により各画像形成部4Y、4M、4Cおよび4Bの感光体ドラム21Y、21M、21C、21Bが所定の電位に帯電され、露光装置5から、画像信号に基づいて光強度が断続的に変化されたレーザビームが、個々の感光体ドラム21Y、21M、21C、21Bに照射される。
【0028】
これにより、4つの画像形成部4Y、4M、4Cおよび4Bの感光体ドラム21Y、21M、21C、21Bに、出力すべきカラー画像に対応した静電潜像が形成される。なお、各画像形成部4Y、4M、4Cおよび4Bの感光体ドラム21Y、21M、21C、21Bに画像が露光されるタイミングは、転写ベルト6上を搬送される用紙Pの移動に合わせて、所定の順に定義されている。
【0029】
各画像形成部4Y、4M、4Cおよび4Bの感光体ドラム21Y、21M、21C、21Bに形成された静電潜像は、同一の画像形成部4Y、4M、4Cおよび4B内に配置され、予め決められた色のトナー(現像剤)を収容している現像装置23Y、23M、23C、23B、によりトナーが選択的に提供されて現像され、転写ベルト6を介在させて、感光体ドラム21Y、21M、21C、21Bと対向されている転写装置により、転写ベルト6上の用紙Pに、順に、転写される。
【0030】
なお、用紙Pは、予め選択されているサイズあるいは露光装置5により露光される画像のサイズに対応する大きさの用紙Pを収容しているカセットから取り出されて用紙搬送部10のアライニングローラ11まで搬送され、一時的にアライニングローラ11で停止されている。
【0031】
また、用紙Pは、露光装置5による最初の色の画像の露光もしくは所定のタイミングで、アライニングローラ11から、転写ベルト6に向けて給送される。このとき、用紙Pは、転写ベルト6を支持している用紙給送部側のローラの近傍に設けられている帯電装置(用紙P向け)により帯電されて、転写ベルト6に密着される。
【0032】
各画像形成部4Y、4M、4Cおよび4Bにより形成されたトナーすなわちトナー像が転写された用紙Pは、定着装置7に搬送され、定着装置7で溶融されたトナーが定着される。
【0033】
上記感光体ドラム21Y、21M、21C、21Bを回転制御するモータ制御部30について、図3を用いて説明する。
【0034】
上記モータ制御部30は、上記感光体ドラム21Y、21M、21C、21Bをそれぞれ回転するDCモータ31Y、31M、31C、31Bを駆動するモータドライバ32Y、32M、32C、32Bと制御回路33により構成されている。
【0035】
この制御回路33は制御ASICにより構成され、APCオン回路34、モータ制御回路35Y、35M、35C、35B、位相調整回路39Y、39M、39C、39Bにより構成されている。
【0036】
上記感光体ドラム21Y、21M、21C、21Bは、それぞれ連結伝達部等(図示しない)を介して回転駆動用のDCモータ31Y、31M、31C、31Bに連結されている。これらのDCモータ31Y、31M、31C、31Bは、それぞれ別々のモータ制御回路35Y、35M、35C、35Bにより駆動されるようになっている。
【0037】
上記DCモータ31Y(31M、31C、31B)のロータ周囲あるいは回転軸には、図4に示すようなマグネットエンコーダ36Yが設けられている。
【0038】
このマグネットエンコーダ36Yに隣接して設けられている磁気抵抗素子(MR素子)71を含むFG信号発生回路70YによりそれぞれエンコーダパルスとしてのFG信号が出力されるようになっている。このFG信号にはPG信号が重畳されている。
【0039】
マグネットエンコーダ36Yは、図4に示すように、S極とN極とが交互に設けられ、1箇所のS極とN極の幅がたとえば80対20に異ならせてあり、他の箇所のS極とN極の幅がたとえば50対50の同じものとなっている。
【0040】
FG信号発生回路70Yは、図5に示すように、磁気抵抗素子71、増幅器72、比較器73により構成されている。
【0041】
磁気抵抗素子71は、マグネットエンコーダ36Yの回転に伴い対向する電極がS極とN極と交互に変化するのに伴う電気信号に変換されるものである。
【0042】
増幅器72は、磁気抵抗素子71からの電気信号を増幅するものである。
【0043】
比較器73は、増幅器72からの電気信号に基づいて、図6、図7(a)に示すように、デジタルのエンコードパルスとしてのFG信号を出力するものである。
【0044】
このY−FG信号は、通常の電極部分に対してデューティ比が1対1のパルスとなり、S極とN極の幅が異なっている部分に対してデューティ比が8対2のパルスとなっている。
【0045】
FG信号発生回路70YからのY−FG信号は、PG信号検知回路74Yに供給される。
【0046】
PG信号検知回路74Yは、たとえばパルス幅を計数するタイマカウンタと比較器等により構成されている。
【0047】
このPG信号検知回路74Yは、FG信号発生回路70YからのY−FG信号のデューティ比が所定値以下の際に、Y−PG信号を出力するものである。
【0048】
たとえば、図7(a)に示す、Y−FG信号のデューティ比が30%以下の際に、Y−PG信号を出力するものである。
【0049】
したがって、マグネットエンコーダ36Yが1周する間に、つまり上記感光体ドラム21Yが1周する間に、FG信号発生回路70Yから600パルスのY−FG信号が出力されるようになっている。マグネットエンコーダ36Yが1周するごとに、つまり上記感光体ドラム21Yが1周するごとに、PG信号検知回路74YからY−PG信号が出力されるようになっている。
【0050】
また、DCモータ31M、31C、31Bのロータ周囲あるいは回転軸にも、それぞれマグネットエンコーダ36M、36C、36Bが設けられ、FG信号発生回路70M、70C、70Bと、PG信号検知回路74M、74C、74Bも設けられ、上記同様に感光体ドラム21M、21C、21Bが1周する間に、それぞれ600パルスのM−FG信号、C−FG信号、B−FG信号が出力され、1周ごとにM−PG信号、C−PG信号、B−PG信号が出力されるようになっている。
【0051】
これにより、上記モータ制御回路35Y、35M、35C、35Bにおいて、同じ周速で上記DCモータ31Y、31M、31C、31Bが回転制御され、上記感光体ドラム21Y、21M、21C、21Bが同じ周速で回転するようになっている。
【0052】
マグネットエンコーダを除いたFG信号発生回路70Y、70M、70C、70Bと、PG信号検知回路74Y、74M、74C、74Bとは、制御回路33の制御ASIC内に設けられていても、制御回路33の制御ASIC外に設けられていても良い。
【0053】
上記例では、マグネットエンコーダ36Y(36M、36C、36B)からの信号をデジタル信号に変換してPG信号を検知する場合について説明したが、マグネットエンコーダ36Y(36M、36C、36B)からのアナログ信号によりPG信号を検知するようにしても良い。
【0054】
この場合、図8に示すように、FG信号発生回路70Y(70M、70C、70B)の増幅器72からのアナログ信号(FG信号)がPG信号検知回路74Y’(74M’、74C’、74B’)に出力されている。PG信号検知回路74Y’(74M’、74C’、74B’)は、図9に示す特性の、ハイパスフィルタにより構成されている。
【0055】
これにより、PG信号検知回路74Y’(74M’、74C’、74B’)は、図10(a)に示す、FG信号の周波数が所定の周波数(fp)よりも高い場合に、図10(b)に示すように、PG信号が出力されるようになっている。
【0056】
また、PG信号を検知する方法として、後述する位相制御部(APC)43からの信号を用いて行うようにしても良い。
【0057】
この場合、FG信号発生回路70Y(70M、70C、70B)からPG信号検知回路74Yへ、上記DCモータ31Y(31M、31C、31B)の1回転ごとに出力される600パルスのFG信号を、図11、図12に示すように、その信号の立ち上がりエッジからタイマーカウンタ(図示しない)で信号幅を時間として測定し、その次に角速度目標設定値であるFG信号幅の時間と比較し、その差分を電圧値として8bitデータで出力する。
【0058】
電圧制御によるPG信号検出ブロック(アルゴリズム)では、入力されたFG信号データをまずは最初のみ初期データとして、モータ1回転分をメモリ(図示しない)にコピーする。上記DCモータ31Y(31M、31C、31B)の2回転目より、入力されたデータとメモリにおけるデータの平均を取り、結果を元のメモリに蓄積する。データはモータ回転数分、平均値としてメモリに蓄積を実行する。位相基準として、メモリ中の最大値のアドレスポインタを出力する。
【0059】
上記モータ制御回路35Y、35M、35C、35Bは、図3に示すように、それぞれ加減算器41、速度制御部(AFC)42、位相制御部(APC)43、増幅器(Gf)44、増幅器(Gp)45、増幅器(G)46、リミッタ(L)47により構成されている。
【0060】
加減算器41は、位相調整回路(39Y、39M、39C、39B)からのクロック信号を加算し、増幅器(Gf)44、あるいは増幅器(Gp)45からの信号で減算するものである。
【0061】
速度制御部(AFC)42は、磁気抵抗素子(37Y、37M、37C、37B)からのFG信号に基づく信号を出力するものである。
【0062】
位相制御部(APC)43は、磁気抵抗素子(37Y、37M、37C、37B)からのFG信号に基づく信号を出力するものである。
【0063】
増幅器(Gf)44は、速度制御部(AFC)42からの信号を増幅するものである。
【0064】
増幅器(Gp)45は、位相制御部(APC)43からの信号を増幅するものである。
【0065】
増幅器(G)46は、加減算器41からの信号を増幅するものである。
【0066】
リミッタ(L)47は、増幅器(G)46に接続され、増幅器(G)46の増幅率を制限するものである。これにより、位相調整回路(39Y、39M、39C、39B)による位相調整時に、リミッタ(L)47がオンされ、最大加速、あるいは最大減速を行わずに、徐々に加速、あるいは徐々に減速を行うようになっている。リミッタ(L)47のオン、オフは、制御部61からの信号により切り換えられるようになっている。
【0067】
上記モータ制御回路35Y、35M、35C、35Bには、それぞれカラーデジタル複写装置1の全体を制御する制御部(CPU)61のレジスタに角速度目標設定値がロードされることにより、生成される基準クロックが供給されるとともに、磁気抵抗素子37Y、37M、37C、37BからのエンコーダパルスとしてのFG信号が供給されている。さらに、上記モータ制御回路35Y、35M、35C、35Bには、APCオン回路34からのAPCオン信号が供給されている。
【0068】
上記モータ制御回路35Y、35M、35C、35Bからは、速度制御部(AFC)42による速度が角速度目標設定値に対してある範囲内(角速度目標設定値の±0.125%)に入った際に、ロック信号を出力するものである。
【0069】
上記モータ制御回路35Y、35M、35C、35Bは、それぞれ電源投入時(モータ起動時)、制御部61からの基準クロック周波数と、磁気抵抗素子37Y、37M、37C、37BからのエンコーダパルスとしてのFG信号の周波数とが合うように、それぞれ速度制御部(AFC)42を用いてDCモータ31Y、31M、31C、31Bを加速あるいは減速するための信号を、モータドライバ32Y、32M、32C、32Bに出力するものである。
【0070】
上記モータ制御回路35Y、35M、35C、35Bの速度制御部(AFC)42は、それぞれ制御部61からの基準クロック周波数と、磁気抵抗素子37Y、37M、37C、37BからのエンコーダパルスとしてのFG信号の周波数とが合うように、DCモータ31Y、31M、31C、31Bを加速あるいは減速するための信号を、それぞれモータドライバ32Y、32M、32C、32Bに出力するものである。
【0071】
上記モータ制御回路35Y、35M、35C、35Bの位相制御部(APC)43は、それぞれAPCオン回路34からのAPCオン信号が供給された際に、制御部61からの基準クロック周波数と、磁気抵抗素子37Y、37M、37C、37BからのエンコーダパルスとしてのFG信号の周波数の1パルス内の位相が一致するように制御を行うものである。
【0072】
APCオン回路34は、アンド回路で構成され、上記位相調整回路39Y、39M、39C、39Bからの位相ロック信号が供給された際に、APCオン信号を各モータ制御回路35Y、35M、35C、35Bのそれぞれの位相制御部(APC)43に出力されるようになっている。
【0073】
位相調整回路39Y(39M、39C、39B)は、図13に示すように、それぞれPLL回路51、カウンタ52、53、補正レジスタ54、レジスタ55、選択回路56、比較回路57により構成されている。PLL回路51、カウンタ52とにより分周回路が構成されている。
【0074】
PLL回路51には、制御部61からの基準クロックが供給されるとともに、カウンタ52からのカウントアップ出力が供給される。カウンタ52には選択回路56により選択されたカウント値があらかじめ設定され、PLL回路51から出力されるクロックをカウントし、設定カウント値となった際に、カウントアップ出力が出力されるようになっている。
【0075】
上記PLL回路51は、PLLを使用したプリスケーラであり、基準クロックを精度良く分周するものである。カウンタ52に「1000」を設定することにより、PLL回路51は、「1000/1024」の分周比で、基準クロックを分周するようになっている。
【0076】
カウンタ53は、PG信号検知回路74YからのY−PG信号が供給されるごとに、FG信号発生回路70Yから出力されるY−FG信号をカウントするものである。このカウント値は、比較回路57に供給される。
【0077】
補正レジスタ54は、あらかじめ制御部61からの位相差に基づく補正カウント値が設定されるものである。
【0078】
レジスタ55には、カウンタ52にセットする「1024」のカウント値が記憶されている。このカウント値は、PLL回路51が供給される基準クロックをそのまま出力する際に、カウンタ53にセットするものである。
【0079】
選択回路56は、基準位相信号としてのPG信号検知回路74YからのY−PG信号と制御部61からの制御信号と比較回路57からの出力信号とモータ制御回路35Yからのロック信号に基づいて、補正レジスタ54からの補正カウント値あるいはレジスタ55からのカウント値をカウンタ52へ出力するものである。
【0080】
すなわち、モータ制御回路35Yからのロック信号が供給された後、PG信号検知回路74YからのY−PG信号により補正レジスタ54からの補正カウント値が選択されてカウンタ52へ出力され、制御部61からの制御信号、比較回路57からの出力信号が供給された際に、レジスタ55からのカウント値が選択されてカウンタ52へ出力される。
【0081】
比較回路57は、PG信号検知回路74YからのY−PG信号が供給されるごとに、カウンタ53のカウント値が所定カウント値(1024)を中心とした許容範囲内か否かを比較するものであり、この比較の結果、許容範囲の際に、切換え信号を選択回路56に供給し、位相ロック信号をAPCオン回路34へ供給する。
【0082】
次に、4色の各感光体ドラム21Y、21M、21C、21Bの相対位相(各感光体ドラム21Y、21M、21C、21Bの周速変動の位相周期)を調整する処理を説明する。
【0083】
まず、図14に示すフローチャートを参照しつつ手動調整の方法を説明する。
【0084】
まず、オペレータにより操作パネル64を用いて各感光体ドラム21Y、21M、21C、21Bの周速変動の位相周期に対する調整モードを選択する(ST1)。この選択により、操作パネル64を用いて調整モード初期画面が表示される(ST1)。
【0085】
ついで、操作パネル64を用いて割り込みモードを設定し(ST2)、画像番号を入力して印刷画像を指定し(ST3)、印刷のスタートボタンをオンする(ST4)。
【0086】
これにより、相対位相調整用のチャートとしての自己印刷画像パターンの印刷が指定される。
【0087】
これにより、制御部61は内部メモリ61aに登録されている回転角度変動位相認識用の自己印刷画像パターンを読出し、このパターンに基づいて露光装置5が駆動されることにより、感光体ドラム21Y、21M、21C、21B上に上記パターンに対応した静電潜像が形成される。また、用紙Pが用紙カセット8a、あるいは8bから取り出されて用紙搬送部10を介して転写ベルト6によって搬送される。上記感光体ドラム21Y、21M、21C、21B上の静電潜像がそれぞれ対応する色のトナーで現像され、転写装置26Y、26M、26C、26Bにより転写ベルト6上の用紙Pに転写される。
【0088】
この用紙Pは、定着装置7により上記パターンの現像剤像が定着されて、相対位相調整用のチャートとして排出される(ST5)。
【0089】
自己印刷画像パターン(相対位相調整用のチャート)としては、図15に示すように、転写ベルト6の移動方向に対して平行する方向、つまり用紙Pの副走査方向に、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(B)の各色の組で交互になる均一濃度のハーフトーン帯Ma、Ca、Ba、マゼンタ(M)、シアン(C)、イエロー(Y)、ブラック(B)の各色の所定周期の線分パターンとが印刷されるようになっている。
【0090】
上記ハーフトーンとしては、20〜30%濃度の2画素変調で描く画像が回転変動を認識し易いものとなっている。
【0091】
図15のハーフトーン帯Ma、Ca、Baに示すように、上記感光体ドラム21M、21C、21Bのそれぞれの周速変動に伴い、ハーフトーン帯の濃淡変化が現れる。
【0092】
すなわち、速度変動を、画素の疎密により濃淡として表し、濃い所が速度の遅くなる所、薄い(淡い)所が速度の速い所となっている。
【0093】
各色における、濃い所から濃い所、あるいは薄い所から薄い所の副走査方向の位置ずれが、速度変動位相差(角度変動位相差)に相当する。
【0094】
図15の上から4段目は、上記感光体ドラム21Bの1周期ピッチ、1/3周期ピッチ、1/9周期ピッチを示す目盛りの部分であり、上記感光体ドラム21Bの主走査方向の線分であり、ブラック(B)の線分パターンである。この目盛りによりハーフトーン帯の位相差角度を把握することができる。
【0095】
図15の上から1段目と下から3段目は、上記感光体ドラム21Cの主走査方向の線分であり、シアン(C)とブラック(B)の重ね合せ線分パターンである。
【0096】
図15の上から2段目と下から2段目は、上記感光体ドラム21Mの主走査方向の線分であり、マゼンタ(M)とブラック(B)の重ね合せ線分パターンである。
【0097】
図15の上から3段目は、上記感光体ドラム21Yの主走査方向の線分であり、イエロー(Y)とブラック(B)の重ね合せ線分パターンである。
【0098】
濃淡の変化の少ない色(濃淡の識別し難い色)に対しては、各色の線分パターンに基づいて、副走査方向の位置ずれ、速度変動の位相差を判断するようになっている。
【0099】
すなわち、イエロー(Y)のような元々薄い色は濃淡を識別し難いので、縦方向の両端側に描くブラック(B)と他色1色(マゼンタ(M)あるいはシアン(C))毎、重ね合わせて形成する線分で、イエロー(Y)の最大色ずれが発生する所からマゼンタ(M)あるいはシアン(C)での最大ずれ部の副走査方向の間隔を得て、ハーフトーン画像で得られる黒とマゼンタ(M)あるいはシアン(C)の位相差を足し合わせる(あるいは引く)、間接的方法で基準色ブラック(B)に対するイエロー(Y)の回転変動位相差を把握する。(図16に示す拡大図参照)
これにより、ハーフトーン帯の濃淡により、ブラック(B)を基準にマゼンタ(M)、シアン(C)の副走査方向の位置ずれ、速度変動の位相差を判断し、ハーフトーン帯のすぐ上の感光体ドラム21Bの1回転周期と1/3周期と1/9周期を示す目盛りに照らし合わせ、マゼンタ(M)あるいはシアン(C)との線分による位相差を判断し、上記マゼンタ(M)あるいはシアン(C)とブラック(B)との位相差に基づいて、イエロー(Y)とブラック(B)との位相差を判断する。
【0100】
すなわち、ブラック(B)を基準に地色(マゼンタ(M)、シアン(C)、イエロー(Y))との位相差を認識する。濃淡を識別し難い薄い色のイエロー(Y)に対する基準ブラック(B)との位相差については、間接的方法で把握する。
【0101】
図15、16の相対位相調整用のチャートの場合、ブラック(B)のハーフトーン帯Baの濃淡により、濃い所aから濃い所bをブラック(B)における感光体ドラム21Bの1回転周期としての1周期ピッチPdと判断する。
【0102】
この1周期ピッチPdの右側bとシアン(C)のハーフトーン帯Caの濃い所cとにより、ブラック(B)に対するシアン(C)の位相差ΔPB−Cを判断する。
【0103】
シアン(C)のハーフトーン帯Caの濃い所cとマゼンタ(M)のハーフトーン帯Maの濃い所dとにより、シアン(C)に対するマゼンタ(M)の位相差ΔPM−Cを判断する。
【0104】
上記1周期ピッチPdの右側bとマゼンタ(M)のハーフトーン帯Maの濃い所dとにより、ブラック(B)に対するマゼンタ(M)の位相差ΔPB−Mを判断する。
【0105】
上から2段目のマゼンタ(M)の線分パターンと、上から3段目のイエロー(Y)の線分パターンとにより、イエロー(Y)に対するマゼンタ(M)の位相差ΔPY−Mを判断する。
【0106】
ついで、イエロー(Y)に対するマゼンタ(M)の位相差ΔPY−Mとブラック(B)に対するマゼンタ(M)の位相差ΔPB−Mとを加算することにより、イエロー(Y)に対するブラック(B)の位相差ΔPY−Bを判断する。
【0107】
ΔPY−B=ΔPB−M+ΔPY−M
位相角差(Δπ)は、上記位相差(ΔP#−X)を対応する感光体ドラムの1周期ピッチ(Pd)で除算して、360度を乗算した値である。
【0108】
位相格差Δπ=(ΔP#−X/Pd)×360°
ΔP#−Xは、ΔPB−C、ΔPB−M、ΔPY−B、ΔPY−M、ΔPM−Cとなっている。
【0109】
上記印刷された相対位相調整用のチャートに基づいて、画像から相対位相ずれ量を把握する(ST6、7)。
【0110】
例えば、図15では、ブラック(B)に対するシアン(C)の位相角差は、1周期ピッチPdの右側bとシアン(C)のハーフトーン帯Caの濃い所cとにより、ブラック(B)に対するシアン(C)の位相差ΔPB−Cを2.5ピッチと判断する。また、1周期ピッチPdを9ピッチと判断する。
【0111】
これにより、2.5(ΔPB−C)×360°/9=100°の遅れ位相と判断する。
【0112】
ブラック(B)に対するマゼンタ(M)の位相角差は、1周期ピッチPdの右側bとマゼンタ(M)のハーフトーン帯Maの濃い所dとにより、ブラック(B)に対するマゼンタ(M)の位相差ΔPB−Mを1から1.5ピッチと判断する。
【0113】
これにより、1〜1.5(ΔPB−M)×360°/9=40°〜50°の約45°の遅れ位相と判断する。
【0114】
イエロー(Y)に対するマゼンタ(M)の位相角差は、図15、16に示すように、上から2段目のマゼンタ(M)の線分パターンと、上から3段目のイエロー(Y)の線分パターンとにより、イエロー(Y)に対するマゼンタ(M)の位相差ΔPY−Mを2ピッチと判断する。
【0115】
これにより、2.0(ΔPY−M)×360°/9=80°の進み位相と判断する。
【0116】
したがって、ブラック(B)に対するイエロー(Y)の位相角差は、イエロー(Y)に対するマゼンタ(M)の位相角差(80°の進み位相)とブラック(B)に対するマゼンタ(M)の位相角差(約45°の遅れ位相)とを加算することにより、35°の進み位相(あるいは325°の遅れ位相)と判断する。
【0117】
この後、調整設定モードは、相対位相の調整シーケンスに入る(ST8)。
【0118】
相対位相の調整シーケンスを、図17に示すフローチャートを参照しつつ説明する。
【0119】
まず、オペレータにより操作パネル64を用いて、相対位相を調整する設定コード番号を入力する(ST11)。
【0120】
これにより、制御部61は操作パネル64の表示部により、この上段に、各色(感光体ドラム)の番号を表示し(C:1、M:2、Y:3)、この下段に、補正ずれ量の表示エリアを表示する(ST12)。
【0121】
この表示に応じて、オペレータは操作パネル64を用いて、調整する色番号を入力し(ST13)、上記画像から把握した相対位相ずれ量を入力する(ST14)。この操作で、黒の回転位相基準に対する3色の各色位相のシフト量を設定する。
【0122】
たとえば、C(1)に対して100を入力し、M(2)に対しては45を入力し、Y(3)に対して325を入力する。
【0123】
この入力後にステップ12に戻り、上記表示部の上段の(C:1、M:2、Y:3)に対して、下段に、位相ずれ量としての(100、45、325)が表示される。
【0124】
この後、オペレータにより操作パネル64を用いて、設定終了が入力された際(ST15)、制御部61は、設定された各位相ずれ量を演算した補正値に変換し、対応する位相調整回路39Y、39M、39C、39Bの補正レジスタ54に設定する(ST16)。
【0125】
シアン(C)に対する100°の遅れに対して、「1024+100×(1024/360)」により、「約1308」が演算され、位相調整回路39Cの補正レジスタ54に設定される。
【0126】
マゼンタ(M)に対する45°の遅れに対して、「1024+45×(1024/360)」により、「約1152」が演算され、位相調整回路39Mの補正レジスタ54に設定される。
【0127】
イエロー(Y)に対する325°の遅れに対して、「1024+325×(1024/360)」により、「約1948」が演算され、位相調整回路39Yの補正レジスタ54に設定される。
【0128】
また、ステップ15において、キャンセルが入力された際、およびステップ16において、設定処理が終了した際、ステップ1の調整モードの初期画面に戻る。
【0129】
本例は、設定操作工数を減らす為、このシーケンスから位相ずれを把握する自己印刷画像を出力指示できるようにしているが、別個のシーケンスにしても良い。自己印刷操作して、印刷された画像(チャート)から位相ずれを再確認し再調整する必要が有るか確認し、必要ならば、再出力した画像から得られた位相ずれ量に相当した値で再調整する独立モードとしても良い。
【0130】
このように各位相ずれ量を演算した補正値が設定されている状態において、カラー画像形成装置1の電源オン時や複写/プリント動作オン時に、DCモータ31Y、31M、31C、31Bが始動されたタイミングで、DCモータの位置決め制御処理を、図18、図19に示すフローチャートと図20(a)から図20(h)に示すタイミングチャートを参照しつつ説明する。
【0131】
すなわち、電源投入時等のモータ起動時、制御部61は位相調整回路39Y、39M、39C、39Bの選択回路56へ制御信号を出力することにより、レジスタ55のカウント値(1024)がカウンタ52にセットされる(ST21)。
【0132】
これにより、制御部61からの基準クロックがそのまま位相調整回路39Y、39M、39C、39Bを介してモータ制御回路35Y、35M、35C、35Bに供給される(ST22)。
【0133】
モータ制御回路35Y、35M、35C、35Bは、それぞれ制御部61からの基準クロックの周波数と、磁気抵抗素子37Y、37M、37C、37BによるFG信号発生回路70Y、70M、70C、70BからのエンコーダパルスとしてのFG信号の周波数とが合うように、それぞれ速度制御部(AFC)42を用いてDCモータ31Y、31M、31C、31Bを加速あるいは減速するための信号を、モータドライバ32Y、32M、32C、32Bに出力する(ST23)。これにより、DCモータ31Y、31M、31C、31Bが加速あるいは減速することにより、それぞれ角速度目標設定値に近づいていく。
【0134】
そして、モータ制御回路35Y、35M、35C、35Bのそれぞれにおいて、速度制御部(AFC)42による速度が角速度目標設定値に対してある範囲内(この例では角速度目標設定値の±0.125%とする)に入った際に(ST24)、それぞれの速度制御部(AFC)42はロック信号を位相調整回路39Y、39M、39C、39Bに出力する(ST25)。
【0135】
ついで、PG信号検知回路74BからのB−PG信号が、各位相調整回路39Y、39M、39C、39Bの選択回路56へ出力されることにより、選択回路56は補正レジスタ54の補正値をカウンタ52にセットする(ST26)。位相調整回路39Y、39M、39Cがオンとなる。
【0136】
これにより、制御部61からの基準クロックが位相調整回路39Y、39M、39C、39Bのそれぞれのカウンタ52の補正カウント値に基づいて分周され、モータ制御回路35Y、35M、35C、35Bに供給される(ST27)。この際、位相調整回路39Bのカウンタ52の補正カウント値は「1024」であり、制御部61からの基準クロックがモータ制御回路35Bを介してそのままモータ制御回路35Bに供給される。
【0137】
これにより、モータ制御回路35Y、35M、35Cは、それぞれ位相調整回路39Y、39M、39Cからのクロックの周波数と、磁気抵抗素子37Y、37M、37CによるFG信号発生回路70Y、70M、70CからのエンコーダパルスとしてのFG信号の周波数とが合うように、それぞれ速度制御部(AFC)42を用いてDCモータ31Y、31M、31Cを加速あるいは減速するための信号を、モータドライバ32Y、32M、32Cに出力する(ST28)。これにより、DCモータ31Y、31M、31Cが加速あるいは減速することにより、それぞれ補正値に近づいていく。
【0138】
上記リミッタ47により徐々に位相を合わせるように制限し、遅いモータは角速度を1.1倍とし、速いモータは角速度0.9倍とするようなパルス幅にかえる。この制限は、感光体ドラム21Y、21M、21Cに生じる転写ベルト6に対する擦れをできるだけ小さくして、双方の寿命を劣化させないためのもので、徐々に位相を合わせる技術である(ST29)。
【0139】
そして、PG信号検知回路74Y、74M、74CからのY−PG信号、M−PG信号、C−PG信号が供給されるごとに、カウンタ53のカウント値が所定カウント値(1024)を中心とした許容範囲内か否かを比較するものであり、この比較の結果、許容範囲の際に、切換え信号を選択回路56に供給する(ST30)。
【0140】
この切換え信号が供給された選択回路56は、再び、レジスタ55のカウント値をカウンタ52にセットする(ST31)。
【0141】
そして、位相調整回路39Y、39M、39Cの各カウンタ52にレジスタ55のカウント値がセットされることにより、位相調整回路39Y、39M、39Cがオフとなる(ST32)。
【0142】
この後、続けて画像出力を行わない場合、制御部61は上記モータ制御回路35Y、35M、35C、35Bにより速度制御を停止し、DCモータ31Y、31M、31C、31Bを停止する(ST33)。
【0143】
また、続けて画像出力を行う場合、APCオン回路34は、上記位相調整回路39Y、39M、39C、39Bからの位相ロック信号が供給された際に、APCオン信号を各モータ制御回路35Y、35M、35C、35Bのそれぞれの位相制御部(APC)43に出力する(ST34)。
【0144】
これにより、上記モータ制御回路35Y、35M、35C、35Bのそれぞれの位相制御部(APC)43は、基準クロックの周波数と、エンコーダパルスとしてのFG信号の周波数の1パルス内の位相が一致するようにする制御を行う(ST35)。
【0145】
たとえば、図20(g)に示す、PG信号検知回路74BからのB−PG信号が出力される前の状態で、図20(a)、20(c)、20(e)の破線の左側、および図21に示すように、感光体ドラム21Y、21M、21C、21Bの回転タイミングが制御されている。これにより、図22に示すように、感光体ドラム21Y、21M、21C、21Bの正弦波的に現れる周速の変動周期が一致せず、画像位置ずれが生じている。
【0146】
この状態において、図20(g)に示す、PG信号検知回路74BからのB−PG信号が出力された際に、上述したように、位相調整回路39Y、39M、39Cから出力されるクロックを制御し、図20(b)、20(d)、20(f)の破線の右側、および図23に示すように、上記モータ制御回路35Y、35M、35C、35Bにより感光体ドラム21Y、21M、21C、21Bの回転タイミングを制御する。これにより、図24に示すように、感光体ドラム21Y、21M、21C、21Bの正弦波的に現れる周速の変動周期がほぼ一致し、画像位置ずれを極力抑えることができる。
【0147】
したがって、上記調整後に、相対位相調整用のチャートを印刷した場合、図25に示すように、ブラック(B)のハーフトーン帯Baの濃淡の周期、シアン(C)のハーフトーン帯Caの濃淡の周期、マゼンタ(M)のハーフトーン帯Maの濃淡の周期がほぼ一致しており、感光体ドラム21Y、21M、21C、21Bの正弦波的に現れる周速の変動周期がほぼ一致していることが判断できる。
【0148】
また、相対位相調整用のチャートとしては、図15に示すチャートから、線分パターンを区切る副走査方向に平行な線を除去した、図26に示すものであっても同様に実施できる。
【0149】
上記DCモータの位置決め制御処理は、DCモータ31Y、31M、31C、31Bが始動されたタイミングで、毎回行う必要はなく、装置のシステムコントロール部の行うタイマー等の時間あるいはモータ始動のイベント管理で、位置決め制御が必要になった時行うことにする。
【0150】
この制御を行うと、複写動作あるいはプリント動作に入る速さが低下するが、このイベント管理により装置用語で言うところのファーストプリント(1枚目出力まで)時間増加を防ぐことができる。
【0151】
また、位置決め制御中に複写動作あるいはプリント動作のイベントが発生した場合は、DCモータ31Y、31M、31C、31Bを停止せず、そのまま複写動作あるいはプリント動作を行うことにする。
【0152】
[第2の実施形態]
第2の実施形態は、転写ベルトに転写される位相差検知用のレジストレーションマークを用いて、各感光体ドラムの周速の変動周期を検知し、この検知した各感光体ドラムの周速の変動周期に基づいて位相を自動補正するようにしたものである。上記第1の実施形態と同一部分には同一符号を付し説明を省略する。
【0153】
すなわち、各感光体ドラム21Y、21M、21C、21Bの周速変動の位相周期を調整する処理を、図27に示すフローチャートを参照しつつ説明する。
【0154】
まず、制御部61は電源投入時に、内部メモリ61aに登録されているレジストレーションマークのパターンを読出し、このマークのパターンに基づいて露光装置5が駆動されることにより、感光体ドラム21Y、21M、21C、21B上に上記パターンに対応した静電潜像が形成される。これらの静電潜像がそれぞれ対応する色のトナーで現像され、転写装置26Y、26M、26C、26Bにより転写ベルト6あるいは転写ベルト6上の用紙Pに転写される。
【0155】
レジストレーションマークのパターンとしては、図28に示すように、転写ベルト6の移動方向に対して直交する方向に、Y、M、C、Bの各色の組で交互になるパターンである。このパターンは、色毎に一定間隔ピッチで形成され、かつ他の色とも重ならない様に離れて作られている。
【0156】
この場合、1回転を8〜12分割したピッチでパターンが印刷されている。
【0157】
たとえば、感光体ドラムの外径がφ30mmの場合、1色ごとのピッチは約8mm、各色ごとのピッチは約1〜2mmとなっている。
【0158】
φ30×π/12=7.85=約8mm
上記転写ベルト6あるいは転写ベルト6上の用紙Pに転写されたレジストレーションマークのパターンをセンサ27により検出する(ST41)。
【0159】
このセンサ27により検出された各色の線分の間隔により、制御部61は各色ごとの速度、つまり各感光体ドラム21Y、21M、21C、21Bの外周速度を測定する(ST42)。
【0160】
上記センサ27は、図29に示すように、反射型のセンサで構成され、各色ごとの検出が連続して行われるものであり、各色ごとの検出結果は制御部61に出力される。
【0161】
制御部61は各色ごとの周速度目標設定値から各色ごとの外周速度測定値を差し引いた値を内部メモリ61aに登録する(ST43)。
【0162】
このステップ43の結果、色ごとの1回転ずつの値の変化(感光体ドラムの外周速度の変化)を複数回転分、抽出して平均化演算する(ST44)。
【0163】
すなわち、感光体ドラムの1周期相当の1ユニット時間(=(φ30×πの長さ)/転写ベルト速度)を記憶時間幅=時間単位として設定し、この記憶時間単位中で最大、あるいは最小を示す時を色毎にそれぞれ抽出する。これを数回抽出して、平均化演算する。
【0164】
このステップ4の結果、各色ごとの値の変化の位相がほぼ一致する位置へのずれ量を判断する(ST45)。
【0165】
制御部61は、判断した各位相ずれ量を演算した補正値に変換し、対応する位相調整回路39Y、39M、39C、39Bの補正レジスタ54に設定する(ST46)。
【0166】
上記転写ベルト6上のレジストレーションマークのパターンは、センサ27を通過後、取除かれるようになっている。
【0167】
以後、各位相ずれ量を演算した補正値が設定されている状態において、カラー画像形成装置1の電源オン時や複写/プリント動作オン時に、DCモータ31Y、31M、31C、31Bが始動されたタイミングで、DCモータの位置決め制御処理が、上述した第1の実施形態の場合のステップ21からステップ35と同様に実施される。
【0168】
上記レジストレーションマークのパターンが、転写ベルト6上の2箇所に平行して形成されているようにしても良い。この場合、センサ27も対向して2個、設置される。
【0169】
この場合、各色ごとの位相ずれ量の処理を並行実行し、平均化すると転写ベルト6の前後の違いの誤差をキャンセル事も可能となる。
【0170】
上記例において、感光体ドラム21Y、21M、21C、21Bの回転駆動用のDCモータ31Y、31M、31C、31Bは、ステッピングモータに比べ、極短時間中の変動量が極めて少なく、回転速度の最大・最小はほぼ180°位相で現れるようになっている。
【0171】
これにより、山谷(最大値、最小値)の精度を高める為に、180°で現れるはずである事を利用し、平均化する前の最大から最小、平均化した後の最大から最小を示した時間「Tmax〜Tmin」と、180°位相相当の時間T180との差「(Tmax〜Tmin)−T180」を1/2にして、時間「Tmax〜Tmin」が均等に伸縮されるように「{(Tmax〜Tmin)−T180}/2」の時間値を、前後に加え180°位相整列化して、それを改めて山谷ピーク時間として把握し直す。
【0172】
色毎にこの時間「Tmax to Tmin」の時間差を比較、もしくは、180°位相整列化しない場合、山は山同士で、谷は谷同士で差を取った後、各色毎「(山の差)+(谷の差)/2」と平均して比較し、ずれが最小化される様に、位相を自動調整するシーケンスに入る。
【0173】
位相の自動調整は第1の実施形態同様に感光体ドラムが傷つかない様に周速差に制限を加え、相対位相合わせ制御のゲインを低めに設定する。
【0174】
必要ならば、再出力した画像から得られたずれ量に相当値で再調整する。
【0175】
第1、第2の実施形態に係らず、この補正制御は時間がかかり、ユーザにとって不便となる。相対位相合わせを一旦行ったら、感光体ドラムの保守交換等、強制的な位相をずらす操作が入らない限り、ドラムモータの加速と減速時にずれが発生しないように(1)最大加速、最大減速せずに徐々に変化させて位相を管理するか、もしくは(2)加速時あるいは減速時のFGパルスを留積カウントし、4色の値の差を補正シフトする制御を加えることで、通常の装置電源オンから印刷開始までの所要時間を抑えることができる。
【0176】
【発明の効果】
以上詳述したように、この発明は、4連タンデム式のフルカラー複写機では、各感光体ドラムの回転変動の周期が異なり、画像重ね合わせずれが大きく発生してしまうという欠点を回避して、各感光体ドラムの回転変動の周期の位相を合わせることにより、画像重ね合わせずれを極力抑制でき、低減できる画像形成装を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、カラー画像形成装置の概略構成を示すブロック図である。
【図2】図2は、カラー画像形成装置の概略構成を示す断面図である。
【図3】図3は、モータ制御部の概略構成を示す図。
【図4】図4は、DCモータに設けられるマグネットエンコーダとマグネットエンコーダに基づいてFG信号を出力する磁気抵抗素子とを示す図。
【図5】図5は、PG信号検知部の概略構成を示す図。
【図6】図6は、PG信号検知回路の検出方法を説明する図。
【図7】図7は、FG信号とPG信号を示す図。
【図8】図8は、PG信号検知部の概略構成を示す図。
【図9】図9は、PG信号検知回路の検知方法を説明する図。
【図10】図10は、FG信号とPG信号を示す図。
【図11】図11は、位相制御部からのAPC信号に基づくPG信号検知方法を説明する図。
【図12】図12は、位相制御部からのAPC信号に基づくPG信号検知方法を説明する図。
【図13】図13は、位相調整回路の概略構成を示す図。
【図14】図14は、感光体ドラムの相対位相に対する手動調整処理を説明するためのフローチャート。
【図15】図15は、相対位相の調整処理前の調整用チャートを説明するための図。
【図16】図16は、相対位相の調整処理前の調整用チャートを説明するための図。
【図17】図17は、感光体ドラムの相対位相に対する手動調整処理を説明するためのフローチャート。
【図18】図18は、感光体ドラムの相対位相に対する手動調整処理を説明するためのフローチャート。
【図19】図19は、感光体ドラムの相対位相に対する手動調整処理を説明するためのフローチャート。
【図20】図20は、感光体ドラムの相対位相の調整処理を説明するためのタイミングチャート。
【図21】図21は、相対位相の調整処理前の各感光体ドラムの回転位置を説明するための図。
【図22】図22は、相対位相の調整処理前の各感光体ドラムにおける画像位置ずれ量を示す図。
【図23】図23は、相対位相の調整処理後の各感光体ドラムの回転位置を説明するための図。
【図24】図24は、相対位相の調整処理後の各感光体ドラムにおける画像位置ずれ量を示す図。
【図25】図25は、相対位相の調整処理後の調整用チャートを説明するための図。
【図26】図26は、相対位相の調整処理前の調整用チャートを説明するための図。
【図27】図27は、感光体ドラムの周速変動の位相周期を調整する処理を説明するためのフローチャート。
【図28】図28は、レジストレーションマークのパターンを示す図。
【図29】図29は、センサの概略構成を示す図。
【符号の説明】
21Y、21M、21C、21B…感光体ドラム
30…モータ制御部
31Y、31M、31C、31B…DCモータ
32Y、32M、32C、32B…モータドライバ
35Y、35M、35C、35B…モータ制御回路
39Y、39M、39C、39B…位相調整回路
70Y、70M、70C、70B…PG信号検知回路
74Y、74M、74C、74B…位相調整回路
Claims (5)
- 記録媒体を搬送する搬送部と、
この搬送部上に並んで設けられ、それぞれ回転する感光体ドラムを有し、それぞれ別々の色の画像を上記搬送部にて搬送される記録媒体上に転写するイエロー、マゼンタ、シアン、ブラック用の画像形成ユニットと、
上記各画像形成ユニットの感光体ドラムの1回転における速度変化を示すパターンとして、上記記録媒体の搬送方向に対して平行する方向に、マゼンタ、シアン、ブラックの各色の組で交互になる均一濃度のハーフトーン帯と、マゼンタ、シアン、イエロー、ブラックの各色の所定周期の線分パターンとを印刷出力する出力手段と、
この出力手段の出力により判断される上記感光体ドラムの1回転における速度変化の位相差に基づく補正値を設定する設定手段と、
この設定手段により設定される補正値に基づいて、上記感光体ドラムの回転速度を加速あるいは減速することにより、各感光体ドラムの1回転ごとの速度変化の位相を合わせる補正手段と、
を具備したことを特徴とする画像形成装置。 - 上記ハーフトーン帯が、20〜30%濃度の2画素変調で描く画像であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 上記画像形成ユニットが、上記感光体ドラムを回転するDCモータを有することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 上記設定手段が、
上記出力手段の出力に基づいて上記各感光体ドラムの1回転における速度変化を測定する測定手段と、
この測定手段により測定した上記各感光体ドラムの1回転における速度変化により、上記各感光体ドラムの1回転における速度変化の位相差を検知する検知手段と、
この検知手段による検知結果に基づく補正値を設定する手段とからなり、
上記各感光体ドラムにこの感光体ドラムの1回転に少なくとも1回、デューティ比の異なるエンコーダパルスを出力するエンコーダを設け、
上記測定手段により速度変化を測定する際に、上記エンコーダパルスに基づいて、上記各感光体ドラムの1回転を判断することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 上記補正手段により補正を実行する際に、各感光体ドラムの1回転ごとの速度変化の位相を徐々に合わせることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
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