JP3607263B2 - 画像形成装置とそこに使用する感光体ユニット - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、主走査方向の両端部がそれぞれ回転可能に支持された感光体を複数並べて配置した画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、電子写真方式の画像形成装置の露光装置として、レーザ光を使用するレーザ露光装置がある。そのレーザ露光装置の一例を、図39に示す。
このレーザ露光装置は、レーザ発信機101から照射したレーザ光が、コリメートレンズ102a、シリンドリカルレンズ102bを経てポリゴンミラー103に入射してそこで反射し、その反射したレーザ光がさらにfθレンズ104を経て、感光体200の表面で結像する。そして、ポリゴンミラー103が矢示E方向に回転することで、レーザ光が感光体200の表面を矢示G方向に走査する。
ところで、フルカラーの画像を形成可能な画像形成装置には、例えばイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色の画像に対応した感光体を備えていると共に、その各感光体ごとに独立した露光装置を備えているものがある(タンデム装置)。
このような露光装置においては、図39において感光体200の表面となる結像位置が深度方向(矢示J方向)に変化すると、それに伴って感光体200上の走査位置も主走査方向(同図で上下方向)に変化する。
ここで、感光体200の表面とレーザ光のなす角度をθとしたときに、感光体200が深度方向にΔr変化したときには、その感光体200の表面上の結像位置(走査位置)の走査方向の変化量Δxは、数1となる。
【0003】
【数1】
Δx=Δr/(tanθ)
【0004】
ここで、図39から明らかなように、変化量Δxは感光体200の端部で最大(Δxmax)となる。また、θ=90°のところでは、結像位置(走査位置)が深度方向にずれたとしても走査方向の変化はない(Δx=0)。
その結像位置が変化する要因としては、感光体200の径方向の振れや偏心がある。そこで、図40を使用して、感光体200の理想の回転軸線201(偏心ゼロ)に対して、実際に回転させる回転軸線202がΔrだけずれがあるときを例にとって説明する。
図40に示すように、理想の回転軸線201に対し、実際の回転軸線202が平行して感光体200の径方向にずれているときは、図41に示すように画像を形成した転写紙P上には、画像として形成された左右の縦線55a,55bは対称に感光体200の周長Lsの周期で波打って形成される。
なお、図41では転写紙Pの送り方向を矢印Dで示している。また、縦線55cは波打ちがないときの縦線の画像を示している。
一方、図42に示すように、理想の回転軸線201に対し、実際の回転軸線202がクロスするようにずれているときは、図43に示すように画像を形成した転写紙P上には、画像とした左右の縦線56a,56bが平行な状態で、感光体200の周長Lsの周期で波打って形成される。なお、この図43においても、転写紙Pの送り方向を矢印Dで示している。また、縦線56cは波打ちがないときの縦線の画像を示している。
ここで、図40の回転軸線のずれの場合と、図42の回転軸線のずれの場合のそれぞれ回転軸線のずれ量をΔrとすると、画像ずれの最大値Δxmaxは画像両端で数2となる。なお、数2におけるθmaxとは、図39に示したように感光体200の端部付近における感光体200の表面とレーザ光とのなす角度である。
【0005】
【数2】
Δxmax=Δr/(tanθmax)
【0006】
なお、図41及び図43に示した画像中央の縦線55c,56cは、共に波打ちの発生がない。
また、感光体の径方向の振れや偏心は、通常のものでは部品として所定の精度内に収めるようにしている(この場合はΔrmax内)。そこで、前述した複数の感光体を有するタンデムタイプの画像形成装置において、各感光体の偏心量がΔrmaxであるとき、そのΔrmaxの偏心によって発生する波打ちの位相は逆転することがあるので、感光体の組付けの具合によっては、画像ずれの最大値は数3になる。
【0007】
【数3】
Δxmax=2×Δrmax/(tanθmax)
【0008】
そのため、従来の画像形成装置では、複数色のカラー画像を形成したときに、その重ね合わせた各色の画像の色ずれが目だたないようにするため、転写紙搬送方向に対して幅方向の画像両端における縦線の波打ちの位相を合わせるようにしたりしている(例えば特開平6−250474号公報、特開2001−249523号公報等参照)。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記公報に記載されている画像形成装置は、いずれも図40で説明したような感光体の実際の回転軸線が理想の回転軸線に対して平行にずれているときに、色ずれが目だたないようにするための技術である。
そのため、図42に示したように実際の回転軸が理想の回転軸線に対しクロスするようにずれているときに、上述した公報に記載されている方法を実施すると、図44に示すように位相合わせを行った側の端部の縦線55a,56aは殆ど重なって色ずれはなくなるが、それと反対側の縦線55b,56bは、2×Δxmaxといった最大の色ずれが発生してしまうようになる。
この2×Δxmaxの最大色ずれを防ぐためには、感光体の実際の回転軸線を理想の回転軸線に対して平行にするための作業が必要となる。その場合、感光体の前後(長手方向の両端)の軸受部(駆動伝達部)が感光体本体部に対して分離できる構成になっているものでは、装置奥側に通常は位置する感光体駆動伝達部の偏心の方向を確認し、その方向に合わせて感光体前側の偏心位置の回転方向の位相を合わせなければならない。
【0010】
ところが、後側の感光体駆動伝達部は、そこに最大偏心位置を示す目印がマーキングされていたとしても、その目印は装置の奥側であることに加えて周囲は暗いため、それを確認するのは非常に難しい。また、トナー等で目印が汚れていたときには、それを確認するのは一層難しくなる。したがって、従来のものでは感光体の前後の偏心方向を合わせて、感光体の実際の回転軸線を理想の回転軸線に平行にする作業は極めて難しかった。
この発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、複数の感光体でそれぞれ形成した色の異なる各画像を重ね合わせても、主走査方向に目立つ色ずれが発生しないようにすることを、低コストで実現することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
この発明は上記の目的を達成するため、感光体を複数並べて配置した画像形成装置において、上記各感光体は主走査方向の両端部が独立してそれぞれ偏心最大位置を回転方向に調整可能であり、上記各感光体はそれぞれ一方の端部側と他方の端部側ごとに偏心最大位置を回転方向で位相合わせを行って揃え、その一方の端部側と他方の端部側の各偏心最大位置の回転方向の位相を一致させる位相合わせはしないようにしたものである。
その画像形成装置において、上記各感光体は感光体本体部の主走査方向の両端部にそれぞれ形成した支持部が回転可能に支持され、その両端の支持部の少なくとも一方を上記感光体本体部に対して分割可能に形成し、その各感光体の一方の端部側の支持部及び他方の端部側の支持部ごとに偏心最大位置を回転方向でそれぞれ位相合わせを行って上記感光体本体部に組付け固定し、上記複数の感光体の上記各偏心最大位置の位相を回転方向で揃えるようにするとよい。
そして、上記複数の感光体は、それぞれ独立したモータにより回転駆動するとよい。
また、上記複数の感光体のうち1つの感光体を1個のモータで駆動可能にすると共に、残る複数の感光体を他の1個のモータでそれぞれ駆動可能にするとよい。
【0012】
さらに、上記複数の感光体のうち1つの感光体を1個のモータで駆動可能にすると共に、残る複数の感光体をその各主走査方向の両端部の各偏心最大位置を回転方向でそれぞれ端部側ごとに位相合わせを行って他の1個のモータでそれぞれ駆動可能とし、
上記1個のモータで駆動される感光体と、他の複数の感光体の少なくとも1つの感光体の上記両端部のいずれか一方の側に上記偏心最大位置を示すマーキングをそれぞれ設けると共に、上記1個のモータで駆動可能な1つの感光体の上記マーキングを検知する偏心最大位置検知手段と、上記他の1個のモータでそれぞれ駆動可能な複数の感光体側に形成されたマーキングを検知する偏心最大位置検知手段とを設け、
上記1個のモータで駆動可能な1つの感光体と他の1個のモータでそれぞれ駆動可能な複数の感光体を共に使用して画像を形成するモード時には、上記マーキングの位置を各偏心最大位置検知手段で検知してそれらの回転方向の位置を全て揃えるようにするとよい。
そして、その1個のモータで駆動可能な感光体を黒画像形成用の感光体とし、他の1個のモータでそれぞれ駆動可能な複数の感光体を黒以外の各色の画像形成用の感光体とするとよい。
【0013】
また、上記複数の感光体の中で両端部の偏心量が小さいものを上記1個のモータで駆動可能な1つの感光体とし、残る複数の感光体を上記他の1個のモータでそれぞれ駆動可能な感光体とし、上記1個のモータで駆動可能な1つの感光体を除く他の複数の各感光体の一方の端部側と他方の端部側ごとに偏心最大位置を回転方向でそれぞれ位相合わせを行ってその複数の感光体の各偏心最大位置の位相を回転方向で揃えるようにするとよい。
さらに、上記複数の感光体はモータからの回転力がそれぞれクラッチを介して伝達されて回転駆動されるようにしてもよい。
また、上記複数の感光体はその中の1つを1個のモータにより直接的に駆動可能とし、残る複数の感光体は上記モータの回転力を少なくとも1個のクラッチを介して伝達して回転駆動させるようにしてもよい。
そして、上記1個のモータにより直接的に駆動可能な感光体は、黒画像形成用の感光体にするとよい。
【0014】
また、上記各感光体は感光体本体部の主走査方向の両端にそれぞれ形成した支持部が回転可能に支持され、その両端の支持部の少なくとも一方が上記感光体本体部に対して分割可能であり、
上記他の1個のモータでそれぞれ駆動可能な複数の各感光体の一方の端部側の支持部及び他方の端部側の支持部ごとに偏心最大位置を回転方向でそれぞれ位相合わせを行って上記感光体本体部に組付け固定し、上記複数の感光体の上記各偏心最大位置の位相を回転方向で揃えるようにするとよい。
さらに、上記複数の感光体の上記両端部のいずれか一方の側に上記偏心最大位置を示すマーキングをそれぞれ設けると共に、その各マーキングを検知する偏心最大位置検知手段を各感光体に対応させてそれぞれ設け、上記複数の感光体を使用して画像を形成するモード時には上記マーキングの位置を上記偏心最大位置検知手段で検知してそれらの回転方向の位置を全て揃えるようにするとよい。
また、上記複数の各感光体の両端の各支持部は、それぞれ中央部分に支軸を配した各フランジにするとよい。そして、上記偏心最大位置は、上記フランジの中央部分に上記支軸を配した状態での支軸中心に対して最大に偏心している位置とするとよい。その各フランジは樹脂で形成するとよい。
上記複数の感光体は、その隣合う感光体の配設間隔が感光体表面の周長に一致するようにするとよい。
【0015】
さらに、上記いずれかの画像形成装置に使用する感光体ユニットであって、装置本体に対して着脱可能なユニットケースを設けると共にそのユニットケースに少なくとも上記複数の感光体の全てを設け、その複数の感光体を上記ユニットケースと一体で上記装置本体に対して着脱可能にした感光体ユニットも提供する。
あるいは、装置本体に対して着脱可能なユニットケースを設けると共にそのユニットケースに上記感光体の1つを除く全ての感光体を設け、その複数の感光体を上記ユニットケースと一体で上記装置本体に対して着脱可能にした感光体ユニットも提供する。
そして、上記ユニットケースに設けない1つの感光体は、黒画像形成用の感光体にするとよい。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1はこの発明の一実施形態例の画像形成装置が有する複数の感光体を示す斜視図、図2は同じくその感光体の一つを分解して一部断面にして示す正面図、図3は同じくその複数の感光体を備えたカラーの画像形成装置の一例を示す全体構成図である。
図3に示すカラー画像形成装置は、装置本体1の略中央に4個のドラム状の感光体26Y,26M,26C,26Kを複数並べて配置した画像形成部20を有しており、その画像形成部20のすぐ下方に複数の給紙トレイ22を備えた給紙部2を配置している。なお、この給紙部2には、必要に応じて別の給紙装置を増設することもできるようになっている。
また、画像形成部20の上方には原稿を読取る読取部23を、その画像形成部20の図3で左側には排紙収納部24をそれぞれ設けており、その排紙収納部24には画像形成された転写紙Pが排紙収納される。
画像形成部20には、複数のローラ間に張装されて矢示A方向に回動するベルト状の中間転写ベルト25が設けられており、その中間転写ベルト25の回りには図示のように4個のドラム状の感光体26Y,26M,26C,26Kを中間転写ベルト25の移動方向に沿って並べて配置している。
【0017】
その各感光体の回りには、感光体の表面を帯電処理する各帯電装置62と、各感光体の表面に形成された静電潜像を各色のトナーで可視像化する各現像装置63と、その各感光体上のトナー像(可視像)を中間転写ベルト25に転写した後に各感光体上に残った残留トナーを除去回収する各クリーニング装置64をそれぞれ設けている。
この画像形成部20の上部には、その画像形成部20の各感光体26Y,26M,26C,26Kに、それぞれ各色の画像情報に対応したレーザ光を照射してそこに潜像を形成する露光装置7を設けている。
また、画像形成部20の転写紙搬送上流側にレジストローラ33を、その画像形成部20の転写紙搬送下流側に定着装置28をそれぞれ設け、そのレジストローラ33により転写紙のスキュー補正を行うと共に、感光体上の画像とタイミングをとって給紙するようにしている。また、転写紙上に転写したトナー像を定着装置28により定着処理するようにしている。
この定着装置28の下流側には、その定着装置28を通過した転写紙を排紙収納部24上に排出する排紙ローラ41を設けている。
なお、図3で3は、原稿を自動的にコンタクトガラス31上に搬送する自動原稿搬送装置である。
【0018】
このカラー画像形成装置は、フルカラーの画像形成動作を開始させると、画像形成部20の各帯電装置62により帯電された感光体26Y,26M,26C,26K上の各帯電面が露光装置7により、イエロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C),ブラック(K)の各色に対応した操作光により露光され、そこに潜像が形成される。
その露光装置7による各感光体26Y,26M,26C,26Kへの書き込みは、読取部23に設けられているコンタクトガラス31上にセットした原稿の画像を、原稿照明用光源とミラーからなる読み取り走行体32a、32bが図3で左右方向に往復移動することにより読み取り走査を行って、レンズ34の後方に設置されているCCD35に画像信号として読み込まれた画像情報を基にして行われる。
すなわち、CCD35に読み込まれた画像信号は、デジタル化されて画像処理され、その画像処理された信号に基づいて、露光装置7内のレーザダイオードの発光により、感光体26Y,26M,26C,26Kの各表面を露光して、そこに静電潜像を形成する。
その際、レーザダイオードからの光は、ポリゴンミラーやレンズを介して各感光体に至る。
【0019】
このようにして、各感光体26Y,26M,26C,26K上にそれぞれ形成された各潜像は、イエロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C),ブラック(K)の4つの色にそれぞれ対応した各現像装置63により現像され、トナー像となる。
そのトナー像は、最初に感光体26Y上のイエロー色の画像が、図3の矢示A方向に回動している中間転写ベルト25上に転写され、次にそのイエロー色の画像が感光体26Mの位置まで移動したときに、そこにマゼンタ色の画像を重ね合わせて転写する。そのマゼンタ色の画像を転写した部分が感光体26Cの位置まで移動したときに、そこにシアン色の画像を重ね合わせて転写し、さらにそのシアン色の画像を転写した部分が感光体26Kの位置まで移動したときに、そこにブラック色の画像を重ね合わせて転写する。
【0020】
そして、そのイエロー,マゼンタ,シアン,ブラックの4色重ね合わせ画像が中間転写ベルト25の回動により転写ローラ51のある転写位置まで移動すると、そのタイミングに一致するように同期がとられて給紙された転写紙に、転写ローラ51により一括転写される。このように、このカラー画像形成装置は、中間転写ベルト25が1回動して1つのカラー画像を形成する作像プロセスを行う。
そして、その中間転写ベルト25上の4色重ねのトナー像が転写紙に一括転写された後は、その中間転写ベルト25上に残留するトナーが中間転写クリーニング装置52により除去回収される。
トナー像が定着されて定着装置28を通過した転写紙は、それが片面画像形成であるときには排紙ローラ41により排紙収納部24に排出される。
また、両面画像形成の指示が出されているときには、定着装置28と排紙ローラ41との間の搬送経路上に設けている分岐爪43により、転写紙が画像形成部20の下側に配設している両面装置29に送り込まれ、それが反転されて再びレジストローラ33に搬送され、今度は第2面に画像が形成された後に排紙ローラ41により排紙収納部24上に排出される。
【0021】
一方、転写紙を給紙する給紙部2には、各給紙段ごとに給紙装置4がそれぞれ設けられている。
その各給紙段の給紙装置4は、転写紙Pを積載する転写紙積載手段である底板5と、その底板5上に積載された転写紙Pを同図で反時計回り方向に回転することにより給紙する給紙手段であるピックアップコロ6と、そのピックアップコロ6により給紙された転写紙Pが複数枚であったときにはそれを1枚に分離するフィードコロとリバースコロとからなる分離手段8とを備えている。
感光体26Y,26M,26C,26K(以下、特定しない場合には単に感光体26と云う)は同一のものであり、その表面に形成するトナー像の色のみが異なる。
その各感光体26は、主走査方向の両端部が独立してそれぞれ偏心最大位置を回転方向に調整可能になっている。すなわち、各感光体26は、図2に示すように感光体本体部でありインパクト成形で形成した素管36の主走査方向(矢示Cの長手方向)の一端に支持部となる軸受37を圧入し、他端にはもう一方の支持部となる例えば樹脂製のフランジ38を嵌合させている。
その素管36の他端部の内面にはテーパ部36aを形成して、そのテーパ部36aに他端側の支持部である駆動伝達用のフランジ38を嵌合させている。そのフランジ38は、駆動軸39にネジ40で一体に固定されていて、その駆動軸39に図示しないモータからの回転力が伝達されるようになっている。
そして、各感光体26は、一端側に形成した軸受37と他端側の支持部の一部となる駆動軸39の部分が回転可能に支持されている。
【0022】
素管36は、軸受37と共に図示しないバネの付勢力により図2で右方に加圧され、それにより素管36のテーパ部36aがフランジ38のテーパ面38aに密着して、素管36がフランジ38と一体になっている。したがって、駆動軸39がモータにより回転されると、フランジ38が素管36及び軸受37と一体で回転される。
このように、各感光体26は、その一端側のフランジ38が素管36に対して分割可能になっている。なお、他端側の軸受37も素管36に対して分割可能になる構成にしてもよい。
その分割可能な各感光体26は、フランジ38を素管36に組付ける際には、両端を支持する一方の端部側となる軸受37及び他方の端部側となるフランジ38ごとに偏心最大位置を回転方向でそれぞれ位相合わせを行って素管36に組付け固定し、装置本体に組付けた際に複数の各感光体26の上記各偏心最大位置の位相が回転方向で揃うようにしている。
【0023】
すなわち、各感光体26は、それぞれ組付け前に装置の前側となる軸受37の偏心を測定する。その測定で、図4に示すように軸受37の実際の回転中心Oが理想の回転中心O′(偏心ゼロの位置)から素管36の径方向に最大偏心位置でLだけ偏心しているときには、その偏心している方向に偏心最大位置を示すマーキングである目印10を素管36の端面36bにそれぞれ付ける。
また、装置の後側となるフランジ38についても同様に偏心量を測定し、図5に示すようにフランジ38の実際の回転中心Oが理想の回転中心O′から素管36の径方向に最大偏心位置でLだけ偏心しているときには、その偏心している方向に偏心最大位置を示すマーキングである目印11をフランジ38の端面38aに付ける。
次に、各感光体26ごとに、図1に示したように軸受37側の目印10の回転方向の位相を揃えた状態で、各フランジ38を図7に示すように、そこに付けている目印11の回転方向の位相を揃えた状態で素管36に組付けて一体に固定する。
【0024】
すなわち、図6に示すように、それぞれ軸受37が圧入された各素管36をそこにマーキングされている目印10が、例えば図示のように真下(それ以外の位置であってもよい)に位置する姿勢にして、その状態で図7に示すように各フランジ38にそれぞれマーキングされている目印11が、例えば同図で右側の真横(それ以外の位置であってもよい)に全て位置する姿勢にする。
そして、軸受37のある一方の端部側の目印10とフランジ38のある他方の端部側の目印11とが、回転方向で角度θ(任意に設定可)の一定の相対的な位置関係になるようにして、駆動軸39と一体のフランジ38と素管36とを固定して一体とし、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)用の各感光体26Y,26M,26C,26Kとする。
次に、この感光体26Y,26M,26C,26Kを、図6に示したように各素管36にマーキングされている目印10の回転方向の位相を揃えた状態で、装置本体1(図3参照)に装着する。このようにすることで、感光体26Y,26M,26C,26Kは、図7に示したように各フランジ38も、そこにマーキングされている目印11の回転方向の位相が全て揃えられた状態になる。
このようにして、感光体26Y,26M,26C,26Kを装置本体1にそれぞれ装着すると、これら4つの各感光体は1つの感光体駆動用のモータによりクラッチを介さずに直接駆動される4つの感光体駆動部にそれぞれが連結される。それにより、その感光体駆動用のモータを駆動させると、感光体26Y,26M,26C,26Kの全てが同時に連動して、回転方向の互いの位相を保った状態のままそれぞれが回転駆動される。
なお、この感光体駆動用のモータは、感光体のみを駆動するだけでなく、その回転力により他の回転系のユニット、例えば中間転写ベルト25を同時に駆動させるようにしてもよい。
【0025】
ここで、図6に示した隣合う各感光体26の配設間隔Lが、各感光体26の周長Lsに一致しているときには、上述したように軸受37のある装置前側の各素管36の端面36bにそれぞれ設けた目印10の感光体回転方向の位相をそれぞれ揃え、且つ装置後側の各フランジ38にそれぞれ設けた目印11の感光体回転方向の位相をそれぞれ揃えるようにすれば、前側の目印10と後側の目印11の回転方向の位相は一致させなくても、フルカラーの画像を形成したときでも色ずれを防止することができる。
すなわち、このように各感光体26を、前側のそれぞれ目印10の感光体回転方向の位相をそれぞれ揃え、且つ後側の各目印11の感光体回転方向の位相をそれぞれ揃えさえすれば、図8に示すように転写紙P上において左右の波打ちの位相が一致しなくても、同図で左側の縦線Laの各色の波打ちの位相はそれぞれ一致し、右側の縦線Lbの各色の波打ちの位相もそれぞれ一致するので、色ずれは発生しない。
【0026】
なお、図6で説明した隣合う各感光体26の配設間隔Lが、その感光体26の周長Lsに一致していないときは、転写紙上で図8に示した縦線La及びLbがそれぞれ波打ち合うように、前側の各目印10を互いに回転方向にずらして波打ち状態を調整し、後側の各目印11も互いに回転方向にずらして波打ち状態を調整して位相合わせを行うようにすればよい。
そうすれば、軸受37のある装置前側に設けた各目印10の感光体回転方向の位相と、装置後側の各フランジ38に設けた各目印11の感光体回転方向の位相とを一致させる作業をすることなしに、形成したフルカラー画像の色ずれを防止することができる。
また、各色に対応した潜像を形成する各感光体26Y,26M,26C,26K間で、偏心最大位置における偏心量に差があっても、その偏心最大位置の感光体回転方向の位相をそれぞれ一致させておけば問題は生じない。
すなわち、例えば感光体26M,26Kの感光体間で偏心最大位置において偏心量差Δr′があったとしても、その偏心最大位置の感光体回転方向の位相が、図9に示すように感光体26Mによって形成された縦線La′と、感光体26Kによって形成された縦線La″とが一致していれば、位置ずれ量Δx′は数4となる。
【0027】
【数4】
Δx′max=Δr′max/(tanθ)
【0028】
ここで、θは各感光体26M,26Kのそれぞれ表面と露光装置7(図3参照)から出射されて各感光体26M,26Kに入射するレーザ光とがそれぞれなす角度であり、一般のものではθ=70°前後に設定されている。しかしながら、この角度θは、近年では露光装置の小型化に伴って小さくなる傾向にある。
そこで、θ=60°、Δrc=ΔrM=ΔrY=0.07mm、Δr′k=0.02mmとしたとき位置ずれ量(色ずれ量)Δx′を計算してみると、数3,数4から、
Δxmax=0.081mm(位相合せなし)
Δxmax=Δx′=0.029mm(位相合せあり)
となる。
ここで、人の目で判別ができない位置ずれ量(色ずれ量)Δx′は、文献(例えばKONIKA TECHNICAL REPORT VOL13(2000) P61)によれば50μm程度とある。
したがって、複数の各感光体26は、それらの偏心最大位置の感光体回転方向の位相をそれぞれ一致さえしておけば、上述したように感光体間における上記偏心量の差Δr′があったとしても、その差Δr′による位置ずれ量Δx′が50μm内に収まるものであれば、仮に色ずれが発生したとしても、それは人の目では判別できないレベルのものであるため問題は生じない。
なお、この実施の形態における各感光体26は、感光体本体部となる素管36をインパクト成形で形成した場合の例について説明したが、その素管はパイプ材で作ったものであっても、その一端側に軸受(フランジ)を圧入・接着で一体にしたものであれば、同様に適用することができる。
【0029】
図10は素管にパイプ材を加工したものを使用してその両端にフランジを着脱可能に嵌合させた感光体の例を組付け前の状態で示す正面図である。
この感光体76は、両端の各支持部を、それぞれ中央部分に支軸71を配した共に樹脂製の各フランジ72,73で構成している。そして、その感光体76は、素管74にパイプ材を加工したものを使用し、その素管74の両端にフランジ72,73を着脱可能に嵌合させている。
すなわち、支軸71にフランジ72を、例えば圧入することにより固定し、そのフランジ72に素管74を矢示F方向に差し込むことにより固定している。さらに、その素管74の図10で左端側にフランジ73を矢示F方向に差し込んで、そのフランジ73を図示しないバネにより矢示F方向に加圧して、支軸71と両側のフランジ72,73と素管74とを一体的に固定している。
このような構成の感光体76では、偏心に関して最も影響を与えるのは前後のフランジ73,72のそれぞれの部品精度である。すなわち、一般的にこのようなフランジを両端に使用する構成の感光体の場合、回転力を伝達する駆動軸となる支軸は通常旋盤によって切削加工により製作するため、偏心量は0.03mm以下に抑えることができるが、フランジは樹脂で製作することが多いため、その場合には偏心の精度は0.08mm程度までしか作り込むことができない。したがって、図9で先に説明した2色以上のカラー画像における主走査方向の色ずれ(位置ずれ量Δx′に相当)については、両端のフランジの部品精度の影響が大きい。
【0030】
そこで、図11に示すように、上述した構成の感光体76Y,76M,76C,76K(以下、特定しない場合には単に感光体76と云う)を画像形成部に使用したカラーの画像形成装置では、まず各感光体76の後側のフランジ72の偏心量をそれぞれ測定し、偏心最大位置のある方向に目印11をフランジ72の端面上にそれぞれマーキングする。
また、各感光体76の前側のフランジ73についても同様に偏心量をそれぞれ測定し、図12に示すように偏心最大位置のある方向に目印10をフランジ73の端面上にそれぞれマーキングする。
そして、その各フランジ72に支軸71を例えば圧入によりそれぞれ固定して、その各フランジ72に素管74をそれぞれ差し込んで一体にする。次に、その各素管74と一体の各フランジ72を、図11に示したように目印11の回転方向の位相が全て揃うように位相合わせした状態で、図12に示すようにもう一方の各フランジ73を、それぞれ目印10の回転方向の位相が全て揃うように位相合わせした状態で素管74に差し込んで、図示しないバネにより図10の矢示F方向に加圧して、支軸71と両側のフランジ72,73と素管74とをそれぞれ一体的に固定する。
【0031】
こうすることにより、各感光体76は、図11に示す感光体76Y,76M,76C,76Kのように装置本体に装着した状態では、各フランジ72側の目印11の回転方向の位相が全て揃うと共に、図12に示したように反対側のフランジ73側の目印10の回転方向の位相も全て揃う。
なお、偏心最大位置の測定は、前後のフランジ72,73単体で行ってもよいが、フランジ72に支軸71を圧入及びフランジ73に支軸71を挿入することによりフランジ72,73のそれぞれ中央部分に支軸71を配した状態で、その支軸71の中心に対して最大に偏心している位置をそれぞれ測定した方が、より高い精度の偏心最大位置の測定ができる。
また、この実施の形態においても、隣合う各感光体76の配設間隔Lが、各感光体76の周長Lsに一致しているときには、各フランジ72側にそれぞれ設けた目印11の感光体回転方向の位相をそれぞれ揃え、且つ各フランジ73側にそれぞれ設けた目印10の感光体回転方向の位相をそれぞれ揃えるようにすれば、前側の目印10と後側の目印11の回転方向の位相は一致させなくても、フルカラーの画像を形成したときでも色ずれを防止することができる。
したがって、各感光体76において、素管74の両端にフランジ72,73をそれぞれ組付ける際に、その両側のフランジ72,73の偏心最大位置の感光体回転方向の位相を互いに一致させる作業をしなくても、色ずれ画像の発生を防止することができる。
【0032】
図13は複数の感光体をそれぞれ独立したモータにより回転駆動させるようにした画像形成装置の実施形態の画像形成部を示す概略図であり、図2及び図6と対応する部分には同一の符号を付してある。
この実施形態によるカラーの画像形成装置は、図13に示すように複数の感光体26Y,26M,26C,26K(いずれも簡略図示のため駆動軸39のみを図示している)をそれぞれ独立したモータ81A,モータ81B,モータ81C,モータ81Dにより回転駆動させるようにしている。
すなわち、モータ81A〜81Dの回転軸にそれぞれ固定した各タイミングプーリ83と、感光体26Y,26M,26C,26Kの各駆動軸39にそれぞれ固定されている各タイミングプーリ84との間にタイミングベルト85をそれぞれ張装し、モータ81A〜81Dにより各タイミングプーリ83、タイミングベルト85、タイミングプーリ84を介して感光体26Y,26M,26C,26Kをそれぞれ単独で回転可能にしている。
また、この画像形成装置は、図14に示すように各感光体26Y,26M,26C,26Kのフランジ38側(軸受37側にしてもよい)の各マーキングである目印11を検知する偏心最大位置検知手段であるセンサ12A,12B,12C,12Dを、各感光体26Y,26M,26C,26Kに対応させて同じ回転方向の位置にそれぞれ設けている。
【0033】
そして、その各感光体を使用して画像を形成するモードとなるカラー画像形成モード時には、図14に示したように各感光体の目印11を各センサ12A,12B,12C,12Dで検知してそれらの回転方向の位置を全て揃えるようにしている。
なお、各センサ12A,12B,12C,12Dの各感光体に対する配設側を軸受37側とし、それらのセンサで目印10(図6参照)を検知して各感光体の回転方向の偏心最大位置を全て揃えるようにしてもよい。
また、センサ12A,12B,12C,12Dとしては、例えば反射型のフォトセンサを使用するが、目印11(または目印10)を検知することができるものであれば、それ以外のいずれのセンサであってもよい。
この画像形成装置は、フルカラーによるカラー画像形成モード時には、画像形成動作を開始する前にまず感光体26Y,26M,26C,26Kを回転駆動させる。そして、それら各感光体の回転を、後側の各フランジ38に設けている目印11をセンサ12A,12B,12C,12Dがそれぞれ検知したときに停止させる。
【0034】
このようにすれば、各感光体26Y,26M,26C,26Kは、装置本体に装着した状態では一方の各軸受37側にそれぞれ目印10を付けた偏心最大位置と、他方のフランジ38側にそれぞれ目印11を付けた偏心最大位置は、それぞれの側ごとに回転方向の位相が合うように予め組付けてあり、その各感光体の目印10と目印11との相対的な角度θ(図7参照)は一度組付けた後は変化するものではないので、全ての感光体について回転方向の位相が揃う。したがって、色ずれ画像の発生を防止することができる。
すなわち、この実施の形態によるカラーの画像形成装置のように、複数の感光体26Y,26M,26C,26Kが、それぞれ独立したモータ81A,モータ81B,モータ81C,モータ81Dにより回転駆動されるタンデム型の構成の場合には、黒の単色(マゼンタ、シアンによる単色の場合もある)による画像形成の際には使用しない色の感光体及びそれを駆動する駆動系は停止させておくことができるので、トナー等の浪費を防止することができると共に、感光体の疲労も防止できる利点がある。
【0035】
ところが単色で画像形成を行った際には、仮に画像形成開始前に全ての感光体について両端部における回転方向の偏心最大位置の位相を全て揃えておいたとしても、回転させた感光体について上記偏心最大位置の位相がずれてしまう。それにより、この状態でカラー画像(2色以上)を形成した場合には、感光体の偏心に伴う振れにより画像に主走査方向の位置ズレが発生する。
しかしながら、この実施の形態による画像形成装置によれば、上述したように画像形成前に全ての感光体26Y,26M,26C,26Kについて両端部における回転方向の偏心最大位置の位相を全て揃えることができるので、カラー画像の位置ズレを防止することができる。
なお、この画像形成装置においても、図14に示したように隣合う各感光体26の配設間隔Lを、各感光体26の周長Lsに一致させることで、フルカラーの画像における各色の色ずれを防止する。
【0036】
図15は図13の画像形成装置の感光体に替えて使用可能な異なる構成の感光体の例を示す図10と同様な正面図であり、図10と対応する部分には同一の符号を付してある。
この感光体76Y,76M,76C,76Kは、感光体76Yの支軸71の後部側(フランジ72側)が軸継ぎ手89を介してモータ81Aの回転軸に連結されており、感光体76Mの支軸71の後部側が軸継ぎ手89を介してモータ81Bの回転軸に連結されている。さらに、感光体76Cの支軸71の後部側が軸継ぎ手89を介してモータ81Cの回転軸に連結されており、感光体76Kの支軸71の後部側が軸継ぎ手89を介してモータ81Dの回転軸に連結されている。そして、その各感光体76Y,76M,76C,76Kの各フランジ72の外側の面にそれぞれ付けている目印11を検知するセンサ12A,12B,12C,12Dを、各感光体76Y,76M,76C,76Kに対応させて同じ回転方向の位置にそれぞれ設けている。
したがって、この感光体76Y,76M,76C,76Kを使用しても、カラー画像形成モード時には、画像形成動作を開始する前に各センサ12A,12B,12C,12Dがそれぞれ目印11を検知したときに各モータ81A〜81Dを停止させることにより各感光体の回転を停止させることで、感光体76Y,76M,76C,76Kについて両端部における回転方向の偏心最大位置の位相を全て揃えることができるので、カラー画像の位置ズレを防止することができる。
【0037】
図16は複数の感光体を備えその複数の感光体のうち1つの感光体を1個のモータで駆動可能にすると共に残る複数の感光体を他の1個のモータでそれぞれ駆動可能とした画像形成装置の実施形態の画像形成部を示す概略図であり、図2及び図6と対応する部分には同一の符号を付してある。
カラーの画像形成装置を使用する場合、黒(K)の単色で画像を形成する場合と、カラーで画像を形成する場合とがある。そのカラーで画像を形成する場合は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色に対応する画像を形成する各感光体を含めた作像系を駆動させる必要があるが、黒の単色で画像を形成する場合には、その黒に対応する画像を形成する感光体の作像系だけを駆動させればよい。
また、一般的に作像系の寿命は、その駆動時間にほぼ比例する。したがって、黒単色の画像形成時にY,M,C色用の作像系を駆動させないようにすれば、Y,M,Cの作像系の寿命が長くなる。したがって、それだけメンテナンスを行う頻度を少なくすることができる。
【0038】
そこで、この実施の形態によるカラーの画像形成装置は、図2で説明した素管36の主走査方向の両端にそれぞれ形成した支持部となる軸受37とフランジ38がそれぞれ回転可能に支持されて複数個を並べて配置した図16に示す感光体26Y,26M,26C,26Kを、そのうち1つの感光体26Kを1個のモータ81で駆動可能にすると共に、残る複数の感光体26Y,26M,26Cを他の1個のモータ82でそれぞれ駆動可能(タンデム式)にしている。
すなわち、図16に示すように、モータ81の回転軸に固定したタイミングプーリ83と、感光体26Kに固定された駆動軸39に固定されているタイミングプーリ84との間にタイミングベルト85を張装し、モータ81によりタイミングプーリ83、タイミングベルト85、タイミングプーリ84を介して感光体26Kを単独で回転可能にしている。
また、モータ82の回転軸に固定したタイミングプーリ86と、感光体26Y,26M,26Cにそれぞれ固定された各駆動軸39に固定されている各タイミングプーリ87との間にタイミングベルト88A,88B,88Cをそれぞれ張装し、モータ82によりタイミングベルト88A,88B,88Cを介して3つの感光体26Y,26M,26Cを同時に回転可能にしている。
【0039】
その複数の各感光体26は、図2で説明したように支持部を構成する一方のフランジ38が素管36に対して分割可能であり、その複数の感光体26の中で分割可能なフランジ38の偏心量が小さいものを、1個のモータ81で駆動する1つの感光体26Kとしている。
そして、残る複数の感光体26Y,26M,26Cを、他の1個のモータ82でそれぞれ駆動可能な感光体として、その各感光体26Y,26M,26Cの一方の端部側の各フランジ38を、偏心最大位置を回転方向でそれぞれ位相合わせを行って各素管36に組付け固定し、その感光体26Y,26M,26Cの上記各偏心最大位置の位相を回転方向で揃えるようにしている。
すなわち、この画像形成装置では、各感光体26の装置の前側となる図18に示す軸受37の偏心量を組付け前にそれぞれ測定する。その測定で偏心量が一定量(例えば、Δr=0.02mm)以下のものには目印17をマーキングし、偏心量が一定量(例えば、Δr=0.02mm)を超えるものには、その偏心している方向に目印10を素管36の端面にそれぞれマーキングする。
また、装置の後側となる図17に示すフランジ38についても同様に偏心量をそれぞれ測定し、その測定で偏心量が一定量(例えば、Δr=0.02mm)以下のものには、目印16をマーキングし、偏心量が一定量(例えば、Δr=0.02mm)を超えるものには、その偏心している方向に目印11をフランジ38の端面にマーキングする。
【0040】
そして、各フランジ38を本体側の駆動軸39に取り付ける際には、フランジ38側に目印16を付けた偏心量が小さかったものを、黒色画像形成用の感光体26Kに使用する。そして、その他の各フランジ38は、図17に示すように、そこに付けている目印11の回転方向の位相を全て揃えた状態にして、各駆動軸39にそれぞれ組付けて固定する。次に、その各フランジ38に、一端に軸受37をそれぞれ固定した図18に示す各素管36を固定するが、その際に感光体26Y,26M,26Cに使用する各軸受37側の目印10の回転方向の位相を揃えた状態にして、各フランジ38に組付けて固定する。
このようにすることで、感光体26Y,26M,26Cは、各素管36にマーキングされている目印10の回転方向の位相が全て揃った状態で装置本体に装着されると共に、フランジ38にマーキングされている目印11の回転方向の位相も全て揃う。
なお、感光体26Y,26M,26Cの各目印10と感光体26Kの目印17の回転方向の位相(図7の角度θ)は合わせる必要がないが、それらの位相が全て合っていたとしても勿論かまわない。
【0041】
また、図18に示した隣合う各感光体26の配設間隔Lが、各感光体26の周長Lsに一致しているときには、上述したように感光体26Y,26M,26Cの各軸受37のある装置前側の各素管36の端面にそれぞれ設けた目印10の感光体回転方向の位相をそれぞれ揃え、且つ装置後側の各フランジ38にそれぞれ設けた目印11の感光体回転方向の位相をそれぞれ揃えさえすれば、前側の目印10と後側の目印11の回転方向の位相は必ずしも一致させなくても、フルカラーの画像を形成したときでも色ずれを防止することができる。
また、この画像形成装置では、黒色画像形成用の感光体26Kには偏心量の小さいものを使用しているので、図8で説明した画像上における縦線の波打ちも小さくなる。
ここで、Y,M,Cの中で仮にM色用の感光体26Mの偏心量が一番大きかったとしたときの、形成された画像上の縦線の位置ずれ量を計算してみる。いま、感光体26Mの偏心量をΔrM、感光体26Kの偏心量をΔrK、それらの偏心によるM画像の波打ち最大量をΔxM、K画像の波打ち最大量をΔxKとすると、数5,数6となる。
【0042】
【数5】
ΔxM=ΔrM/(tanθ)
【0043】
【数6】
ΔxK=ΔrK/(tanθ)
【0044】
ここで、各感光体26M,26Kのそれぞれ表面と露光装置から出射されて各感光体26M,26Kに入射するそれぞれレーザ光とがなす角度θを、近年の露光装置の小型化に伴うθ=60°とし、ΔrM=0.07mm、ΔrK=0.02mmとしたときの最大色ずれ量を計算してみる。
数5,数6から、ΔxM−K=ΔxM+ΔxK=0.052mm
となる(図19も参照)。
ここで、前述したように、文献によれば人の目で判別ができない色ずれ量は、50μm程度とあるので、上述した構成にすることで仮に色ずれが発生したとしても、色ずれ量ΔxM−Kを50μm程度にすることができるので、色ずれを人が判別できないレベルに抑えることができる。
なお、上述した実施の形態では、Y,M,C画像用の感光体26Y,26M,26Cの各軸受37側の偏心量や、駆動伝達側の各フランジ38の偏心量が大きいもののみを用いた場合の例について説明したが、その感光体26Y,26M,26Cに偏心量が小さいものを用いても、勿論よい。但し、その場合においても偏心方向は揃えた方がよいことは勿論である。
【0045】
図20は複数の感光体のうち1つの感光体を1個のモータで駆動可能にすると共に残る複数の感光体を他の1個のモータでそれぞれ駆動可能としてそれらの感光体に付けた偏心最大位置を示す目印を検知するセンサを設けた画像形成装置の実施形態の画像形成部を示す概略図であり、図16と対応する部分には同一の符号を付してある。
この実施形態によるカラーの画像形成装置は、1個のモータ81で駆動される黒画像形成用の感光体26Kのフランジ38側(図2参照)に設けている目印11を検知する偏心最大位置検知手段であるセンサ12Bと、他の1個のモータ82でそれぞれ駆動される黒以外のY(イエロー),M(マゼンタ),C(シアン)画像形成用の感光体26Y,26M,26Cのうち1つの感光体26Y(それ以外の感光体26M,26Cにしてもよい)のフランジ38側に設けている目印11を検知する偏心最大位置検知手段であるセンサ12Aを、感光体26K,26Yに対応させて同じ回転方向の位置にそれぞれ設けている。
この画像形成装置は、モータ81で駆動される感光体26Kとモータ82で駆動される複数の感光体26Y,26M,26Cを使用して画像を形成するカラー画像形成モード時には、その画像形成動作を開始する前にまずモータ81,82を共に回転させ、感光体26Kと感光体26Y,26M,26Cをそれぞれ回転させる。
【0046】
そして、センサ12Aが感光体26Yに設けている目印11を検知したときにモータ82を停止させる。同様に、センサ12Bが感光体26Kに設けている目印11を検知したときにモータ81を停止させる。このように、センサ12A,センサ12Bがそれぞれ目印11を検知したときにモータ82,81を停止させれば、感光体26Yと感光体26Kの目印11を付けている偏心最大位置の回転方向の位置が揃う。
また、感光体26Y,26M,26Cは、それぞれ軸受側の各目印10の回転方向の位置を全て揃えて組付けていると共に、フランジ38側の各目印11の回転方向の位置もそれぞれ全て揃えて組付けてあり、この感光体26Y,26M,26Cは同一のモータ82で一緒に回転される構成であるので、全ての感光体26Y,26M,26C,26Kは、各目印10の回転方向の位置及び各目印11の回転方向の位置が揃う(図7に示した角度θは必ずしも0である必要はない)。
【0047】
この画像形成装置によれば、感光体26Y,26M,26C,26Kが2つのモータ81,82で回転される構成であっても、カラー画像形成モード時には上述したようにすることにより、目印10を付けた一方の側の偏心最大位置と、目印11を付けた他方の側の偏心最大位置が、それぞれの側ごとに回転方向の位相が揃えられるので、色ずれ画像の発生を防止することができる。
なお、感光体26Y,26M,26C側の目印11を検知するセンサは1つあればよいが、感光体26M,26Cの目印11を検知するセンサをそれぞれ設けるようにしても構わない。
また、この画像形成装置においても、図14で説明した画像形成装置と同様に、フルカラーの画像における各色の色ずれを防止するため、隣合う各感光体26の配設間隔Lを各感光体26の周長Lsに一致させる。
【0048】
図21は複数の感光体の中で両端部の偏心量が小さいものを1個のモータで駆動可能な1つの感光体として残る複数の感光体を他の1個のモータでそれぞれ駆動可能な感光体とした画像形成装置の実施形態の画像形成部を示す概略図であり、図20と対応する部分には同一の符号を付してある。
この実施形態によるカラーの画像形成装置は、複数の感光体の中で両端部の支持部である軸受37(図2参照)とフランジ38の偏心量が共に小さいものを1個のモータ81で駆動可能な1つの黒画像形成用の感光体26K′とし、残る複数の感光体26Y,26M,26Cを他の1個のモータ82でそれぞれ駆動可能な感光体としている。
そして、モータ81で駆動可能な感光体26K′を除く他の感光体26Y,26M,26Cの一方の端部側と他方の端部側ごとに偏心最大位置を回転方向でそれぞれ位相合わせを行ってその感光体26Y,26M,26Cの各偏心最大位置の位相を回転方向で揃えて装置本体に組付けるようにしている。
【0049】
この画像形成装置は、モノクロ画像形成時にはモータ81により感光体26K′のみが駆動されるので、モータ82の消耗を抑えることができると共に、他の感光体26Y,26M,26Cの軸受等の摩耗も抑えることができる。
そして、フルカラーのカラー画像形成モード時には、感光体26K′と感光体26Y,26M,26Cを全て回転させるが、感光体26Y,26M,26Cは、それぞれ軸受側の各目印10の回転方向の位置を全て揃えて組付けていると共に、フランジ38側の各目印11の回転方向の位置もそれぞれ全て揃えて組付けてあり、この感光体26Y,26M,26Cは同一のモータ82で一緒に回転されるので、それらの感光体26Y,26M,26Cに付けた目印10のある偏心最大位置の回転方向の位置、及び各目印11のある偏心最大位置の回転方向の位置が狂うことはない。
したがって、感光体26Y,26M,26Cによって形成されて転写紙に転写されたY,M,C色の副走査方向に延びる線状の各画像は、転写紙の左側の各色の縦線の波打ちの位相はそれぞれが一致し、転写紙の右側においても各色の縦線の波打ちの位相はそれぞれが一致するので、波打ちがあっても色ズレにならない。
【0050】
また、黒画像形成用の感光体26K′は、上述したように両端部の偏芯が小さなものを使用しているので、それにより転写紙上に副走査方向に形成した縦線に発生する波打ちも小さくなるので、その波打ちの位相がY,M,C色の縦線の波打ち位相と一致しなくても、その波打ち位相のズレは人が判断できないレベルに抑えることができる。
そして、黒画像形成用の感光体26K′は、偏心最大位置を他の感光体26Y,26M,26Cと揃えることはしないが、上述したように両端部の偏芯量が共に小さなものを使用しているので、それにより転写紙上に副走査方向に形成した縦線に発生する波打ちも小さくなるので、その波打ちの位相がY,M,C色の縦線の波打ち位相と一致しなくても、その波打ち位相のズレは人が判断できないレベルに抑えることができる。
なお、この画像形成装置においても、図14で説明した画像形成装置と同様に、フルカラーの画像における各色の色ずれを防止するため、隣合う各感光体26の配設間隔Lを各感光体26の周長Lsに一致させる。
【0051】
図22はパイプ材を加工した素管を使用した複数の感光体を2個のモータで分けて駆動可能にした画像形成装置の画像形成部を示す図21と同様な概略図であり、図21と対応する部分には同一の符号を付してある。
この実施の形態によるカラーの画像形成装置は、図21で画像形成部を説明した画像形成装置に対し使用する複数(4個)の感光体に、図10で説明した感光体76(76Y,76M,76C,76Kは、特定の感光体を指す場合のみ使用する)をそれぞれ使用するようにした点のみが異なる。
したがって、各感光体76は、図10で説明したようにパイプ材を加工して形成した中央部分の素管(感光体本体部)74に対し、その両端の樹脂で形成した支持部となるフランジ72,73が着脱可能な構成になっている。
このような構成の感光体76の場合には、樹脂で形成したフランジ72,73の偏心に関する部品精度が問題となる。したがって、その偏心量次第では、画像の主走査方向の色ずれが問題となる。
そこで、この実施の形態による画像形成装置では、各感光体76はそれを組付ける前に装置の前側となるフランジ73の偏心を測定する。その測定で偏心量が一定量(例えば、Δr=0.02mm)以下のものには、図23に示すように目印19をフランジ73の端面にマーキングし、偏心量が一定量(例えば、Δr=0.02mm)を超えるものには、その偏心している方向に目印10をフランジ73の端面にそれぞれマーキングする。
【0052】
また、装置の後側となるフランジ72についても同様に偏心量をそれぞれ測定し、その測定で偏心量が一定量(例えば、Δr=0.02mm)以下のものには、図24に示すように目印18をマーキングし、偏心量が一定量(例えば、Δr=0.02mm)を超えるものには、その偏心している方向に目印11をフランジ72の端面にそれぞれマーキングする。
そして、後側の各フランジ72を支軸71に取り付ける際には、フランジ72に目印18を付けた偏心量が小さかったものを、黒色画像形成用の感光体76Kに使用する。その他の感光体76Y,76M,76Cに使用する各フランジ72は、図24に示すように目印11の回転方向の位相を全て揃えた状態で各支軸71にそれぞれ組付ける。
次に、前側の各フランジ73を各支軸71に固定するが、その際にフランジ73に目印19を付けた偏心量が小さかったものを、黒色画像形成用の感光体76Kに使用する。その他の感光体76Y,76M,76Cに使用する各フランジ73は、図23に示すように目印10の回転方向の位相を揃えた状態で各支軸71にそれぞれ固定する。
このようにすることで、感光体76Y,76M,76Cは、各フランジ72にマーキングされている目印11の回転方向の位相が全て揃った状態で装置本体に装着されると共に、フランジ73にマーキングされている目印10の回転方向の位相も全て揃えられる。
【0053】
なお、感光体76Y,76M,76Cの各目印10と感光体76Kの目印19の回転方向の位相は合わせる必要はないが、それらの位相が全て合っていたとしても勿論構わない。
また、各感光体76の配設間隔Lが、各感光体76の周長Lsに一致しているときには、上述したように感光体76Y,76M,76Cの各フランジ73の端面にそれぞれ設けた目印10の感光体回転方向の位相をそれぞれ揃え、且つ装置後側の各フランジ72にそれぞれ設けた目印11の感光体回転方向の位相をそれぞれ揃えるようにすれば、前側の目印10と後側の目印11の回転方向の位相は一致させなくても、フルカラーの画像を形成しても色ずれは発生しない。
そして、この画像形成装置では、黒色画像形成用の感光体76Kには偏心量の小さいものを使用しているので、図8で説明した画像上における縦線の波打ちも小さくなる。したがって、その縦線の波打ちは、人が判別できないレベルに抑えることができる。
なお、図22に画像形成部を示した画像形成装置は、モータ81により1つの感光体76Kを駆動し、モータ82で残る3個の感光体76Y,76M,76Cを駆動する点は、図21で説明した画像形成装置と同様である。
また、偏心最大位置の測定は、前後のフランジ72,73単体で行ってもよいが、フランジ72に支軸71を圧入及びフランジ73に支軸71を挿入することによりフランジ72,73のそれぞれ中央部分に支軸71を配した状態で、その支軸71の中心に対して最大に偏心している位置をそれぞれ測定した方が、より高い精度の偏心最大位置の測定ができる。
【0054】
図25は複数の感光体を1つのモータからの回転力をクラッチを介して伝達して駆動するようにした画像形成装置の感光体駆動系を簡略化して示す概略図であり、図13と対応する部分には同一の符号を付してある。
この実施の形態によるカラーの画像形成装置は、感光体26Y,26M,26C,26Kが、1つのモータ81からの回転力が感光体26Y,26M,26C,26Kにそれぞれ対応したクラッチ13A,13B,13C,13Dを介して伝達されて回転駆動される。
また、この画像形成装置は、図14で説明した画像形成装置と同様に、各感光体26Y,26M,26C,26Kのフランジ38側(軸受37側にしてもよい)の各マーキングである目印11を検知するセンサ12A,12B,12C,12Dを、各感光体26Y,26M,26C,26Kに対応させて同じ回転方向の位置にそれぞれ設けている。
【0055】
そして、その各感光体を使用して画像を形成するモードとなるカラー画像形成モード時には、画像形成動作を開始する前に感光体26Y,26M,26C,26Kを回転駆動させる。そして、センサ12A,12B,12C,12Dが、後側の各フランジ38に設けている目印11をそれぞれ検知したときに、クラッチ13A,13B,13C,13Dによりモータ81からの回転力が各感光体に伝達されないように遮断して、感光体26Y,26M,26C,26Kをそれぞれ停止させる。
それにより、各感光体26Y,26M,26C,26Kは、目印11を付けたそれぞれの偏心最大位置が回転方向で揃う。そして、各感光体26は、一方の各軸受37側にそれぞれ目印10を付けた偏心最大位置と、他方のフランジ38側にそれぞれ目印11を付けた偏心最大位置は、それぞれ図7で説明したように角度θが一致しているので、両端部の回転方向における偏心最大位置の位相が全て揃う。したがって、色ずれ画像の発生を防止することができる。
この実施形態によれば、比較的高価なモータ81を1個にすることができるのでコストダウンが図れる。
【0056】
図26は複数の感光体の中の1つを1個のモータで直接的に駆動可能として残る複数の感光体はモータの回転力をそれぞれクラッチを介して回転駆動するようにした画像形成装置の感光体駆動系を簡略化して示す概略図であり、図25と対応する部分には同一の符号を付してある。
この実施の形態によるカラーの画像形成装置は、例えば黒画像形成用の感光体26Kを1個のモータ81によりクラッチ13を介さずに直接的に駆動可能にし、残る複数の感光体26Y,26M,26Cをモータ81の回転力をクラッチ13A,13B,13Cを介してそれぞれ回転駆動させるようにしている。
さらに、この画像形成装置は、感光体26Y,26M,26C,26Kのフランジ38側にそれぞれ設けている各目印11を検知するセンサ12A,12B,12C,12Dを、感光体26Y,26M,26C,26Kに対応させて同じ回転方向の位置にそれぞれ設けている。
この画像形成装置は、カラー画像形成モード時には、その画像形成動作を開始する前にモータ81を回転させ、感光体26Y,26M,26C,26Kをそれぞれ回転させる。そして、センサ12Aが感光体26Yに設けている目印11を検知したときにクラッチ13Aを切ってモータ81からの回転力が感光体26Yに伝わらないようにして停止させる。
【0057】
同様に、センサ12Bが感光体26Mに設けている目印11を検知したときにクラッチ13Bを切り、さらにセンサ12Cが感光体26Cに設けている目印11を検知したときにクラッチ13Cを切ってモータ81からの回転力が感光体26M,26Cにそれぞれ伝わらないようにして、それらを停止させる。
次に、センサ12Dが感光体26Kに設けている目印11を検知したときにモータ81を停止させる。このようにして、感光体26Y,26M,26C,26Kの回転を停止させれば、感光体26Y,26M,26C,26Kにそれぞれ付けている偏心最大位置を示す目印11の回転方向の位置が全て揃う。
また、その感光体26Y,26M,26C,26Kは、図7で説明したように両端部の目印10と目印11の相対的な角度θは、全て同じになるようにしているので、全ての感光体26Y,26M,26C,26Kの各目印10の回転方向の位置も揃う。
したがって、カラー画像形成モード時に、目印10を付けた一方の側の偏心最大位置と、目印11を付けた他方の側の偏心最大位置が、それぞれの側ごとに回転方向の位相が揃うので、色ずれ画像の発生を防止することができる。
【0058】
図27は複数の感光体の中の1つを1個のモータで直接的に駆動可能として残る複数の感光体はモータの回転力を1個のクラッチを介して伝達して回転駆動するようにした画像形成装置の感光体駆動系を簡略化して示す概略図であり、図26と対応する部分には同一の符号を付してある。
この実施の形態によるカラーの画像形成装置は、例えば黒画像形成用の感光体26Kを1個のモータ81によりクラッチ13を介さずに直接的に駆動可能にし、残る複数の感光体26Y,26M,26Cをモータ81の回転力を共にクラッチ13を介して伝達して回転駆動させるようにしている。
さらに、この画像形成装置は、感光体26Y,26Kのフランジ38側にそれぞれ設けている各目印11を検知するセンサ12A,12Dを、感光体26Y,26Kに対応させて同じ回転方向の位置にそれぞれ設けている。
この画像形成装置は、カラー画像形成モード時には、その画像形成動作を開始する前にモータ81を回転させ、感光体26Y,26M,26C,26Kをそれぞれ回転させる。そして、センサ12Aが感光体26Yに設けている目印11を検知したときにクラッチ13を切ってモータ81からの回転力が感光体26Y,26M,26Cに伝わらないようにして、それらの感光体を停止させる。
【0059】
次に、センサ12Dが感光体26Kに設けている目印11を検知したときにモータ81を停止させる。このようにして、感光体26Y,26M,26C,26Kの回転を全て停止させれば、感光体26Yと感光体26Kの目印11を付けている偏心最大位置の回転方向の位置が揃う。
また、感光体26Y,26M,26Cは、図1等で説明したように、それぞれ軸受側の各目印10の回転方向の位置を全て揃えて組付けていると共に、フランジ38側の各目印11の回転方向の位置もそれぞれ全て揃えて組付けてあり、それらの回転は同一のクラッチ13より同時に回転力が伝達されることにより行われるようになっている。さらに、感光体26Y,26M,26Cの両端側の目印10と目印11の図7で説明した角度θは、感光体26Kにおいても同様の角度にしてあるので、全ての感光体26Y,26M,26C,26Kの各目印10の回転方向の位置及び各目印11の回転方向の位置が揃う。
【0060】
したがって、カラー画像形成モード時に、目印10を付けた一方の側の偏心最大位置と、目印11を付けた他方の側の偏心最大位置が、それぞれの側ごとに回転方向の位相が揃うので、色ずれ画像の発生を防止することができる。
なお、感光体26Y,26M,26C側の目印11を検知するセンサは1つあればよいが、感光体26M,26Cの目印11を検知するセンサをそれぞれ設けるようにしても構わない。
なお、図26及び図27に示した画像形成装置のように、1個のモータにより直接的に独立して駆動可能な感光体は、黒画像形成用の感光体26Kにするとよい。そうすれば、使用頻度の高い黒画像形成用の感光体26Kの駆動にクラッチを使用しなくて済むので、クラッチの耐久寿命を延ばすことができる。
【0061】
図28は装置本体に対して着脱可能な感光体ユニットの一実施形態例を示す概略図である。
この感光体ユニット15は、装置本体1に対して着脱可能なユニットケース21を設けると共にそのユニットケース21に4個の感光体26Y,26M,26C,26Kのみを設け、その4個の感光体をユニットケース21と一体で装置本体1に対して着脱可能に構成している。
このようにすれば、4個の感光体26Y,26M,26C,26Kはユニットの状態で両端部の前述した各偏心最大位置を揃えることができるので、メンテナンス時における作業性の向上が図れる。
図29は感光体ユニットに4個の感光体に加えてその周辺の装置も一緒にユニット化した実施形態を示す概略図であり、図28と対応する部分には同一の符号を付してある。
この感光体ユニット45は、ユニットケース21に4個の感光体26Y,26M,26C,26Kの他に、各感光体に対応させて帯電装置62と、現像装置63と、クリーニング装置64をそれぞれ設けている。なお、帯電装置62、現像装置63、クリーニング装置64は、それらの全てをユニットケース21に設けずに、その中の何れかのみを設けるようにしてもよい。
【0062】
図30は装置本体に対して着脱可能な感光体ユニットのさらに異なる他の実施形態を示す概略図である。
この感光体ユニット65は、装置本体1に対して着脱可能なユニットケース21に、黒画像形成用の感光体26Kの1つを除く全ての感光体26Y,26M,26Cを設け、その感光体26Y,26M,26Cをユニットケース21と一体で装置本体1に対して着脱可能に構成している。なお、ユニットケース21には、各感光体26Y,26M,26Cに対応させて、それぞれ帯電装置62、現像装置63、クリーニング装置64(図29参照)を一緒に設けるようにしてもよい。
このようにすれば、最も使用頻度の高い黒画像形成用の感光体26Kが感光体ユニット65に含まれないので、感光体26Kが寿命に達したときにはその感光体26Kのみを交換することができるので、まだ寿命に達していない感光体26Y,26M,26Cを、そのまま継続して使用することができる。したがって、経済的である。
【0063】
次に、複数の感光体の一方の端部側と他方の端部側ごとに各偏心最大位置を回転方向で位相合わせを行って揃える際のその偏心最大位置の感光体間における位相合わせの許容誤差(許される調整バラツキ角度)につい説明する。
図31は感光体26を正面から見た図、図32はシアン(C)とブラック(K)用の感光体26C,26Kの偏心最大位置を示す各目印10の回転方向の位相が互いに一致している状態を示す正面から見た図である。
図31及び図32で水平位置から目印10までの角度をω、感光体26が設定した理想の回転軸線201から偏心により実際の回転軸線202まで移動することにより露光装置7に接近する側に感光体表面が移動する距離をΔrとしたときの角度ωと距離Δrとの関係を図33に示す。この線図からC用の感光体26Cのf(rc)とK用の感光体26Kのf(rk)の線は全ての角度ωにおいて一致する。
したがって、この場合には感光体26Cと感光体26Kとの感光体間における偏心量差Δr′は、Δr′=0となり、C画像とK画像の位置ずれは発生しない。
【0064】
次に、図32において各感光体の偏心量rc,rkがrc>rkであるときのf(rc)とf(rk)を図34に示す。この場合、偏心量差Δr′は
Δr′=f(rc)−f(rk)
となる。そして、その偏心量差の最大値Δr′maxは、図示のようにω=90゜,ω=270゜の位置となる。
したがって、このときの任意の角度ωにおける画像の位置ずれ量Δx′(図9参照)、及び最大ずれ量Δxmaxは次のようになる。
Δx′=Δr′/tanθ
Δxmax=Δr′max/tanθ
また、図35に示すように、シアン(C)とブラック(K)用の感光体26C,26Kの偏心最大位置が互いに相反する方向にずれている場合(ωk−ωc=180゜)には、各感光体の偏心量rc,rkをrc=rk=rmaxとしたときのf(rc)とf(rk)は、図36に示すようになる。この場合、偏心量差Δr′maxは
Δr′max=2Δrmax(ω=90゜,270゜…)となり、
Figure 0003607263
の色ずれが、シアン(C)とブラック(K)の間に生じる。
【0065】
次に、複数の感光体の各偏心最大位置の回転方向の位相合わせにおける許容誤差(許される調整バラツキ角度)について計算する。
計算するモデルの一例として、θmax=60゜(図39参照)、Δrk=Δrc=0.07、ωk−ωc=45゜の場合について計算する。このときのf(rk)とf(rc)を図37に示す。これにより、
Δr′max≒0.055(ω≒22.5゜,202.5゜…)となり、
Figure 0003607263
また、上記の条件で、ωk−ωc=90゜のみ異ならせた場合のf(rk)とf(rc)を図38に示す。このとき、Δxmaxは下記となる。
Δr′max≒0.1(ω=45゜,225゜…)
Δxmax=0.058mm
【0066】
ここで、Δxmaxは、前述したように50μm以下であれば色ずれが目立たないが、上記のω=45゜,225゜…では約60μmとなり、色ずれが目立ちやすくなり好ましくない。そこで、この条件のもとでは、複数の感光体間における各偏心最大位置の回転方向の位相のずれ角が許容される角度(許される調整バラツキ角度)は、45゜よりも小さくすればよい。
したがって、上述した各実施の形態における感光体26Y,26M,26C,26K間、あるいは感光体76Y,76M,76C,76K間における偏心最大位置の回転方向の互いのずれ角は、45゜よりも小さくするようにすれば、色ずれが目だたない良好なカラー画像が得られる。
なお、この偏心最大位置の許容される位置のずれ角は、上述したθmax=60゜、Δrk=Δrc=0.07、ωk−ωc=45゜とした場合のときに45゜よりも小さくするものであり、各条件が変わればその許容できる偏心最大位置の回転方向の位相のずれ角が変わることは勿論である。
【0067】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、複数並べて配置した各感光体の一方の端部側の支持部ごとに偏心最大位置を回転方向でそれぞれ位相合わせし、他方の端部側の支持部ごとに偏心最大位置を回転方向でそれぞれ位相合わせを行って、複数の感光体の各偏心最大位置の位相をそれぞれ回転方向で揃えるようにしたので、単純で安価な構成でありながら、感光体の両端部で形成された画像であっても、そこに重ねられる他の各感光体で形成した異なる色の画像との色ズレを防止することができる。
そして、各感光体は一方の端部側と他方の端部側の各偏心最大位置を回転方向でそれぞれ位相合わせする必要がないので、その難しい両側の支持部の偏心位置合わせ作業をしなくて済む。
また、感光体が理想の回転軸線に対して実際に回転する回転軸線が平行でない偏心パターンのものであっても、その偏心による色ずれの影響が出ないようにすることができる。
【0068】
さらに、複数の感光体のうち1つの感光体を1個のモータで駆動可能にすると共に、残る複数の感光体を他の1個のモータでそれぞれ駆動可能とし、一方の端部側の支持部及び他方の支持部の偏心量が小さいものを上記1個のモータで駆動する1つの感光体とし、残る複数の感光体を前記他の1個のモータでそれぞれ駆動可能な感光体として、その複数の各感光体の一方の端部側の支持部及び他方の端部側の支持部ごとに偏心最大位置を回転方向でそれぞれ位相合わせを行って揃えるようにすれば、感光体を駆動するモータの個数を感光体の個数よりも少なくすることができながら、単色画像形成時にはカラー用の感光体の駆動を停止させることができるので、その感光体の駆動系の寿命を延ばすことができる。
また、各感光体の偏心に伴う色ずれも防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態例の画像形成装置が有する複数の感光体を示す斜視図である。
【図2】同じくその感光体の一つを分解して一部断面にして示す正面図である。
【図3】同じくその複数の感光体を備えたカラーの画像形成装置の一例を示す全体構成図である。
【図4】図1の感光体の一端側に設けられている軸受の実際の回転中心Oが理想の回転中心O′に対して径方向に偏心している状態を示す感光体の側面図である。
【図5】同じくその感光体の他端側に設けられているフランジの実際の回転中心Oが理想の回転中心O′に対して径方向に偏心している状態を示す感光体の側面図である。
【図6】複数の感光体を軸受側の端面にそれぞれマーキングされている目印の回転方向の位相を合わせて並べた状態を示す概略図である。
【図7】同じくその複数の感光体を反対側の各フランジの端面にそれぞれマーキングされている目印の回転方向の位相を合わせて組付けた状態を示す概略図である。
【図8】同じくその両側の各目印ごとに回転方向の位相を合わせた複数の感光体を使用して転写紙上に形成した左右の縦線の画像を示す平面図である。
【図9】複数の感光体の偏心最大位置の感光体回転方向の位相が一致していれば各感光体間における偏心量に差があっても色ずれが問題にならないことを説明するための平面図である。
【図10】素管にパイプ材を加工したものを使用してその両端にフランジを着脱可能に嵌合させた感光体の例を組付け前の状態で示す正面図である。
【図11】同じくその感光体を複数並べてその各後側のフランジの端面にそれぞれマーキングされている目印の回転方向の位相を合わせた状態を示す概略図である。
【図12】同じくその複数の感光体を前側のフランジの端面にそれぞれマーキングされている目印の回転方向の位相を合わせて組付けた状態を示す概略図である。
【図13】複数の感光体をそれぞれ独立したモータにより回転駆動させるようにした画像形成装置の実施形態の画像形成部を示す概略図である。
【図14】同じくその画像形成部には各感光体に設けている目印を検知するセンサがそれぞれ設けられていることを説明するための概略図である。
【図15】図13の画像形成装置の感光体に替えて使用可能な異なる構成の感光体の例を示す図10と同様な正面図である。
【図16】複数の感光体を備えその複数の感光体のうち1つの感光体を1個のモータで駆動可能にすると共に残る複数の感光体を他の1個のモータでそれぞれ駆動可能とした画像形成装置の実施形態の画像形成部を示す概略図である。
【図17】同じくその画像形成部で黒画像用を除いた3つの感光体を全て目印の位相を合わせた状態を示す概略図である。
【図18】同じくその画像形成装置の感光体で測定した偏心量が小さいものと大きなものとで異なる目印を付ける点を説明するための概略図である。
【図19】形成した転写紙上のマゼンタ画像とブラック画像の色ずれの程度を説明するための平面図である。
【図20】複数の感光体のうち1つの感光体を1個のモータで駆動可能にすると共に残る複数の感光体を他の1個のモータでそれぞれ駆動可能としてそれらの感光体に付けた偏心最大位置を示す目印を検知するセンサを設けた画像形成装置の実施形態の画像形成部を示す概略図である。
【図21】複数の感光体の中で両端部の偏心量が小さいものを1個のモータで駆動可能な1つの感光体として残る複数の感光体を他の1個のモータでそれぞれ駆動可能な感光体とした画像形成装置の実施形態の画像形成部を示す概略図である。
【図22】パイプ材を加工した素管を使用した複数の感光体を2個のモータで分けて駆動可能にした画像形成装置の画像形成部を示す図21と同様な概略図である。
【図23】同じくその感光体を複数並べて黒色画像用を除く他の感光体の各前側のフランジの端面にそれぞれマーキングされている目印の回転方向の位相を合わせた状態を示す概略図である。
【図24】同じくその黒色画像用を除く他の感光体の各後側のフランジの端面にそれぞれマーキングされている目印の回転方向の位相を合わせて組付けた状態を示す概略図である。
【図25】複数の感光体を1つのモータからの回転力をクラッチを介して伝達して駆動するようにした画像形成装置の感光体駆動系を簡略化して示す概略図である。
【図26】複数の感光体の中の1つを1個のモータで直接的に駆動可能として残る複数の感光体はモータの回転力をそれぞれクラッチを介して回転駆動するようにした画像形成装置の感光体駆動系を簡略化して示す概略図である。
【図27】複数の感光体の中の1つを1個のモータで直接的に駆動可能として残る複数の感光体はモータの回転力を1個のクラッチを介して伝達して回転駆動するようにした画像形成装置の感光体駆動系を簡略化して示す概略図である。
【図28】装置本体に対して着脱可能な感光体ユニットの一実施形態例を示す概略図である。
【図29】感光体ユニットに4個の感光体に加えてその周辺の装置も一緒にユニット化した実施形態を示す概略図である。
【図30】装置本体に対して着脱可能な感光体ユニットのさらに異なる他の実施形態を示す概略図である。
【図31】感光体を正面から見た図を露光装置と共に示す概略図である。
【図32】シアンとブラック用の感光体の偏心最大位置を示す各目印の回転方向の位相が互いに一致している状態を示す正面から見た図である。
【図33】図32におけるrcとrkがrc=rkであるときの角度ωと距離Δrとの関係を示したf(rc)とf(rk)の線図である。
【図34】同じくそのrcとrkがrc>rkの関係にあるときの角度ωと距離Δrとの関係を示したf(rc)とf(rk)の線図である。
【図35】シアンとブラック用の感光体の偏心最大位置を示す各目印が互いに相反する方向にずれている状態を示す正面から見た図である。
【図36】同じくその図35におけるrcとrkがrc=rk=rmaxであるときの角度ωと距離Δrとの関係を示したf(rc)とf(rk)の線図である。
【図37】複数の感光体の各偏心最大位置の回転方向の位相合わせにおける許容誤差を説明するために使用する線図である。
【図38】同じく感光体間の目印の位相を変えた場合のf(rc)とf(rk)の線図である。
【図39】従来のレーザ露光装置の一例を示す平面図である。
【図40】感光体の理想の回転軸線に対し実際の回転軸線が平行して径方向にずれている状態を示す斜視図である。
【図41】図40の実際の回転軸線が理想の回転軸線に対し平行して径方向にずれている場合に形成される転写紙上の縦線画像の波打ち状態を示す平面図である。
【図42】感光体の理想の回転軸線に対し実際の回転軸線がクロスするようにずれている状態を示す斜視図である。
【図43】図42の実際の回転軸線が理想の回転軸線に対しクロスするようにずれている場合に形成される転写紙上の縦線画像の波打ち状態を示す平面図である。
【図44】従来の画像形成装置でカラーの縦線画像を形成した際に感光体が理想の回転軸線に対し実際の回転軸線がクロスするようにずれていると大きな色ずれが生じてしまう点を説明するための平面図である。
【符号の説明】
10,11,16,17:目印(マーキング)
12A,12B,12C,12D:センサ(偏心最大位置検知手段)
13A,13B,13C,13D:クラッチ
15,45,65:感光体ユニット
26Y,26M,26C,26K,26K′,76Y,76M,76C,76K:感光体
36,74:素管(感光体本体部)
37:軸受(支持部)
38,72,73:フランジ(支持部) 71:支軸
81A,81B,81C,81D,82:モータ

Claims (19)

  1. 感光体を複数並べて配置した画像形成装置において、前記各感光体は主走査方向の両端部が独立してそれぞれ偏心最大位置を回転方向に調整可能であり、前記各感光体はそれぞれ一方の端部側と他方の端部側ごとに偏心最大位置を回転方向で位相合わせを行って揃え、その一方の端部側と他方の端部側の各偏心最大位置の回転方向の位相を一致させる位相合わせはしないようにしたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1記載の画像形成装置において、前記各感光体は感光体本体部の主走査方向の両端部にそれぞれ形成した支持部が回転可能に支持され、その両端の支持部の少なくとも一方を前記感光体本体部に対して分割可能に形成し、その各感光体の一方の端部側の支持部及び他方の端部側の支持部ごとに偏心最大位置を回転方向でそれぞれ位相合わせを行って前記感光体本体部に組付け固定し、前記複数の感光体の前記各偏心最大位置の位相を回転方向で揃えるようにしたことを特徴とする画像形成装置。
  3. 前記複数の感光体はそれぞれ独立したモータにより回転駆動されることを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成装置。
  4. 前記複数の感光体のうち1つの感光体を1個のモータで駆動可能にすると共に、残る複数の感光体を他の1個のモータでそれぞれ駆動可能としたことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  5. 請求項1又は2記載の画像形成装置において、前記複数の感光体のうち1つの感光体を1個のモータで駆動可能にすると共に、残る複数の感光体をその各主走査方向の両端部の各偏心最大位置を回転方向でそれぞれ端部側ごとに位相合わせを行って他の1個のモータでそれぞれ駆動可能とし、
    前記1個のモータで駆動される感光体と、他の複数の感光体の少なくとも1つの感光体の前記両端部のいずれか一方の側に前記偏心最大位置を示すマーキングをそれぞれ設けると共に、前記1個のモータで駆動可能な1つの感光体の前記マーキングを検知する偏心最大位置検知手段と、前記他の1個のモータでそれぞれ駆動可能な複数の感光体側に形成されたマーキングを検知する偏心最大位置検知手段とを設け、
    前記1個のモータで駆動可能な1つの感光体と他の1個のモータでそれぞれ駆動可能な複数の感光体を共に使用して画像を形成するモード時には、前記マーキングの位置を前記各偏心最大位置検知手段で検知してそれらの回転方向の位置を全て揃えるようにしたことを特徴とする画像形成装置。
  6. 前記1個のモータで駆動可能な感光体を黒画像形成用の感光体とし、他の1個のモータでそれぞれ駆動可能な複数の感光体を黒以外の各色の画像形成用の感光体としたことを特徴とする請求項5記載の画像形成装置。
  7. 前記複数の感光体の中で両端部の偏心量が小さいものを前記1個のモータで駆動可能な1つの感光体とし、残る複数の感光体を前記他の1個のモータでそれぞれ駆動可能な感光体とし、前記1個のモータで駆動可能な1つの感光体を除く他の複数の各感光体の一方の端部側と他方の端部側ごとに偏心最大位置を回転方向でそれぞれ位相合わせを行ってその複数の感光体の前記各偏心最大位置の位相を回転方向で揃えるようにしたことを特徴とする請求項4記載の画像形成装置。
  8. 前記複数の感光体はモータからの回転力がそれぞれクラッチを介して伝達されて回転駆動されることを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成装置。
  9. 前記複数の感光体はその中の1つを1個のモータにより直接的に駆動可能とし、残る複数の感光体は前記モータの回転力を少なくとも1個のクラッチを介して伝達して回転駆動させるようにしたことを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成装置。
  10. 前記1個のモータにより直接的に駆動可能な感光体は、黒画像形成用の感光体であることを特徴とする請求項9記載の画像形成装置。
  11. 請求項7記載の画像形成装置において、前記各感光体は感光体本体部の主走査方向の両端にそれぞれ形成した支持部が回転可能に支持され、その両端の支持部の少なくとも一方が前記感光体本体部に対して分割可能であり、
    前記他の1個のモータでそれぞれ駆動可能な複数の各感光体の一方の端部側の支持部及び他方の端部側の支持部ごとに偏心最大位置を回転方向でそれぞれ位相合わせを行って前記感光体本体部に組付け固定し、前記複数の感光体の前記各偏心最大位置の位相を回転方向で揃えるようにしたことを特徴とする画像形成装置。
  12. 請求項3記載の画像形成装置において、前記複数の感光体の前記両端部の少なくともいずれか一方の側に前記偏心最大位置を示すマーキングをそれぞれ設けると共に、その各マーキングを検知する偏心最大位置検知手段を各感光体に対応させてそれぞれ設け、前記複数の感光体を使用して画像を形成するモード時には前記マーキングの位置を前記偏心最大位置検知手段で検知してそれらの回転方向の位置を全て揃えるようにしたことを特徴とする画像形成装置。
  13. 前記複数の各感光体の両端の各支持部は、それぞれ中央部分に支軸を配した各フランジからなることを特徴とする請求項2又は11記載の画像形成装置。
  14. 前記偏心最大位置は、前記フランジの中央部分に前記支軸を配した状態での該支軸中心に対して最大に偏心している位置とすることを特徴とする請求項13記載の画像形成装置。
  15. 前記各フランジは樹脂で形成されていることを特徴とする請求項13又は14記載の画像形成装置。
  16. 前記複数の感光体は、その隣合う感光体の配設間隔が感光体表面の周長に一致していることを特徴とする請求項1乃至15のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  17. 請求項1乃至16のいずれか一項に記載の画像形成装置に使用する感光体ユニットであって、装置本体に対して着脱可能なユニットケースを設けると共に該ユニットケースに少なくとも前記複数の感光体の全てを設け、その複数の感光体を前記ユニットケースと一体で前記装置本体に対して着脱可能にしたことを特徴とする感光体ユニット。
  18. 請求項1乃至16のいずれか一項に記載の画像形成装置に使用する感光体ユニットであって、装置本体に対して着脱可能なユニットケースを設けると共に該ユニットケースに前記感光体の1つを除く全ての感光体を設け、その複数の感光体を前記ユニットケースと一体で前記装置本体に対して着脱可能にしたことを特徴とする感光体ユニット。
  19. 前記ユニットケースに設けない1つの感光体は、黒画像形成用の感光体であることを特徴とする請求項18記載の感光体ユニット。
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