JP4995636B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

この発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ、又は、それらの複合機等の電子写真方式を用いた画像形成装置に関し、特に、中間転写体上や記録媒体上に形成されるカラー画像の色ズレを調整する画像形成装置に関するものである。
従来から、カラー複写機等のタンデム型の画像形成装置において、色ズレがないカラー画像を形成するために、各色用の像担持体の駆動速度を調整する技術が広く知られている(例えば、特許文献1〜特許文献3参照。)。
詳しくは、各色トナー像の位置合わせのために、中間転写体(中間転写ベルト)上にテスト用の画像パッチパターンを形成する。そして、その画像パッチパターンを光学センサで読み取って、各像担持体(感光体ドラム)間の駆動速度の位相差を検知する。そして、その検知結果に基いて、各像担持体をそれぞれ駆動する駆動源(駆動モータ)の駆動速度を調整制御する。
一方、特許文献4等には、タンデム型のカラー画像形成装置であって、1つの駆動源によって複数の像担持体(感光体ドラム)を回転駆動する技術が開示されている。特許文献4等は、長期放置によって駆動系に生じる負荷変動を低減するために、複数の像担持体のうち少なくとも1つの像担持体の回転位相を変位させている。
特開2006−58415号公報 特開2006−106506号公報 特開2005−266109号公報 特開2005−157169号公報
従来のカラー画像形成装置は、低廉化と小型化とを達成しつつ、各像担持体間の駆動速度の位相差を調整して各色トナー像の位置合わせをおこなうことが難しかった。
すなわち、上述した特許文献1〜特許文献3等の技術は、各像担持体間の駆動速度の位相差を調整する効果が期待できるものの、複数の像担持体ごとに駆動源(駆動モータ)が設置されているために、装置の低廉化と小型化とを達成するのが難しかった。
これに対して、特許文献4等の技術は、複数の像担持体に対して1つの駆動源(駆動モータ)のみが設置されているために、装置の低廉化と小型化とを達成することができるものの、像担持体ごとに駆動速度を調整するのが難しかった。
なお、特許文献4等の技術は、複数の像担持体を駆動する駆動系の一部にクラッチを設置して少なくとも1つの像担持体の回転位相を変位させるものであって、上述した問題を直接的に解決するものではない。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、装置の低廉化と小型化とを達成しつつ、複数の像担持体の駆動速度の位相差が調整されて各色トナー像の色ズレが生じない、画像形成装置を提供することにある。
この発明の請求項1記載の発明にかかる画像形成装置は、トナー像が形成される複数の像担持体と、前記複数の像担持体に対向するとともに、前記複数の像担持体上に形成された各色のトナー像が重ねて転写される中間転写体と、前記複数の像担持体を同時に駆動する駆動系に配設された1つの駆動源と、前記1つの駆動源から前記複数の像担持体にそれぞれ駆動力を伝達するために前記複数の像担持体ごとに配設された複数の駆動伝達ギアと、前記複数の駆動伝達ギアをそれぞれ移動させて前記駆動系における前記複数の駆動伝達ギアの噛合・非噛合をそれぞれおこなう移動手段と、前記複数の像担持体における駆動速度変動の位相差を検知する位相差検知手段と、を備え、前記駆動伝達ギアは、前記像担持体と一体的に駆動される従動ギアであって、前記移動手段は、前記中間転写体から離間する方向に前記複数の像担持体を別々に移動できるように複数の突出部が形成された1つの押し上げ部材によって前記像担持体を移動させて前記駆動系に対する前記従動ギアの噛合を解除するように構成され、前記位相差検知手段の検知結果に基いて前記移動手段を制御して前記複数の像担持体における駆動速度変動の位相差を調整するものである。
また、請求項2記載の発明にかかる画像形成装置は、前記請求項1記載の発明において、前記中間転写体に対向する光学センサを備え、前記位相差検知手段は、前記複数の像担持体上に形成されて前記中間転写体上に転写された各色の画像パッチパターンを前記光学センサで検知して前記駆動速度変動の位相差を検知するものである。
また、請求項3記載の発明にかかる画像形成装置は、前記請求項2に記載の発明において、前記中間転写体は、複数のローラ部材に張架された中間転写ベルトであって、前記画像パッチパターンは、前記複数のローラ部材のうち前記中間転写ベルトを駆動する駆動ローラの周長分離れて色ごとに形成され、前記位相差検知手段は、前記色ごとの画像パッチパターンを前記光学センサで検知する時間に基いて前記駆動速度変動の位相差を求めるものである。
また、請求項4記載の発明にかかる画像形成装置は、前記請求項2又は請求項3に記載の発明において、前記中間転写体を、中間転写ベルト又は中間転写ドラムとしたものである。
また、請求項5記載の発明にかかる画像形成装置は、トナー像が形成される複数の像担持体と、前記複数の像担持体に対向するとともに、前記複数の像担持体上に形成された各色のトナー像を記録媒体上に重ねて転写するように当該記録媒体を搬送する転写搬送ベルトと、前記複数の像担持体を同時に駆動する駆動系に配設された1つの駆動源と、前記1つの駆動源から前記複数の像担持体にそれぞれ駆動力を伝達するために前記複数の像担持体ごとに配設された複数の駆動伝達ギアと、前記複数の駆動伝達ギアをそれぞれ移動させて前記駆動系における前記複数の駆動伝達ギアの噛合・非噛合をそれぞれおこなう移動手段と、前記複数の像担持体における駆動速度変動の位相差を検知する位相差検知手段と、を備え、前記駆動伝達ギアは、前記像担持体と一体的に駆動される従動ギアであって、前記移動手段は、前記転写搬送ベルトから離間する方向に前記複数の像担持体を別々に移動できるように複数の突出部が形成された1つの押し上げ部材によって前記像担持体を移動させて前記駆動系に対する前記従動ギアの噛合を解除するように構成され、前記位相差検知手段の検知結果に基いて前記移動手段を制御して前記複数の像担持体における駆動速度変動の位相差を調整するものである。
また、請求項6記載の発明にかかる画像形成装置は、前記請求項5に記載の発明において、前記転写搬送ベルトに対向する光学センサを備え、前記位相差検知手段は、前記複数の像担持体上に形成されて前記転写搬送ベルト上に転写された各色の画像パッチパターンを前記光学センサで検知して前記駆動速度変動の位相差を検知するものである。
また、請求項7記載の発明にかかる画像形成装置は、前記請求項1〜請求項6のいずれかに記載の発明において、前記複数の像担持体のうち少なくとも1つの像担持体が画像形成装置本体に対して着脱又は交換されたときに、前記位相差検知手段の検知結果に基いて前記移動手段を制御して前記駆動速度変動の位相差を調整するものである。
また、請求項8記載の発明にかかる画像形成装置は、前記請求項1〜請求項7のいずれかに記載の発明において、前記像担持体の回転位置を検出する回転位置検出手段を画像形成装置本体に具備したものである。
また、請求項9記載の発明にかかる画像形成装置は、前記請求項1〜請求項8のいずれかに記載の発明において、前記駆動伝達ギアは、前記駆動系において前記駆動源よりも前記像担持体に近い側に配設されたものである。
また、請求項10記載の発明にかかる画像形成装置は、前記請求項1〜請求項9のいずれかに記載の発明において、前記複数の像担持体は、それぞれ、画像形成装置本体に対して着脱自在に設置されるプロセスカートリッジに一体化されたものである。
また、請求項11記載の発明にかかる画像形成装置は、前記請求項1〜請求項10のいずれかに記載の発明において、前記複数の像担持体を、ブラックのトナー像が形成される感光体ドラム、イエローのトナー像が形成される感光体ドラム、シアンのトナー像が形成される感光体ドラム、マゼンタのトナー像が形成される感光体ドラムのうち少なくとも2つの感光体ドラムとしたものである。
また、請求項12記載の発明にかかる画像形成装置は、前記請求項1〜請求項11のいずれかに記載の発明において、前記駆動源を、ステッピングモータ又はブレーキ機能を備えたDCモータとしたものである。
なお、本願において、「プロセスカートリッジ」とは、像担持体を帯電する帯電部と、像担持体上に形成された潜像を現像する現像部と、像担持体上をクリーニングするクリーニング部とのうち、少なくとも1つと、像担持体とが、一体化されて、画像形成装置本体に対して着脱自在に設置されるユニットと定義する。
本発明は、1つの駆動源から複数の像担持体にそれぞれ駆動力を伝達するために複数の像担持体ごとに配設された駆動伝達ギアを移動(噛合・非噛合)可能に構成して、複数の像担持体における駆動速度変動の位相差に基いて駆動伝達ギアを移動制御している。これにより、装置の低廉化と小型化とを達成しつつ、複数の像担持体の駆動速度の位相差が調整されて各色トナー像の色ズレが生じない、画像形成装置を提供することができる。
以下、この発明を実施するための最良の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。また、各図中、トナー色に対応する符号のアルファベット(Y、M、C、BK)を適宜に省略又は付加して図示する。
実施の形態1.
図1〜図6にて、この発明の実施の形態1について詳細に説明する。
まず、図1にて、画像形成装置全体の構成・動作について説明する。
図1において、1は画像形成装置としてのカラー複写機の装置本体、2は画像情報に基づいたレーザ光を発する露光部(書込み部)、20Y、20M、20C、20BKは各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)に対応したプロセスカートリッジ、21は各プロセスカートリッジ20Y、20M、20C、20BKにそれぞれ収納された像担持体としての感光体ドラム、22は感光体ドラム21上を帯電する帯電部、23Y、23M、23C、23BKは感光体ドラム21上に形成される静電潜像を現像する現像部、24は感光体ドラム21上に形成されたトナー像を中間転写ベルト27に転写する転写バイアスローラ、25は感光体ドラム21上の未転写トナーを回収するクリーニング部、を示す。
また、27は各色のトナー像が重ねて転写される中間転写体としての中間転写ベルト、28は中間転写ベルト27上に形成されたトナー像を記録媒体Pに転写する第2転写バイアスローラ、29は中間転写ベルト27上の未転写トナーを回収する中間転写ベルトクリーニング部、30は4色のトナー像が重ねて転写された記録媒体Pを搬送する転写ベルト、32Y、32M、32C、32BKは各現像部23Y、23M、23C、23BKに各色のトナーを補給するトナー補給部、51は原稿Dを原稿読込部55に搬送する原稿搬送部、55は原稿Dの画像情報を読み込む読み込み手段としての原稿読込部(スキャナ)、61は転写紙等の記録媒体Pが収納される給紙部、66は記録媒体P上の未定着画像を定着する定着部、を示す。
ここで、各プロセスカートリッジ20Y、20M、20C、20BKは、それぞれ、感光体ドラム21、帯電部22、クリーニング部25が、一体化されたものである。そして、各プロセスカートリッジ20Y、20M、20C、20BKにおける感光体ドラム21上で、それぞれ、各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)の画像形成がおこなわれる。
以下、画像形成装置における、通常のカラー画像形成時の動作について説明する。
まず、原稿Dは、原稿搬送部51の搬送ローラによって、原稿台から図中の矢印方向に搬送されて、原稿読込部55のコンタクトガラス53上に載置される。そして、原稿読込部55で、コンタクトガラス53上に載置された原稿Dの画像情報が光学的に読み取られる。
詳しくは、原稿読込部55は、コンタクトガラス53上の原稿Dの画像に対して、照明ランプから発した光を照射しながら走査させる。そして、原稿Dにて反射した光を、ミラー群及びレンズを介して、カラーセンサに結像する。原稿Dのカラー画像情報は、カラーセンサにてRGB(レッド、グリーン、ブルー)の色分解光ごとに読み取られた後に、電気的な画像信号に変換される。さらに、RGBの色分解画像信号の強度レベルをもとにして画像処理部で色変換処理をおこない、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのカラー画像情報を得る。
そして、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのカラー画像情報は、露光部2(書込部)に送信される。そして、露光部2からは、各色の画像情報に基づいたレーザ光(露光光)が、それぞれ、対応するプロセスカートリッジ20Y、20M、20C、20BKの感光体ドラム21上に向けて発せられる。
一方、4つの感光体ドラム21は、それぞれ、図1の時計方向に回転している。なお、感光体ドラム21(像担持体)を駆動する駆動系については、後で図3及び図4にて詳しく説明する。
まず、感光体ドラム21の表面は、帯電部22との対向位置で、一様に帯電される(帯電工程である。)。こうして、感光体ドラム21上には、帯電電位が形成される。その後、帯電された感光体ドラム21表面は、それぞれのレーザ光の照射位置に達する。
露光部2において、光源から画像信号に対応したレーザ光が各色に対応して射出される。レーザ光は、ポリゴンミラー3に入射して反射した後に、レンズ4、5を透過する。レンズ4、5を透過した後のレーザ光は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの色成分ごとに別の光路を通過することになる(露光工程である。)。
イエロー成分に対応したレーザ光は、ミラー6〜8で反射された後に、紙面左側から1番目のプロセスカートリッジ20Yの感光体ドラム21表面に照射される。このとき、イエロー成分のレーザ光は、高速回転するポリゴンミラー3により、感光体ドラム21の回転軸方向(主走査方向)に走査される。こうして、帯電部22にて帯電された後の感光体ドラム21上には、イエロー成分に対応した静電潜像が形成される。
同様に、マゼンタ成分に対応したレーザ光は、ミラー9〜11で反射された後に、紙面左から2番目のプロセスカートリッジ20Mの感光体ドラム21表面に照射されて、マゼンタ成分に対応した静電潜像が形成される。シアン成分のレーザ光は、ミラー12〜14で反射された後に、紙面左から3番目のプロセスカートリッジ20Cの感光体ドラム21表面に照射されて、シアン成分の静電潜像が形成される。ブラック成分のレーザ光は、ミラー15で反射された後に、紙面左から4番目のプロセスカートリッジ20BKの感光体ドラム21表面に照射されて、ブラック成分の静電潜像が形成される。
その後、各色の静電潜像が形成された感光体ドラム21表面は、それぞれ、現像部23Y、23M、23C、23BKとの対向位置に達する。そして、各現像部23Y、23M、23C、23BKから感光体ドラム21上に各色のトナーが供給されて、感光体ドラム21上の潜像が現像される(現像工程である。)。
その後、現像工程後の感光体ドラム21表面は、それぞれ、中間転写ベルト27(中間転写体)との対向位置に達する。ここで、それぞれの対向位置には、中間転写ベルト27の内周面に当接するように転写バイアスローラ24が設置されている。そして、転写バイアスローラ24の位置で、中間転写ベルト27上に、感光体ドラム21上に形成された各色の画像が、順次転写される(第1転写工程である。)。
そして、第1転写工程後の感光体ドラム21表面は、それぞれ、クリーニング部25との対向位置に達する。そして、クリーニング部25で、感光体ドラム21上に残存する未転写トナーが回収される(クリーニング工程である。)。
その後、感光体ドラム21表面は、不図示の除電部を通過して、感光体ドラム21における一連の作像プロセスが終了する。
他方、感光体ドラム21上の各色の画像が重ねて転写された中間転写ベルト27表面は、所定の搬送方向(図中の矢印方向である。)に移動して、第2転写バイアスローラ28の位置に達する。そして、第2転写バイアスローラ28の位置で、記録媒体P上に中間転写ベルト27上のフルカラーの画像が2次転写される(第2転写工程である。)。なお、後述する画像パッチパターン(作像条件を調整したり色ズレ補正をするための画像パッチパターンである。)も、上述した作像プロセスを経て中間転写ベルト27上に形成される。
その後、中間転写ベルト27表面は、中間転写ベルトクリーニング部29の位置に達する。そして、中間転写ベルト27上の未転写トナーが中間転写ベルトクリーニング部29に回収されて、中間転写ベルト27上の一連の転写プロセスが完了する。
ここで、第2転写バイアスローラ28位置の記録媒体Pは、給紙部61から搬送ガイド63、レジストローラ64等を経由して搬送されたものである。
詳しくは、記録媒体Pを収納する給紙部61から、給紙ローラ62により給送された記録媒体Pが、搬送ガイド63を通過した後に、レジストローラ64に導かれる。レジストローラ64に達した記録媒体Pは、中間転写ベルト27上のトナー像とタイミングを合わせて、第2転写バイアスローラ28の位置に向けて搬送される。
その後、フルカラー画像が転写された記録媒体Pは、転写ベルト30により、定着部66に導かれる。定着部66では、加熱ローラ67と加圧ローラ68とのニップにて、カラー画像が記録媒体P上に定着される。
そして、定着工程後の記録媒体Pは、排紙ローラ69によって、装置本体1外に出力画像として排出されて、一連の画像形成プロセスが完了する。
なお、本実施の形態1における画像形成装置では、ブラック用のプロセスカートリッジ20BKの感光体ドラム21のみにトナー像を形成して白黒の出力画像を形成することもできるし、イエロー、マゼンタ、シアンのいずれか1色のみのトナー像を形成して単色の出力画像を形成することもできるし、イエロー、マゼンタ、シアンのトナー像をそれぞれ形成して3色カラーの出力画像を形成することもできる。
次に、図2にて、画像形成装置の作像部について詳述する。図2は作像部を示す断面図である。
なお、装置本体1に設置される4つの作像部は、作像プロセスに用いられるトナーTの色が異なる以外はほぼ同一構造であるので、プロセスカートリッジ及び現像部及びトナー補給部における符号のアルファベット(Y、M、C、BK)を省略して図示する。
図2に示すように、プロセスカートリッジ20には、主として、感光体ドラム21と、帯電部22と、クリーニング部25とが、ケース26に一体的に収納されている。クリーニング部25には、感光体ドラム21に当接するクリーニングブレード25a及びクリーニングローラ25bが設置されている。
現像部23は、主として、感光体ドラム21に対向する現像ローラ23aと、現像ローラ23aに対向する第1搬送スクリュ23bと、仕切部材23eを介して第1搬送スクリュ23bに対向する第2搬送スクリュ23cと、現像ローラ23aに対向するドクターブレード23dと、現像部23内に収容された現像剤Gのトナー濃度を磁気的に検知する透磁率センサ40と、で構成される。現像部23内には、キャリアCとトナーTとからなる2成分現像剤Gが収容されている。現像ローラ23aは、内部に固設されてローラ周面に磁極を形成するマグネットと、マグネットの周囲を回転するスリーブと、で構成される。
先に述べた作像プロセスを、さらに詳しく説明する。
現像ローラ23aは、図2中の矢印方向に回転している。現像部23内の現像剤Gは、間に仕切部材23eを介在するように配設された第1搬送スクリュ23b及び第2搬送スクリュ23cの矢印方向の回転によって、トナー補給部32から補給口23fを介して補給されたトナーTとともに撹拌混合されながら長手方向に循環する(図2の紙面垂直方向である。)。そして、摩擦帯電してキャリアCに吸着したトナーTは、キャリアCとともに現像ローラ23a上に担持される。
現像ローラ23a上に担持された現像剤Gは、その後にドクターブレード23dの位置に達する。そして、現像ローラ23a上の現像剤Gは、ドクターブレード23dの位置で適量に調整された後に、感光体ドラム21との対向位置(現像領域である。)に達する。
その後、現像領域において、現像剤G中のトナーTが、感光体ドラム21表面に形成された静電潜像に付着する。詳しくは、レーザ光Lが照射された画像部の潜像電位(露光電位)と、現像ローラ23a(現像部)に印加された現像バイアス電圧と、の電位差(現像ポテンシャル)によって形成される電界(現像電界)によって、トナーTが潜像に付着する。
その後、感光体ドラム21に付着したトナーTは、そのほとんどが中間転写ベルト27上に転写される。そして、感光体ドラム21上に残存した未転写のトナーTが、クリーニングブレード25a及びクリーニングローラ25bによってクリーニング部25内に回収される。
ここで、装置本体1に設けられたトナー補給部32は、交換自在に構成されたトナーボトル33と、トナーボトル33を保持・回転駆動するとともに現像部23にフレッシュトナーTを補給するトナーホッパ部34と、で構成されている。また、トナーボトル33内には、トナーT(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのいずれかである。)が収容されている。また、トナーボトル33の内周面には、螺旋状の突起が形成されている。
なお、トナーボトル33内のトナーTは、現像部23内のトナーTの消費にともない、補給口23fから現像部23内に適宜に補給されるものである。現像部23内のトナーTの消費は、現像部23内に設置された透磁率センサ40(Tセンサ)によって検知される。すなわち、透磁率センサ40の検知結果に基いて、トナー補給部32から現像部23内にトナーが適宜補給される。
また、図2を参照して、光学センサ41は、中間転写ベルト27(中間転写体)に対向する位置に配設されている。光学センサ41は、赤外光源LED等の発光素子と、フォトダイオード等の受光素子と、からなる。そして、光学センサ41によって、所定のタイミングで、中間転写ベルト27上に形成される画像パッチパターン(トナー像)におけるトナー付着量や、中間転写ベルト27上の地肌部におけるトナー付着量等が検知される。
そして、光学センサ41の検知結果(受光量に応じた電圧出力である。)は制御部100で信号処理されて、その結果に基いて各色トナー像の位置合わせや、感光体ドラム21上における作像条件(作像タイミング、現像バイアス電圧、帯電電位、露光電位、等である。)が最適に調整制御される。なお、本実施の形態1では、光学センサ41の検知結果に基いて、移動手段としてのソレノイド78が稼動されて、4つの感光体ドラム21の駆動速度変動の位相差が調整されるが、これについては以下に詳しく説明する。
図3〜図6にて、本実施の形態1における画像形成装置において特徴的な構成・動作について説明する。
図3は、4つの感光体ドラム21(21Y、21M、21C、21BK)を駆動する駆動系70を示す構成図である。また、図4は、駆動系70に設置されたアイドラギア70をスラスト方向に移動する移動手段を示す概略図である。
図3に示すように、本実施の形態1では、1つの駆動源としての駆動モータ71が設置された駆動系70にて、4つの感光体ドラム21(像担持体)が回転駆動される。詳しくは、駆動モータ71の駆動力は、そのモータ軸に設置されたモータギアからギア列を介して各従動ギア73Y、73M、73C、73BKに伝達される。各従動ギア73Y、73M、73C、73BKは、それぞれ、各色の感光体ドラム21Y、21M、21C、21BKの軸部に設置されていて、各感光体ドラム21Y、21M、21C、21BKとともに一体的に回転する。こうして、4つの感光体ドラム21Y、21M、21C、21BKは、1つの駆動モータ21によって同時に回転駆動される。このように、感光体ドラムごとに駆動モータを設置するのではなくて、1つの駆動モータ71で4つの感光体ドラム21を駆動することで、装置本体1の小型化と低廉化とを達成することができる。
ここで、駆動系70において、4つの従動ギア73Y、73M、73C、73BKには、それぞれ、駆動モータ71から各感光体ドラム21Y、21M、21C、21BKにそれぞれ駆動力を伝達するための駆動伝達ギアとしてのアイドラギア72Y、72M、72C、72BKが噛合している。このアイドラギア72Y、72M、72C、72BKは、移動手段(図4に示すソレノイド78及びカム77である。)によって、スラスト方向(図3の紙面垂直方向である。)に移動可能に構成されている。
詳しくは、図4を参照して、駆動伝達ギアとしてのアイドラギア72は、駆動系70の上流側のギア74から従動ギア73(感光体ドラム21に連結されている。)に駆動力を伝達する。アイドラギア72の端面には、ソレノイド78に連結されたカム77が当接している。また、図示は省略するが、アイドラギア72はカム77側に付勢されている。
このような構成により、ソレノイド78がオン・オフされると、アイドラギア72が白矢印方向(回転軸方向、スラスト方向)に移動することになる。具体的に、ソレノイド78がオフされたときには、アイドラギア72がギア74及び従動ギア73に噛合して、駆動モータ71による感光体ドラム21の回転駆動が可能になる。これに対して、ソレノイド78がオンされたときには、アイドラギア72とギア74及び従動ギア73との噛合が解除されて(非噛合されて)、駆動モータ71による感光体ドラム21の回転駆動ができなくなる。このような移動手段77、78は、感光体ドラム21Y、21M、21C、21BK(アイドラギア72Y、72M、72C、72BK)ごとに設置されていて、アイドラギア72Y、72M、72C、72BKごとの移動(噛合・非噛合)が可能に構成されている。
そして、位相差検知手段としての光学センサ41が4つの感光体ドラム21における駆動速度変動の位相差を検知して、その検知結果に基いて移動手段77、78を制御して感光体ドラム21における駆動速度変動の位相差を調整する。
詳しくは、各色の感光体ドラム21上に形成されて中間転写ベルト27上に転写された各色の画像パッチパターンを光学センサ41で検知する。ここで、各色の画像パッチパターンは、中間転写ベルト27を張架・支持する複数のローラ部材のうち中間転写ベルト27を駆動する駆動ローラの周長分離れて形成することが好ましい。これにより、駆動ローラの回転ピッチで生じる中間転写ベルト27の駆動ムラがあっても、感光体ドラム間の速度変動位相差の検知を高精度におこなうことができる。
そして、制御部100の演算部にて、光学センサ41で検知した色ごとの画像パッチパターンの検知時間に基いて、感光体ドラム21間の駆動速度変動の位相差を求める。
その後、位相差検知手段としての光学センサ41によって検知された感光体ドラム21の駆動速度変動の位相差に基いて、移動手段77、78を制御して感光体ドラム21における駆動速度変動の位相差を調整する。例えば、イエローの感光体ドラム21Yのみに速度変動位相差が生じている場合には、駆動系70に対するイエローのアイドラギア72Yの噛合を所定時間だけ解除して速度変動位相差の調整をおこなう。これにより、中間転写ベルト27上に重ねて転写される複数のトナー像の色ズレ(位置ズレ)を軽減することができる。
なお、駆動源としての駆動モータ71は、ステッピングモータ又はブレーキ機能を備えたDCモータとすることが好ましい。これらの駆動モータを用いることにより、駆動停止時におけるレスポンスが高められて、上述した移動手段77、78による駆動速度変動の位相差の調整精度が向上する。
また、本実施の形態1では、噛合・非噛合可能に構成されたアイドラギア72(駆動伝達ギア)を、駆動系70において駆動モータ71よりも感光体ドラム21(従動ギア73)に近い側に配設している。これにより、駆動系70の減速側で駆動速度変動の位相差の調整をおこなうことができるために、その精度が向上する。
なお、本実施の形態1では、駆動伝達ギアとしてのアイドラギア72をスラスト方向(回転軸方向)に移動させるように移動手段を構成したが、アイドラギア72をスラスト方向に直交する平面内で移動させるように移動手段を構成することもできる。
具体的に、図5を参照して、アイドラギア72が連結されて回転中心79を中心にして回転する連結軸にソレノイド78を接続する。そして、ソレノイド78をオン・オフすることによりアイドラギア72を図5の矢印方向に移動させて、アイドラギアの噛合・非噛合をおこなう。このような構成であっても、本実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
ここで、本実施の形態1では、4つの感光体ドラム21のうち少なくとも1つの感光体ドラムが画像形成装置本体1に対して着脱又は交換されたときに、上述した移動手段77、78の制御(駆動速度変動の位相差の調整)をおこなっている。本実施の形態1において、感光体ドラム21の着脱・交換は、装置本体1のドア(プロセスカートリッジ20の着脱・交換をおこなうために操作するドアである。)の開閉を検知することによって判断される。
図6は、その位置ズレ補正の制御(駆動速度変動の位相差の調整)を示すフローチャートである。
まず、ドアセンサ(不図示である。)の信号の有無によって装置本体1のドアが開放されたかが判断される(ステップS1〜S2)。その結果、ドアの開放があるものと判断された場合、制御上のオープンフラグがあるかが判断される(ステップS3)。その結果、オープンフラグがある場合、ドアの閉鎖がまだおこなわれていないものとして、ステップS2以降のフローが繰り返される。これに対して、オープンフラグがない場合、制御上オープンフラグをセットして(ステップS4)、ステップS2以降のフローが繰り返される。
ステップS2にて、ドアの開放がないものと判断された場合(ドアが閉鎖されているものと判断された場合)、制御上のオープンフラグがあるかが判断される(ステップS5)。その結果、オープンフラグがない場合、感光体ドラム21(プロセスカートリッジ20)の着脱・交換がおこなわれていないものとして、ステップS2以降のフローが繰り返される。
これに対して、ステップS5にて、オープンフラグがある場合、感光体ドラム21(プロセスカートリッジ20)の着脱・交換がおこなわれたものとして、位置ズレ補正制御がおこなわれる(ステップS6)。すなわち、位相差検知手段としての光学センサ41の検知結果に基いて、移動手段としてのソレノイド78が稼動されて、感光体ドラム21の駆動速度変動の位相差が調整される
その後、制御上のオープンフラグが消去されて(ステップS7)、本フローを終了する。
このように、感光体ドラム21(プロセスカートリッジ20)が着脱又は交換されるごとに、中間転写ベルト27上に重ねて形成される複数のトナー像の位置ズレ補正がおこなわれるために、常に色ズレの生じないカラー画像を提供することができる。
なお、図示は省略するが、本実施の形態1では、感光体ドラム21の回転位置を検出する回転位置検出手段が画像形成装置本体1に設置されている。具体的に、感光体ドラム21の軸部に感光体ドラム21とともに回転する被検知板を設置して、その被検知板上に形成されたターゲットを光学的に検知するフォトセンサ(回転位置検知手段)を装置本体1に設置する。そして、回転位置検知手段の検知結果を上述したトナー像の位置ズレ補正制御にフィードバックさせる。これにより、トナー像の位置ズレ補正の精度がさらに向上することになる。また、本実施の形態1では、回転位置検出手段が、プロセスカートリッジ20側ではなくて、画像形成装置本体1側に設置されているために、交換頻度の高いプロセスカートリッジ20のコストを低減することができる。
以上説明したように、本実施の形態1によれば、1つの駆動モータ71(駆動源)から複数の感光体ドラム21(像担持体)にそれぞれ駆動力を伝達するために感光体ドラム21ごとに配設されたアイドラギア72(駆動伝達ギア)を移動可能に構成して、複数の感光体ドラム21における駆動速度変動の位相差に基いてアイドラギア72を移動制御している。これにより、画像形成装置の低廉化と小型化とを達成しつつ、複数の感光体ドラム21の駆動速度の位相差が調整されて各色トナー像の色ズレが発生するのを抑止することができる。
なお、本実施の形態1では、中間転写体として中間転写ベルトを用いたタンデム方式のカラー画像形成装置に対して、本発明を適用した。しかし、本発明の適用はこれに限定されることはなく、中間転写体として中間転写ドラム(ドラム状の中間転写体である。)を用いたタンデム方式のカラー画像形成装置に対しても当然に本発明を適用することができる。その場合にも、本実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
また、本実施の形態1では、感光体ドラム21をプロセスカートリッジ20に収納して、プロセスカートリッジ20として装置本体1に着脱される構成とした。これに対して、感光体ドラム21を単体のユニットとして、単独で装置本体1に着脱される構成とすることもできる。その場合にも、本実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
実施の形態2.
図7にて、この発明の実施の形態2について詳細に説明する。
図7は、実施の形態2における駆動系70の要部を示す概略図である。本実施の形態2は、従動ギア73を感光体ドラム21とともにスラスト方向に移動して駆動系70に対する噛合を解除する点が、アイドラギア72をスラスト方向に移動して駆動系70に対する噛合を解除する前記実施の形態1のものと相違する。
本実施の形態2では、感光体ドラム21のフランジ21aの軸上に設置されて感光体ドラム21と一体的に回転駆動される従動ギア73が、移動手段77、78によって移動される駆動伝達ギアとして機能する。
詳しくは、従動ギア73の端面には、ソレノイド78に連結されたカム77が当接している。また、図示は省略するが、従動ギア73及び感光体ドラム21はカム77側に付勢されている。
このような構成により、ソレノイド78がオン・オフされると、従動ギア73及び感光体ドラム21が白矢印方向(スラスト方向)に移動することになる。具体的に、ソレノイド78がオフされたときには、従動ギア73がアイドラギア72に噛合して、駆動モータ71による感光体ドラム21の回転駆動が可能になる。これに対して、ソレノイド78がオンされたときには、従動ギア73とアイドラギア72との噛合が解除されて、駆動モータ71による感光体ドラム21の回転駆動ができなくなる。
そして、前記実施の形態1と同様に、位相差検知手段としての光学センサ41が4つの感光体ドラム21における駆動速度変動の位相差を検知して、その検知結果に基いて移動手段77、78を制御して感光体ドラム21における駆動速度変動の位相差を調整する。
以上説明したように、本実施の形態2によれば、1つの駆動モータ71(駆動源)から複数の感光体ドラム21(像担持体)にそれぞれ駆動力を伝達するために感光体ドラム21ごとに配設された従動ギア73(駆動伝達ギア)を移動可能に構成して、複数の感光体ドラム21における駆動速度変動の位相差に基いて従動ギア73を移動制御している。これにより、画像形成装置の低廉化と小型化とを達成しつつ、複数の感光体ドラム21の駆動速度の位相差が調整されて各色トナー像の色ズレが発生するのを抑止することができる。
実施の形態3.
図8〜図11にて、この発明の実施の形態3について詳細に説明する。
図8は、実施の形態3における画像形成装置に設置される押上げ部材80の要部を示す概略図である。図9は、押し上げ部材80の動作を示す概略図である。
本実施の形態3は、押し上げ部材80を介して感光体ドラム21を移動させて駆動系70に対する従動ギア73(駆動伝達ギア)の噛合を解除している点が、前記実施の形態1のものと相違する。
本実施の形態3では、図8に示すように、従動ギア73が設置された感光体ドラム21の軸部が、押し上げ部材80上に設置されている。押し上げ部材80には、突出部80a、ラック80bが設けられている。押し上げ部材80のラック80bは、装置本体1に設けられたピニオン81に噛合している。そして、ピニオン81が回転駆動することにより、押し上げ部材80は図8の左右方向に移動する。これにより、押し上げ部材80の突出部80aが感光体ドラム21の軸部の位置に達したときに、感光体ドラム21が突出部80a上に乗り上げて、従動ギア73とアイドラギア72との噛合が解除される。
具体的に、図8中の左図の状態のとき、従動ギア73がアイドラギア72に噛合して、駆動モータ71による感光体ドラム21の回転駆動が可能になる。これに対して、図8中の右図の状態のとき、従動ギア73とアイドラギア72との噛合が解除されて、駆動モータ71による感光体ドラム21の回転駆動ができなくなる。このような移動手段80、81は、感光体ドラム21Y、21M、21C、21BK(従動ギア73Y、73M、73C、73BK)ごとに設置されていて、従動ギア73Y、73M、73C、73BKごとの移動(噛合・非噛合)が可能に構成されている。
そして、前記各実施の形態と同様に、位相差検知手段としての光学センサ41が4つの感光体ドラム21における駆動速度変動の位相差を検知して、その検知結果に基いて移動手段80、81を制御して感光体ドラム21における駆動速度変動の位相差を調整する。
ここで、本実施の形態3では、図9を参照して、1つの押上げ部材80が、複数の感光体ドラム21Y、21M、21C(従動ギア73Y、73M、73C)を別々に移動できるように構成している。詳しくは、押し上げ部材80には、3つの突出部80aY、80aM、80aCが設けられていて、それらが別々に感光体ドラム21Y、21M、21Cの軸部を押し上げることにより3つの従動ギア73Y、73M、73Cの噛合・非噛合がおこなわれる。
具体的に、図9(A)の状態のとき、イエローの感光体ドラム21Yのみが押し上げられて、イエローの従動ギア73Yの噛合が解除される。図9(B)の状態のとき、マゼンタの感光体ドラム21Mのみが押し上げられて、マゼンタの従動ギア73Mの噛合が解除される。図9(C)の状態のとき、シアンの感光体ドラム21Cのみが押し上げられて、シアンの従動ギア73Cの噛合が解除される。
このように、押し上げ部材80を、感光体ドラム21ごとに設置するのではなくて、複数の感光体ドラム21で共有化することで、部品点数が軽減されることになる。
なお、前記各本実施の形態では、4つの感光体ドラム21を1つの駆動モータ71(駆動源)によって駆動したが、4つの感光体ドラム21を2つの駆動モータ(駆動源)によって駆動することもできる。この場合であっても、4つの感光体ドラム21に対してそれぞれ駆動モータを設置する場合に比べて、装置の小型化・低廉化が達成されることになる。
例えば、図10に示すように、1つの駆動モータによってブラックの感光体ドラム21BKを駆動して、もう1つの駆動モータによって3色の感光体ドラム21Y、21M、21Cを駆動することができる。この場合、押し上げ部材80は、3色の感光体ドラム21Y、21M、21Cのみに設置されて、上述した移動制御(噛合・非噛合)がおこなわれる。すなわち、図10における画像形成装置では、複数の像担持体21Y、21M、21Cが同時に駆動される駆動系が設置されていて、位相差検知手段の検知結果に基いて移動手段を制御して、複数の像担持体21Y、21M、21Cにおける駆動速度変動の位相差が調整される。ここで、ブラックの感光体ドラム21BKの駆動速度変動の位相差を調整する場合には、ブラック用の駆動モータがオン・オフされることになる。
また、図11に示すように、1つの駆動モータによって2色の感光体ドラム21BK、21Cを駆動して、もう1つの駆動モータによって他の2色の感光体ドラム21Y、21Mを駆動することもできる。この場合、それぞれの駆動系に押し上げ部材80A、80Bが設置されて、上述した移動制御(噛合・非噛合)がおこなわれる。すなわち、図11における画像形成装置では、複数の像担持体21Y、21Mが同時に駆動される駆動系が設置されていて、位相差検知手段の検知結果に基いて移動手段を制御して、複数の像担持体21Y、21Mにおける駆動速度変動の位相差が調整される。さらに、複数の像担持体21C、21BKが同時に駆動される駆動系が設置されていて、位相差検知手段の検知結果に基いて移動手段を制御して、複数の像担持体21C、21BKにおける駆動速度変動の位相差が調整される。
以上説明したように、本実施の形態3によれば、1つの駆動モータ71(駆動源)から複数の感光体ドラム21(像担持体)にそれぞれ駆動力を伝達するために感光体ドラム21ごとに配設された従動ギア73(駆動伝達ギア)を押し上げ部材80を介して移動可能に構成して、複数の感光体ドラム21における駆動速度変動の位相差に基いて従動ギア73を移動制御している。これにより、画像形成装置の低廉化と小型化とを達成しつつ、複数の感光体ドラム21の駆動速度の位相差が調整されて各色トナー像の色ズレが発生するのを抑止することができる。
実施の形態4.
図12にて、この発明の実施の形態4について詳細に説明する。
図12は、実施の形態4における画像形成装置でおこなわれる位置ズレ補正の制御を示すフローチャートであって、前記実施の形態1における図6に相当する図である。本実施の形態4では、感光体ドラム21の交換を判別する方法が、前記実施の形態1のものと相違する。
本実施の形態4でも、前記実施の形態1と同様に、4つの感光体ドラム21のうち少なくとも1つの感光体ドラムが画像形成装置本体1に対して交換されたときに、上述した移動手段77、78の制御(駆動速度変動の位相差の調整)をおこなっている。
ここで、本実施の形態4では、感光体ドラム21に、その識別番号が入力されたICタグ(不図示である。)を設置している。さらに、装置本体1に、感光体ドラム21のICタグの情報を読み込む通信手段(不図示である。)を設置している。そして、感光体ドラム21のICタグの情報に基いて、感光体ドラム21の交換の有無を判別している。
図12に示すように、まず、装置本体1のドアが開放されたかが判断される(ステップS11〜S12)。その結果、ドアの開放があるものと判断された場合、制御上のオープンフラグがあるかが判断される(ステップS13)。その結果、オープンフラグがある場合、ステップS12以降のフローが繰り返される。これに対して、オープンフラグがない場合、制御上オープンフラグをセットして(ステップS14)、ステップS12以降のフローが繰り返される。
ステップS12にて、ドアの開放がないものと判断された場合(ドアが閉鎖されているものと判断された場合)、制御上のオープンフラグがあるかが判断される(ステップS15)。その結果、オープンフラグがない場合、感光体ドラム21(プロセスカートリッジ20)の着脱・交換がおこなわれていないものとして、ステップS12以降のフローが繰り返される。
これに対して、ステップS15にて、オープンフラグがある場合、感光体ドラム21のICタグとの通信が実行される(ステップS16)。そして、ICタグから読み取られた識別番号と、制御部100のメモリに記憶された識別番号と、が一致するかが判別される(ステップS17)。
その結果、双方の識別番号が一致しない場合、感光体ドラム21(プロセスカートリッジ20)の交換がおこなわれたものとして、位置ズレ補正制御がおこなわれる(ステップS18)。すなわち、位相差検知手段としての光学センサ41の検知結果に基いて、移動手段としてのソレノイド78が稼動されて、4つの感光体ドラム21の駆動速度変動の位相差が調整される
その後、制御上のオープンフラグが消去されて(ステップS19)、さらに装置本体1のメモリにおいて識別番号の書換えがおこなわれて(ステップS20)、本フローを終了する。
これに対して、ステップS17にて、双方の識別番号が一致する場合、感光体ドラム21(プロセスカートリッジ20)の交換がおこなわれなかったものとして、位置ズレ補正制御をおこなわずに、ステップS19、S20の後に本フローを終了する。
このように、感光体ドラム21(プロセスカートリッジ20)が交換されるごとに、中間転写ベルト27上に重ねて形成される複数のトナー像の位置ズレ補正がおこなわれるために、常に色ズレの生じないカラー画像を提供することができる。
以上説明したように、本実施の形態4によれば、前記各実施の形態と同様に、画像形成装置の低廉化と小型化とを達成しつつ、複数の感光体ドラム21の駆動速度の位相差が調整されて各色トナー像の色ズレが発生するのを抑止することができる。
実施の形態5.
図13にて、この発明の実施の形態5について詳細に説明する。
図13は、実施の形態5における画像形成装置を示す全体構成図である。本実施の形態5における画像形成装置は、転写搬送ベルト47が設置されている点が、中間転写体としての中間転写ベルト27が設置されている前記実施の形態1のものと相違する。
図13に示すように、本実施の形態5における画像形成装置は、カラープリンタであって、4つのプロセスカートリッジ20Y、20M、20C、20BKが転写搬送ベルト47に対して並設されている。
詳しくは、4つのプロセスカートリッジ20Y、20M、20C、20BKは、それぞれ、像担持体としての感光体ドラム21、帯電部、現像部、クリーニング部等で構成されている。そして、各感光体ドラム21上に、それぞれ、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのトナー像が形成される。そして、4つの感光体ドラム21上に形成された各色のトナー像は、転写搬送ベルト47によって搬送される記録媒体P上に重ねて転写されることになる。なお、転写搬送ベルト47は、PI、PVDF、ETFE、PC等の材料からなり、複数のローラ部材に張架・支持されて図中の反時計方向に走行する。
また、本実施の形態5においても、転写搬送ベルト47に対向する位置であって、4つのプロセスカートリッジ20Y、20M、20C、20BKの下流側に、位相差検知手段としての光学センサ41が設置されている。
以下、本実施の形態5における画像形成装置1の、通常のカラー画像形成時の動作について説明する。
各プロセスカートリッジ20Y、20M、20C、20BKにおいて、各感光体ドラム21は、時計方向に回転する。そして、まず、感光体ドラム21の表面が、帯電部との対向位置で帯電される。次に、感光体ドラム21表面は、露光部2(書込み部)との対向位置に達する。そして、露光部2から、各色の画像情報が、レーザ光等の露光光として、各感光体ドラム21上にそれぞれ照射される。
これにより、各感光体ドラム21では、露光部2からの露光光に基づいた静電潜像が形成される。
その後、感光体ドラム21表面は、現像部との対向位置に達する。ここで、各現像部には、それぞれ、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックに対応したトナーが収納されている。そして、これらの各色のトナーが、現像部から、感光体ドラム21上の潜像に供給される。こうして、各感光体ドラム21上には、各色のトナー像が形成される。その後、感光体ドラム21表面は、転写搬送ベルト47との対向位置に達する。
一方、給紙部61からは、記録媒体Pが、搬送経路を経由して転写搬送ベルト47の上流側(イエローのプロセスカートリッジ20Y側である。)に搬送される。そして、記録媒体Pは、吸着ローラによって転写搬送ベルト74上に導かれて、その後に転写搬送ベルト47の走行にならい転写搬送ベルト47上を移動する。そして、各感光体ドラム21上に形成された各色のトナー像が、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの順で、記録媒体P上に重ねて転写される。
ここで、記録媒体Pへの各トナー像の転写は、転写搬送ベルト47を介して各感光体ドラム21と対向するように配設された転写バイアスローラ24によっておこなわれる。詳しくは、各転写バイアスローラ24に、各感光体ドラム21上に付着するトナーの極性とは逆の極性の転写電圧が印加されて、上述の転写工程をなす。
その後、4色のトナー像が重ねて転写された記録媒体Pは、転写搬送ベルト47から分離して、定着部66に向けて搬送される。その後、定着部66に達した記録媒体Pは、熱と圧力とにより、トナー像が定着される。そして、トナー像が定着された記録媒体Pは、その後に画像形成装置外に排出される。
一方、記録媒体Pが分離された後の転写搬送ベルト47の表面は、その後にベルトクリーニング部49の位置に達して、その位置でベルト表面がクリーニングされる。
こうして、画像形成装置における一連の画像形成プロセスが完了する。
ここで、本実施の形態5においても、前記実施の形態1と同様に、各色の感光体ドラム21ごとに移動手段77、78設置されていて、アイドラギア72Y、72M、72C、72BKごとの移動(噛合・非噛合)が可能に構成されている。
そして、位相差検知手段としての光学センサ41が4つの感光体ドラム21における駆動速度変動の位相差を検知して、その検知結果に基いて移動手段77、78を制御して感光体ドラム21における駆動速度変動の位相差を調整する。
なお、本実施の形態5では、位相差検知時のみ、記録媒体P上ではなく、転写搬送ベルト47上に画像パッチパターンが形成されることになる。すなわち、複数の感光体ドラム21上に形成されて転写搬送ベルト47上に転写された各色の画像パッチパターンを光学センサ41で検知して駆動速度変動の位相差を検知することになる。
以上説明したように、本実施の形態5によれば、前記各実施の形態と同様に、画像形成装置の低廉化と小型化とを達成しつつ、複数の感光体ドラム21の駆動速度の位相差が調整されて各色トナー像の色ズレが発生するのを抑止することができる。
なお、本発明が前記各実施の形態に限定されず、本発明の技術思想の範囲内において、前記各実施の形態の中で示唆した以外にも、前記各実施の形態は適宜変更され得ることは明らかである。また、前記構成部材の数、位置、形状等は前記各実施の形態に限定されず、本発明を実施する上で好適な数、位置、形状等にすることができる。
この発明の実施の形態1における画像形成装置を示す全体構成図である。 図1の画像形成装置における作像部を示す概略図である。 駆動系を示す構成図である。 移動手段を示す概略図である。 別の移動手段を示す概略図である。 位置ズレ補正の制御を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態2における駆動系の要部を示す概略図である。 この発明の実施の形態3における画像形成装置に設置される押上げ部材を示す概略図である。 押し上げ部材の動作を示す概略図である。 駆動系の形態を示す概略図である。 別の駆動系の形態を示す概略図である。 この発明の実施の形態4における画像形成装置でおこなわれる位置ズレ補正の制御を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態5における画像形成装置を示す全体構成図である。
符号の説明
1 画像形成装置本体(装置本体)、 2 露光部(書込み部)、
20、20Y、20M、20C、20BK プロセスカートリッジ、
21、21Y、21M、21C、21BK 感光体ドラム(像担持体)、
22 帯電部、
23、23Y、23M、23C、23BK 現像部、
24 転写バイアスローラ、 25 クリーニング部、
27 中間転写ベルト(中間転写体)、
41 光学センサ、
47 転写搬送ベルト、
70 駆動系、
71 駆動モータ(駆動源)、
72、72Y、72M、72C、72BK アイドラギア(駆動伝達ギア)、
73、73Y、73M、73C、73BK 従動ギア、
77 カム(移動手段)、 78 ソレノイド(移動手段)、
80 押し上げ部材、
80a、80aY、80aM、80aC、80aBK 突出部、
80b ラック、 81 ピニオン。

Claims (12)

  1. トナー像が形成される複数の像担持体と、
    前記複数の像担持体に対向するとともに、前記複数の像担持体上に形成された各色のトナー像が重ねて転写される中間転写体と、
    前記複数の像担持体を同時に駆動する駆動系に配設された1つの駆動源と、
    前記1つの駆動源から前記複数の像担持体にそれぞれ駆動力を伝達するために前記複数の像担持体ごとに配設された複数の駆動伝達ギアと、
    前記複数の駆動伝達ギアをそれぞれ移動させて前記駆動系における前記複数の駆動伝達ギアの噛合・非噛合をそれぞれおこなう移動手段と、
    前記複数の像担持体における駆動速度変動の位相差を検知する位相差検知手段と、
    を備え、
    前記駆動伝達ギアは、前記像担持体と一体的に駆動される従動ギアであって、
    前記移動手段は、前記中間転写体から離間する方向に前記複数の像担持体を別々に移動できるように複数の突出部が形成された1つの押し上げ部材によって前記像担持体を移動させて前記駆動系に対する前記従動ギアの噛合を解除するように構成され、
    前記位相差検知手段の検知結果に基いて前記移動手段を制御して前記複数の像担持体における駆動速度変動の位相差を調整することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記中間転写体に対向する光学センサを備え、
    前記位相差検知手段は、前記複数の像担持体上に形成されて前記中間転写体上に転写された各色の画像パッチパターンを前記光学センサで検知して前記駆動速度変動の位相差を検知することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記中間転写体は、複数のローラ部材に張架された中間転写ベルトであって、
    前記画像パッチパターンは、前記複数のローラ部材のうち前記中間転写ベルトを駆動する駆動ローラの周長分離れて色ごとに形成され、
    前記位相差検知手段は、前記色ごとの画像パッチパターンを前記光学センサで検知する時間に基いて前記駆動速度変動の位相差を求めることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記中間転写体は、中間転写ベルト又は中間転写ドラムであることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の画像形成装置。
  5. トナー像が形成される複数の像担持体と、
    前記複数の像担持体に対向するとともに、前記複数の像担持体上に形成された各色のトナー像を記録媒体上に重ねて転写するように当該記録媒体を搬送する転写搬送ベルトと、
    前記複数の像担持体を同時に駆動する駆動系に配設された1つの駆動源と、
    前記1つの駆動源から前記複数の像担持体にそれぞれ駆動力を伝達するために前記複数の像担持体ごとに配設された複数の駆動伝達ギアと、
    前記複数の駆動伝達ギアをそれぞれ移動させて前記駆動系における前記複数の駆動伝達ギアの噛合・非噛合をそれぞれおこなう移動手段と、
    前記複数の像担持体における駆動速度変動の位相差を検知する位相差検知手段と、
    を備え、
    前記駆動伝達ギアは、前記像担持体と一体的に駆動される従動ギアであって、
    前記移動手段は、前記転写搬送ベルトから離間する方向に前記複数の像担持体を別々に移動できるように複数の突出部が形成された1つの押し上げ部材によって前記像担持体を移動させて前記駆動系に対する前記従動ギアの噛合を解除するように構成され、
    前記位相差検知手段の検知結果に基いて前記移動手段を制御して前記複数の像担持体における駆動速度変動の位相差を調整することを特徴とする画像形成装置。
  6. 前記転写搬送ベルトに対向する光学センサを備え、
    前記位相差検知手段は、前記複数の像担持体上に形成されて前記転写搬送ベルト上に転写された各色の画像パッチパターンを前記光学センサで検知して前記駆動速度変動の位相差を検知することを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記複数の像担持体のうち少なくとも1つの像担持体が画像形成装置本体に対して着脱又は交換されたときに、前記位相差検知手段の検知結果に基いて前記移動手段を制御して前記駆動速度変動の位相差を調整することを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載の画像形成装置。
  8. 前記像担持体の回転位置を検出する回転位置検出手段を画像形成装置本体に具備したことを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれかに記載の画像形成装置。
  9. 前記駆動伝達ギアは、前記駆動系において前記駆動源よりも前記像担持体に近い側に配設されたことを特徴とする請求項1〜請求項8のいずれかに記載の画像形成装置。
  10. 前記複数の像担持体は、それぞれ、画像形成装置本体に対して着脱自在に設置されるプロセスカートリッジに一体化されたことを特徴とする請求項1〜請求項9のいずれかに記載の画像形成装置。
  11. 前記複数の像担持体は、ブラックのトナー像が形成される感光体ドラム、イエローのトナー像が形成される感光体ドラム、シアンのトナー像が形成される感光体ドラム、マゼンタのトナー像が形成される感光体ドラムのうち少なくとも2つの感光体ドラムであることを特徴とする請求項1〜請求項10のいずれかに記載の画像形成装置。
  12. 前記駆動源は、ステッピングモータ又はブレーキ機能を備えたDCモータであることを特徴とする請求項1〜請求項11のいずれかに記載の画像形成装置。
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