JP2005076784A - 駆動装置及びこれを用いた画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 安価な構成で高精度な駆動を実現する駆動装置及びこれを用いた画像形成装置を提供することを課題とする。
【解決手段】 互いに噛み合う少なくとも一対のはす歯ギア対を用いて駆動力を伝達するとともに、前記はす歯ギアとして、歯部の内周及び一側面に空隙部が設けられギアを用いた駆動装置において、前記少なくとも一対のはす歯ギア対の噛み合いにより発生するスラスト力の方向が、ギアの側面に空隙部が相対的に多い側から、空隙部が相対的に少ない側に向けて作用するように、前記少なくとも一対のはす歯ギア対を噛み合わせるように構成して課題を解決する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、電子写真技術を用いて画像を形成するプリンターやファクシミリ、あるいは複写機等の画像形成装置に用いられる駆動装置及びこれを用いた画像形成装置に関するものである。
特開平9−80840号公報 特開平5−72862号公報 特開2000−89608号公報 特開2000−89609号公報 特開2000−89610号公報 特開2001−241536号公報 特開平6−11016号公報 特許第3332582号公報
従来、この種の電子写真技術を用いて画像を形成するプリンターやファクシミリ、あるいは複写機等の画像形成装置においては、感光体ドラムの端部に設けられた感光体駆動ギアや、中間転写ドラムの端部に中間転写体駆動ギア等の像担持体ギアによって、感光体ドラムや中間転写ドラム等の像担持体を回転駆動し、白黒やフルカラーの画像を形成するように構成されている。
ところで、上記プリンターやファクシミリ、あるいは複写機等の画像形成装置においては、感光体駆動ギアや中間転写体駆動ギア等の像担持体ギアの不良が、直ちに画像欠陥へと繋がるという性質上、これらの感光体駆動ギアや中間転写体駆動ギア等の像担持体ギアには、高噛み合い率、高伝達率、回転ムラの抑制など、高度な要求を満たすことが求められている。
図12は、カラープリンタなどの画像形成装置において、濃度ムラの許容値と像担持体ドラムの速度変動率△V0-p(%)との関係を示すものである。
同図において、出力画像の濃度ムラが認知可能となる像担持体ドラムの回転ムラレベルは、回転ムラの指標となる速度変動率△V0-p(%)において約0.3%であり、これ以上の速度変動率が発生すると、出力画像の濃度ムラが認知可能となり問題となってしまう。そのため、上記感光体駆動ギアや中間転写体駆動ギア等の像担持体ギアにおける噛み合い変動レベルは、この濃度ムラという観点からは非常に大きな問題となる。
従来における画像形成装置では、感光体および中間転写体用の駆動ギアとして、高噛み合い率と高伝達率の実現、あるいは良好な低回転ムラ性能を得るために、はす歯ギアを用いて像担持体ドラムヘ駆動力を伝達する技術が種々提案されている(例えば、特開平9−80840号公報、特開平5−72862号公報参照) 。
一般に、駆動力を伝達するギアとしてはす歯ギアを用いた場合には、すぐ歯(平歯)ギアを用いた場合と比較して、噛み合い率を大きく取り易く、駆動ギアと従動ギアとの噛み合いがゆっくりと行われるため、従動ギアに伝達される噛み合い振動をかなり低減することが可能であることが分かっている。
しかし、ギアを用いて駆動力を伝達する場合には、歯のたわみやギアの捩れ等によって回転ムラが発生するという技術的課題は避けられない。
すなわち、駆動ギアが従動ギアと噛み合って従動ギアを回転駆動する際に、駆動ギアの歯と従動ギアの歯とは所定の時間だけ互いに接触しているが、その時間が経過し、次の歯同士が噛み合うまでの間にお互いの歯同士が非接触状態となり、これがバックラッシュ( がた) である。このため、バックラッシュは、次の歯同士が噛み合う時に微小な振動を発生させ、従動ギアに周期的(ギアの歯同士が噛み合う繰り返し)な回転ムラが発生する要因となってしまう。また、はす歯ギアのように噛み合い率を高めバックラッシュの影響を低減した場合にも、負荷の大きさによって歯の変形やギアのねじれが生じ、正規の噛み合いと異なり、噛み合い周期の振動を発生させ、回転ムラが発生することになる。
近年は、画像形成装置の小型化が進み、図13に示すように、像担持体を駆動するギアと薄肉円筒状の像担持体とを一体的に形成する成形プラスチックによるフランジギアが多く使用されている(特開平8−6437号公報、特開2000−89609号公報、特開2000−89610号公報号公報等参照) 。
しかし、上記成形プラスチックギアは、製作上の問題点として肉厚を大きくしづらいという点がある。成形プラスチックギアは、肉厚を大きくすると、成形時の冷却や固化に時間がかかり、生産性が低下し、量産性に問題が生じる。また、樹脂の収縮に起因するひけ等の問題も発生し易くなり、成形ギアの高精度化が図れなくなり、回転むらの発生が顕著になる。そのため、一般に使用されている上記フランジギアにおいても、肉厚を考慮した設計がなされ、箇所箇所に肉抜きが施されるように構成されている。そのため、肉抜きされたフランジギアの場合には、剛性が低下するため、負荷が大きくかかる場合などにはギアに変形が生じ、回転精度に影響を与えてしまう。更に、近年の小型化によって感光体ドラム等の小径化も進み、フランジギアも小径化されてきており、剛性は低下する方向になっている。
このように、ギアの剛性が低下することによって回転精度へ与える影響としては、次のことが挙げられる。ギアの歯面にかかる荷重やギア剛性は、噛み合いの進行によって変化していくため、ギアの変形量は噛み合い周期で変化することとなる。このとき、ギアの変形量の変化は、そのまま回転伝達誤差となるため、噛み合い周期に応じた回転変動や振動となって現れる。図14は、その傾向を示すのである。ギアの剛性が低下するということは、図中△Kが同一であり、同一の荷重が加わったとしても、剛性が低下することにより剛性変化による変形量ΔX1は、大きくなる。そのため、回転伝達誤差が大きくなるということを示している。
そこで、このような技術的課題を解決するための先行技術として、例えば、特開平5−45956号公報では、ギアのボス部を金属にして剛性を高めたり、特開平11−125325号公報では、ギアの肉抜き部にリブを設けて剛性を高めている。従来はこのようにギア単体の回転方向(ねじり方向)の剛性を上げることに着目して改善が行なわれてきた。
しかしながら、上記従来技術の場合には、次のような問題点を有している。すなわち、近年の画像形成装置では、カラー化等に伴ってより高画質の画像が要求されており、かつ、低コストの画像形成装置も同時に要求されるようになってきている。かかる画像形成装置において、感光体ドラム等を回転駆動するプラスチック成形ギアなども、同時に、高い回転ムラ精度が要求されてきており、プラスチック成形ギアの高剛性化も着目されるようになってきている。
しかしながら、従来は、特開平5−45956号公報に開示されているように、ギアのボス部を金属にして剛性を高めたり、特開平11−125325号公報に開示されているように、ギアの肉抜き部にリブを設けて、より複雑な形状で製造したりする必要があるため、コストアップを招くという問題点を有していた。
さらに、従来は、ギアの回転方向の剛性にのみ注目し、この回転方向のねじり剛性の改善が中心であった。
ここで、図15は一般的な画像形成装置の像担持体の駆動ギア列を示すものである。この駆動ギア列では、駆動モーター300に設けられたギア301から、アイドラーギア302に回転が伝達され、更に像担持体304の軸上のギア305へと駆動が伝達される。ここで、ギアとしては、前述したように、回転ムラを小さくするために効果があるはす歯ギアが使用されている。はす歯ギアは、歯がねじれているため、当該歯のねじれ方向と回転方向により図の矢印に示すように、各ギアにスラスト方向の力、つまりスラスト力が発生する(図15参照)。また、上記プラスチック成形ギアの場合には、図16に示すように、薄肉化等のため、肉抜きがされており、図16(A)に示すように、軸方向に沿って対称に肉抜きされていればよいが、成形型の構造を簡単にし、コストを下げるためや設計上の都合によって、図16(B)に示すように、片側のみ肉抜きされた形状のものが多く用いられている。また、実際のプラスチック成形ギアの場合には、成形工程等の都合上、片側のみ肉抜きされた形状ではなく、図16(C)に示すように、片側(図中、右側)が相対的に多く肉抜きされ、反対側(図中、左側)が相対的に少なく肉抜きされた形状となる場合も多い。
このような形状のギアで構成したギア列を示したものが図17である。ギア301は、モーターの軸に取り付けられたギアであり、小径のものであるため、一般的にはモーター軸に直接歯を形成したり、金属製のギアを使用している。また、ギア302,305に関しては、プラスチック成形ギアを用い、図16(B)や(C)に示すように、片側のみが肉抜きされているか、片側が相対的に多く肉抜きされている。
したがって、上記の如く肉抜きされたギアでは、ギア面に伝わる駆動力が、軸からフランジ部を介して伝達されるため、相対的に肉抜き量が少ないフランジ部をフレームに近く配置し、回転軸の倒れを小さくするためにすべてのギアを、肉抜きの多い側から肉抜きの少ない側に向いた方向が図17に示すようにフレームに対して外側を向くように装着されている。
すると、ギア305は、図18(A)に示すように、軸方向に沿ってスラスト力Fが働くと、肉抜きが片側のみなので、スラスト方向のみの変形ではなく、円周方向中心に向かっても変形する。この場合、ギアの円周方向中心に向かう方向は、ギア同士が噛み合うギアから離れる方向であるため、容易に変形することになる。そのため、ギア302に関しては、逆に、図18(B)に示すように、円周方向外側に向かって変形する。しかし、ギアの変形方向が噛み合うギアに食い込む方向であるため、変形し難いことになる。このように、図18(A)に示すようなギア305の変形が発生すると、図19に示すように、ギアの噛合い点が移動し、そのまま回転伝達誤差となるため、噛み合い周期の同転変動、振動となって現れ、結果的に出力画像に周期的な濃度ムラを発生させてしまうという問題点を有していた。
そこで、この発明は、上記従来技術の問題点を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、安価な構成で高精度な駆動を実現する駆動装置及びこれを用いた画像形成装置を提供することにある。
上記の課題を解決するため、請求項1に記載された発明は、互いに噛み合う少なくとも一対のはす歯ギア対を用いて駆動力を伝達するとともに、前記はす歯ギアとして、歯部の内周及び一側面に空隙部が設けられギアを用いた駆動装置において、前記少なくとも一対のはす歯ギア対の噛み合いにより発生するスラスト力の方向が、ギアの側面に空隙部が相対的に多い側から、空隙部が相対的に少ない側に向けて作用するように、前記少なくとも一対のはす歯ギア対を噛み合わせたことを特徴とする駆動装置である。
また、請求項2に記載された発明は、互いに噛み合う少なくとも一対のウオームギア対を用いて駆動力を伝達するとともに、前記ウオームギアとして、歯部の内周及び一側面に空隙部が設けられギアを用いた駆動装置において、前記少なくとも一対のウオームギア対の噛み合いにより発生するスラスト力の方向が、ギアの側面に空隙部が相対的に多い側から、空隙部が相対的に少ない側に向けて作用するように、前記少なくとも一対のウオームギア対を噛み合わせたことを特徴とする駆動装置である。
さらに、請求項3に記載された発明は、被駆動部材を駆動装置によって回転駆動することにより画像を形成する画像形成装置において、前記駆動装置として、請求項1又は2に記載された駆動装置を用いたことを特徴とする画像形成装置である。
又、請求項4に記載された発明は、像担持体を駆動装置によって回転駆動することにより画像を形成する画像形成装置において、前記駆動装置として、請求項1又は2に記載された駆動装置を用いたことを特徴とする画像形成装置である。
更に、請求項5に記載された発明は、像担持体を駆動装置によって回転駆動することにより画像を形成する画像形成装置において、前記駆動装置の最終段として、請求項1又は2に記載された駆動装置を用いたことを特徴とする画像形成装置である。
また、請求項6に記載された発明は、駆動装置を用いて像担持体を回転駆動することにより画像を形成する画像形成装置において、前記駆動装置として、請求項1又は2に記載された駆動装置を用いたことを特徴とする画像形成装置である。
さらに、請求項7に記載された発明は、駆動装置を用いて像担持体を回転駆動することにより画像を形成する画像形成装置において、前記像担持体を駆動するすべての駆動装置として、請求項1又は2に記載された駆動装置を用いたことを特徴とする画像形成装置である。
この発明によれば、安価な構成で高精度な駆動を実現する駆動装置及びこれを用いた画像形成装置を提供することができる。
以下に、この発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
実施の形態1
図2はこの発明の実施の形態1に係る駆動装置を用いた画像形成装置としてのタンデム型のフルカラー複写機を示す概略構成図である。
図2において、このフルカラー複写機80は、大別して、画像入力部と、画像出力部と、シート搬送部とから構成されており、当該フルカラー複写機80の構成を、画像入力部と、画像出力部と、シート搬送部に分けてそれぞれ説明する。
画像入力部は、原稿が載置される原稿載置台70と、この原稿載置台70上の原稿を読み取る原稿読取装置71と、この原稿読取装置71によって読み取られた画像情報を処理する画像処理装置72とを備えている。
また、画像形成部は、ブラック、イエロー、マゼンタ、シアンの各色に対応した画像形成ステーション10(具体的には10K,10Y,10M,10C:図中点線で囲まれた部分)と、これらの画像形成ステーション10に画像処理装置72から送られてくる画像データ1K,1Y,1M,1Cに基づいて画像露光を施す露光装置13(具体的には13K〜13C)と、各画像形成ステーション10にて形成された画像が順次転写保持される中間転写体としての二つの第一中間転写ドラム31(具体的には31a,31b)と、一つの第二中間転写ドラム32を備えている。
ここで、上記各画像形成ステーション10には、像担持体としての感光体ドラム11(具体的には11K〜11C)と、感光体ドラム11の表面を所定の電位に一様に帯電する帯電ロール等からなる帯電装置12(具体的には12K〜12C)と、帯電された感光体ドラム11上に露光装置13により書き込まれた静電潜像を各色のトナーにて現像する現像装置14(具体的には14K〜14C)などの電子写真用デバイスが具備されている。
尚、各感光体ドラム11(11K〜11C)と第一中間転写ドラム31a,31bとは、両者の電位差によってトナー像が転写されるが、両者が対峙する部分には、図示しない(一次)転写装置を設けてもよい。また、第一中間転写ドラム31a,31bと第二中間転写ドラム32とは、両者の電位差によってトナー像が転写されるが、両者が対峙する部分には、図示しない(二次)転写装置を設けてもよい。
更に、シート搬送部は、用紙等の記録シートSが積載されるシートトレイ40、シートトレイ40内の記録シートSを一枚ずつ繰り出すピックアップロール41、繰り出された記録シートSを位置決めするレジストロール42、第二中間転写ドラム32上の画像を記録シートSに転写する転写ロール43、記録シートS上に転写された画像を定着する定着ロール44、排出された記録シートSを収容する排出トレイ45などを備えている。
次に、上記の如く構成される複写機80の基本的なフルカラー複写動作について説明する。
まず、ユーザーがカラー原稿の複写を行う場合には、原稿載置台70上に原稿を載置し、図示しないユーザーインターフェイスによって複写指示を行うことによって、画像読取装置71によって原稿の画像を走査しつつ光学的に読み取り、電気信号(画像データ)Iに変換する。上記画像読取装置71から出力された画像データIは、画像処理装置72に入力され、当該画像処理装置72において、ブラック、イエロー、マゼンタ、シアンの各色に色分解されるとともに、これら各色の画像データI(IK,IY,IM,IC)に、マーキングデバイス/プロセスの特性を考慮した所定の重み係数を付与する等の画像処理が施される。
一方、各画像形成ステーション10内の感光体ドラム11は、後述するギア駆動により、図中矢印の方向に沿って所定の速度で回転駆動される。この感光体ドラム11の表面は、帯電装置12により所定の電位に一様に帯電される。そして、各感光体ドラム11(11K〜11C)の表面には、各露光装置13(13K〜13C)によってそれぞれ画像データI(IK〜IC)に対応した画像光が、所定タイミングで照射されることにより、これら各感光体ドラム11(11K〜11C)の表面には、露光部と非露光部との電位差による静電潜像が形成される。上記各感光体ドラム11(11K〜11C)の表面に形成された静電潜像は、ブラック、イエロー、マゼンタ、シアンの各現像装置14(14K〜14C)によってトナーが静電的に付着されて顕像化され、トナー画像T(K,Y,M,C)となる。
他方、第一中問転写ドラム31a,31b及び第二中間転写ドラム32も、感光体ドラムと同様ギア駆動により、図中矢印の方向へ回転駆動されている。そして、上記トナー画像T(K,Y)は、感光体ドラム11(11K,11Y)から第一中間転写ドラム31a上へ、トナー画像T(M,C)は、感光体ドラム11(11M,11C)から第一中間転写ドラム31b上へと静電的に一次転写される。この際、トナー画像T(K,Y)は、第一中間転写ドラム31a表面で重ね合わされ、トナー画像T(M,C)は、第一中間転写ドラム31b表面で重ね合わされる。
更に、第一中間転写ドラム31a上で重ね合わされたトナー画像T(K,Y)は、第二中間転写ドラム32上へ、同じく第一中間転写ドラム31b上で重ね合わされたトナー画像T(M,C)も第二中間転写ドラム32上へと静電的に二次転写される。この際、トナー画像T(K,Y)とトナー画像T(M,C)とは、第二中間転写ドラム32表面で重ね合わされ, フルカラーのトナー画像T(K,Y,M,C)が形成される。
このように、トナー画像T(K,Y,M,C)が形成される間、シート搬送部においては、シートトレイ40内の記録シートSがピックアップロール41により一枚取り出され、レジストロール42へと搬送される。例えば、レジストロール42が停止状態から所定タイミングまで回転を開始することにより、第二中間転写ドラム32上のフルカラートナー画像T(K,Y,M,C)が転写ロール43とのニップ部に達するタイミングと、記録シートSがそのニップ部分に達するタイミングとを一致させ、転写ロール43により第二中間転写ドラム32上のフルカラートナー画像T(K,Y,M,C)が記録シートSに静電的に転写される。
その後、表面にフルカラートナー画像T(K,Y,M,C)を静電的に保持する記録シートSは、互いに圧接する一対の定着ロール44のニップ部分を通過する際に、各定着ロール44からの熱と圧力とその作用によりそのフルカラートナー画像T(K,Y,M,C)を表面に定着させ、複写機80の外部に設けられた排出トレイ45へと排出される。
このような複写工程を1サイクルとし、これを連続的に行うことにより、次々にフルカラー画像を複写することができる。
ところで、この実施の形態に係る駆動装置は、互いに噛み合う少なくとも一対のはす歯ギア対を用いて駆動力を伝達するとともに、前記はす歯ギアとして、歯部の内周及び一側面に空隙部が設けられギアを用いた駆動装置において、前記少なくとも一対のはす歯ギア対の噛み合いにより発生するスラスト力の方向が、ギアの側面に空隙部が相対的に多い側から、空隙部が相対的に少ない側に向けて作用するように、前記少なくとも一対のはす歯ギア対を噛み合わせるように構成されている。
図1はこの実施の形態1に係る駆動装置を示すものであり、当該駆動装置を複写機80を駆動するための感光体ドラムギアに適用したものである。
駆動源としての駆動モーター60は、図1に示すように、複写機本体のフレーム61に取り付けられており、当該駆動モーター60の金属製のモーター軸62には、はす歯ギア63が直接形成されている。この駆動モーター60のモーター軸62に直接形成されたはす歯ギア63は、中間のアイドラーギア64、及び直径の大きなアイドラーギア65と小径のアイドラーギア66とが一体的に連結されたダブルギア67を介して、感光体ドラム11のフランジギア68と噛み合うことによって駆動装置69を構成しており、感光体ドラム11は、駆動モーター60によって所定の速度で回転駆動されるように構成されている。
上記中間のアイドラーギア64、及び直径の大きなアイドラーギア65と小径のアイドラーギア66とが一体的に連結されたダブルギア67、更には感光体ドラム11のフランジギア68は、図3に示すように、すべてプラスチック成形されたはす歯ギアから構成されている。これらのはす歯ギア64〜68は、捩れ角を大きく設定した方が噛み合い率が高くなっており、噛み合い率が高い方が回転変動等の抑制には、効果的である。ただし、はす歯ギアの捩れ角が大きくなると、はす歯ギア同士が噛み合った場合のスラスト力も大きくなる。また、プラスチック成形ギアでは、歯の高精度化のためには薄肉化する必要がある。
上記感光体ドラム11は、図4に示すように、アルミニウム等の金属などによって薄肉円筒状に形成された基体15の表面に、OPC等の感光層16を塗布して構成されている。この感光体ドラム11は、例えば、外径が30mm程度の小径に形成されており、この実施の形態に係る駆動装置を用いて所定の速度で回転駆動される。
上記感光体ドラム11の軸方向の一端部には、図4に示すように、はす歯ギアからなるフランジギア68が圧入や接着等の手段で固定された状態で取り付けられている。このフランジギア68は、外周面にはす歯ギアのギア部17が形成されたギア本体18と、当該ギア本体18の軸方向一端に設けられ、感光体ドラム11に接合するための接合部19とから構成されている。上記フランジギア68は、例えば、プラスチック成形によって形成されており、その材料としては、例えば、ポリカーボネート(PC)やPOM等が用いられる。
上記フランジギア68は、ギア本体18のギア部17の内周面と接合部19の内周面とが共に肉抜きされて薄肉に形成されており、ギア本体18及び接合部19の内部には、その軸方向の外側端及び内側端が開口した空隙部20(肉抜き部)が設けられている。このフランジギア68は、軸方向の内側端、つまり接合部19の内周にも空隙部20が設けられているが、当該接合部19は、感光体ドラム11の端部に嵌合されているため、剛性が高い状態となっている。これに対して、上記フランジギア68の軸方向の外側端には、当該軸方向の外側端に向けて空隙部20(肉抜き部)が設けられている。その結果、フランジギア68は、ギアの軸方向内側が相対的に空隙部20が少ない側で、ギアの軸方向外側が相対的に空隙部20が多い側となっている。
そこで、この実施の形態では、図1に示すように、はす歯ギア対63〜68の噛合いにより発生するスラスト力Fの方向が、はす歯ギア63〜68の側面に空隙部20が相対的に多い側から、空隙部20が相対的に少ない側に向けて作用するように、はす歯ギア対63〜68を噛み合わせるように構成されている。
また、上記駆動装置69としては、フランジギアを用いずに、図5に示すように、感光体ドラム11の回転軸11aに取り付けられた直径の大きな駆動ギア68’を用いて、当該感光体ドラム11を回転駆動するように構成しても良い。
図6ははす歯ギア同士が互いに噛み合っているはす歯ギア対の噛み合いにより発生するスラスト力の方向を示したものである。
図6(A)の左に示すように、駆動側のはす歯ギアが右方向に捩れており、被駆動側のはす歯ギアが左方向に捩じれている場合には、駆動側のはす歯ギアが上向きに回転し、被駆動側のはす歯ギアが下向きに回転していると、駆動側のはす歯ギアには、歯面に垂直な左向きのスラスト力Fが作用し、被駆動側のはす歯ギアには、歯面に垂直な右向きのスラスト力Fが作用する。
また、逆に、図6(A)の右に示すように、駆動側のはす歯ギアが下向きに回転し、被駆動側のはす歯ギアが上向きに回転していると、駆動側のはす歯ギアには、歯面に垂直な右向きのスラスト力Fが作用し、被駆動側のはす歯ギアには、歯面に垂直な左向きのスラスト力Fが作用する。
同様に、図6(B)の左に示すように、駆動側のはす歯ギアが左方向に捩れており、被駆動側のはす歯ギアが右方向に捩じれている場合には、駆動側のはす歯ギアが上向きに回転し、被駆動側のはす歯ギアが下向きに回転していると、駆動側のはす歯ギアには、歯面に垂直な右向きのスラスト力Fが作用し、被駆動側のはす歯ギアには、歯面に垂直な左向きのスラスト力Fが作用する。
また、逆に、図6(B)の右に示すように、駆動側のはす歯ギアが下向きに回転し、被駆動側のはす歯ギアが上向きに回転していると、駆動側のはす歯ギアには、歯面に垂直な左向きのスラスト力Fが作用し、被駆動側のはす歯ギアには、歯面に垂直な右向きのスラスト力Fが作用する。
図1に示す駆動装置69においては、中間のアイドラーギア64と、直径の大きなアイドラーギア65との噛み合いを見ると、図6(A)の右側に該当する。したがって、上記中間のアイドラーギア64と、直径の大きなアイドラーギア65は、これらのはす歯ギア対の噛み合いにより発生するスラスト力Fの方向が、ギアの側面に空隙部20が設けられた側から、空隙部20が設けられていない側に向けて作用するように、はす歯ギア対64,65が噛み合わされている。
また、小径のアイドラーギア66と感光体ドラム11のフランジギア68との噛み合いを見ると、図6(a)の左側に該当する。したがって、上記小径のアイドラーギア66と感光体ドラム11のフランジギア68は、これらのはす歯ギア対66,68の噛合いにより発生するスラスト力Fの方向が、ギアの側面に空隙部20が相対的に多い側から、空隙部20が相対的に少ない側に向けて作用するように、はす歯ギア対66,68が噛み合わされている。
以上の構成において、この実施の形態に係る駆動装置を用いた画像形成装置としてのフルカラー複写機では、次のようにして、安価な構成で高精度な駆動を実現することが可能となっている。
すなわち、上記フルカラー複写機では、図1に示すように、駆動モーター60によって、当該駆動モーター60に取り付けられた駆動ギア63、中間のアイドラーギア64、小径のアイドラーギア65と直径の大きなアイドラーギア66を備えたダブルギア67、及びフランジギア68を介して、感光体ドラム11が所定の速度で回転駆動され、フルカラーの画像を形成するように構成されている。
その際、上記駆動モーター60から駆動力が伝達される中間のアイドラーギア64と、直径の大きなアイドラーギア65は、図1に示すように、これらのはす歯ギア対の噛み合いにより発生するスラスト力Fの方向が、ギアの側面に空隙部20が相対的に多い側から、空隙部20が相対的に少ない側に向けて作用するように、はす歯ギア対が噛み合わされている。
また、上記直径の大きなアイドラーギア65に同軸に設けられた小径のアイドラーギア66と、感光体ドラム11のフランジギア68も、図1に示すように、これらのはす歯ギア対の噛み合いにより発生するスラスト力Fの方向が、ギアの側面に空隙部20が相対的に多い側から、空隙部20が相対的に少ない側に向けて作用するように、はす歯ギア対が噛み合わされている。
そのため、上記フルカラー複写機80において、感光体ドラム11を回転駆動するために、安価なプラスチック成形ギアからなるはす歯ギア64〜68を用い、しかも、当該はす歯ギア64〜68を高精度に形成するために、図4に示すように、はす歯ギア64〜68に肉抜き部20を片側又は片側に相対的に多く設けた場合であっても、はす歯ギア対64〜68の噛み合いにより発生するスラスト力Fの方向が、ギアの側面に空隙部20が相対的に多い側から、空隙部20が相対的に少ない側に向けて作用するように設定されている。
そのため、上記薄肉化された中間のアイドラーギア64、直径の大きなアイドラーギア65、小径のアイドラーギア66及び感光体ドラム11のフランジギア68が、スラスト力Fによって変形しようとしても、その変形の方向は、図1(b)に示すように、はす歯ギアのギア部が外周側に撓んで互いにより噛み合う方向となっており、変形が抑制される。したがって、上記薄肉化された中間のアイドラーギア64、直径の大きなアイドラーギア65、小径のアイドラーギア66及び感光体ドラム11のフランジギア68は、駆動力を伝達する際に、ギア部の噛み合い位置が不本位にずれるようなことがなく、はす歯ギア64〜68の採用による高い噛み合い率を実現しつつ、ギアの変形に伴う回転変動の発生を可能な限り抑制することができる。よって、上記駆動装置69によれば、安価な構成で高精度な駆動を実現することが可能となっている。
なお、図4に示すように、感光体ドラム11(像坦持体)のフランジに直接ギアを設けた場合は、肉抜きが片側に偏る場合が多く、像形成体に最も近い最終段のギアであるため、ギアの変形に伴う回転変動の発生を可能な限り抑制することができ、効果も大きい。したがって、像形成体に最も近い最終段のはす歯ギア対にこの構成を実施することが最も効果が高い。
以上のように、はす歯ギア列のすべてのはす歯ギアの肉抜きとスラスト力の関係を図のような関係にすることが最も望ましいが、一部のみ実施することでも効果はある。特に噛み合いが低い周波数の場合や、像坦持体に近い場合にこの構成にすると効果が高い。
実施の形態2
図7は、この発明を適用した実施の形態2に係る複写機(画像形成装置)の断面概略図であり、記録紙に各色のトナー像を順次転写してカラー画像を得る画像形成装置の概略構成図を示すものである。
図7に示す画像形成装置100には、レッド、グリーン、ブルーのカラーデータを処理して得られたイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の画像データに基づいて変調されたレーザー光を出射するレーザー光源(図示せず)からの出射光を偏向する回転多面鏡等を有する露光器111Y,111M,111C,111Kが備えられている。また、この画像形成装置100には、図示しない帯電器によって帯電され、上記露光器111Y,111M,111C,111Kからレーザー光の露光を受けながら回転することにより表面に静電潜像を形成する感光体ドラム112Y,112M,112C,112Kと、それら感光体ドラム112Y,112M,112C,112Kに形成された静電潜像を、それぞれY,M,C,Kのトナーで現像する現像器113Y,113M,113C,113Kが備えられている。さらに、この画像形成装置100には、駆動ロール121および従動ロール122,123,124と、それら駆動ロール121,従動ロール122,123,124間に張架された転写ベルト130と、用紙トレイ140内の記録紙150を所定のタイミングで送り出すレジストロール160と、感光体ドラム112Y,112M,112C,112K上の残留トナーを除去するクリーナ114Y,114M,114C,114Kと、記録紙150上に転写されたトナー像を定着する定着器170とが備えられている。
このように構成された画像形成装置100では、先ず、イエロー用の感光体ドラム112Yが一様に帯電された後、露光器111Yからイエローの画像データに基づいて変調されたレーザー光が出射されて感光体ドラム112Yが露光し、これにより感光体ドラム112Yの表面にイエロー用の静電潜像が形成される。この静電潜像は、現像器113Yにより現像されてイエローのトナー像が形成され、レジストロール160によって所定のタイミングで送り出され転写ベルト130に担持されて矢印A方向に搬送される記録紙150上に転写される。記録紙150上に転写されたイエローのトナー像の上には、次の感光体ドラム112M上に形成されたマゼンタのトナー像が重ね合わせるように転写され、さらに、その上に、シアンおよびブラックのトナー像が重ね合わせるように転写される。こうして、4色のトナー像が重ね合わされて形成されたカラートナー像は、定着器170によって定着されてカラー画像が完成する。
上記各感光体ドラム112は、図8及び図9に示すように、駆動源190によって回転駆動される駆動シャフト191に取り付けられたウオームギア192を備えた駆動伝達装置によって、各感光体ドラム112の端部に設けられたウオームホイール180等を介して回転駆動されるように構成されている。
このように、図8及び図9に示すように、ウオームギア192、ウオームホイール180で複数の感光体ドラム112を駆動する駆動装置69では、両者の間に同様にスラスト力Fが発生し、同様にウオームホイールを図8中の断面図のような肉抜きにすることで、同様の効果が得られる。なお、図8及び図9に示すように、複数の像坦持体を駆動するウオームギアであるが、もちろん1つの像坦持体でも同様である。また、このように像坦持体の駆動ギア列に適用することが最も効果が高いが、用紙搬送駆動や、画像形成装置の現像、帯電、定着等の装置を駆動する場合に適用しても回転精度、騒音の面でも高い効果がある。
実施の形態3
図10は、この発明を適用した実施の形態3に係る複写機(画像形成装置)の断面概略図であり、中間転写ベルト上に各色のトナー像を順次転写してカラー画像を得る画像形成装置の概略構成図を示すものである。
尚、この図10に示す実施の形態3においては、図6に示す画像形成装置100と同じ構成要素には同一の符号を付して説明する。
図10に示す画像形成装置200は、図6に示す画像形成装置100と比較して、転写ベルト130が中間転写ベルト210に置き換えられている点と、中間転写ベルト210を挟んで感光体ドラム112Y,112M,112C,112Kに対向する位置に1次転写ロール211Y,211M,211C,211Kが配置されている点と、2次転写ロール212が追加されている点とが異なっている。この画像形成装置200では、中間転写ベルト210を駆動ロール121の回転によって矢印B方向に移動して、中間転写ベルト210上に各感光体ドラム112Y,112M,112C,112K上の各色トナー像を順次転写していくことにより、中問転写ベルト210上に4色のトナー像が重ね合わせるように転写され、さらに2次転写ロール212で記録紙150上に一括転写される。このようにして4色のトナー像が重ね合わされて形成されたカラートナー像が定着器170によって定着されてカラー画像が完成する。
図10における各色の感光体ドラムを回転させるギア駆動系の構成は、図9と同様に構成されている。
なお、本発明は、画像形成装置のみならず、用紙搬送ベルトや中間転写ベルトで構成された図10,図11のような画像形成装置、又は、図示しないが、像坦持体が1つで構成されるカラー画像形成装置、その他単色の画像形成装置においても同様に適用できることは勿論である。
実施例1
この実施例1では、図2に示す実施の形態1に係る画像形成装置を実施例のモデルとして実際に試作し、出力画像の濃度ムラについて実際に調べたところ、本発明者らの実験によれば、出力画像の濃度ムラを認知限界以下に低減することができた。
図11は上記実施例1に係る感光体ドラムの回転ムラを、図17のように構成されたフランジギアと、図5のように構成された本発明に係るフランジギアを用いて測定した結果を示すものである。
上記図11から明らかなように、本発明を適用することによって、ギアの噛み合い変動△V0-P を、目標レベルとする0.3%以下にすることができ、画像濃度ムラの認知限界以下にすることができた。この実施例1より、本発明の導入により、出力画像の濃度ムラ△VO-pを認知限界である0.3%以下とすることができ、小型の画像形成装置において、高度な回転精度が得られる画像形成装置を提供することができることがわかった。
図1はこの発明の実施の形態1に係る駆動装置を示す構成図である。 図2はこの発明の実施の形態1に係る駆動装置を適用した画像形成装置としてのタンデム型のフルカラー複写機を示す概略構成図である。 図3はこの発明の実施の形態1に係る駆動装置を示す構成図である。 図4はフランジギアの使用状態を示す断面構成図である。 図5はこの発明の実施の形態1に係る駆動装置の変形例を示す構成図である。 図6はこの発明の実施の形態1に係る駆動装置の作用を示す説明図である。 図7はこの発明の実施の形態2に係る駆動装置を適用した画像形成装置としてのタンデム型のフルカラー複写機を示す概略構成図である。 図8はこの発明の実施の形態1に係る駆動装置を示す構成図である。 図9はこの発明の実施の形態1に係る駆動装置を示す構成図である。 図10はこの発明の実施の形態3に係る駆動装置を適用した画像形成装置としてのタンデム型のフルカラー複写機を示す概略構成図である。 図11はこの発明の実施例1に係る駆動装置を適用した画像形成装置としてのタンデム型のフルカラー複写機の回転ムラを示すグラフである。 図12は空間周波数と速度変動率との関係を示すグラフである。 図13は従来のプラスチック成形ギアを示す断面構成図である。 図14は従来のプラスチック成形ギアを用いた場合の回転変動を示すグラフである。 図15は従来の駆動装置を示す構成図である。 図16は従来の駆動装置で使用されるギアを示す断面構成図である。 図17は従来の駆動装置を示す構成図である。 図18は従来の駆動装置で使用されるギアを示す断面構成図である。 図19は従来のプラスチック成形ギアの使用状態を示す説明図である。
符号の説明
60:駆動モーター、64:中間のアイドラーギア、65:直径の大きなアイドラーギア66:小径のアイドラーギア、68:感光体ドラムのフランジギア、17:フランジギアのギア部、18:ギア本体、20:空隙部(肉抜き部)、F:スラスト力。

Claims (7)

  1. 互いに噛み合う少なくとも一対のはす歯ギア対を用いて駆動力を伝達するとともに、前記はす歯ギアとして、歯部の内周及び一側面に空隙部が設けられたギアを用いた駆動装置において、
    前記少なくとも一対のはす歯ギア対の噛み合いにより発生するスラスト力の方向が、ギアの側面に空隙部が相対的に多い側から、空隙部が相対的に少ない側に向けて作用するように、前記少なくとも一対のはす歯ギア対を噛み合わせたことを特徴とする駆動装置。
  2. 互いに噛み合う少なくとも一対のウオームギア対を用いて駆動力を伝達するとともに、前記ウオームギアとして、歯部の内周及び一側面に空隙部が設けられたギアを用いた駆動装置において、
    前記少なくとも一対のウオームギア対の噛み合いにより発生するスラスト力の方向が、ギアの側面に空隙部が相対的に多い側から、空隙部が相対的に少ない側に向けて作用するように、前記少なくとも一対のウオームギア対を噛み合わせたことを特徴とする駆動装置。
  3. 被駆動部材を駆動装置によって回転駆動することにより画像を形成する画像形成装置において、前記駆動装置として、請求項1又は2に記載された駆動装置を用いたことを特徴とする画像形成装置。
  4. 像担持体を駆動装置によって回転駆動することにより画像を形成する画像形成装置において、前記駆動装置として、請求項1又は2に記載された駆動装置を用いたことを特徴とする画像形成装置。
  5. 像担持体を駆動装置によって回転駆動することにより画像を形成する画像形成装置において、前記駆動装置の最終段として、請求項1又は2に記載された駆動装置を用いたことを特徴とする画像形成装置。
  6. 駆動装置を用いて像担持体を回転駆動することにより画像を形成する画像形成装置において、前記駆動装置として、請求項1又は2に記載された駆動装置を用いたことを特徴とする画像形成装置。
  7. 駆動装置を用いて像担持体を回転駆動することにより画像を形成する画像形成装置において、前記像担持体を駆動するすべての駆動装置として、請求項1又は2に記載された駆動装置を用いたことを特徴とする画像形成装置。
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