JP2013137404A - 駆動装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ステッピングモーター及び樹脂材料から形成された被駆動ギアを備えた駆動装置において、振動乃至は騒音を可及的に抑制する。
【解決手段】駆動装置は、第1ギア歯を有するピニオンギア28が直結されたステッピングモーター27と、ピニオンギアに噛み合わされる第2ギア歯を有する減速ギア29とを含む。減速ギア29は、全体が樹脂材料で形成され、シャフト291に挿通される貫通孔を有するボス部292と、その外周に同心で配置され周面に第2ギア歯を有する第1ギア部293と、ボス部292と第1ギア部293とを連結する第1ウエブ295とを含む。前記第1ギア歯の歯数は、回転子の1回転当たりのステップ数の約数と一致しない値に設定され、第1ウエブ295の外周縁は、第1ギア部293の端縁において第1ギア部293に連結されている。
【選択図】図10

Description

本発明は、ステッピングモーターを備えた駆動装置、及び該駆動装置を用いた画像形成装置に関する。
画像形成装置には、種々の回転体が存在する。例えば、静電潜像及びトナー像が形成される感光体ドラム、この感光体ドラムにトナーを供給する現像ローラー、トナー像が一次転写される転写ベルトを周回駆動させる駆動ローラー、シートを搬送路に沿って搬送するための搬送ローラー等が例示される。これら回転体には、回転体自身又はギア等の駆動機構の寸法誤差やクリアランス誤差等に起因して、一定周期で振動が生じることがある。各々の回転体の振動周波数が一致して共振すると振動が大きくなり、騒音の発生や、形成する画像の画質を低下する問題を招来する。そこで、特許文献1には、各々の回転体の振動ピークが重ならないように、回転体の回転位相を調整する技術が開示されている。
特開平10−20604号公報
画像形成装置においては、回転駆動源としてステッピングモーターが汎用されている。これまでさほど注視されていないが、ステッピングモーターにもステップ角に応じた振動周期が存在する。この振動周期と、ステッピングモーターにより駆動される被駆動部材の振動周期、例えばギアの噛み合い振動周期とが一致すると、振動が増幅される場合がある。また、前記ギアとしては、軽量化及びコスト減のために樹脂材料で形成されたものが汎用されているが、不可避的な成形ムラに起因して振動乃至は騒音が発生する場合がある。
本発明は上記の問題に鑑みてなされたものであり、ステッピングモーター及び樹脂材料から形成された被駆動ギアを備えた駆動装置及びこれを用いた画像形成装置において、振動乃至は騒音を可及的に抑制することを目的とする。
本発明の一局面に係る駆動装置は、所定のステップ角で回転する回転子を備えるステッピングモーターと、前記ステッピングモーターの回転子に直結され、第1ギア歯を有するピニオンギアと、前記ピニオンギアの回転軸と平行に延びる円柱型のシャフトと、全体が樹脂材料で形成され、前記シャフトに挿通される貫通孔を有する円筒体からなるボス部と、前記ボス部の外周に同心で配置される円筒体からなり周面に第2ギア歯を有するギア部と、前記ボス部と前記ギア部とを連結するウエブとを備え、前記ピニオンギアと噛合される被駆動ギアと、を備え、前記第1ギア歯の歯数は、前記回転子の1回転当たりのステップ数の約数と一致しない値に設定され、前記ウエブの外周縁は、前記ギア部の端縁又はその近傍において前記ギア部に連結されている。
この構成によれば、前記第1ギア歯の歯数が、前記回転子の1回転当たりのステップ数の約数と一致しない値に設定されている。このため、ステッピングモーターのステップ角に応じた振動周期と、ピニオンギアと被駆動ギアとの噛み合い振動周期とが一致することを抑止でき、共振の発生を防止することができる。また、前記ウエブの外周縁は、前記ギア部の端縁又はその近傍において前記ギア部に連結されている。このため、被駆動ギアの成型時に、ウエブとギア部との間でヒケが発生しても、当該ヒケ部分は前記ギア部の端縁又はその近傍に存在するので第1ギア歯と第2ギア歯との噛合に影響を与えない。従って、前記共振の発生並びに噛み合い率の減少に伴う騒音の発生を抑止できる。
上記構成において、前記被駆動ギアは、金型成形により作成されるものであって、前記第1ギア歯は、前記回転軸の延伸方向に対して第1方向に捻れた第1はす歯であり、前記第2ギア歯は、前記第1方向と反対の第2方向に捻れた第2はす歯であり、前記ボス部の貫通孔は、前記シャフトの外径よりも僅かに大きい内径を有し、前記ギア部には、金型成形の際の抜き勾配としてのテーパが付与され、該テーパは、前記ウエブが連結されている側の端縁が径小で他端縁に向けて拡径するテーパであり、前記回転子の回転方向と前記第1方向及び第2方向とは、前記第1はす歯と前記第2はす歯と噛合、並びに前記ピニオンギアから前記被駆動ギアへの回転駆動力の伝達により生じるスラスト力によって、前記被駆動ギアが前記貫通孔と前記シャフトとの間のクリアランスに基づいて傾き、これにより前記テーパを有する前記ギア部が前記ピニオンギアの回転軸と平行に姿勢変更するように設定されていることが望ましい。
この構成によれば、金型成形において必須となる抜き勾配としてのテーパが、ギア部の歯筋方向に設けられていても、前記第1はす歯と前記第2はす歯とが噛合され、前記ピニオンギアから前記被駆動ギアへ回転駆動力が伝達されることにより生じるスラスト力によって、被駆動ギアをシャフトに対して揺動させることができる。しかも、前記揺動によって、前記テーパを有する前記ギア部が前記ピニオンギアの回転軸と平行に姿勢変更するので、前記第1はす歯と前記第2はす歯との噛合を理想的な噛み合い状態に近付けることが出来る。したがって、駆動装置の振動乃至は騒音を、一層抑制することができる。
本発明の他の局面に係る画像形成装置は、上記の駆動装置と、前記被駆動ギアを通して回転駆動力が与えられる被駆動部材を含み、シートに対して画像形成に関連した処理を施すユニットと、を備える。
本発明によれば、ステッピングモーター及び樹脂材料から形成された被駆動ギアを備えた駆動装置及びこれを用いた画像形成装置において、振動乃至は騒音を可及的に抑制することができる。従って、駆動装置又は画像形成装置の静音化を達成できると共に、振動に起因する画質低下のない画像形成装置を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る画像形成装置の内部構造を示す断面図である。 上記画像形成装置に組み込まれる排紙ユニット(駆動装置)の斜視図である。 図2において円で囲まれるIII部分の拡大分解斜視図である。 (A)は、ステッピングモーターのピニオンギアと被駆動ギアとの噛合状態を簡略的に示す図、(B)は、ステッピングモーターの内部構造の概略図である。 (A)は、本実施形態に係る被駆動ギアの斜視図、(B)は、当該被駆動ギアの回転軸方向に沿った断面図である。 (A)は、比較品に係る被駆動ギアの斜視図、(B)は、当該被駆動ギアの回転軸方向に沿った断面図である。 (A)は、本実施形態に係る被駆動ギアのギア部の表面状態を、(B)は、比較品に係る被駆動ギアのギア部の表面状態をそれぞれ示している。 ピニオンギア及び被駆動ギアの回転方向と、発生するスラスト力との関係を説明するための模式図である。 ピニオンギアと被駆動ギアとの噛合時の状態を説明するための模式図である。 ピニオンギアと被駆動ギアとの噛合時の状態を説明するための模式図であって、被駆動ギアが傾いた状態を示している。 ステッピングモーターの励磁シーケンスの一例を示す表形式の図である。
以下、図面に基づいて、本発明の実施形態につき詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置Sの内部構造を示す断面図である。ここでは、画像形成装置の一形態として、タンデム型のカラーレーザープリンタを例示している。なお、画像形成装置は、複写機、ファクシミリ装置、或いは、これらの機能を備える複合機であってもよい。
画像形成装置Sは、アウターボディを構成し、各種の機器を収容する本体ハウジング100を備える。画像形成装置Sは、本体ハウジング100内に収容された、一定の間隔でタンデムに配置されているマゼンタ画像形成ユニット1M、シアン画像形成ユニット1C、イエロー画像形成ユニット1Y及びブラック画像形成ユニット1Bkと、これら画像形成ユニットの上部に配置された中間転写ユニット11及びトナーコンテナ12a〜12dと、画像形成ユニットの下方に配置された露光ユニット13及び給紙カセット14と、を含む。
各画像形成ユニット1M,1C,1Y,1Bkは、それぞれ感光体ドラム2a,2b,2c,2dを含む。各感光体ドラム2a〜2dの周囲には、帯電ローラー3a,3b,3c,3d、現像装置4a,4b,4c,4d、一次転写ローラー5a,5b,5c,5d及びドラムクリーニング装置6a,6b,6c,6dがそれぞれ配置されている。各画像形成ユニット1M,1C,1Y,1Bkは実質的に同じ構成を備えるので、以下、マゼンタ画像形成ユニット1Mの詳細を代表的に説明する。
感光体ドラム2aは、その軸回りに回転し、その周面に静電潜像及びトナー像が形成される。感光体ドラム2aとしては、アモルファスシリコン(a−Si)系材料を用いた感光体ドラムを用いることができる。帯電ローラー3aは、感光体ドラム2aの表面を均一に帯電する。帯電後の感光体ドラム2aの周面は、露光ユニット13によって露光され、静電潜像が形成される。
現像装置4aは、感光体ドラム2a上に形成された静電潜像を現像するために、感光体ドラム2aの周面にトナーを供給する。現像装置4aは、2成分現像剤用のものであり、一対の攪拌ローラー、磁気ローラー、及び現像ローラーを含む。一対の攪拌ローラーは、2成分現像剤を攪拌しながら循環搬送することで、トナーを帯電させる。磁気ローラーの周面には2成分現像剤層が担持され、現像ローラーの周面には、磁気ローラーと現像ローラーとの間の電位差によってトナーが受け渡されることにより形成されたトナー層が担持される。現像ローラー上のトナーは、感光体ドラム2aの周面に供給され、前記静電潜像が現像される。
一次転写ローラー5aは、中間転写ユニット11に備えられている中間転写ベルト7を挟んで感光体ドラム2aとニップ部を形成し、感光体ドラム2a上のトナー像を中間転写ベルト7上に一次転写する。クリーニング装置6aは、トナー像転写後の感光体ドラム2aの周面を清掃する。
中間転写ユニット11は、中間転写ベルト7、駆動ローラー8及び従動ローラー9を備える。中間転写ベルト7は、駆動ローラー8と従動ローラー9との間に張設されている。駆動ローラー8に対向且つ当接して、二次転写ローラー10が配置されている。また、従動ローラー9の近傍にはベルトクリーニング装置71が設けられている。駆動ローラー8と二次転写ローラー10とは、中間転写ベルト7上のトナー像をシートに転写する二次転写部を形成している。中間転写ベルト7上には、各感光体ドラム2a,2b,2c,2dからトナー像が重ね塗りされる(一次転写)。重ね塗りされたトナー像は、給紙カセット14又は手差し給紙トレイから供給されるシートに、前記二次転写部において二次転写される。
トナーコンテナ12a,12b,12c,12dは、各画像形成ユニット1M,1C,1Y,1Bkの上方に一列に並設されている。これらは、それぞれマゼンタ用トナー、シアン用トナー、イエロー用トナー、及びブラック用トナーを貯留するものであり、MCYK各色に対応する画像形成ユニット1M、1C、1Y、1Bkの現像装置4a,4b,4c,4dに、図略の供給経路を通して各色のトナーを供給する。
露光ユニット13は、光源やポリゴンミラー、反射ミラー、偏向ミラーなどの各種の光学系機器を有し、画像形成ユニット1M、1C、1Y、1Bkの各々に備えられている感光体ドラム2a,2b,2c,2dの周面に、外部機器等から与えられた画像データに基づく光を照射して、静電潜像を形成する。
給紙カセット14は、複数のシートが積層されてなるシート束を収納する。給紙カセット14の右端側の上部には、ピックアップローラー15が配置されている。ピックアップローラー15の駆動により、給紙カセット14内のシート束の最上層のシートが1枚ずつ繰り出される。ピックアップローラー15の下流側には、繰り出されたシートを搬送パスLへと送り出すフィードローラー16とリタードローラー17とが設けられている。
搬送パスLは、本体ハウジング100の側部を上下方向に延び、トナー像が転写されるシートを搬送するためのパスである。搬送パスLには、シートを搬送する搬送ローラー対18と、シートをスキュー矯正のために一時待機させた後に所定のタイミングで前記二次転写部へと供給するレジストローラー対19とが設けられている。搬送パスLの横には、両面印刷の際にシートをレジストローラー対19の上流側まで反転搬送する場合に使用される反転搬送パスL’が形成されている。反転搬送パスL’には、複数の搬送ローラー対20が適当な間隔で設けられている。
搬送パスLの、前記二次転写部よりも下流側には、定着ユニット22と排紙ユニット101とが配置されている。定着ユニット22は、定着ローラーと加圧ローラーとを含み、二次転写部においてトナー像が二次転写されたシートを加熱及び加圧することで、定着処理を施す。排紙ユニット101は、定着ユニット22の下流に配置され、搬送ローラー対23、排紙ローラー対24及び搬送ローラー対20の一部を含む。定着処理されたカラー画像付のシートは、排紙ユニット101により、本体ハウジング100の排出口から排紙トレイ21に向けて排出される。
続いて、以上の構成を有する画像形成装置Sによる画像形成動作について説明する。画像形成開始の指示信号が与えられると、各画像形成ユニット1M,1C,1Y,1Bkにおいて、各感光体ドラム2a〜2dが図1の矢印方向(時計方向)に所定のプロセススピードで回転駆動される。これらの感光体ドラム2a〜2dは、帯電ローラー3a〜3dによって一様に帯電される。露光ユニット13は、各色のカラー画像信号によって変調されたレーザー光を出射し、そのレーザー光を各感光体ドラム2a〜2dの表面に照射する。これにより、各感光体ドラム2a〜2d上には、各色のカラー画像信号に対応した静電潜像がそれぞれ形成される。
その後、マゼンタ画像形成ユニット1Mの感光体ドラム2a上に形成された静電潜像に、現像装置4aからマゼンタトナーが供給され、該静電潜像がマゼンタトナー像として可視像化される。このマゼンタトナー像は、感光体ドラム2aと一次転写ローラー5aとの間の一次転写部において、図1の矢印方向に回転駆動されている中間転写ベルト7上に一次転写される。シアン画像形成ユニット1C、イエロー画像形成ユニット1Y及びブラック画像形成ユニット1Bkにおいても、同様にしてシアントナー像、イエロートナー像及びブラックトナー像が形成される。これらトナー像は、各々の一次転写部において、先に転写されたマゼンタトナー像の上に重なるように、中間転写ベルト7上に転写される。これにより、中間転写ベルト7上にはフルカラーのトナー像が形成される。なお、中間転写ベルト7上に転写されないで各感光体ドラム2a〜2d上に残留する転写残トナーは、各ドラムクリーニング装置6a〜6dによって除去される。
そして、中間転写ベルト7上のフルカラートナー像の先端が駆動ローラー8と二次転写ローラー10との間の二次転写部に達するタイミングに合わせて、給紙カセット14から搬送パスLへと送り出されたシートが、レジストローラー対19によって二次転写部へと搬送される。二次転写部に搬送されたシートには、トナーと逆極性の二次転写バイアスが印加された二次転写ローラー10によって、フルカラーのトナー像が中間転写ベルト7から二次転写される。
その後、シートは、定着ユニット22へと搬送され、フルカラーのトナー像が加熱及び加圧されてシートの表面に熱定着される。トナー像が定着されたシートは、排紙ユニット101の搬送ローラー対23と排紙ローラー対24によって排紙トレイ21上に排出される。なお、シート上に転写されないで中間転写ベルト7上に残留するトナーは、ベルトクリーニング装置71によって除去される。
以上は、シートの片面に画像を形成する場合の動作である。シートの両面に画像を形成する場合には、上述のプロセスを経て片面に画像が形成されたシートは、排紙ユニット101によってスイッチバック搬送され、反転搬送パスL’に導入される。シートは、搬送ローラー対20によって反転搬送パスL’を搬送され、表裏が反転された状態でレジストローラー対19へと向かう。以後は前記と同様のプロセスが当該シートに施され、シートの反対面に画像が形成される。
次に、排紙ユニット101について詳細に説明する。排紙ユニット101は、本発明に係る駆動装置の一実施形態である。図2は、排紙ユニット101の斜視図、図3は、図2において円で囲まれるIII部分の拡大分解斜視図である。なお、図2と図3とでは、斜視の方向が逆である。排紙ユニット101は樹脂材料製の本体フレーム102を含み、該本体フレーム102の一側部には、駆動伝達装置25が配置されている。
駆動伝達装置25は、板金製のプレート26に取り付けられたステッピングモーター27と、ステッピングモーター27の出力軸27aに直結されたピニオンギア28と、該ピニオンギア28に噛合する減速ギア29(被駆動ギア)と他のギア30,31とを有するギア列とを含む。減速ギア29は、搬送ローラー対20の一方を支持するローラー軸32に、不図示のギアを介して連結されている。ギア30,31は、定着ユニット22に駆動力を入力するためのギアである。減速ギア29及びギア30,31は、金型成形により作成される樹脂材料からなるギアである。
プレート26の中央部には、ピニオンギア28を貫通させるための非円形の貫通孔26aが、対角位置には円孔状の位置決め孔26b,26cが、逆側の対角位置には円孔状のビス挿通孔26d,26eが各々形成されている。また、ステッピングモーター27の取付フレーム27Aには、ビス挿通孔26d,26eに対応した位置に、ビス挿通孔27b,27cが形成されている。
本体フレーム102の駆動伝達装置25が設けられる側の端面には、減速ギア29及びギア30,31をそれぞれ回転可能に支持する円柱状のボスが突設されている。ギア30を支持するボス102bが、図3において現れている。また、本体フレーム102には、ビス挿通孔26d,26e及び27b,27cに対応する位置に、図略のネジ孔が形成されている。これらを利用してビス33、34が締結されることにより、ステッピングモーター27が本体フレーム102に取り付けられている。この際、ボス102bが位置決め孔26cに、また、減速ギア29を回転可能に支持するボス(図3に示すシャフト291)が位置決め孔26bに各々嵌合され、これによりステッピングモーター27と減速ギア29との位置決めが図られている。
以下、本実施形態において用いられているステッピングモーター27及び減速ギア29(被駆動ギア)について詳述する。図4(A)は、ステッピングモーター27のピニオンギア28と減速ギア29との噛合状態を簡略的に示す図、図4(B)は、ステッピングモーター27の内部構造の概略図である。図5(A)は、減速ギア29の斜視図、図5(B)は、当該減速ギア29の回転軸方向に沿った断面図である。なお、図4(A)において、減速ギア29は簡略的に記載している。
本実施形態では、ステッピングモーター27として永久磁石(PM)型ステッピングモーターを例示する。勿論、可変リラクタンス(VR)型、ハイブリッド(HB)型のステッピングモーターも用いることができる。ステッピングモーター27は、所定のステップ角で回転する回転子271を含む。回転子271の回転中心から出力軸27aが延出され、この出力軸27aの延出部にピニオンギア28が一体的に取り付けられている。つまり、ピニオンギア28は回転子271に直結されている。ピニオンギア28の回転軸は、回転子271(出力軸27a)の回転軸27Rと同軸である。
回転子271の周面には、前記回転軸と平行な直線上に交互に配列されたN極及びS極の永久磁石272が備えられている。また、回転子271の周囲には4つの固定子巻線273A、273B、273C、273Dが備えられている。PM型ステッピングモーターの場合、ステップ角は7.5度〜15度程度である。つまり、回転子271の1回転当たりのステップ数は、48ステップ〜24ステップである。
ピニオンギア28は、はす歯のピニオンギア歯28G(第1ギア歯)を有する。ピニオンギア歯28Gの捻れ方向は、回転軸27Rの延伸方向からみて左方向(第1方向)である。このようなピニオンギア歯28Gに、減速ギア29の減速ギア歯29G(第2ギア歯)が、噛合部GAにおいて互いに噛合されている。減速ギア29は、円柱状のシャフト291により回転自在に支持されている。減速ギア29の回転軸29R(シャフト291の中心軸)は、回転子271の回転軸27Rと平行である。減速ギア歯29Gもはす歯ギアであり、その捻れ方向は、回転軸27Rの延伸方向からみて右方向(第2方向)である。
ここで、ピニオンギア歯28Gの歯数は、回転子271の1回転当たりのステップ数の約数と一致しない値に設定されている。例えば、回転子271の1回転当たりのステップ数が48ステップである場合、その約数は、1,2,3,4,6,8,12,16,24,48である。この場合、ピニオンギア歯28Gの歯数として設定しがちな8,12又は16という値は選択せず、例えば7,9又は11といった値が選択される。
ステッピングモーター27にはステップ角に応じた振動周期が存在する。例えば、回転子271の1回転当たりのステップ数が48ステップである場合、1回転当たり48のステップ振動が発生する。これに加えて、励磁方式によって定まる振動周期も存在する。2相励磁方式の場合、前記ステップ振動の1/4の、1−2相励磁の場合は前記ステップ振動の1/8の励磁振動成分をもつ。さらに、ピニオンギア28と減速ギア29との噛み合い振動も存在し、この噛み合い振動周期(噛み合い周波数)もピニオンギア歯28Gの歯数によって定まる。従って、ピニオンギア歯28Gの歯数を、回転子271の1回転当たりのステップ数の約数の中から選択した場合、前記ステップ振動、前記励磁振動及び前記噛み合い振動の周期が一致するタイミングが生じ、共振が発生し易い状態となる。共振が発生すると、当該駆動伝達装置25(排紙ユニット101)の振動が増幅され、大きな騒音が発生したり、画像形成装置Sにおいて形成される画像の品質に悪影響を及ぼしたりする場合がある。
これに対し、ピニオンギア歯28Gの歯数を、回転子271の1回転当たりのステップ数の約数と一致しない値に設定すれば、前記ステップ振動、前記励磁振動及び前記噛み合い振動の周期が一致することを抑止でき、共振の発生を防止することができる。これにより、排紙ユニット101が大きく振動することが抑止され、騒音や画像悪化の発生を抑止することができる。
次に、減速ギア29(被駆動ギア)の詳細構造について説明する。図5(A)は、減速ギア29の斜視図、図5(B)は、当該減速ギア29の回転軸方向に沿った断面図である。減速ギア29は、先述の通り金型成形により作成される樹脂材料からなるギアであって、ボス部292、第1ギア部293(ギア部)、第2ギア部294、第1ウエブ295(ウエブの一部)及び第2ウエブ296(ウエブの一部)を含む。ボス部292、第1ギア部293及び第2ギア部294は、同心状に配置された円筒体である。
ボス部292は、減速ギア29において最も内側に配置された円筒体であって、シャフト291(図4(A)参照)に挿通される貫通孔292Hを有する円筒体からなる。この貫通孔292Hは、シャフト291に密に嵌合するのではなく、シャフト291の外径よりも僅かに大きい内径を有している。すなわち、シャフト291は、例えば本体フレーム102から突設されたボスであって、シャフト291自体は回転しない。減速ギア29は、貫通孔292Hの内壁とシャフト291の外周壁との間に存在するクリアランスによって、シャフト291の軸回りに回転可能とされている。
第1ギア部293は、ボス部292の外周に同心で配置される円筒体からなり、その外周面に減速ギア歯29G(第2ギア歯)を有している。なお、図4(A)では、この第1ギア部293のみを減速ギア29として描いている。第1ギア部293は大径のギアであり、上述の通り動力源となるピニオンギア28と直接噛み合う。第2ギア部294は、第1ギア部293とボス部292との中間に同心で配置される円筒体からなり、その外周面にギア歯294Gを有している。第2ギア部294は比較的小径のギアであり、図略のアイドルギアと噛み合う。
第1ウエブ295及び第2ウエブ296は、ボス部292と第1ギア部293とを連結する円板状の部材である。本実施形態では、第1ウエブ295が第1ギア部293と第2ギア部294とを連結し、第2ウエブ296が第2ギア部294とボス部292とを連結している例を示している。これによって、ボス部292と第1ギア部293とが、第1ウエブ295、第2ギア部294の一部、及び第2ウエブ296を通して、一体的に連結されている。
ここで、第1ウエブ295の外周縁は、第1ギア部293の円筒端縁(減速ギア歯29Gの歯筋方向の端縁)において当該第1ギア部293に連結されている。また、第2ウエブ296の外周縁も、第2ギア部294の円筒端縁(ギア歯294Gの歯筋方向の端縁)の近傍において第2ギア部294の内周縁に連結されている。このように、第1、第2ウエブ295、296を第1、第2ギア部293の円筒端縁又はその近傍において連結することで、減速ギア29の金型成型時に、ウエブとギア部との間で発生するヒケが、ギアの噛み合いに与える影響を排除できる。
樹脂材料を金型成形する場合において、円筒体の内周面にウエブのような円板体が連接される構造体を成形対象とすると、前記連接部分において円筒体の肉が円板体に引かれ、前記円筒体の外表面に凹部が発生し易くなる(ヒケの発生)。この現象は、第1ギア部293と第1ウエブ295との連接部J1にも当てはまる。従って、減速ギア歯29Gが刻設される第1ギア部293の外周面にもヒケが発生することになる。
図7(A)は、歯筋方向に沿った断面で見た、第1ギア部293の表面状態を示している。同図において符号Dは、基準平面(理想的な第1ギア部293の表面状態)を示している。第1ギア部293の歯筋方向の端縁付近はヒケにより肉が奪われ、基準平面Dよりも低くなっている。一方、第1ギア部293の歯筋方向の中央付近にはヒケが存在しておれず、表面状態は安定している。このことは、第1ギア部293とピニオンギア28との良好な噛み合いの達成に寄与する。すなわち、金型成形により第1ギア部293にヒケが発生しても、当該ヒケ部分は第1ギア部293の端縁又はその近傍に存在するので、第1ギア部293とピニオンギア28との噛合に影響を与えない。従って、噛み合い率の減少に伴う騒音の発生を抑止できる。
図6(A)は、比較のために例示する減速ギア29Aの斜視図、図6(B)は、当該減速ギア29Aの回転軸方向に沿った断面図である。減速ギア29Aは、上記実施形態の減速ギア29と同様な、ボス部292A、第1ギア部293A、第2ギア部294A、第1ウエブ295A及び第2ウエブ296Aを含む。ボス部292A、第1ギア部293A及び第2ギア部294Aは、同心状に配置された円筒体である。
減速ギア29Aが先の減速ギア29と相違する点は、第1ギア部293Aと第1ウエブ295Aとの連結位置、及び、第2ギア部294Aと第2ウエブ296Aとの連結位置である。図6(B)に示すように、第1ウエブ295Aの外周縁は、第1ギア部293Aの歯筋方向の中央部付近において当該第1ギア部293Aに連結されている。第2ギア部294Aと第2ウエブ296Aとの連結部についても同様である。この場合、第1ギア部293Aと第1ウエブ295Aとの連接部J2においてヒケが発生するが、該ヒケは第1ギア部293Aの歯筋方向の中央部の周面に発生することになる。
図7(B)は、比較用の減速ギア29Aの歯筋方向に沿った断面で見た、第1ギア部293Aの表面状態を示している。第1ギア部293Aの歯筋方向の中央付近はヒケにより肉が奪われ、基準平面Dよりも低くなる凹部DAが発生している。このような凹部DAが存在する減速ギア29Aとピニオンギア28とを噛み合わせると、片当たりが発生し、噛み合い率が低くなる。このような噛み合い率の減少は、騒音を惹起する。しかし、上記の構成を備える本実施形態に係る減速ギア29によれば、噛み合い率の減少の問題を回避することができる。
続いて、ピニオンギア28と減速ギア29との噛み合いについて、図8に基づいて説明する。図8は、ピニオンギア28及び減速ギア29の回転方向と、発生するスラスト力との関係を説明するための模式図である。先に説明した通り、ピニオンギア歯28Gははす歯であって、その捻れ方向は左方向である。一方、減速ギア歯29Gもはす歯であって、その捻れ方向は右方向である。また、図8に矢印で示すように、ピニオンギア28には、回転軸27Rの軸回りに反時計方向R1に回転する回転力がステッピングモーター27の出力軸27aから与えられる。制御部27Cによりステッピングモーター27が駆動され、ピニオンギア28が反時計方向R1に回転すると、これと噛み合っている減速ギア29は、時計方向R2に従動回転することになる。このような、はす歯の捻れ方向及び回転方向の条件では、減速ギア29には、ステッピングモーター27に近づく方向(図8の上から下へ向かう方向)に作用するスラスト力Thが生じることになる。
ところで、減速ギア29は金型成形にて作成される関係上、第1ギア部293(及び第2ギア部294)には金型成形の際の抜き勾配としての金型テーパが付与される。当該金型テーパは、減速ギア29を、樹脂材料を用いて金型成形にて作成する場合に不可避なものであるが、この金型テーパもギア同士の噛み合いにおいて片当たりの要因となり得る。しかし、本実施形態では、前記金型テーパが存在していても、はす歯の捻れ方向及び回転方向を上記の通り設定されているので、ピニオンギア28と減速ギア29との噛み合い状態が理想型に近いものとなる。この点を、図9及び図10に基づき説明する。
図9は、第1ギア部293に付与されている前記金型テーパを誇張して描いた模式図である。前記金型テーパは、第1ギア部293における第1ウエブ295の外周縁が連結されている側の円筒端縁(図5(B)の連接部J1の側)が径小で、他方の円筒端縁に向けて拡径するテーパである。また、先述の通り、減速ギア29のボス部292の貫通孔292Hの内壁とシャフト291の外周壁との間にはクリアランスCが存在する。
図9に示すように、ピニオンギア28が回転してない状態では、前記金型テーパの分だけ僅かに、第1ギア部293(減速ギア29)はピニオンギア28に対して片当たりの状態となる。図10は、ステッピングモーター27が動作してピニオンギア28が回転し、減速ギア29に回転駆動力が伝達されている状態を示す模式図である。図8に基づき説明した通り、ピニオンギア28が回転すると、減速ギア29にはスラスト力Thが発生する。このスラスト力Thによって、図10に示すように、減速ギア29の姿勢がクリアランスCに基づいて傾く。
上記の如き減速ギア29の傾きが発生すると、ピニオンギア28と減速ギア29との噛合部GAにおいては、前記金型テーパを有する第1ギア部293がピニオンギア28の回転軸27Rと平行に姿勢変更することになる。従って、ピニオンギア28と減速ギア29との噛み合い率が高くなり、両者の噛合を理想的な噛み合い状態に近付けることが出来る。したがって、排紙ユニット101の振動乃至は騒音を、一層抑制することができる。
以上の通り、制御部27Cによりステッピングモーター27が駆動されるだけで、ピニオンギア28と減速ギア29との理想的な噛み合い状態が実現される。ここで、制御部27Cによるステッピングモーター27の駆動制御において、省エネルギー方式で脱調を防止できる好ましい制御方法の一例を示しておく。
図11は、ステッピングモーター27の励磁シーケンスの一例を示す表形式の図である。ここでは2相励磁のシーケンスを示している。図中の+及び−は励磁の極性を示している。図11において、例えば、ステップ番号3の状態で励磁されて回転子271が停止した後、ステップ番号1の励磁が行われると、ステップ移動が起こる場合と起こらない場合とがある。ステップ移動が起こらない場合にステップ番号1の励磁が行われると、確実に脱調が発生する。従来、この脱調を防止するために、装置停止時においても固定子巻線にステップ番号1の通電(励磁)を継続的に行わせる制御が実行されている。このような制御によると、徒らに電力を消費すると共に、ステッピングモーター27の発熱要因となる。
脱調を防止するには、回転子が停止した状態での再励磁を行うか、励磁シーケンス通りの励磁を行えば良い。そして、回避すべきは、例えばステップ番号1の次にステップ番号3の励磁が行われるというような、1個飛ばしの励磁が行われることである。そこで、制御部27Cは、運転休止時には励磁を停止すると共に、運転休止時から運転を再開するタイミングで、ステップ移動が行われるように予備励磁を実行させる制御を行う。画像形成装置Sにおいて、運転休止時とは印刷ジョブ間の期間であり、運転再開時とは次の印刷ジョブが開始されるタイミングである。具体的には制御部27Cは、2ステップ分の励磁、例えばステップ番号1の励磁に続いてステップ番号2の励磁を行う。各ステップの励磁時間は50ms程度である。かかる制御によって、ステッピングモーター27における消費電力を軽減することができると共に、脱調を確実に防止することができる。
以上説明した本実施形態の駆動装置(排紙ユニット101)によれば、ピニオンギア28のピニオンギア歯28G(第1ギア歯)の歯数が、ステッピングモーター27の回転子271の1回転当たりのステップ数の約数と一致しない値に設定されている。このため、ステッピングモーター27のステップ角に応じた振動周期と、ピニオンギア28と減速ギア29(被駆動ギア)との噛み合い振動周期とが一致することを抑止でき、共振の発生を防止することができる。また、第1ウエブ295の外周縁は、減速ギア29の第1ギア部293の端縁において第1ギア部293に連結されている。このため、減速ギア29の成型時に、第1ウエブ295と第1ギア部293との間でヒケが発生しても、当該ヒケ部分は第1ギア部293の端縁又はその近傍に存在するので、ピニオンギア歯28Gと減速ギア歯29Gとの噛合に影響を与えない。従って、前記共振の発生、並びに噛み合い率の減少に伴う騒音の発生を抑止できる。
また、金型成形において必須となる抜き勾配としてのテーパが、第1ギア部293の歯筋方向に設けられていても、ピニオンギア歯28G(第1はす歯)と減速ギア歯29G(第2はす歯)とが噛合され、ピニオンギア28から減速ギア29へ回転駆動力が伝達されることにより生じるスラスト力Thによって、減速ギア29をシャフト291に対して揺動させることができる。しかも、前記揺動によって、前記テーパを有する第1ギア部293がピニオンギア28の回転軸27Rと平行となるように姿勢変更するので、ピニオンギア歯28Gと減速ギア歯29Gとの噛合を理想的な噛み合い状態に近付けることが出来る。したがって、駆動装置の振動乃至は騒音を、一層抑制することができる。
従って、ステッピングモーター27及び樹脂材料から形成された被駆動ギア(減速ギア29)を備えた駆動装置(排紙ユニット101)及びこれを用いた画像形成装置Sにおいて、振動乃至は騒音を可及的に抑制することができる。従って、これら装置の静音化を達成できると共に、振動に起因する画質低下のない画像形成装置を提供することができる。
以上、本発明の一実施形態につき詳細に説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。本発明は、例えば以下のような変形実施形態を取ることができる。
(1)上記実施形態では、駆動装置の一例として排紙ユニット101を例示した。駆動装置は、感光体ドラム2a、現像ローラー、一次転写ローラー5aなどを駆動するための駆動装置であっても良い。また、駆動装置の適用装置として画像形成装置Sを例示したが、画像形成装置以外の他の装置に適用される駆動装置であっても良い。
(2)上記実施形態では、第1、第2ギア部293、294と第1、第2ウエブ295、296という2つのギア部及びウエブを有する減速ギア29を、被駆動ギアとして例示した。これに代えて、第2ギア部294及び第2ウエブ296が存在せず、ボス部292から直接第1ウエブ295が延出している形態の減速ギアとしても良い。また、減速機能を有さない他のギアを被駆動ギアとしても良い。
S 画像形成装置
1M,1C,1Y,1Bk 画像形成ユニット
100 本体ハウジング
101 排紙ユニット(駆動装置)
27 ステッピングモーター
27R 回転軸
271 回転子
28 ピニオンギア
28G ピニオンギア歯(第1ギア歯/第1はす歯)
29 減速ギア(被駆動ギア)
29G 減速ギア歯(第2ギア歯/第2はす歯)
291 シャフト
292 ボス部
293 第1ギア部(ギア部)
294 第2ギア部
295 第1ウエブ(ウエブの一部)
296 第2ウエブ(ウエブの一部)

Claims (3)

  1. 所定のステップ角で回転する回転子を備えるステッピングモーターと、
    前記ステッピングモーターの回転子に直結され、第1ギア歯を有するピニオンギアと、
    前記ピニオンギアの回転軸と平行に延びる円柱型のシャフトと、
    全体が樹脂材料で形成され、前記シャフトに挿通される貫通孔を有する円筒体からなるボス部と、前記ボス部の外周に同心で配置される円筒体からなり周面に第2ギア歯を有するギア部と、前記ボス部と前記ギア部とを連結するウエブとを備え、前記ピニオンギアと噛合される被駆動ギアと、を備え、
    前記第1ギア歯の歯数は、前記回転子の1回転当たりのステップ数の約数と一致しない値に設定され、
    前記ウエブの外周縁は、前記ギア部の端縁又はその近傍において前記ギア部に連結されている、駆動装置。
  2. 請求項1に記載の駆動装置において、
    前記被駆動ギアは、金型成形により作成されるものであって、
    前記第1ギア歯は、前記回転軸の延伸方向に対して第1方向に捻れた第1はす歯であり、
    前記第2ギア歯は、前記第1方向と反対の第2方向に捻れた第2はす歯であり、
    前記ボス部の貫通孔は、前記シャフトの外径よりも僅かに大きい内径を有し、
    前記ギア部には、金型成形の際の抜き勾配としてのテーパが付与され、該テーパは、前記ウエブが連結されている側の端縁が径小で他端縁に向けて拡径するテーパであり、
    前記回転子の回転方向と前記第1方向及び第2方向とは、前記第1はす歯と前記第2はす歯と噛合、並びに前記ピニオンギアから前記被駆動ギアへの回転駆動力の伝達により生じるスラスト力によって、前記被駆動ギアが前記貫通孔と前記シャフトとの間のクリアランスに基づいて傾き、これにより前記テーパを有する前記ギア部が前記ピニオンギアの回転軸と平行に姿勢変更するように設定されている、駆動装置。
  3. 請求項1又は2に記載の駆動装置と、
    前記被駆動ギアを通して回転駆動力が与えられる被駆動部材を含み、シートに対して画像形成に関連した処理を施すユニットと、
    を備える画像形成装置。
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