JPH10307506A - カラー画像形成装置 - Google Patents
カラー画像形成装置Info
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- JPH10307506A JPH10307506A JP9117010A JP11701097A JPH10307506A JP H10307506 A JPH10307506 A JP H10307506A JP 9117010 A JP9117010 A JP 9117010A JP 11701097 A JP11701097 A JP 11701097A JP H10307506 A JPH10307506 A JP H10307506A
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- Japan
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- image
- image forming
- color
- gear
- photosensitive drum
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 像形成体の回転速度の変動による像の歪みや
変形が重ね合せる各トナー像の同一の部位に発生させる
ことにより、色ズレのないカラー画像を形成する。 【解決手段】 感光体ドラム10の一回転中に帯電、像
露光及び現像を複数回繰り返し、感光体ドラム10の周
面に複数のトナー像を重ね合わせてカラートナー像を形
成するカラー画像形成装置において、感光体ドラム10
に一体に設けられた歯車G1と、駆動源に接続し歯車G
1に噛合して感光体ドラム10を駆動させる駆動歯車G
2とを有し、駆動歯車G2の1回転する歯数が、複数の
像露光手段12(Y,M,C,K)による感光体ドラム
10上の像露光位置間の歯車の歯数の整数倍であり、且
つ、複数の像露光手段12(Y,M,C,K)による感
光体ドラム10上の像露光位置間が、像露光手段12
(Y,M,C,K)の副走査方向のライン幅の整数倍で
あり、更に、パルスモータ30により駆動回転される感
光体ドラム10上の距離単位の整数倍が、副走査方向の
1ラインに相当するように構成したカラー画像形成装
置。
変形が重ね合せる各トナー像の同一の部位に発生させる
ことにより、色ズレのないカラー画像を形成する。 【解決手段】 感光体ドラム10の一回転中に帯電、像
露光及び現像を複数回繰り返し、感光体ドラム10の周
面に複数のトナー像を重ね合わせてカラートナー像を形
成するカラー画像形成装置において、感光体ドラム10
に一体に設けられた歯車G1と、駆動源に接続し歯車G
1に噛合して感光体ドラム10を駆動させる駆動歯車G
2とを有し、駆動歯車G2の1回転する歯数が、複数の
像露光手段12(Y,M,C,K)による感光体ドラム
10上の像露光位置間の歯車の歯数の整数倍であり、且
つ、複数の像露光手段12(Y,M,C,K)による感
光体ドラム10上の像露光位置間が、像露光手段12
(Y,M,C,K)の副走査方向のライン幅の整数倍で
あり、更に、パルスモータ30により駆動回転される感
光体ドラム10上の距離単位の整数倍が、副走査方向の
1ラインに相当するように構成したカラー画像形成装
置。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ドラム状もしくは
ベルト状の像形成体の周面に複数の帯電、像露光並びに
現像手段を配置して像形成体の一回転中にトナーを像形
成体上に重ね合わせて形成する電子写真方式のカラー画
像形成装置に関する。
ベルト状の像形成体の周面に複数の帯電、像露光並びに
現像手段を配置して像形成体の一回転中にトナーを像形
成体上に重ね合わせて形成する電子写真方式のカラー画
像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】多色のカラー画像を形成する方法として
は、(A)画像を必要な色と同数の感光体,帯電器,現
像器等を備え、それぞれ感光体に形成した単色のトナー
像を中間転写体又は転写材等の上で重ね合わせてカラー
画像とする装置、(B)1つの感光体を複数回転させて
各色毎の帯電,像露光ならびに現像を繰り返してカラー
画像を形成する装置、(C)同じく1つの感光体の一回
転以内に各色毎の帯電,像露光ならびに現像を順次行っ
てカラー画像を形成する装置等が知られている。
は、(A)画像を必要な色と同数の感光体,帯電器,現
像器等を備え、それぞれ感光体に形成した単色のトナー
像を中間転写体又は転写材等の上で重ね合わせてカラー
画像とする装置、(B)1つの感光体を複数回転させて
各色毎の帯電,像露光ならびに現像を繰り返してカラー
画像を形成する装置、(C)同じく1つの感光体の一回
転以内に各色毎の帯電,像露光ならびに現像を順次行っ
てカラー画像を形成する装置等が知られている。
【0003】しかし、前記の装置(A)は複数の感光体
や中間転写体を要するため装置の容積が大型化する欠点
があり、装置(B)は帯電手段、像露光手段や感光体が
一つだけであるので容積は小型化されるものの、形成さ
れる画像のサイズが感光体の表面積以下に限定されると
云う制約がある。
や中間転写体を要するため装置の容積が大型化する欠点
があり、装置(B)は帯電手段、像露光手段や感光体が
一つだけであるので容積は小型化されるものの、形成さ
れる画像のサイズが感光体の表面積以下に限定されると
云う制約がある。
【0004】これに対し装置(C)は画像サイズに制約
がなくかつ高速の画像形成が実現出来ると云う点で優れ
ている。
がなくかつ高速の画像形成が実現出来ると云う点で優れ
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、装置
(C)においては、像形成体にモータの駆動力を伝達す
る駆動側の歯車にピッチムラや噛合い深さのバラツキ等
があると、たとえモータが定速回転しても伝達速度が周
期的に変化して像形成体の周速度のムラとなり、そのた
め重ね合わせる画像のレジストレーションが変動して、
色ズレを起こし、画質が著しく低下すると云う問題があ
る。
(C)においては、像形成体にモータの駆動力を伝達す
る駆動側の歯車にピッチムラや噛合い深さのバラツキ等
があると、たとえモータが定速回転しても伝達速度が周
期的に変化して像形成体の周速度のムラとなり、そのた
め重ね合わせる画像のレジストレーションが変動して、
色ズレを起こし、画質が著しく低下すると云う問題があ
る。
【0006】本発明はこの点を解決して改良した結果、
駆動側の歯車による伝達速度が周期的に変化することが
あっても画像の重ね合わせが精度良く行われ色ズレのな
い高品質の画像を記録することの出来るカラー画像形成
装置の提供を目的としたものである。
駆動側の歯車による伝達速度が周期的に変化することが
あっても画像の重ね合わせが精度良く行われ色ズレのな
い高品質の画像を記録することの出来るカラー画像形成
装置の提供を目的としたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的は、像形成体に
対して、帯電手段、像露光手段、現像手段とから成る画
像形成ユニットを複数組配設し、前記像形成体の一回転
中に帯電、像露光及び現像を複数回繰り返し、前記像形
成体の周面に複数のトナー像を重ね合わせてカラートナ
ー像を形成するカラー画像形成装置において、前記像
形成体に一体に設けられた歯車と、駆動源に接続し前記
歯車に噛合して前記像形成体を駆動させる駆動歯車とを
有し、前記駆動歯車の1回転する歯数が、前記複数の
像露光手段による像形成体上の像露光位置間の歯車の歯
数の整数倍であり、且つ、前記複数の像露光手段によ
る像形成体上の像露光位置間が、前記像露光手段の副走
査方向のライン幅の整数倍であり、更に、前記駆動源
がパルスモータであり、該パルスモータにより駆動回転
される像形成体上の距離単位の整数倍が、前記副走査方
向の1ラインに相当することを特徴とするカラー画像形
成装置によって達成される。
対して、帯電手段、像露光手段、現像手段とから成る画
像形成ユニットを複数組配設し、前記像形成体の一回転
中に帯電、像露光及び現像を複数回繰り返し、前記像形
成体の周面に複数のトナー像を重ね合わせてカラートナ
ー像を形成するカラー画像形成装置において、前記像
形成体に一体に設けられた歯車と、駆動源に接続し前記
歯車に噛合して前記像形成体を駆動させる駆動歯車とを
有し、前記駆動歯車の1回転する歯数が、前記複数の
像露光手段による像形成体上の像露光位置間の歯車の歯
数の整数倍であり、且つ、前記複数の像露光手段によ
る像形成体上の像露光位置間が、前記像露光手段の副走
査方向のライン幅の整数倍であり、更に、前記駆動源
がパルスモータであり、該パルスモータにより駆動回転
される像形成体上の距離単位の整数倍が、前記副走査方
向の1ラインに相当することを特徴とするカラー画像形
成装置によって達成される。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて詳細に説明する。
図面に基づいて詳細に説明する。
【0009】(第1の実施の形態)本発明のカラー画像
形成装置の第1の実施の形態を図1〜図3により説明す
る。図1はカラー画像形成装置の一実施の形態を示す断
面構成図である。
形成装置の第1の実施の形態を図1〜図3により説明す
る。図1はカラー画像形成装置の一実施の形態を示す断
面構成図である。
【0010】ドラム状の像形成体である感光体ドラム1
0は、例えば、透明アクリル樹脂の透明部材によって形
成される円筒状の透明樹脂基体を内側に設け、透明の導
電層及び有機感光体層(OPC)を該基体の外周に形成
したものであり、接地された状態で図1の矢印で示す方
向に回転される。
0は、例えば、透明アクリル樹脂の透明部材によって形
成される円筒状の透明樹脂基体を内側に設け、透明の導
電層及び有機感光体層(OPC)を該基体の外周に形成
したものであり、接地された状態で図1の矢印で示す方
向に回転される。
【0011】本実施形態では、感光体ドラムの光導電体
層において適切なコントラストを付与できる露光光量を
有していればよい。従って、本実施形態における感光体
ドラムの透明樹脂基体の光透過率は、100%である必
要はなく、露光ビームの透過時にある程度の光が吸収さ
れるような特性であっても構わない。透光性基体の素材
としては、アクリル樹脂、特にメタクリル酸メチルエス
テルモノマーを用い重合したものが、透明性、強度、精
度、表面性等において優れており好ましく用いられる
が、その他一般光学部材などに使用されるフッ素、ポリ
エステル、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレ
ート、などの各種透光性樹脂が使用可能である。また、
露光光に対し透光性を有していれば、着色していてもよ
い。これらの樹脂の屈折率はほぼ1.5である。透光性
導電層の成膜法としては、真空蒸着法、活性反応蒸着
法、各種スパッタリング法、各種CVD法を用いて、イ
ンジウム錫酸化物(ITO)、アルミナ、酸化錫、酸化
鉛、酸化インジウム、ヨウ化銅や、Au、Ag、Ni、
Al等からなる透光性を維持した薄膜が用いられたり、
浸漬塗工法、スプレー塗布法等を用いて上記金属の微粒
子とバインダー樹脂とからなる導電性樹脂等が用いられ
る。また、光導電体層としては、各種有機感光体層(O
PC)が使用可能である。
層において適切なコントラストを付与できる露光光量を
有していればよい。従って、本実施形態における感光体
ドラムの透明樹脂基体の光透過率は、100%である必
要はなく、露光ビームの透過時にある程度の光が吸収さ
れるような特性であっても構わない。透光性基体の素材
としては、アクリル樹脂、特にメタクリル酸メチルエス
テルモノマーを用い重合したものが、透明性、強度、精
度、表面性等において優れており好ましく用いられる
が、その他一般光学部材などに使用されるフッ素、ポリ
エステル、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレ
ート、などの各種透光性樹脂が使用可能である。また、
露光光に対し透光性を有していれば、着色していてもよ
い。これらの樹脂の屈折率はほぼ1.5である。透光性
導電層の成膜法としては、真空蒸着法、活性反応蒸着
法、各種スパッタリング法、各種CVD法を用いて、イ
ンジウム錫酸化物(ITO)、アルミナ、酸化錫、酸化
鉛、酸化インジウム、ヨウ化銅や、Au、Ag、Ni、
Al等からなる透光性を維持した薄膜が用いられたり、
浸漬塗工法、スプレー塗布法等を用いて上記金属の微粒
子とバインダー樹脂とからなる導電性樹脂等が用いられ
る。また、光導電体層としては、各種有機感光体層(O
PC)が使用可能である。
【0012】図1において、感光体ドラム10は、接地
されて反時計方向に駆動回転される。
されて反時計方向に駆動回転される。
【0013】本発明に係わるカラー画像形成装置は、像
形成体10の周囲に、帯電手段、像露光手段、現像手段
とから成る画像形成ユニットを複数組(図示4組)配設
したものである。
形成体10の周囲に、帯電手段、像露光手段、現像手段
とから成る画像形成ユニットを複数組(図示4組)配設
したものである。
【0014】11Y,11M,11C,11Kはスコロ
トロン帯電器(以下、帯電器11(Y,M,C,K)と
いう)で、感光体ドラム10の前述した有機感光体層に
対し所定の電位に保持されたグリッドと放電ワイヤによ
るコロナ放電とによって帯電作用を行い、感光体ドラム
10に対し一様な電位を与える。
トロン帯電器(以下、帯電器11(Y,M,C,K)と
いう)で、感光体ドラム10の前述した有機感光体層に
対し所定の電位に保持されたグリッドと放電ワイヤによ
るコロナ放電とによって帯電作用を行い、感光体ドラム
10に対し一様な電位を与える。
【0015】12Y,12M,12C,12Kは、画像
信号に基づいた像露光を行う像露光手段(以下、露光光
学系12(Y,M,C,K)という)で、感光体ドラム
10の軸方向に配列したLEDと等倍結像系であるセル
フォックレンズとから構成される露光光学系で、別体の
画像読み取り装置によって読み取られた各色の画像信号
がメモリより順次取り出されて前記の各露光光学系12
にそれぞれ電気信号として入力され、感光体ドラム10
の回転(副走査)によって潜像を形成する。各露光光学
系12(Y,M,C,K)は何れも光学系支持手段とし
て設けた支持部材120に取り付けられて前記感光体ド
ラム10の基体内部に収容される。
信号に基づいた像露光を行う像露光手段(以下、露光光
学系12(Y,M,C,K)という)で、感光体ドラム
10の軸方向に配列したLEDと等倍結像系であるセル
フォックレンズとから構成される露光光学系で、別体の
画像読み取り装置によって読み取られた各色の画像信号
がメモリより順次取り出されて前記の各露光光学系12
にそれぞれ電気信号として入力され、感光体ドラム10
の回転(副走査)によって潜像を形成する。各露光光学
系12(Y,M,C,K)は何れも光学系支持手段とし
て設けた支持部材120に取り付けられて前記感光体ド
ラム10の基体内部に収容される。
【0016】13Y,13M,13C,13Kは、イエ
ロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C)及び黒色
(K)の各現像剤を収容する現像手段(以下、現像器1
3(Y,M,C,K)という)で、それぞれ感光体ドラ
ム10の周面に対し所定の間隙を保って回転する現像ス
リーブ130を備えている。
ロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C)及び黒色
(K)の各現像剤を収容する現像手段(以下、現像器1
3(Y,M,C,K)という)で、それぞれ感光体ドラ
ム10の周面に対し所定の間隙を保って回転する現像ス
リーブ130を備えている。
【0017】前記の各現像器13(Y,M,C,K)
は、前述した帯電器11(Y,M,C,K)による帯
電,露光光学系12(Y,M,C,K)による像露光に
よって形成される感光体ドラム10上の静電潜像を現像
バイアス電圧の印加により非接触の状態で反転現像す
る。
は、前述した帯電器11(Y,M,C,K)による帯
電,露光光学系12(Y,M,C,K)による像露光に
よって形成される感光体ドラム10上の静電潜像を現像
バイアス電圧の印加により非接触の状態で反転現像す
る。
【0018】原稿画像は本装置とは別体の画像読み取り
装置において、撮像素子により読み取られた画像或いは
コンピュータで編集された画像を、Y,M,C及びKの
各色別の画像信号として一旦メモリに記憶し格納され
る。
装置において、撮像素子により読み取られた画像或いは
コンピュータで編集された画像を、Y,M,C及びKの
各色別の画像信号として一旦メモリに記憶し格納され
る。
【0019】画像記録のスタート後、感光体駆動モータ
の始動により、感光体ドラム10は反時計方向(図示矢
方向)へと回転し、同時に帯電器11Yの帯電作用によ
り感光体ドラム10に電位の付与が開始される。
の始動により、感光体ドラム10は反時計方向(図示矢
方向)へと回転し、同時に帯電器11Yの帯電作用によ
り感光体ドラム10に電位の付与が開始される。
【0020】感光体ドラム10は電位を付与されたあ
と、前記の露光光学系12Yにおいて第1の色信号即ち
イエロー(Y)の画像信号に対応する電気信号による露
光が開始されドラムの回転走査によってその表面の感光
層に原稿画像のイエロー(Y)の画像に対応する静電潜
像を形成する。
と、前記の露光光学系12Yにおいて第1の色信号即ち
イエロー(Y)の画像信号に対応する電気信号による露
光が開始されドラムの回転走査によってその表面の感光
層に原稿画像のイエロー(Y)の画像に対応する静電潜
像を形成する。
【0021】前記の潜像は現像器13Yにより現像スリ
ーブ上の現像剤が非接触の状態で反転現像され感光体ド
ラム10の回転に応じイエロー(Y)のトナー像が形成
される。
ーブ上の現像剤が非接触の状態で反転現像され感光体ド
ラム10の回転に応じイエロー(Y)のトナー像が形成
される。
【0022】次いで感光体ドラム10は前記イエロー
(Y)のトナー像の上に更に帯電器11Mの帯電作用に
より電位を付与され、露光光学系12Mの第2の色信号
即ちマゼンタ(M)の画像信号に対応する電気信号によ
る露光が行われ、現像器13Mによる非接触の反転現像
によって前記のイエロー(Y)のトナー像の上にマゼン
タ(M)のトナー像が順次重ね合わせて形成していく。
(Y)のトナー像の上に更に帯電器11Mの帯電作用に
より電位を付与され、露光光学系12Mの第2の色信号
即ちマゼンタ(M)の画像信号に対応する電気信号によ
る露光が行われ、現像器13Mによる非接触の反転現像
によって前記のイエロー(Y)のトナー像の上にマゼン
タ(M)のトナー像が順次重ね合わせて形成していく。
【0023】同様のプロセスにより帯電器11C、露光
光学系12C及び現像器13Cによって更に第3の色信
号に対応するシアン(C)のトナー像が、また帯電器1
1(K)、露光光学系12K及び現像器13Kによって
第4の色信号に対応する黒色(K)のトナー像が順次重
ね合わせて形成され、感光体ドラム10の一回転以内に
その周面上にカラーのトナー像が形成される。
光学系12C及び現像器13Cによって更に第3の色信
号に対応するシアン(C)のトナー像が、また帯電器1
1(K)、露光光学系12K及び現像器13Kによって
第4の色信号に対応する黒色(K)のトナー像が順次重
ね合わせて形成され、感光体ドラム10の一回転以内に
その周面上にカラーのトナー像が形成される。
【0024】これ等各露光光学系による感光体ドラム1
0の有機感光層に対する露光はドラムの内部より前述し
た露光波長に対し透明の基体を通して行われる。従って
第2,第3及び第4の色信号に対応する画像の露光は何
れも先に形成されたトナー像の影響を全く受けることな
く行われ、第1の色信号に対応する画像と同等の静電潜
像を形成することが可能となる。なお各露光光学系12
の発熱による感光体ドラム10内の温度の安定化及び温
度上昇の防止は、前記支持部材120に熱伝導性の良好
な材料を用い、低温の場合はヒータを用い、高温の場合
はヒートパイプを介して外部に放熱する等の措置を講ず
ることにより支障のない程度迄抑制することができる。
また、各現像器13(Y,M,C,K)による現像作用
に際しては、それぞれ現像スリーブ131に対し直流或
いは更に交流を加えた現像バイアスが印加され、現像器
13(Y,M,C,K)に収容された一成分或いは二成
分現像剤による非接触現像が行われて、透明電導層を接
地する感光体ドラム10に対して非接触の反転現像が行
われるようになっている。
0の有機感光層に対する露光はドラムの内部より前述し
た露光波長に対し透明の基体を通して行われる。従って
第2,第3及び第4の色信号に対応する画像の露光は何
れも先に形成されたトナー像の影響を全く受けることな
く行われ、第1の色信号に対応する画像と同等の静電潜
像を形成することが可能となる。なお各露光光学系12
の発熱による感光体ドラム10内の温度の安定化及び温
度上昇の防止は、前記支持部材120に熱伝導性の良好
な材料を用い、低温の場合はヒータを用い、高温の場合
はヒートパイプを介して外部に放熱する等の措置を講ず
ることにより支障のない程度迄抑制することができる。
また、各現像器13(Y,M,C,K)による現像作用
に際しては、それぞれ現像スリーブ131に対し直流或
いは更に交流を加えた現像バイアスが印加され、現像器
13(Y,M,C,K)に収容された一成分或いは二成
分現像剤による非接触現像が行われて、透明電導層を接
地する感光体ドラム10に対して非接触の反転現像が行
われるようになっている。
【0025】感光体ドラム10の内面から像露光を行う
ために、現像順はトナーの透光性と無関係に行うことが
できる。例えば、K→Y→M→C、K→M→C→Y、K
→C→M→Y等の順を選定することも可能である。
ために、現像順はトナーの透光性と無関係に行うことが
できる。例えば、K→Y→M→C、K→M→C→Y、K
→C→M→Y等の順を選定することも可能である。
【0026】感光体ドラム10の周面上に形成されたカ
ラーのトナー像は一旦中間転写手段として設けた中間転
写ベルト14の周面に転写される。
ラーのトナー像は一旦中間転写手段として設けた中間転
写ベルト14の周面に転写される。
【0027】中間転写ベルト14は厚さ0.5〜2.0
mmの無端状のゴムベルトで、シリコンゴム或いはウレ
タンゴムの108〜1012Ω・cmの抵抗値をもつ半導
電性基体と、ゴムの基体の外側にトナーフィルミング防
止層として厚さ5〜50μmのフッ素コーティングを行
った2層構成とされる。この層も同様な半導電性が好ま
しい。ゴムベルト基体の代わりに厚さ0.1〜0.5m
mの半導電性のポリエステルやポリスチレン、ポリエチ
レン、ポリエチレンテレフタレート等を使用することも
できる。中間転写ベルト14がローラ141,142,
143及び144の間に張架され、ローラ144に伝達
される動力により感光体ドラム10の周速度に同期して
時計方向に循環して搬送される。
mmの無端状のゴムベルトで、シリコンゴム或いはウレ
タンゴムの108〜1012Ω・cmの抵抗値をもつ半導
電性基体と、ゴムの基体の外側にトナーフィルミング防
止層として厚さ5〜50μmのフッ素コーティングを行
った2層構成とされる。この層も同様な半導電性が好ま
しい。ゴムベルト基体の代わりに厚さ0.1〜0.5m
mの半導電性のポリエステルやポリスチレン、ポリエチ
レン、ポリエチレンテレフタレート等を使用することも
できる。中間転写ベルト14がローラ141,142,
143及び144の間に張架され、ローラ144に伝達
される動力により感光体ドラム10の周速度に同期して
時計方向に循環して搬送される。
【0028】中間転写ベルト14にはローラ141とロ
ーラ142の間のベルト面を感光体ドラム10の周面に
接し、一方ローラ143外周のベルト面を転写部材であ
る転写ローラ15に接していて、それぞれの接触位置に
おいてトナー像の転写域を形成している。
ーラ142の間のベルト面を感光体ドラム10の周面に
接し、一方ローラ143外周のベルト面を転写部材であ
る転写ローラ15に接していて、それぞれの接触位置に
おいてトナー像の転写域を形成している。
【0029】感光体ドラム10周面に付着した状態にあ
る複数色から成るカラートナー像は、先ず前記の中間転
写ベルト14との間の接触位置においてローラ142へ
のトナーと反対極性のバイアス電圧の印加により順次中
間転写ベルト14の周面側に転写される。即ち、感光体
ドラム10上のカラートナー像は、接地したローラ14
1の案内によりトナーを散らすことなく転写域へと搬送
され、ローラ142に対する1〜2kVのバイアス電圧
の印加によって中間転写ベルト14側に効率良く転写さ
れる。
る複数色から成るカラートナー像は、先ず前記の中間転
写ベルト14との間の接触位置においてローラ142へ
のトナーと反対極性のバイアス電圧の印加により順次中
間転写ベルト14の周面側に転写される。即ち、感光体
ドラム10上のカラートナー像は、接地したローラ14
1の案内によりトナーを散らすことなく転写域へと搬送
され、ローラ142に対する1〜2kVのバイアス電圧
の印加によって中間転写ベルト14側に効率良く転写さ
れる。
【0030】感光体ドラム10にはクリーニング装置1
6が、中間転写ベルト14にはクリーニング装置17が
圧接し、それぞれの備えるブレードが常時圧接されてい
て、残留した付着トナーの除去がなされて周面は常に清
浄な状態に保たれている。
6が、中間転写ベルト14にはクリーニング装置17が
圧接し、それぞれの備えるブレードが常時圧接されてい
て、残留した付着トナーの除去がなされて周面は常に清
浄な状態に保たれている。
【0031】一方、給紙カセット(図示せず)の給紙ロ
ーラ21の作動により転写紙Pが搬出されてタイミング
ローラ22に給送され、中間転写ベルト14上のカラー
トナー像の搬送に同期して転写ローラ15の転写域へと
給紙される。
ーラ21の作動により転写紙Pが搬出されてタイミング
ローラ22に給送され、中間転写ベルト14上のカラー
トナー像の搬送に同期して転写ローラ15の転写域へと
給紙される。
【0032】転写ローラ15は前記中間転写ベルト14
の周速度に同期して反時計方向に回動されていて、給紙
された転写紙Pは転写ローラ15と前記の接地状態にあ
るローラ143の間のニップ部の形成する転写域におい
て中間転写ベルト14上のカラートナー像に密着され転
写ローラ15への1〜2kVのトナーと反対極性のバイ
アス電圧の印加により順次カラートナー像は転写紙P上
に転写される。
の周速度に同期して反時計方向に回動されていて、給紙
された転写紙Pは転写ローラ15と前記の接地状態にあ
るローラ143の間のニップ部の形成する転写域におい
て中間転写ベルト14上のカラートナー像に密着され転
写ローラ15への1〜2kVのトナーと反対極性のバイ
アス電圧の印加により順次カラートナー像は転写紙P上
に転写される。
【0033】カラートナー像の転写を受けた転写紙Pは
除電され、搬送板23を介して定着装置24に搬送さ
れ、熱ローラ24Aと圧着ローラ24Bとの間に挟着搬
送して加熱され、トナーを溶着して定着がなされたのち
排紙ローラ25を介して装置外部に排出される。
除電され、搬送板23を介して定着装置24に搬送さ
れ、熱ローラ24Aと圧着ローラ24Bとの間に挟着搬
送して加熱され、トナーを溶着して定着がなされたのち
排紙ローラ25を介して装置外部に排出される。
【0034】図2は、感光体ドラム10と露光光学系1
2(Y,M,C,K)の断面図である。
2(Y,M,C,K)の断面図である。
【0035】ドラム状の感光体ドラム10は、透明の導
電層及び有機感光体層(OPC)を外周に形成し、画像
形成領域よりも回転軸方向に長い円筒状の透明基体10
1と、該透明基体101の両側端面に係合するフランジ
部材102,103とから成り、一体化されている。フ
ランジ部材102,103は、装置の固定側板1A,1
B間に架設したドラム軸104に軸受部材105、10
6を介して回動自在に支持されている。
電層及び有機感光体層(OPC)を外周に形成し、画像
形成領域よりも回転軸方向に長い円筒状の透明基体10
1と、該透明基体101の両側端面に係合するフランジ
部材102,103とから成り、一体化されている。フ
ランジ部材102,103は、装置の固定側板1A,1
B間に架設したドラム軸104に軸受部材105、10
6を介して回動自在に支持されている。
【0036】前記のフランジ部材102は、大歯車G1
を一体に形成している。大歯車G1は、装置本体側の駆
動歯車G2に噛合し、本体側の動力により所定の方向へ
と駆動回転される。
を一体に形成している。大歯車G1は、装置本体側の駆
動歯車G2に噛合し、本体側の動力により所定の方向へ
と駆動回転される。
【0037】本発明のカラー画像形成装置は、図1に示
すように、感光体ドラム10の右側周面に面して現像器
13Yと現像器13Mを配置し、感光体ドラム10の左
側周面に面して現像器13Cと13Kを配置し、感光体
ドラム10の下方にクリーニング装置16と中間転写ベ
ルト14を配置したものである。これにより感光体ドラ
ム10の左側周面に現像器13Yと13Mを、右側周面
に現像器13Cと13Kを互いに対称の位置にバランス
良く配置して操作やメンテナンスの条件を良くすること
が出来る。また、給紙部から定着装置24に至る記録紙
の給紙経路を画像形成部の下方に移設する構成により、
感光体ドラム10の画像の転写領域を縮小して、感光体
ドラム10を小径化することが出来る。
すように、感光体ドラム10の右側周面に面して現像器
13Yと現像器13Mを配置し、感光体ドラム10の左
側周面に面して現像器13Cと13Kを配置し、感光体
ドラム10の下方にクリーニング装置16と中間転写ベ
ルト14を配置したものである。これにより感光体ドラ
ム10の左側周面に現像器13Yと13Mを、右側周面
に現像器13Cと13Kを互いに対称の位置にバランス
良く配置して操作やメンテナンスの条件を良くすること
が出来る。また、給紙部から定着装置24に至る記録紙
の給紙経路を画像形成部の下方に移設する構成により、
感光体ドラム10の画像の転写領域を縮小して、感光体
ドラム10を小径化することが出来る。
【0038】図3は図2に示す露光光学系12(Y,
M,C,K)と感光体ドラム10のA−A断面図を示
す。
M,C,K)と感光体ドラム10のA−A断面図を示
す。
【0039】図3に示すように各露光光学系12(Y,
M,C,K)の中心角に対応する大歯車G1(全周の歯
数Z1)の歯数Z3,Z4が駆動歯車G2の歯数Z2に
対し同じあるいは整数倍(M倍)となるように各歯数構
成ならびに各露光光学系12(Y,M,C,K)の感光
体ドラム10に対する中心角α,βを設定する。
M,C,K)の中心角に対応する大歯車G1(全周の歯
数Z1)の歯数Z3,Z4が駆動歯車G2の歯数Z2に
対し同じあるいは整数倍(M倍)となるように各歯数構
成ならびに各露光光学系12(Y,M,C,K)の感光
体ドラム10に対する中心角α,βを設定する。
【0040】従って駆動歯車G2は構成する歯形の一部
にピッチムラや偏心があって像露光に際し感光体ドラム
10に回転方向、すなわち画像走査における副走査の方
向の送りムラを起こし、形成される各潜像に周期的な像
の歪みや走査線上でのピッチムラを生ずることがあって
も、それ等の歪みやピッチムラは各潜像画面上の同一の
位置に発生されるので各潜像は正確に重ね合わされる。
にピッチムラや偏心があって像露光に際し感光体ドラム
10に回転方向、すなわち画像走査における副走査の方
向の送りムラを起こし、形成される各潜像に周期的な像
の歪みや走査線上でのピッチムラを生ずることがあって
も、それ等の歪みやピッチムラは各潜像画面上の同一の
位置に発生されるので各潜像は正確に重ね合わされる。
【0041】その結果、現像によって形成される各トナ
ー像は、像の歪みや走査線上でのピッチムラの部分にお
いても正常な部分におけると同様、色の重ね合わせが正
確に行われるので、色ズレや色ムラのない高品質のカラ
ー画像を提供することが出来る。
ー像は、像の歪みや走査線上でのピッチムラの部分にお
いても正常な部分におけると同様、色の重ね合わせが正
確に行われるので、色ズレや色ムラのない高品質のカラ
ー画像を提供することが出来る。
【0042】この実施の形態では、各露光光学系12
(Y,M,C,K)は、現像器13(Y,M,C,K)
の図示の左右対称配設位置に対応して、感光体ドラム1
0の回転中心に対し露光光学系12Yと12Mならびに
12Cと12Kがそれぞれ同じ中心角αをなす位置に配
置される。露光光学系12Mと12C間の中心角βは、
駆動歯車G2のピッチ円の周長の整数倍(M倍)の長さ
と等しい長さの大歯車G1のピッチ円孤の中心角であっ
て、前記中心角αと1:2、2:3または3:4等の比
例関係に設定することも可能である。
(Y,M,C,K)は、現像器13(Y,M,C,K)
の図示の左右対称配設位置に対応して、感光体ドラム1
0の回転中心に対し露光光学系12Yと12Mならびに
12Cと12Kがそれぞれ同じ中心角αをなす位置に配
置される。露光光学系12Mと12C間の中心角βは、
駆動歯車G2のピッチ円の周長の整数倍(M倍)の長さ
と等しい長さの大歯車G1のピッチ円孤の中心角であっ
て、前記中心角αと1:2、2:3または3:4等の比
例関係に設定することも可能である。
【0043】(第2の実施の形態)図4及び図5は、本
発明のカラー画像形成装置の第2の実施の形態を示す。
図4はカラー画像形成装置の断面構成図である。
発明のカラー画像形成装置の第2の実施の形態を示す。
図4はカラー画像形成装置の断面構成図である。
【0044】感光体ドラム10の基体を透明部材によっ
て形成して、各露光光学系12(Y,M,C,K)を透
明基体の内周面に面して配置し、感光体ドラム10の内
部より基体を透して像露光を行うように構成したカラー
画像形成装置を示したもので、機能を同じくする部材に
ついては先に示した装置の部材と同じ符号によって表示
している。また、前記の第1の実施の形態と異なる点を
説明する。
て形成して、各露光光学系12(Y,M,C,K)を透
明基体の内周面に面して配置し、感光体ドラム10の内
部より基体を透して像露光を行うように構成したカラー
画像形成装置を示したもので、機能を同じくする部材に
ついては先に示した装置の部材と同じ符号によって表示
している。また、前記の第1の実施の形態と異なる点を
説明する。
【0045】本装置に使用される感光体ドラム10、帯
電器11(Y,M,C,K)、露光光学系12(Y,
M,C,K)、現像器13(Y,M,C,K)、クリー
ニング装置16、定着装置24、排紙ローラ25は、前
記第1の実施の形態と同じ機能を有し、本装置による画
像の形成、記録についても先に示した装置と同様のプロ
セスによって行われる。即ち、感光体ドラム10の一回
転以内にその周面上にカラーのトナー像が形成され、感
光体ドラム10の周面上に形成されたカラーのトナー像
は、転写器26において給紙カセット20より搬送され
給紙ローラ21、タイミングローラ22の駆動によって
同期して給紙される転写材である転写紙Pに転写され
る。トナー像の転写を受けた転写紙Pは、除電器27に
おいて帯電の除去を受けて感光体ドラム10の周面より
分離し、搬送ベルト28を経て定着装置24においてト
ナーを溶着したのち、排紙ローラ25を介して装置上部
のトレイ上に排出される。
電器11(Y,M,C,K)、露光光学系12(Y,
M,C,K)、現像器13(Y,M,C,K)、クリー
ニング装置16、定着装置24、排紙ローラ25は、前
記第1の実施の形態と同じ機能を有し、本装置による画
像の形成、記録についても先に示した装置と同様のプロ
セスによって行われる。即ち、感光体ドラム10の一回
転以内にその周面上にカラーのトナー像が形成され、感
光体ドラム10の周面上に形成されたカラーのトナー像
は、転写器26において給紙カセット20より搬送され
給紙ローラ21、タイミングローラ22の駆動によって
同期して給紙される転写材である転写紙Pに転写され
る。トナー像の転写を受けた転写紙Pは、除電器27に
おいて帯電の除去を受けて感光体ドラム10の周面より
分離し、搬送ベルト28を経て定着装置24においてト
ナーを溶着したのち、排紙ローラ25を介して装置上部
のトレイ上に排出される。
【0046】図5は露光光学系12(Y,M,C,K)
と感光体ドラム10の断面図を示す。
と感光体ドラム10の断面図を示す。
【0047】この実施の形態では、各露光光学系12
(Y,M,C,K)は、現像器13(Y,M,C,K)
の配設位置に対応して、感光体ドラム10の回転中心に
対し露光光学系12Mと12C、12Mと12C、K1
2Cと12Kがそれぞれ同じ中心角γをなす位置に配置
される。このように露光光学系12(Y,M,C,K)
を配置することにより、図5に示すように、大歯車G1
の歯数をZ1、駆動歯車G2の歯数をZ2、各露光光学
系12(Y,M,C,K)のなす中心角γに対応する大
歯車G1の歯数をZ5とした場合、大歯車G1の歯数Z
1を駆動歯車G2の歯数Z2の整数倍(M倍)とした上
で、さらに前記の歯数Z5が駆動歯車G2の歯数Z2に
対し同じあるいは整数倍となるように各歯数構成ならび
に各露光光学系12(Y,M,C,K)の感光体ドラム
10に対する中心角γの値を設定することが可能とな
る。
(Y,M,C,K)は、現像器13(Y,M,C,K)
の配設位置に対応して、感光体ドラム10の回転中心に
対し露光光学系12Mと12C、12Mと12C、K1
2Cと12Kがそれぞれ同じ中心角γをなす位置に配置
される。このように露光光学系12(Y,M,C,K)
を配置することにより、図5に示すように、大歯車G1
の歯数をZ1、駆動歯車G2の歯数をZ2、各露光光学
系12(Y,M,C,K)のなす中心角γに対応する大
歯車G1の歯数をZ5とした場合、大歯車G1の歯数Z
1を駆動歯車G2の歯数Z2の整数倍(M倍)とした上
で、さらに前記の歯数Z5が駆動歯車G2の歯数Z2に
対し同じあるいは整数倍となるように各歯数構成ならび
に各露光光学系12(Y,M,C,K)の感光体ドラム
10に対する中心角γの値を設定することが可能とな
る。
【0048】従って、駆動歯車G2は構成する歯形の一
部にピッチムラや偏心があって像露光に際し、感光体ド
ラム10に回転方向すなわち画像走査における副走査の
方向の送りムラを起し、形成される各潜像に周期的な像
の歪みや走査線上でのピッチムラを生ずることがあって
も、それ等の歪みやピッチムラは各潜像画面上の同一の
位置に発生されるので各潜像は正確に重ね合される。
部にピッチムラや偏心があって像露光に際し、感光体ド
ラム10に回転方向すなわち画像走査における副走査の
方向の送りムラを起し、形成される各潜像に周期的な像
の歪みや走査線上でのピッチムラを生ずることがあって
も、それ等の歪みやピッチムラは各潜像画面上の同一の
位置に発生されるので各潜像は正確に重ね合される。
【0049】その結果現像によって形成される各トナー
像は、像の歪みや走査線上でのピッチムラの部分におい
ても正常な部分におけると同様、色の重ね合わせが正確
に行われるので、色ズレや色ムラのない高品質のカラー
画像を提供することが出来ることとなる。
像は、像の歪みや走査線上でのピッチムラの部分におい
ても正常な部分におけると同様、色の重ね合わせが正確
に行われるので、色ズレや色ムラのない高品質のカラー
画像を提供することが出来ることとなる。
【0050】さらに前記の歯数Z1が歯数Z2の整数倍
(M倍)であることから送りムラがあってもその発生位
置は感光体ドラム10の回転周期の位相を同じくする位
置に特定されることとなり、重ね合わされた画像として
その影響はあらわれない。
(M倍)であることから送りムラがあってもその発生位
置は感光体ドラム10の回転周期の位相を同じくする位
置に特定されることとなり、重ね合わされた画像として
その影響はあらわれない。
【0051】(第3の実施の形態)図6及び図7は、本
発明のカラー画像形成装置の第3の実施の形態を示す。
図6はカラー画像形成装置の断面構成図、図7は露光光
学系12(Y,M,C,K)と感光体ドラム10の断面
図である。なお、図6、図7に使用されている符号につ
いて、前記図4、図5と同じ機能を有する部分には、同
符号を付している。また、前記第2の実施の形態と異な
る点を説明する。
発明のカラー画像形成装置の第3の実施の形態を示す。
図6はカラー画像形成装置の断面構成図、図7は露光光
学系12(Y,M,C,K)と感光体ドラム10の断面
図である。なお、図6、図7に使用されている符号につ
いて、前記図4、図5と同じ機能を有する部分には、同
符号を付している。また、前記第2の実施の形態と異な
る点を説明する。
【0052】本発明のカラー画像形成装置は、図6に示
すように感光体ドラム10の左側周面に面して現像器1
3Yとクリーニング装置16を、右側周面に面して現像
器13M,13Cおよび13Kを配置するものであっ
て、それにより画像の転写域から定着装置に至る記録紙
の給紙方向をほぼ水平に構成して搬送条件を良くするこ
とが出来る。
すように感光体ドラム10の左側周面に面して現像器1
3Yとクリーニング装置16を、右側周面に面して現像
器13M,13Cおよび13Kを配置するものであっ
て、それにより画像の転写域から定着装置に至る記録紙
の給紙方向をほぼ水平に構成して搬送条件を良くするこ
とが出来る。
【0053】図7に示すように、各露光光学系12
(Y,M,C,K)の中心角に対応する大歯車G1の歯
数が、駆動歯車G2の歯数Z2に対し同じあるいは整数
倍(M倍)となるように各歯数構成ならびに各露光光学
系12(Y,M,C,K)のドラムに対する中心角を設
定する。
(Y,M,C,K)の中心角に対応する大歯車G1の歯
数が、駆動歯車G2の歯数Z2に対し同じあるいは整数
倍(M倍)となるように各歯数構成ならびに各露光光学
系12(Y,M,C,K)のドラムに対する中心角を設
定する。
【0054】従って駆動歯車G2は構成する歯形の一部
にピッチムラや偏心があって像露光に際し感光体ドラム
10に回転方向すなわち画像走査における副走査の方向
の送りムラを起こし、形成される各潜像に周期的な像の
歪みや走査線上でのピッチムラを生ずることがあって
も、それ等の歪みやピッチムラは各潜像画面上の同一の
位置に発生されるので各潜像は正確に重ね合わされる。
にピッチムラや偏心があって像露光に際し感光体ドラム
10に回転方向すなわち画像走査における副走査の方向
の送りムラを起こし、形成される各潜像に周期的な像の
歪みや走査線上でのピッチムラを生ずることがあって
も、それ等の歪みやピッチムラは各潜像画面上の同一の
位置に発生されるので各潜像は正確に重ね合わされる。
【0055】その結果、現像によって形成される各トナ
ー像は、像の歪みや走査線上でのピッチムラの部分にお
いても正常な部分におけると同様、色の重ね合わせが正
確に行われるので、色ズレや色ムラのない高品質のカラ
ー画像を提供することが出来ることとなる。
ー像は、像の歪みや走査線上でのピッチムラの部分にお
いても正常な部分におけると同様、色の重ね合わせが正
確に行われるので、色ズレや色ムラのない高品質のカラ
ー画像を提供することが出来ることとなる。
【0056】この場合、各露光光学系は現像器の配設位
置に対応して、感光体ドラム10の回転中心に対し露光
光学系12Mと12Cならびに12Cと12Kがそれぞ
れ同じ中心角θ、露光光学系12Yと12Mがその2倍
の中心角2θをなす位置に配置される。なお実施例では
露光光学系間の中心角は1:2としているが、2:3や
3:4等の比例関係に設定することも可能である。
置に対応して、感光体ドラム10の回転中心に対し露光
光学系12Mと12Cならびに12Cと12Kがそれぞ
れ同じ中心角θ、露光光学系12Yと12Mがその2倍
の中心角2θをなす位置に配置される。なお実施例では
露光光学系間の中心角は1:2としているが、2:3や
3:4等の比例関係に設定することも可能である。
【0057】それにより図7に示すように、大歯車G1
の歯数をZ1、さらに各露光光学系12(Y,M,C,
K)の中心角θに対応する大歯車G1の歯数をZ6とし
た場合、大歯車G1の歯数Z1を駆動歯車G2の歯数Z
2の整数倍(M倍)とした上で、さらに歯数Z6が駆動
歯車G2の歯数Z2に対し同じ、あるいは整数倍(M′
倍)となるように各歯数構成ならびに各露光光学系12
(Y,M,C,K)の感光体ドラム10に対する中心角
θおよび中心角2θの値を設定することが可能となる。
の歯数をZ1、さらに各露光光学系12(Y,M,C,
K)の中心角θに対応する大歯車G1の歯数をZ6とし
た場合、大歯車G1の歯数Z1を駆動歯車G2の歯数Z
2の整数倍(M倍)とした上で、さらに歯数Z6が駆動
歯車G2の歯数Z2に対し同じ、あるいは整数倍(M′
倍)となるように各歯数構成ならびに各露光光学系12
(Y,M,C,K)の感光体ドラム10に対する中心角
θおよび中心角2θの値を設定することが可能となる。
【0058】従って駆動歯車G2は構成する歯形の一部
にピッチムラや偏心があって像露光に際し、感光体ドラ
ム10に回転方向すなわち画像走査における副走査の方
向の送りムラを起し、形成される各潜像に周期的な像の
歪みや走査線上でのピッチムラを生ずることがあって
も、それ等の歪みやピッチムラは各潜像画面上の同一の
位置に発生されるので各潜像は正確に重ね合される。
にピッチムラや偏心があって像露光に際し、感光体ドラ
ム10に回転方向すなわち画像走査における副走査の方
向の送りムラを起し、形成される各潜像に周期的な像の
歪みや走査線上でのピッチムラを生ずることがあって
も、それ等の歪みやピッチムラは各潜像画面上の同一の
位置に発生されるので各潜像は正確に重ね合される。
【0059】その結果、現像によって形成される各トナ
ー像は、像の歪みや走査線上でのピッチムラの部分にお
いても正常な部分におけると同様、色の重ね合わせが正
確に行われるので、色ズレや色ムラのない高品質のカラ
ー画像を提供することが出来ることとなる。
ー像は、像の歪みや走査線上でのピッチムラの部分にお
いても正常な部分におけると同様、色の重ね合わせが正
確に行われるので、色ズレや色ムラのない高品質のカラ
ー画像を提供することが出来ることとなる。
【0060】さらに歯数Z1が歯数Z2の整数倍である
ことから送りムラがあってもその発生位置は感光体ドラ
ム10の回転周期の位相を同じくする位置に特定される
こととなり、重ね合わされた画像としてその影響はあら
われない。
ことから送りムラがあってもその発生位置は感光体ドラ
ム10の回転周期の位相を同じくする位置に特定される
こととなり、重ね合わされた画像としてその影響はあら
われない。
【0061】(第4の実施の形態)図8は、本発明のカ
ラー画像形成装置の第4の実施の形態を示す断面構成図
である。なお、図に使用されている符号について、前記
図4、図6と同じ機能を有する部分には、同符号を付し
ている。また、前記の実施の形態と異なる点を説明す
る。
ラー画像形成装置の第4の実施の形態を示す断面構成図
である。なお、図に使用されている符号について、前記
図4、図6と同じ機能を有する部分には、同符号を付し
ている。また、前記の実施の形態と異なる点を説明す
る。
【0062】図8は露光光学系12(Y,M,C,K)
を感光体ドラム10の外周面に面して配置し、感光体ド
ラム10の外部よりその周面上の感光層に像露光を行う
ように構成したカラー画像形成装置を示したものであ
る。
を感光体ドラム10の外周面に面して配置し、感光体ド
ラム10の外部よりその周面上の感光層に像露光を行う
ように構成したカラー画像形成装置を示したものであ
る。
【0063】この実施の形態では、各露光光学系12
(Y,M,C,K)は、現像器13(Y,M,C,K)
の配設位置に対応して、感光体ドラム10の回転中心に
対し露光光学系12Mと12C、12Mと12C、K1
2Cと12Kがそれぞれ同じ中心角φをなす位置に配置
される。このように露光光学系12(Y,M,C,K)
を配置することにより、図5に示したものと同様に、大
歯車G1の歯数をZ1、駆動歯車G2の歯数をZ2、各
露光光学系12(Y,M,C,K)の中心角φに対応す
る大歯車G1の歯数をZ5とした場合、大歯車G1の歯
数Z1を駆動歯車G2の歯数Z2の整数倍とした上で、
さらに前記の歯数Z5が駆動歯車G2の歯数Z2に対し
同じあるいは整数倍となるように各歯数構成ならびに各
露光光学系12(Y,M,C,K)の感光体ドラム10
に対する中心角φの値を設定することが可能となる。
(Y,M,C,K)は、現像器13(Y,M,C,K)
の配設位置に対応して、感光体ドラム10の回転中心に
対し露光光学系12Mと12C、12Mと12C、K1
2Cと12Kがそれぞれ同じ中心角φをなす位置に配置
される。このように露光光学系12(Y,M,C,K)
を配置することにより、図5に示したものと同様に、大
歯車G1の歯数をZ1、駆動歯車G2の歯数をZ2、各
露光光学系12(Y,M,C,K)の中心角φに対応す
る大歯車G1の歯数をZ5とした場合、大歯車G1の歯
数Z1を駆動歯車G2の歯数Z2の整数倍とした上で、
さらに前記の歯数Z5が駆動歯車G2の歯数Z2に対し
同じあるいは整数倍となるように各歯数構成ならびに各
露光光学系12(Y,M,C,K)の感光体ドラム10
に対する中心角φの値を設定することが可能となる。
【0064】従って、駆動歯車G2は構成する歯形の一
部にピッチムラや偏心があって像露光に際し、感光体ド
ラム10に回転方向すなわち画像走査における副走査の
方向の送りムラを起し、形成される各潜像に周期的な像
の歪みや走査線上でのピッチムラを生ずることがあって
も、それ等の歪みやピッチムラは各潜像画面上の同一の
位置に発生されるので各潜像は正確に重ね合される。
部にピッチムラや偏心があって像露光に際し、感光体ド
ラム10に回転方向すなわち画像走査における副走査の
方向の送りムラを起し、形成される各潜像に周期的な像
の歪みや走査線上でのピッチムラを生ずることがあって
も、それ等の歪みやピッチムラは各潜像画面上の同一の
位置に発生されるので各潜像は正確に重ね合される。
【0065】その結果現像によって形成される各トナー
像は、像の歪みや走査線上でのピッチムラの部分におい
ても正常な部分におけると同様、色の重ね合わせが正確
に行われるので、色ズレや色ムラのない高品質のカラー
画像を提供することが出来ることとなる。
像は、像の歪みや走査線上でのピッチムラの部分におい
ても正常な部分におけると同様、色の重ね合わせが正確
に行われるので、色ズレや色ムラのない高品質のカラー
画像を提供することが出来ることとなる。
【0066】さらに前記の歯数Z1が歯数Z2の整数倍
(M倍)であることから送りムラがあってもその発生位
置は感光体ドラム10の回転周期の位相を同じくする位
置に特定されることとなり、重ね合わされた画像として
その影響はあらわれない。
(M倍)であることから送りムラがあってもその発生位
置は感光体ドラム10の回転周期の位相を同じくする位
置に特定されることとなり、重ね合わされた画像として
その影響はあらわれない。
【0067】以上の実施の形態1,2,3,4におい
て、感光体ドラム10に一体に設けられた歯車G1に噛
合する駆動歯車G2の1回転する歯数(Z2)を、複数
の露光光学系12(Y,M,C,K)による感光体ドラ
ム10上の像露光位置間の歯車の歯数の整数倍(M倍)
に設定したことを特徴とするものである。
て、感光体ドラム10に一体に設けられた歯車G1に噛
合する駆動歯車G2の1回転する歯数(Z2)を、複数
の露光光学系12(Y,M,C,K)による感光体ドラ
ム10上の像露光位置間の歯車の歯数の整数倍(M倍)
に設定したことを特徴とするものである。
【0068】図9は、本発明のカラー画像形成装置の感
光体ドラム10の駆動系を示す模式図である。
光体ドラム10の駆動系を示す模式図である。
【0069】(1)駆動源が2相のパルスモータ30の
場合、通常、1ステップ駆動で1.8°回転するが、マ
イクロステップ駆動により、1ステップ駆動で0.45
°回転させる。
場合、通常、1ステップ駆動で1.8°回転するが、マ
イクロステップ駆動により、1ステップ駆動で0.45
°回転させる。
【0070】(2)感光体ドラム10と一体をなす大歯
車G1(歯数Z=208)に噛合する駆動歯車G2(歯
数Z=13)は、駆動源のパルスモータ30から歯車列
より成る駆動伝達系を介して駆動回転される。即ち、パ
ルスモータ30の回転軸に固定された歯車G6(歯数Z
=24)は、中間軸31に回転可能に支持された中間歯
車G5(歯数Z=67)、歯車G4(歯数Z=52)を
介して、歯車G3(歯数Z=13)を回転させ、更に、
歯車G3と同軸上に固定された駆動歯車G2(歯数Z=
13)を回転させる。前記パルスモータ30により、上
記の歯車列G2〜G6から成る駆動伝達系を介して、感
光体ドラム10と一体をなす大歯車G1を回転させる
と、パルスモータ30から感光体ドラム10までの減速
比は以下のようになる。
車G1(歯数Z=208)に噛合する駆動歯車G2(歯
数Z=13)は、駆動源のパルスモータ30から歯車列
より成る駆動伝達系を介して駆動回転される。即ち、パ
ルスモータ30の回転軸に固定された歯車G6(歯数Z
=24)は、中間軸31に回転可能に支持された中間歯
車G5(歯数Z=67)、歯車G4(歯数Z=52)を
介して、歯車G3(歯数Z=13)を回転させ、更に、
歯車G3と同軸上に固定された駆動歯車G2(歯数Z=
13)を回転させる。前記パルスモータ30により、上
記の歯車列G2〜G6から成る駆動伝達系を介して、感
光体ドラム10と一体をなす大歯車G1を回転させる
と、パルスモータ30から感光体ドラム10までの減速
比は以下のようになる。
【0071】(24/67)×(52/13)×(13
/208)=6/67 (3)感光体ドラム10の副走査方向の線密度を、60
0dpiにするためには、副走査方向の線幅は、25.
4mm/600=約0.0423mmである。感光体ド
ラム10の外径を120mmにすると、感光体ドラム1
0の外周面上の副走査方向の線幅0.0423mmは、
中心角で約0.0404°に相当する。
/208)=6/67 (3)感光体ドラム10の副走査方向の線密度を、60
0dpiにするためには、副走査方向の線幅は、25.
4mm/600=約0.0423mmである。感光体ド
ラム10の外径を120mmにすると、感光体ドラム1
0の外周面上の副走査方向の線幅0.0423mmは、
中心角で約0.0404°に相当する。
【0072】 0.0423×360÷120π=約0.0404° (4)マイクロステップ駆動のパルスモータ30による
1ステップ駆動で、パルスモータ30の駆動軸は0.4
5°回転し、歯車列から成る駆動伝達系の減速比6/6
7で減速回転すると、パルスモータ30の1ステップ当
たりの感光体ドラム10の回転角は、 0.45°×(6/67)=0.0403° で、このパルスモータ30の1ステップ移動量(回転角
0.0403°)は、前記600dpiの副走査方向の
線幅の中心角0.0404°とほぼ等しい。
1ステップ駆動で、パルスモータ30の駆動軸は0.4
5°回転し、歯車列から成る駆動伝達系の減速比6/6
7で減速回転すると、パルスモータ30の1ステップ当
たりの感光体ドラム10の回転角は、 0.45°×(6/67)=0.0403° で、このパルスモータ30の1ステップ移動量(回転角
0.0403°)は、前記600dpiの副走査方向の
線幅の中心角0.0404°とほぼ等しい。
【0073】従って、複数の露光光学系12(Y,M,
C,K)による感光体ドラム10上の像露光位置間が、
露光光学系12(Y,M,C,K)の副走査方向のライ
ン幅の整数倍(N倍)であり、且つ、駆動源のパルスモ
ータ30により駆動回転される感光体ドラム10上の距
離単位の整数倍(L倍)が、副走査方向の1ラインに相
当することを特徴とするものである。即ち、パルスモー
タ30で回動される感光体ドラム10上の単位距離のN
倍が、露光光学系12(Y,M,C,K)の副走査方向
の同期クロックによる像露光1ラインに相当する。即
ち、1ライン毎に感光体ドラム10の副走査方向の像露
光位置が重なる移動単位とした。
C,K)による感光体ドラム10上の像露光位置間が、
露光光学系12(Y,M,C,K)の副走査方向のライ
ン幅の整数倍(N倍)であり、且つ、駆動源のパルスモ
ータ30により駆動回転される感光体ドラム10上の距
離単位の整数倍(L倍)が、副走査方向の1ラインに相
当することを特徴とするものである。即ち、パルスモー
タ30で回動される感光体ドラム10上の単位距離のN
倍が、露光光学系12(Y,M,C,K)の副走査方向
の同期クロックによる像露光1ラインに相当する。即
ち、1ライン毎に感光体ドラム10の副走査方向の像露
光位置が重なる移動単位とした。
【0074】図10は、本発明のカラー画像形成装置の
制御を示すブロック図である。
制御を示すブロック図である。
【0075】メカコントローラ36は基準クロック発振
器37(発振周波数x0Hz)を内蔵し、前記基準クロ
ックにより画像形成装置全体の動作タイミングを制御す
る。
器37(発振周波数x0Hz)を内蔵し、前記基準クロ
ックにより画像形成装置全体の動作タイミングを制御す
る。
【0076】パルスモータドライバ30に供給されるパ
ルスモータ駆動用クロック39(周波数x3Hz)は、
基準クロック発振器37から適切な分周比で分周されて
いる。
ルスモータ駆動用クロック39(周波数x3Hz)は、
基準クロック発振器37から適切な分周比で分周されて
いる。
【0077】露光光学系12(Y,M,C,K)には、
それぞれLEDドライバ35(Y,M,C,K)が接続
されている。LEDドライバ35(Y,M,C,K)に
はメカコントローラ36から基準クロックを適切な分周
比で分周されたLED駆動用クロック381(周波数x
1Hz)が供給されている。LED駆動用クロック38
1は画像形成装置の主走査方向のタイミング調整に用い
られる。また、LEDドライバ35(Y,M,C,K)
には、メカコントローラ36から副走査方向のタイミン
グを制御するタイミング信号382(Y,M,C,K)
(周波数×2Hz)が供給されている。
それぞれLEDドライバ35(Y,M,C,K)が接続
されている。LEDドライバ35(Y,M,C,K)に
はメカコントローラ36から基準クロックを適切な分周
比で分周されたLED駆動用クロック381(周波数x
1Hz)が供給されている。LED駆動用クロック38
1は画像形成装置の主走査方向のタイミング調整に用い
られる。また、LEDドライバ35(Y,M,C,K)
には、メカコントローラ36から副走査方向のタイミン
グを制御するタイミング信号382(Y,M,C,K)
(周波数×2Hz)が供給されている。
【0078】前述のようにパルスモータ駆動用クロック
39、LED駆動用クロック381、LEDのタイミン
グ信号382(Y,M,C,K)はそれぞれ基準クロッ
ク37から適切な分周比で分周されて作り出されるた
め、それぞれのクロック間で位相ずれが発生する余地は
なく、常に同期した状態でそれぞれが駆動される。
39、LED駆動用クロック381、LEDのタイミン
グ信号382(Y,M,C,K)はそれぞれ基準クロッ
ク37から適切な分周比で分周されて作り出されるた
め、それぞれのクロック間で位相ずれが発生する余地は
なく、常に同期した状態でそれぞれが駆動される。
【0079】例えば、感光体ドラム10の外径を120
mm、線速を150mm/秒、主走査及び副走査の露光
密度を600dpi、主走査幅を210mmとすると、
x1は約3.5kHz、x2は約17.5MHzとなる
また、パルスモータ30から感光体ドラム10までの減
速比を6/67、パルスモータ30の1パルスあたりの
モーター軸の回転角度を0.45°とするとx3は約
3.5kHzとなり、基準クロックx0を35MHzと
すれば、x1=x0/10000、x2=x0/2、x
3=x0/10000となる。
mm、線速を150mm/秒、主走査及び副走査の露光
密度を600dpi、主走査幅を210mmとすると、
x1は約3.5kHz、x2は約17.5MHzとなる
また、パルスモータ30から感光体ドラム10までの減
速比を6/67、パルスモータ30の1パルスあたりの
モーター軸の回転角度を0.45°とするとx3は約
3.5kHzとなり、基準クロックx0を35MHzと
すれば、x1=x0/10000、x2=x0/2、x
3=x0/10000となる。
【0080】
【発明の効果】本発明により、駆動側歯車のピッチムラ
や偏心といった機械的要因を原因とする像形成体の回転
速度の変動は発生する周期を特定することが可能とな
り、その結果発生する各画像の歪みや走査線上でのピッ
チムラは何れも画像上の特定した同一の部位に規制され
ることとなって画像重ね合せのレジスト精度の保証によ
り高画質の画像を形成することの出来るカラー画像形成
装置が提供されることとなった。
や偏心といった機械的要因を原因とする像形成体の回転
速度の変動は発生する周期を特定することが可能とな
り、その結果発生する各画像の歪みや走査線上でのピッ
チムラは何れも画像上の特定した同一の部位に規制され
ることとなって画像重ね合せのレジスト精度の保証によ
り高画質の画像を形成することの出来るカラー画像形成
装置が提供されることとなった。
【0081】さらに本発明によれば、像形成体の回転と
像露光系の書き込みタイミングの間の位相(同期)ズレ
の入り込む余地はなく、常に同期した状態で動作される
ので、電気的にも画像重ね合わせ精度が保証でき、安定
して高画質を形成する事の出来るカラー画像形成装置が
提供される。
像露光系の書き込みタイミングの間の位相(同期)ズレ
の入り込む余地はなく、常に同期した状態で動作される
ので、電気的にも画像重ね合わせ精度が保証でき、安定
して高画質を形成する事の出来るカラー画像形成装置が
提供される。
【図1】本発明に係わるカラー画像形成装置の一実施の
形態を示す断面構成図。
形態を示す断面構成図。
【図2】感光体ドラムと露光光学系の断面図。
【図3】本発明の第1の実施の形態を示す露光光学系と
感光体ドラムの断面図。
感光体ドラムの断面図。
【図4】本発明のカラー画像形成装置の第2の実施の形
態を示す断面構成図。
態を示す断面構成図。
【図5】本発明の第2の実施の形態を示す露光光学系と
感光体ドラムの断面図。
感光体ドラムの断面図。
【図6】本発明のカラー画像形成装置の第3の実施の形
態を示す断面構成図。
態を示す断面構成図。
【図7】本発明の第3の実施の形態を示す露光光学系と
感光体ドラムの断面図。
感光体ドラムの断面図。
【図8】本発明のカラー画像形成装置の第4の実施の形
態を示す断面構成図。
態を示す断面構成図。
【図9】本発明のカラー画像形成装置の感光体ドラムの
駆動系を示す模式図。
駆動系を示す模式図。
【図10】本発明のカラー画像形成装置の制御を示すブ
ロック図。
ロック図。
10 像形成体(感光体ドラム) 101 透明基体 102,103 フランジ部材 11(Y,M,C,K) 帯電手段(帯電器) 12(Y,M,C,K) 像露光手段(露光光学系) 13(Y,M,C,K) 現像手段(現像器) 30 駆動源(パルスモータ) 31 中間軸 32 分周器 33 パルスモータドライバ 34 駆動伝達系 35 LEDドライバ 36 メカコントローラ G1 大歯車 G2 駆動歯車 G3〜G6 歯車 Z1,Z2,Z3,Z4、Z5,Z6 歯数 α,β,γ,θ,φ 中心角
Claims (2)
- 【請求項1】 像形成体に対して、帯電手段、像露光手
段、現像手段とから成る画像形成ユニットを複数組配設
し、前記像形成体の一回転中に帯電、像露光及び現像を
複数回繰り返し、前記像形成体の周面に複数のトナー像
を重ね合わせてカラートナー像を形成するカラー画像形
成装置において、前記像形成体に一体に設けられた歯車
と、駆動源に接続し前記歯車に噛合して前記像形成体を
駆動させる駆動歯車とを有し、前記駆動歯車の1回転す
る歯数が、前記複数の像露光手段による像形成体上の像
露光位置間の歯車の歯数の整数倍であり、且つ、前記複
数の像露光手段による像形成体上の像露光位置間が、前
記像露光手段の副走査方向のライン幅の整数倍であり、
更に、前記駆動源がパルスモータであり、該パルスモー
タにより駆動回転される像形成体上の距離単位の整数倍
が、前記副走査方向の1ラインに相当することを特徴と
するカラー画像形成装置。 - 【請求項2】 前記像形成体を副走査方向に駆動回転さ
せるパルスモータと、前記像形成体上に主走査露光する
複数の像露光手段とは、同一の基準クロックにより制御
されることを特徴とする請求項1に記載のカラー画像形
成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9117010A JPH10307506A (ja) | 1997-05-07 | 1997-05-07 | カラー画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9117010A JPH10307506A (ja) | 1997-05-07 | 1997-05-07 | カラー画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10307506A true JPH10307506A (ja) | 1998-11-17 |
Family
ID=14701230
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9117010A Pending JPH10307506A (ja) | 1997-05-07 | 1997-05-07 | カラー画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10307506A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6801737B2 (en) | 2002-01-28 | 2004-10-05 | Ricoh Company, Ltd. | Image forming apparatus including an image carrier driving mechanism |
EP1521134A2 (en) * | 2003-08-08 | 2005-04-06 | Seiko Epson Corporation | Image forming apparatus and method to limit banding deffects |
JP2013137404A (ja) * | 2011-12-28 | 2013-07-11 | Kyocera Document Solutions Inc | 駆動装置及び画像形成装置 |
-
1997
- 1997-05-07 JP JP9117010A patent/JPH10307506A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6801737B2 (en) | 2002-01-28 | 2004-10-05 | Ricoh Company, Ltd. | Image forming apparatus including an image carrier driving mechanism |
EP1521134A2 (en) * | 2003-08-08 | 2005-04-06 | Seiko Epson Corporation | Image forming apparatus and method to limit banding deffects |
EP1521134A3 (en) * | 2003-08-08 | 2005-06-29 | Seiko Epson Corporation | Image forming apparatus and method to limit banding deffects |
US7256814B2 (en) | 2003-08-08 | 2007-08-14 | Seiko Epson Corporation | Image forming apparatus and image forming method |
JP2013137404A (ja) * | 2011-12-28 | 2013-07-11 | Kyocera Document Solutions Inc | 駆動装置及び画像形成装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040203 |