JPH11109709A - カラー画像形成装置 - Google Patents
カラー画像形成装置Info
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- JPH11109709A JPH11109709A JP9274502A JP27450297A JPH11109709A JP H11109709 A JPH11109709 A JP H11109709A JP 9274502 A JP9274502 A JP 9274502A JP 27450297 A JP27450297 A JP 27450297A JP H11109709 A JPH11109709 A JP H11109709A
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- developing
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- color
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 像形成体上に形成された潜像の種類によらず
常に十分な現像性を得るとともに、多色トナー像の重ね
合わせ現像時においても色変動や混色が発生せず、高濃
度、高品質の画像を安定して得ることができ、且つ、複
数の現像器の共通化を可能にするカラー画像形成装置を
提供する。 【解決手段】 像形成体の像形成面の近傍に、帯電器、
像露光手段、現像器から成る画像形成ユニットを複数組
配設したカラー画像形成装置において、複数の現像器1
3(Y,M,C,K)が像形成体10の像形成面に沿っ
て、現像器13(Y,M,C,K)には、2本の現像ロ
ーラ131(Y,M,C,K)が像形成面と平行に配置
され、現像ローラ131(Y,M,C,K)は互いに逆
方向に回動するカラー画像形成装置。
常に十分な現像性を得るとともに、多色トナー像の重ね
合わせ現像時においても色変動や混色が発生せず、高濃
度、高品質の画像を安定して得ることができ、且つ、複
数の現像器の共通化を可能にするカラー画像形成装置を
提供する。 【解決手段】 像形成体の像形成面の近傍に、帯電器、
像露光手段、現像器から成る画像形成ユニットを複数組
配設したカラー画像形成装置において、複数の現像器1
3(Y,M,C,K)が像形成体10の像形成面に沿っ
て、現像器13(Y,M,C,K)には、2本の現像ロ
ーラ131(Y,M,C,K)が像形成面と平行に配置
され、現像ローラ131(Y,M,C,K)は互いに逆
方向に回動するカラー画像形成装置。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子写真方式を用い
たカラー画像形成装置に関し、さらに詳しくは、像形成
体の像形成面に対向する複数の現像器に関する。
たカラー画像形成装置に関し、さらに詳しくは、像形成
体の像形成面に対向する複数の現像器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真方式を用いて多色の画像
を形成するための画像形成装置として、帯電、露光、現
像、転写の各工程を複数回繰り返し、転写紙上で複数の
トナー像を重ね合わせて多色の画像を形成する画像形成
装置がある。この画像形成装置においては、各色の現像
が終了する毎に転写紙上にトナー像を転写するため、装
置内部に転写紙を保持する機構を設ける必要があり、装
置が大型化するという欠点があった。
を形成するための画像形成装置として、帯電、露光、現
像、転写の各工程を複数回繰り返し、転写紙上で複数の
トナー像を重ね合わせて多色の画像を形成する画像形成
装置がある。この画像形成装置においては、各色の現像
が終了する毎に転写紙上にトナー像を転写するため、装
置内部に転写紙を保持する機構を設ける必要があり、装
置が大型化するという欠点があった。
【0003】これに対し、帯電、露光、現像の各工程を
複数回繰り返し、同一の像形成体上に複数のトナー像を
重ね合わせて現像し、前記像形成体上の複数のトナー像
を一括して転写紙上に転写して多色の画像を形成する画
像形成装置がある。この画像形成装置においては、いわ
ゆる重ね合わせ現像を行った後、一括転写する方式を採
用しているため、装置内部に転写紙を保持する機構を設
ける必要がなく、装置が小型化されるという利点があ
る。
複数回繰り返し、同一の像形成体上に複数のトナー像を
重ね合わせて現像し、前記像形成体上の複数のトナー像
を一括して転写紙上に転写して多色の画像を形成する画
像形成装置がある。この画像形成装置においては、いわ
ゆる重ね合わせ現像を行った後、一括転写する方式を採
用しているため、装置内部に転写紙を保持する機構を設
ける必要がなく、装置が小型化されるという利点があ
る。
【0004】図7はカラー画像形成装置の一例を示す構
成図である。
成図である。
【0005】LEDアレイから成る像露光手段12
(Y,M,C,K)は、透明基体により形成された感光
体ドラム10の内部に配設されていて、感光体ドラム1
0の内部から基体を透過して像露光を行う。
(Y,M,C,K)は、透明基体により形成された感光
体ドラム10の内部に配設されていて、感光体ドラム1
0の内部から基体を透過して像露光を行う。
【0006】感光体ドラム10の像形成面の近傍には、
帯電器11(Y,M,C,K)、現像器13(Y,M,
C,K)から成る画像形成ユニットを複数組配設し、感
光体ドラム10の一回転中に帯電、像露光及び現像の各
処理を複数回繰り返し、感光体ドラム10の周面に複数
のトナー像を重ね合わせてカラートナー像を形成する。
帯電器11(Y,M,C,K)、現像器13(Y,M,
C,K)から成る画像形成ユニットを複数組配設し、感
光体ドラム10の一回転中に帯電、像露光及び現像の各
処理を複数回繰り返し、感光体ドラム10の周面に複数
のトナー像を重ね合わせてカラートナー像を形成する。
【0007】給紙カセット20内の転写紙Pは、給紙ロ
ーラ21の作動により搬出されてタイミングローラ22
に給送され、感光体ドラム10の周面上に形成されたカ
ラートナー像の搬送に同期して転写ローラ15の転写域
へと給紙される。給紙された転写紙Pは、転写ローラ1
5と接地状態にある感光体ドラム10とが圧接する転写
域において感光体ドラム10上のカラートナー像に密着
され、転写ローラ15への1〜2kVのトナーと反対極
性のバイアス電圧の印加により、カラートナー像は転写
紙P上に転写される。
ーラ21の作動により搬出されてタイミングローラ22
に給送され、感光体ドラム10の周面上に形成されたカ
ラートナー像の搬送に同期して転写ローラ15の転写域
へと給紙される。給紙された転写紙Pは、転写ローラ1
5と接地状態にある感光体ドラム10とが圧接する転写
域において感光体ドラム10上のカラートナー像に密着
され、転写ローラ15への1〜2kVのトナーと反対極
性のバイアス電圧の印加により、カラートナー像は転写
紙P上に転写される。
【0008】カラートナー像の転写を受けた転写紙Pは
分離極18により除電され、搬送板23を介して定着装
置24に搬送され、熱ローラ24Aと圧着ローラ24B
との間に挟着搬送して加熱され、トナーを溶着して定着
がなされたのち排紙ローラ25を介して装置外部の排紙
トレイ26上に排出される。19は転写後の感光体ドラ
ム10上に残留するトナーを除去するクリーニング装置
である。
分離極18により除電され、搬送板23を介して定着装
置24に搬送され、熱ローラ24Aと圧着ローラ24B
との間に挟着搬送して加熱され、トナーを溶着して定着
がなされたのち排紙ローラ25を介して装置外部の排紙
トレイ26上に排出される。19は転写後の感光体ドラ
ム10上に残留するトナーを除去するクリーニング装置
である。
【0009】上記複数の現像器13(Y,M,C,K)
は、感光体ドラム10の像形成面に沿って、左右に配設
されている。即ち、感光体ドラム10の回転方向上流側
から、現像器13Y,13M,13C,13Kが順次配
設されている。現像器13Y,13Mは感光体ドラム1
0の中心を通る垂直面Vの左側に配設され、現像器13
C,13Kは垂直面Vの右側に配設されている。これら
の現像器13Yと13K、現像器13Mと13Cは、そ
れぞれ垂直面Vを中心にしてほぼ線対称に配置されてい
る。
は、感光体ドラム10の像形成面に沿って、左右に配設
されている。即ち、感光体ドラム10の回転方向上流側
から、現像器13Y,13M,13C,13Kが順次配
設されている。現像器13Y,13Mは感光体ドラム1
0の中心を通る垂直面Vの左側に配設され、現像器13
C,13Kは垂直面Vの右側に配設されている。これら
の現像器13Yと13K、現像器13Mと13Cは、そ
れぞれ垂直面Vを中心にしてほぼ線対称に配置されてい
る。
【0010】なお、現像器13Yはイエロー(Y)現像
剤を収容し、現像器13Mはマゼンタ(M)現像剤を、
現像器13Cはシアン(C)現像剤を、現像器13Kは
黒色(K)現像剤を収容する。
剤を収容し、現像器13Mはマゼンタ(M)現像剤を、
現像器13Cはシアン(C)現像剤を、現像器13Kは
黒色(K)現像剤を収容する。
【0011】前記各現像器13(Y,M,C,K)に
は、磁界発生手段(磁石)を内蔵した現像スリーブ(現
像ローラ)131(Y,M,C,K)が感光体ドラム1
0の回転軸と平行に配置され、駆動源により駆動回転さ
れる。現像スリーブ131は像形成面に近接して現像領
域を形成する。各現像スリーブ131(Y,M,C,
K)は、各現像領域において感光体ドラム10と同方向
に回転する。
は、磁界発生手段(磁石)を内蔵した現像スリーブ(現
像ローラ)131(Y,M,C,K)が感光体ドラム1
0の回転軸と平行に配置され、駆動源により駆動回転さ
れる。現像スリーブ131は像形成面に近接して現像領
域を形成する。各現像スリーブ131(Y,M,C,
K)は、各現像領域において感光体ドラム10と同方向
に回転する。
【0012】したがって、図示の時計方向に回転する感
光体ドラム10の左側に配設された現像器13Y、13
Mの各現像スリーブ131Y,131Mも、感光体ドラ
ム10の右側に配設された現像器13C、13Kの各現
像スリーブ131C,131Kも、何れも反時計方向に
回転する。
光体ドラム10の左側に配設された現像器13Y、13
Mの各現像スリーブ131Y,131Mも、感光体ドラ
ム10の右側に配設された現像器13C、13Kの各現
像スリーブ131C,131Kも、何れも反時計方向に
回転する。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】このようなカラー画像
形成装置においては、例えば、現像スリーブ131上の
現像剤層と感光体ドラム10とを非接触とし、現像スリ
ーブ131に直流成分を有する交流電圧を印加して振動
電界下でトナーを飛翔させて感光体ドラム10上の潜像
を現像する現像装置が用いられる。非接触であるため、
既に感光体ドラム10上に付着している前段のトナーが
異なる色のトナーを収容している後段の現像装置に大量
に混入することがないという点で好ましい。
形成装置においては、例えば、現像スリーブ131上の
現像剤層と感光体ドラム10とを非接触とし、現像スリ
ーブ131に直流成分を有する交流電圧を印加して振動
電界下でトナーを飛翔させて感光体ドラム10上の潜像
を現像する現像装置が用いられる。非接触であるため、
既に感光体ドラム10上に付着している前段のトナーが
異なる色のトナーを収容している後段の現像装置に大量
に混入することがないという点で好ましい。
【0014】また、一般に現像器によるトナー画像形成
時には、現像スリーブの移動方向に対して後端部にトナ
ーが多く付着する現像偏りを発生する。
時には、現像スリーブの移動方向に対して後端部にトナ
ーが多く付着する現像偏りを発生する。
【0015】重ね合わせ現像では、非接触で感光体ドラ
ム10上の潜像を現像するため、前記現像偏りが増幅さ
れて観察される。即ち、トナー像の重ね合わせ時に、1
色目のトナー量が多い所に2色目のトナーが付きにくい
為、色変動をおこし、高画質が得られにくいという問題
がより顕著に生じる。
ム10上の潜像を現像するため、前記現像偏りが増幅さ
れて観察される。即ち、トナー像の重ね合わせ時に、1
色目のトナー量が多い所に2色目のトナーが付きにくい
為、色変動をおこし、高画質が得られにくいという問題
がより顕著に生じる。
【0016】また、図7に示すカラー画像形成装置にお
いては、感光体ドラム10の像形成面の周囲に現像器1
3(Y,M,C,K)を左右関係に配置するものである
から、各現像スリーブ131(Y,M,C,K)を感光
体ドラム10に対して同方向に回転させると、各現像器
13(Y,M,C,K)が、現像スリーブ131(Y,
M,C,K)の回転や現像剤の攪拌を含め、左右で異な
った別構造にしなければならない。この他に、現像器1
3(Y,M,C,K)を同一構造にして、左右の現像器
を反転配置させることを考えると、この配置では、感光
体ドラム10に対する現像スリーブ131(Y,M,
C,K)の回転方向が反対にする等の現像偏りの問題が
ある。何れの配置においても、現像偏りが次のトナー付
着に影響を与えることを避けることはできない。
いては、感光体ドラム10の像形成面の周囲に現像器1
3(Y,M,C,K)を左右関係に配置するものである
から、各現像スリーブ131(Y,M,C,K)を感光
体ドラム10に対して同方向に回転させると、各現像器
13(Y,M,C,K)が、現像スリーブ131(Y,
M,C,K)の回転や現像剤の攪拌を含め、左右で異な
った別構造にしなければならない。この他に、現像器1
3(Y,M,C,K)を同一構造にして、左右の現像器
を反転配置させることを考えると、この配置では、感光
体ドラム10に対する現像スリーブ131(Y,M,
C,K)の回転方向が反対にする等の現像偏りの問題が
ある。何れの配置においても、現像偏りが次のトナー付
着に影響を与えることを避けることはできない。
【0017】本発明の目的は、上記の問題を解決し、潜
像の種類によらず常に十分な現像性を得るとともに、多
色トナー像の重ね合わせ現像時においても色変動や混色
が発生せず、高濃度、高品質の画像を安定して得ること
ができ、且つ、複数の現像器の共通化を可能にするカラ
ー画像形成装置を提供することである。
像の種類によらず常に十分な現像性を得るとともに、多
色トナー像の重ね合わせ現像時においても色変動や混色
が発生せず、高濃度、高品質の画像を安定して得ること
ができ、且つ、複数の現像器の共通化を可能にするカラ
ー画像形成装置を提供することである。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成する本
発明の現像装置は、像形成体の像形成面の近傍に、帯電
器、像露光手段、現像器から成る画像形成ユニットを複
数組配設し、前記像形成体の一回転中に帯電、像露光及
び現像の各処理を複数回繰り返し、前記像形成体の周面
に複数のトナー像を重ね合わせてカラートナー像を形成
するカラー画像形成装置において、前記複数の現像器が
前記像形成体の像形成面に沿って配設されるとともに、
前記現像器には、2本の現像ローラが前記像形成面と平
行に配置され、且つ、前記現像ローラは互いに逆方向に
回動することを特徴とするものである。
発明の現像装置は、像形成体の像形成面の近傍に、帯電
器、像露光手段、現像器から成る画像形成ユニットを複
数組配設し、前記像形成体の一回転中に帯電、像露光及
び現像の各処理を複数回繰り返し、前記像形成体の周面
に複数のトナー像を重ね合わせてカラートナー像を形成
するカラー画像形成装置において、前記複数の現像器が
前記像形成体の像形成面に沿って配設されるとともに、
前記現像器には、2本の現像ローラが前記像形成面と平
行に配置され、且つ、前記現像ローラは互いに逆方向に
回動することを特徴とするものである。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の実施例の説明に先立っ
て、本発明に係わる画像形成装置の一実施の形態である
カラープリンタの構成とその作用を図1の断面構成図に
よって説明する。図2は像形成体の像形成面の周囲に配
置された画像形成手段の拡大断面図である。
て、本発明に係わる画像形成装置の一実施の形態である
カラープリンタの構成とその作用を図1の断面構成図に
よって説明する。図2は像形成体の像形成面の周囲に配
置された画像形成手段の拡大断面図である。
【0020】このカラープリンタは、像形成体上に順次
形成される各色トナー像を重ね合わせたのち、転写部で
記録紙P上に1回で転写してカラー画像を形成し、その
後、分離手段により像形成体面から剥離する方式のカラ
ー画像形成装置である。
形成される各色トナー像を重ね合わせたのち、転写部で
記録紙P上に1回で転写してカラー画像を形成し、その
後、分離手段により像形成体面から剥離する方式のカラ
ー画像形成装置である。
【0021】ドラム状の像形成体である感光体ドラム1
0は、例えば、透明アクリル樹脂の透明部材によって形
成される円筒状の透明樹脂基体を内側に設け、透明の導
電層及び有機感光体層(OPC)を該基体の外周に形成
したものであり、接地された状態で図1の矢印で示す方
向に回転される。
0は、例えば、透明アクリル樹脂の透明部材によって形
成される円筒状の透明樹脂基体を内側に設け、透明の導
電層及び有機感光体層(OPC)を該基体の外周に形成
したものであり、接地された状態で図1の矢印で示す方
向に回転される。
【0022】本実施の形態では、感光体ドラム10の光
導電体層において適切なコントラストを付与できる露光
光量を有していればよい。従って、本実施の形態におけ
る感光体ドラムの透明樹脂基体の光透過率は、100%
である必要はなく、露光ビームの透過時にある程度の光
が吸収されるような特性であっても構わない。透光性基
体の素材としては、アクリル樹脂、特にメタクリル酸メ
チルエステルモノマーを用い重合したものが、透明性、
強度、精度、表面性等において優れており好ましく用い
られるが、その他一般光学部材などに使用されるフッ
素、ポリエステル、ポリカーボネート、ポリエチレンテ
レフタレート、などの各種透光性樹脂が使用可能であ
る。また、露光光に対し透光性を有していれば、着色し
ていてもよい。これらの樹脂の屈折率はほぼ1.5であ
る。透光性導電層の成膜法としては、真空蒸着法、活性
反応蒸着法、各種スパッタリング法、各種CVD法を用
いて、インジウム・スズ・酸化物(ITO)、アルミ
ナ、酸化錫、酸化鉛、酸化インジウム、ヨウ化銅や、A
u、Ag、Ni、Al等からなる透光性を維持した薄膜
が用いられたり、浸漬塗工法、スプレー塗布法等を用い
て上記金属の微粒子とバインダー樹脂とからなる導電性
樹脂等が用いられる。また、光導電体層としては、各種
有機感光体層(OPC)が使用可能である。感光体ドラ
ム10は、接地されて図示の反時計方向に駆動回転され
る。
導電体層において適切なコントラストを付与できる露光
光量を有していればよい。従って、本実施の形態におけ
る感光体ドラムの透明樹脂基体の光透過率は、100%
である必要はなく、露光ビームの透過時にある程度の光
が吸収されるような特性であっても構わない。透光性基
体の素材としては、アクリル樹脂、特にメタクリル酸メ
チルエステルモノマーを用い重合したものが、透明性、
強度、精度、表面性等において優れており好ましく用い
られるが、その他一般光学部材などに使用されるフッ
素、ポリエステル、ポリカーボネート、ポリエチレンテ
レフタレート、などの各種透光性樹脂が使用可能であ
る。また、露光光に対し透光性を有していれば、着色し
ていてもよい。これらの樹脂の屈折率はほぼ1.5であ
る。透光性導電層の成膜法としては、真空蒸着法、活性
反応蒸着法、各種スパッタリング法、各種CVD法を用
いて、インジウム・スズ・酸化物(ITO)、アルミ
ナ、酸化錫、酸化鉛、酸化インジウム、ヨウ化銅や、A
u、Ag、Ni、Al等からなる透光性を維持した薄膜
が用いられたり、浸漬塗工法、スプレー塗布法等を用い
て上記金属の微粒子とバインダー樹脂とからなる導電性
樹脂等が用いられる。また、光導電体層としては、各種
有機感光体層(OPC)が使用可能である。感光体ドラ
ム10は、接地されて図示の反時計方向に駆動回転され
る。
【0023】本発明に係わるカラー画像形成装置は、像
形成体10の周囲に、帯電手段、像露光手段、現像手段
とから成る画像形成ユニットを複数組(図示4組)配設
したものである。
形成体10の周囲に、帯電手段、像露光手段、現像手段
とから成る画像形成ユニットを複数組(図示4組)配設
したものである。
【0024】11Y,11M,11C,11Kはスコロ
トロン帯電器(以下、帯電器11(Y,M,C,K)と
いう)で、感光体ドラム10の前述した有機感光体層に
対し所定の電位に保持されたグリッドと放電ワイヤによ
るコロナ放電とによって帯電作用を行い、感光体ドラム
10に対し一様な電位を与える。
トロン帯電器(以下、帯電器11(Y,M,C,K)と
いう)で、感光体ドラム10の前述した有機感光体層に
対し所定の電位に保持されたグリッドと放電ワイヤによ
るコロナ放電とによって帯電作用を行い、感光体ドラム
10に対し一様な電位を与える。
【0025】12Y,12M,12C,12Kは、画像
信号に基づいた像露光を行う像露光手段(以下、露光光
学系12(Y,M,C,K)という)で、感光体ドラム
10の軸方向に配列したLEDと等倍結像系であるセル
フォックレンズとから構成される露光光学系で、別体の
画像読み取り装置によって読み取られた各色の画像信号
がメモリより順次取り出されて前記の各露光光学系12
にそれぞれ電気信号として入力され、感光体ドラム10
の回転(副走査)によって潜像を形成する。各露光光学
系12(Y,M,C,K)は何れも光学系支持手段とし
て設けた支持部材120に取り付けられて前記感光体ド
ラム10の基体内部に収容される。
信号に基づいた像露光を行う像露光手段(以下、露光光
学系12(Y,M,C,K)という)で、感光体ドラム
10の軸方向に配列したLEDと等倍結像系であるセル
フォックレンズとから構成される露光光学系で、別体の
画像読み取り装置によって読み取られた各色の画像信号
がメモリより順次取り出されて前記の各露光光学系12
にそれぞれ電気信号として入力され、感光体ドラム10
の回転(副走査)によって潜像を形成する。各露光光学
系12(Y,M,C,K)は何れも光学系支持手段とし
て設けた支持部材120に取り付けられて前記感光体ド
ラム10の基体内部に収容される。
【0026】現像手段は、現像器13Y,13M,13
C,13Kから成る。これらのの現像器13Yと現像器
13K、現像器13Mと現像器13Cは、それぞれ感光
体ドラム10の回転中心を通る垂直面Vに対してほぼ面
対称位置に配置されている。
C,13Kから成る。これらのの現像器13Yと現像器
13K、現像器13Mと現像器13Cは、それぞれ感光
体ドラム10の回転中心を通る垂直面Vに対してほぼ面
対称位置に配置されている。
【0027】したがって、現像器13Yの2本の現像ス
リーブ(現像ローラ)131Y1,131Y2と、現像
器13Kの2本の現像スリーブ(現像ローラ)131K
1,131K2とは、感光体ドラム10の回転中心を通
る垂直面Vに対してほぼ面対称位置に配置されている。
また、現像器13Mの2本の現像スリーブ(現像ロー
ラ)131M1,131M2と、現像器13Cの2本の
現像スリーブ(現像ローラ)131C1,131C2と
は、感光体ドラム10の回転中心を通る垂直面Vに対し
てほぼ面対称位置に配置されている。
リーブ(現像ローラ)131Y1,131Y2と、現像
器13Kの2本の現像スリーブ(現像ローラ)131K
1,131K2とは、感光体ドラム10の回転中心を通
る垂直面Vに対してほぼ面対称位置に配置されている。
また、現像器13Mの2本の現像スリーブ(現像ロー
ラ)131M1,131M2と、現像器13Cの2本の
現像スリーブ(現像ローラ)131C1,131C2と
は、感光体ドラム10の回転中心を通る垂直面Vに対し
てほぼ面対称位置に配置されている。
【0028】これらの現像器13(Y,M,C,K)
は、それぞれ感光体ドラム10の周面に対し所定の間隙
を保って回転する2本の現像スリーブ(現像ローラ)1
31(Y,M,C,K)と、磁界発生手段(磁石体)1
32(Y,M,C,K)と、現像剤攪拌スクリュー13
3(Y,M,C,K),134(Y,M,C,K)と、
現像剤供給部材(パドル)135(Y,M,C,K)
と、現像剤搬送量規制部材136(Y,M,C,K)と
を備え、ほぼ同一構造をなしている。
は、それぞれ感光体ドラム10の周面に対し所定の間隙
を保って回転する2本の現像スリーブ(現像ローラ)1
31(Y,M,C,K)と、磁界発生手段(磁石体)1
32(Y,M,C,K)と、現像剤攪拌スクリュー13
3(Y,M,C,K),134(Y,M,C,K)と、
現像剤供給部材(パドル)135(Y,M,C,K)
と、現像剤搬送量規制部材136(Y,M,C,K)と
を備え、ほぼ同一構造をなしている。
【0029】現像器13Yはイエロー(Y)現像剤を、
現像器13Mはマゼンタ(M)現像剤を、現像器13C
はシアン(C)現像剤を、現像器13Kは黒色(K)現
像剤をそれぞれ収容している。
現像器13Mはマゼンタ(M)現像剤を、現像器13C
はシアン(C)現像剤を、現像器13Kは黒色(K)現
像剤をそれぞれ収容している。
【0030】図3(a)は現像器13Mの拡大断面図、
図3(b)は現像器13Cの拡大断面図である。
図3(b)は現像器13Cの拡大断面図である。
【0031】現像器13Mの2本の現像スリーブ131
M1,131M2は、感光体ドラム10の像形成面と平
行に所定の間隙を保って近接配置され、且つ、上下方向
に空隙gを保って配置され、互いに逆方向に駆動回転す
る。2本の現像スリーブ131M1,131M2上の現
像剤は空隙gを通過し、互いに両外側方向に搬送され、
感光体ドラム10に対向する現像領域に達する。
M1,131M2は、感光体ドラム10の像形成面と平
行に所定の間隙を保って近接配置され、且つ、上下方向
に空隙gを保って配置され、互いに逆方向に駆動回転す
る。2本の現像スリーブ131M1,131M2上の現
像剤は空隙gを通過し、互いに両外側方向に搬送され、
感光体ドラム10に対向する現像領域に達する。
【0032】このように感光体ドラム10の移動方向に
対して、異なる回転方向を有する2本の現像スリーブ1
31M1,131M2により現像を行うことにより、現
像偏りの発生を防止することが可能である。
対して、異なる回転方向を有する2本の現像スリーブ1
31M1,131M2により現像を行うことにより、現
像偏りの発生を防止することが可能である。
【0033】現像器13Cの2本の現像スリーブ(現像
ローラ)131C1,131C2は、感光体ドラム10
の像形成面と平行に所定の間隙を保って近接配置され、
且つ、上下方向に空隙gを保って配置され、互いに逆方
向に駆動回転する。2本の現像スリーブ131C1,1
31C2上の現像剤は空隙gを通過し、互いに両外側方
向に搬送され、感光体ドラム10に対向する現像領域に
達する。
ローラ)131C1,131C2は、感光体ドラム10
の像形成面と平行に所定の間隙を保って近接配置され、
且つ、上下方向に空隙gを保って配置され、互いに逆方
向に駆動回転する。2本の現像スリーブ131C1,1
31C2上の現像剤は空隙gを通過し、互いに両外側方
向に搬送され、感光体ドラム10に対向する現像領域に
達する。
【0034】このように感光体ドラム10の移動方向に
対して、異なる回転方向を有する2本の現像スリーブ1
31C1,131C2により現像を行うことにより、現
像偏りの発生を防止することが可能である。
対して、異なる回転方向を有する2本の現像スリーブ1
31C1,131C2により現像を行うことにより、現
像偏りの発生を防止することが可能である。
【0035】上記の現像器13Mの2本の現像スリーブ
131M1,131M2と、現像器13Cの2本の現像
スリーブ131C1,131C2とは、感光体ドラム1
0の回転中心を通る垂直面Vに対してほぼ面対称位置に
配置されているから(図2参照)、互いに逆方向に駆動
回転するこれらの2組の現像スリーブ131M1,13
1M2の現像領域と、131C1,131C2の現像領
域とは、反時計方向に駆動回転する感光体ドラム10に
対して、同等の現像性となる。また、現像器13Mと現
像器13Cとは、左右対称の同一構造であるから、構成
部材の共通化が可能である。
131M1,131M2と、現像器13Cの2本の現像
スリーブ131C1,131C2とは、感光体ドラム1
0の回転中心を通る垂直面Vに対してほぼ面対称位置に
配置されているから(図2参照)、互いに逆方向に駆動
回転するこれらの2組の現像スリーブ131M1,13
1M2の現像領域と、131C1,131C2の現像領
域とは、反時計方向に駆動回転する感光体ドラム10に
対して、同等の現像性となる。また、現像器13Mと現
像器13Cとは、左右対称の同一構造であるから、構成
部材の共通化が可能である。
【0036】同様にして、現像器13Yの2本の現像ス
リーブ131Y1,131Y2も感光体ドラム10の像
形成面に対向して平行に上下方向に配置され、互いに逆
方向に回動して現像剤を現像領域に搬送する。現像器1
3Kも、2本の現像スリーブ131K1,131K2が
感光体ドラム10の像形成面に対向して平行に上下方向
に配置され、互いに逆方向に回動して現像剤を現像領域
に搬送する。
リーブ131Y1,131Y2も感光体ドラム10の像
形成面に対向して平行に上下方向に配置され、互いに逆
方向に回動して現像剤を現像領域に搬送する。現像器1
3Kも、2本の現像スリーブ131K1,131K2が
感光体ドラム10の像形成面に対向して平行に上下方向
に配置され、互いに逆方向に回動して現像剤を現像領域
に搬送する。
【0037】上記の現像器13Yの2本の現像スリーブ
131Y1,131Y2と、現像器13Kの2本の現像
スリーブ131K1,131K2とは、感光体ドラム1
0の回転中心を通る垂直面Vに対してほぼ面対称位置に
配置されているから(図2参照)、互いに逆方向に駆動
回転するこれらの2組の現像スリーブ131Y1,13
1Y2の現像領域と、131K1,131K2の現像領
域とは、反時計方向に駆動回転する感光体ドラム10に
対して、同等の現像性となる。また、現像器13Yと現
像器13Kとは、左右対称の同一構造であるから、構成
部材の共通化が可能である。
131Y1,131Y2と、現像器13Kの2本の現像
スリーブ131K1,131K2とは、感光体ドラム1
0の回転中心を通る垂直面Vに対してほぼ面対称位置に
配置されているから(図2参照)、互いに逆方向に駆動
回転するこれらの2組の現像スリーブ131Y1,13
1Y2の現像領域と、131K1,131K2の現像領
域とは、反時計方向に駆動回転する感光体ドラム10に
対して、同等の現像性となる。また、現像器13Yと現
像器13Kとは、左右対称の同一構造であるから、構成
部材の共通化が可能である。
【0038】130(Y,M,C,K)は、例えばアク
リル、ポリカーボネート等の絶縁性の樹脂から成り、ト
ナーとキャリアからなる二成分現像剤を収容する現像装
置のケーシング、131(Y,M,C,K)は内部に固
定した磁界発生手段である磁石体132(Y,M,C,
K)を有する現像剤搬送体である現像スリーブ、133
(Y,M,C,K),134(Y,M,C,K)は現像
剤攪拌スクリュー、135(Y,M,C,K)は現像剤
供給部材であるパドルホイール、136は現像剤搬送量
規制部材である。E1,E2はそれぞれバイアス印加手
段としての電源である。また図中の矢印は、感光体ドラ
ム10、現像スリーブ131(Y,M,C,K)、パド
ルホイール135(Y,M,C,K)、攪拌スクリュー
133(Y,M,C,K),134(Y,M,C,K)
の回転方向を示す。
リル、ポリカーボネート等の絶縁性の樹脂から成り、ト
ナーとキャリアからなる二成分現像剤を収容する現像装
置のケーシング、131(Y,M,C,K)は内部に固
定した磁界発生手段である磁石体132(Y,M,C,
K)を有する現像剤搬送体である現像スリーブ、133
(Y,M,C,K),134(Y,M,C,K)は現像
剤攪拌スクリュー、135(Y,M,C,K)は現像剤
供給部材であるパドルホイール、136は現像剤搬送量
規制部材である。E1,E2はそれぞれバイアス印加手
段としての電源である。また図中の矢印は、感光体ドラ
ム10、現像スリーブ131(Y,M,C,K)、パド
ルホイール135(Y,M,C,K)、攪拌スクリュー
133(Y,M,C,K),134(Y,M,C,K)
の回転方向を示す。
【0039】現像スリーブ131(Y,M,C,K)は
例えばアルミニウム、ステンレス等の非磁性かつ導電性
の金属からなる直径0.5〜3cmの円筒であり、表面
粗さが1〜30μmとなるように加工されている。
例えばアルミニウム、ステンレス等の非磁性かつ導電性
の金属からなる直径0.5〜3cmの円筒であり、表面
粗さが1〜30μmとなるように加工されている。
【0040】現像スリーブ131(Y,M,C,K)の
内部には、該現像スリーブ131(Y,M,C,K)の
表面の磁界が500〜1,200ガウスとなるようにN
極またはS極に着磁された5〜40極の磁極を有する円
柱状の磁石体132(Y,M,C,K)が固定して支持
されている。
内部には、該現像スリーブ131(Y,M,C,K)の
表面の磁界が500〜1,200ガウスとなるようにN
極またはS極に着磁された5〜40極の磁極を有する円
柱状の磁石体132(Y,M,C,K)が固定して支持
されている。
【0041】現像スリーブ131(Y,M,C,K)に
は前記電源E1,E2から感光体電位より少し低い電
位、例えば500〜800Vの直流成分と、5〜10k
Hz、VP-P=1.0〜3.0kVの交流成分の重畳電
圧が印加される。電源E1,E2は共通として、一種類
の直流と交流成分を重畳して用いてもよい。
は前記電源E1,E2から感光体電位より少し低い電
位、例えば500〜800Vの直流成分と、5〜10k
Hz、VP-P=1.0〜3.0kVの交流成分の重畳電
圧が印加される。電源E1,E2は共通として、一種類
の直流と交流成分を重畳して用いてもよい。
【0042】前記の各現像器13(Y,M,C,K)
は、前述した帯電器11(Y,M,C,K)による帯
電,露光光学系12(Y,M,C,K)による像露光に
よって形成される感光体ドラム10上の静電潜像を現像
バイアス電圧の印加により非接触の状態で反転現像す
る。
は、前述した帯電器11(Y,M,C,K)による帯
電,露光光学系12(Y,M,C,K)による像露光に
よって形成される感光体ドラム10上の静電潜像を現像
バイアス電圧の印加により非接触の状態で反転現像す
る。
【0043】原稿画像は本装置とは別体の画像読み取り
装置において、撮像素子により読み取られた画像或いは
コンピュータで編集された画像を、Y,M,C及びKの
各色別の画像信号として一旦メモリに記憶し格納され
る。
装置において、撮像素子により読み取られた画像或いは
コンピュータで編集された画像を、Y,M,C及びKの
各色別の画像信号として一旦メモリに記憶し格納され
る。
【0044】画像記録のスタートにより感光体駆動モー
タの始動により感光体ドラム10を反時計方向(図示矢
方向)へと回転し、同時に帯電器11Yの帯電作用によ
り感光体ドラム10に電位の付与が開始される。
タの始動により感光体ドラム10を反時計方向(図示矢
方向)へと回転し、同時に帯電器11Yの帯電作用によ
り感光体ドラム10に電位の付与が開始される。
【0045】感光体ドラム10は電位を付与されたあ
と、前記の露光光学系12Yにおいて第1の色信号即ち
イエローYの画像信号に対応する電気信号による露光が
開始されドラムの回転走査によってその表面の感光層に
原稿画像のイエロー(Y)の画像に対応する静電潜像を
形成する。
と、前記の露光光学系12Yにおいて第1の色信号即ち
イエローYの画像信号に対応する電気信号による露光が
開始されドラムの回転走査によってその表面の感光層に
原稿画像のイエロー(Y)の画像に対応する静電潜像を
形成する。
【0046】前記の潜像は現像器13Yにより現像スリ
ーブ131上の現像剤が非接触の状態で反転現像され感
光体ドラム10の回転に応じイエロー(Y)のトナー像
が形成される。
ーブ131上の現像剤が非接触の状態で反転現像され感
光体ドラム10の回転に応じイエロー(Y)のトナー像
が形成される。
【0047】次いで感光体ドラム10は前記イエロー
(Y)のトナー像の上に更に帯電器11Mの帯電作用に
より電位を付与され、露光光学系12Mの第2の色信号
即ちマゼンタ(M)の画像信号に対応する電気信号によ
る露光が行われ、現像器13Mによる非接触の反転現像
によって前記のイエロー(Y)のトナー像の上にマゼン
タ(M)のトナー像が順次重ね合わせて形成していく。
(Y)のトナー像の上に更に帯電器11Mの帯電作用に
より電位を付与され、露光光学系12Mの第2の色信号
即ちマゼンタ(M)の画像信号に対応する電気信号によ
る露光が行われ、現像器13Mによる非接触の反転現像
によって前記のイエロー(Y)のトナー像の上にマゼン
タ(M)のトナー像が順次重ね合わせて形成していく。
【0048】同様のプロセスにより帯電器11C、露光
光学系12C及び現像器13Cによって更に第3の色信
号に対応するシアン(C)のトナー像が、また帯電器1
1(K)、露光光学系12K及び現像器13Kによって
第4の色信号に対応する黒色(K)のトナー像が順次重
ね合わせて形成され、感光体ドラム10の一回転以内に
その周面上にカラーのトナー像が形成される。
光学系12C及び現像器13Cによって更に第3の色信
号に対応するシアン(C)のトナー像が、また帯電器1
1(K)、露光光学系12K及び現像器13Kによって
第4の色信号に対応する黒色(K)のトナー像が順次重
ね合わせて形成され、感光体ドラム10の一回転以内に
その周面上にカラーのトナー像が形成される。
【0049】これ等各露光光学系による感光体ドラム1
0の有機感光層に対する露光はドラムの内部より前述し
た露光波長に対し透明の基体を通して行われる。従って
第2,第3及び第4の色信号に対応する画像の露光は何
れも先に形成されたトナー像の影響を全く受けることな
く行われ、第1の色信号に対応する画像と同等の静電潜
像を形成することが可能となる。
0の有機感光層に対する露光はドラムの内部より前述し
た露光波長に対し透明の基体を通して行われる。従って
第2,第3及び第4の色信号に対応する画像の露光は何
れも先に形成されたトナー像の影響を全く受けることな
く行われ、第1の色信号に対応する画像と同等の静電潜
像を形成することが可能となる。
【0050】なお、各露光光学系12の発熱による感光
体ドラム10内の温度の安定化及び温度上昇の防止は、
支持部材120に熱伝導性の良好な材料を用い、低温の
場合はヒータを用い、高温の場合はヒートパイプを介し
て外部に放熱する等の措置を講ずることにより支障のな
い程度迄抑制することができる。また、各現像器13
(Y,M,C,K)による現像作用に際しては、それぞ
れ現像スリーブ131に対し直流或いは更に交流を加え
た現像バイアスが印加され、現像器13(Y,M,C,
K)に収容された一成分或いは二成分現像剤による非接
触現像が行われて、透明電導層を接地する感光体ドラム
10に対して非接触の反転現像が行われるようになって
いる。
体ドラム10内の温度の安定化及び温度上昇の防止は、
支持部材120に熱伝導性の良好な材料を用い、低温の
場合はヒータを用い、高温の場合はヒートパイプを介し
て外部に放熱する等の措置を講ずることにより支障のな
い程度迄抑制することができる。また、各現像器13
(Y,M,C,K)による現像作用に際しては、それぞ
れ現像スリーブ131に対し直流或いは更に交流を加え
た現像バイアスが印加され、現像器13(Y,M,C,
K)に収容された一成分或いは二成分現像剤による非接
触現像が行われて、透明電導層を接地する感光体ドラム
10に対して非接触の反転現像が行われるようになって
いる。
【0051】感光体ドラム10の内面から像露光を行う
ための現像順は、トナーの透光性と無関係に行うことが
できる。例えばK→Y→M→C,K→M→C→YやK→
C→M→Y等の順を選定し得る。
ための現像順は、トナーの透光性と無関係に行うことが
できる。例えばK→Y→M→C,K→M→C→YやK→
C→M→Y等の順を選定し得る。
【0052】感光体ドラム10の周面上に形成されたカ
ラーのトナー像は一旦、中間転写手段として設けた中間
転写ベルト14の周面に転写される。
ラーのトナー像は一旦、中間転写手段として設けた中間
転写ベルト14の周面に転写される。
【0053】中間転写ベルト14は厚さ0.5〜2.0
mmの無端状のゴムベルトで、シリコンゴム或いはウレ
タンゴムの108〜1012Ω・cmの抵抗値をもつ半導
電性基体と、ゴムの基体の外側にトナーフィルミング防
止層として厚さ5〜50μmのフッ素コーティングを行
った2層構成とされる。この層も同様な半導電性が好ま
しい。ゴムベルト基体の代わりに厚さ0.1〜0.5m
mの半導電性のポリエステルやポリスチレン、ポリエチ
レン、ポリエチレンテレフタレート等を使用することも
できる。中間転写ベルト14は、ローラ141,14
2,143及び144の間に張架され、ローラ144に
伝達される動力により感光体ドラム10の周速度に同期
して時計方向に循環して回動される。
mmの無端状のゴムベルトで、シリコンゴム或いはウレ
タンゴムの108〜1012Ω・cmの抵抗値をもつ半導
電性基体と、ゴムの基体の外側にトナーフィルミング防
止層として厚さ5〜50μmのフッ素コーティングを行
った2層構成とされる。この層も同様な半導電性が好ま
しい。ゴムベルト基体の代わりに厚さ0.1〜0.5m
mの半導電性のポリエステルやポリスチレン、ポリエチ
レン、ポリエチレンテレフタレート等を使用することも
できる。中間転写ベルト14は、ローラ141,14
2,143及び144の間に張架され、ローラ144に
伝達される動力により感光体ドラム10の周速度に同期
して時計方向に循環して回動される。
【0054】中間転写ベルト14は、ローラ141とロ
ーラ142の間のベルト面を感光体ドラム10の周面に
接し、一方ローラ143外周のベルト面を転写部材であ
る転写ローラ15に接していて、それぞれの接触位置に
おいてトナー像の転写域を形成している。
ーラ142の間のベルト面を感光体ドラム10の周面に
接し、一方ローラ143外周のベルト面を転写部材であ
る転写ローラ15に接していて、それぞれの接触位置に
おいてトナー像の転写域を形成している。
【0055】感光体ドラム10周面に付着した状態にあ
る複数色から成るカラートナー像は、先ず前記の中間転
写ベルト14と感光体ドラム10との間の接触位置にお
いて、ローラ142へのトナーと反対極性のバイアス電
圧の印加により順次中間転写ベルト14の周面側に転写
される。即ち、感光体ドラム10上のカラートナー像
は、接地したローラ141の案内によりトナーを散らす
ことなく転写域へと搬送され、ローラ142に対する1
〜2kVのバイアス電圧の印加によって中間転写ベルト
14側に効率良く転写される。
る複数色から成るカラートナー像は、先ず前記の中間転
写ベルト14と感光体ドラム10との間の接触位置にお
いて、ローラ142へのトナーと反対極性のバイアス電
圧の印加により順次中間転写ベルト14の周面側に転写
される。即ち、感光体ドラム10上のカラートナー像
は、接地したローラ141の案内によりトナーを散らす
ことなく転写域へと搬送され、ローラ142に対する1
〜2kVのバイアス電圧の印加によって中間転写ベルト
14側に効率良く転写される。
【0056】感光体ドラム10にはクリーニング装置1
6が、中間転写ベルト14にはクリーニング装置17が
圧接し、それぞれの備えるブレードが常時圧接されてい
て、残留した付着トナーの除去がなされて周面は常に清
浄な状態に保たれている。
6が、中間転写ベルト14にはクリーニング装置17が
圧接し、それぞれの備えるブレードが常時圧接されてい
て、残留した付着トナーの除去がなされて周面は常に清
浄な状態に保たれている。
【0057】一方、給紙カセット(図示せず)の給紙ロ
ーラ21の作動により転写紙Pが搬出されてタイミング
ローラ22に給送され、中間転写ベルト14上のカラー
トナー像の搬送に同期して転写ローラ15の転写域へと
給紙される。
ーラ21の作動により転写紙Pが搬出されてタイミング
ローラ22に給送され、中間転写ベルト14上のカラー
トナー像の搬送に同期して転写ローラ15の転写域へと
給紙される。
【0058】転写ローラ15は前記中間転写ベルト14
の周速度に同期して反時計方向に回動されていて、給紙
された転写紙Pは転写ローラ15と前記の接地状態にあ
るローラ143の間のニップ部の形成する転写域におい
て中間転写ベルト14上のカラートナー像に密着され、
転写ローラ15への1〜2kVのトナーと反対極性のバ
イアス電圧の印加により、カラートナー像は順次、転写
紙P上に転写される。
の周速度に同期して反時計方向に回動されていて、給紙
された転写紙Pは転写ローラ15と前記の接地状態にあ
るローラ143の間のニップ部の形成する転写域におい
て中間転写ベルト14上のカラートナー像に密着され、
転写ローラ15への1〜2kVのトナーと反対極性のバ
イアス電圧の印加により、カラートナー像は順次、転写
紙P上に転写される。
【0059】カラートナー像の転写を受けた転写紙Pは
除電され、搬送板23を介して定着装置24に搬送さ
れ、熱ローラ24Aと圧着ローラ24Bとの間に挟着搬
送して加熱され、トナーを溶着して定着がなされたのち
排紙ローラ25を介して装置外部に排出される。
除電され、搬送板23を介して定着装置24に搬送さ
れ、熱ローラ24Aと圧着ローラ24Bとの間に挟着搬
送して加熱され、トナーを溶着して定着がなされたのち
排紙ローラ25を介して装置外部に排出される。
【0060】現像スリーブ131(Y,M,C,K)上
に形成される現像剤層は、感光体ドラム10の表面に接
触せず、所定の間隙を保つように調整される。
に形成される現像剤層は、感光体ドラム10の表面に接
触せず、所定の間隙を保つように調整される。
【0061】また、現像スリーブ131(Y,M,C,
K)には直流電源E1と交流電源E2により直流成分に
交流成分を重畳した交流バイアス電圧が印加される。
K)には直流電源E1と交流電源E2により直流成分に
交流成分を重畳した交流バイアス電圧が印加される。
【0062】図4は、現像器13Mの展開断面図であ
る。複数の磁極を有する磁界発生手段である磁石体13
2M1,132M2の各両軸端は、現像器13Mのケー
シング130Mの両側壁に固定支持されている。現像ス
リーブ131M1の両軸端近傍は、ケーシング130M
の両側壁に設けた軸受138A,138Bにより回転可
能に支持されている。
る。複数の磁極を有する磁界発生手段である磁石体13
2M1,132M2の各両軸端は、現像器13Mのケー
シング130Mの両側壁に固定支持されている。現像ス
リーブ131M1の両軸端近傍は、ケーシング130M
の両側壁に設けた軸受138A,138Bにより回転可
能に支持されている。
【0063】図示しない駆動源に接続する原動歯車G0
は、パドルホイール135Mの一方の軸端に固定された
歯車G1,G2を駆動回転させる。歯車G1は現像スリ
ーブ131M1の軸端に固定された歯車G3に駆動を伝
達する。歯車G3は現像スリーブ131M2の軸端に固
定された歯車G7に駆動を伝達する。これにより、現像
スリーブは互いに逆回転する。歯車G2は攪拌スクリュ
ー133Mの回転軸に固定された歯車G4に駆動回転す
る。歯車G4と同軸上に固定された歯車G5は攪拌スク
リュー134Mの回転軸に固定された歯車G6に駆動を
伝達する。
は、パドルホイール135Mの一方の軸端に固定された
歯車G1,G2を駆動回転させる。歯車G1は現像スリ
ーブ131M1の軸端に固定された歯車G3に駆動を伝
達する。歯車G3は現像スリーブ131M2の軸端に固
定された歯車G7に駆動を伝達する。これにより、現像
スリーブは互いに逆回転する。歯車G2は攪拌スクリュ
ー133Mの回転軸に固定された歯車G4に駆動回転す
る。歯車G4と同軸上に固定された歯車G5は攪拌スク
リュー134Mの回転軸に固定された歯車G6に駆動を
伝達する。
【0064】このようにして、原動歯車G0の駆動回転
により、現像スリーブ131M1,131M2、パドル
ホイール135M、攪拌スクリュー133M,134M
がそれぞれ図3(a)に示す矢印方向に同時に回転され
る。即ち、現像スリーブ131M1は、感光体ドラム1
0と対向する現像領域において、感光体ドラム10の回
転方向Aと逆方向のB方向に駆動回転される。
により、現像スリーブ131M1,131M2、パドル
ホイール135M、攪拌スクリュー133M,134M
がそれぞれ図3(a)に示す矢印方向に同時に回転され
る。即ち、現像スリーブ131M1は、感光体ドラム1
0と対向する現像領域において、感光体ドラム10の回
転方向Aと逆方向のB方向に駆動回転される。
【0065】また、現像スリーブ131M2は、感光体
ドラム10と対向する現像領域において、感光体ドラム
10の回転方向Aと同方向のC方向に駆動回転される。
なお、現像スリーブ131M1,131M2の回転速度
は100〜300rpm.である。2本の現像スリーブ
131M1,131M2とすることにより、現像性が向
上する。この為、1本の現像スリーブの場合より回転速
度を半減でき、現像偏りも小さくなる効果がある。
ドラム10と対向する現像領域において、感光体ドラム
10の回転方向Aと同方向のC方向に駆動回転される。
なお、現像スリーブ131M1,131M2の回転速度
は100〜300rpm.である。2本の現像スリーブ
131M1,131M2とすることにより、現像性が向
上する。この為、1本の現像スリーブの場合より回転速
度を半減でき、現像偏りも小さくなる効果がある。
【0066】図5は、本発明のカラー画像形成装置の第
2の実施の形態を示す断面構成図である。なお、図5に
使用されている符号について、前記図1〜図4と同じ機
能を有する部分には、同符号を付している。また、前記
の実施の形態と異なる点を説明する。
2の実施の形態を示す断面構成図である。なお、図5に
使用されている符号について、前記図1〜図4と同じ機
能を有する部分には、同符号を付している。また、前記
の実施の形態と異なる点を説明する。
【0067】現像器13Yには、2本の現像ローラ13
1Y1,131Y2が、互いに逆方向に回動するように
設けられ、現像器13Mには互いに逆方向に回動する2
本の現像ローラ131M1,131M2が、現像器13
Cには互いに逆方向に回動する2本の現像ローラ131
C1,131C2が、現像器13Kには互いに逆方向に
回動する2本の現像ローラ131K1,131K2が設
けられている。
1Y1,131Y2が、互いに逆方向に回動するように
設けられ、現像器13Mには互いに逆方向に回動する2
本の現像ローラ131M1,131M2が、現像器13
Cには互いに逆方向に回動する2本の現像ローラ131
C1,131C2が、現像器13Kには互いに逆方向に
回動する2本の現像ローラ131K1,131K2が設
けられている。
【0068】本発明のカラー画像形成装置は、図5に示
すように感光体ドラム10の左側周面に面して現像器1
3Yとクリーニング装置19を、右側周面に面して現像
器13M,13Cおよび13Kを配置するものであっ
て、それにより画像の転写域から定着装置に至る記録紙
の給紙方向をほぼ水平に構成して搬送条件を良くするこ
とが出来る。
すように感光体ドラム10の左側周面に面して現像器1
3Yとクリーニング装置19を、右側周面に面して現像
器13M,13Cおよび13Kを配置するものであっ
て、それにより画像の転写域から定着装置に至る記録紙
の給紙方向をほぼ水平に構成して搬送条件を良くするこ
とが出来る。
【0069】図6は、本発明のカラー画像形成装置の第
3の実施の形態を示す断面構成図である。なお、図6に
使用されている符号について、前記図1〜図4と同じ機
能を有する部分には、同符号を付している。また、前記
の実施の形態と異なる点を説明する。
3の実施の形態を示す断面構成図である。なお、図6に
使用されている符号について、前記図1〜図4と同じ機
能を有する部分には、同符号を付している。また、前記
の実施の形態と異なる点を説明する。
【0070】このカラー画像形成装置は、像形成体の周
囲に、帯電器11(Y,M,C,K)、像露光手段12
(Y,M,C,K)、現像器13(Y,M,C,K)と
から成る画像形成ユニットを複数組(図示4組)配設し
たものである。但し、像形成体として可撓性の無端ベル
ト状の感光体(以下、感光体ベルトと称す)100を、
像露光手段12(Y,M,C,K)としてレーザビーム
走査光学装置を使用し感光体ベルトの外周面側から露光
するものである。
囲に、帯電器11(Y,M,C,K)、像露光手段12
(Y,M,C,K)、現像器13(Y,M,C,K)と
から成る画像形成ユニットを複数組(図示4組)配設し
たものである。但し、像形成体として可撓性の無端ベル
ト状の感光体(以下、感光体ベルトと称す)100を、
像露光手段12(Y,M,C,K)としてレーザビーム
走査光学装置を使用し感光体ベルトの外周面側から露光
するものである。
【0071】感光体ベルト100は、駆動ローラ101
及び従動ローラ102に張架され、内周面に設けられた
バックアップ部材103,104に当接しながら、図示
の時計方向に回動する。バックアップ部材103,10
4は、現像スリーブ131(Y,M,C,K)の現像領
域及び像露光手段12(Y,M,C,K)の結像位置を
位置決めしている。
及び従動ローラ102に張架され、内周面に設けられた
バックアップ部材103,104に当接しながら、図示
の時計方向に回動する。バックアップ部材103,10
4は、現像スリーブ131(Y,M,C,K)の現像領
域及び像露光手段12(Y,M,C,K)の結像位置を
位置決めしている。
【0072】張架された無端状の感光体ベルト100の
外周側面に近接して、帯電器11(Y,M,C,K)、
像露光手段12(Y,M,C,K)、現像器13(Y,
M,C,K)から成る像形成手段が4組設けられてい
る。
外周側面に近接して、帯電器11(Y,M,C,K)、
像露光手段12(Y,M,C,K)、現像器13(Y,
M,C,K)から成る像形成手段が4組設けられてい
る。
【0073】複数の現像器13(Y,M,C,K)は前
記像形成体の像形成面に沿って、左右に配設されてい
る。即ち、現像器13Yと現像器13K、現像器13M
と現像器13Cは、それぞれ感光体ドラム10の回転中
心を通る垂直面Vに対してほぼ面対称位置に配置されて
いる。
記像形成体の像形成面に沿って、左右に配設されてい
る。即ち、現像器13Yと現像器13K、現像器13M
と現像器13Cは、それぞれ感光体ドラム10の回転中
心を通る垂直面Vに対してほぼ面対称位置に配置されて
いる。
【0074】現像器13Yには、2本の現像ローラ13
1Y1,131Y2が感光体ドラム10の像形成面と平
行で上下方向に配置されている。現像ローラ131Y
1,131Y2は互いに逆方向に駆動回転される。
1Y1,131Y2が感光体ドラム10の像形成面と平
行で上下方向に配置されている。現像ローラ131Y
1,131Y2は互いに逆方向に駆動回転される。
【0075】同様にして、現像器13Mには、2本の現
像ローラ131M1,131M2が、現像器13Cに
は、2本の現像ローラ131C1,131C2が、現像
器13Kには、2本の現像ローラ131K1,131K
2が、それぞれ感光体ドラム10の像形成面と平行で上
下方向に配置されている。これらの現像ローラ131も
互いに逆方向に駆動回転される。
像ローラ131M1,131M2が、現像器13Cに
は、2本の現像ローラ131C1,131C2が、現像
器13Kには、2本の現像ローラ131K1,131K
2が、それぞれ感光体ドラム10の像形成面と平行で上
下方向に配置されている。これらの現像ローラ131も
互いに逆方向に駆動回転される。
【0076】画像記録のスタートにより、駆動モータが
回動して駆動ローラ101を介して感光体ベルト100
は図示の時計方向へと回動し、スコロトロン帯電器11
Yの帯電作用により感光体ベルト100への電位の付与
が開始される。感光体ベルト100は電位を付与された
あと、像露光手段12Yにおいて第1の色信号すなわち
イエロー(Y)の画像信号に対応する電気信号による露
光が開始され、ベルトの回転(副走査)によってその表
面の感光層に現像画像のイエロー(Y)の画像に対応す
る静電潜像を形成する。この潜像は現像器13Yにより
現像スリーブ131Y1,131Y2上に付着搬送され
た現像剤が非接触の状態で反転現像され、感光体ベルト
100の回転に応じてイエロー(Y)のトナー像が形成
される。
回動して駆動ローラ101を介して感光体ベルト100
は図示の時計方向へと回動し、スコロトロン帯電器11
Yの帯電作用により感光体ベルト100への電位の付与
が開始される。感光体ベルト100は電位を付与された
あと、像露光手段12Yにおいて第1の色信号すなわち
イエロー(Y)の画像信号に対応する電気信号による露
光が開始され、ベルトの回転(副走査)によってその表
面の感光層に現像画像のイエロー(Y)の画像に対応す
る静電潜像を形成する。この潜像は現像器13Yにより
現像スリーブ131Y1,131Y2上に付着搬送され
た現像剤が非接触の状態で反転現像され、感光体ベルト
100の回転に応じてイエロー(Y)のトナー像が形成
される。
【0077】次いで感光体ベルト100はイエロー
(Y)のトナー像の上にさらにスコロトロン帯電器11
Mの帯電作用により電位が付与され、像露光手段12M
の第2の色信号すなわちマゼンタ(M)の画像信号に対
応する電気信号による露光が行われ、現像器13Mによ
る非接触の反転現像によって前記のイエロー(Y)のト
ナー像の上にマゼンタ(M)のトナー像が重ね合わせて
形成される。
(Y)のトナー像の上にさらにスコロトロン帯電器11
Mの帯電作用により電位が付与され、像露光手段12M
の第2の色信号すなわちマゼンタ(M)の画像信号に対
応する電気信号による露光が行われ、現像器13Mによ
る非接触の反転現像によって前記のイエロー(Y)のト
ナー像の上にマゼンタ(M)のトナー像が重ね合わせて
形成される。
【0078】同様のプロセスによりスコロトロン帯電器
11C、像露光手段12C及び現像器13Cによってさ
らに第3の色信号に対応するシアン(C)のトナー像
が、またスコロトロン帯電器11K、像露光手段12K
及び現像器13Kによって第4の色信号に対応する黒色
(K)のトナー像が順次重ね合わせて形成され、感光体
ベルト100の一回転以内にその周面上にカラーのトナ
ー像が形成される。
11C、像露光手段12C及び現像器13Cによってさ
らに第3の色信号に対応するシアン(C)のトナー像
が、またスコロトロン帯電器11K、像露光手段12K
及び現像器13Kによって第4の色信号に対応する黒色
(K)のトナー像が順次重ね合わせて形成され、感光体
ベルト100の一回転以内にその周面上にカラーのトナ
ー像が形成される。
【0079】現像器13Y,13M,13C及び13K
による現像作用に際しては、それぞれ現像スリーブ13
1Y1,131Y2、131M1,131M2、131
C1,131C2及び131K1,131K2に対し直
流あるいは更に交流を加えた現像バイアスが印加され、
現像スリーブ131(Y,M,C,K)上に付着した一
成分或いは二成分現像剤による非接触現像により行われ
る。即ち、導電層を接地した感光体ベルト100に対し
て感光体ベルト100の帯電と同極性の直流バイアスが
印加された現像スリーブ131(Y,M,C,K)から
感光体ベルト100上の露光部にトナーを付着させる非
接触の反転現像が行われる。
による現像作用に際しては、それぞれ現像スリーブ13
1Y1,131Y2、131M1,131M2、131
C1,131C2及び131K1,131K2に対し直
流あるいは更に交流を加えた現像バイアスが印加され、
現像スリーブ131(Y,M,C,K)上に付着した一
成分或いは二成分現像剤による非接触現像により行われ
る。即ち、導電層を接地した感光体ベルト100に対し
て感光体ベルト100の帯電と同極性の直流バイアスが
印加された現像スリーブ131(Y,M,C,K)から
感光体ベルト100上の露光部にトナーを付着させる非
接触の反転現像が行われる。
【0080】かくして、感光体ベルト100の周面上に
形成されたカラーのトナー像は、転写部において、給紙
装置から給紙される転写紙P上に、感光体ベルト100
の駆動用の駆動ローラ101の下部に対向して配置され
た転写ローラ15により転写される。
形成されたカラーのトナー像は、転写部において、給紙
装置から給紙される転写紙P上に、感光体ベルト100
の駆動用の駆動ローラ101の下部に対向して配置され
た転写ローラ15により転写される。
【0081】トナー像の転写を受けた転写紙Pは、駆動
ローラ101の曲率に沿った感光体ベルト100周面よ
り分離されたのち、定着装置へ搬送される。19は転写
後に感光体ベルト100上に残留する現像剤を除去する
クリーニング装置である。
ローラ101の曲率に沿った感光体ベルト100周面よ
り分離されたのち、定着装置へ搬送される。19は転写
後に感光体ベルト100上に残留する現像剤を除去する
クリーニング装置である。
【0082】各現像器における現像スリーブの回転方向
は、像形成体の移動方向に対し、順→逆方向、或いは逆
→順方向の場合が混在しても、必ず順と逆方向の現像を
行うことにより、現像偏りが解消される。これによりト
ナー像を重ね合わせた場合に問題となっていた2色目以
降の色変動の問題が解決することができる。
は、像形成体の移動方向に対し、順→逆方向、或いは逆
→順方向の場合が混在しても、必ず順と逆方向の現像を
行うことにより、現像偏りが解消される。これによりト
ナー像を重ね合わせた場合に問題となっていた2色目以
降の色変動の問題が解決することができる。
【0083】なお、本発明のカラー画像形成装置は、4
個の現像器13(Y,M,C,K)に限定されるもので
はなく、2個以上の現像器を備えた画像形成装置に適用
可能である。
個の現像器13(Y,M,C,K)に限定されるもので
はなく、2個以上の現像器を備えた画像形成装置に適用
可能である。
【0084】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
複数組の現像器を備えたカラー画像形成装置において、
各現像器に備えられた複数の現像スリーブは、像形成体
の回転方向に対して、順方向と逆方向との回転による現
像工程を行うことから、現像偏りが解消でき、像形成体
上に形成された潜像の種類によらず現像の方向性がなく
十分な現像性を得るとともに、多色トナー像の重ね合わ
せ現像時においても現像偏りに伴う色変動や混色が発生
せず、高濃度、高品質の画像を安定して得ることができ
る。さらに、複数の現像器の共通化を可能にすることに
より、製造原価の低減、組立作業、部品管理の容易化等
の利点がある。
複数組の現像器を備えたカラー画像形成装置において、
各現像器に備えられた複数の現像スリーブは、像形成体
の回転方向に対して、順方向と逆方向との回転による現
像工程を行うことから、現像偏りが解消でき、像形成体
上に形成された潜像の種類によらず現像の方向性がなく
十分な現像性を得るとともに、多色トナー像の重ね合わ
せ現像時においても現像偏りに伴う色変動や混色が発生
せず、高濃度、高品質の画像を安定して得ることができ
る。さらに、複数の現像器の共通化を可能にすることに
より、製造原価の低減、組立作業、部品管理の容易化等
の利点がある。
【図1】本発明に係わる画像形成装置の一例であるカラ
ープリンタの断面構成図。
ープリンタの断面構成図。
【図2】像形成体の像形成面の周囲に配置された画像形
成手段の拡大断面図。
成手段の拡大断面図。
【図3】現像器13M及び現像器13Cの拡大断面図。
【図4】現像器13Mの展開断面図。
【図5】本発明のカラー画像形成装置の第2の実施の形
態を示す断面構成図。
態を示す断面構成図。
【図6】本発明のカラー画像形成装置の第3の実施の形
態を示す断面構成図。
態を示す断面構成図。
【図7】従来のカラー画像形成装置の一例を示す構成
図。
図。
10 像形成体(感光体ドラム) 100 像形成体(感光体ベルト) 11(Y,M,C,K) スコロトロン帯電器(帯電
器) 12(Y,M,C,K) 像露光手段(露光光学系) 13(Y,M,C,K) 現像器 130(Y,M,C,K) ケーシング 131(Y1,Y2),131(M1,M2)現像スリ
ーブ(現像ローラ) 131(C1,C2),131(K1,K2)現像スリ
ーブ(現像ローラ) 132(Y,M,C,K) 磁界発生手段(磁石体) 133(Y,M,C,K) 現像剤攪拌スクリュー(攪
拌スクリュー) 134(Y,M,C,K) 現像剤攪拌スクリュー(攪
拌スクリュー) 135(Y,M,C,K) 現像剤供給部材(パドルホ
イール) 136(Y,M,C,K) 現像剤搬送量規制部材 14 中間転写ベルト 15 転写ローラ P 転写紙 V 垂直面
器) 12(Y,M,C,K) 像露光手段(露光光学系) 13(Y,M,C,K) 現像器 130(Y,M,C,K) ケーシング 131(Y1,Y2),131(M1,M2)現像スリ
ーブ(現像ローラ) 131(C1,C2),131(K1,K2)現像スリ
ーブ(現像ローラ) 132(Y,M,C,K) 磁界発生手段(磁石体) 133(Y,M,C,K) 現像剤攪拌スクリュー(攪
拌スクリュー) 134(Y,M,C,K) 現像剤攪拌スクリュー(攪
拌スクリュー) 135(Y,M,C,K) 現像剤供給部材(パドルホ
イール) 136(Y,M,C,K) 現像剤搬送量規制部材 14 中間転写ベルト 15 転写ローラ P 転写紙 V 垂直面
Claims (5)
- 【請求項1】 像形成体の像形成面の近傍に、帯電器、
像露光手段、現像器から成る画像形成ユニットを複数組
配設し、前記像形成体の一回転中に帯電、像露光及び現
像の各処理を複数回繰り返し、前記像形成体の周面に複
数のトナー像を重ね合わせてカラートナー像を形成する
カラー画像形成装置において、前記複数の現像器が前記
像形成体の像形成面に沿って配設されるとともに、前記
現像器には、2本の現像ローラが前記像形成面と平行に
配置され、且つ、前記現像ローラは互いに逆方向に回動
することを特徴とするカラー画像形成装置。 - 【請求項2】 前記複数の現像器が前記像形成体の像形
成面に沿って、像形成体の左右に配設されていることを
特徴とする請求項1に記載のカラー画像形成装置。 - 【請求項3】 前記像形成体の像形成面と現像器の現像
ローラとが近接する現像領域への現像剤の供給は、前記
互いに逆方向に回動する2本の現像ローラ間から両外側
へ現像剤を搬送することにより行われることを特徴とす
る請求項1又は2に記載のカラー画像形成装置。 - 【請求項4】 前記像形成体は、円筒状の感光体ドラム
であることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記
載のカラー画像形成装置。 - 【請求項5】 前記像形成体は、駆動ローラと従動ロー
ラ間に巻回されて回動する感光体ベルトであることを特
徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載のカラー画像
形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9274502A JPH11109709A (ja) | 1997-10-07 | 1997-10-07 | カラー画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9274502A JPH11109709A (ja) | 1997-10-07 | 1997-10-07 | カラー画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11109709A true JPH11109709A (ja) | 1999-04-23 |
Family
ID=17542594
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9274502A Pending JPH11109709A (ja) | 1997-10-07 | 1997-10-07 | カラー画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11109709A (ja) |
-
1997
- 1997-10-07 JP JP9274502A patent/JPH11109709A/ja active Pending
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