JP2002062706A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2002062706A JP2000245993A JP2000245993A JP2002062706A JP 2002062706 A JP2002062706 A JP 2002062706A JP 2000245993 A JP2000245993 A JP 2000245993A JP 2000245993 A JP2000245993 A JP 2000245993A JP 2002062706 A JP2002062706 A JP 2002062706A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡易な構成で、モノクロモードからフルカラ
ーモードに切り換えるときに、各感光体ドラムのドラム
ギア同士の回転位置関係が装置組立て時の所定の回転位
置関係からずれるのを防止することができるプリンタを
提供する。 【解決手段】 モノクロモードが終了した後、フルカラ
ーモードを開始する前に、モノクロモードの実行期間に
黒用の感光体ドラム11Kのドラムギア110Kが回転
した累積回転角度に基づいて、各ドラムギア110Y、
110M、110C、110Kが装置組立て時の所定の
回転位置関係を満たすように、黒用の感光体ドラム11
Kを回転駆動する第1駆動モータ111を制御するコン
トローラ200を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリン
タ、ファクシミリなどの画像形成装置に係り、詳しく
は、複数の像担持体を備え、すべての像担持体を駆動し
た状態で画像形成を行う第1の画像形成モードと、一部
の像担持体を駆動するとともに他の像担持体の駆動を停
止した状態で画像形成を行う第2の画像形成モードとを
切り換えて実行可能に構成された画像形成装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の画像形成装置としては、
帯電トナーからなるトナー像が表面に形成される像担持
体としての感光体ドラム等をそれぞれ有する複数のトナ
ー像形成部を、転写材としての転写紙を担持して搬送す
る転写搬送部材としての紙搬送ベルトの移動方向に沿っ
て平行に配置した、いわゆるタンデム方式の画像形成装
置が知られている(例えば、特開平6−202430号
公報参照)。この画像形成装置において、各トナー像形
成部の感光体ドラム上に形成された静電潜像はそれぞ
れ、互いに異なる色の帯電トナーを用いて現像される。
そして、各感光体ドラムと紙搬送ベルトとが接触対向す
る転写位置において、紙搬送ベルトに転写バイアスが印
加され、転写バイアスで発生した転写電界によって各感
光体ドラム上の帯電トナー像が紙搬送ベルト上の転写紙
に順次転写されてカラー画像となる。
【0003】このような複数の感光体ドラムを備えたタ
ンデム型の画像形成装置では、各感光体ドラムに固着さ
れた駆動受部材としての被駆動ギアと、駆動手段側の駆
動ギアとがそれぞれ噛み合って回転駆動力が伝達される
ことにより、各感光体ドラムが回転する。ところが、各
感光体ドラムに固着される被駆動ギアは必ず加工誤差を
伴っているため、均一な回転駆動力で駆動したとしても
感光体ドラムに周期的な回転ムラが生じてしまう。この
回転ムラは、感光体ドラム周面の移動速度の変動となっ
てしまうため、各感光体ドラム上の各色のトナー像を転
写紙に重ね合わせたときの色ずれの原因となる。この色
ずれを解決するために、同じような加工誤差を有する被
駆動ギアを用い、これらの被駆動ギア同士の回転位置関
係が所定の回転位置関係になるように、画像形成装置が
組み立てられる。このように組み立てられた装置では、
すべての感光体ドラムが常に同じ回転速度で同時に回転
駆動される限り、上記感光体ドラムの周期的な回転ムラ
が互いに同期するため、上記色ずれのないカラー画像を
形成することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記複数の
感光体ドラムを備えた画像形成装置は、画像形成時に常
にすべての感光体ドラムを回転駆動するとは限らない。
例えば、すべての感光体ドラムを回転駆動してカラー画
像を形成するカラーモードと、黒トナー像が形成される
感光体ドラムのみを回転駆動して黒色のみの画像を形成
するモノクロモードとを切り換えて実行できるように構
成された画像形成装置がある。このような2つの画像形
成モードを切り換えて画像形成を行うと、装置の組立て
時にせっかく合わせていた被駆動ギア同士の回転位置関
係が、上記装置組立て時の所定の回転位置関係からずれ
てしまい、カラーモード時に上記色ずれが発生するよう
になるという問題点があった。
【0005】そこで、このように画像形成モードを切り
換えて画像形成を行ったときの色ずれを防止するため
に、黒トナー像用の感光体ドラムに対応した駆動ギアの
目印をセンサで検知するとともに、カラートナー像用の
感光体ドラムに対応した駆動ギアの目印をセンサで検知
し、モノクロモードからカラーモードに切り換えたとき
に両センサによる検知結果に基づいて、感光体ドラムの
相対位相を補正するように駆動ギアを駆動するものが知
られている(特開平9−179372号公報参照)。
【0006】ところが、上記公報に記載されている画像
形成装置では、上記駆動ギアの目印を検知する複数のセ
ンサを必要とするため、装置構成が複雑となり小型化及
び低コスト化が難しいという問題点があった。
【0007】本発明は以上の背景の下でなされたもので
あり、その目的とするところは、簡易な構成で、一部の
像担持体のみを回転駆動する第2の画像形成モードから
すべての像担持体を回転駆動する第1の画像形成モード
に切り換えるときに、各像担持体の駆動受部材同士の回
転位置関係が装置組立て時の所定の回転位置関係からず
れるのを防止することができる画像形成装置を提供する
ことである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、トナー像が形成される複数の像
担持体と、各像担持体に取り付けられた複数の駆動受部
材と、該複数の像担持体の一部からなる第1の像担持体
群に属する像担持体を該駆動受部材を介して回転駆動す
る第1の駆動手段と、残りの像担持体からなる第2の像
担持体群に属する像担持体を該駆動受部材を介して回転
駆動する第2の駆動手段と、各像担持体にトナー像を形
成する複数のトナー像形成部と、各像担持体に対向する
複数の転写位置を通過するように被転写体を搬送する搬
送手段と、各像担持体上のトナー像を被転写体に転写す
る複数の転写手段とを備え、すべての像担持体を駆動し
た状態で画像形成を行う第1の画像形成モードと、第1
の像担持体群に属する像担持体を駆動するとともに第2
の像担持体群に属する像担持体の駆動を停止した状態で
画像形成を行う第2の画像形成モードとを切り換えて実
行可能に構成され、各駆動受部材同士の回転位置関係が
所定の回転位置関係を満たすように組み立てられた画像
形成装置において、第2の画像形成モードが終了した
後、第1の画像形成モードを開始する前に、第2の画像
形成モードの実行期間に第1の像担持体群に属する像担
持体の駆動受部材が回転した累積回転角度に基づいて、
各駆動受部材が該所定の回転位置関係を満たすように第
1の駆動手段及び第2の駆動手段の少なくとも一方を制
御する駆動制御手段を設けたことを特徴とするものであ
る。
【0009】請求項1の画像形成装置では、第1の像担
持体群に属する像担持体のみ回転駆動する第2の画像形
成モードが終了した後、すべての像担持体を回転駆動す
る第1の画像形成モードを開始する前に、駆動制御手段
により第1の駆動手段及び第2の駆動手段の少なくとも
一方を制御する。この画像形成モード切換時の制御によ
り、第2の画像形成モードの実行期間に第1の像担持体
群に属する像担持体の駆動受部材が回転した累積回転角
度に基づいて、各駆動受部材同士の回転位置関係が装置
組立て時における所定の回転位置関係を満たすように、
第1の像担持体群又は第2の像担持体群に属する像担持
体及びその駆動受部材を回転させる。この制御により、
第2の画像形成モードに続いて実行される第1の画像形
成モードにおいて、各像担持体の駆動受部材同士の回転
位置関係が装置組立て時における所定の回転位置関係を
満たした状態で、各像担持体が回転駆動される。
【0010】請求項2の発明は、請求項1の画像形成装
置において、第1の駆動手段及び第2の駆動手段がそれ
ぞれ、入力パルスに従って回転角度が変化する駆動モー
タを用いて構成され、第2の画像形成モードの実行期間
に第1の駆動手段の駆動モータに入力した入力パルスの
数に基づいて、各駆動受部材を上記所定の回転位置関係
を満たす回転位置に戻すように第1の駆動手段及び第2
の駆動手段の少なくとも一方を制御することを特徴とす
るものである。
【0011】請求項2の画像形成装置では、第1の駆動
手段の駆動モータに入力した入力パルスの数が、第2の
画像形成モードの実行期間に第1の像担持体群に属する
像担持体の駆動受部材が回転した累積回転角度に対応す
る。この累積回転角度に対応している駆動モータに対す
る入力パルスを制御に流用することができるので、上記
累積回転角度を測定するための手段を個別に設ける必要
がない。
【0012】請求項3の発明は、請求項1の画像形成装
置において、上記複数の駆動受部材がすべて、同一の金
型によって成形されたものであることを特徴とするもの
である。
【0013】請求項3の画像形成装置では、各像担持体
に固着される複数の駆動受部材が、同一の金型から成形
されている。このため、これらの駆動受部材に偏心や形
状誤差があったとしても、それらの偏心や形状誤差はど
の駆動受部材でも同じになる。そこで、装置の組立て時
に、各像担持体の駆動受部材同士の回転位置関係が、ト
ナー像を形成するときの各像担持体表面の移動速度ムラ
が同じになるような所定の回転位置関係を満たすよう
に、各駆動部材を取り付けておく。このように各駆動受
部材を取り付けておくことにより、転写体上に重ねあわ
せる各トナー像間の位置ずれがなくなる。
【0014】請求項4の発明は、請求項1の画像形成装
置において、第1の駆動手段及び第2の駆動手段のそれ
ぞれを、単一の駆動モータを用いるとともに該駆動モー
タから各像担持体までの減速比が同一になるように構成
したことを特徴とするものである。
【0015】請求項4の画像形成装置では、第1の駆動
手段及び第2の駆動手段のうち複数の像担持体を回転駆
動する駆動手段について、単一の駆動モータによって各
像担持体を回転駆動することができる。そして、駆動モ
ータから各像担持体までの減速比が同一であるので、一
つの駆動モータで駆動する像担持体が複数のときでも、
各像担持体を同じ回転速度で回転することができる。
【0016】請求項5の発明は、請求項1、2、3又は
4の画像形成装置において、第1の像担持体群が、黒ト
ナー像が形成される像担持体で構成され、第2の像担持
体群が、互いに異なる色のカラートナー像がそれぞれ形
成される複数の像担持体で構成され、第1の画像形成モ
ードがカラー画像を形成するカラーモードであり、第2
の画像形成モードがモノクロ画像を形成するモノクロモ
ードであることを特徴とするものである。
【0017】請求項5の画像形成装置では、モノクロモ
ードに続いて実行されるカラーモードにおいて、各像担
持体の駆動受部材同士の回転位置関係が装置組立て時に
おける所定の回転位置関係を満たした状態で、各像担持
体が回転駆動される。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明を、画像形成装置で
ある電子写真方式のカラーレーザプリンタ(以下「レー
ザプリンタ」という)に適用した実施形態について説明
する。図2は、本実施形態に係るレーザプリンタの概略
構成図である。このレーザプリンタは、イエロー
(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)、黒(K)の各
色の画像を形成するための4組のトナー像形成部1Y、
1M、1C、1K(以下、各符号の添字Y、M、C、K
は、それぞれイエロー、マゼンダ、シアン、黒用の部材
であることを示す)が、被転写体(転写材)としての転
写紙の移動方向(図中の矢印A方向)における上流側か
ら順に配置されている。このトナー像形成部1Y、1
M、1C、1Kはそれぞれ、像担持体としての感光体ド
ラム11Y、11M、11C、11Kを有する感光体ユ
ニットと、現像ユニットとを備えている。また、各トナ
ー像形成部1Y、1M、1C、1Kの配置は、各感光体
ユニット内の感光体ドラムの回転軸が平行になるように
且つ転写紙移動方向に所定のピッチで配列するように、
設定されている。
【0019】また、本レーザプリンタは、上記トナー像
形成部1Y、1M、1C、1Kのほか、光書込ユニット
2、給紙カセット3,4、レジストローラ対5、転写紙
を担持して各トナー像形成部の転写位置を通過するよう
に搬送する転写搬送部材としての転写搬送ベルト60を
有するベルト装置としての転写ユニット6、ベルト定着
方式の定着ユニット7、排紙トレイ8等を備えている。
また、本レーザプリンタは、図示していない手差しトレ
イ、トナー補給容器、廃トナーボトル、両面・反転ユニ
ット、電源ユニットなども備えている。上記光書込ユニ
ット2は、光源、ポリゴンミラー、f−θレンズ、反射
ミラー等を備え、画像データに基づいて各感光体ドラム
11Y、11M、11C、11Kの表面にレーザ光を走
査しながら照射する。また、図2中の一点鎖線は、転写
紙の搬送経路を示している。給紙カセット3,4から給
送された転写紙は、図示しない搬送ガイドガイドされな
がら搬送ローラで搬送され、レジストローラ対5が設け
られている一時停止位置に送られる。このレジストロー
ラ対5により所定のタイミングで送出された転写紙は転
写搬送ベルト60で担持され、各トナー像形成部1Y、
1M、1C、1Kの転写位置を通過するように搬送され
る。各トナー像形成部1Y、1M、1C、1Kのトナー
像が転写されカラー画像が形成された転写紙は、定着ユ
ニット7でトナー像が定着された後、排紙トレイ8上に
排出される。
【0020】図3は、上記トナー像形成部1Y、1M、
1C、1Kのうち、イエローのトナー像形成部1Yの概
略構成を示す拡大図である。他のトナー像形成部1M、
1C、1Kについてもそれぞれ同じ構成となっているの
で、それらの説明は省略する。図3において、トナー像
形成部1Yは、前述のように感光体ユニット10Y及び
現像ユニット20Yを備えている。感光体ユニット10
Yは、感光体ドラム11Yのほか、感光体ドラム表面に
潤滑剤を塗布するブラシローラ12Y、感光体ドラム表
面をクリーニングする揺動可能なカウンタブレード13
Y、感光体ドラム表面を除電する除電ランプ14Y、感
光体ドラム表面を一様帯電する非接触型の帯電ローラ1
5Y等を備えている。本実施形態では、各感光体ユニッ
トの感光体ドラムとして、表面に有機感光体(OPC)
層を有するものを用いている。上記構成の感光体ユニッ
トにおいて、帯電ローラ15Yにより一様帯電された感
光体ドラム11Yの表面に、上記光書込ユニット2で変
調及び偏向されたレーザ光Lが走査されながら照射され
ると、感光体ドラム11Yの表面に静電潜像が形成され
る。感光体ドラム11Y上の静電潜像は、後述の現像ユ
ニット20Yで現像されてイエローのトナー像となる。
転写搬送ベルト60上の転写紙100が通過する転写位
置Ptでは、感光体ドラム11Y上のトナー像が転写紙
100に転写される。トナー像が転写された後の感光体
ドラム11Yの表面は、ブラシローラ12Yで所定量の
潤滑剤が塗布された後、カウンタブレード13Yでクリ
ーニングされ、除電ランプ14Yから照射された光によ
って除電され、次の静電潜像の形成に備えられる。
【0021】上記現像ユニット20Yは、磁性キャリア
及びマイナス帯電のトナーを含む二成分現像剤を使用し
ている。そして、現像ケース21Yの感光体ドラム側の
開口から一部露出するように配設された現像剤担持体と
しての現像ローラ22Yや、搬送スクリュウ23Y,2
4Y、現像ドクタ25Y、トナー濃度センサ(Tセン
サ)26Y、粉体ポンプ27Y等を備えている。現像ケ
ース21Y内に収容された現像剤は搬送スクリュウ23
Y,24Yで撹拌搬送されることにより摩擦帯電され
る。そして、この現像剤の一部が現像ローラ22Yの表
面に担持され、現像ドクタ25Yで層厚が規制された
後、感光体ドラム11Yと対向する現像位置に搬送され
る。現像位置では、現像ローラ上の現像剤中のトナーに
より感光体ドラム11Y上の静電潜像が現像される。現
像ケース21Y内の現像剤のトナー濃度は上記トナー濃
度センサ26Yで検知され、必要に応じて粉体ポンプ2
7Yによりトナーが補給される。
【0022】図4(a)及び(b)はそれぞれ、フルカ
ラーモード(第1の画像形成モード)実行時及びモノク
ロモード(第2の画像形成モード)実行時における転写
ユニット6の拡大図である。この転写ユニット6で使用
した転写搬送ベルト60は、体積抵抗率が10〜10
11Ωcmである中抵抗の無端状単層ベルトであり、そ
の材質はPVDF(ポリふっ化ビニリデン)である。こ
の転写搬送ベルト60は、各トナー像形成部の感光対ド
ラム11Y、11M、11C、11Kに接触対向する各
転写位置を通過するように、4つの接地された支持ロー
ラ61〜64に掛け回されている。これらの支持ローラ
にうち、転写紙移動方向上流側の入口ローラ61には、
所定電圧が印加された静電吸着ローラ65が対向するよ
うに配置されている。この2つのローラ61,65の間
を通過した転写紙は転写搬送ベルト60上に静電吸着さ
れる。また、転写紙移動方向下流側の出口ローラ62は
転写搬送ベルト60を摩擦駆動する駆動ローラであり、
図示しない駆動源に接続されている。また、支持ローラ
63,64間に張架されている転写搬送ベルト60の外
周面には、所定のクリーニング用電圧が印加された図示
しないバイアスローラが接触するように配置されてい
る。このバイアスローラにより転写搬送ベルト60上に
付着したトナー等の異物が除去される。
【0023】また、各転写位置において転写電界を形成
する転写電界形成手段として、感光体ドラムに接触対向
して転写ニップを形成している転写搬送ベルト60の裏
面に接触するように、転写バイアス印加部材67Y、6
7M、67C、67Kを設けている。この転写バイアス
印加部材67Y、67M、67C、67Kはマイラ製の
固定ブラシであり、各転写バイアス電源9Y、9M、9
C、9Kから転写バイアスが印加される。この転写バイ
アス印加部材で印加された転写バイアスにより、転写搬
送ベルト60に転写電荷が付与され、各転写位置におい
て該転写搬送ベルト60と感光体ドラム表面との間に所
定強度の転写電界が形成される。
【0024】また、本実施形態では、各転写位置を通過
する転写紙100を転写搬送ベルト60とともに各感光
体ドラム11Y、11M、11C、11Kに押圧する複
数の押圧手段を、転写搬送ベルト60の移動を案内する
案内部材としてのバックアップローラ68Y、68M、
68C、68Kを用いて構成している。各バックアップ
ローラ68Y、68M、68C、68Kの両端部には、
加圧バネ69Y、69M、69C、69Kが取り付けら
れ、感光体ドラム側に付勢されている。
【0025】図5及び図6はそれぞれ、イエローのトナ
ー像形成部1Yにおける感光体ドラム11Y及びバック
アップローラ68Yの正面図及び側面図である。なお、
図5及び図6では、イエローのトナー像形成部1Yに対
するバックアップローラ68Yについて示しているが、
他のバックアップローラ68M、68C、68Kも同様
な構成となっている。上記バックアップローラ68Yの
両端部の回転軸は、軸受け681Y,682Yを介して
図示しないユニット側板に支持され、転写搬送ベルト6
0の移動に伴ってバックアップローラ68Yが回転可能
となっている。このバックアップローラ68Yは、図中
Dで示す所定の突き出し量でトナー像形成部1Y側に突
き出され、転写位置の転写紙移動方向上流側で転写搬送
ベルト60を感光体ドラム11Yの周面に一部巻き付け
るように該転写搬送ベルト60の移動を案内している。
ここで、上記「突き出し量」Dは、各転写位置を通過す
る仮想平面と、バックアップローラ68Yの感光体ドラ
ム側の頂点との間の距離である。上記転写搬送ベルト6
0を感光体ドラム11Yに巻き付けることにより、転写
搬送ベルト60が感光体ドラム11Yの周面に押圧され
るため、転写ニップにおける転写紙100と感光体ドラ
ム11Yとの接触圧が高まり、転写位置における転写効
率が高くなる。白抜け等の転写不良を防止することがで
きる。
【0026】また、上記転写ユニット6は、装置本体に
対して固定配置された転写ユニット本体600と、転写
ユニット本体側に設けられた揺動軸602を中心に揺動
可能な転写サブユニット601とにより構成されてい
る。上記転写ユニット本体600には、黒用の転写バイ
アス印加部材67K及びバックアップローラ68K、支
持ローラ61〜64、転写サブユニット601を揺動さ
せるための偏心カム603等を有している。一方、上記
転写サブユニット601は、カラー用の転写バイアス印
加部材67Y、67M、67C、バックアップローラ6
8Y、68M、68C等を有している。また、転写サブ
ユニット601の揺動端部と転写ユニット本体600と
の間には、転写サブユニット601をカラー用の感光体
ドラム11Y、11M、11Cから離間させるように付
勢する付勢手段としてのスプリングが取り付けられてい
る。上記偏心カム603は図示しない駆動装置により回
転駆動され、、転写サブユニット601の揺動端部の下
面に接触するように取り付けられている。図4(a)に
示すカラーモード実行時には、スプリング604の付勢
力に抗して転写サブユニット601の揺動端部の下面を
押し上げる位置に、偏心カム603を回転させる。これ
により、転写搬送ベルト60とすべての感光体ドラムと
が接触し、各感光体ドラム上の各色のトナー像を転写搬
送ベルト60上の転写紙に重ね合わせて転写できる状態
となる。図4(b)に示すモノクロモード実行時には、
上記転写サブユニット601の揺動端部に対する押上げ
力が解除される位置に、偏心カム603を回転させる。
これにより、スプリング604の付勢力で転写サブユニ
ット601の揺動端部が押し下げられ、転写搬送ベルト
60とカラー用の感光体ドラム11Y、11M、11C
とが離間し、感光体ドラム11K上の黒色のトナー像の
みを転写搬送ベルト60上の転写紙に転写できる状態と
なる。
【0027】図7は、感光体ドラム11Y、11M、1
1C、11Kを回転駆動する感光体駆動手段の説明図で
ある。これらの感光体ドラムは、第1の感光体群(第1
の像担持体群)に属する黒用の感光体ドラム11Kと、
第2の感光体群(第2の像担持体群)に属するカラー用
の感光体ドラム11Y、11M、11Cとに分けられ
る。各感光体ドラムは、所定の間隔Lで並ぶように配置
されている。各感光体ドラムにはそれぞれ、駆動受部材
としてのドラムギア110Y、110M、110C、1
10Kが取り付けられている。上記黒用の感光体ドラム
11Kのドラムギア110Kには、第1駆動モータ11
1の駆動軸に取り付けられ、図中反時計方向に回転駆動
される駆動伝達部材としてのドラム駆動ギア112が噛
み合っている。この第1駆動モータ111としては、入
力パルスに従って回転角度が変化するステッピングモー
タが用いられている。この第1駆動モータ111とドラ
ム駆動ギア112とにより、第1の駆動手段が構成され
ている。また、マゼンタ及びシアンの感光体ドラム11
0M、110Cのドラムギア111M、111Cには、
3つの感光体ドラムに兼用されている第2駆動モータ1
13の駆動軸に取り付けられ、図中反時計方向に回転駆
動される駆動伝達部材としてのドラム駆動ギア114が
噛み合っている。この第2駆動モータ111としても、
入力パルスに従って回転角度が変化するステッピングモ
ータが用いられている。また、マゼンタの感光体ドラム
110Mのドラムギア111Mとイエローの感光体ドラ
ム11Yのドラムギア111Yとの間には、アイドルギ
ア115が噛み合うように設けられている。この第2駆
動モータ113、ドラム駆動ギア114及びアイドルギ
ア115により、第2の駆動手段が構成されている。こ
の第2の駆動手段では、単一の第2駆動モータ113に
よってカラー用の各感光体ドラム11Y、11M、11
Cを回転駆動することができる。そして、駆動モータ1
13から各感光体ドラム11Y、11M、11Cまでの
減速比を同一にし、各感光体ドラムを同じ回転速度で回
転することができるようにしている。
【0028】上記構成の感光体駆動手段において、フル
カラーモード時に各駆動モータ111、113を同時に
図中反時計方向に回転させると、各ドラムギア110
Y、110M、110C、110Kを介してすべての感
光体ドラム11Y、11M、11C、11Kを図中時計
方向に同じ回転速度で回転駆動することができる。ま
た、各駆動モータ111、113は、後述の制御部によ
り独立に回転駆動制御することができる。そして、モノ
クロモード時に黒用の第1駆動モータ111のみを図中
反時計方向に回転すると、ドラムギア110Kを介して
黒用の感光体ドラム11Kを図中時計方向に回転駆動
し、カラー用の感光体ドラム11Y、11M、11Cの
回転は停止した状態にすることができる。
【0029】ここで、上記感光体ドラムの駆動伝達に用
いる各ドラムギア110Y、110M、110C、11
0Kは、同一の金型から成形されたものであり、同じよ
うな偏心特性および形状誤差を有している。そして、金
型の同じ基準位置に対応している各ドラムギアの外周部
の近傍の側面部には、装置組立て時に用いる位置合わせ
用のマーク(★)116Y、116M、116C、11
6Kが付されている。なお、ドラム駆動ギア112、1
14についても同一金型から成形するのが好ましい。
【0030】図8は、各ドラムギア110Y、110
M、110C、110Kを介して同時に回転駆動したと
きの各感光体ドラム表面の線速変動の一例を示してい
る。図中の横軸は、各感光体ドラムの外周の移動距離で
あり、左端の縦線Oの位置が例えば図7の状態(イエロ
ーのドラムギア110Yのマーク116Yが図中最上部
に位置している状態)に対応している。また、曲線中の
黒丸は、各ドラムギアにおけるマークの位置に対応して
いる。ここで、ドラムギア110Y、110M、110
C、110Kは前述のように同一金型から成形している
ので、同じような偏心特性および形状誤差を有してい
る。したがって、ドラム駆動ギア112、114などを
用いて同じ回転速度で回転したとしても、図8に示すよ
うに、各ドラムギアが取り付けられている感光体ドラム
表面の線速が変動してしまう。そこで、感光体ドラム間
のピッチをL[m]とし、感光体ドラムの直径をd
[m]とし、次の数1に示す関係式を満たすようにした
ときは、隣合う感光体ドラム間を周長でαずつずれた状
態で線速変動の位相が一致するように、各ドラムギア1
10Y、110M、110C、110Kを装置本体に取
り付ける。
【数1】L=πd+α
【0031】具体的には、各ドラムギア同士の回転位置
関係が、図7に示す所定の回転位置関係を満たすよう
に、各ドラムギアを装置本体に取り付ける。図7中のθ
αは、上記距離αを角度に換算した値である。このよう
に各ドラムギアを取り付けることにより、各ドラムギア
に偏心が形状誤差があったとしても、各感光体ドラムか
ら転写紙100に重ね合わせて転写されるトナー像の位
置ずれが各色とも同じになり、カラー画像の色ずれが発
生しないようになる。
【0032】以上のように、本実施形態のレーザプリン
タでは、装置組立て時に各ドラムギア110Y、110
M、110C、110Kが所定の回転角度関係を満たす
ようにしているが、その後の画像形成モードの切換に伴
って、上記所定の回転角度関係がずれてしまうというお
それがある。すなわち、モノクロモード実行時には、黒
用の感光体ドラム11Kのみを回転駆動しカラー用の感
光体ドラム11Y、11M、11Cの回転を停止した状
態で画像形成を行う。そして、このモノクロモードが終
了するときには、黒用のドラムギア110Kは不定の回
転位置で停止する。このままの状態で次のフルカラーモ
ードを開始すると、黒用のドラムギア110Kとカラー
用のドラムギア110Y、110M、110Cとが上記
所定の回転角度関係からずれた状態で回転駆動され、転
写紙100上に転写される黒トナー像とカラートナー像
との間で位置ずれが発生してしまうことになる。
【0033】そこで、本実施形態では、モノクロモード
が終了した後、フルカラーモードを開始する前に、モノ
クロモードの実行期間に黒用のドラムギア110Kが回
転した累積回転角度に基づいて、黒用のドラムギア11
0Kとカラー用のドラムギア110Y、110M、11
0Cとが組立て時の所定の回転位置関係を満たすよう
に、第1駆動モータ111を制御している。
【0034】図9は、上記駆動モータ111、113を
駆動制御する制御系の要部を示すブロック図である。駆
動制御手段としてのコントローラ200は、他の画像形
成用部材の制御にも用いられるように構成され、CPU
201、RAM202、ROM203、I/Oインタフ
ェース204などにより構成されている。このコントロ
ーラ200には、I/Oインタフェース204を介し
て、各駆動モータ111、113に入力パルスを出力す
るモータ駆動回路117、118が接続されている。コ
ントローラ200からモータ駆動回路に対して回転駆動
指令(回転角度、入力パルスの数など)が出されると、
モータ駆動回路から駆動モータに対して所定の入力パル
スが出力され、駆動モータが回転する。ここで、上記モ
ノクロモードの開始から終了までの期間に回転した黒用
の感光体ドラム11K及びドラムギア110Kの累積回
転角度に関する情報(入力パルス数Npの積算値など)
は、コントローラ200内の電池でバックアップされた
RAMや電気的にデータを消去して書き換え可能なRO
Mなどのデータ記憶部に記憶される。
【0035】図1は、上記画像形成モード切換時の駆動
モータ制御の一例を示すフローチャートである。フルカ
ラーモードが終了してモノクロモードに切り換えるとき
は、モノクロ(黒)用の駆動モータ111の入力パルス
数Npの積算値を記憶するデータ記憶部をリセットする
(ステップ1、2)。次に、モノクロモードを実行して
いる期間中、モノクロ(黒)用の駆動モータ111の入
力パルス数Npを積算してデータ記憶部に記憶していく
(ステップ3)。そして、モノクロモードが終了してフ
ルカラーモードに切り換えるときは、黒用のドラムギア
110Kの累積回転角度を求め、黒用のドラムギア11
0Kと他のカラー用のドラムギア110Y、110M、
110Cとの間の回転位置ずれΔθを算出する(ステッ
プ4)。この回転位置ずれΔθをなくすように第1駆動
モータ111を制御してドラムギア110Kの回転位置
を補正し、前述の図7に示す組立て時の所定の回転位置
関係を満たすようにする(ステップ5)。その後、フル
カラーモードを開始する(ステップ6)。
【0036】なお、上記モノクロモードが終了した時点
で装置電源をオフにする場合は、モノクロモード期間中
のモノクロ(黒)用の駆動モータ111の入力パルス数
Npの積算値を、上記不揮発性のデータ記憶部に記憶し
ておく。これにより、次の装置電源のオン時にフルカラ
ーモードをするときには、上記黒用のドラムギア110
Kの回転位置の補正を行うことができる。また、次の装
置電源のオン時にモノクロモードを行うときには、不揮
発性のデータ記憶部2記憶されている入力パルス数Np
に続けて積算していく。また、上記不揮発性のデータ記
憶部を備えていないときは、上記黒用のドラムギア11
0Kの回転位置の補正を行なった後に、装置電源をオフ
にする。
【0037】以上、本実施形態によれば、ドラムギア上
のマークを検知するセンサを設けない簡易な構成で、モ
ノクロモードからフルカラーモードに切り換えるとき
に、各感光体ドラムのドラムギア110Y、110M、
110C、110K同士の回転位置関係が装置組立て時
の所定の回転位置関係からずれるのを防止することがで
きる。したがって、上記モード切換後のフルカラーモー
ドにおいても、転写紙100上で各色トナー像の位置ず
れのない高品質のフルカラー画像を得ることができる。
【0038】なお、上記実施形態においては、モノクロ
モードが終了してフルカラーモードに切り換えるとき
に、回転位置ずれΔθをなくすように第1駆動モータ1
11を制御しているが、この第1駆動モータ111の代
わりに、第2駆動モータ113を制御してカラー用のド
ラムギア110Y、110M、110Cの回転位置を調
整し、上記回転位置ずれΔθをなくすように構成しても
よい。また、第1駆動モータ111及び第2駆動モータ
113の両方を制御して上記回転位置ずれΔθをなくす
ように制御してもよい。
【0039】また、上記実施形態においては、第1駆動
モータ111に対する入力パルス数Npを積算してデー
タ記憶部に記憶しているが、黒用ドラムギア110Kの
回転角度の積算値を記憶するように構成してもよい。
【0040】また、上記実施形態においては、第1駆動
モータ111に対する入力パルス数Npから黒用のドラ
ムギア110Kの累積回転角度を求めているが、黒用の
第1駆動モータ111の駆動軸にエンコーダを設け、こ
のエンコーダの出力に基づいて、ドラムギア110Kの
累積回転角度を求めるように構成してもよい。この場合
は、モノクロモードの途中で第1駆動モータ111が脱
調を起こしても、上記ドラムギア110Kの累積回転角
度を正確に求めることができる。
【0041】また、上記実施形態では、被転写体が転写
搬送ベルトに担持搬送されている転写紙である場合につ
いて説明したが、本発明は、被転写体がベルト状の中間
転写体を用いた画像形成装置についても適用でき、同様
な効果が得られるものである。
【0042】また、上記実施形態においては、二成分現
像剤を用いた場合を例に説明したが、本発明は、一成分
現像剤を用いた場合にも適用可能である。
【0043】また、上記実施形態においては、イエロ
ー、マゼンダ、シアン、黒の4色の画像を形成するため
の4組のトナー像形成部を備えたレーザプリンタの場合
について説明したが、本発明は、トナー像形成部の数に
制限されることなく適用でき、同様な効果が得られるも
のである。そして、トナー像形成部を複数備え、中間転
写体や転写紙等の被転写体に、順次、各トナー像形成部
の像担持体上に形成されたトナー像を転写して重ね画像
を形成する画像形成装置であれば、レーザプリンタに限
らず、複写機等の他の画像形成装置についても適用可能
である。
【0044】
【発明の効果】請求項1乃至5の発明によれば、駆動受
部材の回転位置を検知する検知手段を設けない簡易な構
成で、一部の像担持体のみを回転駆動する第2の画像形
成モードから、すべての像担持体を回転駆動する第1の
画像形成モードに切り換えるときに、各像担持体の駆動
受部材同士の回転位置関係が装置組立て時の所定の回転
位置関係からずれるのを防止することができるという効
果がある。
【0045】特に、請求項2の発明によれば、第1の駆
動手段の駆動モータに対する入力パルスを制御に流用す
ることができるので、第2の画像形成モードの実行期間
に第1の像担持体群に属する像担持体の駆動受部材が回
転した累積回転角度を測定するための手段を個別に設け
る必要がないという効果がある。
【0046】特に、請求項3の発明によれば、装置の組
立て時に、各像担持体の駆動受部材同士の回転位置関係
が、トナー像を形成するときの各像担持体表面の移動速
度ムラが同じになるような所定の回転位置関係を満たす
ように、各駆動受部材を取り付けておくことにより、転
写体上に重ねあわせる各トナー像間の位置ずれがなくな
るという効果がある。
【0047】特に、請求項4の発明によれば、第1の駆
動手段及び第2の駆動手段のうち複数の像担持体を駆動
する駆動手段について、単一の駆動モータを兼用して部
品点数を減らすことができるため、低コスト化を図るこ
とができるという効果がある。
【0048】特に、請求項5の発明によれば、黒トナー
像用の像担持体のみを回転駆動するモノクロモードか
ら、すべての像担持体を回転駆動するカラーモードに切
り換えるときに、各像担持体の駆動受部材同士の回転位
置関係が装置組立て時の所定の回転位置関係からずれる
のを防止することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るレーザプリンタにおけ
る画像形成モード切換時の制御のフローチャート。
【図2】同レーザプリンタの概略構成図。
【図3】同レーザプリンタのトナー像形成部の概略構成
図。
【図4】(a)はフルカラーモードにおける転写ユニッ
トの説明図。(b)はモノクロモードにおける転写ユニ
ットの説明図。
【図5】イエローのトナー像形成部における転写位置周
辺の拡大正面図。
【図6】同イエローのトナー像形成部における転写位置
周辺の拡大側面図。
【図7】各感光体ドラムを回転駆動する感光体駆動手段
の説明図。
【図8】各感光体ドラムの回転ムラ(線速変動)の説明
図。
【図9】各感光体ドラムを回転駆動する駆動モータの制
御系の要部を示すブロック図。
【符号の説明】
1 トナー像形成部 6 転写ユニット 9 転写バイアス電源 10 感光体ユニット 11 感光体ドラム 20 現像ユニット 60 転写搬送ベルト 61〜64 支持ローラ 67 転写バイアス印加部材(固定ブラシ) 68 バックアップローラ 69 加圧バネ 100 転写紙 110 ドラムギア 111 第1駆動モータ 112 黒用のドラム駆動ギア 113 第2駆動モータ 114 カラー用のドラム駆動ギア 115 アイドルギア 116 位置合わせ用のマーク 117 第1駆動モータ用のモータ駆動回路 118 第2駆動モータ用のモータ駆動回路 200 コントローラ 600 転写ユニット本体 601 転写サブユニット

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トナー像が形成される複数の像担持体と、
    各像担持体に取り付けられた複数の駆動受部材と、該複
    数の像担持体の一部からなる第1の像担持体群に属する
    像担持体を該駆動受部材を介して回転駆動する第1の駆
    動手段と、残りの像担持体からなる第2の像担持体群に
    属する像担持体を該駆動受部材を介して回転駆動する第
    2の駆動手段と、各像担持体にトナー像を形成する複数
    のトナー像形成部と、各像担持体に対向する複数の転写
    位置を通過するように被転写体を搬送する搬送手段と、
    各像担持体上のトナー像を被転写体に転写する複数の転
    写手段とを備え、 すべての像担持体を駆動した状態で画像形成を行う第1
    の画像形成モードと、第1の像担持体群に属する像担持
    体を駆動するとともに第2の像担持体群に属する像担持
    体の駆動を停止した状態で画像形成を行う第2の画像形
    成モードとを切り換えて実行可能に構成され、 各駆動受部材同士の回転位置関係が所定の回転位置関係
    を満たすように組み立てられた画像形成装置において、 第2の画像形成モードが終了した後、第1の画像形成モ
    ードを開始する前に、第2の画像形成モードの実行期間
    に第1の像担持体群に属する像担持体の駆動受部材が回
    転した累積回転角度に基づいて、各駆動受部材が該所定
    の回転位置関係を満たすように第1の駆動手段及び第2
    の駆動手段の少なくとも一方を制御する駆動制御手段を
    設けたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】請求項1の画像形成装置において、 第1の駆動手段及び第2の駆動手段がそれぞれ、入力パ
    ルスに従って回転角度が変化する駆動モータを用いて構
    成され、 第2の画像形成モードの実行期間に第1の駆動手段の駆
    動モータに入力した入力パルスの数に基づいて、各駆動
    受部材を上記所定の回転位置関係を満たす回転位置に戻
    すように第1の駆動手段及び第2の駆動手段の少なくと
    も一方を制御することを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】請求項1の画像形成装置において、 上記複数の駆動受部材がすべて、同一の金型によって成
    形されたものであることを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】請求項1の画像形成装置において、 第1の駆動手段及び第2の駆動手段のそれぞれを、単一
    の駆動モータを用いるとともに該駆動モータから各像担
    持体までの減速比が同一になるように構成したことを特
    徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】請求項1、2、3又は4の画像形成装置に
    おいて、 第1の像担持体群が、黒トナー像が形成される像担持体
    で構成され、 第2の像担持体群が、互いに異なる色のカラートナー像
    がそれぞれ形成される複数の像担持体で構成され、 第1の画像形成モードがカラー画像を形成するカラーモ
    ードであり、 第2の画像形成モードがモノクロ画像を形成するモノク
    ロモードであることを特徴とする画像形成装置。
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