JP5605692B2 - 感光体ドラム用フランジ、及びこの感光体ドラム用フランジを具備する感光体ドラムを備えた画像形成装置 - Google Patents

感光体ドラム用フランジ、及びこの感光体ドラム用フランジを具備する感光体ドラムを備えた画像形成装置 Download PDF

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本発明は、電子写真方式の複写機、プリンタ、FAX等の画像形成装置に用いられる感光体ドラム用フランジ、及びこの感光体ドラム用フランジを具備する感光体ユニットを備えた画像形成装置に関するものである。
従来から、電子写真方式の複写機、プリンタ、FAX等の画像形成装置に、ドラム状やベルト状の感光体を用いたものが知られている。そして、今日では、ドラム状の感光体、つまり、感光体ドラムを用いた画像形成装置が広く用いられている。
電子写真方式の画像形成装置では、電気信号化された画像データを露光装置で感光体ドラムに露光して、感光体ドラム上に静電潜像を形成し、現像装置でトナー画像として顕像化している。その後、転写装置で記録媒体である転写紙等に転写を行い、定着装置で定着してから画像が形成され記録媒体を出力している。
そして、感光体ドラムの中心軸と、その駆動力を伝達するシャフトの中心軸とを同一軸上で係合させるように設計された駆動方式の画像形成装置が広く知られている。このような画像形成装置では、感光体ドラムを回転させる際に感光体ドラムの回転ムラを生じさせないために、感光体ドラムの中心軸と、その駆動力を伝達するシャフトの中心軸とを精度よく一致させる必要がある。感光体ドラムの中心軸と駆動を伝達するシャフトの中心軸とがずれてしまうと、露光装置、現像装置、転写装置等との相対的な距離や、相対的な速度変動を生じてしまい、トナー画像のムラやつぶれ等の画質の低下を招いてしまうからである。
従来の感光体ドラムに係合部を有する駆動方式では、例えば、図2(a)〜(c)に示すように、感光体ドラム1は、感光体ドラム部1aと、その回転軸方向の両端に設けたフランジ部1b,dとを有している。フランジ部1b,dの中心に形成されている位置決め孔1eに駆動力を伝達する円柱状のシャフト部1cを挿し込む。このような構成では、感光体ドラム部1aの回転軸方向の一端側に設けられたフランジ部1bと、駆動力を伝達するシャフト部1cとに、互いに係合することで駆動力を伝達する係合部をそれぞれ有している。
従来の係合部の具体的な構成の一例を、図2(b),(c)に示す。感光体ドラム部1aの一端側のフランジ部1bには、シャフト軸1hを通し位置決めを行なう孔1eと、その周りであって、シャフト部1c挿入方向上流側に設けた内歯のテーパ付セレーション1fとを一体的に有している。また、シャフト部1cには、シャフト軸1hにテーパ付セレーション1fと噛み合う外歯のテーパ付セレーション1iを圧入することで設けている。そして、フランジ部1bのテーパ付セレーション1fと、シャフト部1cのテーパ付セレーション1iとを係合させてシャフト部1cの回転を感光体ドラム部1aに伝達するように構成している。
また、別の係合部の具体的な例を、図4(b),(c)に示す。感光体ドラム1aの一端側のフランジ部1bには、シャフト軸1hを通し位置決めを行なう孔1eと、その周りであって、シャフト部1c挿入方向上流側に設けた内歯ギヤ1f’とを一体的に有している。また、シャフト部1cには、シャフト軸1hに内歯ギヤ1f’と噛み合う外歯ギヤ1i’を圧入することで設けている。そして、内歯ギヤ1f’と外歯ギヤ1i’とを係合させてシャフト部1cの回転を感光体ドラム部1aに伝達するように構成している。
さらに、別の係合部の具体的な例として、特許文献1には、感光体ドラム部の一端側のフランジに、その中心に形成されている位置決め孔と、その周りであって、シャフト部1c挿入方向上流側に設けた内歯のテーパ付セレーションとを一体的に有している。また、一端側のフランジに駆動力を伝達するシャフト部には、先端部分を円錐状に形成されたシャフト軸に内歯のテーパ付セレーションと噛み合う外歯のテーパ付セレーションを設けている。そして、感光体ドラムの他端側には、その回転軸方向に平行に、一端側のフランジに向けて他端側に設けられたフランジを加圧する構成が開示されている。
上述した図2(b),(c)を用いて説明した係合部の具体例では、加工コストの低コスト化の要求等により、フランジ部1bは圧力成型品、シャフト部1cのテーパ付セレーション1iは、焼結で形成されたものを用いることが多い。このように加工された、各テーパ付セレーション1f,1iの加工精度には限界がある。例えば、フランジ部1bのテーパ付セレーション1fでは、型の構成上、テーパ付セレーション1iとの駒合わせのクリアランスがあり、成型の圧力によって、そのクライアンス分ズレが生じてしまう。その限界値は20μm程度と考えられる。
そこで、係合部の加工精度を高めるため追加工を行うことも考えられる。フランジ部1bのテーパ付セレーション1fの歯先に関しては、その内周面を回転させながら研磨する追加工を施すことで可能である。また、シャフト部1cのテーパ付セレーション1iの歯先も同様に、その外周面を回転させながら研磨する追加工を施すことで可能である。しかし、歯底に関しては、歯先の追加工と異なり、フランジ部1bのテーパ付セレーション1f、及びシャフト部1cのテーパ付セレーション1iのいずれも加工工程の多いコストの掛かる追加工が必要になってしまう。さらに、係合部にコストの掛かる追加工を施したとしても、その効果は次ぎの理由により限定的なものとなってしまうため、コスト削減の観点から有用ではない。シャフト部1cのシャフト軸1hとテーパ付セレーション1iとでは互いの加工誤差が積み重なるとともに、圧入時の組み付け誤差も重なり、互いの中心軸にズレが生じて同一軸上とならないことが多いという理由である。
そのため、従来は係合部の追加工を行うことなく、シャフト部1cのシャフト軸1hとテーパ付セレーション1iの中心軸にズレが生じた状態でフランジ部1bのテーパ付セレーション1fに係合させていた。一体成型されたフランジ部1bが、テーパ付セレーション1iのシャフト軸1hに対するテーパ付セレーション1iのズレに倣うように歪んでしまい、感光体ドラム部1aとシャフト軸1hの中心軸がズレてしまっていた。
フランジ部1bが歪んで、感光体ドラム1aとシャフト軸1hの中心軸がズレる態様の一例について、図3を用いてより分かり易く説明する。図3は、図中右手側から感光体ドラム1aにフランジ部1bを接合した感光体ドラム1における、フランジ部1bとシャフト部1cとの係合部近傍での、シャフト軸1hの中心軸に沿った垂直な断面の歪みを誇張した説明図である。図3の例は、シャフト軸1hには誤差が無く、テーパ付セレーション1iの加工誤差と組み付け誤差により、テーパ付セレーション1iが図中時計方向に傾いて取り付けられた例である。
このようにシャフト軸1hに、傾いて取り付けられたシャフト部1cの係合部であるテーパ付セレーション1iが、シャフト部1cの挿入にともなって、フランジ部1bの係合部であるテーパ付セレーション1fに係合する。すると、フランジ側のテーパ付セレーション1fの位置決め孔1eに近い部分の上部に、傾いたシャフト側のテーパ付セレーション1iの位置決め孔1eに近い部分の上部が当接する。また、フランジ側のテーパ付セレーション1fの位置決め孔1eから離れた部分の下部に、傾いたシャフト側のテーパ付セレーション1iの位置決め孔1eから離れた部分の下部が当接する。
そして、さらなるシャフト部1cの挿入にともなって、フランジ側のテーパ付セレーション1fの位置決め孔1eに近い部分の上部の当接箇所は上方に移動する。また、フランジ側のテーパ付セレーション1fの位置決め孔1eから離れた部分の下部の当接箇所は下方に移動する。フランジ側のテーパ付セレーション1fと、シャフト側のテーパ付セレーション1iとが偏当たりすることで、フランジ側の当接箇所が移動してしまう。そして、フランジ側のテーパ付セレーション1f及びウェブ部1k等が、シャフト側のテーパ付セレーション1iの傾きに倣うように歪んでしまう。そして、このフランジ部1bのウェブ部1kの歪みが、感光体ドラム1aの端部に嵌め合わされるフランジ部1bの外周部1mまでおよんで、感光体ドラム1aとシャフト軸1hの中心軸にズレが生じていた。
シャフト軸1hとテーパ付セレーション1iの中心軸のズレによりフランジ部1bが歪むことで、フランジ部1bの中心に位置決め孔1eが形成されているにも関わらず、感光体ドラム部1aとシャフト軸1hの中心軸にズレが生じる。そして、感光体ドラム1の表面と、露光装置・現像装置・転写装置等との相対的な距離や、相対的な速度変動を生じてしまい、感光体ドラム1の回転駆動時にトナー画像のムラやつぶれ等の周期的な画質の低下を招いてしまう。
また、テーパ付セレーション1iの傾く方向が時計方向であるため、この例では、感光体ドラム1aのフランジ1b側の端部は上方に移動した態様を例示している。そして、感光体ドラム1aのフランジ1b側の端部の位置で、感光体ドラム1aとシャフト軸1hの中心軸に、シャフト軸1hの中心軸に垂直な方向のズレが生じてしまう。また、図3では、感光体ドラム1aのフランジ部1b側の端部から5mmの円周上のズレをαとした。
また、この構成では、駆動力が係合部に伝達された際に、フランジ部1bのテーパ付セレーション1fと、シャフト部1cのテーパ付セレーション1iとの噛み合わせ部分で、軸方向にズレが生じることがある。これは、感光体ドラム1の回転駆動にともない、シャフト部1cのテーパ付セレーション1iをフランジ部1bのテーパ付セレーション1fから離れる側に向けて移動させようとする力が作用するためである。
また、図4(b),(c)を用いて説明した係合部の具体例でも、図2(b),(c)を用いて説明した具体例と同様な理由により、感光体ドラム1aのフランジ部1b側の端部の位置で、感光体ドラム部1aとシャフト軸1hの中心軸にズレが生じてしまう。このように、シャフト軸1hと外歯ギヤ1i’の中心軸のズレによりフランジ部1bが歪み、フランジ部1bの中心に位置決め孔1eが形成されているにも関わらず、感光体ドラム部1aとシャフト軸1hの中心軸にズレが生じる。そして、感光体ドラム1の表面と、露光装置・現像装置・転写装置等との相対的な距離や、相対的な速度変動を生じてしまい、感光体ドラム1の回転駆動時にトナー画像のムラやつぶれ等の周期的な画質の低下を招いてしまう。
また、特許文献1に開示された係合部の構成では、図2(b),(c)を用いて説明した具体例の係合部における、軸方向のズレを抑制することができる。これは、感光体ドラムの回転駆動にともう、シャフト部の外歯のテーパ付セレーションを、一端側のフランジの内歯のテーパ付セレーションから離れる側に向けて移動させようとする力を打ち消すことができる構成を備えているためである。
しかしながら、特許文献1に開示された構成においても、シャフト部における、シャフト軸と外歯のテーパ付セレーションの中心軸のズレによる、フランジ部の歪みを抑制する構成を特段備えていない。そのため、上述した2つの具体例と同様に、フランジ部の中心に位置決め孔が形成されているにも関わらず、シャフト軸と感光体ドラム部の中心軸にズレが生じる。そして、感光体ドラムの表面と、露光装置・現像装置・転写装置等との相対的な距離や、相対的な速度変動を生じてしまい、感光体ドラムの回転駆動時にトナー画像のムラやつぶれ等の周期的な画質の低下を招いてしまう。そして、近年の画像形成装置に対する高画質化の要求により、駆動力を伝達する軸部材の軸部と係合部の中心軸のズレに起因した、感光体ドラムとシャフト軸の中心軸のズレも無視できなくなってきた。
本発明は以上の問題点に鑑みなされたものであり、その目的は、感光体ドラムが回転駆動される際に、駆動力を伝達する軸部材の軸部と係合部の中心軸にズレがあっても、感光体ドラムと駆動力を伝達するシャフトの中心軸を高精度に一致させる感光体ドラム用フランジを提供することである。また、この感光体ドラム用フランジを具備する感光体ドラムを備えた画像形成装置を提供することである。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の感光体ドラム用フランジの発明は、駆動源からの回転駆動力の伝達を受けるための凹凸が設けられた係合部と、前記駆動源からの回転駆動力の伝達を行う軸部材との中心位置決めのための嵌合部とを有する感光体ドラム用フランジであって、前記係合部がテーパ付セレーションであり、前記嵌合部は、前記係合部の前記軸部材の挿入方向上流側に設けられ、該係合部よりも内径が大きく、テーパ状に角度を持たせて形成されていることを特徴とするものである。
請求項2に記載の画像形成装置の発明は、感光体ドラムを備えた画像形成装置において、前記感光体ドラムは、駆動源からの回転駆動力の伝達を受けるための凹凸が設けられた係合部と、前記駆動源からの回転駆動力の伝達を行う軸部材との中心位置決めのための嵌合部とを有する感光体ドラム用フランジを具備しており、前記嵌合部は、前記係合部の前記軸部材の挿入方向上流側に設けられ、該係合部よりも内径が大きいことを特徴とするものである。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の画像形成装置において、前記係合部がテーパ付セレーションであることを特徴とするものである。
請求項4に記載の発明は、請求項2に記載の画像形成装置において、前記係合部がギヤ形状であることを特徴とするものである。
請求項5に記載の発明は、請求項2乃至4のいずれか一に記載の画像形成装置において、前記嵌合部をテーパ状に角度を持たせて形成していることを特徴とするものである。
請求項6に記載の発明は、請求項2乃至のいずれか一に記載の画像形成装置において、前記嵌合部をストレート状に形成していることを特徴とするものである。
本発明では、フランジ側の係合部に、軸部材側の係合部が係合するとともに、フランジ側の係合部の軸部材の挿入方向上流側に設けられたフランジ側の嵌合部に、軸部材側の嵌合部が嵌め合わされるように、感光体ドラム用フランジに軸部材が挿入される。このとき、軸部材の軸部と軸部材側の係合部との中心軸がズレた軸部材が挿入されると、この軸部材の挿入にともなって、フランジ側の係合部と軸部材側の係合部とが偏当たりする。そして、さらなる軸部材の挿入にともなって、フランジ側の係合部と軸部材側の係合部との当接箇所の、フランジ側の当接箇所が移動してフランジ側の係合部に歪みが生じる。フランジ側の係合部で生じた歪みは、感光体ドラムの端部に嵌め合わされる感光体ドラム用フランジの外周部におよぶ前に、この外周部に近いフランジ側の嵌合部と軸部材側の嵌合部との当接箇所で、フランジ側の当接箇所の移動が規制されることで抑制される。感光体ドラムの端部に嵌め合わされる感光体ドラム用フランジの外周部にまでおよぶ歪みを抑制すとことで、軸部材の軸部と軸部材側の係合部との中心軸がズレがある場合でも、感光体ドラムと、軸部材の軸部との中心軸のズレを、従来の構成よりも小さくできる。
また、一般的に加工する部材が大きい程その加工精度は向上するので、フランジ側、軸部材側のいずれでも、係合部よりも嵌合部の加工精度を高くでき、同じ径としたときよりも、感光体ドラムと軸部材の中心軸のズレを小さくできる。
また、フランジ側の係合部と軸部材側の係合部を互いにテーパ付セレーション形状としている。このことで、セレーションの内歯と外歯とのガタを抑制することができる。
また、感光体ドラム用フランジと軸部材の中心位置決めの基準となる、フランジ側の嵌合部と軸部材側の嵌合部を、それぞれ、テーパ形状としている。このことで、中心位置決め基準部の嵌合によるガタをなくすことができる。
本発明によれば、駆動力を伝達する軸部材の軸部と係合部の中心軸にズレがあっても、感光体ドラムが回転駆動される際に、感光体ドラムと駆動力を伝達するシャフトの中心軸を高精度に一致させる感光体用フランジを提供することである。また、この感光体用フランジを具備する感光体ドラムを備えた画像形成装置を提供することである。
本実施形態の画像形成装置であるプリンタの全体概要図。 従来の感光体用フランジの説明図。 従来の感光体用フランジ部が歪む態様の説明図。 従来の感光体用フランジの説明図。 実施例1の感光体用フランジの説明図。 実施例1と従来の感光体用フランジ部での歪の態様を比較した説明図。 本実施形態のフランジ部の主要な寸法の説明図。 実施例2感光体用フランジの説明図。 実施例3感光体用フランジの説明図。
以下、本発明を、電子写真方式を採用した画像形成装置としてのプリンタ100に適用した一実施形態について説明する。本実施形態は、いわゆる中間転写方式のタンデム型の画像形成装置を例に挙げて説明するが、これに限られるものではない。
図1は、本実施形態に係るプリンタ100を示す概略構成図である。プリンタ100はイエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、黒(K)の各色のトナー画像を形成する画像形成ユニット70(Y,C,M,K)を備えている。画像形成ユニット70(Y,C,M,K)の下方には、各画像形成ユニット70がそれぞれ有する感光体ドラム1を露光する露光装置7、記録体である転写紙Pを収納する用紙収納部50を備える。そして、画像形成ユニット70(Y,C,M,K)の上方には中間転写部40を備えている。この中間転写部40は、各感光体ドラム1上のトナー画像を中間転写ベルト41上に重ね合わせるように一時転写する一次転写ローラ42(Y,C,M,K)を備えている。そして、重ね合わされたトナー画像を搬送する中間転写ベルト41と、中間転写ベルト41上のトナー画像を転写紙Pに転写する二次転写ローラ43も備えている。
中間転写ベルト41と二次転写ローラ43とが対向する二次転写部の上方に転写紙P上の未定着トナーを転写紙Pに定着させるベルトなどを用いた加熱手段を備えた定着装置8を備えている。中間転写ベルト41の図中右側には用紙収納部50から二次転写部及び定着装置8を通って排紙トレイ80まで搬送する用紙搬送路90を形成している。また、中間転写部40の上方には、未使用の各色トナーを収納するトナー収納容器であるトナーボトル60(Y,C,M,K)を備え、中間転写部40と用紙収納部50との間には露光装置7を備えている。さらに、プリンタ100は、図示しない画像処理部等を備えている。
また、4つの画像形成ユニット70は用いるトナーの色が異なる点でのみ相違し、他の構成は共通するので各画像形成ユニット70で用いるトナーの色を示すY,M,C,Kは適宜省略して説明する。図1に示すように、画像形成ユニット70は、潜像担持体である感光体ドラム1と、帯電ローラなどの帯電装置4と、現像手段である現像装置5とを備えている。そして、転写後の転写残トナーなどを感光体ドラム1から除去するブレードなどを用いたクリーニング装置6などを主に備えている。また、画像形成ユニット70には、特に図示はしていないが、感光体ドラム1を感光体ユニットとしてユニット化して取り付けている。
ここで、プリンタ100動作について説明する。図示しないPCやスキャナなどの入力装置から画像出力命令がプリンタ100へ送られると、画像信号は画像処理部にて画像処理され、Y,C,M,K各色の信号に分解された後に露光装置7へ送られる。露光装置7は例えばレーザ光源とポリゴンミラー等を用いたレーザスキャン方式の露光方式などが用いられる。各色の画像形成ユニット70では感光体ドラム1が駆動し、帯電装置4により感光体ドラム1が一様帯電される。その後、露光装置7より画像信号に応じたレーザ光Lが照射されて、感光体ドラム1上に静電潜像が形成される。感光体ドラム1表面上の静電潜像は感光体ドラム1と現像装置5との対向部である現像領域において現像されることでトナー画像として顕像化される。感光体ドラム1表面上のトナー画像は一次転写ローラ42へのバイアス印加により中間転写ベルト41へと一次転写される。一次転写後に感光体ドラム1上に残った転写残トナーはクリーニング装置6のブレードにより除去されて感光体ドラム1表面が清掃された後、次の画像形成のために帯電装置4により帯電が行われるというサイクルで動作がなされる。現像により消費されたトナーは各トナーボトル60から、図示していないそれぞれのトナーボトル60に対応した搬送部材を介して各現像装置5へと補給される。
一方、中間転写ベルト41へのトナー画像の転写は、各色の画像形成ユニット70(Y,M,C,K)から順次行われていき、中間転写ベルト41上にて各色のトナー画像が重ね合わせられる。転写紙Pは用紙収納部50より用紙搬送路90を通り、中間転写ベルト41と二次転写ローラ43との対向部であるニップ部において、トナー画像を転写される。未定着のトナー画像をのせた転写紙Pが定着装置8に進入することで、熱と圧力によりトナーが転写紙Pに融着し定着される。そして画像形成装置外の排紙トレイ80上へと出力されて画像形成が終了する。
次に、本発明の特徴的な構成を備えた感光体ドラム1の感光体用フランジの例について実施例を挙げて説明する。図5は、本実施形態の実施例1の感光体用フランジの説明図、図6は実施例1と従来の感光体用フランジ部での歪の態様を比較した説明図、図7は、本実施形態のフランジ部の主要な寸法の説明図。図8は、本実施形態の感光体用フランジの実施例2の説明図、図9は、本実施形態の感光体用フランジの実施例3の説明図である。また、本実施形態では、感光体ドラム1を、感光体ユニットとして、画像形成ユニット70に取り付けた形態について説明する。しかし、この形態に限定されるものではなく、プロセスカートリッジに備えられた形態、又はその他の形態で画像形成装置であるプリンタ100に備えられても良い。
(実施例1)
まず、本実施形態に係る感光体用フランジの実施例1について説明する。本実施例の感光体用フランジは、図5(a)〜(c)に示すように、感光体ドラム部1aの一端側のフランジ部1bには、その中心にシャフト部1cのシャフト軸1hを通す孔1eを設けている。そして、孔1eの周りであって、シャフト部1c挿入方向上流側に係合部として、内歯のテーパ付セレーション1fを設けている。さらに、テーパ付セレーション1fの周りであって、シャフト部1c挿入方向上流側には、内歯のテーパ付セレーション1fよりも径が大きい中心位置決めのための嵌合部として、テーパを設けていないストレート状であって、円筒状に形成された内周部1gを一体的に設けている。そして、内周部1gのシャフト部1c挿入方向上流側の端部はウェブ部1kを介して、感光体ドラム1aと嵌め合う外周部1mへと繋がっている。この内周部1gは後述するシャフト部1cの嵌合部である、円柱状に形成された外周部1jに嵌め合わされることとなる。また、このフランジ部1bは、シャフト軸1hが挿入された後、矢印A方向の感光体ドラム部1aの他端側のフランジ部1dに対するスプリング(不図示)の加圧により、シャフト部1cに向かって押圧されることとなる。
また、本実施例に用いた感光体ドラム部1aとフランジ部1bの主要な寸法は、次の通りである。また、図7(a)にフランジ部1bの主要な寸法を符号で付している。
・感光体ドラムの外径(a1):φ60.06mm
・フランジ部1bの外周部1mの外径(m1):φ58.40mm
・シャフト軸を通す孔1eの径(1e):φ10.99mm
・フランジ側の内歯のセレーション1fの大きい側の歯底曲面の直径(f1):φ20.73mm
・フランジ側の内歯のセレーション1fの軸方向の長さ(f10):9.50mm
・フランジ側の内周部1gの直径(g1):φ24.00mm
・フランジ側の内周部1gの軸方向の長さ(g10):7.00mm
また、フランジ部1bとシャフト部1cの各嵌め合い部には、上記寸法に適宜公差を設けており、フランジ側の公差を+0.005mm以内、シャフト部で、−0.005mm以内としている。
ここで、本実施例では、中心位置決めのための嵌合部としての内周部1gの直径(g1)を、テーパ付セレーション1fの大きい側の歯底曲面の直径(f1)よりも3.27mm大きく形成している。そして、嵌合部としての内周部1gの直径を大きくすることにより、位置決め精度を向上させることができる。但し、内周部1gの直径を大きすぎるとフランジ部1bのウェブ部1kが小さくなり、フランジ圧入時に変形等の悪影響を与える。また、フランジ部1bの成型がしにくくなってしまう。そのため、感光体ドラム1aの径が40〜60mm程度であれば、中心位置基準となる内周部1gの直径は係合部であるテーパ付セレーション1fの大きい側の歯底曲面の径+2.0〜5.0mm程度が好ましい。半径方向の段差(f2)では、+1.0〜2.5mm程度が好ましいこととなる。
また、内周部1gの軸方向の長さを7mmに形成している。中心位置決めのための嵌合部としての内周部1gの軸方向の長さを長くすることにより、位置決め精度を向上させることが出来る。但し、長すぎると離型性が悪くなりフランジ部1bの変形等の悪影響を感光体ドラム1に与える。内周部1gの軸方向の長さは、フランジ部1bの成型のし易さ、シャフト側の加工のし易さ等を考慮し、2.0〜7.0mmが好適である。
一方、シャフト部1cには、フランジ部1bのテーパ付セレーション1fに噛み合う係合部として、外歯のテーパ付セレーション1iを設けている。そして、外歯のテーパ付セレーション1iのシャフト部1c挿入方向上流側にシャフト部1cの中心位置決めのための嵌合部として、テーパを設けていないストレート状に形成された外周部1jを設けている。そして、この円柱状の外周部1jは、上述したフランジ部1bの嵌合部である円筒状の内周部1gに嵌め合わされることとなる。
本実施例では、フランジ部1bの内歯のテーパ付セレーション1f、シャフト部1cの外歯のテーパ付セレーション1iともにテーパ角度は30°、歯の角度は70°、セレーションの歯先円の直径は18.50mmとしている。ここで、テーパ角度は、外歯の押し付け圧や感光体ユニット等のレイアウトによって適正値が変わってくるが、本実施例では30°を採用した。
このような構成において、シャフト部1cの外歯のテーパ付セレーション1iをフランジ部1bの内歯のテーパ付セレーション1fと噛み合わせるように、シャフト部1cをフランジ部1b,dに挿し込む。それと同時に、シャフト部1cの中心位置決めの基準となる外周部1jをフランジ部1bの中心位置決めの基準となる内周部1gとを嵌合させる。そして、フランジ部1bの中心位置基準となる内周部1gの径を、フランジ部1bの内歯のテーパ付セレーション1fの径よりも大きく形成している。
一般的に加工する部材が大きい程その加工精度は向上する。従来は、中心位置基準である位置決め孔1eの径を、フランジ部1bの内歯のテーパ付セレーション1fの径よりも小さく形成していた。位置決め基準を位置決め孔1eとする場合に比べ、フランジ部1bの内歯のテーパ付セレーション1fの径が同じであるとすれば、中心位置基準となる内周部1gの加工精度を、高くすることができる。さらに、フランジ部1bの内周部1gを円筒状に形成しているので、テーパ付セレーション1fの歯底、及び歯先より、加工精度を高くして成型することができる。また、シャフト部1cの外周部1jについても同様である。
このように構成した、フランジ部1bに、シャフト軸1hとテーパ付セレーション1iとの中心軸がズレたシャフト部1cが挿入されると、フランジ側のテーパ付セレーション1fとシャフト側のテーパ付セレーション1iとが偏当たりする。そして、さらなるシャフト部1cの挿入にともなって、フランジ側のテーパ付セレーション1fとシャフト側のテーパ付セレーション1iとの当接箇所の、フランジ側の当接箇所が移動してフランジ側のテーパ付セレーション1fに歪みが生じる。
フランジ側のテーパ付セレーション1fで生じた歪みは、感光体ドラム1aの端部に嵌め合わされるフランジ部1bの外周部1mにおよぶ前に、この外周部1mに近いフランジ側の内周部1gとシャフト側の外周部1jとの当接箇所の移動が規制されることで抑制される。このように感光体ドラム1aの端部に嵌め合わされるフランジ部1bの外周部1mにおよぶ歪みを抑制すとことで、シャフト側でシャフト軸1hとテーパ付セレーション1iとの中心軸がズレがある場合でも、感光体ドラム1aと、シャフト部1cのシャフト軸1hとの中心軸のズレを、従来の構成よりも小さくできる。したがって、従来の感光体ドラム用フランジの構成よりも、感光体ドラム1の中心位置決め規制力を高くできる。
上述したことをより具体的に、図6を用いて説明する。図6(a)は、後述する検証実験における、シャフト軸1hの軸芯に垂直な方向の感光体ドラム1aの変位を測定する箇所の説明図。図6(b)は従来型のフランジ部での歪みの態様の一例であり、シャフト部のズレ及びフランジ部の歪みを誇張した説明図である。図6(c)は本実施例のフランジ部での歪みの態様の一例であり、シャフト部のズレ及びフランジ部の歪みを誇張した説明図である。
図6(c)で示すように、シャフト軸1hとテーパ付セレーション1iの中心軸が時計方向に傾くようにズレた状態のシャフト部1cが、図中向かって右側から、左側のフランジ部1bに挿入される。すると、フランジ側のテーパ付セレーション1fの位置決め孔1eに近い部分の上部に、傾いたシャフト側のテーパ付セレーション1iの位置決め孔1eに近い部分の上部が当接する。また、フランジ側のテーパ付セレーション1fの位置決め孔1eから離れた部分の下部に、傾いたシャフト側のテーパ付セレーション1iの位置決め孔1eから離れた部分の下部が当接する。
そして、さらなるシャフト部1cの挿入にともなって、フランジ側のテーパ付セレーション1fの位置決め孔1eに近い部分の上部の当接箇所は上方に移動する。また、フランジ側のテーパ付セレーション1fの位置決め孔1eから離れた部分の下部の当接箇所は下方に移動する。このように、フランジ側のテーパ付セレーション1fと、シャフト側のテーパ付セレーション1iとが偏当たりして、フランジ側のテーパ付セレーション1fの当接箇所が移動する。
ここで、図6(b)に示す、従来の構成では、フランジ側のテーパ付セレーション1fの当接箇所の移動により、フランジ側のテーパ付セレーション1f及びウェブ部1k等が、シャフト側のテーパ付セレーション1iの傾きに倣うようにして歪んでしまう。そして、フランジ部1bのウェブ部1kの歪みが、感光体ドラム1aの端部に嵌め合わされるフランジ部1bの外周部1mまでおよんでしまい感光体ドラム1aとシャフト軸1hの中心軸にズレが生じていた。
このように従来の構成では、シャフト軸1hとテーパ付セレーション1iの中心軸のズレによりフランジ部1bが歪み、フランジ部1bの中心に位置決め孔1eが形成されているにも関わらず、感光体ドラム部1aとシャフト軸1hの中心軸にズレが生じていた。そして、感光体ドラム1の表面と、露光装置・現像装置・転写装置等との相対的な距離や、相対的な速度変動を生じてしまい、感光体ドラム1の回転駆動時にトナー画像のムラやつぶれ等の周期的な画質の低下を招いてしまっていた。
一方、図6(c)に示すように、本実施例の構成では、フランジ側のテーパ付セレーション1fの当接箇所の移動により、フランジ側のテーパ付セレーション1fが、シャフト側のテーパ付セレーション1iの傾きに倣うようにして歪んでしまう。しかし、従来の構成と異なり、フランジ側のテーパ付セレーション1fのシャフト部1c挿入方向上流側で、フランジ部1bの嵌合部である内周部1gと、シャフト部1cの嵌合部である外周部1jとが嵌め合わされる。そして、フランジ部1bの内周部1gは、フランジ部1bのテーパ付セレーション1fの歪みに倣うように歪んでしまい、嵌め合わされているフランジ部1bの内周部1gとシャフト部1cの外周部1jとが偏当たりする。この偏当たりにより生じる、フランジ部1bの内周部1gとシャフト部1cの外周部1jの当接箇所で、フランジ部1bの内周部1gの当接箇所の移動が、シャフト部1cの外周部1jの当接箇所で規制される。
フランジ部1bの感光体ドラム1aの端部に嵌め合わされる外周部1mよりも近い、フランジ部1bの内周部1gの当接箇所の移動が規制されることで、フランジ部1bのテーパ付セレーション1fで生じた歪みが、フランジ部1bの外周部1mまでおよぶことを抑制するできる。フランジ部1bの外周部1mにおよぶ歪みを抑制すとことで、シャフト部1cにシャフト軸1hとテーパ付セレーション1iとの中心軸がズレがある場合でも、感光体ドラム1aと、シャフト部1cのシャフト軸1hとの中心軸のズレを、従来の構成よりも小さくできる。
このように、本実施例では、感光体ドラム1が回転駆動される際に、感光体ドラム1aとシャフト部1cとの中心軸を、従来の構成に比べ、高精度に一致させることができる感光体用フランジを提供することができる。また、フランジ部1bに設ける内周部1gとシャフト部1cに設ける外周部1jとの帯状の基準となる部分をストレート状に形成している。このことで、フランジ部1bの内周部1gとシャフト部1cの外周部1jとの、感光体ドラム1の軸方向の誤差を、従来の構成に比べ、小さくすることができる。
また、フランジ部1bとシャフト部1cのそれぞれの嵌合部に追加工を施すことで、さらに、加工精度を高めることができる。そして、フランジ部1bの内周部1gとシャフト部1cの外周部1jとの当接箇所で規制する力を高め、フランジ部1bのテーパ付セレーション1fで生じた歪みが、フランジ部1bの外周部1mまでおよぶことを精度よく抑制することができる。精度よく抑制することができることで、追加工を行なわない場合に比べ、感光体ドラム1aの中心位置出しを、より高精度にすることができ、感光体ドラム1aと、シャフト部1cのシャフト軸1hとの中心軸のズレを、従来の構成よりもさらに小さくできる。
ここで、フランジ部1bの追加工は、単体で、内周部1gの内周面を回転させながら研磨するという安価な追加工を施すことで可能である。また、シャフト部1cの追加工は、シャフト軸1hに外周部1jを圧入した後、シャフト軸を中心に回転させながら、外周部1jの外周面を研磨するという安価な追加工を施すことで可能である。
また、矢印A方向の感光体ドラム部1aの他端側のフランジ部1dに対するスプリング(不図示)の加圧により、フランジ1bの内歯のテーパ付セレーション1fとシャフト部1cの外歯のテーパ付セレーション1iとは確実に噛み合いが行われている。このことで、感光体ドラム1の軸方向の誤差を小さくすることもできる。また、シャフト部1cの回転を感光体ドラム部1aに確実に伝達することもできる。
また、本実施例の効果を確認するために、従来の構成のフランジ部と、本実施例のフランジ部とで、感光体ドラム1aとシャフト部1cの中心軸のズレを比較する検証実験を行った。ここで、従来の構成と、本実施例の構成とでは、本実施例のフランジ部1bが、シャフト部1cに設けた外周部1jに嵌合する、内周部1gを設けていることに係る構成のみ異なる。また、本実施例の内周部1gと外周部1gには、追加工を施したものを用いた。そして、同一の感光体ドラム1aと、シャフト部1cを用い、従来の構成のフランジ部と、本実施例に係るフランジ部を付け換えることで行なった。また、フランジ部1bをシャフト部1cに押圧する力を17Nとした。そして、感光体ドラム1aのシャフト軸1hの軸芯に垂直な方向の変位を、図6(a)に示すように、感光体ドラム1aの端部から5mmの外周上の、感光体ドラム1aの中心から45°間隔で、8箇所で計測した値の内、最大値を求めた。
計測の結果、従来の構成の最大変位(α)は、10μm、本実施例での最大変位(β)は3μmであり、従来の構成に比べ、本実施例では1/3以下に、感光体ドラム1aのシャフト軸1hの軸芯に垂直な方向の変位を抑制できた。
(実施例2)
次に、本実施形態に係る感光体用フランジの実施例2について説明する。本実施例の感光体用フランジと、実施例1の感光体用フランジとでは、シャフト部との嵌合部に係る構成のみが異なっている。具体的には、実施例1のシャフト部との嵌合部がストレート状であるのに対し、本実施例のシャフト部との嵌合部である、フランジ部1bの内周部1g’と、シャフト部1cの外周部1j’とに、テーパを設けている点のみが異なる。そして、他の構成は同一であるので、実施例1と同一な構成、作用効果についての説明は適宜省略して説明する。
図8(a)〜(c)に示すように、感光体ドラム部1aの一端側のフランジ部1bには、その中心にシャフト部1cのシャフト軸1hを通す孔1eを設けている。そして、孔1eの周りであって、シャフト部1c挿入方向上流側に係合部として、内歯のテーパ付セレーション1fを設けている。さらに、テーパ付セレーション1fの周りであって、シャフト部1c挿入方向上流側には、内歯のテーパ付セレーション1fよりも径が大き中心位置決めのための嵌合部として、テーパ付の内周部1g’を一体的に設けている。そして、内周部1g’のシャフト部1c挿入方向上流側の端部はウェブ部1kを介して、感光体ドラム1aと嵌め合う外周部1mへと繋がっている。この内周部1g’は後述するシャフト部1cの嵌合部である、円柱状に形成された外周部1j’に嵌め合わされることとなる。また、このフランジ部1bは、シャフト軸1hが挿入された後、矢印A方向の感光体ドラム部1aの他端側のフランジ部1dに対するスプリング(不図示)の加圧により、シャフト部1cに向かって押圧されることとなる。
また、本実施例に用いた感光体ドラム部1aとフランジ部1bの主要な寸法は、内周部1g’にテーパを設けている点を除き、実施例1と同様である。また、図7(b)に示した、フランジ部1bの内周部1g’の直径(g’1)は、実施例1の内周部1gの直径(g1)に相当し、テーパを設けた内周部1g’の小さい側の寸法である。また、この内周部1g’のテーパ角を本実施例では15°としている。
また、各部の寸法の好適値の範囲等も同様である。そして、次に説明する本実施例の特有の作用効果と、実施例1の特有の作用効果を除き、実施例1の感光体用フランジと同様な作用効果も奏することができる。
本実施例では、フランジ部1bに設ける内周部とシャフト部1cに設ける外周部を、それぞれ、テーパ付内周部1g’とテーパ付外周部1j’としているので、中心位置決め基準部であるテーパ付内周部1g’とテーパ付外周部1j’の嵌合によるガタをなくすこともできる。ただし、テーパを設けているので、実施例1の構成のように、従来の構成に比べ、軸方向の誤差を小さくするには、矢印A方向のフランジ部1bのシャフト部1cへ向かう押圧力を高める必要がある。
(実施例3)
次に、本実施形態に係る感光体用フランジの実施例3について説明する。本実施例の感光体用フランジと、実施例1の感光体用フランジとでは、基本的な構成としては、シャフト部との係合部に係る構成のみが異なっている。具体的には、実施例1ではシャフト部との係合部を、テーパ付セレーション1fとテーパ付セレーション1iとしているのに対し、本実施例のシャフト部との係合部を、内歯ギア1f’と外歯ギア1i’としている点が異なる。そして、他の基本的な構成はほぼ同様であるので、実施例1と同様な構成、作用効果についての説明は適宜省略して説明する。
図9(a)〜(c)に示すように、感光体ドラム部1aの一端側のフランジ部1bには、その中心にシャフト部1cのシャフト軸1hを通す孔1eを設けている。そして、孔1eの周りであって、シャフト部1c挿入方向上流側に係合部として、内歯の内歯ギヤ1f’を設けている。さらに、内歯ギヤ1f’の周りであって、シャフト部1c挿入方向上流側には、内歯ギヤ1f’よりも径が大き中心位置決めのための嵌合部として、テーパを設けていないストレート状であって、円筒状に形成された内周部1gを一体的に設けている。そして、内周部1gのシャフト部1c挿入方向上流側の端部はウェブ部1kを介して、感光体ドラム1aと嵌め合う外周部1mへと繋がっている。この内周部1gは後述するシャフト部1cの嵌合部である、円柱状に形成された外周部1jに嵌め合わされることとなる。
また、本実施例に用いた感光体ドラム部1aとフランジ部1bの主要な寸法は、次の通りである。また、図7(c)にフランジ部1bの主要な寸法を符号で付している。
・感光体ドラムの外径(a1):φ40.00mm
・フランジ部1bの外周部1mの外径(m1):φ38.05mm
・シャフト軸を通す孔1eの径(1e):φ6.00mm
・フランジ側の内歯ギア1f’の軸方向の長さ(f’10):10.00mm
・フランジ側の内歯ギア1f’の歯底円の直径(f1):φ12.00mm
・フランジ側の内周部1gの直径(g1):φ15.00mm
・フランジ側の内周部1gの軸方向の長さ(g10):5.00mm
また、フランジ部1bとシャフト部1cの各嵌め合い部には、上記寸法に適宜公差を設けており、フランジ側の公差を+0.005mm以内、シャフト部で、−0.005mm以内としている。
ここで、本実施例では、中心位置決めのための嵌合部としての内周部1gの直径(g1)を、内歯ギア1f’の歯底面の直径(f’1)よりも3.00mm大きく形成している。そして、嵌合部としての内周部1gの直径を大きくすることにより、位置決め精度を向上させることができる。但し、内周部1gの直径を大きすぎるとフランジ部1bのウェブ部1kが小さくなり、フランジ圧入時に変形等の悪影響を与える。また、フランジ部1bの成型がしにくくなってしまう。そのため、感光体ドラム1aの径が40〜60mm程度であれば、中心位置基準となる内周部1gの直径は係合部である内歯ギア1f’の歯底曲面の径+2.0〜5.0mm程度が好ましい。半径方向の段差(f’2)では、+1.0〜2.5mm程度が好ましいこととなる。
また、内周部1gの軸方向の長さを6mmに形成している。中心位置決めのための嵌合部としての内周部1gの軸方向の長さを長くすることにより、位置決め精度を向上させることが出来る。但し、長すぎると離型性が悪くなりフランジ部1bの変形等の悪影響を感光体ドラム1に与える。そのため、内周部1gの軸方向の長さは、フランジ部1bの成型のし易さ、シャフト側の加工のし易さ等を考慮し、2.0〜7.0mmが好適である。
一方、シャフト部1cには、フランジ部1bの内歯ギヤ1f’に噛み合う係合部として、外歯の外歯ギヤ1i’を設けている。そして、外歯の外歯ギヤ1i’のシャフト部1c挿入方向上流側に、シャフト部1cの中心位置決めのための嵌合部として、テーパを設けていないストレート状に形成された外周部1jを設けている。そして、この円柱状の外周部1jは、上述したフランジ部1bの嵌合部である円筒状の内周部1gに嵌め合わされることとなる。また、本実施例では、内歯ギヤ1f’、外歯ギヤ1i’ともにインボリュート歯車であり、モジュール:0.6、歯数:18、基準円直径:Φ10.8としている。
このような構成において、シャフト部1cの外歯の外歯ギヤ1i’をフランジ部1bの内歯の内歯ギヤ1f’と噛み合わせるように、シャフト部1cをフランジ部1b,dに挿し込む。それと同時に、シャフト部1cの中心位置決めの基準となる外周部1jをフランジ部1bの中心位置決めの基準となる内周部1gとを嵌合させる。そして、フランジ部1bの中心位置基準となる内周部1gの径を、フランジ部1bの内歯のテーパ付セレーション1f’の径よりも大きく形成している。
このように、フランジ部1bとシャフト部1cとを構成することで、本実施例では、実施例1と同様な理由により、感光体ドラム1と、シャフト部1cのシャフト軸1hとの中心軸を、従来の構成に比べ、高精度に一致させることができる。また、フランジ部1bに設ける内周部1gとシャフト部1cに設ける外周部1jとの帯状の基準となる部分をストレート状に形成しているので、フランジ部1bの内周部1gとシャフト部1cの外周部1jとの、感光体ドラム1の軸方向の誤差を小さくすることができる。さらに、本実施例では、係合部を互いにギヤ形状としているので、感光体ドラム1の回転駆動にともない、シャフト部1cの外歯ギヤ1i’を、一端側のフランジ部1bの内歯の内歯ギヤ1f’から離れる側に向けて移動させようとする力は作用することはなく、シャフト部1cの回転を感光体ドラム部1aに確実に伝達することができる。
また、本実施形態の感光体フランジに係る各部の材質は、次のとおりである。フランジ部1b、1dの材質は、セレーション、及びギアの摺動性を考慮すると、ポリアセタール(POM)が好適である。しかし、本実施形態のように高精度の感光体ドラムを考慮した場合には、寸法精度が出しやすいポリカーボネート(PC)が好適であり、本実施形態でも、ポリカーボネート(PC)を用いた。また、シャフト部のシャフト軸1hについては、メッキ処理を施すと寸法精度が悪くなってしまうため、錆びにくいステンレス材(SUS)が好適と考えられるが、ステンレス材のなかでも、加工しやすく、寸法精度が出しやすいSUS430F−D9がより好適であり、本実施例でもSUS430F−D9を用いた。また、本実施形態では、セレーション及びギアの材質は機能的に壊れ難いSMF4040(鉄系焼結合金)を用いた。
以上、本実施形態の感光体用フランジであるフランジ部1bでは、フランジ部1bにシャフト部1cが挿入されるのにともない、フランジ側の係合部であるテーパ付セレーション1fに、シャフト側の係合部であるテーパ付セレーション1iが係合する。それと同時に、フランジ側のテーパ付セレーション1fのシャフト部1c挿入方向上流側に設けられたフランジ側の嵌合部である内周部1gに、シャフト側の嵌合部である外周部1jが嵌め合わされる。このとき、シャフト軸1hとテーパ付セレーション1iとの中心軸がズレたシャフト部1cが挿入されると、このシャフト部1cの挿入にともなって、フランジ側のテーパ付セレーション1fとシャフト側のテーパ付セレーション1iとが偏当たりする。そして、さらなるシャフト部1cの挿入にともなって、フランジ側のテーパ付セレーション1fとシャフト側のテーパ付セレーション1iとの当接箇所の、フランジ側の当接箇所が移動してフランジ側のテーパ付セレーション1fに歪みが生じる。フランジ側のテーパ付セレーション1fで生じた歪みは、感光体ドラム1aの端部に嵌め合わされるフランジ部1bの外周部1mにおよぶ前に、この外周部1mに近いフランジ側の内周部1gとシャフト側の外周部1jとの当接箇所で、フランジ側の当接箇所の移動が規制されることで抑制される。このように感光体ドラム1aの端部に嵌め合わされるフランジ部1bの外周部1mにまでおよぶ歪みを抑制すとことで、シャフト部1cのシャフト軸1hとテーパ付セレーション1iとの中心軸がズレがある場合でも、感光体ドラム1aと、シャフト部1cのシャフト軸1hとの中心軸のズレを、従来の構成よりも小さくできる。また、一般的に加工する部材が大きい程その加工精度は向上するので、フランジ側、シャフト側のいずれでも、係合部よりも嵌合部の加工精度を高くでき、同じ径としたときよりも、感光体ドラム1aと、シャフト部1cのシャフト軸1hとの中心軸のズレを小さくできる。よって、駆動力を伝達する軸部材の軸部と係合部の中心軸にズレがあっても、感光体ドラムが回転駆動される際に、感光体ドラムと駆動力を伝達するシャフトの中心軸を高精度に一致させる感光体用フランジを提供することができる。また、駆動力を伝達する一端側のフランジ部1bとシャフト部1cとの係合部を互いにテーパ付セレーション形状としている。つまり、フランジ部1bの係合部をテーパ付セレーション1f、シャフト部1cの係合部をテーパ付セレーション1iとしている。このことで、セレーションの内歯と外歯とのガタを抑制することができる。また、駆動力を伝達する一端側のフランジ部1bとシャフト部1cの中心位置決めの基準となる、フランジ部1bの内周部とシャフト部1cの外周部を、それぞれ、テーパ形状としている。つまり、フランジ部1bの内周部をテーパ付内周部1g’、シャフト部1cの外周部をテーパ付外周部1j’としている。このことで、中心位置決め基準部の嵌合によるガタをなくすことができる。
また、本実施形態の画像形成装置であるプリンタ100では、備えた感光体ドラムである感光体ドラム1に具備した感光体用フランジであるフランジ部1bが次のような特徴を有する。フランジ部1bにシャフト部1cが挿入されるのにともない、フランジ側の係合部であるテーパ付セレーション1fに、シャフト側の係合部であるテーパ付セレーション1iが係合する。それと同時に、フランジ側のテーパ付セレーション1fのシャフト部1c挿入方向上流側に設けられたフランジ側の嵌合部である内周部1gに、シャフト側の嵌合部である外周部1jが嵌め合わされる。このとき、シャフト軸1hとテーパ付セレーション1iとの中心軸がズレたシャフト部1cが挿入されると、このシャフト部1cの挿入にともなって、フランジ側のテーパ付セレーション1fとシャフト側のテーパ付セレーション1iとが偏当たりする。そして、さらなるシャフト部1cの挿入にともなって、フランジ側のテーパ付セレーション1fとシャフト側のテーパ付セレーション1iとの当接箇所の、フランジ側の当接箇所が移動してフランジ側のテーパ付セレーション1fに歪みが生じる。フランジ側のテーパ付セレーション1fで生じた歪みは、感光体ドラム部1aの端部に嵌め合わされるフランジ部1bの外周部1mにおよぶ前に、この外周部1mに近いフランジ側の内周部1gとシャフト側の外周部1jとの当接箇所で、フランジ側の当接箇所の移動が規制されることで抑制される。このように感光体ドラム部1aの端部に嵌め合わされるフランジ部1bの外周部1mにまでおよぶ歪みを抑制すとことで、シャフト部1cのシャフト軸1hとテーパ付セレーション1iとの中心軸がズレがある場合でも、感光体ドラム部1aと、シャフト部1cのシャフト軸1hとの中心軸のズレを、従来の構成よりも小さくできる。また、一般的に加工する部材が大きい程その加工精度は向上するので、フランジ側、シャフト側のいずれでも、係合部よりも嵌合部の加工精度を高くでき、同じ径としたときよりも、感光体ドラム部1aと、シャフト部1cのシャフト軸1hとの中心軸のズレを小さくできる。よって、感光体ドラム1の位置決め精度を高精度にでき、画像品質を向上することができる画像形成装置を提供することができる。
また、本実施形態のプリンタ100では、感光体ドラム1に具備したフランジ部1bが、駆動力を伝達する一端側のフランジ部1bとシャフト部1cとの係合部を互いにテーパ付セレーション形状としている。つまり、フランジ部1bの係合部をテーパ付セレーション1f、シャフト部1cの係合部をテーパ付セレーション1iとしている。このことで、セレーションの内歯と外歯とのガタを抑制することができる。
また、本実施形態のプリンタ100では、感光体ドラム1に具備したフランジ部1bが、駆動力を伝達する一端側のフランジ部1bとシャフト部1cとの係合部を互いにギヤ形状としている。つまり、フランジ部1bの係合部を内歯ギア1f’、シャフト部1cの係合部を外歯ギア1i’としている。このことで、感光体ドラム1の軸方向の誤差を小さくすることができる。
また、本実施形態のプリンタ100では、感光体ドラム1に具備したフランジ部1bが、駆動力を伝達する一端側のフランジ部1bとシャフト部1cの中心位置決めの基準となる、フランジ部1bの内周部とシャフト部1cの外周部を、それぞれ、テーパ形状としている。つまり、フランジ部1bの内周部をテーパ付内周部1g’、シャフト部1cの外周部をテーパ付外周部1j’としている。このことで、中心位置決め基準部の嵌合によるガタをなくすことができる。
また、本実施形態のプリンタ100では、感光体ドラム1に具備したフランジ部1bが、駆動力を伝達する一端側のフランジ部1bとシャフト部1cとの中心位置決めの基準となるフランジ部1bの内周部と、シャフト部1cの外周部とを、それぞれストレート形状とした。このことで、フランジ部1bの内周部1g、シャフト部1cのテーパ付外周部1jとすることにより、感光体ドラム1の軸方向の誤差を小さくすることができる
1 感光体ドラム
1a 感光体ドラム部
1b 駆動力を伝達する一端側のフランジ部
1c 駆動力を伝達するシャフト部
1d 他端側のフランジ部
1e 一端側のフランジ部のシャフト軸を通す孔
1f 一端側のフランジ部の内歯のテーパ付セレーション
1f’ 一端側のフランジ部の内歯の内歯ギヤ
1g 一端側のフランジ部の中心位置決めの基準となる内周部
1g’ 一端側のフランジ部の中心位置決めの基準となるテーパ付内周部
1h 駆動力を伝達するシャフト部のシャフト軸
1i シャフト部に設けられた外歯のテーパ付セレーション
1i’ シャフト部に設けられた外歯の外歯ギヤ
1j シャフト部に設けられた中心位置決めの基準となるストレート状の外周部
1j’ シャフト部に設けられた中心位置決めの基準となるテーパ付外周部
1k 一端側のフランジ部のウェブ部
1m 一端側のフランジ部の感光体ドラムと嵌め合う外周部
4 帯電装置
5 現像装置
6 クリーニング装置
7 露光装置
8 定着装置
40 中間転写部
41 中間転写ベルト
42 一次転写ローラ
43 二次転写ローラ
50 用紙収納部
60 トナーボトル
70 画像形成ユニット
80 排紙トレイ
90 用紙搬送路
100 プリンタ
P 転写紙
特開特開平01−021466号公報

Claims (6)

  1. 駆動源からの回転駆動力の伝達を受けるための凹凸が設けられた係合部と、
    前記駆動源からの回転駆動力の伝達を行う軸部材との中心位置決めのための嵌合部とを有する感光体ドラム用フランジであって、
    前記係合部がテーパ付セレーションであり、
    前記嵌合部は、前記係合部の前記軸部材の挿入方向上流側に設けられ、該係合部よりも内径が大きく、テーパ状に角度を持たせて形成されていることを特徴とする感光体ドラム用フランジ。
  2. 感光体ドラムを備えた画像形成装置において、
    前記感光体ドラムは、駆動源からの回転駆動力の伝達を受けるための凹凸が設けられた係合部と、前記駆動源からの回転駆動力の伝達を行う軸部材との中心位置決めのための嵌合部とを有する感光体ドラム用フランジを具備しており、
    前記嵌合部は、前記係合部の前記軸部材の挿入方向上流側に設けられ、該係合部よりも内径が大きいことを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項2に記載の画像形成装置において、
    前記係合部がテーパ付セレーションであることを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項2に記載の画像形成装置において、
    前記係合部がギヤであることを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項2乃至4のいずれか一に記載の画像形成装置において、
    前記嵌合部をテーパ状に角度を持たせて形成していることを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項2乃至のいずれか一に記載の画像形成装置において、
    前記嵌合部をストレート状に形成していることを特徴とする画像形成装置。
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