JP2008040417A - 画像形成装置 - Google Patents

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安秀 斎藤
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Abstract

【課題】K画像記録用の像担持体の1個の駆動モータと、Y、M、Cのカラー画像記録用の1個の駆動モータとの2個の像担持体駆動用モータを使用して、色ずれの少ないカラー画像の形成が可能で且つ製作が容易なタンデム式のカラー画像形成装置を提供すること。
【解決手段】ベアリングBr,Brおよび像担持体装着ギヤPRcG〜PRkGがそれぞれ像担持体PRc〜PRkに対して円周方向の位置関係が互いに同一の関係で組付けられたY〜Cの各像担持体ユニットUZc〜UZkと、各像担持体装着ギヤPRyG〜PRcGとカラー像担持体駆動ユニットUG1との組み付け時に各像担持体PRy〜PRm表面への画像の第1ライン書込み時の各像担持体PRy〜PRmの偏心位置が同一となるように噛合位置が調節された各像担持体駆動ギヤYG〜CGおよび各像担持体装着ギヤPRyG〜PRcGと、を備えた画像形成装置。
【選択図】図14

Description

本発明は、複数の各像担持体表面に形成された異なる色のトナー像を、中間転写ベルトまたはシートに重ねて転写する電子写真方式のタンデム式のカラー画像形成装置に関する。
前記電子写真方式のタンデム式のカラー画像形成装置では、各色のトナー像が形成される複数の像担持体を有しており、前記各色のトナー像が形成される各像担持体表面は、帯電領域、潜像書込位置、現像領域、転写領域を順次通って回転する。前記各像担持体表面は、前記帯電領域において帯電部材により一様に帯電され、前記潜像書込位置において光ビームにより静電潜像が形成され、前記静電潜像は前記現像領域においてトナー像に現像され、前記トナー像は転写領域において中間転写ベルトまたはシート等の転写材に転写される。
前記各像担持体表面が、前記潜像書込位置を通過する際の周速度は、次の原因(a1),(a2)により周期的に変動する。
(a1)各色のトナー像が形成される各像担持体表面の回転軸心からの偏心。
(a2)各色のトナー像が形成される各像担持体表面に回転力を伝達するギヤの偏心。
前記像担持体の前記潜像書込位置を通過する際の周速度の周期的な変動により、前記転写領域において中間転写ベルトまたはシート等の転写材に転写されたトナー像に色ずれが発生する。その理由は次の通りである。
すなわち、例えばY(イエロー)の画像の1ライン目および2ライン目の静電潜像を書き込んだ時に潜像書込位置を通過するY(イエロー)用の像担持体の周速度が速い場合には、Y(イエロー)の画像の1ライン目および2ライン目の間隔は長くなる。その場合に、例えばC(シアン)の画像の1ライン目および2ライン目の静電潜像を書き込んだ時に潜像書込位置を通過するM(マゼンタ)用の像担持体の周速度が速い場合には、C(シアン)の画像の1ライン目および2ライン目の間隔も長くなるので、Y(イエロー)およびC(シアン)の画像の1ライン目および2ライン目の画像の色ずれは目立ち難い。
しかしながら、Y(イエロー)の画像の1ライン目および2ライン目の間隔が長い場合に、例えばC(シアン)の画像の1ライン目および2ライン目の静電潜像を書き込んだ時に潜像書込位置を通過するM(マゼンタ)用の像担持体の周速度が遅い場合には、C(シアン)の画像の1ライン目および2ライン目の間隔が短くなる。その場合、Y(イエロー)およびC(シアン)の画像の1ライン目および2ライン目の画像の色ずれは目立ち易くなる。
前記各色のトナー像の色ずれを目立たなくしたりまたは少なくするため、同一ラインの色の異なる静電潜像を各色の像担持体表面に書き込む際の、各潜像書込位置を通過する像担持体表面の周速度の位相を一致させる技術が従来公知である。
前記同一ラインの色の異なる静電潜像を各色の像担持体表面に書き込む際の、各潜像書込位置を通過する像担持体表面の周速度の位相を一致させる技術とは、例えば次のような技術である。
すなわち、潜像書込位置通過時のC(シアン)用像担持体表面の周速度が最大の時にC(シアン)色の画像の第1ラインを書き込んだ場合には、潜像書込位置通過時のY(イエロー)、M(マゼンタ)、K(黒)用像担持体表面の周速度が最大の時にY(イエロー)、M(マゼンタ)、K(黒)色の各画像の第1ラインを書き込む技術。
前記同一ラインの色の異なる静電潜像を各色の像担持体表面に書き込む際の、各潜像書込位置を通過する像担持体表面の周速度の位相を一致させるようにした前記タンデム式の画像形成装置としては次の技術(J01),(J02)が従来公知である。
(J01)特許文献1(特開2001―305820号公報),特許文献2(特開平11―305516号公報)、特許文献3(特開2004―219671号公報)等に記載の技術
前記特許文献1〜3には、色の異なる各像担持体をそれぞれ異なる駆動モータにより駆動し且つ、同一ラインの色の異なる静電潜像を各色の像担持体表面に書き込む際の、各潜像書込位置を通過する像担持体表面の周速度の位相を一致させるように、前記駆動モータを制御する技術が記載されている。
(J02)特許文献4(特開2002―23561号公報)記載の技術
特許文献4は本発明者が以前に発明して特許出願した発明である。特許文献4には、感光体ドラム11、12、13、14の偏心が最大であって、当該感光体ドラム11、12、13、14の回転中心Cから画像露光位置150までの半径が最大となる位置が、画像露光位置に移動する際に、感光体ドラム11、12、13、14を回転駆動する感光体ギヤ98、99、100、101の角速度が最小となるように、感光体ドラム11、12、13、14と感光体ギヤ98、99、100、101とを組み付けることにより、感光体ドラム11、12、13、14の偏心が最大である位置の表面の移動速度が設定値よりも大きくなるのを抑制する技術が記載されている。
特開2001―305820号公報 特開平11―305516号公報 特開2004―219671号公報 特開2002―23561号公報
(従来技術(J01)の問題点)
前記従来技術(J01)はいずれも色の異なる各像担持体をそれぞれ異なる駆動モータにより駆動し、回転速度および回転周速度の位相を制御することによりカラー画像の色ずれを少なくすることができる。しかしながら、駆動モータの個数が多くなり、コスト高になるという問題点があった。
(従来技術(J02)の問題点)
前記従来技術(J02)は、複数の感光体ドラム11、12、13、14を1個の駆動モータにより駆動するので駆動モータの必要個数は少ない。しかしながら、感光体ドラム11、12、13、14と感光体ギヤ98、99、100、101とを組み付ける際に、感光体ドラム11、12、13、14の周速度が最大または最小になる円周方向の位置(最大偏心位置または最小偏心位置)と、複数の各感光体ギヤ98、99、100、101の周速度が最大または最小になる円周方向の位置とを見つけるための面倒な作業が必要になるという問題点があった。
前記従来技術(J02)の問題点に鑑み、本発明者は、各潜像書込位置を通過する像担持体表面の周速度の位相を一致させる簡便な方法で、カラー画像の位置ずれを少なくする技術について研究した。
本発明者は前記研究の結果、次の結論に達した。
すなわち、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)の複数のカラー像担持体にそれぞれ装着された像担持体装着ギヤと、1個のカラー像担持体駆動モータにより前記複数のカラー像担持体を回転駆動するカラー像担持体駆動ユニットのギヤとを組み付ける際
に、複数のカラー像担持体の回転位置を調節して組み付けることにより、各像担持体の偏心によるカラートナー像の位置ずれを減少させることが可能である。
また近年、モノクロ画像記録を行う場合は、カラー画像記録を行う場合よりも高速な画像記録が行われるため、モノクロ画像記録を行うK(黒)画像記録用の像担持体の駆動モータは、カラー画像記録用の駆動モータとは別に高速画像記録に適したものを使用することが好ましい場合がある。その場合、K(黒)画像記録用の像担持体の1個の駆動モータと、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)のカラー画像記録用の1個の駆動モータとを使用すると、駆動モータの必要個数が2個になり、少なくなる。その場合製造コストを節約することが可能になる。
本発明は前記事情に鑑み、次の記載内容(O01)を技術的課題とする。
(O01)K(黒)画像記録用の1個の駆動モータと、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)のカラー画像記録用の1個の駆動モータとの2個の像担持体駆動用モータを使用して、色ずれの少ないカラー画像の形成が可能で且つ製作が容易なタンデム式のカラー画像形成装置を提供すること。
次に、前記課題を解決した本発明を説明するが、本発明の構成要素には、後述の実施例の構成要素との対応を容易にするため、実施例の構成要素の符号をカッコで囲んだものを付記する。
なお、本発明を後述の実施例の符号と対応させて説明する理由は、本発明の理解を容易にするためであり、本発明の範囲を実施例に限定するためではない。
(本発明)
前記課題を解決するため、本発明のタンデム型画像形成装置は、次の構成要件(A01)〜(A08)を備えたことを特徴とする。
(A01)回転移動する表面が帯電領域(Q1c〜Q1k)、潜像書込位置(Q2c〜Q2k)、現像領域(Q3c〜Q3k)、転写領域(Q4c〜Q4k)を順次通過する感光体表面層を有する円筒状の像担持体(PRc〜PRk)と、前記像担持体(PRc〜PRk)の両端部をそれぞれ回転可能に支持し且つ円周方向の所定位置に組付け目印(00)を有する一対のベアリング(Br,Br)と、円周方向の所定位置に組付け目印(C,M,Y,K)を有する像担持体装着ギヤ(PRcG〜PRkG)とを含む複数の各ユニット構成要素が組付けられてユニット化されたC(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、K(黒)の各像担持体ユニット(UZc〜UZk)であって、前記各組付け目印(C,M,Y,K,00)が円周方向に所定の位置関係となるように組付けられ且つ前記像担持体(PRc〜PRk)および像担持体装着ギヤ(PRcG〜PRkG)が一体的に回転する前記C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、K(黒)の各像担持体ユニット(UZc〜UZk)、
(A02)同一に形成された前記像担持体(PRc〜PRk)、前記ベアリング(Br,Br)および前記像担持体装着ギヤ(PRcG〜PRkG)を有する前記Y,M,Cの各像担持体ユニット(UZc〜UZk)であって、前記ベアリング(Br,Br)および前記像担持体装着ギヤ(PRcG〜PRkG)がそれぞれ前記像担持体(PRc〜PRk)に対して円周方向の位置関係が互いに同一の関係で組付けられた前記Y,M,Cの各像担持体ユニット(UZc〜UZk)、
(A03)前記像担持体ユニット(UZc〜UZk)、前記帯電領域(Q1c〜Q1k)において前記像担持体(PRc〜PRk)表面を一様に帯電させる帯電部材(CRc〜CRk)、前記潜像書込位置(Q2c〜Q2k)において前記帯電された像担持体(PRc〜PRk)表面に静電潜像を形成する潜像書込装置(ROS)、および前記現像領域(Q3c〜Q3k)において前記静電潜像をトナー像に現像する現像装置(GC〜GK)を備え
た4個のトナー像形成装置(Uc〜Uk)であって、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、K(黒)の各色のトナー像をそれぞれC像担持体(PRc)、M像担持体(PRm)、Y像担持体(PRy)、K像担持体(PRk)の表面にそれぞれ形成するC(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、K(黒)の前記4個の前記トナー像形成装置(Uc〜Uk)、
(A04)前記K像担持体(PRk)の表面に形成されたKトナー像を転写材(S)に転写するKトナー像転写位置(Q4k)、前記Y像担持体(PRy)の表面に形成されたYトナー像を転写材(S)に転写するYトナー像転写位置(Q4y)、前記M像担持体(PRm)の表面に形成されたMトナー像を転写材(S)に転写するMトナー像転写位置(Q4m)、前記C像担持体(PRc)の表面に形成されたCトナー像を転写材(S)に転写するCトナー像転写位置(Q4c)を通過して回転するエンドレスのベルト(B)、
(A05)前記C,M,Y,Kの各トナー像転写位置(Q4c〜Q4k)に順次搬送される転写材(S)が前記各トナー像転写位置(Q4c〜Q4k)を通過する際に、前記C,M,Y,Kの各トナー像を前記転写材(S)に重ねて転写するKトナー像転写部材(T1k)、Yトナー像転写部材(T1y)、Mトナー像転写部材(T1m)およびCトナー像転写部材(T1c)、
(A06)前記K像担持体ユニット(UZk)のK像担持体装着ギヤ(PRkG)に噛合うK像担持体駆動ギヤ(KG)と、K像担持体駆動モータ(41)と、前記K像担持体駆動モータ(41)の回転を前記K像担持体駆動ギヤ(KG)に伝達する回転伝達構造(41a+TG3)とを有し、前記K像担持体装着ギヤ(PRkG)を回転させるK像担持体駆動ユニット(UG2)、
(A07)前記Y像担持体ユニット(UZy)のY像担持体装着ギヤ(PRyG)に噛合うY像担持体駆動ギヤ(YG)と、前記M像担持体ユニット(UZm)のM像担持体装着ギヤ(PRmG)に噛合うM像担持体駆動ギヤ(MG)と、前記C像担持体ユニット(UZc)のC像担持体装着ギヤ(PRcG)に噛合うC像担持体駆動ギヤ(CG)と、カラー像担持体駆動モータ(31)と、前記カラー像担持体駆動モータ(31)の回転を前記Y,M,Cの各像担持体駆動ギヤ(CG〜KG)に同一回転速度で伝達する同一回転速度伝達構造(31a+TG1+TG2)とを有し、前記Y,M,Cの各像担持体装着ギヤ(PRcG〜PRyG)を回転させるカラー像担持体駆動ユニット(UG1)、
(A08)回転する前記C,M,Yの各像担持体(PRc〜PRy)表面への、画像の第1ライン書込み時の各像担持体(PRc〜PRy)の偏心位置が同一となるように、前記C,M,Yの各像担持体装着ギヤ(PRcG〜PRyG)と前記カラー像担持体駆動ユニット(UG1)との組み付け時に、前記Y像担持体駆動ギヤ(YG)、M像担持体駆動ギヤ(MG)およびC像担持体駆動ギヤ(CG)との噛合位置が調節された前記Y像担持体装着ギヤ(PRyG)、M像担持体装着ギヤ(PRmG)およびC像担持体装着ギヤ(PRcG)。
(本発明の作用)
前記構成要件(A01)〜(A08)を備えた本発明のタンデム型画像形成装置では、前記像担持体(PRc〜PRk)および像担持体装着ギヤ(PRcG〜PRkG)が一体的に回転する前記像担持体ユニット(UZc〜UZk)は、回転移動する表面が帯電領域(Q1c〜Q1k)、潜像書込位置(Q2c〜Q2k)、現像領域(Q3c〜Q3k)、転写領域(Q4c〜Q4k)を順次通過する感光体表面層を有する円筒状の像担持体(PRc〜PRk)と、前記像担持体(PRc〜PRk)の両端部をそれぞれ回転可能に支持し且つ円周方向の所定位置に組付け目印(00)を有する一対のベアリング(Br,Br)と、円周方向の所定位置に組付け目印(C,M,Y,K)を有する像担持体装着ギヤ(PRcG〜PRkG)とを含む複数の各ユニット構成要素が組付けられてユニット化される。
同一に形成された前記像担持体(PRc〜PRy)、前記ベアリング(Br,Br)および前記像担持体装着ギヤ(PRcG〜PRyG)を有する前記C,M,Yの各像担持体ユニット(UZc〜UZy)は、前記ベアリング(Br,Br)および前記像担持体装着
ギヤ(PRcG〜PRyG)がそれぞれ前記像担持体(PRc〜PRy)に対して円周方向の位置関係が互いに同一の関係で組付けられる。前記各組付け目印(C,M,Y,K,00)が円周方向に所定の位置関係となるように組付けられる前記C,M,Yの各像担持体ユニット(UZc〜UZk)は、多数製造した際に、製造された多数の各像担持体ユニット(UZc〜UZk)の外周部の前記各組付け目印(C,M,Y,K,00)が付けられた部分の偏心位置が同一になる。
前記同一偏心位置が分る多数の各像担持体ユニット(UZc〜UZk)をC,M,Y,Kの各像担持体(PRc〜PRk)に使用した場合には、C,M,Y,Kの各色の同一ラインの画像を、C,M,Y,Kの各像担持体(PRc〜PRk)の同一偏心位置で書き込むことが可能になるので、C,M,Y,Kの各色のトナー像の色ずれを少なくすることができる。
前記像担持体ユニット、前記帯電領域(Q1c〜Q1k)において前記像担持体(PRc〜PRk)表面を一様に帯電させる帯電部材(CRc〜CRk)、前記潜像書込位置(Q2c〜Q2k)において前記帯電された像担持体(PRc〜PRk)表面に静電潜像を形成する潜像書込装置(ROS)、および前記現像領域(Q3c〜Q3k)において前記静電潜像をトナー像に現像する現像装置(GC〜GK)を備えた4個のトナー像形成装置(Uc〜Uk)は、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、K(黒)の各色のトナー像をそれぞれC(シアン)像担持体(PRc)、M(マゼンタ)像担持体(PRm)、Y(イエロー)像担持体(PRy)、K(黒)像担持体(PRk)の表面にそれぞれ形成する。
エンドレスのベルト(B)は、前記K像担持体(PRk)の表面に形成されたKトナー像を転写材(S)に転写するKトナー像転写位置(Q4k)、前記Y像担持体(PRy)の表面に形成されたYトナー像を転写材(S)に転写するYトナー像転写位置(Q4y)、前記M像担持体(PRm)の表面に形成されたMトナー像を転写材(S)に転写するMトナー像転写位置(Q4m)、前記C像担持体(PRc)の表面に形成されたCトナー像を転写材(S)に転写するCトナー像転写位置(Q4c)を通過して回転する。
Kトナー像転写部材(T1k)、Yトナー像転写部材(T1y)、Mトナー像転写部材(T1m)およびCトナー像転写部材(T1c)は、前記C,M,Y,Kの各トナー像転写位置(Q4c〜Q4k)に順次搬送される転写材(S)が前記各トナー像転写位置(Q4c〜Q4k)を通過する際に、前記C,M,Y,Kの各トナー像を前記転写材(S)に重ねて転写する。
前記K像担持体ユニット(UZk)のK像担持体装着ギヤ(PRkG)に噛合うK像担持体駆動ギヤ(KG)と、K像担持体駆動モータ(41)と、前記K像担持体駆動モータ(41)の回転を前記K像担持体駆動ギヤ(KG)に伝達する回転伝達構造(41a+TG3)とを有するK像担持体駆動ユニット(UG2)は、前記K像担持体ユニット(UZk)のK像担持体装着ギヤ(PRkG)を回転させる。
前記Y像担持体ユニット(UZy)のY像担持体装着ギヤ(PRyG)に噛合うY像担持体駆動ギヤ(YG)と、前記M像担持体ユニット(UZm)のM像担持体装着ギヤ(PRmG)に噛合うM像担持体駆動ギヤ(MG)と、前記C像担持体ユニット(UZc)のC像担持体装着ギヤ(PRcG)に噛合うC像担持体駆動ギヤ(CG)と、カラー像担持体駆動モータ(31)と、前記カラー像担持体駆動モータ(31)の回転を前記C,M,Yの各像担持体駆動ギヤ(CG〜KG)に同一回転速度で伝達する同一回転速度伝達構造(31a+TG1+TG2)とを有するカラー像担持体駆動ユニット(UG1)は、前記C,M,Yの各像担持体ユニット(UZc〜UZy)の像担持体装着ギヤ(PRcG〜PRyG)を回転させる。
前記C,M,Yの各像担持体装着ギヤ(PRcG〜PRyG)と前記カラー像担持体駆動ユニット(UG1)との組み付け時に、前記Y像担持体装着ギヤ(PRyG)、M像担
持体装着ギヤ(PRmG)およびC像担持体装着ギヤ(PRcG)は、回転する前記C,M,Yの各像担持体(PRc〜PRy)表面への、画像の第1ライン書込み時の各像担持体(PRc〜PRy)の偏心位置が同一となるように、前記Y像担持体駆動ギヤ(YG)、M像担持体駆動ギヤ(MG)およびC像担持体駆動ギヤ(CG)との噛合位置が調節される。このため、回転する前記C,M,Yの各像担持体(PRc〜PRy)表面への、画像の第1ライン書込み時の各像担持体(PRc〜PRy)の偏心位置が同一となるので、C,M,Yの各トナー像の色ずれを少なくすることができる。
前記本発明において前記(A01)に記載された像担持体ユニットは、例えば次の構成(A01a)〜(A01d)を備えることが可能である。
(A01a)像担持体軸と、前記像担持体の両端部にそれぞれ装着され且つ円周方向の所定位置に組付け目印を有する一対の端部装着部材と、前記像担持体軸に内周面が装着されるインナレースおよび前記端部装着部材に外周面が装着されるアウタレースを有する前記一対のベアリングと、前記一対の端部装着部材のうちの一方の端部装着部材に装着された前記像担持体装着ギヤとを備えた前記像担持体ユニット。
(A01b)像担持体軸と、前記像担持体軸によりそれぞれ内周面が支持されるインナレースおよび前記像担持体の両端部内周にそれぞれ装着されるアウタレースを有する前記一対のベアリングと、前記像担持体の一方の外端部または前記一対のベアリングのうちの一方のベアリングのアウタレースの外周に装着された前記像担持体装着ギヤとを備えた前記像担持体ユニット。
(A01c)ベアリング支持部材の円筒状内周面により外周面がそれぞれ支持されるアウタレースおよび前記像担持体の両端部外周にそれぞれ装着されるインナレースを有する前記一対のベアリングと、前記像担持体の一方の外端部に装着された前記像担持体装着ギヤとを備えた前記像担持体ユニット。
(A01d)ベアリング支持部材によりそれぞれ内周面が支持されるインナレースおよび前記像担持体の両端部内周にそれぞれ装着されるアウタレースを有する前記一対のベアリングと、前記像担持体の一方の外端部または前記一対のベアリングのうちの一方のベアリングのアウタレースの外周に装着された前記像担持体装着ギヤとを備えた前記像担持体ユニット。
前記構成要件(A01a)〜(A01d)を備えた像担持体ユニットは、同一に形成された像担持体、ベアリング、像担持体装着ギヤ等のユニット構成要素を用いて多数生産した場合に、多数の各像担持体ユニットのユニット構成要素の外周部の組付け目印の位置が同一偏心位置となる。前記同一偏心位置が分る多数の各像担持体ユニットをC,M,Y,Kの各像担持体に使用した場合には、C,M,Y,Kの各色の同一ラインの画像を、C,M,Y,Kの各像担持体の同一偏心位置で書き込むことが可能になる。その場合、C,M,Y,Kの各色のトナー像の色ずれを少なくすることができる。
(本発明の形態1)
本発明の形態1のタンデム型画像形成装置は、前記本発明において次の構成要件(A09)を備えたことを特徴とする。
(A09)前記Y像担持体(PRy)、M像担持体(PRm)、C像担持体(PRc)の中で、前記エンドレスのベルト(B)の移動方向の上流側から下流側に行くに従って順次配置された前記各像担持体(PRc〜PRy)を、第1カラー像担持体(PRc)、第2カラー像担持体(PRm)および第3カラー像担持体(PRy)とし、前記第1〜第3カラー像担持体(PRc〜PRy)の周速度およびエンドレスベルト(B)の移動速度をそれぞれvとし、前記第1〜第3カラー像担持体(PRc〜PRy)の周長をそれぞれd0とし、前記第1カラー像担持体(PRc)、第2カラー像担持体(PRm)および第3カラー像担持体(PRy)の各潜像書込位置(Q2c〜Q2k)およびトナー像転写位置(Q4c〜Q4k)を、第1潜像書込位置(Q2c)および第1トナー像転写位置(Q4c)
、第2潜像書込位置(Q2m)および第2トナー像転写位置(Q4m)ならびに第3潜像書込位置(Q2y)および第3トナー像転写位置(Q4y)とし、前記第1〜第3潜像書込位置(Q2c〜Q2y)から前記第1〜第3トナー像転写位置(Q4c〜Q4y)までの距離をそれぞれd1とし、前記第1トナー像転写位置(Q4c)から第2トナー像転写位置(Q4m)までの距離をd12、前記第2トナー像転写位置(Q4m)から前記第3トナー像転写位置(Q4y)までの距離をd23とし、n2,n3を0以上の整数、θ2,θ3を0°<(θ2,θ3)<360°とした場合に、第2カラー像担持体(PRm)の外周面が距離d12だけ移動する際の第2カラー像担持体(PRm)の回転量が(n2回転+θ2°)で、第3カラー像担持体(PRy)の外周面が距離d12+d23だけ移動する際の第3カラー像担持体(PRy)の回転量が(n3回転+θ3°)である場合には、前記各カラー像担持体(PRc〜PRy)と前記カラー像担持体駆動ユニット(UG1)との組み付け時に、前記第1カラー像担持体(PRc)の回転位置と同じ回転位置から画像形成動作時とは逆方向にそれぞれθ2°およびθ3°回転した状態で組付けられた前記第2カラー像担持体(PRm)および第3カラー像担持体(PRy)。
(本発明の形態1の作用)
前記構成要件(A09)を備えた本発明の形態1のタンデム型画像形成装置では、前記Y像担持体(PRy)、M像担持体(PRm)、C像担持体(PRc)の中で、前記エンドレスのベルト(B)の移動方向の上流側から下流側に行くに従って順次配置された前記各像担持体(PRc〜PRy)を、第1カラー像担持体(PRc)、第2カラー像担持体(PRm)および第3カラー像担持体(PRy)とし、前記第1〜第3カラー像担持体(PRc〜PRy)の周速度およびエンドレスベルト(B)の移動速度をそれぞれvとし、前記第1〜第3カラー像担持体(PRc〜PRy)の周長をそれぞれd0とし、前記第1カラー像担持体(PRc)、第2カラー像担持体(PRm)および第3カラー像担持体(PRy)の各潜像書込位置(Q2c〜Q2y)およびトナー像転写位置(Q4c〜Q4y)を、第1潜像書込位置(Q2c)および第1トナー像転写位置(Q4c)、第2潜像書込位置(Q2m)および第2トナー像転写位置(Q4m)ならびに第3潜像書込位置(Q2y)および第3トナー像転写位置(Q4y)とし、前記第1〜第3潜像書込位置(Q2c〜Q2y)から前記第1〜第3トナー像転写位置(Q4c〜Q4y)までの距離をそれぞれd1とし、前記第1トナー像転写位置(Q4c)から第2トナー像転写位置(Q4m)までの距離をd12、前記第2トナー像転写位置(Q4m)から前記第3トナー像転写位置(Q4y)までの距離をd23とし、n2,n3を0以上の整数、θ2,θ3を0°<(θ2,θ3)<360°とした場合に、第2カラー像担持体(PRm)の外周面が距離d12だけ移動する際の第2カラー像担持体(PRm)の回転量が(n2回転+θ2°)で、第3カラー像担持体(PRy)の外周面が距離d12+d23だけ移動する際の第3カラー像担持体(PRy)の回転量が(n3回転+θ3°)である場合には、前記各像担持体(PRc〜PRy)と前記カラー像担持体駆動ユニット(UG1)との組み付け時に、前記第2カラー像担持体(PRm)および第3カラー像担持体(PRy)は、前記第1カラー像担持体(PRc)の回転位置と同じ回転位置から画像形成動作時とは逆方向にそれぞれθ2°およびθ3°回転した状態で組付けられる。
前述のように前記各像担持体(PRc〜PRy)と前記カラー像担持体駆動ユニット(UG1)との組み付け時に、前記第2カラー像担持体(PRm)および第3カラー像担持体(PRy)が、前記トナー像転写位置(Q4m,Q4y)に対する前記第1カラー像担持体(PRc)の回転位置と同じ回転位置から画像形成動作時とは逆方向にそれぞれθ2°およびθ3°回転した状態で組付けられた場合において、前記第1カラー像担持体(PRc)が前記組み付け時の回転位置において第1ラインの画像(静電潜像)の書込が行われた場合には、前記第2カラー像担持体(PRm)および第3カラー像担持体(PRy)の前記トナー像転写位置(Q4m,Q4y)に対する回転位置が、前記トナー像転写位置(Q4m,Q4y)に対する前記第1カラー像担持体(PRc)の回転位置と同じ時に、
前記第2トナー像担持体(Q4m)および第3トナー像担持体(Q4y)に第1ラインの画像(静電潜像)の書込を行うことができる。この理由を次に説明する。
なお、前記n2,n3は、n2=0、n3=1の場合には、d12,d23の値が小さくなり、d12,d23は像担持体(PRc〜PRy)の前記周長(外周の長さ)d0よりも短く(小さく)なる。その場合、画像形成装置(U)を小型に構成することができるので、以下、n2=0、n3=1の場合について説明する。
例えば、d12=d23=d0×(330/360)=d0×(11/12)の場合、すなわち、d12およびd23が像担持体(PRc〜PRy)の周長d0の(11/12)の場合、d12+d23=d0×{(330+330)/360}=d0×{1+(300/360)}=d0×{1+(10/12)}となる。この場合、前記各像担持体(PRc〜PRy)と前記カラー像担持体駆動ユニット(UG1)との組み付け時に、前記第2カラー像担持体(PRm)および第3カラー像担持体(PRy)は、前記トナー像転写位置(Q4m,Q4y)に対する前記第1カラー像担持体(PRc)の回転位置と同じ回転位置から画像形成動作時とは逆方向にそれぞれθ2°=330°およびθ3°=300°回転した状態で組付けられる。
前記各カラー像担持体ユニット(UZc〜UZy)と前記カラー像担持体駆動ユニット(UG1)との実際の組付作業は、例えば次のようにして行われる。
すなわち、前記各カラー像担持体(PRc〜PRy)と前記カラー像担持体駆動ユニット(UG1)との組み付け時に、前記第1カラー像担持体ユニット(UZc)の像担持体装着ギヤ(PRcG)の組付け目印(00)が前記第1トナー像転写位置(Q4c)に対向して配置された状態で組付けられるとともに、第2カラー像担持体ユニット(UZm)の第2カラー像担持体装着ギヤ(PRmG)および第3カラー像担持体ユニット(UZy)の第3カラー像担持体装着ギヤ(PRyG)は次の状態で組付けられる。
第2カラー像担持体(PRm)の第2カラー像担持体装着ギヤ(PRmG)は、前記第2カラー像担持体ユニット(UZm)の像担持体装着ギヤ(PRmG)の組付け目印(00)が前記第2トナー像転写位置(Q4m)に対向して配置された状態から、画像形成動作時とは逆方向にθ2°=330°回転させた状態で組み付けられる。
第3カラー像担持体(PRy)の第3カラー像担持体装着ギヤ(PRyG)は、前記第3カラー像担持体ユニット(UZy)の像担持体装着ギヤ(PRyG)の組付け目印(00)が前記第3トナー像転写位置(Q4y)に対向して配置された状態から、画像形成動作時とは逆方向にθ3°=300°回転させた状態で組み付けられる。
前述のように各カラー像担持体ユニット(UZc〜UZy)と前記カラー像担持体駆動ユニット(UG1)とが組み付けられた場合の作用を次に説明する。
前記第1トナー像担持体(PRc)と前記カラー像担持体駆動ユニット(UG1)との組み付け時の前記第1トナー像担持体(PRc)の回転位置において、前記第1トナー像担持体(PRc)の潜像書込位置(Q2c)に第1ラインの画像(静電潜像)の書込が行われた場合、前記第1ラインの画像(静電潜像)は前記現像領域(Q3c)でトナー像に現像され、第1トナー像転写位置(Q4c)で転写材(S)に転写され、第2トナー像転写位置(Q4m)および第3トナー像転写位置(Q4y)に順次移動する。
前記第1トナー像担持体(PRc)に書込まれた第1ラインの画像(静電潜像)が潜像書込位置(Q2c)から距離d12=d0×(330/360)=d0×(11/12)移動した時に、前記第2トナー像転写位置(Q4m)に対する前記第2カラー像担持体(PRm)の回転位置は、前記第1カラー像担持体(PRc)と前記カラー像担持体駆動ユニット(UG1)との組み付け時の前記第1トナー像転写位置(Q4c)に対する前記第1カラー像担持体(PRc)の回転位置と同じ状態になる。その状態で第2カラー像担持体(PRm)の画像書込位置(潜像書込位置)に第1ラインの画像(静電潜像)の書込みを行うと、第2カラー像担持体(PRm)の画像書込位置(潜像書込位置)で書き込まれた第
1ラインの画像(静電潜像)がトナー像に現像されて第2トナー像転写位置(Q4m)に移動すると同時に、前記第1トナー像担持体(PRc)に書き込まれトナー像に現像された第1ラインの画像が前記第2トナー像転写位置(Q4m)に移動する。
したがって、トナー像転写位置(Q4c,Q4m)に対する回転位置が同じ状態で書き込まれた第1トナー像担持体(PRc)および第2トナー像担持体(PRm)の第1ラインの画像(すなわち、前記第1、第2の各カラートナー像担持体の同一偏心位置に書き込まれた第1ラインの画像)が、第2トナー像転写位置(Q4m)において転写材(S)に重ねて転写される。このため、第1カラートナー像と第2カラートナー像との色ずれを少なくすることができる。
前記第1トナー像担持体(PRc)に書込まれた第1ラインの画像(静電潜像)が潜像書込位置(Q2c)から距離d12+d23=d0×{(330+330)/360}=d0×{1+(300/360)}=d0×{1+(10/12)}移動した時に、前記第3トナー像転写位置(Q4y)に対する前記第3カラー像担持体(PRy)の回転位置は、前記第1カラー像担持体(PRc)と前記カラー像担持体駆動ユニット(UG1)との組み付け時の前記第1トナー像転写位置(Q4c)に対する前記第1カラー像担持体(PRc)の回転位置と同じ状態になる。その状態で第3カラー像担持体(PRy)の画像書込位置(潜像書込位置)に第1ラインの画像(静電潜像)の書込みを行うと、第3カラー像担持体(PRy)の画像書込位置(潜像書込位置)で書き込まれた第1ラインの画像(静電潜像)がトナー像に現像されて第3トナー像転写位置(Q4y)に移動すると同時に、前記第1トナー像担持体(PRc)に書き込まれトナー像に現像された第1ラインの画像および前記第2トナー像担持体(PRm)に書き込まれトナー像に現像された第1ラインの画像が前記第3トナー像転写位置(Q4y)に移動する。
したがって、トナー像転写位置(Q4c〜Q4y)に対する回転位置が同じ状態で書き込まれた第1トナー像担持体(PRc)、第2トナー像担持体(PRm)および第3トナー像担持体(PRy)の第1ラインの画像(すなわち、各カラートナー像担持体の同一偏心位置に書き込まれた第1ラインの画像)が第3トナー像転写位置(Q4y)において転写材(S)に重ねて転写される。このため、第1カラートナー像、第2カラートナー像および第3カラートナー像の色ずれを少なくすることができる。
(本発明の形態2)
本発明の形態2のタンデム型画像形成装置は、前記本発明または本発明の形態1において次の構成要件(A010)を備えたことを特徴とする。
(A010)前記C,M,Yの各像担持体装着ギヤ(PRcG〜PRyG)と前記カラー像担持体駆動ユニット(UG1)の前記C,M,Yの各像担持体駆動ギヤ(CG〜KG)との組み付け時の前記Y像担持体駆動ギヤ(YG)、M像担持体駆動ギヤ(MG)およびC像担持体駆動ギヤ(CG)との噛合位置を指示する組付け目印(C,M,Y,K)が付けられた前記Y像担持体装着ギヤ(PRyG)、M像担持体装着ギヤ(PRmG)およびC像担持体装着ギヤ(PRcG)。
(本発明の形態2の作用)
前記構成要件(A010)を備えた本発明の形態2のタンデム型画像形成装置では、前記Y像担持体装着ギヤ(PRyG)、M像担持体装着ギヤ(PRmG)およびC像担持体装着ギヤ(PRcG)は、前記C,M,Yの各像担持体装着ギヤ(PRcG〜PRyG)と前記カラー像担持体駆動ユニット(UG1)の前記C,M,Yの各像担持体駆動ギヤ(CG〜KG)との組み付け時の前記Y像担持体駆動ギヤ(YG)、M像担持体駆動ギヤ(MG)およびC像担持体駆動ギヤ(CG)との噛合位置を指示する組付け目印(C,M,Y,K)が付けられているので、前記C,M,Yの各像担持体装着ギヤ(PRcG〜PRyG)と前記カラー像担持体駆動ユニット(UG1)の前記C,M,Yの各像担持体駆動ギヤ(CG〜KG)との組付作業が容易である。
(本発明の形態3)
本発明の形態3のタンデム型画像形成装置は、前記本発明または本発明の形態1もしくは2において次の構成要件(A011)を備えたことを特徴とする。
(A011)同一に構成された前記C,M,Y,Kの各像担持体駆動ギヤ(CG〜YG)であって、回転する前記C,M,Yの各像担持体(PRc〜PRy)表面への、画像の第1ライン書込み時の前記C,M,Yの各像担持体駆動ギヤ(CG〜YG)の偏心位置が同一となるように、前記C,M,Yの各像担持体装着ギヤ(PRcG〜PRyG)との噛合位置が調節された前記C,M,Yの各像担持体駆動ギヤ(CG〜YG)。
(本発明の形態3の作用)
前記構成要件(A011)を備えた本発明の形態3のタンデム型画像形成装置では、同一に構成された前記C,M,Y,Kの各像担持体駆動ギヤ(CG〜KG)は、回転する前記C,M,Yの各像担持体(PRc〜PRy)表面への、画像の第1ライン書込み時の前記C,M,Yの各像担持体駆動ギヤ(CG〜YG)の偏心位置が同一となるように、前記C,M,Yの各像担持体装着ギヤ(PRcG〜PRyG)との噛合位置が調節されている。このため、前記C,M,Yの各像担持体(PRc〜PRy)表面への、画像の第1ライン書込み時の前記C,M,Yの各像担持体装着ギヤ(PRcG〜PRyG)と噛み合う前記C,M,Yの各像担持体駆動ギヤ(CG〜YG)の偏心位置は同一であるので、前記C,M,Yの各像担持体駆動ギヤ(CG〜YG)の偏心に基づいて発生する前記C,M,Yのトナー像の色ずれ量を少なくすることができる。
(本発明の形態4)
本発明の形態4のタンデム型画像形成装置は、前記本発明または本発明の形態1ないし3のいずれかにおいて次の構成要件(A012)を備えたことを特徴とする。
(A012)前記C,M,Yの各像担持体装着ギヤ(PRcG〜PRyG)と前記カラー像担持体駆動ユニット(UG1)との組み付け時の前記C,M,Yの各像担持体装着ギヤ(PRcG〜PRyG)との噛合位置を指示する組付け目印(00)が付けられた前記C,M,Yの各像担持体駆動ギヤ(CG〜YG)。
(本発明の形態4の作用)
前記構成要件(A012)を備えた本発明の形態4のタンデム型画像形成装置では、前記C,M,Yの各像担持体駆動ギヤ(CG〜YG)には、前記C,M,Yの各像担持体装着ギヤ(PRcG〜PRyG)と前記カラー像担持体駆動ユニット(UG1)との組み付け時の前記C,M,Yの各像担持体装着ギヤ(PRcG〜PRyG)との噛合位置を指示する組付け目印(00)が付けられているので、前記C,M,Yの各像担持体装着ギヤ(PRcG〜PRyG)と前記カラー像担持体駆動ユニット(UG1)との組付作業を容易に行うことができる。
(本発明の形態5)
本発明の形態5のタンデム型画像形成装置は、前記本発明または本発明の形態1ないし4のいずれかにおいて次の構成要件(A013)を備えたことを特徴とする。
(A013)前記Y像担持体装着ギヤ(PRyG)に噛合うY用出力ギヤ(YG2)および前記Y用出力ギヤ(YG2)と同軸のY用入力ギヤ(YG1)を有する前記Y像担持体駆動ギヤ(YG)と、前記M像担持体装着ギヤ(PRmG)に噛合うM用出力ギヤ(MG2)および前記M用出力ギヤ(MG2)と同軸のM用入力ギヤ(MG1)を有する前記M像担持体駆動ギヤ(MG)と、前記C像担持体装着ギヤ(PRcG)に噛合うC用出力ギヤ(CG2)および前記C用出力ギヤ(CG2)と同軸のC用入力ギヤ(CG1)を有する前記C像担持体駆動ギヤ(CG)と、前記カラー像担持体駆動モータ(31)の回転を前記Y用、M用およびC用の各入力ギヤ(CG1〜YG1)に同一回転速度で伝達する前記
同一回転速度伝達構造(31a+TG1+TG2)とを有する前記カラー像担持体駆動ユニット(UG1)。
(本発明の形態5の作用)
前記構成要件(A013)を備えた本発明の形態5のタンデム型画像形成装置では、前記カラー像担持体駆動モータ(31)の回転は前記同一回転速度伝達構造(31a+TG1+TG2)により、前記Y用、M用およびC用の各入力ギヤ(CG1〜YG1)に同一回転速度で伝達される。前記C,M,Yの各像担持体駆動ギヤ(CG〜KG)の各入力ギヤ(CG1〜YG1)に入力された回転は前記C,M,Yの各出力ギヤ(CG2〜YG2)に伝達され、さらに、前記C,M,Yの各出力ギヤ(CG2〜YG2)にそれぞれ噛み合う前記C,M,Yの各像担持体装着ギヤ(PRcG〜PRyG)を介して前記C,M,Yの各像担持体(PRc〜PRy)に伝達される。
前記C,M,Yの各入力ギヤ(CG1〜YG1)の外径に比較して前記各出力ギヤ(CG2〜YG2)の外係を大きくすることにより前記C,M,Yの像担持体駆動ギヤ(YG〜CG)に入力された回転速度を減速して前記C,M,Yの各像担持体装着ギヤ(PRcG〜PRyG)に伝達することができる。
(本発明の形態6)
本発明の形態6のタンデム型画像形成装置は、前記本発明の形態5において次の構成要件(A014)を備えたことを特徴とする。
(A014)前記C,M,Yの各像担持体駆動ギヤ(CG〜YG)の中の2個の像担持体駆動ギヤ(CG,MG)の入力ギヤ(CG1,MG1)に噛み合う第1中間伝達ギヤ(TG1)と、前記3個の像担持体駆動ギヤ(CG〜YG)の中の残りの1個の像担持体駆動ギヤ(YG)の各入力ギヤ(YG1)に噛み合う第2中間伝達ギヤ(TG2)と、前記第1中間伝達ギヤ(TG1)および第2中間伝達ギヤ(TG2)に噛み合う回転伝達ギヤ(31a)とを有し、前記第1中間伝達ギヤ(TG1)および第2中間伝達ギヤ(TG2)が同一に構成された前記同一回転速度伝達構造(31a+TG1+TG2)。
(本発明の形態6の作用)
前記構成要件(A014)を備えた本発明の形態6のタンデム型画像形成装置では、前記同一回転速度伝達構造(31a+TG1+TG2)の回転伝達ギヤ(31a)の回転は同一に構成された第1中間伝達ギヤ(TG1)および第2中間伝達ギヤ(TG2)に伝達される。したがって、第1中間伝達ギヤ(TG1)および第2中間伝達ギヤ(TG2)は、同一回転速度で回転する。前記第1中間伝達ギヤ(TG1)の回転は、前記C,M,Yの各像担持体駆動ギヤ(CG〜YG)の中の2個の像担持体駆動ギヤ(CG,MG)の入力ギヤ(CG1,MG1)に伝達され、前記第2中間伝達ギヤ(TG2)の回転は、前記3個の像担持体駆動ギヤ(CG〜YG)の中の残りの1個の像担持体駆動ギヤ(YG)の入力ギヤ(YG1)に伝達される。前記同一回転速度で回転する第1中間伝達ギヤ(TG1)または第2中間伝達ギヤ(TG2)のいずれかにより回転が伝達される前記C,M,Yの3個の各像担持体駆動ギヤ(CG〜YG)は、同一に構成されているので同一回転速度で回転する。
(本発明の形態7)
本発明の形態7のタンデム型画像形成装置は、前記本発明の形態6において次の構成要件(A015)を備えたことを特徴とする。
(A015)カラー像担持体駆動モータ(31)の出力軸に装着されたモータ出力軸装着ギヤ(31a)により構成された前記回転伝達ギヤ(31a)。
(本発明の形態7の作用)
前記構成要件(A015)を備えた本発明の形態7のタンデム型画像形成装置では、カラー
像担持体駆動モータ(31)の出力軸に装着されたモータ出力軸装着ギヤ(31a)により構成された前記回転伝達ギヤ(31a)から、前記第1または第2中間伝達ギヤ(TG1,TG2)に回転力が伝達される。
(本発明の形態8)
本発明の形態8のタンデム型画像形成装置は、前記本発明の形態5ないし7のいずれかにおいて次の構成要件(A016)を備えたことを特徴とする。
(A016)入力された回転を減速して出力する前記C,M,Yの各像担持体駆動ギヤ(CG〜YG)の前記入力ギヤ(CG1〜YG1)および出力ギヤ(CG2〜YG2)。
(本発明の形態8の作用)
前記構成要件(A016)を備えた本発明の形態8のタンデム型画像形成装置では、前記C,M,Yの各像担持体駆動ギヤ(CG〜YG)の前記入力ギヤ(CG1〜YG1)および出力ギヤ(CG2〜YG2)は、入力された回転を減速して出力する。
(本発明の形態9)
本発明の形態9のタンデム型画像形成装置は、前記本発明または本発明の形態1ないし8のいずれかにおいて次の構成要件(A017)を備えたことを特徴とする。
(A017)前記K像担持体装着ギヤ(PRkG)に噛合うK用出力ギヤ(KG2)および前記K用出力ギヤ(KG2)と同軸のK用入力ギヤ(KG1)を有する前記K像担持体駆動ギヤ(KG)と、前記K用入力ギヤ(KG1)に噛み合って前記K像担持体駆動モータ(41)の回転を前記K用入力ギヤ(KG1)に伝達するK用伝達ギヤ(TG3)を有する前記回転伝達構造(41a+TG3)を備えた前記K像担持体駆動ユニット(UG2)。
(本発明の形態9の作用)
前記構成要件(A017)を備えた本発明の形態9のタンデム型画像形成装置では、前記K像担持体駆動ユニット(UG2)の前記K像担持体駆動モータ(41)の回転は、前記回転伝達構造(41a+TG3)のK用伝達ギヤ(TG3)から前記K像担持体駆動ギヤ(KG)のK用入力ギヤ(KG1)およびK用出力ギヤ(KG2)を介して前記K像担持体装着ギヤ(PRkG)に伝達される。
(本発明の形態10)
本発明の形態10のタンデム型画像形成装置は、前記本発明の形態9において次の構成要件(A018)〜(A021)を備えたことを特徴とする。
(A018)前記Y像担持体(PRy)、M像担持体(PRm)およびC像担持体(PRc)と同一に形成された前記K像担持体(PRk)、
(A019)前記K像担持体(PRk)、Y像担持体(PRy)、M像担持体(PRm)およびC像担持体(PRc)に対してそれぞれ円周方向の位置関係が互いに同一の関係で装着され且つ同一に形成された前記K像担持体装着ギヤ(PRkG)、Y像担持体装着ギヤ(PRyG)、M像担持体装着ギヤ(PRmG)およびC像担持体装着ギヤ(PRcG)、
(A020)前記各像担持体(PRc〜PRk)と前記カラー像担持体駆動ユニット(UG1)との組み付け時に、回転する前記C,M,Y,Kの各像担持体(PRc〜PRk)表面への、画像の第1ライン書込み時の各像担持体(PRc〜PRk)の偏心位置が同一となるように、前記K用出力ギヤ(KG2)との噛合位置が調節された前記K像担持体装着ギヤ(PRkG)、
(A021)前記K像担持体(PRk)への前記K像担持体駆動ユニット(UG2)の組み付け時の前記K用出力ギヤ(KG2)との噛合位置を指示する組付け目印(C,M,Y,K)が付けられた前記K像担持体装着ギヤ(PRkG)。
(本発明の形態10の作用)
前記構成要件(A018)〜(A21)を備えた本発明の形態10のタンデム型画像形成装置では、前記K像担持体(PRk)は、前記Y像担持体(PRy)、M像担持体(PRm)およびC像担持体(PRc)と同一に形成される。前記K像担持体装着ギヤ(PRkG)、Y像担持体装着ギヤ(PRyG)、M像担持体装着ギヤ(PRmG)およびC像担持体装着ギヤ(PRcG)は同一に形成され、前記K像担持体(PRk)、Y像担持体(PRy)、M像担持体(PRm)およびC像担持体(PRc)に対してそれぞれ円周方向の位置関係が互いに同一の関係で装着される。前記K像担持体装着ギヤ(PRkG)は、前記各像担持体(PRc〜PRk)と前記カラー像担持体駆動ユニット(UG1)との組み付け時に、回転する前記C,M,Y,Kの各像担持体(PRc〜PRk)表面への、画像の第1ライン書込み時の各像担持体(PRc〜PRk)の偏心位置が同一となるように、前記K像担持体駆動ギヤ(KG)の前記K用出力ギヤ(KG2)との噛合位置が調節される。
したがって、C,M,Y,Kの各トナー像の色ずれを少なくすることができる。
前記K像担持体装着ギヤ(PRkG)は、前記K像担持体(PRk)への前記K像担持体駆動ユニット(UG2)の組み付け時の前記K像担持体駆動ギヤ(KG)の前記K用出力ギヤ(KG2)との噛合位置を指示する組付け目印(C,M,Y,K)が付けられる。したがって、K像担持体装着ギヤ(PRkG)の前記K像担持体駆動ギヤ(KG)のK用出力ギヤ(KG2)との組付作業が容易になる。
(本発明の形態11)
本発明の形態11のタンデム型画像形成装置は、前記本発明の形態10において次の構成要件(A022),(A023)を備えたことを特徴とする。
(A022)前記K像担持体駆動ギヤ(KG)と一体的に回転するK像担持体駆動ギヤ回転位置検出用円板(42)と、前記K像担持体駆動ギヤ回転位置検出用円板(42)の外周部に設けたK像担持体駆動ギヤ回転位置検出用目印と、前記K像担持体駆動ギヤ回転位置検出用目印を検出するK像担持体駆動ギヤ目印センサー(43)とを有する前記K像担持体駆動ギヤ回転位置検出部材(44)、
(A023)前記C,MまたはYのいずれかの像担持体駆動ギヤ(CG,MG,YG)であるカラー像担持体駆動ギヤ(CG〜KG)と一体的に回転するカラー像担持体駆動ギヤ回転位置検出用円板(32)と、前記カラー像担持体駆動ギヤ回転位置検出用円板(32)の外周部に設けたカラー像担持体駆動ギヤ回転位置検出用目印と、前記カラー像担持体駆動ギヤ回転位置検出用目印を検出するカラー像担持体駆動ギヤ目印センサー(33)とを有する前記カラー像担持体駆動ギヤ回転位置検出部材(34)。
(本発明の形態11の作用)
前記構成要件(A022),(A023)を備えた本発明の形態11のタンデム型画像形成装置では、前記K像担持体駆動ギヤ回転位置検出部材(44)のK像担持体駆動ギヤ目印センサー(43)は、前記K像担持体駆動ギヤ(KG)と一体的に回転するK像担持体駆動ギヤ回転位置検出用円板(42)の外周部に設けたK像担持体駆動ギヤ回転位置検出用目印を検出することにより、前記K像担持体駆動ギヤ(KG)の前記K像担持体駆動ギヤの回転位置を検出する。
カラー像担持体駆動ギヤ回転位置検出部材(34)のカラー像担持体駆動ギヤ回転位置検出用円板(32)は、前記C,MまたはYのいずれかの像担持体駆動ギヤ(CG,MG,YG)と一体的に回転する。前記カラー像担持体駆動ギヤ回転位置検出部材(34)のカラー像担持体駆動ギヤ目印センサー(33)は、前記カラー像担持体駆動ギヤ回転位置検出用円板(32)の外周部に設けたカラー像担持体駆動ギヤ回転位置検出用目印を検出することにより、前記C,MまたはYのいずれかの像担持体駆動ギヤ(CG,MG,YG)の回転位置を検出する。
(本発明の形態12)
本発明の形態12のタンデム型画像形成装置は、前記本発明の形態11において次の構成要件(A024),(A025)を備えたことを特徴とする。
(A024)前記K像担持体駆動ギヤ回転位置検出部材(44)の検出信号に基づいて前記K像担持体駆動ギヤ(KG)の回転位置を検出するK像担持体駆動ギヤ回転位置検出手段(C5)、および前記K像担持体駆動ギヤ(KG)の回転速度を検出するK像担持体駆動ギヤ回転速度検出手段(C6)、
(A025)前記カラー像担持体駆動ギヤ回転位置検出部材(34)の検出信号に基づいて前記カラー像担持体駆動ギヤ(YG〜CG)の回転位置を検出するカラー像担持体駆動ギヤ回転位置検出手段(C7)、および前記カラー像担持体駆動ギヤ(YG〜CG)の回転速度を検出するカラー像担持体駆動ギヤ回転速度検出手段(C8)。
(本発明の形態12の作用)
前記構成要件(A024),(A025)を備えた本発明の形態12のタンデム型画像形成装置では、K像担持体駆動ギヤ回転位置検出手段(C5)は、前記K像担持体駆動ギヤ回転位置検出部材(44)の検出信号に基づいて前記K像担持体駆動ギヤ(KG)の回転位置を検出する。K像担持体駆動ギヤ回転速度検出手段(C6)は、前記K像担持体駆動ギヤ(KG)の回転速度を検出する。
カラー像担持体駆動ギヤ回転位置検出手段(C7)は、前記カラー像担持体駆動ギヤ回転位置検出部材(34)の検出信号に基づいて前記カラー像担持体駆動ギヤ(YG〜CG)の回転位置を検出する。カラー像担持体駆動ギヤ回転速度検出手段(C8)は、前記カラー像担持体駆動ギヤ(YG〜CG)の回転速度を検出する。
(本発明の形態13)
本発明の形態13のタンデム型画像形成装置は、前記本発明の形態11または12において次の構成要件(A026),(A027)を備えたことを特徴とする。
(A026)カラー画像形成時には前記K像担持体駆動ギヤ回転速度と前記カラー像担持体駆動ギヤ回転速度とが同一となるように前記K像担持体駆動モータ(41)および前記カラー像担持体駆動モータ(31)の回転動作を制御する像担持体駆動ギヤ回転制御手段(C9)、
(A027)モノクロ画像形成時には前記カラー画像形成時よりも前記K像担持体駆動ギヤ回転速度が高速となるように前記K像担持体駆動モータ(41)の回転動作を制御する前記像担持体駆動ギヤ回転制御手段(C9)。
(本発明の形態13の作用)
前記構成要件(A026),(A027)を備えた本発明の形態17のタンデム型画像形成装置では、像担持体駆動ギヤ回転制御手段(C9)は、カラー画像形成時には前記K像担持体駆動ギヤ回転速度と前記カラー像担持体駆動ギヤ回転速度とが同一となるように前記K像担持体駆動モータ(41)および前記カラー像担持体駆動モータ(31)の回転動作を制御する。
前記像担持体駆動ギヤ回転制御手段(C9)は、モノクロ画像形成時には前記カラー画像形成時よりも前記K像担持体駆動ギヤ回転速度が高速となるように前記K像担持体駆動モータ(41)の回転動作を制御する。
(本発明の形態14)
本発明の形態14のタンデム型画像形成装置は、前記本発明の形態11ないし13のいずれかにおいて次の構成要件(A028),(A029)を備えたことを特徴とする。
(A028)前記カラー像担持体駆動ギヤ(YG〜CG)および前記K像担持体駆動ギヤ(KG)の外周部の同一の偏心部分をそれぞれ検出する前記カラー像担持体駆動ギヤ回転位
置検出部材(34)および前記K像担持体駆動ギヤ回転位置検出部材(44)、
(A029)前記カラー像担持体駆動ギヤ(YG〜CG)および前記K像担持体駆動ギヤ(KG)の外周部の同一の偏心部分をそれぞれ同時刻に検出する前記カラー像担持体駆動ギヤ回転位置検出部材(34)および前記K像担持体駆動ギヤ回転位置検出部材(44)。
(本発明の形態14の作用)
前記構成要件(A028),(A029)を備えた本発明の形態14のタンデム型画像形成装置では、前記カラー像担持体駆動ギヤ回転位置検出部材(34)および前記K像担持体駆動ギヤ回転位置検出部材(44)は、カラー像担持体駆動ギヤ(YG〜CG)および前記K像担持体駆動ギヤ(KG)の外周部の同一の偏心部分をそれぞれ検出する。前記カラー像担持体駆動ギヤ回転位置検出部材(34)および前記K像担持体駆動ギヤ回転位置検出部材(44)は、前記カラー像担持体駆動ギヤ(YG〜CG)および前記K像担持体駆動ギヤ(KG)の外周部の同一の偏心部分をそれぞれ同時刻に検出する。この場合、前記カラー像担持体駆動ギヤ(YG〜CG)および前記K像担持体駆動ギヤ(KG)を同一速度で容易に回転させることができる。
(本発明の形態15)
本発明の形態15のタンデム型画像形成装置は、前記本発明の形態11ないし13のいずれかにおいて次の構成要件(A030)を備えたことを特徴とする。
(A030)前記カラー像担持体(PRc〜PRy)および前記K像担持体(PRk)の外周部の同一の偏心部分をそれぞれ検出可能な前記カラー像担持体駆動ギヤ回転位置検出部材(34)および前記K像担持体駆動ギヤ回転位置検出部材(44)。
(本発明の形態15の作用)
前記構成要件(A030)を備えた本発明の形態15のタンデム型画像形成装置では、前記カラー像担持体駆動ギヤ回転位置検出部材(34)および前記K像担持体駆動ギヤ回転位置検出部材(44)は、前記カラー像担持体(PRc〜PRy)および前記K像担持体(PRk)の外周部の同一の偏心部分をそれぞれ検出する。
この場合、前記カラー像担持体駆動ギヤ回転位置検出部材(34)および前記K像担持体駆動ギヤ回転位置検出部材(44)は、前記Y、MまたはCのいずれかの像担持体(PRc,PRm,PRy)および前記K像担持体(PRk)の同一の偏心部分が潜像書込位置(Q2c〜Q2k)に移動した時に前記カラー像担持体駆動ギヤ(GC〜GY)および前記K像担持体駆動ギヤ(KG)の回転位置をそれぞれ検出することが可能である。この場合、カラー像担持体(PRc,PRm,PRy)とK像担持体(PRk)とを同一回転速度で回転させると同時に回転位相を調節することが可能である。
その場合、前記カラー像担持体駆動ギヤ回転位置検出部材(34)が前記カラー像担持体駆動ギヤ(GC)の回転位置を検出した時刻に対して所定のタイミグでC,M,Y,Kの第1ラインの画像の静電潜像の書込を開始することにより、前記C,M,Y,Kの各トナー像の色ずれを少なくすることができる。
(本発明の形態16)
本発明の形態16のタンデム型画像形成装置は、前記本発明または本発明の形態1ないし15のいずれかにおいて次の構成要件(A031)〜(A33)を備えたことを特徴とする。
(A031)シート搬送ベルト(B)により構成された前記エンドレスのベルト(B)と、前記ベルト(B)を支持するベルト駆動ロール(Rd)およびベルト緊張用の張力が加えられた従動ロール(Rt)を含む複数のベルト支持ロール(Rd+Rt)と、前記C,M,Y,Kの各トナー像転写領域(Q4c〜Q4k)において前記C,M,Y,Kの各像担持体(PRc〜PRk)表面のトナー像をそれぞれ前記ベルト(B)側に転写するC,M,Y,Kの各転写ロール(T1c〜T1k)により構成された前記C,M,Y,Kの各ト
ナー像転写部材(T1c〜T1k)と、前記ベルト(B)、ベルト支持ロール(Rd+Rt)、転写ロール(T1c〜T1k)を支持するベルトフレーム(Fb)とを有するベルトモジュール(BM)、
(A032)給紙トレイ(TR1)に積層状態で収容されたシート(S)を前記シート搬送ベルト(B)に吸着させる吸着位置(Q5)に搬送する転写前シート搬送装置(Rp+Rs+SH1+Ra+Ur)と、前記吸着位置(Q5)に搬送されたシート(S)を前記シート搬送ベルト(B)に吸着させるシート吸着部材(Rk)と、前記シート搬送ベルト(B)に吸着されたシート(S)を前記各転写領域(Q4c〜Q4k)およびシート剥離位置に順次搬送する前記シート搬送ベルト(B)と、前記各転写領域(Q4c〜Q4k)通過時に前記各転写ロール(T1c〜T1k)により各色のトナーが転写された転写済シートを前記シート剥離位置において前記シート搬送ベルト(B)から剥離させるシート剥離部材(SB)と、前記シート剥離位置で剥離された転写済シートを、定着領域(Q6)およびシート排出口(H1)に順次搬送する転写済シート搬送装置(B+Uf+SB+Rh)とを有するシート搬送装置(Rp+Rs+Ra+SH1+Ur+B+Uf+SB+Rh)、
(A033)前記定着領域(Q6)を通過する転写済シート上のトナー像を定着する一対の定着ロール(Fp,Fh)を有する定着装置(F)。
(本発明の形態16の作用)
前記構成要件(A031)〜(A33)を備えた本発明の形態16のタンデム型画像形成装置では、ベルト駆動ロール(Rd)およびベルト緊張用の張力が加えられた従動ロール(Rt)を含む複数のベルト支持ロール(Rd+Rt)は、シート搬送ベルト(B)により構成された前記エンドレスのベルト(B)を支持する。C,M,Y,Kの各転写ロール(T1c〜T1k)により構成された前記C,M,Y,Kの各トナー像転写部材(T1c〜T1k)は、前記C,M,Y,Kの各トナー像転写領域(Q4c〜Q4k)において前記C,M,Y,Kの各像担持体(PRc〜PRk)表面のトナー像をそれぞれ前記ベルト(B)側に転写する。
ベルトモジュール(BM)のベルトフレーム(Fb)は、前記ベルト(B)、ベルト支持ロール(Rd+Rt)、転写ロール(T1c〜T1k)を支持する。
転写前シート搬送装置(Rp+Rs+SH1+Ra+Ur)は、給紙トレイ(TR1)に積層状態で収容されたシート(S)を前記シート搬送ベルト(B)に吸着させる吸着位置(Q5)に搬送する。シート吸着部材(Rk)は、前記吸着位置(Q5)に搬送されたシート(S)を前記シート搬送ベルト(B)に吸着させる。前記シート搬送ベルト(B)は、前記シート搬送ベルト(B)に吸着されたシート(S)を前記各転写領域(Q4c〜Q4k)およびシート剥離位置に順次搬送する。シート剥離部材(SB)は、前記各転写領域(Q4c〜Q4k)通過時に前記各転写ロール(T1c〜T1k)により各色のトナーが転写された転写済シートを前記シート剥離位置において前記シート搬送ベルト(B)から剥離させる。転写済シート搬送装置(B+Uf+SB+Rh)を有するシート搬送装置(Rp+Rs+Ra+SH1+Ur+B+Uf+SB+Rh)は、前記シート剥離位置で剥離された転写済シートを、定着領域(Q6)およびシート排出口(H1)に順次搬送する。
一対の定着ロール(Fp,Fh)を有する定着装置(F)は、前記定着領域(Q6)を通過する転写済シート上のトナー像を定着する。
(本発明の形態17)
本発明の形態17のタンデム型画像形成装置は、前記本発明または本発明の形態1ないし15のいずれかにおいて次の構成要件(A034)〜(A037)を備えたことを特徴とする。
(A034)前記各像担持体(PRc〜PRk)表面のトナー像が中間転写ベルトに順次重ねて1次転写される各1次転写領域である前記各転写領域(Q4c〜Q4k)および前記
中間転写ベルトに1次転写された1次転写トナー像がシート(S)に転写される2次転写領域を順次通過する中間転写ベルトにより構成される前記エンドレスのベルトと、前記ベルトを支持するベルト駆動ロール(Rd)およびベルト緊張用の張力が加えられた従動ロール(Rt)を含む複数のベルト支持ロール(Rd+Rt)と、前記各1次転写領域において前記各像担持体(PRc〜PRk)表面のトナー像をそれぞれ前記中間転写ベルトに1次転写する複数の1次転写ロールにより構成された前記複数の各1次トナー像転写部材と、前記2次転写領域において前記中間転写ベルトの内面を支持する2次転写用バックアップ部材と、前記ベルト、ベルト支持ロール(Rd+Rt)、1次転写ロール、2次転写用バックアップ部材を支持する前記ベルトフレーム(Fb)とを有するベルトモジュール(BM)、
(A035)給紙トレイ(TR1)に積層状態で収容されたシートを前記2次転写領域に搬送する転写前シート搬送装置(Rp+Rs+SH1+Ra+Ur)と、前記2次転写領域通過時にトナー像が2次転写された転写済シートを、定着領域(Q6)およびシート排出口(H1)に順次搬送する転写済シート搬送装置(B+Uf+SB+Rh)とを有するシート搬送装置(Rp+Rs+Ra+SH1+Ur+B+Uf+SB+Rh)、
(A036)前記2次転写領域を通過するシートに前記中間転写ベルト上の1転写トナー像を2次転写する2次転写部材、
(A037)前記定着領域(Q6)を通過するシート上のトナー像を定着する一対の定着ロール(Fp,Fh)を有する定着装置(F)。
(本発明の形態17の作用)
前記構成要件(A034)〜(A037)を備えた本発明の形態17のタンデム型画像形成装置では、中間転写ベルトにより構成される前記エンドレスのベルトは、前記各像担持体表面のトナー像が中間転写ベルトに順次重ねて1次転写される各1次転写領域である前記各転写領域および前記中間転写ベルトに1次転写された1次転写トナー像がシートに転写される2次転写領域を順次通過する。ベルト駆動ロール(Rd)およびベルト緊張用の張力が加えられた従動ロール(Rt)を含む複数のベルト支持ロール(Rd+Rt)は、前記ベルトを支持する。複数の1次転写ロールにより構成された前記複数の各1次トナー像転写部材は、前記各1次転写領域において前記各像担持体表面のトナー像をそれぞれ前記中間転写ベルトに1次転写する。2次転写用バックアップ部材は、前記2次転写領域において前記中間転写ベルトの内面を支持する。前記ベルトモジュール(BM)のベルトフレーム(Fb)とは、前記ベルト、ベルト支持ロール(Rd+Rt)、1次転写ロール、2次転写用バックアップ部材を支持する。
転写前シート搬送装置(Rp+Rs+SH1+Ra+Ur)は、給紙トレイ(TR1)に積層状態で収容されたシートを前記2次転写領域に搬送する。シート搬送装置(Rp+Rs+Ra+SH1+Ur+B+Uf+SB+Rh)の転写済シート搬送装置(B+Uf+SB+Rh)は、前記2次転写領域通過時にトナー像が2次転写された転写済シートを、定着領域(Q6)およびシート排出口(H1)に順次搬送する。
2次転写部材は、前記2次転写領域を通過するシートに前記中間転写ベルト上の1次転写トナー像を2次転写する。
一対の定着ロール(Fp,Fh)を有する定着装置(F)は、前記定着領域(Q6)を通過するシート上のトナー像を定着する。
(本発明の形態18)
本発明の形態22のタンデム型画像形成装置は、前記本発明の形態16または17において次の構成要件(A038)を備えたことを特徴とする。
(A038)前記カラー像担持体駆動ユニット(UG1)またはK像担持体駆動ユニット(UG2)のうちの前記ベルトの移動方向下流側に配置された像担持体駆動ユニットであって、像担持体駆動モータの回転を定着装置(F)の定着ロール(Fp,Fh)に伝達する定着ロール回転伝達ギヤを有する前記像担持体駆動ユニット。
(本発明の形態18の作用)
前記構成要件(A038)を備えた本発明の形態18のタンデム型画像形成装置では、
(A038)前記カラー像担持体駆動ユニット(UG1)またはK像担持体駆動ユニット(UG2)のうちの前記ベルトの移動方向下流側に配置された像担持体駆動ユニットは、像担持体駆動モータの回転を定着装置(F)の定着ロール(Fp,Fh)に伝達する定着ロール回転伝達ギヤを有する。したがって、前記定着ロール(Fp,Fh)は、前記像担持体駆動ユニットの定着ロール回転伝達ギヤにより回転力が伝達される。
前述の本発明は、下記の効果(E01)を奏する。
(E01)K(黒)画像記録用の像担持体の1個の駆動モータと、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)のカラー画像記録用の1個の駆動モータとの2個の像担持体駆動用モータを使用して、色ずれの少ないカラー画像の形成が可能で且つ製作が容易なタンデム式のカラー画像形成装置を提供することができる。
次に図面を参照しながら、本発明の実施の形態の具体例(実施例)を説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
なお、以後の説明の理解を容易にするために、図面において、前後方向をX軸方向、左右方向をY軸方向、上下方向をZ軸方向とし、矢印X,−X,Y,−Y,Z,−Zで示す方向または示す側をそれぞれ、前方、後方、右方、左方、上方、下方、または、前側、後側、右側、左側、上側、下側とする。
また、図中、「○」の中に「・」が記載されたものは紙面の裏から表に向かう矢印を意味し、「○」の中に「×」が記載されたものは紙面の表から裏に向かう矢印を意味するものとする。
図1は本発明の実施例1の画像形成装置の縦断面図である。
図1において、実施例1の画像形成装置(デジタル複写機)Uは、プリンタ(画像形成装置本体)U1、イメージスキャナU2、自動原稿搬送装置U3を有している。
前記自動原稿搬送装置U3は、イメージスキャナU2上面のプラテンガラスPG上に支持されている。
前記自動原稿搬送装置U3は、複写しようとする複数の原稿Giが重ねて載置される原稿給紙トレイTG1を有している。前記原稿給紙トレイTG1に載置された複数の各原稿Giは順次プラテンガラスPG上の複写位置(プラテンロールGR1の圧接位置)Cpを通過して原稿排出ロールGR2から原稿排紙トレイTG2に排出されるように構成されている。
前記自動原稿搬送装置U3は、その後端部(−X端部)に設けた左右方向に延びるヒンジ軸(図示せず)により前記プラテンガラスPG上面に対して回動可能であり、原稿Giを作業者が手でプラテンガラスPG上に置く場合に上方に回動される。
前記イメージスキャナU2は、ユーザがコピースタート等の作動指令信号を入力操作するUI(ユーザインタフェース)を有している。
前記透明なプラテンガラスPGの下方には原稿画像を読み取るための露光光学系Aが配置されている。
前記自動原稿搬送装置U3でプラテンガラスPG上面に搬送されて前記複写位置Cpを通過する原稿または手動でプラテンガラスPG上に置かれた原稿(図示せず)からの反射光は、前記露光光学系Aを介して、CCD(固体撮像素子)で電気信号に変換される。
IPS(イメージプロセッシングシステム)は、コントローラCにより動作タイミングを制御されており、CCDから入力されるR,G,B(レッド、グリーン、ブルー)の電気信号をC,M,Y,K(イエロー、マゼンタ、シアン、黒)の画像データ(デジタルデータ)に変換して一時的に記憶し、前記画像データを所定のタイミングで潜像形成用の画像データとしてレーザ駆動回路DLに出力する。
前記UI(ユーザインタフェース)、IPSおよびレーザ駆動回路DLと、後述の現像装置GC〜GKの現像ロールGa、転写ロール(トナー像転写部材)T1k〜T1c(Kトナー像転写部材T1k、Yトナー像転写部材T1y、Mトナー像転写部材T1m、Cトナー像転写部材T1c)等にバイアス電圧を印加する電源回路E等の動作はコントローラCにより制御される。
前記プリンタU1には、後述するベルトBの移動方向に沿って下方から上方に向かって順次、C,M,Y,K(シアン、マゼンタ、イエロー、黒)の各色のプロセスユニット(トナー像形成装置)Uc〜Ukが着脱可能に支持されている。
前記各色のプロセスユニットUc〜Ukは、回転駆動されるC像担持体(第1カラー像担持体)PRcとM像担持体(第2カラー像担持体)PRmとY像担持体(第3カラートナー像担持体)PRyとK像担持体PRk、前記像担持体(感光体)PRc〜PRk表面を一様に帯電する帯電ロール(帯電部材)CRc〜CRk(後述する図2、図3参照)、前記像担持体PRc〜PRk表面に残留したトナー(一成分現像剤)を除去して回収する像担持体クリーナCLc〜CLk、前記像担持体PRc〜PRk表面に形成される静電潜像(後述)をトナー像に現像する現像装置GC〜GK(Kトナー像現像装置GK、カラートナー像現像装置GC〜GY)および前記現像装置(一成分現像装置)GC〜GKにトナー(一成分現像剤)を補給するトナーカートリッジTC〜TKを有している。
前記像担持体PRc〜PRkの表面は、帯電領域Q1c〜Q1kにおいて、前記帯電ロールCRc〜CRkにより一様に帯電される。帯電した前記像担持体PRc〜PRk表面に静電潜像を形成するROS(潜像形成装置)は、箱状の樹脂製の基体1を有している。前記基体1には、4個のレーザダイオード2c,2m,2y,2kを含むレーザ光源2と、前記4個の各レーザダイオード2c,2m,2y,2kから出射したレーザビームLc,Lm,Ly,Lkを前記各像担持体PRc〜PRk上に収束させて走査させる走査光学部品3とを有する光走査光学系4が支持されている。前記光走査光学部品3は、シリンドリカルレンズ、ポリゴンミラー、シリンドリカルミラー等を有している。
前記レーザ駆動回路DLは、入力された画像データに応じてレーザ駆動信号をROS(潜像形成装置)のレーザダイオード(2c,2m,2y,2k)に出力する。
前記ROSから出射して前記各像担持体PRc〜PRkを走査する4本のレーザビームLc,Lm,Ly,Lkは、前記4個の各現像装置GC〜GKの上方(像担持体クリーナCLc〜CLkの下方)を通過するように構成されている。
前記ROSの出力するC,M,Y,Kの各色のレーザビームLc,Lm,Ly,Lkにより、前記各像担持体PRc〜PRkの表面の潜像形成位置Q2c〜Q2k(第1潜像書込位置Q2c、第2潜像書込位置Q2m、第3潜像書込位置Q2y、第4潜像書込位置Q2k)において静電潜像が形成される。なお、画像がモノクロの場合は、K(黒)のみの画像データがレーザ駆動回路DLに入力され、像担持体PRkのみに静電潜像が形成される。
前記像担持体PRc〜PRk表面の静電潜像は、現像領域Q3c〜Q3kにおいて、現像装置GC〜GKにより各色CMYKのトナー像に現像される。前記各現像装置GC〜GKには、画像形成装置Uに配置された図示しない現像剤カートリッジから現像剤が補給される。
前記C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、K(黒)の各像担持体PRc〜
PRkの右側(Y側)には、ベルトモジュールBMが配置されている。前記ベルトモジュールBMは、ベルト駆動ロールRdおよびテンションロールRt(ベルト緊張用のテンションが加えられた従動ロール)を介してベルトフレームFbにより回転可能に支持されるシート搬送ベルト(ベルト)Bと、前記シート搬送ベルトBの内側に配置され且つ前記各像担持体PRc〜PRkに対向する位置に配置された転写ロールT1c〜T1kとを有している。前記像担持体PRc〜PRkとシート搬送ベルトBとが対向する領域により転写領域Q4c〜Q4k(第1トナー像転写位置Q4c、第2トナー像転写位置Q4m、第3トナー像転写位置Q4y、第4トナー像転写位置Q4k)が形成されている。前記シート搬送ベルトBの外側には、前記テンションロールRtと対向する位置に吸着ロール(ベルト吸着部材、シート吸着部材)Rkが配置されている。前記吸着ロールRkは、前記ベルトフレームFbにより回転可能に支持されている。前記吸着ロールRkとシート搬送ベルトBとが対向する領域により、シート吸着領域(吸着位置)Q5が形成されている。
前記像担持体PRk〜PRc表面に形成されたトナー像は、前記転写領域Q4k〜Q4cに搬送される。
プリンタU1の下部に配置されたカセットトレイTR1はガイドレールRL1,RL1により前後方向に移動可能に支持されている。前記カセットトレイTR1に収容された記録シート(転写材)Sは、所定のタイミングでピックアップロールRpにより取り出され、さばきロールRsで1枚づつ分離されて、シート搬送路SH1に搬送される。前記シート搬送路SH1に搬送された記録シートSは、複数の搬送ロールRaによりレジロールRrを有するレジユニットUrに搬送される。 前記レジユニットUrに搬送された記録シートSは、前記レジロールRrによりレジ位置に一旦停止してから、前記像担持体PRk〜PRc上のトナー像(または単色トナー像)が転写領域Q4k〜Q4cに移動するのにタイミングを合わせて、前記レジユニットUrのレジロールRrから前記シート吸着領域Q5に搬送される。
前記ピックアップロールRp、さばきロールRs、シート搬送路SH1、複数の搬送ロールRa、レジロールRrを有するレジユニットUr等により転写前シート搬送装置(Rp+Rs+SH1+Ra+Ur)が構成されている。
前記ピックアップロールRp、さばきロールRs、搬送ロールRaおよびシート搬送路SH1により、実施例1のシートレジ位置搬送部材(Rp+Rs+Ra+SH1)が構成されている。
前記シート吸着領域Q5に搬送された記録シートSは、前記像担持体PRc〜PRk上のトナー像が前記転写領域Q4c〜Q4kに移動するタイミングに合わせて、前記転写領域Q4c〜Q4kを順次通過する。この時、コントローラCにより制御される電源回路Eからトナーの帯電極性と逆極性のシート転写電圧が前記転写ロールT1c〜T1kに印加される。このシート転写電圧が印加される転写ロールT1c〜T1kにより、前記像担持体PRc〜PRk表面に形成されたトナー像は記録シートSに重ねて転写される。
すなわち、前記転写領域Q4c〜Q4kにおいて前記転写ロールT1c〜T1kは、像担持体PRc〜PRk上のトナー像を記録シートSに静電的に転写する。前記トナー像が転写された記録シート(転写済シート)Sは、前記転写領域Q4kよりもシート搬送方向下流側のシート剥離位置に配置されたシート剥離部材SBにより、前記シート搬送ベルトBから剥離される。転写後の像担持体PRc〜PRkは前記像担持体クリーナCLc〜CLkにより残留トナーが除去、回収される。
前記トナー像が転写された記録シートSは、定着装置Fを有する定着ユニットUfに搬送される。前記定着ユニットUfに搬送された記録シートSは、定着装置Fの一対の定着ロールFh,Fpの圧接領域(定着領域)Q6に搬送され、定着領域Q6を通過する際に加熱定着された後、排出ロールRhからシート排出口H1を通過して排紙トレイTRhに排出される。
前記シート搬送ベルトB、シート剥離部材SB、定着ユニットUfおよび排出ロールRh等により、実施例1の転写済シート搬送装置(B+Uf+SB+Rh)が構成されている。
前記転写前シート搬送装置(Rp+Rs+Ra+SH1+Ur)、吸着ロール(ベルト吸着部材)Rk、および転写済シート搬送装置(B+Uf+SB+Rh)等によりシート搬送装置(Rp+Rs+Ra+SH1+Ur+B+Uf+SB+Rh)が構成されている。
(プロセスユニットUc,Um,Uy,Uk)
図2は実施例1の画像形成装置の要部拡大図であり、ベルトモジュールが使用位置に保持されている状態を示す図である。
図3は実施例1の画像形成装置の要部拡大図であり、ベルトモジュールがメンテナンス作業位置に移動した状態を示す図である。
図1〜図3において、前記プロセスユニットUc〜Ukの現像装置GC〜GKは、トナーのみを含む1成分現像剤を収容する現像容器Vを有している。前記現像容器Vの内部には、補給された現像剤を撹拌しながら搬送する一対の撹拌搬送部材Gb,Gcと、前記撹拌搬送部材Gb,Gcで撹拌搬送されたトナーを現像ロールGa側に搬送する搬送ロールGdと、現像ロールGa(前記像担持体PRc〜PRk表面に形成された静電潜像に現像剤を供給してトナー像に現像する現像ロールGa)とが回転可能に支持されている。
前記プロセスユニットUc〜Ukの像担持体クリーナCLc〜CLkは、クリーニングブレードCBおよびトナー回収容器TH等を有している。前記記録シートSにトナー像転写後の像担持体表面に残留した残留トナーは、前記転写領域Q4c〜Q4kの下流側のクリーニング領域Q7c〜Q7kにおいて、前記像担持体クリーナCLk〜CLkのクリーニングブレードCBにより除去され(擦り取られ)、トナー回収容器THに回収される。
なお、前記クリーニングブレードCBの対向する側にはフィルムシールFSが設けられており、フィルムシールFSは前記トナー回収容器TH内に回収されたトナーが外にこぼれ出るのを防止する。
前記像担持体クリーナCLc〜CLkの左側には、前記各現像装置GC〜GKのトナー消費量に応じたトナー(一成分現像剤)を前記現像装置GC〜GKに補給する前記トナーカートリッジTC〜TKが設けられている。
(ベルトモジュールBM)
図4は実施例1のベルトモジュールの斜視図であり、像担持体と前記ベルトモジュールの転写ロールとの位置関係を示す図である。
図5は実施例1のベルトモジュールの斜視図であり、前記ベルトモジュールからベルト支持フレームの前側プレートとシート搬送ベルトとを取り外した状態を示す図である。
図6は実施例1のベルトモジュールの側面図であり、転写ロール支持フレームが押圧位置に保持された状態を示す図である。
図7は実施例1のベルトモジュールの側面図であり、転写ロール支持フレームが離隔位置に移動した状態を示す図である。
図8は実施例1のベルトモジュールの斜視図であり、ベルトモジュールからシート搬送ベルトを取り外した状態を示す図である。
図4、図5、図8において、前記ベルトモジュールBMは、ベルトフレームFbを有している。前記ベルトフレームFbは、前側ベルト支持プレートFb1および後側ベルト支持プレートFb2と、前記前側ベルト支持プレートFb1および後側ベルト支持プレートFb2を連結するタイバーFb3(図8参照)とを有する。図4、図5において、前記前側ベルト支持プレートFb1および後側ベルト支持プレートFb2の上端部には、駆動ロールRdと一体的に回転する駆動ロール軸RdaがベアリングBr,Brにより回転可能
に支持されている。前記前側ベルト支持プレートFb1および後側ベルト支持プレートFb2の下端部には、テンションロール(フォロアロール)Rtを図示しないベアリングを介して回転可能に支持するテンションロール軸Rtaが、前記前側ベルト支持プレートFb1および後側ベルト支持プレートFb2に形成された長孔(図示せず)により、上下方向(Z軸方向)に所定距離移動可能に支持されている。
図4、図5、図8において、前記テンションロールRtの軸Rtaには、前記ベルト支持ロール(Rd+Rt)に掛け回された前記シート搬送ベルトBに弛み等が発生するのを防止するための被押圧部材11,11が支持されている。前記シート搬送ベルトBは、前記被押圧部材11,11がベルト緊張用バネ(図示せず)により下方に押されることにより、張力が加えられる。
前記駆動ロールRdおよびテンションロールRtにより、実施例1のベルト支持ロール(Rd+Rt)が構成されている。
図4において、前記ベルトモジュールBMの無端状の前記シート搬送ベルトBは、前記ベルト支持ロール(Rd+Rt)に掛け回されている。
図4、図5において、前記駆動ロール軸Rdaの後端部(−X方向端部)には回転力伝達部12が設けられている。回転力伝達部12には図示しない回転力伝達ギヤが装着され、シート搬送ベルト駆動用モータ(図示せず)からの回転力が伝達される。
前記前側ベルト支持プレートFb1および後側ベルト支持プレートFb2には、左右方向(Y軸方向)に延びる長孔13,13(図4、図5参照)が形成されている。
前記前側ベルト支持プレートFb1および後側ベルト支持プレートFb2の下端部には、凹溝14,14(図4、図8参照)が形成されている。図1〜図3において、前記凹溝14,14は、前記画像形成装置Uの固定フレーム(図示せず)に支持されたベルトモジュール支持軸17(図1〜図3参照)に係合している。前記ベルトモジュールBMは、前記ベルトモジュール支持軸17回りに使用位置(図2参照)とメンテナンス作業位置(図3参照)との間で回動することができる。
図2において、前記ベルトモジュールBMが使用位置に移動した状態では、前記駆動ロール軸Rda両端部を支持するベアリングBr、Brが前記画像形成装置Uの固定フレーム(図示せず)に形成された位置決め部18に当接して前記ベルトモジュールBMが位置決めされる。
図3において、前記ベルトモジュールBMがメンテナンス作業位置に移動した状態では、前記画像形成装置Uの右端壁よりもベルトモジュールBMの上端部が外側に突出する。このため、前記右端壁には開閉扉19(図2参照)が形成されている。したがって、前記ベルトモジュールBMをメンテナンス作業位置(図3参照)に移動させる場合、前記開閉扉19を開いた状態(図3参照)にしてから前記ベルトモジュールBMを移動させる。図3に示す前記ベルトモジュールBMがメンテナンス作業位置に移動した状態では、前記シート搬送ベルトBで発生した紙詰り(ジャム)の解除や、前記プロセスユニットUc〜Ukの着脱を行うことができる。
図3、図5において、前記ベルトフレームFbの内側には、転写フレームFtが設けられている。前記転写フレームFtは、前後一対の前側転写ロール支持プレートFt1および後側転写ロール支持プレートFt2と、それらを連結するプレート連結部材Ft3を有している。前記前側ベルト支持プレートFb1および後側ベルト支持プレートFb2の下端部の前記長孔13,13を貫通するプレート連結部材Ft3は、前記ベルトフレームFbよりも前後方向(X軸方向)に突出している。前記前側転写ロール支持プレートFt1および後側転写ロール支持プレートFt2の上端部には、前記駆動ロール軸Rdaの前後両端部が貫通している。すなわち、前記転写フレームFtの上端部(Z方向端部)は、前
記駆動ロールRdの軸Rdaに回転可能に支持されている。
前記前側転写ロール支持プレートFt1および後側転写ロール支持プレートFt2には、前記転写ロールT1c〜T1kをそれぞれ回転可能に支持する転写ロール軸を左右に所定距離移動可能に支持する軸位置調整用長孔Ftc,Ftm,Fty,Ftkが形成されている。前記転写ロールT1c,T1m,T1y,T1kの軸は前記軸位置調整用長孔Ftc,Ftm,Fty,Ftkに沿って左右に所定距離移動可能に支持されている。前記各転写ロールT1c,T1m,T1y,T1kの軸は、前記転写フレームFtに支持された転写ロール押圧用バネ22c,22m,22y,22k(図6、図7参照)により、像担持体PRc〜PRk側に常時押圧する力を受けている。なお、前記転写ロール押圧用バネ22c,22m,22y,22kは、前記駆動ロール軸Rdaとテンションロール軸Rtaとに支持された部材に支持することも可能である。
図6,図7において、前記プレート連結部材Ft3は、転写ロール支持フレーム押圧用バネSPの押圧力より、前記像担持体PRc〜PRk側に常時押圧する力が作用する。前記プレート連結部材Ft3は、画像形成装置Uの固定フレーム(図示せず)に支持された偏心カム(回転操作部材)HCの回転により移動する。したがって、前記偏心カムHCの回転および前記転写ロール支持フレーム押圧用バネSP(図6、図7参照)の押圧力により、前記転写フレームFtが押圧位置(図6参照)と離隔位置(図7参照)との間で移動する(駆動ロール軸Rda周りに回転する)。
図8において、前記ベルトフレームFbの右側(Y側)には、記録シートSを搬送する際に前記シート搬送ベルトBに付着した紙粉等を除去する回収装置KSが支持されている。前記回収装置KSには、前記ベルトモジュールBMを使用位置(図2参照)からメンテナンス作業位置(図3参照)に回転させる際に、ユーザが把持する把持部KSaが形成されている。
前記ベルトフレームFb、ベルト支持ロール(Rd+Rt)、シート搬送ベルトB、転写フレームFt、転写ロールT1c〜T1kおよび回収装置KS等により、実施例1のベルトモジュールBMが構成されている。
図9はベルトモジュールが使用位置に移動した状態で転写フレームが押圧位置または離隔位置に移動した場合の各転写ロールの配置状態を示す図で、図9Aは転写フレームが押圧位置に移動した場合の各転写ロールの配置状態を示す図、図9Bは転写フレームが離隔位置に移動した場合の各転写ロールの配置状態を示す図である。
図9Aにおいて、前記ベルトモジュールBMが前記使用位置に移動し且つ転写フレームFtが押圧位置に移動した状態では、前記複数の各転写ロールT1c〜T1kが前記シート搬送ベルトB内面から前記各像担持体PRc〜PRkに押圧されて前記各転写ロールT1c〜T1kが1直線上に配置された状態になる。前記各転写ロールT1c〜T1kを結ぶ直線をL0、前記テンションロール(フォロアロール)Rtと前記テンションロールRtに一番近いC用転写ロールT1cとを結ぶ直線をL1、前記直線L0およびL1のなす角度をθとした場合にθ≦10°となるように構成される。
この状態でフルカラー画像記録を行うことができる。
図9Bにおいて、転写フレームFtが上端部を中心にして反時計方向に回転して転写フレームFt下端部が右方に移動して離隔位置に移動した状態では、前記複数の各転写ロールT1c〜T1kは前記各像担持体PRc〜PRyから離れる方向に移動する。このときの前記各転写ロールT1c〜T1kのうちの上端部に配置された転写ロールT1kの移動距離が一番小さく、下方に配置された前記各転写ロールT1c〜T1yの移動距離が大きくなる。そして、前記各転写ロールT1c〜T1kのうちの上端部に配置された転写ロールT1kは前記シート搬送ベルトB内面から前記像担持体PRkに押圧された状態に保持されるが、下方に配置された前記各転写ロールT1y〜T1cは前記各像担持体PRy〜
PRcから離れる。このとき、ベルトBは、前記下方に配置された各像担持体PRy〜PRcから離れる。この状態でモノクロ画像記録を行うことができる。
(レジユニットUr)
図2、図3において、前記レジユニット(転写前シート搬送装置)Urの左側下端部(−Y側−Z端部)には、前記レジユニットUrをベルトモジュール係合位置(図2参照)とベルトモジュール移動許容位置(図3参照)との間で回動可能に支持するレジユニット回転軸Ur1が設けられている。前記レジユニットUrの左側上端部(−Y側Z端部)には、前記レジユニットUrを常時上方に引っ張る力を作用させるレジユニット位置決め用バネUr2が支持されている。前記レジユニットUrの右側下端部(Y側−Z端部)には、右側に突出するレジユニット突出部Ur3が設けられている。前記レジユニットUrの右側上端部(Y側Z端部)には、前記レジユニットUrがベルトモジュール係合位置(図2参照)に移動した際に、前記使用位置(図2参照)に回転したベルトモジュールBMのテンションロール軸Rtaに支持されたベアリング(図示せず)に係合する前後一対(図2、図3において、一方のみを図示)のレジユニット被位置決め部Ur4が形成されている。前記レジユニットUrの右端部(Y端部)には、前記レジユニットUrを回動させる際にユーザが把持するレジユニット把持部Ur6が形成されている。
図2において、前記レジユニットUrがベルトモジュール係合位置に移動した状態では、前記レジユニットUrが前記レジユニット位置決め用バネUr2の張力により上方に引っ張られて、前記レジユニット被位置決め部Ur4が前記テンションロールRtの軸Rtaに支持されたベアリング(図示せず)に当接する。図示しない前記ベアリングにレジユニット被位置決め部Ur4が当接した状態(レジユニットUrが図2に示すベルトモジュール係合位置に移動した状態)では、前記ベルトモジュールBMと前記レジユニットUrとが位置決めされた状態で固定される。また、この状態では、前記給紙トレイTR1から給紙された記録シートSを前記レジユニットUrに搬送することができる。
図3において、前記レジユニットUrがベルトモジュール移動許容位置に移動した状態では、前記レジユニット突出部Ur3は、前記プリンタ(画像形成装置本体)U1に設けられた板バネ状のレジユニット回動時保持部材26に係止した状態になる。この状態では、前記レジユニットUrは、前記レジユニット回動時保持部材26により、ベルトモジュール移動許容位置に保持される。
(定着ユニットUf)
図2、図3において、前記定着ユニットUfの左側上端部(−Y側Z端部)には、前記定着ユニットUfをベルトモジュール係合位置(図2参照)とベルトモジュール移動許容位置(図3参照)との間で回転可能に支持する定着ユニット回転軸Uf1が設けられている。前記定着ユニットUfの下端部には、前記定着ユニットUfがベルトモジュール係合位置(図2参照)に回転した際に、使用位置(図2参照)に回動した前記ベルトモジュールBMの駆動ロールRdの軸Rdaに支持されたベアリングBr,Brに係合する前後一対(図2、図3において、一方のみを図示)の定着ユニット被位置決め部Uf2が設けられている。前記定着ユニットUfの右側上端部(Y側Z端部)には、前記定着ユニットUfを回転させる際にユーザが把持する定着ユニット把持部Uf3が形成されている。
図3において、前記ベルトモジュールBMを使用位置からメンテナンス作業位置に回転させる場合、前記レジユニットUrおよび定着ユニットUfをベルトモジュール係合位置(図2参照)からベルトモジュール移動許容位置(図3参照)に回動させる。前記レジユニットUrおよび定着ユニットUfがベルトモジュール移動許容位置(図3参照)に移動した状態では、前記ベルトモジュールBMは、メンテナンス作業位置(図3参照)に移動することができる。
図2、図3において、前記ベルトモジュールBMをメンテナンス作業位置(図3参照)
から使用位置(図2参照)に回転させる場合、前記レジユニットUrおよび定着ユニットUfをベルトモジュール移動許容位置(図3参照)に保持する。前記レジユニットUrおよび定着ユニットUfがベルトモジュール移動許容位置(図3参照)に保持された状態では、前記ベルトモジュールBMを使用位置(図2参照)に移動させることができる。
前記ベルトモジュールBMが使用位置(図2参照)に回転した状態で前記レジユニットUrおよび定着ユニットUfをベルトモジュール移動許容位置(図3参照)からベルトモジュール係合位置(図2参照)に回動させると、前記レジユニットUrは、前記レジユニット被位置決め部Ur4が前記ベアリングBr,Brに当接して位置決めされる。すなわち、前記ベルトモジュールBMが使用位置(図2参照)に回転した状態で且つ前記レジユニットUrおよび定着ユニットUfがベルトモジュール係合位置(図2参照)に移動した図2に示す状態では、前記ベルトモジュールBMは使用位置にしっかりと保持されるので、画像形成装置Uは画像形成動作を行うことができる。
(像担持体ユニットUZc〜UZk)
図10は前記図1〜図3に示すプロセスユニットUc〜Ukで使用されているC(シアン),M(マゼンタ),Y(イエロー),K(黒)の像担持体とギヤ等を一体的に結合してユニット化したC(シアン),M(マゼンタ),Y(イエロー),K(黒)の像担持体ユニットの説明図であり、図10Aは要部断面図、図10Bは像担持体の端面図である。
図11は像担持体ユニットの分解説明図であり、図11Aは像担持体ユニットの像担持体スリーブの上面図、図11Bは像担持体スリーブの端面図で前記図11Aの矢印XIBから見た図、図11Cは像担持体装着ギヤの端面図、図11Dは連結プレートの端面図、図11Eはベアリングの上面図、図11Fはベアリングの連結プレートを外した部分の端面図、図11Gは像担持体軸の平面図、図11Hは像担持体軸の端面図である。
図10、図11において、前記像担持体ユニットUZc〜UZkは同一に構成されているので、C(シアン)の像担持体ユニットUZcについて説明する。
図10において、C(シアン)の像担持体ユニットUZcは、外周面に感光体層が形成された円筒状スリーブにより構成されたC(シアン)の像担持体PRcを有している。前記像担持体PRcは、像担持体軸PRc1の両端部に装着されたベアリングBR,BR(図10、図11において一方のベアリングBRのみ図示)を介して回転可能に支持されている。ベアリングBRはインナレースBR1、アウタレースBR2、それらの間に配置された複数のボールBR3およびインナレース抜止プレート(連結プレート)BR4を有している。
インナレースBR1は貫通孔BR1aと、フランジBR1b,BR1bと、複数のボールBR3を収容するボール収容部BR1cとを有している。
前記アウタレースBR2は円筒状内周面BR2aと軸方向一端部に形成されたフランジBR2bと、軸方向他端部(軸方向外端部)の端面に形成された複数のプレート固定用ネジ孔BR2c(図11F参照)とを有している。前記アウタレースBR2の軸方向他端部の端面にはインナレース抜止プレートBR4が接合状態で配置されて、前記アウタレースBR2のプレート固定用ネジ孔にねじ込まれる固定ネジ(図示せず)により固定されている。
前記アウタレースBR2の軸方向内端部には前記像担持体PRcの外端部が圧入されており、前記アウタレースBR2の軸方向外端部には像担持体装着ギヤPRcGが圧入されている。
図11において、前記像担持体ユニットUZc(UZm,UZy,UZk)(図10参照)の構成要素である円筒状(スリーブ状)の前記像担持体PRc〜PRk,像担持体装着ギヤPRcG〜PRkG、インナレース抜止プレートBR4、インナレースBR1、アウタレースBR2、および像担持体軸PRc1〜PRk1には、円周方向の同一位置に組
付け目印00が形成されている。
前記像担持体PRc〜PRk,像担持体装着ギヤPRcG〜PRkG、インナレース抜止プレートBR4、およびアウタレースBR2は、それらの組み付け作業時に、組付け目印00が円周方向の同一位置に配置されるように組付けられる。
なお、前記像担持体装着ギヤPRcG〜PRkGは同一に構成されており、前記組付け目印00は、像担持体ユニットUZc(UZm,UZy,UZk)の組付け目印としての機能およびC像担持体装着ギヤPRcGとC像担持体駆動ギヤCG(図12、図14により後述)との組付け目印としての機能を有している。また前記各像担持体装着ギヤPRcG〜PRkGには前記組付け目印00から画像形成時の回転方向を示す矢印A方向とは逆方向に回転角θ2°=330°、θ3°=300°、θ4°=270°離れた位置に、M,Y,Kの各像担持体駆動ギヤMG,YG,KG(図12、図13、図14により後述)との組付け目印M,Y,Kが付けられている。前記組付け目印00,M,Y,Kはそれぞれ、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、K(黒)で着色された矢印により構成されている。
また、インナレースBR1および像担持体軸PRc1〜PRk1は、それらの組み付け作業時に、組付け目印00が円周方向の同一位置に配置されるように組付けられる。
前記像担持体ユニットUZc(UZm,UZy,UZk)の構成要素である前記像担持体PRc〜PRk,像担持体装着ギヤPRcG〜PRkG、インナレース抜止プレートBR4、インナレースBR1、アウタレースBR2、および像担持体軸PRc1〜PRk1を前述のように組み付けて複数の前記像担持体ユニットUZc(UZm,UZy,UZk)を作成することにより偏心状態が同一の複数の前記像担持体ユニットUZc(UZm,UZy,UZk)を作成することができる。
なお、前記像担持体ユニットUZc(UZm,UZy,UZk)は、前記像担持体軸PRc1〜PRk1の両端部(図10A、図12、図13等参照)が前記像担持体クリーナCLc〜CLk(図1〜図3参照)の各ケースにそれぞれ固定支持されるが、前記各像担持体軸PRc1〜PRk1に形成された組付け目印00(図11G、図11H参照)が全て同一方向(例えば上向き)に配置される。この様な配置にすることにより、前記各像担持体軸PRc1〜PRk1に固定されたインナレースBR1の偏心位置を同一方向に揃えて配置することができる。このような、インナレースBR1の配置により、インナレースBR1により回転可能に支持されたアウタレースBR2、像担持体PRc〜PRk,像担持体装着ギヤPRcG〜PRkG等の回転部材の同一の偏心位置を、前記各像担持体ユニットUZc(UZm,UZy,UZk)において所定の方向に配置することが可能になる。
なお、インナレースBR1および像担持体軸PRc1〜PRk1の偏心量が少ない場合には、前記像担持体軸PRc1〜PRk1の両端部を前記像担持体クリーナCLc〜CLkの各ケースにそれぞれ固定支持する際に、前記各像担持体軸PRc1〜PRk1に形成された組付け目印00(図11G、図11H参照)が全て同一方向(例えば上向き)に配置する必要はなくなる。
(カラー像担持体駆動ユニットUG1)
図12はカラー像担持体駆動ユニットの説明図であり、前記カラー像担持体駆動ユニットとY、M、Cのカラー像担持体との位置関係を示す図である。
図4、図12において、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)のカラー像形成用の像担持体(Y像担持体、M像担持体、C像担持体)PRy,PRm,PRcの後端部(−X端部)には、前記像担持体PRy〜PRcと一体的に回転する像担持体装着ギヤ(Y像担持体装着ギヤ、M像担持体装着ギヤ、C像担持体装着ギヤ)PRyG,PRmG,PRcGが装着されている。
図12において、前記プリンタ(画像形成装置本体)U1には、カラー像担持体駆動ユニットUG1が支持されている。カラー像担持体駆動ユニットUG1は、前記像担持体装
着ギヤPRyG〜PRcGを介して前記カラー像形成用の像担持体PRy〜PRcに回転力を伝達する
図12において、前記カラー像担持体駆動ユニットUG1は、カラー像担持体駆動ユニットフレームF1を有しており、前記カラー像担持体駆動ユニットフレームF1には、カラー像担持体駆動モータ31が支持されている。カラー像担持体駆動モータ31の出力軸には回転伝達ギヤ(モータ出力軸装着ギヤ)31aが装着されている。前記カラー像担持体駆動ユニットフレームF1には、同一に構成された第1中間伝達ギヤTG1および第2中間伝達ギヤTG2が回転可能に支持されている。前記第1中間伝達ギヤTG1は、同軸の第1中間入力ギヤTG1aおよび第1中間出力ギヤTG1bを有しており、第1中間入力ギヤTG1aよりも第1中間出力ギヤTG1bの方が小径に形成されている。前記第1中間伝達ギヤTG1と同一に構成された第2中間伝達ギヤTG2は、同軸の第2中間入力ギヤTG2aおよび第2中間出力ギヤTG2bを有している。
前記回転伝達ギヤ31aは、第1中間入力ギヤTG1aおよび第2中間入力ギヤTG2aに噛み合っている。前記第1中間入力ギヤTG1aおよび第2中間入力ギヤTG2aに伝達された回転力はそれぞれ前記第1中間出力ギヤTG1bおよび第2中間出力ギヤTG2bから減速して出力される。
前記カラー像担持体駆動ユニットフレームF1には、同一に構成されたC,M,Yの各像担持体駆動ギヤCG,MG,YGが回転可能に支持されている。前記C像担持体駆動ギヤCGは、同軸のC用入力ギヤ(C像担持体駆動入力ギヤ)CG1およびC用出力ギヤ(C像担持体駆動出力ギヤ)CG2を有している。前記C像担持体駆動ギヤCGと同一に構成された前記M像担持体駆動ギヤMGは、同軸のM用入力ギヤ(M像担持体駆動入力ギヤ)MG1およびM用出力ギヤ(M像担持体駆動出力ギヤ)MG2を有しており、前記Y像担持体駆動ギヤYGは、同軸のY用入力ギヤ(Y像担持体駆動入力ギヤ)YG1およびY用出力ギヤ(Y像担持体駆動出力ギヤ)YG2を有している。
前記C,M,Yの各像担持体駆動ギヤCG,MG,YGは、前記入力ギヤCG1,MG1,YG1よりも出力ギヤCG2,MG2,YG2の方が小径に形成されている。
前記第1中間出力ギヤTG1bは、前記C,Mの各像担持体駆動ギヤCG,MGの前記入力ギヤCG1,MG1に噛み合っている。前記第2中間出力ギヤTG2bは、前記Y像担持体駆動ギヤYGの前記入力ギヤYG1に噛み合っている。
したがって、前記回転伝達ギヤ31aの回転は、前記同一に構成された第1中間伝達ギヤTG1および第2中間伝達ギヤTG2に同一速度で伝達される。前記第1中間伝達ギヤTG1および第2中間伝達ギヤTG2に同一速度で伝達された回転は、前記第1中間伝達ギヤTG1からC,Mの各像担持体駆動ギヤCG,MGに伝達されると同時に、前記第2中間伝達ギヤTG2からY像担持体駆動ギヤYGに伝達される。そして、C,M,Yの各像担持体駆動ギヤCG,MG,YGは同一速度で回転する。
前記C,M,Yの各像担持体駆動ギヤCG,MG,YGの出力ギヤCG2,MG2,YG2は、前記像担持体装着ギヤPRcG,PRmG,PRyGに噛み合っている。
前記C像担持体駆動ギヤCGには、C像担持体駆動ギヤCGと一体的に回転するカラー像担持体駆動ギヤ回転位置検出用円板32が装着されている。カラー像担持体駆動ギヤ回転位置検出用円板32には中央貫通孔32aおよび被位置決め孔32bが形成されている。C像担持体駆動ギヤCGの入力ギヤCG1の上面には前記被位置決め孔32bに嵌合する位置決め突起CG1aが形成されている。前記C像担持体駆動ギヤCGに前記カラー像担持体駆動ギヤ回転位置検出用円板32が装着された状態では、カラー像担持体駆動ギヤ回転位置検出用円板32の前記中央貫通孔32aは、C像担持体駆動ギヤCGの出力ギヤCG2を貫通して入力ギヤCG1の上面に載せられ且つ前記被位置決め孔32bが前記位置決め突起CG1aに嵌合している。
なお、実施例1のC,M,Y,Kの各像担持体駆動ギヤCG、MG、YG,KGは、同一に構成するために同一の金型から作成しているため、前記位置決め突起CG1aと同一の成形された位置決め突起が設けられている。
前記カラー像担持体駆動ギヤ回転位置検出用円板32の外周部には、カラー像担持体駆動ギヤ回転位置検出用目印(図示せず)が設けられている。前記カラー像担持体駆動ユニットUG1のカラー像担持体駆動ユニットフレームF1には、前記カラー像担持体駆動ギヤ回転位置検出用目印を検出するカラー像担持体駆動ギヤ軸目印センサー33が支持されている。前記カラー像担持体駆動ギヤ回転位置検出用円板32、および前記カラー像担持体駆動ギヤ軸目印センサー33により、カラー像担持体駆動ギヤ回転位置検出部材34が構成されている。
実施例1のカラー像担持体駆動ユニットUG1は、前記カラー像担持体駆動ユニットフレームF1、カラー像担持体駆動ギヤ回転位置検出部材34、カラー像担持体駆動モータ31、カラー像担持体駆動ギヤCG,MG,YG、前記カラー像担持体駆動モータ31の回転を前記C,M,Yの各像担持体駆動ギヤCG〜KGに同一回転速度で伝達する同一回転速度伝達構造(31a+TG1+TG2)等により構成されている。前記同一回転速度伝達構造(31a+TG1+TG2)は、回転伝達ギヤ31a、第1中間伝達ギヤTG1、第2中間伝達ギヤTG2により構成されている。
(K像担持体駆動ユニットUG2)
図13はK像担持体駆動ユニットの説明図であり、前記K像担持体駆動ユニットとK像担持体との位置関係を示す図である。
図4、図13において、K(黒)のトナー像形成用の像担持体(K像担持体)PRkの後端部(−X端部)には、前記K像担持体PRkと一体的に回転するK像担持体装着ギヤPRkGが装着されている。
図13において、前記図1〜図3に示す前記プリンタ(画像形成装置本体)U1には、K像担持体駆動ユニットUG2が支持されている。K像担持体駆動ユニットUG2は、前記K像担持体装着ギヤPRkGを介して前記K像担持体PRkに回転力を伝達する。
図13において、前記K像担持体駆動ユニットUG2は、K像担持体駆動ユニットフレームF2を有しており、前記K像担持体駆動ユニットフレームF2には、K像担持体駆動モータ(後述する図15参照)41が支持されている。K像担持体駆動モータ41の出力軸には回転伝達ギヤ41a(図14参照)が装着されている。前記K像担持体駆動ユニットフレームF2には、前記カラー像担持体駆動ユニットUG1の第1中間伝達ギヤTG1および第2中間伝達ギヤTG2と同一に構成されたK用中間伝達ギヤ(K用伝達ギヤ)TG3が回転可能に支持されている。前記K用中間伝達ギヤTG3は、同軸のK用中間入力ギヤTG3aおよびK用中間出力ギヤTG3bを有しており、K用中間入力ギヤTG3aよりもK用中間出力ギヤTG3bの方が小径に形成されている。
前記回転伝達ギヤ41aは、K用中間入力ギヤTG3aに噛み合っている。前記K用中間入力ギヤTG3aに伝達された回転力は前記K用中間出力ギヤTG3bから減速して出力される。
前記K像担持体駆動ユニットフレームF2には、前記C,M,Yの各像担持体駆動ギヤCG,MG,YGと同一に構成されたK像担持体駆動ギヤKGが回転可能に支持されている。前記K像担持体駆動ギヤKGは、同軸のK像担持体駆動入力ギヤ(K用入力ギヤ)KG1およびK像担持体駆動出力ギヤ(K用出力ギヤ)KG2を有している。前記K像担持体駆動ギヤKGは、前記入力ギヤKG1よりも出力ギヤKG2の方が小径に形成されている。
前記K用中間出力ギヤTG3bは、前記K像担持体駆動ギヤKGの前記入力ギヤKG1に噛み合っている。
したがって、前記回転伝達ギヤ41a(図14参照)を前記回転伝達ギヤ31aと同一速度で回転した場合、前記回転伝達ギヤ41aの回転は、前記第1中間伝達ギヤTG1および第2中間伝達ギヤTG2と同一に構成されたK用中間伝達ギヤTG3に、第1中間伝達ギヤTG1および第2中間伝達ギヤTG2と同一速度で伝達される。前記第1中間伝達ギヤTG1、第2中間伝達ギヤTG2およびK用中間伝達ギヤTG3に同一速度で伝達された回転は、前記第1中間伝達ギヤTG1からC,Mの各像担持体駆動ギヤCG,MGに伝達されると同時に前記第2中間伝達ギヤTG2からY像担持体駆動ギヤYGに伝達され、同時に前記K用中間伝達ギヤTG3からK像担持体駆動ギヤKGに伝達される。そして、C,M,Y,Kの各像担持体駆動ギヤCG,MG,YG,KGは同一速度で回転する。
前記C,M,Y,Kの各像担持体駆動ギヤCG,MG,YG,KGの出力ギヤCG2,MG2,YG2,KG2は、前記各像担持体装着ギヤPRcG,PRmG,PRyG,PRkGに噛み合っている。
前記K像担持体駆動ギヤKGには、K像担持体駆動ギヤKGと一体的に回転するK像担持体駆動ギヤ回転位置検出用円板42が装着されている。K像担持体駆動ギヤ回転位置検出用円板42には中央貫通孔42aおよび被位置決め孔42bが形成されている。K像担持体駆動ギヤKGの入力ギヤKG1の上面には前記被位置決め孔42bに嵌合する位置決め突起KG1aが形成されている。前記K像担持体駆動ギヤKGに前記K像担持体駆動ギヤ回転位置検出用円板42が装着された状態では、K像担持体駆動ギヤ回転位置検出用円板42の前記中央貫通孔42aは、K像担持体駆動ギヤKGの出力ギヤKG2を貫通して入力ギヤKG1の上面に載せられ且つ前記被位置決め孔42bが前記位置決め突起KG1aに嵌合している。
前記K像担持体駆動ギヤ回転位置検出用円板42の外周部には、K像担持体駆動ギヤ回転位置検出用目印(図示せず)が設けられている。前記K像担持体駆動ユニットUG2のK像担持体駆動ユニットフレームF2には、前記K像担持体駆動ギヤ回転位置検出用目印を検出するK像担持体駆動ギヤ軸目印センサー43が支持されている。前記K像担持体駆動ギヤ回転位置検出用円板42、および前記K像担持体駆動ギヤ軸目印センサー43により、K像担持体駆動ギヤ回転位置検出部材44が構成されている。
図13において、前記K像担持体駆動ユニットフレームF2には、前記K像担持体駆動モータ41の出力軸に装着された回転伝達ギヤ41a(図14参照)に噛み合って、前記回転伝達ギヤ41aの回転を定着ユニットの定着ローラに伝達する定着用回転伝達ギヤ列GAが回転可能に支持されている。
前記実施例1のK像担持体駆動ユニットUG2は、K像担持体駆動ユニットフレームF2、K像担持体駆動ギヤ回転位置検出部材44、K像担持体駆動モータ41、K像担持体駆動ギヤKG、定着用回転伝達ギヤ列GA、前記K像担持体駆動モータ41の回転を前記K像担持体駆動ギヤKGに伝達する回転伝達構造41a+TG3等により構成されている。前記回転伝達構造41a+TG3は、回転伝達ギヤ41aおよびK用中間伝達ギヤTG3により構成されている。
図14はC,M,Y,Kの各像担持体ユニットの配置と前記各像担持体ユニットに回転を伝達するギヤとそれらの組み付け方法の説明図である。
図14において、前記エンドレスのベルトBの移動方向の上流側から下流側に行くに従って順次配置された前記C像担持体PRc、M像担持体PRm、Y像担持体PRy、K像担持体PRkの周速度およびエンドレスベルトBの移動速度をそれぞれvとし、前記C,M,Y,Kの各像担持体PRc,PRm,PRy,PRkの周長をそれぞれd0とし、前記C像担持体PRc、M像担持体PRm、Y像担持体PRmおよびK像担持体PRkの各潜像書込位置およびトナー像転写位置を、C潜像書込位置Q2cおよびCトナー像転写位置Q4c、M潜像書込位置Q2mおよびMトナー像転写位置Q4m、Y潜像書込位置Q2
yおよびYトナー像転写位置Q4yならびにK潜像書込位置Q2mおよびKトナー像転写位置Q4kとし、前記C,M,Y,Kの各潜像書込位置Q2c,Q2m,Q2y,Q2kから前記C,M,Y,Kの各トナー像転写位置Q4c,Q4m,Q4y,Q4kまでの距離をそれぞれd1とし、前記第Cトナー像転写位置Q4cからMトナー像転写位置Q4mまでの距離をd12、前記Mトナー像転写位置Q4mから前記Yトナー像転写位置Q4yまでの距離をd23、前記Yトナー像転写位置Q4yから前Kトナー像転写位置Q4kまでの距離をd34とする。
そして、本実施例では、d12=d23=d34=d0×(330/360)=d0×(11/12)に設定されている。すなわち、d12、d23およびd34がC,M,Y,Kの各像担持体PRc,PRm,PRy,PRkの周長d0の(11/12)に設定されている。この場合、d12+d23=d0×{(330+330)/360}=d0×{1+(300/360)}=d0×{1+(10/12)}となる。
この場合、前記C,M,Yの各像担持体PRc,PRm,PRyに装着されたC,M,Yの各像担持体装着ギヤPRcG,PRmG,PRyGと前記カラー像担持体駆動ユニットとの組み付け時に、前記M像担持体装着ギヤPRmGは、前記Cトナー像転写位置に対する前記Cトナー像担持体の回転位置と同じ回転位置から画像形成動作時とは逆方向にM像担持体PRmの周長およびベルトBが距離d12だけ移動する回転角=330°=θ2回転した状態で組付けられる。
また、前記Y像担持体装着ギヤPRyGは、前記Cトナー像転写位置に対する前記Cトナー像担持体の回転位置と同じ回転位置から画像形成動作時とは逆方向にY像担持体PRyの周長およびベルトBが距離d12+d23だけ移動する回転角=(1回転+300°)={1回転+θ3(θ3=300°)}回転した状態で組付けられる。
また、d12+d23+d34=d0×{(330+330+330)/360}=d0×{2+(270/360)}=d0×{2+(9/12)}となる。
この場合、前記K像担持体PRkに装着されたK像担持体装着ギヤPRkGと前記K像担持体駆動ユニットとの組み付け時に、前記K像担持体装着ギヤPRkGは、前記Cトナー像転写位置に対する前記Cトナー像担持体の回転位置と同じ回転位置から画像形成動作時とは逆方向にK像担持体PRkの周長およびベルトBが距離d12+d23+d34だけ移動する回転角=(2回転+270°)={2回転+θ4(θ4=270°)}回転した状態で組付けられる。
前記C,M,YおよびKの各像担持体装着ギヤPRcG,PRmG,PRyG,PRkGと前記カラー像担持体駆動ユニットUG1およびK像担持体駆動ユニットUG2とを前述のように組付けるために、前記C,M,YおよびKの同一に構成された各像担持体装着ギヤPRcG,PRmG,PRyG,PRkGには、C,M,YおよびKの色が付いた矢印により形成された組付け用目印C,M,YおよびK(図10Bおよび図11C参照)が設けられている。なお、図14では、前記各像担持体装着ギヤPRcG,PRmG,PRyG,PRkGに、C,M,YおよびKの色が付いた矢印により形成された組付け用目印C,M,YおよびK(図10Bおよび図11C参照)を図示することが難しいので、組付け用目印C,M,YおよびKが付けられている円周上の位置のみを示している。
図14において、C像担持体装着ギヤPRcGは組付け用目印Cの付いている部分が、C像担持体駆動ギヤCGの出力ギヤCG2に組み付けられる。M像担持体装着ギヤPRmGは組付け用目印Mの付いている部分が、M像担持体駆動ギヤMGの出力ギヤMG2に組み付けられる。Y像担持体装着ギヤPRyGは組付け用目印Yの付いている部分が、Y像担持体駆動ギヤYGの出力ギヤYG2に組み付けられる。K像担持体装着ギヤPRkGは組付け用目印Kの付いている部分が、K像担持体駆動ギヤKGの出力ギヤKG2に組み付けられる。
前述のように前記各像担持体装着ギヤPRcG,PRmG,PRyG,PRkGと前記
各像担持体駆動ギヤCG,MG,YG,KGの出力ギヤCG2,MG2,YG2,KG2とを組み付けることにより、ベルトBの移動方向の1番上流側に配置された前記C像担持体(第1カラー像担持体)PRcの前記トナー像転写位置Q4cに対する回転位置と同じ回転位置から前記M像担持体(第2カラー像担持体)PRm、Y像担持体(第3カラー像担持体)PRyおよびK像担持体(第4トナー像担持体)PRkが、画像形成動作時とは逆方向にそれぞれθ2=330°、θ3=300°およびθ4=270°回転した状態で容易に組付けることができる。この場合においては、前記第C像担持体(1カラー像担持体)PRcが前記組み付け時の回転位置において第1ラインの画像(静電潜像)の書込が行われた場合には、前記M像担持体(第2カラー像担持体)PRmおよびY像担持体(第3カラー像担持体)PRyの前記トナー像転写位置Q4mおよびQ4yに対する回転位置が、前記C像担持体(第1カラー像担持体)PRcの前記トナー像転写位置Q4cに対する回転位置と同じ時に、前記M像担持体(第2カラー像担持体)PRmおよびY像担持体(第3カラー像担持体)PRyに第1ラインの画像(静電潜像)の書込を行うことができる。
なお、本実施例では、前記カラー像担持体駆動ギヤ回転位置検出部材34(図12参照)によりC像担持体駆動ギヤCGの回転位置を検出し、K像担持体駆動ギヤ回転位置検出部材44(図13参照)によりK像担持体駆動ギヤKGの回転位置を検出することにより、カラー像担持体駆動ユニットUG1およびK像担持体駆動ユニットUG2の回転制御を行っている。
このため本実施例では、C像担持体PRcおよびK像担持体PRkの回転位置を検出していないので、C像担持体PRcおよびK像担持体PRkの回転位相の調節を行うことができない。したがって本実施例では、前記C像担持体(第1カラー像担持体)の前記トナー像転写位置Q4cに対する回転位置と同じ時に、前記K像担持体(第4トナー像担持体)に第1ラインの画像(静電潜像)の書込を行うことはできない。
仮に、本実施例において、C像担持体PRcおよびK像担持体PRkの回転位置を検出して、C像担持体PRcおよびK像担持体PRkの回転位相の調節を行えるような構成を採用すれば、前記C像担持体(第1カラー像担持体)の前記トナー像転写位置Q4cに対する回転位置と同じ時に、前記K像担持体(第4トナー像担持体)に第1ラインの画像(静電潜像)の書込を行うことは容易である。
図14において、C,M,Y,Kの各像担持体装着ギヤPRcG,PRmG,PRyG,PRkGに噛み合う各像担持体駆動ギヤCG,MG,YG,KGの出力ギヤCG2,MG2,YG2,KG2の歯数は、各像担持体装着ギヤPRcG,PRmG,PRyG,PRkGの歯数の1/3に設定されている。すなわち、本実施例1では、前記各像担持体駆動ギヤCG,MG,YG,KGが3回転する間に、C,M,Y,Kの各像担持体ユニットUZc〜UZkが1回転するように構成されている。
前記各像担持体駆動ギヤCG,MG,YG,KGは同一に構成されており、各像担持体駆動ギヤCG,MG,YG,KGの各出力ギヤCG2,MG2,YG2,KG2には前記各像担持体装着ギヤPRcG,PRmG,PRyG,PRkGとの組付け目印であるC,M,Y,Kの色付き矢印が形成されている。
図14において、前記各出力ギヤCG2,MG2,YG2,KG2に形成されたCの色付き矢印が形成されている部分はCトナー像担持体装着ギヤPRcGに組付ける場所を示しており、Mの色付き矢印が形成されている部分はMトナー像担持体装着ギヤPRmGに組付ける場所を示しており、Yの色付き矢印が形成されている部分はYトナー像担持体装着ギヤPRyGに組付ける場所を示しており、Kの色付き矢印が形成されている部分はKトナー像担持体装着ギヤPRkGに組付ける場所を示している。
図14において前述したように、前記C,M,Yの各像担持体PRc,PRm,PRy
に装着されたC,M,Yの各像担持体装着ギヤPRcG,PRmG,PRyGと前記カラー像担持体駆動ユニットとの組み付け時に、前記M像担持体装着ギヤPRmGは、前記Cトナー像転写位置に対する前記Cトナー像担持体の回転位置と同じ回転位置から画像形成動作時とは逆方向にM像担持体PRmの周長およびベルトBが距離d12だけ移動する回転角=330°=θ2回転した状態で組付けられる。
これに対応して、前記M像担持体駆動ギヤMGの出力ギヤMG2は、前記C像担持体駆動ギヤCGのC像担持体装着ギヤPRcGに対する組付け位置と同じ回転位置から画像形成動作時とは逆方向にM像担持体PRmの周長およびベルトBが距離d12だけ移動する際のM像担持体駆動ギヤMGの出力ギヤMG2の回転角=330°×3=360°×2+270°={360°×2+α2(α2=270°)}回転した状態で組付けられる。
また前述したように、前記Y像担持体装着ギヤPRyGは、前記Cトナー像転写位置に対する前記Cトナー像担持体の回転位置と同じ回転位置から画像形成動作時とは逆方向にY像担持体PRyの周長およびベルトBが距離d12+d23だけ移動する回転角=(1回転+300°)={1回転+θ3(θ3=300°)}回転した状態で組付けられる。
これに対応して、前記Y像担持体駆動ギヤYGの出力ギヤYG2は、前記C像担持体駆動ギヤCGのC像担持体装着ギヤPRcGに対する組付け位置と同じ回転位置から画像形成動作時とは逆方向にY像担持体PRyの周長およびベルトBが距離d12+d23だけ移動する際のY像担持体駆動ギヤYGの出力ギヤYG2の回転角=(1回転+300°)×3=(3回転+900°)=(5回転+180°)={5回転+α3(α3=180°)}回転した状態で組付けられる。
また前述したように、d12+d23+d34=d0×{(330+330+330)/360}=d0×{2+(270/360)}=d0×{2+(9/12)}となる。
この場合、前記K像担持体PRkに装着されたK像担持体装着ギヤPRkGと前記K像担持体駆動ユニットとの組み付け時に、前記K像担持体装着ギヤPRkGは、前記Cトナー像転写位置に対する前記Cトナー像担持体の回転位置と同じ回転位置から画像形成動作時とは逆方向にK像担持体PRkの外周またはベルトBが距離d12+d23+d34だけ移動する回転角=(2回転+270°)={2回転+θ4(θ4=270°)}回転した状態で組付けられる。
これに対応して、前記K像担持体駆動ギヤKGの出力ギヤKG2は、前記C像担持体駆動ギヤCGのC像担持体装着ギヤPRcGに対する組付け位置と同じ回転位置から画像形成動作時とは逆方向にK像担持体PRkの周長およびベルトBが距離d12+d23+d34だけ移動する際のK像担持体駆動ギヤKGの出力ギヤKG2の回転角=(2回転+270°)×3=(6回転+810°)=(8回転+90°)={8回転+α4(α4=90°)}回転した状態で組付けられる。
前述のように前記各像担持体装着ギヤPRcG,PRmG,PRyG,PRkGと前記各像担持体駆動ギヤCG,MG,YG,KGの出力ギヤCG2,MG2,YG2,KG2とを組み付けることにより、ベルトBの移動方向の1番上流側に配置された前記C像担持体駆動ギヤCGの前記C像担持体装着ギヤPRcGに対する回転位置と同じ回転位置から前記M像担持体駆動ギヤMG、Y像担持体駆動ギヤYGおよびK像担持体駆動ギヤKGが、画像形成動作時とは逆方向にそれぞれα2=270°、α3=180°およびα4=90°回転した状態で容易に組付けることができる。
この場合に、前記C像担持体駆動ギヤCGが前記組み付け時の回転位置において第1ラインの画像(静電潜像)の書込が行われた場合には、前記M像担持体駆動ギヤMGおよびY像担持体駆動ギヤYGの前記M像担持体装着ギヤPRmGおよびY像担持体装着ギヤPRyGに対する回転位置が、前記C像担持体駆動ギヤCGの前記C像担持体装着ギヤPRcGに対する回転位置と同じ時に、前記M像担持体(第2カラー像担持体)およびY像担持体(第3カラー像担持体)PRyに第1ラインの画像(静電潜像)の書込を行うことが
できる。
なお、本実施例1では、カラー像担持体PRcおよびK像担持体PRkの回転位置を検出していないので、前記カラー像担持体PRcと前記K像担持体PRkの回転位相を調節できない。したがって、前記K像担持体装着ギヤPRkGと前記出力ギヤKG2とを前述のように組付けても、C,M,Yのカラー像担持体PRc〜PRyと同じ回転位置のK像担持体PRkに同一ラインの画像を書き込むことはできない。しかしながら、前述のように組付用目印に応じて前記K像担持体装着ギヤPRkGと前記K像担持体駆動ギヤKGとを組付けることにより、組付作業が容易になり作業効率が向上する。
(実施例1の制御部の説明)
図15は実施例1の画像形成装置の制御部分が備えている各機能をブロック図(機能ブロック図)で示した図である。
図15において、前記コントローラCは、外部との信号の入出力および入出力信号レベルの調節等を行うI/O(入出力インターフェース)、必要な処理を行うためのプログラムおよびデータ等が記憶されたROM(リードオンリーメモリ)やハードディスク、必要なデータを一時的に記憶するためのRAM(ランダムアクセスメモリ)、前記ROM等に記憶されたプログラムに応じた処理を行うCPU(中央演算処理装置)、ならびにクロック発振器等を有するマイクロコンピュータにより構成されており、前記ROM等に記憶されたプログラムを実行することにより種々の機能を実現することができる。
(前記コントローラCに接続された信号入力要素)
前記コントローラCは、UI(ユーザインタフェース)、カラー像担持体駆動ギヤ回転位置検出部材34、K像担持体駆動ギヤ回転位置検出部材44等の信号入力要素からの信号が入力されている。
前記UIは、表示器UI1や、コピースタートキーUI2、テンキーUI3等の入力キーを備えており、それらが入力されたことを検出して、その検出信号をコントローラCに入力する。
(前記コントローラCに接続された制御要素)
前記コントローラCは、K像担持体駆動モータ駆動回路(メインモータ駆動回路)D1、カラー像担持体駆動モータ駆動回路D2、偏心カム回動モータ駆動回路D3、電源回路E、その他の制御要素に接続されており、それらの作動制御信号を出力している。
前記電源回路Eは現像用電源回路E1や帯電用電源回路E2、転写用電源回路E3、定着用電源回路E4等を有する。
前記現像用電源回路E1は、前記現像装置GC〜GKの現像ロールGaに現像バイアスを印加する。
前記帯電用電源回路E2は、前記帯電ロールCRc〜CRkに帯電バイアスを印加する。
前記転写用電源回路E3は、前記転写ロールT1c〜T1kに転写バイアスを印加する。
前記定着用電源回路E4は、定着装置Fの加熱ロールFhのヒータにヒータ加熱用の電流を供給する。
前記K像担持体駆動モータ駆動回路D1は、K像担持体駆動モータ41を介してK像担持体PRk、Kトナー像現像装置GKの現像ロールGa、定着装置F、搬送ロールRa等を回転駆動する。
前記カラー像担持体駆動モータ駆動回路D2は、カラー像担持体駆動モータ31を介してカラー像担持体PRc〜PRy、カラートナー像現像装置GC〜GYを回転駆動する。
前記偏心カム回動モータ駆動回路D3は、偏心カム回動モータM0を介して偏心カムH
Cを回動させる。
(前記コントローラCの機能)
前記コントローラCは、前記各信号出力要素からの出力信号に応じた処理を実行して、前記各制御要素に制御信号を出力する機能(制御手段)を有している。前記コントローラCの機能(制御手段)を次に説明する。
C1:ジョブ制御手段
ジョブ制御手段C1は、コピースタートキーUI2の入力に応じて、前記ROS、像担持体PRc〜PRk、転写ロールT1c〜T1k、定着装置F等の動作を制御して、画像記録動作であるジョブ(印刷動作、コピー動作)を実行する。
C2:K像担持体駆動モータ回転制御手段(メインモータ回転制御手段)
K像担持体駆動モータ回転制御手段C2は、前記K像担持体駆動モータ駆動回路D1を制御して、像担持体PRkやKトナー像現像装置GK、定着装置F等の駆動を制御する。C3:電源回路制御手段
電源回路制御手段C3は、現像用電源制御手段C3A、帯電用電源制御手段C3B、転写用電源制御手段C3C、定着用電源制御手段C3Dを有し、電源回路Eを制御して画像形成装置Uの各部材への電源供給の制御を行う。
C3A:現像用電源制御手段
現像用電源制御手段C3Aは、現像用電源回路E1を制御して現像バイアスを制御する。
C3B:帯電用電源制御手段
帯電用電源制御手段C3Bは、帯電用電源回路E2を制御して帯電バイアスを制御する。
C3C:転写用電源制御手段(転写電圧制御手段)
転写用電源制御手段C3Cは、転写用電源回路E3を制御して転写バイアス(転写電圧)を制御する。
C3D:定着用電源制御手段
定着用電源制御手段C3Dは、定着用電源回路E4を制御して定着装置Fの定着温度を制御する。
C4:偏心カム回動制御手段
偏心カム回動制御手段C4は、前記偏心カム回動モータ駆動回路D3を制御して、画像形成動作がモノクロモードの場合には前記転写フレームFtを離隔位置(図7参照)に移動させるように前記偏心カムHCの回動を制御する。また、前記画像形成動作がカラーモードの場合には、前記転写フレームFtを押圧位置(図6参照)に移動させるように前記偏心カムHCの回動を制御する。
C5:K像担持体駆動ギヤ回転位置検出手段
K像担持体駆動ギヤ回転位置検出手段C5は、前記K像担持体駆動ギヤ回転位置検出部材44の検出信号に基づいて前記K像担持体駆動ギヤKGの回転位置を検出する。
C6:K像担持体駆動ギヤ回転速度検出手段
K像担持体駆動ギヤ回転速度検出手段C6は、前記K像担持体駆動ギヤKGの回転速度を検出する。
C7:カラー像担持体駆動ギヤ回転位置検出手段
カラー像担持体駆動ギヤ回転位置検出手段C7は、前記カラー像担持体駆動ギヤ回転位置検出部材34の検出信号に基づいて前記C像担持体駆動ギヤ(カラー像担持体駆動ギヤ)CGの回転位置を検出する。
C8:カラー像担持体駆動ギヤ回転速度検出手段
カラー像担持体駆動ギヤ回転速度検出手段C8は、前記C像担持体駆動ギヤ(カラー像担持体駆動ギヤ)CGの回転速度を検出する。
C9:像担持体駆動ギヤ回転制御手段
像担持体駆動ギヤ回転制御手段C9は、K像担持体回転制御手段C9aとカラー像担持体回転制御手段C9bとを有している。また、モノクロ画像形成時にはカラー画像形成時よりも前記K像担持体駆動ギヤKGの回転速度が高速となるように前記K像担持体駆動モータ41の回転動作を制御する。
C9a:K像担持体駆動ギヤ回転制御手段
K像担持体駆動ギヤ回転制御手段C9aは、K像担持体駆動ギヤ回転速度制御手段C9a1とK像担持体駆動ギヤ位相制御手段C9a2とを有している。
C9a1:K像担持体駆動ギヤ回転速度制御手段
K像担持体駆動ギヤ回転速度制御手段C9a1は、モノクロ画像形成時にはカラー画像形成時よりも前記K像担持体駆動ギヤKGの回転速度が高速となるように前記K像担持体駆動モータ41の回転動作を制御する。このため、モノクロ画像形成時には、前記K像担持体PRkがカラー画像形成時よりも高速回転するので、ジョブ(画像形成動作)が高速化される。
C9a2:K像担持体駆動ギヤ位相制御手段
K像担持体駆動ギヤ位相制御手段C9a2は、前記K像担持体駆動ギヤKGの位相を制御する。
C9b:カラー像担持体駆動ギヤ回転制御手段
カラー像担持体回転制御手段C9bは、カラー像担持体駆動ギヤ回転速度制御手段C9b1とカラー像担持体駆動ギヤ位相制御手段C9b2とを有している。
C9b1:カラー像担持体回転速度制御手段
カラー像担持体回転速度制御手段C9b1は、カラー画像形成時に前記K像担持体PRkとカラー像担持体PRc〜PRyとが同一回転速度となるようにカラー像担持体駆動モータ31の回転動作を制御する。
C9b2:カラー像担持体駆動ギヤ位相制御手段
カラー像担持体駆動ギヤ位相制御手段C9b2は、前記C像担持体駆動ギヤGCの位相を制御することにより、カラー像担持体駆動ギヤGC〜GYの位相を制御する。
(実施例1の作用)
前記構成を備えた実施例1の画像形成装置Uでは、ユーザがベルトモジュールBMを使用位置(図2参照)からメンテナンス作業位置(図3参照)に移動させる場合、前記画像形成装置Uの右端壁に設けられた開閉扉19(図2参照)を開いた状態(図3参照)にする。
前記開閉扉19が開いた状態において、ユーザは、レジユニットUrの把持部Ur6を把持して、前記レジユニットUrをベルトモジュール係合位置(図2参照)からベルトモジュール移動許容位置(図3参照)に移動させる。前記レジユニットUrがベルトモジュール移動許容位置に移動した状態では、前記レジユニットUrは、レジユニット回動時保持部材26にレジユニット突出部Ur3が係合して前記ベルトモジュール移動許容位置に保持される。
前記開閉扉19が開いた状態において、ユーザは、定着ユニットUfの定着ユニット把持部Uf3を把持して、前記定着ユニットUfをベルトモジュール係合位置(図2参照)からベルトモジュール移動許容位置(図3参照)に移動させる。前記定着ユニットUfは、前記ベルトモジュール移動許容位置に移動すると、図示しない定着ユニット回動時保持部材により前記ベルトモジュール移動許容位置に保持される。
前記レジユニットUrおよび定着ユニットUfがベルトモジュール移動許容位置に保持
された状態(図3参照)において、ユーザは、前記ベルトモジュールBMの把持部KSaを把持して使用位置からメンテナンス作業位置に前記ベルトモジュールBMを移動させることができる。前記ベルトモジュールBMが図3に示すメンテナンス作業位置に移動した状態では、前記ベルトモジュールBMのシート搬送ベルトBで発生した紙詰り(ジャム)の解除や、プロセスユニットUk〜Ucの着脱およびトナーカートリッジTk〜Tcの交換を行うことができる。
前記ベルトモジュールBMをメンテナンス作業位置(図3参照)から使用位置(図2参照)に移動させる場合、前記ベルトモジュールBMの駆動ロール軸Rdaに支持されたベアリングBrが前記画像形成装置Uの固定フレーム(図示せず)に形成された位置決め部18に当接する。前記ベアリングBrが前記位置決め部18に当接した場合、前記ベルトモジュールBMは、プロセスユニットUk〜Ucに対して位置決めされる。
前記ベルトモジュールBMを使用位置(図2参照)に保持する場合、前記レジユニットUrと定着ユニットUfをベルトモジュール係合位置に移動させる。前記レジユニットUrをベルトモジュール係合位置(図2参照)に移動させる際、前記レジユニットUrのレジユニット被位置決め部Ur4がテンションロール軸Rtaに支持された図示しないベアリングに当接する。このため、前記レジユニットUrは、前記ベルトモジュールBMに対して位置決めされる。前記レジユニットUrは、レジユニット位置決め用バネUr2の張力により、前記ベルトモジュール係合位置にしっかりと保持される。
前記定着ユニットUfをベルトモジュール移動許容位置(図3参照)からベルトモジュール係合位置(図2参照)に移動させる際、前記定着ユニットUfの定着ユニット被位置決め部Uf2が駆動ロール軸Rdaに支持されたベアリングBrに当接する。前記定着ユニット被位置決め部Uf2が前記ベアリングBrに当接することにより、前記定着ユニットUfは、ベルトモジュールBMに対して位置決めされる。なお、前記定着ユニットUfは、自重や図示しないバネ部材等により、前記ベルトモジュール係合位置にしっかりと保持される。
前記レジユニットUrおよび定着ユニットUfがベルトモジュール係合位置(図2参照)に移動することにより、前記ベルトモジュールBMは、図2に示す使用位置にしっかりと保持される。
前記構成を備えた実施例1の画像形成装置Uでは、前記ベルトモジュールBMは前記画像形成装置Uの固定フレーム(図示せず)に対して位置決めされ、前記レジユニットUrおよび定着ユニットUfは前記ベルトモジュールBMに対して位置決めされる。このため、前記画像形成装置Uにおいて、前記ベルトモジュールBM、レジユニットUrおよび定着ユニットUfの位置決め精度が向上する。したがって、実施例1の画像形成装置Uでは、各ユニットBM,Ur,Ufの位置決め精度の向上により、記録シートSの搬送乱れを低減することができる。前記記録シートSの搬送乱れを低減することにより、カラーレジずれ等の画質劣化を低減することができる。
実施例1の画像形成装置Uでは、前述したように、前記ベルトモジュールBMは前記位置決め部18およびベアリングBrにより位置決めされ、前記レジユニットUrはレジユニット被位置決め部Ur4が前記テンションロール軸Rtaに支持された図示しないベアリングに当接することにより位置決めされ、前記定着ユニットUfは前記定着ユニット被位置決め部Uf2が前記駆動ロール軸Rdaに支持されたベアリングBrに当接することにより位置決めされる。このため、実施例1の画像形成装置Uでは、各ユニットBM,Ur,Ufは、簡単な構成により精度よく位置決めすることができるので、コストの上昇を抑えることができる。また、前記各ユニットBM,Ur,Ufは、簡単な構成(バネ等)により移動した位置にしっかりと保持することができるため、さらにコストの上昇を抑えることができる。
実施例1の画像形成装置Uは、前記ベルトモジュールBMの位置合わせに複雑なメカを必要としないので、そのメカの配置スペースを減少させることができる。
実施例1の前記画像形成装置UでシートSに画像を記録する場合、前記ベルトモジュールBMは使用位置(図2参照)に保持される。前記シートSに画像を記録する際、前記画像形成装置Uは、カラー画像形成またはモノクロ画像形成のいずれかで使用される。
前記画像形成装置Uをカラー画像形成で使用する場合、前記ベルトモジュールBMの転写フレームFtは、図6に示す押圧位置に移動する。前記転写フレームFtが押圧位置に移動した場合、前記転写フレームFtは、転写ロール支持フレーム押圧用バネSPの押圧力により押圧位置に保持される。図6において、前記転写フレームFtが押圧位置に保持された状態では、前記転写フレームFtの前側転写ロール支持プレートFt1および後側転写ロール支持プレートFt2に支持された転写ロールT1k〜T1cは、シート搬送ベルトBを介して像担持体PRc〜PRk表面に当接する。この状態では、前記転写ロールT1k〜T1cは、転写ロール押圧用バネ22c〜22kの押圧力により、所定の押圧力で当接する。
前記画像形成装置Uをモノクロ画像形成で使用する場合、前記転写フレームFtの回動軸Ft3が偏心カムHCの回動により移動して、前記転写フレームFtが離隔位置(図7参照)に保持される。図7において、前記転写フレームFtが離隔位置に保持された状態では、Y(イエロー)、M(マゼンタ)C(シアン)用の転写ロールT1y,T1m,T1cは、像担持体PRy,PRm,PRcから離れた状態になる。この状態では、前記K(黒)用の転写ロールT1kは、K用転写ロール押圧用バネ22kの押圧力により、前記シート搬送ベルトBを介して像担持体PRk表面に所定の押圧力で当接する。
したがって、実施例1の画像形成装置Uでは、前記転写フレームFtは、前記転写ロール支持フレーム押圧用バネSP、回動軸Ft3および偏心カムHC等の簡単な構成により、押圧位置(図6参照)と離隔位置(図7参照)との間で移動することができる。このため、前記転写フレームFtを移動させるメカの複雑化によるコストアップを低減することができる。
また、カラー用の転写ロールT1y,T1m,T1cは、モノクロ画像形成時に前記像担持体PRy,PRm,PRc表面から離れているので、前記転写ロールT1y,T1m,T1c、シート搬送ベルトBおよび像担持体PRy,PRm,PRcの磨耗を減少させることができる。このため、前記転写ロールT1y,T1m,T1c、シート搬送ベルトBおよび像担持体PRy,PRm,PRcの寿命を長くすることができる。さらに、実施例1の画像形成装置Uは、モノクロ画像形成時に前記磨耗を気にすることなくジョブを高速化することができる。
実施例1の画像形成装置Uでは、前記転写フレームFtを押圧位置(図6参照)と離隔位置(図7参照)との間で移動させるのに複雑なメカを必要としないので、そのメカの配置スペースを減少させることができる。
前記図12、図14のように各カラー像担持体ユニットUZc〜UZyと前記カラー像担持体駆動ユニットUG1とが組み付けられた本実施例は、次の作用を奏する。
前記ベルトBの移動方向の一番上流側に配置されたC像担持体(第1像担持体)PRcと前記カラー像担持体駆動ユニットUG1との組み付け時の前記C像担持体PRcの回転位置において、前記C像担持体PRcの潜像書込位置Q2cに第1ラインの画像(静電潜像)の書込が行われた場合、前記第1ラインの画像(静電潜像)は前記現像領域Q3cでトナー像に現像され、Cトナー像転写位置(第1トナー像転写位置)Q4cで転写材に転写され、Mトナー像転写位置(第2トナー像転写位置)Q4mおよびYトナー像転写位置(第3トナー像転写位置)Q4yに順次移動する。
前記C像担持体(第1トナー像担持体)PRcに書込まれた第1ラインの画像(静電潜像)が潜像書込位置Q2cから距離d12=d0×(330/360)=d0×(11/12)移動した時に、前記M像担持体転写位置(第2トナー像転写位置)Q4mに対する前記M像担持体(第2カラー像担持体)PRmの回転位置は、前記C像担持体(第1カラー像担持体)PRcと前記カラー像担持体駆動ユニットUG1との組み付け時の前記Cトナー像転写位置(第1トナー像転写位置)に対する前記C像担持体(第1カラー像担持体)PRcの回転位置と同じ状態になる。その状態でM像担持体(第2カラー像担持体)PRmの画像書込位置(潜像書込位置)Q2mに第1ラインの画像(静電潜像)の書込みを行うと、M像担持体(第2カラー像担持体)の画像書込位置(潜像書込位置)Q2mで書き込まれた第1ラインの画像(静電潜像)がトナー像に現像されてMトナー像転写位置(第2トナー像転写位置)Q4mに移動すると同時に、前記C像担持体(第1トナー像担持体)PRcに書き込まれトナー像に現像された第1ラインの画像が前記Mトナー像転写位置(第2トナー像転写位置)Q4mに移動する。
したがって、トナー像転写位置Q4c,Q4mに対する回転位置が同じ状態で書き込まれたCトナー像担持体(第1トナー像担持体)PRcおよびMトナー像担持体(第2トナー像担持体)PRmの第1ラインの画像(すなわち、前記第1、第2の各カラートナー像担持体の同一偏心位置に書き込まれた第1ラインの画像)が、Mトナー像転写位置(第2トナー像転写位置)Q4mにおいて転写材に重ねて転写される。このため、Cトナー像(第1カラートナー像)とMトナー像(第2カラートナー像)との色ずれを少なくすることができる。
前記Cトナー像担持体(第1トナー像担持体)PRcに書込まれた第1ラインの画像(静電潜像)が潜像書込位置から距離d12+d23=d0×{(330+330)/360}=d0×{1+(300/360)}=d0×{1+(10/12)}移動した時に、前記Yトナー像転写位置(第3トナー像転写位置)Q4yに対する前記Yトナー像担持体(第3カラー像担持体)PRyの回転位置は、前記C像担持体(第1カラー像担持体)PRcと前記カラー像担持体駆動ユニットUG1との組み付け時の前記Cトナー像転写位置(第1トナー像転写位置)Q4cに対する前記C像担持体(第1カラー像担持体)PRcの回転位置と同じ状態になる。その状態でY像担持体(第3カラー像担持体)PRyの画像書込位置(潜像書込位置)Q2yに第1ラインの画像(静電潜像)の書込みを行うと、Y像担持体(第3カラー像担持体)PRyの画像書込位置(潜像書込位置)Q2yで書き込まれた第1ラインの画像(静電潜像)がトナー像に現像されてYトナー像転写位置(第3トナー像転写位置)Q4yに移動すると同時に、前記Cトナー像担持体(第1トナー像担持体)PRcに書き込まれ、トナー像に現像された第1ラインの画像および前記M像担持体(第2トナー像担持体)PRmに書き込まれトナー像に現像された第1ラインの画像が前記Yトナー像転写位置(第3トナー像転写位置)Q4yに移動する。
したがって、トナー像転写位置Q4c,Q4m,Q4yに対する回転位置が同じ状態で書き込まれたC像担持体(第1トナー像担持体)PRc、M像担持体(第2トナー像担持体)PRmおよびY像担持体(第3トナー像担持体)PRyの第1ラインの画像(すなわち、各カラートナー像担持体PRc,PRm,PRyの同一偏心位置に書き込まれた第1ラインの画像)がYトナー像転写位置(第3トナー像転写位置)において転写材に重ねて転写される。このため、Cトナー像(第1カラートナー像)、Mトナー像(第2カラートナー像)およびYトナー像(第3カラートナー像)の色ずれを少なくすることができる。
また図14に基づいて前述したように、前記各像担持体装着ギヤPRcG,PRmG,PRyGに対する各像担持体駆動ギヤCG,MG,YGの回転位置が同じ状態で各像担持体PRc,PRm,PRyに第1ラインの画像(静電潜像)の書込を行うことができるので、各像担持体駆動ギヤCG,MG,YG,の偏心に起因するC,M,Yの各カラートナ
ー像の色ずれを少なくすることができる。
前記カラー像担持体駆動ギヤ回転位置検出部材34(図12参照)は、C像担持体駆動ギヤCGが1回転する間に1回だけC像担持体駆動ギヤ回転位置検出用目印を検出ことによりC像担持体駆動ギヤCGの回転位置を検出し、K像担持体駆動ギヤ回転位置検出部材44(図13参照)はK像担持体駆動ギヤKGが1回転する間に1回だけK像担持体駆動ギヤ回転位置検出用目印を検出ことによりK像担持体駆動ギヤKGの回転位置を検出する。
本実施例では、C像担持体駆動ギヤCGの出力ギヤCG2の歯数はC像担持体装着ギヤPRcGの歯数の1/3であり、K像担持体駆動ギヤKGの出力ギヤKG2の歯数はK像担持体装着ギヤPRkGの歯数の1/3である。このため、C像担持体PRcおよびK像担持体PRkが1回転する間にC像担持体駆動ギヤCGおよびK像担持体駆動ギヤKGは3回転する。したがって、前記カラー像担持体駆動ギヤ回転位置検出部材34(図12参照)およびK像担持体駆動ギヤ回転位置検出部材44(図13参照)は、C,Kの各像担持体PRc,PRkが1回転する間にC,Kの各像担持体駆動ギヤCG,KGの回転位置検出信号を3回出力する。
本実施例のタンデム型画像形成装置では、制御装置の像担持体回転速度制御手段は、カラー画像形成時には前記K像担持体駆動ギヤ軸回転速度と前記カラー像担持体駆動ギヤ軸回転速度とが同一となるように前記K像担持体駆動モータ41および前記カラー像担持体駆動モータ31の回転動作を制御する。この制御は、前記カラー像担持体駆動ギヤ回転位置検出部材34(図12参照)およびK像担持体駆動ギヤ回転位置検出部材44(図13参照)が出力する前記C,Kの各像担持体駆動ギヤCG,KGの回転位置検出信号に基づいて行う。
前記像担持体回転速度制御手段は、モノクロ画像形成時には前記カラー画像形成時よりも前記K像担持体駆動ギヤ軸回転速度が高速となるように前記K像担持体駆動モータ41の回転動作を制御する。
本実施例において、C,M,Y,Kの各像担持体PRc,PRm,PRy,PRkの潜像書込開始時刻tc,tm,ty,tk,は、C像担持体PRcへの書込開始時刻tcを基準にして定められる。速度vで移動するベルトBまたは像担持体の外周が距離d12(図14参照)だけ移動するのに要する時間をt1、距離(d12+d23)(図14参照)だけ移動するのに要する時間をt2、距離(d12+d23+d34)(図14参照)だけ移動するのに要する時間をt3、とした場合、各像担持体PRc,PRm,PRy,PRkの潜像書込開始時刻tc,tm,ty,tkは、次のように定まる。
像担持体PRcの潜像書込開始時刻:tc
像担持体PRmの潜像書込開始時刻:tm=tc+t1
像担持体PRyの潜像書込開始時刻:ty=tc+t2
像担持体PRkの潜像書込開始時刻:tk=tc+t3
前述したように本実施例では、前記カラー像担持体駆動ギヤ回転位置検出部材34(図12参照)およびK像担持体駆動ギヤ回転位置検出部材44(図13参照)は、C,Kの各像担持体PRc,PRkが1回転する間にC,Kの各像担持体駆動ギヤCG,KGの回転位置検出信号を3回出力する。したがって、C,Kの各像担持体PRc,PRkの回転位置は検出していないので、C像担持体PRcに対してK像担持体PRkの回転位相を調節することができない。このため、C,M,Yの各像担持体PRc,PRm,PRyへの第1ラインの画像書込時の各像担持体PRc,PRm,PRyの偏心位置と同じ偏心位置のK像担持体PRkに第1ラインの画像を書き込むように制御することはできない。
しかしながら、C,Kの各像担持体PRc,PRkの回転位置を検出する構成を設け且つ、C像担持体PRcに対してK像担持体PRkの回転位相をθ4=270°遅らせた状
態で回転駆動した場合には、前記像担持体PRkの潜像書込開始時刻をtk=tc+t3に設定することにより、C,M,Yの各像担持体PRc,PRm,PRyへの第1ラインの画像書込時の各像担持体PRc,PRm,PRyの偏心位置と同じ偏心位置のK像担持体PRkに第1ラインの画像を書き込むように制御することができる。
なお、前記θ4に関しては次のように前述している。
すなわち、「前記K像担持体PRkに装着されたK像担持体装着ギヤPRkGと前記K像担持体駆動ユニットとの組み付け時に、前記K像担持体装着ギヤPRkGは、前記Cトナー像転写位置に対する前記Cトナー像担持体の回転位置と同じ回転位置から画像形成動作時とは逆方向にK像担持体PRkの外周またはベルトBが距離d12+d23+d34だけ移動する回転角=(2回転+270°)={2回転+θ4(θ4=270°)}回転した状態で組付けられる。」
C,M,Yの各像担持体PRc,PRm,PRyへの第1ラインの画像書込時の各像担持体PRc,PRm,PRyの偏心位置と同じ偏心位置のK像担持体PRkに第1ラインの画像を書き込むように制御した場合には、各像担持体ユニットUZc〜UZkの偏心に起因するC,M,Yの各カラートナー像およびKのトナー像の色ずれを少なくすることができる。
図16は本発明のタンデム型画像形成装置の実施例2の説明図で前記実施例1の図14に対応する図である。
図16に示す実施例2の説明において、前期実施例1に対応する構成要素には同一に符号を付して重複する詳細な説明は省略する。
本実施例2は、次に説明する以外は前記実施例1と同様に構成されている。
図16に示す実施例2では、像担持体装着ギヤPRcG〜PRkGに噛合う像担持体駆動ギヤCG〜KGの出力ギヤCG2〜KG2の歯数と前記像担持体装着ギヤPRcG〜PRkGの歯数との比は1:1であり、前記実施例1の場合の比1:3と異なっている。
この実施例2では、カラー像担持体駆動ギヤ回転位置検出用円板32およびK像担持体駆動ギヤ回転位置検出用円板42の回転位置を検出することにより、C像担持体(カラー像担持体)PRcおよびK像担持体PRkの回転位置を検出することができる。この場合、前記C像担持体PRcおよびK像担持体PRkの同一の偏心位置を検出することができるので、前記C像担持体PRcに対するK像担持体PRkの位相を調節することができる。
なお、この実施例2の像担持体駆動ギヤCG〜KGの出力ギヤCG2〜KG2の前記像担持体装着ギヤPRcG〜PRyGに対する組付用目印C〜Kは、前記出力ギヤCG2〜KG2に対する像担持体装着ギヤPRcG〜PRyGの組付用目印C〜Kと同様の配置となる。
そして、前記出力ギヤCG2〜KG2の前記像担持体装着ギヤPRcG〜PRyGに対する組付用目印C〜Kと、前記出力ギヤCG2〜KG2に対する像担持体装着ギヤPRcG〜PRyGの組付用目印C〜Kとを図16に示すように組付け、C像担持体PRcに対してK像担持体PRkの回転位相をθ4=270°遅らせた状態で回転駆動し、前記像担持体PRkの潜像書込開始時刻をtk=tc+t3に設定することにより、C,M,Yの各像担持体PRc,PRm,PRyへの第1ラインの画像書込時の各像担持体PRc,PRm,PRyの偏心位置と同じ偏心位置のK像担持体PRkに第1ラインの画像を書き込むことができる。
(変更例)
以上、本発明の実施の形態を詳述したが、本発明は、前記実施の形態に限定されるもの
ではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内で、種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更例を下記に例示する。
(H01)前記実施例1および2記載のタンデム型画像形成装置において、前記C,M,Yの各像担持体駆動ギヤの前記入力ギヤおよび出力ギヤは、別個に構成する代わりに1個の入出力兼用ギヤにより構成することが可能である。
(H02)前記実施例1および2において、シート搬送ベルトを備えたタンデム型画像形成装置に限定されず、前記シート搬送ベルトの代わりに各像担持体(PRc〜PRk)表面のトナー像が順次重ねて転写される中間転写ベルトを備えたタンデム型画像形成装置に本発明を適用することも可能である。前記中間転写ベルトを備えたタンデム型画像形成装置に本発明を適用した場合、前記タンデム型画像形成装置は、前記実施例1の各転写領域(Q4c〜Q4k)の代わりに、トナー像が中間転写ベルトに順次重ねて1次転写される各1次転写領域および前記中間転写ベルトに1次転写された1次転写トナー像がシート(S)に転写される2次転写領域を有する。前記中間転写ベルトを備えた変更例のタンデム型画像形成装置は、前記実施例1のタンデム型画像形成装置と同様に各像担持体ユニット(UZc〜UZk)の偏心に起因するC,M,Yの各カラートナー像およびKのトナー像の色ずれを少なくすることができる。
(H03)前記実施例1および2において、C,M,Y,Kの各像担持体の回転速度制御または回転位相制御を行うために、カラー像担持体駆動ユニット(UG1)の駆動ギヤ(CG)、K像担持体駆動ユニット(UG2)の駆動ギヤ(KG)の回転位置を検出する代わりに、カラー像担持体(PRc)、K像担持体(PRk)の回転位置を直接検出することも可能である。
(H04)本発明は実施例1に示したイメージスキャナを備えた複写機に適用できるだけでなく、FAX、複写機およびプリンタ等の複数の機能を有する複合機や、イメージスキャナを備えていないプリンタ等にも適用可能である。
図1は本発明の実施例1の画像形成装置の縦断面図である。 図2は実施例1の画像形成装置の要部拡大図であり、ベルトモジュールが使用位置に保持されている状態を示す図である。 図3は実施例1の画像形成装置の要部拡大図であり、ベルトモジュールがメンテナンス作業位置に移動した状態を示す図である。 図4は実施例1のベルトモジュールの斜視図であり、像担持体と前記ベルトモジュールの転写ロールとの位置関係を示す図である。 図5は実施例1のベルトモジュールの斜視図であり、前記ベルトモジュールからベルト支持フレームの前側プレートとシート搬送ベルトとを取り外した状態を示す図である。 図6は実施例1のベルトモジュールの側面図であり、転写ロール支持フレームが押圧位置に保持された状態を示す図である。 図7は実施例1のベルトモジュールの側面図であり、転写ロール支持フレームが離隔位置に移動した状態を示す図である。 図8は実施例1のベルトモジュールの斜視図であり、ベルトモジュールからシート搬送ベルトを取り外した状態を示す図である。 図9はベルトモジュールが使用位置に移動した状態で転写フレームが押圧位置または離隔位置に移動した場合の各転写ロールの配置状態を示す図で、図9Aは転写フレームが押圧位置に移動した場合の各転写ロールの配置状態を示す図、図9Bは転写フレームが離隔位置に移動した場合の各転写ロールの配置状態を示す図である。 図10は前記図1〜図3に示すプロセスユニットUc〜Ukで使用されているC(シアン),M(マゼンタ),Y(イエロー),K(黒)の像担持体とギヤ等を一体的に結合してユニット化したC(シアン),M(マゼンタ),Y(イエロー),K(黒)の像担持体ユニットの説明図であり、図10Aは要部断面図、図10Bは像担持体の端面図である。 図11は像担持体ユニットの分解説明図であり、図11Aは像担持体ユニットの像担持体スリーブの上面図、図11Bは像担持体スリーブの端面図で前記図11Aの矢印XIBから見た図、図11Cは像担持体装着ギヤの端面図、図11Dは連結プレートの端面図、図11Eはベアリングの上面図、図11Fはベアリングの連結プレートを外した部分の端面図、図11Gは像担持体軸の平面図、図11Hは像担持体軸の端面図である。 図12はカラー像担持体駆動ユニットの説明図であり、前記カラー像担持体駆動ユニットとY、M、Cのカラー像担持体との位置関係を示す図である。 図13はK像担持体駆動ユニットの説明図であり、前記K像担持体駆動ユニットとK像担持体との位置関係を示す図である。 図14はC,M,Y,Kの各像担持体ユニットの配置と前記各像担持体ユニットに回転を伝達するギヤとそれらの組み付け方法の説明図である。 図15は実施例1の画像形成装置の制御部分が備えている各機能をブロック図(機能ブロック図)で示した図である。 図16は本発明のタンデム型画像形成装置の実施例2の説明図で前記実施例1の図14に対応する図である。
符号の説明
00,C,M,Y,K…各組付け目印、
31…カラー像担持体駆動モータ、
31a…回転伝達ギヤ、
32…カラー像担持体駆動ギヤ回転位置検出用円板、
33…カラー像担持体駆動ギヤ軸目印センサー、
34…カラー像担持体駆動ギヤ回転位置検出部材
42…K像担持体駆動ギヤ回転位置検出用円板、
43…K像担持体駆動ギヤ軸目印センサー、
44…K像担持体駆動ギヤ回転位置検出部材、
B…ベルト、
B+Uf+SB+Rh…転写済シート搬送装置、
BM…ベルトモジュール、
Br,Br…ベアリング、
C5:K像担持体駆動ギヤ回転位置検出手段
C6:K像担持体駆動ギヤ回転速度検出手段
C7:カラー像担持体駆動ギヤ回転位置検出手段
C8:カラー像担持体駆動ギヤ回転速度検出手段
C9:像担持体駆動ギヤ回転制御手段
CG…C像担持体駆動ギヤ、
CG1…C用入力ギヤ、
CG2…C用出力ギヤ、
F…定着装置、
Fb…ベルトフレーム、
Fp,Fh…定着ロール、
GC〜GK…現像装置、
H1…シート排出口、
KG…K像担持体駆動ギヤ、
KG1…K用入力ギヤ、
KG2…K用出力ギヤ、
MG…M像担持体駆動ギヤ、
MG1…M用入力ギヤ、
MG2…M用出力ギヤ、
PRc…C像担持体、
PRc〜PRk…像担持体、
PRk…K像担持体、
PRm…M像担持体、
PRy…Y像担持体、
PRcG〜PRkG…像担持体装着ギヤ、
Q1c〜Q1k…帯電領域、
Q2c〜Q2k…潜像書込位置、
Q3c〜Q3k…現像領域、
Q4c〜Q4k…転写領域、
Q4c…Cトナー像転写位置、
Q4k…Kトナー像転写位置、
Q4m…Mトナー像転写位置、
Q4y…Yトナー像転写位置、
Q5…吸着位置、
Q6…定着領域、
Rd…ベルト駆動ロール、
Rd+Rt…ベルト支持ロール、
Rk…シート吸着部材、
Rp+Rs+SH1+Ra+Ur…転写前シート搬送装置、
Rp+Rs+Ra+SH1+Ur+B+Uf+SB+Rh…シート搬送装置、
Rt…従動ロール、
ROS…潜像書込装置、
S…転写材、
SB…シート剥離部材、
T1c…Cトナー像転写部材、
T1k…Kトナー像転写部材、
T1m…Mトナー像転写部材、
T1y…Yトナー像転写部材、
TG1…第1中間伝達ギヤ、
TG2…第2中間伝達ギヤ、
TG3…K用伝達ギヤ、
TR1…給紙トレイ、
Uc〜Uk…トナー像形成装置、
UG1…カラー像担持体駆動ユニット、
UG2…K像担持体駆動ユニット、
UZc〜UZk…像担持体ユニット、
YG…Y像担持体駆動ギヤ、
YG1…Y用入力ギヤ、
YG2…Y用出力ギヤ。

Claims (19)

  1. 次の構成要件(A01)〜(A08)を備えたことを特徴とするタンデム型画像形成装置、
    (A01)回転移動する表面が帯電領域、潜像書込位置、現像領域、転写領域を順次通過する感光体表面層を有する円筒状の像担持体と、前記像担持体の両端部をそれぞれ回転可能に支持し且つ円周方向の所定位置に組付け目印を有する一対のベアリングと、円周方向の所定位置に組付け目印を有する像担持体装着ギヤとを含む複数の各ユニット構成要素が組付けられてユニット化されたC(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、K(黒)の各像担持体ユニットであって、前記各組付け目印が円周方向に所定の位置関係となるように組付けられ且つ前記像担持体および像担持体装着ギヤが一体的に回転する前記C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、K(黒)の各像担持体ユニット、
    (A02)同一に形成された前記像担持体、前記ベアリングおよび前記像担持体装着ギヤを有する前記C,M,Yの各像担持体ユニットであって、前記ベアリングおよび前記像担持体装着ギヤがそれぞれ前記像担持体に対して円周方向の位置関係が互いに同一の関係で組付けられた前記C,M,Yの各像担持体ユニット、
    (A03)前記像担持体ユニット、前記帯電領域において前記像担持体表面を一様に帯電させる帯電部材、前記潜像書込位置において前記帯電された像担持体表面に静電潜像を形成する潜像書込装置、および前記現像領域において前記静電潜像をトナー像に現像する現像装置を備えた4個のトナー像形成装置であって、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、K(黒)の各色のトナー像をそれぞれC(シアン)像担持体、M(マゼンタ)像担持体、Y(イエロー)像担持体、K(黒)像担持体の表面にそれぞれ形成するC(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、K(黒)の前記4個の前記トナー像形成装置、
    (A04)前記K像担持体の表面に形成されたKトナー像を転写材に転写するKトナー像転写位置、前記Y像担持体の表面に形成されたYトナー像を転写材に転写するYトナー像転写位置、前記M像担持体の表面に形成されたMトナー像を転写材に転写するMトナー像転写位置、前記C像担持体の表面に形成されたCトナー像を転写材に転写するCトナー像転写位置を通過して回転するエンドレスのベルト、
    (A05)前記C,M,Y,Kの各トナー像転写位置に順次搬送される転写材が前記各トナー像転写位置を通過する際に、前記C,M,Y,Kの各トナー像を前記転写材に重ねて転写するCトナー像転写部材、Mトナー像転写部材、Yトナー像転写部材およびKトナー像転写部材、
    (A06)前記K像担持体ユニットのK像担持体装着ギヤに噛合うK像担持体駆動ギヤと、K像担持体駆動モータと、前記K像担持体駆動モータの回転を前記K像担持体駆動ギヤに伝達する回転伝達構造とを有し、前記K像担持体装着ギヤを回転させるK像担持体駆動ユニット、
    (A07)前記Y像担持体ユニットのY像担持体装着ギヤに噛合うY像担持体駆動ギヤと、前記M像担持体ユニットのM像担持体装着ギヤに噛合うM像担持体駆動ギヤと、前記C像担持体ユニットのC像担持体装着ギヤに噛合うC像担持体駆動ギヤと、カラー像担持体駆動モータと、前記カラー像担持体駆動モータの回転を前記C,M,Yの各像担持体駆動ギヤに同一回転速度で伝達する同一回転速度伝達構造とを有し、前記C,M,Yの各像担持体装着ギヤを回転させるカラー像担持体駆動ユニット、
    (A08)回転する前記C,M,Yの各像担持体表面への、画像の第1ライン書込み時の各像担持体の偏心位置が同一となるように、前記C,M,Yの各像担持体装着ギヤと前記カラー像担持体駆動ユニットとの組み付け時に、前記Y像担持体駆動ギヤ、M像担持体駆動ギヤおよびC像担持体駆動ギヤとの噛合位置が調節された前記Y像担持体装着ギヤ、M像担持体装着ギヤおよびC像担持体装着ギヤ。
  2. 次の構成要件(A09)を備えたことを特徴とする請求項1記載のタンデム型画像形成装置、
    (A09)前記C像担持体、M像担持体、Y像担持体の中で、前記エンドレスのベルトの移
    動方向の上流側から下流側に行くに従って順次配置された前記各像担持体を、第1カラー像担持体、第2カラー像担持体および第3カラー像担持体とし、前記第1〜第3カラー像担持体の周速度およびエンドレスベルトの移動速度をそれぞれvとし、前記第1〜第3カラー像担持体の周長をそれぞれd0とし、前記第1カラー像担持体、第2カラー像担持体および第3カラー像担持体の各潜像書込位置およびトナー像転写位置を、第1潜像書込位置および第1トナー像転写位置、第2潜像書込位置および第2トナー像転写位置ならびに第3潜像書込位置および第3トナー像転写位置とし、前記第1〜第3潜像書込位置から前記第1〜第3トナー像転写位置までの距離をそれぞれd1とし、前記第1トナー像転写位置から第2トナー像転写位置までの距離をd12、前記第2トナー像転写位置から前記第3トナー像転写位置までの距離をd23とし、n2,n3を0以上の整数、θ2,θ3を0°<(θ2,θ3)<360°とした場合に、第2カラー像担持体の外周面が距離d12だけ移動する際の第2カラー像担持体の回転量が(n2回転+θ2°)で、第3カラー像担持体の外周面が距離d12+d23だけ移動する際の第3カラー像担持体の回転量が(n3回転+θ3°)である場合には、前記各像担持体と前記カラー像担持体駆動ユニットとの組み付け時に、前記第1カラー像担持体の回転位置と同じ回転位置から画像形成動作時とは逆方向にそれぞれθ2°およびθ3°回転した状態で組付けられた前記第2カラー像担持体および第3カラー像担持体。
  3. 次の構成要件(A010)を備えたことを特徴とする請求項1または2記載のタンデム型画像形成装置、
    (A010)前記C,M,Yの各像担持体装着ギヤと前記カラー像担持体駆動ユニットの前記C,M,Yの各像担持体駆動ギヤとの組み付け時の前記Y像担持体駆動ギヤ、M像担持体駆動ギヤおよびC像担持体駆動との噛合位置を指示する組付け目印が付けられた前記Y像担持体装着ギヤ、M像担持体装着ギヤおよびC像担持体装着ギヤ。
  4. 次の構成要件(A011)を備えたことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか記載のタンデム型画像形成装置、
    (A011)同一に構成された前記C,M,Y,Kの各像担持体駆動ギヤであって、回転する前記C,M,Yの各像担持体表面への、画像の第1ライン書込み時の前記C,M,Yの各像担持体駆動ギヤの偏心位置が同一となるように、前記C,M,Yの各像担持体装着ギヤとの噛合位置が調節された前記C,M,Yの各像担持体駆動ギヤ。
  5. 次の構成要件(A012)を備えたことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか記載のタンデム型画像形成装置、
    (A012)前記C,M,Yの各像担持体装着ギヤと前記カラー像担持体駆動ユニットとの組み付け時の前記C,M,Yの各像担持体装着ギヤとの噛合位置を指示する組付け目印が付けられた前記C,M,Yの各像担持体駆動ギヤ。
  6. 次の構成要件(A013)を備えたことを特徴とする請求項1ないし5のいずれか記載のタンデム型画像形成装置、
    (A013)前記Y像担持体装着ギヤに噛合うY用出力ギヤおよび前記Y用出力ギヤと同軸のY用入力ギヤを有する前記Y像担持体駆動ギヤと、前記M像担持体装着ギヤに噛合うM用出力ギヤおよび前記M用出力ギヤと同軸のM用入力ギヤを有する前記M像担持体駆動ギヤと、前記C像担持体装着ギヤに噛合うC用出力ギヤおよび前記C用出力ギヤと同軸のC用入力ギヤを有する前記C像担持体駆動ギヤと、前記カラー像担持体駆動モータの回転を前記Y用、M用およびC用の各入力ギヤに同一回転速度で伝達する前記同一回転速度伝達構造とを有する前記カラー像担持体駆動ユニット。
  7. 次の構成要件(A014)を備えたことを特徴とする請求項6記載のタンデム型画像形成装置、
    (A014)前記C,M,Yの各像担持体駆動ギヤの中の2個の像担持体駆動ギヤの入力ギヤに噛み合う第1中間伝達ギヤと、前記3個の像担持体駆動ギヤの中の残りの1個の像担持体駆動ギヤの各入力ギヤに噛み合う第2中間伝達ギヤと、前記第1中間伝達ギヤおよび第2中間伝達ギヤに噛み合う回転伝達ギヤとを有し、前記第1中間伝達ギヤおよび第2中間伝達ギヤが同一に構成された前記同一回転速度伝達構造。
  8. 次の構成要件(A015)を備えたことを特徴とする請求項7記載のタンデム型画像形成装置、
    (A015)カラー像担持体駆動モータの出力軸に装着されたモータ出力軸装着ギヤにより構成された前記回転伝達ギヤ。
  9. 次の構成要件(A016)を備えたことを特徴とする請求項6ないし8のいずれか記載のタンデム型画像形成装置、
    (A016)入力された回転を減速して出力する前記C,M,Yの各像担持体駆動ギヤの前記入力ギヤおよび出力ギヤ。
  10. 次の構成要件(A017)を備えたことを特徴とする請求項1ないし9のいずれか記載のタンデム型画像形成装置、
    (A017)前記K像担持体装着ギヤに噛合うK用出力ギヤおよび前記K用出力ギヤと同軸のK用入力ギヤを有する前記K像担持体駆動ギヤと、前記K用入力ギヤに噛み合って前記K像担持体駆動モータの回転を前記K用入力ギヤに伝達するK用伝達ギヤを有する前記回転伝達構造を備えた前記K像担持体駆動ユニット。
  11. 次の構成要件(A018)〜(A21)を備えたことを特徴とする請求項10記載のタンデム型画像形成装置、
    (A018)前記Y像担持体、M像担持体およびC像担持体と同一に形成された前記K像担持体、
    (A019)前記K像担持体、Y像担持体、M像担持体およびC像担持体に対してそれぞれ円周方向の位置関係が互いに同一の関係で装着され且つ同一に形成された前記K像担持体装着ギヤ、Y像担持体装着ギヤ、M像担持体装着ギヤおよびC像担持体装着ギヤ、
    (A020)前記各像担持体と前記カラー像担持体駆動ユニットとの組み付け時に、回転する前記C,M,Y,Kの各像担持体表面への、画像の第1ライン書込み時の各像担持体の偏心位置が同一となるように、前記K用出力ギヤとの噛合位置が調節された前記K像担持体装着ギヤ、
    (A021)前記K像担持体への前記K像担持体駆動ユニットの組み付け時の前記K用出力ギヤとの噛合位置を指示する組付け目印が付けられた前記K像担持体装着ギヤ。
  12. 次の構成要件(A022),(A023)を備えたことを特徴とする請求項11記載のタンデム型画像形成装置、
    (A022)前記K像担持体駆動ギヤと一体的に回転するK像担持体駆動ギヤ回転位置検出用円板と、前記K像担持体駆動ギヤ回転位置検出用円板の外周部に設けたK像担持体駆動ギヤ回転位置検出用目印と、前記K像担持体駆動ギヤ回転位置検出用目印を検出するK像担持体駆動ギヤ目印センサーとを有する前記K像担持体駆動ギヤ回転位置検出部材、
    (A023)前記Y,MまたはCのいずれかの像担持体駆動ギヤであるカラー像担持体駆動ギヤと一体的に回転するカラー像担持体駆動ギヤ回転位置検出用円板と、前記カラー像担持体駆動ギヤ回転位置検出用円板の外周部に設けたカラー像担持体駆動ギヤ回転位置検出用目印と、前記カラー像担持体駆動ギヤ回転位置検出用目印を検出するカラー像担持体駆動ギヤ目印センサーとを有する前記カラー像担持体駆動ギヤ回転位置検出部材。
  13. 次の構成要件(A024),(A025)を備えたことを特徴とする請求項12記載のタンデム型画像形成装置、
    (A024)前記K像担持体駆動ギヤ回転位置検出部材の検出信号に基づいて前記K像担持体駆動ギヤの回転位置を検出するK像担持体駆動ギヤ回転位置検出手段、および前記K像担持体駆動ギヤの回転速度を検出するK像担持体駆動ギヤ回転速度検出手段、
    (A025)前記カラー像担持体駆動ギヤ回転位置検出部材の検出信号に基づいて前記カラー像担持体駆動ギヤの回転位置を検出するカラー像担持体駆動ギヤ回転位置検出手段、および前記カラー像担持体駆動ギヤの回転速度を検出するカラー像担持体駆動ギヤ回転速度検出手段。
  14. 次の構成要件(A026),(A027)を備えたことを特徴とする請求項12または13記載のタンデム型画像形成装置、
    (A026)カラー画像形成時には前記K像担持体駆動ギヤ回転速度と前記カラー像担持体
    駆動ギヤ回転速度とが同一となるように前記K像担持体駆動モータおよび前記カラー像担持体駆動モータの回転動作を制御する像担持体駆動ギヤ回転制御手段、
    (A027)モノクロ画像形成時には前記カラー画像形成時よりも前記K像担持体駆動ギヤ回転速度が高速となるように前記K像担持体駆動モータの回転動作を制御する前記像担持体駆動ギヤ回転制御手段。
  15. 次の構成要件(A028),(A029)を備えたことを特徴とする請求項12ないし14のいずれか記載のタンデム型画像形成装置、
    (A028)前記カラー像担持体駆動ギヤおよび前記K像担持体駆動ギヤの外周部の同一の偏心部分をそれぞれ検出する前記カラー像担持体駆動ギヤ回転位置検出部材および前記K像担持体駆動ギヤ回転位置検出部材、
    (A029)前記カラー像担持体駆動ギヤおよび前記K像担持体駆動ギヤの外周部の同一の偏心部分をそれぞれ同時刻に検出する前記カラー像担持体駆動ギヤ回転位置検出部材および前記K像担持体駆動ギヤ回転位置検出部材。
  16. 次の構成要件(A030)を備えたことを特徴とする請求項12記載のタンデム型画像形成装置、
    (A030)前記カラー像担持体および前記K像担持体の外周部の同一の偏心部分をそれぞれ検出する前記カラー像担持体駆動ギヤ回転位置検出部材および前記K像担持体駆動ギヤ回転位置検出部材。
  17. 次の構成要件(A031)〜(A033)を備えたことを特徴とする請求項1ないし16のいずれか記載のタンデム型画像形成装置、
    (A031)シート搬送ベルトにより構成された前記エンドレスのベルトと、前記ベルトを支持するベルト駆動ロールおよびベルト緊張用の張力が加えられた従動ロールを含む複数のベルト支持ロールと、前記C,M,Y,Kの各トナー像転写領域において前記C,M,Y,Kの各像担持体表面のトナー像をそれぞれ前記ベルト側に転写するC,M,Y,Kの各転写ロールにより構成された前記C,M,Y,Kの各トナー像転写部材と、前記ベルト、ベルト支持ロール、転写ロールを支持するベルトフレームとを有するベルトモジュール、
    (A032)給紙トレイに積層状態で収容されたシートを前記シート搬送ベルトに吸着させる吸着位置に搬送する転写前シート搬送装置と、前記吸着位置に搬送されたシートを前記シート搬送ベルトに吸着させるシート吸着部材と、前記シート搬送ベルトに吸着されたシートを前記各転写領域およびシート剥離位置に順次搬送する前記シート搬送ベルトと、前記各転写領域通過時に前記各転写ロールにより各色のトナーが転写された転写済シートを前記シート剥離位置において前記シート搬送ベルトから剥離させるシート剥離部材と、前記シート剥離位置で剥離された転写済シートを、定着領域およびシート排出口に順次搬送する転写済シート搬送装置とを有するシート搬送装置、
    (A033)前記定着領域を通過する転写済シート上のトナー像を定着する一対の定着ロールを有する定着装置。
  18. 次の構成要件(A034)〜(A037)を備えたことを特徴とする請求項1ないし16のいずれか記載のタンデム型画像形成装置、
    (A034)前記各像担持体表面のトナー像が中間転写ベルトに順次重ねて1次転写される各1次転写領域である前記各転写領域および前記中間転写ベルトに1次転写された1次転写トナー像がシートに転写される2次転写領域を順次通過する中間転写ベルトにより構成される前記エンドレスのベルトと、前記ベルトを支持するベルト駆動ロールおよびベルト緊張用の張力が加えられた従動ロールを含む複数のベルト支持ロールと、前記各1次転写領域において前記各像担持体表面のトナー像をそれぞれ前記中間転写ベルトに1次転写する複数の1次転写ロールにより構成された前記複数の各1次トナー像転写部材と、前記2次転写領域において前記中間転写ベルトの内面を支持する2次転写用バックアップ部材と、前記ベルト、ベルト支持ロール、1次転写ロール、2次転写用バックアップ部材を支持する前記ベルトフレームとを有するベルトモジュール、
    (A035)給紙トレイに積層状態で収容されたシートを前記2次転写領域に搬送する転写
    前シート搬送装置と、前記2次転写領域通過時にトナー像が2次転写された転写済シートを、定着領域およびシート排出口に順次搬送する転写済シート搬送装置とを有するシート搬送装置、
    (A036)前記2次転写領域を通過するシートに前記中間転写ベルト上の1次転写トナー像を2次転写する2次転写部材、
    (A037)前記定着領域を通過するシート上のトナー像を定着する一対の定着ロールを有する定着装置。
  19. 次の構成要件(A038)を備えたことを特徴とする請求項17または18記載のタンデム型画像形成装置、
    (A038)前記カラー像担持体駆動ユニットまたはK像担持体駆動ユニットのうちの前記ベルトの移動方向下流側に配置された像担持体駆動ユニットであって、像担持体駆動モータの回転を定着装置の定着ロールに伝達する定着ロール回転伝達ギヤを有する前記像担持体駆動ユニット。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011013667A (ja) * 2009-06-02 2011-01-20 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
US11226578B2 (en) 2018-03-30 2022-01-18 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image forming apparatus including gear trains for transmitting driving force of motor to each of a plurality of developing units

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