JP5450261B2 - 光走査装置及びこれを備えた画像形成装置 - Google Patents

光走査装置及びこれを備えた画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は、結像レンズや反射ミラー等の光学部品の位置や傾きを変化させて光ビームの走査方向を調整する調整機構を有する光走査装置とこれを備える複写機やプリンタ等の画像形成装置に関するものである。
電子写真方式によって画像を形成する複写機やプリンタ等の画像形成装置においては、帯電器によって一様に帯電された感光体に光走査装置から画像書き込み用の光ビームを照射して該感光体に静電潜像を形成し、この静電潜像を現像装置によってトナーを用いて現像してトナー像として顕像化することが行われている。
ところで、光走査装置は、少なくとも光源と、該光源から出射される光ビームを結像させる結像レンズ、該結像レンズを通過した光ビームを反射させる反射ミラー等の光学部品をハウジング内に収容して構成され、反射ミラーで反射した光ビームは感光体上に結像されて露光走査し、該感光体上に画像情報に応じた静電潜像を形成する。
斯かる光走査装置による露光走査において、感光体への光路(主走査ライン)の副走査方向の位置ズレ(Skew)が発生すると、特にカラー画像形成装置においてはカラー画像に色ズレが発生する。
そこで、光走査装置には、結像レンズや反射ミラー等の走査光学部品の位置や傾きを変化させて光ビームの走査方向を調整する調整機構が設けられている(例えば、特許文献1〜3参照)。
特開2002−148550号公報 特開2005−309301号公報 特開2001−051222号公報
しかしながら、調整機構によって光走査装置単体でSkew調整を行っても、光走査装置を画像形成装置本体に組み付けたときのガタや部品寸法のバラツキ等によって光ビームの走査方向が理想の方向からずれてしまうという問題があった。そこで、調整機構の調整ダイヤルをハウジング外に突出させ、光走査装置を画像形成装置に組み込んだ状態で調整ダイヤルを治具や工具によって回してSkew調整を行うようにしている。
ところが、Skew調整には専用の治具や工具が必要であるため、調整を簡単に行うことができないという問題があった。
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、その目的とする処は、光ビームの走査方向の調整を治具や工具を用いることなく簡単に行うことができる光走査装置及びこれを備えた画像形成装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、画像形成装置本体に対して着脱可能であって、少なくとも光源と、該光源から出射される光ビームを結像させる結像レンズ、該結像レンズを通過した光ビームを反射させる反射ミラー等の光学部品と、該光学部品の位置や傾きを変化させて光ビームの走査方向を調整する調整機構をハウジング内に収容して成る光走査装置において、前記調整機構のハウジング外へ突出する調整ダイヤルに着脱可能な連結部材を設けたことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記調整ダイヤルに形成された非円形の嵌合穴に前記連結部材に形成された嵌合部を嵌合させ、該嵌合部の先端に形成された係合爪を調整ダイヤルに形成された係合孔に係合させることによって連結部材を調整ダイヤルに連結するよう構成したことを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の発明において、前記連結部材にギヤ部を設けるとともに、該ギヤ部を画像形成装置本体側に回転可能に設けられたギヤに噛合させ、該ギヤを回転させることによって前記調整機構を動作させるよう構成したことを特徴とする。
請求項4記載の画像形成装置は、請求項1〜3の何れかに記載の光走査装置を備えることを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、光走査装置を画像形成装置本体に組み込んだ状態で調整機構の調整ダイヤルに取り付けられた連結部材を回すことによって光学部品の位置や傾きを変化させて光ビームの走査方向を簡単に調整することができ、カラー画像形成装置における色ズレ等の問題の発生を抑えることができる。
請求項2記載の発明によれば、連結部材を嵌合部を調整ダイヤルの嵌合穴に嵌め込めば、該嵌合部先端の係合爪が調整ダイヤルの係合孔に係合して連結部材が調整ダイヤルに取り付けられるため、該連結部材を調整ダイヤルの嵌合穴に嵌め込ムだけの簡単な操作で調整ダイヤルに取り付けることができる。又、調整ダイヤルに取り付けられた連結部材の係合爪の調整ダイヤルの係合孔への係合を解除すれば、連結部材を調整ダイヤルから簡単に取り外すことができる。
請求項3記載の発明によれば、調整ダイヤルに連結部材を取り付けた状態で光走査装置を画像形成装置本体に組み込めば、連結部材のギヤ部が画像形成装置本体側のギヤに噛合するため、画像装置本体側からキヤを回せば、その回転は連結部材を介して調整ダイヤルに伝達されて該調整ダイヤルが回転するため、画像形成装置本体側から光走査装置の光学部品の位置や傾きを変化させて光ビームの走査方向を調整することができる。
請求項4記載の発明によれば、光ビームの走査方向の調整がなされた光走査装置によって高精度な露光走査がなされるため、高質画像が安定的に得られ、カラー画像形成装置における色ズレ等の問題が解消される。
本発明に係る画像形成装置(カラーレーザープリンタ)の側断面図である。 本発明に係る光走査装置の斜視図である。 図2のA−A線断面図である。 図2のB部拡大詳細図である。 Skew調整機構の斜視図である。 調整ダイヤルに連結部材を取り付けた状態を示す光走査装置の斜視図である。 図6のC部拡大詳細図である。 連結部材の調整ダイヤルに対する着脱構造を示す斜視図である。 連結部材の調整ダイヤルに対する着脱構造を示す斜視図である。 (a),(b)は連結部材の調整ダイヤルへの取付前後の状態を示す側断面図である。 光走査装置側に取り付けられた連結部材の画像形成装置本体側のギヤへの噛合状態を示す光走査装置の斜視図である。
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
[画像形成装置]
図1は本発明に係る画像形成装置の一形態としてのカラーレーザープリンタの断面図であり、図示のカラーレーザープリンタはタンデム型であって、その本体100内の中央部には、マゼンタ画像形成ユニット1M、シアン画像形成ユニット1C、イエロー画像形成ユニット1Y及びブラック画像形成ユニット1Kが一定の間隔でタンデムに配置されている。
上記各画像形成ユニット1M,1C,1Y,1Kには、像担持体である感光ドラム2a,2b,2c,2dがそれぞれ配置されており、各感光ドラム2a〜2dの周囲には、帯電器3a,3b,3c,3d、現像装置4a,4b,4c,4d、転写ローラ5a,5b,5c,5d及びドラムクリーニング装置6a,6b,6c,6dがそれぞれ配置されている。
ここで、前記感光ドラム2a〜2dは、ドラム状の感光体であって、不図示の駆動モータによって図示矢印方向(時計方向)に所定のプロセススピードで回転駆動される。又、前記帯電器3a〜3dは、不図示の帯電バイアス電源から印加される帯電バイアスによって感光ドラム2a〜2dの表面を所定の電位に均一に帯電させるものである。
更に、前記現像装置4a〜4dは、マゼンタ(M)トナー、シアン(C)トナー、イエロー(Y)トナー、ブラック(K)トナーをそれぞれ収容しており、各感光ドラム2a〜2d上に形成された各静電潜像に各色のトナーを付着させて各静電潜像を各色のトナー像として可視像化するものである。
又、前記転写ローラ5a〜5dは、各一次転写部にて中間転写ベルト7を介して各感光ドラム2a〜2dに当接可能に配置されている。ここで、中間転写ベルト7は、駆動ローラ8とテンションローラ9との間に張設されて各感光ドラム2a〜2dの上面側に走行可能に配置されており、前記駆動ローラ8は、二次転写部において中間転写ベルト7を介して二次転写ローラ10に当接可能に配置されている。又、テンションローラ9の近傍にはベルトクリーニング装置11が設けられている。
ところで、プリンタ本体100内の各画像形成ユニット1M,1C,1Y,1Kの上方には、前記各現像装置4a〜4dにトナーを補給するためのトナーコンテナ12a,12b,12c,12dが一列に並設されている。
又、プリンタ本体100内の各画像形成ユニット1M,1C,1Y,1Kの下方には、2台の光走査装置13が用紙搬送方向に並設され、これらの光走査装置13の下方のプリンタ本体100の底部には給紙カセット14が着脱可能に設置されている。そして、給紙カセット14には複数枚の不図示の用紙が積層収容されており、この給紙カセット14の近傍には、該給紙カセット14から用紙を取り出すピックアップローラ15と、取り出された用紙を分離して搬送パスLへと1枚ずつ送り出すフィードローラ16とリタードローラ17が設けられている。
又、プリンタ本体100の側部を上下方向に延びる前記搬送パスSには、用紙を搬送する搬送ローラ対18と、用紙を一時待機させた後に所定のタイミングで前記二次転写対向ローラ8と二次転写ローラ10との当接部である二次転写部へと供給するレジストローラ対19が設けられている。尚、搬送パスLの横には、用紙の両面に画像を形成する場合に使用される別の搬送パスS’が形成されており、この搬送パスS’には複数の反転ローラ対20が適当な間隔で設けられている。
ところで、プリンタ本体100内の一側部に縦方向に配置された前記搬送パスLは、プリンタ本体100の上面に設けられた排紙トレイ21まで延びており、その途中には定着装置22と排紙ローラ対23,24が設けられている。
次に、以上の構成を有するカラーレーザープリンタによる画像形成動作について説明する。
画像形成開始信号が発せられると、各画像形成ユニット1M,1C,1Y,1Kにおいて各感光ドラム2a〜2dが図示矢印方向(時計方向)に所定のプロセススピードで回転駆動され、これらの感光ドラム2a〜2dは、帯電器3a〜3dによって一様に帯電される。又、各光走査装置13は、各色毎のカラー画像信号によって変調された光ビームを出射し、その光ビームを各感光ドラム2a〜2dの表面に照射し、各感光ドラム2a〜2d上に各色のカラー画像信号に対応した静電潜像をそれぞれ形成する。
そして、先ず、マゼンタ画像形成ユニット1Mの感光ドラム2a上に形成された静電潜像に、該感光ドラム2aの帯電極性と同極性の現像バイアスが印加された現像装置4aによってマゼンタトナーを付着させ、該静電潜像をマゼンタトナー像として可視像化する。このマゼンタトナー像は、感光ドラム2aと転写ローラ5aとの間の一次転写部(転写ニップ部)において、トナーと逆極性の一次転写バイアスが印加された転写ローラ5aの作用によって、図示矢印方向に回転駆動されている中間転写ベルト7上に一次転写される。
上述のようにしてマゼンタトナー像が一次転写された中間転写ベルト7は、次のシアン画像形成ユニット1Cへと移動する。そして、シアン画像形成ユニット1Cにおいても、前記と同様にして、感光ドラム2b上に形成されたシアントナー像が一次転写部において中間転写ベルト7上のマゼンタトナー像に重ねて転写される。
以下同様にして、中間転写ベルト7上に重畳転写されたマゼンタ及びシアントナー像の上に、イエロー及びブラック画像形成ユニット1Y,1Kの各感光ドラム2c,2d上にそれぞれ形成されたイエロー及びブラックトナー像が各一次転写部において順次重ね合わせられ、中間転写ベルト7上にはフルカラーのトナー像が形成される。尚、中間転写ベルト7上に転写されないで各感光ドラム2a〜2d上に残留する転写残トナーは、各ドラムクリーニング装置6a〜6dによって除去され、各感光ドラム2a〜2dは次の画像形成に備えられる。
そして、中間転写ベルト7上のフルカラートナー像の先端が駆動ローラ8と二次転写ローラ10間の二次転写部(転写ニップ部)に達するタイミングに合わせて、給紙カセット14からピックアップローラ15とフィードローラ16及びリタードローラ17によって搬送パスLへと送り出された用紙がレジストローラ対19によって二次転写部へと搬送される。そして、二次転写部に搬送された用紙に、トナーと逆極性の二次転写バイアスが印加された二次転写ローラ10によってフルカラーのトナー像が中間転写ベルト7から一括して二次転写される。
而して、フルカラーのトナー像が転写された用紙は、定着装置22へと搬送され、フルカラーのトナー像が加熱及び加圧されて用紙の表面に熱定着され、トナー像が定着された用紙は、排紙ローラ対23,24によって排紙トレイ21上に排出されて一連の画像形成動作が完了する。尚、用紙上に転写されないで中間転写ベルト7上に残留する転写残トナーは、前記ベルトクリーニング装置11によって除去され、中間転写ベルト7は次の画像形成に備えられる。
[光走査装置]
次に、本発明に係る前記光走査装置13を図2〜図11に基づいて説明する。
図2は本発明に係る光走査装置の斜視図、図3は図2のA−A線断面図、図4は図2のB部拡大詳細図、図5はSkew調整機構の斜視図、図6は調整ダイヤルに連結部材を取り付けた状態を示す光走査装置の斜視図、図7は図6のC部拡大詳細図、図8及び図9は連結部材の調整ダイヤルに対する着脱構造を示す斜視図、図10(a),(b)は連結部材の調整ダイヤルへの取付前後の状態を示す側断面図、図11は光走査装置側に取り付けられた連結部材の画像形成装置本体側のギヤへの噛合状態を示す光走査装置の斜視図である。尚、図1に示すカラーレーザープリンタには図2に示す光走査装置13が2台並設されているが、両者の構成は同じであるため、以下、1台の光走査装置13についてのみ図示及び説明する。
光走査装置13は、樹脂にて一体成形されたハウジング25を有しており、図3に示すように、該ハウジング25には、その内部を上下に区画する水平な仕切り板25Aが一体に形成されている。そして、ハウジング25の仕切り板25Aの上面の幅方向(図3の左右方向)中心部には偏向器であるポリゴンミラー26が配置されており、ハウジング25内の仕切り板25Aの上面と下面には前記ポリゴンミラー26を中心としてこれの両側に2つの走査光学系30,40が対称に配置されている。尚、図示しないが、ハウジング25内の仕切り板25Aの上方には走査光学系30,40に対応する光源である一対のレーザーダイオードと一対のシリンドリカルレンズが幅方向中心線を境としてこれの左右にそれぞれ配置されている。
前記走査光学系30,40は、ハウジング25内の仕切り板25Aの上面に光ビームLの進行方向に沿って配された第1結像レンズ31,41と第2結像レンズ32,42及び第1反射ミラー33,43と、基板25Aの下面に光ビームの進行方向に沿って配された第2反射ミラー34,44と第3反射ミラー35,45をそれぞれ備えている。
ところで、図示の1台の光走査装置13は、図1に示すマゼンタ画像形成ユニット1Mの感光ドラム2aとシアン画像形成ユニット1Cの感光ドラム2bを露光走査するものであって、図3に示すように、ハウジング25の上面には樹脂製のカバー27が被着され、ハウジング25の設置面側である下面には同じく樹脂製の防塵カバー28が被着されている。そして、各走査光学系30,40を構成する第3反射ミラー35,45と感光ドラム2a,2bを結ぶ光路上の仕切り板25Aとカバー27には開口部25a,27aがそれぞれ形成され、仕切り板25Aの第1反射ミラー33,43と第2反射ミラー34,44を結ぶ光路上には開口部25bがそれぞれ形成されている。尚、カバー27に形成された一対の開口部27aは防塵ガラス29によって覆われている。
而して、1台の光走査装置13において各走査光学系30,40に設けられた不図示のレーザーダイオードから出射する光ビームLは、不図示のシリンドリカルレンズによって線状の光束に集光された後、回転駆動されるポリゴンミラー26に対して対称な2方向から入射する。
上述のようにポリゴンミラー26に入射した各光ビームLは、ポリゴンミラー26によって偏向された後、第1結像レンズ31,41と第2結像レンズ32,42を通過することによって等速走査光Lに変換される。そして、この等速走査光Lは、第1反射ミラー33,43によって下方に向かって直角に折り返され、仕切り板25Aに形成された開口部25bを通過して第2反射ミラー34,44に至り、該第2反射ミラー34,44によって直角に折り返されて仕切り板25Aの下面に沿って水平に進行する。その後、光ビームLは、第3反射ミラー35,45によって直角上方に折り返され、仕切り板25Aとカバー27に形成された開口部25a,27aを通過して感光ドラム2a,2bに向かい、これらの感光ドラム2a,2bをそれぞれ露光走査する。
図示の1台の光走査装置13は、図1に示すマゼンタ画像形成ユニット1Mの感光ドラム2aとシアン画像形成ユニット1Cの感光ドラム2bを露光走査するものであるが、図1に示すカラーレーザープリンタのプリンタ本体100には前述のように同様の光走査装置13が2台並設されており、これら2台の光走査装置13によって他のイエロー画像形成ユニット1Y及びブララック画像形成ユニット1Kの各感光ドラム2c,2dを含む4つの感光ドラム2a〜2dの全てが光ビームLによって露光走査される。
ところで、本実施の形態に係る光走査装置13のハウジング25内には、各走査光学系30,40の第3反射ミラー35,45の傾きを変化させることによって光ビームLの副走査方向の位置ズレ(Skew)を調整するためのSkew調整機構がそれぞれ設けられている。
ここで、一方の走査光学系40の第3反射ミラー45の傾きを変化させるSkew調整機構の構成を図5に基づいて説明する。尚、他方の走査光学系30の第3反射ミラー35の傾きを変化させるSkew調整機構の構成は同じであるため、これについての図示及び説明は省略する。
図5に示すように、第3反射ミラー45の長手方向一端は保持板バネ50によってハウジング25に弾性支持されており、同第3反射ミラー45の長手方向他端はミラー押さえギヤ51から一体に延びるピン52によって支持されている。尚、第3反射ミラー45は、その長手方向両端が不図示のミラー押さえバネによって保持板バネ50とピン52に押圧されている。
上記ミラー押さえギヤ51は、ハウジング25に螺着されたギヤ保持ビス53に回転可能に螺合しており、該ミラー押さえギヤ51には調整ダイヤル54に一体に形成されたウォームギヤ54Aに噛合している。従って、調整ダイヤル54を矢印方向に回転させれば、これと一体にウォームギヤ54Aが回転し、その回転は方向が変換されてミラー押さえギヤ51に伝達され、該ミラー押さえギヤ51がギヤ保持ビス53上で回転する。このようにミラー押さえギヤ51がギヤ保持ビス53上で回転すると、該ミラ押さえギヤ51はピン52と共にギヤ保持ビス53に沿って図示矢印方向に進退動するため、ピン52に当接する第3反射ミラー45の長手方向他端が反対側の一端(保持バネ50によって支持されている側)に対してピン52と共に移動してその傾きが変化し、該第3反射ミラー45によって反射される光ビームLの走査方向が調整される。
ところで、上記調整ダイヤル54は、図2及び図4に示すようにハウジング25の側部に突出しており、その軸中心部には六角レンチ等の工具を差し込み可能な六角形の嵌合穴54aが形成されている。そして、図4に詳細に示すように、嵌合穴54aの六角形の角部の相対向する2箇所には位置決め用の断面半円状の嵌合溝54bが軸方向に形成されている。
又、図4に示すように、調整ダイヤル54の外周3箇所には円弧状の凹部54cが等角度ピッチで形成されており、ハウジング25側には板金製のダイヤルストッパ55が取り付けられている。このダイヤルストッパ55にバネ状の係合部55aが形成されており、該係合部55aが調整ダイヤル54の外周に形成された3つの凹部54cの1つの係合することによって調整ダイヤル54の回転にクリック感が付与される。
而して、図6及び図7に示すように、各調整ダイヤル54には着脱可能な連結部材56がそれぞれ取り付られる。ここで、連結部材56には調整ダイヤル54よりも大径のギヤ部56Aが設けられており、このギヤ部56Aの中心部には略円筒状の嵌合部56Bが一体に延びており、この嵌合部56Bには軸方向のスリットによって4つの分割片56aが形成されており、相対向する2つの分割片56aの先端には係合爪56bが形成され、他の2つの分割片56aには断面半円状の係合凸部56cが軸方向に形成されている。
他方、図9及び図10に示すように、調整ダイヤル54の外周の対向する2箇所には、前記嵌合穴54aに連通する矩形の係合孔54dが形成されている。
前述のように構成された連結部材56は、図10(a)に示すように、嵌合部56B側を先にして調整ダイヤル54の嵌合穴54aに嵌め込むことによって調整ダイヤル54に取り付けられる。即ち、連結部材56の嵌合部56Bの相対向する2つの分割片56aに形成された係合凸部56cを調整ダイヤル54の嵌合穴54aに形成された嵌合溝54bに合わせ、連結部材56の嵌合部56Bを調整ダイヤル54の嵌合穴54aに嵌め込んで該連結部材56を押し込む。すると、連結部材56の嵌合部56Bに形成された相対向する2つの分結片56aの先端に形成された係合爪56bが図10(b)に示すように調整ダイヤル54の各係合孔54dにそれぞれ係合するため、連結部材56が図6及び図7に示すように調整ダイヤル54に取り付けられる。又、調整ダイヤル54に取り付けられた連結部材56の係合爪56bの調整ダイヤル54の係合孔54dへの係合を解除すれば、連結部材56を調整ダイヤル54から簡単に取り外すことができる。
従って、光走査装置13を図1に示すプリンタ本体100に組み込まれた状態で連結部材56を回せば、調整ダイヤル54が一体に回転し、前述のようにSkew調整機構が動作して各走査光学系30,40の第3反射ミラー35,45の傾きがそれぞれ変化することによって所望のSkew調整がなされる。このように本実施の形態によれば、光走査装置13をプリンタ本体100に組み込んだ状態でSkew調整機構の調整ダイヤル54に取り付けられた連結部材56を回すことによって第3反射ミラー35,45の傾きを変化させて光ビームLの走査方向を簡単に調整することができ、この結果、図1に示すカラーレーザープリンタにおける色ズレ等の問題の発生を抑えることができ、高質のフルカラー画像を安定的に得ることができる。
尚、連結部材56を回せば、これと共に回転する調整ダイヤル54の外周に形成された凹部54cにダイヤルストッパ55の係合部55aが所定の角度ピッチ毎に係合するため、連結部材56の回転にクリック感が与えられる。又、連結部材56を図6及び図7に示すように調整ダイヤル54に取り付けた状態では、該連結部材56はハウジング25の底面から突出するが、光走査装置13をプリンタ本体100に組み込む前の単体の状態では、連結部材56を調整ダイヤル54から取り外しておけば、該連結部材56が床等に衝突して損傷する等の不具合が発生することがない。
ところで、本実施の形態では、図11に示すように、プリンタ本体100側には各連結部材56に対応するギヤ57がそれぞれ回転可能に設けられており、調整ダイヤル54に連結部材56を取り付けた状態で光走査装置13をプリンタ本体100に組み込めば、連結部材56のギヤ部56Aがプリンタ本体100側のギヤ57に噛合する。そして、その状態においてプリンタ本体100側からキヤ57を回せば、その回転は連結部材56を介して調整ダイヤル54に伝達されて該調整ダイヤル54が回転するため、プリンタ本体100側から光走査装置13の第3反射ミラー35,45の傾きを変化させて光ビームLの走査方向を調整することができる。
尚、以上は本発明をカラーレーザープリンタとこれに備えられた光走査装置に対して適用した形態について説明したが、本発明は、他の任意の画像形成装置とこれに備えられた光走査装置に対しても同様に適用可能であることは勿論である。又、以上の実施の形態では、第3反射ミラーの傾きを調整するSkew調整機構について説明したが、Skew調整機構としては結像レンズや他の反射ミラーの傾きを調整するものであっても良い。
1M マゼンタ画像形成ユニット
1C シアン画像形成ユニット
1Y イエロー画像形成ユニット
1K ブラック画像形成ユニット
2a〜2d 感光ドラム
3a〜3d 帯電ローラ
4a〜4d 現像装置
5a〜5d 転写ローラ
6a〜6d ドラムクリーニング装置
7 中間転写ベルト
8 駆動ローラ
9 テンションローラ
10 2次転写ローラ
11 ベルトクリーニング装置
12 レーザースキャナユニット(LSU)
13 光走査装置
14 給紙カセット
15 ピックアップローラ
16 フィードローラ
17 リタードローラ
18 搬送ローラ対
19 レジストローラ対
20 搬送ローラ対
21 排紙トレイ
22 定着装置
23,24 排紙ローラ対
25 光走査装置のハウジング
25A ハウジングの仕切壁
25a,25b ハウジングの開口部
26 ポリゴンミラー
27 カバー
27a カバーの開口部
28 防塵カバー
29 防塵ガラス
30,40 走査光学系
31,41 第1結像レンズ
32,42 第2結像レンズ
33,43 第1反射ミラー
34,44 第2反射ミラー
35,45 第3反射ミラー
50 保持バネ
51 ミラー押さえギヤ
52 ピン
53 ギヤ保持ビス
54 調整ダイヤル
54A 調整ダイヤルのウォームギヤ
54a 調整ダイヤルの嵌合穴
54b 調整ダイヤルの嵌合溝
54c 調整ダイヤルの凹部
54d 調整ダイヤルの係合孔
55 ダイヤルストッパ
55a ダイヤルストッパの係合部
56 連結部材
56A 連結部材のギヤ部
56B 連結部材の嵌合部
56a 連結部材の分割片
56b 連結部材の係合爪
56c 連結部材の係合凸部
57 ギヤ
100 プリンタ本体(画像形成装置本体)
L 光ビーム
S,S’ 搬送パス

Claims (3)

  1. 画像形成装置本体に対して着脱可能であって、少なくとも光源と、該光源から出射される光ビームを結像させる結像レンズ、該結像レンズを通過した光ビームを反射させる反射ミラー等の光学部品と、該光学部品の位置や傾きを変化させて光ビームの走査方向を調整する調整機構をハウジング内に収容して成る光走査装置において、
    前記調整機構のハウジング外へ突出する調整ダイヤルに着脱可能な連結部材を設け
    前記連結部材にギヤ部を設けるとともに、該ギヤ部を画像形成装置本体側に回転可能に設けられたギヤに噛合させ、該ギヤを回転させることによって前記調整機構を動作させるよう構成したことを特徴とする光走査装置。
  2. 前記調整ダイヤルに形成された非円形の嵌合穴に前記連結部材に形成された嵌合部を嵌合させ、該嵌合部の先端に形成された係合爪を調整ダイヤルに形成された係合孔に係合させることによって連結部材を調整ダイヤルに連結するよう構成したことを特徴とする請求項1記載の光走査装置。
  3. 請求項1又は2に記載の光走査装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
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