JP2000242055A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2000242055A
JP2000242055A JP11038253A JP3825399A JP2000242055A JP 2000242055 A JP2000242055 A JP 2000242055A JP 11038253 A JP11038253 A JP 11038253A JP 3825399 A JP3825399 A JP 3825399A JP 2000242055 A JP2000242055 A JP 2000242055A
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Japan
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image
image forming
color
carriers
flywheel
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JP11038253A
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English (en)
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Yoshikazu Harada
吉和 原田
Kyosuke Ko
京介 高
Toshinaka Yamanaka
敏央 山中
Nobuo Manabe
申生 真鍋
Hidekazu Sakagami
英和 坂上
Ayumi Oda
歩 小田
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/01Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for producing multicoloured copies
    • G03G15/0142Structure of complete machines
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    • G03G15/0194Structure of complete machines using more than one reusable electrographic recording member, e.g. one for every monocolour image primary transfer to the final recording medium
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の像担持体を有する画像形成装置におい
て、像担持体の駆動ムラによる画像のズレを使用者が視
認することなく、装置の大型化、製造コスト増大、装置
重量増大、設計自由度の低下といった問題を回避するこ
と。 【解決手段】 配置された複数の像担持体1a〜1d上
に特定色毎の顕像剤画像を形成し、記録媒体上に複数の
像担持体1a〜1dに対応した特定色毎の顕像剤画像を
重ね合わせることで画像形成を行う画像形成装置におい
て、比較的視認性の高い色材に対応した複数の像担持体
1a〜1cの回転軸の端部にはフライホイール3a〜3
cを設け、比較的視認性の低い色材に対応した像担持体
1dにはフライホイール3dを設けないか、又は径若し
くは重量の異なるフライホイール3dを設けることによ
り、他の像担持体1a〜1cの慣性条件とは異なるよう
に設定した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、並列配置された複
数の像担持体に沿って、所定の記録媒体を転送させるこ
とにより、各像担持体上の顕画像を順次重ね合せて転写
し、画像形成を行う画像形成装置の技術分野に属し、更
に詳しくは、複数の像担持体の回転軸の端部にフライホ
イール等の回転慣性体を備えた所謂タンデム方式の画像
形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、回動される感光体等の像担持体に
対して、レーザ走査などのライン走査を行い所定の画像
情報を記録する画像形成装置においては、一般的に像担
持体を回動させるための駆動機構に駆動ムラが発生す
る。そのため、ライン画像を記録した際に、上記駆動ム
ラが最終的に記録媒体上の画像で帯状に発生する画像ム
ラ(所謂バンディング)として発現するという問題があ
った。
【0003】そこで、上述した問題を解決するために、
像担持体の回転軸の一端側に同種のフライホイール等の
回転慣性体を設けて同一の慣性条件とすることが行なわ
れてきており、重量のある当該回転慣性体を設けること
で像担持体の回転に所定の慣性を付与し、駆動機構で発
生している駆動ムラを低減する試みが行なわれてきてい
る。
【0004】一方、画像形成装置の分野においては、記
録画像の多色化が進展しており、画像形成装置内に複数
の像担持体が設けられた所謂タンデム方式等に代表され
るカラー画像形成装置が知られているが、像担持体上の
顕画像が駆動ムラにより、特に視認性の比較的高い色が
ズレてしまうと、ズレ量が軽微なものであっても、各顕
画像毎で色ズレを生じることとなり、各像担持体毎の回
転同期を確実に保証しなければならず、上述した像担持
体の回動駆動ムラを考慮した場合、複数設けられた各像
担持体毎に上述した同種の回転慣性体を設ける必要が生
じる。
【0005】従って、複数の像担持体を備えた画像形成
装置においては、複数の像担持体毎に同種の回転慣性体
を設けることとなり、組み立て部品が増加することによ
り、設計自由度の低下や製造コスト増大を招いたり、ま
た装置の大型化により設置するスペースが大きくなった
り、装置重量の増大により運送コストの増大するといっ
た種々の問題を招来していた。
【0006】そこで、特開平4−147229号公報で
は、所謂タンデム方式の画像形成装置において、各像担
持体に対し同一の慣性条件となるよう各像担持体の回転
軸に設ける回転慣性体の断面形状を同一の非円形とする
ことで、画像形成装置の大型化を抑え、像担持体の確実
な同期回転を保証する技術が提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述の通り、特開平4
−147229号公報に記載の技術においては、タンデ
ム方式の画像形成装置において、各像担持体の慣性条件
を同様に大きくするために、各像担持体の回転軸に設け
る回転慣性体の断面形状を同形状の非円形とすること
で、像担持体間の距離を狭めることができ、画像形成装
置の大型化を抑え、像担持体の確実な同期回転を保証で
きるという点で有効なものである。
【0008】しかしながら、同公報に記載の技術におい
ては、従来の円形の回転慣性体を並設する場合と比し
て、像担持体間の距離を狭め、装置全体として大型化を
抑えること自体は可能であるが、依然として各像担持体
毎に同種の回転慣性体が必要であり、組み立て部品が増
加することによる製造コスト増大、装置重量の増大とい
った問題や、更には複雑な形状の回転慣性体とその配置
方法の制約、当該回転慣性体が干渉しないように確実に
回転位置制御させる制御手段等が必要になり、設計自由
度が著しく阻害されるといった問題を解決するには至っ
ていない。
【0009】本発明は、上述した従来技術の問題を解決
するためになされたものであり、その目的とするところ
は、複数の像担持体のうちの所定の像担持体の慣性条件
を、他の像担持体の慣性条件とは異なるよう設定するこ
とで、像担持体の駆動ムラによる画像のズレを使用者が
視認することことを防止しながら、装置の大型化や製造
コスト増大、装置重量の増大といった問題、更には設計
自由度の低下といった種々の問題を回避できる画像形成
装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、並列配置された複数の像担持体上に特定色毎の顕像
剤画像を形成し、記録媒体上に前記複数の像担持体に対
応した前記特定色毎の顕像剤画像を重ね合わせることで
画像形成を行う画像形成装置において、上記複数の像担
持体のうちの所定の像担持体の慣性条件が、他の像担持
体の慣性条件とは異なるよう設定されていることを特徴
とする画像形成装置である。
【0011】請求項2に記載の発明は、少なくとも上記
他の像担持体の各回転軸端部には各々回転慣性体が設け
られる一方、上記所定の像担持体の回転軸の端部には径
若しくは重量の異なる回転慣性体が設けられるか、又は
回転慣性体を有さないことを特徴とする請求項1に記載
の画像形成装置である。
【0012】請求項3に記載の発明は、慣性条件の異な
るよう設定される上記像担持体の顕像剤色は、上記特定
色毎の顕像剤のうちで相対的に視認性の低いものに設定
されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の画
像形成装置である。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態に係る画像形成
装置は、後述するように、各色毎の記録部における感光
体(像担持体)の回転に対して慣性を付与するための回
転慣性体として、プレス絞り加工するなどして、中央部
を突出(凸設)させたフライホイールを用いている。当
該フライホイールの前記突出させた面の反対側には窪み
部分が形成されており、これらフライホイールを、表裏
交互となるよう、複数の並列配置した感光体の回転軸端
部に設け、これら感光体の駆動ムラの発生を抑制するよ
うに構成しているものである。
【0014】まず本発明の実施形態に係る画像形成装置
として、タンデム方式のデジタル複写機1を採用した場
合の、当該デジタル複写機1の概要について、図3に基
づいて説明する。
【0015】図3は、本発明の実施形態に係る画像形成
装置であるデジタルカラー複写機100の構成を示す正
面断面の略図である。複写機本体100の上面には、原
稿台111及び操作パネルが設けられ、複写機本体10
0の内部に画像読み取り部110及び画像形成部210
が設けられた構成である。原稿台111の上面には原稿
台111に対して開閉可能な状態で支持され、原稿台1
11面に対して所定の位置関係をもって両面自動原稿送
り装置(RADF、Recirculating Au
tomatic Document Feeder)1
12が装着されている。
【0016】更に、両面自動原稿送り装置112は、ま
ず、原稿の一方の面が原稿台111の所定位置において
画像読み取り部110に対向するよう原稿を搬送し、こ
の一方の面についての画像読み取りが終了した後に、他
方の面が原稿台111の所定位置において画像読み取り
部110に対向するよう原稿を反転して原稿台111に
向かって搬送するようになっている。そして、両面自動
原稿送り装置112は、1枚の原稿について両面の画像
読み取りが終了した後にこの原稿を排出し、次の原稿に
ついての両面搬送動作を実行する。以上の原稿の搬送、
及び表裏反転の動作は、デジタルカラー複写機100全
体の動作に関連して制御されるものである。
【0017】画像読み取り部110は、両面自動原稿送
り装置112により原稿台111上に搬送されてきた原
稿の画像を読み取るために、原稿台111の下方に配置
されている。画像読み取り部110は原稿台111の下
面に沿って平行に往復移動する原稿走査体113、11
4と、光学レンズ115と、光電変換素子であるCCD
ラインセンサ116とを有している。
【0018】この原稿走査体113、114は、第1の
走査ユニット113と第2の走査ユニット114とから
構成されている。第1の走査ユニット113は原稿画像
表面を露光する露光ランプと、原稿からの反射光像を所
定の方向に向かって偏向する第1ミラーとを有し、原稿
台111の下面に対して一定の距離を保ちながら所定の
走査速度で平行に往復移動する。一方、第2の走査ユニ
ット114は、第1の走査ユニット113の第1ミラー
により偏向された原稿からの反射光像を更に所定の方向
に向かって偏向する第2及び第3ミラーとを有し、第1
の走査ユニット113と一定の速度関係を保って平行に
往復移動する。
【0019】光学レンズ115は、第2の走査ユニット
114の第3ミラーにより偏向された原稿からの反射光
像を縮小し、縮小された光像をCCDラインセンサ11
6上の所定位置に結像させるものである。
【0020】CCDラインセンサ116は、結像された
光像を順次光電変換して電気信号として出力するもので
ある。CCDラインセンサ116は、白黒画像或いはカ
ラー画像を読み取り、R(赤)、G(緑)、B(青)の
各色成分に色分解したラインデータを出力することので
きる3ラインのカラーCCDである。このCCDライン
センサ116により電気信号に変換された原稿画像情報
は、更に、図示しない画像処理部に転送されて所定の画
像データ処理が施される。
【0021】次に、画像形成部210の構成、及び画像
形成部210に係わる各部の構成について説明する。
【0022】画像形成部210の下方には、用紙トレイ
内に積載収容されている用紙(記録媒体)Pを1枚ずつ
分離して画像形成部210に向かって供給する給紙機構
211が設けられている。そして1枚ずつ分離供給され
た用紙Pは、画像形成部210の手前に配置された一対
のレジストローラ212によりタイミングが制御されて
画像形成部210に搬送される。更に、片面に画像が形
成された用紙Pは、画像形成部210の画像形成にタイ
ミングを合わせて画像形成部210に再供給搬送され
る。
【0023】画像形成部210の下方には、転写搬送ベ
ルト機構213が配置されている。転写搬送ベルト機構
213は、駆動ローラ214と従動ローラ215との間
に略平行に伸びるように張架された転写搬送ベルト21
6に用紙Pを静電吸着させて搬送する構成となってい
る。そして、転写搬送ベルト216の下側に近接した位
置に図示しないパターン画像検出ユニットが設けられて
いる。
【0024】更に、用紙搬送路における転写搬送ベルト
機構213の下流側には、用紙P上に転写形成されたト
ナー像(顕像剤像)を用紙P上に定着させるための定着
装置217が配置されている。この定着装置217の一
対の定着ローラ間に形成されたニップ部を通過した用紙
Pは、搬送方向切り換えゲート218を経て、排出ロー
ラ219により複写機本体100の外壁にとり付けられ
ている排紙トレイ220上に排出される。
【0025】切り換えゲート218は、定着後の用紙P
の搬送経路を、複写機本体100から用紙Pを排出する
経路と、画像形成部210に向かって用紙Pを再供給す
る経路との間を選択的に切り換えるものである。切り換
えゲート218により再び画像形成部210に向かって
搬送方向が切り換えられた用紙Pは、スイッチバック搬
送経路221を介して表裏反転された後、画像形成部2
10へと再度供給される。
【0026】また、画像形成部210における転写搬送
ベルト216の上方には、転写搬送ベルト216に近接
して、第1の画像形成ステーションPa、第2の画像形
成ステーションPb、第3の画像形成ステーションP
c、及び第4の画像形成ステーションPdが、用紙搬送
経路上流側から順に並設される。
【0027】転写搬送ベルト216は駆動ローラ214
によって、図3において矢印Zで示す方向に摩擦駆動さ
れ、前述したように給紙機構211を通じて給送される
用紙Pを吸着保持し、用紙Pを画像形成ステーションP
a〜Pdへと順次搬送する。
【0028】各画像ステーションPa〜Pdは、実質的
に同一の構成を有している。各画像ステーションPa、
Pb、Pc、Pdは、図3に示す矢印F方向に回転駆動
される感光体ドラム222a、222b、222c、及
び222dをそれぞれ含んでいる。
【0029】各感光体ドラム222a〜222dの周辺
には、感光体ドラム222a〜222dをそれぞれ一様
に帯電する帯電器223a、223b、223c、22
3dと、感光体ドラム222a〜222d上に形成され
た静電潜像をそれぞれ現像する現像装置224a、22
4b、224c、224dと、現像された感光体ドラム
222a〜222d上のトナー像を用紙Pへ転写する転
写用放電器225a、225b、225c、225d
と、感光体ドラム222a〜222d上に残留するトナ
ーを除去するクリーニング装置226a、226b、2
26c、226dとが感光体ドラム222a〜222d
の回転方向に沿って順次配置されている。
【0030】また、各感光体ドラム222a〜222d
の上方には、レーザビームスキャナユニット227a、
227b、227c、227dがそれぞれ設けられてい
る。レーザビームスキャナユニット227a〜227d
は、画像データに応じて変調されたドット光を発する半
導体レーザ素子(図示せず)、半導体レーザ素子からの
レーザビームを主走査方向に偏向させるためのポリゴン
ミラー(偏向装置)240a〜240dと、ポリゴンミ
ラー240a〜240dにより偏向されたレーザビーム
を感光体ドラム222a〜222d表面に結像させるた
めのf−θレンズ241a〜241dやミラー242a
〜242d、243a〜243dなどから構成されてい
る。
【0031】レーザービームスキャナ227aにはカラ
ー原稿画像の黒色成分像に対応する画素信号が、レーザ
ービームスキャナ227bにはカラー原稿画像のシアン
色成分像に対応する画素信号が、レーザービームスキャ
ナ227cにはカラー原稿画像のマゼンタ色成分像に対
応する画素信号が、そして、レーザービームスキャナ2
27dにはカラー原稿画像のイエロー色成分像に対応す
る画素信号がそれぞれ入力される。
【0032】これにより色変換された原稿画像情報に対
応する静電潜像が各感光体ドラム222a〜222d上
に形成される。そして、現像装置224aには黒色のト
ナーが、現像装置224bにはシアン色のトナーが、現
像装置224cにはマゼンタ色のトナーが、現像装置2
24dにはイエロー色のトナーがそれぞれ収容されてお
り、感光体ドラム222a〜222d上の静電潜像は、
これら各色のトナーにより現像される。これにより、画
像形成部210にて色変換された原稿画像情報が各色の
トナー像(顕画像)として再現される。
【0033】また、第1の画像形成ステーションPaと
給紙機構211との間には用紙吸着用(ブラシ)帯電器
228が設けられており、この吸着用帯電器228は転
写搬送ベルト216の表面を帯電させ、給紙機構211
から供給された用紙Pは、転写搬送ベルト216上に確
実に吸着させた状態で第1の画像形成ステーションPa
から第4の画像形成ステーションPdの間をズレること
なく搬送させる。
【0034】一方、第4の画像ステーションPdと定着
装置217との間で駆動ローラ214のほぼ真上部には
除電器(図示せず)が設けられており、当該除電器には
搬送ベルト216に静電吸着されている用紙Pを転写搬
送ベルト216から分離するための交流電流が印加され
ている。
【0035】上記構成のデジタルカラー複写機において
は、用紙Pとしてカットシート状の紙が使用される。こ
の用紙Pは、給紙カセットから送り出されて給紙機構2
11の給紙搬送経路のガイド内に供給されると、その用
紙Pの先端部分がセンサ(図示せず)にて検知され、こ
のセンサから出力される検知信号に基づいて一対のレジ
ストローラ212により一旦停止させられる。
【0036】そして、用紙Pは各画像ステーションPa
〜Pdとタイミングをとって図3の矢印Z方向に回転し
ている転写搬送ベルト216上に送られる。このとき転
写搬送ベルト216には前述したように吸着用帯電器2
28により所定の帯電が施されているので、用紙Pは、
各画像ステーションPa〜Pdを通過する間、安定して
搬送供給される。
【0037】各画像ステーションPa〜Pdにおいて
は、各色のトナー像が、それぞれ形成され、転写搬送ベ
ルト216により静電吸着されて搬送される用紙Pの支
持面上で重ね合わされる。第4の画像ステーションPd
による画像の転写が完了すると、用紙Pは、その先端部
分から順次、図示しない陰電用放電器により転写搬送ベ
ルト216上から剥離され、定着装置217へと導かれ
る。最後に、トナー画像が定着された用紙Pは、用紙排
出口(図示せず)から排紙トレイ220上へと排出され
る。
【0038】尚、上述の説明ではレーザビームスキャナ
ユニット227a〜227dによって、レーザビームを
走査して露光することにより、感光体への光書き込みを
行う。しかし、レーザビームスキャナユニットの代わり
に、発光ダイオードアレイと結像レンズアレイからなる
書き込み光学系(LEDヘッド)を用いても良い。LE
Dヘッドはレーザビームスキャナユニットに比べ、サイ
ズも小さく、また可動部分がなく無音である。よって、
複数個の光書き込みユニットを必要とするタンデム方式
のデジタルカラー複写機などの画像形成装置では、好適
に用いることができる。
【0039】次に従来の構成を例に挙げながら、本発明
に係る画像形成装置の特徴について説明する。
【0040】デジタル画像形成装置100では、通常、
図4、図5に示すように、画像形成部210に設けられ
ている各感光体1(1a〜1d)毎に(222a〜22
2d)は、ギアボックス2(2a〜2d)、シャフト3
(3a〜3d)、フライホイール(回転慣性体)4(4
a〜4d)とを備えている。
【0041】ギアボックス2は、図示しない駆動ギア及
び駆動モータなどから構成され、感光体1を回転駆動さ
せるものである。また、このギアボックス2とシャフト
3とで、少なくとも感光体1の駆動機構が形成されてお
り、通常は、ギアボックス2におけるギア同士には、互
いに回転可能とするために、僅かながらギア間に余裕が
設けられているが、当該余裕により、感光体1に駆動ム
ラが生じて、記録媒体上に形成される顕画像に前述した
バンディングと呼ばれる帯状の画像ムラが生じてしま
う。
【0042】そこで、感光体1の回転に慣性を与え、感
光体1の回転を円滑にするために、感光体1の回転軸た
るシャフト3に対して回転慣性体であるフライホイール
4を固定させることにより、感光体1の駆動ムラの発生
が防止でき、前記バンディングの発生を回避することが
できる。
【0043】このフライホイール4による感光体1の回
転に対する慣性は、使用する材質が同等であれば一般的
に該フライホイールの直径に左右される。つまり、フラ
イホイール4の直径が大きければ、感光体1に付与され
る慣性力も大きくなる(即ち重量も重くなる)。
【0044】本実施形態のデジタルカラー複写機100
においては、図面右から順に黒(BK)の画像記録部、
シアン(C)の画像記録部、マゼンダ(M)の画像記録
部、イエロー(Y)の画像記録部という順番で複数の画
像記録部が用紙P(記録媒体)の搬送経路に沿って配設
されているが、その中でも、人間の目で相対的に分かり
にくい(視認性の低い)イエローの画像記録部における
感光体駆動軸上のフライホイール(回転慣性体)4を取
り除く(図1、図2参照)。
【0045】即ち、イエローは、記録部を構成する複数
の色材(シアン、マゼンダ、イエロー、黒)の中でも、
元々人間の目で見えにくく、視認性が相対的に低く、多
少の駆動ムラが発生しても、比較的他色に比べて認識し
難い特徴がある。
【0046】尚、本実施形態では、複数の画像記録部と
して、黒、シアン、マゼンダ、イエローからなるデジタ
ルカラー複写機として説明しているが、取り除くフライ
ホイールに対応した記録部の色材はイエローのみに限定
されるものではなく、構成している色材の中で、比較的
視認性の低い色材に対応した記録部にて、フライホイー
ルを取り除くことができることはいうまでもない。
【0047】即ち、上記色材以外の色材を用いた画像記
録部を付加したり、変更したりした場合であっても、人
間の目に分かり難い色材を用いる記録部のフライホール
を取り除くことができる。
【0048】また、図1、図2にあるように、フライホ
イール(回転慣性体)4dが取り除かれた感光体1dの
回転軸3d上には、フライホイール4dを取付支持する
ための支持部5が残されており、人間の目から認識し難
いとはいえ、使用者が画質を優先する場合、或いは目に
見え難い色材が目立つ画像を頻繁に利用するような画像
を扱う場合等には、要望に応じて、設置先等で後からで
も取り付けられるように考慮されている。
【0049】更に、上記実施形態の説明においては、フ
ライホイール4を、特定の色材(人間が認識知しづらい
色材)により画像が記録される感光体の回転軸上には設
けないものを例示しているが、他の感光体回転軸に設け
られるフライホイール4よりも慣性条件とは異なるよう
なフライホイール4を設けるように構成しても良い。ま
た、特定の色材は1色に限らず複数色について比較的視
認性が低い場合には、複数の色材に対応して回転慣性体
を無くしたり、慣性の小さなものとすることができるの
は勿論である。
【0050】また、慣性条件を変更するためには、他の
フライホイールよりも径の小さいフライホイールを設け
たり、他のフライホイールよりも軽量なもの(材質を軽
いものとする、支持したホイール板金の枚数を変更す
る、断面形状を変更して体積を減らす)とすることで可
能である。
【0051】また、上記実施形態では、慣性条件の異な
るよう設定される像担持体の顕像剤色は、上記特定色毎
の顕像剤のうちで相対的に視認性の低いものに設定され
ている場合を例示しているが、本発明はそれに限定され
るものではなく、例えば、複数の顕像剤に対応した像担
持体のうち、比較的使用頻度の低い像担持体の慣性条件
を異ならせるように構成しても良く、この場合、最低限
の画像ズレのみを許容することで、部品コスト、製造コ
スト、輸送コストを抑えると共に、装置をコンパクト化
して設置面積を少なくすることができという効果を得る
ことができる。
【0052】
【発明の効果】請求項1に記載の発明は、並列配置され
た複数の像担持体上に特定色毎の顕像剤画像を形成し、
記録媒体上に前記複数の像担持体に対応した前記特定色
毎の顕像剤画像を重ね合わせることで画像形成を行う画
像形成装置において、上記複数の像担持体のうちの所定
の像担持体の慣性条件が、他の像担持体の慣性条件とは
異なるよう設定されていることを特徴とする構成であ
る。
【0053】従って、従来は複数の像担持体を備えた画
像形成装置において、複数の像担持体毎に回転慣性体を
設けて駆動ムラによる画像品位の低下を防止していたの
で、組み立て部品が増加により、設計自由度の低下や製
造コスト増大を招いたり、また装置の大型化により設置
するスペースが大きくなったり、装置重量の増大により
運送コストの増大するといった種々の問題を招来してい
たが、本発明では、複数の像担持体のうちの所定の像担
持体の慣性条件が、他の像担持体の慣性条件とは異なる
よう設定されているので、慣性条件を異ならせるように
部品点数を少なくしたり、或いは部品を小さくすること
が可能であり、部品コスト、製造コスト、輸送コストを
抑えると共に、装置をコンパクト化して設置面積を少な
くすることができる。
【0054】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
において、少なくとも上記他の像担持体の各回転軸端部
には各々回転慣性体が設けられる一方、上記所定の像担
持体の回転軸の端部には径若しくは重量の異なる回転慣
性体が設けられるか、又は回転慣性体を有さないことを
特徴とするので、簡単な構成でありながら、組み立て部
品が増加することにより、設計自由度の低下や製造コス
ト増大を招いたり、また装置の大型化により設置するス
ペースが大きくなったり、装置重量の増大により運送コ
ストの増大するといった従来技術の問題を回避し、像担
持体の駆動ムラを低減させることができる。
【0055】請求項3に記載の発明によれば、請求項1
又は2において、慣性条件の異なるよう設定される上記
像担持体の顕像剤色は、上記特定色毎の顕像剤のうちで
相対的に視認性の低いものに設定されていることを特徴
とするので、最終的に記録される画像に与える影響を最
小限としながら、組み立て部品が増加することにより、
設計自由度の低下や製造コスト増大を招いたり、また装
置の大型化により設置するスペースが大きくなったり、
装置重量の増大により運送コストの増大するといった従
来技術の問題を回避し、像担持体の駆動ムラを低減させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る画像記録部のフライホ
イールの配置状況を説明するための平面図である。
【図2】本発明の実施形態に係る画像記録部のフライホ
イールの配置状況を説明するための正面図である。
【図3】本発明の実施形態に係るデジタルカラー複写機
の全体断面図である。
【図4】従来技術に係る画像記録部のフライホイールの
配置状況を説明するための平面図である。
【図5】従来技術に係る画像記録部のフライホイールの
配置状況を説明するための正面図である。
【符号の説明】
1a〜1d 感光体 2a〜2d ギアボックス 3a〜3d シャフト 4a〜4d フライホイール 5 支持部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山中 敏央 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 真鍋 申生 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 坂上 英和 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 小田 歩 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 Fターム(参考) 2H030 AA01 AA05 AB02 BB02 BB23 2H071 BA27 CA02 CA05 DA15 DA26 EA18

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配置された複数の像担持体上に特定色毎
    の顕像剤画像を形成し、記録媒体上に前記複数の像担持
    体に対応した前記特定色毎の顕像剤画像を重ね合わせる
    ことで画像形成を行う画像形成装置において、 上記複数の像担持体のうちの所定の像担持体の慣性条件
    が、他の像担持体の慣性条件とは異なるよう設定されて
    いることを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 少なくとも上記他の像担持体の各回転軸
    端部には各々回転慣性体が設けられる一方、上記所定の
    像担持体の回転軸の端部には径若しくは重量の異なる回
    転慣性体が設けられるか、又は回転慣性体を有さないこ
    とを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 慣性条件の異なるよう設定される上記像
    担持体の顕像剤色は、上記特定色毎の顕像剤のうちで相
    対的に視認性の低いものに設定されていることを特徴と
    する請求項1又は2に記載の画像形成装置。
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