JP2005352013A - カラー画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 複数種類のトナーパターンの作成のための制御の複雑化を防止する。
【解決手段】 中間転写ベルト10上のトナー像を除去するブレードのめくれ防止用のトナーパターンP3と、画像形成動作の制御のためにセンサS1,S2によって検出される1種類以上の制御用のトナーパターンP1,P2とを中間転写ベルト10上に形成する構成において、画像形成動作の制御用のトナーパターンP1やP2におけるセンサS1,S2の検出領域に他のトナーパターンP1やP2やP3が主走査方向で同じ位置に位置しないように、各トナーパターンP1,P2,P3を形成するようにした。よって、トナーパターンP1,P2,P3が副走査方向で同じ位置に形成されても、各トナーパターンP1,P2,P3が重なることがないので、各トナーパターンP1,P2,P3の作成タイミングを他のトナーパターンP1,P2,P3に対してずらすなどの制御が不要となる。
【選択図】 図5

Description

本発明は、電子写真方式のカラー画像形成装置に関する。
今日、電子写真方式の画像形成装置では、市場からの要求にともない、カラー複写機やカラープリンタなど、カラー画像出力をするカラー画像形成装置が多くなってきている。
カラー画像形成の代表的方法として、複数の感光体上に形成される色の異なるトナー画像を直接転写紙に重ねながら転写させる直接転写方式と、複数の感光体上に形成される色の異なるトナー画像を回転体に重ねながら転写させ、しかる後に転写紙に一括して転写させる中間転写方式がある。これらの直接転写方式及び中間転写方式のカラー画像形成装置は、複数の感光体を転写紙又は回転体に対向させ並べて配置することから、タンデム方式と呼ばれ、感光体毎にマゼンタ(M)、シアン(C)、イエロー(Y)、ブラック(K)の各色に対して静電潜像の形成、現像などの電子写真プロセスを実行させ、直接転写方式では走行中の転写紙上に、中間転写方式においては走行中の回転体上に転写動作を行なう。
このようなタンデム方式のカラー画像形成装置では、直接転写方式にあっては、転写紙を支持しながら走行する回転体である無端状の記録材搬送ベルトを、中間転写方式にあっては、感光体から画像を受け取り担持する回転体である無端状の中間転写ベルトを採用するのが一般的である。そして、一般的に、4個の感光体を含む画像プロセス部を無端ベルトの一走行辺に並べて設置する。
特開2001−282010公報 特開2000−122431公報
このようなカラー画像形成装置では、画像濃度を制御するために、画像濃度制御用のトナーパターンを各感光体に形成し、形成したトナーパターンを回転体(記録材搬送ベルト、中間転写ベルト)に転写し、この回転体上の画像濃度制御用のトナーパターンをセンサで検出して、その検出結果に基づいて画像濃度の制御が行なわれる。また、各色の書き込みのレジスト合わせ制御用のトナーパターンを各色毎に各感光体に形成し、形成したトナーパターンを回転体に転写し、この回転体上のレジスト合わせ制御用のトナーパターンをセンサで検出して、その検出結果に基づいて各色の書き込みレジストの制御が行なわれている。
カラー画像形成装置には、制御で使用され不要となった回転体上の画像濃度用のトナーパターンやレジスト合わせ制御用のトナーパターンをブレードによって取り除いている。ブレードは、回転体上に当接してトナーを掻き取る構造であり、いわゆるカウンター当接方式と呼ばれているものである。このようなカウンター当接方式は、安価で優れたクリーニング性能を有するが、ブレードと回転体との間の摩擦係数が上昇するとブレードが屈曲する“ブレードめくれ”といった現象が生じる場合がある。ここで、回転体上に残留しているトナーは、ブレードと回転体との間の摩擦係数を下げる働きをし、ブレードの回転体に対する当接状態を安定化させる潤滑機能を有している。よって、このようなトナーによる潤滑機能を十分に得るために、ブレードめくれ防止用のトナーパターンを感光体上に形成し、このブレードめくれ防止用のトナーパターンを回転体上に転写し、このブレードめくれ防止用のトナーパターンの働きによって、ブレードと回転体との間の摩擦係数を下げる制御が行われている(例えば、特許文献1,2)。
このように、タンデム型のカラー画像形成装置では、画像形成動作において、回転体に各種のトナーパターンが形成される。これらの各種のトナーパターンは、そのトナーパターンナーの作成目的に応じて、予め定められた作成条件(記録枚数、作成時期、温度など)に従い、作成される。つまり、これらのトナーパターンの回転体上での副走査方向の作成間隔は個別に設定されている。よって、作成のタイミングによっては、これらのトナーパターンを副走査方向で同じ位置で作成しなければならなくなってしまう。このままでは、トナーパターンが重なって形成されてしまうので、これを防止するために、副走査方向での同じ位置で作成が重なった場合のトナーパターンの作成の優先順位を設定しておき、その優先順位に従って、トナーパターンを作成し、そして、優先順位が低いトナーパターンは、作成タイミングをずらして作成するという制御がなされる。これにより、トナーパターンが副走査方向にずれる。しかしながら、このような制御は、複雑であるという問題がある。
本発明の目的は、複数種類のトナーパターンの作成のための制御の複雑化を防止することである。
請求項1記載の発明は、複数の感光体に電子写真方式で形成したトナー像を回転体上に転写するカラー画像形成装置において、前記回転体に当接して当該回転体上のトナーを除去するブレードと、前記ブレードのめくれ防止用のトナーパターンを前記回転体上に形成する手段と、画像形成動作の制御のためにセンサによって検出される1種類以上の制御用のトナーパターンを前記回転体上に形成する手段と、を備え、制御用の前記トナーパターンにおける前記センサの検出領域に他の前記トナーパターンが主走査方向で同じ位置に位置しないように、各前記トナーパターンが形成されることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載のカラー画像形成装置において、制御用の前記トナーパターンは、画像濃度の制御に用いられるトナーパターンであることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1記載のカラー画像形成装置において、制御用の前記トナーパターンは、各前記感光体への書き込みのレジストを合わせるための制御に用いられるトナーパターンであることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1ないし3の何れか一記載のカラー画像形成装置において、前記ブレードのめくれ防止用の前記トナーパターンは、前記回転体上で主走査方向に分布して形成されることを特徴とする。
請求項5記載の発明は、複数の感光体に電子写真方式で形成したトナー像を回転体上に転写するカラー画像形成装置において、画像形成動作の制御のためにセンサによって検出される2種類以上の制御用のトナーパターンを前記回転体上に形成する手段を備え、
前記トナーパターンにおける前記センサの検出領域に他の前記トナーパターンが主走査方向で同じ位置に位置しないように、各前記トナーパターンが形成されることを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項1又は5記載のカラー画像形成装置において、制御用の前記トナーパターンは、画像濃度の制御に用いられるトナーパターンと、各前記感光体への書き込みのレジストを合わせるための制御に用いられるトナーパターンとであることを特徴とする。
請求項7記載の発明は、請求項1ないし6の何れか一記載のカラー画像形成装置において、前記回転体は、中間転写体であり、前記回転体上での複数の前記記録材に対する複数の転写領域の間に前記トナーパターンが形成されることを特徴とする。
請求項8記載の発明は、請求項1ないし6の何れか一記載のカラー画像形成装置において、前記回転体は、記録材を搬送する記録材搬送体であり、前記回転体上の複数の記録材の間に前記トナーパターンが形成されることを特徴とする。
本発明によれば、複数種類のトナーパターンの作成のための制御の複雑化を防止することができる。
本発明の一実施の形態を図面に基づいて説明する。本実施の形態は、カラー画像形成装置として、中間転写方式のカラー電子写真複写機(以下、単に「複写機」という。)への適用例である。
まず、本実施の形態の複写機全体の構成について説明する。図1は、本実施の形態の複写機1全体を示す概略構成図である。複写機1は、画像形成を行う複写機本体100と、この複写機本体100が載置され複写機本体100に対して記録材である転写紙5の供給を行う給紙装置200と、複写機本体100上に取り付けられ原稿画像を読み取るスキャナ300と、このスキャナ300の上部に取り付けられる原稿自動搬送装置(ADF)400と、操作部500(図3参照)とを備えている。複写機本体100には、転写紙5を手差し給紙させるための手差しトレイ6、及び、画像形成済みの転写紙5が排紙される排紙トレイ7が設けられている。
図2は、複写機本体100の構成を示す拡大図である。複写機本体100には、回転体としての中間転写体である無端ベルト状の中間転写ベルト10が設けられている。この中間転写ベルト10は、3つの支持ローラ14,15,16に張架された状態で、駆動モータM(図3参照)により図2中時計回り方向に回転駆動される。この中間転写ベルト10の回転方向と直交する中間転写ベルト10の幅方向が主走査方向であり、中間転写ベルト10の回転方向が副走査方向である。
図2に示すように、支持ローラ14,15,16のうちの第1支持ローラ14と第2支持ローラ15との間のベルト張架部分には、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラック(黒)の4色に対応した4つの画像形成ユニット18Y,18C,18M,18Kが並んで配置されている。これらの画像形成ユニット18Y,18C,18M,18Kの上方には、図1に示すように、レーザ書き込みユニットである露光装置21が設けられている。この露光装置21は、スキャナ300で読み取った原稿の画像情報に基づいて、レーザ制御部(図示せず)により半導体レーザ(図示せず)を駆動して書込光を出射し、各画像形成ユニット18Y,18C,18M,18Kに設けられる像担持体としてのドラム状の感光体20Y,20C,20M,20K上に静電潜像を形成するためのものである。ここで、書込光の出射は、レーザに限るものではなく、例えばLEDであってもよい。
画像形成ユニット18Y,18C,18M,18Kの構成について説明する。以下の説明では、黒色のトナー像を形成する画像形成ユニット18Kを例に挙げて説明するが、他の画像形成ユニット18Y,18C,18Mも同様の構成を有する。なお、以下の説明では、色の区別を示す「M」及び「K」の記号を適宜省略する。
画像形成ユニット18には、感光体20の周囲に、帯電装置60、現像装置61、感光体クリーニング装置63及び除電装置64が設けられている。また、感光体20に対して中間転写ベルト10を介して対向する位置には、1次転写装置62が設けられている。感光体20の軸方向は、中間転写ベルト10の幅方向と平行であり、つまり、感光体20の軸方向が主走査方向である。この構造では、駆動モータM(図3参照)の駆動による感光体20の回転とともに、まず帯電装置60で感光体20の表面を一様に帯電する。次いでスキャナ300により読み取った画像情報に基づいて露光装置21からレーザによる書込光を照射し、感光体20上に静電潜像を形成する。その後、現像装置61により静電潜像が可視像化されてトナー像が形成される。このトナー像は、1次転写装置62により中間転写ベルト10上に1次転写される。1次転写後に感光体20の表面に残留した転写残トナーは、感光体クリーニング装置63により除去され、その後、感光体20の表面は、除電装置64により除電されて、次の画像形成に供される。
次いで、図2に示すように、支持ローラのうちの第3支持ローラ16に対向する位置には、2次転写装置である2次転写ローラ24が設けられている。そして、中間転写ベルト10上のトナー像を転写紙5上に2次転写する際には、2次転写ローラ24を第3支持ローラ16に巻回された中間転写ベルト10部分に押し当てて2次転写を行う。なお、2次転写装置としては2次転写ローラ24を用いた構成でなくても、例えば転写ベルトや非接触の転写チャージャを用いた構成としてもよい。この2次転写ローラ24には、2次転写ローラ24に付着したトナーをクリーニングするローラクリーニング部91が当接している。
また、2次転写ローラ24の転写紙搬送方向下流側には、2つのローラ23a,23b間に無端ベルト状の搬送ベルト22が張架した構成を有する。また、このさらに搬送方向下流側には、転写紙5上に転写されたトナー像を定着させるための定着装置25が設けられている。この定着装置25は、加熱ローラ26に加圧ローラ27を押し当てた構成となっている。
また、中間転写ベルト10の支持ローラのうちの第2支持ローラ15に対向する位置には、ベルトクリーニング装置17が設けられている。ベルトクリーニング装置17は、中間転写ベルト10の表面に当接するブレード17aを備えている。このブレード17aは、中間転写ベルト10を介して第2支持ローラ15に対向して配置されている。ベルトクリーニング装置17は、転写紙5に中間転写ベルト10上のトナー像を転写した後に中間転写ベルト10上に残留した残留トナーをブレード17aで掻き取って除去する。ブレード17aによって中間転写ベルト10から回収されたトナーは回収コイル17bにより廃トナー搬送経路へ搬送される。
また、中間転写ベルト10における全ての感光体20よりも中間転写ベルト10回転方向下流側には、中間転写ベルト10に対向してセンサ部70が設けられている。詳しくは、センサ部70は、中間転写ベルト10を介して第1支持ローラ14に対向する位置に配置されている。センサ部70は、後述する画像濃度制御用のトナーパターンP1を検出する第1のセンサS1(図5参照)と、後述するレジスト合わせ制御用のトナーパターンP2を検出するための2つの第2のセンサS2(図5参照)とが基板70aに設置されて構成されている。
また、図1に示すように、複写機本体100には、給紙装置200から給紙された転写紙5を2次転写ローラ24を経由して排紙トレイ7に案内する搬送路48が設けられており、この搬送路48に沿って、搬送ローラ49a、レジストローラ49b、排出ローラ56などが設けられている。搬送路48の下流側には、転写後の転写紙5の搬送方向を排紙トレイ7又は用紙反転装置93に切り替える切替爪55が設けられている。用紙反転装置93は、転写紙5を反転させて再び2次転写ローラ24に向けて送り出すものである。さらに、複写機本体100には、手差しトレイ6から搬送路48へ合流する手差し給紙路53が設けられ、この手差し給紙路53の上流側には、手差しトレイ6にセットされた転写紙5を一枚ずつ給紙するための給紙ローラ50及分離ローラ51が設けられている。
給紙装置200は、転写紙5を収納する複数の給紙カセット44、これらの給紙カセット44に収納された転写紙を一枚ずつ送り出す給紙ローラ42及び分離ローラ45、送り出された転写紙を給紙路46に沿って搬送する搬送ローラ47などから構成されている。給紙路46は、複写機本体100の搬送路48に接続している。
スキャナ300について図1に基づいて簡単に説明する。スキャナ300では、コンタクトガラス31上に載置される原稿(図示せず)の読取り走査を行うために、原稿照明用光源とミラーを搭載した第1及び第2の走行体33,34が往復移動する。これらの走行体33,34により走査された画像情報は、結像レンズ35によってその後方に設置されている読取センサ36の結像面に集光され、読取センサ36によって画像信号として読込まれる。
図3は本実施の形態の複写機1が備える各部の電気的な接続を示すブロック図である。図3に示すように、本実施の形態の複写機1には、メインコントローラ600が備えられており、このメインコントローラ600が各部を駆動制御する。メインコントローラ600には、I/O機器制御部601を介して、複写機本体100の画像形成ユニット18や駆動モータM、第1及び第2のセンサS1,S2などの各部、給紙装置200、スキャナ300、原稿自動搬送装置400、操作部500が接続されている。
次に、本実施の形態の複写機1の動作について説明する。上記構成をもつ複写機1を用いて原稿のコピーをとる場合、まず、原稿自動搬送装置400の原稿台30に原稿をセットする。または、原稿自動搬送装置400を開いてスキャナ300のコンタクトガラス31上に原稿をセットし、原稿自動搬送装置400を閉じてそれで押さえる。その後、ユーザーが操作部500の図示しないスタートスイッチを押すと、原稿自動搬送装置400に原稿をセットしたときには、原稿がコンタクトガラス31上に搬送される。そして、スキャナ300が駆動して第1走行体33および第2走行体34が走行を開始する。これにより、第1走行体33からの光がコンタクトガラス31上の原稿で反射し、その反射光が第2走行体34のミラーで反射されて、結像レンズ35を通じて読取センサ36に案内される。このようにして原稿の画像情報を読み取る。
また、ユーザーによりスタートスイッチが押されると、駆動モータMが駆動し、支持ローラ14,15,16のうちの1つが回転駆動して中間転写ベルト10が回転駆動する。また、これと同時に、各画像形成ユニット18Y,18C,18M,18Kの感光体20Y,20C,20M,20Kも回転駆動する。その後、スキャナ300の読取センサ36で読み取った画像情報に基づいて、露光装置21から、各画像形成ユニット18Y,18C,18M,18Kの感光体20Y,20C,20M,20K上に書込光がそれぞれ照射される。これにより、各感光体20Y,20C,20M,20Kには、それぞれ静電潜像が形成され、現像装置61Y,61C,61M,61Kにより可視像化される。そして、各感光体20Y,20C,20M,20K上には、それぞれ、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックのトナー像が形成される。
このようにして形成された各色トナー像は、各1次転写装置62Y,62C,62M,62Kにより、順次中間転写ベルト10上に重なり合うようにそれぞれ1次転写される。これにより、中間転写ベルト10上には、各色トナー像が重なり合った合成トナー像が形成される。なお、2次転写後の中間転写ベルト10上に残留した転写残トナーは、ベルトクリーニング装置17のブレード17aにより除去される。
また、ユーザーによりスタートスイッチが押されると、ユーザーが選択した転写紙5に応じた給紙装置200の給紙ローラ42が回転し、給紙カセット44の1つから転写紙5が送り出される。送り出された転写紙5は、分離ローラ45で1枚に分離して給紙路46に入り込み、搬送ローラ47により複写機本体100内の搬送路48まで搬送される。このようにして搬送された転写紙5は、レジストローラ49bに突き当たったところで止められる。なお、給紙カセット44にセットされていない転写紙5を使用する場合、手差しトレイ6にセットされた転写紙5を給紙ローラ50により送り出し、分離ローラ52で1枚に分離した後、手差し給紙路53を通って搬送される。そして、同じくレジストローラ49bに突き当たったところで止められる。
レジストローラ49bは、上述のようにして中間転写ベルト10上に形成された合成トナー画像が2次転写ローラ24に対向する2次転写部に搬送されるタイミングに合わせて回転を開始する。ここで、レジストローラ49bは、一般的には接地されて使用されることが多いが、転写紙5の紙粉除去のためにバイアスを印加するようにしてもよい。レジストローラ49bにより送り出された転写紙5は、中間転写ベルト10と2次転写ローラ24との間に送り込まれ、2次転写ローラ24により、中間転写ベルト10上の合成トナー像が転写紙5上に2次転写される。その後、転写紙5は、2次転写ローラ24に吸着した状態で定着装置25まで搬送され、定着装置25で熱と圧力が加えられてトナー像の定着処理が行われる。定着装置25を通過した転写紙5は、排出ローラ56により排紙トレイ7に排出されスタックされる。なお、トナー像が定着された面の裏面にも画像形成を行う場合には、定着装置25を通過した転写紙5の搬送方向を切替爪55により切り換え、用紙反転装置93に送り込む。転写紙5は、そこで反転し再び2次転写ローラ24に案内される。
このような構成下、本実施の形態の特徴部分を図4ないし図6に基づいて説明する。図4は各トナーパターンを説明するための説明図、図5は中間転写ベルト10上の各トナーパターンとセンサ部70とを示す平面図である。図6は中間転写ベルト10上の転写領域10aとトナーパターンとの関係を示す平面図である。
本実施の形態では、中間転写ベルト10に各種のトナーパターンP(P1,P2,P3)を作成する。トナーパターンPとしては、画像形成動作の制御に使用される制御用のトナーパターンPである画像濃度制御用のトナーパターンP1及び各色の書き込みのレジスト合わせ制御用のトナーパターンP2と、ブレード17aのめくれ防止用のトナーパターンP3とがある。これらのトナーパターンは、感光体20上に形成されたのち、中間転写ベルト10に転写される。ここに、ブレード17aのめくれ防止用のトナーパターンP3を回転体である中間転写ベルト10上に形成する手段、画像形成動作の制御のためにセンサS1やS2によって検出される1種類以上の制御用のトナーパターンP1,P2を中間転写ベルト10上に形成する手段、及び、画像形成動作の制御のためにセンサS1,S2によって検出される2種類以上の制御用のトナーパターンP1,P2を中間転写ベルト10上に形成する手段の機能が実行される。
ここで、これらのトナーパターンの利用方法や機能を説明する。まず、画像濃度制御用のトナーパターンP1用いた画像濃度制御処理を説明する。この処理では、中間転写ベルト10に形成された画像濃度制御用のトナーパターンP1をセンサ部70の第1のセンサS1で読み取り、中間転写ベルト10上の作像していない部分と、この画像濃度制御用のトナーパターンP1との濃度比により、現在の作像条件を判断し、適正な帯電条件、現像条件、書き込み条件を補正し、所定の画像濃度が得られるように制御される。本実施の形態では、画像濃度制御用のトナーパターンP1は、例えば30枚通紙毎に作成され、その都度作像条件が補正される。
次に、各色の書き込みのレジスト合わせ制御用のトナーパターンP2を用いた各色の書き込みレジスト合わせ制御を説明する。この処理では、中間転写ベルト10に形成されたレジスト合わせ制御用のトナーパターンP2をセンサ部70の第2のセンサS2で読み取り、各色の感光体20上への書き出し位置を同期させ、カラー画像での色ずれが最小限になるように制御される。本実施の形態では、露光装置21の温度変化が5deg生じる毎に、レジスト合わせ制御用のトナーパターンP2が作成され、その都度、色ずれ補正が行われる。
ブレード17aのめくれ防止用のトナーパターンP3は、ブレード17aと中間転写ベルト10との間の摩擦係数を低くして、その状態で摩擦抵抗を安定させる。これにより、ブレード17aと中間転写ベルト10との間の摩擦係数が高い場合に生じるブレード17aが屈曲する“ブレードめくれ”現象の発生を防止している。このブレードめくれ防止用のトナーパターンP3は、例えば通紙枚数50枚毎に一度作成される。
次に、これらのトナーパターンPの位置関係を説明する。これらの各トナーパターンPは、中間転写ベルト10において、主走査方向で同じ位置にならない位置に形成されている。詳しくは、画像濃度制御用のトナーパターンP1と、レジスト合わせ制御用のトナーパターンP2とには、それぞれに、第1のセンサS1、第2のセンサS2による検出領域があるが、これらの検出領域同士、及び、検出領域とブレード17aめくれ防止用のトナーパターンP3とが主走査方向で同じ位置にならないように形成される。本実施の形態では、画像濃度制御用のトナーパターンP1は、中間転写ベルト10において、主走査方向での中央部に形成される。レジスト合わせ制御用のトナーパターンP2は、2つ形成され、それらは、中間転写ベルト10上の主走査方向において、画像濃度制御用のトナーパターンP1を間に位置させるとともに、画像制御用のパターンの領域を除く位置に形成される。ブレード17aめくれ防止用のトナーパターンP3は、帯状であって、複数個形成されている。これらのブレード17aめくれ防止用のトナーパターンP3は、中間転写ベルト10において、主走査方向の全幅(ブレード17aの幅と略同じ)にわたって分布して形成される。各ブレード17aめくれ防止用のトナーパターンP3は、中間転写ベルト10において主走査方向で画像濃度制御用のトナーパターンP1とレジスト合わせ制御用のトナーパターンP2とを除く範囲に形成される。
これらのトナーパターンは、図6に示すように、中間転写ベルト10において、トナー像が転写紙5に転写される領域である複数の転写領域10aの間に形成される。
このように構成により、各トナーパターンP1,P2,P2が副走査方向で同じ位置に形成された場合であっても、画像形成動作の制御用のトナーパターンPである画像濃度制御用のトナーパターンP1及び各色の書き込みのレジスト合わせ制御用のトナーパターンP2における第1のセンサS1や第2のセンサS2の検出領域に他のトナーパターンPが主走査方向で同じ位置に位置せず、それらが重ならないので、従来のように各トナーパターンが副走査方向で重ならないように複雑な制御をする必要が無く、よって、複数種類のトナーパターンP1,P2,P3の作成のための制御の複雑化が防止される。
また、画像濃度制御用のトナーパターンP1及び各色の書き込みのレジスト合わせ制御用のトナーパターンP2における第1のセンサS1や第2のセンサS2の検出領域に他のトナーパターンPが主走査方向で同じ位置に形成されずそれらが重ならないので、各トナーパターンPを主走査方向に並べて同時期に作成することができる。よって、トナーパターンPを同時期に作成しない場合に比べて、トナーパターンPの作成に伴う作像関連部品の動作時間が短くなり、また、これにより作像関連部品の走行距離が低減されるので、作像関連部品の長寿命化が図られる。
また、このように、各トナーパターンPを主走査方向に並べて同時期に作成することができることから、副走査方向における全てのトナーパターンPを形成するのに必要となる領域が、例えばトナーパターンPを副走査方向にずらして形成する場合よりも短くなる。よって、トナーパターンPを中間転写ベルト10上での複数の転写領域10aの間に形成する際に、転写領域10a同士の間を短くすることができる。転写領域10a同士が短くなるということは、搬送される転写紙5同士の距離である紙間距離が短くなることを意味する。ここで、プリント速度は、紙送り速度と搬送される転写紙5同士の距離である紙間距離によって略決定されるので、転写領域10a同士の間が短くなることにより、プリント速度を向上させることができる。
また、ブレード17aめくれ防止用のトナーパターンP3は、中間転写ベルト10において、主走査方向の全幅(ブレード17aの幅と略同じ)にわたって分布して形成されているので、ブレード17aの広い範囲でトナーパターンP3による摩擦係数を下げる作用を奏することができる。
なお、本実施の形態では、中間転写ベルト10を回転体とする中間転写方式の複写機1への適用例として説明したが、図7に示すような、無端状の記録材搬送ベルト700を回転体とする直接転写方式の複写機701についても同様に適用することができる。なお、図10では図1又は図2に示した部分と同等の機能を果たす部分については同一符号を付して示す。
即ち、複写機701では、図1に示した中間転写ベルト10に代えて記録材搬送ベルト700を設け、感光体20Y,20C,20M,20K上に形成されたトナー像を、記録材搬送ベルト700によって搬送される転写紙5に直接重ねながら転写するように構成されている。
この場合、感光体20Y,20C,20M,20K上に形成した各トナーパターンP1,P2,P3を、記録材搬送ベルト700において、記録材搬送ベルト700上の転写紙5と転写紙との間(紙間)に転写するように制御すればよい。
本発明の一実施の形態の複写機全体を示す概略構成図である。 複写機本体の構成を示す拡大図である。 複写機が備える各部の電気的な接続を示すブロック図である。 各トナーパターンを説明するための説明図である。 中間転写ベルト上の各トナーパターンとセンサ部とを示す平面図である。 中間転写ベルト上の転写領域とトナーパターンとの関係を示す平面図である。 直接転写方式の複写機を示す概略構成図である。
符号の説明
1 複写機(カラー画像形成装置)
5 転写紙(転写材)
10 中間転写ベルト(中間転写ベルト、回転体)
10a 転写領域
17a ブレード
20 感光体(像担持体)
700 記録材搬送ベルト(記録材搬送体)
701 複写機(カラー画像形成装置)
P1 制御用のトナーパターン
P2 制御用のトナーパターン
P3 ブレードのめくれ防止用のトナーパターン
S1 第1のセンサ(センサ)
S2 第2のセンサ(センサ)

Claims (8)

  1. 複数の感光体に電子写真方式で形成したトナー像を回転体上に転写するカラー画像形成装置において、
    前記回転体に当接して当該回転体上のトナーを除去するブレードと、
    前記ブレードのめくれ防止用のトナーパターンを前記回転体上に形成する手段と、
    画像形成動作の制御のためにセンサによって検出される1種類以上の制御用のトナーパターンを前記回転体上に形成する手段と、
    を備え、
    制御用の前記トナーパターンにおける前記センサの検出領域に他の前記トナーパターンが主走査方向で同じ位置に位置しないように、各前記トナーパターンが形成されることを特徴とするカラー画像形成装置。
  2. 制御用の前記トナーパターンは、画像濃度の制御に用いられるトナーパターンであることを特徴とする請求項1記載のカラー画像形成装置。
  3. 制御用の前記トナーパターンは、各前記感光体への書き込みのレジストを合わせるための制御に用いられるトナーパターンであることを特徴とする請求項1記載のカラー画像形成装置。
  4. 前記ブレードのめくれ防止用の前記トナーパターンは、前記回転体上で主走査方向に分布して形成されることを特徴とする請求項1ないし3の何れか一記載のカラー画像形成装置。
  5. 複数の感光体に電子写真方式で形成したトナー像を回転体上に転写するカラー画像形成装置において、
    画像形成動作の制御のためにセンサによって検出される2種類以上の制御用のトナーパターンを前記回転体上に形成する手段を備え、
    前記トナーパターンにおける前記センサの検出領域に他の前記トナーパターンが主走査方向で同じ位置に位置しないように、各前記トナーパターンが形成されることを特徴とするカラー画像形成装置。
  6. 制御用の前記トナーパターンは、画像濃度の制御に用いられるトナーパターンと、各前記感光体への書き込みのレジストを合わせるための制御に用いられるトナーパターンとであることを特徴とする請求項1又は5記載のカラー画像形成装置。
  7. 前記回転体は、中間転写体であり、
    前記回転体上での複数の前記記録材に対する複数の転写領域の間に前記トナーパターンが形成されることを特徴とする請求項1ないし6の何れか一記載のカラー画像形成装置。
  8. 前記回転体は、記録材を搬送する記録材搬送体であり、
    前記回転体上の複数の記録材の間に前記トナーパターンが形成されることを特徴とする請求項1ないし6の何れか一記載のカラー画像形成装置。

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