JP3531633B2 - 液晶装置及び電子機器 - Google Patents

液晶装置及び電子機器

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JP3531633B2
JP3531633B2 JP2001260110A JP2001260110A JP3531633B2 JP 3531633 B2 JP3531633 B2 JP 3531633B2 JP 2001260110 A JP2001260110 A JP 2001260110A JP 2001260110 A JP2001260110 A JP 2001260110A JP 3531633 B2 JP3531633 B2 JP 3531633B2
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liquid crystal
wiring
electrode
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    • G02F1/133Constructional arrangements; Operation of liquid crystal cells; Circuit arrangements
    • G02F1/1333Constructional arrangements; Manufacturing methods
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    • GPHYSICS
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    • G02FOPTICAL DEVICES OR ARRANGEMENTS FOR THE CONTROL OF LIGHT BY MODIFICATION OF THE OPTICAL PROPERTIES OF THE MEDIA OF THE ELEMENTS INVOLVED THEREIN; NON-LINEAR OPTICS; FREQUENCY-CHANGING OF LIGHT; OPTICAL LOGIC ELEMENTS; OPTICAL ANALOGUE/DIGITAL CONVERTERS
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    • G02F1/1333Constructional arrangements; Manufacturing methods
    • G02F1/1339Gaskets; Spacers; Sealing of cells

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶を用いて光を
変調して文字等といった像を形成する液晶装置及びその
液晶装置を用いて構成される電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯型コンピュータ、携帯電話
機、ビデオカメラ等といった電子機器の表示部に液晶装
置が広く用いられている。この液晶装置は、一般に、そ
れぞれに電極が形成された一対の基板をそれらの電極が
互いに対向するように環状のシール材によって貼り合わ
せ、一対の基板及びシール材によって囲まれる領域に液
晶を封入することによって形成される。この液晶装置で
は、一対の基板間に封止した液晶の配向を画素毎に制御
することにより、文字、数字、図形等といった像を表示
する。
【0003】この液晶装置には、アクティブ素子を用い
ない単純マトリクス方式の液晶装置や、アクティブ素子
を用いる構造のアクティブマトリクス方式の液晶装置が
ある。そのようなアクティブ素子としては、2端子型の
能動素子であるTFD(ThinFilm Diode:薄膜ダイオー
ド)素子や、3端子型の能動素子であるTFT(Thin F
ilm Transistor:薄膜トランジスタ)素子等が知られて
いる。
【0004】従来、単純マトリクス方式の液晶装置とし
て、例えば図15に示すように、ガラス等によって形成
された一対の基板151a及び151bをエポキシ樹脂
等によって形成された環状のシール材152によって貼
り合わせることによって形成されたものが知られてい
る。一方の基板151aは他方の基板151bの外側へ
張り出す基板張出し部部153aを有し、他方の基板1
51bは一方の基板151aの外側へ張り出す基板張出
し部153bを有する。
【0005】一方の基板151aの内側表面にはITO
(Indium Tin Oxide:インジウムスズ酸化物)等によっ
て複数のストライプ状電極154aが形成され、他方の
基板151bの内側表面にはITO等によって複数のス
トライプ状電極154bが形成される。これらの電極1
54a及び154bは一対の基板151a及び151b
が貼り合わされたときに互いに直交する関係にあり、個
々の直交点が1個の画素を形成する。
【0006】一方の基板151aに形成された電極15
4aは、シール材152を通過して基板張出し部153
aへ延び出る配線156aを有すると共に、基板張出し
部153aの反対側においてシール材152を通過する
ダミーパターン157aを有する。他方の基板151b
に形成された電極154bに関しても同様である。基板
張出し部153a及び153bには、例えば液晶駆動用
IC(図示せず)が実装され、電極154aの配線15
6a及び電極154bの配線156bがそれらの液晶駆
動用ICの端子に接続される。
【0007】基板151a、基板151b及びシール材
152によって囲まれる領域、いわゆる液晶封入領域R
内に液晶が封入される。この液晶に印加される電圧を電
極154aと電極154bの交差点である1画素毎に制
御することにより、基板151a又は基板151bの外
側から入射して液晶を通過する光を1画素毎に変調し、
これにより、基板151a又は基板151bの外側に文
字等といった像を表示する。
【0008】上記従来の液晶装置において、仮に、基板
張出し部153a側においてシール材152の下に配線
156aを通過させる一方で、基板張出し部153aと
反対側においてはシール材152の下に電極154aを
通過させない構造を採用すると、基板張出し部153a
と反対側の液晶パネル端部のセル厚が、電極154aが
無い分だけ薄くなるため、基板張出し部153a側とそ
の反対側との間でセル厚が不均一になる。このようなセ
ル厚ムラが生じると、液晶をON/OFFさせる上での
閾値電圧Vthが基板張出し部153a側とその反対側と
の間で不均一となり、そのために液晶装置の表示品質が
低下するという問題が生じる。
【0009】上記従来の液晶装置において、基板張出し
部153aの反対側に位置する部分の電極154aにシ
ール材152の下を通過するダミーパターン157aを
形成したのは、液晶封入領域Rの高さ、すなわちセルギ
ャップの高さ、すなわちセル厚が基板張出し部153a
側とその反対側との間で不均一になることを防止するた
めである。
【0010】しかしながら、上記のようにダミーパター
ン157aを設けるようにした従来の液晶装置において
は、電極154aをそのままの幅で延長することによっ
てダミーパターン157aを形成する構造となってお
り、それ故、ダミーパターン157aの幅は電極154
aの幅と同じであった。このため、基板張出し部153
a側においてシール材152を通過する配線156aの
シール材152下における面積占有率と、基板張出し部
153a側と反対側においてシール材152を通過する
ダミーパターン157aのシール材152下における面
積占有率とは互いに異なっていた。具体的には、基板張
出し部153aと反対側のダミーパターン157aの面
積占有率の方が大きかった。
【0011】一般に、シール材152にはセル厚を維持
するために球状又は円筒状のスペーサ158が分散状態
で含まれるが、配線156aの面積占有率とダミーパタ
ーン157aの面積占有率が互いに相違すると、配線1
56aの上に載るスペーサ158の数とダミーパターン
157aの上に載るスペーサ158の数とが不均一にな
り、具体的には、面積占有率の小さい基板張出し部15
3a側における数の方が、面積占有率の大きいダミーパ
ターン157a側における数よりも少なくなる。
【0012】シール材152の中のスペーサ158は一
対の基板151a及び151bによって加圧されて潰れ
る傾向にあるが、面積占有率の小さい配線156aの上
に載っている数の少ないスペーサ158は、面積占有率
の大きいダミーパターン157aの上に載っている数の
多いスペーサ158に比べて、潰れ方が大きいと考えら
れる。このように、液晶パネルの一方の側と他方の側と
の間でスペーサ158の潰れ方に違いが生じると、ダミ
ーパターン157aを形成した場合でも液晶パネルの一
方の側と他方の側との間でセル厚ムラが発生し、その結
果、閾値電圧Vthムラによる表示品質の劣化が問題とな
る。
【0013】液晶装置の中には、基板張出し部に液晶駆
動用ICを直接に実装する構造の、いわゆるCOG(Ch
ip On Glass)方式の液晶装置が知られている。このC
OG方式の液晶装置では、液晶表示領域を構成する複数
の電極を基板張出し部上の液晶駆動用ICの端子へと集
束させなければならないので、図15に示した電極15
4aの配線156aをより一層細く、すなわちパターン
幅を狭く形成しなければならない。
【0014】このように、一方のパターン幅が狭くなる
場合には、上記のようなスペーサ158の潰れ方の違い
がより一層顕著になる。また、パターン幅が狭くなる場
合には、それに応じてパターンの電気抵抗値が上がるの
で、これを防ぐためにパターン高さを高く、すなわち電
極膜厚を厚くして、電気抵抗値を下げる必要がある。こ
のように電極膜厚が厚くなるということは、シール材中
のスペーサ158の潰れ方の相違がセル厚ムラとなって
顕在化する程度を大きくするものと考えられる。
【0015】また、近年では、液晶装置による高精細表
示やカラー表示が要求されることが多くなって来てい
る。これらの表示を行うためには、図15における電極
154a及び電極154bをより一層細くしてそれらの
電極の本数を多くしなければならない。このように電極
幅が狭くなるということは、上述したように電極膜厚を
厚くしなければならないということであり、このことは
シール材中のスペーサ158の潰れ方の相違が大きなセ
ル厚ムラを誘起すると考えられる。
【0016】また、従来の液晶装置として、図16に示
す単純マトリクス型の液晶パネル110を用いたものが
知られている。この液晶パネル110では、ガラスやプ
ラスチック等から成る第1基板111aと第2基板11
1bとがシール材113を介して貼り合わされている。
ここで、シール材113には樹脂等から成る直径5〜1
0μm程度の球状又は円柱状のスペーサが混入され、基
板貼り合わせ時において第1基板111aと第2基板1
11bとを圧着させたときに当該スペーサによって基板
間隔が規制され、基板間隔を既定の値に正確に設定する
ことができるように構成されている。
【0017】液晶パネル110において、第1基板11
1aの表面上には所定方向に延びる複数の帯状の第1電
極112aが互いに平行に、すなわちストライプ状に配
列される。また、第2基板111bの表面上には上記第
1電極112aと直交する方向に延びる複数の帯状の第
2電極112bが互いに平行に、すなわちストライプ状
に配列される。そして、両基板111a及び111bの
表面上に形成されたそれらの第1電極112aと第2電
極112bとが互いに交差する領域、すなわち画素領域
が縦横にマトリクス状に配列することによって駆動領域
Zが形成される。
【0018】第1基板111aは、第2基板111bの
外形よりも外側へ張り出す基板張出し部114aを有す
る。また、第2基板111bは、第1基板111aの外
形よりも外側へ張り出す基板張出し部114bを有す
る。基板張出し部114aには、第1電極112aに導
電接続された第1配線116aがシール材113の形成
領域を通過して引き出されている。また、基板張出し部
114bには、第2電極112bに導電接続された第2
配線116bがシール材113の形成領域を通過して引
き出されている。
【0019】基板張出し部114a及び114bの外縁
部には、それぞれ、入力端子117a及び117bが形
成される。また、第1配線112a及び第2配線112
bの先端部並びに上記入力端子117a及び117bの
先端部には、半導体集積回路(IC)で構成されるIC
チップ118a及び118bが実装される。
【0020】上記第1電極112aは、上記第1配線1
16aの反対側において駆動領域Zの外側へ延びる延長
ダミーパターン119aを有する。また、第2電極11
2bは、第2配線116bの反対側において駆動領域Z
の外側へ延びる延長ダミーパターン119bを有する。
延長ダミーパターン119aは第1電極112aに接続
された接続ダミーパターンであり、延長ダミーパターン
119bは第2電極112bに接続されたダミーパター
ンである。
【0021】延長ダミーパターン119aはシール材1
13の部分113aを通過するように構成され、延長ダ
ミーパターン119bはシール材113の部分113b
を通過するように構成される。このように構成する理由
は次の通りである。すなわち、シール材113のうち上
記基板張出し部114a側に設けられた部分113cに
は第1配線116aが通過する。また、シール材113
のうち基板張出し部114b側に設けられた部分113
dには第2配線116bが通過する。この状況の下、上
記延長ダミーパターン119aがシール材113のうち
基板張出し部114aと反対側に設けられた部分113
aを通過せず、さらに延長ダミーパターン119bがシ
ール材113のうち基板張出し部114bと反対側に設
けられた部分113bを通過しないものとすれば、部分
113c及び113dの所の基板間隔が、それぞれ、第
1配線116a及び第2配線116bの厚さ分だけ、部
分113a及び部分113bよりも厚くなってしまう。
延長ダミーパターン119a及び延長ダミーパターン1
19bが、それぞれ、シール材113の部分113a及
び部分113bを通過するように構成したのは、上記の
ような基板間隔の不均一を防止するためである。
【0022】従って、上記のようにシール材113の部
分113a及び113bにおいても、それぞれ、延長ダ
ミーパターン119a及び119bが通過するように構
成することにより、シール材113の各部分113a、
113b,113c,113dに起因する駆動領域Z内
の基板間隔の不均一性が低減される。このような基板間
隔の不均一性は液晶の閾値電圧のばらつき等によって表
示ムラの原因となり、特に表示特性が基板間隔の変化に
敏感なSTN(Super Twisted Nematic:超捩れネマチ
ック)型の液晶表示装置においては表示品位が著しく劣
化する。
【0023】しかしながら、上記の液晶パネル110に
おいて、液晶装置の表示品位を十分に高めることができ
る程度に、シール材113の部分113d及び113c
における基板間隔と、シール材113の部分113b及
び113aにおける基板間隔との差を低減することは、
下記の理由によって困難である。
【0024】例えば、図17に示すように、第2配線1
16bの幅は、ICチップ118b(図16参照)に対
する端子列を構成するために、第2電極112bの幅よ
りも狭く設定される。また、第2配線116bの配列間
隔、すなわち形成間隔、すなわちピッチも第2電極11
2bの配列間隔よりも狭く設定される。これに対し、延
長ダミーパターン119bは、通常、第2電極112b
とほぼ同じ幅及び配列間隔で形成される。このため、シ
ール材113の部分113dに対する第2配線116b
の面積占有率(すなわち、部分113dの面積に対する
第2配線116bのシール材通過部が占める面積比)
は、シール材113の部分113bに対する延長ダミー
パターン119bの面積占有率(すなわち、部分113
bの面積に対する延長ダミーパターン119bのシール
材通過部が占める面積比)よりも小さい。
【0025】それ故、部分113dにおいて第2配線1
16b上に載るスペーサの数は部分113bにおいて延
長ダミーパターン119b上に載るスペーサの数よりも
少なくなり、その結果、部分113dにおいては部分1
13bよりも少ない数のスペーサによって基板貼り合わ
せ時における圧着力を負担することになる。こうなる
と、スペーサの潰れ方の差によって部分113dと部分
113bとに基板間隔の差が残存する。この事情は、図
16の第1電極112aにおいても全く同様である。
【0026】また、近年、液晶装置には高精細表示やカ
ラー表示が要求されることが多くなって来ており、これ
らの表示を行うには第1電極112a及び第2電極11
2bの幅を狭くして電極の本数を増加させることが必要
となり、この場合には電極の幅が狭くなる。このように
電極幅が狭くなると電気抵抗値が増大するので、この電
気抵抗値の増大を回避するために第1電極112a及び
第2電極112bをより厚く形成する必要が生じ、その
場合には、第1電極112aと同時に形成される第1配
線116aや延長ダミーパターン119a及び第2電極
112bと同時に形成される第2配線116bやダミー
パターン119bも、また、厚くなる。従って、スペー
サが配線やダミーパターンの上に載る場合と載らない場
合の基板間隔に対するスペーサの規制力の差が拡大する
ので、上記のスペーサの潰れ方の相違がより大きくな
り、その結果、基板間隔の不均一性も拡大する。
【0027】さらに、高精細表示やカラー表示を行う液
晶装置では、画素数及び電極数の増大に対応してICチ
ップの接続端子数が増大すると共に端子間間隔、すなわ
ち端子ピッチも低下する傾向にあることから、駆動領域
Z内の第1電極112aと第1配線116aとの間の幅
及び配列間隔、すなわちピッチの寸法比率及び第2電極
112bと第2配線116bとの間の幅及びピッチの寸
法比率も拡大する傾向にある。このため、基板間隔の不
均一性もさらに増大する。
【0028】また、実開平4−087822号公報に
は、シール材によって貼り合わされた一対のガラス基板
を有する液晶表示パネルにおいて、電極幅がシール部の
所で変化する場合に、そのシール部にダミー電極パター
ンを形成することにより、シール部に対応する基板表面
に凹凸が発生することを防止するという技術が開示され
ている。しかしながら、この文献に開示されたダミー電
極パターンはシール部の局所に設けられるものであり、
それ故、液晶パネルの広い範囲でセルギャップを均一に
することは難しい。
【0029】また、特開平5−203966号公報に
は、カラーフィルタ基板と透明基板とをシール部を間に
挟んで貼り合わせることによって形成されるカラー液晶
電気光学装置において、駆動電極パターンとは別の透明
電極パターンをシール部に設けることにより、シール部
が設けられる位置に透明電極が存在する部分と存在しな
い部分とが共存する場合に比べて、セルギャップを均一
にするという技術が開示されている。しかしながら、こ
の文献に開示された技術では、セルギャップの均一化の
ための電極パターンはシール部を通過する駆動電極パタ
ーンと関連させて設けられるわけではなく、単にシール
材に沿って直線的に設けられるだけであり、それ故、液
晶パネルの広い範囲でセルギャップを均一にすることは
難しい。
【0030】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の問題
点に鑑みて成されたものであって、液晶装置を構成する
基板の表面上に形成される電極のパターンを工夫するこ
とにより、基板間隔の不均一性を低減して、すなわち液
晶パネルのセル厚ムラを低減して、液晶表示品質を向上
することを目的とする。特に、液晶パネルの広い範囲に
わたってセル厚ムラを均一にすることを目的とする。
【0031】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明に係る液晶装置は、シール材によって貼り合
わされた一対の基板と、前記シール材に分散されたスペ
ーサと、前記一対の基板間に配置され前記シール材に囲
まれる液晶層と、前記基板上に形成される複数の電極
と、を有する液晶装置において、前記電極は、前記シー
ル材の内側に設けられ、駆動領域を形成する部分と、前
記駆動領域を形成する部分に電位を供給すると共に、前
記駆動領域の一方の側で前記シール材と一部が重なる配
線と、前記駆動領域を形成する部分に接続されると共に
前記駆動領域の他方の側に位置し、前記シール材と一部
が重なるダミーパターンとを有し、前記配線は、前記駆
動領域から前記シール材の外側に向かって集束するよう
に、前記シール材に対して斜めに配置され、前記シール
材と重なる複数の前記配線の外側に隣接して、前記電極
および前記配線とは電気的に切り離され独立して設けら
れる複数の独立ダミーパターンが前記シール材と重なる
ように設けられ、当該独立ダミーパターンの各々は、前
記配線とほぼ同じ幅を有し、前記配線の形成間隔とほぼ
同じ形成間隔で形成されており、前記ダミーパターン
は、前記電極の端部が分岐して形成された分岐部を有す
る第1のダミーパターンと、前記電極の端部が分岐せず
に形成された第2のダミーパターンとを有し、前記第1
のダミーパターンの分岐部と前記第2のダミーパターン
とは前記配線とほぼ同じ幅を有し、前記第1のダミーパ
ターンの分岐部及び前記第2のダミーパターン各々の形
成間隔が等しくなるように形成され、前記第1のダミー
パターンと前記第2のダミーパターンとは交互に配置さ
れていることを特徴とする。
【0032】この構成の液晶装置では、配線がシール材
の一方の側を横切り、ダミーパターンがシール材の他方
の側を横切るので、シール材の一方の側だけを配線が横
切る場合に比べて、基板間隔、すなわちセルギャップを
均一に維持できる。さらに、ダミーパターンの幅を駆動
領域を形成する電極の幅よりも狭くするので、シール材
の外側へ引き出される配線の幅が駆動領域を形成する電
極の幅よりも狭く形成される場合であっても、配線側の
セルギャップとダミーパターン側のセルギャップとを正
確に均一に維持できる。そして、電極の先端部を分岐さ
せることによってダミーパターンが形成されるので、互
いに隣接するダミーパターン同士の形成間隔を希望に応
じた形成間隔で狭く、あるいは広く設定することができ
る。また、シール材の一方の側には、複数の配線に隣接
して複数の独立ダミーパターンが設けられるので、前記
複数の配線がシール材の外側に向かって集束するよう
に、該シール材に対して斜めに形成される場合において
も、他方の側のシール材と重なるダミーパターンの形成
間隔と、前記他方側のシール材と重なる配線の形成間隔
とをほぼ同じにし、また、シール材と重なる面積も同じ
にできるので、液晶パネルのセル厚が不均一になること
を低減でき、液晶装置の表示品質を向上させる。
【0033】
【0034】
【0035】
【0036】
【0037】
【0038】
【0039】
【0040】
【0041】
【0042】
【0043】
【0044】
【0045】
【0046】また、本発明において、前記ダミーパター
ンが形成される基板に対向する基板には、前記ダミーパ
ターンに重なるように対向ダミーパターンが設けられ、
前記配線が形成される基板に対向する基板には、前記配
線及び前記独立ダミーパターンに重なるように対向ダミ
ーパターンが設けられる構成としてもよい。
【0047】
【0048】また本発明の液晶装置において、ダミーパ
ターンの前記シール材を通過する部分の面積占有率が、
前記配線及び前記独立ダミーパターンの前記シール材を
通過する部分の面積占有率にほぼ等しくなるようにする
ことが好ましい。
【0049】この構成の液晶装置によれば、シール材に
対するダミーパターン側の面積状況と配線側の面積状況
とがほぼ等しくなるので、液晶パネルのセル厚が不均一
になることを、より一層低減できる。
【0050】なお、上記構成において「面積占有率」と
は、電極がそのままの幅でシール材を通過する場合のシ
ール材下の電極の面積を基準にしたときのシール材下を
通過するダミーパターンの面積の割合のことや、電極が
そのままの幅でシール材を通過する場合のシール材下の
電極の面積を基準にしたときのシール材下を通過する配
線の面積の割合のこと等である。また、「ほぼ等しい」
とは、完全に等しい場合はもとより、完全には等しくな
いけれども、機能的に支障の無い程度に異なる場合も含
む意味である。
【0051】上記構成の液晶装置において、前記ダミー
パターンの前記シール材を通過する部分の面積占有率及
び前記配線の前記シール材を通過する部分の面積占有率
はそれぞれ約40%以上とすることができる。こうすれ
ば、電極の抵抗値すなわち電極の膜厚を適正な値に設定
できると共に、液晶パネルのセル厚に不均一が生じるこ
とを確実に抑制できる。
【0052】上記構成の液晶装置においては、前記シー
ル材の中にギャップ材すなわちスペーサを含ませること
ができる。ダミーパターンがシール材によって囲まれる
部分の電極の幅よりも狭い幅に形成されるので、ダミー
パターンの幅と配線の幅との寸法差が小さくなり、それ
故、配線の上に載るスペーサの数とダミーパターン上に
載るスペーサの数との差が小さくなる。その結果、配線
側におけるスペーサの潰れ方とダミーパターン側におけ
るスペーサの潰れ方とに、ほとんど差が無くなるので、
液晶パネルのセル厚が不均一になることを低減でき、こ
れにより、液晶装置の表示品質を向上できる。
【0053】上記構成の液晶装置において、前記基板張
出し部の表面にICチップが直接に実装され、前記配線
は該ICチップの端子に接続されることができる。この
構造は、いわゆるCOG方式の液晶装置を適用したもの
である。 COG方式の液晶装置では、液晶表示領域内
にある複数の電極を基板張出し部上のICチップの端子
部分へ集束させなければならないので、シール材を通過
する個々の配線の幅を狭くしなければならない。これに
対し、本発明のように、配線の反対側にあるダミーパタ
ーンの幅をシール材によって囲まれる部分の電極の幅よ
りも狭い幅に形成すれば、ダミーパターンの幅をそれと
反対側の配線の幅に近付けることができる。これによ
り、COG方式の液晶パネルに関して広い範囲にわたっ
てセル厚を均一に維持できる。
【0054】上記構成の液晶装置においては、前記一対
の基板の一方の表面にカラーフィルタを形成し、前記一
対の基板のいずれか一方にカラーフィルタの色要素の個
々に対応して前記電極を形成することができる。この構
造は、カラー表示可能な液晶装置に本発明を適用したも
のである。
【0055】カラーフィルタは一般にR(レッド)、G
(グリーン)、B(ブルー)の各色要素を含んで構成さ
れるので、電極の本数は白黒モノラル表示の場合に比べ
て3倍必要となり、それ故、電極の幅はより一層細くし
なければならない。電極の幅を細くするということは、
その分だけ電極の電気抵抗値が上がるということであ
り、これを回避するためには電極の膜厚を厚くしなけれ
ばならない。このように電極の膜厚が厚くなる場合に
は、電極の一方の端部である配線の上に載るスペーサの
数と電極の他端部であるダミーパターン上に載るスペー
サの数とに差があると、その差に起因して配線側とダミ
ーパターン側との間でセル厚ムラが生じ易いということ
である。
【0056】以上の現象に対し、本発明のように、配線
の反対側にあるダミーパターンの幅をシール材によって
囲まれる部分の電極の幅よりも狭い幅に形成すれば、ダ
ミーパターンの幅をそれと反対側の配線の幅に近付ける
ことができるので、ダミーパターン上に載るスペーサの
数をそれと反対側の配線上に載るギャップ材の数に近付
けることができ、それ故、電極膜厚が厚くなる傾向にあ
るカラー表示可能な液晶パネルであってもセル厚が不均
一になることを確実に低減できる。
【0057】上記構成の液晶装置において、前記一対の
基板には互いに直交するストライプ状電極が形成され、
各直交部分が画素を形成する単純マトリクス方式とする
ことができる。
【0058】液晶装置の中には、アクティブ素子を用い
るアクティブマトリクス方式の液晶装置と、アクティブ
素子を用いない単純マトリクス方式の液晶装置がある。
単純マトリクス方式の液晶装置においては、一般に、一
対の基板には互いに直交するストライプ状電極が形成さ
れ、各直交部分が1個の画素を形成し、全体として複数
の画素がドットマトリクス状に配列される。本発明はそ
のような単純マトリクス方式の液晶装置に適用されるこ
とが望ましい。その理由は、単純マトリクス方式の液晶
装置では、基板張出し側の配線とそれと反対側のダミー
パターンとの間でパターンの寸法幅に違いが生じ易いか
らである。
【0059】次に、また、電子機器として、液晶装置
と、該液晶装置の動作を制御する制御回路とを有する電
子機器において、前記液晶装置は、シール材によって貼
り合わされた一対の基板と、少なくとも一方の基板の表
面に形成された複数の電極とを有し、さらに少なくとも
一方の基板は他方の基板の外側に張り出す基板張出し部
を有し、前記複数の電極は、前記シール材を通過して前
記基板張出し部へ張り出す配線と、前記基板張出し部の
反対側において前記シール材を通過するダミーパターン
とを有し、前記ダミーパターンは前記シール材によって
囲まれる部分の前記電極の幅よりも狭い幅に形成しても
よい。
【0060】次に、他の液晶装置は、シール材によって
貼り合わされた一対の基板と、少なくとも一方の前記基
板の表面に形成された複数の電極とを有し、前記シール
材の内側に駆動領域を備えた液晶装置において、前記電
極は、前記駆動領域の一方側に形成された前記シール材
の部分を通過して外側へ導出された配線と、前記一対の
基板の少なくともいずれかの表面上であって前記駆動領
域の他方側に形成された前記シール材の部分を通過する
ダミーパターンとを有し、前記ダミーパターンは、前記
駆動領域内における前記電極の幅及び形成間隔とは異な
る幅及び形成間隔で前記シール材を通過するように構成
されることを特徴とする。
【0061】この構成によれば、ダミーパターンを駆動
領域内における電極の幅及び形成間隔とは異なる幅及び
形成間隔でシール材を通過するように構成することによ
り、電極の幅及び形成間隔と配線の幅及び形成間隔とが
大きく異なっていても、配線のシール材を通過する部分
の幅や形成間隔に近付けることができるので、シール材
に対するダミーパターンの面積占有率と配線の面積占有
率との差を低減して駆動領域の一方側と他方側のシール
材の部分における基板間隔の差を縮小できると共に、シ
ール材に沿ってばらつきの無い基板間隔を得ることがで
きる。従って、駆動領域内における基板間隔を均一化
し、表示品位を向上できる。
【0062】上記構成の液晶装置において、前記ダミー
パターンは、前記電極に接続することができる。この構
成におけるダミーパターンは、電極やその電極の一部を
構成する配線と電気的に接続されたダミーパターンであ
り、電極の一部を構成するものとして一方の基板の表面
上に形成される。
【0063】上記構成の液晶装置において、前記ダミー
パターンは、前記電極に対向する他方の前記基板の表面
上に形成されたダミーパターンの少なくとも一部によっ
て構成することができる。
【0064】この構成の場合、ダミーパターンは電極又
は配線と導電接続されたダミーパターンであってもよ
く、また、電極及び配線と導電接続されない独立したダ
ミーパターンであってもよい。独立したダミーパターン
は、通常、電極に接続されたダミーパターンと対向する
ように形成される。
【0065】ダミーパターンは、上述のように、配線が
通過するシール材の部分における基板間隔と、配線が通
過しないシール材の部分における基板間隔との差を低減
するために設けられると共に、シール材による液晶封入
領域内における駆動領域の外側部分の外観が駆動領域内
と大きく異ならないようにするために設けられる。
【0066】ダミーパターンは、上記のように一対の基
板のいずれかに形成されていてもよく、あるいは、ダミ
ーパターン同士が相互に対向するように一対の基板の双
方に形成されていてもよい。このように、シール材を通
過するダミーパターンが一対の基板のいずれに形成され
ていても、その基板間隔に与える効果に変わりはない。
また、配線に対向してダミーパターンが存在する場合に
は、ダミーパターンもまた一対の基板の双方において互
いに対向するように形成されていることが好ましい。
【0067】
【0068】
【0069】
【0070】
【0071】
【0072】
【0073】
【0074】
【0075】
【0076】
【0077】
【0078】
【0079】
【0080】
【0081】
【0082】
【0083】次に、他の液晶装置は、シール材によって
貼り合わされた一対の基板と、一方の前記基板の表面に
形成された複数の第1電極と、他方の前記基板の表面に
形成された複数の第2電極とを有し、前記シール材の内
側に駆動領域を備えた液晶装置において、前記第1電極
には、前記駆動領域の一方側に形成された前記シール材
の部分を通過して外側へ導出された配線と、前記駆動領
域の他方側に形成された前記シール材の部分を通過する
第1ダミーパターンとが設けられ、前記第2電極には、
前記配線に対向する第3ダミーパターンと、前記第1ダ
ミーパターンに対向する第2ダミーパターンとが設けら
れ、前記シール材に対する前記第1ダミーパターンの面
積占有率と、前記シール材に対する前記第2ダミーパタ
ーンの面積占有率との和が、前記第1電極をそのままの
幅及び形成間隔で延長させて前記シール材を通過させた
と仮定したときの面積占有率の2倍よりも、前記シール
材に対する前記配線の面積占有率と、前記シール材に対
する前記第3ダミーパターンの面積占有率との和寄りの
値であることを特徴とする。
【0084】例えば、上記仮定における第1電極の面積
占有率の2倍よりも配線の面積占有率と第3ダミーパタ
ーンの面積占有率との和が小さい場合には、前記シール
材に対する前記第1ダミーパターンの面積占有率と、前
記シール材に対する前記第2ダミーパターンの面積占有
率との和が、上記仮定における第1電極の面積占有率の
2倍よりも小さくなるように構成される。
【0085】上記構成の液晶装置によれば、一対の基板
の表面にそれぞれ第1電極と第2電極とを形成し、シー
ル材における駆動領域の一方側の部分に配線と第3ダミ
ーパターンとが対向して通過し、シール材における駆動
領域の他方側の部分に第1ダミーパターンと第2ダミー
パターンとが対向して通過するように構成されるので、
駆動領域の一方側のシール材の部分における基板間隔は
配線と第3ダミーパターンの通過態様によって決定さ
れ、他方、駆動領域の他方側の部分における基板間隔は
第1ダミーパターンと第2ダミーパターンの通過態様に
よって決定される。
【0086】そして、上記のように第1ダミーパターン
の面積占有率と第2ダミーパターンの面積占有率との和
が上記仮定における第1電極の面積占有率の2倍より
も、配線の面積占有率と第3ダミーパターンの面積占有
率との和の側に片寄った値となっているため、上記仮定
のように第1電極をそのままの幅及び形成間隔で延ばし
て第1ダミーパターンを形成すると共に、同じ幅及び同
じ形成間隔の第2ダミーパターンを形成してそれぞれシ
ール材を通過させた場合に比べて、駆動領域の一方側と
他方側のシール材の両部分間における基板間隔の差が低
減される。
【0087】上記構成の液晶装置においては、前記シー
ル材に対する前記第1ダミーパターンの面積占有率と、
前記シール材に対する前記第2ダミーパターンの面積占
有率との和が、前記第1電極をそのままの幅及び形成間
隔で延長させて前記シール材を通過させたと仮定したと
きの面積占有率の2倍よりも、前記シール材に対する前
記配線の面積占有率と、前記シール材に対する前記第3
ダミーパターンの面積占有率との和に近い値とすること
ができる。
【0088】より望ましくは、前記シール材に対する前
記第1ダミーパターンの面積占有率と、前記シール材に
対する前記第2ダミーパターンの面積占有率との和は、
前記シール材に対する前記配線の面積占有率と、前記シ
ール材に対する前記第3ダミーパターンの面積占有率と
の和にほぼ等しく設定する。
【0089】次に、他の液晶装置は、シール材によって
貼り合わされた一対の基板と、一方の基板の表面に形成
された複数の第1電極と、他方の基板の表面に形成され
た複数の第2電極とを有し、前記シール材の内側に駆動
領域を備えた液晶装置において、前記第1電極には、前
記駆動領域の一方側に形成された前記シール材の部分を
通過して外側へ導出された配線と、前記駆動領域の他方
側に形成された前記シール材の部分を通過する第1ダミ
ーパターンとが設けられ、前記第2電極には、前記配線
に対向する第3ダミーパターンと、前記第1ダミーパタ
ーンに対向する第2ダミーパターンとが設けられ、前記
第1ダミーパターンにおける前記シール材を通過する部
分の幅と、前記第2ダミーパターンにおける前記シール
材を通過する部分の幅との和が、前記第1電極の幅の2
倍よりも、前記配線における前記シール材を通過する部
分の幅と、前記第3ダミーパターンにおける前記シール
材を通過する部分の幅との和寄りの値であり、前記第1
ダミーパターンにおける前記シール材を通過する部分の
形成間隔と、前記第2ダミーパターンにおける前記シー
ル材を通過する部分の形成間隔との和が、前記第1電極
の形成間隔の2倍よりも、前記配線における前記シール
材を通過する部分の形成間隔と、前記第3ダミーパター
ンにおける前記シール材を通過する部分の形成間隔との
和寄りの値であることを特徴とする。
【0090】例えば、第1電極の幅の2倍よりも配線の
幅と第3ダミーパターンの幅との和が小さい場合には、
前記第1ダミーパターンにおける前記シール材を通過す
る部分の幅と、前記第2ダミーパターンにおける前記シ
ール材を通過する部分の幅との和が、前記第1電極の幅
の2倍よりも小さく構成され、また、第1電極の形成間
隔の2倍よりも配線の形成間隔と第3ダミーパターンの
形成間隔との和が小さい場合には、前記第1ダミーパタ
ーンにおける前記シール材を通過する部分の形成間隔
と、前記第2ダミーパターンにおける前記シール材を通
過する部分の形成間隔との和が、前記第1電極の形成間
隔の2倍よりも小さく構成される。
【0091】上記構成の液晶装置によれば、シール材の
一方側に部分においてその表裏両面を通過する配線及び
第3ダミーパターンと、シール材の他方側の部分におい
てその表裏両面を通過する第1ダミーパターン及び第2
ダミーパターンとについて、幅の和及び形成間隔の和の
双方が第1電極の幅の2倍及び形成間隔の2倍よりも相
互に接近した値となっていることから、シール材の両部
分における基板間隔の差を低減できる。
【0092】上記構成の液晶装置においては、前記第1
ダミーパターンにおける前記シール材を通過する部分の
幅と、前記第2ダミーパターンにおける前記シール材を
通過する部分の幅との和が、前記第1電極の幅の2倍よ
りも、前記配線における前記シール材を通過する部分の
幅と、前記第3ダミーパターンにおける前記シール材を
通過する部分の幅との和に近い値であり、前記第1ダミ
ーパターンにおける前記シール材を通過する部分の形成
間隔と、前記第2ダミーパターンにおける前記シール材
を通過する部分の形成間隔との和が、前記第1電極の形
成間隔の2倍よりも、前記配線における前記シール材を
通過する部分の形成間隔と、前記第3ダミーパターンに
おける前記シール材を通過する部分の形成間隔との和に
近い値であるとすることができる。
【0093】より望ましくは、前記第1ダミーパターン
における前記シール材を通過する部分の幅と、前記第2
ダミーパターンにおける前記シール材を通過する部分の
幅との和が、前記配線における前記シール材を通過する
部分の幅と、前記第3ダミーパターンにおける前記シー
ル材を通過する部分の幅との和にほぼ等しく、さらに、
前記第1ダミーパターンにおける前記シール材を通過す
る部分の形成間隔と、前記第2ダミーパターンにおける
前記シール材を通過する部分の形成間隔との和が、前記
配線における前記シール材を通過する部分の形成間隔
と、前記第3ダミーパターンにおける前記シール材を通
過する部分の形成間隔との和にほぼ等しく設定する。
【0094】上記構成の液晶装置において、前記シール
材には、基板間隔を規制するためのスペーサを混入する
ことができる。シール材にスペーサが混入されている場
合には、シール材を通過する各パターンの面積占有率の
大小によってスペーサの潰れ方が変化し、この潰れ方に
応じて基板間隔が変化するので、特に本発明を適用する
ことが効果的である。もっとも、各パターンの面積占有
率の大小によって基板圧着時におけるシール材の変形抵
抗に基づく基板間隔の変化が僅かであっても存在するの
で、この効果は、シール材中にスペーサが混入されてい
ない場合にも得られる。
【0095】上記構成の液晶装置は、一対の前記基板の
表面上に相互に直交する電極がストライプ状にそれぞれ
形成されて成る単純マトリクス型の液晶パネルによって
構成することができる。本発明は、このような単純マト
リクス型の液晶パネルにもアクティブマトリクス型の液
晶パネルにも適用可能であるが、単純マトリクス型の液
晶パネルに適用することが望ましい。その理由は、単純
マトリクス型の液晶パネルでは、配線と電極との間でパ
ターン幅に差が生じ易いからである。
【0096】上記構成の液晶装置においては、複数の色
要素を含むカラーフィルタを設け、一対の前記基板のう
ち、一方の前記基板の表面上に形成された複数の前記電
極を前記色要素毎に形成することができる。
【0097】この液晶装置のようにカラーフィルタが用
いられる場合には、複数の色要素(例えば、赤、緑、青
の3色)毎に対応する電極を設ける必要があるので電極
数が増大し、その結果、電極幅を狭くする必要がある。
この場合には、電極抵抗の上昇を抑制するために電極を
その分厚く形成しなければならないので、シール材を通
過する各パターンの面積占有率の差に起因する基板間隔
への影響が増大する。そしてさらに、電極数が増大する
と配線の集束度合いが増大するので、電極幅と配線幅の
差及び電極間隔と配線間隔との差が増大し、それ故、基
板間隔に差が生じ易くなり、そのため、この構成を適用
することが特に効果的である。
【0098】上記構成の液晶装置においては、前記一対
の基板の少なくとも一方にICチップを実装することが
でき、前記配線は前記ICチップの端子に接続すること
ができる。
【0099】この構成の液晶装置では、実装されるIC
チップの端子部に配線を集束させる必要があるので、配
線幅と電極幅との差及び配線ピッチと電極ピッチとの差
が大きくなり易く、上記の構成を適用することが特に効
果的である。
【0100】次に、本発明に係る電子機器は、液晶装置
と、該液晶装置の動作を制御する制御手段とを有する電
子機器においては、以上に記載した各種構成の液晶装置
によって上記の液晶装置を構成することができる。この
ような電子機器としては、液晶装置を備えたものであれ
ば如何なるものであってもかまわないが、特に、携帯電
話機、携帯型情報端末機等といった携帯型電子機器が挙
げられる。
【0101】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)以下、本発明を
単純マトリクス方式であってCOG方式の液晶装置に適
用する場合を例に挙げて説明する。図1は、本発明に係
る液晶装置の一実施形態を示している。この液晶装置1
は、シール材2によって互いに貼り合わされた一対の基
板3a及び3bを有する。第1基板3aは第2基板3b
の外側へ張り出す基板張出し部4aを有し、第2基板3
bは第1基板3aの外側へ張り出す基板張出し部4bを
有する。
【0102】基板張出し部4aの表面には液晶駆動用I
C6aがACF(Anisotropic Conductive Film:異方
性導電膜)7によって実装され、基板張出し部4bの表
面には液晶駆動用IC6bがACF7によって実装され
る。本実施形態では、液晶駆動用IC6aがデータ信号
供給回路を含み、液晶駆動用IC6bが走査信号供給回
路を含むものとする。
【0103】図2に示すように、第1基板3aは、ガラ
ス、プラスチック等によって形成された基材8aの内側
表面にストライプ状の第1電極9aを形成し、その上に
配向膜11aを成膜し、さらにその外側表面に偏光板1
2aを例えば貼着によって装着することにより形成され
る。偏光板12aは半透過反射板26が着けられた偏光
板である。また、第2基板3bは、ガラス、プラスチッ
ク等によって形成された基材8bの内側表面にカラーフ
ィルタ13を形成し、その上にストライプ状の第2電極
9bを形成し、その上に配向膜11bを成膜し、さらに
その外側表面に偏光板12bを例えば貼着によって装着
することにより形成される。
【0104】第1電極9a及び第2電極9bは、例えば
ITO(Indium Tin Oxide)を材料としてフォトリソグ
ラフィー法等によって所定のパターン、例えばストライ
プ状に形成される。また、配向膜11a及び11bは、
例えばポリイミド溶液を塗布した後に焼成することによ
って形成される。このポリイミドのポリマー主鎖がラビ
ング処理によって所定の方向へ延伸され、セルギャップ
内に封入された液晶内の液晶分子が配向膜の延伸方向に
沿って方向配位するといわれている。
【0105】なお、実際の液晶装置においては、以上に
説明した光学要素以外に、必要に応じてその他の光学要
素が付設される。例えば、カラーフィルタ13の上に平
滑化層が形成されることがある。また、基材8bと偏光
板12bとの間又は基材8aと偏光板12aとの間に位
相差板が設けられることがある。
【0106】第1基板3a又は第2基板3bの内側表面
には、例えば球状のスペーサ14が分散される。そし
て、第1基板3a及び第2基板3bは、第1電極9aと
第2電極9bとが互いに直交するようにアライメント、
すなわち位置合わせされた状態でシール材2によって貼
り合わされる。
【0107】シール材2の適所には液晶注入用開口2a
が形成されており、この液晶注入用開口2aを通して、
第1基板3a、第2基板3b及びシール材2によって囲
まれる領域、すなわち液晶封入領域内に液晶、本実施形
態ではSTN(Super Twisted Nematic)液晶Lが注入
され、さらにその注入後に液晶注入用開口2aが樹脂等
によって封止される。スペーサ14はセルギャップの厚
さを一定に維持するように作用する。シール材2の中に
は、球状又は円筒状のギャップ材、すなわちスペーサ1
6が分散状態で含まれる。このスペーサ16もセルギャ
ップの厚さを一定に維持するように作用する。
【0108】図1において、第1基板3a上に形成され
たストライプ状の第1電極9aはシール材2を通過して
基板張出し部4aへ張り出すようにパターニングされ、
その張出しパターン、すなわち配線17aがACF7内
に含まれる導電粒子によって液晶駆動用IC6aの端子
に導電接続される。符号18aは基板張出し部4aの表
面に形成された端子パターンであり、この端子パターン
はACF7内に含まれる導電粒子によって液晶駆動用I
C6aの他の端子に導電接続される。
【0109】他方、第2基板3b上に形成されたストラ
イプ状の第2電極9bはシール材2を通過して基板張出
し部4bへ張り出すようにパターニングされ、その張出
しパターン、すなわち配線17bがACF7内に含まれ
る導電粒子によって液晶駆動用IC6bの端子に導電接
続される。符号18bは基板張出し部4bの表面に形成
された端子パターンであり、この端子パターンはACF
7内に含まれる導電粒子によって液晶駆動用IC6bの
他の端子に導電接続される。
【0110】図1では、便宜上、第1電極9a及び第2
電極9bを広い間隔で数本だけ示してあるが、それぞ
れ、実際にはより狭い間隔でより多数本の電極が高密度
で互いに平行に形成される。例えば、カラー表示でない
白黒モノクロ表示の場合であれば、データ線側の第1電
極9aは120本程度の数で形成され、走査線側の第2
電極9bは160本程度の数に形成される。また、本実
施形態のようなカラー表示の場合であれば、データ線側
の第1電極9aは120×3=360本程度の数で形成
され、走査線側の第2電極9bは160本程度の数で形
成される。
【0111】図3は図1の矢印A及び矢印Bで示す部分
を拡大して示している。図3に示すように、第1電極9
aの配線17aはシール材2の下を通って基板張出し部
4aへ張り出している。これらの配線17a液晶封入領
域R内の電極9aの幅よりも狭く形成されている。これ
は、配線17aは液晶駆動用IC6a(図1参照)へ向
かって集束するためである。
【0112】一方、第1電極9aは、基板張出し部4a
の反対側においてシール材2の下を通過するダミーパタ
ーン19aを有する。このダミーパターン19aは液晶
封入領域Rの高さ、すなわちセルギャップ、すなわちセ
ル厚が基板張出し部4a側とその反対側との間で不均一
になることを防止するために形成されている。本実施形
態では、これらのダミーパターン19aが液晶封入領域
R内の電極9aの幅よりも狭く形成されている。
【0113】第2基板3b上に形成した第2電極9bに
関しても、第1電極9aと同様にして、第2電極9bよ
りも狭い幅の配線17bが形成される。また、図3には
図示されていないが、第2電極9bは基板張出し部4b
の反対側において第1電極9aと同様にして第2電極9
bよりも狭い幅のダミーパターンを有する。以下の説明
では、特にことわりのない限り、配線17aと言ったと
きには配線17bも含むものとし、さらにダミーパター
ン19aと言ったときには第2電極9bのダミーパター
ンも含むものとする。
【0114】本実施形態では、以上の説明のように、ダ
ミーパターン19aの幅を液晶封入領域R内の電極9a
の幅よりも狭く形成したので、基板張出し部4aの側で
シール材2の下を通過する配線17aの面積状態と、そ
の反対側でシール材2の下を通過するダミーパターン1
9aの面積状態とが、図15に示した従来装置の場合に
比べて、より近似する状態又はほぼ等しい状態に設定で
きる。よって、基板張出し部4a側とその反対側との間
に関するセル厚ムラを低減してセル厚を均一化できる。
【0115】ところで、本実施形態ではシール材2の中
にスペーサ16が含まれている。図15に示す従来装置
のように配線156aとダミーパターン157aとの間
において面積状態に大きな相違があると、配線156a
の上に載るスペーサ158の数とダミーパターン157
aの上に載るスペーサ158の数との間に大きな差が発
生する。これらのスペーサ158には第1基板151a
及び第2基板151bからの圧力がかかるが、配線15
6a側とダミーパターン157a側とでスペーサ158
の数に大きな違いがあると、圧力を受けたときのスペー
サ158の潰れ寸法が両者の間で異なることになり、そ
の結果、配線156a側とダミーパターン157a側と
の間にセル厚ムラが発生するおそれがある。
【0116】これに対し、図3に示す本実施形態のよう
に、ダミーパターン19aの幅を液晶注入領域R内の電
極9aの幅よりも狭く設定すれば、ダミーパターン19
aの上に載るスペーサ16の数を配線17aの上に載る
スペーサ16の数に近付けること又はほぼ等しくするこ
とができるので、セル厚ムラの発生を抑えることができ
る。
【0117】ところで、本実施形態のように、カラーフ
ィルタ13(図2参照)を用いてカラー表示を行う場合
には、第1電極9aの本数が多くなるので個々の電極9
aの幅を狭くしなければならない。この場合には、第1
電極9aから延びる配線17aの幅もそれに対応して狭
くしなければならない。このように、電極の幅を狭くす
る場合にはその電極の電気抵抗値を一定の値に維持する
ために電極の膜厚、従って配線17aの膜厚を厚くしな
ければならない。
【0118】今、配線17aの膜厚とスペーサ16との
関係について検討すれば、図4(a)に示すように、配
線17aの膜厚が薄い場合には、スペーサ16が配線1
7aの上に載っているか、あるいは、載っていないかに
よってセルギャップGにあまり大きな変化は生じない。
これは、配線17aが薄いため隣り合う一対の配線17
aの間に存在するスペーサ16もセルギャップGの維持
に寄与できるからであると考えられる。
【0119】一方、配線17aの膜厚が厚くなると、図
4(b)に示すように、隣り合う一対の配線17aの間
に存在するスペーサ16がセルギャップGの維持に関わ
る度合いが小さくなり、そのため、スペーサ16が配線
17aの上に載っているか、載っていないか、あるい
は、載っている数が多いか少ないか、等といった条件が
セルギャップGに大きな影響を及ぼすことになる。
【0120】本実施形態のようにカラーフィルタを用い
た関係上、電極9aの幅を狭く設定し、それに応じて電
極9aの膜厚を厚く設定した場合、図15に示すように
配線156aの幅とダミーパターン157aの幅との間
に大きな差があると、それらの上に載るスペーサ158
の数にも大きな差が生じるので、図4(b)で説明した
通りにセルギャップGが不均一になるおそれがある。こ
れに対し、本実施形態のように図3のダミーパターン1
9aの幅を狭くして配線17aの幅に近付けるか又はほ
ぼ等しくすれば、ダミーパターン19aと配線17aの
それぞれの上に載るスペーサ158の数に大きな差が生
じることを防止でき、それ故、セルギャップGにムラが
発生することを防止できる。
【0121】次に、本実施形態では、特に、図3におい
てダミーパターン19aのシール材2を通過する部分の
面積占有率は配線17aのシール材2を通過する部分の
面積占有率をほぼ同じ値、望ましくは40%以上に設定
される。ここに言う面積占有率とは、電極9aがそのま
まの幅でシール材2を通過するときの面積を基準として
ときの、シール材2を通過する配線17aの面積や、シ
ール材2を通過するダミーパターン19aの面積の割合
のことである。
【0122】ダミーパターン19aの面積占有率と配線
17aの面積占有率とをほぼ等しく設定すれば、シール
材2に対する配線17aの面積状態とダミーパターン1
9aの面積状態とがほぼ同じになるので、セルギャップ
ムラの発生を防止できる。また、シール材2の中にスペ
ーサ16が含まれる場合には、ダミーパターン19a及
び配線17aの上に載るスペーサ16の数をほぼ同じに
することができるので、セルギャップムラの発生を確実
に防止できる。
【0123】ダミーパターン19a及び配線17aの面
積占有率を等しく約40%以上に設定すれば、電極9a
の膜厚をスペーサ16の大きさに対して好ましい寸法に
設定でき、その結果、セル厚の均一化を達成する上で望
ましいことが、本発明者による実験によって確認され
た。
【0124】図2において、第1基板3aと第2基板3
bをシール材2によって貼り合わせその内部に液晶Lを
封入して成るパネル構造体は、一般に、液晶パネル5と
呼ばれる。本実施形態において、この液晶パネル5の第
1基板3aの基板張出し部4aに液晶駆動用IC6aが
直接に実装され、第2基板3bの基板張出し部4b(図
1参照)に液晶駆動用IC6bが直接に実装されて、C
OG方式の液晶装置が形成されることは既述の通りであ
る。
【0125】また、液晶パネル5の表示面と反対側、す
なわち図2の液晶パネル5の下側面には、ゴム等によっ
て形成された緩衝材21を介して照明装置としての、い
わゆるバックライト22が設けられる。このバックライ
ト22は、透光性樹脂等によって形成された導光体23
と、その導光体23の液晶パネル5側の面に設けられた
拡散板24と、導光体23の液晶パネル5と反対側の面
に設けられた反射板27と、そして導光体23の光取込
み面23aに対向して配置された発光源としてのLED
(Light Emitting Diode)28とを有する。符号29
は、LED28を支持すると共に適宜の配線パターンが
形成されたLED基板を示している。
【0126】液晶パネル5の周辺の適所、例えばバック
ライト22の裏面には制御基板31が配設される。この
制御基板31には、本液晶装置1が用いられる電子機
器、例えば携帯電話機、モバイルコンピュータ等の本体
制御部からの指令に基づいて本液晶装置1の動作を制御
するための制御回路32が搭載される。また、その制御
基板31の適所に端子33が形成される。
【0127】液晶パネル5を構成する第1基板3aの基
板張出し部4aの辺端部に形成された端子パターン18
aには接続要素、例えばFPC(Flexible Printed Cir
cuit:可撓性プリント基板)36の端子部がACF34
によって導電接続される。そして、そのFPC36の他
の端子部が半田付け、その他の導電接続手法によって制
御基板31の端子33に導電接続される。こうして、F
PC36によって制御基板31と第1基板3aとが電気
的に接続される。図2には示されていないが、図1に示
す第2基板3bの基板張出し部4bの辺端部に形成した
端子パターン18bにも、同様にしてFPC等によって
制御基板31へ電気的に接続される。
【0128】以上のようにして形成された液晶装置1に
関しては、図2において、周囲が明るい場合には、液晶
装置1の周辺の外光が液晶パネル5を通過して半透過反
射板26で反射して偏光板12aを通して液晶パネル5
へ供給される。また、データ線として作用する第1電極
9aと走査線として作用する第2電極9bとの間に印加
される電圧によって液晶Lの配向が画素毎に制御され、
これにより、液晶Lに供給された上記の光が画素毎に変
調され、偏光板12bを選択的に通過して外部へ文字そ
の他の像として表示される。かくして、反射型の表示が
行われる。
【0129】一方、液晶装置1の周辺が暗い場合には、
LED28が発光し、その発光が導光体23の光取込み
面23aから導光体23の内部へ取り込まれ、反射板2
7で反射して拡散板24で拡散された後、液晶パネル5
へ供給される。こうして供給された光に対して上記の反
射型表示と同様な処理が行われることにより、液晶パネ
ル5の外部に文字その他の像が表示され、これにより、
透過型の表示が行われる。
【0130】(第2実施形態)図5は、本発明に係る液
晶装置の他の実施形態の主要要素である液晶パネルを示
している。ここに示す液晶パネル45には、必要に応じ
て、図示しない偏光板や、光源としてのバックライト
や、配線部材としてのフレキシブル基板や、支持体等が
装着され、これにより液晶装置が構成される。なお、液
晶パネル45は、単純マトリクス型でCOG型の液晶パ
ネルである。
【0131】図5において、液晶パネル45は、第1基
板3aと第2基板3bとをシール材2を介して貼り合わ
せることによって形成される。第1基板3aには第2基
板3bの外形よりも外側へ張り出す基板張出し部4aが
形成され、第2基板3bには第1基板3aの外形よりも
外側へ張り出す基板張出し部4bが形成される。また、
シール材2は、第1基板3aと第2基板3bとの重なり
部分である図示の長方形の平面部分の周縁部を取り囲む
ように枠状に配置され、その長方形の各辺に相当する4
つの部分に、部分2a、部分2b、部分2c、部分2d
の各部分を有する。
【0132】第1基板3aの内側表面(すなわち、図5
の手前側表面)上には、ITO等から成る複数の帯状の
第1電極9aが互いに平行に並べられてストライプ状の
パターンが形成されている。これらの第1電極9aの一
端には第1配線17aが一体に形成され、これらの第1
配線17aはシール材2の部分2bを通過して上記基板
張出し部4aの表面上に引き出されている。また、第1
電極9aの他端側には該第1電極9aに接続する延長ダ
ミーパターン19aが形成されている。これらの延長ダ
ミーパターン19aはシール材2の部分2dを通過する
ように形成されている。
【0133】第2基板3bの内側表面(すなわち、図5
の奥側表面)上には、ITO等から成る複数の帯状の第
2電極9bが互いに平行に並べられてストライプ状のパ
ターンが形成されている。これらの第2電極9bの一端
には第2配線17bが一体に形成され、これらの第2配
線17bはシール材2の部分2aを通過して上記基板張
出し部4bの表面上に引き出されている。また、第2電
極9bの他端側には該第2電極9bに接続する延長ダミ
ーパターン19bが形成されている。これらの延長ダミ
ーパターン19bはシール材2の部分2cを通過するよ
うに形成されている。
【0134】上記第1基板3aの内側表面上には、図6
に示すように、カラーフィルタ13が形成される。この
カラーフィルタ13は、例えば、赤(R)、緑(G)及
び青(B)の色要素を適宜に配列させ、その上に保護膜
等を成膜することによって形成される。そして、このカ
ラーフィルタ13の上に上記の第1電極9aが形成され
る。さらに、第1電極9aの上にはポリイミド樹脂等か
ら成る配向膜11aが形成される。一方、第2基板3b
の内側表面上には、上記の第2電極9bが直接に形成さ
れ、この第2電極9bの上にポリイミド樹脂等から成る
配向膜11bが形成される。
【0135】上記第1電極9aは、カラーフィルタ13
の各色要素の1つずつに対応して形成され、カラー表示
の1画素に対しては、第1電極9aは3本、第2電極9
bは1本が対応し、これらの第1電極9aと第2電極9
bとの交差部分に区画形成される3つのドットによって
1つの画素が構成されるようになっている。
【0136】シール材2は、例えば熱硬化性樹脂等から
成り、内部に球状又は円柱状の樹脂等から成るギャップ
材、すなわちスペーサ16が混入されている。また、シ
ール材2によって囲まれる内側領域には液晶Lが封入さ
れ、このシール材2によって区画形成された液晶封入領
域内には、上記スペーサ16よりもやや小径のスペーサ
14が分散して配置されている。これらのスペーサ1
4,16は、未硬化のシール材2を介して第1基板3a
と第2基板3bとを貼り合わせ、さらに圧着したとき
に、両基板の間隔が既定の値、例えば5〜10μm、に
なるように基板間隔を規制する。液晶パネル45は、上
記の圧着時に加えられる圧力によりスペーサ14,16
が基板間隔を規制した状態の下で、シール材2に硬化処
理を施すことによって形成される。
【0137】図5において、基板張出し部4a及び4b
上に、それぞれ、液晶駆動回路等を内蔵するICチップ
6a及び6bが実装される。また、基板張出し部4a及
び4bの端縁部には、それぞれ、入力端子18a及び1
8bが形成される。ICチップ6a及び6bの接続端子
は、ACF7(図6参照)によって、それぞれ、配線1
7a及び17b並びに入力端子18a及び18bに導電
接続される。ACF7は、例えば、樹脂中に多数の導電
粒子を含み、加熱加圧によって厚さ方向にのみ導電性を
付与する機能を有している。
【0138】図7は、図5における矢印VIIで示す領
域を拡大して示す図であり、第2電極9bの平面形状を
模式的に拡大して示している。図6及び図7に示すよう
に、第2基板3bには第2電極9b、第2配線17b及
び延長ダミーパターン19bが形成される。
【0139】また、第2基板3bに対向する第1基板3
aには、上記第2配線17bに対向してITO等から成
る配線ダミーパターン37aが第1電極9a(図5参
照)の一部として該第1電極9aと同時に形成される。
また、延長ダミーパターン19bに対向してITO等か
ら成る対向ダミーパターン38aが第1電極9a(図5
参照)の一部として該第1電極9aと同時に形成され
る。これらの配線ダミーパターン37a及び対向ダミー
パターン38aは、いずれも、第1電極9a(図5参
照)から独立した、すなわち接続されていないパターン
である。
【0140】図7において、第2配線17bは、シール
材2の部分2aの図面手前側を通過する。一方、配線ダ
ミーパターン37aは、シール材2の部分2aの図面背
後側を通過する。また、延長ダミーパターン19bは、
シール材2の部分2cの図面手前側を通過する。一方、
対向ダミーパターン38aは、シール材2の部分2cの
図面背後側を通過する。
【0141】なお、本明細書において、第1電極9aや
第2電極9bに接続されたダミーパターンとは、それら
の電極やそれらの電極につながる配線と一体に形成さ
れ、液晶駆動時に所定の電位が付与されるパターンを言
う。また、第1電極9aや第2電極9bから独立したダ
ミーパターンとは、それらの電極やそれらの電極につな
がる配線と電気的に切り離されて形成され、液晶駆動時
においても電位が付与されないパターンを言う。
【0142】延長ダミーパターン19bは、第2電極9
bにおける配線17bとは反対側のダミーパターンであ
り、これは第2電極9bから独立したダミーパターンの
一部であっても良い。本実施形態では、この延長ダミー
パターン19bは第2電極9bに接続するダミーパター
ンの一部として形成されている。
【0143】配線ダミーパターン37aは、第2配線1
7bに対向して配置されたダミーパターンであり、これ
は第1電極9a(図5参照)に接続するダミーパターン
の一部であっても良いし、あるいは、第1電極9aから
独立したダミーパターンの一部であっても良い。本実施
形態では、この配線ダミーパターン37aは第1電極9
aから独立したダミーパターンの一部として形成されて
いる。
【0144】なお、一般には、電極から延びる配線や電
極に接続するダミーパターンに対向して配置されるダミ
ーパターンとしては、電極から独立したダミーパターン
が用いられる。
【0145】図7において、第2配線17bは、第2電
極9bの端部から該第2電極9bの幅よりも細い幅、す
なわち狭い幅の形状でシール材2の部分2aを通過す
る。こうしてシール材2の部分2aを通過した第2配線
17bは、図5において、基板張出し部4b上に設定さ
れるICチップ6bのための実装領域へ導かれる。IC
チップ6bの図示しない接続端子のピッチ、すなわち端
子間間隔は、第2電極9bの形成間隔よりも大幅に小さ
く、すなわち狭く形成されている。それ故、第2配線1
7bは上記ICチップの実装領域へ向けて次第に集束し
ながらシール材2の部分2aを通過する。
【0146】また、第2配線17bに対向する配線ダミ
ーパターン37aは、第2配線17bに対向する第1基
板3a上において第2配線17bに沿って延び、シール
材2の部分2aを通過したところに終端部を備えてい
る。
【0147】一方、延長ダミーパターン19bに対向す
る対向ダミーパターン38aは、第2電極9bに対向す
る第1基板3a上において第2電極9bの配列方向、す
なわち、図7においてシール材2の部分2cの延長方
向、に関して2つに分岐、すなわち分割され、さらに、
第2電極9bの幅及び形成間隔P0とは異なる幅及び異
なる形成間隔P1で部分2cを通過している。
【0148】すなわち、図7に示す実施形態では、延長
ダミーパターン19bのシール材通過部分19bbの幅
は第2電極9bの幅よりも狭くなっており、さらに、延
長ダミーパターン19bのシール材通過部分19bbの
形成間隔P1は第2電極9bの形成間隔P0よりも狭く
なっている。
【0149】また、対向ダミーパターン38aのシール
材通過部分38aaの幅は第2電極9bの幅よりも狭く
なっており、さらに、対向ダミーパターン38aのシー
ル材通過部分38aaの形成間隔P2は、第2電極9b
の形成間隔P0よりも狭くなっている。
【0150】以上の結果、シール材2の部分2cに対す
る延長ダミーパターン19b及び対向ダミーパターン3
8aの面積占有率は、それぞれ、第2電極9aがそのま
まシール材2の部分2cを通過した場合における該部分
2cに対する第2電極19bの面積占有率に比べて、大
幅に小さくなっている。
【0151】また、図7に示した延長ダミーパターン1
9b及び対向ダミーパターン38aに関しては、共通の
第2電極9bから延びて分割されたシール材通過部分同
士の間隔P3,P4と、隣接する第2電極9bから延び
た隣接する延長ダミーパターン19b及び対向ダミーパ
ターン38aのシール材通過部分同士の間隔P5,P6
とがほぼ等しくなっていて、それ故、複数の第2電極9
bから延びる複数の延長ダミーパターン19b及び対向
ダミーパターン38aのそれぞれのシール材通過部分1
9bb及び38aaがほぼ一定の周期で配列された状態
となっている。本実施形態では、延長ダミーパターン1
9bのシール材通過部分19bbの幅と、対向ダミーパ
ターン38aのシール材通過部分38aaの幅との和
が、第2配線9bのシール材通過部分17bbの幅と、
配線ダミーパターン37aのシール材通過部分37aa
の幅との和にほぼ等しくなるように設定されている。
【0152】また、延長ダミーパターン19bのシール
材通過部分19bbの形成間隔P1と、対向ダミーパタ
ーン38aのシール材通過部分38aaの形成間隔P2
との和が、第2配線17bのシール材通過部分17bb
の形成間隔P7と、配線ダミーパターン37aのシール
材通過部分37aaの形成間隔P8との和にほぼ等しく
なるように設定されている。
【0153】図8は、図5において矢印VIIIで示す
領域を示し、主に第1電極9a及び第2電極9bの一部
を模式的に示している。この図では、第1電極9aの平
面形状を破線で示し、第2電極9bの平面形状を実線で
示す。画素毎に液晶を駆動し、適宜の表示を形成するこ
とのできる駆動領域Z内には、第1電極9aと第2電極
9bとが交差した部分で構成されるピクセルがマトリク
ス状に配列されている。
【0154】駆動領域Zの外側には、本液晶パネル45
(図5参照)を各種の電子機器内に表示体として組み込
んだ場合に、駆動領域Zの周囲において表示面の一部と
して外部へ露出する周辺領域Yが設けられる。なお、こ
の周辺領域Yには表示は形成されない。シール材2は周
辺領域Yのさらに外周に設けられる。
【0155】周辺領域Yは、本液晶パネル45(図5参
照)を各種の電子機器内に表示体として組み込んだ場合
に外部へ露出する面である表示面の外縁部分、いわゆる
「見切り」と呼ばれる部分、よりも内側であって、しか
も駆動領域Zの外側に位置する領域である。この周辺領
域Yは表示体又は電子機器を使用する者が視認できるの
で、その外観をできるだけ駆動領域Zの非駆動状態と同
様にすることが望ましく、そのために上記の各種のダミ
ーパターンが形成されている。
【0156】本実施形態では、周辺領域Yにおけるシー
ル材2の部分2a側の領域と、シール材2の部分2c側
の領域との外観上の差を低減するため、延長ダミーパタ
ーン19b及び対向ダミーパターン38aの分割形状を
周辺領域Yの内側深くまで引き入れることにより、周辺
領域Yの部分2c側の領域の外観が、第2配線17b及
び配線ダミーパターン37aによって実現される周辺領
域Yの部分2a側の領域の外観とほとんど同じに見える
ように構成されている。
【0157】すなわち、延長ダミーパターン19b及び
対向ダミーパターン38aの分割形状の幅及び形成間隔
は、第2配線17b及び配線ダミーパターン37aの幅
及び形成間隔とほとんど同じであるので、外観もほとん
ど区別できない程度に類似したものとなっている。
【0158】なお、図8に示す独立したダミーパターン
17b’は、第2電極9bの一部として形成されたもの
であり、周辺領域Yの外観の均一性を高めると共に、シ
ール材2の部分2aに沿ったパターンの通過状態をほぼ
一定にするために、第2配線17bとほぼ同じ幅及び形
成間隔になるように第2配線17bと並べて形成されて
いる。
【0159】図9(a)は、従来の液晶パネルにおける
延長ダミーパターン119b及びこの延長ダミーパター
ン119bに対向して配置された対向ダミーパターン1
38aの形成領域の断面構造を示している。また、図9
(b)は、本実施形態における延長ダミーパターン19
b及びこれに対向する対向ダミーパターン38aの形成
領域の断面構造を示している。
【0160】従来は、図9(a)に示すように、第2電
極112bの幅と等しい幅でシール材2に向けて延長ダ
ミーパターン119b及び対向ダミーパターン138a
が延長され、シール材2の部分2cを通過していたの
で、多くのスペーサ16が延長ダミーパターン119b
と対向ダミーパターン138aとの間に挟持された状態
となる。
【0161】一方、本実施形態の場合には、図9(b)
に示すように、延長ダミーパターン19b及び対向ダミ
ーパターン38aのそれぞれのシール材通過部分19b
b及び38aaがより細い幅及びより狭い形成間隔で形
成されるので、延長ダミーパターン19bのシール材通
過部分19bbと対向ダミーパターン38aのシール材
通過部分38aaとの間に挟持されるスペーサ16の数
が減少し、従来構造の場合よりも少ない数のスペーサ1
6によって基板貼り合わせ時の圧着力を受けることにな
る。従って、1つのスペーサ16の受ける圧力が大きく
なり、スペーサ16の潰れ方も大きくなるので、従来構
造の場合よりもシール材2の部分2cの近傍の基板間隔
が狭くなる。
【0162】以上の結果、本実施形態においては、従来
構造に比べて、シール材2の部分2cの近傍の基板間隔
と、第2電極9bよりも細い幅でしかも狭い形成間隔で
形成された第2配線17b及び配線ダミーパターン37
aが通過するシール材2の部分2aの近傍の基板間隔と
の差が小さくなり、それ故、駆動領域Z内の基板間隔の
不均一性も低減されている。
【0163】本実施形態において、より好ましい構造
は、シール材2の一方側の部分2aの表裏両側に位置す
る第2配線17bと配線ダミーパターン37aとの該部
分2aに対する面積占有率の和が、シール材2の他方側
の部分2cの表裏両側に位置する延長ダミーパターン1
9bと対向ダミーパターン38aとの該部分2cに対す
る面積占有率の和にほぼ等しく、しかも、これらの各パ
ターンの形成間隔も互いにほぼ等しくすることである。
【0164】このようにすると、シール材2の部分2a
と部分2cとにおいて、その表裏両側を通過する各パタ
ーンの面積占有率の和が互いに等しくなるので、面積占
有率の差に起因する基板間隔の不均一性をさらに低減で
き、それ故、表示品位をより一層向上できる。
【0165】図10は、図5において矢印Xで示す領域
を拡大して表示する平面図であって、第1電極9aと一
体に形成された延長ダミーパターン19aの平面形状を
示している。1つの群を形成する第1電極9aには、該
第1電極9aよりも細い幅に形成された延長ダミーパタ
ーン19aiが一体に形成される。他方、上記1つの群
を構成する第1電極9aに隣接する他の群の第1電極9
aは二股に分岐し、2つの延長ダミーパターン19ay
が一体に設けられる。
【0166】延長ダミーパターン19aiと延長ダミー
パターン19ayは共に同じ幅を有し、さらに、それら
の間の形成間隔が全て等しくなるように形成されてい
る。また、延長ダミーパターン19ai及び19ayは
シール材2の部分2dを通過している。
【0167】延長ダミーパターン19ai及び19ay
には、それらに対向する第2基板3b(図5参照)の表
面に形成された第2電極9b(図5参照)の一部として
該第2電極9bと同時に形成された対向ダミーパターン
38bが対向して配置される。これらの対向ダミーパタ
ーン38bは互いに同じ幅に形成され、さらに互いの形
成間隔が全て等しくなるように形成されている。
【0168】図11は、図5において矢印XIで示す領
域を拡大して表示する平面図であって、第1配線17a
のシール材通過領域の近傍を示している。第1電極9a
から導出された第1配線17aは、第1電極9aの幅よ
りも狭い幅を有し、さらに、その相互間隔を狭めながら
シール材2の部分2bを通過するように形成される。ま
た、第1配線17aに対向する第2基板3aの表面にお
いて第2電極9b(図5参照)の一部として配線ダミー
パターン37bが形成され、この配線ダミーパターン3
7bは第1配線17aに対向して配置され、さらに、シ
ール材2の部分2bに対して第1配線17aの反対側を
通過している。
【0169】図10において、第1電極9aに関して
も、図7に示した第2電極9bの場合と同様に、延長ダ
ミーパターン19aのシール材通過領域における幅及び
形成間隔が第1電極9aの幅及び形成間隔よりも狭くな
るように形成されている。また、延長ダミーパターン1
9aに対向する対向ダミーパターン38bのシール材通
過領域における幅及び形成間隔も第1電極9aの幅及び
形成間隔よりも狭くなるように形成されている。
【0170】そして、延長ダミーパターン19a及び対
向ダミーパターン38bのシール材通過領域における幅
及び形成間隔は、図11に示す第1配線17a及び配線
ダミーパターン37bのシール材通過領域における幅及
び形成間隔とほぼ同じになるように形成されており、そ
れ故、シール材2の部分2bと部分2dとの間での基板
間隔の差を低減できる。
【0171】なお、上記実施形態において、図7におい
て第1基板3a上に設けられる対向ダミーパターン38
aは二股に分かれたパターンのそれぞれの分岐枝によっ
て形成されているが、これに代えて、個々のシール材通
過領域毎に分割して形成しても構わない。また、図10
において第2基板3b上に設けられる対向ダミーパター
ン38bは個々のシール材通過領域毎に分割して形成さ
れているが、これに代えて、隣接する一対の対向ダミー
パターン38bを互いに接続させても良い。
【0172】なお、以上の実施形態では、第1基板3a
及び第2基板3bの双方に設けられた一対のパターン、
例えば、図10の延長ダミーパターン19aと対向ダミ
ーパターン38b、図7の延長ダミーパターン19bと
対向ダミーパターン38a、図7の第2配線17bと配
線ダミーパターン37a、あるいは、図11の第1配線
17aと配線ダミーパターン37b等といった各パター
ンが、互いにほぼ同じ幅及び形成間隔でシール材2を通
過するように設けられる場合について説明した。
【0173】しかしながら、シール材2の表裏両側を通
過する一対のパターンは、常にほぼ同じ幅及び形成間隔
で形成されている必要はなく、例えば、表裏いずれか一
方のパターンのみが分割された形状等によって、幅及び
形成間隔、あるいは面積占有率に関して第1電極9aや
第2電極9bとは異なるものとなってさえいれば良い。
【0174】また、上記の実施形態では、シール材の表
裏両側をパターンが通過するように構成したが、これに
代えて、シール材の表裏いずれか一方にのみパターンが
通過するように構成することもできる。
【0175】(第3実施形態)図12は、本発明に係る
液晶装置を各種の電子機器の表示装置として用いる場合
の一実施形態を示している。ここに示す電子機器は、表
示情報出力源70、表示情報処理回路71、電源回路7
2、タイミングジェネレータ73、そして液晶装置74
を有する。また、液晶装置74は液晶パネル75及び駆
動回路76を有する。液晶装置74は、例えば、図2に
示した液晶パネル5や、図5に示した液晶パネル45を
備えた液晶装置を用いて構成できる。
【0176】表示情報出力源70は、ROM(Read Onl
y Memory)やRAM(Random Access Memory)等といっ
たメモリと、磁気記録ディスクや光記録ディスク等とい
ったストレージユニットと、デジタル画像信号を同調出
力する同調回路とを備え、タイミングジェネレータ73
によって生成された各種のクロック信号に基づいて、所
定フォーマットの画像信号等といった表示情報を表示情
報処理回路71に供給する。
【0177】表示情報処理回路71は、シリアル−パラ
レル変換回路、増幅・反転回路、ローテーション回路、
ガンマ補正回路、クランプ回路等といった周知の各種回
路を備え、入力した表示情報の処理を実行して、その画
像信号をクロック信号CLKと共に駆動回路76へ供給
する。駆動回路76は走査線駆動回路、データ線駆動回
路、検査回路等を含んで構成される。また、電源回路7
2は各構成要素に所定の電圧を供給する。
【0178】(第4実施形態)図13は、本発明に係る
電子機器の一実施形態である携帯電話機を示している。
ここに示す携帯電話機80は、複数の操作ボタン81
と、液晶装置82とを有する。液晶装置82は、例えば
図2に示した液晶装置1を用いて構成できる。
【0179】(第5実施形態)図14は、本発明に係る
電子機器の一実施形態である携帯電話機の他の例を示し
ている。この携帯電話機90は、ケース体91の内部に
回路基板92が配置され、この回路基板92に対して液
晶パネル93が実装されている。ケース体91の前面に
は操作ボタン94が配列され、また、一端部からアンテ
ナ96が伸縮可能に取り付けられている。
【0180】受話部97の内部にはスピーカが配置さ
れ、さらに、送話部98の内部にはマイクロホンが内蔵
されている。ケース本体91内に設置された液晶パネル
93に関しては、ケース本体91に設けた表示窓99を
通してその表示面、すなわち図5の駆動領域Zと周辺領
域Yとを合わせた面、を視認することができる。
【0181】(その他の実施形態)以上、好ましい実施
形態を挙げて本発明を説明したが、本発明はその実施形
態に限定されるものでなく、請求の範囲に記載した発明
の範囲内で種々に改変できる。
【0182】例えば、図1に示す実施形態では、COG
方式で単純マトリクス方式の液晶装置に本発明を適用し
たが、基板張出し部の上にICチップを直接に実装する
構造でない液晶装置、例えばTAB(Tape Automated B
onding)基板やFPC(フレキシブル配線基板)を用い
た液晶装置等に対して本発明を適用できるのはもちろん
である。また、本発明は、アクティブマトリクス方式の
液晶装置に対しても適用できる。
【0183】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明に係る液
晶装置及び電子機器によれば、ダミーパターンの幅をシ
ール材で囲まれる駆動領域にある電極の幅よりも狭く形
成したので、ダミーパターンの幅とそれと反対側にある
配線の幅との寸法差を小さくすることができ、これによ
り、配線側とダミーパターン側との間で液晶パネルのセ
ル厚、すなわち基板間隔が不均一になることを低減で
き、それ故、液晶装置の表示品質を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る液晶装置の一実施形態を一部破断
して示す平面図である。
【図2】図1のII−II線に従って液晶装置の断面構
造を示す断面図である。
【図3】図1の矢印A及び矢印Bで示す部分を拡大して
示す図である。
【図4】電極の膜厚とスペーサとの関係を説明するため
の模式図である。
【図5】本発明に係る液晶装置の主要要素である液晶パ
ネルの他の実施形態の平面構造を一部破断して示す平面
図である。
【図6】図5におけるVI−VI線に従って液晶パネル
の断面構造を示す断面図である。
【図7】図5において矢印VIIで示す領域を拡大して
示す平面図である。
【図8】図5において矢印VIIIで示す領域を拡大し
て示す平面図である。
【図9】(a)は従来の液晶パネルにおけるシール部の
断面構造を示す断面図であり、(b)は図5に示す液晶
パネルにおけるシール部の断面構造を示す断面図であ
る。
【図10】図5において矢印Xで示す領域を拡大して示
す平面図である。
【図11】図5において矢印XIで示す領域を拡大して
示す平面図である。
【図12】本発明に係る電子機器の一実施形態を示すブ
ロック図である。
【図13】本発明に係る電子機器の他の実施形態を示す
斜視図である。
【図14】本発明に係る電子機器のさらに他の実施形態
を示す斜視図である。
【図15】従来の液晶装置の一例の主要部を示す平面図
である。
【図16】従来の液晶装置の他の一例を一部破断して示
す平面図である。
【図17】図16の要部を拡大して示す図である。
【符号の説明】
1 液晶装置 2 シール材 2a 液晶注入用開口 3a,3b 基板 4a,4b 基板張出し部 5 液晶パネル 6a,6b 液晶駆動用IC(ICチップ) 8a,8b 基材 9a,9b 電極 13 カラーフィルタ 16 スペーサ 17a,17b 配線 19a,19b ダミーパターン 37a,37b 配線ダミーパターン 38a,38b 対向ダミーパターン 45 液晶パネル G セルギャップ L 液晶 R 液晶封入領域 Y 周辺領域 Z 駆動領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02F 1/1343 G02F 1/1339

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シール材によって貼り合わされた一対の基
    板と、 前記シール材に分散されたスペーサと、 前記一対の基板間に配置され前記シール材に囲まれる液
    晶層と、 前記基板上に形成される複数の電極と、を有する液晶装
    置において、 前記電極は、 前記シール材の内側に設けられ、駆動領域を形成する部
    分と、 前記駆動領域を形成する部分に電位を供給すると共に、
    前記駆動領域の一方の側で前記シール材と一部が重なる
    配線と、 前記駆動領域を形成する部分に接続されると共に前記駆
    動領域の他方の側に位置し、前記シール材と一部が重な
    るダミーパターンと、を有し、 前記配線は、前記駆動領域から前記シール材の外側に向
    かって集束するように、前記シール材に対して斜めに配
    置され、 前記シール材と重なる複数の前記配線の外側に隣接し
    て、前記電極および前記配線とは電気的に切り離され独
    立して設けられる複数の独立ダミーパターンが前記シー
    ル材と重なるように設けられ、当該独立ダミーパターン
    の各々は、前記配線とほぼ同じ幅を有し、前記配線の形
    成間隔とほぼ同じ形成間隔で形成されており、 前記ダミーパターンは、前記電極の端部が分岐して形成
    された分岐部を有する第1のダミーパターンと、前記電
    極の端部が分岐せずに形成された第2のダミーパターン
    とを有し、前記第1のダミーパターンの分岐部と前記第
    2のダミーパターンとは前記配線とほぼ同じ幅を有し、
    前記第1のダミーパターンの分岐部及び前記第2のダミ
    ーパターン各々の形成間隔が等しくなるように形成さ
    れ、 前記第1のダミーパターンと前記第2のダミーパターン
    とは交互に配置されていることを特徴とする液晶装置。
  2. 【請求項2】前記ダミーパターンの前記シール材を通過
    する部分の面積占有率が、前記配線及び前記独立ダミー
    パターンの前記シール材を通過する部分の面積占有率に
    ほぼ等しくなるようにすることを特徴とする請求項1に
    記載の液晶装置。
  3. 【請求項3】前記ダミーパターンが形成される基板に対
    向する基板には、前記ダミーパターンに重なるように対
    向ダミーパターンが設けられ、 前記配線が形成される基板に対向する基板には、前記配
    線及び前記独立ダミーパターンに重なるように対向ダミ
    ーパターンが設けられることを特徴とする請求項1乃至
    2のいずれか一項に記載の液晶装置。
  4. 【請求項4】請求項1乃至3のいずれか一項に記載の液
    晶装置を備えることを特徴とする電子機器。
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